JP5978073B2 - 燃焼圧センサ - Google Patents

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本発明は圧力センサに関し、詳しくは内燃機関の燃焼室に装着され、燃焼室内の圧力を検出できる燃焼圧センサに関する。
従来、内燃機関に装着されて燃焼室内の圧力を検出する装置として圧電素子を圧力検出部に使用した装置が提案されている。例えば、特許文献1に記載された従来の圧力センサについて説明する。尚、理解し易いように発明の主旨を外さない範囲において、部品名称を本願にそろえている。特許文献1に記載の燃焼圧センサは、ハウジングの先端部に、球状突起を有する金属性のダイアフラムを配設し、ダイアフラムの球状突起と圧力検出部との間に、セラミックス製などの応力集中を緩和させる圧力伝達部材を入れて検出部の変形や破壊を防ぐ構成となっている。
また、特許文献2に記載の燃焼圧センサは、筒状のハウジングの前端面にダイアフラムが固定され、ダイアフラムはハウジングの前端面に固定されるフランジ部と、フランジの内周縁に沿って設けられたダイアフラム部と、ダイアフラムに連結する圧力伝達部とから構成されている。また、圧力伝達部はダイアフラムに連結する側の面が、圧力検出部に当接する側の面よりも縮径して形成されていて、圧電素子の破損を防止し燃焼圧を的確に圧力検出部に伝達する構成になっている。
特開2001−74582号公報 (図2) 特開2009−115674公報 (図1)
内燃機関の燃焼工程において、ノッキングなどが発生した場合に、異常燃焼とともに過大な圧力変動が発生する。しかしながら、特許文献1に記載された従来の燃焼圧センサでは、過大な圧力変動が発生したときに、ダイアフラムの球状先端を有する突起部と圧力伝達部材との当接部でバウンスが発生し、当接部が摩耗し、信頼性のある圧力信号を得られなくなるという懸念がある。又、検出素子には感度および直線性を高めるために予め定められた荷重(予荷重)をかけておく必要があるが、従来例では、ダイアフラムが予荷重を与える機能を有している。そのため、ダイアフラムにとって燃焼圧を受圧するために必要な剛性以上の剛性を必要とし、高精度の圧力信号を得られないという懸念があった。
また、特許文献2に記載された従来の燃焼圧センサの構造において、ダイアフラムはダイアフラム部と圧力伝達部が一体構成になっていて圧力伝達部が広い面積で圧電素子に当接する構成になっている。しかしながら従来例は、ダイアフラムが予荷重を与える機能を有している。そのため、ダイアフラムにとって燃焼圧を受圧するために必要な剛性以上の剛性を必要とし、高精度の圧力信号を得られないという懸念があった。
(発明の目的)
そこで本発明の目的は、上記問題点を解決しようとするものであり、ダイアフラムの受圧感度を向上させ、且つ、ダイアフラムと圧力伝達部材との当接部におけるバウンスと摩耗を防止し、高精度で高信頼性の圧力信号を得られる燃焼圧センサを提供することにある。
本発明における燃焼圧センサの構成は下記の通りである。
燃焼室内の燃焼圧を受けて電気信号を発生させる圧力検出部と、検出信号を処理する信号処理部と、検出信号を信号処理部へ伝送する伝送部とを有する燃焼圧センサにおいて、圧力検出部は中空筒状のハウジングと、中空筒状のハウジングの受圧側先端に配設されたダイアフラムと、ハウジング内の軸方向であって、ダイアフラムの圧力を伝達する圧力伝達部材と、圧力伝達部材の後端に当接する圧電素子と、圧電素子の後端を支持する支持部材と、一端が圧力伝達部材に固定され他端は支持部材に固定され、二つの固定部間が筒状部よりなる加圧部材とからなる圧電素子部とから構成され、加圧部材は圧力伝達部材および支持部材が一端および他端に固定されることで圧電素子に所定の荷重をかけており、記所定の荷重は、圧電素子部がダイアフラムに与える軸方向の荷重より大きいことを特徴とする。
さらに、加圧部材は一端または他端のいずれか一方に突起部を有し、圧力伝達部材または支持部材が突起部に掛止することで固定されており、突起部の軸方向の剛性は、ダイアフラムの軸方向の剛性より高いことを特徴とする。
また、ダイアフラムと圧力伝達部材は一体に構成されていることを特徴とする。
さらに、加圧部材に設けられた筒状部が荷重調整部となっているとよい。
加圧部材に設けられた荷重調整部は筒状部の中央より支持部材側に設けるとよい。
上記構成によれば、加圧部材に設けたバネ部が受圧部から離れた位置になるので、燃焼室の温度がバネ部に伝わり難くなる。そのため、バネ特性への熱による影響を抑制し、サイクル間温度ドリフトのような短期の温度ドリフトを抑制することができる。これにより、高精度の圧力信号を得ることができる。
上記の如く、本発明によれば、圧電素子に加える予荷重は、一端を圧力伝達部材に固定し他端を支持部材に固定した加圧部材に予荷重を与える機能を持たせるようにしたので、ダイアフラムに予荷重を与える機能を持たせる必要がなくなり、ダイアフラムの受圧感度を向上させることができる。また、ダイアフラムと圧力伝達部材を一体構成としたので、ダイアフラムと圧力伝達部材との当接部におけるバウンスと摩耗を防止することができる。これにより、高精度で高信頼性の圧力信号を得られる燃焼圧センサを提供できる。
第1〜第4の実施形態に係わる内燃機関の概略構成図である。 図1のA部の拡大図である。 第1〜第4の実施形態を適用する従来の燃焼圧センサの分解斜視図である。 第1の実施形態による燃焼圧センサの断面図である。 図4の燃焼圧センサの圧力検出部の拡大断面図である。 図5の圧力検出部の組立手順を示す断面図である。 第2の実施形態による燃焼圧センサの圧力検出部の拡大断面図である。 第3の実施形態による燃焼圧センサの圧力検出部の拡大断面図である。 第4の実施形態による燃焼圧センサの圧力検出部の拡大断面図である。 図9の圧力検出部の組立手順を示す断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の思想を具体化するための燃焼圧センサを例示するものであって、本発明は以下の構成に特定しない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特定的な記載がない限りは本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。又、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は説明を明確にするために誇張していることがある。又、以下の説明において同一部品、同一構成要素には同一の名称、符号を付し詳細説明を適宜省略することがある。
〔各実施形態の特徴〕
第1の実施形態の特徴は、本発明の基本的な構成例であり、内燃機関等で使用される燃焼圧センサの圧力検出部において、一端を圧力伝達部材に固定し、他端を支持部材に固定した筒状の加圧部材に予荷重を与える機能を持たせる構成とし、ダイアフラムはダイアフラム部と圧力伝達部を一体に構成し予荷重を与える機能を持たせない構成にした燃焼圧センサである。第2の実施形態の特徴は加圧部材に設けられた荷重調整部を支持部材側に設け、バネ特性の熱による影響を抑制した構成の燃焼圧センサである。第3の実施形態の特徴は、加圧部材に設けられた荷重調整部を複数の切り欠きと、切り欠きの間に位置する複数の板部とからなるバネ部とし、高精度の予荷重を圧電素子に与えることができる構成にした燃焼圧センサである。第4の実施形態の特徴は、加圧部材の両端の固定方法において掛止による固定と溶接による固定を選択できるようにした燃焼圧センサである。
[内燃機関に従来の燃焼圧センサを取り付けた概略構成と、本発明の各実施形態を適用する燃焼圧センサの構成に関する説明:図1〜図3]
まず、一般的な内燃機関に従来の燃焼圧センサを取り付けた概略構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1において、符号1は本発明の燃焼圧センサが組み込まれる内燃機関である。この内燃機関1はシリンダ2aを有するシリンダブロック2とシリンダ2a内を往復動するピストン3と、シリンダブロック2に締結されてシリンダ2aおよびピストンなどとともに燃焼室Cを構成するシリンダヘッド4を備えている。
又、内燃機関1はガソリンエンジンなどの場合、通常、シリンダヘッド4に装着されて燃焼室C内の混合気を爆発させるための点火プラグ(図示なし)と、シリンダヘッド4に装着されて燃焼室C内に燃料を噴射するインジェクタ(図示なし)とを備えているが、ここではそれらの説明を省略する。内燃機関1には燃焼室内の圧力を検出するために備えられた燃焼圧センサ5が装着されている。シリンダヘッド4には、燃焼圧センサ5を装着するための燃焼室Cと外部とを連通する連通孔4aが設けられており、燃焼圧センサ5が貫通した状態で取り付けられている。
燃焼圧センサ5は、シリンダヘッド4との間に介在し燃焼室C内の気密を保つためのシール部材7とともに、後述する連通孔に形成されたネジによって締め付けられ固定されている。又、燃焼圧センサ5が検出した圧力信号を伝送するための伝送ケーブル8と、送られた圧力信号を処理し内燃機関1に適切な制御を指示するための制御装置6とを備えている。
次に、本発明の各実施形態の燃焼圧センサのシリンダヘッド4への取り付け構成について図2(図1のA部拡大図)を用いて説明する。図2において、シリンダヘッド4には燃焼室Cと外部とを連通する連通孔4aが形成されている。連通孔4aの形状は、燃焼室C側から、第1の孔部4bと、第1の孔部4bの孔径から徐々に径が拡大している傾斜部4cと、第1の孔部4bの孔径よりも大きい第2の孔部4dとを有している。第2の孔部4dを形成する周囲の孔壁には雌ネジ部4eが形成されており、燃焼圧センサ5の筐体32に形成された雄ネジ332aがネジ込まれ、第1のシール部材71とともに締め付け固定される。
燃焼圧センサ5は、その先端にある圧力検出部100が受圧部であり、前述したシリンダヘッド4に設けられた連通孔4aの第1の孔部4b部にダイアフラム45が燃焼室Cに臨む位置に挿入し固定されている。このとき、燃焼圧センサ5の圧力検出部の突きあて部315a(後述するハウジング31の外周部)とシリンダヘッド4に形成された連通孔4aの傾斜部4cとの間には第2のシール部材72が挿入され、前述した第1のシール部材71とともに締め付け固定される。これにより、燃焼室C側から混合気や燃焼ガスが漏れないように気密を保つことができる。
又、燃焼圧センサ5において、シリンダヘッド4の外側部には6角ネジ部334が形成され、その上部には保持部材300が固定され、さらにその上部には信号処理部200の一部であるコネクタ部233が露出している。さらに、制御装置6に圧力信号を伝送する伝送ケーブル8がコネクタ8aにより接続されている。また、コネクタ8aに設けられたフックがコネクタ部233に形成された穴233aに係合し固定されている。
次に、本発明の各実施形態を適用する燃焼圧センサの全体構成について、図3を用いて説明する。図3は本発明の各実施形態を適用する燃焼圧センサの分解斜視図であり、各部を要素ごとに分解している。
本発明の各実施形態を適用する燃焼圧センサ5は燃焼室C内に発生する燃焼圧を電気信号に変える圧電素子を有する圧力検出部100と、圧力検出部100からの信号を処理する信号処理部200とを備えている。尚、各部の詳細な構成については後述する実施形態の中で説明する。又、以下の説明において、図3の左端に位置するダイアフラム45側を燃焼圧センサ5の先端側、右端側の信号処理部200側を燃焼圧センサ5の後端側と呼び、又、ダイアフラムの中心線方向を単に中心線方向と呼ぶ。
〔第1の実施形態〕
第1の実施形態の燃焼圧センサ5Aの構成および組立手順について、図4、図5、図6を用いて説明する。図4は第1の実施形態の燃焼圧センサ5Aの断面図であり、図5は図4の圧力検出部100の拡大断面図であり、図6は圧力検出部100の組立手順を示す断面図である。
[圧力検出部100の説明:図4、図5]
まず、圧力検出部100の構成について説明する。圧力検出部100は圧力検出部の枠体となるハウジング31と、ハウジング31の先端側の開口部を塞ぐように設けられ燃焼室Cの圧力が作用するダイアフラム45と、ダイアフラム45の圧力伝達部(50)に接し圧力伝達部(50)から圧力を受けて電荷を発生する圧電素子10と、圧電素子10を支持し発生した電荷を電気信号として受ける第2の電極部55と(第1の電極部については後述する)、第2の電極部55を支持し絶縁する絶縁リング60と、絶縁リング60を支持する支持部材65と、一端をダイアフラム45の圧力伝達部(50)に固定し他端を支持部材65に固定し固定部間が筒状よりなる加圧部材80Aとから構成されている。尚、ダイアフラム45は燃焼室Cの圧力が作用するダイアフラム部(40)と圧力伝達部(50)が縮径部により接続され一体構成になっている。
又、支持部材65はその先端側の外周にて加圧部材80Aを固定し、後端側の外周にてハウジング31の後端側の内周にしまりばめで嵌合(圧入)され、後述する溶接によってさらに強固に固定される。又、ダイアフラム45は進入部41aがハウジング31の先端側内周部にしまりばめで嵌合(圧入)され、溶接によってさらに強固に固定される。
又、一端を圧力伝達部(50)に、他端を支持部材65に加圧部材80Aを固定する際に、加圧部材の内部に収納された圧電素子10には、先端側に配置されたダイアフラム45の圧力伝達部(50)と、後端側に配置された第2の電極部55および絶縁リング60とに挟まれた状態で所定の予荷重をかけた状態で固定する。この構成によって、圧力検出部100はユニット化される。次に、ユニット化された圧力検出部100の外周部が筐体32の先端部の孔321にしまりばめで嵌合(圧入)され、溶接によってさらに強固に固定される。このとき、圧力検出部100を構成するハウジング31の外周部に形成されたリング状の突起315の後端側の面315bは筐体32の先端側の端面に付き当てられ位置決めされる。
[ダイアフラム45の説明:図5]
ダイアフラム45は、円筒状の円筒状部41と、その内側に形成された内側部42とを有している。円筒状部41の後端部は、ハウジング31の先端部の孔としまりばめで嵌合(圧入)されて、この先端部の孔に入り込む進入部41aと、ハウジング端面31aに突き当たる突当面41bとを有している。内側部42は、円筒状部41における先端側の開口を塞ぐように設けられた円盤状の薄肉部材であり、後端面の中央部にはこの面から圧電素子10側に突出した縮径部と、圧力伝達部(50)とからなり、一体に構成されている。
ダイアフラム45の圧力伝達部(50)は、外周面が加圧部材80Aの内周面と接し、後端側の端面が圧電素子10に当接する。これにより、圧電素子10は、ハウジング31と電気的に接続される。このため圧力伝達部(50)は第1の電極部を兼ねている。又、圧力伝達部(50)は、燃焼室C内の圧力を圧電素子10に作用させるものであり、圧力伝達部(50)の後端側の端面が圧電素子10の全面を押すことが可能な大きさに形成されている。又、圧力伝達部(50)は、ダイアフラム45から伝達する圧力を均等に圧電素子10に作用させるように、後端面が平行(中心線方向に直交)かつ平滑面に形成されている。
又、内側部42の、先端面の中央部には凹部42bが設けられている。ダイアフラム40の材料としては、高温でありかつ高圧となる燃焼室C内に存在するため、弾性が高く、かつ耐久性、耐熱性、耐触性等に優れた合金製であることが望ましく、例えばSUH660を用いて構成するとよい。又、ダイアフラム45とハウジング31とは、嵌合された後、さらに、溶接により強固に固定される。
[ハウジング31の説明:図5]
ハウジング31は、円筒状の部材であり、外周面には、突出部315がリング状に設けられている。突出部315は、先端側から後端側にかけて徐々に径が大きくなる傾斜面315aを有し、その後端部に、垂直面315bを有している。ハウジング31の先端側の内周面は、圧電素子部が収納され、後端側の内周面は支持部材65の外周面がしまりばめで嵌合(圧入)され、さらに、溶接により強固に固定される。又、ハウジング31の中央部の外周面は後述する筐体32の先端側の孔321にしまりばめで嵌合(圧入)され、さらに、溶接により強固に固定される。
[筐体32の説明:図3、図4、図5]
筐体32は、内部に、先端側から後端側にかけて段階的に径が異なるように形成された筒状の孔320が形成され、外部には先端側から後端側にかけて段階的に径が異なるように形成された外周面330が形成されている。筐体32における先端部の孔321は、ハウジング31の中央部の外周面にしまりばめで嵌合(圧入)できるようにハウジング31の外周面の径以下となるように設定されている。
外周面330は、先端側から後端側にかけて、5つの外周面から構成される。第1の外周面331はハウジング31の突出部315に対応し、第2の外周面332の先端部には、シリンダヘッド4の雌ねじ4eにねじ込まれる雄ねじ332aが形成されている。第3の外周面333には、後述する第1のシール部材71が嵌め込まれ、第4の外周面334の後端側には、6角のナット部が形成され、燃焼圧センサをシリンダヘッド4に締めつける際に用いられる。第5の外周面335には溝部335aが全周に渡って形成されている。
又、筐体32に段階的に形成された孔320には、後述する絶縁部材23に形成された先端側から後端側にかけて段階的に径が異なるように形成された外周面240がそれぞれ対応するようになっている。また、筐体32の後端側の孔325には、絶縁部材23の基板被覆部の先端側の端面が当接する突当面340が設けられている。突当面340には、後述する第1の接続ピン21bが差し込まれるピン用孔部340aが形成されている。
ハウジング31および筐体32は、燃焼室C近辺に配置されるため、少なくとも、−40〜350〔℃〕の使用温度環境に耐える材料を用いて製作することが望ましい。具体的には、耐熱性の高いステンレス鋼材、例えば、JIS規格のSUS630、SUS316、SUS430等を用いて構成するとよい。
[圧電素子10の説明:図5]
圧電素子10は、圧電縦効果の圧電作用を示す圧電体を有している。圧電縦効果とは、圧電体の電荷発生軸と同一方向の応力印加軸に外力を作用させると、電荷発生軸方向の圧電体の表面に電荷が発生する作用をいう。本実施形態に係る圧電素子10は、中心線方向が応力印加軸の方向となるようにハウジング31内に収納されている。
尚、圧電素子10に圧電横効果を用いて構成してもよい。圧電横効果とは、圧電体の電荷発生軸に対して直交する位置にある応力印加軸に外力を作用させると、電荷発生軸方向の圧電体の表面に電荷が発生する作用をいう。薄肉状に形成した圧電体を複数枚積層して構成しても良く、このように積層することで、圧電体に発生する電荷を効率的に集めてセンサの感度を上げることができる。圧電単結晶としては、圧電縦効果及び圧電横効果を有するランガサイト系結晶(ランガサイト、ランガテイト、ランガナイト、LGTA)や水晶、ガリウムリン酸塩などを用いて構成するとよい。尚、本実施形態の圧電素子10には、圧電体としてランガサイト単結晶を用いている。
[第2の電極部55の説明:図5]
第2の電極部55は、円柱状の部材であり、先端側の端面が圧電素子10における後端側の端面に当接し、後端側の端面が絶縁リング60に当接するように配置されている。第2の電極部55における後端側の端面には、この端面から後端側に突出する円柱状の突出部55aが設けられている。突出部55aは、端面側の基端部と、この基端部の外径よりも小さな外径の先端部とを有する。突出部55aの基端部の外径は絶縁リング60の内径よりも小さく設定されるとともに、突出部55aの長さは絶縁リング60の幅よりも長く突出部55aが絶縁リング60から露出している。
この第2の電極部55は、圧力伝達部材50との間で圧電素子10に対して一定の荷重を加えるように作用する部材であり、圧電素子10側の端面は、圧電素子10の端面の全面を押すことが可能な大きさに形成されるとともに平行かつ平滑面に形成されている。第2の電極部55の外径は後述する加圧部材80Aの内周の孔径よりも小さくなるように設定されており、第2の電極部55の外周面と加圧部材80Aの内周面との間には隙間があり、電気的に接触しないようになっている。第2の電極部55の材質としては、ステンレスを用いて構成するとよい。
[絶縁リング60の説明:図5]
絶縁リング60は、アルミナセラミックス等により形成された円筒状の部材であり、内径(中央部の孔径)は、第2の電極部55の突出部55aの基端部の外径よりもやや大きく、外径は、加圧部材80Aの内周の孔径より少し小さい径に設定されている。第2の電極部55は、突出部55aが絶縁リング60の中央部の孔に挿入されて配置されることで、加圧部材80Aの内周と同心に構成される。
[支持部材65の説明:図5]
支持部材65は、先端側から後端側にかけて、内部に、径が異なる複数の孔が形成され、外周面も複数の外周を持つ筒状の部材である。孔は、先端側から後端側にかけて順に形成された、第1の孔と、第1の孔の孔径よりも大きな孔径の第2の孔とから構成される。第1の孔の孔径は、第2の電極部55の突出部55aの基端部の外径よりも大きく、この突出部55aの先端部が支持部材65の第2の孔まで露出する。第2の孔の孔径は、後述する信号処理部200の伝導部材22において、コイルスプリング70の挿入孔22aを有する先端部の外径よりも大きい。また、第2の孔の孔径は、後述する信号処理部200の絶縁部材23の端部23aの外径よりも小さく、この絶縁部材23の端部23aが第2の孔にしまりばめで嵌合(圧入)される。これにより、支持部材65は、絶縁部材23の先端部を支持する部材として機能する。
又、支持部材65の外周面には、径の異なる外周面が3つあり、先端側の第1の外周面は加圧部材80Aを固定したときの逃げ部である。又、第2の外周面はリング状の突起65aを形成し、その外周は加圧部材80Aを嵌めこむためのものであり、加圧部材80Aの内周面より大きく、加圧部材80Aがしまりばめで嵌合(圧入)される。このとき、支持部材65のリング状の突起65aにより加圧部材80Aの後端側のリング状の突起部80dが掛止され位置決めされる。又、第3の外周面はハウジング31の後端側の内周に嵌合し溶接により固定される。支持部材65の材質はステンレスを用いて構成するとよい。
[加圧部材80Aの説明:図5(a)、(b)]
加圧部材80Aは、圧力伝達部材50、圧電素子10、第2の電極部55、絶縁リング60および支持部材65などの外周を覆う筒状の部材であり、先端側から筒状部80a、筒状部80b、筒状部80cと、後端側のリング状の突起部80dより構成される。筒状部80aは圧力伝達部材50の外周部に嵌合し、溶接により固定される。又、筒状部80bは圧電素子10に予荷重をかけるための薄肉状のバネ部である。又、筒状部80cはその一部が支持部材65に形成されたリング状の突起65aと嵌合する。又、加圧部材80Aの筒状部80dは支持部材65のリング状の突起65aに対して掛止させて位置決めする。加圧部材の材質はステンレスを用いて構成するとよい。
[コイルスプリング70の説明:図5]
コイルスプリング70は、内径が第2の電極部55の突出部55aの先端部の外径より少し小さく、外径は、後述する伝導部材22の挿入孔22aの径よりも小さい。コイルスプリング70の内側に第2の電極部55の突出部55aの先端部が軽圧入で挿入されるとともに、コイルスプリング70は、伝導部材22の挿入孔22aに挿入される。コイルスプリング70の長さは、第2の電極部55と挿入孔22aとの間に圧縮した状態になるように設定され、圧電素子10からの圧力信号を伝導部材22に伝導する。コイルスプリング70の材質は、弾性が高く、かつ耐久性、耐熱性、耐触性等に優れた合金を用い、また表面に金メッキを施し、電気伝導性を高める構成とするとよい。
[信号処理部200の説明:図4]
次に、信号処理部200について説明する。信号処理部200は、圧力検出部100の圧電素子10から得られる微弱な電荷である電気信号を少なくとも増幅処理する回路基板部21と、圧電素子10に生じた電荷を回路基板部21まで導く棒状の伝導部材22と、これら回路基板部21、伝導部材22などを覆う絶縁部材23と、回路基板部21などを密封するOリング24とを備えている。
[回路基板部21の説明:図4]
回路基板部21は、圧力検出部100の圧電素子10から得られる微弱な電荷を増幅するための回路を構成する電子部品などが実装されたプリント配線基板210を有する。プリント配線基板210の先端側には、伝導部材22の後端部22bを電気的に接続するために、半田付けなどにより接続されている。又、接地用の第1の接続ピン21bが半田付けなどにより接続されている。又、プリント配線基板210における後端部には、伝送ケーブル8の先端部のコネクタ8aを介して制御装置6と電気的に接続する第2の接続ピン21cが3つ、半田付けなどにより接続されている。3つの第2の接続ピン21cは、それぞれ、制御装置6からプリント配線基板210への電源電圧およびGND電圧の供給、プリント配線基板210から制御装置6への出力電圧の供給に用いられる。
[伝導部材22の説明:図4]
伝導部材22は、棒状の部材であり、先端部には、第2の電極部55の突出部55aの先端部に挿入されたコイルスプリング70が挿入される挿入孔22aが形成されている。伝導部材22における後端部22bは、回路基板部21のプリント配線基板210に、直接電気的に接続される。伝導部材22の材質としては、真鍮及びベリリウム銅等を用いて構成するとよい。この場合、加工性およびコストの観点からは、真鍮が望ましい。これに対して、電気伝導性、高温強度、信頼性の観点からは、ベリリウム銅が望ましい。
[絶縁部材23の説明:図4]
絶縁部材23は、伝導部材22の外周を覆う伝導部材被覆部231と、回路基板部21のプリント配線基板210の側面および下面を覆う基板被覆部232と、プリント配線基板210に接続された第2の接続ピン21cの周囲を覆うとともに伝送ケーブル8の先端部のコネクタ8a(図2)が嵌め込まれるコネクタ部233とを有している。
伝導部材被覆部231は、中心線方向には、伝導部材22における先端部を露出するように覆っており、先端側から後端側にかけて段階的に径が異なるように形成された外周面240が設けられている。外周面240は、先端側から後端側にかけて、第1の外周面241と、第1の外周面241の外径よりも大きな外径の第2の外周面242と、第2の外周面242の外径よりも大きな外径の第3の外周面243と、第3の外周面243の外径よりも大きな外径の第4の外周面244と、から構成される。
第1の外周面241の径は、支持部材65の第2の孔の孔径よりも大きく、伝導部材被覆部231における先端部が、支持部材65の第2の孔を形成する周囲の壁にしまりばめで嵌合(圧入)される。第2の外周面242の径は、対する筐体32の第2の孔の孔径よりも小さく形成され、第3の外周面243の径は、対する筐体32の第3の孔の孔径よりも小さく形成されている。又、第4の外周面244の径は、対する筐体32の第4の孔の孔径よりも大きく、伝導部材被覆部231における後端部が、対する筐体32の第4の孔を形成する周囲の壁にしまりばめで嵌合(圧入)される。
これにより、伝導部材被覆部231は、少なくとも中心線方向の両端部が、それぞれ支持部材65、筐体32にしまりばめで嵌合(圧入)し支持されているので、劣悪な振動環境であっても、伝導部材22に与える悪影響を抑制することができ、振動に起因して伝導部材22の接続部の断線や接触不良等を回避することができる。
基板被覆部232は、円筒状の部位であり、その側面には、プリント配線基板210を内部に設置するための矩形の開口部232aが設けられている。又、基板被覆部232における後端側には、筐体32内およびプリント配線基板210設置部を密封するためのOリング24用のリング状の溝232bが形成されている。
コネクタ部233は、基板被覆部232における後端側の端面から突出し、プリント配線基板210に接続された3つの第2の接続ピン21cの周囲を覆うように形成された薄肉部である。コネクタ部233における後端部は開口しており、内部に伝送ケーブル8の先端部に設けられたコネクタ8aを受け入れることができる構成になっている。又、コネクタ部233における後端側には、孔233aが形成されており、伝送ケーブル8のコネクタ8aに設けられたフックがこの孔233aに掛止することで、伝送ケーブル8のコネクタ8aがコネクタ部233から脱落することを防止できる。(図2、図4)
以上のように構成された絶縁部材23は、樹脂などの絶縁性を有する材料にて成形されている。又、絶縁部材23は、伝導部材22、第1の接続ピン21b、3つの第2の接続ピン21cが一体に構成されている。絶縁部材23は、これら伝導部材22、第1の接続ピン21b、3つの第2の接続ピン21cをセットした金型に加熱した樹脂が押し込まれることで成形する方法(インサートモールド)でもよい。
信号処理部200をユニット化するにあたっては、成形された絶縁部材23の開口部232aから、回路基板部21に回路部品を実装したプリント配線基板210を前述した各接続ピンの下側に挿入し、基板被覆部232の所定位置にネジなどで固定する(図示なし)。次に、プリント配線基板210のパターン部に第1の接続ピン21b、3つの第2の接続ピン21cの先端および伝導部材22の先端を半田付けなどで固定する。又、絶縁部材23の基板被覆部232のリング状の溝232bにOリング24を装着する。Oリング24は、フッ素系ゴムを用いて構成するとよい。
[保持部材300の説明:図3、図4]
次に、保持部材300について説明する。保持部材300は、薄肉円筒状の部材であり、後端部に内周面から内側に突出した突出部300aが設けられている。保持部材300は、筐体32に装着された後、外部から、第5の外周面335に設けられた凹部335aに対応する部位が加圧されることでかしめられる。これにより、保持部材300は、筐体32に対して固定され、信号処理部200が筐体32に対して緩むことを抑制することができる。又、同時に電気的にも接続(GND)され、回路基板部21を保護する。
[燃焼圧センサ5Aの組立手順の説明:図4、図5、図6]
以上のように構成された燃焼圧センサ5Aの組立手順について、図4、図5、図6を用いて説明する。ここで、図6(a)は圧力検出部100の内部の圧電素子部の組立手順を示し、図6(b)は圧力検出部100の組立手順を示し、図6(c)は筐体32に圧力検出部100を組立てる手順を示す。尚、図6において、溶接部には便宜上「●」印を付してあるが、実際の形状を示すものではなく単に、「溶接部」を示す印である。又、以下の説明においても同様である。
[圧力検出部100の組立手順の説明:図6(a)、(b)、(c)]
まず、図6(a)工程において、支持部材65に加圧部材80Aを取り付ける。支持部材65の後端側から加圧部材80Aの筒状部を通す。この時、支持部材65の外周に形成されたリング状の突起65aに対して加圧部材80Aの内周に形成されたリング状の突起80dが掛止するまで押し込む。支持部材65に形成されたリング状の突起65aの外径は対応する加圧部材80Aの内径よりも大きく、しまりばめで嵌合(圧入)される。次に、加圧部材80Aの先端側から絶縁リング60、第2の電極部55、圧電素子10、ダイアフラム45の圧力伝達部(50)の順で挿入する。
次に、圧電素子10の感度および直線性を高めるために、予荷重を作用させる。この場合、組立治具(図示なし)を用いるとよい。組立治具に前述の組立体をセットする。次に、支持部材65と圧力伝達部材50とに、中心線方向に互いに押しあう方向に所定の荷重をかけると同時に、加圧部材80Aの中央部に形成された薄肉状バネ部80b(図5(b)参照)の段差を利用して、加圧部材80Aを引き延ばす方向(中心線方向)に荷重を加える。そして加圧部材80Aの中心線方向の変位量が予め定められた長さとなったところで、加圧部材80Aの筒状部80aとダイアフラム45の圧力伝達部(50)の外周部との係合部を固定する(溶接1)。これにより、圧電素子部が組立られる。
尚、固定方法としては加圧部材80Aの外部から中心線方向に向けて一周にわたってレーザビームを照射する方法を採用するとよい。尚、レーザビームは全周を照射してもよいし、円周方向に等間隔にスポット照射してもよい。以降の溶接部の説明についても同様である。又、加圧部材80Aを引き延ばす方向(中心線方向)に荷重を加える方法として、加圧部材80Aに形成された薄肉状バネ部80bの段差を利用するとしたが、筒状部80aに専用の溝又は切り欠を設けて利用してもよい。これにより、圧電素子10に予荷重が作用し、固定された状態となる。
次に、図6(b)工程において、ハウジング31に前述の圧電素子部を組立てる。ハウジング31の先端側から圧電素子部を挿入する。同時に、ハウジング31の前端部31aに対し、ダイアフラム45を進入部41aをガイドにしてしまりばめで嵌合(圧入)させる。次に、ハウジング31の前端部31aとダイアフラムの突当て面41bが当接した状態で係合部を固定する(溶接2)。次に、ハウジング31と支持部材65を固定する(溶接3)。これにより、圧力検出部が組立られる。
次に、図6(c)工程において、(b)工程で組立られた圧力検出部を筐体32に組立てる。尚、ここで、予めコイルスプリング70を第2の電極部に形成された突出部55aに組み付けておく。次に、筐体32の孔部321に対して(b)工程で組立られた圧力検出部のハウジング31の第2の外周部を挿入し、しまりばめで嵌合(圧入)させる。筐体32の先端面にハウジング31の突起部315の後端面315bが当接した状態で(b)工程の組立体を固定する(溶接4)。これにより圧力検出部100が完成する。
[信号処理部200の組立手順の説明:図4、図5]
次に、信号処理部200を筐体32に挿入する。絶縁部材23の先端部23aが支持部材65の第2の孔にしまりばめで嵌合(圧入)され、同時に第2の電極部に形成された突出部55aに組み付けられたコイルスプリング70が伝導部材22に設けられた穴部22aに挿入される。一方で筐体32の突当面340aに形成されたピン用穴部340aに第1の接続ピン21bがしまりばめで嵌合(圧入)される。次に、保持部材300を後端面側から絶縁部材23を嵌めこむ。保持部材300の後端面300aが基板被覆部232の端面232cに突当った状態で止める。次に、筐体32の後端部に形成された凹部335aに対して保持部材300の対応部をリング状にかしめる。これにより、筐体32に対して信号処理部200が固定され、振動等により緩むことのない燃焼圧センサ5Aが完成する。
[燃焼圧センサ5Aの電気的な接続構成および動作:図4、図5]
次に、燃焼圧センサ5Aにおいて、電気的な接続構成及び動作について説明する。圧電素子10の先端側の端面は金属製のダイアフラム45を介して(又は、金属製の加圧部材80Aおよび支持部材65を介して)金属製のハウジング31と電気的に接続される。又、信号処理部200においては、金属製のハウジング31と溶接により電気的に接続された筐体32の当接面340に設けられたピン用穴部340aに第1の接続ピン21bがしまりばめで嵌合(圧入)されるため、プリント配線基板210のGNDが筐体32に接地される。
一方、圧電素子10の後端側の端面は金属製の第2電極部55および突出部55aからコイルスプリング70、金属製の伝導部材22、を介してプリント配線基板210に半田付けされ、電気的に接続される。又、第2電極部55および突出部55aは絶縁体よりなる絶縁リング60により、周囲の支持部材65からは電気的に絶縁されており、又、加圧部材80Aの内周面からも離れていて電気的に絶縁されている。尚、この例では、圧電素子10の側面とハウジング30の内壁面とが接触し得る構造になっているが、圧電素子10が絶縁体で構成されていることにより抵抗値が極めて大きいことと、圧力変化に伴って発生する電荷が、圧電素子10における中心線方向の両端部に発生することとにより、特に問題とはならない。
以上のように構成された燃焼圧センサ5Aはシリンダヘッド4に装着されることにより(図2参照)、筐体32はその雄ネジ部332aからシリンダヘッドの連通孔4aに設けられた雌ネジ部4eを介してシリンダヘッド4に電気的に接続され、車体に接地される。そして、内燃機関1が作動すると、燃焼室Cに発生する燃焼圧が燃焼圧センサ5Aの先端のダイアフラム45に作用し、圧力伝達部(50)を介して圧電素子10に作用し、燃焼圧に応じた電荷が生じる。圧電素子10に生じた電荷は回路基板部21に供給され、回路基板部21にて増幅処理がなされ、その電荷に応じた電圧が第2の接続ピン21c、伝送ケーブル8を介して制御装置6に供給される。
[燃焼圧センサ5Aの効果]
以上説明した本発明の第1の実施形態によれば、次に示す効果が得られる。
(効果1)
圧電素子に加える予荷重は、一端を圧力伝達部材に固定し、他端を支持部材に固定し、二つの固定部間が筒状部よりなる加圧部材に予荷重を与える機能を持たせるようにしたので、ダイアフラムに予荷重を与える機能を持たせる必要がない。これにより、ダイアフラムは燃焼圧を受圧し、圧力伝達部材に伝達するために必要な剛性のみを持てばよく、燃焼圧の受圧感度を向上させ、高精度の圧力信号を得ることができる。又、ダイアフラムと圧力伝達部材を一体構成としたので、ダイアフラムと圧力伝達部材との当接部のバウンスと摩耗を防止することができ、高精度で高信頼性の圧力信号を得ることができる。
(効果2)
加圧部材は一端が圧力伝達部材に固定され他端は支持部材に固定され、固定部間が筒状部よりなり、筒状部を荷重調整部としたため、固定部間をバネ部として広く使用できる。それにより、長さの変化に対して荷重変化の小さいバネを設計できる。つまり、圧力伝達部材、圧電素子、第2の電極、絶縁リング、支持部材の中心線方向の寸法バラツキに対して荷重変動が少ないバネ構成を得られる。これにより、圧電素子10の感度および直線性を高めるために、予荷重を作用させる工程において、圧電素子に対して精度の高い予荷重を与えることができ、感度および直線性を高め、高精度の圧力信号を得ることができる。
(効果3)
加圧部材は一端を圧力伝達部材に固定し、他端を支持部材に固定し、固定部間が筒状部よりなり、中空筒状のハウジングと協働して2重構造になるため、燃焼室の温度を圧電素子に対して伝え難くなり、温度変化による圧電素子の特性変化を抑制する。これにより、サイクル間温度ドリフトのような短期の温度ドリフトを抑制する効果があり、高精度の圧力信号を得ることができる。
尚、加圧部材80Aの筒状部80bを圧電素子10に予荷重をかけるための薄肉状バネ部としたが、かかる形態に限定されない。加圧部材の固定部間において、筒状部80bの幅や薄肉部の中心線方向の位置や厚さは自由に構成することができる。又、圧電素子に予荷重を与える組立方法の説明において、「薄肉状バネ部80bの段差を利用して、加圧部材80Aを引き延ばす方向に荷重を加える」としたが、かかる形態に限定されない。例えば、加圧部材80Aの筒状部80aに、リング状の溝を設け、その溝を利用して引き延ばす方向に荷重を加えてもよい。又、同様に、筒状部80aに切り欠きを設けてその切り欠きを利用して引き延ばす方向に荷重を加えてもよい。
〔第2の実施形態〕
次に、第2の実施形態の燃焼圧センサ5Bの構成および組立手順について、図7を用いて説明する。図7(a)は加圧部材80Bを使用した燃焼圧センサ5Bの圧力検出部100の拡大断面図であり、図7(b)は加圧部材80Bの部分断面図である。第2の実施形態の燃焼圧センサ5Bが、第1の実施形態の燃焼圧センサ5Aと異なる点は、加圧部材80Bにおいて、荷重調整部である薄肉状バネ部が筒状部80bの位置(中央部)にあったものを筒状部80cの位置(支持部材65側)に配設した点である。これにより、バネ部の位置が燃焼室Cから少し離れた位置になっている。他の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるので同一要素には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
また、組立手順も第1の実施形態の基本的な組立手順は同様であるので、第1の実施形態の図6を用いて簡略に説明する。第2の実施形態の組立手順は、図6(a)、(b)、(c)の加圧部材80Bの荷重調整部の位置のみが異なる。図6(a)において、支持部材65の後端側から加圧部材80Bの筒状部を通す。この時、支持部材65の外周に形成されたリング状の突起65aに対して加圧部材80Bの内周に形成されたリング状の突起80dが掛止するまで押し込む。支持部材65に形成されたリング状の突起65aの外径は加圧部材80Bの内周に形成されたリング状の突起80dの孔径よりも大きくしまりばめで嵌合(圧入)される。次に、加圧部材80Bの先端側から絶縁リング60、第2の電極部55、圧電素子10、ダイアフラム45の順で挿入する。次に、圧電素子10の感度および直線性を高めるために、予荷重を作用させる工程において、治具による加圧部材を引き延ばす工程では、段差の位置が異なるので治具の変更が必要である。その他の組立手順では図6(b)、(c)と同様であるがので重複する説明は省略する。これにより第2の実施形態による燃焼圧センサ5Bを得る。
[燃焼圧センサ5Bの効果]
上記構成によれば、加圧部材に設けたバネ部が受圧部から離れた位置になるので、燃焼室の温度がバネ部に伝わり難くなる。そのため、バネ特性への熱による影響を抑制し、サイクル間温度ドリフトのような短期の温度ドリフトを抑制することができる。これにより、高精度の圧力信号を得ることができる。
〔第3の実施形態〕
次に、第3の実施形態の燃焼圧センサ5Cの構成について、図8を用いて説明する。図8(a)は加圧部材80Cを使用した燃焼圧センサ5Cの圧力検出部100の拡大断面図であり、図8(b)は加圧部材80Cの正面図である。図8(a)において、第3の実施形態の燃焼圧センサ5Cが、第1の実施形態の燃焼圧センサ5Aと異なる点は、加圧部材80Bの荷重調整部である薄肉状バネ部が筒状部80bの位置(中央部)にあったものを筒状部80cの位置(支持部材65側)に設け、且つ、バネ部の構造を変えたものである。図8(b)において、加圧部材80Cの荷重調整部は筒状部80cの位置に設けられ、複数の切欠きと複数の板部からなるバネ構造となっている。このバネ構成によれば、薄肉状のバネ構造に比べて、よりバネ定数を小さく(変位量に対して荷重変化が小さい)することが可能になる。他の基本的な構成及び組立手順は第1の実施形態と同様であるので同一要素には同一番号を付し、重複する説明は省略する。これにより、第3の実施形態による燃焼圧センサ5Cを得る。
〔燃焼圧センサ5Cの効果〕
上記構成によれば、加圧部材の荷重調整部が変位量に対して、より荷重変化の小さいバネを設計できる。つまり、圧力伝達部材、圧電素子、第2の電極、絶縁リング、支持部材の中心線方向の寸法バラツキに対して荷重変動がより少ないバネ手段を得られる。これにより、圧電素子に対して予荷重を作用させる工程において、より精度の高い予荷重を与えることができ、感度および直線性を高め高精度の圧力信号を得ることができる。又、同時に、加圧部材に設けたバネ部が受圧部から離れた位置になるので、燃焼室の温度がバネ部に伝わり難くなる。そのため、バネ特性への熱による影響を抑制し、サイクル間温度ドリフトのような短期の温度ドリフトを抑制することができる。これにより、高精度の圧力信号を得ることができる。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について、図9及び図10を用いて説明する。図9(a)は加圧部材80Dを使用した燃焼圧センサ5Dの圧力検出部100の拡大断面図であり、図9(b)は加圧部材80Dの部分断面図である。又、図10は燃焼圧センサ5Dの圧力検出部100の組立手順を示す断面図である。図9(a)において、第4の実施形態の燃焼圧センサ5Dが、第2の実施形態による燃焼圧センサ5B(図7)と異なる点は、加圧部材80Dの構造において、圧力伝達部材(50)との固定部は掛止により固定し、支持部材65との固定部は溶接により固定する構成になって点にある。他の基本的な構成及び組立手順は第2の実施形態と同様であるので同一要素には同一番号を付し、重複する説明は一部省略する。
ダイアフラム45は、初期は圧力伝達部材(50)とダイアフラム(40)は別体で構成しておく。圧力伝達部材(50)にはその一部に加圧部材を掛止するための掛止用の段差を設けておく。その段差には加圧部材80Dの先端側に設けられたリング状の突起80dが掛止できるようになっている。また、加圧部材80Dの後端側には、支持部材65との掛止用のリング状の突起はなく、溶接による固定ができるように構成されている。
次に、図10を用いて、第4の実施形態の組立手順が第2の実施形態の組立手順と異なるところを説明する。まず、図10(a)工程において、加圧部材80Dの先端側に向けて、後端側から圧力伝達部材(50)、圧電素子10、第2の電極部55、絶縁リング60、支持部材65の順に挿入する。次に、圧電素子10の感度および直線性を高めるために、予荷重を作用させる。この場合、組立治具(図示なし)を用いるとよい。組立治具に前述の組立体をセットする。次に、圧力伝達部材(50)と支持部材65に中心線方向に互いに押しあう方向に所定の荷重をかけると同時に、加圧部材80Dの支持部材65側に形成されたバネ部80cの段差を利用して、加圧部材80Dを引き延ばす方向(中心線方向)に荷重を加える。そして加圧部材80Dの中心線方向の変位量が予め定められた長さとなったところで、加圧部材80Dの筒状部と支持部材65との係合部を固定する(溶接1)。これにより、圧電素子部が組立られる。次に、ダイアフラム(40)の中央部の突出部と圧力伝達部材(50)の中央部の突出部を同心にして固定する(溶接2)。これにより、ダイアフラムは一体構成となり、且つ、圧電素子10に予荷重が作用し、固定された状態となる。
次に、図10(b)工程において、ハウジング31に前述の圧電素子部を組立てる。ハウジング31の先端側から圧電素子部を挿入する。同時に、ハウジング31の前端部31aに対し、ダイアフラム45を進入部41aをガイドにしてしまりばめで嵌合(圧入)させる。次に、ハウジング31の前端部31aとダイアフラムの突当て面41bが当接した状態で係合部を固定する(溶接3)。次に、ハウジン31と支持部材65を固定する(溶接4)。これにより、圧力検出部が組立られる。
次に、図10(c)工程において、(b)工程で組立られた圧力検出部を筐体32に組立てる。尚、ここで、予めコイルスプリング70を第2の電極部に形成された突出部55aに組み付けておく。次に、筐体32の孔部321に対して(b)工程で組立られた圧力検出部のハウジング31の第2の外周部を挿入し、しまりばめで嵌合(圧入)させる。筐体32の先端面にハウジング31の突起部315の後端面315bが当接した状態で(b)工程の組立体を固定する(溶接5)。これにより圧力検出部100が完成し、第4の実施形態による燃焼圧センサ5Dを得る。
[第4の実施形態の効果]
第4の実施形態の別の形態によれば、加圧部材の固定方法において、ダイアフラム45側、または支持部材65側それぞれにおいて、掛止による固定方法と溶接による固定方法のどちらの方法も選ぶことができる。これにより、ダイアフラムの構成において、一体型であっても、加圧部材の構成(掛止又は溶接)に応じて固定方法を選ぶことが可能となり、製造方法を選択できるのでコストを抑制できる。これにより、コストを抑制し、且つ、圧電素子に対して精度の高い予荷重を与えることができ、感度および直線性を高め、高精度の圧力信号を得ることができる燃焼圧センサを提供することができる。
尚、各実施形態では、加圧部材の荷重調整部において、バネ部の位置は中央部または支持部材側としたが、かかる形態に限定されない。バネ部の位置はダイアフラム側でも良い。また、加圧部材のバネ部は薄肉状バネ部または複数の切欠きと複数の板部からなるバネ部としたがかかる形態に限定されない。バネ部はコイル状のバネ構造、蛇腹状のバネ構造、その他いかなる構造のバネ構造でもよい。また、バネ部は肉厚を薄くして段差を設けたが、かかる形態に限定されない。バネ部と固定部は同じ肉厚でもよいし、逆にバネ部の肉厚を厚くしてもよい。また、加圧部材の2か所の固定部において、ダイアフラム側の固定部および支持部材側の固定部は掛止による固定方法または溶接による固定方法のどちらを採用してもよい。
1 内燃機関
2 シリンダブロック
2a シリンダ
3 ピストン
4 シリンダヘッド
4a 連通孔
5、5A、5B、5C、5D 燃焼圧センサ
6 制御装置
7 シール部材
8 伝送ケーブル
8a コネクタ
10 圧電素子
10a 圧電素子の電極側端面
21 回路基板部
21b 第1の接続ピン
21c 第2の接続ピン
22 伝導部材
23 絶縁部材
24 Oリング
31 ハウジング
32 筐体
40 ダイアフラム
45 一体型ダイアフラム
50 圧力伝達部材(第1の電極部)
55 第2の電極部
60 絶縁リング
65 支持部材
70 コイルスプリング
80A、80B、80C、80D 加圧部材
100 圧力検出部
200 信号処理部
210 プリント配線基板
300 保持部材

Claims (5)

  1. 燃焼室内の燃焼圧を受けて電気信号を発生させる圧力検出部と、検出信号を処理する信号処理部と、検出信号を信号処理部へ伝送する伝送部とを有する燃焼圧センサにおいて、
    前記圧力検出部は中空筒状のハウジングと、
    前記中空筒状のハウジングの受圧側先端に配設されたダイアフラムと、
    前記ハウジング内の軸方向であって、前記ダイアフラムの圧力を伝達する圧力伝達部材と、前記圧力伝達部材の後端に当接する圧電素子と、前記圧電素子の後端を支持する支持部材と、一端が前記圧力伝達部材に固定され他端は前記支持部材に固定され、二つの固定部間が筒状部よりなる加圧部材とからなる圧電素子部とから構成され、
    前記加圧部材は前記圧力伝達部材および前記支持部材が前記一端および前記他端に固定されることで前記圧電素子に所定の荷重をかけており、
    前記所定の荷重は、前記圧電素子部が前記ダイアフラムに与える前記軸方向の荷重より大きいことを特徴とする燃焼圧センサ。
  2. 前記加圧部材は前記一端または前記他端のいずれか一方に突起部を有し、前記圧力伝達部材または前記支持部材が前記突起部に掛止することで固定されており、
    前記突起部の前記軸方向の剛性は、前記ダイアフラムの前記軸方向の剛性より高いことを特徴とする請求項1に記載の燃焼圧センサ。
  3. 前記ダイアフラムと前記圧力伝達部材は一体に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃焼圧センサ。
  4. 前記加圧部材に設けられた前記筒状部が荷重調整部となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃焼圧センサ。
  5. 前記加圧部材に設けられた前記荷重調整部は前記筒状部の中央より前記支持部材側に設けたことを特徴とする請求項に記載の燃焼圧センサ。
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