JP6264805B2 - パルストランス - Google Patents

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Description

本発明はパルストランスに関し、特にドラムコア及び板状コアを用いて構成した表面実装型のパルストランスに関する。
パソコンなどの機器をLANや電話網などのネットワークに接続する場合、ケーブルを通して侵入するESD(ElectroStatic Discharge,静電放電)や高電圧から機器を守る必要がある。そこで、ケーブルと機器の接続点を構成するコネクタにはパルストランスが用いられる。
上記のようなパルストランスとして、近年、高密度実装に適した表面実装型のものが多用されるようになっている。表面実装型のパルストランスは、ドラムコア及び板状コアを用いて構成される。ドラムコアは、巻芯部及びその両端に形成された一対の鍔部を有し、これらが一体形成された磁性体である。巻芯部にはコイルを構成する4本のワイヤが巻回され、これらのワイヤは、一対の鍔部の各下面に形成された端子電極にそれぞれ継線される。板状コアは、一対の鍔部の各上面に固着される磁性体であり、ドラムコアとの間に閉磁路を構成する。特許文献1には、このような表面実装型のパルストランスの例が開示されている。
特開2009−302321号公報
ところで、イーサネットアライアンスの規格「IEEE−802.3」の第25章に組み込まれている米国国家規格協会の規格「ANSI X3.263:1995(TP−PMD)」によれば、100Base−TXで使用されるパルストランスには、0mA〜8mAのバイアス電流下で350μH以上のインダクタンスを実現することが要求されている。これは小型のパルストランスにとっては非常に高い値であり、実現するためには種々の工夫が必要となる。特許文献1に記載される技術もそのような工夫のひとつであり、互いの接触面に鏡面加工を施した板状コアとドラムコアを用いて磁路の磁気抵抗を低減することにより、上記規格値を実現している。
ここで、特許文献1の技術によって上記規格値を満足するインダクタンスが得られることの原理について、図12を参照しながら説明する。なお、図12は、バイアス電流とインダクタンスの関係について本願の発明者が有しているイメージを表したもので、実際の測定結果を示すものではない。
図12の曲線aは、板状コアとドラムコアの接触面に鏡面加工が施されておらず、かつ、接触面の全体に接着剤が塗布されているパルストランスにおける、インダクタンスとバイアス電流の関係の例を示している。この例におけるインダクタンスは、同図に示すように、バイアス電流の値によらず350μH未満となっている。つまり、上記規格を全く満たしていない。これは、研磨していないことにより板状コアとドラムコアの間にギャップが生じており、しかも、接着剤の厚み分、そのギャップが拡大していることによるものである。ギャップがあると、その分磁気抵抗が大きくなるため、インダクタンスは低下することになる。
図12の曲線bは、板状コアとドラムコアの接触面に鏡面加工が施され、かつ、接触面の全体に接着剤が塗布されているパルストランスにおける、インダクタンスとバイアス電流の関係の例を示している。この例におけるインダクタンスは、曲線aの例に比べれば大きいものの、やはりバイアス電流の値によらず350μH未満となっている。これは、板状コアとドラムコアの間に、接着剤の厚み分のギャップが生じていることによるものである。
これらの例に対し、図12の曲線cは、特許文献1のパルストランスにおけるインダクタンスとバイアス電流の関係を示している。特許文献1のパルストランスでは、ドラムコア側の接触面に溝を設け、その内部にのみ接着剤を入れるようにし、しかも板状コアとドラムコアの接触面に鏡面加工を施しているので、溝以外の部分では板状コアとドラムコアが密着している。これにより、特許文献1のパルストランスでは接触面における磁気抵抗が小さく抑えられており、その結果として、図12に示すように、0mA〜8mAのバイアス電流下で350μHを上回るインダクタンスが実現されている。
しかしながら、特許文献1の技術には、特許文献1に記載されるサイズ(4.5mm×3.2mm×2.9mm)のパルストランスでは上記規格値を満たすインダクタンスを実現できるものの、より小さいサイズ(例えば3.3mm×3.3mm×2.7mm)のパルストランスでは、特にバイアス電流が大きい場合に十分なインダクタンスを得られないという問題がある。以下、詳しく説明する。
図12に示すように、曲線cにかかるインダクタンスは、0mA〜8mAの範囲において、バイアス電流の増加に伴って減少している。これは、鏡面加工によって板状コアとドラムコアを密着させた結果、特許文献1のパルストランスでは磁気飽和が生じやすくなっていることによるものである。バイアス電流が大きくなるほど磁気飽和の量が大きくなり、それに伴ってインダクタンスも低下することになる。したがって、板状コアとドラムコアを密着させることによってインダクタンスを高める場合、この低下も考慮して、パルストランスの設計を行う必要がある。
そのようなパルストランスの設計における重要な要素のひとつが、バイアス電流が0mAであるときのインダクタンス(以下、インダクタンス初期値という)である。インダクタンス初期値が十分に大きければ、磁気飽和によってバイアス電流の増加に反比例してインダクタンスが減少しても、図12の曲線cのように、8mAで350μH以上のインダクタンスを保つことができる。
インダクタンス初期値は、板状コアとドラムコアの接触面の状態が同じであるという条件の下では、接触面部分における磁路の断面積が大きいほど大きくなる。特許文献1のパルストランスでは、溝部分は磁路として機能しないもののそもそもサイズが大きいことから、接触面部分における磁路の断面が十分大きな値となっており、したがって、図12の曲線cに示すようにインダクタンス初期値が十分大きな値(8mAで350μH以上のインダクタンスを保てる値)となっている。
これに対し、サイズが3.3mm×3.3mm×2.7mmと小さいパルストランスにおいては、仮に接着の必要性を無視して接着剤充填用の溝を設けないとしても、接触面部分における磁路の断面積を、磁気飽和によるインダクタンスの減少を補うのに十分なインダクタンス初期値が得られるほどに大きくすることは困難である。図12に示した曲線dは、3.3mm×3.3mm×2.7mmのパルストランスの例である。この例は、接着剤充填用の溝を設けないとした場合の仮想的な例であるが、8mAのインダクタンスが350μHを下回ってしまっている。このように、特許文献1の技術では、サイズの小さいパルストランスに関してインダクタンスの規格値を満たすことができない場合があり、改善が必要とされている。
したがって、本発明の目的のひとつは、3.3mm×3.3mm×2.7mm程度の小さなサイズであっても、0mA〜8mAのバイアス電流下で350μH以上のインダクタンスを実現できるパルストランスを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明によるパルストランスは、巻芯部、及び、それぞれ前記巻芯部の両端に設けられた第1及び第2の鍔部を有するドラムコアと、下面の第1の部分で前記第1の鍔部の上面と対向し、かつ、下面の第2の部分で前記第2の鍔部の上面と対向するように配置された板状コアと、それぞれ前記巻芯部に巻回され、パルストランスの一次巻線を構成する第1及び第2のワイヤと、それぞれ前記巻芯部に巻回され、パルストランスの二次巻線を構成する第3及び第4のワイヤとを備え、前記第1の鍔部の上面、前記第2の鍔部の上面、前記第1の部分、及び前記第2の部分は、前記第1及び第2のワイヤに8mAのバイアス電流が印加されている場合のインダクタンスが350μH以上となるように、それぞれ研磨されていることを特徴とすることを特徴とする。
本発明によれば、意図的に粗く研磨する(具体的には、8mAのバイアス電流下でのインダクタンスが350μH以上となるように研磨する)ことにより接触面に生ずるギャップが、磁気飽和を抑制する微小磁気ギャップとして機能するので、パルストランスのサイズが3.3mm×3.3mm×2.7mm程度と小さくても、0mA〜8mAのバイアス電流下で350μH以上のインダクタンスを実現できる。
上記パルストランスにおいて、前記第1乃至第4のワイヤそれぞれのうち前記巻芯部に巻回された部分と前記板状コアとの間に配置された接着剤をさらに備えることとしてもよい。これによれば、特許文献1に記載されるような接着剤充填用の溝を設けなくて済むので、その分、上述したインダクタンス初期値を高めることが可能になる。
上記パルストランスにおいて、前記第1の鍔部の上面、前記第2の鍔部の上面、前記第1の部分、及び前記第2の部分は、前記ドラムコアと前記板状コアの間の平均ギャップ長が0.60μm以上0.75μm以下となるように研磨されていることとしてもよいし、さらに、前記第1の鍔部の上面及び前記第2の鍔部の上面は表面粗さが0.1以上0.2以下となるように研磨されており、前記第1の部分及び前記第2の部分は表面粗さが0.05以上0.1以下となるように研磨されていることとしてもよい。
本発明によれば、意図的に粗く研磨する(具体的には、8mAのバイアス電流下でのインダクタンスが350μH以上となるように研磨する)ことにより接触面に生ずるギャップが、磁気飽和を抑制する微小磁気ギャップとして機能するので、パルストランスのサイズが3.3mm×3.3mm×2.7mm程度と小さくても、0mA〜8mAのバイアス電流下で350μH以上のインダクタンスを実現できる。
本発明の好ましい実施の形態によるパルストランス1の外観構成を示す略斜視図である。 図1に示したパルストランス1の分解斜視図である。 図1に示したパルストランス1に含まれる板状コア5の下面5lの平面図である。 図1に示したパルストランス1を端子金具6c,6dの側から見た場合の側面図である。 図1に示したパルストランス1を実装面側から見た場合の略斜視図である。 図1に示したパルストランス1の等価回路図である。 図1に示したパルストランス1のインダクタンスと、鍔部4Aの上面4Au、鍔部4Bの上面4Bu、板状コア5の下面5lの第1の部分5la、板状コア5の下面5lの第2の部分5lbの研磨状態との関係を示す図である。 図7に示した各サンプルについて、断面写真及びギャップ長を示す図である。 図1に示したパルストランス1のインダクタンス測定系を示す図である。 図1に示したパルストランスに関して、平均ギャップ長とインダクタンスの関係を示す図であり、(a)は図8に示した「平均1」ごとのインダクタンスを、(b)は図8に示した「平均2」ごとのインダクタンスを、それぞれ示している。 本発明の好ましい実施の形態の第1の変形例によるパルストランス8のを実装面側から見た場合の略斜視図である。 バイアス電流とインダクタンスの関係を示す図であり、a〜dは比較例を、eは実施例をそれぞれ示している。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
本実施の形態によるパルストランス1は、図1〜図5に示すように、ドラムコア2と、板状コア5と、6つの端子金具6a〜6fと、ドラムコア2に巻回された4本のワイヤS1〜S4(第1〜第4のワイヤ)からなるコイル7とを備えている。特に限定されるものではないが、パルストランス1のX方向、Y方向、及びZ方向のサイズは、例えば3.3mm×3.3mm×2.7mmである。
ドラムコア2は例えばNi−Zn系フェライトなどの磁性材料からなり、コイル7が巻回された巻芯部3と、巻芯部3のY方向両端に設けられた第1及び第2の鍔部4A,4Bとを有している。板状コア5もまたNi−Zn系フェライトなどの磁性材料からなり、下面5lの第1の部分5la(図3)で第1の鍔部4Aの上面4Au(図2)と対向し、かつ、下面5lの第2の部分5lb(図3)で第2の鍔部4Bの上面4Bu(図2)と対向するように配置されている。本発明の第一の特徴部分は、これらドラムコア2と板状コア5の接触面の研磨にある。詳しくは、後ほど別途説明する。
ドラムコア2と板状コア5とは、コイル7のうち巻芯部3に巻回された部分の上面7u(図2)と板状コア5の下面5l(第1の部分5laと第2の部分5lbの間の部分)との間に配置された接着剤8(図2、図4)によって固着している。本発明の第二の特徴部分は、このような接着剤8の配置にある。設着剤8をこのように配置することにより、パルストランス1では、ドラムコア2と板状コア5の接触面に接着剤8を配置する必要がなくなっており、したがって、特許文献1に記載されるような接着剤充填用の溝を設ける必要もなくなっている。
端子金具6a〜6fは、鍔部4A,4Bの下面から外側側面にかけて延設されたL字型の金属片である。ここで、鍔部の外側側面とは、巻芯部3の取り付け面とは反対側に位置する面である。これらの端子金具6a〜6fは、一枚の金属板を加工して得られるリードフレームから切り出された部分であることが好ましい。端子金具6a〜6fはリードフレームの状態のままでドラムコア2に接着固定され、フレーム部から切り離されることにより、独立した端子となる。端子金具6a〜6fを用いることにより、導電粉含有ペーストを塗布した焼付け電極を用いる場合に比べて端子電極の形成が容易となるので、量産時のコスト面で有利となる。また、端子電極の位置精度を高くすることも可能になる。
端子金具6a〜6fのうち、3つの端子金具6a,6b,6cは鍔部4A側に設けられており、他の3つの端子金具6d,6e,6fは鍔部4B側に設けられている。端子金具6a,6b,6cは鍔部4AにおいてX方向に配列されており、端子金具6d,6e,6fは鍔部4BにおいてX方向に配列されている。
3つの端子金具6a,6b,6cのうち、2つの端子金具6a,6bは鍔部4AのX方向における一端寄り(図2においては右寄り)に設けられており、端子金具6cは鍔部4AのX方向における他端寄り(図2においては左寄り)に設けられている。つまり、端子金具6a,6bの間隔よりも、端子金具6b,6cの間隔の方が広く、これにより1次側と2次側との間における絶縁耐圧が確保されている。同様に、3つの端子金具6d,6e,6fのうち、2つの端子金具6d,6eは鍔部4BのX方向における他端寄り(図2においては左寄り)に設けられており、端子金具6fは鍔部4BのX方向における一端寄り(図2においては右寄り)に設けられている。つまり、端子金具6d,6eの間隔よりも、端子金具6e,6fの間隔の方が広く、これにより1次側と2次側との間における絶縁耐圧が確保されている。
図2に示すように、L字型の端子金具6a〜6fのそれぞれは、鍔部4A,4Bの下面に接する底面部Tと、鍔部4A,4Bの外側側面に接する側面部Tとを有している。そして図5に示すように、コイル7を構成する4本のワイヤS1〜S4それぞれの端部は、端子金具6a〜6fの底面部Tの表面に熱圧着されている。
ワイヤS1〜S4はいずれも被覆導線であり、巻芯部3に2層構造で巻回される。詳細には、ワイヤS1,S4がバイファイラ巻き(2本のワイヤを交互に並べて単層巻きすること)により1層目を構成し、ワイヤS2,S3がバイファイラ巻きにより2層目を構成する。ワイヤS1〜S4のターン数は互いに同一である。
ワイヤS1〜S4の巻回方向は、1層目と2層目とで異なっている。すなわち、例えば第1の鍔部4Aから第2の鍔部4Bに向かう巻回方向を第1の鍔部4A側から見た場合、ワイヤS1,S4の巻回方向は反時計回りであるのに対し、ワイヤS2,S3の巻回方向は時計回りであり、互いに逆になっている。このようにしているのは、巻き始めの際及び巻き終わりの際に各ワイヤを巻芯部3の一端から他端まで引き延ばさないで済むようにするためである。
ワイヤS1の一端S1a,他端S1bはそれぞれ端子金具6a,6fに接続される。ワイヤS2の一端S2a,他端S2bはそれぞれ端子金具6f,6bに接続される。ワイヤS3の一端S3a,他端S3bはそれぞれ端子金具6e,6cに接続される。ワイヤS4の一端S4a,他端S4bはそれぞれ端子金具6c,6dに接続される。
以上の構成により、図6に示すように、ワイヤS1,S2はパルストランス1の一次巻線を構成し、ワイヤS3,S4はパルストランス1の二次巻線を構成する。端子金具6a,6bは、一対の平衡入力、つまり1次側のプラス側端子電極P1とマイナス側端子電極N1を構成する。また、端子金具6e,6dは一対の平衡出力、つまり2次側のプラス側端子電極P2とマイナス側端子電極N2を構成する。端子金具6c,6fは、それぞれ入力側,出力側のセンタータップCT1,CT2を構成する。
以下、ドラムコア2と板状コア5の接触面の研磨について、実施例を挙げつつ詳しく説明する。
図7及び図8には、研磨状態を5通りに変化させた10個のサンプル(サンプル番号1−1〜5−1,1−2〜5−2)のそれぞれについて、「研磨状態」、「インダクタンス測定値」、「断面写真」、及び「平均ギャップ長」を示している。
まず、「研磨状態」について説明すると、図7で「ドラムコア」とした欄には、第1の鍔部4Aの上面4Auと第2の鍔部4Bの上面4Buの研磨状態を示している。以下、これらの表面を「ドラムコア側表面」と総称する場合がある。また、図7で「板状コア」とした欄には、板状コア5の下面5lの第1の部分5la及び板状コア5の下面5lの第2の部分5lbの研磨状態を示している。以下、これらの表面を「板状コア側表面」と総称する場合がある。
図7に示したRaは、日本工業規格の「JIS B 0601:1994」に規定される表面粗さ(算術平均粗さ)であり、図7には、図2に示したパルストランス1のX方向の中心線C2からその両側に向かって、均等に測定した結果を示している。また、「研磨状態」欄の角括弧内に示した番号は研磨に用いた砥石の番手であり、時間は研磨時間である。
図7に示すように、サンプル1−1,1−2は、ドラムコア側表面及び板状コア側表面ともに研磨を行っていない例であり、表面粗さRaの測定結果は、ドラムコア側表面及び板状コア側表面ともに0.2以上となっている。また、サンプル2−1,2−2は、ドラムコア側表面について600番の砥石を用いて120秒間の研磨を行う一方、板状コア側表面については研磨を行っていない例であり、表面粗さRaの測定結果は、ドラムコア側表面で0.1<Ra<0.2、板状コア側表面で0.2<Raとなっている。サンプル3−1,3−2は、ドラムコア側表面について600番の砥石を用いて120秒間の研磨を行う一方、板状コア側表面について800番の砥石を用いて36秒間の研磨を行った例であり、表面粗さRaの測定結果は、ドラムコア側表面で0.1<Ra<0.2、板状コア側表面で0.05<Ra<0.1となっている。サンプル4−1,4−2は、ドラムコア側表面及び板状コア側表面ともに800番の砥石を用いて72秒間の研磨を行った例であり、表面粗さRaの測定結果は、ドラムコア側表面及び板状コア側表面ともに0.01<Ra<0.05となっている。サンプル5−1,5−2は、ドラムコア側表面及び板状コア側表面ともに2000番の砥石を用いて360秒間の研磨を行った例であり、表面粗さRaの測定結果は、ドラムコア側表面及び板状コア側表面ともにRa<0.01となっている。
次に、「インダクタンス測定値」は、米国国家規格協会の規格「ANSI X3.263」に準拠した方法で測定した、パルストランスのインダクタンスである。図9を参照して具体的な測定方法について説明すると、まず測定装置としては、端子12a,12bを有するインピーダンスアナライザー10を用いた。具体的にはアジレントテクノロジー社の「4294A PRECISION Impedance Analyzer」を用いたが、他のインピーダンスアナライザーを用いることも可能である。そして、パルストランス1のプラス側端子電極P1(図6)を、キャパシタ13を介してインピーダンスアナライザー10の端子12aに接続するとともに、バイアス電流を生成する電流源14の出力端にも接続した。また、パルストランス1のマイナス側端子電極N1(図6)を、インピーダンスアナライザー10の端子12bと、グランド電位が供給されるグランド配線とに接続した。測定は、電流源14により0mA又は8mAのバイアス電流(直流)を生成している状態(ワイヤS1,S2にバイアス電流を印加している状態)で、インピーダンスアナライザー10により100kHz・100mVrmsの条件で行った。
図7で「Bias無」とした欄にはバイアス電流を印加しない状態(0mAのバイアス電流を印加している状態)での測定結果を、「Bias有」とした欄には8mAのバイアス電流を印加している状態での測定結果を、それぞれ示している。また、図7で「変化率」とした欄には、「Bias無」にかかる測定結果から「Bias有」にかかる測定結果を減じ、さらに「Bias無」にかかる測定結果で割った結果を示している。
次に、図8の「断面写真」は、図1に示した切断面C1を走査型電子顕微鏡(SEM)により撮影したものである。ただし、図8には、切断面C1の全体ではなくドラムコア4と板状コア5の接触面近傍の一部分の写真のみを、領域「A」〜「E」の5カ所に分けて図示している。領域「A」は、ドラムコア4と板状コア5の接触面のうち、図1における最も奥側(左側)に対応する領域を示している。一方、領域「E」は、ドラムコア4と板状コア5の接触面のうち、図1における最も手前側(右側)に対応する領域を示している。領域「B」〜領域「D」は、これら領域「A」及び領域「E」の間に、領域「A」及び領域「E」も含めて等間隔で配置された領域である。
最後に、「平均ギャップ長」に関して、図8に示した断面写真ごとの数値は、走査型電子顕微鏡(SEM)の測長機能を用いて、対応する断面写真に現れているギャップ(ドラムコア2と板状コア5の間のギャップ)の長さの平均値(平均ギャップ長)を測定した結果である。図8の「平均1」欄には、この平均ギャップ長から得られるサンプルごとの平均ギャップ長を示している。この「平均1」欄に示すように、サンプル1−1,1−2,2−1,2−2,3−1,3−2,4−1,4−2,5−1,5−2の平均ギャップ長は、それぞれ4.54μm,5.44μm,3.93μm,2.40μm,0.60μm,0.75μm,0.38μm,0.22μm,0.11μm,0.00μmとなっている。
また、図8の「平均2」欄には、「平均1」欄の数値から得られる研磨状態ごとの平均ギャップ長を示している。この「平均2」欄に示すように、サンプル1−1,1−2に対応する研磨状態の平均ギャップ長は4.99μmであり、サンプル2−1,2−2に対応する研磨状態の平均ギャップ長は3.16μmであり、サンプル3−1,3−2に対応する研磨状態の平均ギャップ長は0.67μmであり、サンプル4−1,4−2に対応する研磨状態の平均ギャップ長は0.30μmであり、サンプル5−1,5−2に対応する研磨状態の平均ギャップ長は0.06μmであった。これらの数値から理解されるように、研磨によって表面粗さRaが小さくなるほど、接触面における平均ギャップ長が小さくなる。
さて、図7に示した「インダクタンス測定値」から理解されるように、まずバイアス電流が印加されていない場合の各サンプルのインダクタンスは、研磨によって表面粗さRaが小さくなるほど、大きくなっている。サンプル3−1,3−2以降では350μHを超えているので、少なくとも0mAのバイアス電流下では、規格値が満たされていると言える。
一方、8mAのバイアス電流が印加されている場合の各サンプルのインダクタンスについては、サンプル3−1,3−2で350μHを超えているものの、他のサンプルでは350μHを下回っている。サンプル4−1,4−2,5−1,5−2の平均ギャップ長がサンプル3−1,3−2のそれより小さいことを考慮すると、サンプル3−1,3−2の研磨状態よりさらに研磨を進めた場合、磁気飽和が発生し、インダクタンスの低下が発生したものと考えられる。
以上のことは、図10(a)(b)に示した平均ギャップ長とインダクタンスの関係を見ると、より明らかである。これらの図に示すように、バイアス電流が印加されていない場合には、平均ギャップ長が大きくなるほど、インダクタンスの測定値が大きくなっている。つまり、磁気飽和は発生していないと言える。一方、8mAのバイアス電流が印加されている場合には、平均ギャップ長0.6μm付近にインダクタンスのピークがあり、そこから平均ギャップ長が小さくなっても大きくなっても、インダクタンスの測定値は小さくなっている。この結果から、8mAのバイアス電流が印加されている場合には、平均ギャップ長が0.6μm程度を下回ると、磁気飽和によるインダクタンスの低下が発生すると言える。
以上の結果から、8mAのバイアス電流下で350μH以上のインダクタンスを実現するためには、少なくとも平均ギャップ長が0.60μm以上(サンプル3−1のケース)、0.75μm以下(サンプル3−2のケース)となるように、研磨を行う必要があることが理解される。逆に言えば、本実施の形態によるパルストランス1では、平均ギャップ長が0.60μm以上0.75μm以下となるように研磨を行うことにより、8mAのバイアス電流下で350μH以上のインダクタンスを実現することが可能になる。サンプル3−1,3−2に関して上述したように、このような平均ギャップ長は、ドラムコア側表面について0.1<Ra<0.2となるよう研磨を行い、板状コア側表面について0.05<Ra<0.1となるよう研磨を行うことで、得ることができる。
以上説明したように、本実施の形態によるパルストランス1によれば、第1の鍔部4Aの上面4Au、第2の鍔部4Bの上面4Bu、板状コア5の下面5lの第1の部分5la、及び、板状コア5の下面5lの第2の部分5lbを、意図的に粗く研磨している(具体的には、8mAのバイアス電流下でのインダクタンスが350μH以上となるように研磨している)ので、鏡面加工(通常、Ra<0.01)を行う場合に比べて、ドラムコア2と板状コア5の接触面に生ずるギャップが大きくなっている。そして、このギャップが、磁気飽和を抑制する微小磁気ギャップとして機能するので、サイズが3.3mm×3.3mm×2.7mmと小さいパルストランス1において、0mA〜8mAのバイアス電流下で350μH以上のインダクタンスを実現することが可能になっている。
図12の曲線eは、第1の鍔部4Aの上面4Au、第2の鍔部4Bの上面4Bu、板状コア5の下面5lの第1の部分5la、及び、板状コア5の下面5lの第2の部分5lbを、8mAのバイアス電流下でのインダクタンスが350μH以上となるように研磨したパルストランス1における、インダクタンスとバイアス電流の関係の例を示している。曲線eを曲線cと比較すると理解されるように、このパルストランス1では、インダクタンス初期値は曲線cの例に比べて小さいものの、バイアス電流の増加に対するインダクタンスの減少幅が小さくなっており、その結果として、8mAでも350μH以上のインダクタンスが実現されている。これは、意図的に粗く研磨することによって接触面に生じた比較的大きなギャップによって、磁気飽和が抑制されていることによるものである。
また、本実施の形態によるパルストランス1によれば、コイル7の上面7uと板状コア5の下面5lとの間に接着剤を配置しているので、特許文献1に記載されるような接着剤充填用の溝を設けなくて済む。したがって、接着剤充填用の溝を設ける場合に比べ、上述したインダクタンス初期値を高めることが可能になっている。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明が、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施され得ることは勿論である。
例えば、本発明は、図11に示すパルストランス8のように、第1及び第2の鍔部4A,4Bにそれぞれ4つずつの端子金具を取り付けるタイプのパルストランスにも好適に適用できる。以下、パルストランス8の構成について説明する。
図11に示すように、パルストランス8は、パルストランス1において、端子金具6cを2つの端子金具6c1,6c2に分け、端子金具6fを2つの端子金具6f1,6f2に分けた構成を有している。この場合、ワイヤS3の他端S3bが端子金具6c1に、ワイヤS4の一端S4aが端子金具6c2に、ワイヤS2の一端S2aが端子金具6f1に、ワイヤS1の他端S1bが端子金具6f2に、それぞれ接続される。
端子金具6c1と端子金具6c2は、パルストランス8が実装されるプリント基板上のランドパターン(不図示)を介して、互いに短絡される。同様に、端子金具6f1と端子金具6f2も、パルストランス8が実装されるプリント基板上の別のランドパターン(不図示)を介して、互いに短絡される。これにより、パルストランス8は、上記実施の形態で説明したパルストランス1と同じ機能を実現することが可能とされている。
このようなパルストランス8においても、第1の鍔部4Aの上面4Au、第2の鍔部4Bの上面4Bu、板状コア5の下面5lの第1の部分5la、及び、板状コア5の下面5lの第2の部分5lbの研磨の度合いを調整することによって、パルストランス1と同様、8mAのバイアス電流下で350μH以上のインダクタンスを実現できる。
また、パルストランス8においても、コイル7の上面7uと板状コア5の下面5lとの間に接着剤(不図示)を配置することにより、特許文献1に記載されるような接着剤充填用の溝を設けなくて済むこととなる。したがって、上述したインダクタンス初期値を高めることが可能とされている。
その他、上記実施の形態では、端子金具により端子電極を構成するパルストランスを例に取って本発明を説明したが、本発明は、焼き付け電極やスクリーン印刷による電極など、他の方法によって形成された端子電極を用いるパルストランスにも好適に適用可能である。
1,8 パルストランス
2 ドラムコア
4A 第1の鍔部
4Au 第1の鍔部4Aの上面
4B 第2の鍔部
4Bu 第2の鍔部4Bの上面
5 板状コア
5l 板状コア5の下面
5la 下面5lの第1の部分
5lb 下面5lの第2の部分
6a〜6f,6c1,6c2,6f1,6f2 端子金具
7 コイル
7u コイル7のうち巻芯部3に巻回された部分の上面
8 接着剤
10 インピーダンスアナライザー
12a,12b インピーダンスアナライザーの端子
13 キャパシタ
14 電流源
CT1,CT2 センタータップ
LD1,LD2 ランド
N1 マイナス側端子電極
N2 マイナス側端子電極
P1 プラス側端子電極
P2 プラス側端子電極
S1〜S4 ワイヤ

Claims (3)

  1. 巻芯部、及び、それぞれ前記巻芯部の両端に設けられた第1及び第2の鍔部を有するドラムコアと、
    下面の第1の部分で前記第1の鍔部の上面と対向し、かつ、下面の第2の部分で前記第2の鍔部の上面と対向するように配置された板状コアと、
    それぞれ前記巻芯部に巻回され、パルストランスの一次巻線を構成する第1及び第2のワイヤと、
    それぞれ前記巻芯部に巻回され、パルストランスの二次巻線を構成する第3及び第4のワイヤとを備え、
    前記第1の鍔部の上面、前記第2の鍔部の上面、前記第1の部分、及び前記第2の部分は、前記ドラムコアと前記板状コアの間の平均ギャップ長が0.60μm以上0.75μm以下となるように研磨されており、これにより、前記第1及び第2のワイヤに8mAのバイアス電流が印加されている場合のインダクタンスが350μH以上である
    ことを特徴とするパルストランス。
  2. 前記第1乃至第4のワイヤそれぞれのうち前記巻芯部に巻回された部分と前記板状コアとの間に配置された接着剤をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のパルストランス。
  3. 前記第1の鍔部の上面及び前記第2の鍔部の上面は表面粗さが0.1μm超0.2μm未満となるように研磨されており、前記第1の部分及び前記第2の部分は表面粗さが0.05μm超0.1μm未満となるように研磨されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のパルストランス。
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