JP6959604B2 - 監視システム、監視方法及びプログラム - Google Patents

監視システム、監視方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、外的要因によって監視対象物に発生する悪影響を監視する監視装置、監視方法、及びプログラムに関する。
例えば、ATM(Automatic Teller Machine, 現金自動預け払い機)のように、不特定多数の者が操作する装置を、常駐の保守員が不在の環境下に設置することがある。ATMは、行員がいる銀行の建物の中だけではなく、オフィスビルや商用ビルの中、コンビニエンスストア内、地下道の一角等、行員不在の様々な場所に設置されている。同様に、保守員が付近に常駐していない環境に配置されている装置の例としては、金融機関が無人店舗に配置する自動契約機がある。
この種の装置は遠隔地から監視しながら運用することが多い。監視の手法としては、装置にて機能上の障害が発生すると、その装置から遠隔地にある監視端末に警告メッセージを通知するものがある。
具体的には、例えば、障害の発生を検出すると、その障害に関するメッセージを記載した電子メールを、データ通信ネットワークを介して所定のアドレスに送出する。
他の監視手法としては、主に防犯上の観点から、装置及びその周辺を撮影した静止画、動画等の画像データを生成し、データ通信ネットワークを介して配信するものがある。この手法では、人間が主な監視対象となるため、人間と極端に大きさが異なるもの、例えば埃は監視対象にならない。
他の監視手法としては、特定の極小箇所に付着した汚れを検出するセンサを設けて、その検出結果を、データ通信ネットワークを介して監視端末に通知するものがある。
これらの監視手法は、装置及びその周辺で発生するトラブルのうち、対応しない限り装置が利用できないようなものを主な監視対象としている。通常、こうした監視手法では、装置の表面に埃が積もっていても監視端末に通知しない。このため、例えばATMの機能には全く問題がなく、正常に動作しているが、ATMのタッチパネル表面に埃が積もっているといった状況が起こり得る。その結果、ATMの利用者は、汚れたタッチパネルに触れるのを避けて、そのATMの利用を諦めることがある。また、監視端末で装置を監視する監視者は、タッチパネルの汚れに気が付かないので、埃の量に応じて保守員にタッチパネルの清掃を指示するといった対応を取ることができない。
本発明に関連する技術として、特許文献1には、フィルムに付着したゴミや埃等の異物、フィルムに付いた傷等に起因する画像欠陥を誤検出なく高精度に検出できる画像読取装置が記載されている。特に、第0024段落には、「IR画像(非可視像)の画像データを用いて、フィルムFに付着したゴミや埃等の異物、フィルムFに入った傷などに起因する画像欠陥(以下、ゴミ傷とする)を検出」することが記載されている。
本発明に関連する別の技術として、特許文献2には、色柄を有する検査対象物の欠陥を高精度に検出することができる欠陥検査装置が記載されている。特に、第0017段落には、シート状の検査対象物100の検査対象面に780nm以上の波長を有する光を照射することが記載されている。第0019段落には、その反射光により、物理的な凹凸による陰影情報のみが反映された検査対象物の画像を撮影することが記載されている。
特許文献1、2には、検査対象物のどこに欠陥等があるかを検出することが記載されている。しかし、特許文献1、2はいずれも検査対象物自体の欠陥を検査することを企図しており、欠陥以外を検査する必要性について何等記載していない。即ち、特許文献1、2は継続的な使用或いは外的要因による検査対象物の変化等を検出することについて考慮していない。例えば、検査対象物を長期に亘って使用した場合、検査対象物には必然的に汚れ或いは埃が付着し、この結果、検査対象物の外観等に悪影響を及ぼし、このことが検査対象物の使用を難しくする場合がある。
特開2002−354258号公報 特開2003−004647号公報
本発明はこのような状況を鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、検査対象物、即ち、監視対象物に付着或いは降り積もる塵、埃、汚れによる悪影響を軽減できる監視装置、監視方法、及びそのためのプログラムを提供することである。
上述の課題を解決するため、本発明は、その一態様として、監視対象物の監視対象領域の表面対して、外部から赤外線を含む光を照射するための光源装置と、光が照射された監視対象領域の表面を外部から撮影し、監視対象領域の表面に付着した埃に起因する散乱光を含む画像データを生成するためのカメラと、画像データに基づいて、監視対象領域における汚れを監視し、汚れの度合いを示す監視結果を生成する画像解析部と、監視結果を受け、監視対象領域の状態を検出し、監視対象領域の状態が悪化した場合には、アラームを生成する監視制御部とを備えることを特徴とする監視システムを提供する。
また、本発明は、他の一態様として、光源装置を用いて、監視対象物のうち、汚れの監視を行う領域を含む監視対象領域の表面に対して、外部から赤外線を含む光を照射する段階1、カメラを用いて、光照射された監視対象領域の表面外部から撮影し、監視対象領域の表面に付着した埃に起因する散乱光を含む画像データを生成する段階2、及び、画像データに基づいて生成されたメッセージを、データ通信ネットワークを介して予め定められた監視端末に送信する段階3を含み、監視対象領域の汚れの度合いを監視し、汚れの度合いに応じてアラームを発生することを特徴とする遠隔監視方法を提供する。
また、本発明は、他の一態様として、光源装置を用いて、監視対象物のうち、汚れの監視を行う領域を含む監視対象領域の表面に対して、外部から赤外線を含む光を照射する手順1、カメラを用いて、光照射された監視対象領域の表面外部から撮影し、監視対象領域の表面に付着した埃に起因する散乱光を含む画像データを生成する手順2、及び、画像データに基づいて生成されたメッセージを、データ通信ネットワークを介して予め定められた監視端末に送信する手順3をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、監視対象領域の汚れの度合いを監視し、汚れの度合いに応じてアラームを発生するためのプログラムを提供する。
本発明によれば、遠隔地にある監視対象物の監視対象領域の汚れの程度を指標値として数値化し、数値に関するメッセージを監視端末に送信するので、監視者は監視対象領域の汚れの程度を数値として把握することができる。
本発明の一実施の形態である遠隔監視システム1のブロック図である。 画像解析部4による画像解析処理について説明するための図であり、監視対象物10をデスクトップコンピュータとし、監視対象領域11を液晶ディスプレイ装置としたシステムの模式図である。 画像解析部4による画像解析処理について説明するための図であり、図2の実際のシステムのカメラ3で液晶ディスプレイ装置を撮影した様子を表した模式図である。 遠隔監視システム1の動作を説明するためのフローチャートである。 遠隔監視システム1の一変形について説明するためのブロック図である。 監視対象物10の一変形である監視対象装置20のブロック図である。
本発明の一実施の形態である遠隔監視システム1について説明する。図1を参照すると、遠隔監視システム1は、光源2、カメラ3、画像解析部4、通信部5、監視制御部6、データ通信ネットワーク7、監視端末8を備える。このうち、光源2、カメラ3、画像解析部4、通信部5、監視制御部6からなるサブシステムを監視装置9と呼ぶ。また、光源2、カメラ3、通信部5からなるサブシステムを入力装置と呼ぶ。遠隔監視システム1は、監視対象である監視対象物10のうち、監視対象領域11にある埃を検出すると、監視端末8に警告メッセージを送信する。
光源2は監視対象領域11の全域に光を照射するための装置である。光源2は赤外線を含む光を発するものであることが好ましく、特に、近赤外線を含む光を発するものであることが好ましい。具体的には、近赤外線を含む赤外線(InfraRed)を照射するLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)を光源2として用いることが考えられる。以下、赤外線LEDをIR LEDと記すこともある。
カメラ3は、監視対象領域11の全体を撮影可能なように構成されたカメラであり、監視対象領域11の画像データを出力する。画像データのファイルフォーマットは特に問わない。光源2が赤外線或いは近赤外線を発する場合、カメラ3の撮像素子は、赤外線領域或いは近赤外線領域に感度を持つものであることが好ましい。カメラ3の撮像素子は、例えばCCD(Charge Coupled Device、電荷結合素子)、CMOS(Complementary MOS、相補型MOS)であってもよいし、InGaAs(インジウムガリウムヒ素)、InSb(アンチモン化インジウム)等を用いた赤外線検出素子を用いてもよい。以下、赤外線カメラをIR可視カメラと記すこともある。
光源2は赤外線を照射し、特に近赤外線を含むことが好ましい。このとき、光源2が赤外線乃至近赤外線を照射する場合、カメラ3は赤外線領域を含む光を電気信号に変換する赤外線センサを備え、赤外線を撮影可能な赤外線カメラであることが好ましく、特に、近赤外線を撮影可能な赤外線カメラであることが好ましい。
このことを考慮して、以下では、光源2及びカメラ3として、それぞれIR LED及びIR可視カメラを用いた場合についてのみ説明する。塵埃等の微小ゴミに光を照射すると、微小ゴミにて散乱光が生じる。本発明はこの現象を利用して微小ゴミの量を算出する。即ち、監視対象領域の画像に対して画像解析処理を行い、散乱光を発している箇所を識別することにより、微小ゴミの量を算出する。微小ゴミは赤外線、近赤外線を照射したときに特に強く散乱光を発する。このため、光源2は赤外線、特に近赤外線を発することが好ましく、カメラ3は、赤外線領域、特に近赤外線領域に感度を有することが好ましい。
画像解析部4は画像データに対して画像解析処理を行う処理装置である。より詳しくは、画像解析部4は、光源2で照らしながらカメラ3で生成した監視対象領域11の画像データに対して画像解析処理を行い、監視対象領域11にある埃の量に対応する指標値を算出し、予め定められた指標値の閾値と比較して、比較結果を監視制御部6に出力する。
表面に埃等の微小なゴミが付着した物品に光を照射し、その光を撮影可能なカメラで撮影すると、微小ゴミによる散乱光を含む画像が得られる。図2に示すように、デスクトップコンピュータを監視対象物10とし、その液晶ディスプレイ装置の画面を監視対象領域11として、不図示の光源2で照らし、カメラ3で撮影する。液晶ディスプレイ装置の電源或いは画面への出力はオフである。液晶ディスプレイ装置の画面は発光しておらず、黒色であり、その上を光で照らすと、画面上の微小ゴミで散乱光が発生し、図3のような画像が得られる。この図で画面上の白い点が微小ゴミ或いは埃である。画像解析部4は画像中の白い部分に基づいて指標値を算出する。
図1に戻ると、通信部5は、画像解析部4の出力に応じて、データ通信ネットワーク7を介して監視端末8と通信を行うためのデータ通信インタフェース装置であり、監視端末8に警告メッセージを送信する。
データ通信ネットワーク7との接続が有線で行われる場合、通信部5は有線データ通信インタフェース装置であり、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブル、光ファイバケーブル、同軸ケーブル等を介してデータ通信ネットワーク7と接続される。一方、データ通信ネットワーク7との接続が無線で行われる場合、通信部5は無線データ通信インタフェース装置であり、例えば、IEEE802.11等の無線LAN、LTE(Long Term Evolution)等の携帯電話の通信規格、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信規格等に基づいて無線データ通信を行い、データ通信ネットワーク7と接続される。
警告メッセージは監視対象領域11にある程度の埃が積もったことを知らせるためのメッセージである。メッセージの送信形態としては、例えば所定の電子メールアドレス宛に送信する電子メールが考えられる。この場合、監視端末8には、その所定の電子メールアドレスを受信するように設定された電子メールクライアントソフトウェアがインストールされる。他の送信形態としては、インスタントメッセージ、SMS(Short Message Service)等がある。監視端末8には、メッセージの送信形態に応じたクライアントソフトウェアがインストールされる。メッセージの送信形態はプッシュ配信が好ましいが、プル配信であってもよい。
監視制御部6は、光源2、カメラ3、画像解析部4及び通信部5の動作を制御するプロセッサであり、監視対象物10を監視する。即ち、監視対象領域11の埃の指標値を算出し、指標値が所定の閾値を超えたとき、データ通信ネットワーク7を介して監視端末8に警告メッセージを送出する。
データ通信ネットワーク7はインターネット等のデータ通信ネットワークである。データ通信ネットワーク7は、それぞれが別々のネットワークアドレスを有するような複数のコンピュータネットワークを相互接続したものであってもよい。また、データ通信ネットワーク7は有線ネットワーク、無線ネットワーク、或いは、有線ネットワークと無線ネットワークとを相互接続したものであってもよい。
監視端末8はデータ通信ネットワーク7に接続された端末装置である。監視端末8はデータ通信ネットワーク7を介して通信部5とデータ通信を行うことができるものであればよく、例えば、インターネットに接続されたデスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ワークステーション等の各種の情報処理端末であってもよいし、携帯電話装置、スマートフォン等の無線データ通信端末であってもよい。
監視対象物10は遠隔監視システム1の監視の対象となる領域である監視対象領域11を備える物品である。例えば、監視対象物10は不特定多数が利用する装置であり、監視対象領域11はその装置が備えるタッチディスプレイである。この種の装置の例としては、ATM(Automatic Teller Machine、現金自動預け払い機)、自動契約機等がある。
監視対象領域11は、必ずしも監視対象物10の一部に限られるものではなく、監視対象物10の全体であってもよい。監視対象物10の全体を監視対象領域11とする場合、光源2は監視対象物10の全体に光を照射可能なように配置され、カメラ3は監視対象物10の全体を撮影可能なように配置される。
次に遠隔監視システム1の動作について説明する。
所定の動作条件を満足すると、監視制御部6は図4に示す監視処理を開始する。動作条件としては、例えば、毎日深夜0時に一回というように定期的に実行するものが考えられる。他の動作条件としては、監視装置9は更に不図示の明暗センサを備えることとし、監視対象物10が設置されている部屋等の明るさを明暗センサで測定し、部屋が暗くなったときに実行するといったものが考えられる。また、他の動作条件としては、上述の動作条件と同様に明暗センサを設けて、例えば、一日の所定の時間帯であって、かつ、部屋が暗い時間が10分以上経過した最初の時刻に実行するといったものが考えられる。
動作条件を満足すると、最初に、監視制御部6は光源2のスイッチを入れて、監視対象領域11に光を照らす(ステップS1)。次に、監視制御部6は、カメラ3で監視対象領域11を撮影し、画像データを生成する(ステップS2)。次に、監視制御部6は、生成した画像データの画像解析処理を画像解析部4に実行させて、指標値を生成させる(ステップS3)。画像解析処理は、例えば、図3のように撮影した画像データから、監視対象領域11内の埃を示す散乱光を発している領域(白色の領域)の面積を求め、求めた面積を指標値として用いることが考えられる。次に、画像解析部4は、求めた指標値と、予め定められた閾値とを比較する(ステップS4、S5)。閾値としては、例えば、監視対象領域11の面積のうち所定の割合(例えば30%)が汚れに覆われたときの指標値を用いることが考えられる。閾値は画像解析部4或いは監視制御部6が備える記憶装置に予め格納しておく。指標値が閾値以上の場合、監視制御部6は、通信部5からデータ通信ネットワーク7を介して監視端末8に警告メッセージを送出する(ステップS6)。指標値が閾値未満の場合、監視制御部6は何もしないで処理を終了する。
このような遠隔監視システム1によれば、監視対象領域11にある程度以上の埃が積もると、監視者は、監視端末8に警告メッセージが届くことにより、そのことに気が付くことができる。このため、監視者は監視対象物10の元に出向いて監視対象領域11の清掃を行うことができる。
遠隔監視システム1では、指標値と閾値との比較結果に応じて警告メッセージを送出したが、閾値との比較をすることなく、ステップS3で生成した指標値をそのまま監視端末8に送出することとしてもよい。この場合、ステップS4、S5で行った指標値と閾値との比較は省略される。
また、指標値と共に、或いは、指標値を生成することなく、カメラ3で生成した画像データをそのまま監視端末8に送信することとしてもよい。指標値を生成しない場合にはステップS3−S5は省略される。画像解析部4は不要となる。
また、遠隔監視システム1は、監視対象領域11の埃の堆積量に関するメッセージを監視端末8に送出するもののため、埃を監視する必要があるものであれば、監視対象物10はATMや自動契約機のような装置でなくともよい。監視対象物10或いは監視対象領域11は例えば美術品、工芸品等の展示物、窓ガラス、ドア等の建築物の一部であってもよい。
上述の遠隔監視システム1は、監視端末8と監視装置9が一対一の関係であったが、本発明はこれに限定されるものではない。図5に示すように、一台の監視端末8を用いて、N台(Nは任意の自然数)の監視装置9−1、9−2、…、9−Nを監視することとしてもよい。
監視対象物10がATMや自動契約機等の装置の場合、監視対象となる装置と監視装置9が連携することとしてもよい。図6に示すように、監視対象物10に対応する監視対象装置20は、監視装置9の構成に加えて、タッチパネル21、本体制御部22を備える。また、監視対象装置20は複数のIR LED光源2を備える。
IR LED光源2を複数備えることにより、監視対象領域であるタッチパネル21の全域をくまなく赤外線で照らすことが容易になる。IR LED光源2は、近赤外線を含む赤外線(InfraRed)を照射するLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)である。
赤外線カメラ3は近赤外線に感度を有するカメラである。図6には赤外線カメラ3を一台だけ記載したが、複数の赤外線カメラ3を設置し、これら複数の赤外線カメラ3によってタッチパネル11の全域をカバーすることとしてもよい。
タッチパネル21は監視対象領域11に対応する。タッチパネル21は、表示装置と入力装置を兼ねた入出力装置である。
本体制御部22は監視対象装置20の本来の動作を制御するプロセッサである。監視対象装置20がATMの場合、本体制御部22は監視対象装置20本来の動作、例えばATMであれば現金の受け入れや支払いに関する処理、動作を制御する。本体制御部22は監視対象装置20の動作状態を監視制御部6に通知する。ここで通知する動作状態とは、例えば、監視対象装置20の電源が投入されているのか否か、本来の動作を実行中なのか否か等がある。
監視対象装置20は上述の監視装置9と同様に動作する。ただし、図4の動作を開始する契機となる動作条件を、本体制御部9から通知される動作状態に基づいて定める点で異なる。例えば、本体制御部22から通知された動作状態によれば、監視対象装置20の電源がオフのとき、一日につき一回、図4の動作を実行する。
タッチパネル21に埃等の汚れが付着すると、表示装置としては画面の視認性が低下するという問題がある。また、入力装置としては操作者が接触を敬遠するようになり、その結果として利用者数が低下するという問題がある。監視対象装置20では、タッチパネル21の汚れの付着量を指標値で表し、指標値に基づく判定結果に応じて監視端末にメッセージを送信する。メッセージの受信により、監視端末のユーザは、遠隔地にある監視対象装置200タッチパネル21がある程度汚れていることを知り、タッチパネル21を清掃する契機とすることができる。
上述の遠隔監視システム1では、画像解析部4が指標値と閾値とを比較することにより、監視対象領域に汚れがあるか否かの判定を行った。本発明はこれに限定されるものではなく、汚れの有無の判定を監視端末の監視者が行うこととしてもよい。この場合、図4のフローチャートにおいて、ステップS2で監視対象領域11の画像データを生成した後、ステップS3−S5を省略し、ステップS6において、警告メッセージを送信する代わりに、ステップS2で生成した画像データを含むメッセージを監視端末8に送信する。監視端末のユーザ、即ち、監視者はその画像を目視して汚れの有無を判定する。汚れていると判定した場合、監視者は自分自身で監視対象領域11の清掃に赴いてもよいし、予め清掃員に割り当てられたメールアドレス、インスタントメッセージアドレス、SMSアドレス等に対し、監視端末8から監視対象領域11の清掃を促すメッセージを送信することとしてもよい。この場合、監視対象領域11の清掃の必要性の有無を判定するのは、監視装置9ではなく、監視端末8を使用する監視者である。
また、このようにステップS2で生成した画像データを監視端末8に送信すると共に、或いは、送信する代わりに、指標値を送信することとしてもよい。この場合、図4のステップS5のみを省略し、ステップS6において警告メッセージの代わりに、画像データと指標値とを含むメッセージ、或いは、指標値を含むメッセージを監視端末8に送信する。
上記の実施形態の一部又は全部は以下の付記のようにも記載されうるが、これらに限定されるものではない。
(付記1)
監視対象物の監視対象領域における汚れを監視し、前記汚れの度合いを示す監視結果を生成する入力装置と、
前記監視結果を受け、前記監視対象領域の状態を検出し、前記監視対象領域の状態が悪化した場合には、アラームを生成する監視装置を
を備えることを特徴とする監視システム。
(付記2)
付記1において、前記入力装置は、
前記監視対象領域に対して、光を照射するための光源装置、
光を照射した前記監視対象領域を撮影し、画像データを生成するためのカメラ、及び、
前記画像データに基づいて生成され、前記監視対象領域の汚れの度合いを示すメッセージを送信するデータ通信手段
を備えることを特徴とする監視システム。
(付記3)
付記2において、前記監視装置はネットワークを介して、前記データ通信手段に接続されていることを特徴とする監視システム。
(付記4)
付記2又は付記3において、前記光源装置は赤外線LED(Light Emitting Diode)を備え、前記カメラは赤外線領域を含む光を電気信号に変換する赤外線センサを備えることを特徴とする監視システム。
(付記5)
付記1乃至付記4のいずれか一項において、前記監視装置は前記汚れの度合いを予め定められた閾値と比較して、前記汚れの度合いが前記閾値を超えた場合には前記アラームを生成することを特徴とする監視システム。
(付記6)
付記2乃至付記5の何れか一項において、前記汚れの度合いは、前記監視対象領域からの散乱光を参照して得られた指標値によってあらわされることを特徴とする監視システム。
(付記7)
予め定められた時間毎に、前記監視対象領域の画像データを生成し、前記メッセージを前記監視端末に送信する、付記2乃至付記6のいずれか一項に記載の監視システム。
(付記8)
前記監視対象物は表示装置を備え、前記監視対象領域は前記表示装置のスクリーンを含む領域であり、前記表示パネルの汚れの状態に応じて、前記監視対象領域の画像データを生成し、前記メッセージを前記監視端末に送信する、付記2乃至付記7のいずれかに記載の監視システム。
(付記9)
光源装置を用いて、監視対象物のうち、汚れの監視を行う領域を含む監視対象領域に対して、光を照射する段階1、
カメラを用いて、光を照射した前記監視対象領域を撮影し、画像データを生成する段階2、及び、
前記画像データに基づいて生成されたメッセージを、データ通信ネットワークを介して予め定められた監視端末に送信する段階3
を含み、
前記監視対象領域の汚れの度合いを監視し、前記汚れの度合いに応じてアラームを発生することを特徴とする遠隔監視方法。
(付記10)
付記9において、前記光源装置は赤外線LED(Light Emitting Diode)を備え、前記カメラは赤外線領域を含む光を電気信号に変換する赤外線センサを備えることを特徴とする遠隔監視方法。
(付記11)
付記9又は付記10において、前記汚れの度合いを予め定められた閾値と比較して、前記汚れの度合いが前記閾値を超えた場合には前記アラームを生成することを特徴とする遠隔監視方法。
(付記12)
付記9乃至付記11の何れか一項において、前記汚れの度合いは、前記監視対象領域からの散乱光を参照して得られた指標値によってあらわされることを特徴とする遠隔監視方法。
(付記13)
付記9乃至付記12の何れか一項において、予め定められた時間毎に、前記監視対象領域の画像データを生成し、前記メッセージを前記監視端末に送信する遠隔監視方法。
(付記14)
付記9乃至付記13の何れか一項において、前記監視対象物は表示装置を備え、前記監視対象領域は前記表示装置のスクリーンを含む領域であり、前記表示パネルの汚れの状態に応じて、前記監視対象領域の画像データを生成し、前記メッセージを前記監視端末に送信する遠隔監視方法。
(付記15)
光源装置を用いて、監視対象物のうち、汚れの監視を行う領域を含む監視対象領域に対して、光を照射する手順1、
カメラを用いて、光を照射した前記監視対象領域を撮影し、画像データを生成する手順2、及び、
前記画像データに基づいて生成されたメッセージを、データ通信ネットワークを介して予め定められた監視端末に送信する手順3
をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記監視対象領域の汚れの度合いを監視し、前記汚れの度合いに応じてアラームを発生するためのプログラム。
(付記16)
付記15において、前記光源装置は赤外線LED(Light Emitting Diode)を備え、前記カメラは赤外線領域を含む光を電気信号に変換する赤外線センサを備えることを特徴とするプログラム。
(付記17)
付記15又は付記16において、前記汚れの度合いを予め定められた閾値と比較して、前記汚れの度合いが前記閾値を超えた場合には前記アラームを生成することを特徴とするプログラム。
(付記18)
付記15乃至付記17の何れか一項において、前記汚れの度合いは、前記監視対象領域からの散乱光を参照して得られた指標値によってあらわされることを特徴とするプログラム。
(付記19)
付記15乃至付記18の何れか一項において、予め定められた時間毎に、前記監視対象領域の画像データを生成し、前記メッセージを前記監視端末に送信するプログラム。
(付記20)
付記15乃至付記19の何れか一項において、前記監視対象物は表示装置を備え、前記監視対象領域は前記表示装置のスクリーンを含む領域であり、前記表示パネルの汚れの状態に応じて、前記監視対象領域の画像データを生成し、前記メッセージを前記監視端末に送信するプログラム。
1 遠隔監視システム
2 光源
3 カメラ
4 画像解析部
5 通信部
6 監視制御部
7 データ通信ネットワーク
8 監視端末
9 監視装置
10 監視対象物
11 監視対象領域
20 監視対象装置
21 タッチパネル
22 本体制御部

Claims (10)

  1. 監視対象物の監視対象領域の表面対して、外部から赤外線を含む光を照射するための光源装置と、
    前記光が照射された前記監視対象領域の表面を外部から撮影し、該監視対象領域の表面に付着した埃に起因する散乱光を含む画像データを生成するためのカメラと、
    前記画像データに基づいて、前記監視対象領域における汚れを監視し、前記汚れの度合いを示す監視結果を生成する画像解析部と、
    前記監視結果を受け、前記監視対象領域の状態を検出し、前記監視対象領域の状態が悪化した場合には、アラームを生成する監視制御部と
    を備えることを特徴とする監視システム。
  2. 請求項1において
    記画像データに基づいて生成され、前記監視対象領域の汚れの度合いを示すメッセージを監視端末へ送信するデータ通信手段
    更に備えることを特徴とする監視システム。
  3. 請求項2において、前記監視端末はネットワークを介して、前記データ通信手段に接続されていることを特徴とする監視システム。
  4. 請求項2又は請求項3において、前記光源装置は赤外線LED(Light Emitting Diode)光源を備え、前記カメラはIR画像を可視光画像に変換するIR可視カメラ赤外線領域を含む光を電気信号に変換する赤外線センサを備えることを特徴とする監視システム。
  5. 請求項乃至請求項4のいずれか一項において、前記画像解析部は前記汚れの度合いを予め定められた閾値と比較して、前記監視結果として比較結果を出力し、前記監視制御部は前記汚れの度合いが前記閾値を超えた場合には前記アラームを生成することを特徴とする監視システム。
  6. 請求項乃至請求項5の何れか一項において、前記汚れの度合いは、前記監視対象領域の表面からの前記散乱光を参照して得られた指標値によってあらわされることを特徴とする監視システム。
  7. 前記カメラは、予め定められた時間毎に、前記監視対象領域の画像データを生成し、前記データ通信手段は、前記メッセージを前記監視端末に送信する、請求項2乃至請求項6のいずれか一項に記載の監視システム。
  8. 前記監視対象物は表示装置を備え、前記監視対象領域は前記表示装置のスクリーンを含む領域であり、前記カメラは、前記表示装置のスクリーンの汚れの状態に応じて、前記監視対象領域の画像データを生成し、前記データ通信手段は、前記メッセージを前記監視端末に送信する、請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の監視システム。
  9. 光源装置を用いて、監視対象物のうち、汚れの監視を行う領域を含む監視対象領域の表面に対して、外部から赤外線を含む光を照射する段階1、
    カメラを用いて、前記照射された前記監視対象領域の表面外部から撮影し、該監視対象領域の表面に付着した埃に起因する散乱光を含む画像データを生成する段階2、及び、
    前記画像データに基づいて生成されたメッセージを、データ通信ネットワークを介して予め定められた監視端末に送信する段階3
    を含み、
    前記監視対象領域の汚れの度合いを監視し、前記汚れの度合いに応じてアラームを発生することを特徴とする遠隔監視方法。
  10. 光源装置を用いて、監視対象物のうち、汚れの監視を行う領域を含む監視対象領域の表面に対して、外部から赤外線を含む光を照射する手順1、
    カメラを用いて、前記照射された前記監視対象領域の表面外部から撮影し、該監視対象領域の表面に付着した埃に起因する散乱光を含む画像データを生成する手順2、及び、
    前記画像データに基づいて生成されたメッセージを、データ通信ネットワークを介して予め定められた監視端末に送信する手順3
    をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記監視対象領域の汚れの度合いを監視し、前記汚れの度合いに応じてアラームを発生するためのプログラム。
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