JP2008230484A - 自動操舵装置および自動操舵方法 - Google Patents

自動操舵装置および自動操舵方法 Download PDF

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JP2008230484A JP2007075051A JP2007075051A JP2008230484A JP 2008230484 A JP2008230484 A JP 2008230484A JP 2007075051 A JP2007075051 A JP 2007075051A JP 2007075051 A JP2007075051 A JP 2007075051A JP 2008230484 A JP2008230484 A JP 2008230484A
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Abstract

【課題】制御型自己回帰モデルを用いて針路偏差を抑制するように制御する自動操舵装置において、高精度の自動操舵を可能にする。
【解決手段】第1の手段として、(方位角検出手段)2から得られるターンレート22を針路偏差補正6に加味して最適操舵量を算出し、その最適操舵量に基づいて舵角を制御する。また、第2の手段として、設定針路から所定角度ずらした仮想設定針路を設定し、その仮想設定針路に対する実際の航跡の差である針路偏差を計測し、その針路偏差から針路偏差オフセット値を算出し、その針路偏差オフセット値に基づいて最適操舵量を算出し、その最適操舵量に基づいて舵角を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動操舵装置に関し、特に針路偏差補正機能を有する自動操舵装置および方法に関する。
下記特許文献1には、船舶の制御モデルとして制御型自己回帰モデルを用いた減揺装置が開示されている。この減揺装置は、過去の測定データである舵角(制御量)並びに針路偏差(被制御量)および横揺角速度(被制御量)を制御型自己回帰モデルに代入することにより目標方位および目標横揺角速度(0rad/sec)を実現し得る最適制御ゲインを予測し、該最適制御ゲインに基づいて最適舵角を算出するものである。このような減揺装置によれば、針路偏差を十分に抑制した状態で船舶体の横揺れを大幅に減少させることができる。なお、以下の説明では、上述した制御型自己回帰モデルを自己回帰モデルと略記する。
ところで、前記減揺装置Eは予め構築された固定的な自己回帰モデルを用いるため、船舶体に外乱として作用する風や波等の長期的な特性変化に対して十分な性能を有しない。このような事情から、航行中に自己回帰モデルを更新しつつ最適制御ゲインを求める適応型の減揺装置Eが提案されている。この適応型減揺装置は、隣接する2つの一定期間(バッチ区間)について、最初のバッチ期間1の測定データに対して現行の自己回帰モデルをあてはめ、またつぎのバッチ区間2の測定データに対しては別の自己回帰モデルをあてはめる。そして、バッチ期間1の測定データとバッチ区間2の測定データとの同質/異質をMAICE法に基づいて比較検討し、異質である場合は自己回帰モデルを破棄して自己回帰モデルを採用し、同質である場合には、自己回帰モデルと自己回帰モデルとを併合して得られた自己回帰モデルを採用する。
しかしながら、前記適応型減揺装置では、バッチ期間1の測定データとバッチ区間2の測定データと同質である場合に採用する自己回帰モデルを計算上求めることができない場合がある。したがって、従来の適応型減揺装置は、実用上極めて重大な問題を含んでいた。
この対策として、下記特許文献2により、実用的な外乱適応型減揺機能を実現する技術が開示されている。すなわち、被制御変数を船舶体の横揺れ角速度および針路偏差とすると共に操作変数を舵角とする制御型自己回帰モデルにおける運動特性行列を固定値として予め記憶し、所定周期の各時刻について時々刻々と取得される船舶体の横揺れ角速度、方位角および舵角に関する各測定値並びに目標方位角および前記運動特性行列を制御型自己回帰モデルに適用することにより、各時刻における外乱の推定値を算出し、複数の時刻からなる各バッチ区間の各推定値に対して局所定常過程に対するOzaki-Tong法を適用することにより各バッチ区間に対して最適な外乱自己回帰モデルを順つぎ当てはめ、外乱自己回帰モデルに基づく外乱適応制御型自己回帰モデルによって船舶体の横揺れおよび針路偏差を抑制する最適操舵量を算出し舵を制御するというものである。
特開平4−321485号公報 特許第3751239号公報(特開2003−104291号公報)
さらに、前記特許文献2の技術でも、つぎの問題点があった。
1.指令舵角を算出する際に、針路偏差のみを利用しており、一定方向からの外乱要素であるターンレートを利用していない。いわば、PID制御においてDゲイン(微分項)がないことに等しい。
2.船舶が設定針路から離れるターンレートが発生する場合は、針路偏差のみで指令舵角を算出するので旋回を止めるための操舵量(操舵角)が不足する。したがって、設定針路から離れた船舶が設定針路に戻るのに時間がかかる。
3.船舶が設定針路から近づくターンレートが発生して旋回する場合は、針路偏差がなくなるまで設定針路に近づくように指令舵角を出力する。この時、旋回するターンレートがなくならないので、オーバーシュートが大きくなる(図4参照)。
4.制御型自己回帰モデルを使用する自動操舵装置では、指令舵角計算に、いわゆるPID制御の積分項がない。そのため一定方向から外乱を受けるターンレートがある場合、船舶は一定の針路偏差を持って蛇行(ハンチング)する。このハンチングを解消できるように針路偏差を算出する時、針路偏差を積分して補正を行なう。しかし、針路偏差に積分値を入れると大きな舵角で操舵しなければならなくなるという欠点がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、針路偏差補正値を算出し、その算出された針路偏差補正値を針路偏差に加えることにより自動操舵の精度を上げることを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る自動操舵装置は、設定針路に対する方位角の針路偏差を被制御変数とし舵角を操作変数とする制御型自己回帰モデルを用いて前記針路偏差を抑制するように制御する自動操舵装置において、方位角検出手段から得られるターンレートを針路偏差補正に加味して最適操舵量を算出し、該最適操舵量基づいて舵角を制御することを特徴とする。
本発明に係る自動操舵装置によれば、制御型自己回帰モデルを用いて針路偏差を抑制するように制御する自動操舵装置において、針路偏差のみを用いて指令舵角の算出した場合、Dゲイン(微分項)を省略したPID制御に相当するため低精度であったところ、方位角検出手段から得られるターンレートを針路偏差補正に加味して最適操舵量を算出し、該最適操舵量に基づいて舵角を制御することが可能になった。このようにしたから、ターンレートまで加味して算出された針路偏差補正値を、針路偏差に加えることによって高精度の自動操舵が可能となる。
より具体的には、船舶が設定針路から離れる方向にターンレートが発生して旋回した場合にも、適切な操舵角が算出できるので、船舶が設定針路から離れてから戻るまでの時間を短縮することが可能となる。
また、船舶が設定針路へ近づく方向にターンレートが発生して旋回した場合にも、オーバーシュートをなくすことが可能となる。
また、本発明に係る自動操舵装置は、入力された指令舵角信号により操舵すると共に実舵角信号を出力する舵取機と、船舶の方位角を検出して方位信号を出力する方位角検出手段と、前記船舶の航行する針路を設定して針路設定信号を出力する針路設定手段と、前記針路設定信号と前記方位信号を入力して両者の差である針路偏差信号を出力する比較器と、前記針路偏差信号を用いると共に前記実舵角信号と前記指令舵角信号のバランスを得るように動作する最適コントローラと、を備えた自動操舵する自動操舵装置において、前記比較器と前記最適コントローラの間に針路偏差補正手段を介挿し、前記船舶に対する一定方向からの外乱によるターンレートを前記方位角検出手段から検出し、前記針路偏差補正手段は前記ターンレートを用いて生成した新針路偏差信号を前記最適コントローラへ入力することを特徴とする。
本発明に係る自動操舵装置によれば、まず、針路設定手段が船舶の航行する針路を設定するように針路設定信号を出力する。その他の機能部はつぎのように動作する。
方位角検出手段が船舶の方位角を検出して方位信号を出力する。
比較器が針路設定信号と方位信号を入力して両者の差である針路偏差信号を出力する。
方位角検出手段は船舶に対する一定方向からの外乱によるターンレートを検出する。
比較器と最適コントローラの間に介挿された針路偏差補正手段は、ターンレートを用いて生成した新針路偏差信号を最適コントローラへ入力する。
最適コントローラは針路偏差信号を用いると共に実舵角信号と指令舵角信号のバランスを得るように動作する。
舵取機は入力された指令舵角信号により操舵すると共に実舵角信号を出力する。
各機能部の動作により、ターンレートまで加味して算出された針路偏差補正値を針路偏差に加える制御が実行されて高精度の自動操舵が可能となる。
また、本発明に係る自動操舵装置は、設定針路に対する方位角の針路偏差を被制御変数とし舵角を操作変数とする制御型自己回帰モデルを用いて前記針路偏差を抑制するように制御する自動操舵装置において、前記設定針路に対する針路偏差の所定時間における平均値を針路偏差オフセット値として算出し、前記設定針路から前記針路偏差オフセット値だけずらした仮想設定針路を設定し、前記仮想設定針路に対する針路偏差を所定周期ごとに再計測して針路偏差オフセット値を更新し、前記更新された針路偏差オフセット値と前記仮想設定針路とに基づいて最適操舵量を算出し、該最適操舵量に基づいて舵角を制御することを特徴とする。
本発明に係る自動操舵装置によれば、つぎの手順で舵角を制御する。
(1)一定方向から外乱を受けると、ある範囲の針路偏差を持って蛇行する。
(2)所定時間の針路偏差の平均(針路偏差オフセット値)を計算する。
(3)設定針路から針路偏差オフセット値だけずらした仮想設定針路を設定する。
(4)船舶は仮想設定針路上を蛇行しながら航行したものとして説明することも可能である。
(5)針路偏差オフセット補正値(=針路偏差オフセット値)を、設定針路に対して外乱に対抗する方向に加えて仮想設定針路と定義する。この仮想設定針路は、針路偏差オフセット値の角度分だけ、外乱に対抗する方向に回転させたことに等しい。
(6)仮想設定針路に対する針路偏差を所定周期ごとに再計測して針路偏差オフセット値を更新する。
(7)更新された針路偏差オフセット値に基づいて最適操舵量を算出し、その最適操舵量に基づいて舵角を制御する。
また、本発明に係る自動操舵方法は、設定針路に対する方位角の針路偏差を被制御変数とし舵角を操作変数とする制御型自己回帰モデルを用いて前記針路偏差を抑制するように制御する自動操舵方法において、設定針路に針路偏差オフセット値を加えて修正設定針路を算出する修正設定針路算出ステップと、方位角と修正設定針路の差により針路偏差を算出する針路偏差算出ステップと、針路偏差オフセット値を算出するオフセット算出ステップと、ターンレートに対するゲインにターンレートを乗じてターンレートによる修正値を算出するターンレート修正ステップと、針路偏差オフセット値と針路偏差修正値とターンレートによる修正値を加えて針路偏差修正値を算出する針路偏差修正値算出ステップと、前記針路偏差修正値算出ステップにより算出された針路偏差修正値を用いて前記舵取機を制御することを特徴とする。
本発明に係る自動操舵方法によれば、まず、設定針路に針路偏差オフセット値を加えて修正設定針路を算出する。ついで、方位角と修正設定針路の差により針路偏差を算出する。ついで、針路偏差オフセット値を算出する。ついで、ターンレートに対するゲインにターンレートを乗じてターンレートによる修正値を算出する。ついで、針路偏差オフセット値と針路偏差修正値とターンレートによる修正値を加えて針路偏差修正値を算出する。そして、算出された針路偏差修正値を用いて舵取機を制御する。
このような自動操舵方法によれば、制御型自己回帰モデルを使用する自動操舵方法において、PID制御による指令舵角計算から積分項を省略した時、ターンレートによって生ずる蛇行(ハンチング)を解消するために、針路偏差を積分して補正により針路偏差を計算した場合の新たな欠点、すなわち操舵角を大きくすることが必要になるという欠点まで解消することができる。このことにより、船舶は設定針路上を航行できるようになる。
本発明によれば、一定方向から外乱を受けるターンレートまで加味して算出された針路偏差補正値を針路偏差に加えることにより自動操舵の精度を上げる効果が得られる。
1.針路偏差のみを用いて指令舵角の算出した場合、Dゲイン(微分項)を省略したPID制御に相当するため低精度であったところを、ターンレートまで加味することにより高精度の自動操舵が可能となる。
2.針路偏差のみを用いて指令舵角を算出した場合、船舶が設定針路から離れる方向にターンレートが発生して旋回した場合、大きな操舵角は算出されず速やかな航路修正が困難であったところを、ターンレートまで加味すれば適切な操舵角が算出できるので、船舶が設定針路から離れてから戻るまでの時間を短縮することが可能となる。
3.針路偏差のみを用いて指令舵角を算出した場合、船舶が設定針路へ近づく方向にターンレートが発生して旋回した場合、針路偏差がなくなるまで設定針路に近づくように指令舵角を出力するので、旋回するターンレートがなくならない限りオーバーシュートが大きく発生したところを、ターンレートまで加味すれば適切な操舵角が算出できるので、オーバーシュートをなくすことが可能となる。
4.制御型自己回帰モデルを使用する自動操舵装置では、PID制御による指令舵角計算に積分項がなければターンレートで蛇行(ハンチング)し、逆にハンチングを解消するため針路偏差を積分して補正する針路偏差の計算によれば、操舵角を大きくしなければならないというジレンマを解消することができる。このため、船舶は設定針路上を航行できるようになる。
以下、図面を参照して、本発明の最良の実施形態について、構成と動作を適宜織り交ぜて説明する。なお、各図に亘って同一機能には同一符号を付して説明の重複を避ける。
図1は、本発明の実施形態(本実施形態)に係る自動操舵装置(以下、「本装置」ともいう)E′の基礎概念を示す機能ブロック図である。なお、機能ブロック図であるため、図示する構成要素が必ずしも物であるとは限らず、図示せぬコンピュータのハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせ等により実現される機能等も含んでいる。図1に示すように、本装置E′は船舶10に装備され、針路設定手段(以下、「設定針路」ともいう)1と、ジャイロコンパス2と、最適コントローラ3と、舵取機4と、比較器5により構成されている。また、図1の船舶10は、例えば北北東5m/secの風・波浪(以下、「外乱」ともいう)7の環境で設定針路1を北に保ちたい状況を例示している。
ここで、本装置E′の基礎的動作原理であるPID制御に関して説明する。PID制御とは、フィードバック制御の一種であり、入力値の制御を出力値と目標値との偏差、その積分、および微分の3つの要素によって行う制御技術のことである。このPID制御は、フィードバック制御の基礎ともなっており、様々な制御手法が開発・提案され続け、産業界では主力とされる制御手法である。
なお、基本的なフィードバック制御として比例制御(P制御)がある。これは入力値を出力値と目標値の偏差の一つぎ関数として制御するものである。PID制御では、この偏差に比例して入力値を変化させる動作を比例動作あるいはP(Proportional)動作という。また、比例動作に用いる定数は比例ゲインと呼ばれる。比例制御においては比例ゲインを変えない限り、出力値に対して入力値は常に決まっている。
図1において針路設定手段1は、船舶10の航路等に沿って設定される針路を意味する針路設定信号11を出力して比較器5へ入力する。ジャイロコンパス2は方位検出手段(同一符号2)であり実際に船舶10の船首が向いている方角を検出しジャイロ方位信号(以下、「方位信号」または「方位」ともいう)21を出力して比較器5へ入力する。比較器5へ入力された針路設定信号11と、同様に入力されたジャイロ方位信号21を比較し、それらの差である針路偏差信号(以下、「針路偏差」ともいう)51を出力して最適コントローラ3へ入力する。最適コントローラ3は指令舵角信号31を出力して舵取機4へ入力する。舵取機4は実舵角信号41を出力して最適コントローラ3へフィードバック入力する。最適コントローラ3では実舵角信号41と指令舵角信号31のバランスを得るように動作する。
本装置E′は設定針路1に対する方位角21の針路偏差51を被制御変数とし舵角を操作変数とする制御型自己回帰モデルを用いて針路偏差51を抑制するように制御する自動操舵するものである。本装置E′は、方位角検出手段2から得られるターンレート22を針路偏差補正51に加味して最適操舵量を算出し、その最適操舵量に基づいて舵角を制御する。
ここで、一定方向からの外乱7によるターンレート22を含めて説明する。
図2は本実施形態に係る自動操舵装置Eの構成を示すブロック図である。図2に示すように、自動操舵装置Eは、図1に示した自動操舵装置E′に対し、ターンレート22への対応策を講じたものである。すなわち、自動操舵装置E′における比較器5と最適コントローラ3の間に針路偏差補正手段6を介挿し、針路偏差補正手段6へはジャイロコンパス2より検出されたターンレート22が入力される。この針路偏差補正手段6は、針路偏差信号51にターンレート22を加味した新針路偏差信号61を出力して最適コントローラ3へ入力する。
しかし、実際に制御を行う場合、同じ出力値に対しても周囲の環境などによって入力値を変えなければならないことがある。例えば本装置Eの針路を北に保ちたい時、北北東の風が5m/sの時と、15m/sの場合では指令舵角31を変えなければならない。いま、15m/sの状況下で、5m/sの時に用いた比例ゲインの値を使用して比例制御を行うと、設定針路1を維持することはできない。このようにして生じる出力値と目標値との偏差を残留偏差またはオフセットという。
しかながら、周囲の環境が変わるたびに残留偏差をなくすため、最適の比例ゲインを決定しなおすのは難しい。そこで制御型自己回帰モデル、すなわち制御数式モデルにおける2つ目の項を付け加える。この項は残留偏差が存在する場合、その偏差が継続している時間に比例して入力値を変化させる動作をする。つまり偏差のある状態が長い時間続けばそれだけ入力値の変化を大きくして目標値に近づけようとする役目を果たす。この偏差の積分に比例して入力値を変化させる動作を積分動作あるいはI(Integral)動作という。前記のように比例動作と積分動作を組み合わせた制御方法はPI制御という。
図3は本実施形態に係る自動操舵装置Eにおけるターンレート22関連の動作説明図である。図3に示すように、船舶10は針路1に対し、方位21に船首を向けて航行中である。この時、針路偏差51とされていたところを、右舷方向(STARBOARD)に発生したターンレート22を考慮した針路偏差補正手段6(図2)により新針路偏差61を加えた針路偏差補正値62を設定する。
図4は本実施形態に係る自動操舵装置Eの効果をシミュレーション検証した短時間推移特性図であり、(a)針路偏差の特性図、(b)指令舵角の特性図である。図4(a)において、横軸は400秒までの時間軸、縦軸はプラス1.2(deg)およびマイナス0.4(deg)の範囲を示す針路偏差の特性を示すグラフである。図4(a)に示すように、ターンレート制御しなかった場合の特性Aは大きくハンチングしているのに対し、ターンレート制御した場合の特性Bは速やかに針路偏差ゼロへと収束していることがシミュレーション検証された。
図4(b)において、横軸は400秒までの時間軸、縦軸はプラス1.2(deg)およびマイナス0.4(deg)の範囲を示す指令舵角の特性を示すグラフである。図4(b)に示すように、ターンレート制御しなかった場合の特性Cも大きくハンチングしているのに対し、ターンレート制御した場合の特性Dは速やかに指令舵角ゼロへと収束していることがシミュレーション検証された。
ここで、PID制御におけるオーバーシュートに関して説明する。積分動作に用いる定数は積分ゲインと呼ばれる。また積分時間はある一定の大きさのオフセットが継続した時にP動作とI動作の項が同じになるのに要する時間である。積分時間が小さいほどI動作の寄与が大きくなり残留偏差の矯正が迅速に行われるが、小さすぎると目標値を行き過ぎたり(オーバーシュート)、目標値の前後を出力値が振動したり(ハンチング)する現象を起こすことがある。
一方、天候の急変等による周囲の環境が変化したり、大型の船舶10において満載重量と空荷状態の変化する等により制御対象に撹乱が加わったりすることで、出力値が急に変動することがある。このような場合にもPI制御は出力値を目標値に常に近づけようとする。しかし、I動作はある程度時間が経過しないと働かないため、どうしても出力値を目標値に戻すために時間がかかる。具体的には、大型の船舶10はいっそう旋回が遅くなることを意味している。
そこで、急激な出力値の変化が起こった場合、その変化の大きさに比例した入力を行うことで、その変化に抗しようとする制御機能を果たす。この偏差の微分に比例して入力値を変化させる動作を微分動作あるいはD(Derivative)動作という。前記のように比例動作、積分動作、微分動作を組み合わせた制御方法をPID制御というのである。
また、微分動作に用いる定数は微分ゲインと呼ばれる。この微分時間はある一定の変化率の出力値の変動が継続した時に、P動作とD動作の項が同じになるまでに要する時間である。微分時間が大きいほどD動作の寄与が大きくなり変動へ対処が迅速に行われるが、大きすぎると今度は逆方向へ変動したりすることになり制御が不安定になる。
PID制御において適切な比例ゲイン、積分ゲイン(または積分時間)、微分ゲイン(または微分時間)を決定するには制御対象の入力に対する応答を調べておく必要がある。このためには入力値を階段状に変動させた時に出力値が応答しはじめるまでに要する時間(無駄時間)、応答しはじめてからの変化の速度(時定数)、入力値の変化量と出力値の変化量の比(プロセスゲイン)などを測定し、その値から設定する方法がある。無駄時間が長く時定数が小さい(応答開始に時間がかかるが、応答がはじまると急激に変化する)制御対象にはPID制御は不向きである。このようなわけで、満載状態と空荷状態で重量に大きな差がある大型の船舶10へのPID制御には相当の工夫を要するのである。
図5は本実施形態に係る自動操舵装置Eにおける針路偏差オフセット補正の説明図である。図5に示すように、本装置Eは、設定針路1に対する方位角φ,φ,φ,φの針路偏差θ,θ,θ,θを被制御変数とし舵角を操作変数とする制御型自己回帰モデルを用いて針路偏差θ〜θを抑制するように制御して自動操舵する。このことを、図5に沿って説明する。
(1)一定方向から外乱7を受けると、図5(a)の下半分に示すように、ある範囲の針路偏差θ〜θを持って蛇行する。
(2)300秒間の針路偏差θ〜θの平均(針路偏差オフセット値θ)を計算する。
(3)針路偏差オフセットは、図5(b)の破線矢印8が示す方位になる。
(4)船舶10は破線矢印8の延長線上を蛇行しながら航行したものとして説明することも可能である。
(5)図5(a)の上半分に示すように、針路偏差オフセット補正値θ(=針路偏差オフセット値θ)を、設定針路1に対する反時計方向に加えて仮想設定針路1′と定義する。この仮想設定針路1′は、図5(b)に示した図を針路偏差オフセットの角度θ分だけ、反時計方向に回転させたことに等しい。
(6)仮想設定針路1′に対する針路偏差θ〜θを所定周期300秒ごとに再計測して針路偏差オフセット値を更新する。
(7)更新された針路偏差オフセット値θに基づいて最適操舵量を算出し、その最適操舵量に基づいて舵角を制御する。
要するに、船舶10は、外乱7である風に対抗するように、300秒間の針路偏差θ〜θの平均である針路偏差オフセット値θだけ船首を風上に向けて補正した仮想設定針路1′を設定すれば、設定針路1を安定確保して航行することが可能となる。なお、実際の針路偏差オフセットは0.1〜2.0度程度である。
このように、設定針路1から所定の角度θ、すなわち、針路偏差オフセット補正値θ分だけずらした仮想設定針路1′を設定する。そして、仮想設定針路1′に対する実際の航跡の差である針路偏差θ〜θを計測する。この針路偏差θ〜θから針路偏差オフセット値θを再び算出する。再計算された針路偏差オフセット値θに基づいて最適操舵量を算出し、その最適操舵量に基づいて舵角を制御する。
制御型自己回帰モデルを使用する自動操舵装置Eでは、指令舵角の計算に、いわゆるPID制御の積分項がない。そのため一定方向から外乱7を受けると、船舶10は一定の針路偏差を持って蛇行(ハンチング)する。この問題を解決するために、針路偏差θ〜θを算出する時に、針路偏差θ〜θを積分して補正を行なう。しかし、針路偏差θ〜θに積分値を入れると、大きな舵角で操舵しなければならなくなるという欠点がある。
制御型自己回帰モデルを使用する本装置Eでは、一定方向から外乱7を受けると、船舶10は設定針路1から一定の針路偏差θ〜θを持って蛇行する。そこで、針路偏差オフセット値θを算出し、現在の設定針路1から所定角度θだけずらした仮想設定針路1′を設ける。このことによって、船舶10は設定針路1上を航行するようになる。
図6は本実施形態に係る自動操舵装置Eにおける針路偏差オフセット補正する針路偏差修正のフローチャートである。図6に示す自動操舵方法は、まず、修正設定針路算出ステップ(S10)により、設定針路1に針路偏差オフセット値を加えて修正設定針路を算出する。ついで、針路偏差算出ステップ(S20)により、方位角21と修正設定針路の差により針路偏差51を算出する。
オフセット算出ステップ(S30)では、図7に示すサブルーチンプログラムの実行により、針路偏差オフセット値θを算出する。ついで、ターンレート修正ステップ(S40)により、ターンレートに対するゲインにターンレート22を乗じてターンレートによる修正値を算出する。
ついで、針路偏差修正値算出ステップ(S50)により、針路偏差オフセット値θと針路偏差51とターンレートによる修正値を加えて針路偏差修正値を算出する。この針路偏差修正値算出ステップ(S52)により算出された針路偏差修正値を用いて舵取機41を制御する。より具体的には、ジャイロコンパス2より検出されたジャイ方位(方位角)21およびターンレート22を用いて自動操舵を行なう。
以下に、詳細を確認する。
AdjSetCo:修正設定針路
SetCo:設定針路
Dev:針路偏差
TrHead:方位角
OffSet:針路偏差オフセット値
TurnRate:ターンレート
Lam:ターンレートに対するゲイン
T:ターンレートによる修正値
NewDev:針路偏差修正値
まず、修正設定針路算出ステップ(S10)では、修正設定針路を下式により算出する。 修正設定針路=設定針路+針路偏差オフセット値
AdjSetCo=SetCo+OffSet
針路偏差算出ステップ(S20)では、針路偏差を下式により算出する。
針路偏差=方位角−修正設定針路
Dev=TrHead−AdjSetCo
オフセット算出ステップ(S30)では、図7に示すサブルーチンプログラムの実行により、後記説明するように針路偏差オフセット値を算出する。
ターンレート修正ステップ(S40)では、ターンレートによる修正値を下式により算出する。
ターンレートによる修正値=ターンレートに対するゲイン×ターンレート
T=Lam*TurnRate
針路偏差修正値算出ステップ(S50)では、針路偏差修正値を下式により算出する。
針路偏差修正値=針路偏差+針路偏差修正値+ターンレートによる修正値
NewDev=Dev+Offset+T
針路偏差修正値算出ステップ(S50)により算出された新針路偏差値61を、最適コントローラ3へ入力すれば指令舵角31が算出されるので、その指令舵角31どおりで適切に舵取機4が制御される。
図7は本実施形態に係る自動操舵装置Eにおけるオフセット計算するサブルーチンのフローチャートである。ここでは5分間の針路偏差によるオフセットを算出すると仮定する。図7に示すように、オフセット算出開始ステップ(S31)において、制御周期は500ms、Sumの初期値は0とする。
ついで、カウント確認ステップ(S32)において、カウンタ=600であるか否か?を確認し、Noならカウントアップステップ(S33)に進み、つぎのカウント値=元のカウント値+1としてカウントアップする。ついで、針路偏差値の総和ステップ(S34)においてSum=Sum+針路偏差値の処理を実行したらオフセット算出を終了する。
一方、カウント確認ステップ(S32)において、カウンタ=600?がYesであれば、針路偏差オフセット算出ステップ(S35)へ進み針路偏差オフセット値=Sum/600と算出する。このステップ(S35)において、Offset値のリミットは±2.0である。ついで、リセットステップ(S36)へ進み、初期値に戻すようにカウンタ=0,Sum=0にリセットしたらオフセット算出を終了する。
以下に、詳細を確認する。
算出開始ステップ(S31)Call OffSet
オフセットにおいて、制御周期は500ms、Sumの初期値は0とする。
カウント確認ステップ(S32)Counter=600?
ステップ(S32)No→カウントアップステップ(S33)
つぎのカウント値=元のカウント値+1としてカウントアップする。
Counter=Counter+1
針路偏差値の総和ステップ(S34)つぎの総和Sum=元のSum+針路偏差値
Sum=Sum+Dev
ステップ(S34)の処理を実行したらオフセット算出を終了する。Exit
ステップ(S32)?Yes→針路偏差オフセット算出ステップ(S35)
針路偏差オフセット値=Sum/600,Offset値のリミットは±2.0
Offset=Sum/600
リセットステップ(S36)初期値に戻すようにカウンタ=0,Sum=0にリセットしたらオフセット算出を終了する。Counter=0,Sum=0→Exit
本発明の実施形態(本実施形態)に係る自動操舵装置Eの基礎概念を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る自動操舵装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る自動操舵装置におけるターンレート関連の動作説明図である。 本実施形態に係る自動操舵装置の効果をシミュレーション検証した短時間推移特性図であり、(a)針路偏差の特性図、(b)指令舵角の特性図である。 本実施形態に係る自動操舵装置における蛇行関連の動作説明図である。の特性図である。 本実施形態に係る自動操舵装置における針路偏差オフセット補正する針路偏差修正のフローチャートである。 本実施形態に係る自動操舵装置におけるオフセット計算するサブルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1…針路,設定針路,針路設定手段 2…方位角検出手段,(ジャイロコンパス)
3…最適コントローラ 4…舵取機 5…比較器
6…針路偏差補正,針路偏差補正手段 7…外乱 10…船舶
11…針路設定信号 21…方位角,方位信号 22…ターンレート
31…指令舵角,指令舵角信号 41…実舵角,針路偏差 51…針路偏差信号
61…新針路偏差信号 E,E′…自動操舵装置
θ…針路偏差オフセット(補正)値 θ,θ,θ,θ…針路偏差
φ,φ,φ,φ…方位角

Claims (4)

  1. 設定針路に対する方位角の針路偏差を被制御変数とし舵角を操作変数とする制御型自己回帰モデルを用いて前記針路偏差を抑制するように制御する自動操舵装置において、
    方位角検出手段から得られるターンレートを針路偏差補正に加味して最適操舵量を算出し、該最適操舵量に基づいて舵角を制御することを特徴とする自動操舵装置。
  2. 入力された指令舵角信号により操舵すると共に実舵角信号を出力する舵取機と、
    船舶の方位角を検出して方位信号を出力する方位角検出手段と、
    前記船舶の航行する針路を設定して針路設定信号を出力する針路設定手段と、
    前記針路設定信号と前記方位信号を入力して両者の差である針路偏差信号を出力する比較器と、
    前記針路偏差信号を用いると共に前記実舵角信号と前記指令舵角信号のバランスを得るように動作する最適コントローラと、を備えた自動操舵装置において、
    前記比較器と前記最適コントローラの間に針路偏差補正手段を介挿し、
    前記船舶に対する一定方向からの外乱によるターンレートを前記方位角検出手段から検出し、
    前記針路偏差補正手段は前記ターンレートを用いて生成した新針路偏差信号を前記最適コントローラへ入力することを特徴とする請求項1記載の自動操舵装置。
  3. 設定針路に対する方位角の針路偏差を被制御変数とし舵角を操作変数とする制御型自己回帰モデルを用いて前記針路偏差を抑制するように制御する自動操舵装置において、
    前記設定針路に対する針路偏差の所定時間における平均値を針路偏差オフセット値として算出し、
    前記設定針路から前記針路偏差オフセット値だけずらした仮想設定針路を設定し、
    前記仮想設定針路に対する針路偏差を所定周期ごとに再計測して針路偏差オフセット値を更新し、
    前記更新された針路偏差オフセット値と前記仮想設定針路とに基づいて最適操舵量を算出し、該最適操舵量に基づいて舵角を制御することを特徴とする自動操舵装置。
  4. 設定針路に対する方位角の針路偏差を被制御変数とし舵角を操作変数とする制御型自己回帰モデルを用いて前記針路偏差を抑制するように制御する自動操舵方法において、
    設定針路に針路偏差オフセット値を加えて修正設定針路を算出する修正設定針路算出ステップと、
    方位角と修正設定針路の差により針路偏差を算出する針路偏差算出ステップと、
    針路偏差オフセット値を算出するオフセット算出ステップと、
    ターンレートに対するゲインにターンレートを乗じてターンレートによる修正値を算出するターンレート修正ステップと、
    針路偏差オフセット値と針路偏差修正値とターンレートによる修正値を加えて針路偏差修正値を算出する針路偏差修正値算出ステップと、
    前記針路偏差修正値算出ステップにより算出された針路偏差修正値を用いて前記舵取機を制御することを特徴とする自動操舵方法。
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