JP2004329742A - 画像表示装置、画像表示方法、コンピュータプログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】差分画像を原画像と並べて表示することにより、差分画像と原画像を比較しながら診断を行なうが、比較を行う際は視線を移動しなければならないので、モニタ上あるいはモニタ間で視差があるため比較読影しにくいという課題がある。
【解決手段】共通の被写体を時間的に異なるタイミングで撮影した複数の画像を用いて画像処理を行った処理画像を表示する画像表示装置において、前記処理画像の任意の領域を指定する領域指定手段と、前記領域指定手段により指定された領域に対応する領域を前記複数の画像からそれぞれ決定する決定手段と、前記決定手段により決定された複数の領域が互いに隣接するように表示する領域表示手段とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】共通の被写体を時間的に異なるタイミングで撮影した複数の画像を用いて画像処理を行った処理画像を表示する画像表示装置において、前記処理画像の任意の領域を指定する領域指定手段と、前記領域指定手段により指定された領域に対応する領域を前記複数の画像からそれぞれ決定する決定手段と、前記決定手段により決定された複数の領域が互いに隣接するように表示する領域表示手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示装置および方法に関するものであり、より具体的にはX線画像等の医用画像を表示するものである。
【0002】
【従来の技術】
医療画像分野においては、近年CAD(コンピュータ支援診断:Computer Aided Diagnosis)の研究が活発に行われており、単純X線、CTなどの画像をコンピュータにより解析し、病変部分の疑いがある部分を検出することで、疾病の早期発見に貢献することが期待されている。
【0003】
CADには対象とする画像や検出対象により様々な種類が考えられているが、その中に同一部位を撮影した画像の差分を取ることにより、経時変化を強調した画像を得る経時差分方式によるCADが注目されている。
【0004】
経時差分CADにおいては、例えば時間的に異なる時点で撮影された1組の胸部単純X線画像を入力し、画像解析を行ってそれぞれの画像において解剖学的に同一となる位置を求め、現在又は過去のいずれか一方の画像を変形し、画素毎の差分処理を行って差分画像を生成・表示する。(例えば特許文献1参照)
【0005】
【特許文献1】
特開平8−76741号公報
【0006】
図12は差分画像の表示例を示したものである。同図において差分画像はそれを生成する際に用いられた現在又は過去画像のいずれか一方と共に表示されている。同図においてはモニタが2台のため、各々に1枚ずつの画像が表示されているがモニタが3台ある場合は、各々に1枚ずつ表示してもよい。このように差分画像を原画像と並べて表示することにより、差分画像と原画像を比較しながら診断を行なうことが出来る。
【0007】
しかし、図12に示した表示形態においては各々の画像が別のモニタに表示されているため、比較を行う際は視線を移動しなければならない。また、差分画像は正常な解剖学的構造を表す信号が除去又は減弱されているために、2つの画像間の対応点がどこになるのか注意深く観察を行う必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、単純に画像を並べて表示したのでは、モニタ上あるいはモニタ間で視差があるため比較読影しづらいという問題点がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような課題に鑑み本発明は、共通の被写体を時間的に異なるタイミングで撮影した複数の画像を用いて画像処理を行った処理画像を表示する画像表示装置において、前記処理画像の任意の領域を指定する領域指定手段と、前記領域指定手段により指定された領域に対応する領域を前記複数の画像からそれぞれ決定する決定手段と、前記決定手段により決定された複数の領域が互いに隣接するように表示する領域表示手段とを有することで、前記処理画像で指定した領域に対応する領域を視差なく一覧することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は本発明による画像表示装置の構成を示す図である。以下に同図を参照して本実施の形態における画像処理装置の全体的な動作について説明する。
【0011】
画像入力部1は診断に用いられる複数の画像データを入力し、メモリ2はそれらの画像を一時記憶する。メモリ2に記憶された画像データは表示部4に出力され、ここで表示が行われる。より具体的には、画像入力部1はコンピュータに接続されたハードディスク、光磁気ディスク装置等の記憶装置や、外部の記憶装置とのデータ伝送にかかるネットワーク等の媒体である。また、メモリ2はコンピュータに装備されているDRAM等の記憶デバイスであり、表示部4はCRTモニタ、液晶モニタ等の表示装置である。
【0012】
なお、本実施の形態において表示部4は2つのモニタから構成され、コンピュータの出力画面はこれら2つのモニタに分割表示されているとするが、必ずしもこの形態である必要はない。すなわち、1台のモニタ、または、3台以上のモニタに表示される形態であっても本発明を適用することができる。
【0013】
次に、本実施の形態における画像表示装置の表示形態の詳細について説明する。
【0014】
図1において指示入力部5から表示部4に表示される画像が指定される。本実施の形態において図1はコンピュータにより実現されており、指示入力部5はコンピュータに接続されたキーボード、マウス等の入力装置が該当する。
【0015】
ここで指定される画像は同一患者の現在および過去の胸部X線画像であり、これらは画像入力部1からメモリ2に読み込まれ、記憶される。さらに、現在および過去画像から生成された差分画像も同様にメモリ2に読み込まれる。現在および過去画像と差分画像の関係はあらかじめデータベース化されており、現在または過去画像の指定により差分画像も読み込まれるものとする。
【0016】
また、差分画像を生成する際に用いられた、現在画像と過去画像の位置関係を表すパラメータも同様に画像入力部1から入力されてメモリ2に記憶される。このパラメータは、2つの画像の対応する点間の座標変換を行うために用いられ、例えば座標変換が2次元多項式近似により行われる場合は、その係数が相当する。これらの係数については公知の技術(例えば”Digital image subtraction of temporally sequentialchest images for detection of interval change”,Akiko Kano et al,Med.Phys.21(3),March 1994等)によればよい。また、座標変換が2つの画像の全体的な位置関係を表すパラメータで行われる場合は、そのパラメータが記憶されている。このようなパラメータとしては、例えば2つの画像間の回転や平行移動、倍率変化を表す数値が該当する。さらに座標変換がアフィン変換などの線形変換を用いるものであれば、その変換における変換係数が相当する。ただし、本実施の形態においては、それらの係数は差分画像と共に不図示の記憶装置に記憶されているものとする。
【0017】
メモリ2に読み込まれたこれら3つの画像は表示部4に表示される。図2は表示部4が2つのモニタから構成される場合の表示例を示している。同図においてモニタIには現在画像が、モニタIIには差分画像がそれぞれ表示され、差分画像における陰影を参考にして現在画像の読影が行われる。また、各画像の下部にはボタンが表示されており、各ボタンはモニタに表示するべき画像が割り当てられている。
【0018】
例えば、本実施の形態においてはAおよびA’と表示されたボタンを操作することにより、モニタ上に現在画像が、BおよびB’と表示されたボタンを操作することにより過去画像が、CおよびC’と表示されたボタンを操作することにより差分画像が表示される。したがって、図2においてモニタIIに表示されたボタンB’を操作するとモニタIIには過去画像が表示される。
【0019】
このように現在および差分画像を並べて表示することにより、過去および現在の間で経時的な変化が起こった部分を差分画像で確認し、現在画像の同一部分を観察することにより、診断を行う。さらに、本実施の形態においてはモニタIIに表示された差分画像上の位置を指示することにより、モニタIに表示された現在画像の当該部分に差分画像の一部分が重ね合わせ表示される。
【0020】
図1において指示入力部5はマウス等の入力機器であり、ユーザはマウスを操作して差分画像における関心領域を指定する。図2において、モニタIIに表示された差分画像の上で関心領域ROIが指定された様子を示す。Cはマウスのカーソルであり、ユーザは差分画像上の陰影N’を含む関心領域ROIを指定し、ボタンD’をクリックすることにより、モニタIに表示された現在画像上に関心領域ROIが表示される。
【0021】
この時、指示入力部5から出力された関心領域ROIをあらわす座標値は座標変換部6において現在画像における座標値に変換され、制御部3に出力される。制御部3は関心領域ROIの画像データをメモリ2から読み出し、変換された座標値を基準として現在画像に重ね合わせて表示部4に表示する。
【0022】
図3(a)は関心領域が現在画像にオーバーラップ表示された様子を示したものであり、差分画像において指定された関心領域ROIの画像が、現在画像における当該領域部分の近傍に重ね合わせて表示されている。
【0023】
また図3(b)はオーバーラップ表示される部分の位置関係を表したものである。図3(b)において、差分画像において陰影N’を含む関心領域ROIのサイズは水平および垂直方向の画素数が各々W’、H’である。一方、関心領域ROIが重ね合わせ表示される現在画像において、P1は図2において示した差分画像における点P1’の現在画像における対応点であり、この点が関心領域ROIの右下隅の点に一致するようにオーバーラップ表示が行われる。
【0024】
このように、現在画像上に差分画像の部分画像を、ほぼ同一の位置、すなわち、差分画像上における点P1’に対応する現在画像上の点P1に、関心領域ROIの右下隅、または、右上隅、左下隅を一致させる(関心領域ROIが現在画像上の当該領域部分を隠さない)ように重ね合わせ表示することにより差分画像上で認められる陰影と現在画像上の陰影をより観察しやすい形で表示することができる。
【0025】
なお、以上説明した実施の形態では現在画像上に差分画像を重ね合わせ表示したが、逆に差分画像上に現在画像の部分画像を表示するようにしてもよい。この場合は、現在画像上で関心領域を指定し、ボタンDを操作することによって差分画像上に重ね合わせ表示を行うことができる。さらに、ボタンA乃至Cの操作の組み合わせにより過去画像と差分画像、または現在画像と過去画像の間でも同様の表示を行うことが可能である。
【0026】
(第1の実施形態の変形例1)
第1実施の形態においては重ね合わされる関心領域ROIの画素サイズは元の画像と同一であったが、これに限定される必要はない。すなわち、任意の画素サイズを指定可能な入力形態を追加することにより、当該領域を拡大して重ね合わせ表示してもよい。
【0027】
(第1の実施形態の変形例2)
以上説明した実施の形態ではオーバーラップ表示される関心領域ROIは位置が固定化されていたが、オーバーラップされた領域を移動させることにより、移動量に同期して差分画像を部分的にメモリ2から読み出し、現在画像に表示される部分を逐次更新するようにしてもよい。このようにすることで、差分画像の任意の部分に対する表示を現在画像上で行うことができるようになる。
【0028】
(第2の実施形態)
以下、本発明の画像表示装置に係る第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0029】
図4は、第2の実施形態としての画像表示装置の構成を示したものである。画像入力部11は診断に用いられる複数の画像データを入力し、メモリ12はそれらの画像を一時的に記憶する。メモリ12に記憶された画像データは表示部14に出力され、表示される。より具体的には、画像入力部11はコンピュータに接続されているハードディスク、光磁気ディスク装置などの記憶装置や外部の記憶装置とのデータ伝送にかかるネットワーク等の媒体であり、表示部14はCRTモニタや液晶モニタなどの一般的な表示装置である。
【0030】
図4において、指示入力部15により表示部14に表示される画像が指定される。本実施形態において図4はコンピュータにより実現されており、指示入力部15はコンピュータに接続されたキーボード、マウス等の入力装置が該当する。
【0031】
ここで指定される画像は同一患者の過去および現在の胸部X線画像であり、これらは画像入力部11からメモリ12に読み込まれ、記憶される。さらに、過去および現在画像から生成された差分画像も同様にメモリ12に読み込まれる。過去および現在画像と差分画像の関係はあらかじめデータベース化されており、過去または現在画像の指定により差分画像も読み込まれるものとする。
【0032】
また、差分画像を生成する際に用いられた、過去画像と現在画像との位置関係を表すパラメータも同様に画像入力部11から入力されてメモリ12に記憶される。このパラメータは、2つの画像の対応する点間の座標変換を行うために用いられ、例えば座標変換が2次元多項式近似により行われる場合は、その係数が相当する。これらの係数については公知の技術(例えば”Digital image subtraction of temporally sequential chest images for detection of interval change”,Akiko Kano et al,Med.Phys.21(3),March 1994等)によればよい。また、座標変換が2つの画像の全体的な位置関係を表すパラメータで行われる場合は、そのパラメータが記憶されている。このようなパラメータとしては、例えば2つの画像間の回転や平行移動、倍率変化を表す数値が該当する。さらに座標変換がアフィン変換などの線形変換を用いるものであれば、その変換における変換係数が相当する。ただし、本実施例においては、それらの係数は差分画像と共に不図示の記憶装置に記憶されているものとする。
【0033】
本実施例では、差分画像および差分画像を作成した際のパラメータは記憶装置に記憶されているものとしているが、必ずしもその形態である必要はない。すなわち、比較読影する際に差分画像が作成され、そのパラメータを即時に使用して座標変換しても構わない。具体的には、画像入力部11によってメモリ12に現在および過去画像の画像データが入力され、差分処理部17はその画像データをメモリ12から読み出し差分処理し、表示部14に表示する。差分処理部17によって使用されたパラメータはメモリ12に一時的に記憶され、座標変換部16によって使用される。
【0034】
メモリ12に読み込まれたこれら3つの画像のうち差分画像1枚と過去または現在画像1枚の画像が表示部14に表示される。そして、差分画像における陰影を参考にして過去または現在画像の読影が行われる。
【0035】
このように差分画像と過去または現在画像とを並べて表示することにより、過去および現在の間で経時的な変化が起こった部分を差分画像で確認し、過去および現在画像の同一部分を観察することにより、診断を行う。
【0036】
図5(a)では、モニタ21上に差分画像と原画像(現在画像)が表示されている。ここで、差分画像上に指示入力部15により関心領域23を指定することで、現在画像上にその関心領域に対応する現在および過去の画像が小ウィンドウ22によって隣接して表示される。過去画像24は差分画像上に関心領域23が指定されるとデータベースから読み込まれる。
【0037】
また、小ウィンドウ22内には画像に関するデータ25(図5(a)では検査日)が表示されている。これは、小ウィンドウ22内に限定されるものではなく、小ウィンドウ22の近傍に表示しても構わない。さらに、重ね合わせボタン26により、後述する小ウィンドウの重ね合わせが可能である。
【0038】
指示入力部15によって指定された関心領域を表す座標値は座標変換部16において過去および現在画像における座標値に変換され、制御部13に出力される。制御部13は関心領域の画像データをメモリ12から読み出し、変換された座標値を基準として過去または現在画像上に隣接して表示部14に表示する。図5において具体的に説明すると、差分画像上の関心領域の位置を表す点Xsが、現在画像の対応点Xcに変換され、さらに現在画像上に隣接表示される過去画像の対応点Xp’は図5(b)に示す過去画像上の点Xpを座標変換により、差分画像上のXsと解剖学的に一致するように変換される。
【0039】
また、本実施形態では差分画像上に関心領域を指定し、現在または過去画像上に小ウィンドウを隣接表示する例を説明したが、差分画像上で関心領域を指定した際に、その指定した差分画像上に少なくとも2つの小ウィンドウを隣接表示しても同様の効果が得られる。
【0040】
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る画像表示装置は、小ウィンドウは隣接して表示されるだけではなく、図6のように小ウィンドウを重ね合わせて表示することができる。第3の実施形態に係る画像表示装置の構成については第2の実施形態の画像表示装置と同様であるため、その説明を省略する。
【0041】
図6(a)では、小ウィンドウが隣接表示されている。この状態から、重ね合わせボタン33を押下することで、図6(b)のように小ウィンドウを重ね合わせることができる(現在画像34が表示)。また、重ね合わせた状態から隣接ボタン35を押下することで、図6(a)の隣接表示に戻ることができる。
【0042】
さらに、切り替えボタン36により、重ね合わせてある小ウィンドウを切り替えることができ、図6(b)の状態から切り替えボタン36を押下すると、図6(c)の状態になり、過去画像37が表示される。そして、図6(c)の状態から再び切り替えボタン36を押下することで、図6(b)の状態に切り替えることができる。
【0043】
また、本実施形態では差分画像上に関心領域を指定し、現在または過去画像上に小ウィンドウを隣接、または、重ね合わせて表示する例を説明したが、差分画像上で関心領域を指定した際に、その指定した差分画像上に少なくとも2つの小ウィンドウを隣接、または、重ね合わせて表示しても同様の効果が得られる。
【0044】
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る画像表示装置では、図7のように小ウィンドウを3つ(現在、過去、差分)表示することができる。第4の実施形態に係る画像表示装置の構成については第2の実施形態の画像表示装置と同様であるため、その説明を省略する。
【0045】
図7(a)では、小ウィンドウが3つ隣接して表示されている。この状態から、重ね合わせボタン43を押下することで、図7(b)のように小ウィンドウ3つを重ね合わせることが可能である(現在画像44が表示)。また、重ね合わせた状態から隣接ボタン45を押下することで、図7(a)の隣接表示に戻ることができる。
【0046】
さらに、切り替えボタン46により、重ね合わせてある小ウィンドウを切り替えることができ、図7(b)の状態から切り替えボタン46を押下すると、図7(c)の状態になり、過去画像47が表示される。そして、図7(c)の状態から再び切り替えボタン46を押下することで、図7(d)の状態に切り替わり、差分画像48を表示することができる。次に、図7(d)の状態から、切り替えボタン46を押下すると、図7(b)の状態に戻り、現在画像44が表示される。
【0047】
また、本実施形態では差分画像上に関心領域を指定し、現在または過去画像上に小ウィンドウを隣接、または、重ね合わせて表示する例を説明したが、差分画像上で関心領域を指定した際に、その指定した差分画像上に少なくとも2つの小ウィンドウを隣接、または、重ね合わせて表示しても同様の効果が得られる。
【0048】
(第5の実施形態)
第1から第4の実施形態では、小ウィンドウを画像上に表示することについて説明したが、本形態では、それに加えて小ウィンドウ内の画像に対して、階調処理を行うことができる。階調処理は、小ウィンドウ内に表示されている画像を比較し易いように、指示入力装置の指示により、それぞれの小ウィンドウ内の階調を変化させる。
【0049】
また、階調処理として、差分画像を作成する際に生成される画像を使用しても良い。図8は、差分画像を作成するまでの流れを示すブロック図である。図8のように、差分画像を作成する際には、過去画像と現在画像の階調を略一致させる必要がある。
【0050】
そこで本実施形態では、差分画像を作成する際に過去および現在画像の階調を合わせた画像を記憶しておき、その画像を小ウィンドウ内に表示する。すなわち、図8において、過去画像51および現在画像52を階調処理部53で階調処理し、そこで生成された階調処理後の過去画像51’および現在画像52’の画像を記憶しておき、関心領域に対応する部分を小ウィンドウ内に表示する。
【0051】
このように差分処理において階調補正された画像を表示することで、差分画像との対比をより行い易くすることが出来る。
【0052】
(第6の実施形態)
本実施形態では、第1から第5の実施形態に加えて、指示入力部15からの指示により、差分画像上に指定した関心領域およびオーバーラップ表示される小ウィンドウを移動させることができるようにした実施形態である。図9および図10において具体的に説明すると、マウス等の指示入力装置によって、関心領域62を移動させると、その移動に伴って原画像上でオーバーラップ表示されている小ウィンドウ61も移動する。また、その逆も可能であり原画像上でオーバーラップ表示されている小ウィンドウ61を移動すると、差分画像上に指定した関心領域62も移動する。さらに、その移動に伴って関心領域および小ウィンドウ内に表示されている画像71は随時更新される。
【0053】
以上説明した第2から第6の実施形態では、基本的に表示部14は1つのモニタから構成され、そこに差分画像と過去または現在画像を表示する形態を例にあげ説明していたが、この形態に限定されるものではなく、第1の実施形態に示したように、複数のモニタに1枚づつ画像を表示する形態であっても、同様の作用効果を得ることができる。
【0054】
また、本発明の目的は、第1ないし第6の実施形態の画像表示装置の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0055】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が第1ないし第6の実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコード、及びそのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することとなる。プログラムコードを供給するための記録媒体としては、ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
【0056】
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、第1ないし第6の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1ないし第6の実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1ないし第6の実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0057】
図11は、上記のコンピュータの機能100の構成例を示したものである。コンピュータ機能100は、上記図11に示すように、CPU101と、ROM102と、RAM103と、キーボード(KB)109のキーボードコントローラ(KBC)105と、表示部としてのCRTモニタ(CRT)110のCRTコントローラ(CRTC)106と、ハードディスク(HD)111及びフレキシブルディスク(FD)112のディスクコントローラ(DKC)107と、ネットワーク140接続のためのネットワークインターフェースカード(NIC)108とが、システムバス104を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
【0058】
CPU101は、ROM102或いはHD111に記憶されたソフトウェア、或いはFD112より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス104に接続された各構成部を総括的に制御する。すなわち、CPU101は、所定の処理シーケンスに従った処理プログラムを、ROM102、或いはHD111、或いはFD112から読み出して実行することで、第1ないし第6の実施形態での動作を実現するための制御を行う。
【0059】
RAM103は、CPU101の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。KBC105は、KB109や図示していないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。CRTC106は、CRT110の表示を制御する。DKC107は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び第1ないし第6の実施形態における所定の処理プログラム等を記憶するHD111及びFD112とのアクセスを制御する。NIC108は、ネットワーク140上の他の装置或いはシステムと双方向にデータをやりとりする。
【0060】
各実施形態の画像表示装置においては、主として経時サブトラクション画像を作成対象としているが、本発明の画像間演算方法および画像間演算装置並びに画像表示方法および装置はこのような画像に限るものではなく、時系列的に略同時に撮影して得られたエネルギー分布の互いに異なる2つの原画像(高圧画像、低圧画像)およびこれらに基づいて得られたエネルギサブトラクション画像や、造影剤の注入前後にそれぞれ撮影して得られる血管の2つの原画像およびこれらに基づいて得られたDSA画像等、比較読影の対象となる、同一被写体についての2以上の画像であれば、生体であるか否かに拘わらず、あらゆる画像を適用することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、処理画像で指定した領域に対応する領域を一覧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である画像表示装置の構成を説明する図
【図2】本発明の第1の実施形態である画像表示装置の表示形態を説明する図
【図3】本発明の第1の実施形態である画像表示装置の表示形態を説明する図
【図4】本発明の第2の実施形態である画像表示装置の構成を説明する図
【図5】本発明の第2の実施形態である画像表示装置の表示形態を説明する図
【図6】本発明の第3の実施形態である画像表示装置の表示形態を説明する図
【図7】本発明の第4の実施形態である画像表示装置の表示形態を説明する図
【図8】本発明の第5の実施形態である画像表示装置での処理工程を説明するブロック図
【図9】本発明の第6の実施形態である画像表示装置の動作を説明する図
【図10】本発明の第6の実施形態である画像表示装置の動作を説明する図
【図11】本発明の第1ないし第6の実施形態であるコンピュータ機器の構成を説明する図
【図12】従来例を説明する図
【符号の説明】
1 画像入力部
2 メモリ
3 制御部
4 表示部
5 座標入力部
6 座標変換部
11 画像入力部
12 メモリ
13 制御部
14 表示部
15 指示入力部
16 座標変換部
17 差分処理部
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示装置および方法に関するものであり、より具体的にはX線画像等の医用画像を表示するものである。
【0002】
【従来の技術】
医療画像分野においては、近年CAD(コンピュータ支援診断:Computer Aided Diagnosis)の研究が活発に行われており、単純X線、CTなどの画像をコンピュータにより解析し、病変部分の疑いがある部分を検出することで、疾病の早期発見に貢献することが期待されている。
【0003】
CADには対象とする画像や検出対象により様々な種類が考えられているが、その中に同一部位を撮影した画像の差分を取ることにより、経時変化を強調した画像を得る経時差分方式によるCADが注目されている。
【0004】
経時差分CADにおいては、例えば時間的に異なる時点で撮影された1組の胸部単純X線画像を入力し、画像解析を行ってそれぞれの画像において解剖学的に同一となる位置を求め、現在又は過去のいずれか一方の画像を変形し、画素毎の差分処理を行って差分画像を生成・表示する。(例えば特許文献1参照)
【0005】
【特許文献1】
特開平8−76741号公報
【0006】
図12は差分画像の表示例を示したものである。同図において差分画像はそれを生成する際に用いられた現在又は過去画像のいずれか一方と共に表示されている。同図においてはモニタが2台のため、各々に1枚ずつの画像が表示されているがモニタが3台ある場合は、各々に1枚ずつ表示してもよい。このように差分画像を原画像と並べて表示することにより、差分画像と原画像を比較しながら診断を行なうことが出来る。
【0007】
しかし、図12に示した表示形態においては各々の画像が別のモニタに表示されているため、比較を行う際は視線を移動しなければならない。また、差分画像は正常な解剖学的構造を表す信号が除去又は減弱されているために、2つの画像間の対応点がどこになるのか注意深く観察を行う必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、単純に画像を並べて表示したのでは、モニタ上あるいはモニタ間で視差があるため比較読影しづらいという問題点がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような課題に鑑み本発明は、共通の被写体を時間的に異なるタイミングで撮影した複数の画像を用いて画像処理を行った処理画像を表示する画像表示装置において、前記処理画像の任意の領域を指定する領域指定手段と、前記領域指定手段により指定された領域に対応する領域を前記複数の画像からそれぞれ決定する決定手段と、前記決定手段により決定された複数の領域が互いに隣接するように表示する領域表示手段とを有することで、前記処理画像で指定した領域に対応する領域を視差なく一覧することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は本発明による画像表示装置の構成を示す図である。以下に同図を参照して本実施の形態における画像処理装置の全体的な動作について説明する。
【0011】
画像入力部1は診断に用いられる複数の画像データを入力し、メモリ2はそれらの画像を一時記憶する。メモリ2に記憶された画像データは表示部4に出力され、ここで表示が行われる。より具体的には、画像入力部1はコンピュータに接続されたハードディスク、光磁気ディスク装置等の記憶装置や、外部の記憶装置とのデータ伝送にかかるネットワーク等の媒体である。また、メモリ2はコンピュータに装備されているDRAM等の記憶デバイスであり、表示部4はCRTモニタ、液晶モニタ等の表示装置である。
【0012】
なお、本実施の形態において表示部4は2つのモニタから構成され、コンピュータの出力画面はこれら2つのモニタに分割表示されているとするが、必ずしもこの形態である必要はない。すなわち、1台のモニタ、または、3台以上のモニタに表示される形態であっても本発明を適用することができる。
【0013】
次に、本実施の形態における画像表示装置の表示形態の詳細について説明する。
【0014】
図1において指示入力部5から表示部4に表示される画像が指定される。本実施の形態において図1はコンピュータにより実現されており、指示入力部5はコンピュータに接続されたキーボード、マウス等の入力装置が該当する。
【0015】
ここで指定される画像は同一患者の現在および過去の胸部X線画像であり、これらは画像入力部1からメモリ2に読み込まれ、記憶される。さらに、現在および過去画像から生成された差分画像も同様にメモリ2に読み込まれる。現在および過去画像と差分画像の関係はあらかじめデータベース化されており、現在または過去画像の指定により差分画像も読み込まれるものとする。
【0016】
また、差分画像を生成する際に用いられた、現在画像と過去画像の位置関係を表すパラメータも同様に画像入力部1から入力されてメモリ2に記憶される。このパラメータは、2つの画像の対応する点間の座標変換を行うために用いられ、例えば座標変換が2次元多項式近似により行われる場合は、その係数が相当する。これらの係数については公知の技術(例えば”Digital image subtraction of temporally sequentialchest images for detection of interval change”,Akiko Kano et al,Med.Phys.21(3),March 1994等)によればよい。また、座標変換が2つの画像の全体的な位置関係を表すパラメータで行われる場合は、そのパラメータが記憶されている。このようなパラメータとしては、例えば2つの画像間の回転や平行移動、倍率変化を表す数値が該当する。さらに座標変換がアフィン変換などの線形変換を用いるものであれば、その変換における変換係数が相当する。ただし、本実施の形態においては、それらの係数は差分画像と共に不図示の記憶装置に記憶されているものとする。
【0017】
メモリ2に読み込まれたこれら3つの画像は表示部4に表示される。図2は表示部4が2つのモニタから構成される場合の表示例を示している。同図においてモニタIには現在画像が、モニタIIには差分画像がそれぞれ表示され、差分画像における陰影を参考にして現在画像の読影が行われる。また、各画像の下部にはボタンが表示されており、各ボタンはモニタに表示するべき画像が割り当てられている。
【0018】
例えば、本実施の形態においてはAおよびA’と表示されたボタンを操作することにより、モニタ上に現在画像が、BおよびB’と表示されたボタンを操作することにより過去画像が、CおよびC’と表示されたボタンを操作することにより差分画像が表示される。したがって、図2においてモニタIIに表示されたボタンB’を操作するとモニタIIには過去画像が表示される。
【0019】
このように現在および差分画像を並べて表示することにより、過去および現在の間で経時的な変化が起こった部分を差分画像で確認し、現在画像の同一部分を観察することにより、診断を行う。さらに、本実施の形態においてはモニタIIに表示された差分画像上の位置を指示することにより、モニタIに表示された現在画像の当該部分に差分画像の一部分が重ね合わせ表示される。
【0020】
図1において指示入力部5はマウス等の入力機器であり、ユーザはマウスを操作して差分画像における関心領域を指定する。図2において、モニタIIに表示された差分画像の上で関心領域ROIが指定された様子を示す。Cはマウスのカーソルであり、ユーザは差分画像上の陰影N’を含む関心領域ROIを指定し、ボタンD’をクリックすることにより、モニタIに表示された現在画像上に関心領域ROIが表示される。
【0021】
この時、指示入力部5から出力された関心領域ROIをあらわす座標値は座標変換部6において現在画像における座標値に変換され、制御部3に出力される。制御部3は関心領域ROIの画像データをメモリ2から読み出し、変換された座標値を基準として現在画像に重ね合わせて表示部4に表示する。
【0022】
図3(a)は関心領域が現在画像にオーバーラップ表示された様子を示したものであり、差分画像において指定された関心領域ROIの画像が、現在画像における当該領域部分の近傍に重ね合わせて表示されている。
【0023】
また図3(b)はオーバーラップ表示される部分の位置関係を表したものである。図3(b)において、差分画像において陰影N’を含む関心領域ROIのサイズは水平および垂直方向の画素数が各々W’、H’である。一方、関心領域ROIが重ね合わせ表示される現在画像において、P1は図2において示した差分画像における点P1’の現在画像における対応点であり、この点が関心領域ROIの右下隅の点に一致するようにオーバーラップ表示が行われる。
【0024】
このように、現在画像上に差分画像の部分画像を、ほぼ同一の位置、すなわち、差分画像上における点P1’に対応する現在画像上の点P1に、関心領域ROIの右下隅、または、右上隅、左下隅を一致させる(関心領域ROIが現在画像上の当該領域部分を隠さない)ように重ね合わせ表示することにより差分画像上で認められる陰影と現在画像上の陰影をより観察しやすい形で表示することができる。
【0025】
なお、以上説明した実施の形態では現在画像上に差分画像を重ね合わせ表示したが、逆に差分画像上に現在画像の部分画像を表示するようにしてもよい。この場合は、現在画像上で関心領域を指定し、ボタンDを操作することによって差分画像上に重ね合わせ表示を行うことができる。さらに、ボタンA乃至Cの操作の組み合わせにより過去画像と差分画像、または現在画像と過去画像の間でも同様の表示を行うことが可能である。
【0026】
(第1の実施形態の変形例1)
第1実施の形態においては重ね合わされる関心領域ROIの画素サイズは元の画像と同一であったが、これに限定される必要はない。すなわち、任意の画素サイズを指定可能な入力形態を追加することにより、当該領域を拡大して重ね合わせ表示してもよい。
【0027】
(第1の実施形態の変形例2)
以上説明した実施の形態ではオーバーラップ表示される関心領域ROIは位置が固定化されていたが、オーバーラップされた領域を移動させることにより、移動量に同期して差分画像を部分的にメモリ2から読み出し、現在画像に表示される部分を逐次更新するようにしてもよい。このようにすることで、差分画像の任意の部分に対する表示を現在画像上で行うことができるようになる。
【0028】
(第2の実施形態)
以下、本発明の画像表示装置に係る第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0029】
図4は、第2の実施形態としての画像表示装置の構成を示したものである。画像入力部11は診断に用いられる複数の画像データを入力し、メモリ12はそれらの画像を一時的に記憶する。メモリ12に記憶された画像データは表示部14に出力され、表示される。より具体的には、画像入力部11はコンピュータに接続されているハードディスク、光磁気ディスク装置などの記憶装置や外部の記憶装置とのデータ伝送にかかるネットワーク等の媒体であり、表示部14はCRTモニタや液晶モニタなどの一般的な表示装置である。
【0030】
図4において、指示入力部15により表示部14に表示される画像が指定される。本実施形態において図4はコンピュータにより実現されており、指示入力部15はコンピュータに接続されたキーボード、マウス等の入力装置が該当する。
【0031】
ここで指定される画像は同一患者の過去および現在の胸部X線画像であり、これらは画像入力部11からメモリ12に読み込まれ、記憶される。さらに、過去および現在画像から生成された差分画像も同様にメモリ12に読み込まれる。過去および現在画像と差分画像の関係はあらかじめデータベース化されており、過去または現在画像の指定により差分画像も読み込まれるものとする。
【0032】
また、差分画像を生成する際に用いられた、過去画像と現在画像との位置関係を表すパラメータも同様に画像入力部11から入力されてメモリ12に記憶される。このパラメータは、2つの画像の対応する点間の座標変換を行うために用いられ、例えば座標変換が2次元多項式近似により行われる場合は、その係数が相当する。これらの係数については公知の技術(例えば”Digital image subtraction of temporally sequential chest images for detection of interval change”,Akiko Kano et al,Med.Phys.21(3),March 1994等)によればよい。また、座標変換が2つの画像の全体的な位置関係を表すパラメータで行われる場合は、そのパラメータが記憶されている。このようなパラメータとしては、例えば2つの画像間の回転や平行移動、倍率変化を表す数値が該当する。さらに座標変換がアフィン変換などの線形変換を用いるものであれば、その変換における変換係数が相当する。ただし、本実施例においては、それらの係数は差分画像と共に不図示の記憶装置に記憶されているものとする。
【0033】
本実施例では、差分画像および差分画像を作成した際のパラメータは記憶装置に記憶されているものとしているが、必ずしもその形態である必要はない。すなわち、比較読影する際に差分画像が作成され、そのパラメータを即時に使用して座標変換しても構わない。具体的には、画像入力部11によってメモリ12に現在および過去画像の画像データが入力され、差分処理部17はその画像データをメモリ12から読み出し差分処理し、表示部14に表示する。差分処理部17によって使用されたパラメータはメモリ12に一時的に記憶され、座標変換部16によって使用される。
【0034】
メモリ12に読み込まれたこれら3つの画像のうち差分画像1枚と過去または現在画像1枚の画像が表示部14に表示される。そして、差分画像における陰影を参考にして過去または現在画像の読影が行われる。
【0035】
このように差分画像と過去または現在画像とを並べて表示することにより、過去および現在の間で経時的な変化が起こった部分を差分画像で確認し、過去および現在画像の同一部分を観察することにより、診断を行う。
【0036】
図5(a)では、モニタ21上に差分画像と原画像(現在画像)が表示されている。ここで、差分画像上に指示入力部15により関心領域23を指定することで、現在画像上にその関心領域に対応する現在および過去の画像が小ウィンドウ22によって隣接して表示される。過去画像24は差分画像上に関心領域23が指定されるとデータベースから読み込まれる。
【0037】
また、小ウィンドウ22内には画像に関するデータ25(図5(a)では検査日)が表示されている。これは、小ウィンドウ22内に限定されるものではなく、小ウィンドウ22の近傍に表示しても構わない。さらに、重ね合わせボタン26により、後述する小ウィンドウの重ね合わせが可能である。
【0038】
指示入力部15によって指定された関心領域を表す座標値は座標変換部16において過去および現在画像における座標値に変換され、制御部13に出力される。制御部13は関心領域の画像データをメモリ12から読み出し、変換された座標値を基準として過去または現在画像上に隣接して表示部14に表示する。図5において具体的に説明すると、差分画像上の関心領域の位置を表す点Xsが、現在画像の対応点Xcに変換され、さらに現在画像上に隣接表示される過去画像の対応点Xp’は図5(b)に示す過去画像上の点Xpを座標変換により、差分画像上のXsと解剖学的に一致するように変換される。
【0039】
また、本実施形態では差分画像上に関心領域を指定し、現在または過去画像上に小ウィンドウを隣接表示する例を説明したが、差分画像上で関心領域を指定した際に、その指定した差分画像上に少なくとも2つの小ウィンドウを隣接表示しても同様の効果が得られる。
【0040】
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る画像表示装置は、小ウィンドウは隣接して表示されるだけではなく、図6のように小ウィンドウを重ね合わせて表示することができる。第3の実施形態に係る画像表示装置の構成については第2の実施形態の画像表示装置と同様であるため、その説明を省略する。
【0041】
図6(a)では、小ウィンドウが隣接表示されている。この状態から、重ね合わせボタン33を押下することで、図6(b)のように小ウィンドウを重ね合わせることができる(現在画像34が表示)。また、重ね合わせた状態から隣接ボタン35を押下することで、図6(a)の隣接表示に戻ることができる。
【0042】
さらに、切り替えボタン36により、重ね合わせてある小ウィンドウを切り替えることができ、図6(b)の状態から切り替えボタン36を押下すると、図6(c)の状態になり、過去画像37が表示される。そして、図6(c)の状態から再び切り替えボタン36を押下することで、図6(b)の状態に切り替えることができる。
【0043】
また、本実施形態では差分画像上に関心領域を指定し、現在または過去画像上に小ウィンドウを隣接、または、重ね合わせて表示する例を説明したが、差分画像上で関心領域を指定した際に、その指定した差分画像上に少なくとも2つの小ウィンドウを隣接、または、重ね合わせて表示しても同様の効果が得られる。
【0044】
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る画像表示装置では、図7のように小ウィンドウを3つ(現在、過去、差分)表示することができる。第4の実施形態に係る画像表示装置の構成については第2の実施形態の画像表示装置と同様であるため、その説明を省略する。
【0045】
図7(a)では、小ウィンドウが3つ隣接して表示されている。この状態から、重ね合わせボタン43を押下することで、図7(b)のように小ウィンドウ3つを重ね合わせることが可能である(現在画像44が表示)。また、重ね合わせた状態から隣接ボタン45を押下することで、図7(a)の隣接表示に戻ることができる。
【0046】
さらに、切り替えボタン46により、重ね合わせてある小ウィンドウを切り替えることができ、図7(b)の状態から切り替えボタン46を押下すると、図7(c)の状態になり、過去画像47が表示される。そして、図7(c)の状態から再び切り替えボタン46を押下することで、図7(d)の状態に切り替わり、差分画像48を表示することができる。次に、図7(d)の状態から、切り替えボタン46を押下すると、図7(b)の状態に戻り、現在画像44が表示される。
【0047】
また、本実施形態では差分画像上に関心領域を指定し、現在または過去画像上に小ウィンドウを隣接、または、重ね合わせて表示する例を説明したが、差分画像上で関心領域を指定した際に、その指定した差分画像上に少なくとも2つの小ウィンドウを隣接、または、重ね合わせて表示しても同様の効果が得られる。
【0048】
(第5の実施形態)
第1から第4の実施形態では、小ウィンドウを画像上に表示することについて説明したが、本形態では、それに加えて小ウィンドウ内の画像に対して、階調処理を行うことができる。階調処理は、小ウィンドウ内に表示されている画像を比較し易いように、指示入力装置の指示により、それぞれの小ウィンドウ内の階調を変化させる。
【0049】
また、階調処理として、差分画像を作成する際に生成される画像を使用しても良い。図8は、差分画像を作成するまでの流れを示すブロック図である。図8のように、差分画像を作成する際には、過去画像と現在画像の階調を略一致させる必要がある。
【0050】
そこで本実施形態では、差分画像を作成する際に過去および現在画像の階調を合わせた画像を記憶しておき、その画像を小ウィンドウ内に表示する。すなわち、図8において、過去画像51および現在画像52を階調処理部53で階調処理し、そこで生成された階調処理後の過去画像51’および現在画像52’の画像を記憶しておき、関心領域に対応する部分を小ウィンドウ内に表示する。
【0051】
このように差分処理において階調補正された画像を表示することで、差分画像との対比をより行い易くすることが出来る。
【0052】
(第6の実施形態)
本実施形態では、第1から第5の実施形態に加えて、指示入力部15からの指示により、差分画像上に指定した関心領域およびオーバーラップ表示される小ウィンドウを移動させることができるようにした実施形態である。図9および図10において具体的に説明すると、マウス等の指示入力装置によって、関心領域62を移動させると、その移動に伴って原画像上でオーバーラップ表示されている小ウィンドウ61も移動する。また、その逆も可能であり原画像上でオーバーラップ表示されている小ウィンドウ61を移動すると、差分画像上に指定した関心領域62も移動する。さらに、その移動に伴って関心領域および小ウィンドウ内に表示されている画像71は随時更新される。
【0053】
以上説明した第2から第6の実施形態では、基本的に表示部14は1つのモニタから構成され、そこに差分画像と過去または現在画像を表示する形態を例にあげ説明していたが、この形態に限定されるものではなく、第1の実施形態に示したように、複数のモニタに1枚づつ画像を表示する形態であっても、同様の作用効果を得ることができる。
【0054】
また、本発明の目的は、第1ないし第6の実施形態の画像表示装置の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0055】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が第1ないし第6の実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコード、及びそのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することとなる。プログラムコードを供給するための記録媒体としては、ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
【0056】
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、第1ないし第6の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1ないし第6の実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1ないし第6の実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0057】
図11は、上記のコンピュータの機能100の構成例を示したものである。コンピュータ機能100は、上記図11に示すように、CPU101と、ROM102と、RAM103と、キーボード(KB)109のキーボードコントローラ(KBC)105と、表示部としてのCRTモニタ(CRT)110のCRTコントローラ(CRTC)106と、ハードディスク(HD)111及びフレキシブルディスク(FD)112のディスクコントローラ(DKC)107と、ネットワーク140接続のためのネットワークインターフェースカード(NIC)108とが、システムバス104を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
【0058】
CPU101は、ROM102或いはHD111に記憶されたソフトウェア、或いはFD112より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス104に接続された各構成部を総括的に制御する。すなわち、CPU101は、所定の処理シーケンスに従った処理プログラムを、ROM102、或いはHD111、或いはFD112から読み出して実行することで、第1ないし第6の実施形態での動作を実現するための制御を行う。
【0059】
RAM103は、CPU101の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。KBC105は、KB109や図示していないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。CRTC106は、CRT110の表示を制御する。DKC107は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び第1ないし第6の実施形態における所定の処理プログラム等を記憶するHD111及びFD112とのアクセスを制御する。NIC108は、ネットワーク140上の他の装置或いはシステムと双方向にデータをやりとりする。
【0060】
各実施形態の画像表示装置においては、主として経時サブトラクション画像を作成対象としているが、本発明の画像間演算方法および画像間演算装置並びに画像表示方法および装置はこのような画像に限るものではなく、時系列的に略同時に撮影して得られたエネルギー分布の互いに異なる2つの原画像(高圧画像、低圧画像)およびこれらに基づいて得られたエネルギサブトラクション画像や、造影剤の注入前後にそれぞれ撮影して得られる血管の2つの原画像およびこれらに基づいて得られたDSA画像等、比較読影の対象となる、同一被写体についての2以上の画像であれば、生体であるか否かに拘わらず、あらゆる画像を適用することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、処理画像で指定した領域に対応する領域を一覧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である画像表示装置の構成を説明する図
【図2】本発明の第1の実施形態である画像表示装置の表示形態を説明する図
【図3】本発明の第1の実施形態である画像表示装置の表示形態を説明する図
【図4】本発明の第2の実施形態である画像表示装置の構成を説明する図
【図5】本発明の第2の実施形態である画像表示装置の表示形態を説明する図
【図6】本発明の第3の実施形態である画像表示装置の表示形態を説明する図
【図7】本発明の第4の実施形態である画像表示装置の表示形態を説明する図
【図8】本発明の第5の実施形態である画像表示装置での処理工程を説明するブロック図
【図9】本発明の第6の実施形態である画像表示装置の動作を説明する図
【図10】本発明の第6の実施形態である画像表示装置の動作を説明する図
【図11】本発明の第1ないし第6の実施形態であるコンピュータ機器の構成を説明する図
【図12】従来例を説明する図
【符号の説明】
1 画像入力部
2 メモリ
3 制御部
4 表示部
5 座標入力部
6 座標変換部
11 画像入力部
12 メモリ
13 制御部
14 表示部
15 指示入力部
16 座標変換部
17 差分処理部
Claims (23)
- 共通の被写体を時間的に異なるタイミングで撮影した複数の画像を用いて画像処理を行った処理画像を表示する画像表示装置において、
前記処理画像の任意の領域を指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段により指定された領域に対応する領域を前記複数の画像からそれぞれ決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された複数の領域が互いに隣接するように表示する領域表示手段とを有する画像表示装置。 - 前記領域表示手段は互いに隣接するように表示した複数の領域を重ね合わせて表示することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記領域表示手段は、互いに隣接表示される前記決定手段により決定された複数の領域に隣接して前記領域指定手段により指定された領域を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 共通の被写体を時間的に異なるタイミングで撮影した複数の画像を用いて画像処理を行った処理画像を表示する画像表示装置において、
前記処理画像の任意の領域を指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段により指定された任意の領域に対応する領域を前記複数の画像からそれぞれ決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された複数の領域を切り替え可能に表示する領域表示手段とを有する画像表示装置。 - 前記領域表示手段は、前記領域指定手段により指定された領域と前記決定手段により決定された複数の領域とを切り替え表示することを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
- 前記領域表示手段は前記決定手段により決定された複数の領域に前記複数の画像に関するデータを合成表示することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像表示装置。
- 前記決定手段により決定された複数の領域に対して階調処理を行う階調処理手段を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画像表示装置。
- 決定手段は前記領域指定手段により指定された任意の領域における座標を変換することで、前記任意の領域に対応する領域を前記複数の画像からそれぞれ決定することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の画像表示装置。
- 前記複数の画像における位置関係を表すパラメータを記憶する記憶手段を有し、前記記憶手段に記憶されるパラメータに基づいて座標変換することを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
- 前記画像表示装置は前記処理画像と、前記複数の画像のうち少なくとも1つの画像とを同時に表示するものであって、
前記領域表示手段は前記複数の領域を同時に表示される画像に合成して表示することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の画像表示装置。 - 共通の被写体を時間的に異なるタイミングで撮影した複数の画像を用いて画像処理を行った処理画像を表示する画像表示方法において、
前記処理画像の任意の領域を指定する領域指定工程と、
前記領域指定工程により指定された領域に対応する領域を前記複数の画像からそれぞれ決定する決定工程と、
前記決定工程により決定された複数の領域が互いに隣接するように表示する領域表示工程とを有する画像表示方法。 - 前記領域表示工程は互いに隣接するように表示した複数の領域を重ね合わせて表示することを特徴とする請求項11に記載の画像表示方法。
- 前記領域表示工程は、互いに隣接表示される前記決定工程により決定された複数の領域に隣接して前記領域指定工程により指定された領域を表示することを特徴とする請求項11に記載の画像表示方法。
- 共通の被写体を時間的に異なるタイミングで撮影した複数の画像を用いて画像処理を行った処理画像を表示する画像表示方法において、
前記処理画像の任意の領域を指定する領域指定工程と、
前記領域指定工程により指定された任意の領域に対応する領域を前記複数の画像からそれぞれ決定する決定工程と、
前記決定手段により決定された複数の領域を切り替え可能に表示する領域表示工程とを有する画像表示方法。 - 前記領域表示工程は、前記領域指定工程により指定された領域と前記決定工程により決定された複数の領域とを切り替え表示することを特徴とする請求項14に記載の画像表示方法。
- 前記領域表示工程は前記決定工程により決定された複数の領域に前記複数の画像に関するデータを合成表示することを特徴とする請求項11ないし15のいずれかに記載の画像表示方法。
- 前記決定工程により決定された複数の領域に対して階調処理を行う階調処理工程を有することを特徴とする請求項11ないし16のいずれかに記載の画像表示方法。
- 決定工程は前記領域指定工程により指定された任意の領域における座標を変換することで、前記任意の領域に対応する領域を前記複数の画像からそれぞれ決定することを特徴とする請求項11ないし17のいずれかに記載の画像表示方法。
- 前記複数の画像における位置関係を表すパラメータを記憶する記憶工程を有し、前記記憶工程に記憶されるパラメータに基づいて座標変換することを特徴とする請求項18に記載の画像表示方法。
- 前記画像表示方法は前記処理画像と、前記複数の画像のうち少なくとも1つの画像とを同時に表示するものであって、
前記領域表示工程は前記複数の領域を同時に表示される画像に合成して表示することを特徴とする請求項11ないし19のいずれかに記載の画像表示方法。 - 共通の被写体を時間的に異なるタイミングで撮影した複数の画像を用いて画像処理を行った処理画像を表示するコンピュータプログラムにおいて、
前記処理画像の任意の領域を指定する領域指定処理と、
前記領域指定工程により指定された領域に対応する領域を前記複数の画像からそれぞれ決定する決定処理と、
前記決定処理により決定された複数の領域を互いに隣接するように表示することを特徴とするコンピュータプログラム。 - 共通の被写体を時間的に異なるタイミングで撮影した複数の画像を用いて画像処理を行った処理画像を表示するコンピュータプログラムにおいて、
前記処理画像の任意の領域を指定する領域指定処理と、
前記領域指定処理により指定された任意の領域に対応する領域を前記複数の画像からそれぞれ決定する決定処理と、
前記決定処理により決定された複数の領域を切り替え可能に表示することを特徴とするコンピュータプログラム。 - 請求項21または22に記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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