JP6268728B2 - 不燃化粧板用の表面処理セメント系基板及びそれを用いた不燃化粧板 - Google Patents
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Description
1.不燃化粧板用の表面処理セメント系基板であって、
(1)前記表面処理セメント系基板は、セメント系基板の一方の面にシーラー層1が形成されていることにより表面処理されており、
(2)前記シーラー層1は、前記セメント系基板の表面から内部に浸透後に硬化する自己乳化型ポリイソシアネートと前記セメント系基板の表面に偏在して造膜する樹脂微粒子とを含有する水系シーラー剤を前記セメント系基板の一方の面に塗布・乾燥することにより形成されており、
(3)前記水系シーラー剤における、前記自己乳化型ポリイソシアネートからなる自己乳化粒子の平均粒子径が50〜2000nmであり、
(4)前記自己乳化型ポリイソシアネートの固形分塗布量が5〜11g/m 2 であり、
(5)前記水系シーラー剤の固形分塗布量が7〜12g/m 2 である、
ことを特徴とする表面処理セメント系基板。
2.前記樹脂微粒子は、アクリル樹脂を含有する、上記項1に記載の表面処理セメント系基板。
3.前記シーラー層1とは成分が異なるシーラー層2が前記セメント系基板の他方の面に形成されている、上記項1又は2に記載の表面処理セメント系基板。
4.前記シーラー層1が前記セメント系基板の他方の面にも形成されている、上記項1又は2に記載の表面処理セメント系基板。
5.上記項1、2及び4のいずれかに記載の表面処理セメント系基板のシーラー層1による表面処理面に接着剤層を介して化粧シートを接着することにより得られる化粧板であって、前記シーラー層1、前記接着剤層及び前記化粧シートの有機成分の合計量が120g/m2以下である不燃化粧板。
6.上記項3に記載の表面処理セメント系基板のシーラー層1による表面処理面に接着剤層を介して化粧シートを接着することにより得られる化粧板であって、前記シーラー層1、前記シーラー層2、前記接着剤層及び前記化粧シートの有機成分の合計量が120g/m2以下である不燃化粧板。
7.無溶剤型接着剤を用いて前記化粧シートを接着する、上記項5又は6に記載の不燃化粧板。
本発明の不燃化粧板用の表面処理セメント系基板は、
(1)セメント系基板の一方の面(但し後に接着剤層を介して化粧シートを接着する面を意味する)にシーラー層1が形成されていることにより表面処理されており、
(2)前記シーラー層1は、前記セメント系基板の表面から内部に浸透後に硬化する自己乳化型アルカリ止めシーラー成分と前記セメント系基板の表面に偏在して造膜する樹脂微粒子成分とを含有する水系シーラー剤を前記セメント系基板の一方の面に塗布・乾燥することにより形成されており、
(3)前記水系シーラー剤における、前記自己乳化型アルカリ止めシーラー成分からなる自己乳化粒子の平均粒子径が50〜2000nmであり、
(4)前記自己乳化型アルカリ止めシーラー成分の固形分塗布量が5g/m2以上であることを特徴とする。
本発明の不燃化粧板は、表面処理セメント系基板のシーラー層1による表面処理面に、接着剤層を介して化粧シートを接着することにより得られる化粧板であって、シーラー層1、シーラー層2、接着剤層及び化粧シートの有機成分の合計量が120g/m2以下であることを特徴とする。ここで、セメント系基板の表裏両面にシーラー層1が形成されている場合には、表裏両面のシーラー層1の有機成分量を考慮する。また、セメント系基板の一方の面にシーラー層1が形成され、他方の面にシーラー層2が形成されている場合には、シーラー層1及びシーラー層2の両層の有機成分量を考慮する。
(化粧シートの作製)
基材シートとして、着色された2軸延伸PETフィルム(厚み50μm)を用意し、片面にポリウレタン−アクリルポリオール系樹脂をバインダーとするインキを用いて、5μm厚みとなるようにベタインキ層(隠蔽層)をグラビア印刷で形成した。その上に、隠蔽層と同じ樹脂をバインダーとするインキを用いて、絵柄模様層をグラビア印刷で形成した。
(不燃化粧板の作製)
3.2mm厚みの繊維強化セメント板に対して、アクリル樹脂微粒子成分、自己乳化型アルカリ止めシーラー成分(A又はB)及び無機フィラーを含有する水系シーラー剤をスポンジローラーによって塗布した。水系シーラー剤の組成及び塗布量を表1に示した。水系シーラー剤を塗布後、100℃オーブン中で3分間乾燥してシーラー層を形成し、表面処理セメント系基板を得た。
実施例及び比較例で作製した不燃化粧板の接着性及び平滑性を評価した。評価方法及び評価基準は表2の通りとした。
2.接着剤層
3.表面に偏在して造膜する樹脂微粒子成分
4.表面から内部に浸透後に硬化する自己乳化型アルカリ止めシーラー成分
5.セメント系基板
6.シーラー層1又はシーラー層2
Claims (7)
- 不燃化粧板用の表面処理セメント系基板であって、
(1)前記表面処理セメント系基板は、セメント系基板の一方の面にシーラー層1が形成されていることにより表面処理されており、
(2)前記シーラー層1は、前記セメント系基板の表面から内部に浸透後に硬化する自己乳化型ポリイソシアネートと前記セメント系基板の表面に偏在して造膜する樹脂微粒子とを含有する水系シーラー剤を前記セメント系基板の一方の面に塗布・乾燥することにより形成されており、
(3)前記水系シーラー剤における、前記自己乳化型ポリイソシアネートからなる自己乳化粒子の平均粒子径が50〜2000nmであり、
(4)前記自己乳化型ポリイソシアネートの固形分塗布量が5〜11g/m 2 であり、
(5)前記水系シーラー剤の固形分塗布量が7〜12g/m 2 である、
ことを特徴とする表面処理セメント系基板。 - 前記樹脂微粒子は、アクリル樹脂を含有する、請求項1に記載の表面処理セメント系基板。
- 前記シーラー層1とは成分が異なるシーラー層2が前記セメント系基板の他方の面に形成されている、請求項1又は2に記載の表面処理セメント系基板。
- 前記シーラー層1が前記セメント系基板の他方の面にも形成されている、請求項1又は2に記載の表面処理セメント系基板。
- 請求項1、2及び4のいずれかに記載の表面処理セメント系基板のシーラー層1による表面処理面に接着剤層を介して化粧シートを接着することにより得られる化粧板であって、前記シーラー層1、前記接着剤層及び前記化粧シートの有機成分の合計量が120g/m2以下である不燃化粧板。
- 請求項3に記載の表面処理セメント系基板のシーラー層1による表面処理面に接着剤層を介して化粧シートを接着することにより得られる化粧板であって、前記シーラー層1、前記シーラー層2、前記接着剤層及び前記化粧シートの有機成分の合計量が120g/m2以下である不燃化粧板。
- 無溶剤型接着剤を用いて前記化粧シートを接着する、請求項5又は6に記載の不燃化粧板。
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