JP6309383B2 - 自動取引装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動取引装置に関する。
銀行等の金融機関だけでなく、デパート等の商業施設や、コンビニエンスストア等の種々の場所に自動取引装置、例えば、現金自動預け払い機(ATM;automated teller machine )が設置されている。自動取引装置は、タッチパネルを用いた操作部により顧客(利用者)の操作入力を受け付ける方式が広く採用されている(特許文献1参照)。この操作部は、表示装置に表示される操作画面に示された操作内容に沿った種々の操作入力領域(操作ボタン等)に利用者が触れることにより、その操作入力を受け付ける装置である。
特許文献1には、タッチパネルの操作入力の検出パターンでその操作の妥当性を判断し、真の取引操作でないと判断した場合は、タッチパネルによる操作を無効にする機能(以下、「自動キャンセル機能」とも呼ぶ)、および、そのタッチパネルの下方に配置された表示部に、無効にされた操作の種類に応じた案内を表示する機能を有する自動取引装置が開示されている。この自動取引装置では、自動キャンセル機能により、例えば、タッチパネル表面に付着したゴミ等の異物、あるいは、故障によるタッチパネルの誤入力や、虫等の侵入による誤入力等を防止することが可能である。
特開2010−282309号公報
しかし、特許文献1に記載された自動取引装置は、上記のように、顧客が操作するタッチパネルの下方に配置された表示部に、無効にされた操作の種類に応じた案内を表示するものであり、自動取引装置を管理する側の係員や保守員等の作業員に直接通知することは想定されていない。このため、作業員が案内表示に気付かずに、異物が付着した状態や故障した状態等のタッチパネルに異常が発生した状態が長時間放置され、顧客の操作性を低下させてしまうことが懸念される。特に、自動取引装置の背面で作業員が種々の作業を行なうタイプの自動取引装置は、顧客が対面する前装置面側と作業員が対面する装置背面側とが壁で区切られるため、作業員が装置背面側から装置前面側を視認することができない場合が多い。このため、仮に、利用者側の表示部に案内が表示されていたとしても、作業員がそれに気付きにくく、その結果、タッチパネルに異常が発生した状態が長時間放置され、顧客の操作性を低下させてしまう可能性が高くなる。
また、自動取引装置では、通常、タッチパネルの軽微な故障(例えば、タッチパネルのセンサが1箇所故障する等)が発生しても、装置を停止させることはない。このため、タッチパネルの軽微な故障について作業員が気付きにくくなっており、故障のあるタッチパネルが点検や交換等されることなく長時間放置され、結果として顧客の操作性を低下させてしまうことも懸念される。
そこで、本発明は、装置前面側に配置されて顧客の入力を受け付けるタッチパネルの異常発生を検知して装置背面の作業員に通知して、発生した異常に対応する作業の実行を作業員に促すことが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、装置前面側に配置された顧客操作部に含まれる顧客向けタッチパネルの入力検知状態を検査する際に、顧客検知部による顧客の接近が未検出な状態で、前記顧客向けタッチパネルの同一座標領域における入力が検知される回数が複数である異常入力が発生した場合に、前記顧客向けタッチパネルの前記異常入力に関する情報を前記作業員向け表示部で表示させる。
本発明によれば、タッチパネルに発生した異常入力に関する情報を装置背面側に居る作業員に通知することができるので、発生した異常に応じた対応する作業の実行を作業員に促すことができる。これにより、作業員は、発生した異常に応じた作業、例えば、顧客向けタッチパネルの汚れに対応する清掃や、顧客向けタッチパネルの故障に対応する点検等、を迅速に行うことが可能である。この結果、顧客の操作性を向上させることが可能である。
本発明の一実施形態としての自動取引装置の外観を模式的に示す説明図である。 図1に示した自動取引装置の内部構成を概略的に示す説明図である。 作業員操作部の作業員向け表示部に表示される作業員処理メニュー画面を示す説明図である。 リセット処理中に顧客操作部の顧客向け表示部及び作業員操作部の作業員向け表示部に表示される画面を示す説明図である。 顧客向けタッチパネルの入力検知状態を検査する処理フローを示す説明図である。 顧客向けタッチパネルの入力検知状態を検査する処理フローを示す説明図である。 顧客向けタッチパネルの入力検知状態を検査する処理フローを示す説明図である。 清掃要通知画面の一例を示す説明図である。 要清掃領域画面の一例を示す説明図である。 点検要通知画面の一例を示す説明図である。 保守処理の実行時に作業員操作部の作業員向け表示部に表示される保守処理メニュー画面を示す説明図である。 寿命管理の処理の実行時に作業員操作部の作業員向け表示部に表示される寿命管理メニュー画面を示す説明図である。 顧客操作部の顧客向けタッチパネルの寿命管理において実行される異常入力を検査する処理フローを示す説明図である。 寿命管理情報画面として表示される清掃要通知画面の一例を示す説明図である。 清掃要通知が印字された明細票の一例を示す説明図である。 点検要通知画面の一例を示す説明図である。 点検要通知が印字された明細票の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態の自動取引装置として現金自動預け払い機等の現金自動取引装置(以下、「ATM」と呼ぶ)を実施形態の自動取引装置の例として説明する。
A.実施形態:
図1は、本発明の一実施形態としての自動取引装置100の外観を模式的に示す説明図である。この現金自動取引装置(ATM)100は、壁で仕切られた顧客側スペースにある装置前面側に、装置を利用する顧客が操作する顧客操作部10と、顧客の接近を検知する顧客検知センサ30と、顧客の顔及び上半身を撮影するカメラ32と、顧客操作部10の動作を切り替える作業員スイッチ40と、を備えている。また、ATM100は、作業員側スペースにある装置背面側に作業扉102を備えており、作業扉102を開けた装置内部に係員や保守員等の作業員が操作する作業員操作部20を備えている。作業員は、作業扉を開くことにより作業員操作部20を操作することができる。なお、作業扉102には、作業扉102を閉じたままで作業員操作部20の表示を確認するための確認窓104が設けられている。
図2は、図1に示した自動取引装置100の内部構成を概略的に示す説明図である。ATM100は、図1に示した顧客操作部10と作業員操作部20と顧客検知センサ30とカメラ32と作業員スイッチ40に加えて、明細票の印字及び発行を行なう明細票印字部50と、これらの動作を制御する制御部60と、を備えている。
顧客操作部10は、顧客による入力を受け付けるタッチパネル11と、タッチパネル11の動作を制御するタッチパネル制御部(以下、「TP制御部」とも呼ぶ)12と、タッチパネル11の下面に配置されて顧客に対する顧客向け情報を表示する表示部13と、表示部13の動作を制御する表示制御部14と、を備えている。顧客による入力を受け付けるタッチパネル11が本発明の顧客向けタッチパネルに相当し、表示部13が本発明の顧客向け表示部に相当する。以下では、タッチパネル11及び表示部13を「顧客向けタッチパネル11」及び「顧客向け表示部13」とも呼ぶ。なお、顧客向け情報としては、選択可能な取引内容や、選択した取引の操作の案内等の取引に関して顧客に案内する種々の情報が含まれる。
作業員操作部20は、作業員による入力を受け付けるタッチパネル21と、タッチパネル21の動作を制御するTP制御部22と、タッチパネル21の下面に配置されて作業員に対する作業員向け情報を表示する表示部23と、表示部23の動作を制御する表示制御部24と、を備えている。タッチパネル21が作業員向けタッチパネルに相当し、表示部23が作業員向け表示部に相当する。以下では、タッチパネル21及び表示部23を「作業員向けタッチパネル21」及び「作業員向け表示部23」とも呼ぶ。なお、作業員向け情報としては、選択可能な作業内容や、選択した作業の操作の案内等の作業に関して作業者に案内する種々の情報が含まれる。
顧客向けタッチパネル11及び作業員向けタッチパネル21としては、赤外線方式や抵抗膜方式、静電容量方式の種々のタッチパネルを用いることができる。なお、このタッチパネルには、表示装置は含まれない。本例では、顧客向けタッチパネル11としては赤外線方式のタッチパネルを用いるものとし、作業員向けタッチパネル21としては抵抗膜方式のタッチパネルを用いるものとする。また、顧客向け表示部13及び作業員向け表示部23としては、ブラウン管(CRT)ディスプレイや、液晶ディスプレイ(LCD)等の種々の一般的な表示装置を用いることができる。本例では、顧客向け表示部13及び作業員向け表示部23として液晶ディスプレイ(LCD)を用いるものとする。
制御部60は、図示しないCPUや、ROM、RAM等の内部記憶装置、HDD(ハードディスクドライブ)等の外部記憶装置、などを備えるコンピュータであり、ROMやHDD等に記憶されているプログラムおよびデータ等のソフトウェアがCPUによって実行されることにより、各種の処理に応じて各部の動作を制御する。なお、記憶装置の予め定めた領域には、後述する顧客向けタッチパネルの入力状態の検査を行った結果に関する情報が順次記録された統計ログファイル61、及び、顧客向けタッチパネルの入力状態の検査および制御や、各部の動作制御に要する各種のパラメータ62が保存されている。
本発明は、顧客向けタッチパネルの入力検知状態の検査及び関連する処理に関して特徴を有しており、ATM100で通常実行される各種処理およびこれに関連する動作や構成は従来のATMと同様である。そこで、以下では、顧客向けタッチパネルの入力検知状態の検査及び関連する処理に関して説明する。
図3は、作業員操作部20の作業員向け表示部23に表示される作業員処理メニュー画面PSMを示す説明図である。作業員(例えば、係員)が、作業員処理メニュー画面PSMに示された選択可能な処理(図の例では、「装填」、「回収」、「リセット」、「保守」等)のボタンから「リセット」ボタンBrを押下することにより、制御部60によってATM100のリセット処理が実行される。図4は、リセット処理中に顧客操作部10の顧客向け表示部13及び作業員操作部20の作業員向け表示部23に表示される画面を示す説明図である。リセット処理が実行された場合、作業員向け表示部23には、図4(A)に示すリセット処理中であることを示すリセット処理中画面PSRが表示され、顧客向け表示部13には、図4(B)に示す取り扱いが中止中であることを示す取扱中止画面PCRが表示される。そして、このリセット処理中のいずれかのタイミング、例えば、一連のリセット処理の実行された後の最後のタイミングで、制御部60によって顧客向けタッチパネル11の入力検知状態の検査の処理が実行される。ただし、これに限定されるものではなくリセット処理中の種々のタイミングで実行可能である。ATM100の種々のメンテナンス作業では、作業の終了時にリセット処理が実行される場合が多い。リセット処理において顧客向けタッチパネル11の入力検知状態の検査の処理を実行することにより、メンテナンス作業毎に顧客向けタッチパネル11の入力検知状態の検査の処理を実行することができる。
図5〜図7は、顧客向けタッチパネル11の入力検知状態を検査する処理フローを示す説明図である。この処理フローを開始すると、制御部60は、まず、ステップS104において顧客検知センサ30がOFFであり、ATM100の装置前面側に接近する人(顧客等)がいないことを確認するとともに、ステップS106においてカメラ32で撮影した画像からも人(顧客)がいないことを確認する。これにより、顧客向けタッチパネル11による入力が人によるものか、ゴミやほこり、虫等の異物によるものかを切り分けることができる。なお、ステップS106の処理は省略するようにしてもよい。
次に、制御部60は、ステップS108において、顧客操作部10の顧客向けタッチパネル11のステータスを取得する。例えば、顧客操作部10のTP制御部12に対して制御部60が送信したステータスリードコマンドに対するコマンドの応答によって取得することができる。そして、制御部60は、ステップS110において、取得した応答コマンドに基づいて、顧客向けタッチパネル11が自動キャンセル状態であるか否かチェックする。通常、顧客向けタッチパネル11を制御するTP制御部12には、顧客向けタッチパネル11において一定時間の間に同一座標領域の入力を連続して検知した場合に、その入力を自動的にキャンセルする「自動キャンセル機能」を有している。「自動キャンセル状態」は、この機能による自動キャンセルが働いている状態を言う。
自動キャンセル状態でない場合には、制御部60は、異常入力はないと判定して、その旨を示す異常なし通知画面(図示省略)を作業員操作部20の表示制御部24を介して作業員向け表示部23に表示させ、後述するステップS162へ処理を移行する。一方、自動キャンセル状態である場合には、制御部60は、ステップS112において、顧客操作部10のTP制御部12に対して自動キャンセル機能を無効化するコマンドを送信することにより、自動キャンセル機能を無効化する。これにより、制御部60は、顧客向けタッチパネル11からの全ての入力を受け取ることが可能となる。
そして、制御部60は、ステップS114において、各種のパラメータ62のうち、チェック回数パラメータNcを初期化する(Nc=0)とともに、ステップS116において、入力検知回数パラメータNiを初期化する(Ni=0)。
次に、制御部60は、ステップS118〜S126において、顧客向けタッチパネル11の入力検知状態の実際の検査を実行する。まず、制御部60は、ステップS118において、チェック回数パラメータNcの値を一つカウントアップする(Nc=Nc+1)。そして、制御部60は、ステップS120において、顧客向けタッチパネル11による入力を検知したか否かをチェックする。例えば、制御部60は、顧客操作部10のTP制御部12から入力の座標が送信されてくるか否かによって入力を検知することができる。入力を検知した場合には、ゴミ等の汚れによる異常入力の可能性あるいは顧客向けタッチパネル11の故障による異常入力の可能性がある。そこで、制御部60は、ステップS122において、顧客向けタッチパネル11で検知した入力の座標(x,y)を配列パラメータAxy(Ni)に設定し(Axy(Ni)=(x,y))、ステップS124において入力検知回数パラメータNiの値を一つカウントアップする(Ni=Ni+1)。そして、制御部60は、ステップS126においてチェック回数が5回に達した(Nc=5)と判断するまで、ステップS118〜S126による顧客向けタッチパネル11の入力検知状態の検査を繰り返し実行する。なお、顧客向けタッチパネル11の入力検知状態の検査を複数回繰り返すことで、検査の確実性を高めることができる。例えば、虫等による一時的な入力検知を排除することが可能である。なお、検査の回数は5回に限定されるものではなく、検査の確実性や検査に要する時間等を考慮してあらかじめ定めた適切な回数に設定すればよい。
次に、制御部60は、ステップS128〜S134において、顧客向けタッチパネル11の異常入力の有無をチェックする。まず、制御部60は、ステップS128において、入力検知回数が2回以上(Ni>1)発生したか否かをチェックする。1回以下の場合には、制御部60は、異常入力はないと判定して、その旨を示す異常なし通知画面(図示省略)を作業員操作部20の表示制御部24を介して作業員向け表示部23に表示させ、後述するステップS162へ処理を移行する。後述するステップS162へ処理を移行する。2回以上の場合には、制御部60は、ステップS130において、配列パラメータAxy(Ni)中に同一座標が存在するか否かによって同一座標の入力があったか否かをチェックする。なお、同一座標は完全な同一だけでなく、同一座標として丸め込みを行なっても良いとされる周辺の領域を含む同一座標領域としてもよい。この同一座標領域は、あらかじめ、タッチパネルの検出精度や検査の確実性等を考慮して予め定めた適切な範囲に設定すればよい。例えば、中心座標を中心とする半径0.5cmの範囲内を同一座標領域と設定すればよい。
同一座標(同一座標領域)の入力がなかった場合には、制御部60は、異常入力はないと判定して、その旨を示す異常なし通知画面(図示省略)を作業員操作部20の表示制御部24を介して作業員向け表示部23に表示させ、後述するステップS162へ処理を移行する。一方、同一座標の入力があった場合には、制御部60は、ステップS132において、汚れもしくは故障による異常入力があると判定し、ステップS134において、異常入力の判定結果とその日時、並びに、異常入力と判定した座標(同一座標領域の場合は、その座標領域)を、統計ログファイル61に保存する。
次に、制御部60は、ステップS136及びS138において、発生した異常入力が汚れによるものか故障によるものかをチェックする。まず、制御部60は、ステップS136において、統計ログファイル61を参照することにより、直近の過去の一定期間、例えば、1か月(30日)の間における異常入力発生回数を取得し、発生回数パラメータNmに設定する。そして、制御部60は、ステップS138において、異常入力発生回数が3回未満であるか否かをチェックする。異常入力発生回数が3回未満(Nm<3)の場合には、制御部60は、顧客向けタッチパネル11に汚れが発生していると判定し、汚れに対応するステップS140〜S146へ処理を移行する。一方、異常入力発生回数が3回以上(Nm≧3)の場合には、制御部60は、顧客向けタッチパネル11に故障の可能性があると判定し、故障に対応するステップS150〜S156へ処理を移行する。なお、上記した直近の過去の一定期間は、1か月(30日)に限定されるものではなく、検査の実行頻度、汚れの発生頻度、等を考慮してあらかじめ定めた適切な値に設定すればよい。また、異常入力発生回数の閾値は3回に限定されるものではなく、検査の実行頻度、汚れの発生頻度、故障率、平均故障間隔等を考慮してあらかじめ定めた適切な値に設定すればよい。
汚れに対応するステップS140〜S146は、以下のように実行される。ステップS138において、顧客向けタッチパネル11に汚れが発生していると判定した場合、制御部60は、まず、ステップS140において、作業員操作部20の表示制御部24を介して作業員向け表示部23に、顧客操作部10の顧客向けタッチパネル11の汚れの清掃を促すための「清掃要通知画面」を表示させる。図8は清掃要通知画面PRQCの一例を示す説明図である。清掃要通知画面PRQCには、顧客操作部10の顧客向けタッチパネル11が汚れており、清掃が必要であることを示すメッセージとともに、異常入力を検知した座標(同一座標領域)の周辺の領域(異常入力と判定した座標(座標領域)を中心とした例えば半径5cmの領域)を含む要清掃領域を概略的に示す画面が表示される。これらの顧客向けタッチパネル11の清掃を促すための情報が作業員向け表示部23に表示されることにより、顧客向けタッチパネル11の清掃を作業員に促すことができる。
次に、制御部60は、ステップS142において、作業員が装置前面側へ移動して作業員スイッチ40を押下して作業員スイッチ40がONとなるまで待機する。そして、作業員スイッチ40がONとなったことを確認した場合には、制御部60は、ステップS144において、顧客操作部10の表示制御部14を介して顧客向け表示部13に、顧客向けタッチパネル11の要清掃領域を示す「要清掃領域画面」を表示させる。図9は、要清掃領域画面PCIの一例を示す説明図である。図9に示すように、要清掃領域画面PCIには、顧客向けタッチパネル11の要清掃領域に対応する領域を示す画像が表示される。そして、制御部60は、作業員が再び作業員スイッチを押下して、ステップS146において作業員スイッチがOFFとなったことを確認するまで要清掃領域画面の表示を維持して待機する。この間に、作業員は顧客向けタッチパネル11の清掃を行なうことができる。なお、作業員は顧客向け表示部13の要清掃領域の表示を見ながら顧客向けタッチパネル11の清掃を行なうことができるので、清掃が容易である。
以上のように、顧客向けタッチパネル11の汚れに対応するステップS140〜S146の処理により、作業員による顧客向けタッチパネル11の清掃が実行される。
故障に対応するステップS150〜S156は、以下のように実行される。ステップS138において、顧客向けタッチパネル11に故障の可能性があると判定した場合、制御部60は、まず、ステップS150において、作業員操作部20の表示制御部24を介して作業員向け表示部23に、顧客操作部10の顧客向けタッチパネル11の点検を促すための「点検要通知画面」を表示させる。図10は点検要通知画面PRQIの一例を示す説明図である。点検要通知画面PRQIには、顧客操作部10の顧客向けタッチパネル11が故障の可能性があり、点検が必要であることを示すメッセージとともに、異常入力を検知した座標(座標領域)の周辺の領域(異常入力と判定した座標(座標領域)を中心とした例えば半径5cmの領域)を含む要点検領域を概略的に示す画面が表示される。これらの顧客向けタッチパネル11の点検を促すための情報が作業員向け表示部23に表示されることにより、顧客向けタッチパネル11の点検を作業員に促すことができる。
次に、制御部60は、ステップS152において、作業員が装置前面側へ移動して作業員スイッチ40を押下して作業員スイッチ40がONとなるまで待機する。そして、作業員スイッチ40がONとなったことを確認した場合には、制御部60は、ステップS154において、顧客操作部10の表示制御部14を介して顧客向け表示部13に、顧客向けタッチパネル11の要点検領域所を示す「要点検領域画面」を表示させる。なお、この要点検領域画面は、図9に示した要清掃領域画面と同様であるので図示を省略する。そして、制御部60は、作業員が再び作業員スイッチを押下して、ステップS156において作業員スイッチがOFFとなったことを確認するまで要点検領域画面の表示を維持して待機する。この間に、作業員は顧客向けタッチパネル11の点検を行なうことができる。なお、作業員は顧客向け表示部13の要点検領域の表示を見ながら顧客向けタッチパネル11の点検を行なうことができるので、点検が容易である。
以上のように、顧客向けタッチパネル11の故障に対応するステップS150〜S156の処理により、作業員による顧客向けタッチパネル11の点検が実行される。
ステップS146あるいはステップS156において、作業員スイッチ40がOFFとなったことを確認した場合には、制御部60は、ステップS160において、顧客操作部10のTP制御部12に対して自動キャンセル機能を有効化するコマンドを送信することにより、自動キャンセル機能を有効化する。そして、制御部60は、ステップS162において、作業員操作部20の作業員向け表示部23に表示されている画面(「清掃要通知画面」(図8)、「点検要通知画面」(図10)、「異常なし通知画面」(図示省略))の「完了」ボタンBeを押下したかチェックする。「リセット」ボタンBsの押下を確認した場合には、制御部60は、ステップS104に戻って、再度、顧客向けタッチパネル11の入力検知状態を検査の処理フローが実行される。これにより、例えば、顧客向けタッチパネル11の清掃の完了後に、再度、顧客向けタッチパネル11の入力検知状態の検査を行なって、清掃によって異常入力が解消されたか否かを確認することができる。これに対して、「完了」ボタンBeの押下を確認した場合には、制御部60は、入力検知状態を検査の処理フローを終了し、他のリセット処理に含まれる処理が残されている場合には、その処理を実行した後、作業員操作部20の作業員向け表示部23に図3に示した作業員処理メニュー画面PSMを表示させる。なお、「完了」ボタンBeの押下および「リセット」ボタンBsの押下に伴って、清掃あるいは点検の履歴が統計ログファイル61に保存される。
以上説明したように、リセット処理において入力検知状態を検査の処理を実行することにより、装置前面の顧客操作部10の顧客向けタッチパネル11の異常入力の有無を判定し、作業員(上記説明では係員)に対して通知してその対応を促すことができる。具体的には、異常入力が顧客向けタッチパネル11の汚れによるものか、故障の可能性によるものかを判定して通知し、作業員に顧客向けタッチパネル11の清掃もしくは点検を促すことができる。
図3に示した作業員処理メニュー画面PSMから、作業員(例えば、保守員)が、「保守」ボタンBmを押下することにより、種々の保守処理の実行が可能となる。図11は、保守処理の実行時に作業員操作部20の作業員向け表示部23に表示される保守処理メニュー画面PMMを示す説明図である。なお、保守処理が実行された際には、顧客操作部10の顧客向け表示部13には、取扱中止画面が表示される(図4(B)参照)。
作業員が、保守処理メニュー画面PMMに示された選択可能な処理(図の例では、「点検」、「テスト」、「寿命管理」等)のボタンから「寿命管理」ボタンBcを押下することにより、制御部60によって寿命管理の処理が実行される。図12は、寿命管理の処理の実行時に作業員操作部20の作業員向け表示部23に表示される寿命管理メニュー画面PLCを示す説明図である。作業員(保守員)が、例えば、顧客操作部10の顧客向けタッチパネル11の「寿命管理」ボタンBtを押下することにより、制御部60によって、顧客向けタッチパネル11の寿命管理の処理が実行され、寿命管理の一つとして顧客向けタッチパネル11の異常入力の検査が実行される。
図13は、顧客操作部10の顧客向けタッチパネル11の寿命管理において実行される異常入力を検査する処理フローを示す説明図である。この処理を開始すると、制御部60は、まず、ステップS202において図7のステップS136と同様に、統計ログファイル61を参照することにより、直近の過去の一定期間、例えば、1か月(30日)の間における異常入力発生回数を取得し、発生回数パラメータNmに設定する。
そして、ステップS204において、異常入力が発生しているか否かをチェックする。異常入力が発生していない(Nm=0)場合には、制御部60は、異常入力はないと判定して、その旨を示す異常なし通知画面(図示省略)を作業員操作部20の表示制御部24を介して作業員向け表示部23に表示させ、後述するステップS250へ処理を移行する。これに対して、異常入力が発生している(Nm>0)場合には、制御部60は、更に、ステップS206において、図7のステップS138と同様に、異常入力発生回数が3回未満であるか否かをチェックする。異常入力発生回数が3回未満(Nm<3)の場合には、制御部60は、顧客向けタッチパネル11に汚れが発生していると判定し、汚れに対応するステップS210〜S220へ処理を移行する。一方、異常入力発生回数が3回以上(Nm≧3)の場合には、制御部60は、顧客向けタッチパネル11に故障の可能性があると判定し、故障に対応するステップS230〜S240へ処理を移行する。
汚れに対応するステップS210〜S220は、以下のように実行される。ステップS138において、顧客向けタッチパネル11に汚れが発生していると判定した場合、制御部60は、まず、ステップS210において、作業員操作部20の表示制御部24を介して作業員向け表示部23に、寿命管理情報画面として、顧客操作部10の顧客向けタッチパネル11の汚れの清掃を促すための「清掃要通知画面」を表示させる。図14は寿命管理情報画面として表示される清掃要通知画面PLRQCの一例を示す説明図である。清掃要通知画面PLRQCには、図8に示した清掃要通知画面PRQCと同様に、顧客操作部10の顧客向けタッチパネル11が汚れており、清掃が必要であることを示すメッセージとともに、異常入力を検知した座標(座標領域)の周辺の領域を含む要清掃領域を概略的に示す画面が表示される。また、清掃要通知画面PLRQCには、さらに、清掃履歴が表示される。これにより、顧客向けタッチパネル11の清掃を作業員に促すことができる。なお、清掃履歴は上記したように統計ログファイル61に保存されており、これを参照することにより表示が可能である。
次に、制御部60は、ステップS212において、作業員が装置前面側へ移動して作業員スイッチ40を押下して作業員スイッチ40がONとなったか否かをチェックする。作業員スイッチがONでない場合には、制御部60は、さらに、ステップS214において、作業員が清掃要通知画面PLRQC(図14参照)の「印字」ボタンBpを押下したか否かチェックする。作業員が「印字」ボタンBpを押下した場合には、制御部60は、ステップS218において、清掃要であることを示す清掃要通知の印字を明細票印字部50で実行させ、清掃要通知が印字された明細票を出力させる。図15は、清掃要通知が印字された明細票PSCの一例を示す説明図である。明細票PSCには、顧客操作部10の顧客向けタッチパネル11が汚れており、清掃を促すメッセージが印字されるとともに、顧客向けタッチパネル11の寿命、稼働時間および清掃履歴が印字される。なお、寿命、稼働時間および清掃履歴は統計ログファイル61に保存されており、これを参照することにより印字が可能である。
作業員が「印字」ボタンBpを押下しない場合、及び、清掃要通知の印字を行なった後は、制御部60は、ステップS212へ戻り、作業員スイッチ40がONとなるまでステップS212〜S216の処理を繰り返す。
そして、作業員スイッチ40がONとなったことを確認した場合には、制御部60は、ステップS218において、図7のステップS144と同様に、顧客操作部10の表示制御部14を介して顧客向け表示部13に、顧客向けタッチパネル11の要清掃領域を示す「要清掃領域画面」(図9参照)を表示させる。そして、制御部60は、作業員が再び作業員スイッチ40を押下して、ステップS220において作業員スイッチ40がOFFとなったことを確認するまで要清掃領域画面の表示を維持して待機する。この間に、作業員は顧客向けタッチパネル11の清掃を行なうことができる。
以上のように、顧客向けタッチパネル11の汚れに対応するステップS210〜S220の処理により、作業員による顧客向けタッチパネル11の清掃が実行される。
故障に対応するステップS230〜S240は、以下のように実行される。ステップS230において、顧客向けタッチパネル11に故障の可能性があると判定した場合、制御部60は、まず、ステップS230において、作業員操作部20の表示制御部24を介して作業員向け表示部23に、寿命管理情報画面として、顧客操作部10の顧客向けタッチパネル11の点検を促すための「点検要通知画面」を表示させる。図16は点検要通知画面PLRQIの一例を示す説明図である。点検要通知画面PLRQIには、図10に示した点検要通知画面PRQIと同様に、顧客操作部10の顧客向けタッチパネル11が故障の可能性があり、点検が必要であることを示すメッセージとともに、異常入力を検知した座標(座標領域)の周辺の領域を含む要点検領域を概略的に示す画面が表示される。また、点検要通知画面PLRQIには、さらに、清掃履歴が表示される。これにより、顧客向けタッチパネル11の点検を作業員に促すことができる。
次に、制御部60は、ステップS232において、作業員が装置前面側へ移動して作業員スイッチ40を押下して作業員スイッチ40がONとなったか否かをチェックする。作業員スイッチがONでない場合には、制御部60は、さらに、ステップS234において、作業員が点検要通知画面PLRQI(図16参照)の「印字」ボタンBpを押下したか否かチェックする。作業員が「印字」ボタンBpを押下した場合には、制御部60は、ステップS236において、点検要であることを示す点検要通知の印字を明細票印字部50で実行させ、点検要通知が印字された明細票を出力させる。図17は、点検要通知が印字された明細票PSIの一例を示す説明図である。明細票PSIには、顧客操作部10の顧客向けタッチパネル11に故障の可能性があり、点検を促すメッセージ、及び、必要に応じて交換を促すメッセージが印字されるとともに、顧客向けタッチパネル11の寿命、稼働時間および清掃履歴が印字される。稼働時間、寿命および清掃履歴は統計ログファイル61に保存されており、これを参照することにより印字が可能である。
作業員が「印字」ボタンBpを押下しない場合、及び、清掃要通知の印字を行なった後は、制御部60は、ステップS232へ戻り、作業員スイッチ40がONとなるまでステップS232〜S236の処理を繰り返す。
そして、作業員スイッチ40がONとなったことを確認した場合には、制御部60は、ステップS238において、図7のステップS154と同様に、顧客操作部10の表示制御部14を介して顧客向け表示部13に、顧客向けタッチパネル11の要点検領域を示す「要点検領域画面」(図9参照)を表示させる。そして、制御部60は、作業員が再び作業員スイッチ40を押下して、ステップS220において作業員スイッチ40がOFFとなったことを確認するまで要点検領域画面の表示を維持して待機する。この間に、作業員は顧客向けタッチパネル11の点検を行なうことができる。
ステップS220あるいはステップS240において、作業員スイッチ40がOFFとなったことを確認した場合には、制御部60は、ステップS250において、作業員操作部20の作業員向け表示部23に表示されている画面(「清掃要通知画面」(図14)、「点検要通知画面」(図16)、「異常なし通知画面」(図示省略))の「終了」ボタンBedを押下したかチェックする。「終了」ボタンBedの押下を確認した場合には、制御部60は、異常入力の検査の処理フローを終了する。なお、「終了」ボタンBedの押下に伴って、清掃あるいは点検の履歴が統計ログファイル61に保存される。
以上説明したように、保守処理(寿命管理処理)において、統計ログファイル61に保存されている異常入力発生のログに基づいて、異常入力が顧客向けタッチパネル11の汚れによるものか、故障の可能性によるものかを判定して、作業員(保守員)に対して通知し、顧客向けタッチパネル11の清掃もしくは点検を促すことができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記した実施形態では、作業員操作部20は、作業員の入力を受け付ける作業員向けたタッチパネル21と、作業員向けタッチパネル21の下面に配置された作業員向け表示部23と、を備える構成を例に説明した。しかしながら、作業員の入力を受け付ける操作入力部としてはタッチパネルに限定されるものではなく、キーボード等の他の入力装置が用いられるようにしてもよい。作業員向け表示部23とは別に、表示部と表示部上に配置されたタッチパネルとを有する操作入力部を備える構成としてもよい。
上記した実施形態では、作業員が「リセット」ボタンBrを押下することによるリセット処理中のあらかじめ定められたタイミングにおいて顧客向けタッチパネル11の入力状態の検査の処理が実行されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、種々の他のタイミングで実行されるようにしてもよい。例えば、作業員処理メニュー画面PSM(図3)に、顧客向けタッチパネルの入力状態の検査の処理のボタンを用意して、このボタンを作業員が押下することによって、顧客向けタッチパネルの入力状態の検査の処理が実行されるようにしてもよい。すなわち、顧客向けタッチパネルの入力状態の検査の開始要求が作業員によって操作入力部を介してなされた場合に、顧客向けタッチパネル11の入力状態の検査の処理が実行されるものとすればよい。
また、上記した実施形態では、顧客向けタッチパネル11の「寿命管理」ボタンBtを押下することにより実行されるタッチパネル11寿命管理の処理中の予め定めたタイミングにおいて、統計ログファイル61に基づいて顧客向けタッチパネル11の入力状態の検査の処理が実行されるものとして説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、種々の他のタイミングにおいて実行されるようにしてもよい。例えば、保守処理メニュー画面PMM(図11)に、顧客向けタッチパネルの入力状態の検査の処理のボタンを用意して、このボタンを作業員が押下することによって、統計ログファイル61に基づいて顧客向けタッチパネル11の入力状態の検査の処理が実行されるようにしてもよい。すなわち、統計ログファイル61に基づく顧客向けタッチパネルの入力状態の検査の開始要求が作業員によって操作入力部を介してなされた場合に、統計ログファイル61に基づいて顧客向けタッチパネル11の入力状態の検査の処理が実行されるものとすればよい。
また、上記実施形態では、顧客操作部10の顧客向けタッチパネル11の保守処理の一つとしての寿命管理の処理において実行される異常入力を検査する処理において、異常入力が有ると判定された場合に、その異常入力に対応する処理が必要であり、その対応する処理を作業員に促すメッセージを明細票に印字する場合を例に説明している。例えば、異常入力が顧客向けタッチパネル11の汚れによるものであると判定された場合には、清掃要であり、清掃を促すための清掃要通知を明細票に印字し、異常入力が顧客向けタッチパネル11の故障の可能性によるものと判定された場合には、点検要であり点検を促すための点検要通知を明細票に印字している。これらの明細票への印字は、例えば、リセット処理において実行される入力検知状態を検査の処理(図5〜7参照)において、例えば、ステップS140やステップS150の後に、作業員の印字要求に応じて実行されるようにしてもよい。
また、制御部60は、CPUや、ROM、RAM等を備えるコンピュータで構成され、ソフトウェアがCPUによって実行されることにより、各種の処理に応じて各部の動作を制御するものとして説明した。しかしながら、制御部60の構成としては、特に限定されず、各処理を実行する機能の一部または全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…顧客操作部
11…タッチパネル(顧客向けタッチパネル)
12…タッチパネル制御部(TP制御部)
13…表示部(顧客向け表示部)
14…表示制御部
20…作業員操作部
21…タッチパネル(作業員向けタッチパネル)
22…タッチパネル制御部(TP制御部)
23…表示部(作業員向け表示部)
24…表示制御部
30…顧客検知センサ
32…カメラ
40…作業員スイッチ
50…明細票印字部
60…制御部
61…統計ログファイル
62…パラメータ
100…自動取引装置
102…作業扉
104…確認窓
PRQC…清掃要通知画面
PRQI…点検要通知画面
PLRQC…清掃要通知画面
PLRQI…点検要通知画面
PCI…要清掃領域画面
PLC…寿命管理メニュー画面
PCR…取扱中止画面
PSC…明細票
PMM…保守処理メニュー画面
PSI…明細票
PSM…作業員処理メニュー画面
PRQ…清掃要通知画面
PSR…リセット処理中画面
Bc…「寿命管理」ボタン
Bp…「印字」ボタン
Br…「リセット」ボタン
Bs…「リセット」ボタン
Bt…「寿命管理」ボタン
Be…「完了」ボタン
Bed…「終了」ボタン
Nc…チェック回数パラメータ
Ni…入力検知回数パラメータ
Nm…発生回数パラメータ
Axy(ni)…配列パラメータ

Claims (9)

  1. 自動取引装置であって、
    装置前面の側に配置された顧客操作部であって、顧客による入力を受け付ける顧客向けタッチパネルを有する顧客操作部と、
    装置背面の側に配置された作業員向け表示部であって、作業員に対する作業員向け情報を表示する作業員向け表示部と、
    前記装置前面への顧客の接近を検知する顧客検知部と、
    前記顧客向けタッチパネルの入力検知状態を検査する際に、前記顧客検知部による顧客の接近が未検出な状態で、前記顧客向けタッチパネルの同一座標領域における入力が検知される回数が複数である異常入力が発生した場合に、前記顧客向けタッチパネルの前記異常入力に関する情報を前記作業員向け表示部で表示させる制御部と、
    を備えることを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1に記載の自動取引装置であって、
    前記制御部は、前記異常入力に関する情報として、前記顧客向けタッチパネルの汚れの清掃を促す情報もしくは故障の点検を促す情報を前記作業員向け表示部で表示させることを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動取引装置であって、
    前記制御部は、前記自動取引装置のリセットの処理中のいずれかのタイミングで前記顧客向けタッチパネルの前記入力検知状態の検査を行なうことを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の自動取引装置であって、
    前記制御部は、前記顧客向けタッチパネルの前記入力検知状態の検査において前記異常入力が発生した場合には、前記異常入力が発生した前記顧客向けタッチパネル上の座標領域をログとして保存することを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項4に記載の自動取引装置であって、
    前記制御部は、前記顧客向けタッチパネルの入力検知状態の検査において、前記ログに基づいて前記顧客向けタッチパネルの汚れの清掃と故障の点検のいずれが必要かを判断し、判断結果に応じて前記顧客向けタッチパネルの汚れの清掃を促す情報もしくは故障の点検を促す情報を前記作業員向け表示部で表示させることを特徴とする自動取引装置。
  6. 請求項4に記載の自動取引装置であって、
    前記制御部は、前記顧客向けタッチパネルの保守処理において、前記ログに基づいて前記顧客向けタッチパネルの汚れの清掃と故障の点検のいずれが必要かを判断し、判断結果に応じて前記顧客向けタッチパネルの汚れの清掃を促す情報もしくは故障の点検を促す情報を前記作業員向け表示部で表示させることを特徴とする自動取引装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の自動取引装置であって、
    前記顧客操作部は、前記顧客向けタッチパネルの下面に配置された顧客向け表示部を含み、
    前記制御部は、前記顧客向けタッチパネルの清掃もしくは点検の領域の表示要求があった場合に、前記顧客向けタッチパネルの前記同一座標領域を示す画面を前記顧客向け表示部に表示させることを特徴とする自動取引装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の自動取引装置であって、
    前記制御部は、明細票印字要求が有った場合に、前記顧客向けタッチパネルの汚れの清掃を促す情報もしくは故障の点検を促す情報を少なくとも記載した明細票を、前記自動取引装置に備える明細票印字部で印字させることを特徴とする自動取引装置。
  9. 自動取引装置の制御方法であって、
    前記自動取引装置は、
    装置前面の側に配置された顧客操作部であって、顧客による入力を受け付ける顧客向けタッチパネルを有する顧客操作部と、
    装置背面の側に配置された作業員向け表示部であって、作業員に対する作業員向け情報を表示する作業員向け表示部と、
    前記装置前面への顧客の接近を検知する顧客検知部と、
    前記顧客操作部と前記作業員向け表示部と前記顧客検知部とを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記顧客向けタッチパネルの入力検知状態を検査する際に、前記顧客検知部による顧客の接近が未検出な状態で、前記顧客向けタッチパネルの同一座標領域における入力が検知される回数が複数である異常入力が発生した場合に、前記顧客向けタッチパネルの前記異常入力に関する情報を前記作業員向け表示部で表示させる
    ことを特徴とする自動取引装置の制御方法。
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