JP2019032246A - 圧力センサ - Google Patents

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Shiko Sasa
司光 佐々
和典 池野
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和典 池野
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Abstract

【課題】変位部材とセンサ部とを連結する伝達部材を2つ以上の部材で構成し、この部材を溶接により接続する構成において、変位部材が受圧した圧力を良好にセンサ部に伝達することができる圧力センサを提供する。【解決手段】ハウジングの軸孔11h内に挿通され、ハウジングに対して軸線方向に変位可能な変位部材と、変位部材の外周に自身の一部が連結する筒状の伝達部材60と、伝達部材60に連結されるセンサ部であって、伝達部材を60を介して自身に伝達される前記変位部材が受圧した圧力に応じた信号を出力するセンサ部と、を備え、伝達部材60には、第1部材61の後端部61mに切り欠かれた第1切欠き部63の後端向き面63mと、第2部材62の先端部62sに切り欠かれた第2切欠き部64の先端向き面64sと、が対向した位置に、第1切欠き部63と第2切欠き部64とに跨るように溶融部W4が設けられる。【選択図】図5

Description

本発明は、内燃機関の燃焼室内の燃焼圧等の圧力を検知するための圧力センサに関する。
従来より、ディーゼルエンジン等の内燃機関における燃焼室内の燃焼圧を検知する圧力センサが知られている。この圧力センサは、燃焼室内に変位部材を露出させた状態でハウジングをエンジンヘッドに取り付け、燃焼室内の燃焼圧(燃焼ガス圧)を変位部材で受圧させ、変位部材が受圧した圧力を圧電素子や歪ゲージ(ゲージ)等を有するセンサ部によって検知する。さらに、ディーゼルエンジンの始動を補助するために使用されるグロープラグに、上述の圧力センサの機能を加えた圧力センサ付きグロープラグも知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1の圧力センサ付きグロープラグは、筒状のハウジングと、ハウジングに挿通されるとともにハウジング対して軸線方向に沿って相対変位可能なセラミックヒータ(変位部材)と、セラミックヒータが受圧した圧力に応じた信号を出力するセンサ素子(センサ部)を備えている。
さらに、特許文献1の圧力センサ付きグロープラグには、セラミックヒータが受圧した圧力をセンサ素子に伝達するために、セラミックヒータとハウジングとの間隙に、筒状のリング部材及び筒状の伝達部材が設けられている。このリング部材及び伝達部材は、リング部材をセラミックヒータに固定する一方、伝達部材にセンサ素子を載置する。そして、リング部材の後端部と伝達部材の先端部をレーザ溶接等の溶接により接続することで、セラミックヒータが受圧した圧力をリング部材及び伝達部材を介してセンサ素子に伝達している。
特開2013−257133号公報
しかしながら、リング部材の後端部と伝達部材の先端部とを溶接により接続する形態では、リング部材の後端部の形状、伝達部材の先端部の形状、及び形成される溶融部の形状の3つの組み合わせかたによっては、変位部材が受圧した圧力を適切にセンサ素子に伝達することができない虞があった。なお、この課題は、特許文献1の圧力センサ付きグロープラグだけでなく、ヒータ機能を有さない圧力センサにおいても同様に発生する。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、変位部材とセンサ部とを連結する伝達部材を2つ以上の部材で構成し、この部材を溶接により接続する構成において、変位部材が受圧した圧力を適切にセンサ部に伝達することができる圧力センサを提供することを目的とする。
本発明の圧力センサは、軸線方向に延び、軸孔が設けられた筒状のハウジングと、前記軸線方向に延びると共に、前記ハウジングの前記軸孔内に挿通され、自身の先端部が受圧することで前記ハウジングに対して前記軸線方向に変位可能な変位部材と、前記軸線方向に延び、前記変位部材の外周に自身の一部が連結する筒状の伝達部材と、前記伝達部材に連結されるセンサ部であって、前記伝達部材を介して自身に伝達される前記変位部材が受圧した圧力に応じた信号を出力するセンサ部と、を備え、前記伝達部材は、先端側に位置する第1部材と、前記第1部材よりも後端側に位置する第2部材と、を有する圧力センサであって、
第1部材の後端部には、第1切欠き部を有する一方、第2部材の先端部には、前記第1切欠き部と軸線方向に重なりあうように切り欠かれた第2切欠き部を有し、前記第1切欠き部の後端向き面と前記第2切欠き部の先端向き面とが対向した位置に、前記第1切欠き部と前記第2切欠き部とに跨るように溶融部が設けられていることを特徴とする。
本発明の圧力センサによれば、第1部材の後端部に第1切欠き部を有し、第2部材の先端部に第1切欠き部に嵌りこむ第2切欠き部を有する。さらに、本発明の圧力センサによれば、第1切欠き部の後端向き面と第2切欠き部の先端向き面とが対向した位置(以下、「両面が対向した位置」と言う)に、第1切欠き部と第2切欠き部とに跨るように溶融部が設けられている。このように、第1部材の後端部と第2部材の先端部とを軸線方向に重なりあうように嵌め合いにて係合する構成においては、両面が対向した位置に、第1切欠き部と第2切欠き部とに跨るように溶融部が設けられることで、変位部材が受圧した圧力を適切にセンサ部に伝達することができる。
これは、次のような理由からである。変位部材が受圧した圧力は軸線方向に沿うように発生する。そのため、変位部材に連結された伝達部材の第1部材においても、同様に軸線方向に沿う圧力が変位部材から伝達される。これに対し、両面が対向した位置に溶融部が設けられることで、第1部材の軸線方向に沿う圧力が直接的に第2部材に伝達することができる。つまりは、第1部材の軸線方向に沿う圧力が減少することなく第1部材から第2部材へ伝達することができる。その結果、センサ部に変位部材が受圧した圧力を適切に伝達することができる。
なお、第1切欠き部は、第1部材の後端部の周方向の一部に設けられていても良いし、周方向に複数に設けられていても良いし、周方向に亘って全周に設けられていても良い。また、第2切欠き部も、第2部材の先端部の周方向の一部に設けられていても良いし、周方向に複数に設けられていても良いし、周方向に亘って全周に設けられていても良い。
また、「前記第1切欠き部の後端向き面と前記第2切欠き部の先端向き面とが対向した」とは、第1切欠き部の後端向き面と第2切欠き部の先端向き面とが当接していても良いし、この両面が離間していても良い。なお、両面が離間している場合(つまり、後端向き面と先端向き面との間に間隙が設けられている場合)には、溶融部により間隙を埋めることが可能な程度で離間しているものである。
また、上述の圧力センサであって、前記第1切欠き部及び前記第2切欠き部は、前記第1部材及び前記第2部材の周方向に亘って全周に設けられており、前記溶融部は周方向に亘って全周に設けられていることが好ましい。
このように、第1部材の後端部と第2部材の先端部とを周方向に亘って全周にて係合し、さらに溶融部を全周に設けることで、第1部材と第2部材とを強固に結合することができる。その上、両面が対向した位置に、第1切欠き部と第2切欠き部とに跨るように全周に亘って溶融部が設けられることで、変位部材が受圧した圧力をより適切にセンサ部に伝達することができる。
また、上記いずれかの圧力センサであって、溶融部は、溶け込み方向が前記径方向に対して傾斜していることが好ましい。
このように、溶融部の溶け込み方向が径方向に対して傾斜していることで、嵌め合された第1切欠き部と前記第2切欠き部のうち、両面が対向した位置だけでなく、他の第1切欠き部の表面と第2切欠き部の表面とが対向する位置(つまりは、第1切欠き部と第2切欠き部とが軸線方向に重なりあう位置)においても溶融部が設けられることになる。その結果、第1部材と第2部材とをより強固に結合することができる。
さらに、上記いずれかの圧力センサであって、前記変位部材には、ヒータが内蔵されてなり、前記伝達部材は、前記ヒータよりも後端側まで延びており、前記溶融部は、前記ヒータよりも後端側に位置することが好ましい。
このように、変位部材にヒータが内蔵されている圧力センサでは、ヒータからの熱が伝達部材を介してセンサ部に伝わることになる。これに対し、第1部材と第2部材とを溶融部にて接続する構成であれば、第1部材から第2部材への熱の伝わりは溶融部により抑制することができる。そのため、この溶融部をヒータよりも後端側に位置させることで、ヒータからの熱がセンサ部に伝わることを抑制でき、センサ部の耐久性を維持することができる。
第1実施形態の圧力センサ付きグロープラグ100の概略図である。 図1の断面図の一部分を拡大した第1の図である。 図1の断面図の一部分を拡大した第2の図である。 図1の断面図の一部分を拡大した第3の図である。 第1実施形態及び比較形態における第1部材の後端部及び第2部材の先端部の近傍の説明図である。 第2実施形態の圧力センサ付きグロープラグ100Bの断面図である。 変形例における第1部材の後端部及び第2部材の先端部の近傍の説明図である。
A−1.グロープラグの構成:
図1は、第1実施形態の圧力センサ付きグロープラグ100(以下、単に圧力センサ100とも呼ぶ)の概略図である。図1では、圧力センサ100の後端部分については、外観図が示され、先端部分については、軸線COを含む面で切断された断面図が示されている。図2〜図4は、図1の断面図の一部分を拡大した図である。図中の一点破線は、圧力センサ100の軸線COを示している。軸線COと平行な方向(図の上下方向)を軸線方向とも呼ぶ。軸線COを中心とし、軸線COと垂直な面上の円の径方向を、単に「径方向」とも呼び、当該円の周方向を、単に「周方向」とも呼ぶ。図における下方向を先端方向FDと呼び、上方向を後端方向BDとも呼ぶ。図における下側を、圧力センサ100の先端側と呼び、図における上側を圧力センサ100の後端側と呼ぶ。
圧力センサ100は、ディーゼルエンジンなどの内燃機関(図示省略)に取り付けられ、燃焼室内の燃料ガスの着火を補助するためと、燃焼室内の圧力を検出するためと、に利用される。圧力センサ100は、ハウジング10と、セラミックヒータ20と、外筒30と、保持部材40と、センサ部50と、伝達部材60と、樹脂部材70と、接続部材80と、中軸90と、を主に備えている。
ハウジング10は、主体金具11と、主体金具11よりも先端側に配置された先端キャップ部材12と、主体金具11よりも後端側に配置された後端キャップ部材13と、センサ支持部材14と、を備えている(図1等)。
主体金具11(図1、図3、図4)は、軸線方向に延びる貫通孔である軸孔11hを有する筒状の部材であり、導電性の金属、例えば、炭素鋼やステンレス鋼を用いて形成されている。主体金具11の後端部11kは、主体金具11のうちの後端部11kよりも先端側の部分よりも大きな外径を有している。後端部11kは、後端キャップ部材13の先端部13sと、直接、接合(具体的には溶接)されている(図1)。主体金具11の外周面のうち、軸線向の中央より後端側の一部には、圧力センサ100を内燃機関に取り付けるための雄ネジ11dが形成されている。主体金具11の先端部11s(図3)は、後述するセンサ支持部材14のフランジ部14cを介して、先端キャップ部材12の後端部12kと接合(具体的には溶接)されている(図3等)。
先端キャップ部材12(図1、図3)は、筒状の部材であり、導電性の金属、例えば、炭素鋼やステンレス鋼を用いて形成されている。先端キャップ部材12の先端側の縮径部12cは、先端側に向かって外径が縮径している(図3等)。縮径部12cは、圧力センサ100が内燃機関に取り付けられた際に、プラグホールの座面に圧接されて、燃焼室内の気密性を確保する。
後端キャップ部材13(図1)は、筒状の部材であり、導電性の金属、例えば、ステンレス鋼を用いて形成されている。後端キャップ部材13の後端部分には、グロープラグ100の取り付け時に、レンチが係合する工具係合部13eが形成されている。後端キャップ部材13の後端部13kには、円筒状の樹脂部材70が装着されている。
センサ支持部材14(図3、図4等)は、軸線方向に延びる軸孔14hを有する筒状の部材であり、導電性の金属、例えば、ステンレス鋼を用いて形成されている。センサ支持部材14は、主体金具11の軸孔11h内に挿通され、主体金具11の内周面に沿って配置されている。センサ支持部材14の先端は、主体金具11の先端よりも先端側に位置している。センサ支持部材14の後端は、後述するセンサ素子57の近傍に位置している。センサ支持部材14の先端の近傍には、径方向外側に延出したフランジ部14cが形成されている。フランジ部14cの後端側には、主体金具11の先端部11sが溶接され、フランジ部14cの先端側には、先端キャップ部材12の後端部12kが溶接されている。これによって、上述したように、主体金具11と先端キャップ部材12とが、フランジ部14cを介して接合されるとともに、主体金具11に対して、センサ支持部材14が固定される。
外筒30(図1、図3、図4)は、軸線方向に延び、貫通孔30hを有する円筒状の部材であり、導電性の金属、例えば、ステンレス鋼を用いて形成されている。外筒30の内周面には、Auメッキ層が形成されている。外筒30の外径は、軸線方向のいずれの位置において一定である。外筒30は、小内径部30Aと、小内径部30Aよりも先端側に位置し、小内径部30Aよりも内径が大きな大内径部30Bと、を備えている。外筒30のうち、小内径部30Aの全体と、大内径部30Bの後端側の一部を含む部分は、ハウジング10の軸孔11h(センサ支持部材14の軸孔14h)内に挿通されている。外筒30のうち、大内径部30Bの先端側の部分は、ハウジング10の先端10A(先端キャップ部材12の先端)よりも先端側に突出している。
セラミックヒータ20(図1、図2等)は、軸線方向に延びる丸棒状の部材である。セラミックヒータ20の外径は、例えば、3〜4mm程度である。セラミックヒータ20は、丸棒状の絶縁性の基体26と、基体26の内部に埋設された導電性の発熱抵抗体27と、を備えている。
基体26は、絶縁性のセラミック、例えば、窒化珪素質セラミックを用いて形成されている。基体26の先端部26s(すなわち、セラミックヒータ20の先端部)は、半球状に丸められている。
発熱抵抗体27は、導電性のセラミック、例えば、導電成分として炭化タングステンを含有する窒化珪素質セラミックを用いて形成されている。発熱抵抗体27は、発熱部27cと、一対のリード部27d、27eと、一対の電極取出部27f、27gと、を備えている。発熱部27c(図2)は、先端に配置されて、U字状に曲げられた形状を有する。発熱部27cは、通電によって高温に発熱する。一対のリード部27d、27e(図2〜図4)は、先端が発熱部27cの両端に接続され、後端側に向かって互いに平行に延びている。一対の電極取出部27f、27g(図3、図4)は、セラミックヒータ20の後端側の部分に位置している。一対の電極取出部27f、27gの径方向内側の端は、一対のリード部27d、27eと接続しており、径方向外側の端は、セラミックヒータ20の外周面20o(基体26の外周面)に露出している。一方の電極取出部27gは、他方の電極取出部27fよりも後端側に位置している。
セラミックヒータ20は、外筒30の貫通孔30hに挿通されて、外筒30に固定されている。セラミックヒータ20のうち、先端部21(図2、図3)は、外筒30の先端よりも先端側に位置しており、後端部23(図3、図4)は、外筒30の後端よりも後端側に位置している。先端部21と後端部23との間に位置する中間部22(図3)は、外筒30の貫通孔30h内に保持されている。セラミックヒータ20の先端部21および中間部22の先端側の一部は、ハウジング10の先端10Aよりも先端側に位置している。
具体的には、セラミックヒータ20は、圧入(締まり嵌め)により、外筒30の小内径部30Aに固定されている。小内径部30Aの内周面30Aiは、軸線方向の全長に亘って、かつ、全周に亘って、セラミックヒータ20の外周面20o(基体26の外周面)と接触している。換言すれば、小内径部30Aの内周面30Aiと、セラミックヒータ20の外周面20oとの間に隙間はない。一方、外筒30の大内径部30Bの内周面30Biは、セラミックヒータ20の20oから離間している。換言すれば、大内径部30Bの内周面30Biと、セラミックヒータ20の外周面20oとの間には、隙間(例えば、約0.1mm)がある。
セラミックヒータ20の電極取出部27fは、外筒30の内周面30i(小内径部30Aの内周面30Ai)と接触している。これによって、電極取出部27fは、外筒30と電気的に接続される。他方の電極取出部27gは、外筒30とは接触していない。
保持部材40(図3)は、円環状であるとともに、薄肉の膜状の部材であり、導電性の金属、例えば、ステンレス鋼を用いて形成されている。保持部材40は、ハウジング10の先端キャップ部材12の内部で、かつ、外筒30の外側に位置する、環状の空間SPに配置されている。保持部材40は、外筒側部41と、金具側部45と、外筒側部41と金具側部45との間に位置する中間変形部43と、を備えている。
保持部材40の外筒側部41は、径方向内側の部分であり、外筒30の外周面30o(大内径部30Bの外周面)に沿う円筒状の部分である。外筒側部41は、金具側部45よりも先端側に位置している。外筒側部41は、例えば、レーザ溶接によって全周に亘って接合されることによって、外筒30に固定されている。図3の溶融部W1は、レーザ溶接によって形成される溶融部である。
金具側部45は、径方向外側の部分であり、ハウジング10の先端キャップ部材12の内周面12iに沿う円筒状の部分である。金具側部45は、例えば、レーザ溶接によって全周に亘って接合されることによって、センサ支持部材14の先端部14sに固定されている。先端部14sは、センサ支持部材14のうち、フランジ部14cよりも先端側に位置し、先端キャップ部材12の内周面12iと、金具側部45を挟んで対向する部分である。図3の溶融部W2は、レーザ溶接によって形成される溶融部である。
中間変形部43は、軸線COと略垂直な方向に延びている円環板状の部分である。中間変形部43は、ハウジング10(先端キャップ部材12)に対して、外筒30およびセラミックヒータ20が軸線方向に沿って変位した場合に、該変位に応じて容易に変形する程度に薄い。
このように、保持部材40は、ハウジング10に対して外筒30およびセラミックヒータ20を軸線方向に変位可能に保持している。なお、外筒30とセラミックヒータ20と後述する接続部材80と中軸90の全体は、ハウジング10に対して軸線方向に変位可能に保持される変位部材DMを構成している。
また、保持部材40は、ハウジング10の先端キャップ部材12と外筒30との間の空間SPを通って、高温の燃焼ガスが後端側に浸入することを防止するシール部材として機能する。保持部材40は、外筒30とハウジング10との間を電気的に接続している。これによって、セラミックヒータ20の電極取出部27fは、外筒30および保持部材40を介して、ハウジング10に電気的に接続される。保持部材40は、セラミックヒータ20の熱を、ハウジング10を介して内燃機関へ逃がす機能も有する。
伝達部材60(図3、図4)は、軸線方向に延びる筒状の部材である。伝達部材60は、センサ支持部材14の軸孔14hに挿通され、保持部材40よりも後端側に位置している。伝達部材60は、変位部材DMの外周に配置されている。伝達部材60は、第1部材61と第1部材61よりも後端側に位置する第2部材62との2個の部材で構成されており、第1部材61の後端と第2部材62の先端とは、接合されている。第2部材62は、第1部材61よりも熱伝導率が低い材料を用いて形成されている。例えば、第1部材61は、SUS630(熱伝導率18.4W・m−1・K−1)を用いて形成され、第2部材62は、SUS316(熱伝導率16.3W・m−1・K−1)を用いて形成されている。
第1部材61の先端部61sは、レーザ溶接によって、周方向の全周に亘って外筒30に固定されている。図3の溶融部W3は、レーザ溶接によって形成される溶融部である。また、第1部材61の後端部61mは、レーザ溶接によって、周方向の全周に亘って第2部材62の先端部62sに固定されている。図4の溶融部W4は、レーザ溶接によって形成される溶融部である。この第1部材の後端部61mと第2部材62の先端部62sとの固定については、後程、詳細に説明する。
センサ部50は、センサ素子57、載置部55を主に備える。このうち、載置部55(図4参照)は、円環状を有しており、導電性の金属、例えば、ステンレス鋼を用いて形成されている。載置部55は、セラミックヒータ20よりも後端側に位置している。載置部55の径方向の内側部分55aの先端には、上述した伝達部材60の第2部材62の後端部62mが、例えば、溶接によって接合されている。載置部55の径方向の外側部分55bの先端には、上述したセンサ支持部材14の後端部14kが、例えば、溶接によって接合されている。載置部55は、伝達部材60の軸線方向の変位を妨げず、伝達部材60の軸線方向の変位に応じて撓むダイアフラム(薄膜)として機能する。
センサ素子57は、載置部55の後端側の面に、接合されている。センサ素子57は、いわゆるピエゾ抵抗型の半導体歪みゲージであり、載置部55の撓み変形に伴って自身の抵抗値が変化する。集積回路59は、図1に破線で示すように、ハウジング10の後端キャップ部材13の内部に配置されており、センサ素子57から後端側に引き出された一対の配線58を介して、センサ素子57と接続されている。集積回路59は、センサ素子57の抵抗値に応じて変化する電気信号を外部に出力する。外部の機器(例えば、エンジンコンピュータ)は、該電気信号に基づいて、内燃機関の燃焼室内の圧力を取得することが
できる。
接続部材80は、軸線方向に延びる円筒状の部材であり、導電性の金属、例えば、ステンレス鋼を用いて形成されている。接続部材80の先端部80sは、セラミックヒータ20の後端部23に、例えば、圧入によって、接続されている。先端部80sは、セラミックヒータ20の電極取出部27gと接触する。これによって、接続部材80および後述する中軸90は、電極取出部27gと、電気的に接続される。接続部材80は、伝達部材60とは離間している。接続部材80は、他方の電極取出部27fとは接触していない。
中軸90は、軸線方向に延びる棒状の部材であり、導電性の金属、例えば、ステンレス鋼を用いて形成されている。中軸90は、先端側に位置する外径が大きな先端部90sと、先端部90sよりも外径が小さく、先端部90sから後端側に延びる胴部90cと、を備えている。中軸90は、主体金具11の軸孔11h内に、主体金具11から離間した状態で挿通されている。中軸90の先端部90sを含む部分は、伝達部材60およびセンサ支持部材14の径方向内側に、これらから離間して配置されている。中軸90の先端部90sは、接続部材80の後端部80kに、例えば、溶接によって、接続されている。これによって、中軸90は、接続部材80を介して、セラミックヒータ20に固定されるとともに、セラミックヒータ20の電極取出部27gに電気的に接続される。中軸90の後端には、図示しない電気供給部材を介して、セラミックヒータ20の電極取出部27gに供給すべき電圧が印加される。
圧力センサ100の使用時には、ハウジング10と中軸90との間に、電圧が印加される。上述したように、一方の電極取出部27fは、外筒30と保持部材40とを介して、ハウジング10に電気的に接続されている。他方の電極取出部27gは、接続部材80を介して中軸90に電気的に接続されている。従って、ハウジング10と中軸90とに供給された電力は、電極取出部27f、27gを通じて、発熱部27cに供給される。これにより、発熱部27cが発熱する。また、上述したセラミックヒータ20および外筒30は、保持部材40によって、軸線方向に変位可能に保持されているので、内燃機関の燃焼室内の圧力に応じて、軸線方向に変位する。セラミックヒータ20および外筒30が受圧した圧力(変位)は、伝達部材60を介して、載置部55に伝達される。この結果、載置部55には、セラミックヒータ20および外筒30が受圧した圧力(変位)に応じた歪みが生じるので、歪みゲージとして機能するセンサ素子57によって検出できる。そして、セラミックヒータ20および外筒30が受圧した圧力に基づいて、燃焼室内の圧力が検出される。
A−2.第1部材の後端部及び第2部材の先端部の近傍の構成:
図5は、第1部材の後端部及び第2部材の先端部の近傍の説明図であり、図4における領域AA1近傍を示している。なお、図5(A)は、第1実施形態を示し、図5(B)には、比較形態を示す。
第1の実施形態及び比較形態では、第1部材61の後端部61mに、径方向の内側の一部が切り欠かれた第1切欠き部63が形成されている。また、第2部材62の先端部62sには、径方向の外側の一部が切り欠かれた第2切欠き部64が形成されている。この第1切欠き部63と第2切欠き部64は互いが嵌りこむことで、第1部材61と第2部材62とが係合している。
図5(A)に示す第1実施形態では、第1切欠き部63の後端向き面63mと第2切欠き部64の先端向き面64sとが対向しており、詳細には、第1切欠き部63の後端向き面63mと第2切欠き部64の先端向き面64sとが当接している。そして、この両面63m、64sが対向する位置FPにレーザ溶接を行うことで、第1切欠き部63及び第2切欠き部64に跨るように溶融部W4が設けられている。その結果、第1部材61と第2部材62とが接合されている。この溶融部W4は、周方向に全周に亘って設けられている。
なお、図5(A)に示す第1実施形態では、第1切欠き部63の後端向き面63m、及び第2切欠き部64の先端向き面64sは、溶融部W4により存在していない(図5(A)では、後端向き面63m及び先端向き面64sは点線で示されている)。但し、第1切欠き部63、第2切欠き部64、及びその両者に跨るように溶融部W4が設けられている形態から、溶融部W4が形成されている領域内(具体的にはCP)に後端向き面63m、及び先端向き面64sが存在していたことを特定することができる。具体的には、第1切欠き部63の側面63kや、第2切欠き部64の側面64kが形成され、さらにその延長線上に溶融部W4が形成されている形態であれば、溶融部W4が形成されている領域内に、後端向き面63m、及び先端向き面64sが存在していたことを特定することができる。
また、例えば、溶融部が第1切欠き部の後端向き面及び第2切欠き部の先端向き面の一部を残して設けられている場合には、この第1切欠き部の後端向き面及び第2切欠き部の先端向き面の一部により、存在が確認できる。
一方、図5(B)に示す比較形態においても、第1切欠き部63の後端向き面63mと第2切欠き部64の先端向き面64sとが対向しており、詳細には、第1切欠き部63の後端向き面63mと第2切欠き部64の先端向き面64sとが当接している。しかしながら、図5(A)に示す第1実施形態とは異なり、両面63m、64sが対向する位置FPとは別の位置CP(具体的は、第1切欠き部63の側面63kと第2切欠き部64の側面64kとが軸線方向に重なりあう位置CP)にレーザ溶接に行うことで、第1切欠き部63及び第2切欠き部64に跨るように溶融部W41が設けられている。その結果、第1部材61と第2部材62とが接合されている。
この比較形態では、変位部材DMが受圧した圧力を適切にセンサ部50に伝達できない虞がある。それは、燃焼室内の燃焼圧を変位部材DMが受圧した場合、ハウジングに対して軸線方向(例えば、後端方向BD)に向かって相対的に変位する。この変位部材DMの変位に伴い、変位部材DMが受圧した圧力が軸線方向に沿うように発生する。すると、圧力変位部材DMに連結された伝達部材60の第1部材61においても、同様に軸線方向に沿う圧力が変位部材DMから伝達される。しかしながら、第1部材61から第2部材62に圧力を伝達する場合には、図5(B)に示される矢印AR1のように、軸線方向に沿う圧力が径方向に沿う圧力に変わることになる。そのため、軸線方向に沿う圧力が第2部材62に伝達する際に減少して、第1部材61から第2部材62に圧力が適切に伝達できず、その結果、センサ部50に変位部材DMが受圧した圧力を適切に伝達できない虞があった。
これに対し、第1の実施形態では、溶融部W4は第1切欠き部63の後端向き面63mと第2切欠き部64の先端向き面64sとが対向する位置FPに設けられている。そのため、図5(A)に示される矢印ARのように、第1部材63の軸線方向に沿う圧力を直接的に減らすことなく第2部材64に伝達することができる。その結果、センサ部50に変位部材DMが受圧した圧力を適切に伝達することができる。
さらに、第1実施形態では、第1切欠き部63及び第2切欠き部64は、第1部材61及び第2部材62の周方向に亘って全周に設けられており、溶融部W4は周方向に亘って全周に設けられている。そのため、第1部材61と第2部材62とを強固に結合することができる。その上、溶融部W4が第1切欠き部63の後端向き面63mと第2切欠き部64の先端向き面64sとが対向する位置FPに全周に亘って設けられているので、変位部材DMが受圧した圧力をより適切にセンサ部50に伝達することができる。
さらに、第1実施形態では、溶融部W4は、溶け込み方向が径方向に対して傾斜している。具体的には、第1実施形態では、溶融部W4が径方向に対して後端側に向かって傾斜している。これは、溶融部W4の溶け込み方向が、径方向に対して後端側に傾斜するようにレーザ溶接されている。これにより、溶融部W4が第1切欠き部63の後端向き面63mと第2切欠き部64の先端向き面64sとが対向する位置FPだけでなく、第1切欠き部63の側面63kと第2切欠き部64の側面64kとが軸線方向に重なりあう位置にも溶融部W4が設けられることになる。その結果、第1部材61と第2部材62とをより強固に結合することができる。
さらに、第1実施形態では、変位部材DMにセラミックヒータ20が内蔵されてなり、伝達部材60は、セラミックヒータ20の後端20eよりも後端側まで延びており、溶融部W4は、セラミックヒータ20よりも後端側に位置している。
このように、変位部材DMにセラミックヒータ20が内蔵されている圧力センサ100では、セラミックヒータ20からの熱が伝達部材60を介してセンサ部50に伝わることになる。これに対し、第1部材61と第2部材62とを溶融部W4にて接続する構成であれば、第1部材61から第2部材62への熱の伝わりは溶融部W4により抑制することができる。そのため、この溶融部W4をセラミックヒータ20よりも後端側に位置させることで、セラミックヒータ20からの熱がセンサ部50に伝わることを抑制でき、センサ部50の耐久性を維持することができる。
B.第2実施形態
図6は、第2実施形態の圧力センサ100Bの断面図である。この断面図は、軸線COを含む面で圧力センサ100Bの先端側の部分を切断した部分断面図である。第2実施形態の圧力センサ100Bは、第1実施形態の圧力センサ100のセラミックヒータ20、外筒30、接続部材80、中軸90に代えて、シースヒータ20B、中軸90Bを備えている。圧力センサ100Bの他の構成は、第1実施形態の圧力センサ100の構成と同一であるので、同一の構成については、説明を省略する。
シースヒータ20Bは、通電によって発熱する先端コイル27Bと、後端コイル28Bと、絶縁粉末26Bと、パッキン24Bと、チューブ25Bと、を含む。
チューブ25Bは、先端コイル27B、後端コイル28B、絶縁粉末26B、パッキン24Bを収容している。チューブ25Bは、例えば、導電性のNiベース合金を用いて形成されている。チューブ25Bは、例えば、軸線COに沿って延びる軸孔25Bhを有し、軸線COに沿って延びる円筒形状に成形されている。チューブ25Bの先端部25Bcは、閉塞しており、チューブ25Bの後端部25Bkは、開口している。
先端コイル27Bは、螺旋状に形成された細線であり、本実施形態では、タングステンを用いて形成されている。先端コイル27Bは、チューブ25Bの内部、具体的には、チューブ25Bの軸孔25Bhの先端側に、配置されている。先端コイル27Bの先端は、チューブ25Bの先端部25Bcに、溶接またはロウ付によって接合されており、電気的に接続されている。
後端コイル28Bは、螺旋状に形成された細線であり、先端コイル27Bの材料と比べて電気比抵抗の温度係数が大きい材料で形成されている。本実施形態では、後端コイル28Bは、鉄とクロムとアルミニウム(Fe−Cr−Al)の合金を用いて、形成されている。後端コイル28Bは、チューブ25Bの内部、具体的には、チューブ25Bの軸孔25Bhにおける先端コイル27Bより後端側に、配置されている。後端コイル28Bの先端は、先端コイル27Bの後端に、溶接またはロウ付によって接合されており、電気的に接続されている。後端コイル28Bの後端部28Bkは、チューブ25Bの軸孔25Bh内に挿入された中軸90の先端部90Bsに、巻き付けられたうえで溶接によって接合されており、電気的に接続されている。
絶縁粉末26Bは、マグネシア(MgO、酸化マグネシウムとも呼ぶ)の粉末であり、チューブ25Bの内部、すなわち、チューブ25Bの軸孔25Bhに充填されている。換言すれば、絶縁粉末26Bは、チューブ25Bの内面(内周面)と、コイル27B、28Bおよび中軸90Bとの間に充填されている。
パッキン24Bは、リング状に形成された部材であり、フッ素ゴムなどの絶縁性の弾性材料を用いて形成されている。パッキン24Bは、チューブ25Bの後端部25Bkと中軸90Bとの間に配置されている。
パッキン24Bと絶縁粉末26Bとは、チューブ25Bと中軸90Bとの間を、軸線COを囲む全周に亘って、電気的に絶縁している。また、絶縁粉末26Bは、発熱コイル27Bと後端コイル28Bと中軸90Bとチューブ25Bとの間の意図しない短絡を、抑制している。
以上説明した第2実施形態の圧力センサ100Bにおいても、第1実施形態のグロープラグ100と同様の作用・効果を奏する。例えば、溶融部W4は第1切欠き部63の後端向き面63mと第2切欠き部64の先端向き面64sとが対向する位置FPに設けられている。そのため、第1部材63の軸線方向に沿う圧力を直接的に減らすことなく第2部材64に伝達することができる。その結果、センサ部50に変位部材DMが受圧した圧力を適切に伝達することができる。また、以上の説明から解るように、第2実施形態では、シースヒータ20Bは、変位部材の一例である。
B.変形例
(1)上記第1実施形態の伝達部材60の構成は、一例であり、これに限られない。
図7は、変形例の圧力センサにおける、第1部材61Aの後端部61mA及び第2部材62Aの先端部62sAの近傍の構成の説明図である。なお、図7に示す変形例の圧力センサは、第1実施形態の圧力センサ100の伝達部材60に代えて、伝達部材60Aを備えている。変形例の圧力センサの他の構成は、第1実施形態の圧力センサ100の構成と同一であるので、同一の構成については、説明を省略する。
第1の実施形態の伝達部材60は、第1部材61の後端部61mに、径方向の内側の一部が切り欠かれた第1切欠き部63が形成されており、第2部材62の先端部62sには、径方向の外側の一部が切り欠かれた第2切欠き部64が形成されていた。これに対し、図7に示すように、変形例の伝達部材60Aは、第1部材61Aの後端部61mAに、径方向の外側の一部が切り欠かれた第1切欠き部63Aが形成されており、第2部材62Aの先端部62sAには、径方向の内側の一部が切り欠かれた第2切欠き部64Aが形成されている。そして、第1切欠き部63Aの後端向き面63mAと第2切欠き部64Aの先端向き面64sAとが対向しており、詳細には、第1切欠き部63Aの後端向き面63mAと第2切欠き部64Aの先端向き面64sAとが当接している。そして、この両面63mA、64sAが対向する位置FPにレーザ溶接を行うことで、第1切欠き部63A及び第2切欠き部64Aに跨るように溶融部W4Aが設けられている。その結果、第1部材61Aと第2部材62Aとが接合されている。この溶融部W4Aも、周方向に全周に亘って設けられている。
このような変形例においても、溶融部W4Aは第1切欠き部63Aの後端向き面63mと第2切欠き部64の先端向き面64sとが対向する位置FPに設けられている。そのため、図7に示される矢印ARのように、第1部材63Aの軸線方向に沿う圧力を直接的に減らすことなく第2部材64Aに伝達することができる。その結果、センサ部50に変位部材DMが受圧した圧力を適切に伝達することができる。
(2)上記第1実施形態では、第1切欠き部63の後端向き面63mと第2切欠き部64の先端向き面64sとが当接していたが、第1切欠き部63の後端向き面63mと第2切欠き部64の先端向き面64sとが離間しても良い。但し、両面63m、64sが離間している場合(つまり、両面63m、64sとの間に間隙が設けられている場合)でも、溶融部W4を形成することで、間隙を埋めることが可能な程度で離間しているものである。
(3)上記第1実施形態では、伝達部材60は、第1部材61及び第2部材62という2個の部材で構成されているが、3つ以上の部材で構成されても良い。この場合、伝達部材の2つの部材との接合についてのみ、第1実施形態、変形例のような接合形態を有していればよい。
(4)上記第1実施形態では、溶接部W4は、第2切欠き部64の先端付近に設けられた第1切欠き部63の後端向き面63mと第2切欠き部64の先端向き面64sとが対向する位置FPに設けられていたが、これに限られるものではない。例えば、溶接部は、第1切欠き部の後端付近に設けられた第1切欠き部の後端向き面と第2切欠き部の先端向き面とが対向する位置に設けていても良い。
(5)上記第1実施形態では、溶接部W4が径方向に対して後端側に向かって傾斜していたが、これに限られるものではない。例えば、溶融部が径方向に対して先端側に向かって傾斜(溶接部の溶け込み方向が、径方向に対して先端側に傾斜するようにレーザ溶接)していても良いし、溶融部が径方向に沿って設けられ(溶接部の溶け込み方向が、径方向に沿ってレーザ溶接し)ていても良い。
(6)上記第1実施形態では、第1部材61と第2部材62との溶融部A4は、セラミックヒータ20の後端20eよりも後端側に位置しているが、これに限られない。溶融部W4は、セラミックヒータ20の後端20eよりも先端側に位置しても良い。
(7)上記第1実施形態では、第2部材62は、第1部材61よりも熱伝導率が低い材料を用いて形成されているが、これに限られない。第2部材62は、第1部材61よりも熱伝導率が高い材料を用いて形成されても良いし、第2部材62と第1部材61とは、同一の材料を用いて形成されても良い。
(8)上記第1実施形態では、センサ素子57は、ピエゾ抵抗型の半導体歪みゲージが用いられている。これに代えて、センサ素子57は、セラミックヒータ20の変位によって生じる圧力を検知する圧電素子などの他のセンサであっても良い。
以上、本発明の実施形態および変形例について説明したが、本発明はこれらの実施形態および変形例になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の態様での実施が可能である。
10…ハウジング、20、20B…セラミックヒータ、30…外筒、40…保持部材、50…センサ部、60、60A…伝達部材、61、61A…第1部材、62、62A…第2部材、63、63A…第1切欠き部、64、64A…第2切欠き部、70…樹脂部材、80…接続部材、90、90B…中軸、100、100B…グロープラグ、DM…変位部材、W1、W2、W3、W4、W4A…溶融部

Claims (4)

  1. 軸線方向に延び、軸孔が設けられた筒状のハウジングと、
    前記軸線方向に延びると共に、前記ハウジングの前記軸孔内に挿通され、自身の先端部が受圧することで前記ハウジングに対して前記軸線方向に変位可能な変位部材と、
    記軸線方向に延び、前記変位部材の外周に自身の一部が連結する筒状の伝達部材と、
    前記伝達部材に連結されるセンサ部であって、前記伝達部材を介して自身に伝達される前記変位部材が受圧した圧力に応じた信号を出力するセンサ部と、
    を備え、
    前記伝達部材は、先端側に位置する第1部材と、前記第1部材よりも後端側に位置する第2部材と、
    を有する圧力センサであって、
    第1部材の後端部には、第1切欠き部を有する一方、第2部材の先端部には、前記第1切欠き部と軸線方向に重なりあうように切り欠かれた第2切欠き部を有し、
    前記第1切欠き部の後端向き面と前記第2切欠き部の先端向き面とが対向した位置に、前記第1切欠き部と前記第2切欠き部とに跨るように溶融部が設けられている
    ことを特徴とする圧力センサ。
  2. 請求項1に記載の圧力センサであって、
    前記第1切欠き部及び前記第2切欠き部は、前記第1部材及び前記第2部材の周方向に亘って全周に設けられており、
    前記溶融部は周方向に亘って全周に設けられている
    ことを特徴とする圧力センサ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の圧力センサであって、
    前記溶融部は、溶け込み方向が前記径方向に対して傾斜している
    ことを特徴とする圧力センサ。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の圧力センサであって、
    前記変位部材には、ヒータが内蔵されてなり、
    前記伝達部材は、前記ヒータよりも後端側まで延びており、
    前記溶融部は、前記ヒータよりも後端側に位置する
    ことを特徴とする圧力センサ。
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