JP7360957B2 - 検体抽出容器および検体検査キット - Google Patents

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Description

本発明は、感染症に感染しているか否かなどを検査するための検体検査キットに用いられる検体抽出容器、及び当該検体抽出容器を備えた検体検査キットに関する。
インフルエンザなどの感染症に感染しているか否かを検査するための検体検査キットが知られている。検体検査キットは、検体抽出液が予め収容された検体抽出容器と、テストプレートとからなり、咽頭・鼻腔ぬぐい液、鼻汁等の生体由来の検体を採取した綿棒を検体抽出容器に挿入して検体抽出液に検体を混和させ、この検体抽出液を試料としてテストプレートに滴下させて、イムノクロマト法により、その反応を確認するというものである。
検体検査キットに用いられる検体抽出容器の一例が特許文献1に開示されている。この検体抽出容器は、検体抽出液が収容された容器本体と、その口部に装着された蓋体とを備えている。蓋体は、前記口部を塞ぐ中栓と、この中栓にヒンジを介して連結されたノズル部材(ノズル筒)とを備え、検体抽出液を濾過するためのフィルタがノズル部材の内側に挿着された構成を有する。中栓の頂部には、開口用突起が突設されている。
この検体抽出容器の使用方法は次の通りである。まず、ヒンジを支点としてノズル部材を展開し(回転させ)、開口用突起を露出させる。次に、この開口用突起を押し倒して中栓の一部を引き裂いて頂部に開口部を形成し、この開口部を通じて綿棒を容器本体に挿入し、検体を検体抽出液に混和させて試料を生成する。その後、ノズル部材を容器本体に装着し直し、検体抽出容器を上下逆さまにしてノズル部材の先端からテストプレートに試料を滴下させる。
特許第4697783号公報
特許文献1の検体抽出容器によれば、開口用突起を押し倒して中栓の頂部に開口部を形成するまでは検体抽出液が密封されている。そのため、使用前に誤って検体が検体抽出液に混入することや、検体混和前の検体抽出液がフィルタに浸潤することが防止されるという利点がある。
しかしながら、検体を検体抽出液に混和させるためには、開口用突起を指先で押し倒して中栓の頂部に開口部を形成する必要があり、多数の検体を連続して検査することが求められる場合が多い医療現場では、指先が痛くなって作業が苦痛になることが予想される。
このような問題の解決策として、比較的大きな開口用突起を設けて指先に作用する圧力を分散させることが考えられる。しかし、開口用突起の大型化は、必然的に当該開口用突起が収容されるノズル部材内の空間の拡大を伴うため、検体検査の精度や検体抽出容器の操作性の面などで次のような不都合がある。すなわち、ノズル部材内の空間が大きくなってその壁面面積が大きくなると、当該壁面により多くの試料が付着して実際の検査に供される試料が減り、テストプレートによる検体検査の精度に影響がでるおそれがある。また、ノズル部材内の空間が大きくなると、試料を滴下させる際により大きな力で容器本体を圧搾する必要が生じ、検体抽出容器の試料滴下性が悪くなる。
本発明は、上記のような事情に鑑みて成されたものであり、より開封操作性が良くしかもノズル部材内の空間を比較的小さく抑えることができる検体抽出容器を提供すること、また、より効率的にかつ精度良く検体検査を行うことができる検体検出キットを提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る検体抽出容器は、検体を採取した(スワブ、紙類等の)検体採取部材が挿入されることを許容する開口部を頂上部に備え、かつ、(検体から検査対象物を抽出する)検査用抽出液が収容された上下方向に細長い容器と、前記開口部を閉鎖する栓部材と、前記容器の頂上部に着脱可能に係止されたノズル部材と、を含み、前記栓部材は、前記開口部を塞ぎかつ上向きの外力を与えることにより前記容器からの取り外しが可能となるように当該容器に嵌合された本体部と、この本体部から上方に延びて指先で摘むことが可能な摘み部とを含み、前記ノズル部材は、前記容器の頂面と共に前記摘み部の収容空間を形成する下向きに開口する凹部と、この凹部に連通した試料(検査対象物を含有する検査用抽出液)の注出路とを備えているものである。
この検体抽出容器を使用するには、ノズル部材を容器から取り外し、摘み部を摘んで栓部材を容器から引き抜いて前記開口部を開放した後、検体を採取した綿棒などの検体採取部材を容器内に挿入して試料を生成する。試料生成後、ノズル部材を容器の頂上部に装着し直し、当該検体抽出容器を上下逆さまにしてノズル部材の先端から試料を滴下させる。
この検体抽出容器によれば、栓部材に設けられた摘み部を摘んで当該栓部材を取り外すことで開口部を開放する構造であるため、開口用突起を指先で押し倒し、中栓の一部を引き裂いて開口部を形成する必要がある従来の検体抽出容器に比べると開封操作が簡単である。また、摘み部は指先で摘むことが可能な大きさであればよいため、従来の開口用突起に比べて小さいものでも支障がない。その分、ノズル部材の凹部の容積、すなわちノズル部材内の空間を比較的小さくでき、これにより、試料を滴下させる際に容器を圧搾する力も低減でき、また、当該空間を形成する壁面に多くの試料が付着して実際の検査に供される試料が減少することも抑制できる。
この検体抽出容器において、前記摘み部は、球頭部と、この球頭部の外径よりも小さい外径を有し、前記球頭部と前記本体部とを連結する軸状の連結部とを含むものであるのが好適である。
この構成によれば、摘み部がごく小さなものであっても指先で難なく摘み上げることが可能となる。そのため、良好な開封操作性を確保しながら、摘み部の小型化、ひいてはノズル内空間の縮小化に寄与するものとなる。
この場合、前記球頭部の直径をD1、連結部の直径をD2、連結部の軸長をHとしたときに、前記摘み部は、以下の式(1)~(3)を充足する形状を有するのが好適である。
2mm≦D1≦9mm ・・・(1)
0.1≦D2/D1<1.0 ・・・(2)
0.1mm≦H≦4.0mm ・・・(3)
この構成によれば、摘み部を可及的に小さいものとしながら、良好な開封操作性を確保することが可能となる。
上記形態の検体抽出容器において、前記ノズル部材は、前記収容空間を仕切る仕切壁を前記凹部内に備え、前記仕切壁には、前記容器に対する前記ノズル部材の着脱が許容されるように前記摘み部を逃がす開口又は切欠が形成されているものであってもよい。
この構成によると、前記凹部内に仕切壁が設けられている分、ノズル内空間の容積が小さくなる。そのため、容器を圧搾する際の圧力を効率良く当該容器内の試料に伝えて当該試料を滴下させることができる。しかも、仕切壁によって栓部材(本体部)の変位が規制されるため、運搬中などに意図せず栓部材が外れて前記開口部が開放されることが抑制される。
なお、上記各態様の検体抽出容器において、前記ノズル部材は、前記開口部を覆うように前記容器に係脱可能に係止され、この係止位置と当該係止位置から反転するように展開した展開位置とに亘って変位可能となるように前記容器に連結されているのが好適である。
この構成によると、容器を片手で握って同じ手の指先(親指)でノズル部材を係止位置から展開位置に展開操作を行うことで簡単に栓部材を露出させて開封操作を行うことができる。そのため、より開封操作性が良いものとなる。
一方、本発明の一の局面に係る検体検査キットは、上述した何れかの態様の検体抽出容器と、この検体抽出容器のノズル部材から注出される試料の検査、判定を行うテストプレートと、を含むものである。
上記各態様の検体抽出容器は、上述した通り、開封操作性が良く、しかもノズル部材内空間を比較的小さく抑えて、実際の検査に供される試料が減少することを抑制できる。従って、当該検体抽出容器を備える上記検体検査キットによれば、より効率的にかつ精度良く検体検査を行うことが可能となる。
上記検体検査キットは、検体を採取するための検体採取部材をさらに含み、前記検体採取部材は、軸状を成しかつその長手方向の途中部分にその他の部分よりも変形し易い変形部を備えているのが好適である。
この構成によれば、試料生成後、検体採取部材をその変形部のところで変形させながら容器に押し込むことにより、検体採取部材を容器に収容した状態で、当該容器の頂上部にノズル部材を装着することが可能となる。つまり、試料生成後の検体採取部材を容器に収容した状態で試料を滴下させ、その後、検体採取部材をそのまま容器と共に廃棄することができる。従って、検査従事者等の二次感染や汚染を予防することが可能となる。また、液体試料が生成されていることが視覚的に明確になるため、試料生成を忘れたまま検査が進められることを回避することが可能となる。
また、上記検体検査キットは、検体を採取するための軸状の検体採取部材をさらに含み、前記検体採取部材は、前記栓部材が取り外されかつ前記容器に前記ノズル部材が装着された状態の前記検体抽出容器に収容されることが可能な全長を有しているものであってもよい。
この構成の場合も、試料生成後の検体採取部材を容器に収容した状態で試料を滴下させ、その後、検体採取部材をそのまま容器と共に廃棄することができる。そのため、上記と同様に、検査従事者等の二次感染や汚染を予防すること、および液体試料が生成されていることを視覚的に明確にすることが可能となる。
以上の通り、上記の各態様に係る検体抽出容器によれば、より開封操作性が良く、しかもノズル部材内の空間を比較的小さく抑えることが可能となり、また、上記態様の検体検査キットによれば、より効率的にかつ精度良く検体検査を行うことが可能となる。
本発明に係る検体検査キットを示す図である。 本発明に係る検体抽出容器の斜視図である。 未開封時の検体抽出容器の断面図である。 栓部材の断面図である。 ヒンジユニットの斜視図である。 ノズル部材展開時の検体抽出容器の斜視図である。 ノズル部材展開時の検体抽出容器の断面図である。 開封時の検体抽出容器の斜視図である。 開封時の検体抽出容器の断面図である。 ノズル部材リセット時の検体抽出容器の断面図である。 検体抽出容器の使用方法の一例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
[検体検査キットの説明]
図1は、本発明に係る検体検査キットの斜視図である。検体検査キット1は、検体採取用の綿棒2と、採取した検体を検体抽出液に混和させて液体試料を生成する検体抽出容器3と、前記試料について検体検査を行いその結果を表示するテストプレート4とを含む。綿棒2は、軸部2aとその先端に固定された球綿2bとを備えている。なお、当例では、本発明の「検体採取部材」として綿棒2を適用した例について説明するが、綿棒2以外の周知の軸状の採取部材を適用することも可能である。
テストプレート4は、例えば免疫クロマトグラフ法を用いた周知の液体試料検査具であり、試料滴下窓部5a及び判定窓部5bを備えた偏平かつ細長な樹脂製の容器5の内部にテストストリップ6が収容されたものである。
詳細図を省略するが、テストストリップ6は、容器5の長手方向に細長い形状を有し、その一端側から順にサンプルパッド、コンジュゲートパッド、メンブレンおよび吸収パッドを備えている。容器5の試料滴下窓部5aはサンプルパッドに対応する位置に、判定窓部5bはメンブレンに対応する位置に各々設けられてあり、試料滴下窓部5aからサンプルパッド上に前記試料を滴下すると、この試料がコンジュゲートパッドに浸透して当該パッドに担持された特異抗体(金コロイド、カラーラテックス等の物質で標識した抗体;着色標識)と反応しながらメンブレンに浸透して行き、試料に被測定物である抗原が存在していると、この抗原とメンブレンに固定された抗体とが抗原抗体反応を起こし、メンブレン上(判定窓部5b)に着色標識がシグナルとして現れるようになっている。
検体抽出容器3は、上記の通り、採取した検体を検体抽出液と混和させ、被検査対象物質を抽出させた試料を作成するためのもので、検体抽出容器3から前記試料をテストプレート4の前記テストストリップ6(サンプルパッド)上に滴下させることもできる。その具体的な構成については後述する。
上述した検体検査キット1の代表的な用途としては、インフルエンザウイルスの感染検査が挙げられる。しかし、本発明に係る検体検査キット1の具体的な用途は当該感染結果に限定されるものではない。従って、検体抽出容器3から滴下される試料を受けて検体検査を実行し、その結果を表示できるものであれば、容器5やテストストリップ6の具体的な構成は上記の構成に限定されるものではない。また、検体抽出液の組成も検査対象に応じて、適宜、目的の成分を抽出できる組成のものを用いることができる。
[検体抽出容器の構造]
図2は、検体抽出容器3の斜視図である。図3は、検体抽出容器3の断面図であり、未開封時(使用前)の状態を示している。
検体抽出容器3は、検体と共に試料を生成するための検体抽出液が予め収容された容器10と、この容器を密閉する栓部材12と、容器10の頂上部を覆うように当該容器10に装着されたノズル部材14とで構成されている。
容器10は、頂上部が開口した透明又は半透明の上下方向に細長い樹脂製の有底円筒体からなる容器本体22と、この容器本体22の前記開口を覆うように当該容器本体22に固定されたカバー部材24とを含む。
容器本体22の上端部近傍の外周面にはその全周に亘って係合凸部23aが設けられ、この係合凸部23aの下方には鍔部23bが設けられている。容器本体22のうち鍔部23bよりも下側の部分は、それ以外の部分よりも薄肉に形成されており、指圧によって容易に圧搾できる程度の可撓性を有している。
カバー部材24は、天井壁26と周壁28とを備えた有天円筒状を成し、容器本体22の頂上部を覆うように当該容器本体22に装着されている。周壁28の内周面には、その全周に亘って係合凸部28aが設けられており、この係合凸部28aと容器本体22の前記係合凸部23aとが上下に係合することで、カバー部材24が容器本体22に抜け止めされている。つまり、容器本体22に対するカバー部材24の装着構造は打栓式である。但し、当該装着構造はねじ式であってもよい。例えば容器本体22の外周面に雄ねじが、カバー部材24の内周面に雌ねじが各々形成されており、容器本体22に対してカバー部材24が螺着される構造であってもよい。
カバー部材24の天井壁26の中央には、上下方向に貫通する円形の開口部27(本発明の開口部に相当する)が形成されている。この開口部27は、検体を検体抽出液に混和させるために前記綿棒2を挿入するとともに、検体混和後の検体抽出液、すなわち液体試料を容器10(容器本体22)から注出するための部分であり、綿棒2が、余裕を持って挿入されることを許容する直径を有している。この開口部27が、前記栓部材12により閉鎖されている。
天井壁26の下面には、前記開口部27の周囲において当該下面から下向きに伸びる断面円形のスリーブ部30が設けられている。スリーブ部30は容器本体22に内嵌(嵌入)されており、これにより、スリーブ部30と容器本体22との間が液密にシールされている。また、天井壁26の上面には、前記開口部27の中心と同心円状に並びかつ各々当該上面から上向きに突出する円筒状の内側環状凸部32及び外側環状凸部34が設けられている。
図4は、前記栓部材12の断面図である。図3及び図4に示すように、栓部材12は、前記開口部27を実質的に塞ぐ栓本体部42と、この栓本体部42から上方に延びた摘み部44とを備えている。栓本体部42は、開口部27に内嵌される円錐台状の第1嵌合部43aとこの第1嵌合部43aの上方に連続して前記内側環状凸部32に内嵌される円柱状の第2嵌合部43bとを備えている。摘み部44は、指先で摘んで栓部材12(栓本体部42)をカバー部材24(開口部27及び内側環状凸部32)から引き抜くのに適した形状とされ、当例では、球頭部45aと、この球頭部45aと栓本体部42とを連結する軸状の連結部45bとを備えた形状とされている。
ノズル部材14は、前記カバー部材24に対して係脱可能に係止されて当該検体抽出容器3の使用時に操作される操作部52と、この操作部52に固定されたノズル本体54とを含む。
操作部52は、周壁部62を有した概略筒状を成している。操作部52の内部は、開口部65を備えた仕切部64によって上下に仕切られている。具体的には、前記ノズル本体54が固定される上側のノズル装着部53aと、前記カバー部材24の頂上部に係止される被着部53bとに仕切られている。ノズル装着部53aと被着部53bとは、前記開口部65を介して互いに連通している。
なお、ノズル部材14の操作部52と容器10のカバー部材24とはヒンジ50を介して連結されており、当例では、これら操作部52とカバー部材24とヒンジ50とが同一の樹脂材料により一体に成型されている。つまり、図5に示すように、操作部52とカバー部材24とはヒンジ50を介して連結された一つの部品(ヒンジユニットUと称す)として一体成型されており、検体抽出容器3においては、ノズル部材14及び容器10といった異なる部品の一部を構成しているのである。
操作部52は、容器10の前記カバー部材24の開口部27を覆うように当該カバー部材24に係止される係止位置P1(図2及び図3に示す位置)と、この位置から反転するように展開されて開口部27を開放する展開位置P2(図6及び図7参照)とに亘って変位可能となっている。
操作部52の被着部53bの外径は、カバー部材24の外径と同等又はそれよも若干大きく、ノズル装着部53aの外径は、被着部53bの外径よりも小さく設定されている。そのため、周壁部62には、仕切部64の位置を境にして段差が形成されている。
仕切部64の下面うち開口部65から若干径方向外側に離れた位置には、当該下面から下向きに伸びる断面円形のスリーブ部66が設けられている。スリーブ部66は、カバー部材24の前記内側環状凸部32に外嵌しており、これにより、カバー部材24の前記開口部27の周囲で、内側環状凸部32とスリーブ部66との間が液密にシールされている。
ノズル装着部53aには、前記ノズル本体54が固定されている。ノズル本体54は、容器10(容器本体22)から前記試料を注出するためのものであり、注出口70を有する先端部72と、その下端に繋がる円筒状の基端部74とを備え、基端部74がノズル装着部53a(周壁部62の内側)に内嵌されることにより操作部52に固定されている。先端部72には、基端部74の内部空間と注出口70とを連絡する注出路76が形成されている。
なお、図3に示すように、ノズル部材14には、ノズル本体54の前記基端部74の内側の空間と操作部52のスリーブ部66の内側の空間からなる下向きに開口する凹部(以下、凹部15と称す)が形成されており、この凹部15に前記栓部材12の摘み部44が挿入されている。すなわち、ノズル本体54の当該凹部15は、カバー部材24の天井壁26(容器10の頂面)と共に摘み部44の収容空間を形成している。
また、ノズル本体54の基端部74の内側の空間と操作部52のスリーブ部66の内側の空間とは、前記仕切部64に形成された開口部65を通じて連通している。そしてこの開口部65は、係止位置P1と展開位置P2との間のノズル部材14の変位に伴い栓部材12の前記摘み部44を逃がすことが可能な必要最小限の大きさに設定されており、よって、仕切部64は前記凹部15内を上下に仕切っている。換言すれば、ノズル部材14は、摘み部44の前記収容空間を仕切る仕切部64を前記凹部15内に備えていると言える。
前記仕切部64の下面には下向きに突出して前記開口部65に沿って周方向に延在する環状の凸部64aが設けられている。この凸部64aは、栓部材12の前記本体部42に当接しており、これにより、栓部材12が抜け止めされている。
操作部52における前記周壁部62の下端部であってその内壁面には、フック部62bが設けられている。このフック部62bは、周方向における複数の位置に設けられている。フック部62bは、カバー部材24の前記外側環状凸部34に係脱可能な形状を有しており、図3に示すように外側環状凸部34に係合することにより操作部52(ノズル部材14)をカバー部材24(容器10)に係止する。詳しくは、外側環状凸部34の外周面は断面山型の形状であり、フック部62bは、この外側環状凸部34の外周面の稜線部分を乗り越えることにより当該外側環状凸部34に係合するとともに、上下方向の外力を受けることにより当該稜線部分を乗り越え可能な形状を有している。これにより、フック部62bが当該外側環状凸部34に係脱可能となっている。
[検体抽出容器3の使用方法]
検体抽出容器3の未開封時(使用前)は、図2、図3に示すように、ノズル部材14は、容器10(カバー部材24)に係止された係止位置P1に配置されている。また、栓部材12(栓本体部42)がカバー部材24の開口部27及び外側環状凸部34に内嵌することにより、開口部27が閉鎖、すなわち容器10が閉鎖され、当該容器10内の検体抽
出液が密封された状態となっている。
検体抽出容器3を使用するには、例えば容器10を一方の手で掴み、同じ手の親指でノズル部材14に力を加え、ノズル部材14を係止位置P1から展開位置P2に変位させる(展開操作を行う)。なお、ノズル部材14の操作部52及び容器10のカバー部材24の側面(周面)のうち、ヒンジ50とは反対側の部分(図3では左側の部分)は、側面視で円弧状に切欠かれた形状となっている。これにより、操作部52(被着部53b)には、下方から上方に向かって漸次径方向外側に迫り出す形状の指掛部62aが形成されている。従って、容器10を片手で掴んだまま、この指掛部62aに親指を添えてノズル部材14(操作部52)を押し上げることで、ノズル部材14を容易に係止位置P1から展開位置P2に変位させることができる。
このようにノズル部材14の展開操作を行うと、図6及び図7に示すように、栓部材12の摘み部44が露出する。従って、この摘み部44を指先で摘んで栓部材12(栓本体部42)をカバー部材24(開口部27及び内側環状凸部32)から引き抜くことにより、図8及び図9に示すように、開口部27が開放される。
開口部27を開放したら、検体が採取された綿棒2の先端(綿球2b)を開口部27から容器10の内部に挿入し、綿棒2の先端を検体抽出液によく浸しながら撹拌する。これにより、検体を検体抽出液に混和させて液体試料を生成する。さらに、容器10(容器本体22)の外側から当該容器10(鍔部23bよりも下側の部分)と共に綿棒2の先端を圧搾することにより、綿棒2の検体を搾り出しながら容器10から綿棒2を抜き取る。そして、綿棒2の抜き取り後、ノズル部材14を展開位置P2から係止位置P1にリセットし、図10に示すように、ノズル部材14をカバー部材24に係止する。
この状態では、既に栓部材12が取り外されているので、開口部27(容器10)の開放状態が維持される。従って、検体抽出容器3を上下逆さまにすれば、容器10内の試料が開口部27、65を通じてノズル本体54に流れ込み、注出路76を通じて注出口70から流出する。これにより、検体抽出容器3からテストプレート4の所定の場所に試料を滴下することができる。
[作用効果]
上述した検体抽出容器3によると、使用時までは、容器10の内部に通じる開口部27が栓部材12で閉鎖されて検体抽出液が密封される。そのため、使用前に誤って検体が検体抽出液に混入することが良好に防止される。また、上記検体抽出容器3には備えられていないが、ノズル本体54に濾過フィルタが装着されているような場合には、検体が混和されていない検体抽出液が当該濾過フィルタに浸潤することも防止される。
そして、検体抽出容器3の使用時には、カバー部材24に係止されているノズル部材14を係止位置P1から展開位置P2へ変位させて栓部材12を露出させ、その摘み部44を指先で摘んで当該栓部材12を取り外すことで開口部27を容易に開放することができる。このような開封構造は、開口用突起を指先で押し倒し、中栓の一部を引き裂いて開口部を形成する必要がある従来の検体抽出容器(背景技術の特許文献1)の開封構造に比べると操作が非常に簡単である。また、摘み部44は、指先で摘むことが可能な大きさであればよいため、従来の検体抽出容器で採用されている開口用突起に比べるとより小さいものでも支障がなく、その分、ノズル部材14の前記凹部15の容積も小さくてすむ。従って、試料を滴下させる際に容器10を圧搾する力もより小さくてすむとともに、ノズル部材14内の空間を形成する壁面に多くの試料が付着して実際の検査に供される試料が減少することを抑制することもでき、その結果、より効率的にかつ精度良く検体検査キット1による検査を実施することが可能になる。
特に、上記検体抽出容器3によれば、ノズル部材14に仕切壁64が設けられている分、当該仕切壁64が無い場合に比べると、前記凹部15により形成されるノズル部材14内の空間の容積が小さくなる。そのため、容器(容器本体)を圧搾することにより圧力を効率良く当該容器10内の試料に伝えて当該試料を滴下させることができる。
しかも、仕切壁64(凸部64a)によって栓部材12の変位、すなわちカバー部材24からの引き抜き方向の変位が規制されるため、運搬中などに意図せず栓部材12が外れて前記開口部27が開放されるという不都合を未然に防止することができるという利点もある。
また、上記検体抽出容器3によれば、ノズル部材14(操作部52)には、下方から上方に向かって漸次径方向外側に迫り出す形状の指掛部62aが形成されているため、容器10を把持し、この指掛部62aに親指を添えてノズル部材14を押し上げるようにすれば、当該ノズル部材14を片手で難なく係止位置P1から展開位置P2に変位させて、栓部材12を露出させることができる。従って、上記検体抽出容器3によれば、この点でも開封操作性が良いと言える。
[その他、変形例等]
以上、本発明の実施形態に係る検体抽出容器3及び検体検査キット1について詳述したが、上記検体抽出容器3及び検体検査キット1は本発明の好ましい実施形態の例示であって、検体抽出容器及び検体検査キットの具体的な構成は当該実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。例えば以下のような構成を採用することもできる。
上記実施形態の検体抽出容器3では、ノズル部材14の操作部52と容器10のカバー部材24とがヒンジ50によって一体に連結された構造であるが、操作部52とカバー部材24は、互いに分離独立したものであってもよい。また、容器本体22は内壁部に突起等を設けることで、綿棒2の検体を搾り出す際の圧搾効率を高める仕様としてもよい。
栓部材12の摘み部44の形状は、指先で確実に摘むことが可能な形状であれば、必ずしも、上記実施形態のような形状、すなわち球頭部45aと連結部45bとを備えた形状でなくてもよい。但し、本件の発明者は、球頭部45aと連結部45bとを備えた上記実施形態の摘み部44の形状によれば、指の大きさなどによる感覚的な差は多少あるものの、次のような摘み部44の形状を採用することにより、摘み部44の小型化と開封操作性を両立できることを確認した。すなわち、図4に示すように、球頭部45aの直径をD1、連結部45bの直径をD2、連結部45bの軸長(球頭部45aと本体部42との間における連結部45bの長さ)をHとしたときに、上記摘み部44は、以下の式(1)~(3)を充足するのが好適である。
2mm≦D1≦9mm ・・・(1)
0.1≦D2/D1<1.0 ・・・(2)
0.1mm≦H≦4.0mm ・・・(3)
D1が2mm未満であると引き抜き時の指先の抵抗が小さくなって滑り易くなる。逆に、D1が9mmを超えると、ノズル部材14の大きさとの関係で当該摘み部44の収容空間の確保が困難となる。更に好ましくは、3mm≦D1≦7mmである。
D2/D1が0.1未満であると摘み部44自体の強度の確保が難しくなって開封時に破損する可能性が高くなり、D2/D1が1.0以上であると、球頭部45aに指先が引っかかり難くなり、摘み部44を摘み難くなる。更に好ましくは、0.2≦D2/D1≦0.8である。
Hが0.1mm未満であると、指先で摘み部44を摘まむことが困難となり、逆に4.0mmを超えると、ノズル部材14の大きさとの関係で当該摘み部44の収容空間の確保が困難となる。更に好ましくは、1mm≦H≦3.5mmである。
従って、球頭部45aと連結部45bとを備えた上記実施形態の摘み部44の形状を採用する場合には、上記式(1)~(3)の条件を充足するように摘み部44の形状を設定するのが好適である。
上記実施形態では、検体抽出容器3の使用方法として、液体試料を生成した後、容器10から綿棒2を抜き取った状態で、検体抽出容器3からテストプレート4に試料を滴下する例について説明した。しかし、検体抽出容器3の使用方法はこれに限定されない。例えば、図11に示すように、綿棒2を容器10に挿入したままで検体抽出容器3からテストプレート4に試料を滴下するようにしてもよい。具体的には以下の通りである。
まず、綿棒2の先端(綿球2b)を容器10の内部に挿入し、容器10(容器本体22)の外側から当該容器10と共に綿棒2の先端を圧搾して液体試料を生成する(図11(a))。
次に、綿棒2を抜き取ることなく、ノズル部材14を展開位置P2から係止位置P1にリセットし、ノズル部材14をカバー部材24に係止する。この際、綿棒2に対してその軸方向に圧縮力を与え、検体抽出容器3に収まるように綿棒2(軸部2a)を湾曲或いは屈曲させる(図11(b))。例えば、綿棒2の後端(上端)をノズル部材14の仕切部64に当接させ、綿棒2をノズル部材14で容器10内に押し込みながら、ノズル部材14をカバー部材に係止する。これにより綿棒2を検体抽出容器3に収容する。
そして、綿棒2を収容したままで検体抽出容器3を上下逆さまにし、注出口70から試料を滴下させる(図11(c))。使用後は、綿棒2を収容したままで検体抽出容器3を廃棄する。
このような検体抽出容器3の使用方法によれば、検体が付着した綿棒2を検体抽出容器3から取り出すことがない。そのため、検査従事者等の二次感染や汚染の予防になるという利点がある。
また、綿棒2が検体抽出容器3に収容されていることで、検体抽出容器3(容器10)が透明又は半透明である場合には、液体試料が生成されていることが視覚的に明確になる。そのため、試料生成を忘れたまま検査が進められるといった検査ミスの発生を回避できるという利点もある。
なお、図11に示す検体抽出容器3の使用方法では、上記の通り、綿棒2(軸部2a)を湾曲或いは屈曲させて検体抽出容器3に収容する必要がある。従って、綿棒2の軸部2aは、その途中部分にその他の部分よりも変形(湾曲又は屈曲)し易い変形部を有しているのが好適である。すなわち、本発明に係る検体採取部材は、軸状を成しかつその長手方向の途中部分にその他の部分よりも変形し易い変形部を備えているのが好適である。
図11に示す例では、綿棒2を変形(湾曲或いは屈曲)させることで、綿棒2を検体抽出容器3に収容するようにしている。しかし、殆ど変形を伴うことなくそのまま検体抽出容器3に収容可能な全長(軸部2aの末端から綿球2bの先端までの長さ)を有する綿棒2を適用してもよい。具体的には、ノズル本体54をカバー部材24に係止した状態で、例えば容器本体22の内底面からノズル本体54の下面までの寸法とほぼ同等の全長を有する綿棒2を適用してもよい。換言すれば、容器本体22の内底面からノズル本体54の下面までの寸法が、綿棒2の全長よりも長くなるように検体抽出容器3を構成してもよい。これらの構成によれば、綿棒2を変形させることなく、もしくは僅かに撓ませる程度で難なく綿棒2を検体抽出容器3に収容することが可能となる。この点は、綿棒2以外の軸状の検体採取部材を適用する場合も同じである。
1 検体検査キット
2 綿棒(検体採取部材)
3 検体抽出容器
4 テストプレート
10 容器
12 栓部材
14 ノズル部材
15 凹部
22 容器本体
24 カバー部材
27 開口部
42 本体部
44 摘み部
70 注出口
76 注出路

Claims (6)

  1. 検体採取部材が挿入されることを許容する開口部を頂上部に備え、かつ、検体抽出液が収容された上下方向に細長い容器と、
    前記開口部を閉鎖する栓部材と、
    前記容器の頂上部に着脱可能に係止されたノズル部材と、を含み、
    前記栓部材は、前記開口部を塞ぎかつ上向きの外力を与えることにより前記容器からの取り外しが可能となるように当該容器に嵌合された本体部と、この本体部から上方に延びて指先で摘むことが可能な摘み部とを含み、
    前記ノズル部材は、前記容器の頂面と共に前記摘み部の収容空間を形成する下向きに開口する凹部と、この凹部に連通した試料の注出路とを備えているとともに、前記収容空間を仕切る仕切壁を前記凹部内に備え、
    前記仕切壁には、前記容器に対する前記ノズル部材の着脱が許容されるように前記摘み部を逃がす開口又は切欠が形成されている、ことを特徴とする検体抽出容器。
  2. 請求項1に記載の検体抽出容器において、
    前記摘み部は、球頭部と、この球頭部と前記本体部とを連結する軸状の連結部とを含む、ことを特徴とする検体抽出容器。
  3. 請求項2に記載の検体抽出容器において、
    前記球頭部の直径をD1、連結部の直径をD2、連結部45bの軸長をHとしたときに、前記摘み部は、以下の式(1)~(3)を充足する形状を有する、ことを特徴とする検体抽出容器。
    2mm≦D1≦9mm ・・・(1)
    0.1≦D2/D1<1.0 ・・・(2)
    0.1mm≦H≦4.0mm ・・・(3)
  4. 請求項1乃至の何れか一項に記載の検体抽出容器において、
    前記ノズル部材は、前記開口部を覆うように前記容器に係脱可能に係止され、この係止位置と当該係止位置から反転するように展開した展開位置とに亘って変位可能となるように前記容器に連結されている、ことを特徴とする検体抽出容器。
  5. 請求項1~の何れか一項に記載の検体抽出容器と、この検体抽出容器のノズル部材から注出される試料の検査、判定を行うテストプレートと、検体を採取するための検体採取部材と、を含み、
    前記検体採取部材は、軸状を成しかつその長手方向の途中部分にその他の部分よりも変形し易い変形部を備えている、ことを特徴とする検体検査キット。
  6. 検体採取部材が挿入されることを許容する開口部を頂上部に備え、かつ、検体抽出液が収容された上下方向に細長い容器と、
    前記開口部を閉鎖する栓部材と、
    前記容器の頂上部に着脱可能に係止されたノズル部材と、を含み、
    前記栓部材は、前記開口部を塞ぎかつ上向きの外力を与えることにより前記容器からの取り外しが可能となるように当該容器に嵌合された本体部と、この本体部から上方に延びて指先で摘むことが可能な摘み部とを含み、
    前記ノズル部材は、前記容器の頂面と共に前記摘み部の収容空間を形成する下向きに開口する凹部と、この凹部に連通した試料の注出路とを備え、
    前記摘み部は、球頭部と、この球頭部と前記本体部とを連結する軸状の連結部とを含む、ことを特徴とする検体抽出容器。
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