JP6306194B2 - モジュール式スイッチギヤキャビネット用システム - Google Patents

Description

本発明は、つなぎ合わされたスイッチギヤキャビネット用ユニットから組み立てられるスイッチギヤキャビネット用システムに関し、それぞれのスイッチギヤキャビネット用ユニットがフレーム体で構成されたラックを備え、少なくとも垂直な前記フレーム体は：前記フレーム体は、断面の斜線に対して鏡面対称であり；前記フレーム体は、前記ラックの外側を形成する枠側面を有し；枠突出部が前記枠側面から外側に突出し、それぞれの前記枠突出部は、前記枠側面の内の１つから外側に延びている、という特徴を有するスイッチギヤキャビネット用システムに関する。ここで、２つの前記ラック同士をつなぎ合わせた時、２つのフレーム体の対応する枠突出部は、いずれの場合にも、お互いに対向して鏡面対称的に位置しており、前記枠突出部の端面間に間隙を残し、前記間隙はシール部材により塞がれる。

スイッチギヤキャビネットでは、モジュール方式は、アプリケーションの潜在的分野の数を増加させるので重要な基準である。モジュール式スイッチギヤキャビネット用ユニットは他の同種のキャビネット用ユニットと組み合わせることができ、キャビネット用ユニットを顧客の要求に従って組み立て、より大きなスイッチギヤキャビネット用システムを形成できるようにする。特に、このようなスイッチギヤキャビネット用システムは、所要の、または利用可能なスペースにモジュール構成できる。モジュール方式は、個々のスイッチギヤキャビネット用ユニットを利用して、ケーブルや配線を内部に挿入できるようにする、という利点もある。キャビネット同士をつなぎ合わせる時に、その側壁は接続点を取り除かれるので、ラックは安定性を要求される。したがって、ラックを用いてキャビネット同士をつなぎ合わせ、外側または周囲エリアからシステムを密閉する問題を引き起こす。したがって、例えばごみや湿気が侵入することを可能な限り防ぐ取付具の箇所でシール部材が導入される。

モジュール式スイッチギヤキャビネット用ユニットのために考案されたラックのフレーム体は、欧州特許第１ ６０１ ０７４ Ｂ１号公報により知られている。２つのお互いに対向しているフレーム体間の取付具の箇所にシール片を挿入し、該シール片は、枠の２つの外側コア部により作り出されるシール組立体を補完するように設計されている。前記枠は、ボルトに押し付けられた連結手段を備えるモジュール式コネクター組立体、およびお互いの枠同士が同一平面上になるように取り付けられる。この周知の組立体は複雑であり、複数の組立手順を要求する。

欧州特許第１ ６０１ ０７４ Ｂ１号公報

したがって本発明の目的は、望ましくは道具を使う事なしにモジュール同士をつなぎ合わせることができるスイッチギヤキャビネット用システムを提供する事である。

本発明の目的は、請求項１に係るスイッチギヤキャビネット用システムにより達成される。有利な実施形態が従属請求項の対象である。

本発明によれば、前記シール部材は、前記フレーム体の前記対向する枠突出部の内の少なくとも１つに取り付けられるプッシュオン式のシール部材であることが提供される。これらは安定性の一因となり得るが、原則としてシーリング用の寸法を新たに加えることはない。

本発明の望ましい実施形態によれば、前記プッシュオン式のシール部材は、お互いに対向して配置された、少なくとも２つの脚部を有し、前記２つの脚部の間に間隙を形成している。前記間隙の幅は、選択された前記フレーム体の前記枠突出部の厚さ未満または厚さと等しい。したがって前記枠突出部は、少なくとも摩擦結合により覆われる。もし前記溝の幅が前記枠突出部の厚さより狭くても、前記シール部材の材料を適切に選択することで、材料固有の一定量の張力で、前記プッシュオン式のシール部材を枠突出部に確実に取り付けるために用いることができる。

さらに望ましくは、前記プッシュオン式のシール部材の前記お互いに対向している脚部を接続するブリッジ部は座面を有し、前記座面は、該座面に取り付けられる前記フレーム体の前記枠突出部の厚さよりも広い。この寸法は、前記スイッチギヤキャビネットの列をお互いにつなぎ合わせた時に生じる、公差の補償を可能にする。さらにこの場合、シール部材５３０の材料を適切に選択することで、取り付けられる前記フレーム体の前記枠突出部を連結ブリッジに確実に挿入できるように用いてもよく、前回と同様に、防塵、防湿のシール部材を作り出し、取り付けられる前記ラックに含有できるようにする。このプッシュオン式のシール部材の構造もまた、異なるラックからスイッチキャビネット用システムを作り出すことができ、取り付けられるラックは、特別に設計された枠突出部を有する必要がない。

さらに、前記プッシュオン式のシール部材の前記対向している側面が異なる長さであることも提供できる。この事は、前記選択されたフレーム体の前記枠突出部に、前記プッシュオン式のシール部材を適用することを容易にする。

前記プッシュオン式のシール部材の前記対向している脚部が異なる幅を有することも、提供されてよい。前記対向している脚部の内の一方の材料がより弾力性に富むので、この事もまた、前記プッシュオン式のシール部材の適用を促進する。

本発明の望ましい実施形態によれば、前記プッシュオン式のシール部材は断面がＨ形状である。

前記脚部の長さのせいで増加した摩擦力を克服する必要がある場合は、通常は工具不要のシール部材の適用をより難しくする、という事実を考慮に入れて、前記Ｈ形状のシール部材の前記脚部の長さを特定の状況に合わせてもよい。しかしながら特定のフレーム体では、断面方向Ｈ形状のシール部材の足の長さが枠突出部の長さに実質的に相当する、ということが有利になり得る。

前回と同様に、取り付けられるラック同士をつなぎ合わせることを促進し、あるいは前記プッシュオン式のシール部材の前記ラックの前記枠突出部への適用を促進するために、前記プッシュオン式のシール部材の前記対向している脚部の間に間隙を形成し、前記間隙は、前記脚部を接続する前記ブリッジ部から、外側に進むに従い広くなる。

適切なフレーム体では枠突出部を有し、例えば、該枠突出部はそれぞれの枠側面から垂直に延びている。他の実施形態では、前記枠突出部は、それぞれの前記枠片部に対して略１３５°の角度で延びていることを特徴とする。

望ましくは、少なくとも１つの中空室を有する中空枠が用いられ、該中空室は高安定性、特に高ねじれ剛性を特徴とする。

特定の実施形態によれば、２つの中空室が設けられ、連結ブリッジにより接続される。この実施形態において、断面の斜線に対して対称である蟻溝が、前記２つの中空室の間に前記連結ブリッジを縁どって形成されてもよい。あるいは、前記２つの中空室の間に、第３の中空室が前記連結ブリッジに隣接して形成されてもよい。

例えば、単腔の中空枠は、断面が長方形または正方形である。一変形例において、前記枠側面は、２つの枠側面部分を備えていてもよく、前記２つの枠側面部分は、お互いに結合し、第１の枠側面の第１の枠側面部分が第２の枠側面の第１の枠側面部分と垂直に延び、第１の枠側面の第２の枠側面部分が第２の枠側面の第２の枠側面部分と平行に延びているように結合した前記２つの枠側面部分が曲げられる。

本発明は、同様のラック同士をつなぎ合わせるために用いられてもよく、前記垂直なフレーム体が異なる枠形状を有するラック同士にも用いられてよい。単体のラック内で枠形状が異なっていても、本発明を用いることができる。

前記中空枠には、前記ラックまたは前記スイッチギヤキャビネット用ユニットの、内装部品用の取付部品の穴が設けられていることが理解されよう。しかしながら、本願発明の対象ではなく、ここでは詳述されない。

以下に、添付図面を参照し、例を用いて本発明をより詳細に説明する。枠およびシール部材の断面図は、必ずしも縮尺にしたがっていない。図面は以下を示す：
モジュール式スイッチギヤキャビネット用ユニットのラックの第１のフレーム体の断面図である。 フレーム体の間に位置しているシール部材でお互いつなぎ合わせた、図１ａに係るフレーム体の断面図である。 モジュール式スイッチギヤキャビネット用ユニットのラックの第２のフレーム体の断面図である。 フレーム体の間に位置しているシール部材でお互いつなぎ合わせた、図２ａに係るフレーム体の断面図である。 モジュール式スイッチギヤキャビネット用ユニットのラックの第３のフレーム体の断面図である。 フレーム体の間に位置しているシール部材でお互いつなぎ合わせた、図１に係るフレーム体の断面図である。 Ｈ形状のプッシュオン式のシール部材の変形例の断面図である。 拡大された座面を有するシール部材の断面図である。 図４ｂの変形例であるシール部材の断面図である。

図１ａは、モジュール式スイッチギヤキャビネット用ユニットの垂直なフレーム体として使用できるフレーム体の、第１実施形態の断面図を示す。中空枠として組み立てられたこのフレーム体は、お互い反対側に位置し、連結ブリッジ１１３によりお互いに接続される２つの中空室１１６，１１７を有する。中空室１１６，１１７は実質的に正方形であり、これらの間に、連結ブリッジ１１３を縁取り、断面の斜線Ｄに対して対称である蟻溝１１８を形成する。中空室１１６および１１７のそれぞれの壁部１１１および１１２が、ラックの外側をそれぞれ形成する。枠側面１１１，１１２のそれぞれから枠突出部１１４，１１５が突出する。該枠突出部１１４，１１５は、それぞれの枠側面１１１，１１２から外側に延び、特にこれらの側面に対して垂直に延びている。枠突出部１１４，１１５は、連結ブリッジ１１３に対しては略１３５°の角度で延びている。

図１ｂは、つなぎ合わせている図１ａの２つのフレーム体１００，１００’を示す。この２つのフレーム体がお互い鏡面対称の配置で対向するように、フレーム体１００’をフレーム体１００に対して９０°回転させる。該配置では、フレーム体１００の枠突出部１１５は、フレーム体１１８の枠突出部１１４’に対向して位置している。断面Ｈ形状のプッシュオン式のシール部材（push-on seal）１３０は、枠突出部１１５，１１４’に取り付けている。この場合、フレーム体１００，１００’の断面方向において、Ｈ形状のシール部材１３０の脚部長さは、実質的に枠突出部１１５，１１４’の長さに相当する。

図２ａは、フレーム体２００の断面図を示す。該フレーム体２００は、図１ａのフレーム体の変形例として理解されよう。前回と同様に、フレーム体２００は２つの中空室２１６，２１７を有する中空枠を備えており、該２つの中空室２１６，２１７は連結ブリッジ２１３によりお互いに接続されている。中空室２１６，２１７は実質的に長方形であり、これらの端同士が連結ブリッジ２１３の反対側でお互い隣接し合い、第３の中空室２１８を形成している。前回と同様に、中空室２１６，２１７の２つの壁部２１１および２１２がラックの外側を形成し、枠突出部２１４，２１５がこれらの側面から延びている。図１ａの実施形態と同様に、枠突出部２１４，２１５は、枠側面２１１，２１２に対して垂直に延び、連結ブリッジ１３に対しては略１３５°の角度で延びて、フレーム体全体が断面の斜線Ｄに対して鏡面対称の構造となっている。

図２ｂは、つなぎ合わされた図２ａに対応するフレーム体を示す。図２ｂにおいて、フレーム体２００の枠突出部２１５は枠突出部２１４’の反対側に位置し、間隙を形成している。また前回と同様に、断面Ｈ形状のプッシュオン式のシール部材２３０により該間隙は埋められ、または塞がれている。ここでも同様に、フレーム体２００，２００’の断面方向において、Ｈ形状のシール部材２３０の脚部長さは、実質的に枠突出部２１５，２１４’の長さに相当する。図２ｂに概略的にのみ示されるモジュラー・コネクター２４０により、この組立体の安定性を増加させる。モジュラー・コネクターは周知であり、例えば、ボルト−ナット組立体などを備える。

図３ａは、本願発明の原理に係るフレーム体の第３実施形態の断面図を示す。フレーム体３００は、前回同様に中空枠だが１つの枠室３１６のみを有する。ラックの外側を形成する枠側面３１１，３１２は、２つの枠側面部分３１１ａ，３１１ｂおよび３１２ａ，３１２ｂを備え、該２つの枠側面部分は、お互いに結合し、第１の枠側面３１１の第１の枠側面部分３１１ａが第２の枠側面３１２の第１の枠側面部分３１２ａと垂直に延び、第１の枠側面３１１の第２の枠側面部分３１１ｂが第２の枠側面３１２の第２の枠側面部分３１２ｂと平行に延びているような角度になっている。前回と同様に、枠突出部３１４，３１５が枠側面３１１，３１２に形成され、該枠突出部３１４，３１５は枠側面３１１，３１２から外側に延び、連結ブリッジ３１３により相互接続される。この連結ブリッジ３１３に対して、枠突出部３１４，３１５はそれぞれ略１３５°の角度で延び、また枠側面３１１，３１２の第２の枠側面部分３１１ｂおよび３１２ｂに対しても、枠突出部３１４，３１５はそれぞれ同角度で延びている。前回と同様に、フレーム体３００は断面の斜線Ｄに対して対称となっている。したがって、中空室３１６の断面は部分的に重ね合わせた２つの正方形に相当し、連結ブリッジ３１３の長さがより小さい正方形の辺長を定めており、より小さい正方形はより大きい辺長を有する正方形に対して４５°回転している。

図３ｂは、つなぎ合わされた図３ａに対応するフレーム体３００，３００’を示す。図３ｂにおいて、枠突出部３１５および３１４’はお互い反対側にあって間隙を形成し、プッシュオン式のシール部材３３０により該間隙は埋められ、または塞がれている。前回と同様にプッシュオン式のシール部材３３０は断面Ｈ形状だが、この場合、枠突出部３１５および３１４’を囲むＨ形状枠のお互い対向している脚部は前回とは異なった構成をしている。特に、キャビネット内部に面する側のシール部材３３０側面は、外側に面する側のシール部材３３０側面よりも厚く形成され、その端部は丸みを帯びている。シール部材３３０の外側でフレーム体３００，３００’の間にモジュラー・コネクター３４０が設けられ、この場合は、断面Ｃ形状を有する、鋳造もしくは枠片の形式でモジュラー・コネクター３４０が設けられる。

図４ａは、実質的に断面Ｈ形状であるプッシュオン式のシール部材５１０の断面図を示す。２つのお互い対向している脚部５１２，５１４の間に、断面が略長方形の間隙５１６が形成される。該間隙５１６の寸法は、フレーム体の枠突出部を、ほぼぴったりとはめて受け止めるように設計されている。脚部５１２，５１４はブリッジ部５１８によりお互いに接続され、ブリッジ部５１８は間隙５１６の深度限界としての役割も果たしている。脚部５１２，５１４の第１の対の反対側には、脚部５２０，５２２の第２の対があり、脚部５２０，５２２も同様に、ブリッジ部５１８によりお互いに接続され、脚部５２０，５２２の間に、間隙５２４を形成する。間隙５１６とは異なり、間隙５２４の断面は長方形状ではなく、ブリッジ部５１８から外側方向に進むに従い広くなっており、取り付けられるフレーム体またはフレーム体の枠突出部を受け止める、テーパー状の溝を形成できるようにしている。それでもブリッジ部５１８の、またはブリッジ部５１８近くの間隙５２４の寸法は、取り付けられるラックの枠突出部の厚さに構成されているので、この場合においても、防塵、防湿のはめ込みを確保する。

図４ｂは、プッシュオン式のシール部材５３０のさらなる実施形態を示す。２つのお互い対向している脚部５３２，５３４の間に間隙５３６が形成され、間隙５３６の幅はプッシュオン式のシール部材５３０を押し込む枠突出部の厚さよりも狭くてよい。シール部材５３０の材料を適切に選択することで、材料固有の張力に起因して、脚部５３２，５３４が枠突出部をしっかりと覆うことができる。脚部５３２，５３４を接続するブリッジ部は、ビード部５４０からビード部５４２へ延び、座面５３１を形成している。座面の幅は、対向している脚部５３２，５３４部分でのシール部材５３０の幅よりも広い。この寸法は、モジュール式のフレーム体同士をつなぎ合わせる過程で生じる、あらゆる公差を確実に補う一方で、同時にこのデザインのプッシュオン式のシール部材５３０を、異なる種類の枠に確実に取り付けることができる。例えば、図３ａに係る枠の枠突出部を脚部５３２，５３４の間に挿入してもよい一方で、例えば、図１ａに係るフレーム体の枠突出部を座面５３８に付着させてもよい。このモジュラー接続の選択肢は、本出願に記載されたフレーム体の構造に限定されない。

図４ｃは、別のプッシュオン式のシール部材５５０の断面図を示し、該シール部材５５０は図４ｂのプッシュオン式のシール部材５３０の変形例である。この場合、対向している脚部５５２，５５４の一方、すなわち脚部５５４は短く形成されるが、それでも確実に脚部５５２，５５４の間に間隙５５６を形成するに十分な長さを有する。前回と同様に、拡大された座面５５８が設けられ、脚部５５２，５５４を接続するブリッジ部のビード部５６０，５６２の間に延びている。この実施形態は図４の実施形態を追加改善している。この場合、シール部材を押し込む必要がなく、代わりにプッシュオン式のシール部材５５０の傾斜運動によりシール部材を適用するため、異なる構造の脚部５５２，５５４によりプッシュオン式のシール部材５５０をフレーム体の枠突出部に適用することが促進される。

総じて、本発明は、道具を使用することなく２つのモジュール式スイッチギヤキャビネット用ユニットの間にシール部材を適用できる、スイッチギヤキャビネット用システムを提供する。

上述の記載、図面および特許請求の範囲で開示された本発明の特徴は、単独でも、あらゆる組み合わせでも、本発明を実施するために不可欠と考慮される。

Claims (9)

1. お互いに連続的につなぎ合わされたスイッチギヤキャビネット用ユニットを用いて組み立てられ、前記スイッチギヤキャビネットのそれぞれは、フレーム体で構成されたラックで構成されているスイッチキャビネット用システムであって、
   少なくとも垂直な前記フレーム体は：
   前記フレーム体（１００，１００’；２００，２００’；３００，３００’）は、断面の斜線（Ｄ）に対して鏡面対称であり；
   前記フレーム体は、前記ラックの外側を形成する枠側面（１１１，１１２；２１１，２１２；３１１，３１２）を有し；
   枠突出部（１１４，１１５；２１４，２１５；３１４，３１５）が前記枠側面（１１１，１１２；２１１，２１２；３１１，３１２）から外側に突出し、それぞれの前記枠突出部は、前記枠側面（１１１，１１２；２１１，２１２；３１１，３１２）の内の１つから外側に延び；
   ２つの前記ラック同士をつなぎ合わせた時、いずれの場合においても、２つのフレーム体の対応する枠突出部（１１４，１１５；２１４’，２１５；３１４’，３１５）は、お互いに対向して鏡面対称的に位置しており、前記枠突出部の端面間に間隙を残し、前記間隙はシール材（１３０；２３０；３３０；５１０；５３０，５５０）により塞がれ、前記シール材はプッシュオン式のシール材であり、前記プッシュオン式のシール材は、前記対向する枠突出部（１１４，１１５；２１４’，２１５；３１４’，３１５）の内の少なくとも１つに取り付けられ、また前記プッシュオン式のシール材は、お互いに対向して位置している、少なくとも２つの脚部（５１２，５１４；５３２，５３４；５５２，５５４）を有し、前記少なくとも２つの脚部の間に間隙（５１６；５３６；５５６）を形成し、前記間隙の幅は、選択された前記フレーム体の前記枠突出部の幅未満または幅と等しい、
   という特徴を有するスイッチキャビネット用システムにおいて、
   ａ）前記プッシュオン式のシール材（５３０，５５０）の前記対向している脚部（５３２，５３４；５５２，５５４）を接続するブリッジ部は座面（５３８，５５８）を有し、前記座面は、そこに取り付けられる前記フレーム体の前記枠突出部の厚さよりも広く、前記プッシュオン式のシール材（５５０）の前記対向している脚部（５５２，５５４）が、異なる長さまたは幅を有すること、もしくは、
   ｂ）前記プッシュオン式のシール材（１３０；２３０；３３０；５１０）は、断面が実質的にＨ形状であり、前記プッシュオン式のシール材（５１０）の前記対向している脚部（５２０，５２２）の間に間隙（５２４）を形成し、前記間隙は、前記脚部を接続する前記ブリッジ部（５１８）から広くなること、
   のどちらか一方を特徴とするスイッチキャビネット用システム。
2. ｂ）を選択した時、前記フレーム体の断面方向Ｈ形状の前記シール材（１３０；２３０）の前記脚部の長さは、実質的に前記枠突出部（１１４’，１１５；２１４’，２１５）の長さに相当することを特徴とする請求項１に記載のスイッチキャビネット用システム。
3. それぞれの前記枠突出部（１１４，１１５；２１４，２１５）は、それぞれの前記枠側面（１１１，１１２；２１１，２１２）から垂直に延びていることを特徴とする請求項１または２に記載のスイッチキャビネット用システム。
4. それぞれの前記枠突出部（３１４，３１５）は、それぞれの前記枠片部（３１１，３１２）に対して略１３５°の角度で延びていることを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載のスイッチキャビネット用システム。
5. 前記フレーム体は、少なくとも１つの中空室（１１６，１１７；２１６，２１７；３１６）を有する中空枠であることを特徴とする請求項１に記載のスイッチキャビネット用システム。
6. ２つの中空室（１１６，１１７；２１６，２１７）が設けられ、前記２つの中空室は連結ブリッジ（１１３；２１３）により接続されることを特徴とする請求項５に記載のスイッチキャビネット用システム。
7. 前記２つの中空室（１１６，１１７）の間に、蟻溝（１１８）が前記連結ブリッジ（１１３）を縁どって形成され、前記蟻溝（１１８）は前記断面の斜線（Ｄ）に対して対称であることを特徴とする請求項６に記載のスイッチキャビネット用システム。
8. 前記２つの中空室（２１６，２１７）の間に、第３の中空室（２１８）が前記連結ブリッジ（２１３）に隣接して形成されることを特徴とする請求項６に記載のスイッチキャビネット用システム。
9. 前記枠側面（３１１，３１２）は、２つの枠側面部分（３１１ａ，３１１ｂ；３１２ａ，３１２ｂ）を備え、前記２つの枠側面部分は、お互いに結合し、第１の枠側面（３１１）の第１の枠側面部分（３１１ａ）が第２の枠側面（３１２）の第１の枠側面部分（３１２ａ）と垂直に延び、第１の枠側面（３１１）の第２の枠側面部分（３１１ｂ）が第２の枠側面（３１２）の第２の枠側面部分（３１２ｂ）と平行に延びているように、結合した前記２つの枠側面部分が曲げられることを特徴とする請求項１に記載のスイッチキャビネット用システム。

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