JP6278795B2 - 船舶用自動操舵装置 - Google Patents

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本発明は、航路制御システムの船舶用自動操舵装置に関する。
船舶用自動操舵装置は、舵角を制御して参照方位に船首方位を追従させる方位制御システム(HCS:Heading Control System)と、舵角を制御して計画航路に船体位置を追従させる航路制御システム(TCS:Track Control System)とに分けられる。舵角が変更されると、船体はyaw角速度及びsway速度を生じるため、航路制御システムはこれらの運動を考慮して設計される。ここでyaw角速度は、これを積分した船首方位としてセンサに検出されるが、sway速度は通常検出されない未知量であり、且つこれを直接的に制御するアクチュエータを利用できない劣駆動量である。
また、船舶用自動操舵装置の対象船は船体が受ける風や船体の左右不釣り合いなどに起因してyaw角速度及びsway速度にオフセット成分を有し、これらのオフセット成分は船体モデルにおいて舵角成分に換算して、yaw舵角オフセットδor、sway舵角オフセットδovとして、それぞれ、yaw運動モデル、sway運動モデルに付与されて航路誤差を生じる。
また、航路制御に関連する技術として、状態推定器を方位誤差系を基礎とした方位制御系推定器と、航路誤差系を基礎とした航路制御系推定器とに分離して構成し、航路制御系推定器において、航路誤差系の状態量及び推定潮流ベクトルを推定する船舶用自動操舵装置が知られている(特許文献1参照)。
また、推定器が、方位制御系推定器と、航路制御系推定器と、対地座標系での潮流成分の推定を行う対地座標系潮流推定器とを備え、対地座標系潮流推定器が船首方位及び対地座標系における船体位置から参照方位を用いずに推定潮流ベクトルを推定する船舶用自動操舵装置が知られている(特許文献2参照)。
特開2009−248896号公報 特開2013−86745号公報
yaw舵角オフセットδorは、これを推定して相殺する修正量が命令舵角に加えられることによって、方位制御ループにより修正される。また、航路制御においては、未知のsway速度及びsway舵角オフセットδovによる航路誤差を修正する必要がある。外乱成分に起因する誤差対策は、1型サーボ系、すなわち航路誤差に積分制御する必要があるが、積分器は閉ループ特性に影響するために、制御システムの見直しが生じることにより、設計が煩雑となる問題がある。
本発明の実施形態は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、航路誤差に積分制御することなく、舵角オフセットに起因する航路誤差を低減することができる船舶用自動操舵装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本実施形態の船舶用自動操舵装置は、船体の参照方位及び参照位置を出力する軌道計画部と、センサで検出された船体の方位および位置から船体の方位と位置とを参照方位及び参照位置に追従させるべく命令舵角を出力するフィードバック制御部と、を備えた船舶用自動操舵装置において、フィードバック制御部は、方位誤差、航路誤差、潮流の推定を行う推定器と、方位制御ループを構成する方位制御系フィードバックゲイン器と、方位制御ループを含む航路制御ループを構成する航路制御系フィードバックゲイン器とを備え、推定器は、方位制御系フィードバックゲイン器へ修正量γを入力し、修正量γは、δor^をyaw舵角オフセットの推定値、Kpを比例ゲイン、vc^を潮流推定値、uをsurge速度、Kβoを斜航角オフセットゲインとして、

で表され、推定器は、航路誤差と斜航角オフセットゲインとの比例関係において航路誤差をゼロに収斂させる斜航角オフセットゲインを、yを航路誤差、iを更新回数、ΔKβoを航路誤差に対する斜航角オフセットゲインの変化量として、
で表される更新算法により、航路誤差が定常状態である場合に更新して求めることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、航路誤差に積分制御することなく、舵角オフセットに起因する航路誤差を低減することができる。
船舶用自動操舵装置と制御対象の全体のブロック図である。 フィードバック制御部の構成を示すブロック図である。 フィードバック制御部の詳細構成を示すブロック図である。 航路制御システムで用いる座標系を示す図である。 方位制御ループ及び航路制御ループを示すブロック図である。 航路誤差と斜航角オフセットゲインとの比例関係、及び航路誤差に対する斜航角オフセットゲインの変化量を示す図である。 定常状態判定処理の動作を示すフローチャートである。 βo修正なしの場合のシミュレーション結果を示す図である。 βo修正ありの場合のシミュレーション結果を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以降の説明において、各記号は、変数、修飾、添字として、以下の表のように定義される。
1.1 船舶用自動操舵装置の構成
まず、本発明の船舶用自動操舵装置を含むシステムについて説明する。図1は、船舶用自動操舵装置と制御対象の全体のブロック図である。図2は、フィードバック制御部の構成を示すブロック図である。図3は、フィードバック制御部の詳細構成を示すブロック図である。なお、図2及び図3においてδ^=δor^を意味するものとする。
図1に示すように、船舶用自動操舵装置1は、計画航路に船体位置を追跡させるために舵を制御する装置であり、軌道計画部11、軌道航路誤差演算部12、フィードバック制御部13、加算器14及び各パラメータを同定する図示しない同定器を備えている。誘導システム2から計画航路及びセンサ類4のスピードログからの船速U(正確には船体のsurge速度u)が軌道計画部11に入力され、軌道計画部12からは参照方位ψ、参照方位x、yといった参照信号及び変針中にはフィードフォワード舵角δFFが出力される。
船体3のセンサ類4は、船体3のsurge速度uを検出するスピードログ、船体3の船首方位ψを検出するジャイロコンパス、GPS等の衛星測位システム(GNSS)からの船体位置(x,y)を検出するGNSSセンサを含む。
軌道航路誤差演算部12には、船首方位ψ、船体位置(x,y)等のセンサ類4からの検出信号が入力され、軌道航路誤差演算部12は、参照方位ψ、参照方位x、yと、検出信号との比較を行い方位誤差ψ、航路誤差x,y等を出力する。
船舶用自動操舵装置1の閉ループ系は、船体モデルと外乱モデルとからなる制御対象と、フィードバック制御器13とから構成される。フィードバック制御器13は、図2に示すように、推定器131と制御系フィードバックゲイン器132とを備える。推定器131には、軌道誤差演算部12からの方位誤差ψ、航路誤差x、yが入力される。
推定器131は、図3に示すように、方位制御系推定器131A、航路制御系推定器131B、対地座標系潮流推定器131Cを備える。方位制御系推定器131Aは、方位誤差の推定を行い、外乱が除去された推定方位誤差ψ^、推定旋回角誤差r^といった方位に関する状態量の推定値を出力する。航路制御系推定器131Bは、横方向の推定航路誤差y^といった航路に関する状態量の推定値を出力する。対地座標潮流推定器131Cは、対地座標系での演算を行い、推定潮流ベクトルu^,v^といった潮流に関する推定値を出力する。
制御系フィードバックゲイン器132は、方位制御系フィードバックゲイン器132Aと航路制御系フィードバックゲイン器132Bとを備える。方位制御系フィードバックゲイン器132Aは、推定方位誤差ψ^、推定旋回角誤差r^に対してフィードバックゲインを掛ける。航路制御系フィードバックゲイン器132Bは、推定航路誤差y^に対してフィードバックゲインを掛ける。方位制御系フィードバックゲイン器132Aと航路制御系フィードバックゲイン器132Bによる結果が加算されてフィードバック舵角δFBが出力される。
船体3の操舵機は、上述した構成による船舶用自動操舵装置1による命令舵角δに比例した舵角を動かすため、船体3は、舵角によって旋回角速度を生じ、方位、位置が変化する。また旋回角速度の発生と共に、斜航角(横方向速度)が発生する。
2. 定式化
2.1 座標系
ここで、航路座標系について説明する。図4は、航路制御システムで用いる座標系を示す図である。
図4に示すように、航路制御システムで用いる座標系は、対地座標系(局地水平座標系)O−XYとボディ座標系G−Xからなり、いずれも右手系3軸直交座標系である。座標系においてZ軸は重力方向を正とし、回転極性は右ねじ方向を正とする。なお、座標系はX軸、Y軸の2次元を用いるため、図3においてZ軸は省略される。また、対地座標系はX軸を北向きにとり、ボディ座標系はX軸を船首方位にとる。また、図3において、uはsurge速度、vはsway速度、rは旋回角速度、ψは船首方位、u,vは対水速度、βは斜航角を示す。
2.2 船体モデルと制御システム
次に、船体モデルと制御システムについて説明する。図5は、方位制御ループ及び航路制御ループを示すブロック図である。
図5に示すように、上述した船舶用自動操舵装置1による制御システムにおいて、航路制御ループは方位制御ループを含む構成をもつ。なお、図5において、簡単化のため、設定方位ψと設定航路yをゼロにおく。船体モデルを次式と定める。
ここで、K:旋回力ゲイン、K:横流れゲイン、T,Tr3,T=T,Tv3=0:時定数。潮流成分は対地座標で
に定める。
方位誤差と航路誤差を導出する。図5から、
になる。ここで、F(s)=Ks+K,K:微分ゲイン、K:比例ゲイン、K:航路ゲイン。(5),(6)式より
になる。ここで

(9),(10)式より
になる。(5),(8),(7)式より
になる。ここで
よって、方位は、
になる。航路は上式を(12)式に代入すると
になる。ここで
これより、航路誤差y=y−yを(17)式から求めると
になる。ここでv(0)=K(δov(0)−δor(0))。よって、航路誤差はδor(0),δov(0),vc(0)に起因する。方位誤差ψ=ψ−ψは上式と(16)式から

になる。方位誤差は修正量γに影響されないため、本実施の形態においては、航路誤差をゼロに収斂させる修正量γを求める。
3. 潮流推定の誤差
潮流推定は舵角オフセットに起因する推定誤差を生じる。sway船体モデルとその推定モデルはsway舵角オフセットδovの有無の違いにより、それぞれ、
になる。推定モデルは未知のδovによる誤差を生じる。潮流推定は対地座標系において、

として構成する。ここでK:推定ゲイン。sway速度及び潮流推定の定常値を求めると、

になる。ここでδc∞=−δor^。よって、潮流推定の定常値は、
になり、潮流推定値はsway速度成分差またはδovにより誤差を生じる。潮流推定成分を参照座標成分に変換すると、
になる。数値例を示すと、K=−2.67m/s,δov=δov^=1degのとき、推定誤差vcRe=Kδov=−0.047m/sを生じる。
4. 修正方法
次に、修正量γの修正方法について説明する。
4.1 更新算法
まず、推定器131から制御系フィードバックゲイン器132、具体的には方位制御系フィードバックゲイン器132Aへ入力される、(19)式の航路誤差yをゼロに収束させる修正量を

と定める。ここで、第1項が方位制御の舵角オフセット修正、第2項が航路制御の潮流修正、第3項が航路制御の舵角オフセット修正、また、Kβo:斜航角オフセットゲイン。
このように修正量γを定め、航路制御の舵角オフセット修正に関する第3項において横流れオフセットゲインKvoに代わってKβo=Kvo÷uを用いることによって、surge速度uの変数を削減する効果がある。上式を(19)式に代入すると、
になる。
上式の第1項は相殺されゼロとなるが、第2項は潮流推定の誤差によりゼロにならない。よって、本実施の形態においては、第2項、第3項の未知のδovに起因する誤差を修正するため、利用できる変数y,δor^,K,Kからyをゼロに収斂させるKβoを求める。以下、このようなKβoの求め方について説明する。図6は、航路誤差と斜航角オフセットゲインとの比例関係、及び航路誤差に対する斜航角オフセットゲインの変化量を示す図である。
上式の定常状態(この定常状態については後述する)において、図6に示すように航路誤差yと斜航角オフセットゲインKβoとの比例関係は、
が成り立つと仮定する。ここでi:更新回数。
βoは直接的に求まらないが、更新算法によって求める。この更新算法を
と定める。
このように、本実施の形態によれば、yに対する変化量ΔKβoを求めてKβoを累積し求める。これは1次差分積分(Euler積分)と等価である。航路誤差に積分器を挿入すると閉ループ特性に影響するため、設計者は積分時定数に注意して設計する必要がある。これに対し、上述の方法によれば、定常状態で閉ループ系に一定値(ステップ応答)で作用するので閉ループ特性への影響を低減することができる。
4.2 定常状態の判定方法
次に、上述した更新算法における定常状態の判定方法について説明する。
航路誤差の定常状態とは、航路誤差の変化が緩慢になった状態を意味する。また、航路誤差は、誘導システム2からの計画航路とGNSSセンサからの船体位置とに基づいて求められる。このGNSSセンサは分解能を持ち、例えば、分解能が0.01arcminならば約18.6mになり、船体位置の変化がそれ以下の場合、GNSSセンサから出力は変化しない。この出力が変化しない場合、航路誤差もまた変化しないため、航路誤差は分解能の影響を受ける。そこで、本実施の形態に係る船舶用自動操舵装置1は、以下に説明する方法により航路誤差に含まれる分解能成分を打ち消す。図7は、定常状態判定処理の動作を示すフローチャートである。なお、この定常状態判定処理は512秒毎に行われるものとする。また、図7の説明において、添え字は、平均値を示すものとする。
まず、図7に示すように、推定器131は、図1に図示しないメモリに時系列データとして蓄積された512秒間の航路誤差から1秒毎に512個の航路誤差yei,i=1〜512を取得する(S101)。次に、推定器131は、航路誤差yei,i=1〜512を64秒の時間幅で時系列順に8分割して、それぞれが64個の航路誤差データを持つ航路誤差dyej,j=1〜8とし(S102)、分割された航路誤差dyej,j=1〜8のそれぞれについてその平均値dyej,j=1〜8 を求める(S103)。次に、推定器131は、求めた平均値dyej,j=1〜8のうち、その最大値maxdye ,最小値mindye 及び、両者の差Δdye =maxdye −mindye を求め(S104)、Δdye が閾値set=5mより小さいか否かを判定する(S105)。
Δdye が、閾値setより小さい場合(S105,YES)、推定器131は、512秒間の航路誤差yei,i=1〜512の平均値y を求め(S106)、この平均値y が、過度の更新処理を防止するための閾値sety=0.01mより小さいか否かを判定する(S107)
平均値y が閾値setyより小さい場合(S107,YES)、推定器131は、yaw舵角オフセット推定値δoh^が、割り算による数値の増大を防止するための閾値setδ=0.001degより小さいか否かを判定する(S108)。なお、この判定においては、yaw舵角オフセット推定値δoh^の代わりに、512秒間に1秒毎に取得された命令舵角δci,i=1〜512の平均値δ を用いても良い。
yaw舵角オフセット推定値δoh^が閾値setδより小さい場合(S108,YES)、推定器131は、上述した更新算法により斜航角オフセットゲインKβoを更新する(S109)。
一方、yaw舵角オフセット推定値δoh^が閾値setδ以上である場合(S108,NO)、推定器131は、斜航角オフセットゲインKβoの更新を行わずに定常状態判定処理を終了する。
また、ステップS107において、平均値y が閾値sety以上である場合(S107,NO)、推定器131は、斜航角オフセットゲインKβoの更新を行わずに定常状態判定処理を終了する。
また、ステップS105において、Δdye が、閾値set以上である場合(S105,NO)、推定器131は、斜航角オフセットゲインKβoの更新を行わずに定常状態判定処理を終了する。
上述したように、斜航角オフセットゲインKβoの更新は、Δdye が閾値setより小さい場合に行われ、さらに、平均値y が閾値setyより小さく、且つyaw舵角オフセット推定値δoh^が閾値setδより小さい場合に行われる。
5. 効果の検証
上述した更新算法による斜航角オフセットゲインKβoの更新の効果をシミュレーションによって確認する。図8は、Kβo修正なしの場合のシミュレーション結果を示す図である。図9は、Kβo修正ありの場合のシミュレーション結果を示す図である。
条件:K=1.5,K=0.00197m/s,K=−2.67m/s,u=10kn=5.144m/s,u(0)=v(0)=0m/s,δor(0)=δov=3degのとき
この場合の航路誤差yと斜航角オフセットゲインKβoの更新履歴を以下の表に示す。
上述した条件において、更新回数に比例してyが減少し、Kβo=−K÷uが一定値2.67÷5.14=0.519に収斂する。yは、(31)式より

になり、図8,9に示す結果とほぼ等しい。よって、本実施の形態に示した更新算法は有効である。
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 船舶用自動操舵装置
11 軌道計画部
13 フィードバック制御部
131 推定器
132 制御系フィードバックゲイン器
132A 方位制御系フィードバックゲイン器
132B 航路制御系フィードバックゲイン器

Claims (4)

  1. 船体の参照方位及び参照位置を出力する軌道計画部と、センサで検出された船体の方位および位置から船体の方位と位置とを参照方位及び参照位置に追従させるべく命令舵角を出力するフィードバック制御部と、を備えた船舶用自動操舵装置において、
    前記フィードバック制御部は、方位誤差、航路誤差、潮流の推定を行う推定器と、方位制御ループを構成する方位制御系フィードバックゲイン器と、前記方位制御ループを含む航路制御ループを構成する航路制御系フィードバックゲイン器とを備え、
    前記推定器は、前記方位制御系フィードバックゲイン器へ修正量γを入力し、
    該修正量γは、δor^をyaw舵角オフセットの推定値、Kpを比例ゲイン、vc^を潮流推定値、uをsurge速度、Kβoを斜航角オフセットゲインとして、
    で表され、
    前記推定器は、航路誤差と斜航角オフセットゲインとの比例関係において航路誤差をゼロに収斂させる斜航角オフセットゲインを、yeを航路誤差、iを更新回数、ΔKβoを航路誤差に対する斜航角オフセットゲインの変化量として、
    で表される更新算法により、航路誤差が定常状態である場合に更新して求めることを特徴とする船舶用自動操舵装置。
  2. 前記推定器は、航路誤差を所定時間毎に第1時間幅で取得し、該第1時間幅を時系列順に複数に分割する第2時間幅それぞれにおける航路誤差の平均値を算出し、算出した平均値の最大値と最小値との差を算出し、該差が第1閾値より小さい場合、航路誤差が定常状態であると判定することを特徴とする請求項1に記載の船舶用自動操舵装置。
  3. 前記推定器は、前記差が前記第1閾値より小さい場合に前記第1時間幅で取得された航路誤差の平均値を算出し、該平均値が第2閾値より小さい場合、航路誤差が定常状態であると判定することを特徴とする請求項2に記載の船舶用自動操舵装置。
  4. 前記推定器は、更に、yaw舵角オフセット推定値が第3閾値より小さい場合、航路誤差が定常状態であると判定すること特徴とする請求項2または3に記載の船舶用自動操舵装置。
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