JP6261606B2 - 合成樹脂製キャップ並びにその成形型及び製造方法 - Google Patents

合成樹脂製キャップ並びにその成形型及び製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、合成樹脂製キャップ並びにその成形型及び製造方法に関する。
従来、開口部を有する中栓を備えた合成樹脂製キャップがある。この様な合成樹脂製キャップは、容器の密封性を確保するために、開封前は、開口部が当該開口部と弱化部を介して接続された分離片によって塞がれている(特許文献1及び2を参照)。
特開2012−254816号公報 特開2009−196696号公報
通常、この様な合成樹脂製キャップは、成形型を用いて射出成形等の手段によって成形される。成形型の当該弱化部を形成する部分は、狭くなっており溶融樹脂が流れにくい。又、この種のキャップは、弱化部が成形型の樹脂注入口が位置する樹脂注入口跡を環状に囲む様に形成されている。(例えば、特許文献1を参照)。この様に弱化部を形成することで、溶融樹脂は、成形型の弱化部形成部を内方から外方に向かって高圧且つ流動性が高い状態で流れる。これにより、弱化部を含む成形型全体に樹脂を充填することができる。
しかしながら、この様に弱化部を形成しても、樹脂の流れが不十分であると、弱化部に微小な穴が形成される可能性がある。この様な穴が弱化部に形成されると、当該キャップが装着される容器の密封度は、低下してしまう。
この問題は、容器内の内容物を少量ずつ注出するために、比較的小さな開口を有する合成樹脂製キャップ(例えば、特許文献2を参照)により顕著に現れる。この様な合成樹脂製キャップは、樹脂注入口が環状の弱化部の外側に位置することになる。
このため、合成樹脂製キャップを成形する際に、樹脂注入口から成形型内に注入される溶融樹脂は、弱化部形成部を回避しながら流動し易い方向に流れる。これにより、この様な合成樹脂製キャップでは、弱化部形成部への樹脂の充填が不十分なものとなり、弱化部に微小な穴が形成されやすい。尚、弱化部を肉厚にすることで、この微小な穴の形成はある程度防止されるが、この場合、前記分離片の除去は困難なものとなり、開封性が悪化する。
本発明の目的は、開口を小さくしたとしても、開封性を犠牲とすることなく、密封性を保持することが可能な合成樹脂製キャップを提供することである。
本発明は、樹脂注入口を有する成形型によって成形される合成樹脂製キャップであって、開口部と、薄肉部とを備え、前記開口部及び前記薄肉部は、それらの間に樹脂注入口跡が位置する様に設けられるものであり、前記開口部は、分離片が弱化部によって連結され、前記薄肉部は、前記樹脂注入口跡を中心とする仮想円の径方向と交差する様に設けられる、合成樹脂製キャップである。
本発明の前記薄肉部は、前記樹脂注入口跡を囲む様に形成されていてもよい。又、本発明の前記薄肉部は、前記開口部を囲む様に形成されていてもよい。又、本発明の前記薄肉部は、前記樹脂注入口跡を囲む様に形成された主薄肉部と、前記開口部を挟み込む様に形成された副薄肉部を有する様にしてもよい。又、本発明の前記薄肉部は、前記弱化部と連続しており、前記薄肉部の端部は、前記弱化部よりも肉厚に形成されていてもよい。又、本発明の前記開口部は、略C字状であり、前記樹脂注入口跡を囲む様に形成されていてもよい。又、本発明の前記薄肉部は、環状、略C字状又は直線状であってもよい。
又、本発明は、分離片が弱化部により連結された開口部を有する合成樹脂製キャップを成形するための成形型であって、成形型内に溶融樹脂を注入するための樹脂注入口と、前記樹脂注入口と離間した位置に形成される前記開口部を成形するための開口部成形部と、前記開口部成形部と前記樹脂注入口を挟んで対向する位置に形成され、前記樹脂の流動を規制するための流動規制部と、を備え、前記開口部成形部は、弱化部形成部を有する、成形型である。
本発明の前記流動規制部は、前記樹脂注入口を囲む様に形成されていてもよい。又、本発明の前記流動規制部は、前記開口部成形部を囲む様に形成されていてもよい。又、本発明の流動規制部は、前記樹脂注入口を囲む様に形成された部分と、前記開口部成形部を挟み込む様に形成された部分と、を有していてもよい。又、本発明の前記流動規制部は、前記弱化部形成部と連続しており、前記流動規制部の端部は、前記弱化部形成部よりも肉薄に形成されていてもよい。又、本発明の前記流動規制部は、環状、略C字状又は直線状であってもよい。
又、本発明は、分離片が弱化部により連結された開口部を有する合成樹脂製キャップの製造方法であって、成形型内に樹脂注入口より溶融樹脂を注入する段階と、前記開口部を形成する段階と、前記樹脂注入口を中心として前記開口部とは反対方向への前記樹脂の流動を規制する段階と、を含む製造方法である。尚、前記製造方法は、前記金型を用いて行うことも可能である。
本発明は、薄肉部を、樹脂注入口跡を中心とする仮想円の径方向と交差する様に設け、前記薄肉部と開口部との間に樹脂注入口跡が位置する様にしたので、合成樹脂製キャップを成形する際に弱化部にも溶融樹脂が回りやすくなる。そのため、本発明は、弱化部の肉厚を厚くせずとも、弱化部に微小な穴が開くことを防止できる。従って、本発明は、開封性を犠牲にすることなく、密閉性を保持することが可能となる。
本発明の第1実施形態を示す底面図である。 本発明の第1実施形態を示す平面図である。 図2のIII−III線における断面図である。 本発明の第1実施形態を成形するための成形型を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態を示す底面図である。 本発明の第2実施形態を示す平面図である。 本発明の第3実施形態を示す底面図である。 本発明の第3実施形態を示す平面図である。 本発明の第4実施形態を示す底面図である。 本発明の第4実施形態を示す平面図である。 本発明の第5実施形態を示す底面図である。 本発明の第5実施形態を示す平面図である。 本発明の第6実施形態を示す底面図である。 本発明の第6実施形態を示す平面図である。 図14のXV−XV線における断面図である。
本発明の第1実施形態は、図1乃至図4に基づき説明される。尚、以下、本発明の実施形態は、蓋体と中栓とがヒンジによって連結されたヒンジキャップを例に説明されるが、本発明は、ヒンジキャップに限定されるものではなく、蓋体が中栓に螺子によって取付けられるスクリューキャップについても適用可能である。
先ず、本実施形態の構成を説明する。合成樹脂製キャップ1(以下、キャップ1ともいう)は、中栓2と、中栓2にヒンジ部3によって連結された蓋体4とを備える。
蓋体4は、天壁5と、天壁5の外周縁から垂下する周壁6とを有している。天壁5の内面には、インナーリング7及びアウターリング8が同心円上に形成されている。周壁6の一方はヒンジ部3と連結されており、その反対側の他方には鍔部9が形成されている。周壁6の鍔部9側の内面下端には、環状突起10が形成されている。
中栓2は、頂壁11と、頂壁11の外周縁より垂れ下がる外筒12とを有している。頂壁11の底面には、内筒13が形成されている。外筒12と内筒13との間の空間は、キャップ1が容器(図示せず)に装着された際に、容器口部を嵌め込むことが可能に形成されている。頂壁11の天面には、筒壁14と、注出筒15とが設けられている。筒壁14は、蓋体4を閉じた際に、その環状突起10と係わり合い、蓋体4が閉じられた状態でキャップ1を保持するために設けられている。
注出筒15よりの内方の頂壁11には、その偏心位置に開口部16が形成されている。又、注出筒15よりの内方の頂壁11は、開口部16とは逆側の偏心位置に、薄肉部17Aが形成されている。開口部16と薄肉部17Aは、その間に樹脂注入口跡27Aが位置する様に設けられる。
開口部16は、容器内の内容物を注出する際の流路となる開口である。キャップ1の開封前の開口部16の縁には、最初(開封前)は、分離片18が底面視略五角形状の弱化部19によって連結されている。分離片18には、弱化部19を破断し、分離片18を分離するためのプルリング等の開封手段20が連結されている。弱化部19は、頂壁11の底面に、スコア21を形成することで設けられる。
スコア21は、弱化部19の破断が容易となる様に開封手段の一端と連続する様に設けられ、その形状が適宜選択される。本実施形態では、スコア21は、断面略V字状に溝が切られている。
薄肉部17Aは、溝部22Aを形成することで設けられる。溝部22Aは、樹脂注入口跡27Aを中心とする仮想円Cの径方向Rと交差する様に形成される。本実施形態において、溝部22Aは、略C字状をしており、樹脂注入口跡27Aを略半周囲むように形成された弧状部22a及びその両端から開口部16に向かって延びる直線状部22bからなる。溝部22Aの形状は、断面U字状又は弧状であることが好ましいが、必要に応じて他の形状も適宜選択可能である。
樹脂注入口跡27Aは、キャップ1を成形する際に、樹脂注入口27(ゲートともいわれる)が位置していた部分をいう。樹脂注入口跡27Aは、通常、中栓2の中心部2aに位置する。尚、本発明において、「跡」とは、「以前にあるものがあったところ」を意味し、その痕跡が視認可能であるか、視認不可能であるかは問われないものである。
次に、本実施形態を成形するための成形型及びその成形方法について説明する。成形型23は、第1の型24(以下、第1の型24を便宜的に上型24と称する)と第2の型25(以下、第2の型25を便宜的に下型25と称する)とを備える。上型24と下型25は、上記各部分の形状に対応する形状を有する複数のコア26からなる。又、成形型23は、中栓2を成形するための中栓成形部28を有する。そして、中栓成形部28は、開口部16を成形するための開口部成形部28aを有する。
下型25は、頂壁11の底面を形成するコア26aを有する。コア26aは、スコア21に対応する凸部が形成された弱化部形成部29を有している。そして、上型24には、成形型23内に溶融樹脂を注入するための樹脂注入口27が設けられる。本実施形態において、樹脂注入口27は、中栓形成部28の中心部に位置する様に設けられている。
開口部成形部28a(弱化部形成部29)の樹脂注入口27を挟んで反対側には、溝部22Aに対応する形状の流動規制部30が設けられる。流動規制部30は、樹脂注入口27から成形型23内に注入された溶融樹脂の流動を、その流路を狭めることによって規制するものである。
成形型23内に、樹脂注入口27から樹脂が注入されると、溶融樹脂は仮想円Cの径方向Rに放射状に拡がる様に流動していく。この際、流動規制部30は、当該径方向R、つまり溶融樹脂の流動方向と交差する様に設けられているため、当該樹脂の弱化部形成部29とは反対側への流動は、流動規制部30によって規制されることとなる。
従って、溶融樹脂の流動は、弱化部形成部29を含め、樹脂注入口17の略全方向に亘って規制されることとなる。そのため、溶融樹脂を成形型に注入する際に、当該樹脂は、樹脂注入口27から弱化部形成部29及び流動規制部30を経て、成形型23全体へと流動していくこととなる。故に、溶融樹脂は、弱化部形成部29に確実に充填されることとなる。そのため、弱化部19に微小な穴が開くことが防止される。
尚、流動規制部30にも、同様に樹脂が確実に充填されることになるため、溝部22Aの部分に微小な穴が生じることも同時に防止される。特に、溝部22Aの形状が、断面U字状又は弧状である場合は、溝部22Aに微小な穴が生じることが防止される。
本発明の第2実施形態は、図5及び図6に基づき説明される。第1実施形態との相違は、溝部22Bを環状に形成し、樹脂注入口跡27Aを囲む様に溝部22Bを設けたことである。第1実施形態と同符号の構成は、当該第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態は、樹脂注入口跡27Aを囲む様に、環状の薄肉部17B(溝部22B)が形成されている。又、開口部16は、溝部22Bよりも内方の頂壁11に設けられている。そのため、成形型23に溶融樹脂を注入する際、当該樹脂の流動は、樹脂注入口17の全方向に亘って規制されることとなる。そのため、第1実施形態と同様に溶融樹脂は、弱化部形成部29に確実に充填される。
本発明の第3実施形態は、図7及び図8に基づき説明される。第1実施形態との相違は、略C字状の溝部22Cをスコア21と連続する様に形成し、樹脂注入口跡27Aを囲む様に弱化部19及び薄肉部17Cを設けたことである。第1実施形態と同符号の構成は、当該第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態は、樹脂注入口跡27Aを囲む様に、弱化部19及び略C字状の薄肉部17Cが形成されている。従って、成形型23に溶融樹脂を注入する際、当該樹脂の流動は、樹脂注入口17の全方向に亘って規制されることとなる。そのため、第1実施形態と同様に、溶融樹脂は、より確実に弱化部形成部29に充填される。本実施形態において、薄肉部17Cの少なくとも端部17aは、弱化部19よりも肉厚に形成されることが好ましい。そうすることで、薄肉部17Cの破断を防止するとともに、弱化部19のみを確実に破断させることが可能となる。
本発明の第4実施形態は、図9及び図10に基づき説明される。第1実施形態との相違は、略C字状の薄肉部17Dを薄肉部17Aより大きく形成し、弱化部19が、薄肉部17Dの内方に位置する様に形成したことである。第1実施形態と同符号の構成は、当該第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態は、樹脂注入口跡27A及び開口部16を囲む様に、略C字状の薄肉部17D(溝部22D)が形成されている。即ち、開口部16(弱化部19)は、溝部22Dよりも内方の頂壁11に設けられている。従って、成形型23に溶融樹脂を注入する際、当該樹脂の流動は、樹脂注入口17の略全方向に亘って規制されることとなる。そのため、第1実施形態と同様に、溶融樹脂は、弱化部形成部29に確実に充填される。
本発明の第5実施形態は、図11及び図12に基づき説明される。第1実施形態との相違は、開口部16の形状を略C字状とし(以下、本実施形態の開口部16を、開口部16Eといい、その弱化部19を弱化部19Eという)、直線状の薄肉部17Eを設けたことである。
本実施形態は、樹脂注入口跡27Aを略半周に亘って、取り囲む様に弱化部19Eが形成されている。又、弱化部19Eとは逆側の頂壁11には、略直線状の薄肉部17Eが形成されている。従って、成形型23に溶融樹脂を注入する際、当該樹脂の流動は、樹脂注入口17の略全方向に亘って規制されることとなる。そのため、第1実施形態と同様に、溶融樹脂は、弱化部形成部29に確実に充填される。尚、本実施形態の溝部22Eは、他の実施形態とは異なり、頂壁11の天面側に設けられている。
本発明の第6実施形態は、図13乃至図15に基づき説明される。第1実施形態との相違は、薄肉部17Fを、略C字状の溝部22F(以下、溝部22Fを主溝部22Fと称する)及び主溝部22Fの直線状部22bと連続する副溝部31により形成したことである。第1実施形態と同符号の構成は、当該第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態の薄肉部17Fは、主溝部22Fにより形成された主薄肉部17b及び副溝部31により形成された副薄肉部17cを有している。副溝部31,31は、主溝部22Fの直線状部22bの一端より略壺形のスコア21Fにより形成された開口部16Fを挟み込む様に形成されている。又、主溝部22F及び副溝部31は、他の実施形態とは異なり断面略V字状に形成されている。尚、主溝部22F及び副溝部31の形状は、適宜変更可能であり、例えば、他の実施形態の様に断面略U字状であってもよい。又、本実施形態では、副溝部31は平行且つ直線状に形成されているが、非平行に形成することも可能である。
本実施形態は、主薄肉部17bが樹脂注入口跡27Aを囲む様に形成されており、それに加えて、主薄肉部17bと連続する副薄肉部17cが、開口部16Fを挟む様に形成されている。従って、本実施形態の薄肉部17Fは、開口部16Fを挟む様に且つ樹脂注入口跡27Aを囲む様に形成されることとなる。そのため、成形型23に溶融樹脂を注入する際、当該樹脂の流動は、樹脂注入口17の全方向に亘って規制されることとなる。そのため、第1実施形態と同様に溶融樹脂は、弱化部形成部29により確実に充填される。
以上、本発明を上記実施形態に基づき説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。例えば、開口部16の形状や大きさ等は、必要に応じて適宜変更可能である。溝部22を、上記第1乃至第4実施形態の様に頂壁11の底面側に形成するか、上記第5実施形態の様に頂壁11の天面側に形成するかは、適宜選択可能である。又、溝部22の形状・大きさ等は、本願発明の効果を奏する範囲で適宜変更可能である。
1 合成樹脂製キャップ 2 中栓
2a 中心部 3 ヒンジ部
4 蓋体 5 天壁
6 周壁 7 インナーリング
8 アウターリング 9 鍔部
10 環状突起 11 頂壁
12 外筒 13 内筒
14 筒壁 15 注出筒
16 開口部 17 薄肉部
17a 端部 17b 主薄肉部
17c 副薄肉部 18 分離片
19 弱化部 20 開封手段
21 スコア 22 溝部
22a 弧状部 22b 直線状部
23 成形型 24 上型
25 下型 26 コア
26a コア 27 樹脂注入口
27A 樹脂注入口跡 28 中栓成形部
28a 開口部成形部 29 弱化部形成部
30 流動規制部 31 副溝部
C 仮想円 R 径方向

Claims (10)

  1. 樹脂注入口を有する成形型によって成形される合成樹脂製キャップであって、
    開口部と、薄肉部とを備え、
    前記開口部及び前記薄肉部は、それらの間に樹脂注入口跡が位置する様に設けられるものであり、
    前記開口部は、分離片が弱化部によって連結され、
    前記薄肉部は、前記樹脂注入口跡を中心とする仮想円の径方向と交差する様に設けられると共に前記樹脂注入口跡及び前記開口部を囲む様に形成されている、合成樹脂製キャップ。
  2. 樹脂注入口を有する成形型によって成形される合成樹脂製キャップであって、
    開口部と、薄肉部とを備え、
    前記開口部及び前記薄肉部は、それらの間に樹脂注入口跡が位置する様に設けられるものであり、
    前記開口部は、分離片が弱化部によって連結され、
    前記薄肉部は、前記樹脂注入口跡を中心とする仮想円の径方向と交差する様に設けられると共に前記樹脂注入口跡を囲む様に形成された主薄肉部と、前記開口部を挟み込む様に形成された副薄肉部を有する、合成樹脂製キャップ。
  3. 樹脂注入口を有する成形型によって成形される合成樹脂製キャップであって、
    開口部と、薄肉部とを備え、
    前記開口部及び前記薄肉部は、それらの間に樹脂注入口跡が位置する様に設けられるものであり、
    前記開口部は、分離片が弱化部によって連結され、
    前記薄肉部は、前記弱化部と連続しており、前記樹脂注入口跡を中心とする仮想円の径方向と交差する様に設けられると共に前記樹脂注入口跡を囲む様に形成され、
    前記薄肉部の端部は、前記弱化部よりも肉厚に形成されている、合成樹脂製キャップ。
  4. 前記開口部は、略C字状であり、前記樹脂注入口跡を囲む様に形成されている、請求項1乃至3の何れかに記載の合成樹脂製キャップ。
  5. 前記薄肉部は、環状、略C字状又は直線状である、請求項1乃至の何れかに記載の合成樹脂製キャップ。
  6. 分離片が弱化部により連結された開口部を有する合成樹脂製キャップを成形するための成形型であって、
    成形型内に溶融樹脂を注入するための樹脂注入口と、
    前記樹脂注入口と離間した位置に形成される前記開口部を成形するための開口部成形部と、
    前記開口部成形部と前記樹脂注入口を挟んで対向する位置に形成され、前記樹脂の流動を規制するための流動規制部と、を備え、
    前記開口部成形部は、弱化部形成部を有
    前記流動規制部は、前記樹脂注入口及び前記開口部成形部を囲む様に形成されている、成形型。
  7. 分離片が弱化部により連結された開口部を有する合成樹脂製キャップを成形するための成形型であって、
    成形型内に溶融樹脂を注入するための樹脂注入口と、
    前記樹脂注入口と離間した位置に形成される前記開口部を成形するための開口部成形部と、
    前記開口部成形部と前記樹脂注入口を挟んで対向する位置に形成され、前記樹脂の流動を規制するための流動規制部と、を備え、
    前記開口部成形部は、弱化部形成部を有し、
    前記流動規制部は、前記樹脂注入口を囲む様に形成された部分と、前記開口部成形部を挟み込む様に形成された部分と、を有する、成形型。
  8. 分離片が弱化部により連結された開口部を有する合成樹脂製キャップを成形するための成形型であって、
    成形型内に溶融樹脂を注入するための樹脂注入口と、
    前記樹脂注入口と離間した位置に形成される前記開口部を成形するための開口部成形部と、
    前記開口部成形部と前記樹脂注入口を挟んで対向する位置に形成され、前記樹脂の流動を規制するための流動規制部と、を備え、
    前記開口部成形部は、弱化部形成部を有し、
    前記流動規制部は、前記弱化部形成部と連続しており、
    前記流動規制部の端部は、前記弱化部形成部よりも肉薄に形成されている、成形型。
  9. 前記流動規制部は、環状、略C字状又は直線状である、請求項6乃至8の何れかに記載の成形型。
  10. 請求項6乃至9の何れかに記載の成形型を使用して成形される合成樹脂製キャップ製造方法であって、
    前記成形型内に前記樹脂注入口より溶融樹脂を注入する段階と、
    前記開口部を形成する段階と、
    前記樹脂注入口を中心として前記開口部とは反対方向への前記樹脂の流動を規制する段階と、を含む製造方法。
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