JP6311336B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ページ毎の画像情報を解析して展開される画像データに基づいて画像形成が行われる画像形成装置に関する。
従来より、複写機、プリンタ、ファクシミリ、または複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)と呼称される多機能装置などが、画像形成装置として用いられている。
一般的な画像形成装置においては、画像情報を解析して画像データに展開する画像処理を行う画像処理部、画像データに基づいて電子写真方式でトナー像を形成し、形成したトナー像を記録用紙に転写する作像部、および、記録用紙上のトナー像を定着する定着部(定着装置)などが備えられる。
定着装置においては、未定着のトナー像を定着させるために必要な温度が定着目標温度として予め設定されるが、定着目標温度はトナー像の状態や使用される記録用紙の種類などによって異なる。定着目標温度が異なる条件としては、例えば、記録用紙に付着したトナー量が挙げられる。トナー量が多い場合は、トナーに奪われるエネルギー(熱)が多くなるため、トナー量が少ない場合に比べて定着目標温度を高く設定する必要がある。このため、従来の画像形成装置では、トナー量など画像条件に応じて、1ページ毎に定着目標温度を設定する定着システムが採用されている。
そのような定着システムでは、例えば、モノクロ画像に対しては低温による定着制御を行い、カラー画像に対しては高温による定着制御を行う。この制御では、1枚目がモノクロ画像であり、2枚目がカラー画像であった場合に、2枚目のカラー画像が搬送されて定着装置に到着したときに、その定着目標温度に到達するのに間に合わない低温の状態で通紙させれば低温オフセットが発生し、また、定着目標温度に到達するまで通紙を止めたりまたは減速すると生産性が低下したりするため、事前に昇温を開始する必要がある。
通常、この事前の昇温のために、定着装置を構成する定着器の昇温性能や環境温度に応じた昇温時間がかかる。そこで、定着装置における昇温を行うための種々の技術が提案されている。
例えば特許文献1には、次ページの記録用紙が定着処理を受ける予定時刻から逆算した定着温度切替時刻に次ページの描画処理が完了していない場合に、目標温度を高温にする必要があると推定して即時に高温制御に切り替えることにより、定着温度を次ページの記録用紙が定着処理を受けるタイミングに間に合わせ、これによって生産性の低下を防ぐ技術が開示されている。
特開2013−041218号公報
しかし、上に述べた特許文献1の技術では、次ページが定着装置に到着する時刻が遅れた場合、例えば大容量データの画像であるため画像処理が大幅に遅延した場合であっても、昇温開始のタイミングを変えることなく即座に昇温を開始してしまうため、次ページが定着処理を受けるまでの時間を高温状態で次ページの到着を待つこととなり、不要な消費電力を発生していた。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、画像情報に応じてページ毎に定着温度制御を行う際に、定着目標温度をページ毎の画像処理の進捗情報に基づいたタイミングで設定することにより、不要な消費電力の発生を抑制することを目的とする。
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、ページ毎の画像情報を解析して画像データに展開する画像処理を行う画像処理部と、前記画像データに基づいて記録媒体にページ毎に作像を行う作像部と、ページ毎に設定される定着目標温度となるように温度制御を行って前記記録媒体に対して定着を行う定着部と、制御部と、を備え、前記制御部は、画像情報の解析結果に基づいて前記定着部におけるページ毎の前記定着目標温度を決定し、決定した前記定着目標温度を所定の設定タイミングで前記定着部に設定する温度設定部と、ページ毎の前記定着目標温度の前記設定タイミングを決定するタイミング決定部と、前記画像処理部におけるページ毎の画像処理の進捗情報を取得する進捗情報取得部と、を備え、前記タイミング決定部は、当該ページの前記記録媒体に対して作像速度に基づいて定着の開始が予定されるタイミングである定着予定タイミングと、前記定着部が当該ページの前記定着目標温度に到達するに必要な時間である必要昇温時間と、前記進捗情報とに基づいて、前記設定タイミングを決定し、前記進捗情報取得部は、ページ毎の前記進捗情報を、当該ページの1つ前のページである前ページについての前記画像データを前記作像部に出力するタイミングで取得する。
また、前記タイミング決定部は、当該ページの前記記録媒体に対して作像速度に基づいて定着の開始が予定されるタイミングである定着予定タイミングと、前記定着部が当該ページの前記定着目標温度に到達するに必要な時間である必要昇温時間と、前記進捗情報とに基づいて、前記進捗情報により示される当該ページの未処理分の画像処理時間が基準処理時間より大きい場合に、前記定着予定タイミングと前記必要昇温時間とから求められる基準タイミングよりも所定の延期時間だけ遅くなるように前記設定タイミングを決定するものであり、前記基準処理時間は、前記必要昇温時間から作像時間を減じた時間に基づいて設定され、前記所定の延期時間は、前記進捗情報により示される当該ページの未処理分の画像処理時間以下に設定される。
本発明によると、定着における不要な消費電力の発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の構成の例を示す図である。 画像形成装置の制御部の構成の例を示すブロック図である。 画像処理部における画像処理の例を示す図である。 定着目標温度の決定に用いられる判定基準の例を示す図である。 定着部の温度制御に用いられるパラメータの例を示す図である。 定着部の温度制御の例を示すタイミング図である。 温度制御における設定タイミングを決定する処理の例を示す図である。 定着部の温度制御の例を示すフローチャートである。
〔画像形成装置の全体の構成〕
図1には、一実施形態の画像形成装置1の全体の構成の例が示されている。なお、画像形成装置1は、フルカラーの電子写真方式の作像部、定着部、および制御部などを備えているが、それらの一部の構成について図1では図示が省略されている。
図1において、画像形成装置1は、トナー像形成部10、転写部30、給紙部40、および定着部50などを備える。
トナー像形成部10は、YMCKの各色のトナー像形成部10Y,M,C,Kからなり、電子写真方式によりYMCKの各色のトナー像を形成する。各トナー像形成部10Y,M,C,Kは、感光体11、帯電器12、露光器13、および現像装置20などを備える。露光器13は、ページ毎の画像データに基づいて感光体11上に静電潜像を形成する。現像装置20は現像ローラ21を備え、感光体11の静電潜像を現像する。
転写部30では、トナー像形成部10で形成された各色のページ毎のトナー像が、一次転写ローラ31によって転写ベルト32上に転写により重ね合わせられる。転写ベルト32上に形成されたページ毎のフルカラーのトナー像は、2次転写ローラ33によって記録媒体である用紙PPにページ毎に転写される。
給紙部40では、収納された用紙PPが給紙ローラ41によって1枚ずつ送り出され、転写ベルト32上のトナー像と同期するようにレジストローラ42によって転写位置(2次転写ローラ33の位置)に搬送される。
このようにして、転写位置において、画像データに基づいた画像がページ毎に用紙PP上に作像される。これらトナー像形成部10、転写部30、および給紙部40によって作像部SZが構成される。作像部SZは本発明における「作像部」の例である。
定着部50は、発熱体であるヒータ53を内蔵した加熱ローラ51、および加圧ローラ52などを備える。加熱ローラ51および加圧ローラ52は、互いに接した部分でニップ部を形成し、図示しない駆動源によって回転駆動されて回転する。ヒータ53に電力を供給することによって加熱ローラ51が加熱昇温される。図示しないサーモパイルなどの温度センサにより、定着部50の温度、例えば加熱ローラ51または加圧ローラ52の温度、またはニップ部の温度が検出される。電力制御部(図2参照)によって、ヒータ53に供給する電力が制御され、定着部50の温度が設定された定着目標温度と一致するように自動的に温度制御される。
転写位置を通過した用紙PPは、加熱ローラ51と加圧ローラ52との間のニップ部を通過することにより、トナー像が用紙PPに定着される。定着された用紙PPは、排紙ローラ61によって排出される。
このように、定着部50は、ページ毎に設定される定着目標温度となるように温度制御が行われ、用紙PPに対して定着を行う。定着部50および後に述べる定着電力制御部73は、本発明における「定着部」および「定着装置」の例である。
〔制御部の全体の構成〕
図2には、画像形成装置1の制御部70の構成の例が示されている。
図2において、画像形成装置1には、ネットワークNWを介して、外部機器3、例えばパーソナルコンピュータまたはスキャナーなどに接続され、外部機器3などからプリントジョブやスキャンデータなどが入力される。
制御部70には、画像処理部71、エンジン制御部72、および定着電力制御部73などが設けられる。また、図示しない操作部および表示部が設けられる。制御部70は、例えば、CPU、RAM、プログラムが記憶されたROM、I/F装置、その他の電子装置などから構成することが可能である。
画像処理部71は、ページ毎の画像情報GJを解析して画像データGDに展開する画像処理を行う。そのため、画像処理部71には、画像解析部711、画像展開部712、進捗情報取得部713、および画像出力部714などが設けられる。
画像解析部711は、入力されたプリントジョブやスキャンデータなどからページ毎の画像情報GJを抽出し、抽出した画像情報GJを解析する。画像情報GJには、モノクロまたはカラーの文字、グラフィック、およびイメージなどが含まれる。画像情報GJにはページ記述言語が含まれることがある。
画像解析部711は、画像情報GJを解析する(判別する)ことにより、文字、グラフィック、またはイメージが含まれるか否か、それらがモノクロかまたはカラーかなどを示す解析結果情報JKを出力する。
画像展開部712は、画像情報GJに基づいて、ページ毎の文字、グラフィック、またはイメージなどのデータを、またはそれらを中間言語で表現したデータを、ラスタ形式またはビットマップ形式の画像データGDに展開し、これを画像出力部714のフレームメモリに書き込む。
進捗情報取得部713は、画像処理部71におけるページ毎の画像処理の進捗情報SDを取得する。進捗情報SDとして、ページ毎の画像処理の進捗度合いSDR、またはページ毎の未処理分の画像処理時間TDが含まれる。
進捗度合いSDRとして、例えば、各ページにおいて画像データGDへの展開を終えた割合が用いられる。また、未処理分の画像処理時間TDは、例えば、残りの画像情報GJを展開するのに要する処理時間〔sec〕である。
また、進捗情報SDを、画像情報GJに含まれるページ記述言語の解析中のオブジェクトの種類に基づいて取得することが可能である。つまり、ページ記述言語にもよるが、例えばそれがPostScriptである場合には、画像情報GJは、イメージ、文字、グラフィックの順に解析され展開されることを利用し、その時点で解析中のオブジェクトがイメージ、文字、またはグラフィックのいずれであるかを、進捗情報SDとして用いることが可能である。
また、各画像データGDは、カラー、モノクロ、ブランクによっておおよその処理時間が異なるため、これを進捗情報SDに用いることが可能である。例えば、1ページ分の画像データGDを展開するのに要するおおよその時間が、カラーデータで1sec、モノクロデータで0.5sec、ブランク部で0.2secであるとみなし、これに基づいて未処理分の画像処理時間TDを算出してもよい。これらの時間は種々変更することが可能である。
また、進捗情報SDを、画像情報GJに含まれるページ記述言語の解析結果である中間言語のうち、ラスタライズされた、つまりラスタ形式の画像データGDに展開されたバンド数に基づいて取得することが可能である。
画像出力部714は、ページ毎に展開された画像データGDを書き込んで登録する。画像出力部714は、ページ毎に登録することが可能であり、また、1ページを複数のバンドに区分けして登録することも可能である。
図3には画像処理部71における画像処理の例が示されている。
図3において、入力されたプリントジョブは、効率的な処理のために複数のバンドに分割された中間データに変換され、この状態で次の処理のために待機する。この中間データは、カラー、モノクロ、ブランクなどの簡易的な情報を格納することができる。
その後、中間データは、順次、ラスタライズ処理を受けてラスタ形式の画像データGDに展開され、展開済み(処理済み)の画像データGDとしてバンド毎に画像出力部714に書き込まれる。このとき、各画像データGDは、カラー、モノクロ、文字、グラフィック、またはイメージなどの解析結果情報JKを属性情報として持つこととなる。
進捗情報取得部713は、画像出力部714に書き込まれた1ページ内の処理済みの画像データGDと、1ページ内の未処理分のデータとに基づいて、進捗度合いSDRまたは未処理分の画像処理時間TDなどの進捗情報SDを取得することが可能である。
画像出力部714に1ページ分の画像データGDが揃ったときに、当該ページの画像データGDが登録済みとなり、当該ページの画像データGDをエンジン制御部72へ転送することが可能となる。
エンジン制御部72は、画像処理部71から出力された画像データGDおよび進捗情報SDなどを受信し、これらに基づいて作像部SZを制御する。なお、このとき、画像データGDには解析結果情報JKが含まれる。
また、エンジン制御部72は、作像部SZに設けられたモータ、ソレノイド、クラッチ、その他の機能部材を駆動するための制御も行う。
エンジン制御部72には、画像データ受信部721、進捗情報受信部722、定着温度記憶部723、温度設定部724、およびタイミング決定部725などが設けられる。
画像データ受信部721は、画像処理部71に送信した転送許可信号に対応して転送されてくるページ毎の画像データGDを、画像処理部71から受信する。
進捗情報受信部722は、画像処理部71から転送されてくる進捗情報SDを受信する。進捗情報SDを受信するタイミングは、種々のタイミングとすることが可能である。例えば、当該ページの進捗情報SDを、その1つ前のページである前ページの画像データGDと同時に受信するようにしてよい。その場合には、転送許可信号に対応して、あるページの画像データGDとその次のページの進捗情報SDを受信することができ、転送処理が簡便である。また、後で述べるように、定着目標温度を定着電力制御部73に設定するタイミング(設定タイミング)またはその直前のタイミングで進捗情報SDを受信するようにしてもよい。その場合には、最新の進捗情報SDを得ることができる。
なお、画像データ受信部721が受信した画像データGDの中に進捗情報SDが含まれる場合は、進捗情報受信部722は、画像データ受信部721が受信した画像データGDから進捗情報SDを抽出するようにしてもよい。
なお、進捗情報受信部722および進捗情報取得部713は、本発明における「進捗情報取得部」の例である。
定着温度記憶部723は、種々の条件に応じた定着目標温度EM、または定着目標温度EMを決定するための判定基準などの情報を記憶する。
図4には定着目標温度EMの決定に用いられる判定基準の例が、図5には定着部50の温度制御に用いられるパラメータの例が、それぞれ示されている。
図4において、画像データGDの属性情報に基づいて、定着目標温度EMが「高温」「中温」「低温」のいずれかに定められている。例えば、画像データGDがモノクロの文字のみである場合は、定着目標温度EMを「低温」とする。画像データGDがモノクロの文字とグラフィックである場合は、定着目標温度EMを「中温」とし、これがカラーである場合は「高温」とする。この判定基準は、トナー像のトナー量に応じて温度を決定するということに基づく。
したがって、例えば、「高温」が画像形成装置1における通常の定着温度であった場合に、「中温」はその温度に対して−5℃、「低温」はその温度に対して−10℃のように決めればよい。
また、定着目標温度EMとして、具体的な数値を記憶しておいてもよい。例えば、「高温」を190℃とした場合に、「高温」「中温」「低温」に代えて、例えば190、185、180などの数値を記憶しておいてよい。また、具体的な数値を算出するための演算式、係数、定数などを記憶しておいてもよい。また、温度テーブルを記憶しておき、入力された条件信号に対応して温度を示す情報を出力するようにしてもよい。
このように、定着温度記憶部723は、入力された条件に応じて、定着目標温度EMを示す数値、識別信号、その他の情報を出力する。
温度設定部724は、画像情報GJの解析結果に基づいて、定着部50におけるページ毎の定着目標温度EMを決定し、決定した定着目標温度EMを所定の設定タイミングtsで定着部50に設定する。
つまり、温度設定部724は、画像データGDに含まれる解析結果情報JKなどに基づいて、定着温度記憶部723などを参照してページ毎の定着目標温度EMを決定し、その定着目標温度EMを、タイミング決定部725によるタイミングで定着電力制御部73に設定する。
タイミング決定部725は、ページ毎の定着目標温度EMの設定タイミングtsを決定する。設定タイミングtsの決定に当たって、基本的には、各ページの用紙PPが定着部50に突入するときに定着部50においてそのページに対する定着目標温度EMへの到達がちょうど完了するように、設定タイミングtsが決定される。そのため、設定タイミングtsの決定のために進捗情報SDが用いられる。また、そのページのための設定タイミングtsにおいてそのページの画像データGDへの展開が未完了であった場合でも、進捗情報SDを用いて「高温」とする必要があるか否かを判定する。
これによって、不要な前倒しの昇温が抑制され、定着部50における消費電力の無駄を抑えることができる。
すなわち、タイミング決定部725は、当該ページの用紙PPに対して作像速度に基づいて定着の開始が予定されるタイミングである定着予定タイミングtyと、定着部50が当該ページの定着目標温度EMに到達するに必要な時間である必要昇温時間TTと、進捗情報SDとに基づいて、設定タイミングtsを決定する。
また、タイミング決定部725は、進捗情報SDにより示される当該ページの画像処理の進捗度合いSDRが基準進捗度合いKSDRより小さい場合に、定着予定タイミングtyと必要昇温時間TTとから求められる基準タイミングtkよりも所定の延期時間TRだけ遅くなるように、設定タイミングtsを決定することができる。
また、タイミング決定部725は、進捗情報SDにより示される当該ページの未処理分の画像処理時間TDが基準処理時間TEより大きい場合に、定着予定タイミングtyと必要昇温時間TTとから求められる基準タイミングtkよりも所定の延期時間TRだけ遅くなるように、設定タイミングtsを決定することができる。
また、温度設定部724は、定着目標温度EMを設定するタイミングに応じて、例外的な温度を定着目標温度EMとして決定することができる。
すなわち、例えば、温度設定部724は、当該ページにおける基準タイミングtkから所定の延期時間TRが経過するまでの間において、定着目標温度EMを、定着目標温度EMとして設定される範囲における最も低い温度である「低温」に設定する。これによっても、消費電力の低減が図られる。
また、例えば、温度設定部724は、当該ページの画像データGDの画像処理が完了していない場合であってかつ進捗情報SDにより示される当該ページの未処理分の画像処理時間TDが基準処理時間TEより小さい場合に、当該ページの定着目標温度EMを、定着目標温度EMとして設定される範囲における最も高い温度である「高温」に設定する。
さて、温度設定部724において、必要昇温時間TTを算出する。例えば、前ページの定着目標温度EMを「EM1」〔℃〕、当該ページの定着目標温度EMを「EM0」〔℃〕、昇温速度を「Tup」〔℃/sec〕とすると、必要昇温時間TTは、次の(1)式で求められる。
TT=(EM0−EM1)/Tup ……(1)
また、温度設定部724は、定着部50に設けられた温度センサにより検出された温度STに基づいて、種々の温度を算出することができる。例えば、ある時点で検出された温度STを「ST1」〔℃〕とすると、必要昇温時間TTを、次の(2)式で求めることもできる。
TT=(EM0−ST1)/Tup ……(2)
また、タイミング決定部725において、定着予定タイミングtyを算出することが可能である。例えば、用紙PPの定着突入間隔つまり前ページが定着部50に突入してから当該ページが定着部50に突入するまでの時間を「TB」〔sec〕とすると、当該ページの定着予定タイミングtyは、前ページが定着部50に突入してから「TB」〔sec〕後となる。
なお、定着突入間隔TBは、基本的には作像部SZにおける作像速度に基づいて決定される。例えば、作像速度が30PPMであれば、定着突入間隔TBは2〔sec〕である。定着突入間隔TBおよび定着予定タイミングtyは、エンジン制御部72における他の制御要素から取得することも可能であり、また、作像部SZにおけるセンサーなどの信号に基づいて取得することも可能である。
また、タイミング決定部725は、上に述べた基準タイミングtkを、次の(3)式で求めることができる。
tk=ty−TT ……(3)
すなわち、当該ページについての基準タイミングtkは、当該ページの定着予定タイミングtyから当該ページ毎の必要昇温時間TTを逆算した時間(タイミング)である。
また、前ページが実際に定着に突入したタイミング、つまり前ページの定着突入タイミングを基準にすると、基準タイミングtkは、前ページの定着突入タイミングから(TB−TT)後のタイミングである。
進捗度合いSDRが基準進捗度合いKSDRより小さい場合に、または未処理分の画像処理時間TDが基準処理時間TEより大きい場合に、設定タイミングtsは、次の(4)式のように基準タイミングtkよりも所定の延期時間TRだけ遅くなるように決定される。
ts=tk+TR ……(4)
この場合に、当該ページの実際の定着突入タイミングtjは、その定着予定タイミングtyよりも所定の延期時間TRだけ遅くなる。
なお、この場合に、基準タイミングtkを延期時間TRだけ加算したものに再設定すると考えることも可能である。つまり、
tk=tk+TR
ここで、所定の延期時間TRは、当該ページの未処理分の画像処理時間TD以下の時間である。つまり、
TR≦TD ……(5)
である。例えば延期時間TRを未処理分の画像処理時間TDとしてもよい。
ここで基準処理時間TEは、次の(6)式で求めることができる。
TE=TT−TC ……(6)
但し、TCは作像部SZにおいて1ページの作像に要する時間である。
すなわち、基準処理時間TEは、必要昇温時間TTから作像時間TCを差し引いた時間として求めることができる。また、これに補正時間を加算または減算して延期時間TRの設定に余裕を持たせておいてもよい。
また、基準進捗度合いKSDRおよび基準処理時間TEは、画像処理部71における画像処理の速さ、作像部SZの作像速度などを考慮して決定することも可能である。例えば、当該ページの画像処理を完了したときの進捗度合いSDRを100%とすると、基準進捗度合いKSDRを、例えば、40%、50%などと決めておくことも可能である。
定着電力制御部73は、画像形成装置1に供給される交流電力を入力とし、スイッチング素子を用いた位相制御などによってヒータ53に供給する電力を制御する。定着電力制御部73には、エンジン制御部72から定着目標温度EMが所定の設定タイミングtsで設定され、そのタイミングで、定着目標温度EMに向けた昇温のための電力制御が開始される。
定着電力制御部73は、また、エンジン制御部72からの指令に応じて、用紙PPが定着部50を通過したタイミングで、その温度を所定の低い温度まで低下させることができる。また、定着目標温度EMが設定された後、再度異なる定着目標温度EMが設定された場合には、最新の定着目標温度EMが設定されることとなる。
〔タイミング図による温度制御の説明〕
次に、定着部50における温度制御の例を、図6および図7のタイミング図を用いて説明する。
図6には、プリントジョブとして1ページ目から5ページ目までの合計5ページの画像情報GJ1が入力された場合の、画像処理部71における画像処理、作像部SZによる用紙PPへの作像、定着部50による用紙PPの定着、およびエンジン制御部72の制御動作の例が示されている。この例の画像情報GJ1は、3ページ目のデータ量が多いため画像処理に多くの時間がかかり、そのため画像形成の速度(プリント速度)が低下している例である。
時刻t11においてプリントジョブが投入されると、1ページ目の画像処理を開始する。また、作像部SZにおいて、必要に応じてウオーミングアップを行い、定着部50において定着目標温度EMへの昇温を行う。
時刻t12で1ページ目の画像処理、つまり画像解析および画像展開(ラスタライジング)が終わると、時刻t21において、その画像データGD1を画像出力部714に登録する。これと同時に、2ページ目の画像処理を開始する。
時刻t22において、エンジン制御部72のウオーミングアップの完了にともなって転送許可信号を受信すると、1ページ目の画像データGD1をエンジン制御部72に送信する。このとき、同時に2ページ目の進捗情報SD2を送信する。1ページ目の画像データGD1の送信を終えると、1ページ目の画像データGD1を画像出力部714から削除する。
作像部SZは、受信した画像データGD1に基づいて、時刻t32において1ページ目の作像を開始し、時刻t33において作像を終える。この間が作像時間TCである。作像部SZでの作像が終わると、1ページ目の用紙PPは時刻t41において定着部50に突入し、時刻t42において定着を終える。
時刻t33において1ページ目の作像を終えると、時刻t24において画像処理部71に2ページ目の転送許可信号を送信する。これに対応して、画像処理部71からエンジン制御部72に、2ページ目の画像データGD2と3ページ目の進捗情報SD3を送信する。
エンジン制御部72は、2ページ目の画像データGD2を受信すると、作像部SZが時刻t34から2ページ目の作像を開始する。
さて、2ページ目の用紙PPが定着部50に突入するタイミング、つまり2ページ目の定着予定タイミングtyは、1ページ目の定着突入タイミングであった時刻t41から定着突入間隔TBの後である。また画像データGD2などに基づいて必要昇温時間TTが求められ、2ページ目の基準タイミングtkが時刻t52と決定される。
時刻t52において、2ページ目の進捗情報SD2に基づいて、その定着予定タイミングtyが予定通りでよいかどうかが判断される。
すなわち、2ページ目の画像処理は順調に進んだだめ、時刻t13の時点において画像処理を90%程度終え進捗情報SD2で示される未処理分の画像処理時間TDは僅かである。したがって、未処理分の画像処理時間TDが基準処理時間TE以下となり、その時刻t52に定着目標温度EMを設定することによって、定着部50の昇温が2ページ目の定着突入タイミングである時刻t43にちょうど間に合う。したがって、定着予定タイミングtyであった時刻t52を設定タイミングtsと決定し、実際にそのタイミングで定着目標温度EMを設定する。これによって、定着目標温度EMが切り替えられ、更新される。設定タイミングtsは、定着目標温度EMの切り替えタイミングでもある。
3ページ目については、画像処理に時間がかかっているため、時刻t24において画像処理を終えたのは30%程度であり、画像データGD2とともに送信された進捗情報SD3では、未処理分の画像処理時間TDが大きい。そのため、3ページ目の基準タイミングtkである時刻t53において、未処理分の画像処理時間TDが基準処理時間TEを越え、設定タイミングtsは時刻t53から延期時間TRだけ延期された時刻t54となる。つまり、3ページ目の定着目標温度EMへの切り替えが行われる設定タイミングtsは、基準タイミングtkではなく、それよりも延期時間TRだけ延期された時刻t54である。
一方、3ページ目の画像データGD3は、時刻t27においてエンジン制御部72が受信し、時刻t36から作像が開始され、時刻t45から定着が開始される。3ページ目の定着目標温度EMが時刻t54に設定されたため、定着部50の昇温が3ページ目の定着突入タイミングである時刻t45にちょうど間に合う。
4ページ目および5ページ目については、画像処理が順調であったため、定着予定タイミングtyがそのまま設定タイミングtsとなり、全ての用紙PPについての作像および定着が完了する。
図7(A)は未処理分の画像処理時間TDが基準処理時間TE以下である場合を示し、図7(B)は未処理分の画像処理時間TDが基準処理時間TEを越える場合を示す。
図7(A)において、時刻tmにおいて必要昇温時間TTが算出された後、基準タイミングtkと定着予定タイミングtyから、未処理分の画像処理時間TDが基準処理時間TE以下であることが判断される。これによって、基準タイミングtkを設定タイミングtsとして決定する。
図7(B)において、時刻tmにおいて必要昇温時間TTが算出された後、基準タイミングtkと定着予定タイミングtyから、未処理分の画像処理時間TDが基準処理時間TEを越えることが判断される。そのため、基準タイミングtkを延期時間TRだけ延期したタイミングを設定タイミングtsとして決定する。これにより、実際の定着突入タイミングtjは、延期時間TRだけ遅くなる。
〔フローチャートによる定着部の温度制御の説明〕
次に、定着部50における温度制御の例を図8のフローチャートを用いて説明する。
図8において、前ページが定着処理を受けるより充分に前のタイミングで、例えば前ページと当該ページの定着目標温度EMの差が最大である場合を想定したタイミングで、前ページと当該ページの定着目標温度EMの差から、当該ページの定着目標温度EMに到達させるために必要な必要昇温時間TTを算出する(#11)。このときに、前ページの画像処理が終わっていない場合に、当該ページの定着目標温度EMを「高温」に仮設定して算出を行えばよい。
前ページが定着処理を受けたタイミングから必要昇温時間TTを逆算し、当該ページに向けた定着目標温度EMを設定するための基準タイミングtkを算出する(#12)。
基準タイミングtkとなったタイミングで(#13でイエス)、当該ページの画像処理が完了したか否かを判断する(#14)。画像処理が完了していれば(#14でイエス)、当該ページの定着目標温度EMを設定する(#15)。
当該ページの画像処理が完了していなければ(#14でノー)、進捗情報SDをチェックする(#16)。つまり、未処理分の画像処理時間TDが基準処理時間TE以下であるか否かを判断する。未処理分の画像処理時間TDが基準処理時間TE以下であれば(#16でイエス)、定着目標温度EMを高温と判定し、高温を定着目標温度EMとして設定する(#17)。
未処理分の画像処理時間TDが基準処理時間TEを越えれば(#16ノー)、当該ページの定着予定タイミングtyが遅れるため、進捗情報SDの未処理分の画像処理時間TDから当該ページの実際の定着突入タイミングを算出し、基準タイミングtkを延期するように修正する(#18)。これによって、基準タイミングtkは、tk=tk+TRに再設定される。そして、ステップ#13に戻り、基準タイミングtkとなるのを待つ。この待っている間において、当該ページの定着目標温度EMを低温に設定しておいてもよい。
なお、ステップ#18において、基準タイミングtkを延期時間TRだけ遅らせたタイミングを設定タイミングtsとし、設定タイミングtsにおいて定着目標温度EMを設定して終了としてもよい。
〔実施形態の効果〕
上に述べた実施形態の画像形成装置1では、定着目標温度EMの設定タイミングtsについて、定着予定タイミングtyを用いることの可否を進捗情報SDを用いて予め判断し、未処理分の画像処理時間TDが基準処理時間TEを越える場合に延期時間TRだけ延期させた時刻を設定タイミングtsとする。つまり、進捗情報SDを用いて、定着目標温度EMの設定タイミングtsを精度よく決定することができる。
これによって、定着部50の温度を不必要な高温とすることなく、定着における不要な消費電力の発生を抑制することができる。また、定着部50の昇温が定着に間に合わなくなることがなく、定着目標温度EMの切り替えに起因する生産性低下を防止することができる。
また、延期時間TRの間において、定着目標温度EMを低温とすることにより、この間における消費電力を低減することができる。
〔その他〕
上の実施形態の画像形成装置1において、定着目標温度EMを「高温」「中温」「低温」とした例を示したが、「温度1」「温度2」「温度3」…「温度N」などとしてもよい。
上の実施形態において、定着電力制御部73を制御部70の一部として説明したが、定着電力制御部73を定着部50の一部とすることも可能である。
その他、トナー像形成部10、転写部30、給紙部40、定着部50、画像処理部71、エンジン制御部72、定着電力制御部73、作像部SZ、または画像形成装置1の各部または全体の構成、構造、形状、個数、配置、時間、処理の内容、処理の流れ、処理のタイミングなどは、本発明の主旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置
10 トナー像形成部
30 転写部
40 給紙部
50 定着部
70 制御部
71 画像処理部
711 画像解析部
712 画像展開部
713 進捗情報取得部
714 画像出力部
72 エンジン制御部
721 画像データ受信部
722 進捗情報受信部
723 定着温度記憶部
724 温度設定部
725 タイミング決定部
73 定着電力制御部
SZ 作像部
PP 用紙(記録媒体)
GJ 画像情報
GD 画像データ
SD 進捗情報
TB 定着突入間隔
TC 作像時間
TD 未処理分の画像処理時間
TE 基準処理時間
TR 延期時間
TT 必要昇温時間
ts 設定タイミング
ty 定着予定タイミング
tk 基準タイミング
EM 定着目標温度

Claims (9)

  1. 画像形成装置であって、
    ページ毎の画像情報を解析して画像データに展開する画像処理を行う画像処理部と、
    前記画像データに基づいて記録媒体にページ毎に作像を行う作像部と、
    ページ毎に設定される定着目標温度となるように温度制御を行って前記記録媒体に対して定着を行う定着部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    画像情報の解析結果に基づいて前記定着部におけるページ毎の前記定着目標温度を決定し、決定した前記定着目標温度を所定の設定タイミングで前記定着部に設定する温度設定部と、
    ページ毎の前記定着目標温度の前記設定タイミングを決定するタイミング決定部と、
    前記画像処理部におけるページ毎の画像処理の進捗情報を取得する進捗情報取得部と、 を備え、
    前記タイミング決定部は、当該ページの前記記録媒体に対して作像速度に基づいて定着の開始が予定されるタイミングである定着予定タイミングと、前記定着部が当該ページの前記定着目標温度に到達するに必要な時間である必要昇温時間と、前記進捗情報とに基づいて、前記設定タイミングを決定
    前記進捗情報取得部は、ページ毎の前記進捗情報を、当該ページの1つ前のページである前ページについての前記画像データを前記作像部に出力するタイミングで取得する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記タイミング決定部は、前記進捗情報により示される当該ページの画像処理の進捗度合いが基準進捗度合いより小さい場合に、前記定着予定タイミングと前記必要昇温時間とから求められる基準タイミングよりも所定の延期時間だけ遅くなるように前記設定タイミングを決定する、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記タイミング決定部は、前記進捗情報により示される当該ページの未処理分の画像処理時間が基準処理時間より大きい場合に、前記定着予定タイミングと前記必要昇温時間とから求められる基準タイミングよりも所定の延期時間だけ遅くなるように前記設定タイミングを決定する、
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記基準処理時間は、前記必要昇温時間から作像時間を減じた時間に基づいて設定され、
    前記所定の延期時間は、前記進捗情報により示される当該ページの未処理分の画像処理時間以下に設定される、
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 画像形成装置であって、
    ページ毎の画像情報を解析して画像データに展開する画像処理を行う画像処理部と、
    前記画像データに基づいて記録媒体にページ毎に作像を行う作像部と、
    ページ毎に設定される定着目標温度となるように温度制御を行って前記記録媒体に対して定着を行う定着部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    画像情報の解析結果に基づいて前記定着部におけるページ毎の前記定着目標温度を決定し、決定した前記定着目標温度を所定の設定タイミングで前記定着部に設定する温度設定部と、
    ページ毎の前記定着目標温度の前記設定タイミングを決定するタイミング決定部と、
    前記画像処理部におけるページ毎の画像処理の進捗情報を取得する進捗情報取得部と、 を備え、
    前記タイミング決定部は、当該ページの前記記録媒体に対して作像速度に基づいて定着の開始が予定されるタイミングである定着予定タイミングと、前記定着部が当該ページの前記定着目標温度に到達するに必要な時間である必要昇温時間と、前記進捗情報とに基づいて、前記進捗情報により示される当該ページの未処理分の画像処理時間が基準処理時間より大きい場合に、前記定着予定タイミングと前記必要昇温時間とから求められる基準タイミングよりも所定の延期時間だけ遅くなるように、前記設定タイミングを決定するものであり、
    前記基準処理時間は、前記必要昇温時間から作像時間を減じた時間に基づいて設定され、
    前記所定の延期時間は、前記進捗情報により示される当該ページの未処理分の画像処理時間以下に設定される、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記進捗情報取得部は、ページ記述言語の解析結果である中間言語のラスタライズされたバンド数に基づいて前記進捗情報を取得する、
    請求項2ないしのいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記進捗情報取得部は、ページ記述言語の解析中のオブジェクトの種類に基づいて前記進捗情報を取得する、
    請求項2ないしのいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記温度設定部は、当該ページにおける前記基準タイミングから前記所定の延期時間が経過するまでの間において、前記定着目標温度を、定着目標温度として設定される範囲における最も低い温度である低温に設定する、
    請求項ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記温度設定部は、当該ページの画像データの画像処理が完了していない場合であってかつ前記進捗情報により示される当該ページの未処理分の画像処理時間が基準処理時間より小さい場合に、当該ページの前記定着目標温度を、定着目標温度として設定される範囲における最も高い温度である高温に設定する、
    請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
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