JP5161121B2 - グロープラグ - Google Patents

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Description

この発明は、自着火方式の内燃機関で使用されるグロープラグにおいて、内燃機関の燃焼圧を検出する技術に関する。
ディーゼルエンジン等の自着火方式の内燃機関において始動を補助するためのグロープラグに圧力センサを設け、内燃機関の燃焼圧を検出することが行われている(例えば、特許文献1参照)。このようなグロープラグでは、圧力センサはシリンダヘッドに取り付けられるグロープラグ本体(ハウジング)の内部に格納される。
特開2007−120939号公報
このようなグロープラグでは、ヒータが燃焼室内に曝されるため、ヒータの加熱や燃焼室内での燃料の燃焼などにより、ヒータを含む圧力の検出機構の温度が著しく上昇する。しかしながら、従来、このような圧力検出機構の著しい温度上昇については、特に配慮はされてこなかった。そのため、圧力検出機構の著しい温度上昇に起因して、圧力センサへの荷重の変化等の種々の問題が発生するおそれがあった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、圧力センサ付グロープラグにおいて圧力センサへの荷重の温度変化に伴う変動(以下、「圧力センサへの荷重変動」とも呼ぶ)を低減することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
圧力センサとヒータとを有するグロープラグであって、
前記圧力センサと前記ヒータとの位置関係を規定し、熱膨張係数が前記ヒータの熱膨張係数よりも大きい位置規定部材を備え、
前記圧力センサを前記位置規定部材を基準とする所定のセンサ基準位置において固定し、
前記ヒータ上の取付位置が前記位置規定部材を基準とする所定のヒータ基準位置から変位し得るように前記ヒータを保持し、
前記ヒータと前記圧力センサとの間に熱膨張係数が前記位置規定部材の熱膨張係数よりも大きい変位伝達部材を設けることにより、前記ヒータの変位を前記圧力センサに伝達する
グロープラグ。
この適用例によれば、変位伝達部材の熱膨張係数を位置規定部材の熱膨張係数よりも大きくすることにより、ヒータの取付位置から圧力センサまでの温度変化に伴う長さの変化と、位置規定部材の熱膨張によるセンサ基準位置とヒータ基準位置との間の温度変化に伴う長さの変化との差が補償される。この両者間の変化の差を少なくするように補償できるため、圧力センサへの荷重変動を低減することが可能となる。
[適用例2]
適用例1記載のグロープラグであって、
前記圧力センサを格納する筒状のハウジングを備え、
前記ハウジングの一方の端部に設けられた前記ヒータは、セラミックスを主体として形成されており、
前記グロープラグは、
前記ハウジングに固定され、前記圧力センサを格納して保持するセンサ保持部材と、
前記ハウジングに固定され、前記ヒータを保持するとともに、自身が変形することにより、前記一方の端部と他方の端部とを結ぶ軸方向に沿った前記取付位置の前記ヒータ基準位置からの変位を許容するヒータ保持部材と
を備え、
前記センサ保持部材の熱膨張係数は、前記ヒータの熱膨張係数よりも大きく、かつ、前記変位伝達部材の熱膨張係数よりも小さい
グロープラグ。
この適用例によれば、センサ保持部材の熱膨張係数をヒータの熱膨張係数よりも大きく、かつ、変位伝達部材の熱膨張係数よりも小さくすることにより、センサ保持部材とヒータとの熱膨張係数の差が補償される。詳細には、ヒータがセラミックスを主体として形成されるため、ヒータの熱膨張係数は2〜8ppm/℃と小さく、グロープラグの発熱やエンジンの駆動により温度が上昇した際のヒータの膨張率は小さい。一方、位置規定部材をなすセンサ保持部材は、ヒータと比較して熱膨張係数が大きく、温度が上昇した際の膨張量は大きい。このため、圧力センサへの荷重の温度変化に伴う変動が大きくなってしまうのであるが、センサ保持部材の熱膨張係数が、圧力センサとヒータとを連絡する変位伝達部材のそれよりも小さく構成されるため、圧力センサへの荷重変動を抑制することが可能となる。このような状況は、もちろん、温度の上昇時のみならず温度の下降時においても同様に考えられる。
[適用例3]
適用例2記載のグロープラグであって、
前記ヒータ保持部材は、前記軸方向への長さが変化することにより前記軸方向に沿った前記取付位置の変位を許容し、
前記ヒータ保持部材の熱膨張係数は、前記ヒータの熱膨張係数よりも大きく、かつ、前記変位伝達部材の熱膨張係数よりも小さい
グロープラグ。
ヒータ保持部材が軸方向への長さが変化して取付位置の変位を許容している場合、ヒータ保持部材の軸方向の長さの温度変化もセンサ基準位置とヒータ基準位置の距離に影響を及ぼす。そのため、ヒータ保持部材の熱膨張係数をヒータの熱膨張係数よりも大きく、かつ、変位伝達部材の熱膨張係数よりも小さくすることにより、熱膨張係数の差がより確実に補償される。そのため、圧力センサへの荷重の温度変化を、より抑制することが可能となる。
[適用例4]
適用例2または3記載のグロープラグであって、
前記センサ保持部材は、
前記ハウジング内に格納され、前記一方の端部側で前記ハウジングに固定された筒状部と、
前記筒状部の前記他方の端部側に設けられ、前記圧力センサの前記他方の端部側において前記圧力センサの移動を規制することより前記圧力センサを固定するセンサ固定部と
を有しており、
前記筒状部に挿入された前記変位伝達部材は、前記圧力センサの前記一方の端部側において前記圧力センサに前記変位を伝達する
グロープラグ。
この適用例によれば、変位伝達部材の熱膨張係数を大きくすることにより、ヒータの熱膨張係数が小さいことに起因した温度上昇に伴う圧力センサへの荷重の低減が抑制される。
[適用例5]
適用例2または3記載のグロープラグであって、
前記センサ保持部材は、
前記ハウジング内に格納され、前記一方の端部側で前記ハウジングに固定された筒状部と、
前記筒状部の前記他方の端部側に設けられ、前記圧力センサの前記一方の端部側において前記圧力センサの移動を規制することにより前記圧力センサを固定するセンサ固定部と
を有しており、
前記筒状部に挿入された前記変位伝達部材は、前記圧力センサの前記他方の端部側において前記圧力センサに前記変位を伝達する
グロープラグ。
この適用例によれば、変位伝達部材の熱膨張係数を大きくすることにより、ヒータの熱膨張係数が小さいことに起因した温度上昇に伴う圧力センサへの荷重の増加が抑制される。
[適用例6]
適用例1ないし5のいずれか記載のグロープラグであって、
前記位置規定部材は、室温環境下において熱膨張係数が9ppm/℃以下である低熱膨張材からなる
グロープラグ。
位置規定部材に熱膨張係数が9ppm/℃以下である低熱膨張材を使用することにより、ディーゼルエンジンへ搭載されるグロープラグとして、圧力センサ非搭載のものに対して極度に長尺化してしまうことを回避することができる。位置規定部材として熱膨張係数が9ppm/℃以下の低熱膨張材を選択することにより、部材としての絶対寸法を長くしなくても温度変化による位置規定部材の膨張量と変位伝達部材の膨張量との差を十分に得ることができ、グロープラグの全長を極度に長くすることなく、圧力センサを備えるグロープラグを実現することができる。
[適用例7]
請求項1ないし6のいずれか記載のグロープラグであって、
前記変位伝達部材は、室温環境下において熱膨張係数が16ppm/℃以上である高熱膨張材からなる
グロープラグ。
変位伝達部材に熱膨張係数が16ppm/℃以上である高熱膨張材を使用することによっても、ディーゼルエンジンへ搭載されるグロープラグとして、圧力センサ非搭載のものに対して極度に長尺化してしまうことを回避することができる。変位伝達部材として熱膨張係数が16ppm/℃以上の高熱膨張部材を選択することにより、部材としての絶対寸法を長くしなくても温度変化による位置規定部材の膨張量と変位伝達部材の膨張量との差を十分に得ることができ、グロープラグの全長を極度に長くすることなく、圧力センサを備えるグロープラグを実現することができる。
[適用例8]
適用例2ないし7のいずれか記載のグロープラグであって、
前記ハウジングは、内燃機関に取り付けるための締結部を有しており、
前記センサ保持部材は、前記締結部よりも前記一方の端部側において固定されている
グロープラグ。
センサ保持部材をハウジングを内燃機関に取り付けるための締結部よりもヒータ側に配置することにより、ヒータから圧力センサまでの距離を低減することができる。そのため、内燃機関の運転に伴う振動の圧力検出に対する影響を低減することができる。一方、センサ保持部材を締結部よりもヒータ側に配置すると、センサ保持部材の温度上昇がより大きくなる。この適用例によれば、センサ保持部材とヒータとの熱膨張係数の差が補償されるので、振動の圧力検出に対する影響を低減するとともに、温度上昇の影響を低減することが可能となる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、グロープラグ、そのグロープラグを使用した内燃機関の始動補助装置、その始動補助装置を使用した内燃機関、その内燃機関を使用した移動体、等の態様で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A1.グロープラグの構造:
A2.先端構造体の構成:
A3.圧力検出機構に対する温度上昇の影響:
B.第2実施例:
B1.第2実施例の先端構造体:
B2.第2実施例における温度上昇の影響:
A1.グロープラグの構造:
図1は、本発明の一実施例としてのグロープラグの外観を示す外観図である。グロープラグ100は、配線保持部110と、主体金具120と、先端スリーブ200と、先端チップ130と、メンブレン300と、外筒140と、ヒータ150とを備えている。
配線保持部110は、グロープラグ100に設けられた圧力センサ(後述する)の出力信号を外部に出力するセンサケーブル112と、ヒータ150に電力を供給するための通電ケーブル114とを保持している。配線保持部110において、センサケーブル112の複数の心線は、それぞれ、圧力センサに接続された複数のセンサ信号線(図示しない)と接続されている。また、通電ケーブル114の心線は、ヒータ150に電力を供給するための中軸(後述する)に接続されている。
主体金具120は、筒状の部材であり、ディーゼルエンジン等の自着火方式の内燃機関が有するシリンダヘッドに装着される。第1実施例では、主体金具120を炭素鋼(S45C)で形成している。但し、主体金具120の材質としては、高強度の材料であれば、ステンレス鋼(例えば、SUS630,SUS430)等、種々の材料を用いることができる。主体金具120の配線保持部110側の端部には、シリンダヘッドに取り付ける際に使用する工具と係合する係合部122が形成されている。主体金具120の中間部には、グロープラグ100をシリンダヘッドに固定するためのネジ部124が形成されている。係合部122を工具で回転させることにより、シリンダヘッドとネジ部124とが締結され、グロープラグ100はシリンダヘッドに取り付けられる。これにより、グロープラグ100のヒータ150は、内燃機関の燃焼室内に曝される。なお、以下では、軸線Oに沿ったヒータ150側の方向(矢印R方向)を「先端側」とも呼び、配線保持部110側の方向(矢印L方向)を「後端側」とも呼ぶ。
先端チップ130は、SUS430で形成された筒状の部材である。なお、先端チップ130を、炭素鋼や他のステンレス鋼で形成することも可能である。先端チップ130は、外径が軸線Oに沿ってほぼ一定の円筒部132と、先端側に向かって外径が細くなっているテーパ部134とを有している。このように、テーパ部134を設けることにより、シリンダヘッドにグロープラグを締め付けた際に、先端チップ130がシリンダヘッド側に設けられたテーパシート面を押さえつけ、変形させることにより、燃焼室の気密を確保できる。
先端スリーブ200は、鍔部210が形成された筒状の部材であり、鍔部210以外の部分は、主体金具120および先端チップ130の内部に格納されている。第1実施例では、先端スリーブ200を熱膨張係数(線膨張係数)が小さいフェライト系ステンレス鋼(SUS430)により形成している。なお、先端スリーブ200は、高強度で熱膨張係数が小さい種々の材料で形成することが可能である。熱膨張係数が小さい材料は、例えば、室温環境下(25℃)での熱膨張係数(以下、「室温熱膨張係数」とも呼ぶ)に基づいて選択することが可能である。なお、熱膨張係数の測定方法については、後述する。先端スリーブ200を形成する材料としては、SUS430(室温熱膨張係数が10.4ppm/℃)のほか、SUS405(室温熱膨張係数が10.8ppm/℃)等の他のフェライト系ステンレス鋼、SUS630(室温熱膨張係数が10.8ppm/℃)等の析出硬化系ステンレス鋼を使用することが可能である。但し、熱膨張係数が小さい材料としては、室温熱膨張係数が9ppm/℃以下の材料(低熱膨張材)を使用するのがより好ましい。低熱膨張材としては、例えば、室温熱膨張係数が5ppm/℃のコバール(カーペンター・テクノロジー・コーポレーションの商標)やNILO(スペシャル・メタルズ・ウィギン・リミテッドの登録商標)等のニッケル(Ni)系の合金、あるいは室温熱膨張係数が4.3ppm/℃のタングステンを用いることができる。先端スリーブ200の鍔部210は、主体金具120と先端チップ130に挟み込まれた状態で溶接される。これにより、主体金具120、先端スリーブ200、及び先端チップ130は固定的に接合される。なお、主体金具120、先端スリーブ200、及び先端チップ130の固定方法によっては、先端スリーブ200に金属以外の低熱膨張材を使用することも可能である。例えば、先端スリーブ200に室温熱膨張係数が3.5ppm/℃の窒化ケイ素(SiN)を使用することも可能である。この場合、例えば、鍔部210の外径を主体金具の外径よりも小さくし、先端チップ130の外周部を後端側に鍔部210の厚さ分だけ延長して、先端チップ130と主体金具120とを直接接合することによって先端スリーブ200を固定することができる。
メンブレン300は、SUS630で形成された筒状の部材である。メンブレン300は、SUS630の他、繰り返し耐力を有するとともにヤング率が低い種々の材料(例えば、マルエージ鋼、SUS430、純チタン、チタン合金(Ti−6Al−4V))を用いて形成することができる。メンブレン300は、主体金具120の内部で先端スリーブ200に溶接されている。なお、メンブレン300は、先端スリーブと同様に熱膨張係数が小さい金属で形成するのがより好ましい。
外筒140は、SUS630で形成された筒状の部材である。外筒140は、SUS630の他、炭素鋼(例えば、S45C)や他のステンレス鋼(例えば、SUS430)等の高強度の材料で形成することも可能である。外筒140には、ヒータ150が圧入されている。ヒータ150が圧入された外筒140は、先端スリーブ200に接合されたメンブレン300に圧入されている。このようにして、ヒータ150は、外筒140、メンブレン300、および先端スリーブ200を介して、主体金具120に接合されている。
先端スリーブ200、メンブレン300、外筒140、およびヒータ150と、図示しない種々の部材とは、1つの構造体(先端構造体)102を形成している。上述のように、先端スリーブ200の鍔部210は、主体金具120と先端チップ130に固定的に接合される。そのため、先端構造体102は、主体金具120および先端チップ130(併せて「ハウジング」とも呼ばれる)に固定的に接合されている。
A2.先端構造体の構成:
図2は、先端構造体の構成を示す断面図である。先端構造体102は、先端スリーブ200と、メンブレン300と、外筒140と、ヒータ150と、リング400と、中軸500と、センサユニット600とから構成されている。これらのうち、先端スリーブ200、メンブレン300と、外筒140、リング400、および中軸500を金属(ステンレス鋼)で形成することにより、先端構造体102は、ヒータ150に通電するための通電機構として機能する。先端構造体102は、また、燃焼室内の圧力を検出するための圧力検出機構としても機能する。なお、先端構造体102を構成する各部材の具体的な構成と、圧力検出機構としての機能については、後述する。
ヒータ150は、絶縁性のセラミックスで形成された絶縁部152と、導電性のセラミックスで形成された導電部154とを有している。2本の導電部154は、ヒータ150の後端側から先端側に向かって延長されており、ヒータ150の先端側で互いに接続されている。導電部154は、ヒータ150の外周に露出した2つの露出部156,158を有している。先端側の露出部156は、外筒140、メンブレン300、および先端スリーブ200を介して主体金具120に電気的に接続されている。また、後端側の露出部158は、リング400および中軸500を介して通電ケーブル114(図1)に電気的に接続されている。そのため、主体金具120と通電ケーブル114との間に電圧を加えると、導電部154に電流が流れ、ヒータ150が加熱される。
図3および図4は、先端構造体102の先端側および後端側を拡大した拡大断面図である。上述のように、先端スリーブ200は、主体金具120に取り付けられる鍔部210を有している。鍔部210は、軸線Oと垂直な方向(径方向)に延びる平板状に形成されている。先端スリーブ200は、主体金具120の内周面と接触する主体金具当接部202を有している。主体金具当接部202と主体金具120の内周面とが当接することにより、先端スリーブ200と主体金具120とは同軸に配置される。
先端スリーブ200と主体金具120と先端チップ130とは、上述のように、溶接により接合される。具体的には、図3の黒三角で示す位置において外周からレーザ溶接を行うことにより、先端スリーブ200と主体金具120と先端チップ130とが溶接される。なお、先端スリーブ200と主体金具120と先端チップ130とは、レーザ溶接に限らず、他の方法により接合することもできる。例えば、これらの部材200,120,130は、電子ビーム溶接、抵抗溶接、アークスポット溶接、あるいはロウ付けにより接合することも可能である。
先端スリーブ200の鍔部210から先端側には、内径が他の部分よりも大きいメンブレン取付部220が設けられている。一方、先端スリーブ200の鍔部210よりも後端側には、外径がメンブレン取付部220とほぼ同じ円筒部230と、外径が円筒部230よりも小さいセンサ取付部240とが設けられている。メンブレン取付部220と円筒部230の外径は、いずれも、主体金具120および先端チップ130の内径よりも小さくなっている。なお、本実施例では、円筒部230とセンサ取付部240とを別個の部材としているが、これらを一体の部材で構成することもできる。
先端スリーブ200のメンブレン取付部220には、メンブレン300が接合されている。メンブレン300には、後端側から先端側に向かって、スリーブ取付部310と、スリーブ突当部320と、薄肉部330と、外筒保持部340とがこの順で形成されている。スリーブ取付部310とスリーブ突当部320とは、いずれも内径が外筒140の外径よりも大きくなっている。スリーブ取付部310の外径は、先端スリーブ200のメンブレン取付部220と嵌合し得るように、メンブレン取付部220の内径とほぼ同じとなっている。そして、スリーブ突当部320の外径をメンブレン取付部220の外径とほぼ同じにすることにより、先端スリーブ200とメンブレン300との軸線O方向に沿った位置関係が規定される。先端スリーブ200とメンブレン300とは、スリーブ取付部310とメンブレン取付部220とを嵌合した状態で、黒三角で示す位置においてスリーブ取付部310の外周側からレーザ溶接により接合される。なお、先端スリーブ200とメンブレン300との接合は、他の方法によって行うことも可能である。先端スリーブ200とメンブレン300とは、例えば、アークスポット溶接等の他の溶接や、ロウ付けにより接合することも可能である。
薄肉部330は、外径がスリーブ突当部320の外径よりも小さく、内径が外筒140の外径よりも大きい部材である。外筒保持部340は、外径が薄肉部330の外径とほぼ同じで、内径が外筒140の外径とほぼ同じ部材である。外筒保持部340には、ヒータ150が圧入された外筒140が圧入される。なお、ヒータ150と外筒140、および外筒140と外筒保持部340とは、いずれも圧入し、その後、合わせ位置にレーザ溶接を施すことにより接合されているが、ロウ付けなどの他の方法で接合することも可能である。
ヒータ150の後端側には、円筒状のリング400が圧入されている。リング400の内径は、ヒータ150の外径とほぼ同じである。リング400の後端側には、中軸500が接合されている。中軸500は、熱膨張係数が大きいオーステナイト系ステンレス鋼(例えば、室温熱膨張係数が17.3ppm/℃のSUS304)で形成されている。但し、中軸500を、ある程度強度が高く、熱膨張係数が大きい金属材料であれば他の材料(例えば、他のオーステナイト系ステンレス鋼SUS316)で形成することも可能である。熱膨張係数が大きい材料としては、室温熱膨張係数が16ppm/℃以上の高熱膨張膨張剤を用いるのがより好ましい。また、リング400は、SUS630で形成されている。
中軸500には、テーパ部510と、嵌合部520と、胴部530と、センサ当接部540とが設けられている。嵌合部520は、外径がリング400の内径(すなわち、ヒータ150の外径)とほぼ同じとなっている。嵌合部520の先端側に外径が先端側に向かって細くなっているテーパ部510を設けることにより、中軸500とリング400への挿入が容易となっている。胴部530は、外径がリング400の外径とほぼ同じとなっている。そのため、中軸500をリング400に挿入する際、リング400が胴部530に突き当たり、中軸500とリング400との軸線Oに沿った位置関係が規定される。中軸500とリング400とは、嵌合部520をリング400に挿入した後、黒三角で示す位置においてリング400の外周側からレーザ溶接で接合される。なお、中軸500とリング400との接合は、アークスポット溶接などの他の溶接方法やロウ付けなどによって行うことも可能である。
図4に示すように、先端スリーブ200の後端側には、センサユニット600が設けられている。センサユニット600は、センサケース610と、第1の絶縁ブロック620と、第1の電極ブロック630と、センサ素子640と、第2の電極ブロック650と、第2の絶縁ブロック660と、素子止め部材670とを有している。
センサケース610は、熱膨張係数が小さいSUS430で形成された筒状の部材である。センサケース610には、外径が先端スリーブ200のセンサ取付部240の内径とほぼ同じスリーブ接合部612が形成されている。センサケース610は、スリーブ接合部612がセンサ取付部240に挿入された状態で、黒三角で示す位置においてセンサ取付部240の外周部から溶接されることにより先端スリーブ200に接合される。なお、第1実施例では、センサ取付部240の肉厚を薄くすることにより、スリーブ接合部612とセンサ取付部240との溶接を容易に行うことができる。
センサケース610には、その後端側に、円筒部614が形成されている。第1の絶縁ブロック620と、第1の電極ブロック630と、センサ素子640と、第2の電極ブロック650と、第2の絶縁ブロック660とは、この順に先端側から円筒部614内に挿入されている。
センサ素子640は、ニオブ酸リチウムで形成された円盤状の部材であり、軸線Oの応力に応じた電荷(センサ出力信号)が発生する。なお、センサ素子640は、応力に応じて電気的な特性が変化する素子であれば、ニオブ酸リチウム以外の圧電材料(例えば、水晶)で形成してもよい。また、センサ素子640をピエゾ抵抗材料で形成することも可能である。この場合、センサ素子640周辺の構造は、ピエゾ抵抗材料の使用に伴って適宜変更される。
電極ブロック630,650は、SUS430で形成された筒状の部材である。2つの電極ブロック630,650のそれぞれには、センサケーブル112(図1)に接続されたセンサ信号線(図示しない)が接続されている。圧力センサとして機能するセンサ素子640で発生した電荷は、電極ブロック630,650と、センサ信号線と、センサケーブル112とを介してグロープラグ100の外部に出力される。また、この発生電荷を主体金具120の内部にある回路(図示しない)により電圧信号に変換し、変換された電圧信号を外部に出力するものとしてもよい。なお、電極ブロック630,650は、高強度で導電性の材料であれば他の材料で形成することも可能である。また、電極ブロック630,650に換えて、円盤状の電極板を使用することも可能である。
絶縁ブロック620,660は、アルミナで形成された筒状の部材である。第1の絶縁ブロック620は、その先端側が中軸500のセンサ当接部540の後端側に当接している。なお、絶縁ブロック620,660は、アルミナの他、ジルコニア、あるいは窒化ケイ素等の高強度で絶縁性の材料で形成してもよい。
素子止め部材670は、SUS430で形成された筒状の部材である。素子止め部材670は、SUS430の他、炭素鋼や他のステンレス鋼等の高強度の材料で形成することもできる。素子止め部材670の外径は、センサケース610の円筒部614の内径とほぼ同じである。素子止め部材670と円筒部614とは、素子止め部材670に先端方向への荷重(「予荷重」と呼ばれる)を加えた状態で、黒三角で示す位置において円筒部614の外周部からレーザ溶接される。これにより、センサ素子640には予荷重が加えられた状態に維持される。なお、素子止め部材670と円筒部614との接合は、アークスポット溶接やロウ付けなどの他の方法により行うこともできる。
このように形成されたグロープラグ100(図1)は、内燃機関のシリンダヘッドに装着され、内燃機関の燃焼室内の圧力の検出を行う。燃焼室内の圧力が変動すると、メンブレン300の薄肉部330が変形して、ヒータ150が主体金具120に対して軸線Oに沿って変位する。一方、センサ素子640は、第2の電極ブロック650、第2の絶縁ブロック660、素子止め部材670、センサケース610、および先端スリーブ200を介して、主体金具120に固定されている。そのため、ヒータが変位すると、リング400、中軸500、第1の絶縁ブロック620、及びセンサ素子640の全体の長さが変化し、長さの変化に伴い各部材400,500,620,640に加わる応力が変化する。このように、センサ素子640への荷重は、ヒータ150の主体金具120に対する変位に応じて変化し、圧電材料で形成されたセンサ素子640には、ヒータ150の変位に応じた電荷が発生する。発生した電荷は、電極ブロック630,650、図示しないセンサ信号線と、配線保持部110(図1)においてセンサ信号線に接続されたセンサケーブル112を介して外部に出力される。
なお、第1実施例では、ヒータ150とセンサ素子640とを、メンブレン300、先端スリーブ200、およびセンサケース610から形成される筒状の部材(外殻)内に組み込むことにより、ヒータ150とセンサ素子640との位置関係を規定している。そのため、外殻は、ヒータ150およびセンサ素子640の位置関係を規定する位置規定部材ともいうことができる。但し、一般的には、ヒータ150およびセンサ素子640の位置関係が規定できれば、必ずしもヒータ150およびセンサ素子640を外殻に組み込むことは必要でない。例えば、先端スリーブ200とメンブレン300とを、別個にハウジングに取り付けるものとしてもよい。この場合、メンブレン300、ハウジング、先端スリーブ200、およびセンサケース610が位置規定部材に相当する。
A3.圧力検出機構に対する温度上昇の影響:
グロープラグ100は、内燃機関のシリンダヘッドに装着される。そして、ヒータ150を加熱して燃焼室内の温度を高くすることにより、内燃機関の始動を補助する。そのため、グロープラグ100の温度は、ヒータ150の加熱や内燃機関の運転に伴うシリンダヘッドの温度上昇に伴って高温になる。特に、ヒータ150を含む先端構造体102(図2)は、ヒータ150の加熱や、燃焼室内での燃料の燃焼により、著しく温度が上昇する。
図5(a)ないし図5(c)は、このようなグロープラグの温度上昇が圧力検出機構に与える影響を模式的に示す説明図である。図5(a)ないし図5(c)では、便宜上、先端構造体102(図2)を簡略化した圧力検出機構800,800cを図示している。図5(a)は、低温時における第1実施例の圧力検出機構800の状態を示している。図5(b)の実線は、高温時における第1実施例の圧力検出機構800の状態を示し、破線は、低温時における圧力検出機構800の状態を示している。図5(c)の実線は、高温時における比較例の圧力検出機構800cの状態を示し、破線は、低温時における圧力検出機構800cの状態を示している。
図5(a)に示すように、第1実施例の圧力検出機構800は、センサ保持部材810、ヒータ保持部材820、圧力センサ830、変位伝達部材840、および主としてセラミックで形成されたヒータ150を主要な構成要素としている。圧力センサ830は、圧力センサ830への荷重に応じて信号を出力する部材であり、図4に示すセンサ素子640に相当する。
センサ保持部材810は、その後端側において圧力センサ830の後端側の位置を固定することにより、圧力センサ830の軸方向(図4の軸線O方向)への移動を規制する。このセンサ保持部材810は、図4に示す先端スリーブ200およびセンサケース610に概ね相当する。
センサ保持部材810の先端側に取り付けられたヒータ保持部材820は、ヒータ150をその中間部の取付位置A(図3の外筒保持部340の後端側に相当する)で保持するとともに、ヒータ保持部材820自体が変形することによりヒータ150の軸方向への移動を許容する。ヒータ保持部材820は、図3に示すメンブレン300に概ね相当する。
変位伝達部材840は、ヒータ150の後端側に接合されている。変位伝達部材840は、その後端側において圧力センサ830と当接している。これにより、変位伝達部材840は、ヒータ150の軸方向への変位を圧力センサ830に伝達する。変位伝達部材840は、図4に示すリング400、および中軸500の胴部530からセンサ当接部540までに概ね相当する。変位伝達部材840の熱膨張係数は、センサ保持部材810よりも大きくなっている。
上述のように、先端構造体102、すなわち圧力検出機構800を形成する際には、圧力センサ830には所定の予荷重がかけられる。予荷重は、変位伝達部材840およびヒータを介してヒータ保持部材820に伝わり、ヒータ保持部材820の先端側には、予荷重に相当する先端方向に向かう力が加わる。このようにヒータ保持部材820に力が加わることにより、ヒータ保持部材820は、図5(a)に示すように軸方向に伸ばされた状態で保持される。
図5(a)に示す低温時から温度が上昇すると、図5(b)に示すように、圧力検出機構800を構成する各部材は熱膨張する。通常、ヒータ150や圧力センサ830を構成するセラミックスは、センサ保持部材810や変位伝達部材840を構成する金属よりも熱膨張係数が小さい。そのため、温度上昇によるセンサ保持部材810の伸びは、ヒータ150のヒータ保持部材820への取付位置Aから後端側の伸びよりも大きくなる。第1実施例の圧力検出機構800では、変位伝達部材840の熱膨張係数をセンサ保持部材810よりも大きくしている。そのため、センサ保持部材810の伸びが抑制されるとともに、変位伝達部材840の伸びが大きくなる。これにより、高温時においても、センサ保持部材810の後端からヒータ保持部材820の先端までの長さは、圧力センサ830からヒータ150の取付位置Aまでの長さとはほぼ同じとなる。そのため、ヒータ保持部材820の伸びは、低温時とほぼ同じ状態に維持され、圧力センサ830への予荷重は、低温時とほぼ同じとなる。
図5(c)は、比較例として、変位伝達部材840cの熱膨張係数をセンサ保持部材810と同程度にした圧力検出機構800cを示している。変位伝達部材840cの熱膨張係数が第1実施例の圧力検出機構800よりも小さくなっている他は、図5(b)と同様である。
図5(c)に示すように、変位伝達部材840の熱膨張係数をセンサ保持部材810と同程度にすると、ヒータ150のヒータ保持部材820への取付位置Aは、センサ保持部材810の伸びに相当する位置まで移動しない。そのため、ヒータ保持部材820の軸方向の長さが短くなり、ヒータ保持部材820の伸びが少なくなる。ヒータ保持部材820の伸びが少なくなると、ヒータ保持部材820の先端部からヒータ150に加わる力が減少し、圧力センサ830への荷重が低下する。また、圧力検出機構800cの構成によっては、圧力センサ830に引張力が加わり、圧力センサ830が破損するおそれが生じる。
これに対し、第1実施例では、ヒータ150の変位を圧力センサ830に伝達する変位伝達部材840の熱膨張係数をセンサ保持部材810の熱膨張係数よりも大きくすることにより、センサ保持部材810とヒータ150との熱膨張係数の差が補償される。そのため、ヒータ保持部材820は、高温時においても低温時と同様に伸ばされ、圧力センサ830への予荷重も低温時とほぼ同じに保たれる。従って、第1実施例によれば、圧力センサ830への予荷重の温度上昇による低下が抑制され、圧力センサ830による圧力の検出精度をより高くすることができる。また、圧力センサ830には引張力が加わることが抑制されるため、圧力センサ830の破損が抑制される。
なお、第1実施例では、ヒータ保持部材820の軸方向の長さが変化することによりヒータ150の軸方向の変位が許容されているが、ヒータ保持部材820は、一般に、ヒータ150が軸方向に変位し得るようにヒータ150が保持できればよい。例えば、ヒータ保持部材820を軸方向に垂直な平板状の部材とし、ヒータ保持部材820が撓むことによりヒータ150の軸方向の変位を許容するものとしてもよい。
B1.第2実施例における先端構造体:
図6は、第2実施例のグロープラグ100aにおける先端構造体102aの構成を示す断面図である。第2実施例のグロープラグ100aは、中軸500aの形状と、センサユニット600aの構成が異なっている点で、図2に示す第1実施例のグロープラグ100と異なっている。他の点は、第1実施例と同様である。
中軸500aは、テーパ部510a、嵌合部520a、胴部530aを有している点で、図3に示す第1実施例における中軸500と同様である。一方、第2実施例の中軸500aは、センサ当接部540が設けられておらず、胴部530aから外径が絞り込まれた後、外径がほぼ一定の軸部550aが形成されている点で、第1実施例の中軸500と異なっている。
第2実施例のセンサユニット600aは、素子ベース部材610a、第1の絶縁ブロック620a、第1の電極板630a、センサ素子640a、第2の電極板650a、第2の絶縁ブロック660a、および素子止め部材670aがこの順に積層されている。絶縁ブロック620a,660a、電極板630a,650a、およびセンサ素子640aは、いずれもその内径が中軸500aの軸部の外径よりも大きい円盤状に形成されている。なお、これらの部材の材質は、第1実施例の対応する部材と同様である。
素子ベース部材610aは、内径が中軸500aの軸部よりも大きい筒状の部材である。素子ベース部材610aは、第1実施例のセンサケース610と同様に、SUS430で形成されている。なお、素子ベース部材610aを、他の材料で形成することも可能である。素子ベース部材610aの先端側には、外径が先端スリーブ200の内径とほぼ同じスリーブ接合部612aが形成されている。スリーブ接合部612aと先端スリーブ200との接合は、スリーブ接合部612aを先端スリーブ200に挿入し、黒三角で示す位置において先端スリーブ200の外周側からレーザ溶接することにより行われる。
センサユニット600aの素子止め部材670aは、内径が中軸500aの軸部とほぼ同じ筒状の部材であり、第1実施例の素子止め部材670と同様に、SUS430で形成されている。素子止め部材670aには、先端側に大径部672aが形成されており、後端側に小径部674aが形成されている。中軸500aと、素子止め部材670aとは、黒三角で示す位置において小径部674aの外周側からレーザ溶接を行うことにより接合されている。素子止め部材670aと中軸500aとの接合の際には、素子止め部材670aに先端方向の予荷重をかけた状態で行われる。そのため、センサ素子640aは、第1実施例のセンサ素子640と同様に予荷重がかけられた状態で固定される。
第2実施例のグロープラグ100aでは、燃焼室の圧力上昇に伴って、ヒータ150が後端側に変位すると、センサ素子640aの後端側には、リング400と中軸500aと素子止め部材670aとを介して、後端側に向かう力が加わる。そして、センサ素子640aへの荷重が低下することにより、圧力の検出が行われる。すなわち、第2実施例の圧力検出機構によれば、圧力の上昇がセンサ素子640aに加えられている予荷重の開放により検出される。そのため、第2実施例における圧力検出機構は、「開放型圧力センサ」とも呼ばれる。
B2.第2実施例における温度上昇の影響:
図7(a)ないし図7(c)は、第2実施例において、グロープラグの温度上昇が圧力検出機構に与える影響を模式的に示す説明図である。図7(a)ないし図7(c)では、便宜上、先端構造体102a(図6)を簡略化した圧力検出機構800a,800dを図示している。図7(a)は、低温時における第2実施例の圧力検出機構800aの状態を示している。図7(b)の実線は、高温時における第2実施例の圧力検出機構800aの状態を示し、破線は、低温時における圧力検出機構800aの状態を示している。図7(c)の実線は、高温時における比較例の圧力検出機構800dの状態を示し、破線は、低温時における圧力検出機構800dの状態を示している。
図7(a)に示すように、第2実施例の圧力検出機構800aも、図5(a)に示す第1実施例と同様に、センサ保持部材810a、ヒータ保持部材820a、圧力センサ830a、変位伝達部材840a、およびヒータ150を主要な構成要素としている。第2実施例の圧力検出機構800aは、センサ保持部材810aがその後端側において圧力センサ830aの前端側の位置を固定している点と、変位伝達部材840aと圧力センサ830aとがそれぞれの後端側で互いに固定されている点とで、第1実施例の圧力検出機構800と異なっている。他の点は、第1実施例と同様である。
図7(a)に示す低温時から温度が上昇すると、図7(b)に示すように、圧力検出機構800を構成する各部材は熱膨張する。第2実施例の圧力検出機構800aでは、第1実施例の圧力検出機構800と同様に、変位伝達部材840aの熱膨張係数をセンサ保持部材810aの熱膨張係数よりも大きくしている。そのため、センサ保持部材810aの伸びが抑制されるとともに、変位伝達部材840aの伸びが大きくなる。これにより、高温時においても、圧力センサ830aの後端からヒータ保持部材820aの先端までの長さは、変位伝達部材840aの後端からヒータ150の取付位置Aまでの長さとはほぼ同じとなる。そのため、ヒータ保持部材820aの伸びは、低温時とほぼ同じ状態に維持され、圧力センサ830aへの予荷重は、低温時とほぼ同じとなる。
図7(c)は、比較例として、変位伝達部材840dの熱膨張係数をセンサ保持部材810aと同程度とした圧力検出機構800dを示している。変位伝達部材840dの熱膨張係数が第2実施例の圧力検出機構800aよりも小さくなっている他は、図7(b)と同様である。
図7(c)に示すように、ヒータ150の伸びが小さく、変位伝達部材840dの伸びがセンサ保持部材810aと同程度であると、ヒータ150の取付位置Aは、センサ保持部材810aの伸びに相当する位置まで移動しない。そのため、ヒータ保持部材820aの軸方向の長さが短くなり、ヒータ保持部材820aの伸びが少なくなる。ヒータ保持部材820aの伸びが少なくなると、ヒータ保持部材820aの先端部からヒータ150に加わる後端側に向かう力が減少し、圧力センサ830aへの荷重が増大する。また、圧力検出機構800dの構成によっては、圧力センサ830aに過大な圧縮力が加わり圧力センサ830aが破損するおそれが生じる。
これに対し、第2実施例では、ヒータ150の変位を圧力センサ830aに伝達する変位伝達部材840aの熱膨張係数をセンサ保持部材810aの熱膨張係数よりも大きくすることにより、センサ保持部材810aとヒータ150との熱膨張係数の差が補償される。そのため、高温時においても、ヒータ保持部材820aは低温時と同様に伸ばされ、圧力センサ830aへの予荷重も低温時とほぼ同じに保たれる。従って、第2実施例によれば、圧力センサ830aへの予荷重の温度上昇による増大が抑制され、圧力センサ830aによる圧力の検出精度をより高くすることができる。また、圧力センサ830aに過大な圧縮力が加わることを抑制できるので、圧力センサ830aの破損を抑制することができる。
C.熱膨張係数の測定:
熱膨張係数は、測定対象である試験片の温度を制御するための温度制御部と、試験片の寸法変化量を測定するための変位計とを用いて測定することが可能である。温度制御部は、例えば、試験片を加熱するためのヒータと、試験片の温度を所定の温度に保つ温度調節器により構成される。変位計としては、例えば、レーザを用いた光学式の変位計を使用することができる。熱膨張係数の測定は、試験片を変位計による寸法変化量の測定を妨害しないような形状の治具により温度制御部に固定し、試験片の温度を変化させて行われる。そして、熱膨張係数は、試験片の温度変化量とそれに伴う寸法変化量とから算出することができる。室温環境下での熱膨張係数は、温度を室温(25℃)を挟む範囲で変化させることにより測定することができる。この場合、測定環境の温度によっては、温度制御部に冷却機構(例えば、ペルチェ冷却素子や冷凍機)が設けられる。また、室温熱膨張係数は、室温よりも高い複数の温度で測定した熱膨張係数から外挿することにより求めることも可能である。
本発明の一実施例としてのグロープラグの外観を示す外観図。 主体金具の先端側に取り付けられる先端構造体の構成を示す断面図 先端構造体の先端側を拡大した拡大断面図。 先端構造体の後端側を拡大した拡大断面図。 グロープラグの温度上昇が圧力検出機構に与える影響を模式的に示す説明図。 第2実施例のグロープラグにおける先端構造体の構成を示す断面図。 第2実施例において、グロープラグの温度上昇が圧力検出機構に与える影響を模式的に示す説明図。
100,100a…グロープラグ
102,102a…先端構造体
110…配線保持部
112…センサケーブル
114…通電ケーブル
120…主体金具
122…係合部
124…ネジ部
130…先端チップ
132…円筒部
134…テーパ部
140…外筒
150…ヒータ
152…絶縁部
154…導電部
156,158…露出部
200…先端スリーブ
202…主体金具当接部
210…鍔部
220…メンブレン取付部
230…円筒部
240…センサ取付部
300…メンブレン
310…スリーブ取付部
320…スリーブ突当部
330…薄肉部
340…外筒保持部
400…リング
500,500a…中軸
510,510a…テーパ部
520,520a…嵌合部
530,530a…胴部
540…センサ当接部
550a…軸部
600,600a…センサユニット
610…センサケース
610a…素子ベース部材
612,612a…スリーブ接合部
614…円筒部
620,660…絶縁ブロック
620a,660a…絶縁ブロック
630,650…電極ブロック
630a,650a…電極板
640,640a…センサ素子
670,670a…素子止め部材
672a…大径部
674a…小径部
800…圧力検出機構
800a…圧力検出機構
800c…圧力検出機構
800d…圧力検出機構
810,810a…センサ保持部材
820,820a…ヒータ保持部材
830,830a…圧力センサ
840,840a,840c,840d…変位伝達部材

Claims (8)

  1. 圧力センサとヒータとを有するグロープラグであって、
    前記圧力センサと前記ヒータとの位置関係を規定し、熱膨張係数が前記ヒータの熱膨張係数よりも大きい位置規定部材を備え、
    前記圧力センサを前記位置規定部材を基準とする所定のセンサ基準位置において固定し、
    前記ヒータ上の取付位置が前記位置規定部材を基準とする所定のヒータ基準位置から変位し得るように前記ヒータを保持し、
    前記ヒータと前記圧力センサとの間に熱膨張係数が前記位置規定部材の熱膨張係数よりも大きい変位伝達部材を設けることにより、前記ヒータの変位を前記圧力センサに伝達する、
    グロープラグ。
  2. 請求項1記載のグロープラグであって、
    前記圧力センサを格納する筒状のハウジングを備え、
    前記ハウジングの一方の端部に設けられた前記ヒータは、セラミックスを主体として形成されており、
    前記グロープラグは、
    前記ハウジングに固定され、前記圧力センサを格納して保持するセンサ保持部材と、
    前記ハウジングに固定され、前記ヒータを保持するとともに、自身が変形することにより、前記一方の端部と他方の端部とを結ぶ軸方向に沿った前記取付位置の前記ヒータ基準位置からの変位を許容するヒータ保持部材と
    を備え、
    前記センサ保持部材の熱膨張係数は、前記ヒータの熱膨張係数よりも大きく、かつ、前記変位伝達部材の熱膨張係数よりも小さい
    グロープラグ。
  3. 請求項2記載のグロープラグであって、
    前記ヒータ保持部材は、前記軸方向への長さが変化することにより前記軸方向に沿った前記取付位置の変位を許容し、
    前記ヒータ保持部材の熱膨張係数は、前記ヒータの熱膨張係数よりも大きく、かつ、前記変位伝達部材の熱膨張係数よりも小さい
    グロープラグ。
  4. 請求項2または3記載のグロープラグであって、
    前記センサ保持部材は、
    前記ハウジング内に格納され、前記一方の端部側で前記ハウジングに固定された筒状部と、
    前記筒状部の前記他方の端部側に設けられ、前記圧力センサの前記他方の端部側において前記圧力センサの移動を規制することより前記圧力センサを固定するセンサ固定部と
    を有しており、
    前記筒状部に挿入された前記変位伝達部材は、前記圧力センサの前記一方の端部側において前記圧力センサに前記変位を伝達する
    グロープラグ。
  5. 請求項2または3記載のグロープラグであって、
    前記センサ保持部材は、
    前記ハウジング内に格納され、前記一方の端部側で前記ハウジングに固定された筒状部と、
    前記筒状部の前記他方の端部側に設けられ、前記圧力センサの前記一方の端部側において前記圧力センサの移動を規制することにより前記圧力センサを固定するセンサ固定部と
    を有しており、
    前記筒状部に挿入された前記変位伝達部材は、前記圧力センサの前記他方の端部側において前記圧力センサに前記変位を伝達する
    グロープラグ。
  6. 請求項1ないし5のいずれか記載のグロープラグであって、
    前記位置規定部材は、室温環境下において熱膨張係数が9ppm/℃以下である低熱膨張材からなる
    グロープラグ。
  7. 請求項1ないし6のいずれか記載のグロープラグであって、
    前記変位伝達部材は、室温環境下において熱膨張係数が16ppm/℃以上である高熱膨張材からなる
    グロープラグ。
  8. 請求項2ないし7のいずれか記載のグロープラグであって、
    前記ハウジングは、内燃機関に取り付けるための締結部を有しており、
    前記センサ保持部材は、前記締結部よりも前記一方の端部側において固定されている
    グロープラグ。
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