JP6271071B1 - 容器キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】容器内に添加物を添加するかどうかをユーザーが選択することが可能な容器キャップを提供する。【解決手段】容器キャップは、上面が閉じた円筒状の本体部と、前記本体部の内側上部に設けられ、添加物を格納する格納部と、前記格納部の底部に開閉可能に設けられた扉部と、前記格納部内で、前記本体部の上側壁の下面に前記扉部に向かって伸びるように立設されたロッド部と、を備え、前記上側壁に設けられた押圧領域が押圧されることで前記ロッド部が下方に移動し、前記ロッド部の先端部が前記扉部を押下することで前記扉部が下方に開かれる。【選択図】図6

Description

本発明は、ペットボトルなどの容器に封をするための容器キャップに関する。
特許文献1には、メインキャップの開栓回転に伴う上昇により原料収容部の下端開口部分とボトムシールキャップとの嵌合が外れ、ボトムシールキャップが原料収容部の下端開口を開封する、ボトルキャップについて記載されている。
特開2014−094779号公報
しかしながら、特許文献1のボトルキャップでは、ユーザーによるメインキャップの開栓回転動作に伴って必ずボトムシールキャップが開封され、原料が原料収容部からボトル内に放出されてしまう。そのため、ユーザーは、そもそも原料をボトル内に放出しないことを選択する余地がない。
本発明は、容器内に添加物を添加するかどうかをユーザーが選択することが可能な容器キャップを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、容器キャップであって、上面が閉じた円筒状の本体部と、前記本体部の内側上部に設けられ、添加物を格納する格納部と、前記格納部の底部に開閉可能に設けられた扉部と、前記格納部内で、前記本体部の上側壁の下面に前記扉部に向かって伸びるように立設されたロッド部と、を備え、前記上側壁に設けられた押圧領域が押圧されることで前記ロッド部が下方に移動し、前記ロッド部の先端部が前記扉部を押下することで前記扉部が下方に開かれる。
上記の容器キャップにおいて、前記押圧領域は、前記上側壁の他の領域よりも薄肉に形成されており、前記ロッド部は、前記押圧領域に立設されていてもよい。
上記のいずれかの容器キャップにおいて、前記本体部の上面に回動可能に設けられた回転部と、前記回転部の下面に設けられた凸部と、を備え、前記回転部が所定位置から回転して前記凸部が前記押圧領域に嵌り込むことで前記押圧領域が押圧されてもよい。
上記のいずれかの容器キャップにおいて、前記本体部の上面に設けられた凹部を備え、前記回転部が所定位置にあるとき前記凸部が前記凹部に嵌合していてもよい。
上記のいずれかの容器キャップにおいて、前記容器キャップが容器の口部に締められ、かつ、前記押圧領域が押圧されていない第1の状態では、前記扉部の端部は、前記格納部に設けられた係止部に係止され、前記容器キャップが前記容器の口部に締められ、かつ、前記押圧領域の押圧によって前記扉部が押圧された第2の状態では、前記扉部の端部は、前記係止部への係止が解除された後、前記容器の口部の内側面に引っ掛かって係止され、前記容器キャップが前記容器の口部から緩められて上方に移動した第3の状態では、前記扉部の端部は、前記容器の口部の内側面への係止が解除され、前記扉部は、開かれてもよい。
上記のいずれかの容器キャップにおいて、前記本体部の外周壁の内側に、前記格納部の底部に設けられた内周壁と、前記格納部の底部に前記本体部の径方向に移動可能に設けられ、外側端部が前記内周壁に設けられた貫通孔に挿入され、内側端部が前記扉部の下方に位置する係合部と、を備え、前記容器キャップが容器の口部に締められ、かつ、前記押圧領域が押圧されていない第1の状態では、前記扉部の端部は、前記格納部に設けられた係止部に係止され、前記容器キャップが前記容器の口部に締められ、かつ、前記押圧領域の押圧によって前記扉部が押圧された第2の状態では、前記扉部の端部は、前記係止部への係止が解除された後、前記係合部の内側端部によって係止され、前記係合部の外側端部は、前記貫通孔を通じて前記容器の口部の内側面に当接して外側方向への移動が制限され、前記容器キャップが前記容器の口部から緩められて上方に移動し、かつ、前記貫通孔が前記容器の口部の上端面よりも高い第3の状態では、前記係合部の外側端部は、前記貫通孔を通じて外側方向へ移動し、前記扉部の端部は、前記係合部の内側端部への係止が解除され、前記扉部は、開かれてもよい。
上記のいずれかの容器キャップにおいて、前記本体部の外周壁の内側に、前記格納部の底部に設けられた内周壁と、前記扉部の端部に設けられ、先端部が前記内周壁に設けられた上下方向のスリットに挿入される係合部と、を備え、前記容器キャップが容器の口部に締められ、かつ、前記押圧領域が押圧されていない第1の状態では、前記係合部の先端部は、前記スリットを通じて前記容器の口部の内側面に係止され、前記扉部の端部は、前記格納部に設けられた係止部に係止され、前記容器キャップが前記容器の口部に締められ、かつ、前記押圧領域の押圧によって前記扉部が押圧された第2の状態では、前記係合部の先端部は、前記容器の口部の内側面に係止され、前記扉部の端部は、前記格納部に設けられた前記係止部に係止され、前記容器キャップが前記容器の口部から緩められて上方に移動した第3の状態では、前記扉部は、前記格納部の前記係止部への係止が解除された後、開かれ、前記係合部の先端部は、前記容器の口部の内側面へ係止されたままであり、前記容器キャップが前記容器の口部から緩められてさらに上方に移動した第4の状態では、前記係合部の先端部は、前記容器の口部の内側面への係止が解除され、前記扉部は、さらに開かれてもよい。
上記のいずれかの容器キャップにおいて、前記格納部は、複数の部屋に区切られており、前記扉部、前記ロッド部、及び前記押圧領域は、前記各部屋に対応して設けられてもよい。
上記のいずれかの容器キャップにおいて、前記押圧領域の周囲の前記他の領域への接続部の少なくとも一部は、前記本体部の上面よりも低く形成されており、前記押圧領域の中央部は、上方に隆起するように形成されていてもよい。
上記のいずれかの容器キャップにおいて、前記格納部は、複数の部屋に区切られており、前記扉部、前記ロッド部、及び前記押圧領域は、前記各部屋に対応して設けられており、前記回転部が回転することで前記凸部がいずれかの前記部屋に対応する前記押圧領域を押圧してもよい。
上記のいずれかの容器キャップにおいて、前記格納部は、複数の部屋に区切られており、前記扉部、前記ロッド部、前記押圧領域、及び前記凸部は、前記各部屋に対応して設けられており、前記回転部が回転することで前記各凸部が前記各部屋に対応する前記押圧領域を押圧してもよい。
上記のいずれかの容器キャップにおいて、前記回転部の外周に設けられた取っ手部を備えてもよい。
上記のいずれかの容器キャップにおいて、前記本体部の外周に設けられた係止部を備え、前記回転部が回転して前記取っ手部が前記係止部に接することで、前記回転部の回動が制限されてもよい。
本発明によれば、容器内に添加物を添加するかどうかをユーザーが選択することができる。
第1実施形態に係る容器キャップの一例を示す側面図であり、(A)は組み立て前、(B)は組み立て後を示す。 回転部の一例を示す図であり、(A)は上面、(B)及び(C)は側面、(D)は下面を示す。 本体部の一例を示す図であり、(A)は上面、(B)及び(C)は側面、(D)は下面を示す。 容器キャップの内部構成の一例を示す断面図である。 押圧領域を拡大して示す断面図である。 容器キャップの内部構成の一例を示す断面斜視図である。 容器キャップの動作の一例を説明する断面図である。 第2実施形態に係る容器キャップの内部構成の一例を示す断面図である。 本体部の下面を示す図である。 容器キャップの動作の一例を説明する断面図である。 第3実施形態に係る容器キャップの内部構成の一例を示す断面図である。 本体部の下面を示す図である。 容器キャップの動作の一例を説明する断面図である。 押圧領域の変形例を示す図である。 押圧領域の他の変形例を示す図である。 凸部の配置の変形例を示す図である。 回転部の変形例を示す図である。 本体部の変形例を示す図である。 取っ手部の位置及び動作の一例を説明する図である。 回転軸及び軸受け穴の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態について、図面を参照して説明する。各図は、各実施形態に係る容器キャップの概略構成を示すものである。以下では、容器としてペットボトルを例に挙げて説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る容器キャップ1の一例を示す側面図であり、(A)は組み立て前、(B)は組み立て後を示す。図2は、回転部20の一例を示す図であり、(A)は上面、(B)及び(C)は側面、(D)は下面を示す。図3は、本体部10の一例を示す図であり、(A)は上面、(B)及び(C)は側面、(D)は下面を示す。
容器キャップ1は、本体部10と回転部20とを組み合わせて構成される。本体部10は、上面が閉じた円筒状に形成されている。後に図4を用いて詳述するが、本体部10の内側上部には後述する格納部30が形成されており、内側下部には容器の口部外周に形成された雄ねじと螺合する雌ねじ18(図3では省略)が形成されている。回転部20は、本体部10の直径と同程度の直径を有する円盤状に形成されている。
本体部10の上側壁17の外周には、周方向に沿って溝部11が形成されている。また、上側壁17の上面中央には、軸受け穴12が形成されている。また、上側壁17の上面中央と外縁の間には、一部の領域に、凹部13が形成されている。一方、回転部20の下面外周には、等間隔に4つの引掛部21が形成されている。また、回転部20の下面中央には、回転軸22が設けられている。また、回転部20の下面中央と外縁の間には、一部の領域に、凸部23が形成されている。引掛部21は、凸部23の傍の1つとそれに向かい合うもう1つの2つだけを設けてもよい。
本実施形態では、凹部13は、菱形であり(図3の(A))、中心に向かって窪んでいる(図3の(B)(C))。一方、凸部23は、菱形であり(図2の(A)(D))、中心に向かって隆起している(図2の(B)(C))。すなわち、凹部13は、凸部23を嵌合できるように、凸部23の形状に沿った形状となっている。
凸部23と凹部13の位置が対応するように本体部10の上面と回転部20の下面とを向かい合わせ、回転軸22を軸受け穴12に挿入するとともに、凸部23を凹部13に嵌合させ、各引掛部21を溝部11に引っ掛けることで、回転部20が本体部10に回動可能に装着される。
なお、容器キャップ1の素材には、例えば、可撓性のあるポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂を使用できる。従って、回転部20を本体部10に押し付けることで、各引掛部21の鉤状の先端部が溝部11上方の張り出し部を乗り越えて、溝部11に入り込むことができる。また、凸部23が凹部13から外れた位置であっても、回転部20が撓ることで、回転部20を回転させるとともに凸部23の位置を移動させることができる。
上側壁17の上面の、軸回転する凸部23が通過する円環状の領域内には、凹部13に加え、2つの菱形の押圧領域14が形成されている。図3の例では、2つの押圧領域14は、軸受け穴12を介して互いに線対称に配置されている。凹部13の中心線と、2つの押圧領域14の中心線とは、互いに直交する。
後に図4を用いて詳述するが、押圧領域14の肉厚は、凹部13を含む他の領域15と比べて薄く形成されている。従って、凸部23が押圧領域14に嵌合すると、その薄肉部が下方(本体部10の内側)に押圧される。また、後に図4を用いて詳述するが、本体部10の下側からは格納部30の底部32(フランジ部33、底板部34、扉部35、及び係止部36)が見えている。
図4は、容器キャップ1の内部構成の一例を示す断面図である。図4は、図2及び図3における本体部10及び回転部20を組み合わせた状態のA−A断面を示している。図4は、凸部23が凹部13に嵌合している状態(押圧領域14が押圧されていない状態)を示している。なお、図4では、断面部分をハッチングで示しているが、図5〜7等の他の断面図ではハッチングを省略して示す。
本体部10の外周壁16の内側上部には、格納部30が形成されており、内側下部には雌ねじ18が形成されている。格納部30の内部は、仕切り壁31によって対称な2つの部屋に分けられている。2つの押圧領域14は、それぞれ対応する部屋の上面に配置されている。格納部30の底部32は、環状のフランジ部33と、フランジ部33の内側の円状の底板部34とから構成されている。フランジ部33は、外周壁16の内面から中央に向かって水平方向に延設されている。底板部34は、中央に向かって下がるように形成されており、底板部34には、各部屋に対応した2つの扉部35が設けられている。扉部35は、底板部34の一部の領域を開閉可能に底板部34中央に軸支(軸部351)されている。また、フランジ部33には、各扉部35の先端部を係止する2つの係止部36が形成されている。
ここで、扉部35は、例えば一体成形などにより、開いた状態(例えば扉部35の先端部が下方垂直に向いた状態)を初期姿勢として形成され、閉じた状態ではその軸部351が撓んでおり開く方向に付勢されている。また、閉じた状態では、扉部35の先端部は、係止部36の上端面に接触して、開く方向へ動かないように係止されている。
また、各部屋の内部には、それぞれロッド部37が設けられている。ロッド部37は、扉部35に向かって伸びるように押圧領域14の下面(菱形の中央)に立設されている。ロッド部37の先端部は、閉じた状態の扉部35の上面に接する又は近傍に位置する。なお、ロッド部37の先端部と扉部35の上面との接触位置は、後述するようにロッド部37で扉部35を押下した際に確実に係止が解除されるように、係止部36よりも中央に近い位置であることが好ましい。
図5は、図4における押圧領域14及びその周囲を拡大して示す断面図である。図5では、回転部20は省略している。
上述したように、押圧領域14の肉厚は、凹部13を含む他の領域15と比べて薄く形成されている。押圧領域14が押圧されていない状態では、押圧領域14は平坦に保たれ(本体部10の上面の高さh)、ロッド部37の先端部の高さ位置も維持される。押圧領域14が凸部23により押圧されると、押圧領域14は撓んで下方に隆起し(菱形の中央が最も隆起する)、それに従ってロッド部37の先端部の高さ位置は下方に下がる。これにより扉部35が押下され、係止部36による扉部35の先端部の係止が解除される。
図6は、容器キャップ1の内部構成の一例を示す断面斜視図である。図6は、図4と同様にA−A断面を示しており、(A)は2つの扉部35が閉じた状態を示し、(B)は一方の扉部35が開いた状態(後述する第1の開状態)を示している。なお、図6では、仕切り壁31は透視可能に示している。
(A)の状態では、凸部23が凹部13に嵌合している(図示せず)。この状態でユーザーが回転部20を摘んで左に90度回転させると、凸部23が押圧領域14に嵌り込む。(B)の状態では、凸部23が押圧領域14に嵌り込むとともにロッド部37が下方に移動し、これにより扉部35が押下されて開いている。
図7は、容器キャップ1の動作の一例を説明する断面図である。図7は、図4と同様にA−A断面を示しており、(A)は2つの扉部35が閉じた状態を示し、(B)は一方の扉部35が開いた状態(第1の開状態)を示し、(C)は扉部35がさらに開いた状態(第2の開状態)を示し、(D)は扉部35がさらに開いた状態(第3の開状態)を示している。
本実施形態では、フランジ部33(係止部36の部分を除く)の内側端面間の径は、ペットボトルBの口部の内側端面間の径と一致するように構成されている。また、扉部35の長さは、閉じた状態で、その先端部がフランジ部33の内側端面に接するように構成されている。これにより、扉部35の先端部は、フランジ部33の内側端面と係止部36の上面の両方によって係止することができる。
また、本実施形態では、扉部35の長さは、第1の開状態で、その先端部がペットボトルBの口部の内側端面に接するように構成される。これにより、扉部35の先端部は、係止部36による係止が解除された後、ペットボトルBの口部の内側端面によってもう一度係止することができる。
(A):最初に、容器キャップ1がペットボトルBの口部に対して締められており、かつ、回転部20が初期位置(凸部23が凹部13に嵌合している)に位置する。この状態では、ロッド部37は押下されていないので、扉部35は閉じている。このとき、フランジ部33の下面は、ペットボトルBの口部の上端面に当接あるいは近接しており、これによりペットボトルBの内容物の流出が防がれている。
(B):次に、ユーザーが回転部20を摘んで左に90度回転させると、凸部23が押圧領域14に嵌り込んでロッド部37が下方に移動し、扉部35が押下される。そして、係止部36による係止が解除されて、扉部35が開く。ここで、扉部35の先端部は、ペットボトルBの口部の内側端面に引っ掛かり、係止される。このとき、扉部35は少ししか下方に開いていないため、添加物A(固形物)が格納部30の部屋から排出されるのが防がれる。扉部35の先端部は、水平よりも上方を向くのが好ましく、これにより、添加物Aの外側方向へ移動を制限することができる。なお、ユーザーは、回転部20を右に90度回転させて初期位置に戻してもよい。この場合も、扉部35のペットボトルBの口部の内側端面に対する係止が維持される。
(C)〜(D):次に、ユーザーが本体部10を摘んで左に回転させて緩め始めると、容器キャップ1の上昇(図中の白抜き矢印)に伴って、先端部が係止されたまま扉部35がさらに開き、ある時点でペットボトルBの口部の内側端面による係止が解除され、扉部35自体の付勢力によってさらに開く。扉部35が十分に開くと、添加物Aが格納部30の部屋から排出される。
図7では、左側の扉部35を開く場合を説明した。右側の扉部35を開く場合は、回転部20を初期位置から右に90度回転させた後、本体部10を緩めればよい。もちろん、いずれの扉部35も開きたくない場合は、回転部20を初期位置に置いたまま、本体部10を緩めればよい。
以上、本発明の第1実施形態について説明した。本実施形態の容器キャップによれば、容器内に添加物を添加するかどうかをユーザーが選択することができる。また、2つの部屋のうち片方の部屋の添加物のみを添加することをユーザーが選択することもできる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る容器キャップは、本体部の内部構成が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と同様の点については説明を省略し、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図8は、第2実施形態に係る容器キャップ1Aの内部構成の一例を示す断面図である。図8は、凸部23が凹部13に嵌合している状態(押圧領域14が押圧されていない状態)を示している。図9は、本体部10Aの下面を示す図である。なお、図8では、断面部分をハッチングで示しているが、図10等の他の断面図ではハッチングを省略して示す。
本体部10Aは、上面が閉じた円筒状に形成されている。本体部10Aの外周壁16の内側上部には、格納部30Aが形成されている。格納部30Aの内部は、仕切り壁31Aによって対称な2つの部屋に分けられている。2つの押圧領域14は、それぞれ対応する部屋の上面に配置されている。格納部30Aの底部32Aは、環状のフランジ部40と、フランジ部40の内側の円筒状の筒部41と、筒部41の底板部42とから構成されている。フランジ部40は、外周壁16の内面から中央に向かって下方に斜めに延設されている。筒部41は、フランジ部40の内側端面に接続されており、下方に垂直に延設されている。底板部42には、各部屋に対応した2つの扉部43が設けられている。扉部43は、底板部42の一部の領域を開閉可能に底板部42中央に軸支(軸部431)されている。筒部41の外周には、各扉部43の先端部に形成された引掛部44を引掛けるための2つの溝45(係止部とも呼べる)が形成されている。
ここで、扉部43は、例えば一体成形などにより、開いた状態(例えば扉部43の先端部が下方垂直に向いた状態)を初期姿勢として形成され、閉じた状態ではその軸部431が撓んでおり開く方向に付勢されている。また、閉じた状態では、扉部43の引掛部44は、筒部41の溝45に引っ掛かって、開く方向へ動かないように係止されている。
ロッド部37の先端部は、扉部43が閉じた状態でその上面に接する又は近傍に位置する。なお、ロッド部37の先端部と扉部43の上面との接触位置は、押下方向の力を効率よく伝えるため、扉部43の先端部近傍であることが好ましい。
フランジ部40の下面には、筒部41を囲むように、円筒状の内周壁50が立設されている。内周壁50の外径は、ペットボトルBの口部の内径と同じかやや小さく構成されている。内周壁50は、容器キャップ1AがペットボトルBに締められた状態で、ペットボトルBの口部内に挿入される。
内周壁50と筒部41の間には、各扉部43に対応して2つの係合部60が設けられている。係合部60は、横方向に長い棒状部材であり、回動(長手方向(本体部の径方向)の往復動作)可能にフランジ部40の下面に軸支されている。係合部60の外側端部は、内周壁50に形成されている貫通孔51に挿入されている。係合部60の内側端部は、扉部43の先端部の下側に位置しており、後述するように扉部43の先端部の下方向への動きを係止する係止部として機能する。なお、係合部60の内側端面は、扉部43の先端部を係止した際に、係合部60を外側方向へ移動させる力を受けるように、上を向く斜面に形成されている。
図10は、容器キャップ1Aの動作の一例を説明する断面図である。図10は、図8と同じ断面を示しており、(A)は2つの扉部43が閉じた状態を示し、(B)及び(C)は一方の扉部43が開いた状態(第1の開状態)を示し、(D)は扉部43がさらに開いた状態(第2の開状態)を示している。
(A):最初に、容器キャップ1AがペットボトルBの口部に対して締められており、かつ、回転部20が初期位置(凸部23が凹部13に嵌合している)に位置する。この状態では、ロッド部37は押下されていないので、引掛部44が筒部41の溝45に引っ掛かっており、扉部43は閉じている。このとき、内周壁50より外側のフランジ部40の下面は、ペットボトルBの口部の上端面に当接あるいは近接しており、これによりペットボトルBの内容物の流出が防がれている。また、内周壁50の外周面は、ペットボトルBの口部の内周面に当接あるいは近接しており、これによってもペットボトルBの内容物の流出が防がれている。
(B):次に、ユーザーが回転部20を摘んで左に90度回転させると、凸部23が押圧領域14に嵌り込んでロッド部37が下方に移動し、扉部43が押下される。そして、引掛部44の筒部41の溝45に対する係止が解除されて、扉部43が開く。すると、扉部43の先端部は、係合部60の内側端面に受け止められる。このとき、係合部60は、扉部43によって外側方向へ押されるが、貫通孔51を挿通している係合部60の外側端面がペットボトルBの口部の内周面に当接し、その外側方向への動きが制限される。これにより、扉部43の先端部は、係合部60の内側端面によって係止される。扉部43は少ししか下方に開いていないため、添加物A2(液体)が格納部30Aの部屋から排出されるのが防がれる。なお、ユーザーは、回転部20を右に90度回転させて初期位置に戻してもよい。この場合も、扉部43の係合部60の内側端面に対する係止が維持される。
(C):次に、ユーザーが本体部10Aを摘んで左に回転させて緩め始めると、容器キャップ1Aの上昇(図中の白抜きの矢印)に伴って、係合部60も上昇する。係合部60の外側端部がペットボトルBの口部の上端面を超えるまでは、その外側端面がペットボトルBの口部の内周面に当接しており、扉部43の係合部60の内側端面に対する係止が維持される。
(D):その後、さらに容器キャップ1Aが上昇し、係合部60の外側端部がペットボトルBの口部の上端面を超えると、扉部43の先端部により押されることで係合部60が外側方向へ移動する。これに伴い、扉部43の係合部60の内側端面に対する係止が解除され、扉部43自体の付勢力によってさらに開く。扉部43が十分に開くと、添加物A2が格納部30Aの部屋から排出される。なお、この状態でも、内周壁50の下端部はペットボトルBの口部内に挿入されている。これにより、格納部30Aから排出された添加物A2がペットボトルBの外へ漏れ出すのを防ぐことができる。
図10では、左側の扉部43を開く場合を説明した。右側の扉部43を開く場合は、回転部20を初期位置から右に90度回転させた後、本体部10Aを緩めればよい。もちろん、いずれの扉部43も開きたくない場合は、回転部20を初期位置に置いたまま、本体部10Aを緩めればよい。
以上、本発明の第2実施形態について説明した。本実施形態の容器キャップによれば、第1実施形態と同様の効果を得られる。また、ペットボトルBの内容物や添加物がペットボトルBの外へ漏れ出すのをより効果的に防ぐことができる。
<第3実施形態>
第3実施形態に係る容器キャップは、本体部の内部構成が第2実施形態と異なる。以下、第2実施形態と同様の点については説明を省略し、第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
図11は、第3実施形態に係る容器キャップ1Gの内部構成の一例を示す断面図である。図11は、凸部23が凹部13に嵌合している状態(押圧領域14が押圧されていない状態)を示している。図12は、本体部10Gの下面を示す図である。なお、図11では、断面部分をハッチングで示しているが、図13等の他の断面図ではハッチングを省略して示す。
本体部10Gは、上面が閉じた円筒状に形成されている。本体部10Gの外周壁16の内側上部には、格納部30Gが形成されている。格納部30Gの内部は、仕切り壁31Gによって対称な2つの部屋に分けられている。2つの押圧領域14は、それぞれ対応する部屋の上面に配置されている。格納部30Gの底部32Gは、環状のフランジ部40Gと、フランジ部40Gの内側の円筒状の筒部41Gと、筒部41Gの底板部42Gとから構成されている。フランジ部40Gは、外周壁16の内面から中央に向かって下方に斜めに延設されている。筒部41Gは、フランジ部40Gの内側端面に接続されており、下方に垂直に延設されている。底板部42Gは、中央に向かって下がるように形成されており、底板部42Gには、各部屋に対応した2つの扉部43Gが設けられている。扉部43Gは、底板部42Gの一部の領域を開閉可能に底板部42G中央に軸支されている。各扉部43Gの先端部には、外側に向かって伸びる棒状の係合部432が形成されている。係合部432の上面には、引掛部44Gが立設されている。筒部41Gの外周には、各扉部43Gの引掛部44Gを引掛けるための2つの溝45G(係止部とも呼べる)が形成されている。
ここで、扉部43Gは、例えば一体成形などにより、開いた状態(例えば扉部43Gの先端部が下方垂直に向いた状態)を初期姿勢として形成され、閉じた状態ではその軸部が撓んでおり開く方向に付勢されている。また、閉じた状態では、扉部43Gの引掛部44Gは、筒部41Gの溝45Gに引っ掛かって、開く方向へ動かないように係止されている。また、後述するように、閉じた状態では、扉部43Gの係合部432の先端部は、ペットボトルBの口部の内側端面に接し、開く方向へ動かないように係止されている。
ロッド部37の先端部は、扉部43Gが閉じた状態でその上面に接する又は近傍に位置する。なお、ロッド部37の先端部と扉部43Gの上面との接触位置は、押下方向の力を効率よく伝えるため、扉部43Gの先端部近傍であることが好ましい。
フランジ部40Gの下面には、筒部41Gを囲むように、円筒状の内周壁50Gが立設されている。内周壁50Gの外径は、ペットボトルBの口部の内径と同じかやや小さく構成されている。内周壁50Gは、容器キャップ1GがペットボトルBに締められた状態で、ペットボトルBの口部内に挿入される。内周壁50Gには、各係合部432の先端部が挿入された状態で上下方向に移動できるように、各係合部432に対応して2つのスリット51Gが形成されている。
図13は、容器キャップ1Gの動作の一例を説明する断面図である。図13は、図11と同じ断面を示しており、(A)及び(B)は2つの扉部43Gが閉じた状態を示し、(C)は一方の扉部43Gが開いた状態(第1の開状態)を示し、(D)は扉部43Gがさらに開いた状態(第2の開状態)を示している。
本実施形態では、扉部43G及び係合部432の長さは、閉じた状態及び第1の開状態で、係合部432の先端部がスリット51Gを通じてペットボトルBの口部の内側端面に接するように構成される。
(A):最初に、容器キャップ1GがペットボトルBの口部に対して締められており、かつ、回転部20が初期位置(凸部23が凹部13に嵌合している)に位置する。この状態では、ロッド部37は押下されていないので、引掛部44Gが筒部41Gの溝45Gに引っ掛かっているとともに、係合部432の先端部がペットボトルBの口部の内側端面に引っ掛かっており、扉部43Gは閉じている。このとき、内周壁50Gより外側のフランジ部40Gの下面は、ペットボトルBの口部の上端面に当接あるいは近接しており、これによりペットボトルBの内容物の流出が防がれている。また、内周壁50Gの外周面は、ペットボトルBの口部の内周面に当接あるいは近接しており、これによってもペットボトルBの内容物の流出が防がれている。
(B):次に、ユーザーが回転部20を摘んで左に90度回転させると、凸部23が押圧領域14に嵌り込んでロッド部37が下方に移動し、扉部43Gが押下される。このとき、引掛部44Gの溝45Gに対する係止と、係合部432の先端部のペットボトルBの口部の内側端面に対する係止とは、解除されず、扉部43Gは閉じた状態で維持される。ロッド部37は撓み、扉部43Gはロッド部37からの下方向への力を受け続ける。
(C):次に、ユーザーが本体部10Gを摘んで左に回転させて緩め始めると、容器キャップ1Gの上昇(図中の白抜きの矢印)に伴って、係合部432の先端部が係止されたまま下方へ引っ張られる。さらに、ロッド部37からの下方向の力によって扉部43Gが押下され、引掛部44Gの溝45Gに対する係止が解除されて、扉部43Gが開く。
(D):その後、さらに容器キャップ1Gが上昇すると、容器キャップ1Gの上昇(図中の白抜き矢印)に伴って、係合部432の先端部が係止されたまま扉部43Gがさらに開き、ある時点でペットボトルBの口部の内側端面による係止が解除され、扉部43G自体の付勢力によってさらに開く。扉部43Gが十分に開くと、添加物A2が格納部30Gの部屋から排出される。なお、この状態でも、内周壁50Gの下端部はペットボトルBの口部内に挿入されている。これにより、格納部30Gから排出された添加物A2がペットボトルBの外へ漏れ出すのを防ぐことができる。
図13では、左側の扉部43Gを開く場合を説明した。右側の扉部43Gを開く場合は、回転部20を初期位置から右に90度回転させた後、本体部10Gを緩めればよい。もちろん、いずれの扉部43Gも開きたくない場合は、回転部20を初期位置に置いたまま、本体部10Gを緩めればよい。
以上、本発明の第3実施形態について説明した。本実施形態の容器キャップによれば、第2実施形態と同様の効果を得られる。また、第2実施形態の係合部60のような可動部品を設ける必要がなく、より簡易な構造を実現することができる。
<変形例>
上述の各実施形態に適用可能ないくつかの変形例を説明する。以下、各実施形態と同様の点については説明を省略し、各実施形態と異なる点を中心に説明する。
図14は、押圧領域の変形例を示す図である。図14では、回転部20は省略している。
押圧領域14Bの肉厚は、凹部13を含む他の領域15と比べて薄く形成されている。押圧領域14Bの他の領域15への接続部(押圧領域14Bの周囲)は、高さhよりも低く形成されている。また、押圧領域14Bが押圧されていない状態では、中央部が高さhまで隆起するように形成されている。図示していないが、この状態で、ロッド部37の先端部は、閉じた状態の扉部35の上面に接する又は近傍に位置する。
押圧領域14Bが凸部23により押圧されると、押圧領域14Bは撓んで下方に隆起し、それに従ってロッド部37の先端部の高さ位置は下方に下がる(図中の破線)。この押圧領域14Bは、上述の実施形態の押圧領域14と比べて、上下方向の可動範囲を大きくとることができる。従って、凸部23の上下方向の寸法を長く設計すれば、ロッド部37の下方向への移動量及び扉部35の押下量を増加させることができる。
図15は、押圧領域の他の変形例を示す図である。図15では、回転部20は省略している。
押圧領域14Cの肉厚は、凹部13を含む他の領域15と比べて薄く形成されている。押圧領域14Cの他の領域15への接続部の一部(押圧領域14Cの周囲の一部)は、高さhよりも低く形成されている。図では、ロッド部37の接続位置よりも外側で低く形成されている。また、押圧領域14Cが押圧されていない状態では、中央部が高さhまで隆起するように形成されている。図示していないが、この状態で、ロッド部37の先端部は、閉じた状態の扉部35の上面に接する又は近傍に位置する。
押圧領域14Cが凸部23により押圧されると、押圧領域14Cは撓んで下方に隆起し、それに従ってロッド部37の先端部の高さ位置は下方に下がる(図中の破線)。この押圧領域14Cは、上述の実施形態の押圧領域14と比べて、上下方向の可動範囲を大きくとることができる。従って、凸部23の上下方向の寸法を長く設計すれば、ロッド部37の下方向への移動量及び扉部35の押下量を増加させることができる。ただし、押圧領域14Cの上下方向の可動範囲は、上述の変形例の押圧領域14Bよりは小さい。
図16は、凸部の配置の変形例を示す図である。(A)は回転部の下面、(B)は本体部の上面を示す。
回転部20Dの下面には、回転軸22を介して互いに線対称の位置に2つの凸部23が形成されている。本体部10Dの上側壁17の上面には、2つの凸部23に対応して、2つの凹部13が形成されている。また、これらの凹部13の中心線と直交する方向に、2つの押圧領域14が形成されている。
回転部20Dの初期位置では、2つの凸部23は、それぞれ対応する凹部13に嵌合する。回転部20Dを、初期位置から右又は左に90度回転させることで、2つの部屋の押圧領域14をほぼ同時に押圧して2つの扉部35を開けることができる。
図17は、回転部の変形例を示す図であり、(A)は上面、(B)及び(C)は側面を示す。図18は、本体部の変形例を示す図であり、(A)は上面、(B)及び(C)は側面を示す。
回転部20Eの外周には、2つの取っ手部71、72が設けられている。本体部10Eの外周壁16の外側上部には、係止部80が設けられている。各取っ手部71、72は、ユーザーが指を引っ掛け易いように、回転部20Eの径方向に突出している。また、各取っ手部71、72の下端部は、回転部20Eを回転させた際に係止部80によって係止されるように、回転部20Eの下面よりもさらに下方向に突出している。
図19は、取っ手部の位置及び動作の一例を説明する図である。(A)は、回転部20Eが初期位置(凸部23が凹部13に嵌合している)に位置する状態、(B)は、回転部20Eが左に90度回転した状態、(C)は、回転部20Eがさらに左に90度回転した状態、(D)は、回転部20Eがさらに左に90度回転した状態を、示す。
係止部80は、本体部10E上面の凹部13が配置されている半径上の外側に配置されている。(A)の状態では、取っ手部71は、その下端部の側面が係止部80の側面と対向して当接あるいは近接するように配置されている。これにより、回転部20Eの右回転が制限される。取っ手部72は、係止部80から左回り90度よりやや小さい回転角の位置に配置されている。
(B)〜(C)の状態では、取っ手部71、72は、係止部80に係止されることなく、自由に回転する。(D)の状態では、取っ手部72は、その下端部の側面が係止部80の側面と対向して当接あるいは近接するように配置されている。これにより、回転部20Eの左回転が制限される。
このように、図17〜19の例では、回転部20Eの回転は、初期位置から左に270度の範囲内に制限される。なお、(A)の状態の取っ手部71と係止部80の位置関係は、回転部20Eを本体部10Eに対して初期位置で装着する際の目印として利用することもできる。
図20は、回転軸及び軸受け穴の変形例を示す断面図である。(A)は組み立て前、(B)は組み立て後を示す。
回転軸22Fの先端は、鉤状に形成されている。一方、軸受け穴12Fには、その内周面に沿って回転軸22Fの鉤状部を引掛けるための溝が形成されている。回転軸22Fを軸受け穴12Fに挿入すると、回転軸22Fの鉤状部が軸受け穴12Fの溝部に引っ掛かり、抜けが防止される。本変形例では、引掛部21は、凸部23の傍の1つとそれに向かい合うもう1つの2つだけを設けてもよい。
さらに他の変形例としては、上述の実施形態では、格納部30内は2つの部屋に区切られているが、部屋は1つでもよいし3つ以上に区切られていてもよい。押圧領域14、扉部35、ロッド部37等の構成要素は、各部屋に対応して設けられればよい。
さらに他の変形例としては、上述の第1実施形態に係る本体部10は、第3実施形態と同様に、内周壁(扉部35の先端部が挿入された状態で上下方向に移動できるスリットを有する)を備えてもよい。また、さらに他の変形例としては、第2実施形態に係る本体部10A及び第3実施形態に係る本体部10Gは、内周壁を省略してもよい。
本発明は、上記の実施形態(及び変形例)に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能であり、それらの態様を含むものである。ある実施形態の一部の構成要素を、他の実施形態に加えたり、他の実施形態の一部の構成要素と置換したりしてもよい。ある実施形態の構成要素のうち、一部の構成要素を省略することもできる。
なお、容器キャップの各構成要素の配置、寸法、形状等の構成は、本発明の目的を達成できれば、上記に説明あるいは図示した例に限られない。また例えば、「直角」、「垂直」、「水平」などの構成要素の関係や形状を表す言葉を用いているが、言葉どおりの厳密な意味に限られず、その意味と実質的に同一な場合(すなわち、本発明の効果を発揮できる場合)も含むことができる。
本発明は、いわゆるペットボトルに限らず、様々な材質や形状の容器に適用できる。また、容器の内容物は、飲料に限らず調味料や食品や薬品であってもよいし、液体に限らず粒状物や固形物であってもよい。また、添加物は、飲料に限らず調味料や食品や薬品であってもよいし、固形物や液体に限らず、粒状物などであってもよい。
1(1A、1G)…容器キャップ、10(10A〜10G)…本体部、11…溝部、12(12F)…軸受け穴、13…凹部、14(14B、14C)…押圧領域、15…領域、16…外周壁、17…上側壁、20(20D〜20F)…回転部、21…引掛部、22(22F)…回転軸、23…凸部、30(30A、30G)…格納部、31(31A、31G)…仕切り壁、32(32A、32G)…底部、33…フランジ部、34…底板部、35…扉部、36…係止部、37…ロッド部、40(40G)…フランジ部、41(41G)…筒部、42(42G)…底板部、43(43G)…扉部、44(44G)…引掛部、45(45G)…溝、50(50G)…内周壁、51…貫通孔、51G…スリット、60…係合部、71…取っ手部、72…取っ手部、80…係止部、A(A2)…添加物、B…ペットボトル、351…軸部、431…軸部、432…係合部

Claims (12)

  1. 容器キャップであって、
    上面が閉じた円筒状の本体部と、
    前記本体部の内側上部に設けられ、添加物を格納する格納部と、
    前記格納部の底部に開閉可能に設けられた扉部と、
    前記格納部内で、前記本体部の上側壁の下面に前記扉部に向かって伸びるように立設されたロッド部と、を備え、
    前記上側壁に設けられた押圧領域が押圧されることで前記ロッド部が下方に移動し、前記ロッド部の先端部が前記扉部を押下することで前記扉部が下方に開かれ
    前記本体部の上面に回動可能に設けられた回転部と、
    前記回転部の下面に設けられた凸部と、を備え、
    前記回転部が所定位置から回転して前記凸部が前記押圧領域に嵌り込むことで前記押圧領域が押圧される
    容器キャップ。
  2. 請求項1に記載の容器キャップであって、
    前記押圧領域は、前記上側壁の他の領域よりも薄肉に形成されており、
    前記ロッド部は、前記押圧領域に立設されている
    容器キャップ。
  3. 請求項に記載の容器キャップであって、
    前記本体部の上面に設けられた凹部を備え、
    前記回転部が所定位置にあるとき前記凸部が前記凹部に嵌合している
    容器キャップ。
  4. 容器キャップであって、
    上面が閉じた円筒状の本体部と、
    前記本体部の内側上部に設けられ、添加物を格納する格納部と、
    前記格納部の底部に開閉可能に設けられた扉部と、
    前記格納部内で、前記本体部の上側壁の下面に前記扉部に向かって伸びるように立設されたロッド部と、を備え、
    前記上側壁に設けられた押圧領域が押圧されることで前記ロッド部が下方に移動し、前記ロッド部の先端部が前記扉部を押下することで前記扉部が下方に開かれ、
    前記容器キャップが容器の口部に締められ、かつ、前記押圧領域が押圧されていない第1の状態では、前記扉部の端部は、前記格納部に設けられた係止部に係止され、
    前記容器キャップが前記容器の口部に締められ、かつ、前記押圧領域の押圧によって前記扉部が押圧された第2の状態では、前記扉部の端部は、前記係止部への係止が解除された後、前記容器の口部の内側面に引っ掛かって係止され、
    前記容器キャップが前記容器の口部から緩められて上方に移動した第3の状態では、前記扉部の端部は、前記容器の口部の内側面への係止が解除され、前記扉部は、開かれる
    容器キャップ。
  5. 容器キャップであって、
    上面が閉じた円筒状の本体部と、
    前記本体部の内側上部に設けられ、添加物を格納する格納部と、
    前記格納部の底部に開閉可能に設けられた扉部と、
    前記格納部内で、前記本体部の上側壁の下面に前記扉部に向かって伸びるように立設されたロッド部と、を備え、
    前記上側壁に設けられた押圧領域が押圧されることで前記ロッド部が下方に移動し、前記ロッド部の先端部が前記扉部を押下することで前記扉部が下方に開かれ、
    前記本体部の外周壁の内側に、前記格納部の底部に設けられた内周壁と、
    前記格納部の底部に前記本体部の径方向に移動可能に設けられ、外側端部が前記内周壁に設けられた貫通孔に挿入され、内側端部が前記扉部の下方に位置する係合部と、を備え、
    前記容器キャップが容器の口部に締められ、かつ、前記押圧領域が押圧されていない第1の状態では、前記扉部の端部は、前記格納部に設けられた係止部に係止され、
    前記容器キャップが前記容器の口部に締められ、かつ、前記押圧領域の押圧によって前記扉部が押圧された第2の状態では、前記扉部の端部は、前記係止部への係止が解除された後、前記係合部の内側端部によって係止され、前記係合部の外側端部は、前記貫通孔を通じて前記容器の口部の内側面に当接して外側方向への移動が制限され、
    前記容器キャップが前記容器の口部から緩められて上方に移動し、かつ、前記貫通孔が前記容器の口部の上端面よりも高い第3の状態では、前記係合部の外側端部は、前記貫通孔を通じて外側方向へ移動し、前記扉部の端部は、前記係合部の内側端部への係止が解除され、前記扉部は、開かれる
    容器キャップ。
  6. 容器キャップであって、
    上面が閉じた円筒状の本体部と、
    前記本体部の内側上部に設けられ、添加物を格納する格納部と、
    前記格納部の底部に開閉可能に設けられた扉部と、
    前記格納部内で、前記本体部の上側壁の下面に前記扉部に向かって伸びるように立設されたロッド部と、を備え、
    前記上側壁に設けられた押圧領域が押圧されることで前記ロッド部が下方に移動し、前記ロッド部の先端部が前記扉部を押下することで前記扉部が下方に開かれ、
    前記本体部の外周壁の内側に、前記格納部の底部に設けられた内周壁と、
    前記扉部の端部に設けられ、先端部が前記内周壁に設けられた上下方向のスリットに挿入される係合部と、を備え、
    前記容器キャップが容器の口部に締められ、かつ、前記押圧領域が押圧されていない第1の状態では、前記係合部の先端部は、前記スリットを通じて前記容器の口部の内側面に係止され、前記扉部の端部は、前記格納部に設けられた係止部に係止され、
    前記容器キャップが前記容器の口部に締められ、かつ、前記押圧領域の押圧によって前記扉部が押圧された第2の状態では、前記係合部の先端部は、前記容器の口部の内側面に係止され、前記扉部の端部は、前記格納部に設けられた前記係止部に係止され、
    前記容器キャップが前記容器の口部から緩められて上方に移動した第3の状態では、前記扉部は、前記格納部の前記係止部への係止が解除された後、開かれ、前記係合部の先端部は、前記容器の口部の内側面へ係止されたままであり、
    前記容器キャップが前記容器の口部から緩められてさらに上方に移動した第4の状態では、前記係合部の先端部は、前記容器の口部の内側面への係止が解除され、前記扉部は、さらに開かれる
    容器キャップ。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の容器キャップであって、
    前記格納部は、複数の部屋に区切られており、
    前記扉部、前記ロッド部、及び前記押圧領域は、前記各部屋に対応して設けられる
    容器キャップ。
  8. 請求項2に記載の容器キャップであって、
    前記押圧領域の周囲の前記他の領域への接続部の少なくとも一部は、前記本体部の上面よりも低く形成されており、
    前記押圧領域の中央部は、上方に隆起するように形成されている
    容器キャップ。
  9. 請求項1又は3に記載の容器キャップであって、
    前記格納部は、複数の部屋に区切られており、
    前記扉部、前記ロッド部、及び前記押圧領域は、前記各部屋に対応して設けられており、
    前記回転部が回転することで前記凸部がいずれかの前記部屋に対応する前記押圧領域を押圧する
    容器キャップ。
  10. 請求項1又は3に記載の容器キャップであって、
    前記格納部は、複数の部屋に区切られており、
    前記扉部、前記ロッド部、前記押圧領域、及び前記凸部は、前記各部屋に対応して設けられており、
    前記回転部が回転することで前記各凸部が前記各部屋に対応する前記押圧領域を押圧する
    容器キャップ。
  11. 請求項1又は3に記載の容器キャップであって、
    前記回転部の外周に設けられた取っ手部
    を備える容器キャップ。
  12. 請求項11に記載の容器キャップであって、
    前記本体部の外周に設けられた係止部を備え、
    前記回転部が回転して前記取っ手部が前記係止部に接することで、前記回転部の回動が制限される
    容器キャップ。
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