JP2018099983A - 車両用冷却装置 - Google Patents

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Shuhei Uchida
修平 内田
喜正 浅野
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喜正 浅野
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Moritaka Sato
盛貴 佐藤
堀 健二
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Abstract

【課題】後方排気型横置きエンジンの触媒の冷却状態を調整しやすい車両用冷却装置を提供する。【解決手段】後方排気型横置きエンジン6の後方に設けられ、当該エンジン6からの排気を浄化する触媒部13を有する車両の車両用冷却装置50である。車両用冷却装置50は、エンジン6を収容するエンジンルーム2の下部を覆うアンダーカバー3における触媒部13よりも後方に設定される第1開口部31と、第1開口部31を開閉する第1可動カバー51とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用冷却装置に関する。
従来、外気を取り込むことによりエンジンを冷却する車両用冷却装置が周知である。
特許文献1の車両用冷却装置は、エンジンルーム下部を覆うアンダーカバーに開閉部を備える。当該開閉部は、エンジンとラジエターとの間に位置している。この車両用冷却装置では、開閉部を開状態とすることにより、ラジエターを通過した空気は、エンジン前方から排出される。
特開2003−72394号公報
特許文献1の車両用冷却装置では、エンジンルーム後方から排出する空気の量を調節できない。したがって、特許文献1の車両用冷却装置では、車両が後方排気型横置きエンジンを採用する場合に、エンジンの排気を浄化するための触媒の周囲を通過する空気の量を調整できない。このため、特許文献1の車両用冷却装置では、後方排気型横置きエンジンの触媒の冷却状態を調整することが難しい。
本発明は、後方排気型横置きエンジンの触媒の冷却状態を調整しやすい車両用冷却装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、後方排気型横置きエンジンの後方に設けられ、当該エンジンからの排気を浄化する触媒部を有する車両の車両用冷却装置は、前記触媒部よりも後方において、前記エンジンを収容するエンジンルームの下部を覆うアンダーカバーに設定されて前記エンジンルームの内外を連通する第1開口部と、前記第1開口部を開閉する第1可動カバーとを備えることを要旨とする。
この構成によれば、第1可動カバーの可動を通じて、第1開口部の開口量を調整することができる。したがって、触媒部における熱を奪った空気のエンジンルームから外部への排出量を調整することができる。この空気の排出量の調整を通じて、触媒部の冷却状態を調整することができる。なお、第1開口部及び第1可動カバーという簡易な構成であるため、車両重量の増加を抑制するという効果も有する。
上記構成において、前記第1可動カバーは、閉状態からその後端部を下げて前記アンダーカバーよりも下方に位置させることにより前記第1開口部を開放する開状態に移行することが好ましい。
通常、車両は前方に向かって走行するため、空気は前方から後方に向かって流れる。この構成によれば、第1可動カバーは、その後端部を下げることにより第1開口部を開放する開状態に移行するので、空気の流れを妨げにくい。したがって、例えば第1可動カバーの前端部が下がる場合と比較して、エンジンルーム内の空気を外部に好適に排出することができる。
上記構成において、前記触媒部よりも前方において、前記第1可動カバーに設定されて前記エンジンルームの内外を連通する第2開口部と、前記第2開口部を開閉する第2可動カバーとを備えることが好ましい。
この構成によれば、第2開口部を有しない構成と比較して、エンジンルーム内に取り込まれる空気が増える。エンジンルーム内に取り込まれる空気が増えれば、触媒部の熱をより奪うことができるので、より触媒部における冷却効果が高まる。
上記構成において、前記第2可動カバーは、閉状態からその前端部を下げて前記アンダーカバーよりも下方に位置させることにより前記第2開口部を開放する開状態に移行することが好ましい。
通常、車両は前方に向かって走行するため、空気は前方から後方に向かって流れる。この構成によれば、第2可動カバーは、その前端部を下げることにより第2開口部を開放する開状態に移行するので、空気の流れを妨げることなくエンジンルーム内に導くことができる。したがって、例えば第2可動カバーの後端部が下がる場合と比較して、エンジンルーム内へ取り込まれる空気の量が増える。
上記構成において、前記第1可動カバー及び前記第2可動カバーは、互いの開閉状態を連動させる連動機構により連結され、これら前記第1可動カバー及び前記第2可動カバーは、同一の駆動源により開閉状態が切り替えられることが好ましい。
この構成によれば、単一の駆動原により、第1可動カバー及び第2可動カバーの双方を可動させることができるので、車両用冷却装置としての構成数が抑制される。したがって、この構成を採用する車両用冷却装置は、軽量且つ小型である。
なお、第1可動カバー及び第2可動カバーの開閉状態が連動するので、より多くの空気をエンジンルーム内に取り込み、そして排出することができる。したがって、触媒部における冷却効果が高い。
上記構成において、前記エンジンの上方空間を通り前記触媒部に至る空気の通路の開閉状態を切り替えるシャッタを有し、前記シャッタの開閉状態は、前記第1可動カバーの開閉状態と一致するように切り替えられることが好ましい。
この構成によれば、シャッタの開閉状態と第1可動カバーの開閉状態とが連動するので、より多くの空気をエンジンルーム内に取り込み、そして排出することができる。したがって、触媒部における冷却効果が高い。
本発明の車両用冷却装置は、後方排気型横置きエンジンの触媒の冷却状態を調整しやすいという効果を有する。
車両前部の分解斜視図。 車両用冷却装置の斜視図。 車両前部の模式図。 車両用冷却装置の概略構成を示すブロック図。 触媒部を冷却していない状態の車両用冷却装置を示す模式図。 触媒部を冷却している状態の車両用冷却装置を示す模式図。
以下、車両用冷却装置の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、車両1は、エンジンルーム2の下部を覆うアンダーカバー3を備える。また、図3に示すように、車両1は、エンジンルーム2に収容されるラジエター4、ファン5、及びエンジン6の各構成を備える。これらラジエター4、ファン5、及びエンジン6の各構成は、この順番で、車両1の前端部に設けられるグリル7の後方に連続するように設けられている。
なお、エンジン6は、後方排気型の横置きエンジンであって、エンジン本体11と、車両後方側に向かって延びるエキゾーストマニホールド(以下、エキマニ)12とを有する。エキマニ12は、エンジン本体11から排出される排気ガスを浄化する触媒部13が設けられるとともに、マフラー8に接続されている。
車両1が走行すると、空気は、グリル7を介してエンジンルーム2に取り込まれる。これにより、ラジエター4において熱交換が行われエンジン6が冷却される。また、車両1が停車している場合でも、ファン5が駆動することにより、空気は、グリル7を介してエンジンルーム2に取り込まれる。したがって、このような場合でも、ラジエター4において熱交換が行われエンジン6が冷却される。以上、ラジエター4、ファン5、グリル7は、エンジン6を冷却する周知の車両用冷却装置を構成する。
なお、ラジエター4とグリル7との間には、開閉状態が切り替えられるグリルシャッタ15が設けられている。開状態のグリルシャッタ15は、グリル7からエンジンルーム2へ空気が取り込まれることを許容し、閉状態のグリルシャッタ15は、グリル7からエンジンルーム2へ空気が取り込まれることを規制する。したがって、エンジン6の暖機運転中にグリルシャッタ15を閉状態とすれば、ラジエター4による熱交換効率が低下するため、エンジン6の暖機運転時間が短縮される。
また、ラジエター4の上方には、グリル7の上部からエンジン本体11の上方を通過させエキマニ12に空気を供給するためのダクト16及び開閉状態が切り替えられるダクトシャッタ17が設けられている。開状態のダクトシャッタ17は、ダクト16を介してエキマニ12に空気が供給されることを許容し、閉状態のダクトシャッタ17は、ダクト16を介してエキマニ12に空気が供給されることを規制する。したがって、ダクトシャッタ17の開閉状態を切り替えることにより、エキマニ12に設けられる触媒部13の温度を、適温に調整することができる。なお、ダクトシャッタ17がシャッタに相当する。
なお、グリルシャッタ15及びダクトシャッタ17の開閉状態は、後述の制御ECU56(図)により切り替えられる。
図1及び図3に示すように、アンダーカバー3は、車幅方向に拡がる前後2箇所の開口部31,32を有する。
後方側の第1開口部31は、触媒部13の後方下部に位置している。
前方側の第2開口部32は、エンジン本体11と触媒部13との間の下方に設けられている。すなわち、第2開口部32は、エンジン本体11の後方且つ触媒部13の前方に位置している。
さて、図1、図2、及び図3の各図に示すように、車両1は、車両用冷却装置50の構成として、第1可動カバー51、第2可動カバー52と、駆動部53とを備える。
第1可動カバー51は、駆動部53を介して車両の図示しないフレームに支持されるものであって、車幅方向に延びる板状部材である。第1可動カバー51は、第1開口部31の内形よりも若干小さい外形を有している。したがって、第1可動カバー51は、アンダーカバー3と協働して、アンダーカバー3の底面と滑らかに連続する態様で第1開口部31を閉塞する。
第1可動カバー51は、車幅方向両端部の上面に突設されて上方に向かうにつれて前方に傾斜するように延びる第1支持部材61を備える。第1支持部材61の上端部62は、駆動部53を構成する第1リンク82の後端部82bに対し相対回転可能に支持されている。第1支持部材61の下端部63は、図示しない車両フレームに対し相対回転可能に支持されている。
第1可動カバー51は、駆動部53により、第1支持部材61の下端部63を中心に回転変位する。第1可動カバー51は、図5に示すように第1開口部31を塞ぐ第1格納位置から、第1支持部材61の下端部63を中心に時計方向へ回転することにより、図6に示すように第1開口部31を開放する第1展開位置に至る。
なお、第1展開位置に位置する第1可動カバー51は、その後端部51aがアンダーカバー3の下面よりも下方に位置するとともに、前端部51bから後端部51aに向かうにつれて徐々に下降するように傾斜する。
第2可動カバー52は、駆動部53を介して車両の図示しないフレームに支持されるものであって、車幅方向に延びる板状部材である。第2可動カバー52は、第2開口部32の内形よりも若干小さい外形を有している。したがって、第2可動カバー52は、アンダーカバー3と協働して、アンダーカバー3の底面と滑らかに連続する態様で第2開口部32を閉塞する。
第2可動カバー52は、車幅方向両端部の上面に突設されて上方に向かって延びる第2支持部材71を備える。第2支持部材71の上端部72は、駆動部53を構成する第2リンク83の前端部83bに対し相対回転可能に支持されている。第2支持部材71の下端部73は、図示しない車両フレームに対し相対回転可能に支持されている。
第2可動カバー52は、駆動部53により、第2支持部材71の下端部73を中心に回転変位する。第2可動カバー52は、図5に示すように、第2開口部32を閉塞する第2格納位置から、第2支持部材71の下端部73を中心に反時計方向へ回転することにより、図6に示すように第2開口部32を開放する第2展開位置に至る。
なお、第2展開位置に位置する第2可動カバー52は、その前端部52aがアンダーカバー3の下面よりも下方に位置するとともに、前端部52aから後端部52bに向かうにつれて徐々に上昇するように傾斜する。
駆動部53は、第1可動カバー51及び第2可動カバー52のそれぞれが取りうる各位置間を変位させる構成であって、リンク機構54と、モータ55と、制御ECU56とを備える。なお、リンク機構54は連動機構に、モータ55は単一の駆動源に、それぞれ相当する。
なお、以降駆動部53の構成は、第1可動カバー51が第1格納位置に、第2可動カバー52が第2格納位置に、それぞれ位置する場合を例にとり説明する。
リンク機構54は、駆動リンク81、第1リンク82、及び第2リンク83を備える。
駆動リンク81は、上下方向に延びるリンク部材であって、その中央部において、モータ55の駆動に基づき回転する回転軸57に固定されている。
駆動リンク81の下端部81aは第1リンク82の前端部82aに対して、駆動リンク81の上端部81bは第2リンク83の後端部83aに対して、それぞれ相対回転可能に軸支されている。
第1リンク82は、前後方向に延びるリンク部材であって、その前端部82aは駆動リンク81の下端部81aに対して、その後端部82bは、第1支持部材61の上端部62に対して、それぞれ相対回転可能に軸支されている。
第2リンク83は、前後方向に延びるリンク部材であって、その後端部83aは駆動リンク81の上端部81bに対して、その前端部83bは第2支持部材71の上端部72に対して、それぞれ相対回転可能に軸支されている。
図4に示すように、モータ55は、制御ECU56に電気的に接続され、当該制御ECU56によりその駆動が制御される。また、制御ECU56は、グリルシャッタ15の開閉を切り替えるモータ18、及びダクトシャッタ17の開閉を切り替えるモータ19の各モータの駆動を制御する。
制御ECU56は、車速、水温等の図示しない各種検出部に接続されている。制御ECU56は、各種検出部における検出結果を通じて、モータ18,19,55の駆動を制御する。
次に、リンク機構54が動作したときの第1可動カバー51及び第2可動カバー52の変位態様、及びその効果について説明する。
なお、図5に示すように、第1可動カバー51が第1格納位置に、第2可動カバーが第2格納位置に、それぞれ位置する状態を初期状態として説明する。リンク機構54が、この初期状態にあるとき、駆動リンク81は、上下方向に延びている。
なお、初期状態にあるとき、第1格納位置に位置する第1可動カバー51は第1開口部31を、第2格納位置に位置する第2可動カバー52は第2開口部32を、それぞれ閉塞する。このため、第1開口部31及び第2開口部32を介してエンジンルーム2の内外で、空気の入れ替わりが抑制されている。
モータ55の駆動によって、回転軸57が反時計方向に回転すると、その回転は、第1リンク82及び第2リンク83を介して第1可動カバー51及び第2可動カバー52に伝達される。
回転軸57の反時計方向への回転により、第1可動カバー51には、その回転中心となる支持部材61の下端部63に対して、支持部材61の上端部62を後方に向かって押す方向の力が作用する。
このため、第1可動カバー51は、支持部材61の下端部63を中心に時計方向へ回転する。これにより、第1可動カバー51は、その後端部51aがアンダーカバー3の下面よりも下方に位置する第1展開位置まで変位する。したがって、第1開口部31が開放される。
なお、図6に示すように、第1展開位置に位置した第1可動カバー51の前端部51bは、アンダーカバー3の上方、すなわち、エンジンルーム2の内部に進入している。すなわち、第1展開位置の第1可動カバー51は、後方に向かうにしたがい徐々に下降するように傾斜している。このため、前方から後方に向かう空気が第1可動カバー51に遮られにくいので、同図6中に白抜き矢印で示すように、エンジンルーム2の内部から外部へ排出されやすい。
なお、第1開口部31は、触媒部13の後方に位置している。したがって、触媒部13の熱が奪われやすく冷却効果が高い。
一方、第2可動カバー52には、その回転中心となる支持部材71の下端部73に対して、支持部材71の上端部72を前方に向かって押す方向の力が作用する。
このため、第2可動カバー52は、支持部材71の下端部73を中心に反時計方向へ回転する。これにより、第2可動カバー52は、その前端部52aがアンダーカバー3の下面より下方に位置する第2展開位置まで変位する。これにより、第2開口部32が開放される。
なお、図6に示すように、第2展開位置に位置した第2可動カバー52の後端部52bは、アンダーカバー3の上方、すなわち、エンジンルーム2の内部に進入している。すなわち、第2展開位置の第2可動カバー52は、後方に向かうにしたがい徐々に上昇するように傾斜している。このため、同図6中に白抜き矢印で示すように、前方から後方に向かう空気が第2可動カバー52に沿って移動するので、エンジンルーム2の内部に取り込まれやすい。
すなわち、エンジンルーム2内に取り込まれる空気量が増えるので、より触媒部13の冷却効果が高い。
なお、図6に示すリンク機構54の状態を駆動完了状態と規定する。ここで、回転軸57が時計方向に回転すれば、リンク機構54及びが駆動完了状態から初期状態に復帰することは言うまでもない。
制御ECU56は、リンク機構54が駆動完了状態となるように、すなわち第1可動カバー51を第1展開位置に、第2可動カバー52を第2展開位置に、それぞれ変位させるべくモータ55の駆動を制御するとき、グリルシャッタ15及びダクトシャッタ17がそれぞれ開状態となるように、モータ18,19の駆動を制御する。
これにより、グリル7からエンジンルーム2に取り込まれた空気は、図6中に白抜き矢印で示すように、エンジン本体11の上方を通過し、触媒部13に至る。したがって、触媒部13の近傍において、外部からグリル7を介して取り込まれた空気と、外部から第2開口部32を介して取り込まれた空気とが合流する。すなわち、触媒部13に供給される空気量が増すため、触媒部13における熱が奪われやすい。そして、触媒部13における熱を奪った空気は、触媒部13の後方に位置する第1開口部31から排出される。このように、触媒部13における熱を奪った空気がエンジンルーム2内に残らないので、触媒部13の冷却効果が高い。
なお、触媒部13の冷却効果が高まることにより、エンジンルーム2における温度上昇が抑制される。ひいては、エンジンルーム2に設けられる他の車載機器への熱による影響が抑制される。
また、触媒部13の効率的な冷却が可能であることから、車両への後方排気型横置きエンジンの採用が容易になり、クラッシャブルゾーンの確保や車両全体の低重心化が容易となる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、リンク機構54を省略してもよい。この場合、第1可動カバー51と第2可動カバー52とが連動しないので、第1可動カバー51を変位させるためのモータと、第2可動カバー52を変位させるためのモータとを設ける。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態において、第2可動カバー52及び第2開口部32を省略してもよい。このように構成した場合でも、グリル7を介してエンジンルーム2内に取り込まれた空気は、第1開口部31を介して排出されるので、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。また、この構成によれば、車両用冷却装置50は、第1開口部31及び第1可動カバー51という簡易な構成であるため、車両重量の増加を抑制するという効果も有する。
・上記実施形態において、触媒部13の温度が適温に対して低いとき、第1可動カバー51及び第2可動カバー52をそれぞれ格納位置に位置させて、エンジンルーム2内外の空気の入れ替えを抑制することにより、触媒部13の温度上昇を促すことができる。
・上記実施形態において、駆動リンク81は、モータ55の駆動に基づき回転する構成であったが、電気、空気圧、ばね、重力等を利用するものに適宜変更してもよい。
・上記実施形態において、連動機構としてリンク機構54を例示したが、連動機構の構成は、例えばカム機構など、第1可動カバー51及び第2可動カバー52の開閉状態が連動すれば、適宜変更可能である。
1…車両、2…エンジンルーム、3…アンダーカバー、4…ラジエター、5…ファン、6…後方排気型横置きエンジン、7…グリル、8…マフラー、11…エンジン本体、12…エキゾーストマニホールド、13…触媒部、15…グリルシャッタ、16…ダクト、17…ダクトシャッタ(シャッタ)、18,19…モータ、31…第1開口部、32…第2開口部、50…車両用冷却装置、51…第1可動カバー、51a…第1可動カバーの後端部、52…第2可動カバー、52a…第2可動カバーの前端部、53…駆動部、54…リンク機構(連動機構)、55…モータ(駆動源)、56…制御ECU、57…回転軸、61…第1支持部材、71…第2支持部材、81…駆動リンク、82…第1リンク、83…第2リンク。

Claims (6)

  1. 後方排気型横置きエンジンの後方に設けられ、当該エンジンからの排気を浄化する触媒部を有する車両の車両用冷却装置であって、
    前記触媒部よりも後方において、前記エンジンを収容するエンジンルームの下部を覆うアンダーカバーに設定されて前記エンジンルームの内外を連通する第1開口部と、
    前記第1開口部を開閉する第1可動カバーとを備える車両用冷却装置。
  2. 請求項1に記載の車両用冷却装置において、
    前記第1可動カバーは、閉状態からその後端部を下げて前記アンダーカバーよりも下方に位置させることにより前記第1開口部を開放する開状態に移行する車両用冷却装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用冷却装置において、
    前記触媒部よりも前方において、前記第1可動カバーに設定されて前記エンジンルームの内外を連通する第2開口部と、
    前記第2開口部を開閉する第2可動カバーとを備える車両用冷却装置。
  4. 請求項3に記載の車両用冷却装置において、
    前記第2可動カバーは、閉状態からその前端部を下げて前記アンダーカバーよりも下方に位置させることにより前記第2開口部を開放する開状態に移行する車両用冷却装置。
  5. 請求項3又は4に記載の車両用冷却装置において、
    前記第1可動カバー及び前記第2可動カバーは、互いの開閉状態を連動させる連動機構により連結され、これら前記第1可動カバー及び前記第2可動カバーは、同一の駆動源により開閉状態が切り替えられる車両用冷却装置。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の車両用冷却装置において、
    前記エンジンの上方空間を通り前記触媒部に至る空気の通路の開閉状態を切り替えるシャッタを有し、
    前記シャッタの開閉状態は、前記第1可動カバーの開閉状態と一致するように切り替えられる車両用冷却装置。
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