JP2010165862A - コモンモードフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】、コモンモードRが高いコモンモードフィルタを提供する。
【解決手段】コモンモードフィルタ100は、巻芯部11及び巻芯部11の両端に設けられた一対の鍔部12,12を有するドラムコア10と、鍔部12,12間に跨って設けられた板状コア13と、鍔部12の表面に設けられた端子電極14と、巻芯部に巻回され両端が端子電極に接続された2本の巻線15とを備えている。ドラムコア10の鍔部12と板状コア13とが接触する領域には金属膜16が設けられる。金属膜16は、ドラムコア10と板状コア13とによって形成される閉磁路内に設けられ、閉磁路内の磁束の向きと略直交する面を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、コモンモードフィルタに関し、特に、数百MHz帯の高周波信号を取り扱う各種電子機器のコモンモードノイズ対策に好適な巻線型コモンモードフィルタに関するものである。
デジタル信号を伝送する方式の一つとして差動伝送方式が知られている。差動伝送方式は、一対の信号線にそれぞれ逆位相の信号を入力する方式であり、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)、DVI(Digital Video Interface)、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)等の高速デジタルインターフェースで採用されている。差動伝送方式によれば、信号線から発生する放射ノイズや外来ノイズを相殺することができる。また、ノイズの低減によって信号を小振幅で送信することができ、信号の小振幅化によって信号の立ち上がり/立ち下がり時間が短縮されることから、信号伝送の高速化を実現できる。
高速差動伝送ラインのノイズ対策にはコモンモードフィルタが使用される。差動伝送方式は外来ノイズに強く、ノイズを出さないという特徴を有するものの、現実には2つの信号のわずかなアンバランスによってコモンモードノイズが発生し、インターフェースケーブル等から放射される。コモンモードフィルタはこのコモンモードノイズを除去するのに最も効果的である。
図15は、従来のコモンモードフィルタの構造を示す略斜視図である。
図15に示すように、このコモンモードフィルタ700はドラムコアを用いた巻線タイプのフィルタであって、ドラムコア70と、板状コア73と、ドラムコア70の巻芯部71に巻回された2本の巻線75と、ドラムコア70の鍔部72に設けられた端子電極74とを備えている。巻線75の端部75aは、対応する端子電極74にそれぞれ接続されている。ドラムコア70及び板状コア73は、例えばフェライト等の強磁性体からなり、板状コア73は、端子電極74が形成されたドラムコアの鍔部の下端面(底面)とは反対側の面である上端面に接着固定されている。このように、ドラムコア70と板コア73の組み合わせによって閉磁路が形成されるので、漏洩磁束を低減させてインピーダンス特性を向上させることができる。
上述した高速差動伝送ラインに使用されるコモンモードフィルタでは、コモンモードインピーダンス特性が非常に重要である。例えば、あるコモンモードフィルタでは、1MHz以下の周波数帯域においてコモンモードインダクタンスが100μH以上、1MHz以上の周波数帯域においてコモンモードレジスタンス(以下、「コモンモードR」という)が30Ω以上であることが要求されている。
コモンモードインピーダンス特性に関する従来技術として、例えば特許文献1には、鉄系アモルファス粉末を樹脂で固めた板状コア(磁気シールド板)を使用することで飽和磁束密度を高め、コモンモードインダクタンスを向上させると共に、小型化・低背化を図ったチップインダクタが記載されている。また、特許文献2には、芯線を強磁性体で被覆したワイヤを用いた巻線型コモンモードチョークコイルが記載されている。この巻線型コモンモードチョークコイルによれば、数百MHz以上の高周波帯域でもコモンモードインピーダンス特性を向上させることが可能である。
特開2007−88134号公報 特開2002−110428号公報
上述したように、コモンモードフィルタはその用途に合わせてインピーダンス、インダクタンス、レジスタンスといった各種電気特性を調整する必要がある。例えば、あるインターフェース規格では、特定の周波数帯域でのコモンモードインダクタンスを一定としながら、比較的高いコモンモードRが求められており、1MHz以上の周波数帯域においてコモンモードRが100Ω以上であることが要求されている。
しかしながら、図15に示した従来のコモンモードフィルタの構造では、コモンモードRが低く、上記要求を満たすことが出来ない。このようなコモンモードフィルタを使用した場合には、コモンモードノイズを十分に除去することができないため、送受信データの誤り率が低下するという問題がある。上記要求に応えるため、コアの材料や構造を変更することも考えられるが、コモンモードフィルタの特性を変更する毎にコアの材料や構造をすることは非常に大変である。
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、インピーダンス、インダクタンス、レジスタンス等の電気的特性を調整することが可能なコモンモードフィルタを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によるコモンモードフィルタは、巻芯部及び巻芯部の両端に設けられた一対の鍔部を有するドラムコアと、鍔部間に跨って設けられた板状コアと、鍔部に設けられた複数の端子電極と、巻芯部に巻回され両端が端子電極に接続された巻線と、ドラムコアと板状コアとによって形成される閉磁路内に設けられ、閉磁路内の磁束の向きと略直交する面を有する金属膜とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、ドラムコアを用いた巻線タイプのコモンモードフィルタにおいて、コモンモードインピーダンス、コモンモードインダクタンス、コモンモードR等の電気的特性を調整することができる。したがって、所定のインターフェースにおいて信号品質を高めることができる。さらに、用途に合わせてコモンモードフィルタの電気特性を調整する際、コアの材料や構造を変更することなく調整できる。したがって、製造コストの低減を図ることができる。
本発明において、金属膜は、鍔部の第1の端面と板コアとが接触する領域に設けられていることが好ましい。これによれば、余計な部分に金属膜が形成されないので、コスト低減を図ることができる。
本発明において、金属膜は板状コア側に成膜されていることが好ましい。これによれば、成膜面が平坦であるため成膜が容易となる。
本発明において、金属膜はニッケル(Ni)又はその合金からなることが好ましい。Niは錆びにくく比較的安価な強磁性材料であるため、コモンモードインピーダンス、コモンモードインダクタンス、コモンモードR等の電気的特性を調整するための金属膜として好適である。また、Niはいわゆる薄膜工法にて成膜することができ、金属膜の形成も容易である。
本発明において、複数の端子電極はそれぞれ、少なくとも鍔部の第1の端面に形成された第1の電極面を有し、巻線の両端は、端子電極の第1の電極面に継線されており、金属膜は、第1の電極面及び巻線の両端に対して非接触となるように設けられていることが好ましい。この場合、鍔部の第1の端面には第1の凹部が設けられており、第1の電極面は第1の凹部に形成されていることが特に好ましい。これによれば、端子間の絶縁不良を防止することができる。
本発明において、板状コアは第2の凹部を備え、第2の凹部は、鍔部に設けられた前記第1の凹部と対向する位置に設けられていることもまた好ましい。この構成によれば、鍔部に設けられた第1の凹部をそれほど深く形成しなくても巻線の収容スペースを十分に確保することができ、巻線と板状コアとの接触を防止することが可能となる。
本発明によれば、ドラムコアを用いた巻線タイプのコモンモードフィルタにおいて、インピーダンス、インダクタンス、レジスタンス等の電気的特性を調整することができ、所定のインターフェースにおいて信号品質を高めることができる。
本発明の第1の実施形態によるコモンモードフィルタの構造を示す略斜視図である。 図1のA−A線に沿ったコモンモードフィルタの略断面図である。 本発明の第2の実施形態によるコモンモードフィルタの構造を示す略斜視図である。 本発明の第3の実施形態によるコモンモードフィルタの構造を示す略斜視図である。 本発明の第4の実施形態によるコモンモードフィルタの構造を示す略斜視図である。 本発明の第5の実施形態によるコモンモードフィルタの構造を示す略斜視図である。 本発明の第6の実施形態によるコモンモードフィルタの構造を示す略斜視図である。 本発明の第7の実施形態によるコモンモードフィルタの構造を示す略斜視図である。 実施例1の各サンプルのコモンモードインピーダンスの測定結果を示すグラフである。 実施例1の各サンプルのコモンモードインダクタンスの測定結果を示すグラフである。 実施例1の各サンプルのコモンモードRの測定結果を示すグラフである。 実施例2の各サンプルのコモンモードインピーダンスの測定結果を示すグラフである。 実施例2の各サンプルのコモンモードインダクタンスの測定結果を示すグラフである。 実施例2の各サンプルのコモンモードRの測定結果を示すグラフである。 従来のコモンモードフィルタの構造を示す略斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態によるコモンモードフィルタの構造を示す略分解斜視図である。また、図2は、図1のA−A線に沿ったコモンモードフィルタの略断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態によるコモンモードフィルタ100は、巻芯部11及び巻芯部11の両端に設けられた一対の鍔部12,12を有するドラムコア10と、鍔部12,12間に跨って設けられた板状コア13と、鍔部12の表面に設けられた端子電極14と、巻芯部11に巻回され両端が端子電極14に接続された2本の巻線15とを備えている。
ドラムコア10及び板状コア13は、コモンモードフィルタ100の磁路としての役割を果たすものであり、その材料としては、焼結フェライトや複合フェライト(粉状のフェライトを含有した樹脂)を用いることが好適である。特に、Ni−Cu−Zn系フェライトやMn−Zn系フェライトなどの透磁率の高い材料を用いることが好ましい。そのような強磁性材料を用いることにより、コモンモードフィルタ100として本来求められる磁気特性が高められるからである。
ドラムコア10の鍔部12は略直方体状をなしており、巻芯部11は鍔部12の内側の主面に接続されている。また鍔部12は、板状コア13との接触面となる上端面と、実装面となる下端面(底面)とを有しており、上端面には段差が設けられている。
鍔部12の上端面12bに形成された段差により、上端面12bの幅方向の両端部には凹部12a(第1の凹部)が形成されている。特に限定されるものではないが、凹部12aの幅は端子電極14の幅と等しく設定されている。凹部12aの深さは、ドラムコア10と板状コア13とを組み合わせたとき、巻線15が板状コア13に接触しない程度の深さとすることが好ましい。例えば、端子電極14の厚みを100μm、巻線15の直径を0.5mmとするとき、凹部の深さは0.8mm程度であることが好ましい。
板状コア13は矩形平板状をなしており、その長手方向の一端部と他端部とがそれぞれドラムコア10の鍔部12の上端面12bに接着剤等により接着される。ドラムコア10上に板状コア13が設けられていることにより、コモンモードフィルタ100は閉磁路構造となる。これにより、コモンモードフィルタの100漏れ磁束が低減されるため、コモンモードフィルタ100のインピーダンス特性を向上させることができ、コモンモードノイズを十分に抑制することができる。
端子電極14は、一対の鍔部12,12にそれぞれ2つずつ設けられている。端子電極14の数は巻線15の本数(2本)に対応している。端子電極14は、鍔部12の上端面、外側の主面、及び下端面の3面に連続的に形成された帯状を有しており、鍔部12の幅方向の両端部にそれぞれ設けられている。鍔部12の上端面に形成された第1の電極面14aは、巻線15の端部を接続するためのものであり、鍔部12の下端面に形成された第2の電極面14bは、端子電極14とプリント基板上の電極パターンとを接続するためのものであり、鍔部12の外側の主面に形成された第3の電極面14cは、第1及び第2の電極面14a,14bを連結するためのものである。端子電極14は、導電性ペーストのスクリーン印刷により形成されてもよく、帯状の金属板をコの字状に折り曲げて形成された端子金具の装着によって形成されてもよい。
2本の巻線15はドラムコア10の巻芯部11に同じ向きで巻回されている。対称性を高めるため、2本の巻線15はいわゆるバイファイラ巻きされることが好ましい。巻線15の両端は鍔部12の上端面に設けられた端子電極14の第1の電極面14aに接続されているので、鍔部12の底面に設けられた第2の電極面14bに巻線15の両端を形成する必要がなく、そのため、鍔部12の底面の電極面を平坦にすることができる。したがって、プリント基板上への実装時において十分な接続強度と信頼性を確保することができる。
鍔部12の上端面と接する板状コア13の一方の主面には金属膜16が形成されている。この金属膜16は、コモンモードRを高めるために設けられるものであり、ドラムコア10と板状コア13とによって形成される閉磁路X上に設けられ、図2に示すように、閉磁路X内を周回する磁束の向きと略直交する面を有している。特に、本実施形態による金属膜16は、スパッタリング、蒸着、めっき等により形成することができ、ドラムコア10と板状コア13とが接触する領域にのみ部分的に設けられている。
本実施形態による金属膜16は、Niからなることが好ましい。Fe、Co等の他の強磁性材料を用いてもよいが、電気伝導度、材料コスト等を考慮するとNiが最適である。さらに、強磁性材料に限らず、Cr、Cu、Au等の金属材料を用いることも可能である。金属膜16の膜厚は0.1μm以上5μm以下であることが好ましい。金属膜16が0.1μmよりも薄い場合には金属膜16を形成したことによる明確な効果が得られず、5μmよりも厚い場合にはドラムコア10と板状コア13との間のギャップが大きくなり、インダクタンスが低下してしまうからである。
本実施形態による金属膜16は、板状コア13の主面のうち鍔部12の上端面12bと接触する領域にのみ形成されている。それ以外の領域には金属膜16は形成されておらず、板状コア13の素地が露出している。金属膜16は、スパッタリング、蒸着、めっき等による全面成膜後にエッチングを行って部分的に除去してもよく、成膜の際に金属膜16を形成すべきでない領域をマスクすることで部分的に成膜してもよく、全面成膜後にダイサー等で不要部分に切り込みを入れることで部分的に除去してもよい。
金属膜16の部分的な形成方法としては、板状コア13の主面の全面に金属膜16を形成した後、金属膜16を形成すべき領域を除いた領域にアルミナ等の絶縁膜を成膜し、金属膜16を覆い隠してもよい。この場合、板状コア13の素地は露出せず、金属膜16が形成された領域を除いた領域に絶縁膜が露出している。
Niからなる金属膜16は導電性を有し、端子電極14が金属膜16に接触した場合にはコモンモードフィルタとして正常に動作しないことから、金属膜16と端子電極14との間の絶縁性を十分に確保する必要がある。本実施形態によるコモンモードフィルタは、鍔部12の上端面に凹部12aが設けられているので、端子電極14と金属膜16との絶縁性を確保することができる。なお、凹部12aに絶縁性樹脂を充填して巻線15と金属膜との間の確実な絶縁性を確保してもよい。
端子電極14から巻線15に電流を供給することにより巻芯部11には磁束が発生し、磁束はドラムコア10と板状コア13とによって構成される閉磁路Lを流れる。このとき、磁束が閉磁路内に設けられた金属膜16を貫くことにより、金属膜16中に渦電流が発生し、この渦電流によってコモンモードフィルタの特性が変化し、1MHz以上の周波数帯域においてコモンモードRが高くなるものと考えられる。
以上説明したように、本実施形態によるコモンモードフィルタ100は、ドラムコア10と板状コア13とによって形成される閉磁路X上に設けられ、閉磁路X内の磁束の向きと略直交する面を有する金属膜16を備えるので、金属膜16を設けない場合に比べて、特定の周波数帯域でのコモンモードインダクタンスを一定としつつ、コモンモードRを高めることができる。したがって、例えば、1MHz以上の周波数帯域において100Ω以上のコモンモードRを得ることができる。また、金属膜の材料としてNiを使用していることから、コモンモードRを十分に高めることができ、さらに比較的安価で酸化しにくい金属膜を提供することができる。
また、本実施形態においては、板状コア13の表面に金属膜16を形成しただけの構成であるため、特性ごとにコアの材料や構造を変更する必要がない。したがって、多様な特性を有するコモンモードフィルタを低コストで提供することができる。
また、本実施形態おいては、金属膜16が鍔部12の上端面と板状コア13とが接触する領域にのみ設けられており、鍔部12の上端面に設けられた端子電極14の第1の電極面14a及び巻線15の端部に対して非接触となるように設けられていることから、ドラムコア10の上側で継線するタイプのコモンモードフィルタにおいて、端子電極14等がNi等の導電性の高い金属膜16と接触することによる動作不良を防止することができる。また金属膜16の無駄な使用を抑え、低コストなコモンモードフィルタを実現することができる。
図3は、本発明の第2の実施形態によるコモンモードフィルタの構造を示す略分解斜視図である。
図3に示すように、本実施形態によるコモンモードフィルタ200は、板状コア13の一方の主面のコーナー部(四隅)に凹部13c(第2の凹部)が形成されている点を特徴としている。凹部13cの形成位置は、鍔部12に形成された凹部12aと対向する位置である。2つの凹部12a,13cが組み合わせられることにより、鍔部12と板状コア13との間には巻線15の端部を収容可能な隙間が形成される。板状コア13側に凹部13cを形成する理由は、板状コア13と巻線15の端部との接触を避けるためであり、巻線15の端部をレーザー溶接によって継線した際に形成される溶接玉を収容できるスペースを確保するためである。その他の構成は第1の実施形態によるコモンモードフィルタ100と実質的に同一であることから、同一の構成要素に同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
このように、本実施形態によるコモンモードフィルタ200は、板状コア13のコーナー部に凹部13cを設けていることから、ドラムコア10の鍔部12側に凹部12aをそれほど深く形成しなくても巻線15の収容スペースを十分に確保することができ、巻線15の端部と板状コアとの接触を防止することが可能となる。
図4は、本発明の第3の実施形態によるコモンモードフィルタの構造を示す略分解斜視図である。
図4に示すように、本実施形態によるコモンモードフィルタ300は、板状コア13の一方の主面のうちコーナー部を除いた略全面に金属膜16が形成されている点を特徴としている。すなわち、板状コア13の一方の主面のうち鍔部12と接触する部分(接着部)以外の領域にも金属膜16が形成されている。コーナー部に金属膜16を形成しない理由は、金属膜16と巻線15の端部との接触を避けるためである。その他の構成は第1の実施形態によるコモンモードフィルタ100と実質的に同一であることから、同一の構成要素に同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
このように、本実施形態によるコモンモードフィルタ300は、端子電極14等と接触するおそれのあるコーナー部を除いた大部分の領域に金属膜16を形成していることから、一部分に小面積の金属膜を形成する場合よりも位置精度の高い金属膜の形成が可能となる。
図5は、本発明の第4の実施形態によるコモンモードフィルタの構造を示す略斜視図である。
図5に示すように、本実施形態によるコモンモードフィルタ400は、金属膜16が板状コア13の主面ではなく板状コア13の長手方向の中間位置に設けられている点を特徴としている。金属膜16は二分割された板状コア13a,13b間の端面に挟み込まれており、金属膜16の主面は板状コア13の長手方向と直交している。そのため、巻線15に電流が流れることによって発生する磁束は、板状コア13の長手方向と直交するように設けられた金属膜16を貫くことになる。
このように、本実施形態によるコモンモードフィルタ400は、金属膜の主面が板状コアによって形成される磁路の向きに対して垂直となるように設けられていることから、第1の実施形態と同様、コモンモードフィルタの特性であるコモンモードRを高めることができる。
図6は、本発明の第5の実施形態によるコモンモードフィルタの構造を示す略斜視図である。
図6に示すように、本実施形態によるコモンモードフィルタ500は、金属膜16が板状コア13側ではなくドラムコア10側に設けられている点を特徴としている。金属膜16は、板状コア13と接する鍔部12の上端面12bに形成されている。
このように、金属膜16が鍔部12の上端面に形成されていたとしても、ドラムコア10と板状コア13とを組み合わせた場合には、第1の実施形態と同様、金属膜16はドラムコア10と板状コア13とによって形成される閉磁路上に設けられ、閉磁路内の磁束の向きと略直交する面を有するので、金属膜16を設けない場合に比べて、特定の周波数帯域でのコモンモードインダクタンスを一定としつつ、コモンモードRを高めることができる。
図7は、本発明の第6の実施形態によるコモンモードフィルタの構造を示す略斜視図である。
図7に示すように、本実施形態によるコモンモードフィルタ600は、巻線15の端部15aが鍔部12の上端面ではなく、鍔部12の底面に接続されている点を特徴としている。そのため、端子電極14は鍔部12の底面に設けられた電極面のみからなり、鍔部12の上端面は段差のない平坦面となっている。この鍔部12の形状に合わせて、板状コア13上の金属膜16も板状コア13の幅方向全体に形成されており、鍔部12との接触面全体が金属膜16で覆われている。
このように、本実施形態によれば、ドラムコア10の鍔部12の上端面と板状コア13とが接する領域の全面に金属膜16を設け、金属膜16はドラムコア10と板状コア13とによって形成される閉磁路上に設けられ、閉磁路内の磁束の向きと略直交する面を有するので、金属膜16を設けない場合に比べて、特定の周波数帯域でのコモンモードインダクタンスを一定としつつ、コモンモードRを高めることができる。また特に、端子電極14が鍔部12の上端面に形成されていない場合には、端子電極14と金属膜16との接触に配慮する必要がないため、金属膜16と鍔部12との接触面積を最大にすることができ、金属膜16の形成も容易となる。
図8は、本発明の第7の実施形態によるコモンモードフィルタの構造を示す略斜視図である。
図8に示すように、本実施形態によるコモンモードフィルタ700は、図7に示したドラムコア10及び端子電極14の構造(巻線15の端部15aが鍔部12の底面で継線されるタイプのコモンモードフィルタ)において、金属膜16が板状コア13側ではなくドラムコア10側に形成されている点を特徴としている。その他の構成は第6の実施形態と実質的に同一であるため、同一の構成要素に同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
このように、金属膜16が鍔部12の上端面に形成されていたとしても、ドラムコア10と板状コア13とを組み合わせた場合には、第6の実施形態と同様、金属膜16はドラムコア10と板状コア13とによって形成される閉磁路に設けられ、閉磁路内の磁束の向きと略直交する面を有するので、金属膜16を設けない場合に比べて、特定の周波数帯域でのコモンモードインダクタンスを一定としつつ、コモンモードRを高めることができる。
以上、本発明をその好ましい実施の形態に基づき説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能であり、それらも本発明の範囲に包含されるものであることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、2本の巻線を用いると共に、巻線の本数に合わせて各鍔部が2つの端子電極を備えているが、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、4本の巻線を用いてもよく、各鍔部が3つ以上の端子電極を備えていてもよい。
(実施例1)
金属膜の形成位置の違いによるコモンモードフィルタの特性の変化について検証するため、板状コアの全面にNiを成膜したサンプルA1,板状コアの接着部にのみNiを成膜したサンプルA2、板状コアの接着部以外にNiを成膜したサンプルA3、板状コアにNiを全く成膜しなかったサンプルA4をそれぞれ用意した。各サンプルにおいてNiの膜厚は1μmとした。そして、これら4種類のコモンモードフィルタの電気的特性を測定し、各サンプルの特性の差を確認した。
図9は、各サンプルのコモンモードインピーダンスの測定結果を示すグラフであり、図10は、各サンプルのコモンモードインダクタンスの測定結果を示すグラフであり、図11は、各サンプルのコモンモードRの測定結果を示すグラフである。
図9〜図11に示すように、板状コアの全面にNiを成膜したサンプルA1と板状コアの接着部にのみNiを成膜したサンプルA2とはほぼ同じ特性が得られ、板状コアの接着部以外にNiを成膜したサンプルA3とNiを全く成膜しなかったサンプルA4とはほぼ同じ特性が得られた。つまり、接着部に金属膜があるかどうかによってインピーダンス特性が変化し、接着部以外の金属膜の影響はほとんどないことが明らかとなった。
また、図9に示すように、各サンプルのコモンモードインピーダンスはいずれも1MHz以下の周波数帯域において1kΩ以下となった。また、図10に示すように、各サンプルのコモンモードインダクタンスはいずれも1MHz以下の周波数帯域においてコモンモードインダクタンスが100μH以上となった。
さらに、図11に示すように、サンプルA1,A2のコモンモードRは、1MHz以上の周波数帯域において100Ω以上となったが、サンプルA3,A4のコモンモードRは1MHzの周波数帯域において100Ω以下となった。以上の結果から、Niを全面に成膜したサンプルA1、接着部にのみ成膜したサンプルA2は、サンプルA3,A4よりもコモンモードRが高くなることが分かった。
(実施例2)
金属膜の材料の違いによるコモンモードフィルタの特性の変化について検証するため、Niを成膜したサンプルB1,Cuを成膜したサンプルB2、何も成膜しなかったサンプルB3をそれぞれ用意した。各サンプルにおいて、金属膜の形成位置は、板状コアの接着部のみとした。そして、これら3種類のコモンモードフィルタの電気的特性を測定し、各サンプルの特性の差を確認した。
図12は、各サンプルのコモンモードインピーダンスの測定結果を示すグラフであり、図13は、各サンプルのコモンモードインダクタンスの測定結果を示すグラフであり、図14は、各サンプルのコモンモードRの測定結果を示すグラフである。
図12に示すように、各サンプルのコモンモードインピーダンスはいずれも1MHz以下の周波数帯域において1kΩ以下となった。また、図13に示すように、各サンプルのコモンモードインダクタンスはいずれも1MHz以下の周波数帯域において100μH以上となった。また、図14に示すように、サンプルB1,B2のコモンモードRは、1MHz以上の周波数帯域において100Ω以上となったが、サンプルB3のコモンモードRは1MHzの周波数帯域において100Ω以下となった。以上の結果から、Cuを成膜したサンプルB2は、Niを成膜したサンプルB1と同様、コモンモードRが高くなることが分かった。すなわち、金属の種類に拘わらず、板状コアの接着部に金属を成膜することで特性を変化させることができることが明らかとなった。
10 ドラムコア
11 巻芯部
12 鍔部
12a 凹部
12b 上端面
13 板状コア
13a,13b 板状コア
13c 凹部
14 端子電極
14a 第1の電極面
14b 第2の電極面
14c 第3の電極面
15 巻線
15a 巻線の端部
16 金属膜
100〜600 コモンモードフィルタ
X 閉磁路

Claims (7)

  1. 巻芯部及び前記巻芯部の両端に設けられた一対の鍔部を有するドラムコアと、
    前記鍔部間に跨って設けられた板状コアと、
    前記鍔部に設けられた複数の端子電極と、
    前記巻芯部に巻回され両端が前記端子電極に接続された巻線と、
    前記ドラムコアと前記板状コアとによって形成される閉磁路内に設けられ、前記閉磁路内の磁束の向きと略直交する面を有する金属膜とを備えることを特徴とするコモンモードフィルタ。
  2. 前記金属膜は、前記鍔部の第1の端面と前記板状コアとが接触する領域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコモンモードフィルタ。
  3. 前記金属膜は、前記板状コア側に成膜されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコモンモードフィルタ。
  4. 前記金属膜がNi又はその合金からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコモンモードフィルタ。
  5. 前記複数の端子電極はそれぞれ、少なくとも前記鍔部の前記第1の端面に形成された第1の電極面を有し、
    前記巻線の前記両端は、前記端子電極の前記第1の電極面に継線されており、
    前記金属膜は、前記第1の電極面及び前記巻線の前記両端に対して非接触となるように設けられていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載のコモンモードフィルタ。
  6. 前記鍔部の前記第1の端面には第1の凹部が設けられており、前記第1の電極面は前記第1の凹部に形成されていることを特徴とする請求項5に記載のコモンモードフィルタ。
  7. 前記板状コアは第2の凹部を備え、前記第2の凹部は、前記鍔部に設けられた前記第1の凹部と対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のコモンモードフィルタ。
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