JP6302780B2 - 高硬度と高強度を有する999金合金及び銀合金の製造方法 - Google Patents

高硬度と高強度を有する999金合金及び銀合金の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6302780B2
JP6302780B2 JP2014144290A JP2014144290A JP6302780B2 JP 6302780 B2 JP6302780 B2 JP 6302780B2 JP 2014144290 A JP2014144290 A JP 2014144290A JP 2014144290 A JP2014144290 A JP 2014144290A JP 6302780 B2 JP6302780 B2 JP 6302780B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
purity
casting
alloy
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014144290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016020526A (ja
Inventor
公晶 中山
公晶 中山
Original Assignee
株式会社グローバルコーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社グローバルコーポレーション filed Critical 株式会社グローバルコーポレーション
Priority to JP2014144290A priority Critical patent/JP6302780B2/ja
Publication of JP2016020526A publication Critical patent/JP2016020526A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6302780B2 publication Critical patent/JP6302780B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Adornments (AREA)

Description

本発明は、999(3ナイン、又はスリーナイン)の純度を有するにもかかわらず、高硬度と高圧縮強度を有する金合金及び銀合金の製造方法に関するものである。
ここで3ナインとは、(イ)品位検定独立法人造幣局の基準値99.9%(ロ)独立行政法人造幣局ホールマーク Pt999、又は(ハ)リング・ペンダント・ピアスなど貴金属製品品位の単位を表記している100分率 999/1000、等をいう。
金(Au)及び銀(Ag)は、資産価値の高い貴金属として、また高級宝飾品(身飾品)の材料として、極めて重要な元素(物質)である。
従来、金又は銀の加工品を製作するには、その加工特性を考慮して、少量の他の金属を配合して鋳造・溶融することが行われている。
特開平6−264163 特開平10−60557 特開2003−328059 特開平7−258830 特開2011−20223
ところが、金又は銀の有する高級感(金属色、光沢、重量感)や資産価値を考慮して、純度の高い金又は銀の加工品(宝飾品、身飾品)の製作を試みても、その硬度や強度が不足し、加工が困難である。
すなわち、3ナインの純度を維持する金又は銀のビッカーズ硬度は、金は高々70Hv、銀は45Hv程度しかないため、実用品たる宝飾品や身飾品として加工しても、加工が困難であるばかりでなく、その機能や変形を防止(恒常性を維持)することができなかった。
発明者は、999(スリーナイン)の純度を維持する金、又は銀に、極めて微量のAlを配合して溶融することにより、金のビッカーズ硬度を75以上に、叉銀のビッカーズ硬度を50以上に上げることに成功し、本発明を完成した。
本願発明は下記の請求項1〜請求項12により構成されている。
<請求項1>
99.99重量%以上の純度を有するAu100重量部と、微小量のAlを溶解炉に入れ、鋳造して鋳物とした後、再度溶解して成形することを特徴とする下記(A)及び(B)の物性を有する金合金の製造方法。
(A)Auが、999の純度を有すること
(B)幅4.00mm、厚み1.50mmの平打ちリングのビッカーズ硬度が75Hv以上であること
<請求項2>
99.99重量%以上の純度を有するAu100重量部と、微小量のAlを溶解炉に入れ、鋳造して鋳物とした後、再度溶解して成形することを特徴とする下記(A)及び(B)の物性を有する金合金の製造方法。
(A)Auが、999の純度を有すること
(B)幅4.00mm、厚み1.50mm、内径15.8mmの平打ちリングの10%変形圧縮強度が10kgf以上であること
<請求項3>
99.99重量%以上の純度を有するAu100重量部と、微小量のAlを溶解炉に入れ、鋳造して鋳物とした後、再度溶解して成形することを特徴とする下記(A)、(B)、及び(C)の物性を有する金合金の製造方法
(A)Auが、999の純度を有すること
(B)幅4.00mm、厚み1.50mmの平打ちリングのビッカーズ硬度が75Hv以上であること
(C)幅4.00mm、厚み1.50mm、内径15.8mmの平打ちリングの10%変形圧縮強度が10kgf以上であること
<請求項4>
微小量のAlをAuで被覆して鋳造する請求項1〜請求項3のいずれかに記載する金合金の製造方法。
<請求項5>
微小量のAlをAuの薄板で包んで鋳造する請求項1〜請求項4のいずれかに記載する金合金の製造方法。
<請求項6>
請求項1〜請求項5のいずれかに記載する金合金を使用する身飾品、又は宝飾品の製造方法。
<請求項7>
99.99重量%以上の純度を有するAg100重量部と、微小量のAlを溶解炉に入れ、鋳造して鋳物とした後、再度溶解して成形することを特徴とする下記(A)及び(B)の物性を有する銀合金の製造方法。
(A)Agが、999の純度を有すること
(B)幅4.00mm、厚み1.50mmの平打ちリングのビッカーズ硬度が50Hv以上であること
<請求項8>
99.99重量%以上の純度を有するAg100重量部と、微小量のAlを溶解炉に入れ、鋳造して鋳物とした後、再度溶解して成形することを特徴とする下記(A)及び(B)の物性を有する銀合金の製造方法。
(A)Agが、999の純度を有すること
(B)幅4.00mm、厚み1.50mm、内径15.8mmの平打ちリングの10%変形圧縮強度が5kgf以上であること
<請求項9>
99.99重量%以上の純度を有するAg100重量部と、微小量のAlを溶解炉に入れ、鋳造して鋳物とした後、再度溶解して成形することを特徴とする下記(A)、(B)、及び(C)の物性を有する銀合金の製造方法
(A)Auが、999の純度を有すること
(B)幅4.00mm、厚み1.50mmの平打ちリングのビッカーズ硬度が50Hv以上であること。
(C)幅4.00mm、厚み1.50mm、内径15.8mmの平打ちリングの10%変形圧縮強度が5kgf以上であること
<請求項10>
微小量のAlをAgで被覆して鋳造する請求項7〜請求項9のいずれかに記載する銀合金の製造方法。
<請求項11>
微小量のAlをAgの薄板で包んで鋳造する請求項7〜請求項10のいずれかに記載する銀合金の製造方法。
<請求項12>
請求項7〜請求項11のいずれかに記載する銀合金を使用する身飾品、又は宝飾品の製造方法。
本願発明を以上のように構成する理由は、次のとおりである。
(a) 従来、単なる地金以外に、公的に999が保証されたAu又はAg(以下貴金属ともいう)の実用品(身飾品、宝飾品等)は、硬度や強度等が不足し、その加工性、機能性、耐久性(恒常性)等を付加(維持)することが困難なため、ほとんど存在しない。
(b)貴金属は、純品に不純物(貴金属以外の元素)を含有させることによって、その加工性、機能性、恒常性(変形防止等)を付加することができるが、純度999を維持するためには不純物の総量を0.1 重量部以下に抑える必要がある。したがって貴金属に配合するAlは、0.1重量%以下に制限される(100/100.1=0.99900…)。
)貴金属に、前記特性を付加するために配合できる不純物(貴金属以外の元素、本願ではAl)の量は、Au999又はAg999の純度を維持する必要があるため、極めて微量に制限されるので、鋳造方法及び、合金方法を工夫し、厳密に管理する必要がある。
)貴金属にAlを配合して鋳造する際には、その鋳造工程を真空状態(減圧下)で行うが、Alは貴金属地金に含まれる微量の酸素や溶解炉内に残留する微量の酸素と反応し、貴金属と化合する前に酸化アルミナ(Al2O3)を形成し、貴金属と規定量化合せず、貴金属の地金母体内に酸化アルミナとして残留し、叉鋳造時ルツボ内にノロとしてルツボに残ってしまうことがあり、強度が得られないことがある。
すなわち、微量金属(Al)は、単に溶解容器(坩堝)内に投入するだけでは、その全量が貴金属と反応せず残ってしまうことがあるので、貴金属で包んで溶解容器(坩堝)内に投入し、溶解する必要がある。
本願発明の金合金、又は銀合金によれば、公的に999が保証されたAu、又はAgの実用品(身飾品、宝飾品等)が製作できるので、資産価値を維持したまま製作された実用品を、実生活に利用して楽しむことができるという効果を有する。
AlをAuに挟み込む状態を示す図である。 AlをAuに挟み込む操作が完了した状態を示す図である。 Au−Al平打ちリングを示す図である。 平打ちリングのビッカーズ硬度の測定をしている図である。(A):平打ちリングにダイヤモンドの圧痕を付ける図(B):微小硬度距離を測定している図 平打ちリングの圧縮強度の測定をしている図である。(A):万能試験機全体を示す図(B):圧縮強度を測定している図 Ag−Al平打ちリングを示す図である。 Au−Al系合金状態図を示す図である。
下記に記載する配合と方法により金合金の地金を鋳造した。
(1)地金(合金)の配合
(イ)Au(純度99.99重量%以上):100重量部
(ロ)Al:0.05重量部
(2)鋳造条件
使用鋳造機:TR式高周波発振器 型式NTR−0502SHI−S 出力5Kw 周波数50KHz カーボン坩堝使用(株)日精販売 メーカー(株)日電高周波
電気炉:(株)安井インターテック
鋳型温度:780℃
鋳造温度:1100℃
鋳型へセットしてから鋳造までの時間:3分30秒
なお、鋳造に際し、Alは、圧延して板状にしたAuで上下を挟んで鋳型にセットした(図1、図2参照)。
(3)平打ちリング(図3)の作製
検体の寸法:幅4.00mm、厚み1.50mm
検体数:20本
使用合金(前記製作した地金)量:100g
使用鋳造機:TR式高周波発振器 型式NTR−0502SHI−S 出力5Kw 周波数50KHz
カーボン坩堝使用(株)日精販売 メーカー(株)日電高周波
電気炉:(株)安井インターテック
前記リングの作製において、ツリー形状(鋳型になる形状)、埋没方法、脱漏方法、及び鋳造方法は、下記の条件で行った。
ツリー形状:直径8mm、高さ120mmの円柱に、試験資材を円柱に対して、上方向へ角度25度で上から4本ずつ配置し、20mm下の段から付けて、5段のツリー形状とした。
埋没方法:(株)ノリタケカンパニー社のギフトを使用し、水との混合比38%で、(株)愛工舎製作所の混和器で2分混合し、(株)安井インターテックの脱法器で1分空気を抜き、1時間乾燥の為放置した(室温25℃、湿度60%)。
脱漏方法:(株)カトーの温風ヒーターを使用し、温度設定150℃、1時間タイマーオフで中のワックスを抜いた。
鋳造方法:鋳型温度780℃、鋳造温度1100℃、鋳型へセットしてから鋳造までの時間は、約3分30秒であった。
以下、通常の磨き仕上げ工程(電解研磨、磁気バレル、表面処理、形状成型、磨き工程等)を経て平打ちリングを得た(b)。
前記〔0010〕〜〔0013〕と同様の方法により、下記の(a)及び(c)の配合で平打ちリングを作製した。
(a)Au9999
(c)Au9999+Al(0.09重量部)
なお、前記(a)〜(c)の平打ちリングは、999の純度を保持していた。
(4)ビッカーズ硬度の測定
ビッカーズ硬度の測定(微小硬度試験)は、アカシ微小硬度試験器MVK−G3500ATを用いた(図4)。
ビッカーズ硬度は、平打ちリングにダイヤモンドの圧痕を付け(図4(A)、微小硬度測定1)、次に微小硬度距離(図4(B))を測定し、硬度表を参照して数値をだした。
測定はJIS規格の測定方法に則り、硬度測定を5回行い、その最低数値及び最高数値の2つを切り捨て、中旬値である、3つの数値の平均値を算出した。
表1に測定結果を示す。
表中(b)及び(c)は、Au9999100重量部にAlを0.05又は0.09重量部配合した合金を表す。
表1の結果は、Au−Alの金属間化合物においては、Auに対してAlが多くなれば、表面硬度が増すことを示している。
更に、(b)及び(c)は、ビッカーズ硬度が増大し、スリーナインの純度をクリアしているので、本願の目的を達成した実用品を製作することができる。
(5)変形圧縮強度の測定
変形圧縮強度の測定(微小硬度試験)は、万能試験機オリエンティック RTC1310を用いた。(図5)。
検体は、ビッカーズ硬度の測定と同一の製造方法で作製したものを用いた。測定結果を表2に示す。
なお、表中(b)及び(c)は、〔0015〕に記載したものと同様に、Au9999 100重量部にAlをそれぞれ0.05又は0.09重量部配合した合金を表す。なお、これらの平打ちリングは、999の純度を保持していた。
表2の測定結果は、ユーザーが本発明に係る999Auを、身飾品等として身に付けたとき、何キロの圧力に耐えるかを示しているものである。
Alの値が大きい(c)が、Alの値の小さい(b)よりも圧縮強度が小さいのは、金属間化合物の脆さの影響が出たためと思われる。Au−Al金属間化合物は、Alの0.05%前後が、母体金属であるAuに対し、圧縮強度を増すのに最も適した分量だと言える。
表2の結果は、(b)は、圧縮強度が増加しているので、999を維持したまま実用品を製作することができることを示している。
なお、従来知られているAu−Al系合金状態図(図7)によれば、本願の金合金のAu−Al化合物は、最も安定なAuAlとして存在することが推定される。
下記に記載する配合と方法により銀合金の地金を鋳造した。
(1)地金(合金)の配合
(イ)Ag(純度99.99重量%以上):100重量部
(ロ)Al:0.05重量部
(2)鋳造条件
使用鋳造機:TR式高周波発振器 型式NTR−0502SHI−S 出力5Kw 周波数50KHz カーボン坩堝使用(株)日精販売 メーカー(株)日電高周波
電気炉:(株)安井インターテック
鋳型温度:600℃
鋳造温度:1060℃
鋳型へセットしてから鋳造までの時間:3分30秒
なお、鋳造に際し、Alは、圧延して板状にしたAgの上下を挟んで、金合金の場合と同様に鋳型にセットした(図1、図2参照)。
(3)平打ちリング(図6)の作製
検体の寸法:幅4.00mm、厚み1.50mm、内径15.8mm
検体数:20本
使用合金(前記製作した地金)量:100g
使用鋳造機:TR式高周波発振器 型式NTR−0502SHI−S 出力5Kw 周波数50KHz
カーボン坩堝使用((株)日精販売 メーカー(株)日電高周波)
電気炉:(株)安井インターテック
前記リングの作製において、ツリー形状(鋳型になる形状)、埋没方法、脱漏方法、及び鋳造方法は、下記の条件で行った。
ツリー形状:直径8mm、高さ120mmの円柱に、試験資材を円柱に対して、上方向へ角度25度で上から4本ずつ配置し、20mm下の段から付けて、5段のツリー形状とした。
埋没方法:(株)ノリタケカンパニー社のギフトを使用し、水との混合比38%で、(株)愛工舎製作所の混和器で2分混合し、(株)安井インターテックの脱法器で1分空気を抜き、1時間乾燥の為放置した(室温25℃、湿度60%)。
脱漏方法:(株)カトーの温風ヒーターを使用し、温度設定150℃、1時間タイマーオフで中のワックスを抜いた。
鋳造方法:鋳型温度600℃、鋳造温度1060℃、鋳型へセットしてから鋳造までの時間は3分30秒であった。
以下、通常の磨き仕上げ工程(電解研磨、磁気バレル、表面処理、形状成型、磨き工程等)を経て検体をえた(b)。
前記〔0023〕〜〔0026〕と同様の方法により、下記の(a)及び(c)の配合で平打ちリングを作製した。
(a)Ag9999
(c)Ag9999+Al(0.09重量部)
なお、前記(a)〜(c)の平打ちリングは、スリーナインの純度を保持していた。
(4)ビッカーズ硬度の測定
ビッカーズ硬度の測定(微小硬度試験)は、金合金と同様に、アカシ微小硬度試験器MVK−G3500ATを用いた(図4)。
ビッカーズ硬度は、平打ちリングにダイヤモンドの圧痕を付け(微小硬度測定1)、次に微小硬度距離を測定し、硬度表を参照して数値をだした。
測定はJIS規格の測定方法に則り、硬度測定を5回行い、その最低数値及び最高数値の2つを切り捨て、中旬値である、3つの数値の平均値を算出した。
表3に測定結果を示す。
表中(b)及び(c)は、Ag9999、100重量部に、Alを0.05又は0.09重量部配合した合金を表す。
表1によれば、すなわち、(b)および(c)は、999を維持したまま、ビッカーズ硬度が増大しているので、実用品を製作することができる。
(5)変形圧縮強度の測定
変形圧縮強度の測定(微小硬度試験)は、金合金と同様に、万能試験機オリエンティック RTC1310を用いた。(図5)。
検体は、ビッカーズ硬度の測定と同一の製造方法で作製したものを用いた。測定結果を表4に示す。
この測定は、ユーザーが本発明に係る999Agを、身飾品等として身に付けたとき、何キロの圧力に耐えるかを測定しているものである。
表中(b)及び(c)は、〔0027〕に記載したものと同様に、Ag9999、100重量部に、Alを0.05又は0.09重量部配合した合金を表す。
表4の測定結果は、ユーザーが本発明に係る999Agを、身飾品等として身に付けたとき、何キロの圧力に耐えるかを示しているものである。
Alの値が大きい(c)が、Alの値の小さい(b)よりも圧縮強度が小さいのは、金属間化合物の脆さの影響が出たためと思われる。Ag−Al金属間化合物は、Alの0.05%前後が、母体金属であるAgに対し、圧縮強度を増すのに適した分量だと言える。
表4の結果は、(b)及び(c)は、圧縮強度が増加しているので、999を維持したまま実用品を製作することができることを示している。
本願発明に係る金合金、又は銀合金からは、公的に999の純度が保証された金又は銀の実用品(身飾品、宝飾品等)が製作できる。
したがって、資産価値を維持したままの金又は銀を、実生活に利用して楽しむことができ、宝飾(ジュエリー)業界の需要を刺激し、活性化させることができるので十分な産業上の利用可能性がある。
11 Al片
12 Au片


Claims (6)

  1. 99.99重量%以上の純度を有するAu100重量部と、微小量のAlを溶解炉に入れ、鋳造して鋳物とした後、再度溶解して成形することを特徴とする下記(A)及び(B)の物性を有する金合金の製造方法において、微小量のAlをAuで被覆して鋳造することを特徴とする金合金の製造方法。
    (A)Auが、999の純度を有すること
    (B)幅4.00mm、厚み1.50mmの平打ちリングのビッカーズ硬度が75Hv以上であること
  2. 微小量のAlをAuの薄板で包んで鋳造する請求項1に記載する金合金の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載する金合金を使用する身飾品、又は宝飾品の製造方法。
  4. 99.99重量%以上の純度を有するAg100重量部と、微小量のAlを溶解炉に入れ、鋳造して鋳物とした後、再度溶解して成形することを特徴とする下記(A)及び(B)の物性を有する銀合金の製造方法において、微小量のAlをAgで被覆して鋳造することを特徴とする銀合金の製造方法。
    (A)Agが、999の純度を有すること
    (B)幅4.00mm、厚み1.50mmの平打ちリングのビッカーズ硬度が50Hv以上であること
  5. 微小量のAlをAgの薄板で包んで鋳造する請求項4に記載する銀合金の製造方法。
  6. 請求項4、又は請求項5のいずれかに記載する銀合金を使用する身飾品、又は宝飾品の製造方法。


JP2014144290A 2014-07-14 2014-07-14 高硬度と高強度を有する999金合金及び銀合金の製造方法 Active JP6302780B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014144290A JP6302780B2 (ja) 2014-07-14 2014-07-14 高硬度と高強度を有する999金合金及び銀合金の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014144290A JP6302780B2 (ja) 2014-07-14 2014-07-14 高硬度と高強度を有する999金合金及び銀合金の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016020526A JP2016020526A (ja) 2016-02-04
JP6302780B2 true JP6302780B2 (ja) 2018-03-28

Family

ID=55265533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014144290A Active JP6302780B2 (ja) 2014-07-14 2014-07-14 高硬度と高強度を有する999金合金及び銀合金の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6302780B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210002644A (ko) 2019-03-01 2021-01-08 가부시키가이샤 미스티·콜렉션 은 제품 및 은 제품의 제조 방법
US11470928B2 (en) 2019-03-01 2022-10-18 Misty Collection Co., Ltd. Silver jewelry and method for producing the same
US11655522B2 (en) 2019-03-01 2023-05-23 Misty Collection Co., Ltd. Silver article

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5126889B1 (ja) * 1971-09-03 1976-08-09
JPH0678578B2 (ja) * 1989-06-16 1994-10-05 株式会社日本興業銀行 高純度金合金
JPH0625772A (ja) * 1992-07-08 1994-02-01 Masahiro Yamazoe 装飾用金合金の製造方法
JP3328130B2 (ja) * 1995-04-07 2002-09-24 小笠 和男 高純度硬質金合金およびその製造方法
JPH093568A (ja) * 1995-06-20 1997-01-07 Mitsubishi Materials Corp 金純度:99重量%以上の硬質金合金製装飾部材
JPH09143648A (ja) * 1995-11-20 1997-06-03 Kuwayama Kikinzoku:Kk 装飾用純金素材の時効硬化処理
EP0922780B1 (en) * 1996-06-12 2002-09-25 Kazuo Ogasa Method of manufacturing a high purity hard gold alloy
JPH10158765A (ja) * 1996-12-05 1998-06-16 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 金合金およびその製造方法
JP3653089B1 (ja) * 2004-03-01 2005-05-25 株式会社ミキモト装身具 銀合金製品と装身具および銀合金製品の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210002644A (ko) 2019-03-01 2021-01-08 가부시키가이샤 미스티·콜렉션 은 제품 및 은 제품의 제조 방법
US11470928B2 (en) 2019-03-01 2022-10-18 Misty Collection Co., Ltd. Silver jewelry and method for producing the same
US11655522B2 (en) 2019-03-01 2023-05-23 Misty Collection Co., Ltd. Silver article

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016020526A (ja) 2016-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6779327B2 (ja) 耐変色性金合金
JP6302780B2 (ja) 高硬度と高強度を有する999金合金及び銀合金の製造方法
JP2016505710A5 (ja)
JP6782056B2 (ja) 加工特性を向上させた22金の純度を有するカラー金合金の製造方法
WO2015183990A2 (en) Titanium-based alloys and articles formed from such alloys
JP2021050420A (ja) パラジウム系合金
JP6302779B2 (ja) 高硬度と高強度を有する999白金合金の製造方法
CN110157941A (zh) 一种高硬度足金及其制备方法
JP4191719B2 (ja) 機能性貴金属製品およびその製造方法
JP2018044228A (ja) 金属アレルギーを誘起しにくい白金合金、及びその製造方法
JP2021031690A (ja) 高硬度と高圧縮強度を有する999白金合金の製造方法
CN102459682A (zh) 基于铂族金属的含硼合金的处理
CN105992830A (zh) 用于饰品工业和钟表工业的贵金属合金
JPH11264036A (ja) Au一Al合金及びその製造方法並びにそれを用いた装飾品又 は装身具
RU2349660C1 (ru) Ювелирный сплав на основе палладия
JP6049813B1 (ja) 装飾品用合金、装飾品用合金の製造方法及び装飾品
RU2364645C1 (ru) Сплав на основе серебра
JP2011132569A (ja) プラチナ合金及びそれを用いた装飾品
JP6600035B2 (ja) 指輪、ネックレスチェーンおよびペンダントヘッド
JP5948551B2 (ja) 装身具用合金
ITAL20100004A1 (it) Lega per articoli di oreficeria, gioielleria e simili e prodotti ottenuti con tale lega.
RU2291216C1 (ru) Материал изделий культурно-бытового назначения
JP6326242B2 (ja) 装飾具用銀合金および装飾具
JP4999887B2 (ja) 高純度パラジウム製品、及びその鋳造方法
RU2339720C1 (ru) Сплав на основе меди

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180305

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6302780

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250