JP2010179329A - レーザー溶接方法及びレーザー溶接装置 - Google Patents

レーザー溶接方法及びレーザー溶接装置 Download PDF

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Abstract

【課題】上下に重ね合わされた状態で対向する面の間に隙間が生じた平板状の二枚の金属板をレーザー溶接する場合に、ビードにおける隙間部分を連結する部分の幅が下側ほど狭くなるようなことを防止して、下側の金属板との連結を安定させることが可能なレーザー溶接方法及びレーザー溶接装置を提供する。
【解決手段】上下の金属板を連結する溶接工程と、該工程の実行中、下側金属板の下面における溶融池下方の部分の熱分布状態を検出する熱分布状態検出工程と、該工程で検出された熱分布状態データに基づいて、下側金属板における前記溶融金属の熱により前記溶接経路に沿って金属組織変化が生じた熱影響部WC2の幅LC2を検出する熱影響部幅検出工程と、該工程で検出される熱影響部WC2の幅LC2が所定の幅となるように、レーザー出力(レーザー光に関するパラメータ)を調整する調整工程とを有している。
【選択図】図11

Description

本発明は、上下に重ね合わされた平板状の二枚の金属板のレーザー溶接方法及びレーザー溶接装置に関する。
近年、上下に重ね合わされた平板状の二枚の金属板の溶接方法として、レーザー溶接が利用されつつある。このレーザー溶接は、二枚の金属板の上側の金属板表面に向けてレーザー光を照射しつつ該レーザ光を所定の溶接経路に沿ってこれら二枚の金属板に対して移動させることにより、上下の金属板のレーザー光被照射部位を溶融させて線状のビードを形成させるものである。
その場合に、2枚の金属板における対向する面は一般に完全な平面ではないので、2枚の金属板間には隙間が生じると共に、その隙間の大きさも溶接経路上において一様でなく、その結果、例えば隙間が大きい箇所において上側金属板の溶融金属が隙間を越えて下側金属板に接触する状態まで垂下せず、上下の金属板が連結されない溶接不良を生じることがあった。
この問題に対処可能な技術として、特許文献1には、レーザー光の被照射部位にその移動に端部が追随するようにフィラーワイヤを供給することにより、金属板だけでなくフィラーワイヤを溶融させて、すなわち溶融金属を増加させて、該溶融金属が隙間を越えて下側金属板に接触する状態まで垂下しやすくし、これにより上下の金属板が連結されない溶接不良を防止するようにした技術が開示されている。
特開2006−159234号公報
ところで、本願発明者の研究によれば、二枚の金属板間の隙間が溶融金属で連結された場合でも、ビードにおける隙間部分を連結する部分の幅が下側ほど狭くなって、下側の金属板との連結が不十分となり、その結果、十分な溶接強度が得られない場合があることがわかった。
そこで、本発明は、上下に重ね合わされた状態で対向する面の間に隙間が生じた平板状の二枚の金属板をレーザー溶接する場合に、ビードにおける隙間部分を連結する部分の幅が下側ほど狭くなるようなことを防止して、下側の金属板との連結を安定させることが可能なレーザー溶接方法及びレーザー溶接装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、上下に重ね合わされた状態で対向する面の間に隙間が生じた平板状の二枚の金属板のレーザー溶接方法であって、上側の金属板表面に向けてレーザー光を照射しつつ該レーザ光を所定の溶接経路に沿ってこれら二枚の金属板に対して相対的に移動させながら、レーザー光の被照射部位にその移動に端部が追随するようにフィラーワイヤを供給して、上側の金属板のレーザー光被照射部位を溶融させて上下に貫通する溶融穴部を形成しつつ前記フィラーワイヤの端部を溶融させることにより、これらの溶融金属が前記溶融穴部に貯留されてなる溶融池を溶接経路後方に形成しつつ該溶融金属を前記隙間を越えて下方に垂下させることにより上下の金属板を連結する溶接工程と、該溶接工程の実行中、前記下側金属板の下面における前記溶融池下方の部分の熱分布状態を検出する熱分布状態検出工程と、該熱分布状態検出工程で検出された熱分布状態データに基づいて、前記下側金属板における前記溶融金属の熱により前記溶接経路に沿って金属組織変化が生じた熱影響部の幅を検出する熱影響部幅検出工程と、該熱影響部幅検出工程で検出される熱影響部の幅が所定の幅となるように、レーザー光に関するパラメータと、前記レーザー光及びフィラーワイヤと金属板との相対速度とのうちのいずれか一つまたは両方を調整する調整工程とを有していることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載のレーザー溶接方法において、前記調整工程における前記所定の幅は、前記二枚の金属板の構成条件に応じて設定されることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、上下に重ね合わされた状態で対向する面の間に隙間が生じた平板状の二枚の金属板をレーザー溶接するレーザー溶接装置であって、上側の金属板表面に向けてレーザー光を照射しつつ該レーザ光を所定の溶接経路に沿ってこれら二枚の金属板に対して相対的に移動させながら、レーザー光の被照射部位にその移動に端部が追随するようにフィラーワイヤを供給して、上側の金属板のレーザー光被照射部部位を溶融させて上下に貫通する溶融穴部を形成しつつ前記フィラーワイヤの端部を溶融させることにより、これらの溶融金属が前記溶融穴部に貯留されてなる溶融池を溶接経路後方に形成しつつ該溶融金属を前記隙間を越えて下方に垂下させることにより上下の金属板を連結する溶接手段と、該レーザー溶接手段による溶接実行中、前記下側金属板の下面における前記溶融池下方の部分の熱分布状態を検出する熱分布検出手段と、該熱分布検出手段で検出された熱分布状態データに基づいて、前記下側金属板における前記溶融金属の熱により前記溶接経路に沿って金属組織変化が生じた熱影響部の幅を検出する熱影響部幅検出手段と、該熱影響部幅検出手段で検出される熱影響部の幅が所定の幅となるように、レーザー光に関するパラメータと、前記レーザー光及びフィラーワイヤと金属板との相対速度とのうちのいずれか一つまたは両方を調整する調整手段とを有していることを特徴とする。
次に、本発明の効果について説明する。
まず、請求項1に記載の発明によれば、上下に重ね合わされた状態で対向する面の間に隙間が生じた平板状の二枚の金属板の上側の金属板表面に向けてレーザー光が照射されつつ該レーザ光が所定の移動経路に沿ってこれら二枚の金属板に対して相対的に移動しながら、レーザー光の被照射部位にその移動に端部が追随するようにフィラーワイヤが供給されて、上側の金属板のレーザー光被照射部位が溶融して上下に貫通する溶融穴部が形成されつつ前記フィラーワイヤの端部が溶融する。そして、これらの溶融金属が前記溶融穴部に貯留されてなる溶融池を溶接経路後方に形成しつつ該溶融金属を前記隙間を越えて下方に垂下することにより上下の金属板が連結されることとなる。
ここで、本願発明者の研究によれば、上側金属板側からの溶融金属との溶接ビードにおける隙間を連結する部分の幅は、前記下側金属板における前記溶融金属の熱により金属組織変化が生じた熱影響部の幅にほぼ比例し、例えば連結部分の幅が狭い場合には、熱影響部の幅が狭くなることがわかった。
そこで、本発明においては、溶接実行中、前記下側金属板の下面における前記溶融池下方の部分の熱分布状態を検出し、この熱分布状態データに基づいて、前記下側金属板における前記溶融金属の熱により前記溶接経路に沿って金属組織変化が生じた熱影響部の幅を検出し、この検出された熱影響部の幅が所定の幅となるように、レーザー光に関するパラメータと、前記レーザー光及びフィラーワイヤと金属板との相対速度とのうちのいずれか一つまたは両方を調整することとしたものである。これによれば、溶接ビードにおける隙間部分を連結する部分の幅が下側ほど狭くなるようなことが防止され、下側の金属板との連結が安定することとなる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記所定の幅は、前記二枚の金属板の構成条件に応じて設定されるので、種々の金属板毎に適切な溶接を行うことができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、レーザー溶接装置において請求項1に記載の作用、効果が得られることとなる。
本発明の第1の実施の形態に係るレーザー溶接装置の外観斜視図である。 レーザー溶接装置の制御構成図である。 撮像装置により、レーザー溶接中における金属板のレーザー光被照射部位及びその近傍を撮像した画像例である。 レーザー溶接中における金属板のレーザー光被照射部位及びその近傍の状態を示す斜視図である。 (a):レーザー溶接中における金属板のレーザー光被照射部位及びその近傍の状態を示す平面図である。(b):(a)図のA−A断面図である。 (a):図5(a)のB−B断面図、(b):図5(a)のC−C断面図、(c):図5(a)のD−D断面図、(d):図5(a)のE−E断面図、(e):図5(a)のF−F断面図、(f):図5(a)のG−G断面図である。 溶接状態良好のときにおける溶接部の断面写真である。 溶接状態が良好でないときにおける溶接部の断面写真である。 溶接状態が良好でないときにおける図6相当の断面図である。 熱分布状態の一例を示す図であって、(a)は溶接状態が良好のとき、(b)は溶接状態が良好でないときを示す。 コントローラによる溶接制御を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るレーザー溶接装置における溶接制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係るレーザー溶接方法、及びレーザー溶接装置について説明する。
図1は、本実施の形態に係るレーザー溶接装置1の外観斜視図である。このレーザー溶接装置1は、レーザー光LB(レーザービーム)を発生するレーザーヘッド2と、該レーザーヘッド2からのレーザー光被照射位LにフィラーワイヤXを供給するフィラーワイヤ供給装置3と、レーザーヘッド2及びフィラーワイヤ供給装置3を支持すると共にワークWに対して移動させる移動装置4とを有している。なお、ワークWとしては、互いに逆方向に膨らんでフランジ同士が上下に重ね合わされた断面ハット状の金属板W1,W2を一例として示している。金属板W1,W2のフランジは複数のクランプ5…5により把持されているが、金属板W1,W2の精度上、対向する面の間に隙間Zが生じている。
レーザーヘッド2は、例えばYAGレーザー、炭酸ガスレーザー等の高出力レーザーを利用して構成されていると共に、レーザー出力が可変とされている。レーザー光の焦点位置は可変であるが、本実施の形態においては上側金属板W1の上面に設定されている。
フィラーワイヤ供給装置3は、レーザー光LBの被照射部位Lの前方近傍に先端が位置するように前傾姿勢で配置されたワイヤ供給ノズル11(図4参照)と、フィラーワイヤXが巻回されたワイヤロール12と、モータ15(図2参照)により駆動され、該ワイヤロール12からフィラーワイヤXを繰り出す繰り出しローラ13と、該繰り出しローラ13とワイヤ供給ノズル11との間に設けられ、前記繰り出しローラ13により繰り出されたフィラーワイヤXを前記ノズル11まで誘導するチューブ14とを有している。モータ15は、回転速度の制御が可能なサーボモータにより構成され、これにより、被溶接部位へのワイヤXの供給量が調整可能になっている。
移動装置4は、前記レーザーヘッド2及びフィラーワイヤ供給装置3が取り付けられた支持部材21と、該支持部材21の下端部に取り付けられた台状部材22と、工場床等に配設され、前記台状部材を摺動可能に支持するレール部材23と、前記台状部材22をレール部材23に沿って移動させる移動機構(図示せず)とを有している。このように移動させる移動機構は公知のものにより種々構成可能であり説明は省略するが、駆動源は回転速度の制御が可能なサーボモータ24(図2参照)により構成され、これによりレーザーヘッド11及びフィラーワイヤ供給装置3のワークWに対する移動速度が調整可能になっている。
また、レーザー溶接装置1は、フィラーワイヤXを加熱するフィラーワイヤ加熱装置6を有している。このフィラーワイヤ加熱装置6は、フィラーワイヤXに通電することにより、該ワイヤXに生じるジュール熱で該ワイヤXを加熱するものであり、加熱電源装置31と、該加熱電源装置31と前記ワイヤ供給ノズル11とを接続するノズル接続ケーブル32と、該加熱電源装置31と前記複数のクランプ5…5の一つとを接続するクランプ接続ケーブル33とを有し、加熱電源装置31から流れる電流が、ノズル接続ケーブル32、ノズル11、フィラーワイヤX、金属板W1,W2、クランプ5、クランプ接続ケーブル33を介して加熱電源装置31に戻るようになっている。なお、逆回りに電流が流れるように構成してももちろんよい。
また、図2に示すように、本実施の形態に係るレーザー溶接装置1には、溶接制御を行うコントロールユニット7と、前記移動装置4の支持部材21に固定され、前記ワークWの被溶接部位L及びその近傍を撮像する撮像装置8とが備えられている。
撮像装置8は、例えば所定周期毎に画像を取得可能な(動画を取得可能な)CCDカメラにより構成され、取得された画像はその都度コントロールユニット7に出力される。なお、下側の金属板W2のフランジの下面が撮像可能なように、移動装置4の台状部材22にはミラー9が設けられている。
コントロールユニット7は、画像が入力される都度画像を解析すると共に、その解析結果に基づいて、前記レーザーヘッド2に出力制御信号を、前記移動装置4のモータ24に回転速度制御信号を、前記フィラーワイヤ供給装置10のモータ15に回転速度制御信号をそれぞれ出力するようになっている。
ここで、本願発明者は、前記撮像装置8により、図1に示すようなワークWについて、溶接中における被溶接部位及びその周辺の状態を示す図3に示すような可視画像(動画)を取得し、この画像を分析した。この分析によれば、上下の金属板W1,W2の溶接は図4〜図6に示すように行われていると考えられる。
まず、図4により概要について説明すると、上下に重ね合わされた状態で対向する面の間に隙間Zが生じた金属板L1,L2の上側の金属板W1の上面(表面)に向けてレーザヘッド2からレーザー光LBを照射しつつ、レーザー光LB(レーザヘッド2)を溶接経路Rに沿ってこれら二枚の金属板W1,W2に対して矢印αで示すように移動させながら、レーザー光LBの被照射部位Lにその移動に端部が追随するようにワイヤ供給ノズル11からフィラーワイヤXを供給して、上側の金属板W1のレーザー光被照射部位Lを溶融させて上下に貫通する溶融穴部WKを形成しつつ前記フィラーワイヤXの端部を溶融させることにより、これらの溶融金属が溶融穴部に貯留されてなる溶融池WYを溶接経路R後方に形成しつつ前記隙間Zを越えて下方に垂下する。そして、これにより上下の金属板W1,W2が連結されると共に、溶融池WYの後方には溶融金属が固化したビードWBが形成される。
詳しく説明すると、図5、図6(a)に示すように、溶接経路Rにおけるレーザー光LBの中心LBcの前方近傍では、上側の金属板W1におけるレーザー光中心LBc近傍の金属が溶融され、溶融金属Wyが生成されている。また、溶融金属Wyの周囲には、該溶融金属Wyから伝達される熱により金属組織変化が生じた熱影響部WC1が生じている。WKは、レーザー光LBにより金属がプラズマ状態となり、その圧力により溶融金属Wyを周囲に押しやって形成された溶融穴部(キーホール)であり、この図にはその前部があらわれている。
図5(b)、図6(b)に示すように、溶接経路Rにおけるレーザー光中心LBc位置においては、溶融穴部WKは上側の金属板W1を貫通して下側の金属板W2に達している。そして、下側の金属板W2においても、レーザー光中心LBc近傍の金属が溶融され、溶融金属Wyが生成されている。上側の金属板W1の溶融金属Wyは下側金属板W2側へ垂下している。下側金属板W2の溶融金属Wyの周囲には熱影響部WC2が生じている。
図5(b)、図6(c)に示すように、溶接経路Rにおけるレーザー光中心LBcの後方近傍では、上側金属板W1の溶融金属Wyがさらに下方へ垂下し、上側金属板W1と下側金属板W2とを連結している。なお、この連結部分は、溶融池WYの前部でもある。
図5(b)、図6(d)に示すように、溶接経路Rにおけるレーザー光中心LBcよりも後方位置においては、溶融金属Wyが、先に形成されていた溶融穴部に貯留されることにより溶融池WYが形成されている。
図5(b)、図6(e)に示すように、溶接経路Rにおけるレーザー光中心LBcよりもさらに後方位置においては、溶融池WYの溶融金属Wyが下側から固化し始めており、さらに後方においては、図6(f)に示すように、溶融池WYの溶融金属が上から下まで全て固化している。
図7は、隙間Zが生じた二枚の金属板W1,W2を溶接した場合に、良好な溶接強度が得られたものについての幅方向断面写真(一例)である。この写真からわかるように、二枚の金属板W1,W2は溶融金属Wyが固化して形成されたビードWBを介して連結される。また、このビードWBの幅方向左右には、上下の金属板W1,W2のそれぞれに金属組織変化が生じた熱影響部WC1,WC2(図7ではビードWBの左右において白っぽく変色している間の部分)が存在している。その場合に、熱影響部WC1,WC2の幅LC1,LC2は、上側金属板W1の上面におけるビードWBの幅LBの3倍程度の幅となっている。
ところで、本願発明者の研究によれば、二枚の金属板W1,W2間の隙間Zが溶融金属Wyで連結された場合でも、ビードWBにおける隙間Z部分を連結する部分が、図8に示すように例えば逆三角形状となって下側金属板W2との連結部分が細くなり、その結果、十分な溶接強度が得られない場合があることがわかった。
図9(a)〜(f)は、このような溶接状態になるメカニズムを撮像装置8で撮像した映像等に基づいて推定し、この推定結果を、図6(a)〜(f)とそれぞれ同じ断面位置で示した図である。ビードWBにおける隙間Z部分を連結する部分が逆三角形状となる原因は、金属板W2への入熱量の不足と考えられる。詳しく説明すると、上側金属板W1やフィラーワイヤXの溶融にエネルギーが消費されて下側金属板W2に到達するエネルギーが少なくなり、その結果、図9(b)に示すように下側金属板W2の溶融が少なくなると共に、下側金属板W2の溶融金属Wyの温度が上側金属板W1の溶融金属Wyほど上昇していない。また、これにより、上側からの溶融金属Wyが下側の溶融金属Wyに接触しても上側からの溶融金属Wyが冷却されて、混ざり合った溶融金属Wyの粘度が下側ほど高くなる。その結果、図9(b)に示す状態から、図9(c)〜(f)のいずれの段階においても、溶融金属Wyの幅(ビードWBの幅)が幅方向に広がらないものと考えられる。
ここで、図8の写真からわかるように、隙間Z部分を連結するビードWBの金属が断面逆三角形状となって下側金属板W2との連結部分が細くなっている場合、下側金属板W2の熱影響部WC2の幅LC2は上側金属板W1の熱影響部WC1の幅LC1よりも小さくなっている。また、図7の下側金属板W2の熱影響部WC2の幅LC2と比べても狭くなっている。
そこで、本実施の形態においては、撮像装置8により下側金属板W2の下面部を撮像すると共に、その撮像データをコントロールユニット7により画像解析して、図10に示すような下面部における溶接経路Rに沿う部分の温度分布を検出し、金属組織変化を生じる所定温度以上となっている部分の幅LC2、すなわち熱影響部WC2の幅LC2を検出し、この熱影響部WC2の幅LC2が所定の幅となるように制御するようにしている。
図11は、コントロールユニット7で行われるこの制御の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートによる制御は、所定周期で繰り返し実行される。所定周期は例えば10msというごく短い周期に設定されている。
まず、ステップS1で、撮像装置8で取得された最新の画像データを入力する。
次に、ステップS2で、この入力された画像データを画像解析して、前記図10(a)に示すような下側金属板W2下面の温度分布データを作成すると共に、レーザー光中心LBcよりも所定量La後方位置における前記所定温度以上部分の幅LC2を検出する。ここで、図10(a)の温度分布データでは、黒濃度が高い部分ほど温度が高いことを示している。また、所定距離Laの位置は、溶融池WYにおける溶融孔部WK近傍部分の位置(ほぼ図6(e)の断面位置)であり、この位置では、溶接が良好に行われている場合には、図6(e)に示すように溶融金属Wyが下側金属板W2に十分接触するまで垂下している。そして、この溶融金属Wyから伝達される熱により所定温度以上部分の幅がレーザー光中心LBc位置よりも拡大している。一方、所定距離Laの位置よりも後方においては、溶融池WYの溶融金属Wyが冷却、固化していくことにより、所定温度以上部分の幅が徐々に狭くなっている。つまり、所定温度以上部分の幅は、溶接経路R方向においては所定距離Laの位置で最も広くなり、また、製品状態における熱影響部WC2の幅LC2は、所定距離Laの位置でほぼ定まることとなる。そこで、所定距離Laの位置で所定温度以上部分の幅LC2を検出することにより、熱影響部WC2の幅LC2を検出するのである。なお、撮像装置8は、このような温度分布データを作成可能なように赤外線領域等の画像データを取得可能に構成されている。
次に、ステップS3で、この検出された熱影響部WC2の幅LC2が所定範囲内にあるか否かを判定する。ここで、この所定範囲は、二枚の金属板W1,W2の構成条件に応じて設定される。この構成条件とは、二枚の金属板W1,W2の厚さ、材料、金属板W1,W2間の隙間Zの平均間隔等に応じて定められる。具体的には、上側金属板W1に形成される溶融池WY(ビードWB)の幅を各構成毎に実験により取得し、その3倍以上5倍以下の範囲に設定する。破断試験等により3倍以上5倍以下のときに溶接強度を最も高くできることが判明しており、この範囲に設定するものである。
そして、ステップS3において、所定範囲内にあるときは(YES、例えば図10(a)に示すような場合)、ステップS4に進んで、現状の溶接条件を維持し、一方、所定範囲内にないときは(NO)、ステップS5に進む。
そして、ステップS5では、下側金属板W2の熱影響部WC2の幅LC2が所定範囲の上限値よりも大きいか否かを判定する。そして、熱影響部WC2の幅LC2が所定範囲の上限値よりも大きいときは(YES)、ステップS6で、レーザー出力を低下させる。これは、単位時間当たり入熱量が大きすぎて、上側金属板W1が必要以上に溶融し、上側金属板W1の溶融池WY(ビードWB)の幅が大きくなり過ぎている虞があるからである。したがって、レーザー出力を低下させると、単位時間当たり入熱量が減少して、上側金属板W1の金属溶融量が減少し、下側金属板W2の熱影響部WC2の幅LC2も縮小することとなる。
一方、ステップS5において下側金属板W2の熱影響部WC2の幅LC2が所定範囲の上限値よりも小さいときは(NO、例えば図10(b)に示すような場合)、ステップS7で、レーザー出力を上昇させる。こうすることにより、上側金属板W1への単位時間当たり入熱量が増加し、上側金属板W1の溶融金属Wyの量が増加すると共に、粘度が低下して、下側金属板W2まで垂下しやすくなる。また、下側金属板W2にレーザー光LBも到達しやすくなる。したがって、下側金属板W2の熱影響部WC2の幅LC2が拡大することとなる。
以上説明したように、本実施の形態に係るレーザー溶接装置1によれば、上下に重ね合わされた状態で対向する面の間に隙間Zが生じた平板状の二枚の金属板W1,W2の上側の金属板W2表面に向けてレーザー光LBが照射されつつ該レーザ光LBが所定の移動経路Rに沿ってこれら二枚の金属板W1,W2に対して相対的に移動しながら、レーザー光LBの被照射部位Lにその移動に端部が追随するようにフィラーワイヤXが供給されて、上側の金属板W1のレーザー光被照射部位Lが溶融して上下に貫通する溶融穴部WKが形成されつつフィラーワイヤXの端部が溶融する。そして、これらの溶融金属Wyが溶融穴部WKの移動経路R後方に溶融池WYを形成しつつ隙間Zを越えて下方に移動することにより上下の金属板W1,W2が連結されることとなる。
その場合に、本実施の形態においては、溶接実行中、下側金属板W2の下面における溶融池WY下方の部分の熱分布状態を検出し、この熱分布状態データに基づいて、下側金属板W2における溶融金属WYの熱により溶接経路Rに沿って金属組織変化が生じた熱影響部WC2の幅LC2を検出し、この検出された熱影響部WC2の幅LC2が所定の幅となるように、レーザー出力(レーザー光に関するパラメータ)を調整することとしたものであり、これによれば、溶接ビードWBにおける隙間Z部分を連結する部分の幅が下側ほど狭くなるようなことが防止され、下側金属板W2との連結が安定することとなる。なお、本実施の形態においては、所定の幅を範囲で設定しているが、特定の値を設定し、この値となるように調整するようにしてももちろんよい。
また、前記所定の幅は、前記二枚の金属板W1,W2の構成条件に応じて設定されるので、種々の金属板毎に適切な溶接を行うことができる。
また、従来、溶接されたワークの溶接部の検査は該ワークを切断したりタガネを打ち込むことにより行われていたが、この方法の場合、溶接結果がNGの場合、該ワークが無駄になることもあった。しかし、本発明によれば、溶接中に検出された状況に応じてほぼリアルタイムで調整が行われるので、ワークの溶接NGが防止されると共に、切断やタガネ打ち込みによる検査が不要となる。
ここで、前記実施の形態(第1の実施の形態)においては、熱影響部WC2の幅LC2に応じてレーザー出力を制御(ステップS6、S7)するようにしたが、溶接速度(レーザー光LBと金属板W1,W2との相対移動速度)を制御するようにしてもよく、以下、第2の実施の形態として、図12のフローチャートにしたがって説明する。
すなわち、図12に示すように、ステップS11〜S15において第1の実施の形態同様の処理を行った後、ステップS15の判定で熱影響部WC2の幅LC2が所定範囲の上限値よりも大きいときは(YES)、ステップS16で、溶接速度を上昇させる。こうすることにより、第1の実施の形態のステップS6同様、単位時間当たり入熱量が減少して、上側金属板W1の金属溶融量が減少し、下側金属板W2の熱影響部WC2の幅LC2が縮小することとなる。一方、ステップS15において熱影響部WC2の幅LC2が所定範囲の上限値よりも小さいときは(NO)、ステップS17で、溶接速度を低下させる。こうすることにより、第1の実施の形態のステップS7同様、上側金属板W1への単位時間当たり入熱量が増加し、上側金属板W1の溶融量が増加すると共に、粘度が低下して、下側金属板W2まで垂下しやすくなる。また、下側金属板W2にレーザー光LBも到達しやすくなる。したがって、下側金属板W2の熱影響部WC2の幅LC2が拡大することとなる。
なお、前記各実施の形態では、レーザー出力と溶接速度とのうちのいずれか一方のみを制御するようにしているが、両方を同時に行うようにしてもよい。
また、前記各実施の形態においては、ワークとして、互いに逆方向に膨らんでフランジ部同士が合わされた断面ハット状の一対の金属板を一例として示したが、ワークの形状が異なっている場合でも、下側金属板W2の下面を撮影可能に構成することにより本発明は適用可能である。例えば、本実施の形態においては、撮像装置8はレーザーヘッド2の移動装置4に固定されているが、これに限定されるものではなく、別の移動手段によりレーザーヘッド2と同期して同方向に移動可能に構成してもよい。こうすることにより、例えば、例えば自動車のフロアパネルの下面に例えば断面矩形状の閉断面部材の上面(フロアフレーム等)を溶接する場合に、該閉断面部材の内部を移動させることにより、該発明を適用することが可能となる。また、自動車のフロアパネルの下面に、例えば下方に膨出する断面ハット状部材のフランジを溶接する場合に、該フランジの下方を移動させることにより、該発明を適用することが可能となる。
本発明は、上下に重ね合わされた状態で対向する面の間に隙間が生じた平板状の二枚の金属板をレーザー溶接する場合に、ビードにおける隙間部分を連結する部分の幅が下側ほど狭くなるようなことを防止して、下側の金属板との連結を安定させることが可能なレーザー溶接方法及びレーザー溶接装置を提供することができ、自動車産業において広く利用可能である。
1 レーザー溶接装置
7 コントロールユニット(熱分布検出手段、熱影響部幅検出手段、調整手段)
8 撮像装置(熱分布検出手段)
L レーザー光被照射部
LB レーザー光
LC2 下側金属板の熱影響部の幅
R 溶接経路
X フィラーワイヤ
W1 上側の金属板
W2 下側の金属板
WC2 下側金属板の熱影響部
WK 溶融穴部
WY 溶融池
Wy 溶融金属
Z 隙間

Claims (3)

  1. 上下に重ね合わされた状態で対向する面の間に隙間が生じた平板状の二枚の金属板のレーザー溶接方法であって、
    上側の金属板表面に向けてレーザー光を照射しつつ該レーザ光を所定の溶接経路に沿ってこれら二枚の金属板に対して相対的に移動させながら、レーザー光の被照射部位にその移動に端部が追随するようにフィラーワイヤを供給して、上側の金属板のレーザー光被照射部位を溶融させて上下に貫通する溶融穴部を形成しつつ前記フィラーワイヤの端部を溶融させることにより、これらの溶融金属が前記溶融穴部に貯留されてなる溶融池を溶接経路後方に形成しつつ該溶融金属を前記隙間を越えて下方に垂下させることにより上下の金属板を連結する溶接工程と、
    該溶接工程の実行中、前記下側金属板の下面における前記溶融池下方の部分の熱分布状態を検出する熱分布状態検出工程と、
    該熱分布状態検出工程で検出された熱分布状態データに基づいて、前記下側金属板における前記溶融金属の熱により前記溶接経路に沿って金属組織変化が生じた熱影響部の幅を検出する熱影響部幅検出工程と、
    該熱影響部幅検出工程で検出される熱影響部の幅が所定の幅となるように、レーザー光に関するパラメータと、前記レーザー光及びフィラーワイヤと金属板との相対速度とのうちのいずれか一つまたは両方を調整する調整工程とを有していることを特徴とするレーザー溶接方法。
  2. 前記請求項1に記載のレーザー溶接方法において、
    前記調整工程における前記所定の幅は、前記二枚の金属板の構成条件に応じて設定されることを特徴とするレーザー溶接方法。
  3. 上下に重ね合わされた状態で対向する面の間に隙間が生じた平板状の二枚の金属板をレーザー溶接するレーザー溶接装置であって、
    上側の金属板表面に向けてレーザー光を照射しつつ該レーザ光を所定の溶接経路に沿ってこれら二枚の金属板に対して相対的に移動させながら、レーザー光の被照射部位にその移動に端部が追随するようにフィラーワイヤを供給して、上側の金属板のレーザー光被照射部位を溶融させて上下に貫通する溶融穴部を形成しつつ前記フィラーワイヤの端部を溶融させることにより、これらの溶融金属が前記溶融穴部に貯留されてなる溶融池を溶接経路後方に形成しつつ該溶融金属を前記隙間を越えて下方に垂下させることにより上下の金属板を連結する溶接手段と、
    該レーザー溶接手段による溶接実行中、前記下側金属板の下面における前記溶融池下方の部分の熱分布状態を検出する熱分布検出手段と、
    該熱分布検出手段で検出された熱分布状態データに基づいて、前記下側金属板における前記溶融金属の熱により前記溶接経路に沿って金属組織変化が生じた熱影響部の幅を検出する熱影響部幅検出手段と、
    該熱影響部幅検出手段で検出される熱影響部の幅が所定の幅となるように、レーザー光に関するパラメータと、前記レーザー光及びフィラーワイヤと金属板との相対速度とのうちのいずれか一つまたは両方を調整する調整手段とを有していることを特徴とするレーザー溶接装置。
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