JP2016161247A - グロープラグ - Google Patents

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弘幸 福田
Hiroyuki Fukuda
弘幸 福田
和典 池野
Kazunori Ikeno
和典 池野
健次朗 西雪
Kenjiro Nishiyuki
健次朗 西雪
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Abstract

【課題】グロープラグにおいて、通電部材と接続部材との接続状態を安定させることが可能な技術を提供する。
【解決手段】グロープラグは、軸線方向に延びるとともに、軸線方向の先端側に配置され、通電によって発熱する発熱体を有する。グロープラグは、長手方向に延び、発熱体よりも後端側に位置し、発熱体と電気的に接続される第1通電部材と、長手方向に延び、発熱体よりも後端側に位置し、かつ、軸線方向において第1通電部材から離間して配置された第2通電部材と、第1通電部材と第2通電部材とを電気的に接続する接続部材と、を備える。第2通電部材は、自身の長手方向に対して交差する方向に突出する凸部を有し、接続部材は、凸部を介して第2通電部材に溶接されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、グロープラグに関する。
ディーゼルエンジン等の内燃機関の始動を補助するグロープラグとして、内燃機関の燃焼圧を検知可能な圧力センサを一体的に有する圧力センサ付きグロープラグが知られている(例えば、特許文献1参照)。圧力センサ付きグロープラグでは、発熱体をハウジングに弾性部材を介して連結させ、発熱体を軸線方向に変位可能とし、この変位をピエゾ抵抗素子や圧電素子等からなる圧力センサによって検出することによって、内燃機関の燃焼圧を検知する。このようなグロープラグでは、発熱体の軸線方向への変位を外部へ伝達させないようにするため、発熱体に接続される第1通電部材(中軸ともいう)と、外部からの電力の供給を受ける第2通電部材(端子部材ともいう)との間が、バネ状の接続部材を介して電気的に接続される。
特開2014−206352号公報
上記のように、圧力センサ付きグロープラグでは、発熱体がハウジング内で変位可能であるため、通電部材と接続部材との接続状態(溶接状態)によっては、ハウジング内における発熱体の動きの挙動が個体によって変動し、圧力センサの出力特性が個体によってばらつくおそれがある。そのため、通電部材と接続部材との接続状態を安定化させることが可能な技術が望まれている。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、軸線方向に延びるとともに、前記軸線方向の先端側に配置され、通電によって発熱する発熱体を有するグロープラグが提供される。このグロープラグは、長手方向に延び、前記発熱体よりも後端側に位置し、前記発熱体と電気的に接続される第1通電部材と;長手方向に延び、前記発熱体よりも後端側に位置し、かつ、前記軸線方向において前記第1通電部材から離間して配置された第2通電部材と;前記第1通電部材と前記第2通電部材とを電気的に接続する接続部材と;を備える。そして、前記第2通電部材は、自身の前記長手方向に対して交差する方向に突出する凸部を有し、前記接続部材は、前記凸部を介して前記第2通電部材に溶接されていることを特徴とする。このような形態のグロープラグであれば、接続部材が、凸部を介して第2通電部材に溶接されているので、凸部のない第2通電部材に接続部材を溶接するよりも、第2通電部材と接続部材との接続状態を安定化させることができる。これは、第2通電部材に凸部がない場合には、溶接時において第2通電部材中で溶融しやすい部分が個体によってばらつき、接続部材が第2通電部材に固定される位置や角度が個体により変動する可能性があるのに対して、上記形態では、凸部が最も溶融しやすくなり、凸部を中心として溶接されるためである。この結果、第2通電部材と接続部材との接続状態を安定化させることが可能になる。
(2)上記形態のグロープラグにおいて、前記第2通電部材は、先端側を向く面と、前記先端側を向く面から先端側に突出し、前記凸部を有する先端部を有し、前記先端部は、前記凸部よりも先端側の少なくとも一部が、テーパ状に形成されてもよい。このような形態のグロープラグであれば、接続部材を第2通電部材に溶接する際に溶接ばりが発生したとしても、その溶接ばりが、第2通電部材のテーパ状の部分と接続部材との間に収まり、グロープラグの使用中等に落下してしまうことを抑制することができる。
(3)上記形態のグロープラグにおいて、前記第2通電部材は、先端側を向く面と、前記先端側を向く面から先端側に突出し、前記凸部を有する先端部を有し、前記第2通電部材の長手方向における前記凸部の中心の位置は、前記第2通電部材の長手方向における前記先端部の中心の位置よりも後端側であってもよい。このような形態のグロープラグであれば、接続部材を第2通電部材に溶接する際に、凸部上に配置された接続部材が第2通電部材に対して傾斜する方向を一定の方向に定めることが容易になる。この結果、接続部材と第2通電部材との接続状態を、より安定化させることができる。
(4)上記形態のグロープラグにおいて、前記第2通電部材は、先端側を向く面と、前記先端側を向く面から先端側に突出し、前記凸部を有する先端部を有し、前記凸部が形成された位置における前記先端部の直径は、前記凸部が形成されていない位置における前記先端部の直径よりも17%以上大きくてもよい。このような形態のグロープラグであれば、接続部材と第2通電部材との溶接強度を十分に高めることができる。
(5)上記形態のグロープラグにおいて、前記凸部が突出する方向における前記凸部の先端が平坦でもよい。このような形態のグロープラグであれば、凸部の先端に応力が集中することを抑制することができるので、溶接時に、凸部への応力の集中によって、第2通電部材や接続部材が破損することを抑制することができる。
(6)上記形態のグロープラグにおいて、前記第2通電部材は、円柱状の先端部を有し、前記凸部は、前記先端部の周囲に設けられてもよい。このような形態のグロープラグであれば、接続部材と第2通電部材との溶接時において、第2通電部材の径方向に方向性が生じないため、第2通電部材に対する接続部材の溶接位置を容易に位置決めすることができる。
(7)上記形態のグロープラグにおいて、前記軸線方向に延びる筒状のハウジングと;自身の先端部を前記ハウジングの先端から突出させて、前記軸線方向に変位可能に前記ハウジング内に配置される前記発熱体と;前記ハウジング内に配置されて、前記発熱体と前記ハウジングとに結合される弾性部材と;前記ハウジングに対する前記発熱体の前記軸線方向における変位から燃焼圧を検知する圧力センサと;前記軸線方向に延びて、前記発熱体に電気的に接続される前記第1通電部材と;前記第1通電部材よりも前記軸線方向の後端側に位置し、前記ハウジングと絶縁された状態で、前記接続部材を介して前記第1通電部材と電気的に接続される前記第2通電部材と;を備えてもよい。このような形態のグロープラグによれば、第2通電部材と接続部材との接続状態を安定化させることができるので、ハウジング内における発熱体の動きの挙動が個体によって変動することを抑制することができる。この結果、圧力センサの出力特性が個体によってばらつくことを抑制することが可能になる。
本発明は、上述したグロープラグとしての形態以外にも、例えば、グロープラグの製造方法など、種々の形態で実現することが可能である。
グロープラグの概略構成を表わす断面模式図である。 図1において領域Xとして示した部分の拡大断面図である。 グロープラグの後端部近傍の構成を模式的に表わす断面図である。 第2通電部材の先端付近を示す拡大断面図である。 接続部材と第2通電部材とが接続される様子を示す斜視図である。 凸部を設ける位置を評価した試験結果を示す図である。 凸部の直径を評価した試験結果を示す図である。 第2通電部材の先端部の他の実施形態を示す図である。 第2通電部材の先端部の更に他の実施形態を示す図である。
A.実施形態:
図1は、本発明の一実施形態としてのグロープラグ10の概略構成を表わす断面模式図である。図2は、図1において領域Xとして示した部分の拡大断面図である。本実施形態のグロープラグ10は、ディーゼルエンジン等の内燃機関に取り付けられて、内燃機関の始動時における点火を補助する熱源として機能する。
図1に示すように、グロープラグ10は、主な構成要素として、ハウジング20、発熱体40、第1通電部材50、およびリング60を備えている。また、グロープラグ10は、内燃機関のシリンダ内の圧力(燃焼圧)を検出する圧力センサとしての機能を有している。グロープラグ10は、圧力センサとして圧力検出素子35を備えている。さらにグロープラグ10は、圧力センサに付随して必要な他の構成要素として、ダイアフラム33、弾性部材70、伝達スリーブ32、センサ固定部材34、および、接続部材51を備えている。以下では、図2に基づいて各部について説明する。なお、本明細書では、図1におけるグロープラグ10の軸線O方向の下方側をグロープラグ10の「先端側」と呼び、上方側を「後端側」と呼ぶ。
ハウジング20は、導電性材料(例えば、炭素鋼やステンレス鋼などの金属材料)によって形成されており、主体金具22とキャップ部24とを備える。主体金具22は、軸線Oに沿って延びる略円筒状の部材である。主体金具22の内部には、軸線Oに沿って主体金具22を貫通する軸孔21が形成されている。また、主体金具22は、その後端側の外表面に、内燃機関のシリンダヘッド(図示せず)のプラグ取付孔に形成された雌ネジに螺合するための雄ネジが形成されたねじ部23(図1参照)を備えている。キャップ部24は、主体金具22の先端側に配置される環状の部材である。キャップ部24の先端面には先端側に向かって縮径するテーパ部25が設けられている。このテーパ部25が、プラグ取付孔に設けられたシート面(図示せず)に接することにより、エンジンの燃焼室の気密が確保される。
発熱体40は、軸線Oに沿って延びる略円柱状の部材であり、絶縁部41と、導電部42とを備えている。発熱体40は、主体金具22の先端部において軸孔21内に配置されており、また、キャップ部24を貫通してキャップ部24の先端から突出している。発熱体40は、電力が供給されることによって発熱する。
絶縁部41は、絶縁性のセラミックスによって形成されている。本実施形態では、絶縁部41は窒化珪素によって形成されている。ただし、絶縁部41は、窒化珪素に限らず、例えば、アルミナやサイアロン等の他の絶縁性のセラミックスによって形成されていてもよい。この絶縁部41は、発熱体40の基体を成す部位である。
導電部42は、絶縁部41の内部に埋設されており、軸線O方向に伸長すると共に先端側を頂点にして折り曲げられたU字状の構造であり、通電によって抵抗発熱する導電性のセラミックスによって形成されている。本実施形態では、導電部42は、タングステンカーバイドおよび窒化珪素によって形成されている。ただし、導電部42を構成する導電性のセラミックスは、タングステンカーバイドおよび窒化珪素に限らず、例えば、二珪化モリブデンや二珪化タングステン等の他の導電性のセラミックスであってもよく、他の導電性のセラミックスをさらに含んでいてもよい。
U字状に形成された導電部42の両端部は、発熱体40の後端の外表面において露出する。一方の端部が第1の電位側の端部(プラス側端部)44であり、他方の端部が、一方の端部よりも低電位になる第2の電位側の端部(マイナス側端部)43である。また、導電部42には、上記第1の電位側の端部(プラス側端部)44の近傍において、発熱体40の側面で露出する第1の電位側の接続端子(プラス側接続端子)46が形成されている。さらに導電部42には、上記第2の電位側の端部(マイナス側端部)43の近傍であって、上記第1の電位側の接続端子46よりも先端側の位置に、発熱体40の側面で露出する第2の電位側の接続端子(マイナス側接続端子)45が形成されている。
第1通電部材50は、自身の長手方向に延び、導電性材料(例えば、SUS430等のステンレス鋼、アルミニウム、銅、および鉄などの金属材料)によって形成される棒状の部材である。第1通電部材50は、主体金具22の軸孔21内において、発熱体40の後端側に配置されている。第1通電部材50のことを中軸ともいう。第1通電部材50の長手方向は、概ね、軸線O方向と一致するが、第1通電部材50と、後述する接続部材51および第2通電部材73との接続状態によっては、軸線O方向に対して傾く場合もある。
リング60は、導電性材料(例えば、SUS410、SUS630等の金属材料)で形成された円筒状部材である。リング60は、主体金具22の軸孔21の内部に配置され、発熱体40の後端部と第1通電部材50の先端部とが、内部に嵌め込まれている。発熱体40の後端部のリング60への嵌め込みは圧入により行なわれ、これにより発熱体40の側面に露出する第1の電位側の接続端子(プラス側接続端子)46がリング60の内壁に接する。その結果、発熱体40の導電部42の第1の電位側の接続端子(プラス側接続端子)46が、リング60を介して第1通電部材50に電気的に接続される。本実施形態では、第1通電部材50の先端部のリング60への嵌め込みも、圧入によって行なわれる。
ここで、リング60内において、発熱体40の後端と第1通電部材50の先端とは離間している。これにより、発熱体40の導電部42と第1通電部材50との間は、第1の電位側の接続端子(プラス側接続端子)46を経由する経路でのみ導通する。なお、発熱体40の後端部と第1通電部材50の先端部とを離間させる代わりに、両者の間に絶縁性部材を配置することとしてもよい。
発熱体40の側面には、リング60の嵌め込み位置よりも先端側に第1外筒30が配置されており、第1外筒30よりも先端側には第2外筒31が配置されている。第1外筒30および第2外筒31は、導電性材料(例えば、SUS410、SUS630等の金属材料)で形成された円筒状部材であり、第1外筒30および第2外筒31内に発熱体40を圧入することにより組み付けられる。第1外筒30内に発熱体40を圧入することにより、導電部42の第2の電位側の接続端子(マイナス側接続端子)45が、第1外筒30の内壁に接触し、導電部42と第1外筒30とが電気的に接続される。
ハウジング20の内壁面と、発熱体40、第1通電部材50およびリング60との間には、弾性部材70、伝達スリーブ32、ダイアフラム33、およびセンサ固定部材34が配置されている。これらの部材は、いずれも導電性材料によって形成されている。弾性部材70は、例えばSUS316などのステンレス鋼やニッケル合金などの金属材料により形成することができる。伝達スリーブ32、ダイアフラム33、およびセンサ固定部材34は、例えば炭素鋼やステンレス鋼などの金属材料によって形成することができる。
弾性部材70は、軸線Oに沿った発熱体40の移動を許容しつつ、発熱体40とハウジング20とを連結する膜状の弾性部材であり、キャップ部24内に配置されている。弾性部材70には、発熱体40が貫通する孔部が中央部に形成されている。そして、上記孔部が形成される内周部(弾性部材70の先端側)は、発熱体40の外周に設けられた第2外筒31の後端部に溶接されており、弾性部材70の外周部(弾性部材70の後端側)は、センサ固定部材34の先端部に溶接されている。弾性部材70は、上記のように発熱体40とハウジング20とを連結することで、ハウジング20内の気密を確保する役割も果たす。なお、弾性部材70は、弾性変形することによって発熱体40の軸線Oに沿った移動を許容できれば良く、例えばベローズであってもよい。
センサ固定部材34は、略円筒形状の部材である。センサ固定部材34は、主体金具22の軸孔21の内壁面に沿って配置されており、その先端近傍には、径方向外側に突出する鍔状のフランジ部36が形成されている。このフランジ部36は、主体金具22の先端面およびキャップ部24の後端面に溶接されている。
伝達スリーブ32は、略円筒状の部材であり、主体金具22の軸孔21内においてセンサ固定部材34よりも径方向内側に配置されている。伝達スリーブ32の先端は、第1外筒30の外側に嵌め込まれて第1外筒30に溶接されている。これにより、発熱体40が、軸線O方向に沿ってハウジング20に対して相対的に変位したときには、伝達スリーブ32も一緒に変位する。その結果、伝達スリーブ32は、軸線Oに沿った発熱体40の変位を後端側(ダイアフラム33)へと伝達する。なお、第1外筒30はリング60よりも厚く形成されており、伝達スリーブ32とリング60とは離間している。そのため、リング60およびリング60内に嵌め込まれる第1通電部材50と伝達スリーブ32との間は、空間により絶縁されている。
ダイアフラム33は、環状の部材である。ダイアフラム33の中央には、第1通電部材50が貫通する開口部37が設けられている。ダイアフラム33の内周部には、伝達スリーブ32の後端が溶接されている。このため、燃焼ガスの圧力(燃焼圧)を受けて発熱体40が軸線Oに沿って変位すると、伝達スリーブ32によってその変位量がダイアフラム33に伝達され、ダイアフラム33が変形する。ダイアフラム33の外周部には、センサ固定部材34の後端が溶接されている。本実施形態では、このセンサ固定部材34によって、ダイアフラム33がハウジング20内の中央部付近に固定されている。
ダイアフラム33の上面(後端側の面)には、ダイアフラム33の変形量に基づいて圧力を検出する圧力検出素子35が設けられている(図2参照)。本実施形態では、圧力検出素子35として、ピエゾ抵抗素子が用いられている。なお、本実施形態では、圧力検出素子35としてピエゾ抵抗型素子を用いているが、異なる種類のセンサ素子、例えば圧電素子を用いることとしてもよい。
本実施形態の圧力検出素子35(ピエゾ抵抗素子)は、ダイアフラム33の変形量に応じてその抵抗値が変化する。圧力検出素子35には、ハウジング20内の所定の部位に設けられた集積回路(図示せず)が電気的に接続されている。集積回路は、圧力検出素子35の抵抗値の変化を検出することによって、内燃機関の燃焼圧を検出する。集積回路は、こうして検出された燃焼圧を示す電気信号を、ハウジング20の後端から挿入された配線(図示せず)を通じて外部のECU等に出力する。
図3は、グロープラグ10の後端部近傍の構成を模式的に表わす断面図である。ハウジング20の後端側には、保護筒72が主体金具22の後端部に溶接によって取り付けられている。保護筒72の内部には、端子アセンブリ74が配置されている。端子アセンブリ74の内部には、自身の長手方向に延び外部からの給電を受ける第2通電部材73と、第2通電部材73と第1通電部材50とを電気的に接続する接続部材51とが配置されている。接続部材51は、軸線O方向に弾性変形可能な金属製のばねである。接続部材51の先端部は、第1通電部材50の後端部に溶接されており、接続部材51の後端部は、第2通電部材73に溶接されている。既述したように燃焼圧を受けて発熱体40が軸線O方向に変位したときには、この発熱体40の変位は、接続部材51によって吸収される。そのため、発熱体40の変位がグロープラグ10の外部に伝達されることはない。第2通電部材73および端子アセンブリ74は、その一部が、保護筒72の後端から突出している。第2通電部材73のことを端子部材ともいう。第2通電部材73の長手方向は、本実施形態では、軸線O方向と一致している。
図4は、接続部材51が溶接される前の第2通電部材73の先端付近を示す拡大断面図である。第2通電部材73は、長手方向に延びる略円柱状の形状を有しており、先端側を向く先端向き面81を備えている。第2通電部材73は、この先端向き面81から先端側に突出する略円柱状の先端部82を有している。先端部82は、第2通電部材73の長手方向に対して直交する方向に突出する凸部83を有している。本実施形態では、凸部83は、先端部82の周囲に環状に設けられており、凸部83が突出する方向における凸部83の先端は、平坦である。なお、凸部83は、第2通電部材73の長手方向に対して交差する方向に突出していればよく、多少の傾き(例えば、直交方向に対して±10°の範囲)は許容される。先端向き面81は、本願における「先端側を向く面」に相当する。
また、本実施形態では、第2通電部材73の長手方向における凸部83の中心の位置C1は、先端部82の長手方向における中心の位置C2よりも後端側である。凸部83が形成された位置における先端部82の直径D1は、凸部が形成されていない位置における先端部82の直径D2よりも17%以上大きいことが好ましい。
図5は、接続部材51と第2通電部材73とが接続される様子を示す斜視図である。図5では、図の上部が先端側であり、図の下部が後端側である。接続部材51は、その後端に、第2通電部材73の先端部82を囲むように二股に分かれた脚部52を有している。接続部材51を第2通電部材73に接続するには、まず、この脚部52によって、凸部83の上から先端部82を保持させ、接続部材51と第2通電部材73とを加圧し、その状態で、接続部材51と第2通電部材73とを抵抗溶接する。このような溶接方法によれば、第2通電部材73に形成された凸部83に溶接時の発熱が集中し、凸部83を中心に接続部材51が第2通電部材73に溶接される。このような溶接の手法を、プロジェクション溶接という。なお、接続部材51には、脚部52は設けられていなくてもよい。
以上で説明した本実施形態のグロープラグ10であれば、接続部材51が、凸部83を介して第2通電部材73に溶接されるので、凸部83のない第2通電部材に接続部材51を溶接するよりも、接続部材51が第2通電部材73に溶接される位置を安定化させることができる。これは、第2通電部材73に凸部83がない場合には、抵抗溶接時において先端部82中で溶融しやすい部分が個体によってばらつき、接続部材51が第2通電部材73に固定される位置や角度が個体により変動する可能性があるのに対して、本実施形態では、先端部82に凸部83が設けられており、この凸部83が最も溶融しやすくなるため、凸部83の位置を予め規定しておけば、接続部材51と第2通電部材73との接続状態を安定化させることができるからである。この結果、接続部材51につながる第1通電部材50および発熱体40の軸線Oに沿った動きの挙動が、個体に応じて変動する可能性が低減するため、圧力センサの出力特性が個体によってばらつく可能性を低減することが可能になる。
また、本実施形態では、第2通電部材73の長手方向における凸部83の中心の位置C1は、先端部82の中心の位置C2よりも後端側である。そのため、接続部材51を第2通電部材73に溶接する際に、凸部83上に配置された接続部材51が、第2通電部材に対して傾斜する方向を一定の方向に定めることが容易になる。この結果、接続部材51と第2通電部材73との接続状態を、より安定化させることができる。
更に、本実施形態では、凸部83が突出する方向における凸部83の先端が平坦であるため、接続部材51を第2通電部材73に溶接する際に、凸部83の先端に応力が集中することを抑制することができる。この結果、応力の集中によって第2通電部材73や接続部材51が破損することを抑制することができる。
また、本実施形態では、凸部83が、第2通電部材73の先端部82の周囲に環状に設けられているため、接続部材51と第2通電部材73との溶接時において、第2通電部材73の径方向に方向性が生じない。そのため、第2通電部材73に対する接続部材51の溶接位置を容易に位置決めすることができる。この結果、グロープラグ10の生産性を向上させることができる。
B.評価試験:
以下では、上述した実施形態におけるグロープラグ10に対して行った評価試験について説明する。
図6は、第2通電部材73の先端部82に対して凸部83を設ける位置を評価した試験結果を示す図である。この試験では、凸部83を第2通電部材73の先端部82に設ける位置を変化させた上で、第2通電部材73に対して接続部材51を溶接し、それぞれの位置における接続部材51の溶接強度を測定した。なお、図6において、先端からの凸部の位置が0mmのものは、凸部83を有していないサンプルについての試験結果である。また、他のサンプルには、いずれも、第2通電部材73を軸線Oを含む面で切断した際の断面積が0.03mmとなる凸部を形成した。この断面積は、凸部のみの断面積であり、凸部以外の先端部82の断面積を含んでいない。この試験では、第2通電部材73をバイスで固定し、その第2通電部材73に溶接された接続部材51を他のバイスで把持して引っ張ることで、溶接部の破断強度を測定した。
この試験の結果、第2通電部材73の先端部82に凸部83が設けられていない場合よりも凸部83が設けられているほうが溶接強度が高く、また、凸部83の位置が後端側であるほど、溶接強度が高いことが確認された。特に、先端部82の最も先端の位置から概ね0.6mm以上、凸部83が後端側に位置していれば、グロープラグ10の信頼性を確保できる十分な強度(200N)を確保できることが確認された。この0.6mmという位置は、第2通電部材73の長手方向における先端部82の中心の位置である。よって、この試験によれば、第2通電部材73の長手方向における凸部83の中心の位置は、溶接強度の面からも、先端部82の中心の位置C2よりも後端側であることが好ましいことが確認された。
図7は、第2通電部材73の先端部82に設ける凸部83の直径を評価した試験結果を示す図である。この試験では、凸部83が設けられている部分の先端部82の直径を変化させた上で、第2通電部材73に対して接続部材51を溶接し、それぞれの直径における接続部材51の溶接強度を測定した。図7に示した「直径差」とは、凸部83が形成されていない位置における先端部82の直径D2(図4参照)に対する、凸部83が形成された位置における先端部82の直径D1(図4参照)の比率(=D1/D2)を百分率で表し、そこから100%を差し引いた値である。なお、図7において、直径差が0%の試験結果は、凸部83を有していないサンプルについての試験結果である。また、この試験では、凸部83の中心の位置を、先端部82の最も先端の位置から0.6mmの位置に設けて試験を行った。強度の測定は、図6に示した試験と同様の方法により行った。
この試験では、凸部83が形成された位置における先端部82の直径D1が、凸部83が形成されていない位置における先端部82の直径D2よりも17%以上大きければ、グロープラグ10の信頼性を確保できる十分な強度(200N)を確保することができた。この程度の凸部83の径(高さ)が確保できれば、溶接時の溶融量が十分に確保でき、接合強度が上がると考えられるためである。よって、この試験によれば、凸部83が形成された位置における先端部82の直径D1は、凸部が形成されていない位置における先端部82の直径D2よりも17%以上大きいことが好ましいことが確認された。なお、この17%という数値は、本実験では、第2通電部材73の長手方向に垂直な方向に沿った凸部83の断面積の0.03mmに相当する。よって、本試験によれば、凸部83の断面積が0.03mm以上であることが好ましいことについても確認された。
C.他の実施形態:
図8は、第2通電部材73の先端部82の他の実施形態を示す図である。上記実施形態では、第2通電部材73の先端部82は、円柱状である。これに対して、例えば、図8に示すように、第2通電部材73の先端部82aは、凸部83よりも先端側の少なくとも一部が、テーパ状に縮径されていてもよい。テーパ状に縮径された部分の面を、以下では、「テーパ面84」という。このような形態であれば、第2通電部材73と接続部材51の溶接時に、凸部83と接続部材51との間に溶接ばりが発生したとしても、その溶接ばりが、テーパ面84と接続部材51との間に収まり、落下することを抑制することができる。そのため、例えば、グロープラグ10の使用中等に溶接ばりが落下して、圧力検出素子35等に接触し、圧力センサからの出力に影響を与えることを抑制することができる。なお、接続部材51と第2通電部材73との取り付け状態をより安定化させるために、テーパ面84のテーパ角θは、6〜18度であることが好ましい。このテーパ角θは、図8に示すように、軸線Oとテーパ面84とのなす角のうち、角度の小さい方の角度である。
図9は、第2通電部材73の先端部82の更に他の実施形態を示す図である。上記実施形態では、第2通電部材73の長手方向における凸部83の中心の位置C1は、第2通電部材73の長手方向における先端部82の中心の位置C2よりも後端側である。これに対して、図9に示すように、凸部83の中心の位置C1は、先端部82bの中心の位置C2よりも先端側であってもよい。図9には、特に、凸部83が、先端部82bの最も先端の位置に設けられている例を示している。このように、凸部83の中心の位置C1が、先端部82の中心の位置C2よりも先端側であっても、凸部83の中心の位置C1が先端部82の中心の位置C2よりも後端側の場合と同様に、接続部材51と第2通電部材73との取り付け状態を安定化させることが可能である。
D.変形例:
上記実施形態のグロープラグは、以下のような変形が可能である。
(1)第2通電部材73の先端部82に設けられた凸部83が突出する方向における凸部83の先端は平坦でなくてもよい。
(2)凸部83は、先端部82の周囲全体ではなく、先端部82の周囲の少なくとも一部に設けられていてもよい。
(3)第2通電部材73の先端部82の形状は、円柱状に限らず、例えば、角柱状であってもよいし、平板状であってもよい。
(4)発熱体40は、窒化珪素によって構成されたセラミックスタイプではなく、コイル状の金属によって構成されたメタルタイプであってもよい。
(5)第1通電部材50と接続部材51とが溶接される部分に、上記実施形態と同様の凸部が設けられていてもよい。つまり、第1通電部材50と第2通電部材73の両方の、接続部材51が溶接される部分に、凸部が設けられていてもよい。
(6)第1通電部材50と発熱体40とを、上記実施形態と同様の接続部材で接続するものとしてもよく、それらを溶接する部分に、上記実施形態と同様の凸部が設けられていてもよい。
(7)第2通電部材が中軸、第1通電部材が端子部材であってもよい。
(8)グロープラグ10は、圧力センサを有していない構成であってもよい。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態や変形例の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…グロープラグ
20…ハウジング
21…軸孔
22…主体金具
23…ねじ部
24…キャップ部
25…テーパ部
30…第1外筒
31…第2外筒
32…伝達スリーブ
33…ダイアフラム
34…センサ固定部材
35…圧力検出素子
36…フランジ部
37…開口部
40…発熱体
41…絶縁部
42…導電部
46…接続端子
50…第1通電部材
51…接続部材
52…脚部
60…リング
70…弾性部材
72…保護筒
73…第2通電部材
74…端子アセンブリ
81…先端向き面
82,82a,82b…先端部
83…凸部
84…テーパ面

Claims (7)

  1. 軸線方向に延びるとともに、前記軸線方向の先端側に配置され、通電によって発熱する発熱体を有するグロープラグであって、
    長手方向に延び、前記発熱体よりも後端側に位置し、前記発熱体と電気的に接続される第1通電部材と、
    長手方向に延び、前記発熱体よりも後端側に位置し、かつ、前記軸線方向において前記第1通電部材から離間して配置された第2通電部材と、
    前記第1通電部材と前記第2通電部材とを電気的に接続する接続部材と、を備え、
    前記第2通電部材は、自身の前記長手方向に対して交差する方向に突出する凸部を有し、
    前記接続部材は、前記凸部を介して前記第2通電部材に溶接されていることを特徴とするグロープラグ。
  2. 請求項1に記載のグロープラグであって、
    前記第2通電部材は、先端側を向く面と、前記先端側を向く面から先端側に突出し、前記凸部を有する先端部を有し、
    前記先端部は、前記凸部よりも先端側の少なくとも一部が、テーパ状に形成されていることを特徴とするグロープラグ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のグロープラグであって、
    前記第2通電部材は、先端側を向く面と、前記先端側を向く面から先端側に突出し、前記凸部を有する先端部を有し、
    前記第2通電部材の長手方向における前記凸部の中心の位置は、前記第2通電部材の長手方向における前記先端部の中心の位置よりも後端側であることを特徴とするグロープラグ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のグロープラグであって、
    前記第2通電部材は、先端側を向く面と、前記先端側を向く面から先端側に突出し、前記凸部を有する先端部を有し、
    前記凸部が形成された位置における前記先端部の直径は、前記凸部が形成されていない位置における前記先端部の直径よりも17%以上大きいことを特徴とするグロープラグ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のグロープラグであって、
    前記凸部が突出する方向における前記凸部の先端が平坦であることを特徴とするグロープラグ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のグロープラグであって、
    前記第2通電部材は、円柱状の先端部を有し、
    前記凸部は、前記先端部の周囲に設けられていることを特徴とするグロープラグ。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のグロープラグであって、
    前記軸線方向に延びる筒状のハウジングと、
    自身の先端部を前記ハウジングの先端から突出させて、前記軸線方向に変位可能に前記ハウジング内に配置される前記発熱体と、
    前記ハウジング内に配置されて、前記発熱体と前記ハウジングとに結合される弾性部材と、
    前記ハウジングに対する前記発熱体の前記軸線方向における変位から燃焼圧を検知する圧力センサと、
    前記軸線方向に延びて、前記発熱体に電気的に接続される前記第1通電部材と、
    前記第1通電部材よりも前記軸線方向の後端側に位置し、前記ハウジングと絶縁された状態で、前記接続部材を介して前記第1通電部材と電気的に接続される前記第2通電部材と、
    を備えることを特徴とするグロープラグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013024488A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Ngk Spark Plug Co Ltd 燃焼圧検知センサ付きグロープラグ
WO2014203465A1 (ja) * 2013-06-20 2014-12-24 古河電気工業株式会社 バッテリー状態検知装置、及びその製造方法

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