JP2013023325A - エレベータの故障予測装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エレベータに設置された各種センサでは検出できないような異常についても、その発生を安価かつ簡潔な構成で予測することができるエレベータの故障予測装置を提供する。
【解決手段】エレベータの故障予測装置において、エレベータの利用者の操作を受け付ける操作表示部を有し、前記エレベータの運行動作について前記利用者が感知した異常な現象を、前記操作表示部を操作することにより複数の項目から選択して異常情報として入力可能に構成された操作表示装置と、前記操作表示装置に入力された前記異常情報に基づいて、前記エレベータの故障発生を予測する故障予測部と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】エレベータの故障予測装置において、エレベータの利用者の操作を受け付ける操作表示部を有し、前記エレベータの運行動作について前記利用者が感知した異常な現象を、前記操作表示部を操作することにより複数の項目から選択して異常情報として入力可能に構成された操作表示装置と、前記操作表示装置に入力された前記異常情報に基づいて、前記エレベータの故障発生を予測する故障予測部と、を備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、エレベータの故障予測装置に関するものである。
従来におけるエレベータにおいては、エレベータの稼働状況から故障を予測して故障に至らないように事前に処理することを目的とするものとして、エレベータの走行時間、着床時間、戸開閉時間やブレーキ開放・制動時間等の計測値に基づいて、エレベータを構成する各系の故障を予測するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、かご内の騒音を検出する騒音計により、かごの戸が閉じた直後の時点の騒音よりも当該時点以後の騒音が大きくなったことが検出された場合に、異常発生を検知するものや(例えば、特許文献2参照)、例えば、かごが走行しない時、電源が故障した時やかごが着床位置を外れて停止した時等に故障を検出する故障検出装置を備えて、エレベータ別及び故障別に表示するようにしたものも、従来において知られている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、これらの特許文献に示された従来におけるエレベータにおいては、エレベータに発生した異常を、エレベータに設置された各種センサにより検出された情報等に基づいて、制御装置上で把握することが可能であるエレベータの状態に基づいて検知又は推定するという構成となっている。このため、設置されている各種センサにより検出された情報によって把握されるエレベータの状態には現れないような異常(端的に言い換えると、設置されている各種センサでは検出できない異常)については、これを検知することができないという課題がある。また、検知可能な異常の種類を増やそうとセンサを増設した場合、センサ増設によるコストが高くなるという課題がある。
なお、エレベータの保守員が行う定期点検時には、このような各種センサでは検出できない異常の有無についても人間の知覚を利用して確認される。しかしながら、一般に保守員による定期点検は1ヶ月に1度程度と月単位の頻度であることが多い。また、定期点検作業は限られた時間内で行われるものであるため、定期点検作業において必ずしも異常を確認することができるとは言い切れない部分がある。これに対し、保守員による定期点検の頻度や作業時間を増やすことは、定期点検の作業効率の低下や定期点検に必要なコストの増加を招来するおそれがあるという課題がある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、各種センサでは検出できないような異常についても、その発生を安価かつ簡潔な構成で予測することができるエレベータの故障予測装置を得るものである。
この発明に係るエレベータの故障予測装置においては、エレベータの利用者の操作を受け付ける操作表示部を有し、前記エレベータの運行動作について前記利用者が感知した異常な現象を、前記操作表示部を操作することにより複数の項目から選択して異常情報として入力可能に構成された操作表示装置と、前記操作表示装置に入力された前記異常情報に基づいて、前記エレベータの故障発生を予測する故障予測部と、を備えた構成とする。
この発明に係るエレベータの故障予測装置においては、エレベータに設置された各種センサでは検出できないような異常について、その発生を安価かつ簡潔な構成で予測することができるという効果を奏する。
この発明を添付の図面に従い説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1から図3は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1はエレベータの故障予測装置の全体構成を模式的に示すブロック図、図2はエレベータの操作表示装置の画面遷移例を説明する正面図、図3はエレベータの故障予測装置の動作を示すフロー図である。
図1から図3は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1はエレベータの故障予測装置の全体構成を模式的に示すブロック図、図2はエレベータの操作表示装置の画面遷移例を説明する正面図、図3はエレベータの故障予測装置の動作を示すフロー図である。
図1において、1は、エレベータのかご内及び乗場の少なくとも一方に設置されている操作表示装置である。この操作表示装置1は、エレベータの利用者が所望する行先階(又は方向)への呼び登録操作やエレベータドアの戸開閉操作等を行うためのものである。この操作表示装置1の正面には、利用者の操作を受け付けるとともに、当該操作に必要な情報等を表示する操作表示部1aが備えられている。
この操作表示部1aは、タッチパネルにより構成されている。より詳しくは、この操作表示部1aを構成するタッチパネルは、利用者が操作するためのボタン等の操作対象や利用者へのメッセージ等を表示するためのディスプレイ(表示画面)と、このディスプレイの前面に設けられ、利用者の指等が触れた位置座標を検知する透明のタッチセンサと、を有している。
操作表示装置1は、操作表示部1aのディスプレイの表示内容(ボタン等の操作対象等)を制御している。そして、操作表示装置1は、タッチセンサの検知結果からディスプレイにおいて、利用者により操作された位置座標に表示されている操作対象が何であるかを判断し、操作された対象に応じて操作表示部1aの表示を変更したり、当該操作対象が利用者に操作された旨の信号の出力等を行ったりする。
図2に操作表示装置1の操作表示部1aにおける表示及び動作の具体例を示す。
まず、通常時において、操作表示部1aには、図2(a)に示すように各行先階に対応して設けられた複数の行先階ボタン2が表示されている。利用者は、操作表示部1aの、所望する行先階に対応する行先階ボタン2が表示された部分に触れることで、当該行先階への呼び登録を行うことができる。また、操作表示部1aの下部寄りの領域には、利用者に対するメッセージを表示するためのメッセージ表示部3が形成されている。
まず、通常時において、操作表示部1aには、図2(a)に示すように各行先階に対応して設けられた複数の行先階ボタン2が表示されている。利用者は、操作表示部1aの、所望する行先階に対応する行先階ボタン2が表示された部分に触れることで、当該行先階への呼び登録を行うことができる。また、操作表示部1aの下部寄りの領域には、利用者に対するメッセージを表示するためのメッセージ表示部3が形成されている。
この行先階ボタン2が表示された状態(図2(a))における、メッセージ表示部3の上側(行先階ボタン2の表示領域とメッセージ表示部3との間)には、異常記録ボタン4が表示されている。そして、メッセージ表示部3には、エレベータの利用者が何らかの異常を感じた場合に、異常記録ボタン4を操作するように促す旨の異常記録開始案内メッセージ3aが表示されている。この異常記録開始案内メッセージ3aとしては、具体的には、例えば「異常を感じた場合は「異常記録」にタッチしてください」等が用いられる。
そして、利用者により操作表示部1aの異常記録ボタン4がタッチ操作されると、操作表示装置1は、操作表示部1aの表示を図2の(b)へと遷移させる。この異常記録ボタン4操作時の画面表示(図2(b))においては、行先階ボタン2は表示されておらず、行先階ボタン2が表示されていた領域には代わりに複数の異常記録項目ボタン5が表示されている。これらの異常記録項目ボタン5は、エレベータの利用者が感知する可能性がある異常な現象のそれぞれに対応して表示される。
ここでは、具体的には、「かごの到着が遅い」、「ドアの開閉音が大きい」、「着床時に床がずれている」、「異音がする」、「揺れが大きい」の5つの異常記録項目ボタン5が表示される。なお、ここに挙げた項目以外の異常な現象に対応する異常記録項目ボタン5を表示するようにしてもよいし、「その他」ボタンを表示するようにしてもよい。
そして、操作表示部1aのメッセージ表示部3には、利用者に、複数の異常記録項目ボタン5のうちから、当該利用者が感知した異常な現象に当てはまる異常記録項目ボタン5を選択して操作することを促す旨のメッセージである異常記録時メッセージ3bが表示される。この異常記録時メッセージ3bとしては、具体的には、例えば「感じた異常を選択してください」等が用いられる。
このようにして、操作表示装置1の操作表示部1aは、エレベータの利用者がエレベータの運行動作について異常を感じた場合に、利用者が感知した異常な現象を異常記録項目ボタン5を操作することにより複数の項目から選択して入力することが可能なように構成されている。
また、さらに、通常時においては、操作表示部1aには、異常記録項目ボタン5は表示されておらず、異常記録ボタン4が表示されている。そして、利用者が異常記録ボタン4を操作することで、操作表示部1aに異常記録項目ボタン5が表示された状態へと切り換わる。このようにすることで、通常時において、利用者が誤って異常記録項目ボタン5を操作してしまうことを防止することができる。
再び図1に戻って、操作表示部1aに複数の異常記録項目ボタン5が表示されている状態で、利用者がいずれかの異常記録項目ボタン5を操作すると、操作表示装置1は、当該操作された異常記録項目ボタン5に対応する異常情報を出力する。この操作表示装置1から出力された異常情報は、エレベータが設置されているビル内の例えば制御装置内に設けられた故障予測装置本体6へと送信される。
この故障予測装置本体6は、操作表示装置1から送信されてきた異常情報を記憶するとともに、この記憶した異常情報に基づいて、エレベータの故障発生を予測するものである。この故障予測装置本体6における、エレベータの故障発生を予測する動作を図3に示す。
まず、故障予測装置本体6は通常時には待機状態にある(ステップS1)。そして、エレベータの利用者がエレベータの運行・運転状態について異常を感じると、ステップS2からステップS3へと進む。このステップS3においては、利用者が操作表示装置1の操作表示部1aにおいて、メッセージ表示部3に表示されたメッセージに従って、まず、異常記録ボタン4を操作する。そして、続けて、表示された異常記録項目ボタン5から自身が感知した異常に対応するものを選択して操作することにより、利用者が感知した異常情報が操作表示装置1に入力される。
ステップS3において、利用者が感知した異常情報が操作表示装置1に入力されると、当該入力された異常情報が、操作表示装置1から故障予測装置本体6へと送信される。この異常情報を受信した故障予測装置本体6は、当該受信した異常情報を記憶するとともに、ステップS4において、当該受信した異常情報が示す異常な現象に関連する運行データが存在しているか否かを確認する。
この受信した異常情報が示す異常な現象に関連する運行データとは、例えば、異常情報が示す異常な現象が「ドアの開閉音が大きい」というものであった場合(すなわち、「ドアの開閉音が大きい」という異常記録項目ボタン5が操作された場合)、ドアの開閉状態を検出するセンサからの出力信号データや、ドアモータからのフィードバック信号データ等が該当する。
また、例えば、異常情報が示す異常な現象が「着床時に床がずれている」というものであった場合(すなわち、「着床時に床がずれている」という異常記録項目ボタン5が操作された場合)、着床プレート検出センサからの出力信号データやかごを昇降させる巻上機の回転数等から算出されたかご位置・かご速度・かご加速度のデータ等が、異常情報が示す異常な現象に関連する運行データに該当する。なお、これらの運行データは、制御装置又は故障予測装置本体6において記憶される。
このステップS4において、故障予測装置本体6が受信した異常情報が示す異常な現象に関連する運行データが存在していた場合、ステップS5へと進む。このステップS5においては、故障予測装置本体6は、先程のステップS4において存在が確認された、異常情報に関連する運行データが、正常時の値と異なるか否か(予め定められた正常値から所定の値以上外れているか否か)について確認する。
このステップS5において、異常情報に関連する運行データが正常時の値と異なっていた場合には、ステップS6へと進み、故障予測装置本体6は、当該異常情報についての故障判断値の値に1を加える。なお、ここで、故障判断値は各異常情報のそれぞれについて(すなわち異常な現象の種別毎に)用意されている。そして、これらの故障判断値の値は、エレベータの起動時等において、0にリセットされる。また、以上に対し、ステップS5において、異常情報に関連する運行データが正常時の値と異なっていなかった場合には、ステップS1へと戻る。
一方、ステップS4において、故障予測装置本体6が受信した異常情報が示す異常な現象に関連する運行データが存在していない場合、ステップS5を経ることなくステップS4から直接ステップS6へと進み、故障予測装置本体6は、当該異常情報についての故障判断値の値に1を加える。すなわち、例えば、異常情報が示す異常な現象が「異音がする」というものであった場合(すなわち、「異音がする」という異常記録項目ボタン5が操作された場合)には、この異常な現象に関連する運行データが存在しないため、操作表示装置1からの異常情報が故障予測装置本体6に入力された時点で、当該異常情報についての故障判断値が増加される。
ステップS6において、該当する故障予測値を増加させた後は、ステップS7へと進む。このステップS7においては、故障予測装置本体6は、故障予測値の値が予め定めた一定値である故障判断基準値以上であるか否かについて確認する。このステップS7において、故障予測値の値が故障判断基準値以上であった場合には、ステップS18へと進んで、故障予測装置本体6は、監視センタへとエレベータに異常の発生が予測された旨を通報する。一方、ステップS7において、故障予測値の値が故障判断基準値未満であった場合には、ステップS9へと進み、監視センタへの通報は行わないものの異常情報は記録しておく。
このステップS8における監視センタへの通報を行う構成について、図1に戻って説明する。エレベータが設置されたビル側の例えば制御装置内には、通報装置7が備えられている。そして、この通報装置7は、監視センタにあるセンタ装置8と通信ネットワークを介して通信可能に接続されている。
故障予測値が故障判断基準値以上となり図3のステップS8へと進むと、故障予測装置本体6は通報装置7に対して通報指令を出力する。この通報指令を受けて通報装置7は監視センタのセンタ装置8へと、エレベータに異常情報が示す異常の発生(故障の発生)が予測された旨を通報する。この通報を受けて、監視センタの保守員はエレベータの点検等の適切な対応を実施することができる。
なお、故障予測値が故障判断基準値以上とはならなかった場合においても、利用者により操作表示装置1に入力された異常情報は故障予測装置本体6に記録される(図3のステップS9)ため、保守員は定期点検時等にこの故障予測装置本体6に記録された異常情報を確認し、故障の可能性がある部分を念入りに点検する等、故障発生を未然に予防することも可能である。
なお、ここでは、操作表示部1aをタッチパネルにより構成したが、操作表示部1aを、通常の機械的なボタンとタッチセンサを備えない通常のディスプレイとにより構成することもできる。この場合は、行先階ボタン2及び異常記録項目ボタン5を通常の機械的なボタンで設け、ディスプレイに異常記録時メッセージ3b等を表示する。この際、異常記録ボタン4も設け、この異常記録ボタン4を操作した後でなければ異常記録項目ボタン5に対する操作が有効とならないようにしてもよい。利用者への異常記録項目ボタン5が有効であるか否かの報知は、タッチパネルを用いた場合に準じ、ディスプレイの表示や異常記録項目ボタン5に内蔵したLEDの発光状態等により行うことができる。
以上のように構成されたエレベータの故障予測装置は、エレベータの利用者の操作を受け付ける操作表示部を有し、前記エレベータの運行動作について前記利用者が感知した異常な現象を、前記操作表示部を操作することにより複数の項目から選択して異常情報として入力可能に構成された操作表示装置と、この操作表示装置に入力された異常情報に基づいて、エレベータの故障発生を予測する故障予測装置本体と、を備えたものである。
このため、エレベータに設けられた各種センサでは検出できないような異常についても、その発生を安価かつ簡潔な構成で予測することができる。また、保守員による定期点検の頻度や作業時間を増やすことなく、人間の知覚により感知された異常情報を効率的に収集することも可能である。
さらに、操作表示装置に入力された異常情報が示す異常な現象に関連する運行データが存在する場合に、異常情報及び運行データの双方に基づいてエレベータの故障発生を予測することで、より高精度な故障発生予測を行うことができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係るもので、エレベータの操作表示装置の正面図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成に加えて、操作表示装置に、利用者が携行するIDカードに記憶された情報を読み取るカードリーダを併設し、利用者が感知した異常情報を入力する際に、IDカードによる個人識別情報の入力を求めるようにしたものである。
図4は、この発明の実施の形態2に係るもので、エレベータの操作表示装置の正面図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成に加えて、操作表示装置に、利用者が携行するIDカードに記憶された情報を読み取るカードリーダを併設し、利用者が感知した異常情報を入力する際に、IDカードによる個人識別情報の入力を求めるようにしたものである。
この実施の形態2においては、エレベータの利用者はIDカード9を携行している。このIDカード9には、当該IDカード9の所持者を識別するための個人識別情報が予め記憶されている。そして、操作表示装置1には、操作表示部1aの側方にカードリーダ10が設置されている。このカードリーダ10は、利用者が携行するIDカード9に記憶されている個人識別情報を読み取るためのものである。
そして、操作表示装置1は、操作表示部1aの異常記録ボタン4が操作されて異常記録項目ボタン5を表示する際に、カードリーダ10にIDカード9をかざす等の個人識別情報入力操作を要求する。この際、メッセージ表示部3に表示される異常記録時メッセージ3bに、例えば、「IDカードをカードリーダにかざしてください」等のメッセージを追加してもよい。
IDカード9及びカードリーダ10を用いた個人識別情報の入力と、異常記録項目ボタン5の操作による異常情報の入力とがなされると、操作表示装置1は、これらの入力された異常情報及び個人識別情報を、故障予測装置本体6へと送信する。故障予測装置本体6は、操作表示装置1から送信されたこれらの異常情報及び個人識別情報を関連付けた状態で記憶する。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
以上のように構成されたエレベータの故障予測装置は、エレベータの利用者を識別する個人識別情報の入力を受け付ける個人識別情報入力手段であるカードリーダ10を備えている。そして、故障予測装置本体6は、操作表示装置1に入力された異常情報と個人識別情報入力手段(カードリーダ10)に入力された個人識別情報とを関連付けて記憶するものである。
このため、保守員は、故障予測装置本体6に記憶された異常情報を確認する際に、当該異常情報の入力を行った利用者の個人識別情報を併せて入手することができる。そして、保守員は後日に当該個人識別情報から識別された利用者に対して、異常を感知した際の状況等を詳しく聴取等することができ、異常感知時の状況をより詳しく調査することが可能となる。
また、故障予測装置本体6に記録された個人識別情報から、異常記録項目ボタン5を操作した利用者を特定することができるため、いたずらによる異常情報の誤入力を抑止する効果も期待できる。
1 操作表示装置
1a 操作表示部
2 行先階ボタン
3 メッセージ表示部
3a 異常記録開始案内メッセージ
3b 異常記録時メッセージ
4 異常記録ボタン
5 異常記録項目ボタン
6 故障予測装置本体
7 通報装置
8 センタ装置
9 IDカード
10 カードリーダ
1a 操作表示部
2 行先階ボタン
3 メッセージ表示部
3a 異常記録開始案内メッセージ
3b 異常記録時メッセージ
4 異常記録ボタン
5 異常記録項目ボタン
6 故障予測装置本体
7 通報装置
8 センタ装置
9 IDカード
10 カードリーダ
Claims (6)
- エレベータの利用者の操作を受け付ける操作表示部を有し、前記エレベータの運行動作について前記利用者が感知した異常な現象を、前記操作表示部を操作することにより複数の項目から選択して異常情報として入力可能に構成された操作表示装置と、
前記操作表示装置に入力された前記異常情報に基づいて、前記エレベータの故障発生を予測する故障予測部と、を備えたことを特徴とするエレベータの故障予測装置。 - 前記故障予測部は、前記操作表示装置に入力された前記異常情報が示す異常な現象に関連する運行データが存在する場合、前記異常情報及び前記運行データの双方に基づいて、前記エレベータの故障発生を予測することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの故障予測装置。
- 前記利用者を識別する個人識別情報の入力を受け付ける個人識別情報入力手段を備え、
前記故障予測部は、前記操作表示装置に入力された前記異常情報と個人識別情報入力手段に入力された前記個人識別情報とを関連付けて記憶することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のエレベータの故障予測装置。 - 前記操作表示装置は、前記操作表示部の異常記録ボタンが操作された後に、前記異常情報として入力する前記複数の項目のそれぞれに対応して設けられた複数の異常記録項目ボタンへの操作を有効とすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のエレベータの故障予測装置。
- 前記操作表示部は、タッチパネルからなり、
前記操作表示装置は、前記操作表示部に表示された前記異常記録ボタンが操作された場合に、複数の前記異常記録項目ボタンが表示された状態に前記操作表示部の表示を切り換えることを特徴とする請求項4に記載のエレベータの故障予測装置。 - 前記故障予測部により前記エレベータの故障発生が予測された場合に、監視センタに通報する通報手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のエレベータの故障予測装置。
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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