JP6281319B2 - 車両のエンジン回転数表示装置及びそのエンジン回転数表示方法 - Google Patents

車両のエンジン回転数表示装置及びそのエンジン回転数表示方法 Download PDF

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本発明は、車両のエンジン回転数表示装置及びその表示方法に関し、特に、自動変速機の変速時のエンジン回転数表示装置の制御に関する。
従来から、車両のエンジンの回転数を表示するためのエンジン回転数表示装置(タコメータ、レブカウンタ)が車室内に設けられており、ドライバがエンジン回転数を認識できるようになっている。エンジン回転数表示装置は、エンジン回転数センサから出力される実エンジン回転数信号に応じて、エンジン回転数表示装置を制御する。
エンジン回転数信号は、エンジン回転の微小な変動が反映されているため、このエンジン回転数信号をそのままエンジン回転数表示装置に表示させると、エンジン回転数の表示が微小に変動しつづけることになるため、エンジン回転数表示装置の視認性が悪化する。
そこで、このような視認性悪化を防止すべく、エンジン回転数センサから出力された回転数信号に対するエンジン回転数表示装置の表示の応答性を低下させる処理、いわゆる、なまし処理が従来から行われている(例えば、特許文献1を参照。)。
ところで、ドライバは、変速時においてエンジン回転数の鋭い変化を期待している。すなわち、高性能の自動変速機の特徴として変速動作の速さがあり、ドライバは、この変速動作の速さをエンジン回転数表示装置の表示に反映されることを期待している。
特許文献2には、変速指令時(マニュアル変速操作等)に、実際のエンジン回転数に依存しない仮想回転数に基づいてエンジン回転数表示装置を制御することが開示されている。
特許文献2の技術によれば、変速時のドライバの期待に適合させた仮想回転数に基づいてエンジン回転数表示装置を制御することができるので、ドライバに不快感を与えるのを防ぐことができる。
特開平1−154195号公報 特開2006−220482号公報
変速の速さをドライバに認識させるために、変速時の実際のエンジン回転数(実エンジン回転数)の変化よりも早いタイミングで仮想回転数を変化させることが考えられる。しかし、エンジンの音が車室内に届きやすい状況(例えば、窓が開いている、オーディオ装置がオフである又は音が小さい、車速が低い、ウィンドワイパが動作していない等)では、上述の差がドライバに違和感を与えてしまうおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、自動変速機の変速時に実際のエンジンの変化音とエンジン回転数表示装置の表示の変化(針の動き)の違いから来るドライバの違和感を緩和する技術を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、エンジンの音が車両の車室内に届きやすい状況において、変速に係る仮想回転数を変速に係る実エンジン回転数の変化に近づくように変化させることを特徴とする。
具体的には、本発明は、車両のエンジン回転数表示装置及びエンジン回転数表示方法を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、エンジンと、エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配設される自動変速機と、エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出部と、エンジンの回転数を表示するエンジン回転数表示部と、エンジン回転数検出部において検出された実エンジン回転数には依存せず、かつ、自動変速機の変速に係る実エンジン回転数の変化の開始よりも早いタイミングで変速に係る変化を開始するエンジンの仮想回転数に基づいてエンジン回転数表示部を制御する制御装置とを備えた車両のエンジン回転数表示装置を対象とし、制御装置は、自動変速機に変速指令が出力されてから自動変速機における変速動作が終了するまでの全期間に亘ってエンジンの仮想回転数に基づいてエンジン回転数表示部を制御し、かつ、エンジンの音が車両の車室内に届きやすい状況において、変速に係る仮想回転数を変速に係る実エンジン回転数の変化に近づくように変化させ、前記エンジンの音が前記車両の車室内に届きやすい状況が、前記車両の運転席横の窓が開いている状況であり、前記制御装置は、前記車両の運転席横の窓が開いているとき、それ以外の窓が開いているときよりも、前記変速に係る前記仮想回転数を前記変速に係る前記実エンジン回転数の変化により近づくように変化させるものである。
これによれば、エンジンの音が車両の車室内に届きやすいといったドライバがエンジン回転数表示装置と実際のエンジン音との差を認識しやすい場合には、変速に係る仮想回転数の変化特性が、変速に係る実エンジン回転数の変化特性との差が小さくなるように変更されるため、変速時の実際のエンジンの変化音とエンジン回転数表示装置の表示の変化(針の動き)の違いから来るドライバの違和感を緩和することができる。
さらに、エンジンの音が車両の車室内により届きやすい状況(運転席横の窓が開いている状況)では、変速に係る仮想回転数の変化開始のタイミングが変速に係る実エンジン回転数の変化開始のタイミングにより近づくため、変速時の実際のエンジンの変化音とエンジン回転数表示装置の表示の変化(針の動き)の違いから来るドライバの違和感を緩和することができる。一方、運転席横以外の窓が開いている状況では、運転席横の窓が開いているときに比べてエンジンの音が車両の車室内に届きにくい状況にあり、変速に係る実エンジン回転数の変化開始のタイミングよりもより早いタイミングで変速に係る仮想回転数の変化が開始されるため、変速の速さをドライバに認識させることができる。
第2の発明は、エンジンと、エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配設される自動変速機と、エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出部と、エンジンの回転数を表示するエンジン回転数表示部と、エンジン回転数検出部において検出された実エンジン回転数には依存せず、かつ、自動変速機の変速に係る実エンジン回転数の変化の開始よりも早いタイミングで変速に係る変化を開始するエンジンの仮想回転数に基づいてエンジン回転数表示部を制御する制御装置とを備えた車両のエンジン回転数表示装置を対象とし、制御装置は、自動変速機に変速指令が出力されてから自動変速機における変速動作が終了するまでの全期間に亘ってエンジンの仮想回転数に基づいてエンジン回転数表示部を制御し、かつ、エンジンの音が車両の車室内に届きやすい状況において、変速に係る仮想回転数を変速に係る実エンジン回転数の変化に近づくように変化させ、エンジンの音が車両の車室内に届きやすい状況が、車両に搭載されたオーディオ装置の音量が所定値よりも小さい、車両の車速が所定値よりも小さい、車両の窓が開いている、及び車両のウィンドワイパが非作動である、のうちの少なくとも1つが該当する状況であるものである。
これによれば、エンジンの音が車両の車室内に届きやすいといったドライバがエンジン回転数表示装置と実際のエンジン音との差を認識しやすい場合には、変速に係る仮想回転数の変化特性が、変速に係る実エンジン回転数の変化特性との差が小さくなるように変更されるため、変速時の実際のエンジンの変化音とエンジン回転数表示装置の表示の変化(針の動き)の違いから来るドライバの違和感を緩和することができる。
さらに、簡易な方法でエンジンの音が車両の車室内に届きやすい状況を判定することができる。
の発明は、上記第1又は第2の発明において、制御装置は、エンジンの音が車両の車室内に届きやすい状況において、上記のタイミングよりも遅れて変速に係る仮想回転数の変化を開始させるものである。
これによれば、エンジンの音が車両の車室内に届きやすいといったドライバがエンジン回転数表示装置と実際のエンジン音との差を認識しやすい場合には、変速に係る仮想回転数の変化開始のタイミングが変速に係る実エンジン回転数の変化開始のタイミングに近づくため、変速時の実際のエンジンの変化音とエンジン回転数表示装置の表示の変化(針の動き)の違いから来るドライバの違和感を緩和することができる。
の発明は、上記第1乃至の発明において、制御装置は、エンジンの音が車両の車室内に届きやすい状況において、実エンジン回転数と仮想回転数との差回転が所定範囲内に収まるように仮想回転数の変化特性を変更するものである。
これによれば、エンジンの音が車両の車室内に届きやすいといったドライバがエンジン回転数表示装置と実際のエンジン音との差を認識しやすい場合には、実エンジン回転数と仮想回転数との差回転が所定範囲内に収まるように仮想回転数の変化特性が変更されるため、変速時の実際のエンジンの変化音とエンジン回転数表示装置の表示の変化(針の動き)の違いから来るドライバの違和感を緩和することができる。
の発明は、エンジンと、エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配設される自動変速機と、エンジンの回転数を表示するエンジン回転数表示部とを備え、エンジンの実エンジン回転数には依存せず、かつ、自動変速機の変速に係る実エンジン回転数の変化の開始よりも早いタイミングで変速に係る変化を開始するエンジンの仮想回転数に基づいてエンジン回転数表示部を制御する車両のエンジン回転数表示方法を対象とし、自動変速機に変速指令が出力されてから自動変速機における変速動作が終了するまでの全期間に亘ってエンジンの仮想回転数に基づいてエンジン回転数表示部を制御し、かつ、エンジンの音が車両の車室内に届きやすい状況において、変速に係る仮想回転数を変速に係る実エンジン回転数の変化に近づくように変化させ、エンジンの音が車両の車室内に届きやすい状況が、車両の運転席横の窓が開いている状況であり、車両の運転席横の窓が開いているとき、それ以外の窓が開いているときよりも、変速に係る仮想回転数を変速に係る実エンジン回転数の変化により近づくように変化させるものである。
これによれば、エンジンの音が車両の車室内に届きやすいといったドライバがエンジン回転数表示装置と実際のエンジン音との差を認識しやすい場合には、変速に係る仮想回転数の変化特性と変速に係る実エンジン回転数の変化特性との差が小さくなるように変更されるため、変速時の実際のエンジンの変化音とエンジン回転数表示装置の表示の変化(針の動き)の違いから来るドライバの違和感を緩和することができる。
さらに、エンジンの音が車両の車室内により届きやすい状況(運転席横の窓が開いている状況)では、変速に係る仮想回転数の変化開始のタイミングが変速に係る実エンジン回転数の変化開始のタイミングにより近づくため、変速時の実際のエンジンの変化音とエンジン回転数表示装置の表示の変化(針の動き)の違いから来るドライバの違和感を緩和することができる。一方、運転席横以外の窓が開いている状況では、運転席横の窓が開いているときに比べてエンジンの音が車両の車室内に届きにくい状況にあり、変速に係る実エンジン回転数の変化開始のタイミングよりもより早いタイミングで変速に係る仮想回転数の変化が開始されるため、変速の速さをドライバに認識させることができる。
第6の発明は、エンジンと、エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配設される自動変速機と、エンジンの回転数を表示するエンジン回転数表示部と、備え、エンジンの実エンジン回転数には依存せず、かつ、自動変速機の変速に係る実エンジン回転数の変化の開始よりも早いタイミングで変速に係る変化を開始するエンジンの仮想回転数に基づいてエンジン回転数表示部を制御する車両のエンジン回転数表示方法を対象とし、自動変速機に変速指令が出力されてから自動変速機における変速動作が終了するまでの全期間に亘ってエンジンの仮想回転数に基づいてエンジン回転数表示部を制御し、かつ、エンジンの音が車両の車室内に届きやすい状況において、変速に係る仮想回転数を変速に係る実エンジン回転数の変化に近づくように変化させ、エンジンの音が車両の車室内に届きやすい状況が、車両に搭載されたオーディオ装置の音量が所定値よりも小さい、車両の車速が所定値よりも小さい、車両の窓が開いている、及び車両のウィンドワイパが非作動である、のうちの少なくとも1つが該当する状況であるものである。
これによれば、エンジンの音が車両の車室内に届きやすいといったドライバがエンジン回転数表示装置と実際のエンジン音との差を認識しやすい場合には、変速に係る仮想回転数の変化特性が、変速に係る実エンジン回転数の変化特性との差が小さくなるように変更されるため、変速時の実際のエンジンの変化音とエンジン回転数表示装置の表示の変化(針の動き)の違いから来るドライバの違和感を緩和することができる。
さらに、簡易な方法でエンジンの音が車両の車室内に届きやすい状況を判定することができる。
本発明によれば、自動変速機の変速時に実際のエンジンの変化音とエンジン回転数表示装置の表示の変化(針の動き)の違いから来るドライバの違和感を緩和することができる。
本発明の実施形態1に係る車両のエンジン回転数表示装置を示す概略的なブロック図である。 本発明の実施形態1に係る車両のエンジン回転数表示方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る車両のエンジン回転数表示方法を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態2に係る車両のエンジン回転数表示方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る車両のエンジン回転数表示方法を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態3に係る車両のエンジン回転数表示方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る車両のエンジン回転数表示装置及びエンジン回転数表示方法について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る車両のエンジン回転数表示装置の構成要素を概略的に示している。
図1に示すように、本実施形態に係る車両は、例えば、エンジン31と、変速機構(自動変速機)32と、ロックアップクラッチ33と、コントロールユニット(制御装置)10とを備えている。コントロールユニット10は、それぞれ所定の検出信号をコントロールユニット10に出力する各種センサ21〜26と接続されており、また、各種センサ21〜26からの入力信号に基づいて制御され、機械式の針によりエンジンの回転数を表示する機械式のタコメータ(エンジン回転数表示部)34と接続されている。なお、本実施形態においては、タコメータ34に、機械式の針を持つ機械式のタコメータを例として挙げたが、これに限られない。例えば、液晶画面等にアナログ式の針を指針として表示(発光)する形態のタコメータでもよく、また、液晶画面等に指針を用いず、バーグラフとして所定回転数ごとに複数のセグメントに分割されて表示(発光)する形態のタコメータでもよい。
各種センサは、エンジン31の出力軸の回転数を検出するエンジン回転数センサ(エンジン回転数検出部)21、エンジン31から変速機構32への入力回転数を検出するタービン回転数センサ22、アクセル(スロットル)の開度を検出するアクセル開度センサ23、車軸(ドライブシャフト)等から車速を検出する車速センサ24、変速機構32におけるシフトレンジを検出するレンジセンサ25、及び各窓の開閉状態を検出する窓開閉状態検出センサ26を含んでいる。
コントロールユニット10は、エンジン31の出力等を制御するエンジンコントロールユニット11と、変速機構32の動作を制御するATコントロールユニット12と、タコメータ34に加え、図示しない速度メータ及び水温メータ等を制御するメータコントロールユニット13とを含んでいる。
次に、本実施形態に係る車両のエンジン回転数表示方法におけるフローチャート及びタイミングチャートについて図1、図2及び図3を参照しながら説明する。
図2は車両のエンジン回転数表示方法を表すフローチャートであり、図3はそのタイミングチャートである。
図2に示すように、まず、車両のイグニッションキースイッチをオン状態とすると、ステップS01において、コントロールユニット10は、各種センサ21〜26等からそれぞれの信号を読み込む。
次に、ステップS02において、車速センサ24からの車速検出信号によって、車両が走行中か否かを判定する。本実施形態においては、例えば、車速検出信号が10km/h以上を示す場合を走行中と判定し、車速検出信号が10km/h未満を示す場合を走行中でないと判定する。走行中でないと判定された場合は、ステップS10において、エンジン回転数センサ21からの実エンジン回転数信号に基づき、タコメータ34に対して非変速時の制御を行う。また、車両が走行中と判定された場合は、次のステップS03に進む。
次に、ステップS03において、変速機構32に対して変速指令が出力されたか否かを判定する。変速指令の有無は、アクセル操作又はマニュアル操作に従って、例えば、エンジン回転数センサ21、タービン回転数センサ22、アクセル開度センサ23、車速センサ24及びレンジセンサ25からの各出力信号のうちの少なくとも1つの信号によって判定することができる。ここで、変速指令が出力されていないと判定された場合は、ステップS10に進み、タコメータ34に対して非変速時の制御を行う。また、変速指令が出力されていると判定された場合は、次のステップS04に進む。
次に、ステップS04において、図3に示すように、メータコントロールユニット13は、各変速に合わせて予め設定され、かつ、実エンジン回転数に依存しない仮想回転数に基づいてタコメータ34に対する制御を開始する。変速機構32における変速中の2つのフェーズであるトルクフェーズ及びイナーシャフェーズのうちのトルクフェーズの開始直後は、仮想回転数は実エンジン回転数に一致している。
次に、ステップS05において、窓開閉状態検出センサ26の検出信号に基づいて、車両の窓(運転席横の窓を含む任意の窓)が開いているか否かを判定する。すなわち、エンジン31の音が車両の車室内に届きやすい状況にあるか否かを判定する。なお、窓が開いているか否かの判定は、エンジン31の音が車両の車室内に届きやすい状況にあるか否かの判定の一例であり、本発明にこれに限定されない。他にも、車両に搭載された図示しないオーディオ装置の音量が所定値よりも小さいか否か、車両の車速が所定値よりも小さいか否か、車両のウィンドワイパが非作動であるか否かなどによって、エンジン31の音が車両の車室内に届きやすい状況にあるか否かを判定することができる。
ステップS05で、車両の窓が開いていないと判定された場合は、ステップS06に進み、イナーシャフェーズの開始(実エンジン回転数の変化後の目標回転数に向けての変化開始)よりも早い規定のタイミング(基本タイミング)で、変速による仮想回転数の回転変化を実施する。一方、ステップS05で、車両の窓が開いていると判定された場合は、ステップS07に進み、イナーシャフェーズの開始(実エンジン回転数の変化後の目標回転数に向けての変化開始)よりも早いタイミングであって、基本タイミングよりも遅延させたタイミングで、変速による仮想回転数の回転変化を実施する。すなわち、エンジン31の音が車両の車室内に届きやすい状況において、変速に係る仮想回転数を変速に係る実エンジン回転数の変化に近づくように変化させる。
次に、ステップS08において、変速機構32における変速動作が終了したか否かを判定する。変速動作が終了していないと判定された場合は、再度、ステップS08に戻る。すなわち、ステップS08においては、図3に示すように、変速が終了するまで待つ(ウェイト)。変速動作の終了は、エンジン回転数センサ21、タービン回転数センサ22、アクセル開度センサ23、車速センサ24及びレンジセンサ25からの各出力信号のうちの少なくとも1つの信号によって判定することができる。変速動作が終了したと判定された場合は、次のステップS09に進む。
次に、ステップS09において、エンジン回転数センサ21からの実エンジン回転数信号に基づき、タコメータ34に対して非変速時の制御に復帰させる。
−効果−
以上より、本実施形態によれば、エンジン31の音が車両の車室内に届きやすい状況において、変速に係る仮想回転数の変化のタイミングが基本タイミングよりも遅延される。これにより、自動変速機(変速機構)32の変速時に実際のエンジン31の変化音とエンジン回転数表示装置34の表示の変化(針の動き)の違いから来るドライバの違和感を緩和することができる。特に、マニュアル変速時に当該効果が顕著に現れる。
なお、本実施形態においては、車両の変速機構32に対する変速動作(シフト動作)を、ギア比の値が大きいギアから小さいギアにシフトする、いわゆるアップシフトの場合を説明したが、これとは逆に、ギア比の値が小さいギアから大きいギアにシフトする、いわゆるダウンシフトの場合も、図3に示すグラフの向きが反転するだけで、同様に実施することができる。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2に係る車両のエンジン回転数表示装置及びエンジン回転数表示方法について図面を参照しながら説明する。
実施形態2に係る車両のエンジン回転数表示装置は、図1に示す表示装置と同様である。実施形態1との相違点は、実施形態1では、エンジン31の音が車両の車室内に届きやすい状況において、変速に係る仮想回転数の変化のタイミングを基本タイミングよりも遅延させ、実施形態2では、変速に係る仮想回転数の変化のタイミングは変更せずに、その変化特性(変化勾配)を変更する点である。
本実施形態に係る車両のエンジン回転数表示方法におけるフローチャート及びタイミングチャートについて図1、図4及び図5を参照しながら説明する。
図4は車両のエンジン回転数表示方法を表すフローチャートであり、図5はそのタイミングチャートである。
図4に示すように、まず、車両のイグニッションキースイッチをオン状態とすると、ステップS21において、コントロールユニット10は、各種センサ21〜26等からそれぞれの信号を読み込む。
次に、ステップS22において、車速センサ24からの車速検出信号によって、車両が走行中か否かを判定する。本実施形態においては、例えば、車速検出信号が10km/h以上を示す場合を走行中と判定し、車速検出信号が10km/h未満を示す場合を走行中でないと判定する。走行中でないと判定された場合は、ステップS30において、エンジン回転数センサ21からの実エンジン回転数信号に基づき、タコメータ34に対して非変速時の制御を行う。また、車両が走行中と判定された場合は、次のステップS23に進む。
次に、ステップS23において、変速機構32に対して変速指令が出力されたか否かを判定する。変速指令の有無は、アクセル操作又はマニュアル操作に従って、例えば、エンジン回転数センサ21、タービン回転数センサ22、アクセル開度センサ23、車速センサ24及びレンジセンサ25からの各出力信号のうちの少なくとも1つの信号によって判定することができる。ここで、変速指令が出力されていないと判定された場合は、ステップS30に進み、タコメータ34に対して非変速時の制御を行う。また、変速指令が出力されていると判定された場合は、次のステップS24に進む。
次に、ステップS24において、図3に示すように、メータコントロールユニット13は、各変速に合わせて予め設定され、かつ、実エンジン回転数に依存しない仮想回転数に基づいてタコメータ34に対する制御を開始する。変速機構32における変速中の2つのフェーズであるトルクフェーズ及びイナーシャフェーズのうちのトルクフェーズの開始直後は、仮想回転数は実エンジン回転数に一致している。
次に、ステップS25において、窓開閉状態検出センサ26の検出信号に基づいて、車両の窓(運転席横の窓を含む任意の窓)が開いているか否かを判定する。すなわち、エンジン31の音が車両の車室内に届きやすい状況にあるか否かを判定する。なお、窓が開いているか否かの判定は、エンジン31の音が車両の車室内に届きやすい状況にあるか否かの判定の一例であり、本発明にこれに限定されない。他にも、車両に搭載された図示しないオーディオ装置の音量が所定値よりも小さいか否か、車両の車速が所定値よりも小さいか否か、車両のウィンドワイパが非作動であるか否かなどによって、エンジン31の音が車両の車室内に届きやすい状況にあるか否かを判定することができる。
ステップS25で、車両の窓が開いていないと判定された場合は、ステップS26に進み、イナーシャフェーズの開始(実エンジン回転数の変化後の目標回転数に向けての変化開始)よりも早い規定のタイミング(基本タイミング)で、変速による仮想回転数の回転変化を実施する。このときの仮想回転数の変化特性(変化勾配)は規定値(傾き大)に設定する。一方、ステップS25で、車両の窓が開いていると判定された場合は、ステップS27に進み、基本タイミングで、変速による仮想回転数の回転変化を実施する。ただし、仮想回転数の変化特性(変化勾配)は規定値よりも小さい値、すなわち、変化勾配を緩やかに設定する。すなわち、エンジン31の音が車両の車室内に届きやすい状況において、変速に係る仮想回転数を変速に係る実エンジン回転数の変化に近づくように変化させる。
次に、ステップS28において、変速機構32における変速動作が終了したか否かを判定する。変速動作が終了していないと判定された場合は、再度、ステップS28に戻る。すなわち、ステップS28においては、図3に示すように、変速が終了するまで待つ(ウェイト)。変速動作の終了は、エンジン回転数センサ21、タービン回転数センサ22、アクセル開度センサ23、車速センサ24及びレンジセンサ25からの各出力信号のうちの少なくとも1つの信号によって判定することができる。変速動作が終了したと判定された場合は、次のステップS29に進む。
次に、ステップS29において、エンジン回転数センサ21からの実エンジン回転数信号に基づき、タコメータ34に対して非変速時の制御に復帰させる。
−効果−
以上より、本実施形態によれば、エンジン31の音が車両の車室内に届きやすい状況において、変速に係る仮想回転数の変化が実エンジン回転数の変化に近づくように緩やかにされる。これにより、自動変速機(変速機構)32の変速時に実際のエンジン31の変化音とエンジン回転数表示装置34の表示の変化(針の動き)の違いから来るドライバの違和感を緩和することができる。特に、マニュアル変速時に当該効果が顕著に現れる。
なお、本実施形態においては、車両の変速機構32に対する変速動作(シフト動作)を、ギア比の値が大きいギアから小さいギアにシフトする、いわゆるアップシフトの場合を説明したが、これとは逆に、ギア比の値が小さいギアから大きいギアにシフトする、いわゆるダウンシフトの場合も、図3に示すグラフの向きが反転するだけで、同様に実施することができる。
(実施形態3)
以下、本発明の実施形態3に係る車両のエンジン回転数表示装置及びエンジン回転数表示方法について図面を参照しながら説明する。
実施形態3に係る車両のエンジン回転数表示装置は、図1に示す表示装置と同様である。実施形態1及び実施形態2との相違点は、実施形態1及び実施形態2では、エンジン31の音が車両の車室内に届きやすい状況を判定するために車両の窓が開いているか否かを判定し、実施形態3では、さらに運転席横の窓が開いているか否かを判定する点である。
本実施形態に係る車両のエンジン回転数表示方法におけるフローチャートについて図1及び図6を参照しながら説明する。図6は車両のエンジン回転数表示方法を表すフローチャートである。
図6に示すように、まず、車両のイグニッションキースイッチをオン状態とすると、ステップS41において、コントロールユニット10は、各種センサ21〜26等からそれぞれの信号を読み込む。
次に、ステップS42において、車速センサ24からの車速検出信号によって、車両が走行中か否かを判定する。本実施形態においては、例えば、車速検出信号が10km/h以上を示す場合を走行中と判定し、車速検出信号が10km/h未満を示す場合を走行中でないと判定する。走行中でないと判定された場合は、ステップS54において、エンジン回転数センサ21からの実エンジン回転数信号に基づき、タコメータ34に対して非変速時の制御を行う。また、車両が走行中と判定された場合は、次のステップS43に進む。
次に、ステップS43において、変速機構32に対して変速指令が出力されたか否かを判定する。変速指令の有無は、アクセル操作又はマニュアル操作に従って、例えば、エンジン回転数センサ21、タービン回転数センサ22、アクセル開度センサ23、車速センサ24及びレンジセンサ25からの各出力信号のうちの少なくとも1つの信号によって判定することができる。ここで、変速指令が出力されていないと判定された場合は、ステップS54に進み、タコメータ34に対して非変速時の制御を行う。また、変速指令が出力されていると判定された場合は、次のステップS44に進む。
次に、ステップS44において、メータコントロールユニット13は、各変速に合わせて予め設定され、かつ、実エンジン回転数に依存しない仮想回転数に基づいてタコメータ34に対する制御を開始する。変速機構32における変速中の2つのフェーズであるトルクフェーズ及びイナーシャフェーズのうちのトルクフェーズの開始直後は、仮想回転数は実エンジン回転数に一致している。
次に、ステップS45において、窓開閉状態検出センサ26の検出信号に基づいて、車両の窓(運転席横の窓を含む任意の窓)が開いているか否かを判定する。すなわち、エンジン31の音が車両の車室内に届きやすい状況にあるか否かを判定する。
ステップS45で、車両の窓が開いていないと判定された場合は、ステップS46に進み、イナーシャフェーズの開始(実エンジン回転数の変化後の目標回転数に向けての変化開始)よりも早い規定のタイミング(基本タイミング)で、変速による仮想回転数の回転変化を実施する。このときの仮想回転数の変化特性(変化勾配)は規定値(傾き大)に設定する。一方、ステップS45で、車両の窓が開いていると判定された場合は、ステップS47に進み、窓開閉状態検出センサ26の検出信号に基づいて、運転席横の窓が開いているか否かを判定する。すなわち、エンジン31の音が車両の車室内により届きやすい状況にあるか否かを判定する。
ステップS47で、運転席横の窓が開いていないと判定された場合は、ステップS48に進み、イナーシャフェーズの開始(実エンジン回転数の変化後の目標回転数に向けての変化開始)よりも早いタイミングであって、基本タイミングよりも遅延させたタイミングで、変速による仮想回転数の回転変化を実施する。さらに、ステップS49に進み、仮想回転数の変化特性(変化勾配)を規定値よりも小さい値、すなわち、変化勾配を緩やかに設定する。一方、ステップS47で、運転席横の窓が開いていると判定された場合は、ステップS50に進み、イナーシャフェーズの開始(実エンジン回転数の変化後の目標回転数に向けての変化開始)よりも早いタイミングであって、ステップS48のときよりも遅延させたタイミングで、変速による仮想回転数の回転変化を実施する。さらに、ステップS51に進み、仮想回転数の変化特性(変化勾配)をステップS49のときよりも小さい値、すなわち、変化勾配をより緩やかに設定する。すなわち、運転席横の窓が開いているといった、エンジン31の音が車両の車室内により届きやすい状況において、変速に係る仮想回転数を変速に係る実エンジン回転数の変化により近づくように変化させる。
次に、ステップS52において、変速機構32における変速動作が終了したか否かを判定する。変速動作が終了していないと判定された場合は、再度、ステップS52に戻る。すなわち、ステップS52においては、変速が終了するまで待つ(ウェイト)。変速動作の終了は、エンジン回転数センサ21、タービン回転数センサ22、アクセル開度センサ23、車速センサ24及びレンジセンサ25からの各出力信号のうちの少なくとも1つの信号によって判定することができる。変速動作が終了したと判定された場合は、次のステップS53に進む。
次に、ステップS53において、エンジン回転数センサ21からの実エンジン回転数信号に基づき、タコメータ34に対して非変速時の制御に復帰させる。
−効果−
以上より、本実施形態によれば、エンジン31の音が車両の車室内により届きやすい状況において、変速に係る仮想回転数の変化が実エンジン回転数の変化により近づくように緩やかにされる。これにより、自動変速機(変速機構)32の変速時に実際のエンジン31の変化音とエンジン回転数表示装置34の表示の変化(針の動き)の違いから来るドライバの違和感を緩和することができる。特に、マニュアル変速時に当該効果が顕著に現れる。
なお、本実施形態においては、車両の変速機構32に対する変速動作(シフト動作)を、ギア比の値が大きいギアから小さいギアにシフトする、いわゆるアップシフトの場合を説明したが、これとは逆に、ギア比の値が小さいギアから大きいギアにシフトする、いわゆるダウンシフトの場合も、グラフの向きが反転するだけで、同様に実施することができる。
以上説明したように、本発明に係る車両のエンジン回転数表示装置及びその表示方法は、自動変速機の変速時に実際のエンジンの変化音とエンジン回転数表示装置の表示の変化(針の動き)の違いから来るドライバの違和感を緩和することが必要な用途等に適用することができる。
10 コントロールユニット(制御装置)
11 エンジンコントロールユニット
12 ATコントロールユニット
13 メータコントロールユニット
21 エンジン回転数センサ(エンジン回転数検出部)
22 タービン回転数センサ
23 アクセル開度センサ
24 車速センサ
25 レンジセンサ
26 窓開閉状態検出センサ
31 エンジン
32 変速機構(自動変速機)
33 ロックアップクラッチ(断接要素)
34 タコメータ(エンジン回転数表示部)

Claims (6)

  1. エンジンと、
    前記エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配設される自動変速機と、
    前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出部と、
    前記エンジンの回転数を表示するエンジン回転数表示部と、
    前記エンジン回転数検出部において検出された実エンジン回転数には依存せず、かつ、前記自動変速機の変速に係る前記実エンジン回転数の変化の開始よりも早いタイミングで該変速に係る変化を開始する前記エンジンの仮想回転数に基づいて前記エンジン回転数表示部を制御する制御装置と、
    を備えた車両のエンジン回転数表示装置であって、
    前記制御装置は、
    前記自動変速機に変速指令が出力されてから前記自動変速機における変速動作が終了するまでの全期間に亘って前記エンジンの仮想回転数に基づいて前記エンジン回転数表示部を制御し、かつ、前記エンジンの音が前記車両の車室内に届きやすい状況において、前記変速に係る前記仮想回転数を前記変速に係る前記実エンジン回転数の変化に近づくように変化させ
    前記エンジンの音が前記車両の車室内に届きやすい状況が、前記車両の運転席横の窓が開いている状況であり、
    前記制御装置は、前記車両の運転席横の窓が開いているとき、それ以外の窓が開いているときよりも、前記変速に係る前記仮想回転数を前記変速に係る前記実エンジン回転数の変化により近づくように変化させる、
    ことを特徴とする車両のエンジン回転数表示装置。
  2. エンジンと、
    前記エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配設される自動変速機と、
    前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出部と、
    前記エンジンの回転数を表示するエンジン回転数表示部と、
    前記エンジン回転数検出部において検出された実エンジン回転数には依存せず、かつ、前記自動変速機の変速に係る前記実エンジン回転数の変化の開始よりも早いタイミングで該変速に係る変化を開始する前記エンジンの仮想回転数に基づいて前記エンジン回転数表示部を制御する制御装置と、
    を備えた車両のエンジン回転数表示装置であって、
    前記制御装置は、
    前記自動変速機に変速指令が出力されてから前記自動変速機における変速動作が終了するまでの全期間に亘って前記エンジンの仮想回転数に基づいて前記エンジン回転数表示部を制御し、かつ、前記エンジンの音が前記車両の車室内に届きやすい状況において、前記変速に係る前記仮想回転数を前記変速に係る前記実エンジン回転数の変化に近づくように変化させ、
    前記エンジンの音が前記車両の車室内に届きやすい状況が、
    前記車両に搭載されたオーディオ装置の音量が所定値よりも小さい、
    前記車両の車速が所定値よりも小さい、
    前記車両の窓が開いている、及び
    前記車両のウィンドワイパが非作動である、のうちの少なくとも1つが該当する状況である、
    ことを特徴とする車両のエンジン回転数表示装置。
  3. 前記制御装置は、
    前記エンジンの音が前記車両の車室内に届きやすい状況において、前記タイミングよりも遅れて前記変速に係る前記仮想回転数の変化を開始させる、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両のエンジン回転数表示装置。
  4. 前記制御装置は、
    前記エンジンの音が前記車両の車室内に届きやすい状況において、前記実エンジン回転数と前記仮想回転数との差回転が所定範囲内に収まるように前記仮想回転数の変化特性を変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両のエンジン回転数表示装置。
  5. エンジンと、
    前記エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配設される自動変速機と、
    前記エンジンの回転数を表示するエンジン回転数表示部と、
    を備え、前記エンジンの実エンジン回転数には依存せず、かつ、前記自動変速機の変速に係る前記実エンジン回転数の変化の開始よりも早いタイミングで該変速に係る変化を開始する前記エンジンの仮想回転数に基づいて前記エンジン回転数表示部を制御する車両のエンジン回転数表示方法であって、
    前記自動変速機に変速指令が出力されてから前記自動変速機における変速動作が終了するまでの全期間に亘って前記エンジンの仮想回転数に基づいて前記エンジン回転数表示部を制御し、かつ、前記エンジンの音が前記車両の車室内に届きやすい状況において、前記変速に係る前記仮想回転数を前記変速に係る前記実エンジン回転数の変化に近づくように変化させ
    前記エンジンの音が前記車両の車室内に届きやすい状況が、前記車両の運転席横の窓が開いている状況であり、
    前記車両の運転席横の窓が開いているとき、それ以外の窓が開いているときよりも、前記変速に係る前記仮想回転数を前記変速に係る前記実エンジン回転数の変化により近づくように変化させる、
    ことを特徴とする車両のエンジン回転数表示方法。
  6. エンジンと、
    前記エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配設される自動変速機と、
    前記エンジンの回転数を表示するエンジン回転数表示部と、
    を備え、前記エンジンの実エンジン回転数には依存せず、かつ、前記自動変速機の変速に係る前記実エンジン回転数の変化の開始よりも早いタイミングで該変速に係る変化を開始する前記エンジンの仮想回転数に基づいて前記エンジン回転数表示部を制御する車両のエンジン回転数表示方法であって、
    前記自動変速機に変速指令が出力されてから前記自動変速機における変速動作が終了するまでの全期間に亘って前記エンジンの仮想回転数に基づいて前記エンジン回転数表示部を制御し、かつ、前記エンジンの音が前記車両の車室内に届きやすい状況において、前記変速に係る前記仮想回転数を前記変速に係る前記実エンジン回転数の変化に近づくように変化させ、
    前記エンジンの音が前記車両の車室内に届きやすい状況が、
    前記車両に搭載されたオーディオ装置の音量が所定値よりも小さい、
    前記車両の車速が所定値よりも小さい、
    前記車両の窓が開いている、及び
    前記車両のウィンドワイパが非作動である、のうちの少なくとも1つが該当する状況である、
    ことを特徴とする車両のエンジン回転数表示方法。
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