JP6289462B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は画像を処理する画像処理装置及び画像処理方法に関する。
近年、眼底の自発蛍光撮影(FAF:Fundus Auto-Fluorescence)注目されている。自発蛍光撮影は、約550nm付近の光を励起光として眼底に照明し、約640nm付近の光をリポフスチンによる自発蛍光として受光することが、特許文献1に開示されている。ユーザーは、この受光による得た眼底画像を用いてリポフスチンを確認することにより、加齢黄斑変性等の早期発見が可能である。
また、複数の眼底画像における視神経乳頭、血管部を用いて複数の眼底画像のマッチングを行ってサブトラクション画像を作成することが、特許文献2に開示されている。
特開2006−247076号公報 特開平4−336677号公報
ここで、リポフスチンが黄斑付近に局所的に蓄積されると、加齢黄斑変性になる可能性が高い。このため、リポフスチンの経時変化を確認することが重要である。このとき、ユーザーが、眼底を自発蛍光撮影して得た複数の眼底画像のサブトラクション画像を用いて、リポフスチンの経時変化を確認する場合を考える。このとき、サブトラクション画像自体には、リポフスチンの経時変化がある領域以外の領域が表示されなくなってしまう。このため、ユーザーは、リポフスチンの経時変化がある領域の位置が眼底画像のどこであるのか分かりづらい。
本発明の目的の一つは、ユーザーがサブトラクション画像を用いてリポフスチンの経時変化を確認する際に、眼底画像におけるリポフスチンの経時変化がある領域の位置を確認し易くすることである。
本発明に係る画像処理装置は、
被検眼の眼底を自発蛍光撮影して得た第1の眼底画像の一部である血管部を含む第1の領域と、該被検眼を該第1の眼底画像とは異なる時間に該眼底を自発蛍光撮影して得た第2の眼底画像の一部であり且つ該第1の領域に対応する位置にある血管部を含む第2の領域とを抽出する抽出手段と、
前記第1の領域と前記第2の領域との明るさが略同じになるように、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像との少なくとも1つの階調変換を行う階調変換手段と、
前記階調変換の後に、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像とにおける前記第1及び第2の領域とは異なる領域のサブトラクション画像を生成する生成手段と、
前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像との少なくとも1つにおける前記異なる領域に、前記異なる領域のサブトラクション画像が合成された画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、を有する。
本発明によれば、まず、被検眼の眼底を異なる時間に自発蛍光撮影して得た第1及び第2の眼底画像の互いに対応する一部の領域のサブトラクション画像を生成することができる。そして、被検眼の眼底を自発蛍光撮影して得た眼底画像における該第1及び第2の領域に対応する位置に、サブトラクション画像に関する情報(サブトラクション画像自体等)が合成された画像を表示手段に表示させることができる。これにより、ユーザーは、リポフスチンの経時変化がある領域の位置が眼底画像のどこであるのか分かり易くなる。このため、ユーザーがサブトラクション画像を用いてリポフスチンの経時変化を確認する際に、眼底画像におけるリポフスチンの経時変化がある領域の位置を確認し易くすることができる。
本実施形態の全体構成の一例を表す概略図 本実施形態の位置合わせとピント合わせに関する図 本実施形態の画像選択時に関する図 本実施形態の画像選択時に関する図 本実施形態のサブトラクション作成フロー図 本実施形態のサブトラクション作成のブロック図 本実施形態の像高に対する画素輝度値に関する図 本実施形態の瞳孔径のシェーディング補正に関する図 本実施形態の抽出部に関する図 本実施形態の階調変換前後の画像輝度に関する図 本実施形態のサブトラクション情報の表示に関する図
本実施形態に係る画像処理装置は、まず、被検眼の眼底を異なる時間に自発蛍光撮影して得た第1及び第2の眼底画像の互いに対応する一部の領域のサブトラクション画像を生成する生成手段を有する。また、生成手段は、第1の眼底画像(第1の画像の一例)の一部である第1の領域と、第2の眼底画像(第2の画像の一例)の一部であり且つ該第1の領域に対応する位置にある第2の領域とのサブトラクション画像を生成する。なお、サブトラクション画像は、第1及び第2の領域の変化を示す画像の一例であり、本明細書において第3の画像とも呼ぶ。また、本実施形態に係る画像処理装置は、該眼底を自発蛍光撮影して得た眼底画像における該第1及び第2の領域に対応する位置に、該サブトラクション画像に関する情報が合成された画像を表示手段に表示させる表示制御手段を有する。なお、該サブトラクション画像に関する情報としては、例えば、サブトラクション画像自体でも良く、また、該位置を示す表示形態(例えば、点線等の枠)でも良いし、またこれらの両方でも良い。なお、第1及び第2の領域は、リポフスチンの経時変化がある領域であることが好ましい。
これにより、ユーザーは、リポフスチンの経時変化がある領域の位置が眼底画像のどこであるのか分かり易くなる。このため、ユーザーがサブトラクション画像を用いてリポフスチンの経時変化を確認する際に、眼底画像におけるリポフスチンの経時変化がある領域の位置を確認し易くすることができる。
このとき、上記表示制御手段が、該眼底画像における該位置にサブトラクション画像が合成された合成画像を表示手段に表示させることができる。また、上記表示制御手段が、該眼底画像における該位置に該位置を示す表示形態が合成された合成画像とサブトラクション画像とを並べて表示手段に表示させることができる。なお、本明細書において、上記生成手段を第1の生成手段、画像を合成する画像合成手段を第2の生成手段とも呼ぶ。
また、上記生成手段は、第1及び第2の眼底画像のサブトラクション画像を生成し、第1及び第2の眼底画像のサブトラクション画像のうち所定の強度以上の強度を有する領域をサブトラクション画像として生成しても良い。また、上記生成手段は、第1及び第2の領域を決定し、第1及び第2の領域の差分をとった画像をサブトラクション画像として生成しても良い。
また、本実施形態に係る画像処理装置は、第1及び第2の眼底画像におけるリポフスチンの経時変化の影響を受け難い領域、例えば、眼底の血管を含む領域の画素値に基づいて、該第1及び第2の眼底画像のうち少なくとも一つの眼底画像の階調を変換する変換手段を更に有することが好ましい。そして、例えば、第1及び第2の領域の画素値が略等しくしてから、サブトラクション画像が生成されることにより、リポフスチンの経時変化がある領域を鮮明に表すことができる。なお、上記変換手段が、第1の領域の画素値が第2の領域の画素値になるように第1の眼底画像の階調を変換することが好ましい。また、上記変換手段が、第1及び第2の領域の画素値が所定の画素値になるように第1及び第2の眼底画像の階調を変換することが好ましい。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
(装置の説明)
図1は、本実施形態における眼科撮影装置の構成図である。なお、本実施形態における眼科撮影装置は、2次元センサ等により眼底を撮影する眼底カメラ、眼底に対して光を走査する走査手段を有するOCT装置やSLO装置等が好適に用いられる。ただし、本実施形態における眼科撮影装置は、被検眼を撮影する撮影装置であれば何でも良いし、また、被検眼以外の被検査物を撮影する場合は、内視鏡等の医療用の撮影装置であれば何でも良い。
まず、本実施形態における眼科撮影装置において、観察用光源1から被検眼Eの前方の対物レンズ2に至る光路上には、コンデンサレンズ3、撮影用光源4、ミラー5、リング状の開口を有する絞り6、リレーレンズ7、孔あきミラー9が順次に配列されている。更に、絞り6とリレーレンズ7の間には、波長選択手段の一例である自発蛍光エキサイタフィルタ10が光路に挿脱自在に配置され、これらにより照明光学系が構成されている。なお、自発蛍光エキサイタフィルタ10は、例えば、約475nmから約615nmの範囲の波長帯域、より好ましくは、約530nmから約580nmの範囲の波長帯域の光を透過させる。また、自発蛍光エキサイタフィルタ10は、これらの波長帯域以外の波長の光をカットすることが好ましい。ここで、自発蛍光エキサイタフィルタ10は、自発蛍光観察撮影時に(不図示の選択手段により複数の撮影モードから自発蛍光撮影モードが選択された場合に)、照明光学系の光路に挿入される。また、自発蛍光エキサイタフィルタ10は、カラー撮影時には照明光学系の光路から退避される。なお、被検眼Eに照射する測定光を走査する走査手段の一例であるガルバノミラーや共振スキャナを有するSLO装置の場合には、レーザ光源を切り替えることにより、自発蛍光用の波長の光を用いる構成でも良い。
また、孔あきミラー9の通過方向の光路上には、合焦レンズ11、撮影レンズ12、カラー撮影ユニット13が配列されている。また、撮影レンズ12とカラー撮影ユニット13の間には、自発蛍光励起光を遮断し蛍光を選択的に透過する自発蛍光バリアフィルタ14(波長選択手段の一例)が光路に挿脱自在に配置され、観察撮影光学系が構成されている。カラー撮影ユニット13は撮像素子15、三色分解カラーフィルタ16を有している。なお、自発蛍光バリアフィルタ14は、例えば、約640nm付近の波長帯域の光を透過させ、この波長帯域以外の波長の光をカットすることが好ましい。特に、自発蛍光バリアフィルタ14は、リポフスチンを励起する励起光の波長(例えば、約530nmから約580nmの範囲の波長帯域)の光をカットすることが好ましい。ここで、自発蛍光バリアフィルタ14は、自発蛍光撮影時に(不図示の選択手段により複数の撮影モードから自発蛍光撮影モードが選択された場合に)、観察撮影光学系の光路に挿入される。また、自発蛍光バリアフィルタ14は、カラー撮影時には、観察撮影光学系の光路から退避される。
また、撮像素子15の出力は、画像信号処理部21を介してシステム制御部22に接続されている。また、画像信号処理部21には表示部23が接続され、被検眼Eの観察画像が表示され、被検眼Eの観察を行うようにされている。また、システム制御部22には、画像記録部24、操作スイッチ部25が接続されて、眼底カメラ全体の制御系が構成されている。
カラー画像撮影時には、観察用光源1を出射した光束はコンデンサレンズ3、撮影用光源4を通りミラー5で反射される。ミラー5での反射光は、絞り6、リレーレンズ7を通り孔あきミラー9の穴ではない部分で反射し、対物レンズ2を通り被検眼Eの眼底Erを可視光で照明する。このとき、自発蛍光エキサイタフィルタ10は照明光学系から離脱している。
眼底Erからの反射光は、対物レンズ2、孔あきミラー9の孔を通り、合焦レンズ11、撮影レンズ12を通過し、撮像素子15上に結像する。このとき、自発蛍光バリアフィルタ14は眼底観察撮影光学系から離脱しているため、眼底Erの反射光がそのまま表示部23で眼底像として観察できる。
検者はこの眼底像を見ながら、不図示の位置合わせ指標と操作部により、装置を前後、左右、上下に移動して被検眼Eに対しての位置合わせを行い、更にフォーカス合わせ用指標を用いて、合焦レンズ11を移動することによりフォーカス合わせを行う。
図2は眼底像Er’の表示部23における観察状態を示している。図2(a)は位置合わせとフォーカス合わせが完了していない状態で、位置合わせサークルCと位置合わせ指標Wがずれておりフォーカス合わせ用指標Pもずれている状態を表している。図2(b)は位置合わせとフォーカス合わせが完了している状態で、位置合わせサークルCと位置合わせ指標Wが一致し、フォーカス合わせ用指標Pが一直線になった状態を表している。
検者は眼底像Er’の位置合わせ及びフォーカス合わせの終了後に、操作スイッチ部25の撮影スイッチを押すことにより、システム制御部22が撮影用光源4を発光する。撮影用光源4を出射した光束は、観察用光源1の光束と同様の経路で眼底Erを照明し、照明された眼底Erの反射光は、観察時と同様に撮像素子15上に結像する。結像した眼底像Er’の画像データは、画像信号処理部21、システム制御部22を経て、画像記録部24にカラー画像として保存され、表示部23には眼底像Er’が表示される。
自発蛍光観察時においては、自発蛍光エキサイタフィルタ10が照明光路中に挿入される。観察用光源1を出射した光束は、コンデンサレンズ3、撮影用光源4を通りミラー5で反射される。ミラー5での反射光は、絞り6、自発蛍光エキサイタフィルタ10を通り、孔あきミラー9の穴ではない部分で反射し、対物レンズ2を通り眼底Erを可視光で照明する。
照明された眼底Erの反射光は、瞳Ep、対物レンズ2、孔あきミラー9の孔を通り、合焦レンズ11、撮影レンズ12を通過し、撮像素子15に結像する。このとき、自発蛍光バリアフィルタ14は眼底観察撮影光学系から離脱しているため、自発蛍光エキサイタフィルタ10を透過した波長光による眼底Erの反射光を眼底像Er’として観察できる。
検者はこの眼底像Er’を見ながら、図2で説明したと同様に位置合わせ指標Wにより、装置の被検眼Eに対する位置合わせを行い、フォーカス合わせ用指標Pによりフォーカス合わせを行う。
検者は眼底像Er’の位置合わせ及びフォーカス合わせの終了後に、操作スイッチ部25の撮影スイッチを押すことにより、システム制御部22は自発蛍光バリアフィルタ14を眼底観察撮影光学系に挿入し、撮影用光源4を発光する。撮影用光源4を出射した光束は、観察用光源1の光束と同様の光路を経て自発蛍光エキサイタフィルタ10を透過した波長光により眼底Erを照明する。照明された眼底Erの反射光は、瞳Ep、対物レンズ2、孔あきミラー9の孔を通り、合焦レンズ11、撮影レンズ12を通過し、自発蛍光バリアフィルタ14により自発蛍光エキサイタフィルタ10を透過した波長光を遮断する。これにより、眼底像Er’の蛍光のみが通過して、撮像素子15に結像する。
結像した眼底像Er’は画像信号処理部21でモノクロ化され、システム制御部22を経て画像記録部24にモノクロ画像として保存され、表示部23にはモノクロ化された眼底像Er’が表示される。なお、画像信号処理部21は、撮像素子15からの信号を処理せずに、システム制御部22や表示部23との間の信号を転送するだけの機能を有していても良い。この場合、画像信号処理部21とシステム制御部22は、例えば、画像処理装置として一体に構成されても良い。
次に本実施形態の特徴的なサブトラクション作成について、図3から図11を用いて説明する。ここで、本実施形態において、画像階調変換開始部601、領域抽出部602、画像階調変換部603、画像階調変換終了部604は、画像処理装置の一例であるシステム制御部22の内部における機能ブロックである。また、本実施形態において、サブトラクション作成開始部605、位置合わせ部606、サブトラクション作成部607、サブトラクション作成終了部608に関しても、画像処理装置の一例であるシステム制御部22の内部における機能ブロックである。なお、これらの機能ブロックの少なくとも一つが画像信号処理部21等の外部における機能ブロックであっても良い。また、これらの機能ブロックは、システム制御部22が有するCPUと後述のフロー図を実行するプログラムを記憶するメモリとにより実現される。
(画像の選択)
図3ではサブトラクションを行う画像の選択方法を示している。記憶手段により記憶された画像を撮影日時毎に横に並べ、その中から第一の画像Aと第二の画像Bをマウスやタッチパネル等で選択することができる。ここで選択する画像は第三の画像C、第四の画像Dがあっても良い。これは比較する画像が複数存在する場合や、経時変化を確認する際にデータ数を増やすことができる効果がある。また、選択方法は複数の画像が時間的に奥行き方向に並んでおり、その中から選択した第一の画像Aが例えば右側に飛び出し表示される図4の様であっても良い。図4は撮影日時毎に前後に画像が並び、その中から選択できる。これは撮影画像が多くなった場合でも画像を大きく表示でき、撮影日時の異なる画像も選択しやすい利点がある。
(サブトラクション作成フロー)
図5、図6は各々撮影画像のサブトラクションを作成するフロー図とブロック図である。本実施形態でのサブトラクション作成フローは画像階調変換部とサブトラクション作成部からできている。先ず、画像階調変換開始部601が、画像記憶部24に記憶された第一の画像Aと同一眼で撮影日時の異なる第二の画像Bに対してサブトラクション作成フローを開始する(S501)。次に、決定手段の一例である領域抽出部602が抽出手段により第一の画像Aの第一の領域αを抽出し、連動して該第一の領域αに対応する第二の画像Bの第二の領域βを抽出する(S502)。ここで第一の領域αは眼底像Er’の血管に相当する画像領域であることが望ましい。これは、自発蛍光画像において一般的に血管部は血管による自発蛍光エキサイタフィルタ10を透過した波長光の吸収があり、血管部は自発蛍光を示さないからである。また、対応する領域とは眼底像Er’において眼底パターン特定手段を用いて基準位置を決定し、基準位置を原点とし、画像の回転、移動を考慮して画像上のx軸y軸を設定し、原点からx座標とy座標が等しいところを同一箇所とする。ここで、基準位置とは眼底画像の乳頭部や血管部などであり、例えば血管部を基準位置とする場合であれば特開平5−253215号公報などの例が挙げられる。
ただし、被検眼Eの瞳孔が十分に散瞳しており、アライメントも十分に合わせた状態での撮影により図7の眼底像において、例えば701での像高に対する輝度情報が(a)ではなく(b)の様に像高に対して輝度が一定の画像で、シェーディング(周辺部が中央部より暗くなる状態)が発生していない画像であれば、第二の領域βは第一の領域αと異なる領域を抽出しても良い。なぜならば、(a)の様にシェーディングが存在する場合、抽出する第一の領域αは像高により輝度差が存在する。このとき階調変換により中央部の輝度を合わせたと仮定すると像高に対する輝度(a’)は中央部ではよく一致するが診断可能領域は中央部の限定的な領域となる。従って、図7(a)の様な場合には診断する領域は限定的となるため第一の領域αと第二の領域βはそれぞれ対応する領域である必要がある。しかしながら、(b)の様に像高に対する輝度が一様であればどの像高においても第一の領域αの輝度が均一なため第二の領域βは必ずしも第一の領域αに対応する位置でなくても良い。また、(b)を階調変換した(b’)の様な場合は周辺部まで輝度が良く一致しているため画像全領域が診断可能領域となる。
ここで、第一の領域αは血管部が望ましいが、図9で示す(a)〜(g)の抽出例でも良い。(a)は撮影した眼底像Er’の血管に相当する血管部を含む画像領域901を検者が指定し、該指定された画像領域901から前記第一の領域αを抽出する領域抽出部602が撮影した眼底像Er’の血管に相当する血管部を抽出する例を示す。これはユーザーが第一の領域αを自由に選択できることで解析の自由度が増す効果が考えられる。(b)は撮影した眼底像Er’の血管に相当する血管部を領域抽出部602が自動で抽出する例を示す。これはユーザーが第一の領域αを選択する必要がなく、解析時間の短縮、ユーザーが非熟練者の場合は診断支援効果が考えられる。
また、選択する血管形状は(c),(d)の様であっても良い。(c)は抽出する血管に交差部が無く一本の血管部である例を示している。これは選択する第一の領域αが血管であれば抽出できる例を示している。(d)は抽出する血管が交差している例を示している。これは自動で抽出する場合に検出しやすく、また手動で選択し、抽出する場合にも同一箇所をユーザーが選択しやすい効果が考えられる。また(e)〜(g)の様に撮影した眼底像Er’の乳頭に相当する乳頭部(e)、黄斑に相当する黄斑部(f)、健常な神経線維層に相当する健常神経線維層部(g)を抽出しても良い。(e),(f)は多くの場合円形で眼底画像内では特徴的な部位であるためユーザーが選択しやすい効果が考えられ、(g)は抽出する領域が自由に選択できる効果が考えられる。
次に、変換手段の一例である画像階調変換部603が、係数算出手段を用いて第一の領域αと第二の領域βが所望の輝度になる係数を算出し、前記係数を用いて第一の画像Aの階調と第二の画像Bの階調とのうち少なくとも一方を階調変換する(S503)。図10に階調変換を行った際のヒストグラムの例を示す。(a)のヒストグラムでは第一の領域αと第二の領域βの両輝度が所望の輝度になるように画像階調処理部603が、第一の画像Aと第二の画像Bとを階調変換し、(a’)のヒストグラムとなる例を示す。(b)のヒストグラムでは第一の領域αが第二の領域βの輝度になるように画像階調処理部603が第一の画像Aを階調変換し、(b’)のヒストグラムとなる例を示す。
画像階調変換終了部604が画像変換処理を終了し、続けて、サブトラクション作成開始部605がサブトラクション作成を開始する。
また、階調変換後の画像に対して、位置合わせ部606が階調変換後の第一の画像A´と階調変換後の第二の画像B´の位置合わせを行う(S505)。ここで位置合わせ処理は前記眼底パターン特定手段を用いて行う。眼底パターン特定手段を用いて基準位置を決定し、基準位置を原点とし、画像の回転、移動を考慮して画像上のx軸y軸を設定する。このx軸y軸が重なるように位置合わせを行う。これにより画像全領域でサブトラクションを作成可能になり、また二枚以上の複数枚の画像におけるサブトラクションも同様の処理を用いて作成することが可能になる。
また、生成手段の一例であるサブトラクション作成部607がサブトラクションを作成する(S506)。サブトラクションを作成することにより差分が定量的に可視化でき、診断効果を向上させることが可能になる。続いてサブトラクション情報表示部が第一の画像Aを階調変換した画像A´と第二の画像Bを階調変換した画像B´のサブトラクション情報をディスプレイやモニタ等の表示部23に表示させる(S507)。最後に、画像階調変換終了部608が、サブトラクション作成フローを終了する(S508)。
なお、上述した階調変換を行う以外に、第一の画像Aと第二の画像Bにおいてシェーディング補正を行っても良い。図8は被検眼Eの瞳孔径によるシェーディングを補正する図を示している。一般的に、被検眼Eの眼底Erを撮影した際、被検眼Eの瞳孔径が小さい場合、光束がケラレて画像の周辺部にシェーディングが発生することが知られている。シェーディングが発生した際の画像の像高に対する画像輝度は図8(a)の803に対して802の様になっており、中心部に対して像高の高いところでは輝度が低下してしまう。このため、例えば、不図示の補正部が、前眼部の観察時に、被検眼Eの前眼部画像から瞳孔径(801)を抽出し、該抽出された瞳孔径に基づいて予想されるシェーディングを算出して補正しても良い。
(表示方法)
ここで、表示例(S507)を図11に示す。表示例では上記の解析結果をまとめたレポート情報が表示される。具体的には、患者ID(Patient ID)や、性別、疾患名、解析を行った日(Date)、前記抽出手段で抽出した第一の領域α、第二の領域βの各々の位置や輝度値、前記係数算出手段で求めた係数といった階調変換時の情報と、演算手段で求めたサブトラクション情報が表示される(1101)。これにより、ユーザーが通常の診断に用いる情報に加え、次回に同様の画像処理を行いやすくするための情報を提供することができる。
また、表示画面23では撮影した画像の撮影日が画像の上方位置に表示される。すなわち、表示制御部は、眼底を異なる時間に自発蛍光撮影して得た第1及び第2の眼底画像の撮影日に基づいて、複数の眼底画像を時系列に3次元表示(時間軸に沿って並べて表示)させる。また、疾患部の時系列変化を表すための例として、選択された画像中でユーザーが選択した2枚の組み合わせからの差分画像を表示させる。また、選択された画像の日付の近い二つの画像のサブトラクションを利用して算出した特定の輝度領域の変化率の変化の時系列変化を示す折れ線グラフを表示させる。
更に不図示のカラーマップ作成部が輝度値に相当する疑似カラーを作成し表示する。これにより差分情報が視覚的に表示できる。また、ユーザーがROIを選択することもできる。これによりROI内の変化をとらえやすくなる効果が考えられる。また、ROI内の情報に関しても、前記特定の輝度領域の変化率の変化の時系列変化を示す折れ線グラフを表示させことができる。これによりユーザーが関心のある疾患部のみの情報を表示できるため診断の時間を短縮することが可能である。
(別の本実施形態に係る眼科撮影装置)
なお、別の本実施形態に係る眼科撮影装置は、第一の画像の第一の領域、該第一の領域に対応する第二の画像の第二の領域の画像情報を用いて所望の輝度に階調変換することで撮影時の条件により発生した画像の輝度差が補正可能である。また、第一の領域と第二の領域の輝度を所望の輝度になるように階調変換した第一の画像と第二の画像においてサブトラクションを作成し過蛍光領域、低蛍光領域の変化量が推定される。また、この眼科撮影装置は輝度の階調による表色表示をすることで、疾患領域の変化を疑似カラーで描写でき、疾患部の形状変化を把握することが可能である。また、別の本実施形態に係る眼科撮影装置における第一の領域と第二の領域の抽出は手動でも自動でも可能である。手動で行う場合、ユーザーが所望する画像領域を第一の領域に指定でき、解析の自由度が向上するという利点がある。これは特にユーザーが熟練者である場合などに有効である。他方、自動で行う場合には省力化を図れるとともに、ユーザーが非熟練者である場合などには診断支援のツールとして特に有効である。また、ROI(Region of Interest:関心領域)を選択することにより、ユーザーが関心のある疾患部の情報を表示することができる。このため、診断の時間を短縮することが可能である。また、別の本実施形態に係る眼科撮影装置は、画像中の特徴点の位置を一致させるようにして同一眼底像の複数の画像を位置合わせする。また、1枚の画像の第一の領域とROIを指定し、この第一の領域と画像の位置合わせ結果とに基づいて第一の領域に対応する他の画像の第二の領域とROIを指定することができる。これにより、複数の画像に対して第一の領域を指定するという煩雑な作業を回避でき、作業の省力化を図ることができる。更に、別の本実施形態に係る眼科撮影装置は、同一眼の複数の階調変換後の画像において各々サブトラクションを作成でき、各々のサブトラクション画像において対応するROIを指定でき、該ROI内の過蛍光領域、低蛍光領域の画素数を求めて時系列変化情報として表示することができる。このため、ROI内の時系列変化の把握を効果的に支援することが可能であり、診断支援のツールとして特に有効である。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために以下の請求項を添付する。

Claims (19)

  1. 被検眼の眼底を自発蛍光撮影して得た第1の眼底画像の一部である血管部を含む第1の領域と、該被検眼を該第1の眼底画像とは異なる時間に該眼底を自発蛍光撮影して得た第2の眼底画像の一部であり且つ該第1の領域に対応する位置にある血管部を含む第2の領域とを抽出する抽出手段と、
    前記第1の領域と前記第2の領域との明るさが略同じになるように、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像との少なくとも1つの階調変換を行う階調変換手段と、
    前記階調変換の後に、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像とにおける前記第1及び第2の領域とは異なる領域のサブトラクション画像を生成する生成手段と、
    前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像との少なくとも1つにおける前記異なる領域に、前記異なる領域のサブトラクション画像が合成された画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記生成手段が、
    前記第1及び第2の眼底画像のサブトラクション画像を生成し、
    前記第1及び第2の眼底画像のサブトラクション画像のうち所定の強度以上の強度を有する領域を前記異なる領域のサブトラクション画像として生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記生成手段が、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像とにおける前記第1及び第2の領域とは異なる領域の差分をとった画像を前記異なる領域のサブトラクション画像として生成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示制御手段が、前記合成された画像が表示される画面上に、前記第1及び第2の眼底画像を前記表示手段に表示させ、
    前記第1の領域の抽出に応じて前記表示される第2の眼底画像に前記第2の領域を示す表示形態を表示させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記表示制御手段が、前記合成された画像が表示される画面上に、前記第1及び第2の眼底画像を時間軸に沿って並べて表示させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記表示制御手段が、前記合成された画像が表示される画面上に、前記第1及び第2の眼底画像の撮影日に基づいて、前記第1及び第2の眼底画像を時系列に3次元表示させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 被検眼の眼底を自発蛍光撮影して得た第1の眼底画像の一部である血管部を含む第1の領域と、該被検眼を該第1の眼底画像とは異なる時間に該眼底を自発蛍光撮影して得た第2の眼底画像の一部であり且つ該第1の領域に対応する位置にある血管部を含む第2の領域とを抽出する抽出手段と、
    前記第1の領域と前記第2の領域との明るさの差分が低減されるように、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像との少なくとも1つの階調変換を行う階調変換手段と、
    前記階調変換の後に、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像とにおける前記第1及び第2の領域とは異なる領域のサブトラクション画像を生成する生成手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記第1の領域と前記第2の領域との位置合わせを行うことにより、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像との位置合わせを行う位置合わせ手段を更に有し、
    前記生成手段が、前記位置合わせ及び前記階調変換の後に、前記異なる領域のサブトラクション画像を生成することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記眼底を自発蛍光撮影して得た複数の眼底画像から前記第1及び第2の眼底画像を選択する選択手段と、
    前記第1及び第2の眼底画像の所定の領域を用いて該第1及び第2の眼底画像の位置を合わせる位置合わせ手段と、を更に有し、
    前記生成手段が、前記位置合わせされた前記第1及び第2の眼底画像を用いて前記サブトラクション画像を生成することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記被検眼の前眼部画像の瞳孔径に基づいて、前記第1及び第2の眼底画像のシェーディングを補正する補正手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置と、前記被検眼の眼底を自発蛍光撮影する眼科撮影装置とが通信可能に接続された眼科システムにおいて、前記眼科撮影装置から送信された眼底画像データを取得する取得手段を更に有することを特徴とする眼科システムにおける画像処理装置。
  12. 被検眼の眼底を自発蛍光撮影して得た第1の眼底画像の一部である血管部を含む第1の領域と、該被検眼を該第1の眼底画像とは異なる時間に該眼底を自発蛍光撮影して得た第2の眼底画像の一部であり且つ該第1の領域に対応する位置にある血管部を含む第2の領域とを抽出する工程と、
    前記第1の領域と前記第2の領域との明るさが略同じになるように、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像との少なくとも1つの階調変換を行う工程と、
    前記階調変換の後に、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像とにおける前記第1及び第2の領域とは異なる領域のサブトラクション画像を生成する工程と、
    前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像との少なくとも1つにおける前記異なる領域に、前記異なる領域のサブトラクション画像が合成された画像を表示手段に表示させる工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  13. 被検眼の眼底を自発蛍光撮影して得た第1の眼底画像の一部である血管部を含む第1の領域と、該被検眼を該第1の眼底画像とは異なる時間に該眼底を自発蛍光撮影して得た第2の眼底画像の一部であり且つ該第1の領域に対応する位置にある血管部を含む第2の領域とを抽出する工程と、
    前記第1の領域と前記第2の領域との明るさの差分が低減されるように、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像との少なくとも1つの階調変換を行う工程と、
    前記階調変換の後に、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像とにおける前記第1及び第2の領域とは異なる領域のサブトラクション画像を生成する工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  14. 前記第1の領域と前記第2の領域との位置合わせを行うことにより、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像との位置合わせを行う工程を更に有し、
    前記生成する工程では、前記位置合わせ及び前記階調変換の後に、前記異なる領域のサブトラクション画像を生成することを特徴とする請求項12または13に記載の画像処理方法。
  15. 前記眼底を自発蛍光撮影して得た複数の眼底画像から前記第1及び第2の眼底画像を選択する工程と、
    前記第1及び第2の眼底画像の所定の領域を用いて該第1及び第2の眼底画像の位置を合わせる工程と、を更に有し、
    前記生成する工程では、前記位置合わせされた前記第1及び第2の眼底画像を用いて前記サブトラクション画像を生成することを特徴とする請求項1または1に記載の画像処理方法。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の画像処理方法の各工程を実行させることを特徴とするプログラム。
  17. 被検眼を照明する照明光学系と、
    前記照明光学系により照明した前記被検眼からの戻り光に基づいて該被検眼の眼底を撮影する撮影光学系と、
    前記眼底を自発蛍光撮影する自発蛍光撮影モードを選択する選択手段と、
    前記自発蛍光撮影モードが選択された場合に前記照明光学系と前記撮影光学系とのうち少なくとも一つに挿入する波長選択手段と、
    前記撮影光学系により前記眼底を自発蛍光撮影して得た第1の眼底画像の一部である血管部を含む第1の領域と、該第1の眼底画像とは異なる時間に前記撮影光学系により該眼底を自発蛍光撮影して得た第2の眼底画像の一部であり且つ該第1の領域に対応する位置にある血管部を含む第2の領域とを抽出する抽出手段と、
    前記第1の領域と前記第2の領域との明るさが略同じになるように、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像との少なくとも1つの階調変換を行う階調変換手段と、
    前記階調変換の後に、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像とにおける前記第1及び第2の領域とは異なる領域のサブトラクション画像を生成する生成手段と、
    前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像との少なくとも1つにおける前記異なる領域に、前記異なる領域のサブトラクション画像が合成された画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とする眼科撮影装置。
  18. 被検眼を照明する照明光学系と、
    前記照明光学系により照明した前記被検眼からの戻り光に基づいて該被検眼の眼底を撮影する撮影光学系と、
    前記眼底を自発蛍光撮影する自発蛍光撮影モードを選択する選択手段と、
    前記自発蛍光撮影モードが選択された場合に前記照明光学系と前記撮影光学系とのうち少なくとも一つに挿入する波長選択手段と、
    前記撮影光学系により前記眼底を自発蛍光撮影して得た第1の眼底画像の一部である血管部を含む第1の領域と、該第1の眼底画像とは異なる時間に前記撮影光学系により該眼底を自発蛍光撮影して得た第2の眼底画像の一部であり且つ該第1の領域に対応する位置にある血管部を含む第2の領域とを抽出する抽出手段と、
    前記第1の領域と前記第2の領域との明るさの差分が低減されるように、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像との少なくとも1つの階調変換を行う階調変換手段と、
    前記階調変換の後に、前記第1の眼底画像と前記第2の眼底画像とにおける前記第1及び第2の領域とは異なる領域のサブトラクション画像を生成する生成手段と、
    を有することを特徴とする眼科撮影装置。
  19. 前記波長選択手段は、
    前記照明光学系の光路に対して挿脱自在である自発蛍光エキサイタフィルタと、
    前記撮影光学系の光路に対して挿脱自在である自発蛍光バリアフィルタと、
    を含むことを特徴とする請求項17または18に記載の眼科撮影装置。
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