JP3328130B2 - 高純度硬質金合金およびその製造方法 - Google Patents

高純度硬質金合金およびその製造方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、純金程度に高い純度を
有しかつ硬質な高純度硬質金合金、およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】金は稀少性を有するだけでなく気品ある
輝きを呈するため貴金属として愛好され、時計やネック
レス,ブレスレット,アンクレットのチェーン,ブロー
チ,ペンダント等の装身具に用いられている。金を用い
て時計や装身具等を作る場合、その製品の耐久性を生じ
させ、傷つきにくくするためには、材料の機械的強度が
高いことが必要不可欠な条件であるが、金はその含有率
が高いと、財産的価値が高い反面、ビッカース硬度Hv
=約30〜40程度と表面硬度が低く、傷ついたり、変
形したりしやすい。
【0003】このため、従来は、高純度の金を用いるこ
とが要求される場合に、金を加工硬化させて硬質化する
ことが提案されている(特開平7−70760号,同7
0761号公報参照)。例えば、具体的には、金Au含
有率が99%以上で、イットリウムY又は希土類元素が
微量添加された高純度金合金を用い、直径20mmの円柱
状インゴットに20パスの伸線加工を繰り返し施し、直
径 0.5 mm のワイヤ状に加工したところ(加工率=99.9
6375%)、ビッカース硬度Hv=110 〜140 程度まで硬
くすることができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような手段で金合金を硬質化する場合、非常に高い加
工率で加工しなければならないので、チェーンネックレ
スように細いワイヤだけでできる装飾品の材料を提供す
る場合には適していても、ブローチのようにある程度の
大きさが必要な場合には、硬質化が困難であるという問
題があった。すなわち、例えば直径1mmのワイヤで同程
度の硬さを得ようとすると、直径40mmの円柱状インゴ
ットを伸線加工しなければ同程度の高加工率で加工でき
ないので、伸線加工機などの工作機械も大型化し、製造
コストが嵩むという問題があった。
【0005】また、加工硬化のみによって金を硬質化さ
せた場合には、硬質化した後に熱が加わると、450 ℃で
ビッカース硬度Hv=30〜60程度まで低下し軟質化
してしまうという問題があった。例えば、金と金の継ぎ
目を溶着させるときは溶着部分に金ろうを付着させて加
熱炉内に入れ、炉内温度を450 ℃程度に昇温させてろう
付けするようにしているが、この場合,金が全体的に45
0 ℃程度まで加熱されて軟質化してしまうので、せっか
く硬質化しても硬質化した金の硬さを維持できない。
【0006】さらに、指輪のように鋳造により製作され
るものにあっては加工率の高い塑性加工をしないので、
加工硬化による硬質化を期待することができないという
問題があった。そこで、本発明は、純金程度に純度の高
い金を、より低い加工率でも硬質化することができ、硬
質化した後にろう付けなどにより加熱されても極端に軟
質化されることがなく、さらに塑性加工せずに鋳造する
場合であってもある程度の硬さまで硬質化することがで
きる高純度硬質金合金の製造方法、および純金程度に高
い純度を有しながら硬度が高く、かつ加熱されても一定
の硬度を維持することができる高純度硬質金合金を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明に係る高純度硬質金合金の製造方法は、金A
uが99.0質量%以上であり、ガドリウムGdを50
〜9950ppm、アルミニウムAl、シリコンSi、
カルシウムCa、ベリリウムBe、ストロンチウムSr
のうちの一種以上を累計で50〜9950ppm含有す
る金合金に対し溶体化処理を施した後、前記金合金を所
望の加工率まで所望の形状に加工して加工硬化させる加
工硬化処理を施し、さらに、加工硬化処理を施した後の
前記金合金を加熱して硬化させる時効硬化処理を施すこ
とを特徴とする。また、金Auが99.0質量%以上で
あり、ガドリウムGdを50〜9950ppm以上、ア
ルミニウムAl、シリコンSi、カルシウムCa、ベリ
リウムBe、ストロンチウムSrのうちの一種以上を累
計で50〜9950ppm含有する金合金に対し溶体化
処理を施すことを特徴とする。さらに、上記いずれかの
製造方法において、前記金合金は、金Auが99.85
質量%以上であり、ガドリウムGdを50〜1450p
pm、アルミニウムAl、シリコンSi、カルシウムC
a、ベリリウムBe、ストロンチウムSrのうちの一種
以上を累計で50〜1450ppm含有することを特徴
とする。本発明に係る高純度硬質金合金は、金Auが9
9.0質量%以上であり、ガドリウムGdを50〜99
50ppm、アルミニウムAl、シリコンSi、カルシ
ウムCa、ベリリウムBe、ストロンチウムSrのうち
の一種以上を累計で50〜9950ppm含有すること
を特徴とする。また、金Auが99.85質量%以上で
あり、ガドリウムGdを50〜1450ppm、アルミ
ニウムAl、シリコンSi、カルシウムCa、ベリリウ
ムBe、ストロンチウムSrのうちの一種以上を累計で
50〜1450ppm含有し、溶体化処理が施されたこ
とを特徴とする。
【0008】まず、本発明に用いる高純度金合金を鋳造
後、例えば800℃で1時間加熱した後に急冷して溶体
化処理を施し、ガドリウムGdやその他の添加物を均一
に分散させた後、所望の加工率で加工硬化処理し、さら
に、例えば250℃で3時間加熱する時効硬化処理を施
した。その後、加熱温度による軟化特性をみるため45
0℃まで再加熱した。
【0009】この結果、高純度金合金を溶体化処理した
時点でビッカース硬度Hv=73〜102程度まで硬質
化された。すなわち、指輪のように高加工率で加工でき
ないものであっても、熱処理を施すことによりビッカー
ス硬度Hv=70以上に硬質化できる。次いで、加工硬
化処理,時効硬化処理を施し、又はこれらの処理を繰り
返し施した時点でビッカース硬度Hv=120〜180
に硬質化される。その後450度まで加熱してもビッカ
ース硬度Hv=110〜140程度までしか軟化しなか
った。
【0010】以下、本発明について具体的に説明する。
本発明に係る金合金は、金Auが99.0質量%以上で
あり、ガドリウムGdを50〜9950ppm、アルミ
ニウムAl、シリコンSi、カルシウムCa、ベリリウ
ムBe、ストロンチウムSrのうちの一種以上を累計で
50〜9950ppm含有する。また、より好適には、
金Auが99.85質量%以上であり、ガドリウムGd
を50〜1450ppm以上、アルミニウムAl、シリ
コンSi、カルシウムCa、ベリリウムBe、ストロン
チウムSrのうちの一種以上を累計で50〜1450p
pm含有する。
【0011】なお、金Auの含有率を99.0質量%以
上としたのは、その純度が99%未満になると純金特有
の色調が損なわれるという理由に基づく。また、ガドリ
ウムGdの最低含有率を50ppmとし、アルミニウム
Alなどの添加物の最低含有率を50ppmとしたの
は、これらの一方の含有率が50ppm未満で、且つ、
累計含有率が100ppm未満では効果がないからであ
る。さらに、金Auの最低含有率を99.0%とした関
係上、添加物の累計含有率が10000ppmを超えな
いように、Gdの最高含有率を9950ppm、Al等
の累計の最高含有率を9950ppmに規定している
が、実際には、ガドリウムGdも、アルミニウムAl等
もそれぞれ50〜1450ppm、累計量として150
0ppm以下で足りるので、より好ましくは金を99.
85質量%以上含有させたものを用いればよい。
【0012】そして、上述した組成の高純度金合金を、
高温に加熱して添加物を均一に固溶させてから急冷する
溶体化処理を施す。この溶体化処理は、例えば、700
〜2800℃の範囲まで加熱した後に急冷し、これによ
り、ビッカース硬度Hv=73〜102程度の硬さが得
られる。次いで、所定の形状に所望の加工率で塑性加工
を施して加工硬化させる加工硬化処理を施した後、さら
に150〜350℃の範囲に1時間加熱して添加物を析
出させて硬化させる時効硬化処理を施す。これにより、
ビッカース硬度Hv=120〜150程度、また、加工
硬化処理及び時効硬化処理を繰り返すことによりビッカ
ース硬度Hv=135〜181程度の硬さが得られた。
また、硬化後に再加熱された場合の軟化の程度を見るた
めに、450℃に加熱してビッカース硬度を測定したと
ころ、ビッカース硬度Hv=104〜142程度までし
か軟化しなかった。このようにして形成した具体的な実
施例1〜5を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】
【実施例1】実施例1に用いた高純度金合金の組成は、
金Auの含有率が99.857質量%、ガドリウムGd
の含有率が940ppm、カルシウムCaの含有率が4
90ppmである。そして、これを鋳造した後、800
℃で1時間加熱して溶体化処理を施したところ、加工硬
化処理を全くしない状態でビッカース硬度Hv=88
で硬質化された。次いで、ロール圧延機にかけ加工率9
6%の第一次加工硬化処理を施した状態で、ビッカース
硬度Hv=110まで硬質化され、その後、250℃で
3時間加熱して第一次時効硬化処理を施したところ、ビ
ッカース硬度Hv=145まで硬質化された。このよう
に、加工硬化処理をすることにより硬化され、その後、
時効硬化処理をすることにより、さらに硬度が高くなる
ので、加工率が等しくても、高い硬度まで硬質化でき
る。
【0015】さらに、ダイス加工により加工率90%
(合計加工率99.6%)の第二次加工硬化処理を施したと
ころで、ビッカース硬度Hv=166まで硬化され、そ
の後、再度、250℃で3時間の第二次時効硬化処理を
施したところ、ビッカース硬度Hv=176まで硬質化
された。このように、加工硬化処理と時効硬化処理を交
互に繰り返すことにより、さらに高い硬度まで硬質化さ
れる。
【0016】その後、硬質化した金合金を450℃まで
加熱することにより、熱による硬度低下の影響を見たと
ころ、ビッカース硬度Hv=126であった。すなわ
ち、金ろうを用いたろう付け作業などで、高温に加熱さ
れることがあっても極端に軟質化されることがなく、高
い硬度に維持される。
【0017】
【実施例2】実施例2に用いた高純度金合金の組成は、
金Auの含有率が99.861質量%、ガドリウムGd
の含有率が1100ppm、アルミニウムAlの含有率
が290ppmである。そして、これを実施例1と同じ
条件で溶体化処理、第一次加工硬化処理、第一次時効硬
化処理、第二次加工硬化処理、第二次時効硬化処理を施
した。その結果、溶体化処理が終了した時点でビッカー
ス硬度Hv=73まで硬質化され、第一次時効硬化処理
が終了した時点でビッカース硬度Hv=122まで硬質
化され、第二次時効硬化処理が終了した時点でビッカー
ス硬度Hv=155まで硬質化された。その後、さらに
450℃まで再加熱したところ、ビッカース硬度Hv=
108であった。
【0018】
【実施例3】実施例3に用いた高純度金合金の組成は、
金Auの含有率が99.857質量%、ガドリウムGd
の含有率が940ppm、ベリリウムBeの含有率が4
90ppmである。そして、これを実施例1と同じ条件
で溶体化処理、第一次加工硬化処理、第一次時効硬化処
理、第二次加工硬化処理、第二次時効硬化処理を施し
た。その結果、溶体化処理が終了した時点でビッカース
硬度Hv=90まで硬質化され、第一次時効硬化処理が
終了した時点でビッカース硬度Hv=150まで硬質化
され、第二次時効硬化処理が終了した時点でビッカース
硬度Hv=181まで硬質化された。その後、さらに4
50℃まで再加熱したところ、ビッカース硬度Hv=1
42であった。
【0019】
【実施例4】実施例4に用いた高純度金合金の組成は、
金Auの含有率が99.857質量%、ガドリウムGd
の含有率が970ppm、ストロンチウムSrの含有率
が460ppmである。そして、これを実施例1と同じ
条件で溶体化処理、第一次加工硬化処理、第一次時効硬
化処理、第二次加工硬化処理、第二次時効硬化処理を施
した。その結果、溶体化処理が終了した時点でビッカー
ス硬度Hv=75まで硬質化され、第一次時効硬化処理
が終了した時点でビッカース硬度Hv=120まで硬質
化され、第二次時効硬化処理が終了した時点でビッカー
ス硬度Hv=152まで硬質化された。その後、さらに
450℃まで再加熱したところ、ビッカース硬度Hv=
111であった。
【0020】
【実施例5】実施例5に用いた高純度金合金の組成は、
金Auの含有率が99.857質量%、ガドリウムGd
の含有率が1190ppm、シリコンSiの含有率が2
90ppmである。そして、これを実施例1と同じ条件
で溶体化処理、第一次加工硬化処理、第一次時効硬化処
理、第二次加工硬化処理、第二次時効硬化処理を施し
た。その結果、溶体化処理が終了した時点でビッカース
硬度Hv=102まで硬質化された。このように、特に
本例では、加工硬化処理をすることなくビッカース硬度
100以上の硬さにすることができるので、さらにバレ
ル仕上げを行うことによりビッカース硬度130まで硬
質化することができる。したがって、大きな加工率で塑
性加工することのない鋳造製品等も十分に硬質化させる
ことができることがわかる。なお、第一次時効硬化処理
が終了した時点でビッカース硬度Hv=120まで硬質
化され、第二次時効硬化処理が終了した時点でビッカー
ス硬度Hv=135まで硬質化された。その後、さらに
450℃まで再加熱したところ、ビッカース硬度Hv=
104であった。
【0021】なお、本発明に用いた高純度金合金の組成
は、上記実施例1〜5の場合に限らず、金Au,ガドリ
ウムGd,カルシウムCa,アルミニウムAl,ベリリ
ウムBe,ストロンチウムSr,シリコンSiが請求項
1乃至請求項6の条件を満たせば、他の不純物等が混入
していてもよい。また、高純度金合金の組成として、金
AuとガドリウムGdの他、カルシウムCa,アルミニ
ウムAl,ベリリウムBe,ストロンチウムSr,シリ
コンSi五種類の元素の中から一つを選択した場合につ
いてのみ説明したが、本発明はこれらの中から複数種の
元素を添加する場合であってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、純
金程度に高純度の金を比較的低い加工率で18K程度に
まで硬質化することができると同時に、硬質化した後に
ろう付け作業などにより加熱されることがあっても極端
に軟質化することがなく、また、塑性加工せずに鋳造す
る場合であっても、塑性加工により硬質化したものと同
程度の硬さにすることができるという大変優れた効果を
有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−70670(JP,A) 特開 平7−70671(JP,A) 特開 昭51−55724(JP,A) 特開 昭63−57753(JP,A) 社団法人日本金属学会編,「講座・現 代の金属学 材料編(第5巻)非鉄材 料」,第2刷,社団法人日本金属学 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22F 1/00 - 3/02 C22C 1/00 - 49/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金Auが99.0質量%以上であり、ガ
    ドリウムGdを50〜9950ppm、アルミニウムA
    l、シリコンSi、カルシウムCa、ベリリウムBe、
    ストロンチウムSrのうちの一種以上を累計で50〜9
    950ppm含有する金合金に対し溶体化処理を施した
    後、 前記金合金を所望の加工率まで所望の形状に加工して加
    工硬化させる加工硬化処理を施し、 さらに、加工硬化処理を施した後の前記金合金を加熱し
    て硬化させる時効硬化処理を施すことを特徴とする高純
    度硬質金合金の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記溶体化処理は、前記金合金を700
    〜2800℃に加熱した後に急冷し、前記時効硬化処理
    は、前記金合金を150〜350℃に加熱することを特
    徴とする請求項1に記載の高純度硬質金合金の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記溶体化処理を施した後、加工硬化処
    理と、時効硬化処理を交互に繰り返し施すことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の高純度硬質金合金
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 金Auが99.0質量%以上であり、ガ
    ドリウムGdを50〜9950ppm、アルミニウムA
    l、シリコンSi、カルシウムCa、ベリリウムBe、
    ストロンチウムSrのうちの一種以上を累計で50〜9
    950ppm含有する金合金に対し溶体化処理を施すこ
    とを特徴とする高純度硬質金合金の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記溶体化処理は、前記金合金を700
    〜2800℃に加熱した後に急冷することを特徴とする
    請求項4に記載の高純度硬質金合金の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記金合金は、金Auが99.85質量
    %以上であり、ガドリウムGdを50〜1450pp
    m、アルミニウムAl、シリコンSi、カルシウムC
    a、ベリリウムBe、ストロンチウムSrのうちの一種
    以上を累計で50〜1450ppm含有することを特徴
    とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の
    高純度硬質金合金の製造方法。
  7. 【請求項7】 金Auが99.0質量%以上であり、ガ
    ドリウムGdを50〜9950ppm、アルミニウムA
    l、シリコンSi、カルシウムCa、ベリリウムBe、
    ストロンチウムSrのうちの一種以上を累計で50〜9
    950ppm含有し、溶体化処理が施されたことを特徴
    とする高純度硬質金合金。
  8. 【請求項8】 金Auが99.85質量%以上であり、
    ガドリウムGdを50〜1450ppm、アルミニウム
    Al、シリコンSi、カルシウムCa、ベリリウムB
    e、ストロンチウムSrのうちの一種以上を累計で50
    〜1450ppm含有し、溶体化処理が施されたことを
    特徴とする高純度硬質金合金。
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