JP6586356B2 - グロープラグおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、グロープラグ10を示す外観図である。グロープラグ10は、ディーゼルエンジンを始めとする内燃機関(図示しない)の始動時における着火を補助する熱源として機能する。本実施形態では、グロープラグ10は、燃焼圧センサとしても機能するセンサ付きグロープラグである。
図6は、第2実施形態におけるグロープラグ10Bの後端側を示す部分断面図である。図6には、軸線ALを通る面でグロープラグ10Bの後端側を切断した断面形状が図示されている。第2実施形態のグロープラグ10Bは、支持部材651,652に代えて、支持部材651B,652Bを備える点を除き、第1実施形態のグロープラグ10と同様である。
図9は、第3実施形態におけるグロープラグ10Cを製造する様子を示す説明図である。第3実施形態のグロープラグ10Cは、支持部材651B,652Bに代えて、支持部材651C,652Cを備える点を除き、第2実施形態のグロープラグ10Bと同様である。
図10は、第4実施形態におけるグロープラグ10Dの断面図である。図10には、図3の矢視F4−F4に相当する位置でグロープラグ10Dを切断した断面形状が図示されている。第4実施形態のグロープラグ10Dは、コネクタ部材620に代えてコネクタ部材620Dを備える点、ならびに、支持部材651,652に代えて、支持部材652Dを備える点を除き、第1実施形態のグロープラグ10と同様である。
図11は、第5実施形態におけるグロープラグ10Eの断面図である。図11には、図3の矢視F4−F4に相当する位置でグロープラグ10Eを切断した断面形状が図示されている。第5実施形態のグロープラグ10Eは、コネクタ部材620に代えてコネクタ部材620Eを備える点、ならびに、支持部材651,652に代えて、支持部材652Eを備える点を除き、第1実施形態のグロープラグ10と同様である。
本発明は、上述した実施形態や実施例、変形例に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、実施形態、実施例および変形例における技術的特徴のうち、発明の概要の欄に記載した各形態における技術的特徴に対応するものは、上述した課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述した効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えおよび組み合わせを行うことが可能である。また、本明細書中に必須なものとして説明されていない技術的特徴については、適宜、削除することが可能である。例えば、本発明は、ヒータ部100を発熱素子とは異なる他の棒状部材に置き換えた燃焼圧センサに適用できる。
100…ヒータ部
120…基体
140…抵抗発熱体
141…折返部
142,144…線状部
146,148…端子部
210…外筒
260…リング
280…中軸
310…弾性部材
320…スリーブ
322…接合部
324…筒状部
340…ダイアフラム
360…センサ素子
380…支持部材
382…先端部
384…接合部
500…ハウジング
510…フロントキャップ
550…本体部
552…軸孔
554…ねじ部
556…後端部
610…保護筒
620,620D,620E…コネクタ部材
621,622…貫通孔
623…軸孔
630…ばね部材
632…溶接部
638…溶接部
640…給電端子
651,651B,651C…支持部材
651c…凹部
651s…傾斜面
652,652B,652C,652D,652E…支持部材
652c…凹部
652s…傾斜面
654,655…切欠部
Claims (12)
- 軸線方向の先端側から後端側へと延びた棒状を成し、通電によって発熱するヒータ部と、
筒状を成し、前記ヒータ部を前記軸線方向の先端側に突出させた状態で前記ヒータ部の一部を収容するとともに、前記ヒータ部が前記軸線方向へと移動可能に前記ヒータ部と連結されたハウジングと、
導電性を有し、前記ハウジングの内側において前記ヒータ部と導通可能に連結され、前記ヒータ部から前記軸線方向の後端側へと延び、前記ハウジングから前記軸線方向の後端側に突出した中軸と、
導電性を有し、前記中軸より前記軸線方向の後端側に位置し、前記ヒータ部に対する給電を受ける給電端子と、
導電性を有し、前記ヒータ部および前記中軸が前記給電端子に対して相対的に前記軸線方向に沿って移動可能に弾性変形し、前記中軸と前記給電端子との間を導通可能に連結するばね部材と、
筒状を成し、前記ハウジングにおける前記軸線方向の後端側に連結され、前記中軸における前記軸線方向の後端側、ならびに、前記ばね部材の少なくとも一部、の少なくとも一方を収容する筒部材と
を備えるグロープラグであって、
前記筒部材は、前記軸線方向に直交する径方向に貫通した貫通孔を有し、
更に、前記貫通孔に嵌まり合うとともに、前記中軸および前記ばね部材の少なくとも一方に接触する支持部材を備えることを特徴とするグロープラグ。 - 請求項1に記載のグロープラグであって、
前記貫通孔は、相互に対向する位置において前記径方向に貫通した第1および第2の貫通孔を含み、
前記支持部材は、
前記第1の貫通孔に嵌まり合うとともに、前記中軸および前記ばね部材の少なくとも一方に接触する第1の支持部材と、
前記第2の貫通孔に嵌まり合うとともに、前記中軸および前記ばね部材の少なくとも一方に接触する第2の支持部材と
を含む、グロープラグ。 - 更に、前記軸線方向に延びた筒状を成し、前記筒部材の外側に嵌まり合うことによって前記支持部材を覆う他の筒部材を備える請求項1または請求項2に記載のグロープラグ。
- 前記支持部材は、前記中軸に接触する、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
- 前記支持部材は、電気絶縁性を有する、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
- 前記支持部材は、弾性を有する樹脂から主に成る、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
- 前記ばね部材は、板ばねである、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
- 前記筒部材は、金属製である、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
- 前記筒部材は、樹脂製である、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
- 更に、前記ハウジングの内側に設けられ、前記ヒータ部が受けた圧力を前記ヒータ部の変位に基づいて検知するセンサ素子を備える、請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
- 軸線方向の先端側から後端側へと延びた棒状を成し、通電によって発熱するヒータ部と、
筒状を成し、前記ヒータ部を前記軸線方向の先端側に突出させた状態で前記ヒータ部の一部を収容するとともに、前記ヒータ部が前記軸線方向へと移動可能に前記ヒータ部と連結されたハウジングと、
導電性を有し、前記ハウジングの内側において前記ヒータ部と導通可能に連結され、前記ヒータ部から前記軸線方向の後端側へと延び、前記ハウジングから前記軸線方向の後端側に突出した中軸と、
導電性を有し、前記中軸より前記軸線方向の後端側に位置し、前記ヒータ部に対する給電を受ける給電端子と、
導電性を有し、前記ヒータ部および前記中軸が前記給電端子に対して相対的に前記軸線方向に沿って移動可能に弾性変形し、前記中軸と前記給電端子との間を導通可能に連結するばね部材と、
筒状を成し、前記ハウジングにおける前記軸線方向の後端側に連結され、前記中軸における前記軸線方向の後端側、ならびに、前記ばね部材の少なくとも一部、の少なくとも一方を収容する筒部材と
を備えるグロープラグを製造する、グロープラグの製造方法であって、
前記軸線方向に直交する径方向に貫通した貫通孔を前記筒部材に形成し、
前記中軸および前記ばね部材の少なくとも一方に接触する状態にまで前記貫通孔に支持部材を挿入する、グロープラグの製造方法。 - 請求項11に記載のグロープラグの製造方法であって、
前記支持部材を前記貫通孔に挿入した際に前記径方向の外側となる前記支持部材の端部に、前記支持部材を前記貫通孔に挿入した際に前記軸線方向の後端側を向く傾斜面を形成し、
前記支持部材を前記貫通孔に挿入する際、筒状を成すとともに前記筒部材の外側に嵌まり合う他の筒部材を、前記筒状部材の後端側から嵌め込みながら、前記貫通孔から突出した前記傾斜面を前記他の筒部材の先端で押圧することによって、前記支持部材を前記貫通孔に押し込む、グロープラグの製造方法。
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