JP5947122B2 - グロープラグ - Google Patents

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Description

本発明は、グロープラグに関するものである。
グロープラグ、特に圧力センサを搭載したグロープラグに関する技術としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。この技術では、発熱体としてのヒータは、弾性変形可能な可動部材に支持されており、燃焼圧を受けることによってヒータが変位する。圧力センサは、このヒータの変位を検出することによって、燃焼室内における圧力(燃焼圧)を検出している。そして、この可動部材は、薄肉化や形状変更が行なわれることによって、ヒータの変位を生じやすくするとともに、ハウジングの内部と燃焼室とを隔ててハウジングの内部の気密を確保する構造となっている。
特開2006−84468号公報
ところで、発熱体としてセラミックヒータを採用したグロープラグでは、セラミックヒータの外周に外筒が設けられており、可動部材は、その外筒に溶接される。しかし、可動部材は薄肉であるため、可動部材と外筒とを適切に溶接することが困難であり、溶接部位の耐久性やハウジングの内部の気密性を向上させることが困難であるといった課題があった。
また、発熱体としてシーズヒータを採用したグロープラグにおいても、可動部材は、シーズヒータの金属チューブに溶接される。しかし、可動部材は薄肉であるため、可動部材と金属チューブとを適切に溶接することが困難であり、溶接部位の耐久性やハウジングの内部の気密性を向上させることが困難であるといった課題があった。
本発明は、上述した従来の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、圧力センサを搭載したグロープラグにおいて、可動部材と外筒との溶接部位の耐久性およびハウジングの内部の気密性を向上させることのできる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために、以下の形態または適用例を取ることが可能である。
[適用例1]
軸線に沿って延びるセラミックヒータであり、絶縁性セラミックによって形成された柱状の基体と、前記基体の内部に埋設され、通電によって抵抗発熱する抵抗発熱体と、前記抵抗発熱体と電気的に接続され、セラミックヒータの後端部の外表面に露出する電極取出部とを有するセラミックヒータと、
前記セラミックヒータの前記後端部に外側から嵌められると共に、前記電極取出部に接続された外筒と、
前記セラミックヒータの先端を突出させた状態で前記セラミックヒータを内部に収容する筒状のハウジングと、
前記ハウジングの内部の気密を確保するとともに、前記外筒を介して前記セラミックヒータと前記ハウジングとを連結しつつ、弾性変形することによって、前記セラミックヒータの、前記ハウジングに対する前記軸線に沿った変位を許容する可動部材と、
前記ハウジングの内部のうち前記セラミックヒータよりも後端側に配置され、前記セラミックヒータの前記変位に基づいて前記燃焼ガスの圧力を検出する圧力センサと、
を備えるグロープラグであって、
前記可動部材は、前記外筒を覆うように前記軸線に沿って延びると共に、前記外筒との間に隙間を有する筒部を有し、該筒部は、溶接によって前記外筒に接合されており、
前記筒部と前記外筒との溶接部位には、前記筒部側に設けられ、前記筒部の母材の組織を維持したまま前記隙間を減らすように形状が変化した母材部と、前記筒部を前記筒部の厚み方向に貫通すると共に、少なくとも一部が前記母材部の内部に設けられ、前記溶接による熱の影響を受けて前記筒部の母材の組織が変化した熱影響部と、前記熱影響部に接続しつつ前記外筒側に設けられ、前記筒部の母材と前記外筒の材料とが前記溶接によって溶けて混ざり合った溶融部と、が形成されており、
前記軸線に平行かつ前記軸線を通る平面によって前記溶接部位を切断した断面において、
前記熱影響部の最大幅は、前記筒部の最大厚さよりも大きく、
前記隙間は、前記溶接部位の中央に近づくにしたがって狭くなっており、
前記外筒の外表面を規定する仮想直線と、前記筒部の前記外筒に対向する面を規定する仮想直線との間に挟まれた領域には、前記母材部と前記熱影響部の両方が存在していることを特徴とする、
グロープラグ。
この構成によれば、溶接部位に肉厚の薄い部分が形成されないので、溶接部位の耐久性を向上させることができる。さらに、外筒と可動部材(筒部)との隙間を母材部と熱影響部の2層によって確実に封止することができるので、ハウジングの内部の気密性を向上させることができる。
[適用例2]
軸線に沿って延び、有底筒状の金属チューブと、前記金属チューブの内部に配置され、通電によって抵抗発熱する発熱コイルと、を有するシーズヒータと、
前記シーズヒータの先端を突出させた状態で前記シーズヒータを内部に収容する筒状のハウジングと、
前記ハウジングの内部の気密を確保するとともに、前記シーズヒータの前記金属チューブと前記ハウジングとを連結しつつ、弾性変形することによって、前記シーズヒータの、前記ハウジングに対する前記軸線に沿った変位を許容する可動部材と、
前記ハウジングの内部のうち前記シーズヒータよりも後端側に配置され、前記シーズヒータの前記変位に基づいて前記燃焼ガスの圧力を検出する圧力センサと、
を備えるグロープラグであって、
前記可動部材は、前記金属チューブを覆うように前記軸線に沿って延びると共に、前記金属チューブとの間に隙間を有する筒部を有し、該筒部は、溶接によって前記金属チューブに接合されており、
前記筒部と前記金属チューブとの溶接部位には、前記筒部側に設けられ、前記筒部の母材の組織を維持したまま前記隙間を減らすように形状が変化した母材部と、前記筒部を前記筒部の厚み方向に貫通すると共に、少なくとも一部が前記母材部の内部に設けられ、前記溶接による熱の影響を受けて前記筒部の母材の組織が変化した熱影響部と、前記熱影響部に接続しつつ前記金属チューブ側に設けられ、前記筒部の母材と前記金属チューブの材料とが前記溶接によって溶けて混ざり合った溶融部と、が形成されており、
前記軸線に平行かつ前記軸線を通る平面によって前記溶接部位を切断した断面において、
前記熱影響部の最大幅は、前記筒部の最大厚さよりも大きく、
前記隙間は、前記溶接部位の中央に近づくにしたがって狭くなっており、
前記金属チューブの外表面を規定する仮想直線と、前記筒部の前記金属チューブに対向する面を規定する仮想直線との間に挟まれた領域には、前記母材部と前記熱影響部の両方が存在していることを特徴とする、
グロープラグ。
この構成によれば、溶接部位に肉厚の薄い部分が形成されないので、溶接部位の耐久性を向上させることができる。さらに、金属チューブと可動部材(筒部)との隙間を母材部と熱影響部の2層によって確実に封止することができるので、ハウジングの内部の気密性を向上させることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、グロープラグの製造方法および製造装置等の形態で実現することができる。
本発明の第1実施形態としてのグロープラグの断面構成を示す説明図である。 可動部材と外筒との溶接部位の断面を拡大して示す模式図である。 実施形態における溶接部位の写真およびX線を用いて撮影した写真を示す参考図である。 比較例における溶接部位の写真およびX線を用いて撮影した写真を示す参考図である。 本発明の第2実施形態としてのグロープラグの断面構成を示す説明図である。 可動部材の近傍を拡大して示す断面図である。 可動部材と金属チューブとの溶接部位の断面を拡大して示す模式図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施形態:
B.第2実施形態:
C.変形例:
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態としてのグロープラグ100の断面構成を示す説明図である。以下では、図1におけるグロープラグ100の軸線Oの下方をグロープラグ100の先端側とし、上方を後端側として説明する。また、この図1には、セラミックヒータ150の先端側近傍を拡大した図も示した。
グロープラグ100は、自動車用のディーゼルエンジン等の内燃機関において、燃焼の補助を行なう発熱体としての機能を有しており、主な構成要素として、略円筒状のハウジング110と、ハウジング110の後端側に設けられたシール用保護筒120と、ハウジング110の先端側から一部が突出した状態で配置されたセラミックヒータ150と、セラミックヒータ150に電力を供給するための中軸170とを備えている。
グロープラグ100は、さらに、内燃機関のシリンダ内の圧力(燃焼圧)を検出する圧力センサとしての機能を有している。グロープラグ100は、圧力センサとしての機能を実現するための主な構成要素として、可動部材130と、歪部材160と、圧力検出素子164とを備えている。これらの構成要素については後述する。
ハウジング110は、略円筒状の部材であり、第1実施形態では、炭素鋼によって形成されている。ただし、ハウジング110は、炭素鋼に限らず、ステンレス鋼等の他の材料によって形成されていてもよい。
ハウジング110は、先端側ハウジング112と、ハウジング本体114とによって構成されている。ハウジング本体114には、グロープラグ100を内燃機関のシリンダヘッドに固定するためのネジ溝部117が形成されており、このネジ溝部117がシリンダヘッド(図示せず)のプラグ取り付け孔に螺合することによって、グロープラグ100が内燃機関に固定される。なお、先端側ハウジング112の先端面には、テーパ状のテーパ部113が設けられており、このテーパ部113は、プラグ取り付け孔に設けられたシート面(図示せず)に接する。これにより、エンジンの燃焼室の気密が確保される。
シール用保護筒120は、ハウジング本体114の後端側に、歪部材160を挟んだ状態で取り付けられている。シール用保護筒120の内部には、端子金具122および端子バネ124が配置されている。また、シール用保護筒120の後端には、シール部材126が挿入されており、グロープラグ100内を封止している。
端子金具122は、シール用保護筒120の後端に挿入されたシール部材126によって固定されている。端子バネ124は、端子金具122および中軸170に電気的に接続された金属製の弾性部材であり、中軸170の軸線Oに沿った変位を許容する。
セラミックヒータ150は、その先端が突出した状態でハウジング110の内部に収容されている。セラミックヒータ150は、柱状の基体151と、基体151の内部に埋設され、通電によって抵抗発熱する抵抗発熱体152と、セラミックヒータ150の後端部153の外表面に露出すると共に、抵抗発熱体152に電気的に接続される電極取出部154、155とを備えている。
基体151は、軸線Oに沿って延びた柱状の部材であり、第1実施形態では、窒化珪素によって形成されている。ただし、基体151は、窒化珪素に限らず、例えば、アルミナやサイアロン等の他の絶縁性のセラミックによって形成されていてもよい。
抵抗発熱体152は、セラミックヒータ150の先端近傍で折り返すU字状の部材であり、第1実施形態では、タングステンカーバイドによって形成されている。ただし、抵抗発熱体152は、タングステンカーバイドに限らず、例えば、二珪化モリブデンや二珪化タングステン等の他の導電性のセラミックによって形成されていてもよい。
電極取出部154は、抵抗発熱体152および中軸170と電気的に接続されており、抵抗発熱体152の正電位側端子として機能する。電極取出部155は、後述する外筒173と電気的に接続されており、抵抗発熱体152の接地側端子として機能する。なお、第1実施形態では、電極取出部154、155は、抵抗発熱体152と同じ材料で形成されており、抵抗発熱体152と一体となって形成されている。もとより、電極取出部154、155は、抵抗発熱体152と別体であってもよい。
中軸170は、セラミックヒータ150の後端側に配置された金属製の棒状の部材である。セラミックヒータ150と中軸170とは、金属製の連結筒172によって連結されている。また、中軸170の後端近傍には、絶縁筒体178が締り嵌め状態で固定されている。第1実施形態では、絶縁筒体178は、窒化珪素によって形成されているが、他の絶縁性の材料によって形成されていてもよい。
連結筒172は、導電性を有する筒状の部材であり、圧入によって中軸170およびセラミックヒータ150の外側から嵌められている。連結筒172は、内周側において電極取出部154と電気的に接続されている。すなわち、連結筒172は、中軸170と電極取出部154とを電気的に接続している。セラミックヒータ150の後端部153のうち、連結筒172よりも先端側には、外筒173が圧入によってセラミックヒータ150の外側から嵌められている。
外筒173は、導電性を有する筒状の部材であり、第1実施形態では、SUS630によって形成されている。ただし、外筒173は、SUS630以外の他の材料で形成されていてもよい。外筒173は、内周側において電極取出部155と電気的に接続されており、外周側において可動部材130と電気的に接続されている。すなわち、外筒173は、電極取出部155と可動部材130とを電気的に接続している。
以上の構成により、端子金具122に電力が供給されると、端子バネ124、中軸170、連結筒172および電極取出部154を通じて抵抗発熱体152に電力が供給され、セラミックヒータ150が発熱する。なお、電極取出部155は、外筒173、可動部材130、ハウジング110(テーパ部113)、エンジン(シート面)を通じて接地されている。
次に、内燃機関のシリンダ内の圧力を検出するための構成について説明する。ハウジング110内には、セラミックヒータ150とハウジング110とを連結するとともに、セラミックヒータ150の軸線Oに沿った変位を許容する可動部材130と、セラミックヒータ150の変位に基づいて変形する歪部材160と、歪部材160の変形量を検出する圧力検出素子164とが設けられている。
可動部材130は、外筒173を介してセラミックヒータ150とハウジング110とを連結する金属製のベローズ形状(蛇腹形状)を有しており、第1実施形態では、SUS316によって形成されている。ただし、可動部材130は、ニッケル合金や、ステンレス鋼等の他の材料によって形成されていてもよい。第1実施形態では、可動部材130の後端側は、先端側ハウジング112に溶接されており、可動部材130の先端側に設けられた筒部131は、溶接部位Wにおいて、外筒173に溶接されている。溶接部位Wの形状については、後に詳述する。
このようにして、可動部材130は、セラミックヒータ150とハウジング110とを連結するとともに、その弾性力によって、セラミックヒータ150の軸線Oに沿った変位を許容する。また、可動部材130は、セラミックヒータ150とハウジング110とを連結することで、ハウジング110の内部の気密を確保する役割も果たす。
歪部材160は、導電性を有する環状の部材であり、第1実施形態では、ステンレス鋼によって形成されたダイアフラムが採用されている。ただし、歪部材160は、ステンレス鋼に限定されず、炭素鋼等の他の材料によって形成されていてもよい。歪部材160は、ハウジング110の内部のうち、可動部材130よりも後端側に配置されており、外周部がハウジング本体114とシール用保護筒120との間に挟まれることによって固定されている。
歪部材160の中央には、中軸170が通る開口部161が設けられている。歪部材160の開口部161の内周には、絶縁筒体178が締り嵌め状態で固定されている。このため、燃焼ガスの圧力(燃焼圧)を受けてセラミックヒータ150が軸線Oに沿って変位すると、その変位量が歪部材160に伝達され、歪部材160が変形する。
圧力検出素子164は、歪部材160の上面(後端側の面)に設けられており、歪部材160の変形量に基づいて圧力を検出する。第1実施形態では、圧力検出素子164として、ピエゾ抵抗素子が用いられている。ただし、圧力検出素子164としては、ピエゾ抵抗素子の他に、歪部材160の変形量を検出することのできる他の素子を採用することができる。例えば、圧力検出素子164としては、抵抗線を用いたひずみゲージや、半導体を用いたひずみゲージ等を採用することができる。
第1実施形態の圧力検出素子164(ピエゾ抵抗素子)は、歪部材160の変形量に応じてその抵抗値が変化する。圧力検出素子164には、ハウジング110内の所定の部位に設けられた集積回路(図示せず)が電気的に接続されている。
集積回路は、圧力検出素子164の抵抗値の変化を検出することによって、内燃機関の燃焼圧を検出する。集積回路は、こうして検出された燃焼圧を示す電気信号を、ハウジング110の後端から挿入された配線を通じて外部のECU等に出力する。
図2は、可動部材130(筒部131)と外筒173との溶接部位の断面を拡大して示す模式図である。図2(A)は、第1実施形態における溶接部位Wの形状を示しており、図2(B)は、比較例における溶接部位Wcの形状を示している。なお、図2(A)および図2(B)に示す断面は、軸線Oに平行かつ軸線Oを通る平面によってそれぞれの溶接部位W、Wcを切断した断面である。
図2に示すように、第1実施形態及び比較例における、可動部材130(筒部131)と外筒173との間には、隙間S1が設けられている。さらに、図2(A)に示すように、第1実施形態における可動部材130と外筒173との溶接部位Wには、筒部131側に設けられ、筒部131の母材(第1実施形態ではSUS630)の組織を維持したまま隙間S1を減らすように形状が変化した母材部W1と、筒部131の厚みT方向に貫通すると共に、少なくとも一部が母材部W1の内部に設けられ、溶接による熱の影響を受けて筒部131の母材の組織が変化した熱影響部W2と、熱影響部W2に接続しつつ外筒173側に設けられ、筒部131の母材と外筒173の材料とが溶接によって溶けて混ざり合った溶融部W3とが形成されている。なお、第1実施形態では、熱影響部W2における金属組織の粒径は、母材部W1における金属組織の粒径よりも大きな粒径に変化している。
そして、第1実施形態では、熱影響部W2の最大幅Dは、筒部131の最大厚さTよりも大きくなっている。また、隙間S1は、溶接部位Wの中央Mに近づくにしたがって狭くなっている。そして、外筒173の外表面を規定する仮想直線L1と、筒部131の外筒173に対向する面を規定する仮想直線L2との間に挟まれた領域には、母材部W1と熱影響部W2の両方が存在している。
以上の構成により、第1実施形態では、溶接部位Wに肉厚の薄い部分が形成されないので、溶接部位Wの耐久性を向上させることができる。さらに、外筒173と可動部材130(筒部131)との隙間S1を母材部W1と熱影響部W2の2層によって確実に封止することができるので、ハウジング110の内部の気密性を向上させることができる。
これに対して、図2(B)に示す比較例における溶接部位Wcでは、熱影響部W2cの最大幅Dcは、筒部131の最大厚さTよりも小さく、可動部材130の表面が鋭利に削り取られた形状となっている。また、可動部材130と外筒173との間の隙間S1cは、溶接部位Wcの中央Mに近づいても一定の幅を維持しており、溶接部位Wcの中央Mは、熱影響部W2cのみによって封止される構造となっている。そして、仮想直線L1と仮想直線L2とに挟まれた領域には、熱影響部W2cのみが存在し、母材部W1は存在していない。なお、第1実施形態と同様に、外筒173側には、可動部材130の母材と外筒173の材料とが溶接によって溶けて混ざり合った溶融部W3cが熱影響部W2cに接続するように形成されている。
以上の構成により、比較例では、図中の破線で囲まれた領域Fに示すように、溶接部位Wcに肉厚の薄い部分が形成されてしまう。当該薄い部分は、亀裂が生じやすいため、気密性の確保および耐久性が十分ではない。また、可動部材130と外筒173との間の隙間は、熱影響部W2cのみによって封止されているので、この点からも、気密性の確保が十分ではない。
なお、可動部材130と外筒173との溶接は、実施形態および比較例のいずれの場合も、ファイバーレーザーを可動部材130の表面に照射することによって行なわれる。実施形態では、ファイバーレーザーの出力や照射領域を調整することによって、図2(A)に示す形状の溶接部位Wを形成する。
図3は、第1実施形態における溶接部位の写真およびX線を用いて撮影した写真を示す参考図である。図4は、比較例における溶接部位の写真およびX線を用いて撮影した写真を示す参考図である。図3(A)および図3(B)に示された第1実施形態では、溶接部位Wにおける可動部材130(筒部131)の表面は、滑らかな曲線状となっている。これに対して、図4(A)および図4(B)に示された比較例では、溶接部位Wcにおける可動部材130(筒部131)の表面は、幅の狭い溝状となっている。
このように、第1実施形態によれば、可動部材130と外筒173とを適切な形状で溶接するので、溶接部位Wの耐久性およびハウジング110の内部の気密性を向上させることができる。
B.第2実施形態:
図5は、本発明の第2実施形態としてのグロープラグ200の断面構成を示す説明図である。以下では、図5におけるグロープラグ200の軸線Oの下方をグロープラグ200の先端側とし、上方を後端側として説明する。また、グロープラグ200の軸線Oに沿った方向を軸線方向ODとする。
図5に示すように、グロープラグ200は、主体金具210及びキャップ部220を有する筒状のハウジング230と、シーズヒータ250と、圧力センサ260とを備えている。なお、この図5には、圧力センサ260の近傍を拡大した図も示されている。
ハウジング230を構成する主体金具210は、炭素鋼やステンレス鋼によって形成された略円筒状の金属部材である。主体金具210の後端近傍には、グロープラグ200を内燃機関のシリンダヘッドに固定するためのネジ部214が形成されている。ネジ部214には、ネジ溝(図示せず)が形成されており、このネジ溝がシリンダヘッド(図示せず)のプラグ取り付け孔に螺合することによって、グロープラグ200が内燃機関に固定される。
主体金具210の後端には、シール用保護筒(キャップ)240が、補助部材242を挟んで取り付けられている。シール用保護筒240の内部には、ハウジング230内の中軸270(後述)に電気的に接続された端子バネ244及び端子金具246が配置されている。端子金具246は、ゴムによって形成されたシール部材248によって固定されている。端子バネ244は、金属製の弾性部材であり、中軸270の軸線Oに沿った変位を許容する。
主体金具210の先端には、キャップ部220が配置されている。キャップ部220は、炭素鋼やステンレス鋼によって形成された環状の金属部材である。キャップ部220の後端側には、厚みが主体金具210よりも薄く、外径が主体金具とほぼ同径の円筒部222が形成され、先端側には、外径が先端に向かって縮径するテーパ部224が形成されている。
シーズヒータ250は、その先端が突出した状態でハウジング230の内部に収容されており、金属チューブ252と発熱コイル254と制御コイル251と絶縁粉末255とを備えている。金属チューブ252は、軸線Oに沿って延びた有底筒状の部材であり、先端が半球状に閉塞し、後端が主体金具210内において開口している。金属チューブ252は、耐熱・耐食性に優れたステンレス鋼等によって形成されている。
発熱コイル254及び制御コイル251は、いずれも通電によって抵抗発熱する巻線型抵抗であり、金属チューブ252の先端側内部に保持されている。シーズヒータ250には、金属製の棒状部材である中軸270が挿入されており、制御コイル251の後端は、この中軸270の先端に固定され、また、発熱コイルの先端は、金属チューブ252の先端に固定される。発熱コイル254及び制御コイル251には、端子金具246、端子バネ244および中軸270を通じて、外部から電力が供給される。金属チューブ252内には、発熱コイル254や制御コイル251との隙間に、耐熱性を有する酸化マグネシウム等の絶縁粉末255が充填されている。
金属チューブ252の開口された後端と中軸270との間には、絶縁粉末255を金属チューブ252内に密封するためのシール部材256が挿入されている。金属チューブ252には、スウェージング加工が施されており、これにより、内部に充填された絶縁粉末255の緻密性が高められ、熱伝導効率を向上させている。このような構成のシーズヒータ250は、後端側が主体金具210内に配置され、先端側が、キャップ部220の開口部225から軸線方向ODの先端側に向かって突出するように配置されている。
ハウジング230内には、シーズヒータ250よりも後端側に配置された環状の圧力センサ260と、圧力センサ260をハウジング230内に固定するためのセンサ固定部材232と、シーズヒータ250の軸線Oに沿った変位を圧力センサ260に伝達するための伝達スリーブ234と、シーズヒータ250の外周をハウジング230の内部に連結するための可動部材280とが設けられている。
センサ固定部材232は、ステンレス鋼等によって形成された略円筒形状の部材である。センサ固定部材232は、主体金具210の内周に沿って配置されており、その先端部には、鍔状のフランジ部233が形成されている。このフランジ部233は、主体金具210の先端面に溶接されている。また、センサ固定部材232の後端には、圧力センサ260の外周部が溶接されている。第2実施形態では、このセンサ固定部材232によって、圧力センサ260がハウジング230内の中央部付近に固定されている。
伝達スリーブ234は、ステンレス鋼等によって形成された略円筒状の部材である。伝達スリーブ234は、センサ固定部材232とシーズヒータ250との間に配置されている。伝達スリーブ234の先端は、センサ固定部材232のフランジ部233が形成されている位置付近において、シーズヒータ250の外周に溶接されている。また、伝達スリーブ234の後端は、環状の圧力センサ260の内周部に溶接されている。シーズヒータ250の軸線Oに沿った変位は、この伝達スリーブ234によって圧力センサ260の内周部に伝達される。
可動部材280は、弾性を有する環状の部材であり、ステンレス鋼やニッケル合金等によって形成されている。第2実施形態では、可動部材280は、インコネル718(インコネルは登録商標)によって形成されている。可動部材280は、その後端側が、センサ固定部材232に溶接され、その先端側が、シーズヒータ250(金属チューブ252)の外周に溶接されている。シーズヒータ250は、この可動部材280によって、ハウジング230に連結されるとともに、この可動部材280の弾性力によって、軸線Oに沿った変位が許容されている。なお、この可動部材280は、シーズヒータ250とハウジング230とを連結することで、主体金具210内の気密性を確保する役割も果たす。可動部材280の構造の詳細については後述する。
圧力センサ260は、ハウジング230の内部のうち、シーズヒータ250および可動部材280よりも後端側に配置されており、中軸270が通る開口部261が中央に設けられた環状の金属ダイアフラム262と、金属ダイアフラム262の上面(後端側の面)に接合されたピエゾ抵抗素子264とを備えている。
金属ダイアフラム262は、例えば、ステンレス鋼等によって形成されている。ピエゾ抵抗素子264には、ハウジング230内の所定の部位に設けられた集積回路(図示せず)が電気的に接続されている。前述のように、金属ダイアフラム262の内周には、シーズヒータ250に接続された伝達スリーブ234の後端が接合されている。そのため、燃焼ガスの圧力(燃焼圧)を受けてシーズヒータ250が軸線Oに沿って変位すると、伝達スリーブ234によって、その変位量が金属ダイアフラム262に伝達され、金属ダイアフラム262を変形させる。
集積回路は、金属ダイアフラム262の変形をピエゾ抵抗素子264を用いて検出することによって、内燃機関の燃焼圧を検出する。集積回路は、こうして検出された燃焼圧を示す電気信号を、主体金具210の後端に挿入された配線を通じて外部のECU等に出力する。
図6は、可動部材280の近傍を拡大して示す断面図である。可動部材280は、金属チューブ252を覆うように軸線Oに沿って延びると共に溶接(溶接部位W)によって金属チューブ252に接合された筒部281と、軸線Oに沿って延び、センサ固定部材232に溶接(溶接部位Wx)されることによってハウジング230に連結された固定部282と、屈曲部284、285を介して、筒部281と固定部282とを連結する連結部283とを備えている。
図7は、可動部材280(筒部281)と金属チューブ252との溶接部位の断面を拡大して示す模式図である。なお、図7に示す断面は、軸線Oに平行かつ軸線Oを通る平面によって溶接部位Wを切断した断面である。
図7に示すように、第2実施形態における可動部材280(筒部281)と金属チューブ252との間には、隙間S1が設けられている。さらに、図7に示すように、第2実施形態における可動部材280と金属チューブ252との溶接部位W1には、筒部281側に設けられ、筒部281の母材の組織を維持したまま隙間S1を減らすように形状が変化した母材部W1と、筒部281の厚みT方向に貫通すると共に、少なくとも一部が母材部W1の内部に設けられ、溶接による熱の影響を受けて筒部281の母材の組織が変化した熱影響部W2と、熱影響部W2に接続しつつ金属チューブ252側に設けられ、筒部281の母材と金属チューブ252の材料とが溶接によって溶けて混ざり合った溶融部W3とが形成されている。なお、第2実施形態においても、熱影響部W2における金属組織の粒径は、母材部W1における金属組織の粒径よりも大きな粒径に変化している。
そして、第2実施形態においても、熱影響部W2の最大幅Dは、金属チューブ252の最大厚さTよりも大きくなっている。また、隙間S1は、溶接部位Wの中央Mに近づくにしたがって狭くなっている。そして、金属チューブ252の外表面を規定する仮想直線L1と、筒部281の金属チューブ252に対向する面を規定する仮想直線L2との間に挟まれた領域には、母材部W1と熱影響部W2の両方が存在している。
以上の構成により、第2実施形態においても、溶接部位Wに肉厚の薄い部分が形成されないので、溶接部位Wの耐久性を向上させることができる。さらに、金属チューブ252と可動部材280(筒部281)との隙間S1を母材部W1と熱影響部W2の2層によって確実に封止することができるので、ハウジング230の内部の気密性を向上させることができる。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記実施形態では、可動部材130は、1層として構成されている。しかし、可動部材130は、2層以上の複数層として構成されていてもよい。また、第1実施形態では、可動部材130は、蛇腹形状、すなわちベローズ形状を有しており、第2実施形態では、可動部材280は、薄膜形状を有していたが、第1実施形態の可動部材130が薄膜状を有しており、第2実施形態の可動部材280がべローズ形状を有していてもよい。
C2.変形例2:
上記実施形態では、可動部材130は、先端側ハウジング112に溶接されている。しかし、可動部材130は、ハウジング110の他の部位に溶接されていてもよく、また、他の部材を介してハウジング110に連結されていてもよい。
C3.変形例3:
上記第1実施形態におけるグロープラグ100は、さらに、セラミックヒータ150の変位を歪部材160に伝達する筒状の圧力伝達部材(第2実施形態における伝達スリーブ234に相当)を備えていてもよい。圧力伝達部材は、例えば、可動部材130よりも後端側のハウジング110内に配置され、セラミックヒータ150の後端部153に嵌め込まれると共に、ハウジング110に直接または他部材を介して連結されていればよい。また、上記第2実施形態における伝達スリーブ234は、省略してもよい。この場合、シーズヒータ250は、圧力センサ260に直接接続されていればよい。
100…グロープラグ
110…ハウジング
112…先端側ハウジング
113…テーパ部
114…ハウジング本体
117…ネジ溝部
120…シール用保護筒
122…端子金具
124…端子バネ
126…シール部材
130…可動部材
131…筒部
150…セラミックヒータ
151…基体
152…抵抗発熱体
153…後端部
154…電極取出部
155…電極取出部
160…歪部材
161…開口部
164…圧力検出素子
170…中軸
172…連結筒
173…外筒
178…絶縁筒体
O…軸線
W…溶接部位
W1…母材部
W2…熱影響部
W3…溶融部
S1…隙間
Wc…溶接部位
W2c…熱影響部
W3c…溶融部
S1c…隙間
L1…仮想直線
L2…仮想直線
200…グロープラグ
210…主体金具
214…ネジ部
220…キャップ部
222…円筒部
224…テーパ部
225…開口部
230…ハウジング
232…センサ固定部材
233…フランジ部
234…伝達スリーブ
240…シール用保護筒
242…補助部材
244…端子バネ
246…端子金具
248…シール部材
250…シーズヒータ
251…制御コイル
252…金属チューブ
254…発熱コイル
255…絶縁粉末
256…シール部材
260…圧力センサ
261…開口部
262…金属ダイアフラム
264…ピエゾ抵抗素子
270…中軸
280…可動部材
281…筒部
282…固定部
283…連結部
284…屈曲部
285…屈曲部
Wx…溶接部位

Claims (2)

  1. 軸線に沿って延びるセラミックヒータであり、絶縁性セラミックによって形成された柱状の基体と、前記基体の内部に埋設され、通電によって抵抗発熱する抵抗発熱体と、前記抵抗発熱体と電気的に接続され、セラミックヒータの後端部の外表面に露出する電極取出部とを有するセラミックヒータと、
    前記セラミックヒータの前記後端部に外側から嵌められてなると共に、前記電極取出部に接続された外筒と、
    前記セラミックヒータの先端を突出させた状態で前記セラミックヒータを内部に収容する筒状のハウジングと、
    前記ハウジングの内部の気密を確保するとともに、前記外筒を介して前記セラミックヒータと前記ハウジングとを連結しつつ、弾性変形することによって、前記セラミックヒータの、前記ハウジングに対する前記軸線に沿った変位を許容する可動部材と、
    前記ハウジングの内部のうち前記セラミックヒータよりも後端側に配置され、前記セラミックヒータの前記変位に基づいて燃焼ガスの圧力を検出する圧力センサと、
    を備えるグロープラグであって、
    前記可動部材は、前記外筒を覆うように前記軸線に沿って延びると共に、前記外筒との間に隙間を有する筒部を有し、該筒部は、溶接によって前記外筒に接合されており、
    前記筒部と前記外筒との溶接部位には、前記筒部側に設けられ、前記筒部の母材の組織を維持したまま前記隙間を減らすように形状が変化した母材部と、前記筒部を前記筒部の厚み方向に貫通すると共に、少なくとも一部が前記母材部の内部に設けられ、前記溶接による熱の影響を受けて前記筒部の母材の組織が変化した熱影響部と、前記熱影響部に接続しつつ前記外筒側に設けられ、前記筒部の母材と前記外筒の材料とが前記溶接によって溶けて混ざり合った溶融部と、が形成されており、
    前記軸線に平行かつ前記軸線を通る平面によって前記溶接部位を切断した断面において、
    前記熱影響部の最大幅は、前記筒部の最大厚さよりも大きく、
    前記隙間は、前記溶接部位の中央に近づくにしたがって狭くなっており、
    前記外筒の外表面を規定する仮想直線と、前記筒部の前記外筒に対向する面を規定する仮想直線との間に挟まれた領域には、前記母材部と前記熱影響部の両方が存在しており、
    前記熱影響部の最大幅は、前記母材部の外表面と、前記筒部の前記外筒に対向する面を規定する前記仮想直線との交点間の直線距離よりも大きいことを特徴とする、
    グロープラグ。
  2. 軸線に沿って延び、有底筒状の金属チューブと、前記金属チューブの内部に配置され、通電によって抵抗発熱する発熱コイルと、を有するシーズヒータと、
    前記シーズヒータの先端を突出させた状態で前記シーズヒータを内部に収容する筒状のハウジングと、
    前記ハウジングの内部の気密を確保するとともに、前記シーズヒータの前記金属チューブと前記ハウジングとを連結しつつ、弾性変形することによって、前記シーズヒータの、前記ハウジングに対する前記軸線に沿った変位を許容する可動部材と、
    前記ハウジングの内部のうち前記シーズヒータよりも後端側に配置され、前記シーズヒータの前記変位に基づいて燃焼ガスの圧力を検出する圧力センサと、
    を備えるグロープラグであって、
    前記可動部材は、前記金属チューブを覆うように前記軸線に沿って延びると共に、前記金属チューブとの間に隙間を有する筒部を有し、該筒部は、溶接によって前記金属チューブに接合されており、
    前記筒部と前記金属チューブとの溶接部位には、前記筒部側に設けられ、前記筒部の母材の組織を維持したまま前記隙間を減らすように形状が変化した母材部と、前記筒部を前記筒部の厚み方向に貫通すると共に、少なくとも一部が前記母材部の内部に設けられ、前記溶接による熱の影響を受けて前記筒部の母材の組織が変化した熱影響部と、前記熱影響部に接続しつつ前記金属チューブ側に設けられ、前記筒部の母材と前記金属チューブの材料とが前記溶接によって溶けて混ざり合った溶融部と、が形成されており、
    前記軸線に平行かつ前記軸線を通る平面によって前記溶接部位を切断した断面において、
    前記熱影響部の最大幅は、前記筒部の最大厚さよりも大きく、
    前記隙間は、前記溶接部位の中央に近づくにしたがって狭くなっており、
    前記金属チューブの外表面を規定する仮想直線と、前記筒部の前記金属チューブに対向する面を規定する仮想直線との間に挟まれた領域には、前記母材部と前記熱影響部の両方が存在しており、
    前記熱影響部の最大幅は、前記母材部の外表面と、前記筒部の前記金属チューブに対向する面を規定する前記仮想直線との交点間の直線距離よりも大きいことを特徴とする、
    グロープラグ。
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