JP6241156B2 - 並列データを受信するために使用するクロックの位相を決定する方法、受信回路及び電子装置 - Google Patents

並列データを受信するために使用するクロックの位相を決定する方法、受信回路及び電子装置 Download PDF

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Description

本発明は、並列データを受信するために使用するクロックの位相を決定する方法、受信回路及び電子装置に関する。
従来、並列データを受信する受信回路が用いられている。
並列データは、各データを送信する送信回路を形成する回路素子又は各データを伝送する信号線の特性のばらつき等に起因して、各データが受信回路に到達する時間にずれ(スキュー)が生じる場合がある。
送信された並列データを受信する時には、各データを同期して受信可能なタイミングを有するクロックを用いることが好ましい。
そこで、並列データを受信する受信回路は、各データを同期して受信可能なクロックの位相を調整し、調整されたクロックを用いて並列データを受信する。
図1は、従来の受信回路を備えたデジタルカメラを示す図である。
デジタルカメラ101は、画像データを記憶するメモリーカード120と、メモリーカード120が送信する並列データを受信する受信回路110とを備える。また、デジタルカメラ101は、受信回路110を制御する主制御部102と、受信回路110が受信した並列データを記憶する主記憶部103とを備える。更に、デジタルカメラ101は、図示しない撮像部及び撮像した画像データをメモリーカード120に送信する送信回路を有する。
受信回路110は、主制御部102に制御されて、メモリーカード120が記憶する画像データを受信し、受信した画像データを主記憶部103に出力する。
図2に示すように、メモリーカード120は、受信回路110から送信される基準クロックに同期して、8本のデータ線D0〜7を介して、受信回路110に8ビットの並列データを同時に送信する。
一方、受信回路110がデータ線D0〜7を伝送されたデータを受信する時には、データ線D0を伝送したデータN−1、Nと、データ線D7を伝送したデータN−1、Nとの間にスキューが生じている。
そこで、受信回路110は、送信された並列データを同期して受信するために、試験用の並列データを用いて、各データを受信可能なタイミングを有する受信クロックを決定し、決定された受信クロックを用いて、画像データの受信を開始する。受信クロックは、各データに同期して受信可能なタイミングを有する受信可能期間に収まるように決定される。受信回路110は、試験用の並列データを用いて、受信クロックを決定した後に、画像データの受信を開始する。
次に、受信回路110が、受信クロックを決定する処理を、以下に説明する。
受信回路110は、基準クロックを生成する位相同期ループ回路であるPLL111を備える。PLL111は、生成した基準クロックを、メモリーカード120に送信すると共にDLL112に出力する。
DLL112は、PLL111が生成した基準クロックを入力し、基準クロックに対して遅延する遅延位相を有する遅延クロックを生成する遅延同期ループ回路である。DLL112は、図3に示すように、基準クロックと同じ位相(遅延位相0)、及び基準クロックの位相に対して、基準クロックの周期Tの1T/8〜7T/8だけ遅れた遅延位相を有する遅延クロックを生成する。8つの遅延クロックは、その位相差がT/8ずつ異なっている。
DLL112は、生成した遅延クロックを記憶部113に出力する。記憶部113は、8個のフリップフロップ(FF0〜FF7)を有している。各FF0〜FF7は、8本のデータ線D0〜D7の内の1つと接続されており、DLL112から入力する遅延クロックと同期して、メモリーカード120から送信される8ビットの並列データの内の1つのビットデータを入力して保持する。
DLL制御部117は、主制御部102に制御されて、DLL112が生成する遅延クロックの遅延位相を制御する。DLL112は、DLL制御部117に指示された遅延位相を有する遅延クロックを生成する。
また、DLL制御部117は、メモリーカード120に対して、試験用の並列データ及び画像データの送信を命令する。試験用の並列データとして、例えば、巡回冗長検査符号を有するデータを用いることができる。
メモリーカード120は、DLL制御部117から試験用の並列データの送信を求める命令を受信すると、試験用の並列データを、基準クロックに同期して、8本のデータ線を介して受信回路110に送信する。
受信回路110は、試験用の並列データを、遅延位相が異なる8つの遅延クロックそれぞれを用いて受信し、試験用の並列データを正しく受信できる遅延位相を含む位相範囲を決定する。そして、受信回路110は、決定された位相範囲から、並列データを受信するために使用する受信クロックの位相を決定する。
まず、DLL制御部117は、基準クロックの位相に対して、基準クロックの位相と同じ位相の遅延位相を有する遅延クロックを生成するように、DLL112に指示すると共に、メモリーカード120に対して、試験用の並列データの送信を指示する。
記憶部113は、DLL112から入力する遅延クロックに同期して、試験用の並列データを受信して記憶する。具体的には、記憶部113のフリップフロップFF0〜FF7は、遅延クロックに同期して、各1ビットのデータを受信及び保持した後、保持したデータを判定部115に出力する。
判定部115は、記憶部113から入力した試験用の並列データを、巡回冗長検査符号に基づいて検証して、正しく受信できか否かを判定し、判定した結果をDLL制御部117に出力する。
判定した結果を入力したDLL制御部117は、次に、基準クロックの位相に対して、1T/8だけ遅れた遅延位相を有する遅延クロックを生成するようにDLL112に指示すると共に、メモリーカード120に対して、試験用の並列データの送信を指示する。
受信回路110は、上述した処理を繰り返して、試験用の並列データを正しく受信できる遅延位相を含む位相範囲を決定する。
特開平6−224962号公報 特開2006−50102号公報 特開2003−224551号公報 特開2008−235985号公報
試験用の並列データを、遅延位相が異なる8つの遅延クロックそれぞれを用いて受信した結果、全ての遅延位相(0〜7T/8)を有する遅延クロックを用いて、試験用の並列データが正しく受信できたとする。
この場合には、図4に示すように、試験用の並列データを正しく受信できる遅延位相を含む位相範囲は、8つの遅延位相(0〜7T/8)の全てを含むことになる。並列データを受信するために使用する受信クロックの位相は、通常、位相範囲の中間の値を有する位相を選択することが、安定な受信をする上で好ましい。この場合には、中間の値を有する遅延位相3T/8又は遅延位相4T/8が、受信クロックの位相として選択され得る。
ここで、図4に示すように、データN−1からデータNに変化する位置(スキュー)が、遅延位相の間隔T/8よりも短く、このスキューの位置が、例えば、遅延位相3T/8と遅延位相4T/8との間に位置していたとする。
このように、スキューの位置が、遅延位相3T/8と遅延位相4T/8との間に位置していても、遅延位相3T/8を有する遅延クロック、及び遅延位相4T/8を有する遅延クロックにおいて、試験用の並列データが正しく受信される場合がある。
遅延位相3T/8又は遅延位相4T/8を選択すると、FF0〜FF7のセットアップタイム又はホールドタイムと重なるタイミングでデータを受信して、並列データを正しく受信できなくなるおそれがある。
従って、受信クロックの位相として、遅延位相3T/8又は遅延位相4T/8を選択することは、本来は除外すべき遅延位相を選択したことになる。
そこで、本明細書では、スキューを有する並列データを受信するために使用するクロックの位相を決定する方法を提供することを課題とする。
また、本明細書では、そのようなスキューを有する並列データを受信するために使用するクロックの位相を決定する方法を実行する受信回路を提供することを課題とする。
更に、本明細書では、そのようなスキューを有する並列データを受信するために使用するクロックの位相を決定する方法を実行する受信回路を備えた電子装置を提供することを課題とする。
本明細書に開示する並列データを受信するために使用するクロックの位相を決定する方法の一形態によれば、基準クロックの位相に対して同じか又は遅延する複数の遅延位相の各々について、上記基準クロックと同期して送信される試験用の並列データを、上記遅延位相を有する遅延クロックと、上記遅延クロックが有する遅延位相に隣接する他の遅延位相を有する隣接遅延クロックとに同期して受信し、上記複数の遅延位相の各々について、上記遅延位相を有する遅延クロックで受信した並列データが正しく受信できたかを判定し、且つ、上記遅延位相を有する遅延クロックで受信した並列データと、上記他の遅延位相を有する隣接遅延クロックで受信した並列データとが一致しているか否かを比較し、上記複数の遅延位相の中で、上記試験用の並列データが正しく受信されており、且つ、比較した結果が一致している遅延位相を含む位相範囲を決定し、決定された位相範囲から、並列データを受信するために使用する受信クロックの位相を決定する。
また、本明細書に開示する受信回路の一形態によれば、基準クロックの位相に対して同じか又は遅延する複数の遅延位相の各々について、上記遅延位相を有する遅延クロックと、上記遅延クロックが有する遅延位相に隣接する他の遅延位相を有する隣接遅延クロックとを出力する遅延同期ループ部と、上記基準クロックと同期して送信される試験用の並列データを、上記遅延同期ループ回路から出力される遅延クロックと同期して受信して記憶する第1記憶部と、上記基準クロックと同期して送信される上記試験用の並列データを、上記遅延同期ループ回路から出力される隣接遅延クロックと同期して受信して記憶する第2記憶部と、上記複数の遅延位相の各々について、上記第1記憶部に記憶された並列データが正しく受信できたかを判定し、判定した結果を出力する判定部と、上記複数の遅延位相の各々について、上記第1記憶部に記憶されており、上記遅延クロックと同期して受信された並列データと、上記第2記憶部に記憶されており、上記隣接遅延クロックと同期して受信された並列データとが一致しているか否かを比較し、比較した結果を出力する比較部と、判定した結果及び比較した結果を入力し、上記複数の遅延位相の中で、上記試験用の並列データが正しく受信され、且つ、比較した結果が一致している遅延位相を含む位相範囲を決定し、決定された位相範囲から、並列データを受信するために使用する受信クロックの位相を決定する位相決定部と、を備える。
更に、本明細書に開示する電子装置の一形態によれば、基準クロックの位相に対して同じか又は遅延する複数の遅延位相の各々について、上記遅延位相を有する遅延クロックと、上記遅延クロックが有する遅延位相に隣接する他の遅延位相を有する隣接遅延クロックとを出力する遅延同期ループ部と、上記基準クロックと同期して送信される試験用の並列データを、上記遅延同期ループ回路から出力される遅延クロックと同期して受信して記憶する第1記憶部と、上記基準クロックと同期して送信される上記試験用の並列データを、上記遅延同期ループ回路から出力される隣接遅延クロックと同期して受信して記憶する第2記憶部と、上記複数の遅延位相の各々について、上記第1記憶部に記憶された並列データが正しく受信できたかを判定し、判定した結果を出力する判定部と、上記複数の遅延位相の各々について、上記第1記憶部に記憶されており、上記遅延クロックと同期して受信された並列データと、第2記憶部に記憶されており、上記隣接遅延クロックと同期して受信された並列データとが一致しているか否かを比較し、比較した結果を出力する比較部と、判定した結果及び比較した結果を入力し、上記複数の遅延位相の中で、上記試験用の並列データが正しく受信され、且つ、比較した結果が一致している遅延位相を含む位相範囲を決定し、決定された位相範囲から、並列データを受信するために使用する受信クロックの位相を決定する位相決定部と、を備える受信回路を有する。
上述した本明細書に開示する方法の一形態によれば、スキューを有する並列データを受信できる。
また、上述した本明細書に開示する受信回路の一形態によれば、スキューを有する並列データを受信できる。
更に、上述した本明細書に開示する電子装置の一形態によれば、スキューを有する並列データを受信できる。
本発明の目的及び効果は、特に請求項において指摘される構成要素及び組み合わせを用いることによって認識され且つ得られるだろう。
前述の一般的な説明及び後述の詳細な説明の両方は、例示的及び説明的なものであり、特許請求の範囲に記載されている本発明を制限するものではない。
従来のデジタルカメラを示す図である。 スキューを有する並列データを説明する図である。 DLLが出力する遅延クロックを説明する図である。 従来の受信回路により決定された位相範囲を説明する図である。 本明細書に開示するデジタルカメラの一実施形態を示す図である。 試験用の並列データを説明する図である。 受信回路の動作を説明するフローチャートである。 試験用の並列データを第1記憶部及び第2記憶部で受信するタイミングチャートを示す図である。 遅延クロックで受信した並列データと、隣接遅延クロックで受信した並列データとを比較する処理を説明する図である。 位相範囲及び受信位相を決定する処理を説明する図(その1)である。 位相範囲及び受信位相を決定する処理を説明する図(その2)である。 位相範囲及び受信位相を決定する処理を説明する図(その3)である。
以下、本明細書で開示する電子装置の好ましい実施形態を、図を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
図5は、本明細書に開示するデジタルカメラの一実施形態を示す図である。
本実施形態の電子装置であるデジタルカメラ1は、画像データを記憶するメモリーカード20と、メモリーカード20が送信する並列データを受信する受信回路10とを備える。また、デジタルカメラ1は、受信回路10を制御する主制御部2と、受信回路10が受信した並列データを記憶する主記憶部3とを備える。更に、デジタルカメラ1は、図示しない撮像部及び撮像した画像データをメモリーカード20に送信する送信回路を有する。
受信回路10は、主制御部2に制御されて、メモリーカード20が記憶する画像データを受信し、受信した画像データを主記憶部3に出力する。
メモリーカード20は、受信回路10から画像データの送信を求める命令を受信すると、受信回路10から送信される基準クロックに同期して、画像データである8ビットの並列データを、8本のデータ線D0〜D7を介して、受信回路10に送信する。
受信回路10は、メモリーカード20から送信された並列データを同期して受信するために、試験用の並列データを用いて、各データを受信可能なタイミングを有する受信クロックを決定し、決定された受信クロックを用いて、画像データの受信をする。
受信回路10は、受信クロックを決定するために、以下に説明する構成を有する。
受信回路10は、基準クロックを生成する位相同期ループ回路であるPLL11と、基準クロックを入力し、遅延クロック及び隣接遅延クロックを生成する遅延同期ループ回路であるDLL12と、DLL12を制御するDLL制御部17を有する。DLL制御部17は、主制御部2によって制御される。
DLL12は、基準クロックの位相に対して遅れた2相のクロックを生成する。具体的には、DLL12は、基準クロックの位相に対して同じか又は遅延する複数の遅延位相を有する遅延クロックと、遅延クロックが有する遅延位相に隣接する他の遅延位相を有する隣接遅延クロックとを出力する。
DLL12は、例えば、遅延素子のセットと、セット内の遅延素子を選択するセレクタとを、2つずつ用いて、遅延する2相のクロックを生成するように形成することができる。
また、受信回路10は、第1記憶部13及び第2記憶部14を有する。
第1記憶部13は、8個のフリップフロップ(第1FF0〜第1FF7)を有する。各第1FF0〜第1FF7は、8本のデータ線D0〜D7の内の1つと接続しており、DLL12から入力する遅延クロックと同期して、メモリーカード20から送信される8ビットの並列データの内の1つのビットデータを入力して保持する。
第2記憶部14も、第1記憶部13と同様に、8個のフリップフロップ(第2FF0〜第2FF7)を有している。各第2FF0〜第2FF7は、8本のデータ線D0〜D7の内の1つと接続されており、DLL12から入力する隣接遅延クロックと同期して、メモリーカード20から送信される8ビットの並列データの内の1つのビットデータを入力して保持する。
8個の第1FF0〜第1FF7は、8個の第2FF0〜第2FF7と対応している。第1FF0及び第2FF0は、データ線D0と接続しており、データ線D0を介して送信されるデータを受信して保持する。同様に、第1FF1〜第1FF7と第2FF1〜第2FF7は、データ線D2〜D7と接続しており、データ線D2〜D7を介して送信されるデータを受信して保持する。
更に、受信回路10は、判定部15及び比較部16を有する。
判定部15は、第1記憶部13に記憶された並列データが正しく受信できたかを判定し、判定した結果を、DLL制御部17に出力する。具体的には、判定部15は、巡回冗長検査法を用いて、各遅延位相を有する遅延クロックで受信した並列データが、正しく受信できたかを判定する。
比較部16は、第1記憶部13に記憶されており、一の遅延クロックと同期して受信された並列データと、第2記憶部14に記憶されており、一の遅延クロックに隣接する遅延位相を有する隣接遅延クロックと同期して受信された並列データとが一致しているか否かを比較し、比較した結果をDLL制御部17に出力する。
DLL制御部17は、入力された判定した結果及び比較した結果に基づいて、並列データが正しく受信され且つ比較した結果が一致している遅延位相を含む位相範囲を決定する。そして、DLL制御部17は、決定された位相範囲から、並列データを受信するために使用する受信クロックの受信位相を決定する。
DLL制御部17は、ハードウェアを用いて形成しても良いし、又は、プログラムを実行する演算回路を用いて形成しても良い。
図6は、試験用の並列データを説明する図である。
メモリーカード20は、データ線D0〜D7を用いて、試験用の並列データを受信回路10に送信する。各データ線D0〜D7に送信されるデータブロックは、スタートビットSと、試験用のデータと、巡回冗長検査符号であるCRC符号と、エンドビットEを有する。
試験用のデータは、1及び0が並んだビット列であり、全てが1又は全てが0とはなっていないことが好ましい。隣接するデータ線に送信される試験用のデータは、1と1又は0と0又は1と0とが並んで送信されるようになっている。CRC符号としては、例えば、CRC16等を用いることができる。試験用の並列データは、1と0の間でデータが変化する位置が基準クロックの一周期の間にあるように構成されていることが好ましい。
次に、上述したデジタルカメラ1の受信回路10が受信クロックの受信位相を決定する動作を、図7に示すフローチャートを参照して、以下に説明する。
ステップS10〜ステップS18の間において、全ての遅延位相を有する遅延クロックを用いて、ステップS12〜ステップS16の処理が行われる。
まず、ステップS12において、メモリーカード20が基準クロックと同期して送信する試験用の並列データを、受信回路10が、遅延クロックと、隣接遅延クロックとに同期して受信する。
主制御部2に制御されるDLL制御部17は、基準クロックの位相に対して、基準クロックの位相と同じ位相である遅延位相を有する遅延クロックを生成するように、DLL12に指示すると共に、メモリーカード20に対して試験用の並列データの送信を指示する。
図8に示すように、メモリーカード20は、DLL制御部17から試験用の並列データの送信を求める命令を受信すると、試験用の並列データを、基準クロックの立ち上がりと同期して、8本のデータ線D0〜D7を介して受信回路10に送信する。図8では、8本のデータ線D0〜D7を介して送信される試験用の並列データを、データブロック0〜7と示している。即ち、データブロック0〜7は、基準クロックの立ち上がりと同期して、受信回路10に送信される。
図9に示すように、DLL12は、基準クロックの位相に対して0〜7T/8だけ遅れた8つの遅延位相を有する遅延クロックを生成し、生成した遅延クロックを第1記憶部13に出力する。8つの遅延クロックは、その位相差がT/8ずつ異なっている。ここで、基準クロックは周期Tを有する。
また、DLL12は、遅延クロックが有する遅延位相に対して位相差がT/8遅れた遅延位相を有する隣接遅延クロックを生成して、第2記憶部14に出力する。隣接遅延クロックは、基準クロックの位相に対して1T/8〜8T/8だけ遅れた位相を有する。
即ち、遅延クロックが基準クロックに対して位相差が0である遅延位相を有する時には、この遅延クロックに隣接する隣接遅延クロックが有する遅延位相は、基準クロックに対して位相が1T/8だけ遅れている。
同様に、遅延クロックが基準クロックに対して位相差が1T/8である遅延位相を有する時には、この遅延クロックに隣接する隣接遅延クロックが有する遅延位相は、基準クロックに対して位相が2T/8だけ遅れている。
また、遅延クロックが基準クロックに対して位相差が7T/8である遅延位相を有する時には、この遅延クロックに隣接する隣接遅延クロックが有する遅延位相は、基準クロックに対して位相が8T/8=(T)だけ遅れている。他の隣接遅延クロックの遅延位相も同様である。
図8に示すように、第1記憶部13の第1FF0〜第1FF7は、DLL12から入力する遅延クロックと同期して、データ線D0〜D7から送信される1つのビットデータを入力して保持する。そして、図5に示すように、第1記憶部13の第1FF0〜第1FF7は、保持するデータを、判定部15及び比較部16に出力する。
また、図8に示すように、第2記憶部14の第2FF0〜第2FF7は、DLL12から入力する隣接遅延クロックと同期して、データ線D0〜D7から送信される1つのビットデータを入力して保持する。そして、図5に示すように、第2記憶部14の第2FF0〜第2FF7は、保持するデータを、比較部16に出力する。
次に、ステップS14において、比較部16は、遅延クロックで受信した並列データと、隣接遅延クロックで受信した並列データとが一致しているか否かを比較する。
比較部16には、第1記憶部13の第1FF0〜第1FF7に保持されている各データが入力される。同時に、比較部16には、第2記憶部14の第2FF0〜第2FF7に保持されている各データが入力される。
そして、比較部16は、第1記憶部13の第1FF0〜第1FF7に保持されていた各データと、第2記憶部14の第2FF0〜第2FF7に保持されていた対応する各データとが一致しているか否かを比較し、比較した結果をDLL制御部17に出力する。
具体的には、比較部16は、第1FF0が保持するデータと、対応する第2FF0が保持するデータとが一致しているか否かを比較する。同様に、比較部16は、第1FF1〜第1FF7が保持するデータと、対応する第2FF1〜第2FF7が保持するデータとが一致しているか否かを比較する。比較部16は、他のデータ同士も同様に比較する。
図9に示す例では、メモリーカード20は、試験用の並列データ0と、データ1を順番に受信回路10に送信している。データ0は、データ1の前に送信される。ここで、データ0は、8ビットの並列データが全て1であるとする。また、データ1は、8ビットの並列データが全て0であるとする。そして、データ0がデータ1に変化する位置が、遅延位相3T/8と遅延位相4T/8との間にあるとする。
遅延位相0を有する遅延クロックと同期してデータを受信する第1記憶部13の第1FF0〜第1FF7は、データ0を受信する。また、遅延位相0を有する遅延クロックの隣接遅延クロックと同期してデータを受信する第2記憶部14の第2FF0〜第2FF7も、データ0を受信する。従って、第1記憶部13の第1FF0〜第1FF7が保持するデータは1(データ0)であり、第2記憶部14の第2FF0〜第2FF7が保持するデータも1(データ0)であり、両者は一致する。そこで、比較部16は、両者が一致したという比較した結果をDLL制御部17に出力する。DLL制御部17は、入力した比較した結果を記憶する。
比較部16は、遅延位相0を有する遅延クロックを用いて受信される、メモリーカード20から送信される全ての試験用のデータに対して、第1FF0が保持するデータと、対応する第2FF0が保持するデータとが一致しているか否かを比較する。
比較部16は、第2記憶部14に試験用のデータが保持されたタイミングから、第1記憶部13に次の試験用のデータが保持されるタイミングまでの間に、第2記憶部14のデータと第1記憶部13のデータとを比較する。具体的には、比較部16は、試験用のデータの要求後から試験用のデータの受信完了(エンドビット検知)までの間、第1記憶部13の第1FF0の保持データと第2記憶部14の第2FF0の保持データの間の比較を、例えば、基準クロックである遅延位相0クロックによって行っても良い。
次に、ステップS16において、判定部15は、第1記憶部13の第1FF0〜第1FF7が受信した並列データが正しく受信できたか否かを判定する。具体的には、判定部15は、データ線D0を伝送して、第1FF0が受信した試験用のデータを、試験用のデータに続いて伝送されたCRC符号に基づいて検証して、試験用のデータが正しく受信できた否かを判定する。同様に、判定部は、データ線D1〜D7を伝送した試験用のデータが正しく受信できた否かを判定する。そして、判定部15は、判定した結果をDLL制御部17に出力する。DLL制御部17は、入力した判定した結果を記憶する。
なお、CRC符号が正しく受信できない場合には、試験用のデータが正しく受信出来ていても、データが正しく受信できないと判定される。
次に、ステップS18に進んで、残りの遅延位相1T/8〜7T/8を有する遅延クロックを用いて、ステップS12〜ステップS16の処理が繰り返される。
次に、ステップS14で繰り返される処理について、図9を参照して、更に説明する。
ステップS14において、遅延位相1T/8を有する遅延クロック及び遅延位相2T/8を有する遅延クロックと同期してデータを受信する第1記憶部13の第1FF0〜第1FF7が保持するデータは、それぞれの隣接遅延クロックと同期してデータを受信する第2記憶部14の第2FF0〜第2FF7が保持するデータと同じになる。
次に、遅延位相3T/8を有する遅延クロックと同期してデータを受信する第1記憶部13の第1FF0〜第1FF7は、データ0を受信する。しかし、遅延位相3T/8を有する遅延クロックの隣接遅延クロックと同期してデータを受信する第2記憶部14の第2FF0〜第2FF7は、データ1を受信する。従って、第1記憶部13の第1FF0〜第1FF7が保持するデータは1であるが、第2記憶部14の第2FF0〜第2FF7が保持するデータは0であり、両者は一致しない。そこで、比較部16は、両者が一致しないという比較した結果をDLL制御部17に出力する。DLL制御部17は、入力した比較した結果を記憶する。
次ぎに、遅延位相4T/8を有する遅延クロックと同期してデータを受信する第1記憶部13の第1FF0〜第1FF7は、データ1を受信する。また、遅延位相4T/8を有する遅延クロックの隣接遅延クロックと同期してデータを受信する第2記憶部14の第2FF0〜第2FF7も、データ1を受信する。従って、第1記憶部13の第1FF0〜第1FF7が保持するデータは0であり、第2記憶部14の第2FF0〜第2FF7が保持するデータも0であり、両者は一致する。そこで、比較部16は、両者が一致する比較結果をDLL制御部17に出力する。
同様に、遅延位相5T/8〜7T/8を有する遅延クロックと同期してデータを受信する第1記憶部13の第1FF0〜第1FF7が保持するデータは、それぞれの隣接遅延クロックと同期してデータを受信する第2記憶部14の第2FF0〜第2FF7が保持するデータと同じになる。
なお、図9に示す例では、データ0は、8ビットの並列データが全て1であり、データ1は、8ビットの並列データが全て0であった。実際には、8ビットの並列データは、全てが1ではなく、また、全てが0ではない場合もある。しかし、比較部16が、第1記憶部13の第1FF0〜第1FF7が保持するデータそれぞれを、対応する第2記憶部14の第2FF0〜第2FF7が保持するデータと比較することには変わりはない。そして、データ線D0〜D7の内の何れかで伝送されたビットデータについて、第1記憶部13と第2記憶部14との間で一致しない比較した結果を入力したDLL制御部17は、その遅延位相では、遅延クロックで受信した並列データと、隣接遅延クロックで受信した並列データとが一致しないと記憶する。
次に、ステップS20において、DLL制御部17は、並列データが正しく受信されており、且つ、比較した結果が一致している遅延位相を含む位相範囲を決定する。
具体的には、図10に示すように、DLL制御部17は、判定した結果に基づいて、各遅延位相に対してフラグAをたてる。
DLL制御部17は、一の遅延位相を有する遅延クロックを用いて受信した全ての試験用の並列データが正しく受信できた場合には、その遅延位相に対してフラグAとして1をたてる。一方、そうでなければ、その遅延位相に対してフラグAとして0をたてる。
図10に示す例では、全ての遅延位相に対して、フラグAは1となっている。
また、図10に示すように、DLL制御部17は、比較した結果に基づいて、各遅延位相に対してフラグBをたてる。
DLL制御部17は、一の遅延位相を有する遅延クロックを用いて試験用の並列データを受信する際に、何れかのビットデータにおいて、一致しない比較した結果がある場合には、その遅延位相に対してフラグBとして0をたてる。一方、そうでなければ、その遅延位相に対してフラグBとして1をたてる。
図9を参照して、上述したように、遅延位相3T/8を有する遅延クロックと同期してデータを受信する第1記憶部13の第1FF0〜第1FF7が保持するデータは、隣接遅延クロックと同期してデータを受信する第2記憶部14の第2FF0〜第2FF7が保持するデータと一致しない。従って、図10に示す例では、遅延位相3T/8に対して、フラグBは0となっている。
また、本実施形態では、フラグBが0となる遅延位相に隣接する遅延位相4T/8に対しても、フラグBとして0をたてる。
従って、図10に示す例では、遅延位相3T/8及び4T/8に対して、フラグBは0となっている。
そして、DLL制御部17は、各遅延位相に対して、フラグAとフラグBとの論理積をとったフラグCを求める。フラグCとして1を有する遅延位相は、並列データが正しく受信されており、且つ、比較した結果が一致している。
そして、DLL制御部17は、フラグCとして1を有する遅延位相を含む位相範囲Aを決定する。位相範囲Aは、遅延位相0、1T/8、2T/8、5T/8、6T/8及び7T/8を含む。
次に、ステップS22において、DLL制御部17は、決定された位相範囲Aから、並列データを受信するために使用する受信クロックの受信位相を決定する。
具体的には、DLL制御部17は、位相範囲Aの端に位置する遅延位相を除いた位相範囲Bから、並列データを受信するために使用する受信クロックの受信位相を決定することができる。位相範囲Bは、遅延位相0、1T/8、6T/8及び7T/8を含む。位相範囲Aの両端に位置する遅延位相を除くことにより、スキューに対して余裕のあるタイミングでデータを受信することができる。
また、DLL制御部17は、位相範囲Aの中間に位置する遅延位相0及び7T/8を、並列データを受信するために使用するクロックの受信位相として決定することができる。位相範囲Aの中間に位置する遅延位相を有する受信クロックを用いることにより、更にスキューに対して余裕のあるタイミングでデータを受信することができる。
そして、本実施形態では、位相範囲Aの中間に位置する遅延位相0及び7T/8の内、小さい値を有する遅延位相0を受信クロックの受信位相として決定する。DLL制御部17は、受信クロックの受信位相が決定されたことを主制御部2に出力する。主制御部2は、メモリーカード20から画像データを受信することを、DLL制御部17に指示する。また、主制御部2は、主記憶部3に対して、受信回路10から画像データを受信することを指示する。
次に、ステップS24において、受信回路10は、決定した受信クロックを用いて、画像データの受信を開始する。受信回路10は、受信した画像データを主記憶部3に出力し、主記憶部3は、入力した画像データを記憶する。
次に、DLL制御部17が、位相範囲及び受信位相を決定する他の例を、図11及び図12を参照して、以下に説明する。
図11に示す例では、遅延位相0、1T/8、2T/8、3T/8、6T/8及び7T/8に対して、フラグAは1となっている。また、図11に示す例では、遅延位相0及び7T/8に対して、フラグBは0となっている。
従って、フラグCとして1を有する遅延位相は、1T/8、2T/8、3T/8及び6T/8となり、位相範囲Aは、遅延位相1T/8、2T/8、3T/8及び6T/8を含むことになる。
この場合、位相範囲Aの端に位置する遅延位相を除いた位相範囲Bは、2T/8を含む。
また、位相範囲Aの中間に位置する遅延位相も2T/8となる。
図11に示す例では、遅延位相2T/8を受信位相として決定できる。
次に、図12に示す例では、遅延位相0、1T/8、2T/8、3T/8、4T/8、5T/8及び6T/8に対して、フラグAは1となっている。また、図12に示す例では、遅延位相0及び1T/8に対して、フラグBは0となっている。
従って、フラグCとして1を有する遅延位相は、2T/8、3T/8、4T/8、5T/8及び6T/8となり、位相範囲Aは、遅延位相2T/8、3T/8、4T/8、5T/8及び6T/8を含むことになる。
この場合、位相範囲Aの端に位置する遅延位相を除いた位相範囲Bは、3T/8、4T/8、5T/8を含む。
また、位相範囲Aの中間に位置する遅延位相は、4T/8となる。
図12に示す例では、遅延位相4T/8を受信位相として決定できる。
上述した本実施形態の電子装置によれば、並列データが正しく受信されており且つ比較した結果が一致している遅延位相を含む位相範囲から、並列データを受信するために使用する受信クロックの受信位相を決定するので、スキューを有する並列データを受信できる。
ところで、スキューを有する並列データを受信する方法として、DLLが生成する遅延クロックが有する遅延位相の間隔を短くすることが考えられる。例えば、遅延位相の間隔を、T/8からT/16に短くすることがある。しかし、遅延位相の間隔を短くすることは、DLLを含む受信回路の回路構成を複雑にする問題が生じる。
一方、本実施形態に開示する受信回路は、遅延位相の間隔を短くすることなく、スキューを有する並列データを受信することができる。
本発明では、上述した実施形態の並列データを受信するために使用するクロックの位相を決定する方法、受信回路及び電子装置は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。また、一の実施形態が有する構成要件は、他の実施形態にも適宜適用することができる。
例えば、上述した実施形態では、遅延クロックが有する遅延位相に隣接する他の遅延位相を有する隣接遅延クロックとして、遅延クロックが有する遅延位相に対して、位相が遅れた隣接する他の遅延位相を有するクロックを用いていた。遅延クロックが有する遅延位相に隣接する他の遅延位相を有する隣接遅延クロックとして、遅延クロックが有する遅延位相に対して、位相が進んだ隣接する他の遅延位相を有するクロックを用いても良い。
また、上述した実施形態では、判定部は、巡回冗長検査法を用いて、各遅延位相を有する遅延クロックで受信した並列データが、正しく受信できたかを判定していたが、他の判定法を用いても良い。
また、上述した実施形態では、受信回路が、デジタルカメラに備えられていたが、受信回路は、他の電子装置に備えられていても良い。
ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、読者が、発明者によって寄与された発明及び概念を技術を深めて理解することを助けるための教育的な目的を意図する。ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、そのような具体的に述べられた例及び条件に限定されることなく解釈されるべきである。また、明細書のそのような例示の機構は、本発明の優越性及び劣等性を示すこととは関係しない。本発明の実施形態は詳細に説明されているが、その様々な変更、置き換え又は修正が本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り行われ得ることが理解されるべきである。
1 デジタルカメラ(電子装置)
2 主制御部
3 主記憶部
10 受信回路
11 PLL
12 DLL(遅延同期ループ部)
13 第1フリップフロップ(第1記憶部)
14 第2フリップフロップ(第2記憶部)
15 判定部
16 比較部
17 DLL制御部(位相決定部)
20 メモリーカード

Claims (11)

  1. 基準クロックの位相に対して同じか又は遅延する複数の遅延位相の各々について、前記基準クロックと同期して送信される試験用の並列データを、前記遅延位相を有する遅延クロックと、前記遅延クロックが有する遅延位相に隣接する他の遅延位相を有する隣接遅延クロックとに同期して受信し、
    前記複数の遅延位相の各々について、前記遅延位相を有する遅延クロックで受信した並列データが正しく受信できたかを判定し、且つ、前記遅延位相を有する遅延クロックで受信した並列データと、前記他の遅延位相を有する隣接遅延クロックで受信した並列データとが一致しているか否かを比較し、
    前記複数の遅延位相の中で、前記試験用の並列データが正しく受信されており、且つ、比較した結果が一致している遅延位相を含む位相範囲を決定し、
    決定された位相範囲から、並列データを受信するために使用する受信クロックの位相を決定する方法。
  2. 前記位相範囲の端に位置する遅延位相を除いた範囲から、前記並列データを受信するために使用する前記受信クロックの位相を決定する請求項1に記載の方法。
  3. 前記位相範囲の中間に位置する遅延位相を、前記並列データを受信するために使用する前記受信クロックの位相として決定する請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記受信クロックを使用して受信される並列データは、基準クロックの立ち上がりと同期して送信される請求項1〜3の何れか一項に記載の方法。
  5. 前記複数の遅延位相の各々について、巡回冗長検査法を用いて、前記遅延位相を有する遅延クロックで受信した並列データが、正しく受信できたかを判定する請求項1〜4の何れか一項に記載の方法。
  6. 前記試験用の並列データは、1と0の間でデータが変化する位置が前記基準クロックの一周期の間にあるように構成されている請求項1〜5の何れか一項に記載の方法。
  7. 基準クロックの位相に対して同じか又は遅延する複数の遅延位相の各々について、前記遅延位相を有する遅延クロックと、前記遅延クロックが有する遅延位相に隣接する他の遅延位相を有する隣接遅延クロックとを出力する遅延同期ループ部と、
    前記基準クロックと同期して送信される試験用の並列データを、前記遅延同期ループ回路から出力される遅延クロックと同期して受信して記憶する第1記憶部と、
    前記基準クロックと同期して送信される前記試験用の並列データを、前記遅延同期ループ回路から出力される隣接遅延クロックと同期して受信して記憶する第2記憶部と、
    前記複数の遅延位相の各々について、前記第1記憶部に記憶された並列データが正しく受信できたかを判定し、判定した結果を出力する判定部と、
    前記複数の遅延位相の各々について、前記第1記憶部に記憶されており、前記遅延クロックと同期して受信された並列データと、前記第2記憶部に記憶されており、前記隣接遅延クロックと同期して受信された並列データとが一致しているか否かを比較し、比較した結果を出力する比較部と、
    判定した結果及び比較した結果を入力し、前記複数の遅延位相の中で、前記試験用の並列データが正しく受信され、且つ、比較した結果が一致している遅延位相を含む位相範囲を決定し、決定された位相範囲から、並列データを受信するために使用する受信クロックの位相を決定する位相決定部と、
    を備える受信回路。
  8. 並列データは、n個のビットデータを有し、
    前記第1記憶部は、n個の第1フリップフロップを有し、各第1フリップフロップは、入力した前記遅延クロックと同期して、1つのビットデータを入力して保持し、
    前記第2記憶部は、n個の第2フリップフロップを有し、各第2フリップフロップは、入力した前記隣接位相遅延クロックと同期して、1つのビットデータを入力して保持し、
    前記比較部は、前記第1記憶部の第1フリップフロップが記憶するビットデータと、前記第2記憶部の第2フリップフロップが記憶する対応するビットデータとを比較する請求項7に記載の受信回路。
  9. 前記位相決定部は、前記位相範囲の端に位置する遅延位相を除いた範囲から、前記並列データを受信するために使用する前記受信クロックの位相を決定する請求項7又は8に記載の受信回路。
  10. 前記位相決定部は、前記位相範囲の中間に位置する遅延位相を、前記並列データを受信するために使用する前記受信クロックの位相として決定する請求項7〜9の何れか一項に記載の受信回路。
  11. 基準クロックの位相に対して同じか又は遅延する複数の遅延位相の各々について、前記遅延位相を有する遅延クロックと、前記遅延クロックが有する遅延位相に隣接する他の遅延位相を有する隣接遅延クロックとを出力する遅延同期ループ部と、
    前記基準クロックと同期して送信される試験用の並列データを、前記遅延同期ループ回路から出力される遅延クロックと同期して受信して記憶する第1記憶部と、
    前記基準クロックと同期して送信される前記試験用の並列データを、前記遅延同期ループ回路から出力される隣接遅延クロックと同期して受信して記憶する第2記憶部と、
    前記複数の遅延位相の各々について、前記第1記憶部に記憶された並列データが正しく受信できたかを判定し、判定した結果を出力する判定部と、
    前記複数の遅延位相の各々について、前記第1記憶部に記憶されており、前記遅延クロックと同期して受信された並列データと、第2記憶部に記憶されており、前記隣接遅延クロックと同期して受信された並列データとが一致しているか否かを比較し、比較した結果を出力する比較部と、
    判定した結果及び比較した結果を入力し、前記複数の遅延位相の中で、前記試験用の並列データが正しく受信され、且つ、比較した結果が一致している遅延位相を含む位相範囲を決定し、決定された位相範囲から、並列データを受信するために使用する受信クロックの位相を決定する位相決定部と、
    を備える受信回路を有する電子装置。
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