JPH0427794Y2 - - Google Patents

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JPH0427794Y2
JPH0427794Y2 JP1987141272U JP14127287U JPH0427794Y2 JP H0427794 Y2 JPH0427794 Y2 JP H0427794Y2 JP 1987141272 U JP1987141272 U JP 1987141272U JP 14127287 U JP14127287 U JP 14127287U JP H0427794 Y2 JPH0427794 Y2 JP H0427794Y2
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JP1987141272U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、再密封を必要としない容器のキヤツ
プ構造に関する。
(従来の技術) 従来、再密封を必要としない化粧品,薬品,接
着剤等の容器のキヤツプ構造としては、例えば、
特公昭41−6829号公報(従来例1あるいは実開昭
53−35750公報(従来例2)に記載されているよ
うなものが知られている。
この従来例1の容器の頭部構造は、本体部と連
続し、該体本部の上端を構成している平坦な天井
部に注出口が形成されていると共に、該注出口を
閉鎖する切除部が薄肉部を介して前記天井部に一
体形成されており、かつ、前記切除部の上方には
一対の耳状部材を有するるつまみ部が形成されて
いた。
また、この容器は、内容物を使用するにあた
り、つまみ部をねじる等して本体から薄肉部より
先の切除部及びつまみ部をちぎり取り、注出口を
開口するものであるが、容器の梱包時や輸送時等
において互いにぶつかり合つたり落下したりする
ことによつて偶発的につまみ部及び切除部が取れ
たり、又は薄肉部に亀裂が入ることを防止するた
めに、つまみ部外周に耳状部材と交差させて一対
の突起を形成し、かつ、この突起及び耳状部材を
天井部とは僅かな間隙を介すのみの近接位置に形
成させていた。従つて、つまみ部に横方向からの
曲げ力が加わつたとしても、このつまみ部の曲が
り変形は、突起あるいは耳状部材が天井部に当た
つた状態で制されることになり、薄肉部に亀裂が
入つたりつまみ部がキヤツプ本体から取れるまで
には至らないようにしたものであつた。
又、実開昭53−35750号公報(従来例2)には、
引き裂きにより開口可能な天メクラ突起部を突設
した中栓により容器口部を閉塞し、その外側に蓋
体を取り付けた不正防止中栓付容器が記載されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来例1の容器の開
封構造にあつては、つまみ部が横方向からの曲げ
力からしか保護されておらず、上方向からの荷重
やねじり力に対しては何ら考慮されていなかつた
ために、これらの外力が作用した際には力の方向
に変形を生じ、つまみ部及び切除部がキヤツプ本
体から取れて注出口が開口し、内容物が漏洩する
恐れがあるという問題点があつた。
更に、突起及び耳状部材は天井部に対して僅か
な間隙を介して形成されていたために、横方向か
らの曲げ力が作用した際にも、つまみ部の多少の
曲がり変形は免れ得ず、この曲がり変形の繰り返
しによつて薄肉部が亀裂を生じ、つまみ部及び切
除部が取れるまでに至る恐れがあつた。
従来例2では従来例1のような心配はないもの
の、天メクラ突起部が小さいため、閉塞部開口の
際指でつかみ難く、取扱い上不便であるという問
題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような問題点を解決すること
を目的としてなされたもので、この目的達成のた
めに、本考案では、注出口を有する天井部と、該
天井部の周縁から延設されたスカート部とでキヤ
ツプ本体が形成され、前記天井部には、前記注出
口を閉鎖する切除部が薄肉部を介して一体形成さ
れていると共に、切除部から上方につまみ部が延
設されている容器のキヤツプ構造において、前記
キヤツプ本体には、オーバーキヤツプが着脱可能
に設けられ、該オーバーキヤツプは、装着状態で
前記つまみ部を囲む壁部を有すると共に、前記つ
まみ部先端をオーバーキヤツプ上部内側に設けた
環状凹部によりオーバーキヤツプに接触させない
で固定し、前記環状凹部に対応するオーバーキヤ
ツプ外側の突出部が注出口に嵌入されて再封鎖の
可能な構造を有するように形成されている構造と
した。
(作用) 従つて、本考案の容器のキヤツプ構造では、キ
ヤツプ本体に、つまみ部を囲む側壁部を有するオ
ーバーキヤツプが着脱可能に設けられているため
に、横方向からの曲げ力やねじり力が直接つまみ
部に作用しないようオーバーキヤツプによつて保
護されている。
また、オーバーキヤツプの壁部は、つまみ部先
端を固定する環状凹部をオーバーキヤツプ内側上
部に有し、つまみの固定を正しい位置に安定して
行うことができ、つまみ部上端がオーバーキヤツ
プに接触していないため、上方からの荷重が殆ど
つまみ部に作用しないようオーバーキヤツプによ
つて保護されている。
次に、注出口を開口させる際には、まず、オー
バーキヤツプをキヤツプ本体から離脱し、更につ
まみ部をねじるか倒すかして薄肉部に亀裂を生じ
させ、そこからつまみ部及び切除部を取つて開口
するものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
尚、実施例を説明するにあたり、容器本体と、
その容器本体に着脱可能な組み合せキヤツプとで
構成されているボルト状容器を例にとり、そのキ
ヤツプ構造について説明する。
まず、第1図〜第4図に示す実施例について、
その構成を説明する。
本実施例の容器Aは、ガラス製の容器本体1と
樹脂製の組み合せキヤツプ2とで構成されてい
る。
容器本体1は、第2図に示すように、上端の首
部11が上方に開口して形成されており、前記首
部11の根元には、くびれ部12が形成されれて
いる。
組み合せキヤツプ2は、第1図に示すように、
キヤツプ本体21とオーバーキヤツプ22とで構
成されており、これらは、オーバーキヤツプ22
の内周面に形成されている環状凸部221とキヤ
ツプ本体21の外周面に形成されている環状凹部
211との嵌合によつて互いに結合される。尚、
更にこれらは、嵌合を解除することにより容易に
分割可能なものである。
前記キヤツプ本体21は、天井部212とその
周縁部から垂下されたスカート部213とで形成
されており、前記天井部212には、ほぼ中央位
置に注出口214が形成されている。そして、天
井部212の内面には注出口214を囲んで密封
リング215が突設されており、かつ前記スカー
ト部213の下端部内面には突出リング216が
形成されている。
従つて、この組身合せキヤツプ2を容器本体1
に装着する際には、前記キヤツプ本体21の密封
リング215を容器本体1の開口部に挿入させる
と共に、突出リング216を容器本体1のくびれ
部12に嵌合させて行なう。このように組み合せ
キヤツプ2は、密封リング215と突出リング2
16とで容器本体1の首部11を内外から狭み込
んだ状態での装着状態となるので、高い密封性を
得ることができる。
また、前記キヤツプ本体21の天井部212に
は、注出口214を閉鎖する位置に切除部217
が設けられており、この切除部217は、薄肉部
218を介して天井部212に一体形成されてい
る。更にこの切除部217は上方に延設されてつ
まみ部219が一体形成されている。
尚、前記薄肉部218は、適度な破断性を確保
できるだけの厚さに形成されており、具体的に
は、約3Kgの外力がつまみ部219に作用した際
に破断を生じるように、約0.2mmの厚さで形成
されている。一方つまみ部219は、約3kgの外
力に対してしなり等の変形を生じない強度に形成
されている。
また、前記オーバーキヤツプ22は、上板部2
22とその外周から垂下された側壁部223とで
前記つまみ219部を覆う形状に形成されてお
り、上板部222の中央位置には、上方に膨出し
て天頂部224が形成されている。この膨出部2
24は、内面形状が第2図に示すようにつまみ部
219の先端が納まる形状であつて、また、外面
形状が前記キヤツプ本体21の注出口214より
も僅かに大きく、第4図に示すように注出口21
4の蓋としても使用できるような形状に形成され
ている。
前記側壁部223は、つまみ部219に対して
所定の間隙を介して形成されており、その上端が
つまみ部219の上端と同じ高さ位置に配置され
るように形成されている。
尚、本実施例の組み合せキヤツプ2は、薄肉部
218で破断可能な例えば、ポリエチレン,ポリ
プロピレン,エチレン−プロピレン共重合体,ポ
リスチレン系樹脂等の熱可塑性樹脂が素材として
用いられ、射出成形によつて形成されている。更
に、キヤツプ本体21とオーバーキヤツプ22の
着色を異ならせたり、片方を透明樹脂で形成する
等すると斬新なキヤツプとなる。
次に、実施例の作用を説明する。
本実施例構造にあつては、つまみ部219を完
全に覆つてオーバーキヤツプ22が設けられてい
るために、横方向からの曲げ力やねじり力そして
上方向からの荷重がつまみ部219に直接作用し
ないように保護されている。
更に、オーバーキヤツプ22の装着状態におい
て、つまみ部219は先端が天頂部224に納め
られているため、衝撃や振動による揺動も防止さ
れている。
このように、つまみ部219があらゆる外力か
ら保護されているので、例えば、組み合せキヤツ
プ2を容器本体1に嵌合する際に、キヤツピング
マシンのグリツプによつてつまみ部219が曲げ
られて薄肉部28に損傷を生ずる恐れがないし、
また、容器Aの梱包時や輸送時等において、容器
A同士が互いにぶつかり合つたり、落下したりす
ることで薄肉部218に亀裂を生じ、つまみ部2
19及び切除部217がキヤツプ本体21からも
ぎ取られるのも防止される。
次に、注出口214を開口する際には、まず最
初にオーバーキヤツプ22をキヤツプ本体21か
ら離脱させる。次に、つまみ部219をねじるか
横に倒すして、薄肉部218に亀裂を生じさせ、
薄肉部218より先の切除部217及びつまみ部
219を取つて、注出口214を開口する(第3
図参照)。
このように、オーバーキヤツプ22がキヤツプ
本体21から離脱されている状態で内容物注出作
業を行うことができるので、邪魔にならず作業性
は良好である。
更に、内容物注出途中で作業を中断したりする
際には、オーバーキヤツプ22の天頂部224を
注出口214に差し込んで一時的に再密封させる
こともできる(第4図)。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更等があつても本考案に含まれる。
また、実施例では組み合せキヤツプを容器本体
に対し突出リングで嵌合固定させる例を示した
が、突出リングの代わりにネジ部を設けて螺合固
定させるようにしてもよい。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案のボルト状容
器のキヤツプ構造にあつては、オーバーキヤツプ
によつて横方向からの曲げ力だけでなく上方向か
らの荷重及びねじり力からもつまみ部を保護し、
つまみ部及び切除部が偶発的にキヤツプ本体から
取れるのを防止することができるという効果が得
られる。
また、オーバーキヤツプはキヤツプ本体から離
脱させることができるので、内容物注出作業の
際、邪魔になることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の組み合せキヤツプを示
す斜視図、第2図は実施例の容器を示す縦断面
図、第3図及び第4図は実施例の容器の使用状態
を示す縦断面図である。 A……容器、1……容器本体、2……組み合せ
キヤツプ、21……キヤツプ本体、212……天
井部、213……スカート部、214……注出
口、217……切除部、218……薄肉部、21
9……つまみ部、223……側壁部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 注出口を有する天井部と、該天井部の周縁から
    延設されたスカート部とでキヤツプ本体が形成さ
    れ、前記天井部には、前記注出口を閉鎖する切除
    部が薄肉部を介して一体形成されていると共に切
    除部から上方につまみ部が延設されている容器の
    キヤツプ構造において、 前記キヤツプ本体には、オーバーキヤツプが着
    脱可能に設けられ、 該オーバーキヤツプは、装着状態で前記つまみ
    部を囲む壁部を有すると共に、前記つまみ部先端
    をオーバーキヤツプ上部内側に設けた環状凹部に
    よりオーバーキヤツプに接触させないで固定し、
    前記環状凹部に対応するオーバーキヤツプ外側の
    突出部が、注出口に嵌入されて再封鎖の可能な構
    造を有するように形成されていることを特徴とす
    る容器のキヤツプ構造。
JP1987141272U 1987-09-16 1987-09-16 Expired JPH0427794Y2 (ja)

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