JP6415241B2 - 容器から分離可能なキャップ - Google Patents

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本発明は、分別回収の際、使用者が容器口から容易に分離することができるキャップに関するものである。
従来から、容器口に装着されているキャップのキャップ本体は、分別回収するために、キャップ本体を容器口から容易に分離できるように、キャップ本体の一部に破断し易い部分を形成した発明が種々提案されている。
例えば、容器から分離可能なキャップの従来技術として特許文献1には、容器口に装着するための略円筒状のキャップ本体を備えたキャップ体であって、該キャップ本体は、注出口と、該注出口の外側に位置する胴部と、該胴部に設けた胴部を上下方向に切り裂くための胴部弱化線と、該胴部弱化線に沿った胴部の外周部から一体に形成されると共に胴部弱化線を跨ぐように胴部の周りに隙間を置いて延設した保護部と、該保護部に設けた、該保護部を上下方向に切り裂くための保護部弱化線とから概略構成されていることが開示されている。
特開2005−29232号公報
上述した特許文献1に係るキャップ体において、80℃〜100℃に耐え得る耐熱性が要求されている。しかしながら、この特許文献1に係るキャップ体は、材質がポリエチレン樹脂(PE)であるために、80℃〜100℃の高温で加熱すると、容器口とキャップとの間のシール性が低下する虞があった。そのため、キャップ体の材質を、ポリエチレン樹脂から耐熱性を有するポリプロピレン樹脂(PP)に変更すると、ポリプロピレン樹脂はポリエチレン樹脂よりも剛性を有するために、今度は、製造時、保護部と胴部との間の隙間を形成するための金型のコア部位が破損する虞があり、材質を変更することが困難であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、胴部の外周に隙間を置いて保護部を一体的に成形するキャップにおいて、高温で加熱された後でも容器口とキャップとの間のシール性を保持する、容器から分離可能なキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、容器口に装着されるキャップ本体を備えた、合成樹脂製のキャップであって、該キャップ本体は、該キャップ本体の胴部に設けた、該胴部を上下方向に切り裂くための胴部弱化線と、該胴部弱化線に沿った胴部の外周部から一体的に該胴部の周りに隙間を置いて延設する保護部と、前記保護部に設けられ、該保護部を上下方向に切り裂くための保護部弱化線と、前記胴部の内側に配置され、該胴部との間に容器口が嵌合される円筒状嵌合壁部と、該円筒状嵌合壁部の内側に間隔を置いて配置される円筒状注出壁部と、前記胴部の上端と前記円筒状嵌合壁部の上端と前記円筒状注出壁部の外周壁とに接続される環状水平壁部と、該円筒状嵌合壁部と、前記円筒状注出壁部における前記環状水平壁部を境とした下側円筒状注出壁部との間に、周方向に沿って間隔を置いて複数設けられる補強リブと、を備え、前記各補強リブは、前記円筒状嵌合壁部の内壁面、前記下側円筒状注出壁部の外壁面及び前記環状水平壁部の下壁面のそれぞれに一体的に接続されることを特徴とするものである。
請求項1の発明では、円筒状嵌合壁部の内壁面、下側円筒状注出壁部の外壁面及び環状水平壁部の下壁面のそれぞれに一体的に接続される補強リブを複数設けることで、高温で加熱された後でも、各補強リブにより円筒状嵌合壁部の内側への変形を抑制することができる。これにより、容器口の周壁部の内壁面と、円筒状嵌合壁部の外壁面との間のシール性を保持することができる。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明において、前記容器口に前記キャップ本体が装着された際、前記容器口の上端面が前記環状水平壁部に密着することを特徴とするものである。
請求項2の発明では容器口の周壁部の内壁面と、円筒状嵌合壁部の外壁面との間のシール性を確実に保持することができる。
請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載した発明において、前記各補強リブの厚みは、0.6mm〜1.2mmに設定されることを特徴とするものである。
請求項3の発明では、円筒状嵌合壁部の外径を、通常の25mm〜30mm(厚み0.5mm〜1.5mm)に設定した場合、各補強リブの厚み(周方向の長さ)を0.6mm〜1.2mmに設定すると、各補強リブを成形した円筒状嵌合壁部の部位の外周面のヒケ(成形時)を抑えた上で円筒状嵌合壁部の内側への変形が規制することができ、容器口の周壁部の内壁面と、円筒状嵌合壁部の外壁面との間のシール性を確実に保持することができる。
本発明のキャップによれば、容器から分離可能とするために必要な保護部を成形した上で、高温で加熱された後でも容器口とキャップとの間のシール性を保持することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る、容器から分離可能なキャップが容器口に装着された状態を示す断面図である。 図2は、本キャップの平面図である。 図3は、本キャップの断面図である。 図4は、本キャップの下面図である。 図5は、本キャップに採用した胴部弱化線の部位の下面図である。 図6は、図5のA−A線に沿う断面図である。 図7は、本キャップに採用した保護部弱化線を説明するためのヒンジ部分の拡大平面図である。 図8は、図7のB−B線に沿う断面図である。 図9は、図7のC−C線に沿う断面図である。 図10は、本キャップに採用した保護部弱化線を説明するためのヒンジ部分の拡大下面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図1〜図10に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係る、容器から分離可能なキャップ1(以下、キャップ1という)は、図1に示すように、容器口2に嵌合されるキャップ本体3と、キャップ本体3に被冠され、該キャップ本体3にヒンジ4を介して連結される蓋体5とから構成される。本キャップ1は、合成樹脂で形成されており、具体的にはポリエチレン製(PE)で一体成形される。
容器口2は円筒状に形成される。容器口2の周壁部は、最も下方に位置する大径周壁部8と、大径周壁部8から上方に連続して設けた小径周壁部9と、該小径周壁部9の上方に連続して設けた中間径周壁部10とが形成される。中間径周壁部10の上端外壁面は、上方に向かって先細りとなるテーパ面11に形成される。大径周壁部8の外径は、後述するキャップ本体3の胴部15の外径に略一致する。
キャップ本体3は、図1〜図4に示すように、円筒状の胴部15と、該胴部15の内側に間隔(環状空間20)を置いて同心状に配置される円筒状嵌合壁部16と、該円筒状嵌合壁部16の内側に間隔を置いて同心状に配置される円筒状注出壁部17とを備えている。胴部15の内壁面に周方向に延びる係合突条18が設けられる。胴部15の上端と、円筒状嵌合壁部16の上端と、円筒状注出壁部17の外周壁とに、環状水平壁部19が接続されている。円筒状嵌合壁部16の下部外壁面には、その周壁部の厚みが下端に向かって薄くなるようにテーパ面16aが形成される。胴部15と円筒状嵌合壁部16との間に形成される環状空間20に容器口2の小径周壁部9及び中間径周壁部10が嵌合される。特に、キャップ本体3の胴部15の内壁面に設けた係合突条18が、容器口2の小径周壁部9に嵌合される。
円筒状注出壁部17は、環状水平壁部19を境に上方に延出する上側円筒状注出壁部17aと、環状水平壁部19を境に下方に延出する下側円筒状注出壁部17bとから構成される。その結果、円筒状嵌合壁部16の内側には下側円筒状注出壁部17bが間隔を置いて同心状に配置されるようになる。下側円筒状注出壁部17b、円筒状嵌合壁部16、胴部15の順でその上下方向の長さ(高さ)が大きく形成される。胴部15と円筒状嵌合壁部16との間の環状水平壁部19の下面には、胴部15と同心状に環状シール部25が垂設される。該環状シール部25の下端が容器口2のテーパ面11に密着される。円筒状嵌合壁部16と下側円筒状注出壁部17bとの間には、周方向に間隔を置いて複数の補強リブ28が設けられる。
各補強リブ28は板状に形成される。各補強リブ28は放射状にそれぞれ配置される。各補強リブ28は、側面視において、円筒状嵌合壁部16側の長さ(高さ)が下側円筒状注出壁部17b側の長さ(高さ)よりも長く形成される。各補強リブ28は、円筒状嵌合壁部16の内壁面、下側円筒状注出壁部17bの外壁面及び環状水平壁部19の下壁面のそれぞれに一体的に接続される。その結果、各補強リブ28は、円筒状嵌合壁部16との上下方向に沿う接続範囲が、下側円筒状注出壁部17bとの上下方向に沿う接続範囲よりも大きくなる。各補強リブ28は、下側円筒状注出壁部17bの上下方向に沿う全域に接続される。なお、円筒状嵌合壁部16の外径は通常25mm〜30mm(厚み0.5mm〜1.5mm)の範囲の所定値で形成される。この形態において、各補強リブ28の厚み(周方向の沿う長さ)は、0.6mm〜1.2mmに設定され、好ましくは、0.8mm〜1.0mmに設定される。また、本実施形態では補強リブ28は、周方向に45°ピッチで、8箇所形成される。しかしながら、補強リブ28の数量は限定されることなく、8箇所以上形成してもよい。
胴部15には、図4〜図6に示すように、該胴部15を容易に上下方向に切り裂くための胴部弱化線30が設けられる。胴部弱化線30は、胴部15の上下方向に沿って延びている。胴部弱化線30は、胴部15を内側に凹ました薄肉部31で構成される。該薄肉部31の下方は、下端を開放する凹部38が形成される。該薄肉部31は、幅広部分32と幅狭部分33とから構成されている。該幅広部分32には、外方に突出する略半円状の凸条部34が、所定の間隔をあけて複数条上下方向に形成される。これら隣接する凸条部34の間に薄膜部35aが形成されている。また、幅狭部分33には、幅広部分32に形成された薄膜部35aから連続して、薄膜部35aより僅かに厚く形成された薄膜部35bが上下方向に形成されている。該薄膜部35bの両側には、薄膜部35bに臨む傾斜壁部36と、垂直に薄膜部35bに臨む垂直壁部37とが形成されている。この垂直壁部37が、胴部15から立設する保護部40の基部となっている。なお、本実施形態では、上述した胴部弱化線30の構造を採用したが、胴部15を容易に上下方向に切り裂くことができれば、この構造に限定されることはない。
図1〜図4に示すように、保護部40は、胴部弱化線30から連続して、図4に示す下面視で反時計周り方向に、胴部15の外壁面との間に隙間41を開けるように略全周の範囲に亘って延びている。胴部弱化線30の垂直壁部37の個所から胴部15と一体的に設けられた保護部40は、胴部15の周りを略同じ高さで取り巻くように帯状に形成される。保護部40の上端と胴部15の上端とは、ヒンジ4が形成される範囲を除き、容易に接続できる上薄壁部42で一体的に接続される。保護部40には、キャップ本体3を開閉する蓋体5がヒンジ4を介して連結されている。
保護部40には、該保護部40を容易に上下方向に切り裂くための保護部弱化線45が設けられる。保護部弱化線45は、保護部40の上下方向に沿って延びている。詳しくは、図7〜図10に示すように、保護部弱化線45は、保護部40とヒンジ4とが接続される周方向の範囲でその周方向の端部に設けられる。ヒンジ4が接続される範囲の保護部40の上端と胴部15の上端とが接続される上壁部には、胴部15に沿って円弧状に凹設された凹部46が形成される。該凹部46の下方には、保護部40と胴部15との間の隙間41が延びている。この凹部46の底面と隙間41の上面との間に、容易に切断可能な円弧状の薄膜部47が形成される。
また、この凹部46に面する保護部40の内壁面の周方向両端部には、略V字状の上側溝部48が上下方向に沿って延びている。各上側溝部48は保護部40の上端から薄膜部47の位置まで延びている。保護部40と胴部15との間の隙間41に面する保護部40の内壁面で一方の上側溝部48の対応する位置に、略V字状の下側溝部49が上下方向に沿って延びている。下側溝部49は保護部40の下端から薄膜部47の位置まで延びている。これら、一方の上側溝部48と下側溝部49とは連通している。そして、保護部40の内壁面には、上下方向に沿って上側溝部48及び下側溝部49が延びるので、この部位に、保護部40を上下方向に切り裂いて分割可能とする薄肉部、すなわち、保護部弱化線45が設けられることになる。薄膜部47には、上側溝部48及び下側溝部49が形成される内側の位置に、凹部46と隙間41とが連通する略矩形状の貫通孔50を穿設されている。本実施形態では、上述した保護部弱化線45の構造を採用したが、保護部40を容易に上下方向に切り裂くことができれば、この構造に限定されることはない。
図1〜図4に示すように、キャップ本体3の環状水平壁部19には、円筒状嵌合壁部55が上方に向かって延びている。該円筒状嵌合壁部55の上部外壁面には、周方向に沿って環状に延びる係止突条部56が形成される。該円筒状嵌合壁部55の外壁面に蓋体5が嵌合される。円筒状嵌合壁部55の内側には間隔を置いて同心状に円筒状注出壁部17の上側円筒状注出壁部17aが延びている。上側円筒状注出壁部17aの高さは、円筒状嵌合壁部55の高さよりもはるかに高く形成される。なお、上側円筒状注出壁部17aには、注出方向とは反対側の周方向の所定範囲に切り欠き部57が形成される、
キャップ本体3には、注出円筒状壁部17内の注出口を塞ぐ栓59と、該栓59を、その周辺を切断して開放するリング状の把持部60とが設けられる。そして、使用者が最初に内容物を使用する時には、把持部60を上方に引っ張って、栓59の周辺を切り裂いて内容物を使用することになる。
図1〜図4に示すように、蓋体5は、キャップ本体3の保護部40にヒンジ4を介して一体的に接続されている。該蓋体5は、ヒンジ4を介してキャップ本体3の保護部40の外壁面に接続される円筒状の胴部62と、該胴部62の上端の周方向全域に一体的に接続される天面部63とから構成される。天面部63の径方向中央部には、キャップ本体3の上側円筒状注出壁部17aの内壁面に緊密に嵌合する円筒状密着部64が垂設される。胴部62の下部内壁面には、周方向に環状に延びる係止突条部65が形成される。
そして、蓋体5をキャップ本体3に被冠させる際には、ヒンジ4を折り返し、蓋体5をキャップ本体3に被せ、蓋体5の胴部62をキャップ本体3の円筒状嵌合壁部55の外周部に位置させて、蓋体5の胴部62の係止突条部65が、キャップ本体3の円筒状嵌合壁部55に設けた係止突条部56を乗り越えるように蓋体5をキャップ本体3に嵌合する。すると、蓋体5の円筒状密着部64の下部外壁面が、キャップ本体3の上側円筒状注出壁部17aの内壁面に密着して液密的にシールされる。
次に、容器口2に本キャップ1を打栓する際には、容器口2をキャップ本体3の胴部15と円筒状嵌合壁部16との間の環状空間20に嵌合させる。すると、容器口2の中間径周壁部10の外壁面が、胴部15の内壁面に当接すると共に、容器口2の小径周壁部9の外壁面に、胴部15の内壁面に設けた係合突条18が嵌合する。これと同時に、キャップ本体3の円筒状嵌合壁部16の外壁面が、容器口2の中間径周壁部10の内壁面に圧着することで、円筒状嵌合壁部16の外壁面と容器口2の中間径周壁部10の内壁面との間のシール性が確保される。さらに、容器口2の上端面がキャップ本体3の環状水平壁部19の下面に密着すると共に、中間径周壁部10の上端外壁面に設けたテーパ面11に、キャップ本体3の環状シール部25の下端が密着して、この間も液密的にシールされる。
この時、円筒状嵌合壁部16と下側円筒状注出壁部17bとの間には、周方向に間隔を置いて複数の補強リブ28が設けられているので、本キャップ1が、剛性が比較的低いポリエチレン樹脂で形成され、且つ高温で加熱された後であっても、各補強リブ28により円筒状嵌合壁部16の内側への変形が抑制され、円筒状嵌合壁部16の外壁面と、容器口2の中間径周壁部10の内壁面との間のシール性を確保することができる。
次に、内容物を全部使用した後、本発明の実施形態に係るキャップ1を容器口2から分離させる方法を簡単に説明する。
蓋体5を手で把持して、まず、蓋体5を、外方でやや下方に引っ張ってひねりながら、保護部40の内側に形成した保護部弱化線45を上下方向に切り裂いて、保護部40を分割すると同時に、凹部46と隙間41との間の薄膜部47を切り裂く。すると、蓋体5は、保護部40の一端部とつながったままの状態となるので、引き続き、蓋体5を図2において反時計周り方向に、やや外方に引っ張り、保護部40の上端と胴部15の上端とを接続する上薄壁部42を切り裂きながら、胴部弱化線30の位置まで回転させる。
そして、胴部弱化線30の位置に達したならば、把持している蓋体5を外方でやや上方に引っ張りながら引き上げることにより、胴部15に設けた胴部弱化線30を下から上に向かって切り裂いて、胴部15を胴部弱化線30に沿って上下方向に分割させる。この結果、分割された胴部15の隙間から容器口2の周壁部(中間径周壁部10及び小径周壁部9)の外周面を露出させることができる。しかる後に蓋体5をさらに引っ張り上げることにより、本キャップ1を容器口2から容易に引き抜き分離させることができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るキャップ1によれば、キャップ本体3には、円筒状嵌合壁部16と下側円筒状注出壁部17bとの間に、周方向に間隔を置いて複数の補強リブ28が設けられる。また、各補強リブ28は、円筒状嵌合壁部16の内壁面、下側円筒状注出壁部17bの外壁面及び環状水平壁部19の下壁面のそれぞれに一体的に接続される。これにより、本キャップ1が80℃〜100℃で加熱された後でも、各補強リブ28により円筒状嵌合壁部16の内側への変形が抑制されて、キャップ本体4の円筒状嵌合壁部16の外壁面と容器口2の中間径周壁部10の内壁面との間のシール性を確保することができる。しかも、本キャップ1は、ポリエチレン製で形成されているので、製造時に、保護部40と胴部15との間の隙間41を形成するためのコア部位(金型)が破損することはない。
また、本発明の実施形態に係るキャップ1では、各補強リブ28の厚み(周方向の長さ)を0.8mm〜1.2mmに設定しているので、各補強リブ28を成形した円筒状嵌合壁部16の部位の外周面のヒケを抑えた上で円筒状嵌合壁部16の内側への変形が規制することができ、キャップ本体4の円筒状嵌合壁部16の外壁面と、容器口2の中間径周壁部10の内壁面との間のシール性を確実に保持することができる。
なお、本実施の形態では、各補強リブ28は、円筒状嵌合壁部16の内壁面、下側円筒状注出壁部17bの外壁面及び環状水平壁部19の下壁面のそれぞれに一体的に接続されており、最良の形態であるが、各補強リブ28は、少なくとも円筒状嵌合壁部16の内壁面に一体的に接続されればよい。
1 キャップ,2 容器口,3 キャップ本体,15 胴部,16 円筒状嵌合壁部,17b 下側円筒状注出壁部,28 補強リブ,30 胴部弱化線,40 保護部,45 保護部弱化線

Claims (3)

  1. 容器口に装着されるキャップ本体を備えた、合成樹脂製のキャップであって、
    該キャップ本体は、
    該キャップ本体の胴部に設けた、該胴部を上下方向に切り裂くための胴部弱化線と、
    該胴部弱化線に沿った胴部の外周部から一体的に該胴部の周りに隙間を置いて延設する保護部と、
    前記保護部に設けられ、該保護部を上下方向に切り裂くための保護部弱化線と、
    前記胴部の内側に配置され、該胴部との間に容器口が嵌合される円筒状嵌合壁部と、
    該円筒状嵌合壁部の内側に間隔を置いて配置される円筒状注出壁部と、
    前記胴部の上端と前記円筒状嵌合壁部の上端と前記円筒状注出壁部の外周壁とに接続される環状水平壁部と、
    該円筒状嵌合壁部と、前記円筒状注出壁部における前記環状水平壁部を境とした下側円筒状注出壁部との間に、周方向に沿って間隔を置いて複数設けられる補強リブと、
    を備え、
    前記各補強リブは、前記円筒状嵌合壁部の内壁面、前記下側円筒状注出壁部の外壁面及び前記環状水平壁部の下壁面のそれぞれに一体的に接続されることを特徴とする容器から分離可能なキャップ。
  2. 前記容器口に前記キャップ本体が装着された際、前記容器口の上端面が前記環状水平壁部に密着することを特徴とする請求項1に記載の容器から分離可能なキャップ。
  3. 前記各補強リブの厚みは、0.6mm〜1.2mmに設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の容器から分離可能なキャップ。
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