JP6146343B2 - 車両のエンジン回転数表示装置及びそのエンジン回転数表示方法 - Google Patents

車両のエンジン回転数表示装置及びそのエンジン回転数表示方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両のエンジン回転数表示装置及びその表示方法に関し、特に、自動変速機の変速時のエンジン回転数表示装置の制御に関する。
従来から、車両のエンジンの回転数を表示するためのエンジン回転数表示装置(タコメータ、レブカウンタ)が車室内に設けられており、ドライバがエンジン回転数を認識できるようになっている。エンジン回転数表示装置は、エンジン回転数センサから出力される実エンジン回転数信号に応じて、エンジン回転数表示装置を制御する。
エンジン回転数信号は、エンジン回転の微小な変動が反映されているため、このエンジン回転数信号をそのままエンジン回転数表示装置に表示させると、エンジン回転数の表示が微小に変動しつづけることになるため、エンジン回転数表示装置の視認性が悪化する。
そこで、このような視認性悪化を防止すべく、エンジン回転数センサから出力された回転数信号に対するエンジン回転数表示装置の表示の応答性を低下させる処理、いわゆる、なまし処理が従来から行われている(例えば、特許文献1を参照。)。
ところで、ドライバは、変速時においてエンジン回転数の鋭い変化を期待している場合がある。すなわち、高性能の自動変速機の特徴として変速動作の速さがあり、ドライバは、この変速動作の速さをエンジン回転数表示装置の表示に反映されることを期待している。
従来、変速時におけるドライバのエンジン回転数表示装置の表示に対する期待に応えるために、変速指令時(マニュアル変速操作等)に、電子制御ユニット(ECU)から出力されるエンジンの仮想回転数に基づいてエンジン回転数表示装置を制御する技術(特許文献2)や、エンジン回転数表示装置の応答性を非変速時よりも高める(なまし量を少なくする)技術(特許文献3)が知られている。この従来の技術(特許文献2、特許文献3)によれば、変速時にエンジン回転数表示装置の表示の応答性が高められるため、変速時にエンジン回転数の鋭い変化を期待しているドライバの期待に応えることができる。
特開平1−154195号公報 特開2006−220482号公報 特開2006−242760号公報
自動変速機の変速動作には、変速初期の「トルクフェーズ」と、変速後期の「イナーシャフェーズ」とがある。「トルクフェーズ」は、変速動作の進行途中で発生するフェーズ(相)の1つで、エンジン出力軸(クランクシャフト)からの変速機入力回転数(タービン回転数)が変化しないで、変速機出力軸トルクのみが変化するフェーズをいう。また、「イナーシャフェーズ」は、変速の進行途中で発生するフェーズ(相)の1つで、駆動系のイナーシャ変化を主因として変速機入力回転数(タービン回転数)が変化するフェーズをいう。また、エンジン出力軸は、変速入力軸と流体伝達装置又は断接装置とを介して連結されているため、エンジン回転数は、変速時に変速入力回転数とほぼ同様の特性で変化することになる。
従って、変速初期のトルクフェーズにおいては、エンジン回転数は変速操作による変化が生じないため、ドライバのアクセル操作等に応じて変化する。これに対し、変速後期のイナーシャフェーズにおいては、変速によるエンジン回転数の変化が開始されるため、エンジン回転数は、トルクフェーズの回転変化方向とは反対方向に変化、すなわち反転する。
ここで、エンジン回転数表示装置が機械式の針を指針とする機械式の表示装置である場合に、トルクフェーズにおけるエンジン回転数の変化に応じて、エンジン回転数を示す針のイナーシャ量が変化する。なお、本明細書における針のイナーシャ量のイナーシャとは、慣性モーメント(moment of inertia)の慣用語である。すなわち、反転前のトルクフェーズでのエンジン回転数の変化度合いが大きい方が、針のイナーシャ量が大きくなる。針のイナーシャ量が変わると、イナーシャフェーズの開始時おける変速によるエンジン回転数の変化を示す針の動きに差異が生じる。つまり、針のイナーシャが大きい方が、イナーシャフェーズ開始時の針の反転方向の変化が鈍くなる。
このため、特許文献2に記載された、変速時に仮想回転数によりエンジン回転数表示装置を制御する方法 また、特許文献3に記載された、変速時に応答性を切り換える方法では、針のイナーシャを考慮せずに制御しているため、変速時によるエンジン回転数の変化をエンジン回転数表示装置に精確に表示することができず、変速による素早いエンジン回転変化を期待するドライバを満足させることができない場合があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、自動変速機における変速後のトルクフェーズからイナーシャフェーズへの相変化付近において、エンジン回転数表示装置の表示の応答性を高くする技術を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、機械式の針を指針とするタコメータであって、変速時のトルクフェーズに続くイナーシャフェーズにおいて、トルクフェーズで判定されたエンジン回転数の変化度合いが大きいほど、針の応答性を高くなるように制御することを特徴とする。
具体的には、本発明は、車両のエンジン回転数表示装置及びエンジン回転数表示方法を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、エンジンと、エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配設される自動変速機と、エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出部と、エンジンの回転数を針で表示する針式のエンジン回転数表示部と、エンジン回転数検出部において検出された実エンジン回転数又は該実エンジン回転数には依存しない仮想回転数に基づいてエンジン回転数表示部を制御する制御装置とを備えた車両のエンジン回転数表示装置を対象とし、制御装置は、自動変速機の変速時に、トルクフェーズにおける実エンジン回転数又は仮想回転数の変化度合いを判定し、トルクフェーズに続くイナーシャフェーズでは、トルクフェーズで判定された変化度合いが大きいほど、実エンジン回転数又は仮想回転数に対するエンジン回転数表示部の針の応答性を高くなるように制御するものである。
これによれば、トルクフェーズにおける実エンジン回転数又は仮想回転数の変化度合いに応じて、イナーシャフェーズにおける実エンジン回転数又は仮想回転数に対するエンジン回転数表示部の針の応答性を高くなるように変更するため、変速による素早いエンジン回転変化を期待するドライバを満足させることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、制御装置は、仮想回転数に基づいてエンジン回転数表示部を制御し、さらに、トルクフェーズにおける仮想回転数の変化度合いが大きいほど、イナーシャフェーズにおける変化度合いが大きくなるようにエンジン回転数表示部を制御するものである。
これによれば、トルクフェーズにおける仮想回転数の変化度合いが大きいほど、イナーシャフェーズにおける傾きが大きくなるように制御されるため、エンジン回転数表示部の針のイナーシャの影響を抑制することができる。
第3の発明は、上記第2の発明において、イナーシャフェーズにおける仮想回転数は、イナーシャフェーズ判定時から所定時間だけ継続する第1仮想回転数と、該第1仮想回転数に続く第2仮想回転数とにより構成されており、制御装置は、トルクフェーズにおける仮想回転数の変化度合いが大きいほど、第1仮想回転数の変化度合いを大きくするものである。
これによれば、針のイナーシャの影響を受ける第1仮想回転数(イナーシャフェーズ)の変化度合いを大きくすることにより、仮想回転数の変速後の目標回転数となる時期が実エンジン回転数の時期と大きく差が出るのを防止することができる。
第4の発明は、上記第1の発明において、制御装置は、実エンジン回転数に基づいてエンジン回転数表示部を制御し、さらに、トルクフェーズにおける実エンジン回転数の変化度合いが大きいほど、イナーシャフェーズにおける実エンジン回転数に対するなまし量を小さくするものである。
これによれば、トルクフェーズにおける実エンジン回転数の変化度合いが大きいほど、イナーシャフェーズにおける実エンジン回転数に対するなまし量を小さくすることにより、針のイナーシャの影響を抑制することができる。
第5の発明は、エンジンと、エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配設される自動変速機と、エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出部と、エンジンの回転数を針で表示する針式のエンジン回転数表示部と、エンジン回転数検出部において検出された実エンジン回転数又は該実エンジン回転数には依存しない仮想回転数に基づいてエンジン回転数表示部を制御する制御装置とを備えた車両のエンジン回転数表示方法を対象とし、制御装置は、自動変速機の変速時に、トルクフェーズにおける実エンジン回転数又は仮想回転数の変化度合いを判定し、トルクフェーズに続くイナーシャフェーズでは、トルクフェーズで判定された変化度合いが大きいほど、実エンジン回転数又は仮想回転数に対するエンジン回転数表示部の針の応答性を高くなるように制御するものである。
これによれば、トルクフェーズにおける実エンジン回転数又は仮想回転数の変化度合いに応じて、イナーシャフェーズにおける実エンジン回転数又は仮想回転数に対するエンジン回転数表示部の針の応答性を高くなるように変更するため、変速による素早いエンジン回転変化を期待するドライバを満足させることができる。
本発明によれば、自動変速機における変速後のトルクフェーズからイナーシャフェーズへの相変化付近において、エンジン回転数表示装置の表示の応答性を高くすることができる。
本発明の実施形態1に係る車両のエンジン回転数表示装置を示す概略的なブロック図である。 本発明の実施形態1に係る車両のエンジン回転数表示方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る車両のエンジン回転数表示方法を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態1の一変形例に係る車両のエンジン回転数表示方法を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態2に係る車両のエンジン回転数表示方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る車両のエンジン回転数表示方法を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る車両のエンジン回転数表示装置及びエンジン回転数表示方法について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る車両のエンジン回転数表示装置の構成要素を概略的に示している。
図1に示すように、本実施形態に係る車両は、例えば、エンジン31と、変速機構(自動変速機)32と、ロックアップクラッチ33と、コントロールユニット(制御装置)10とを備えている。コントロールユニット10は、それぞれ所定の検出信号をコントロールユニット10に出力する各種センサ21〜25と接続されており、また、各種センサ21〜25からの入力信号に基づいて制御され、機械式の針によりエンジンの回転数を表示する機械式のタコメータ(エンジン回転数表示部)34と接続されている。
各種センサは、エンジン31の出力軸の回転数を検出するエンジン回転数センサ(エンジン回転数検出部)21、エンジン31から変速機構32への入力回転数を検出するタービン回転数センサ22、アクセル(スロットル)の開度を検出するアクセル開度センサ23、車軸(ドライブシャフト)等から車速を検出する車速センサ24、及び変速機構32におけるシフトレンジを検出するレンジセンサ25を含んでいる。
コントロールユニット10は、エンジン31の出力等を制御するエンジンコントロールユニット11と、変速機構32の動作を制御するATコントロールユニット12と、タコメータ34に加え、図示しない速度メータ及び水温メータ等を制御するメータコントロールユニット13とを含んでいる。
次に、本実施形態に係る車両のエンジン回転数表示方法におけるフローチャート及びタイミングチャートについて図1、図2及び図3を参照しながら説明する。
図2は車両のエンジン回転数表示方法を表すフローチャートであり、図3はそのタイミングチャートである。
図2に示すように、まず、車両のイグニッションキーをオン状態とすると、ステップS01において、コントロールユニット10は、各種センサ21〜25等からそれぞれの信号を読み込む。
次に、ステップS02において、車速センサ24からの車速検出信号によって、車両が走行中か否かを判定する。本実施形態においては、例えば、車速検出信号が10km/h以上を示す場合を走行中と判定し、車速検出信号が10km/h未満を示す場合を走行中でないと判定する。走行中でないと判定された場合は、ステップS13において、エンジン回転数センサ21からの実エンジン回転数信号に基づき、タコメータ34に対して非変速時に行う応答性が低い制御を行い、いわゆる、なまし処理を行う。なまし処理は、例えば、エンジン回転数センサ21から入力される実エンジン回転数信号の複数回分の平均値(移動平均)を用いる処理であり、具体的には8回から10回分程度の平均値を用いる。但し、移動平均を取る回数は、車両又はタコメータ34の特性に応じて適宜変更すればよい。また、車両が走行中と判定された場合は、次のステップS03に進む。
次に、ステップS03において、変速機構32に対して変速指令が出力されたか否かを判定する。変速指令の有無は、アクセル操作又はマニュアル操作に従って、例えば、エンジン回転数センサ21、タービン回転数センサ22、アクセル開度センサ23、車速センサ24及びレンジセンサ25からの各出力信号のうちの少なくとも1つの信号によって判定することができる。ここで、変速指令が出力されていないと判定された場合は、ステップS13に進み、タコメータ34に対して応答性が低いなまし処理を行う。また、変速指令が出力されていると判定された場合は、次のステップS04に進む。
次に、ステップS04において、変速機構32における変速中の2つのフェーズであるトルクフェーズ及び該トルクフェーズに続くイナーシャフェーズのうちのイナーシャフェーズが開始されたか否かを判定する。イナーシャフェーズが開始されていないと判定された場合、すなわち、トルクフェーズであると判定された場合は、ステップS05に進む。
次のステップS05において、図3に示すように、トルクフェーズにおける実エンジン回転数の変化度合い、すなわち、トルクフェーズにおけるグラフの傾き(変化率)を判定する。例えば、単位時間当たりの実エンジン回転数の変化量を求める。
次に、ステップS06において、判定されたグラフの変化度合いから、イナーシャフェーズが開始された際のタコメータ34を制御する仮想回転数の変化度合い(グラフの傾き)を決定する。その後、ステップS04に戻る。
また、イナーシャフェーズが開始されたと判定された場合は、次のステップS07に進む。イナーシャフェーズが開始されたという判定は、例えば、エンジン回転数センサ21からのエンジン回転数検出信号が、変速後の目標回転数に向けて変化を開始したか否かによって行うことができる。
次に、ステップS07において、図3に示すように、メータコントロールユニット13は、各変速に合わせて予め設定され、且つ、実エンジン回転数に依存しない仮想回転数に基づいてタコメータ34に対する制御を開始する。
次に、ステップS08において、ステップS06で決定された仮想回転数の変化度合い(グラフの傾き)を用いてタコメータ34を制御する。
次に、ステップS09において、所定時間が経過するまで待つ(ウェイト)。所定時間が経過したと判定された場合は、次のステップS10に進む。なお、一変形例として、ループによる所定時間のウェイトに代えて、該所定時間だけウェイトするタイマを設定してもよい。なお、図3において、実エンジン回転数A1から生成された第1仮想回転数の傾きがほぼ無限大となっているのは、実エンジン回転数A1から仮想回転数B1にまで変化させる時間が、メータコントロールユニット13からタコメータ34に制御信号を間欠的に出力する際の間隔(例えば、10msから20ms程度)の0個分又は1個分の場合である。
また、制御信号の間欠的な出力の間隔が小さい場合で、トルクフェーズにおける実エンジン回転数の変化度合いがより大きい場合には、実エンジン回転数A1と仮想回転数B1との差の絶対値を大きくする。すなわち、補正量をグラフの傾きによって補正することが困難な場合は、変化量が大きくなるように、回転数A1とB1との差の絶対値からなる補正量を大きくする。これにより、タコメータ34の針のイナーシャの増分を相殺することができ、タコメータの表示の応答性を確実に高くすることができる。
次に、ステップS10において、図3に示すように、仮想回転数の通常の変化度合い(グラフの傾き)を持つ第2の仮想回転数でタコメータ34を制御する。
次に、ステップS11において、変速機構32における変速動作が終了したか否かを判定する。変速動作が終了していないと判定された場合は、再度、ステップS11に戻る。すなわち、ステップS11においては、図3に示すように、変速が終了するまで待つ(ウェイト)。変速動作の終了は、タービン回転数センサ22からのタービン回転数検出信号、車速センサ24からの車速検出信号及び変速後のギヤ比から判定することができる。変速動作が終了したと判定された場合は、次のステップS12に進む。
次に、ステップS12において、エンジン回転数センサ21からの実エンジン回転数信号に基づき、タコメータ34に対して非変速時に行う応答性が低い制御に復帰させる。
(実施形態1の一変形例)
図4は実施形態1の一変形例に係る車両のエンジン回転数表示方法のタイミングチャートを表している。
図4に示すように、本変形例においては、トルクフェーズにおける実エンジン回転数の変化度合いがより大きい場合に、上述のように図3の場合と比べて、実エンジン回転数A2と仮想回転数B2との差の絶対値を大きくする。
実エンジン回転数の変化度合いがより大きい場合には、タコメータ34の針のイナーシャがより大きくなって、イナーシャフェーズ開始時の針の反転方向の変化がさらに鈍くなる。
本変形例においては、実エンジン回転数A2と仮想回転数B2との差の絶対値を実エンジン回転数A1と仮想回転数B1との差の絶対値よりも大きくするだけでなく、第1仮想回転数から第2仮想回転数に復帰する方向へ向けて変化を開始させ、復帰する方向へ向けての変化中による第2仮想回転数の変化度合いを一時的に大きくする。これにより、目標の第2仮想回転数に迅速に復帰させることができ、タコメータ34の針の応答性をより高くすることができる。
−効果−
以上より、本実施形態及びその変形例によれば、トルクフェーズにおける実エンジン回転数の変化度合いに応じて、イナーシャフェーズにおける仮想回転数に対するタコメータ34の針の応答性を高くなるように変更する。また、トルクフェーズにおける仮想回転数の変化度合いが大きいほど、イナーシャフェーズにおける傾きが大きくなるように制御するため、タコメータ34の針のイナーシャの影響を抑制することができるので、変速による素早いエンジン回転変化を期待するドライバを満足させることができる。
なお、本実施形態及びその変形例においては、車両の変速機構32に対する変速動作(シフト動作)を、ギア比の値が大きいギアから小さいギアにシフトする、いわゆるアップシフトの場合を説明したが、これとは逆に、ギア比の値が小さいギアから大きいギアにシフトする、いわゆるダウンシフトの場合も、図3及び図4に示すグラフの向きが反転するだけで、同様に実施することができる。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2に係る車両のエンジン回転数表示装置及びエンジン回転数表示方法について図面を参照しながら説明する。
実施形態2に係る車両のエンジン回転数表示装置は、図1に示す表示装置と同様である。実施形態1との相違点は、実施形態1では、イナーシャフェーズにおいて、実エンジン回転数に基づいた仮想回転数を用いてタコメータ34の動作を制御し、実施形態2では、イナーシャフェーズにおいて、実エンジン回転数によりタコメータ34の動作を制御する点である。
本実施形態に係る車両のエンジン回転数表示方法におけるフローチャート及びタイミングチャートについて図1、図5及び図6を参照しながら説明する。
図5は車両のエンジン回転数表示方法を表すフローチャートであり、図6はそのタイミングチャートである。
図5に示すように、まず、車両のイグニッションキーをオン状態とすると、ステップS21において、コントロールユニット10は、各種センサ21〜25等からそれぞれの信号を読み込む。
次に、ステップS22において、車速センサ24からの車速検出信号によって、車両が走行中か否かを判定する。本実施形態においては、例えば、車速検出信号が10km/h以上を示す場合を走行中と判定する。走行中でないと判定された場合は、ステップS32において、エンジン回転数センサ21からの実エンジン回転数信号に基づき、タコメータ34に対して非変速時に行う応答性が低い制御、すなわち、なまし量が大きい制御を行う。車両が走行中と判定された場合は、次のステップS23に進む。
次に、ステップS23において、変速機構32に対して変速指令が出力されたか否かを判定する。変速指令の有無は、アクセル操作又はマニュアル操作に従って、例えば、エンジン回転数センサ21、タービン回転数センサ22、アクセル開度センサ23、車速センサ24及びレンジセンサ25からの各出力信号のうちの少なくとも1つの信号によって判定することができる。ここで、変速指令が出力されていないと判定された場合は、ステップS32に進み、タコメータ34に対して応答性が低い制御を行う。また、変速指令が出力されていると判定された場合は、次のステップS24に進む。
次に、ステップS24において、変速機構32における変速中の2つのフェーズのうちのイナーシャフェーズが開始されたか否かを判定する。イナーシャフェーズが開始されていないと判定された場合、すなわち、トルクフェーズであると判定された場合は、ステップS25に進む。
次のステップS25において、図6に示すように、トルクフェーズにおける実エンジン回転数の変化度合い、すなわち、トルクフェーズにおけるグラフの傾き(変化率)を判定する。
次に、ステップS26において、判定されたグラフの変化度合いから、イナーシャフェーズの開始時のタコメータ34の応答性を高に、すなわち、なまし量を小に決定する。その後、ステップS24に戻る。
また、イナーシャフェーズが開始されたと判定された場合は、次のステップS27に進む。イナーシャフェーズが開始されたという判定は、例えば、エンジン回転数センサ21からのエンジン回転数検出信号が、変速後の目標回転数に向けて変化を開始したか否かによって行うことができる。
次に、ステップS27において、図6に示すように、変速時のタコメータ34に対する制御の応答性を、ステップ32で説明した低い応答性から、より高い応答性へ、すなわち、なまし量が大きい状態からなまし量が小さい応答性に変更する。具体的には、例えば、実エンジン回転数信号の8回分の平均値(移動平均)に代えて、実エンジン回転数信号の2回分又は3回分の平均値(移動平均)を用いる。トルクフェーズにおける実エンジン回転数の変化度合いが大きいほど、平均値(移動平均)が少ない回数となる。
次に、ステップS28において、所定時間が経過するまで待つ(ウェイト)。所定時間が経過したと判定された場合は、次のステップS29に進む。なお、一変形例として、図6に示すように、ループによる所定時間のウェイトに代えて、該所定時間だけウェイトするタイマを設定してもよい。
次に、ステップS29において、実エンジン回転数に対する応答性を、ステップ32で説明した低い応答性と、ステップ27で説明した高い応答性との間の中程度の応答性、すなわち、なまし量が小の状態からなまし量が中程度の応答性に変更する。具体的には、例えば、実エンジン回転数信号の2回分又は3回分の平均値(移動平均)に代えて、実エンジン回転数信号の5回分又は6回分の平均値(移動平均)を用いる。
次に、ステップS30において、変速機構32における変速動作が終了したか否かを判定する。変速動作が終了していないと判定された場合は、再度、ステップS30に戻る。すなわち、ステップS30においては、図6に示すように、変速が終了するまで待つ(ウェイト)。変速動作の終了は、タービン回転数センサ22からのタービン回転数検出信号、車速センサ24からの車速検出信号及び変速後のギヤ比から判定することができる。変速動作が終了したと判定された場合は、次のステップS31に進む。
次に、ステップS31において、エンジン回転数センサ21からの実エンジン回転数信号に基づき、タコメータ34に対して非変速時に行う応答性が低い制御、すなわち、なまし量が多い制御に復帰させる。
−効果−
以上より、本実施形態によれば、図6において、トルクフェーズからイナーシャフェーズに相転位した直後に、タコメータ34の実エンジン回転数に対する応答性を高くする。これにより、イナーシャフェーズ開始時のタコメータ34における回転変化方向の変化時(ここでは、上昇から下降)に、機械式のタコメータ34における針のイナーシャによる変化速度の遅れを抑制することができる。このため、タコメータ34の針の変化が鋭く変化して、ドライバの期待に応えることができる。
なお、本実施形態においては、車両の変速機構32に対する変速動作(シフト動作)を、ギア比の値が大きいギアから小さいギアにシフトする、いわゆるアップシフトの場合を説明したが、これとは逆に、ギア比の値が小さいギアから大きいギアにシフトする、いわゆるダウンシフトの場合も、図6に示す回転数のグラフの向きが反転するだけで、同様に実施することができる。
以上説明したように、本発明に係る車両のエンジン回転数表示装置及びその表示方法は、自動変速機における変速後のトルクフェーズからイナーシャフェーズへの相変化付近において、エンジン回転数表示装置の表示の応答性を高くすることが必要な用途等に適用することができる。
10 コントロールユニット(制御装置)
11 エンジンコントロールユニット
12 ATコントロールユニット
13 メータコントロールユニット
21 エンジン回転数センサ(エンジン回転数検出部)
22 タービン回転数センサ
23 アクセル開度センサ
24 車速センサ
25 レンジセンサ
31 エンジン
32 変速機構(自動変速機)
33 ロックアップクラッチ
34 タコメータ(エンジン回転数表示部)

Claims (4)

  1. エンジンと、
    前記エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配設される自動変速機と、
    前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出部と、
    前記エンジンの回転数を針で表示する針式のエンジン回転数表示部と、
    前記エンジン回転数検出部において検出された実エンジン回転数又は該実エンジン回転数には依存しない仮想回転数に基づいて前記エンジン回転数表示部を制御する制御装置と、
    を備えた車両のエンジン回転数表示装置であって、
    前記制御装置は、
    前記自動変速機の変速時に、トルクフェーズにおける前記実エンジン回転数の変化度合いを判定し、
    判定した前記実エンジン回転数の変化度合いから、前記トルクフェーズに続くイナーシャフェーズ開始時のエンジン回転数表示部における仮想回転数の変化度合いを決定し、
    記イナーシャフェーズでは、前記トルクフェーズで決定された仮想回転数の変化度合いが大きいほど、前記イナーシャフェーズにおける変化度合いが大きくなるように前記エンジン回転数表示部を制御する、
    ことを特徴とする車両のエンジン回転数表示装置。
  2. 前記イナーシャフェーズにおける仮想回転数は、イナーシャフェーズ判定時から所定時間だけ継続する第1仮想回転数と、該第1仮想回転数に続く第2仮想回転数とにより構成されており、
    前記制御装置は、前記トルクフェーズで決定された仮想回転数の変化度合いが大きいほど、前記第1仮想回転数の変化度合いを大きくする、
    ことを特徴とする請求項に記載の車両のエンジン回転数表示装置。
  3. 前記制御装置は、
    前記実エンジン回転数に基づいて前記エンジン回転数表示部を制御し、さらに、
    前記トルクフェーズにおける前記実エンジン回転数の変化度合いが大きいほど、前記イナーシャフェーズにおける前記実エンジン回転数に対するなまし量を小さくする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両のエンジン回転数表示装置。
  4. エンジンと、
    前記エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配設される自動変速機と、
    前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出部と、
    前記エンジンの回転数を針で表示する針式のエンジン回転数表示部と、
    前記エンジン回転数検出部において検出された実エンジン回転数又は該実エンジン回転数には依存しない仮想回転数に基づいて前記エンジン回転数表示部を制御する制御装置と、
    を備えた車両のエンジン回転数表示方法であって、
    前記制御装置は、
    前記自動変速機の変速時に、トルクフェーズにおける前記実エンジン回転数の変化度合いを判定し、
    判定した前記実エンジン回転数の変化度合いから、前記トルクフェーズに続くイナーシャフェーズ開始時のエンジン回転数表示部における仮想回転数の変化度合いを決定し、
    記イナーシャフェーズでは、前記トルクフェーズで決定された前記仮想回転数の変化度合いが大きいほど、前記イナーシャフェーズにおける変化度合いが大きくなるように前記エンジン回転数表示部の針の動作を制御する、
    ことを特徴とする車両のエンジン回転数表示方法。
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