JP6586356B2 - グロープラグおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、グロープラグおよびその製造方法に関する。
グロープラグとしては、通電によって発熱するヒータ部と、筒状を成すハウジングと、ハウジングの内側においてヒータ部と連結された中軸とを備えるものが知られている(特許文献1,2を参照)。このようなグロープラグとしては、燃焼圧センサとしても機能するセンサ付きグロープラグも知られている(特許文献3を参照)。
特許文献1には、中軸の振動を防止するために、中軸のうち小径に構成した小径部に防振部材を固定し、防振部材と共に中軸をハウジングに挿入する技術が開示されている。特許文献2には、中軸の振動を防止するために、中軸をハウジングに挿入した後、中軸とハウジングとの隙間に防振部材を軸線方向へと圧入する技術が開示されている。
特開2013−174439号公報 特開2013−234780号公報 特許第5411363号公報
特許文献1のグロープラグでは、比較的に強度が弱い小径部において中軸が破損する可能性があった。また、特許文献2のグロープラグでは、防振部材を軸線方向へと圧入する際に、中軸およびハウジングとの摩擦抵抗によって防振部材に捩れおよび切れが発生する可能性があった。また、センサ付きグロープラグでは、ハウジングの内側にセンサを内蔵する空間を確保するために中軸をより小径化する必要がある上に、中軸の振動によってセンサ出力にノイズが発生する可能性があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現可能である。
(1)本発明の一形態は、軸線方向の先端側から後端側へと延びた棒状を成し、通電によって発熱するヒータ部と;筒状を成し、前記ヒータ部を前記軸線方向の先端側に突出させた状態で前記ヒータ部の一部を収容するとともに、前記ヒータ部が前記軸線方向へと移動可能に前記ヒータ部と連結されたハウジングと;導電性を有し、前記ハウジングの内側において前記ヒータ部と導通可能に連結され、前記ヒータ部から前記軸線方向の後端側へと延び、前記ハウジングから前記軸線方向の後端側に突出した中軸と;導電性を有し、前記中軸より前記軸線方向の後端側に位置し、前記ヒータ部に対する給電を受ける給電端子と;導電性を有し、前記ヒータ部および前記中軸が前記給電端子に対して相対的に前記軸線方向に沿って移動可能に弾性変形し、前記中軸と前記給電端子との間を導通可能に連結するばね部材と;筒状を成し、前記ハウジングにおける前記軸線方向の後端側に連結され、前記中軸における前記軸線方向の後端側、ならびに、前記ばね部材の少なくとも一部、の少なくとも一方を収容する筒部材とを備えるグロープラグを提供する。このグロープラグにおいて、前記筒部材は、前記軸線方向に直交する径方向に貫通した貫通孔を有し、更に、前記貫通孔に嵌まり合うとともに、前記中軸および前記ばね部材の少なくとも一方に接触する支持部材を備える。この形態によれば、径方向に貫通した貫通孔に嵌まり合う支持部材によって径方向への中軸の変位を抑制できる。そのため、支持部材に合わせて中軸を小径化する必要がないとともに、支持部材を軸線方向に圧入する必要がない。したがって、中軸および支持部材の損傷を回避しながら、中軸の振動を防止できる。
(2)上述したグロープラグにおいて、前記貫通孔は、相互に対向する位置において前記径方向に貫通した第1および第2の貫通孔を含み、前記支持部材は、前記第1の貫通孔に嵌まり合うとともに、前記中軸および前記ばね部材の少なくとも一方に接触する第1の支持部材と;前記第2の貫通孔に嵌まり合うとともに、前記中軸および前記ばね部材の少なくとも一方に接触する第2の支持部材とを含んでもよい。この形態によれば、相互に対向する2つの径方向から中軸の変位を抑制できる。したがって、中軸の振動をいっそう防止できる。
(3)上述したグロープラグにおいて、更に、前記軸線方向に延びた筒状を成し、前記筒部材の外側に嵌まり合うことによって前記支持部材を覆う他の筒部材を備えてもよい。この形態によれば、径方向外側への支持部材の移動を他の筒部材によって防止できる。
(4)上述したグロープラグにおいて、前記支持部材は、前記中軸に接触してもよい。この形態によれば、中軸の振動を支持部材によって直接的に防止できる。
(5)上述したグロープラグにおいて、前記支持部材は、電気絶縁性を有してもよい。この形態によれば、中軸を筒部材から電気的に絶縁できる。
(6)上述したグロープラグにおいて、前記支持部材は、弾性を有する樹脂から主に成ってもよい。この形態によれば、中軸の振動を効果的に防止できる。
(7)上述したグロープラグにおいて、前記ばね部材は、板ばねであってもよい。この形態によれば、中軸を取り巻く周方向の位置のうち板ばねの構造から径方向に振動しやすい位置に合わせて支持部材を少なくとも部分的に配置することによって、径方向における中軸の振動を効果的に防止できる。
(8)上述したグロープラグにおいて、前記筒部材は、金属製であってもよい。この形態によれば、支持部材を十分に保持できる。
(9)上述したグロープラグにおいて、前記筒部材は、樹脂製であってもよい。この形態によれば、支持部材を十分に保持できる。
(10)上述したグロープラグにおいて、更に、前記ハウジングの内側に設けられ、前記ヒータ部が受けた圧力を前記ヒータ部の変位に基づいて検知するセンサ素子を備えてもよい。この形態によれば、センサ付きグロープラグにおいて、中軸の振動を防止できる。その結果、センサ出力に重畳されるノイズを抑制できる。
(11)本発明の一形態は、軸線方向の先端側から後端側へと延びた棒状を成し、通電によって発熱するヒータ部と;筒状を成し、前記ヒータ部を前記軸線方向の先端側に突出させた状態で前記ヒータ部の一部を収容するとともに、前記ヒータ部が前記軸線方向へと移動可能に前記ヒータ部と連結されたハウジングと;導電性を有し、前記ハウジングの内側において前記ヒータ部と導通可能に連結され、前記ヒータ部から前記軸線方向の後端側へと延び、前記ハウジングから前記軸線方向の後端側に突出した中軸と;導電性を有し、前記中軸より前記軸線方向の後端側に位置し、前記ヒータ部に対する給電を受ける給電端子と;導電性を有し、前記ヒータ部および前記中軸が前記給電端子に対して相対的に前記軸線方向に沿って移動可能に弾性変形し、前記中軸と前記給電端子との間を導通可能に連結するばね部材と;筒状を成し、前記ハウジングにおける前記軸線方向の後端側に連結され、前記中軸における前記軸線方向の後端側、ならびに、前記ばね部材の少なくとも一部、の少なくとも一方を収容する筒部材とを備えるグロープラグを製造する、グロープラグの製造方法を提供する。この製造方法は、前記軸線方向に直交する径方向に貫通した貫通孔を前記筒部材に形成し;前記中軸および前記ばね部材の少なくとも一方に接触する状態にまで前記貫通孔に支持部材を挿入する。この形態によれば、支持部材に合わせて中軸を小径化する必要がないとともに、支持部材を軸線方向に圧入する必要がない。したがって、製造工程における中軸および支持部材の損傷を回避しながら、中軸の振動を防止できる。
(12)上述した製造方法において、前記支持部材を前記貫通孔に挿入した際に前記径方向の外側となる前記支持部材の端部に、前記支持部材を前記貫通孔に挿入した際に前記軸線方向の後端側を向く傾斜面を形成し;前記支持部材を前記貫通孔に挿入する際、筒状を成すとともに前記筒部材の外側に嵌まり合う他の筒部材を、前記筒状部材の後端側から嵌め込みながら、前記貫通孔から突出した前記傾斜面を前記他の筒部材の先端で押圧することによって、前記支持部材を前記貫通孔に押し込んでもよい。この形態によれば、他の筒部材を組み付けることによって、貫通孔への支持部材の嵌め込みを実施できるため、製造工程を簡素化できる。
本発明は、グロープラグおよびその製造方法とは異なる種々の形態で実現可能であり、例えば、グロープラグの部品、グロープラグを製造する製造装置などの形態で実現可能である。
グロープラグを示す外観図である。 グロープラグの一部を示す部分断面図である。 グロープラグの後端側を示す部分断面図である。 グロープラグの断面図である。 グロープラグの製造方法を示す工程図である。 第2実施形態におけるグロープラグの後端側を示す部分断面図である。 グロープラグの製造方法を示す工程図である。 グロープラグを製造する様子を示す説明図である。 第3実施形態におけるグロープラグを製造する様子を示す説明図である。 第4実施形態におけるグロープラグの断面図である。 第5実施形態におけるグロープラグの断面図である。
A.第1実施形態
図1は、グロープラグ10を示す外観図である。グロープラグ10は、ディーゼルエンジンを始めとする内燃機関(図示しない)の始動時における着火を補助する熱源として機能する。本実施形態では、グロープラグ10は、燃焼圧センサとしても機能するセンサ付きグロープラグである。
本実施形態の説明では、図1のグロープラグ10における紙面下側を「先端側」といい、図1のグロープラグ10における紙面上側を「後端側」という。図1のXYZ軸は、互いに直交する3つの空間軸として、X軸、Y軸およびZ軸を有する。本実施形態では、Z軸は、グロープラグ10の軸線ALに沿った軸である。X軸に沿ったX軸方向のうち、+X軸方向は、紙面手前から紙面奥に向かう方向であり、−X軸方向は、+X軸方向に対する逆方向である。Y軸に沿ったY軸方向のうち、+Y軸方向は、紙面右側から紙面左側に向かう方向であり、−Y軸方向は、+Y軸方向に対する逆方向である。Z軸に沿ったZ軸方向(軸線方向)のうち、+Z軸方向は、先端側から後端側に向かう方向であり、−Z軸方向は、+Z軸方向に対する逆方向である。図1のXYZ軸は、他の図におけるXYZ軸に対応する。
図2は、グロープラグ10の一部を示す部分断面図である。図2には、軸線ALを通る面でグロープラグ10の一部を切断した断面形状が図示されている。
グロープラグ10は、ヒータ部100と、外筒210と、リング260と、中軸280と、弾性部材310と、スリーブ320と、ダイアフラム340と、センサ素子360と、支持部材380と、ハウジング500と、保護筒610と、コネクタ部材620と、ばね部材630と、給電端子640と、支持部材651,652とを備える。
グロープラグ10のヒータ部100は、通電によって発熱する発熱素子である。ヒータ部100は、Z軸方向(軸線方向)の先端側から後端側へと延びた棒状を成す。本実施形態では、ヒータ部100は、セラミックスを用いて形成されたセラミックヒータである。他の実施形態では、ヒータ部100は、シースヒータであってもよい。ヒータ部100は、基体120と、抵抗発熱体140とを備える。
ヒータ部100の基体120は、電気絶縁性を有する絶縁性セラミックスから成る。本実施形態では、基体120の主成分は、窒化ケイ素(Si34)である。基体120は、抵抗発熱体140の外側に形成されている。基体120は、グロープラグ10の外部から抵抗発熱体140を電気的に絶縁するとともに、抵抗発熱体140の熱をグロープラグ10の外部へと伝達する。
ヒータ部100の抵抗発熱体140は、導電性を有する導電性セラミックスから成る。本実施形態では、抵抗発熱体140の主成分は、炭化タングステン(WC)と窒化ケイ素(Si34)との混合物である。抵抗発熱体140は、基体120の内部に埋め込まれている。抵抗発熱体140は、先端側で折り返した線状を成す。抵抗発熱体140は、折返部141と、線状部142と、線状部144と、端子部146と、端子部148とを有する。抵抗発熱体140は、端子部146,148を介して通電を受けることによって、折返部141を中心に発熱する。
抵抗発熱体140の折返部141は、抵抗発熱体140の先端側に位置し、円弧状に折り返した線状を成す。折返部141は、線状部142と線状部144との間を接続する。抵抗発熱体140の線状部142は、折返部141の+Y軸方向側から後端側へ延びた線状を成す。抵抗発熱体140の線状部144は、折返部141の−Y軸方向側から後端側へ延びた線状を成す。抵抗発熱体140の端子部146は、線状部142から+Y軸方向に突出し、基体120の表面に露出している。抵抗発熱体140の端子部148は、線状部144から−Y軸方向に突出し、基体120の表面に露出している。本実施形態では、端子部148は、端子部146より後端側に位置する。
グロープラグ10の外筒210は、導電性を有する部材である。本実施形態では、外筒210の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS410、SUS630、SUS303、SUS430など)である。外筒210は、軸線ALを中心に延びた筒状を成す。外筒210には、先端側および後端側にヒータ部100を突出させた状態で、圧入によってヒータ部100が嵌め込まれている。外筒210は、ヒータ部100における端子部146より先端側から、端子部146と端子部148との間に至る範囲にわたって設けられている。これによって、外筒210は、端子部146に対する導通経路を構成する。
グロープラグ10のリング260は、導電性を有する部材である。本実施形態では、リング260の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS410、SUS630、SUS303、SUS430など)である。リング260は、軸線ALを中心に延びた筒状を成す。リング260の先端側には、圧入によってヒータ部100の後端側が嵌め込まれている。リング260の後端側には、圧入によって中軸280の先端側が嵌め込まれている。リング260は、ヒータ部100の端子部148から中軸280にわたって設けられている。これによって、リング260は、端子部148に対する導通経路を構成する。リング260は、ヒータ部100と中軸280との間を機械的に接続するとともに、ヒータ部100の端子部148と中軸280との間を電気的に接続する。
グロープラグ10の中軸280は、導電性を有する部材である。本実施形態では、中軸280の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS430など)である。中軸280は、ハウジング500の内側においてヒータ部100と導通可能に連結されている。本実施形態では、中軸280は、リング260を介してヒータ部100に連結されている。中軸280は、ヒータ部100から後端側(+Z軸方向)へと延びている。中軸280は、ハウジング500から後端側(+Z軸方向)に突出している。本実施形態では、中軸280は、後端側において、ばね部材630に接続されている。
グロープラグ10の弾性部材310は、金属製の薄板を成形した筒状の部材である。本実施形態では、弾性部材310の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS316など)である。他の実施形態では、弾性部材310の材質は、ニッケル合金(例えば、インコネル718(「INCONEL」は登録商標))であってもよい。弾性部材310は、外筒210とハウジング500との間を接続する。本実施形態では、弾性部材310は、スリーブ320より先端側で外筒210に接合されている。本実施形態では、弾性部材310は、支持部材380を介してハウジング500に接合されている。弾性部材310は、軸線方向(Z軸方向)におけるヒータ部100の変位に応じて弾性変形する。
グロープラグ10のスリーブ320は、導電性を有する部材である。本実施形態では、スリーブ320の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS410、SUS630など)である。スリーブ320は、軸線ALを中心に延びた筒状を成す。スリーブ320は、外筒210に接合されているとともに、外筒210からヒータ部100より後端側へと延びている。スリーブ320は、ヒータ部100の変位をダイアフラム340へと伝達する。スリーブ320は、接合部322と、筒状部324とを有する。スリーブ320の接合部322は、外筒210に接合された部位である。本実施形態では、接合部322は、溶接によって外筒210に接合されている。他の実施形態では、接合部322は、圧入によって外筒210に接合されていてもよい。スリーブ320の筒状部324は、接合部322より後端側に位置し、外筒210の外径より大きな内径を有する部位である。本実施形態では、筒状部324は、外筒210に対向する全域にわたって外筒210との間に間隙を形成する。スリーブ320は、後端側においてダイアフラム340に接合されている。
グロープラグ10のダイアフラム340は、導電性を有する部材である。本実施形態では、ダイアフラム340の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS410、SUS630など)である。ダイアフラム340は、軸線ALを中心とする環状を成す。ダイアフラム340の内周側には、スリーブ320が接合されている。ダイアフラム340の外周側には、支持部材380が接合されている。ダイアフラム340は、スリーブ320を介して伝達されるヒータ部100の変位に応じて変形する。
グロープラグ10のセンサ素子360は、ヒータ部100が受けた圧力をヒータ部100の変位に基づいて検知する。センサ素子360は、ハウジング500の内側に設けられている。本実施形態では、センサ素子360は、ダイアフラム340に接合されており、スリーブ320によってダイアフラム340に伝達されるヒータ部100の変位を電気信号に変換する。センサ素子360から出力される電気信号は、ヒータ部100が受けた燃焼圧を示す。本実施形態では、センサ素子360は、ピエゾ抵抗素子である。
グロープラグ10の支持部材380は、導電性を有する部材である。本実施形態では、支持部材380の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS410、SUS630など)である。支持部材380は、軸線ALを中心に延びた筒状を成す。支持部材380は、後端側においてダイアフラム340に接合されている。支持部材380は、先端部382と、接合部384とを有する。支持部材380の先端部382は、支持部材380の先端側に位置し、弾性部材310に接合されている。本実施形態では、先端部382は、溶接によって弾性部材310に接合されている。支持部材380の接合部384は、先端部382より後端側に位置し、ハウジング500に接合されている。本実施形態では、接合部384は、溶接によってハウジング500に接合されている。
グロープラグ10のハウジング500は、導電性を有する部材である。ハウジング500は、軸線ALを中心に延びた筒状を成す。ハウジング500は、ヒータ部100を先端側に突出させた状態でヒータ部100の一部を収容する。ハウジング500は、ヒータ部100が軸線方向へと移動可能にヒータ部100と連結されている。本実施形態では、ハウジング500は、フロントキャップ510と、本体部550とを備える。
ハウジング500のフロントキャップ510は、ハウジング500の先端側を構成する筒状の部材である。本実施形態では、フロントキャップ510の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS630など)である。本実施形態では、フロントキャップ510は、後端側において、支持部材380の接合部384を介して本体部550の先端側に連結されている。本実施形態では、フロントキャップ510は、ヒータ部100の一部を収容するとともに、弾性部材310の全体を収容する。
ハウジング500の本体部550は、フロントキャップ510より後端側に位置する筒状の部材である。本実施形態では、本体部550の材質は、炭素鋼である。他の実施形態では、本体部550の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS630など)であってもよい。本実施形態では、本体部550は、ヒータ部100の後端側を収容する。本体部550は、軸孔552と、ねじ部554と、後端部556とを備える。本体部550の軸孔552は、軸線ALを中心に延びた貫通孔である。軸孔552の内側には、中軸280が軸線AL上に位置決めされる。本体部550のねじ部554は、後端部556より先端側に位置し、内燃機関(図示しない)に形成された雌ねじに嵌め合い可能に構成されている。本体部550の後端部556は、本体部550の後端側を構成する。
図3は、グロープラグ10の後端側を示す部分断面図である。図3には、軸線ALを通る面でグロープラグ10の後端側を切断した断面形状が図示されている。
グロープラグ10のばね部材630は、導電性を有する部材である。本実施形態では、ばね部材630の材質は、リン青銅(例えば、C5210など)である。ばね部材630は、ヒータ部100および中軸280が給電端子640に対して相対的に軸線方向(Z軸方向)に沿って移動可能に弾性変形する。これによって、ばね部材630は、ヒータ部100の移動に伴う中軸280の変位を吸収する。ばね部材630は、中軸280と給電端子640との間を導通可能に連結する。本実施形態では、ばね部材630は、径方向に湾曲した板ばねである。本実施形態では、ばね部材630は、溶接部632と、溶接部638とを有する。ばね部材630の溶接部632は、ばね部材630の先端側に位置し、中軸280の後端側に溶接された部位である。ばね部材630の溶接部638は、ばね部材630の後端側に位置し、給電端子640の先端側に溶接された部位である。
グロープラグ10の給電端子640は、導電性を有する部材である。本実施形態では、給電端子640の材質は、真鍮(例えば、C3604BDなど)である。給電端子640は、中軸280より後端側に位置する。給電端子640は、グロープラグ10の外部からヒータ部100に対する電力の供給を受ける。給電端子640に供給された電力は、給電端子640から、ばね部材630、中軸280およびリング260を介してヒータ部100の端子部148へと伝送される。
グロープラグ10の保護筒610は、軸線方向(Z軸方向)に延びた筒状を成す他の筒部材である。保護筒610は、コネクタ部材620の外側に嵌まり合うことによって支持部材651,652を覆う。本実施形態では、保護筒610の材質は、ステンレス鋼(例えば、SUS410、SUS630など)である。保護筒610は、ハウジング500の後端部556に接合されている。
グロープラグ10のコネクタ部材620は、筒状を成す筒部材である。本実施形態では、コネクタ部材620は、電気絶縁性を有する部材である。本実施形態では、コネクタ部材620は、樹脂製である。他の実施形態では、コネクタ部材620は、金属製であってもよい。コネクタ部材620は、ハウジング500の後端部556に連結されている。コネクタ部材620は、軸線ALを中心に延びた貫通孔である軸孔623を有する。本実施形態では、軸孔623の後端側には、給電端子640が固定されている。コネクタ部材620は、中軸280の後端側、ならびに、ばね部材630の少なくとも一部、の少なくとも一方を軸孔623に収容する。本実施形態では、コネクタ部材620は、中軸280の後端側を軸孔623に収容するとともに、ばね部材630の全体を軸孔623に収容する。
図4は、グロープラグ10の断面図である。図4には、図3の矢視F4−F4でグロープラグ10を切断した断面形状が図示されている。
コネクタ部材620は、軸線方向(Z軸方向)に直交する径方向に貫通した2つの貫通孔621,622を有する。本実施形態では、貫通孔621,622は、相互に対向する位置にある。本実施形態では、貫通孔621は、コネクタ部材620の+Y軸方向側に位置する第1の貫通孔である。本実施形態では、貫通孔621は、コネクタ部材620の外側と軸孔623との間をY軸方向に貫通する。本実施形態では、貫通孔622は、コネクタ部材620の−Y軸方向側に位置する第2の貫通孔である。本実施形態では、貫通孔622は、コネクタ部材620の外側と軸孔623との間をY軸方向に貫通する。
グロープラグ10の支持部材651は、コネクタ部材620の貫通孔621に嵌まり合う第1の支持部材である。支持部材651は、中軸280と、ばね部材630との少なくとも一方に接触する。本実施形態では、支持部材651は、中軸280に接触し、ばね部材630には接触しない。本実施形態では、支持部材651は、保護筒610によって中軸280に押し当てられている。本実施形態では、支持部材651は、中軸280の形状に合わせて凹んだ凹部651cを有する。
グロープラグ10の支持部材652は、コネクタ部材620の貫通孔622に嵌まり合う第2の支持部材である。支持部材652は、中軸280と、ばね部材630との少なくとも一方に接触する。本実施形態では、支持部材652は、中軸280に接触し、ばね部材630には接触しない。本実施形態では、支持部材652は、保護筒610によって中軸280に押し当てられている。本実施形態では、支持部材652は、中軸280の形状に合わせて凹んだ凹部652cを有する。
本実施形態では、支持部材651,652は、電気絶縁性を有する。本実施形態では、支持部材651,652は、ゴム弾性を有する樹脂から主に成る。
図5は、グロープラグ10の製造方法を示す工程図である。グロープラグ10の製造者は、コネクタ部材620を作製する際、径方向に貫通した貫通孔621,622をコネクタ部材620に形成する(工程P110)。本実施形態では、製造者は、一体成型によって、コネクタ部材620における他の部位と共に貫通孔621,622を形成する。他の実施形態では、製造者は、切削加工によって貫通孔621,622をコネクタ部材620に形成してもよい。
貫通孔621,622を形成した後(工程P110)、製造者は、グロープラグ10の各部材を組み付ける際、コネクタ部材620の軸孔623に配置された中軸280および、ばね部材630の少なくとも一方に接触する状態にまで、貫通孔621,622に支持部材651,652を挿入する(工程P130)。本実施形態では、支持部材651,652は、中軸280に接触し、ばね部材630には接触しない。本実施形態では、貫通孔621,622に支持部材651,652を挿入した後(工程P130)、製造者は、保護筒610をコネクタ部材620に嵌め込む。これらの工程を経て、グロープラグ10が完成する。
以上説明した第1実施形態によれば、径方向に貫通した貫通孔621,622に嵌まり合う支持部材651,652によって径方向への中軸280の変位を抑制できる。そのため、支持部材651,652に合わせて中軸280を小径化する必要がないとともに、支持部材651,652を軸線方向(Z軸方向)に圧入する必要がない。したがって、中軸280および支持部材651,652の損傷を回避しながら、中軸280の振動を防止できる。その結果、センサ素子360から出力されるセンサ出力にノイズが重畳されることを抑制できる。
また、貫通孔621,622は、相互に対向する位置において径方向に貫通し、支持部材651は、貫通孔621に嵌まり合うとともに中軸280に接触し、支持部材652は、貫通孔622に嵌まり合うとともに中軸280に接触する。これによって、相互に対向する2つの径方向から中軸280の変位を抑制できる。したがって、中軸280の振動をいっそう防止できる。
また、保護筒610は、コネクタ部材620の外側に嵌まり合うことによって支持部材651,652を覆う。これによって、径方向外側への支持部材651,652の移動を保護筒610によって防止できる。
また、支持部材651,652は、中軸280に接触する。これによって、中軸280の振動を、ばね部材630を介してではなく、支持部材651,652によって直接的に防止できる。
また、支持部材651,652は、電気絶縁性を有する。これによって、中軸280をコネクタ部材620から電気的に絶縁できる。
また、支持部材651,652は、ゴム弾性を有する樹脂から主に成る。これによって、中軸280の振動を効果的に防止できる。
また、ばね部材630は、板ばねであるため、中軸280を取り巻く周方向の位置のうち板ばねの構造から径方向に振動しやすい位置に合わせて支持部材651,652を少なくとも部分的に配置することによって、径方向における中軸280の振動を効果的に防止できる。
また、コネクタ部材620は、樹脂製であるため、支持部材651,652を十分に保持できる。
また、製造工程において、貫通孔621,622をコネクタ部材620に形成し、中軸280に接触する状態にまで貫通孔621,622に支持部材651,652を挿入する。これによって、支持部材651,652に合わせて中軸280を小径化する必要がないとともに、支持部材651,652を軸線方向に圧入する必要がない。したがって、製造工程における中軸280および支持部材651,652の損傷を回避しながら、中軸280の振動を防止できる。
B.第2実施形態
図6は、第2実施形態におけるグロープラグ10Bの後端側を示す部分断面図である。図6には、軸線ALを通る面でグロープラグ10Bの後端側を切断した断面形状が図示されている。第2実施形態のグロープラグ10Bは、支持部材651,652に代えて、支持部材651B,652Bを備える点を除き、第1実施形態のグロープラグ10と同様である。
グロープラグ10Bの支持部材651Bは、傾斜面651sを有する点を除き、第1実施形態の支持部材651と同様である。支持部材651Bの傾斜面651sは、支持部材651Bを貫通孔621に挿入した際に径方向の外側となる支持部材651Bの端部を構成する。傾斜面651sは、支持部材651Bを貫通孔621に挿入した際に軸線方向の後端側(+Z軸方向)を向く。
グロープラグ10Bの支持部材652Bは、傾斜面652sを有する点を除き、第1実施形態の支持部材652と同様である。支持部材652Bの傾斜面652sは、支持部材652Bを貫通孔622に挿入した際に径方向の外側となる支持部材652Bの端部を構成する。傾斜面652sは、支持部材652Bを貫通孔622に挿入した際に軸線方向の後端側(+Z軸方向)を向く。
図7は、グロープラグ10Bの製造方法を示す工程図である。図8は、グロープラグ10Bを製造する様子を示す説明図である。グロープラグ10Bの製造者は、第1実施形態と同様に、径方向に貫通した貫通孔621,622をコネクタ部材620に形成する(工程P110)。
貫通孔621,622を形成した後(工程P110)、製造者は、支持部材651B,652Bに傾斜面651s,652sを形成する(工程P120)。本実施形態では、製造者は、一体成型によって、支持部材651B,652Bにおける他の部位と共に傾斜面651s,652sを形成する。他の実施形態では、製造者は、切削加工によって支持部材651B,652Bに傾斜面651s,652sを形成してもよい。他の実施形態では、製造者は、貫通孔621,622を形成する前に、傾斜面651s,652sを形成してもよい。
傾斜面651s,652sを形成した後(工程P120)、製造者は、支持部材651B,652Bを貫通孔621,622に挿入する際、保護筒610を後端側から嵌め込みながら、貫通孔621,622から突出した支持部材651B,652Bの傾斜面651s,652sを、保護筒610の先端で押圧することによって、支持部材651B,652Bを貫通孔621,622に押し込む(工程P130B、図8)。これらの工程を経て、グロープラグ10Bが完成する。
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、中軸280および支持部材651B,652Bの損傷を回避しながら、中軸280の振動を防止できる。その結果、センサ素子360から出力されるセンサ出力にノイズが重畳されることを抑制できる。
また、第1実施形態と同様に、製造工程における中軸280および支持部材651B,652Bの損傷を回避しながら、中軸280の振動を防止できる。
また、保護筒610を組み付けることによって、貫通孔621,622への支持部材651B,652Bの嵌め込みを実施できるため(工程P130B、図8)、製造工程を簡素化できる。
C.第3実施形態
図9は、第3実施形態におけるグロープラグ10Cを製造する様子を示す説明図である。第3実施形態のグロープラグ10Cは、支持部材651B,652Bに代えて、支持部材651C,652Cを備える点を除き、第2実施形態のグロープラグ10Bと同様である。
グロープラグ10Cの支持部材651Cは、R面取り651rを有する点を除き、第2実施形態の支持部材651Bと同様である。支持部材651CのR面取り651rは、支持部材651Cを貫通孔621に挿入した際に径方向の外側となる支持部材651Cの端部を構成する。R面取り651rの後端側は、支持部材651Bを貫通孔621に挿入した際に軸線方向の後端側(+Z軸方向)を向く傾斜面である。
グロープラグ10Cの支持部材652Cは、R面取り652rを有する点を除き、第2実施形態の支持部材652Bと同様である。支持部材652CのR面取り652rは、支持部材652Cを貫通孔622に挿入した際に径方向の外側となる支持部材652Cの端部を構成する。R面取り652rの後端側は、支持部材652Bを貫通孔622に挿入した際に軸線方向の後端側(+Z軸方向)を向く傾斜面である。
製造者は、支持部材651C,652Cを貫通孔621,622に挿入する際、保護筒610を後端側から嵌め込みながら、貫通孔621,622から突出した支持部材651C,652CのR面取り651r,652rを、保護筒610の先端で押圧することによって、支持部材651C,652Cを貫通孔621,622に押し込む。
以上説明した第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、中軸280および支持部材651C,652Cの損傷を回避しながら、中軸280の振動を防止できる。その結果、センサ素子360から出力されるセンサ出力にノイズが重畳されることを抑制できる。
また、第1実施形態と同様に、製造工程における中軸280および支持部材651C,652Cの損傷を回避しながら、中軸280の振動を防止できる。
また、第2実施形態と同様に、保護筒610を組み付けることによって、貫通孔621,622への支持部材651C,652Cの嵌め込みを実施できるため、製造工程を簡素化できる。
D.第4実施形態
図10は、第4実施形態におけるグロープラグ10Dの断面図である。図10には、図3の矢視F4−F4に相当する位置でグロープラグ10Dを切断した断面形状が図示されている。第4実施形態のグロープラグ10Dは、コネクタ部材620に代えてコネクタ部材620Dを備える点、ならびに、支持部材651,652に代えて、支持部材652Dを備える点を除き、第1実施形態のグロープラグ10と同様である。
グロープラグ10Dのコネクタ部材620Dは、貫通孔621を有していない点を除き、第1実施形態のコネクタ部材620と同様である。コネクタ部材620Dは、1つの貫通孔622を有する。
グロープラグ10Dの支持部材652Dは、凹部652cに代えて切欠部654を有する点を除き、第1実施形態の支持部材652と同様である。支持部材652Dの切欠部654は、中軸280の外側に嵌まり込み、3方向から中軸280に接触する。本実施形態では、切欠部654は、3方向から中軸280に接触し、ばね部材630には接触しない。他の実施形態では、切欠部654は、ばね部材630に接触してもよい。
以上説明した第4実施形態によれば、第1実施形態と同様に、中軸280および支持部材652Dの損傷を回避しながら、中軸280の振動を防止できる。その結果、センサ素子360から出力されるセンサ出力にノイズが重畳されることを抑制できる。
また、第1実施形態と同様に、製造工程における中軸280および支持部材652Dの損傷を回避しながら、中軸280の振動を防止できる。
E.第5実施形態
図11は、第5実施形態におけるグロープラグ10Eの断面図である。図11には、図3の矢視F4−F4に相当する位置でグロープラグ10Eを切断した断面形状が図示されている。第5実施形態のグロープラグ10Eは、コネクタ部材620に代えてコネクタ部材620Eを備える点、ならびに、支持部材651,652に代えて、支持部材652Eを備える点を除き、第1実施形態のグロープラグ10と同様である。
グロープラグ10Eのコネクタ部材620Eは、貫通孔621を有していない点を除き、第1実施形態のコネクタ部材620と同様である。コネクタ部材620Eは、1つの貫通孔622を有する。
グロープラグ10Eの支持部材652Eは、凹部652cに代えて切欠部655を有する点を除き、第1実施形態の支持部材652と同様である。支持部材652Eの切欠部655は、中軸280の外側に嵌まり込み、中軸280の外周のほぼ全域に接触する。本実施形態では、切欠部655は、中軸280に接触し、ばね部材630には接触しない。他の実施形態では、切欠部655は、ばね部材630に接触してもよい。
以上説明した第5実施形態によれば、第1実施形態と同様に、中軸280および支持部材652Eの損傷を回避しながら、中軸280の振動を防止できる。その結果、センサ素子360から出力されるセンサ出力にノイズが重畳されることを抑制できる。
また、第1実施形態と同様に、製造工程における中軸280および支持部材652Eの損傷を回避しながら、中軸280の振動を防止できる。
F.他の実施形態
本発明は、上述した実施形態や実施例、変形例に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、実施形態、実施例および変形例における技術的特徴のうち、発明の概要の欄に記載した各形態における技術的特徴に対応するものは、上述した課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述した効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えおよび組み合わせを行うことが可能である。また、本明細書中に必須なものとして説明されていない技術的特徴については、適宜、削除することが可能である。例えば、本発明は、ヒータ部100を発熱素子とは異なる他の棒状部材に置き換えた燃焼圧センサに適用できる。
10,10B〜10E…グロープラグ
100…ヒータ部
120…基体
140…抵抗発熱体
141…折返部
142,144…線状部
146,148…端子部
210…外筒
260…リング
280…中軸
310…弾性部材
320…スリーブ
322…接合部
324…筒状部
340…ダイアフラム
360…センサ素子
380…支持部材
382…先端部
384…接合部
500…ハウジング
510…フロントキャップ
550…本体部
552…軸孔
554…ねじ部
556…後端部
610…保護筒
620,620D,620E…コネクタ部材
621,622…貫通孔
623…軸孔
630…ばね部材
632…溶接部
638…溶接部
640…給電端子
651,651B,651C…支持部材
651c…凹部
651s…傾斜面
652,652B,652C,652D,652E…支持部材
652c…凹部
652s…傾斜面
654,655…切欠部

Claims (12)

  1. 軸線方向の先端側から後端側へと延びた棒状を成し、通電によって発熱するヒータ部と、
    筒状を成し、前記ヒータ部を前記軸線方向の先端側に突出させた状態で前記ヒータ部の一部を収容するとともに、前記ヒータ部が前記軸線方向へと移動可能に前記ヒータ部と連結されたハウジングと、
    導電性を有し、前記ハウジングの内側において前記ヒータ部と導通可能に連結され、前記ヒータ部から前記軸線方向の後端側へと延び、前記ハウジングから前記軸線方向の後端側に突出した中軸と、
    導電性を有し、前記中軸より前記軸線方向の後端側に位置し、前記ヒータ部に対する給電を受ける給電端子と、
    導電性を有し、前記ヒータ部および前記中軸が前記給電端子に対して相対的に前記軸線方向に沿って移動可能に弾性変形し、前記中軸と前記給電端子との間を導通可能に連結するばね部材と、
    筒状を成し、前記ハウジングにおける前記軸線方向の後端側に連結され、前記中軸における前記軸線方向の後端側、ならびに、前記ばね部材の少なくとも一部、の少なくとも一方を収容する筒部材と
    を備えるグロープラグであって、
    前記筒部材は、前記軸線方向に直交する径方向に貫通した貫通孔を有し、
    更に、前記貫通孔に嵌まり合うとともに、前記中軸および前記ばね部材の少なくとも一方に接触する支持部材を備えることを特徴とするグロープラグ。
  2. 請求項1に記載のグロープラグであって、
    前記貫通孔は、相互に対向する位置において前記径方向に貫通した第1および第2の貫通孔を含み、
    前記支持部材は、
    前記第1の貫通孔に嵌まり合うとともに、前記中軸および前記ばね部材の少なくとも一方に接触する第1の支持部材と、
    前記第2の貫通孔に嵌まり合うとともに、前記中軸および前記ばね部材の少なくとも一方に接触する第2の支持部材と
    を含む、グロープラグ。
  3. 更に、前記軸線方向に延びた筒状を成し、前記筒部材の外側に嵌まり合うことによって前記支持部材を覆う他の筒部材を備える請求項1または請求項2に記載のグロープラグ。
  4. 前記支持部材は、前記中軸に接触する、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  5. 前記支持部材は、電気絶縁性を有する、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  6. 前記支持部材は、弾性を有する樹脂から主に成る、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  7. 前記ばね部材は、板ばねである、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  8. 前記筒部材は、金属製である、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  9. 前記筒部材は、樹脂製である、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  10. 更に、前記ハウジングの内側に設けられ、前記ヒータ部が受けた圧力を前記ヒータ部の変位に基づいて検知するセンサ素子を備える、請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  11. 軸線方向の先端側から後端側へと延びた棒状を成し、通電によって発熱するヒータ部と、
    筒状を成し、前記ヒータ部を前記軸線方向の先端側に突出させた状態で前記ヒータ部の一部を収容するとともに、前記ヒータ部が前記軸線方向へと移動可能に前記ヒータ部と連結されたハウジングと、
    導電性を有し、前記ハウジングの内側において前記ヒータ部と導通可能に連結され、前記ヒータ部から前記軸線方向の後端側へと延び、前記ハウジングから前記軸線方向の後端側に突出した中軸と、
    導電性を有し、前記中軸より前記軸線方向の後端側に位置し、前記ヒータ部に対する給電を受ける給電端子と、
    導電性を有し、前記ヒータ部および前記中軸が前記給電端子に対して相対的に前記軸線方向に沿って移動可能に弾性変形し、前記中軸と前記給電端子との間を導通可能に連結するばね部材と、
    筒状を成し、前記ハウジングにおける前記軸線方向の後端側に連結され、前記中軸における前記軸線方向の後端側、ならびに、前記ばね部材の少なくとも一部、の少なくとも一方を収容する筒部材と
    を備えるグロープラグを製造する、グロープラグの製造方法であって、
    前記軸線方向に直交する径方向に貫通した貫通孔を前記筒部材に形成し、
    前記中軸および前記ばね部材の少なくとも一方に接触する状態にまで前記貫通孔に支持部材を挿入する、グロープラグの製造方法。
  12. 請求項11に記載のグロープラグの製造方法であって、
    前記支持部材を前記貫通孔に挿入した際に前記径方向の外側となる前記支持部材の端部に、前記支持部材を前記貫通孔に挿入した際に前記軸線方向の後端側を向く傾斜面を形成し、
    前記支持部材を前記貫通孔に挿入する際、筒状を成すとともに前記筒部材の外側に嵌まり合う他の筒部材を、前記筒状部材の後端側から嵌め込みながら、前記貫通孔から突出した前記傾斜面を前記他の筒部材の先端で押圧することによって、前記支持部材を前記貫通孔に押し込む、グロープラグの製造方法。
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