JP2009043886A - コモンモードチョークコイル - Google Patents

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康誌 齋藤
Tetsuya Morinaga
哲也 森長
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隆博 青木
Zenei Nishikawa
善栄 西川
Masaya Hirai
真哉 平井
Yoshimasa Goto
祥正 後藤
Takahiro Azuma
貴博 東
Yu Ishiwatari
祐 石渡
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    • HELECTRICITY
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Abstract

【課題】コイルの構造をイミュニティ試験時における送信ICや受信ICの誤動作を防止可能な構造にして、イミュニティ特性の改善を図り、しかも自己共振周波数の低下を抑制することができるコモンモードチョークコイルを提供する。
【解決手段】コア2と外部電極3−1〜3−4と1対の巻線4−1,4−2と天板5とを備える。コア2は巻芯部20と鍔部21,22とで構成されている。1対の巻線4−1,4−2はコア2の巻芯部20に巻回され、巻線4−1,4−2の端部が外部電極3−1〜3−4にそれぞれ接合されている。また、天板5は、磁性板片5A,5Bで構成され、磁性板片5Aの張り合わせ面51には、金属膜6が形成されている。そして、金属膜6を介して、磁性板片5A,5Bの張り合わせ面51,52が張り合わせて、天板5が形成され、この天板5が接着剤7によって鍔部21,22の上面に接合されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、伝送線路上のコモンモードノイズを除去するための巻線型のコモンモードチョークコイルに関するものである。
従来、この種のコモンモードチョークコイルとしては、例えば特許文献1や特許文献2に開示の技術がある。
このコモンモードチョークコイルは、2本の巻線を、両端に鍔部を有したコアの巻芯部に巻回し、巻線の両端を鍔部の電極に接続すると共に、フェライト板を、鍔部の上面側に渡した構成をなす。
かかる構成により、差動伝送路等に侵入したコモンモードノイズを除去することができるようになっている。
特開2003−168611号公報 特開2000−133522号公報
しかし、上述した従来のコモンモードチョークコイルでは次のような問題がある。
通常、製品を市販する前に、製品を想定し得る電磁妨害等に曝し、各種電磁妨害に耐えうるかどうかのイミュニティ試験が行われる。
コモンモードチョークコイルのコモンモードノイズに対するイミュニティ試験では、被試験品であるコモンモードチョークコイルを、差動伝送路を通じて送信IC(Integrated Circuit)に接続された受信ICの前段に配する。そして、差動信号を差動伝送路を通じて送信ICから受信ICに送信すると共に、コモンモードノイズを差動伝送路上に発生させて、このコモンモードノイズを差動信号に載せる。かかる状態で、送信ICや受信ICが誤動作を起こすかどうかを確認する。
しかしながら、かかるイミュニティ試験時において、被試験品のコモンモードチョークコイルのインダクタンスと受信ICの入力容量とが共振回路を構成するため、この共振回路の共振周波数及びその近傍の周波数帯域においてコモンモードノイズを抑制する割合が低下する。かかる場合には、送信ICや受信ICが誤動作し、被試験品がイミュニティ試験をパスしないという問題が生じる。
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、コイルの構造をイミュニティ試験時における送信ICや受信ICの誤動作を防止可能な構造にして、イミュニティ特性の改善を図ったコモンモードチョークコイルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、巻芯部及びこの巻芯部の両端部にそれぞれ設けられた1対の鍔部を有する磁性コアと、1対の鍔部にそれぞれ形成された外部電極と、磁性コアの巻芯部に巻回され且つ各端部が外部電極まで引き出されて接合された1対の巻線と、1対の鍔部の周端面に架けられた状態で接着剤により当該で周端面に接合された磁性板とを備えるコモンモードチョークコイルであって、上記外部電極とは別体の金属膜を、磁性コア又は磁性板の少なくとも一方の内部に設けて、金属膜の面を磁性コアと磁性板との内部に発生する磁力線と交差させた構成とする。
かかる構成により、金属膜を、磁性コア又は磁性板の少なくとも一方の内部に設けて、金属膜の面を磁性コアと磁性板との内部に発生する磁力線と交差させたので、この磁力線によって、金属膜に渦電流が発生する。したがって、イミュニティ試験時におけるコモンモードチョークコイルのインダクタンスと受信ICの入力部のキャパシタンスとで構成される共振回路の共振周波数及びその近傍の周波数帯域内のノイズに対する抵抗成分が増加し、コモンモードノイズが抑圧される。この結果、イミュニティ試験における全ての周波数帯域のノイズに対して、良好なノイズ抑圧効果を発揮する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のコモンモードチョークコイルにおいて、1対の磁性板片の少なくとも一方の磁性板片の張り合わせ面に、金属膜を形成し、これら1対の磁性板片の張り合わせ面を張り合わせて、磁性板を形成した構成とする。
かかる構成により、磁性コアと磁性板との内部に発生する磁力線が、磁性板片の張り合わせ面に形成された金属膜と交差して、抵抗成分が増加する。
請求項3の発明は、請求項1に記載のコモンモードチョークコイルにおいて、1対の磁性コア片の少なくとも一方の磁性コア片の張り合わせ面に、金属膜を形成し、これら1対の磁性コア片の張り合わせ面を張り合わせて、磁性コアを形成した構成とする。
かかる構成により、磁性コアと磁性板との内部に発生する磁力線が、磁性コア片の張り合わせ面に形成された金属膜と交差して、抵抗成分が増加する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコモンモードチョークコイルにおいて、金属膜を、鉄,コバルト,ニッケル,クロム,マンガン及び銅の内の少なくともいずれかを含む強磁性体で形成した構成とする。
かかる構成により、良好な磁気特性を保持しつつ、ノイズに対する抵抗成分をさらに増加させることができる。
請求項5の発明は、請求項4に記載のコモンモードチョークコイルにおいて、金属膜を、ニッケルとクロムの合金又はニッケルと銅の合金を主成分とする強磁性体の合金で形成した構成とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコモンモードチョークコイルにおいて、磁性コアと磁性板とを、それぞれフェライトで形成した構成とする。
かかる構成により、コモンモードチョークコイルの磁気特性を向上させることができる。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のコモンモードチョークコイルにおいて、接着剤に、磁粉を混入した構成とする。
かかる構成により、コモンモードチョークコイルの磁気特性をさらに向上させることができる。
以上詳しく説明したように、この発明のコモンモードチョークコイルによれば、金属膜を、磁性コア又は磁性板の少なくとも一方の内部に設けて、金属膜の面を磁性コアと磁性板との内部に発生する磁力線と交差させたので、イミュニティ特性の改善が図られ、この結果、イミュニティ試験における全ての周波数帯域のノイズに対する良好なノイズ抑圧効果を実現することができるという効果がある。
また、請求項4及び請求項5の発明によれば、ノイズに対する抵抗成分をさらに増加させることができるので、ノイズ抑圧効果をさらに高めることができる。
また、請求項6及び請求項7の発明によれば、コモンモードチョークコイルの磁気特性をさらに向上させることができる。
以下、この発明の最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係るコモンモードチョークコイルを示す斜視図であり、図2は、実施例のコモンモードチョークコイルの正面図であり、図3は、コモンモードチョークコイルの底面を示す斜視図である。
コモンモードチョークコイル1は、表面実装型の巻線コイルであり、図1及び図2に示すように、磁性コアとしてのコア2と、4つの外部電極3−1〜3−4と、1対の巻線4−1,4−2と、磁性板としての天板5とを備えている。
コア2は、Ni-Zn系フェライト等のフェライトで形成されており、中央の巻芯部20とその両端に設けられた1対の鍔部21,22とで構成されている。
外部電極3−1〜3−4は、鍔部21,22の下部に形成されている。
具体的には、図3に示すように、外部電極3−1,3−2が鍔部21の脚部21a,21bにそれぞれ形成され、外部電極3−3,3−4が鍔部22の脚部22a,22bにそれぞれ形成されている。
図2において、1対の巻線4−1,4−2は、それぞれ銅線を絶縁膜で被覆して成るラインであり、コア2の巻芯部20に巻回されている。そして、図3にも示すように、巻線4−1,4−2の端部4−1a,4−2aが外部電極3−1,3−2側に引き出されて、外部電極3−1,3−2にそれぞれ接合されると共に、巻線4−1,4−2の端部4−1b,4−2bが外部電極3−3,3−4側に引き出されて、外部電極3−3,3−4にそれぞれ接合されている。
図1に示す天板5は、Mn-Zn系フェライト、Ni-Zn系フェライト等のフェライトで形成されている。
天板5は、鍔部21,22の周端面である上面21c,22cに架けられ、接着剤7でこれらの上面21c,22cに接合されている。なお、この接着剤7には、磁粉を混入することもできる。磁粉の混入により、コア2と天板5とを接合するだけでなく、これらの間の磁気特性をも向上させることができる。
天板5の内部には、この実施例の特徴である金属膜6が設けられている。
具体的には、天板5を、1対の磁性板片5A,5Bで構成し、磁性板片5Aの張り合わせ面51に、金属膜6を形成した。そして、この金属膜6を介して、磁性板片5A,5Bの張り合わせ面51,52を張り合わせて、天板5を形成した。
この金属膜6は、鉄,コバルト,ニッケル,クロム,マンガン及び銅の内の少なくともいずれかを含む強磁性体によって形成されている。但し、ニッケルとクロムの合金又はニッケルと銅の合金を主成分とする強磁性体で形成することがより好ましい。
次に、金属膜6の機能について説明する。
図4は、金属膜6の機能を説明するための断面図であり、図5は、金属膜6に発生する渦電流Iを示す部分拡大断面図である。
コモンモードチョークコイル1が上記構成を採ることにより、所定周波数の信号がコモンモードチョークコイル1に入力されると、図4の矢印で示すように、信号に対応した磁力線Hが、巻芯部20と鍔部21,22と天板5との内部に発生する。
このとき、金属膜6が、天板5を構成する磁性板片5Aの張り合わせ面51に形成され、天板5内部に介在した状態になっているので、金属膜6が磁力線Hと対向し、金属膜6の面が磁力線Hと交差した状態になる。このため、金属膜6がコモンモードチョークコイル1の抵抗成分として機能する。
具体的には、図5に示すように、天板5の磁性板片5A,5Bを通る磁力線Hが、金属膜6に対して垂直に通過するため、この磁力線Hによって、渦電流Iが、金属膜6の表面に発生する。この結果、1対の巻線4−1,4−2を流れる信号のエネルギーが消耗され、金属膜6が1対の巻線4−1,4−2を流れる信号に対する抵抗として機能することとなる。
次いで、このようなコモンモードチョークコイル1の製造方法について説明する。
図6は、コモンモードチョークコイル1の製造方法の第1工程を示す工程図であり、図7は、コモンモードチョークコイル1の製造方法の第2工程を示す工程図である。
第1工程は、図6に示すように、コモンモードチョークコイル本体を製造する工程である。具体的には、図6(a)に示すように、コア2を形成した後、図6(b)に示すように、外部電極3−1〜3−4をコア2の鍔部21,22下部に塗布する。そして、図6(c)に示すように、巻線4−1,4−2をコア2の巻芯部20に巻回して、端部4−1a,4−2aと端部4−1b,4−2bとを、外部電極3−1,3−2と外部電極3−3,3−4とにそれぞれ接合する。しかる後、図6(d)に示すように、接着剤7を鍔部21,22の上面に塗布する。
一方、第2工程は、図7に示すように、天板5の部分を製造する工程であり、第1工程と平行して実行される。
具体的には、図7(a)に示すように、磁性板片5A,5Bを形成する。そして、図7(b)に示すように、メッキ等の手段により、金属膜6を磁性板片5Aの張り合わせ面51とに形成する。しかる後、図7(c)に示すように、磁性板片5Bの張り合わせ面52を、金属膜6が形成された磁性板片5Aの張り合わせ面51に張り合わせることで、天板5を製造する。
上記第1及び第2工程を実行した後、図2に示すように、第2工程で作成された金属膜6を含む天板5を、第1工程で作成されたコア2の鍔部21,22上面に接着剤7で接着させることにより、コモンモードチョークコイル1を製造することができる。
次に、この実施例のコモンモードチョークコイルが示す作用及び効果について説明する。
図8は、イミュニティ試験におけるコモンモードチョークコイル1の作用及び効果を説明するための概略ブロック図である。
図8において、符号100,101は、送信IC,受信ICであり、これら送信IC100と受信IC101とが差動伝送路111,112で接続されている。そして、コモンモードノイズNを発生させるためのノイズ発生器120が送信IC100側の差動伝送路111,112部位に配置されている。
コモンモードチョークコイル1は、このような差動伝送路111,112上であって、受信IC101側に近い部位に接続した。具体的には、外部電極3−2,3−4を差動伝送路111に接続すると共に、外部電極3−1,3−3を差動伝送路112に接続した。
かかる状態で、差動信号S1,S1′を送信IC100から差動伝送路111,112に出力すると共に、ノイズ発生器120を用いて、所定周波数範囲のコモンモードノイズNを差動伝送路111,112上に発生させる。
すると、コモンモードノイズNが載った差動信号S2,S2′がコモンモードチョークコイル1側に向かって伝送され、外部電極3−1,3−2を通じてコモンモードチョークコイル1内に入力される。そして、この差動信号S2,S2′が巻線4−1,4−2と抵抗R,Rを通り、外部電極3−3,3−4を通じて、差動信号S3,S3′として差動伝送路111,112に出力される。
ところで、受信IC101の終端の容量は終端で生じる多くの容量の総和として生じる。ここでは、理解を容易にするために、これらの容量をキャパシタンス102で表示した。このように、受信IC101の終端には、キャパシタンス102が存在するので、コモンモードチョークコイル1の巻線4−1,4−2のインダクタンスとこのキャパシタンス102とが共振回路を構成する。そして、この共振回路の共振周波数は、ノイズ発生器120で発生させるコモンモードノイズNの周波数範囲内に含まれるおそれがある。かかる状態では、この共振周波数及びその近傍の周波数帯域内のコモンモードノイズNが十分抑圧されず、コモンモードノイズNが載った差動信号S3,S3′が出力されるおそれがある。
しかしながら、この実施例のコモンモードチョークコイル1では、図4及び図5に示したように、天板5内部に介在する金属膜6が、磁力線Hと対向し、金属膜6の面が磁力線Hと交差した状態になっているので、磁力線Hがこの金属膜6を必ず通過する。この結果、金属膜6上における渦電流Iの発生によって、上記共振周波数及びその近傍の周波数帯域内のコモンモードノイズNに対する抵抗成分Rが増加し、この抵抗成分がコモンモードノイズNを抑圧する。これにより、イミュニティ試験における全ての周波数帯域のコモンモードノイズNに対して、良好なノイズ抑圧効果を発揮する。
図9は、この発明の第2実施例に係るコモンモードチョークコイルを示す断面図である。
この実施例のコモンモードチョークコイル1′は、金属膜6をコア2に形成した点が、上記第1実施例と異なる。
具体的には、コア2を1対の磁性コア片2A,2Bで構成した。すなわち、磁性コア片2Aを、鍔部21と巻芯部20aとで構成し、磁性コア片2Bを鍔部22と巻芯部20bとで構成した。そして、金属膜6を磁性コア片2Aの張り合わせ面23に形成し、この金属膜6を介して、磁性コア片2Aの張り合わせ面23と磁性コア片2Bの張り合わせ面24とを張り合わせることで、コア2を形成した。
かかる構成により、所定周波数の信号がコモンモードチョークコイル1′に入力されると、金属膜6が、巻芯部20a,20b内に発生した磁力線Hと対向し、金属膜6の面が磁力線Hと交差した状態になる。この結果、金属膜6がコモンモードチョークコイル1′の抵抗成分として機能することとなる。
その他の構成,作用及び効果は上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
なお、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記実施例では、コア2と天板5とを、それぞれフェライトで形成したが、これらの部材をフェライト以外の磁性体で形成したコモンモードチョークコイルを、この発明の範囲から除外する意ではない。
さらに、上記実施例では外部電極3−1〜3−4をコア2の鍔部21,22に直接塗布して形成したが、他の形態、例えば金属端子により鍔部2に外部電極を形成したコモンモードチョークコイルをこの発明の範囲から除外する意ではない。
この発明の第1実施例に係るコモンモードチョークコイルを示す斜視図である。 実施例のコモンモードチョークコイルの正面図である。 コモンモードチョークコイルの底面を示す斜視図である。 金属膜の機能を説明するための断面図である。 金属膜に発生する渦電流を示す部分拡大断面図である。 コモンモードチョークコイルの製造方法の第1工程を示す工程図である。 コモンモードチョークコイルの製造方法の第2工程を示す工程図である。 イミュニティ試験におけるコモンモードチョークコイルの作用及び効果を説明するための概略ブロック図である。 この発明の第2実施例に係るコモンモードチョークコイルを示す断面図である。
符号の説明
1,1′…コモンモードチョークコイル、 2…コア、 2A,2B…磁性コア片、 3−1〜3−4…外部電極、 4−1,4−2…巻線、 4−1a,4−1b,4−2a,4−2b…端部、 5…天板、 5A,5B…磁性板片、 6…金属膜、 7…接着剤、 20,20a,20b…巻芯部、 21,22…鍔部、 21a,21b,22a,22b…脚部、 23,24,51,52…張り合わせ面、 100…送信IC、 101…受信IC、 102…キャパシタンス、 111,112…差動伝送路、 120…ノイズ発生器。

Claims (7)

  1. 巻芯部及びこの巻芯部の両端部にそれぞれ設けられた1対の鍔部を有する磁性コアと、上記1対の鍔部にそれぞれ形成された外部電極と、上記磁性コアの巻芯部に巻回され且つ各端部が上記外部電極まで引き出されて接合された1対の巻線と、上記1対の鍔部の周端面に架けられた状態で接着剤により当該で周端面に接合された磁性板とを備えるコモンモードチョークコイルであって、
    上記外部電極とは別体の金属膜を、上記磁性コア又は磁性板の少なくとも一方の内部に設けて、金属膜の面を上記磁性コアと上記磁性板との内部に発生する磁力線と交差させた、
    ことを特徴とするコモンモードチョークコイル。
  2. 請求項1に記載のコモンモードチョークコイルにおいて、
    1対の磁性板片の少なくとも一方の磁性板片の張り合わせ面に、上記金属膜を形成し、これら1対の磁性板片の張り合わせ面を張り合わせて、上記磁性板を形成した、
    ことを特徴とするコモンモードチョークコイル。
  3. 請求項1に記載のコモンモードチョークコイルにおいて、
    1対の磁性コア片の少なくとも一方の磁性コア片の張り合わせ面に、上記金属膜を形成し、これら1対の磁性コア片の張り合わせ面を張り合わせて、上記磁性コアを形成した、
    ことを特徴とするコモンモードチョークコイル。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコモンモードチョークコイルにおいて、
    上記金属膜を、鉄,コバルト,ニッケル,クロム,マンガン及び銅の内の少なくともいずれかを含む強磁性体で形成した、
    ことを特徴とするコモンモードチョークコイル。
  5. 請求項4に記載のコモンモードチョークコイルにおいて、
    上記金属膜を、ニッケルとクロムの合金又はニッケルと銅の合金を主成分とする強磁性体の合金で形成した、
    ことを特徴とするコモンモードチョークコイル。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコモンモードチョークコイルにおいて、
    上記磁性コアと上記磁性板とを、それぞれフェライトで形成した、
    ことを特徴とするコモンモードチョークコイル。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のコモンモードチョークコイルにおいて、
    上記接着剤に、磁粉を混入した、
    ことを特徴とするコモンモードチョークコイル。
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