JP6275523B2 - グロープラグ - Google Patents

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Description

本発明は、グロープラグに関する。
グロープラグとしては、セラミックヒータを発熱素子として備えるとともに、更に、燃焼室内の圧力を検出可能に構成された圧力センサを備えるグロープラグが知られている(特許文献1,2を参照)。グロープラグのセラミックヒータは、基体と、抵抗発熱体とを備える。セラミックヒータの基体は、絶縁性セラミック材料から成り、軸線方向に先端側から後端側へと延びている。セラミックヒータの抵抗発熱体は、導電性を有し、基体に埋め込まれている。抵抗発熱体は、基体の表面に露出した端子部を有し、端子部を通じて抵抗発熱体に対する通電が行われる。
国際公開第2013/099226号 特開2011−144978号公報
特許文献1,2のグロープラグでは、燃焼室で発生する熱の影響によりセラミックヒータの端子部が酸化することによって、セラミックヒータに対する電気的導通の信頼性を十分に確保できないおそれがあるという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態は、グロープラグであって、絶縁性セラミック材料から成り軸線方向に先端側から後端側へと延びた基体と、導電性を有し前記基体に埋め込まれた抵抗発熱体と、前記抵抗発熱体から突出し前記基体の側面に露出した端子部とを有するセラミックヒータと;前記先端側および前記後端側に前記セラミックヒータを突出させた状態で前記セラミックヒータが嵌め込まれた金属製の外筒と;前記外筒に接合され、自身の後端部が前記セラミックヒータの前記後端側へと延びた金属製のスリーブと;前記先端側に前記セラミックヒータを突出させた状態で、前記セラミックヒータの一部、前記外筒の少なくとも一部、および前記スリーブの少なくとも一部を、収容する金属製のハウジングと;前記スリーブよりも前記先端側で前記外筒に接合されるとともに前記外筒と前記ハウジングとを接続し、前記セラミックヒータが前記軸線方向に変位可能に弾性変形する金属製の弾性部材と;前記ハウジングにおける前記弾性部材よりも前記後端側に配置され、前記スリーブによって伝達される前記セラミックヒータの変位を電気信号に変換する圧力センサと;を備える。この形態のグロープラグにおいて、前記スリーブは、前記外筒の外径より大きな内径を有し、前記外筒を包囲する筒状部と;前記筒状部よりも前記先端側に形成され、前記外筒に接合された接合部とを有し、前記接合部は、前記端子部よりも前記先端側に位置し、前記筒状部は、前記接合部から離間した位置において、前記外筒と部分的に接続されている。この形態によれば、セラミックヒータの端子部よりも先端側に位置する接合部を介して、外筒からスリーブへの放熱経路を構成できるため、セラミックヒータの先端側から端子部に伝達される熱量を軽減できる。したがって、セラミックヒータにおける端子部の酸化を抑制できる。その結果、セラミックヒータに対する電気的導通の信頼性を向上できる。また、筒状部において外筒からスリーブへの放熱経路を部分的に構成できるため、セラミックヒータの先端側から端子部に伝達される熱量をいっそう軽減できる。
その他、本発明は、以下のような形態として実現することも可能である。
(1)本発明の一形態によれば、グロープラグが提供される。この形態のグロープラグは、絶縁性セラミック材料から成り軸線方向に先端側から後端側へと延びた基体と、導電性を有し前記基体に埋め込まれた抵抗発熱体と、前記抵抗発熱体から突出し前記基体の側面に露出した端子部とを有するセラミックヒータと;前記先端側および前記後端側に前記セラミックヒータを突出させた状態で前記セラミックヒータが嵌め込まれた金属製の外筒と;前記外筒に接合され、自身の後端部が前記セラミックヒータの前記後端側へと延びた金属製のスリーブと;前記先端側に前記セラミックヒータを突出させた状態で、前記セラミックヒータの一部、前記外筒の少なくとも一部、および前記スリーブの少なくとも一部を、収容する金属製のハウジングと;前記スリーブよりも前記先端側で前記外筒に接合されるとともに前記外筒と前記ハウジングとを接続し、前記セラミックヒータが前記軸線方向に変位可能に弾性変形する金属製の弾性部材と;前記ハウジングにおける前記弾性部材よりも前記後端側に配置され、前記スリーブによって伝達される前記セラミックヒータの変位を電気信号に変換する圧力センサと;を備える。この形態のグロープラグにおいて、前記スリーブは、前記外筒の外径より大きな内径を有し、前記外筒を包囲する筒状部と;前記筒状部よりも前記先端側に形成され、前記外筒に接合された接合部とを有し、前記接合部は、前記端子部よりも前記先端側に位置する。この形態によれば、セラミックヒータの端子部よりも先端側に位置する接合部を介して、外筒からスリーブへの放熱経路を構成できるため、セラミックヒータの先端側から端子部に伝達される熱量を軽減できる。したがって、セラミックヒータにおける端子部の酸化を抑制できる。その結果、セラミックヒータに対する電気的導通の信頼性を向上できる。
(2)上記形態のグロープラグにおいて、前記筒状部は、前記外筒と部分的に接続されていてもよい。この形態によれば、筒状部において外筒からスリーブへの放熱経路を部分的に構成できるため、セラミックヒータの先端側から端子部に伝達される熱量をいっそう軽減できる。
(3)上記形態のグロープラグにおいて、前記筒状部は、前記外筒との接触によって前記外筒と部分的に接続されていてもよい。この形態によれば、筒状部と外筒との間に他の部材を介することなく、筒状部と外筒との部分的な接続を実現できる。
(4)上記形態のグロープラグにおいて、前記外筒は、径方向に突出した突出部を有し、前記筒状部は、前記突出部との接触によって前記外筒と部分的に接続されていてもよい。この形態によれば、スリーブに対して外筒を圧入する際の圧入荷重によるセラミックヒータの破損を防止しつつ、接触による筒状部と外筒との部分的な接続を実現できる。
(5)上記形態のグロープラグにおいて、前記筒状部は、ロウ材によって前記外筒と部分的に接続されていてもよい。この形態によれば、筒状部と外筒との接触によることなく、筒状部と外筒との部分的な接続を実現できる。
(6)上記形態のグロープラグにおいて、前記外筒は、前記端子部よりも前記先端側の位置から、前記端子部よりも前記後端側の位置にわたって配置され、前記端子部との接触によって前記端子部と電気的に接続されていてもよい。この形態によれば、端子部に対する導通経路を外筒を介して構成できる。
(7)上記形態のグロープラグにおいて、前記外筒は、前記端子部よりも前記先端側に配置され、前記端子部は、ロウ材によって前記スリーブと電気的に接続されていてもよい。この形態によれば、端子部に対する導通経路をロウ材およびスリーブを介して構成できる。
(8)上記形態のグロープラグにおいて、前記接合部は、溶接によって前記外筒に接合されていてもよい。この形態によれば、外筒に対するスリーブの接合強度を十分に確保できる。
(9)上記形態のグロープラグにおいて、前記接合部は、圧入によって前記外筒に接合されていてもよい。この形態によれば、外筒に対するスリーブの接合強度を十分に確保できる。
(10)上記形態のグロープラグにおいて、前記外筒は、前記ハウジングよりも前記先端側から、前記端子部よりも前記後端側にわたって、前記軸線方向に延びた筒状を成してもよい。この形態によれば、セラミックヒータの端子部よりも先端側で外筒に接合されたスリーブの接合部によって、外筒の先端側から端子部へと伝達される熱量を効果的に軽減できる。
本発明は、グロープラグ以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、グロープラグの部品、グロープラグを製造する製造方法などの形態で実現することができる。
グロープラグを示す断面図である。 グロープラグを部分的に拡大して示す断面図である。 図2における領域を拡大して示す断面図である。 第2実施形態におけるグロープラグを示す断面図である。 第2実施形態における外筒を示す斜視図である。 第3実施形態におけるグロープラグを示す断面図である。 第4実施形態におけるグロープラグを示す断面図である。
A.第1実施形態
図1は、グロープラグ10を示す断面図である。図2は、グロープラグ10を部分的に拡大して示す断面図である。図3は、図2における領域F3を拡大して示す断面図である。本実施形態の説明では、グロープラグ10における図1の紙面下側を「先端側」といい、図1の紙面上側を「後端側」という。
図1には、XYZ軸が図示されている。図1のXYZ軸は、互いに直交する3つの空間軸として、X軸、Y軸およびZ軸を有する。本実施形態では、X軸は、グロープラグ10の軸心SCに直交し、かつ、紙面の表裏方向に沿った軸である。+X軸方向は、紙面の裏側に向かう方向であり、−X軸方向は、紙面の表側に向かう方向である。Y軸は、グロープラグ10の軸心SCに直交し、かつ、紙面の左右方向に沿った軸である。+Y軸方向は、紙面の左側に向かう方向であり、−Y軸方向は、紙面の右側に向かう方向である。Z軸は、グロープラグ10の軸心SCに沿った軸である。+Z軸方向は、後端側に向かう方向であり、−Z軸方向は、先端側に向かう方向である。図1のXYZ軸は、他の図におけるXYZ軸に対応する。
グロープラグ10は、熱を発生させるセラミックヒータ100を備え、ディーゼルエンジンを始めとする内燃機関(図示しない)の始動時における着火を補助する熱源として機能する。グロープラグ10は、更に、セラミックヒータ100にかかる圧力を検出する圧力センサ360を備え、内燃機関(図示しない)における燃焼室内の圧力を検出可能に構成されている。
グロープラグ10は、セラミックヒータ100および圧力センサ360の他、外筒210と、リング260と、中軸280と、弾性部材310と、スリーブ320と、ダイアフラム340と、支持部材380と、ハウジング500と、フロントキャップ600と、保護筒610と、コネクタ部材620と、端子バネ630と、端子部材640とを備える。
グロープラグ10のセラミックヒータ100は、セラミック組成物から成る発熱素子である。セラミックヒータ100は、基体120と、抵抗発熱体140とを備える。
セラミックヒータ100の基体120は、電気絶縁性を有する絶縁性セラミック材料から成る絶縁性セラミックスである。本実施形態では、基体120の主成分は、窒化ケイ素(Si34)である。基体120は、軸心SC方向に先端側から後端側へと延びた棒状を成す。基体120は、抵抗発熱体140を内包する。基体120は、グロープラグ10の外部から抵抗発熱体140を電気的に絶縁するとともに、抵抗発熱体140の熱をグロープラグ10の外部へと伝達する。
セラミックヒータ100の抵抗発熱体140は、導電性を有する材料から成る。本実施形態では、抵抗発熱体140は、炭化タングステン(WC)と窒化ケイ素(Si34)との混合物を主成分とする。抵抗発熱体140は、基体120に埋め込まれている。抵抗発熱体140は、通電によって発熱する。抵抗発熱体140は、先端側で折り返した線状を成す。抵抗発熱体140は、折返部141と、第1の線状部142と、第2の線状部144と、第1の端子部146と、第2の端子部148とを有する。
抵抗発熱体140の折返部141は、抵抗発熱体140の先端側に位置し、円弧状に折り返した線状を成す。折返部141は、第1の線状部142と第2の線状部144との間を接続する。
抵抗発熱体140の第1の線状部142は、折返部141の+Y軸方向側から後端側へ延びた線状を成す。抵抗発熱体140の第2の線状部144は、折返部141の−Y軸方向側から後端側へ延びた線状を成す。
抵抗発熱体140の第1の端子部146は、第1の線状部142から突出し、基体120の表面に露出している。抵抗発熱体140の第2の端子部148は、第2の線状部144から突出し、基体120の表面に露出している。本実施形態では、第1の端子部146は、第2の端子部148より先端側に位置する。
グロープラグ10の外筒210は、導電性を有する金属体である。本実施形態では、外筒210の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS410、SUS630など)である。外筒210は、軸心SCを中心に延びた円筒状を成す。外筒210には、先端側および後端側にセラミックヒータ100を突出させた状態で、圧入によってセラミックヒータ100が嵌め込まれている。本実施形態では、外筒210は、セラミックヒータ100における第1の端子部146よりも先端側の位置から、第1の端子部146と第2の端子部148との間に至る範囲にわたって配置されている。本実施形態では、外筒210は、セラミックヒータ100の第1の端子部146との直接的な接触によって第1の端子部146と電気的に接続されている。これによって、第1の端子部146に対する導通経路を外筒210を介して構成できる。
グロープラグ10のリング260は、導電性を有する金属体である。本実施形態では、リング260の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS410、SUS630など)である。リング260は、軸心SCを中心に延びた円筒状を成す。リング260の先端側には、圧入によってセラミックヒータ100の後端側が嵌め込まれている。リング260の後端側には、圧入によって中軸280の先端側が嵌め込まれている。リング260は、直接的な接触によってセラミックヒータ100の第2の端子部148と電気的に接続される。リング260は、セラミックヒータ100と中軸280との間を機械的に接続するとともに、セラミックヒータ100の第2の端子部148と中軸280との間を電気的に接続する。
グロープラグ10の中軸280は、導電性を有する金属体である。本実施形態では、中軸280の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS430など)である。中軸280は、軸心SCを中心に延びた円柱状を成す。中軸280は、グロープラグ10の外部から供給される電力をセラミックヒータ100の第2の端子部148へと中継する。
グロープラグ10の弾性部材310は、金属製の薄板を成形した筒状の金属体である。本実施形態では、弾性部材310の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS316など)である。他の実施形態では、弾性部材310の材質は、ニッケル合金(例えば、インコネル718(「INCONEL」は登録商標))であってもよい。弾性部材310は、スリーブ320より先端側で外筒210に接合されるとともに、外筒210とハウジング500との間を接続する。本実施形態では、弾性部材310は、支持部材380を介してハウジング500に接合されている。弾性部材310は、軸心SCに沿った軸線方向にセラミックヒータ100が変位可能に弾性変形する。
グロープラグ10のスリーブ320は、導電性を有する金属体である。本実施形態では、スリーブ320の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS410、SUS630など)である。スリーブ320は、軸心SCを中心に延びた円筒状を成す。スリーブ320は、外筒210に接合され、セラミックヒータ100よりも後端側へと延びている。スリーブ320は、接合部322と、筒状部324とを有する。
スリーブ320の接合部322は、筒状部324より先端側に形成され、外筒210に接合された部位である。接合部322は、セラミックヒータ100の第1の端子部146より先端側に位置する。本実施形態では、接合部322は、溶接によって外筒210に接合されている。これによって、外筒210に対するスリーブ320の接合強度を十分に確保できる。他の実施形態では、接合部322は、圧入によって外筒210に接合されていてもよい。
スリーブ320の筒状部324は、外筒210の外径OD1より大きな内径ID2を有し、外筒210を包囲する部位である。図2の範囲A324は、筒状部324が占める範囲を示す。本実施形態では、筒状部324は、外筒210に対向する全域にわたって外筒210との間に間隙を形成する。スリーブ320の後端側は、ダイアフラム340に接合されている。スリーブ320は、セラミックヒータ100の変位をダイアフラム340へと伝達する。
グロープラグ10のダイアフラム340は、導電性を有する金属体である。本実施形態では、ダイアフラム340の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS410、SUS630など)である。ダイアフラム340は、軸心SCを中心とする円環状を成す。ダイアフラム340の内周側には、スリーブ320が接合されている。ダイアフラム340の外周側には、支持部材380が接合されている。ダイアフラム340は、スリーブ320を介して伝達されるセラミックヒータ100の変位に応じて変形する。
グロープラグ10の圧力センサ360は、ダイアフラム340に接合されており、スリーブ320によってダイアフラム340に伝達されるセラミックヒータ100の変位を電気信号に変換する。圧力センサ360による電気信号は、セラミックヒータ100にかかる圧力、すなわち、内燃機関(図示しない)における燃焼室内の圧力を示す。本実施形態では、圧力センサ360は、ピエゾ抵抗素子である。
グロープラグ10の支持部材380は、導電性を有する金属体である。本実施形態では、支持部材380の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS410、SUS630など)である。支持部材380は、軸心SCを中心に延びた円筒状を成す。支持部材380の後端側は、ダイアフラム340に接合されている。支持部材380の先端部382は、支持部材380の先端側の部位を構成し、ハウジング500に接合されている。本実施形態では、先端部382は、溶接によってハウジング500に接合されている。本実施形態では、先端部382は、ハウジング500に接合されるとともに、弾性部材310およびフロントキャップ600とも接合されている。
グロープラグ10のハウジング500は、導電性を有する金属体である。本実施形態では、ハウジング500の材質は、炭素鋼である。他の実施形態では、ハウジング500の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS303など)であってもよい。ハウジング500は、先端側にセラミックヒータ100を突出させた状態で、セラミックヒータ100の一部、外筒210の少なくとも一部、およびスリーブ320の少なくとも一部を、収容する。
ハウジング500は、軸孔510と、工具係合部520と、ネジ部540とを備える。軸孔510は、軸心SCを中心に延びた貫通孔である。軸孔510の内側には、中軸280が軸心SC上に位置決めされる。工具係合部520は、内燃機関(図示しない)に対するグロープラグ10の取り付けおよび取り外しに用いられる工具(図示しない)に係合可能に構成されている。グロープラグ10は、ネジ部540が内燃機関(図示しない)に形成された雌ネジに螺合することによって、内燃機関(図示しない)に対して固定可能に構成されている。
グロープラグ10のフロントキャップ600は、導電性を有する筒状の金属体である。本実施形態では、フロントキャップ600の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS303など)である。フロントキャップ600は、支持部材380の先端部382を介してハウジング500の先端部に接合されている。フロントキャップ600は、内部に弾性部材310を収容する。
グロープラグ10の保護筒610は、導電性を有する金属体である。本実施形態では、保護筒610の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS410、SUS630など)である。保護筒610は、軸心SCを中心に延びた円筒状を成す。保護筒610は、ハウジング500の後端部に接合されている。保護筒610の内側には、コネクタ部材620を介して端子部材640が保持されている。
グロープラグ10のコネクタ部材620は、電気絶縁性を有する部材である。本実施形態では、コネクタ部材620の材質は、絶縁樹脂である。コネクタ部材620は、円筒状を成す。コネクタ部材620の内側には、端子部材640が固定されている。
グロープラグ10の端子バネ630は、導電性を有する金属体である。本実施形態では、端子バネ630は、ステンレス鋼(例えば、SUS304など)である。端子バネ630は、中軸280と端子部材640との間を機械的および電気的に接続するとともに、セラミックヒータ100の変位に伴う中軸280の変位を吸収する。本実施形態では、端子バネ630は、湾曲した板バネである。
グロープラグ10の端子部材640は、導電性を有する金属体である。本実施形態では、端子部材640の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS410、SUS630など)である。端子部材640は、グロープラグ10の外部から供給される電力を受電する。端子部材640に供給される電力は、中軸280およびリング260を介してセラミックヒータ100の第2の端子部148に供給される。
以上説明した第1実施形態によれば、スリーブ320の接合部322は、セラミックヒータ100の第1の端子部146よりも先端側に位置する。そのため、第1の端子部146よりも先端側に位置する接合部322を介して、外筒210からスリーブ320への放熱経路を構成できるため、セラミックヒータ100の先端側から第1の端子部146に伝達される熱量を軽減できる。したがって、セラミックヒータ100における第1の端子部146の酸化を抑制できる。その結果、セラミックヒータ100に対する電気的導通の信頼性を向上できる。
B.第2実施形態
図4は、第2実施形態におけるグロープラグ10Bを示す断面図である。図4の断面図は、図2における領域F3に対応するグロープラグ10Bの領域F4を拡大して示す。第2実施形態のグロープラグ10Bは、外筒210とは形状が異なる外筒210Bを外筒210に代えて備える点を除き、第1実施形態のグロープラグ10と同様である。
図5は、第2実施形態における外筒210Bを示す斜視図である。第2実施形態の外筒210Bは、突出部212Bを有する点を除き、第1実施形態の外筒210と同様である。外筒210Bの突出部212Bは、外筒210における後端部の外周表面から径方向に突出した部位である。本実施形態では、外筒210Bには、複数の突出部212Bが形成されている。図4に示すように、外筒210Bが組み込まれたグロープラグ10Bでは、スリーブ320の筒状部324は、突出部212Bとの接触によって外筒210Bと部分的に接続されている。本実施形態では、突出部212Bは、Z軸上において第1の端子部146と重なる位置に形成されている。他の実施形態では、突出部212Bは、第1の端子部146より先端側に形成されていてもよいし、第1の端子部146より後端側に形成されていてもよい。
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、セラミックヒータ100に対する電気的導通の信頼性を向上できる。また、スリーブ320の筒状部324において外筒210Bからスリーブ320への放熱経路を突出部212Bによって部分的に構成できるため、セラミックヒータ100の先端側から第1の端子部146に伝達される熱量を一層軽減できる。また、スリーブ320の筒状部324は、外筒210Bとの接触によって外筒210Bと部分的に接続されているため、筒状部324と外筒210Bとの間に他の部材を介することなく、筒状部324と外筒210Bとの部分的な接続を実現できる。また、スリーブ320の筒状部324は、突出部212Bとの接触によって外筒210Bと部分的に接続されているため、スリーブ320に対して外筒210Bを圧入する際の圧入荷重によるセラミックヒータ100の破損を防止しつつ、接触による筒状部324と外筒210Bとの部分的な接続を実現できる。
C.第3実施形態
図6は、第3実施形態におけるグロープラグ10Cを示す断面図である。図6の断面図は、図2における領域F3に対応するグロープラグ10Cの領域F6を拡大して示す。第3実施形態のグロープラグ10Cは、スリーブ320の筒状部324がロウ材218Cによって外筒210と部分的に接続されている点を除き、第1実施形態のグロープラグ10と同様である。本実施形態では、ロウ材218Cは、Z軸上において第1の端子部146と重なる位置に形成されている。他の実施形態では、ロウ材218Cは、第1の端子部146より先端側に形成されていてもよいし、第1の端子部146より後端側に形成されていてもよい。
以上説明した第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、セラミックヒータ100に対する電気的導通の信頼性を向上できる。また、スリーブ320の筒状部324において外筒210からスリーブ320への放熱経路をロウ材218Cによって部分的に構成できるため、セラミックヒータ100の先端側から第1の端子部146に伝達される熱量を一層軽減できる。また、スリーブ320の筒状部324がロウ材218Cによって外筒210と部分的に接続されているため、筒状部324と外筒210との接触によることなく、筒状部324と外筒210との部分的な接続を実現できる。
D.第4実施形態
図7は、第4実施形態におけるグロープラグ10Dを示す断面図である。図7の断面図は、図2における領域F3に対応するグロープラグ10Dの領域F7を拡大して示す。第4実施形態のグロープラグ10Dは、外筒210とは形状が異なる外筒210Dを外筒210に代えて備える点、並びに、セラミックヒータ100の第1の端子部146がロウ材218Dによってスリーブ320と電気的に接続されている点を除き、第1実施形態のグロープラグ10と同様である。
第4実施形態の外筒210Dは、セラミックヒータ100の第1の端子部146よりも先端側に配置されている点を除き、第1実施形態の外筒210と同様である。本実施形態では、外筒210Dの後端部は、ロウ材218Dに接している。他の実施形態では、外筒210Dの後端部は、ロウ材218Dから離れていてもよい。
以上説明した第4実施形態によれば、第1実施形態と同様に、セラミックヒータ100に対する電気的導通の信頼性を向上できる。また、セラミックヒータ100の第1の端子部146がロウ材218Dによってスリーブ320と電気的に接続されているため、第1の端子部146に対する導通経路をロウ材218Dおよびスリーブ320を介して構成できる。
E.他の実施形態
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10,10B,10C,10D…グロープラグ
100…セラミックヒータ
120…基体
140…抵抗発熱体
141…折返部
142…第1の線状部
144…第2の線状部
146…第1の端子部
148…第2の端子部
210,210B,210D…外筒
212B…突出部
218C,218D…ロウ材
260…リング
280…中軸
310…弾性部材
320…スリーブ
322…接合部
324…筒状部
340…ダイアフラム
360…圧力センサ
380…支持部材
382…先端部
500…ハウジング
510…軸孔
520…工具係合部
540…ネジ部
600…フロントキャップ
610…保護筒
620…コネクタ部材
630…端子バネ
640…端子部材

Claims (9)

  1. 絶縁性セラミック材料から成り軸線方向に先端側から後端側へと延びた基体と、導電性を有し前記基体に埋め込まれた抵抗発熱体と、前記抵抗発熱体から突出し前記基体の側面に露出した端子部とを有するセラミックヒータと、
    前記先端側および前記後端側に前記セラミックヒータを突出させた状態で前記セラミックヒータが嵌め込まれた金属製の外筒と、
    前記外筒に接合され、自身の後端部が前記セラミックヒータの前記後端側へと延びた金属製のスリーブと、
    前記先端側に前記セラミックヒータを突出させた状態で、前記セラミックヒータの一部、前記外筒の少なくとも一部、および前記スリーブの少なくとも一部を、収容する金属製のハウジングと、
    前記スリーブよりも前記先端側で前記外筒に接合されるとともに前記外筒と前記ハウジングとを接続し、前記セラミックヒータが前記軸線方向に変位可能に弾性変形する金属製の弾性部材と、
    前記ハウジングにおける前記弾性部材よりも前記後端側に配置され、前記スリーブによって伝達される前記セラミックヒータの変位を電気信号に変換する圧力センサと、を備えるグロープラグであって、
    前記スリーブは、
    前記外筒の外径より大きな内径を有し、前記外筒を包囲する筒状部と、
    前記筒状部よりも前記先端側に形成され、前記外筒に接合された接合部と
    を有し、
    前記接合部は、前記端子部よりも前記先端側に位置し、
    前記筒状部は、前記接合部から離間した位置において、前記外筒と部分的に接続されていることを特徴とするグロープラグ。
  2. 前記筒状部は、前記外筒との接触によって前記外筒と部分的に接続されている、請求項に記載のグロープラグ。
  3. 請求項に記載のグロープラグであって、
    前記外筒は、径方向に突出した突出部を有し、
    前記筒状部は、前記突出部との接触によって前記外筒と部分的に接続されている、グロープラグ。
  4. 前記筒状部は、ロウ材によって前記外筒と部分的に接続されている、請求項に記載のグロープラグ。
  5. 前記外筒は、前記端子部よりも前記先端側の位置から、前記端子部よりも前記後端側の位置にわたって配置され、前記端子部との接触によって前記端子部と電気的に接続されている、請求項1から請求項までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  6. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載のグロープラグであって、
    前記外筒は、前記端子部よりも前記先端側に配置され、
    前記端子部は、ロウ材によって前記スリーブと電気的に接続されている、グロープラグ。
  7. 前記接合部は、溶接によって前記外筒に接合されている、請求項1から請求項までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  8. 前記接合部は、圧入によって前記外筒に接合されている、請求項1から請求項までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  9. 前記外筒は、前記ハウジングよりも前記先端側から、前記端子部よりも前記後端側にわたって、前記軸線方向に延びた筒状を成す、請求項1から請求項までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
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