JP6252576B2 - 車両の運転支援装置 - Google Patents

車両の運転支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6252576B2
JP6252576B2 JP2015195309A JP2015195309A JP6252576B2 JP 6252576 B2 JP6252576 B2 JP 6252576B2 JP 2015195309 A JP2015195309 A JP 2015195309A JP 2015195309 A JP2015195309 A JP 2015195309A JP 6252576 B2 JP6252576 B2 JP 6252576B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
notification
time
speed
notification request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015195309A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017068711A (ja
Inventor
光晴 加藤
光晴 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2015195309A priority Critical patent/JP6252576B2/ja
Priority to US15/271,938 priority patent/US9824584B2/en
Priority to CN201610860578.3A priority patent/CN106846904B/zh
Priority to DE102016118342.3A priority patent/DE102016118342B4/de
Publication of JP2017068711A publication Critical patent/JP2017068711A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6252576B2 publication Critical patent/JP6252576B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems
    • G08G1/161Decentralised systems, e.g. inter-vehicle communication
    • G08G1/163Decentralised systems, e.g. inter-vehicle communication involving continuous checking
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems
    • G08G1/161Decentralised systems, e.g. inter-vehicle communication
    • G08G1/162Decentralised systems, e.g. inter-vehicle communication event-triggered
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems
    • G08G1/166Anti-collision systems for active traffic, e.g. moving vehicles, pedestrians, bikes

Description

本発明は、車車間通信機により取得された他車両の位置及び速度等に関する情報を用いて自車両と他車両とが衝突する可能性があるとの報知を行う車両の運転支援装置に関する。
従来から、車載レーダ及び車載カメラ等により計測された他車両の位置、方向及び速度等の他車両情報(以下、「自律センサ情報」と称呼する。)と自車両の位置、進行方向及び速度等の情報とに基づいて他車両との衝突可能性を推定し、衝突可能性がある場合に運転者に衝突可能性を事前に報知する車両の運転支援装置が知られている。この運転支援装置は、交差点における車両衝突を防ぐ上で効果を発揮する。しかしながら、車載レーダ及び車載カメラ等は、見通しの良い交差点においては自律センサ情報を取得できるが、建造物及び樹木等が存在する見通しの悪い交差点においては、自律センサ情報を取得できない場合がある。
一方で、自車両及び他車両が車車間通信機を搭載している場合、他車両の備えるGPS受信機及び速度センサ等により他車両が取得した当該他車両の位置、方位及び速度等の他車両情報をその車車間通信機を介して入手することができる。以下、車車間通信機を介して入手する他車両情報を「通信他車両情報」と称呼する。
そこで、従来の運転支援装置の一つ(以下、「従来装置」と称呼する。)は、自律センサ情報のみならず通信他車両情報にも基づいて衝突可能性を事前に推定し、衝突可能性がある場合に運転者に衝突可能性を報知するようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2008−186416号公報
ところが、通信他車両情報はGPS信号に基づく情報であるので、自律センサ情報に比べて、一般にその精度が良好でない。そのため、同一の他車両に対する衝突推定時刻(実際には、衝突余裕時間)が通信他車両情報を用いて計算した場合と自律センサ情報を用いて計算した場合とで僅かに相違する事態が発生し得る。この場合、それぞれの情報に基づいて「衝突可能性がある」との報知(例えば、画像の表示及び音声の発音等)が行われると、報知内容が短時間内に切り替わり、或いは、画像の表示が安定しないので、運転者に煩わしさ及び/又は混乱を与える虞がある。
本発明は上記問題に対処するために為されたものである。即ち、本発明の目的の一つは、自律センサ情報及び通信他車両情報のそれぞれに基づく衝突可能性の報知がなされるように構成された車両の運転支援装置であって、「報知内容が短時間のうちに切り替わることにより運転者に煩わしさ及び/又は混乱を与えてしまう可能性」が低い、運転支援装置を提供することにある。
本発明の運転支援装置(以下、「本発明装置」とも称呼する。)は、自律センサ(10)と、第1判定部(60、61)と、車車間通信機(20)と、自車両位置取得手段(30)と、自車速検出手段(40)と、第2判定部(60、62)と、報知手段(50、60、63)と、を備える。
前記自律センサは、他車両やインフラからの情報を利用することなく、自車両に対する「他車両の位置(即ち、相対位置)及び当該他車両の速度(即ち、相対速度)」を含む情報を取得する。自律センサは、例えば、車両に搭載されたミリ波レーダ(11)及びステレオカメラ(12)等を含むが、他車両の相対位置及び相対速度が取得できれば、これらに限定されない。
前記第1判定部は、前記自律センサが取得した前記他車両の位置及び速度を用いて前記自車両と前記他車両とが衝突する可能性があるとの報知を行う第1報知時点が到来したか否かを判定し(ステップ610乃至ステップ660)且つ前記第1報知時点が到来したときに第1報知要求を発生する(ステップ670)。第1判定部は自律型注意喚起部とも称呼される。
前記車車間通信機は、前記他車両が受信したGPS信号に基づいて取得された当該他車両の位置と、当該他車両の速度と、を含む情報を無線通信により当該他車両から取得する。なお、車車間通信機は、他車両の位置及び速度だけでなく他車両の加減速度についても取得することができるようになっていてもよい。
前記自車両位置取得手段は、GPS(Global Positioning System)衛星から送信されるGPS信号を受信するとともに当該GPS信号に基づいて前記自車両の位置を取得する。なお、本発明のGPS信号には、GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星及び/又はQZSS(Quasi Zenith Satellite System )衛星から送信される位置特定のための信号が含まれる。
前記自車速検出手段は、前記自車両の速度を検出する。自車速検出手段は、例えば、車速センサ又は車輪速度センサ等を含む。
前記第2判定部は、前記車車間通信機により取得された前記他車両の位置及び速度、前記自車両位置取得手段により取得された前記自車両の位置、並びに、前記自車速検出手段により検出された前記自車速の速度、を用いて前記自車両と前記他車両とが衝突する可能性があるとの報知を行う第2報知時点が到来したか否かを判定し(ステップ710乃至ステップ770)且つ前記第2報知時点が到来したときに第2報知要求を発生する(ステップ780)。第2判定部は、車車間通信型注意喚起部とも称呼される。
前記報知手段は、前記第1報知時点にて前記第1報知要求に応じた報知を行い(ステップ835)、前記第2報知時点にて前記第2報知要求に応じた報知を行う(ステップ850)。
上述したように、自律センサによって検出される他車両の位置及び速度等の自律センサ情報は、GPS信号に基づく通信他車両情報よりも、一般に、自車両と他車両との相対位置及び相対速度の精度が高く、且つ、検出時間間隔(情報更新間隔)が短い。そのため、同一の他車に対する衝突可能性があるとの判定が互いに相違するタイミングで発生することがある。この場合、第1及び第2報知要求に応じて報知がなされると、運転者に煩わしさ及び/又は混乱を与えてしまう虞がある。
そこで、前記報知手段は、更に、前記第1報知要求に応じた報知を行う場合において、前記第1報知時点(Treq1)よりも所定時間(α)だけ前の時点から同第1報知時点(Treq1)までの期間に前記第2報知時点(Treq2)が到来した場合には同第2報知時点での前記第2報知要求に応じた報知を行わず(ステップ825、ステップ840にて「No」と判定)、前記第1報知時点での前記第1報知要求に応じた報知を行う(ステップ835)ように構成される。
これによれば、第2報知時点が第1報知時点よりも前の時点であって第2報知時点と第1報知時点との差が所定時間以下のときには、第2判定部によって推定される衝突可能性が報知されない。即ち、本発明装置は、第2判定部による第2報知時点と、第1判定部による第1報知時点との差が所定時間以下のとき、第2判定部による報知が車両の運転者に短時間だけ報知される煩わしさ及び/又は混乱を解消することができる。
更に、前記第1判定部は、前記自律センサが取得した前記他車両の位置及び速度に基づいて前記自車両と前記他車両とが衝突するまでの時間である第1衝突余裕時間を算出する(ステップ650)ように構成されるとよい。衝突余裕時間(以下、「TTC(Time-To-Collision )」とも称呼する。)は、例えば、自車両と他車両の相対距離を自車両と他車両の相対速度で除することにより算出され得る。即ち、TTCは自車両と他車両とが衝突すると予想される時間までの残り時間である。
前記第1判定部は、更に、前記第1衝突余裕時間が所定の第1閾値時間以下となった場合に前記第1報知時点が到来したと判定(ステップ660にて「Yes」と判定)するように構成されるとよい。
加えて、前記第2判定部は、前記車車間通信機により取得された前記他車両の位置及び速度、前記自車両位置取得手段により取得された前記自車両の位置、並びに、前記自車速検出手段により検出された前記自車速の速度に基づいて前記自車両と前記他車両とが衝突するまでの時間である第2衝突余裕時間を算出する(ステップ760)ように構成されるとよい。
前記第2判定部は、更に、前記第2衝突余裕時間が所定の第2閾値時間以下となった場合に前記第2報知時点が到来したと判定(ステップ770にて「Yes」と判定)するように構成されるとよい。
このように、第1判定部が第1衝突余裕時間を算出し且つ第2判定部が第2衝突余裕時間を算出すれば、報知手段は、これらの衝突余裕時間及び対応する閾値時間に基づいて、前記第1報知時点よりも所定時間だけ前の時点から同第1報知時点までの期間に前記第2報知時点が到来したか否かを容易に判断することが可能となる。
上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要件は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。本発明の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る車両の運転支援装置が適用される車両及び同運転支援装置の概略図である。 図2は、図1に示した電子制御装置のCPUが実現する機能のブロック図である。 図3は、図1に示した報知器に表示される画面の一例を示した図である。 図4は、図1に示した運転支援装置の第1判定部、第2判定部及び注意喚起判定部の作動を示すタイムチャートであり、第2判定部の報知要求が比較的早い場合である。 図5は、図1に示した運転支援装置の第1判定部、第2判定部及び注意喚起判定部の作動を示すタイムチャートであり、第2判定部の報知要求が比較的遅い場合である。 図6は、図1に示した運転支援装置が備えるECUのCPUが実行する「第1報知要求発生ルーチン」を示したフローチャートである。 図7は、図1に示した運転支援装置が備えるECUのCPUが実行する「第2報知要求発生ルーチン」を示したフローチャートである。 図8は、図1に示した運転支援装置が備えるECUのCPUが実行する「第2報知要求禁止判断ルーチン」を示したフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る車両の運転支援装置(以下、「本支援装置」と称呼する。)について説明する。
(構成)
図1に示したように、本支援装置1は、車両(自動車)VAに搭載されている。以下において、着目している車両を自車両と称呼する場合がある。本支援装置1は、自律センサ10、車車間通信機20、GPS装置30、車速センサ40、報知器50及び電子制御装置(ECU)60を備える。
自律センサ10は、ミリ波レーダ11及びステレオカメラ12を備えている。ミリ波レーダ11は、車両の前方(例えば、フロントグリルの内側)に配設されている。ミリ波レーダ11は、搬送周波数76GHz帯のいわゆるミリ波帯の電磁波(ミリ波)を利用した指向性を有するレーダである。ミリ波レーダ11は、電磁波の照射領域を順次移動させながら、検出可能領域内(図中、2θ1の範囲)の物体を検出するように構成されている。
より具体的に述べると、ミリ波レーダ11から送信されるミリ波は、物標(例えば、他車両)により反射される。ミリ波送受信部はこの反射波を受信する。電子制御装置60は、送信したミリ波と受信した反射波との位相差、反射波の減衰レベル及びミリ波を送信してから反射波を受信するまでの時間等に基づいて、物標と自車両との距離、物標の自車両に対する方位(即ち、相対方位)及び物標の自車両に対する速度(即ち、相対速度)等を計測(取得)する。ミリ波レーダ11は指向性を有するため、遮蔽物があるとその向こう側の物体を検出することが難しい。なお、ミリ波レーダ11の搬送周波数帯は、60GHz帯及び79GHz帯等であってもよい。自律センサ10として備えられるレーダはレーザレーダであってもよい。
ステレオカメラ12は、例えば、フロントウインドウの車室内側に配設される。ステレオカメラ12は、2つのCCDカメラと処理部とを備えている。その処理部は、2つのCCDカメラにより撮像された画像について画像処理を行うことにより、物標の「相対位置、相対速度、及び、相対方位」等を取得する。ステレオカメラ12は遮蔽物があるとその向こう側の物体を検出することが難しい。なお、自律センサ10として備えられるカメラは、単眼カメラであってもよい。
車車間通信機20は、無線通信を行って、他車両のGPS装置が取得した当該他車両の位置及び当該他車両の車速センサが検出した当該他車両の速度等の情報を当該他車両から受信する。車車間通信機20は、自車両のGPS装置(後述)が取得した自車両の位置及び自車両の車速センサ(後述)が検出した自車両の速度等の情報を外部に送信する。
GPS装置30は、GPS衛星から送信される情報(即ち、GPS信号)に基づいて自車両の位置及び自車両の進行方向等の情報を含むGPS情報を取得する。
車速センサ40は、自車両の速度(自車速)を表す出力信号を発生するようになっている。
報知器50は、例えば、運転席から視認可能な位置に設けられたディスプレイ、及び、発音装置を含んでいる。報知機50は、電子制御装置60からの要求(指示信号)に応じた表示及び発音を行う。
電子制御装置(ECU)60は、周知のマイクロコンピュータを含む電子回路であり、CPU、ROM、RAM及びインタフェースI/F等を含む。ECUは、エレクトリックコントロールユニットの略称である。CPUは、メモリ(ROM)に格納されたインストラクション(ルーチン)を実行することにより後述する各種機能を実現する。
電子制御装置60は、ミリ波レーダ11、ステレオカメラ12、車車間通信機20、GPS装置30及び車速センサ40等と電気的に接続されており、それぞれからの信号を受信(入力)するようになっている。電子制御装置60は、報知器50と電気的に接続されており、CPUからの指示に応じて、報知器50に要求(指示信号)を送出するようになっている。
電子制御装置60は、ROMに格納されたルーチンを実行することにより図2に示した各種の機能を実現する。より具体的に述べると、電子制御装置60は、第1判定部61、第2判定部62及び注意喚起判定部63の機能を実現する。
第1判定部61は、自律センサ10を用いて取得された他車両の「位置(相対位置)、方相対方位及び相対速度」等の情報(即ち、自律センサ情報)を取得し、その自律センサ情報に基づいて運転者に対する注意喚起を行う。従って、第1判定部61は、自律型注意喚起部とも称呼される。即ち、先ず第1判定部61は、自律センサ情報を用いて相対位置の変化量及び相対速度の変化量等を算出し、これらの変化量に基づいて自車両と他車両との衝突可能性(第1の衝突可能性)の有無を判定する。
より具体的に述べると、第1判定部61は、任意の時刻tにおける他車両の予測到達位置が、その時刻tにおける車両VAの予測到達位置に基づいて定まる範囲(車両位置範囲)内に存在する場合に衝突可能性があると判定し、他車両の予測到達位置が車両位置範囲内に存在しない場合は衝突可能性がないと判定する。衝突可能性の予測方法は周知であり、例えば、特開2015−46132号公報に詳細に記載されている。
第1判定部61は、第1の衝突可能性があると判定した場合、衝突余裕時間TTCを算出する。第1判定部61が算出するTTCは、以下、第1衝突余裕時間TTC1と称呼される。
第1判定部61は、第1衝突余裕時間TTC1が予め定められた第1閾値時間TTC1th以下となったとき、車両の運転者に注意喚起を行うための報知要求(第1報知要求)を発生する。この報知要求を出力する時刻は、以下、「第1報知時点」と称呼される。即ち、第1判定部61は、自律センサ情報を用いて自車両と他車両とが衝突する可能性があるとの報知を行う第1報知時点が到来したか否かを判定し、且つ第1報知時点が到来したときに第1報知要求を発生するようになっている。
第2判定部62は、車車間通信機20により他車両の位置及び速度等の情報(即ち、通信他車両情報)を取得するとともにGPS装置30及び/又は車速センサ40により自車両の位置及び速度等の情報(以下、「自車両情報」と称呼する。)を取得する。第2判定部62は、その取得した通信他車両情報と自車両情報とに基づいて運転者に対する注意喚起を行う。従って、第2判定部62は、車車間通信型注意喚起部とも称呼される。即ち、先ず第2判定部62は、通信他車両情報及び自車両情報を用いて相対位置の変化量及び相対速度の変化量等を算出し、これらの変化量に基づいて自車両と他車両との衝突可能性(第2の衝突可能性)の有無を判定する。この衝突可能性の予測方法は、使用するパラメータの取得源が相違することを除き、第1判定部61が行う方法と同様である。
第2判定部62は、第2の衝突可能性がある場合、衝突余裕時間TTCを算出する。第2判定部60が算出するTTCは、以下、第2衝突余裕時間TTC2と称呼される。第2判定部62は、第2衝突余裕時間TTC2が予め定められた第2閾値時間TTC2th以下となったとき、車両の運転者に注意喚起を行うための報知要求(第2報知要求)を発生する。
この報知要求を出力する時刻は、以下、「第2報知時点」と称呼される。即ち、第2判定部62は、通信他車両情報及び自車両情報を用いて自車両と他車両とが衝突する可能性があるとの報知を行う第2報知時点が到来したか否かを判定し、且つ第2報知時点が到来したときに第2報知要求を発生するようになっている。
注意喚起判定部63は、第1判定部61からの第1報知要求及び第2判定部62からの第2報知要求を報知器50に送信する。従って、報知機50は、第1報知時点にて第1報知要求に応じた報知(ディスプレイへの注意喚起画面の表示)を実行し、第2報知時点にて第2報知要求に応じた報知(ディスプレイへの注意喚起画面の表示)を実行する。但し、注意喚起判定部63は、第1報知時点よりも所定時間だけ前の時点から第1報知時点までの期間に第2報知時点が到来した場合には、第2報知時点において第2報知要求を報知器50に送出せず、第1報知時点において第1報知要求を報知器50に送出する。これにより、報知器50は、第2報知時点での第2報知要求に応じた報知を行わず、第1報知時点での第1報知要求に応じた報知を行う。
図3(A)及び(B)は、報知器50のディスプレイに表示された衝突注意喚起画面の一例を表す。衝突注意喚起画面は自車両が走行している道路のマークM1を運転者の視点により表示する。
図3(A)に示した「第1報知要求に従って表示される画面D1」は、「衝突可能性のある他車両の位置」を「車体の図柄を表す車体マークM2」により表示し、且つ、その他車両の進行方向を矢印M3により表示する。図3(A)は、他車両が交差点の右方から交差点の中央に向かって進行している様子を表している。
図3(B)に示した「第2報知要求に従って表示される画面D2」は、道路のマークM1と、他車両との衝突可能性がある旨の警告マークM4と、を表示する。第2報知要求の場合、第1報知要求にくらべ他車両の正確な位置を特定することが難しいため、警告マークM3のみが表示されるようになっている。
なお、報知器50は、このディスプレイの表示とともにスピーカ等の発音装置を用いてアラーム音及び/又は音声を発して注意喚起を行ってもよい。
(作動)
前述したように、第1判定部61は、第1衝突余裕時間TTC1が第1閾値時間TTC1th以下となったときに第1報知要求を発生する。実際には、第1判定部61は、この条件を含む以下のすべての条件が成立したときに第1報知要求を発生する。即ち、以下のすべての条件が成立するとき、第1報知要求発生条件(自律型支援条件)が成立する。
(A1)自律型センサ10(即ち、ミリ波レーダ11及びステレオカメラ12)に故障がないこと
(A2)自律型センサ10が他車両等の移動体を検知していること
(A3)第1衝突余裕時間TTC1が第1閾値時間TTC1th以下であること
なお、上記条件(A1)及び(A2)は第1報知要求の前提条件である。
同様に、第2判定部62は、第2衝突余裕時間TTC2が第2閾値時間TTC2th以下となったときに第2報知要求を発生する。実際には、第2判定部62は、この条件を含む以下のすべての条件が成立したときに第2報知要求を発生する。即ち、以下のすべての条件が成立するとき、第2報知要求発生条件(車車間通信型支援条件)が成立する。
(B1)GPS装置30及び車速センサ40等のセンサに故障がないこと
(B2)車車間通信機20が他車両との通信を確立していること
(B3)自律型支援(第1報知要求に基づく注意喚起のための報知)が実行されていないこと
(B4)第2衝突余裕時間TTC2が第2閾値時間TTC2th以下であること
なお、上記条件(B1)乃至条件(B3)は、第2報知要求の前提条件である。
次に、図4及び図5を参照しながら、交差点における車両同士の衝突(出会い頭衝突)に対して電子制御装置60のCPUが実行する注意喚起の作動(報知)について説明する。
図4に示した例においては、時刻T1において第2衝突余裕時間TTC2が第2閾値時間TTC2thとなって第2報知要求発生条件が成立している。即ち、時刻T1は第2報知要求を発生する時刻Treq2である。その結果、時刻T1にて第2報知要求が発生し、時刻T1から第2報知要求に応じた報知(表示)がなされている。
その後、時刻T3にて、第1報知要求の前提条件(条件(A1)及び(A2))が成立している。その結果、第1判定部61は第1衝突余裕時間TTC1を算出する。但し、時刻T3にて算出された第1衝突余裕時間TTC1は第1閾値時間TTC1thよりも長いので、第1判定部61は第1報知要求を発生しない。
その後、時刻T2になると、第1衝突余裕時間TTC1は第1閾値時間TTC1thと等しくなる。そのため、第1判定部61は時刻T2にて第1報知要求を発生する。即ち、時刻T2は第1報知要求を発生する時刻Treq1である。その結果、時刻T1から第1報知要求に応じた報知(表示)がなされている。第1報知要求に応じた報知がなされると、第2報知要求の前提条件の一つである条件(B3)が不成立となる。従って、時刻T3にて第2発生要求は消滅し、その結果、第2報知要求に応じた表示もされなくなっている。
この図4に示した例においては、第2報知要求の発生時点Treq2(即ち、時刻T1)は、第1報知要求を発生する時刻Treq1(即ち、時刻T2)から所定時間αだけ前の時刻T4よりも前である。換言すると、第2報知要求の発生時点Treq2から所定時間αが経過しても第1報知要求は発生しない。この「所定時間α」は、報知器50に表示される内容が「第2報知要求による報知(表示)から第1報知要求による報知(表示)に切り替わっても運転者が煩わしさを感じたり混乱を生じたりすることのない十分な時間(例えば、2秒)」に設定されている。
一方、図5に示した例においては、時刻T3において第1報知要求の前提条件が成立している。従って、第1判定部61は第1衝突余裕時間TTC1を算出する。但し、時刻T1にて算出された第1衝突余裕時間TTC1は第1閾値時間TTC1thよりも長いので、第1判定部61は第1報知要求を発生しない。
その後、時刻T4になると、第1衝突余裕時間TTC1は、第1閾値時間TTC1thに所定時間αを加えた時間(TTC1th+α)に等しくなる。このとき、注意喚起判定部63は第2報知要求禁止フラグを「1」に設定する。第2報知要求禁止フラグが「1」であるとき、第2報知要求が発生したとしても、この第2報知要求に応じた報知は禁止される。
その後、時刻T1になると、第2報知要求発生条件が成立している。即ち、時刻T1は第2報知要求を発生する時刻Treq2である。しかしながら、第2報知要求禁止フラグが「1」であるため、第2報知要求に応じた報知はなされない。
更に時間が経過して時刻T2になると、第1衝突余裕時間TTC1は、第1閾値時間TTC1thに等しくなる。そのため、第1判定部61は時刻T2にて第1報知要求を発生する。即ち、時刻T2は第1報知要求を発生する時刻Treq1である。その結果、時刻T2から第1報知要求に応じた報知(表示)がなされている。第1報知要求に応じた報知がなされると、第2報知要求の前提条件の一つである条件(B3)が不成立となる。従って、時刻T2にて第2発生要求は消滅している。
この図5に示した例においては、第2報知要求の発生時点Treq2(即ち、時刻T1)は、第1報知要求を発生する時刻Treq1(即ち、時刻T2)から所定時間αだけ前の時刻T4よりも後である。換言すると、第2報知要求の発生時点Treq2から所定時間αが経過する前に第1報知要求が発生する。従って、第2報知要求に応じた報知(表示)を行うと、所定時間α内に第1報知要求による報知(表示)に切り替わり、運転者が煩わしさを感じたり混乱を生じたりする。よって、図5に示した例のように、このような場合には第2報知要求に応じた報知(表示)は禁止される。
このように、第1報知要求を発生する時刻Treq1から第2報知要求の発生時点Treq2までの時間が「所定時間α」よりも短い場合、第2報知要求に応じた報知が行われず、第1報知要求に応じた報知が行われる。これに対し、第1報知要求を発生する時刻Treq1から第2報知要求の発生時点Treq2までの時間が「所定時間α」よりも長い場合、第2報知要求に応じた報知及び第1報知要求に応じた報知が行われる。但し、第1報知要求は第2報知要求に優先されるので、第2報知要求に応じた報知が行われている場合に第1報知要求が発生すると、第2報知要求に応じた報知に代わって第1報知要求に応じた報知がなされる。更に、第1報知要求に応じた報知が行われている場合に第2報知要求が発生しても、第1報知要求に応じた報知が継続され、第2報知要求に応じた報知は行われない。
(実際の作動)
次に、本支援装置1の実際の作動について説明する。前述したように、本支援装置1は、機能的に第1判定部61、第2判定部62及び注意喚起判定部63の3つに分かれている。先ず、第1判定部61の作動について説明する。
(第1報知要求発生ルーチン:自律型支援実施判断ルーチン)
ECU60のCPUは、一定時間(例えば、20ms)が経過する毎に図6にフローチャートにより示した第1報知要求発生ルーチン(自律型支援実施判断ルーチン)を実行するようになっている。以下、第1報知要求の前提条件(条件(A1)及び条件(A2))はすべて成立しているとして説明を続ける。
CPUは所定の時点にてステップ600から処理を開始してステップ610に進み、前述した第1報知要求の前提条件がすべて成立しているか否かを判定する。前述の仮定によれば、第1報知要求の前提条件はすべて成立している。よって、CPUはステップ610にて「Yes」と判定してステップ620に進み、自律センサ10(ミリ波レーダ11及びステレオカメラ12)により他車両の位置、方位及び速度等の自律センサ情報を取得する。次いで、CPUはステップ630に進み、取得した自律センサ情報に基づいて自車両と他車両との相対位置及び相対速度等の単位時間あたりの変化量を算出する。
次いで、CPUはステップ640に進んで自車両と他車両との衝突可能性があるか否かを判定する。即ち、CPUは、ステップ640にて、任意の時刻tにおける他車両の予測到達位置が当該任意の時刻tにおける車両位置範囲内に存在する場合は衝突可能性があると判定し、他車両の予測到達位置が車両位置範囲外に存在する場合は衝突可能性がないと判定する。
CPUはステップ640にて「No」と(衝突可能性がないと)判定した場合、ステップ695に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。一方、CPUはステップ640にて「Yes」と(衝突可能性があると)判定した場合、ステップ650に進み第1衝突余裕時間TTC1を算出する。
次いで、CPUはステップ660に進み、第1衝突余裕時間TTC1が第1閾値時間TTC1th以下であるか否かを判定する。第1衝突余裕時間TTC1が第1閾値時間TTC1thより長い場合、CPUはステップ660にて「No」と判定してステップ695に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。第1衝突余裕時間TTC1が第1閾値時間TTC1th以下である場合、CPUはステップ660にて「Yes」と(即ち、自車両と他車両とが衝突する可能性があるとの報知を行う第1報知時点が到来したと)判定する。
次いで、CPUはステップ670に進み、注意喚起判定部63に対して第1報知要求を出力(第1報知要求を発生)し、ステップ695に進んで本ルーチンを一旦終了する。
なお、CPUがステップ610の処理を実行する時点において、第1報知要求の前提条件の少なくとも一つが成立していない場合、CPUはそのステップ610にて「No」と判定してステップ695に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。
(第2報知要求発生ルーチン:車車間通信型支援実施判断ルーチン)
次に、第2判定部62の作動について説明する。ECU60のCPUは、一定時間(例えば、100ms)が経過する毎に図7にフローチャートにより示した第2報知要求発生ルーチン(車車間通信型支援実施判断ルーチン)を実行するようになっている。以下、第2報知要求の前提条件(条件(B1)乃至条件(B3))はすべて成立しているとして説明を続ける。
CPUは所定の時点にてステップ700から処理を開始してステップ710に進み、前述した第2報知要求の前提条件のすべてが成立しているか否かを判定する。前述の仮定によれば、第2報知要求の前提条件はすべて成立している。よって、CPUはステップ710にて「Yes」と判定してステップ720に進み、車車間通信機20により他車両の位置及び速度等の情報を取得する。次いで、CPUはステップ730に進み、GPS装置30及び車速センサ40により自車両の位置及び速度等の情報を取得してステップ740に進む。CPUはステップ740にて取得した情報に基づいて自車両と他車両との相対位置及び相対速度等の単位時間あたりの変化量を算出する。
次いで、CPUはステップ750に進んで自車両と他車両との衝突可能性があるか否かを判定する。即ち、CPUは、ステップ750にて、任意の時刻tにおける他車両の予測到達位置が当該任意の時刻tにおける車両位置範囲内に存在する場合は衝突可能性があると判定し、他車両の予測到達位置が車両位置範囲外に存在する場合は衝突可能性がないと判定する。
CPUはステップ750にて「No」と(衝突可能性がないと)判定した場合、ステップ795に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。一方、CPUはステップ750にて「Yes」と(衝突可能性があると)判定した場合、ステップ760に進み第2衝突余裕時間TTC2を算出する。
次いで、CPUはステップ770に進み、第2衝突余裕時間TTC2が第2閾値時間TTC2th以下であるか否かを判定する。第2衝突余裕時間TTC2が第2閾値時間TTC2thより大きい場合、CPUはステップ770にて「No」と判定してステップ795に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。第2衝突余裕時間TTC2が第2閾値時間TTC2th以下である場合、CPUはステップ770にて「Yes」と(即ち、自車両と他車両とが衝突する可能性があるとの報知を行う第2報知時点が到来したと)判定する。
次いで、CPUはステップ780に進み、注意喚起判定部63に対して第2報知要求を出力(第2報知要求を発生)し、ステップ795に進んで本ルーチンを一旦終了する。
なお、CPUがステップ710の処理を実行する時点において、第2報知要求の前提条件の少なくとも一つが成立していない場合、CPUはステップ710にて「No」と判定してステップ795に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。
(第2報知要求禁止判断ルーチン:車車間通信型支援禁止判断ルーチン)
次に、注意喚起判定部63の作動について説明する。ECU60のCPUは、一定時間(例えば、20ms)が経過する毎に図8にフローチャートにより示した第2報知要求禁止判断ルーチン(車車間通信型支援禁止判断ルーチン)を実行するようになっている。
CPUはステップ800から処理を開始してステップ805に進み、図6のステップ640において他車両との衝突可能性があると判定されたか否かを判定する。換言すると、CPUはステップ805にて、第1判定部61が他車両との衝突可能性があると判定したか否かを判定する。
他車両との衝突可能性があると判定されていると、CPUはステップ805にて「Yes」と判定してステップ810に進み、ステップ650にて算出されている第1衝突余裕時間TTC1(第1判定部61が算出している第1衝突余裕時間TTC1)を取得する(読み込む)。
次いで、CPUはステップ815に進み、第2報知要求に基づく報知が非実行中であるか否かを判定する。第2報知要求に基づく報知が非実行中である場合、CPUはステップ815にて「Yes」と判定してステップ820に進み、第1衝突余裕時間TTC1が第1閾値時間TTC1thと所定時間αとの和(=TTC1th+α)以下であるか否かを判定する。
第1衝突余裕時間TTC1が第1閾値時間TTC1thと所定時間αとの和(TTC1th+α)よりも長い場合、CPUはステップ820にて「No」と判定してステップ855に進み、第2報知要求禁止フラグXpcの値を「0」に設定する。その後、CPUはステップ830に進む。
これに対し、第1衝突余裕時間TTC1が第1閾値時間TTC1thと所定時間αとの和(TTC1th+α)以下である場合、CPUはステップ820にて「Yes」と判定してステップ825に進み、第2報知要求禁止フラグXpcの値を「1」に設定する。その後、CPUはステップ830に進む。
この結果、現時点から所定時間αが経過しても第1報知要求が発生しないと推定される場合(即ち、TTC1>TTC1th+α)、第2報知要求禁止フラグXpcの値は「0」に設定される。これに対し、現時点から所定時間αが経過する前に第1報知要求が発生すると推定される場合(即ち、TTC1≦TTC1th+α)、第2報知要求禁止フラグXpcの値は「1」に設定される。
CPUは、ステップ830に進んだとき、第1報知要求が発生しているか否かを判定する。そして、第1報知要求が発生している場合、CPUはステップ830にて「Yes」と判定してステップ835に進み、第1報知要求を報知器50へ出力(送信)する。この結果、第1報知要求に応じた報知(注意喚起のための表示)がなされる。その後、CPUはステップ840に進む。
これに対し、第1報知要求が発生していない場合、CPUはステップ830にて「No」と判定し、ステップ840に直接進む。
CPUは、ステップ840に進んだとき、第2報知要求が発生しているか否かを判定する。そして、第2報知要求が発生している場合、CPUはステップ840にて「Yes」と判定してステップ845に進み、第2報知要求禁止フラグXpcの値が「0」であるか否かを判定する。
第2報知要求禁止フラグXpcの値が「0」である場合、CPUはステップ845にて「Yes」と判定してステップ850に進み、第2報知要求を報知器50へ出力(送信)する。この結果、第2報知要求に応じた報知(注意喚起のための表示)がなされる。その後、CPUはステップ895に進んで本ルーチンを一旦終了する。
これに対し、第2報知要求禁止フラグXpcの値が「1」である場合、CPUはステップ845にて「No」と判定し、ステップ895に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。この結果、第2報知要求が発生していても、第2報知要求に応じた報知は行われない。
なお、CPUがステップ805の処理を実行する時点において、他車両との衝突可能性があると判定されていなければ、CPUはステップ805にて「No」と判定してステップ830に直接進む。更に、CPUがステップ815の処理を実行する時点において、第2報知要求に基づく報知が実行中であると、CPUはステップ815にて「No」と判定してステップ830に直接進む。加えて、CPUがステップ840の処理を実行する時点において、第2報知要求が発生していなければ、CPUはステップ840にて「No」と判定してステップ895に直接進む。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る運転支援装置は、現時点から所定時間αが経過しても第1報知要求が発生しないと推定される場合(即ち、TTC1>TTC1th+α)、第2報知要求に応じた報知の実行を許容する。これに対し、本発明の実施形態に係る運転支援装置は、現時点から所定時間αが経過する前に第1報知要求が発生すると推定される場合(即ち、TTC1≦TTC1th+α)、第2報知要求に応じた報知の実行を禁止する。従って、報知内容が短時間内に切り替わることながいので、画像の表示が安定し、且つ、運転者に煩わしさ及び/又は混乱を与える可能性が低い。
<変形例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
上記実施形態の運転支援装置は、第1報知要求に基づく報知(自律型注意喚起)と第2報知要求に基づく報知(車車間通信型注意喚起)との間の調停を行っているが、これらに加え路車間通信型注意喚起との間の調停を行うことができるようにしてもよい。即ち、自律型注意喚起、路車間通信型注意喚起及び車車間通信型注意喚起のうち少なくともいずれか2つの間の調停を行うことができるようにしてもよい。
路車間通信機を備えた交差点においては、路車間通信型支援も採用され得る。路車間通信機は、ミリ波レーダ及びステレオカメラを備えており、他車両の位置、方位及び速度は、自律型と同様の精度によって計測が可能である。一方で、路車間通信型は、自車両の位置情報はGPS装置30の取得した情報に基づく。従って、算出される自車両と他車両との相対位置及び相対速度の精度は、自律型と車車間通信型との中間となる。
以上のことから、これらの注意喚起の優先度は、自律型、路車間通信型、車車間通信型の順となる。即ち、
(1)自律型の支援が間もなく開始されると予測されるとき(実施形態における所定時間αの期間に相当する期間に「注意喚起」の要求があるとき)には、路車間通信型又は車車間通信型の支援を禁止する。
(2)路車間通信型の支援が間もなく開始されると予測されるときは、車車間通信型の支援は禁止するが、自律型の支援は禁止しない。
(3)車車間通信型の支援が間もなく開始されると予測されるときは、自律型の支援も路車間通信型の支援も禁止しない。
換言すれば、自律型と路車間通信型との関係は、自律型と車車間通信型との関係と同じであり、路車間通信型と車車間通信型との関係も自律型と車車間通信型との関係と同じである。
10…自律センサ、11…ミリ波レーダ、12…ステレオカメラ、20…車車間通信機、30…GPS装置、40…車速センサ、50…報知器、60…電子制御装置、61…第1判定部、62…第2判定部、63…注意喚起判定部。

Claims (2)

  1. 自車両に対する他車両の位置及び速度を含む情報を取得する自律センサと、
    前記自律センサが取得した前記他車両の位置及び速度を用いて前記自車両と前記他車両とが衝突する可能性があるとの報知を行う第1報知時点が到来したか否かを判定し且つ前記第1報知時点が到来したときに第1報知要求を発生する第1判定部と、
    前記他車両が受信したGPS信号に基づいて取得された当該他車両の位置と、当該他車両の速度と、を含む情報を無線通信により当該他車両から取得する車車間通信機と、
    GPS信号を受信するとともに当該GPS信号に基づいて前記自車両の位置を取得する自車両位置取得手段と、
    前記自車両の速度を検出する自車速検出手段と、
    前記車車間通信機により取得された前記他車両の位置及び速度、前記自車両位置取得手段により取得された前記自車両の位置、並びに、前記自車速検出手段により検出された前記自車速の速度、を用いて前記自車両と前記他車両とが衝突する可能性があるとの報知を行う第2報知時点が到来したか否かを判定し且つ前記第2報知時点が到来したときに第2報知要求を発生する第2判定部と、
    前記第1報知時点にて前記第1報知要求に応じた報知を行い、前記第2報知時点にて前記第2報知要求に応じた報知を行う報知手段と、
    を備えた車両の運転支援装置であって、
    前記報知手段は、
    前記第1報知時点よりも所定時間だけ前の時点から同第1報知時点までの期間に前記第2報知時点が到来した場合には同第2報知時点での前記第2報知要求に応じた報知を行わず、前記第1報知時点での前記第1報知要求に応じた報知を行うように構成された、
    運転支援装置。
  2. 請求項1に記載の運転支援装置において、
    前記第1判定部は、
    前記自律センサが取得した前記他車両の位置及び速度に基づいて前記自車両と前記他車両とが衝突するまでの時間である第1衝突余裕時間を算出し、前記第1衝突余裕時間が所定の第1閾値時間以下となった場合に前記第1報知時点が到来したと判定するように構成され、
    前記第2判定部は、
    前記車車間通信機により取得された前記他車両の位置及び速度、前記自車両位置取得手段により取得された前記自車両の位置、並びに、前記自車速検出手段により検出された前記自車速の速度に基づいて前記自車両と前記他車両とが衝突するまでの時間である第2衝突余裕時間を算出し、前記第2衝突余裕時間が所定の第2閾値時間以下となった場合に前記第2報知時点が到来したと判定するように構成された、
    運転支援装置。
JP2015195309A 2015-09-30 2015-09-30 車両の運転支援装置 Active JP6252576B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015195309A JP6252576B2 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 車両の運転支援装置
US15/271,938 US9824584B2 (en) 2015-09-30 2016-09-21 Driving support apparatus for vehicle
CN201610860578.3A CN106846904B (zh) 2015-09-30 2016-09-28 车辆的驾驶辅助装置
DE102016118342.3A DE102016118342B4 (de) 2015-09-30 2016-09-28 Fahrassistenzgerät für ein fahrzeug

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015195309A JP6252576B2 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 車両の運転支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017068711A JP2017068711A (ja) 2017-04-06
JP6252576B2 true JP6252576B2 (ja) 2017-12-27

Family

ID=58282083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015195309A Active JP6252576B2 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 車両の運転支援装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9824584B2 (ja)
JP (1) JP6252576B2 (ja)
CN (1) CN106846904B (ja)
DE (1) DE102016118342B4 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL251531A0 (en) * 2017-04-03 2017-06-29 Sibony Haim A system and method for preventing accidents and collisions between vehicles and pedestrians
KR102007228B1 (ko) * 2017-11-10 2019-08-05 엘지전자 주식회사 차량에 구비된 차량 제어 장치 및 차량의 제어방법
CN107993489A (zh) * 2017-12-14 2018-05-04 北京汽车集团有限公司 车辆避让装置、方法、车辆及系统
WO2019125113A1 (es) * 2017-12-20 2019-06-27 Kitazawa Molina Elvia Isabel Sistema de conducción asistida basado en una red de comunicación de onda milimétrica y detección de objetos por técnicas radar
JP7150247B2 (ja) * 2018-06-01 2022-10-11 マツダ株式会社 車両用警報システム
CN110379204A (zh) * 2019-06-28 2019-10-25 深圳市元征科技股份有限公司 车辆防碰撞方法、装置及电子设备
JP2021032793A (ja) * 2019-08-28 2021-03-01 パイオニア株式会社 情報処理装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
CN113581256B (zh) * 2021-09-02 2023-05-30 浙江众合科技股份有限公司 一种基于bim和gis技术的列车自主定位方法和系统

Family Cites Families (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000310537A (ja) * 1999-04-28 2000-11-07 Honda Motor Co Ltd 車載経路案内装置
US6882287B2 (en) * 2001-07-31 2005-04-19 Donnelly Corporation Automotive lane change aid
DE10332961A1 (de) * 2003-07-21 2005-02-17 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung der Position und/oder der zu erwartenden Position eines Fahrzeuges während eines Einpark-Vorgangs in Relation zur Gegenfahrspur einer mehrspurigen Fahrbahn
DE102004057296A1 (de) * 2004-11-26 2006-06-08 Daimlerchrysler Ag Lane-Departure-Warning mit Unterscheidung zwischen Fahrbahnrandmarkierung und baulicher Begrenzung des Fahrbahnrandes
JP2007189436A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Toyota Motor Corp 車車間通信装置
JP2007314016A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Mazda Motor Corp 車両用衝突警報装置
JP4763537B2 (ja) * 2006-07-13 2011-08-31 株式会社デンソー 運転支援情報報知装置
JP2008186416A (ja) 2007-01-31 2008-08-14 Nippon Soken Inc 物体検出装置、通信システム、および車車間通信装置
JP5023908B2 (ja) * 2007-09-14 2012-09-12 トヨタ自動車株式会社 走行支援装置
US8332097B2 (en) * 2007-12-14 2012-12-11 Denso International America, Inc. Method of detecting an object near a vehicle
JP5167051B2 (ja) * 2008-09-30 2013-03-21 富士重工業株式会社 車両の運転支援装置
US8473171B2 (en) * 2008-10-09 2013-06-25 GM Global Technology Operations LLC Apparatus and method for optimizing a vehicle collision preparation response
JP2010188981A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の運転支援装置
US9406229B2 (en) * 2009-11-12 2016-08-02 Gm Global Technology Operations, Llc Travel lane advisor
KR101860966B1 (ko) 2010-06-23 2018-07-05 콘티넨탈 테베스 아게 운트 코. 오하게 가속 물체 인식 및/또는 가속 물체 속성 인식을 위한 방법 및 시스템 그리고 그 방법의 이용
US9183178B2 (en) * 2010-11-01 2015-11-10 Hitachi, Ltd. Onboard device and control method
JP5633802B2 (ja) * 2010-11-11 2014-12-03 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
US8547215B2 (en) * 2010-11-24 2013-10-01 Denso Corporation Information presentation apparatus and system
DE102010061829A1 (de) 2010-11-24 2012-05-24 Continental Teves Ag & Co. Ohg Verfahren und Abstandskontrolleinrichtung zur Vermeidung von Kollisionen eines Kraftfahrzeugs in einer Fahrsituation mit geringem Seitenabstand
EP2743900B1 (en) * 2011-08-10 2018-05-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Driving assistance device
WO2013038477A1 (ja) * 2011-09-12 2013-03-21 トヨタ自動車株式会社 警報装置
DE102011117297A1 (de) * 2011-11-01 2013-05-02 Volkswagen Aktiengesellschaft Verfahren zum Betreiben eines Fahrerassistenzsystems und dazugehöriges Fahrerassistenzsystem
JP5831351B2 (ja) * 2012-04-26 2015-12-09 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
US9000903B2 (en) * 2012-07-09 2015-04-07 Elwha Llc Systems and methods for vehicle monitoring
US8972762B2 (en) * 2012-07-11 2015-03-03 Blackberry Limited Computing devices and methods for resetting inactivity timers on computing devices
US9227563B2 (en) * 2012-09-14 2016-01-05 Bendix Commercial Vehicle Systems Llc Backward movement indicator apparatus for a vehicle
JP6107079B2 (ja) * 2012-11-21 2017-04-05 富士通株式会社 報知制御方法、報知制御装置および報知制御プログラム
JP2014151675A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Toyota Motor Corp 追従走行制御装置
US9148398B2 (en) * 2013-03-13 2015-09-29 Google Inc. Prioritized and contextual display of aggregated account notifications
TWI537157B (zh) * 2013-04-09 2016-06-11 開丕股份有限公司 車用警示裝置及方法
US20160114800A1 (en) * 2013-05-31 2016-04-28 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Vehicle control apparatus
US9111453B1 (en) * 2013-08-01 2015-08-18 Mohammad A. Alselimi Traffic management server and a traffic recording apparatus
JP5884794B2 (ja) 2013-08-29 2016-03-15 株式会社デンソー 衝突可能性判定装置およびプログラム
US9809219B2 (en) * 2014-01-29 2017-11-07 Continental Automotive Systems, Inc. System for accommodating a pedestrian during autonomous vehicle operation
KR20150115199A (ko) * 2014-04-03 2015-10-14 삼성전자주식회사 알림 제공 방법 및 그 장치
JP5969534B2 (ja) * 2014-04-21 2016-08-17 株式会社デンソー 走行支援装置
EP2942765B1 (en) * 2014-05-07 2018-12-26 Honda Research Institute Europe GmbH Method and system for predictive lane change assistance, program software product and vehicle
JP2016019101A (ja) * 2014-07-07 2016-02-01 株式会社東芝 タイミング決定装置、タイミング決定方法およびコンピュータプログラム
JP6084192B2 (ja) * 2014-10-15 2017-02-22 本田技研工業株式会社 物体認識装置
US10033786B2 (en) * 2014-11-04 2018-07-24 CineVR Europe S.à r.l. Triggering of notifications in a communications network
JP6160840B2 (ja) * 2014-12-02 2017-07-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 無線装置
KR102323393B1 (ko) * 2015-01-12 2021-11-09 삼성전자주식회사 디바이스 및 상기 디바이스의 제어 방법
JP6092272B2 (ja) * 2015-01-28 2017-03-08 本田技研工業株式会社 車両用走行制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20170092133A1 (en) 2017-03-30
US9824584B2 (en) 2017-11-21
CN106846904A (zh) 2017-06-13
CN106846904B (zh) 2019-07-16
DE102016118342A1 (de) 2017-03-30
JP2017068711A (ja) 2017-04-06
DE102016118342B4 (de) 2021-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6252576B2 (ja) 車両の運転支援装置
JP6531698B2 (ja) 接近車両通知装置
JP4569652B2 (ja) 認識システム
US9177478B2 (en) Vehicle contact avoidance system
EP3010004B1 (en) Vehicle alarm output apparatus
US9908469B2 (en) Driving support device
JP5916512B2 (ja) 車載装置および車載装置の判断方法
WO2018198926A1 (ja) 電子機器、路側機、電子機器の動作方法および交通システム
JP2014078171A (ja) 周辺車両認識装置
WO2017104209A1 (ja) 運転支援装置
JP4655730B2 (ja) 車両用運転支援装置
JP6561819B2 (ja) 通信制御装置
WO2018008638A1 (ja) 運転支援装置
JP2009087249A (ja) 車載用渋滞警報装置
JP2018139031A (ja) 情報提供装置、情報提供方法およびコンピュータプログラム
JP5104604B2 (ja) 衝突判断装置
JP2011197780A (ja) 車両制御装置
US9858812B2 (en) Traffic signal state detection apparatus
JP6823291B2 (ja) 運転支援装置及び運転支援方法
JP6610473B2 (ja) 運転支援装置
JP2024034046A (ja) 運転支援装置、運転支援方法、及び運転支援プログラム
JP2020035043A (ja) 脇見報知装置
CN114067583A (zh) 警报广播方法和装置、警报提示方法和装置、介质及车辆
JP2016143087A (ja) 位置検出システム及び車載情報処理装置
JP2016110201A (ja) 車両用運転支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171113

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6252576

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151