JP4191185B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
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Description
取り込み前に入力データを確定しなくてはならない時間はセットアップ時間、取り込み後に入力データを保持しなくてはならない時間はホールド時間と呼ばれている。
被検査LSI3には、LSIテスタ1からタイミング調整回路2を介して検査用のデータDATとクロック信号CLKが供給される。タイミング調整回路2は、LSIテスタ1から供給される制御信号CNTに応じて、データDATとクロック信号CLKの位相関係を微調整する。LSIテスタ1と被検査LSI3との間の信号経路において生じる遅延が測定の誤差とならないように、タイミング調整回路2は半導体集積回路3の直近に配置される。
LSIテスタ1は、データDATとクロック信号CLKの位相関係を微調整しながら被検査回路LSI3の応答を調べることにより、被検査回路LSI3のセットアップ時間とホールド時間が所定の仕様を満たしているか判定する。
この半導体集積回路において、上記自己検査を行なう場合に、上記入力クロック信号が他の1の入力系統から上記検査回路に供給される。
また好ましくは、上記複数の入力系統がそれぞれ上記検査回路に対応する位相同期ループ回路を有しており、各位相同期ループ回路は、対応する入力系統に供給されるクロック信号に同期した第1のクロック信号、並びに、当該第1のクロック信号の周波数を逓倍した第2のクロック信号を発生し、1の検査回路より1の入力系統の上記自己検査を行う場合、当該1の検査回路に含まれる検査信号出力回路は、他の1の入力系統の位相同期ループ回路において発生する第1のクロック信号に同期した上記第1の検査信号及び上記第2の検査信号を出力し、当該1の検査回路に含まれるタイミング制御回路は、上記他の1の入力系統の位相同期ループ回路において発生する第2のクロック信号を上記第1の制御信号に応じて遅延させ上記第1の検査クロック信号として出力するとともに、当該第2のクロック信号を上記第2の制御信号に応じて遅延させ上記第2の検査クロック信号として出力する。
図1に示す半導体集積回路は、差動レシーバ回路301,302,311,312と、位相同期ループ回路(phase locked loop circuit:以降、PLL回路と呼ぶ)303,313と、フリップフロップ回路304,314と、シリアル/パラレル変換回路305,315と、デジタル回路300と、検査回路100,200とを有する。
検査回路100は、検査信号出力回路101と、フリップフロップ回路104,105と、検査信号入力回路106と、タイミング制御回路109と、判定回路110とを含む。
検査回路200は、検査信号出力回路201と、フリップフロップ回路204,205と、検査信号入力回路206と、タイミング制御回路209と、判定回路210とを含む。
検査信号出力回路101,201は、それぞれ本発明の検査信号出力回路の一実施形態である。
フリップフロップ回路105,205は、それぞれ本発明の第1のフリップフロップ回路の一実施形態である。
フリップフロップ回路104,204は、それぞれ本発明の第2のフリップフロップ回路の一実施形態である。
検査信号入力回路106,206は、それぞれ本発明の検査信号入力回路の一実施形態である。
タイミング制御回路109,209は、それぞれ本発明のタイミング制御回路の一実施形態である。
PLL回路303,313は、それぞれ本発明のPLL回路の一実施形態である。
判定回路110,210は、それぞれ本発明の判定回路の一実施形態である。
差動レシーバ回路302は、差動信号として伝送されるクロック信号CKA_INを受信し、単一レベルのクロック信号CKAに変換する。
差動レシーバ回路311は、差動信号として伝送されるデータ信号DB_INを受信し、単一レベルのデータ信号DBに変換する。
差動レシーバ回路312は、差動信号として伝送されるクロック信号CKB_INを受信して増幅し、単一レベルのクロック信号CKBに変換する。
差動レシーバ回路301,302,311,312は、例えばLVDS方式によって高速伝送される低振幅の差動信号を受信し、単一レベルの信号に変換する。
PLL回路313は、差動レシーバ回路312から出力されるクロック信号CKBに同期したクロック信号CKB1及びCKB7を出力する。PLL回路313は、クロック信号CKB7をクロック信号CKB1の7倍の周波数に逓倍する。
図2に示すPLL回路303,313は、位相比較回路401と、チャージポンプ回路402と、フィルタ回路403と、電圧制御発振回路404と、分周回路405とを有する。
なお、図2においては、PLL回路303の入出力信号を表す符号の横にPLL回路313の入出力信号を表す符号を括弧書きで付加している。
チャージポンプ回路402は、位相比較回路401の比較結果に応じて、2つの入力信号の位相差を減少させる負帰還制御が働くように、不図示のキャパシタを充電若しくは放電する。
フィルタ回路403は、例えばローパスフィルタ回路であり、負帰還ループの伝達特性を調節する。チャージポンプ回路402のキャパシタに発生する電圧の低域成分を電圧制御型発振回路404に供給する。
電圧制御型発振回路404は、フィルタ回路403から供給される電圧に応じた周波数で発振する。
分周回路405は、電圧制御型発振回路404の発振信号を7分の1に分周して位相比較回路401に帰還する。分周回路405の入力信号はクロック信号CKA7(CKB7)、出力信号はクロック信号CKA1(CKB1)となる。
以上が、図2の説明である。
フリップフロップ回路304は、差動レシーバ301から出力されるデータ信号DAをクロック信号CKA7に同期して保持し、後段のシリアル/パラレル変換回路305に出力する。
シリアル/パラレル変換回路305は、フリップフロップ回路304に保持される1ビットのデータを、クロック信号CKA1に同期した7ビットのデータに変換する。
シリアル/パラレル変換回路315は、フリップフロップ回路314に保持される1ビットのデータを、クロック信号CKB1に同期した7ビットのデータに変換する。
検査回路200は、クロック信号CKB_INとデータ信号DB_INとのタイミング関係に応じた回路動作の自己検査を行う。すなわち、クロック信号CKB_IN及びデータ信号DB_INの後述するスキューマージンTrskmが所定の仕様を満たしているかを検査する。
クロック信号CKA_IN(図3(A))の周期Tcは、データ信号DA_IN(図3(C))の1データ期間の7倍に設定されている。このクロック信号CKA_INの周波数をPLL回路303によって7倍に逓倍することにより、データ信号DA_INを取り込むためのクロック信号CKA7(図3(B))が作り出される。
クロック信号CKA7に同期してデータ信号DA_INを取り込むタイミングは、データ信号DA_INの1データ期間の中心点が最も理想的である。なぜなら、この中心点は前後のデータ変化点に対して時間的に最も離れており、信号レベルが最大値若しくは最小値で安定しているからである。スキューマージンTrskmは、この理想的なデータ取り込みタイミングに対する時間的なずれの許容範囲を表している。
パターン発生器102は、データ信号DA_INを模擬するための検査パターン信号を発生する。パターン発生器102は、クロック信号CKB1に同期して順次に7ビットの検査パターン信号を発生する。
パラレル/シリアル変換回路103は、パターン発生器102が発生する7ビットの検査パターン信号を、クロック信号CKB7に同期した1ビットの検査パターン信号PAT_Aに変換する。
差動トランスミッタ回路107は、フリップフロップ回路105に保持される信号をLVDS方式等の差動信号に変換して、差動レシーバ回路302に入力する。
差動トランスミッタ回路108は、フリップフロップ回路104に保持される信号をLVDS方式等の差動信号に変換して、差動レシーバ回路301に入力する。
なお、差動トランスミッタ回路107,108は、自己検査を行わない通常動作時において、出力を高インピーダンス状態に設定してもよい。
ここでは一例として、検査クロック信号A1及び検査クロック信号A2とクロック信号CKB7とが同一の周波数を有するものとする。この場合タイミング制御回路109は、例えば次の図5に示すような遅延同期ループ回路を用いて、クロック信号CKB7と検査クロック信号A1との位相差、並びに、クロック信号CKB7と検査クロック信号A2との位相差をそれぞれ制御することが可能である。
図5に示すタイミング制御回路109は、遅延ループ回路(delay-locked loop circuit:以降、DLL回路と呼ぶ)500と、選択回路505,506と、デコード回路507,508とを有する。またDLL回路は、位相比較回路501と、チャージポンプ回路502と、フィルタ回路503と、縦続接続された遅延素子D1〜D10を含む遅延回路504とを有する。
なお、図5においては、タイミング制御回路109の入出力信号を表す符号の横に、後述するタイミング制御回路209の入出力信号を表す符号を括弧書きで付加している。
チャージポンプ回路502は、位相比較回路501の比較結果に応じて、2つの入力信号の位相差を減少させる負帰還制御が働くように、不図示のキャパシタを充電若しくは放電する。
フィルタ回路503は、例えばローパスフィルタ回路であり、負帰還ループの伝達特性を調節する。チャージポンプ回路502のキャパシタに発生する電圧の低域成分を遅延回路504に供給する。
遅延回路504は、入力されるクロック信号CKB7にフィルタ回路403からの電圧に応じた遅延を与えて出力する。クロック信号CKB7は、縦続接続された遅延素子D1〜D10の初段(遅延素子D1)から"D1,D2,D3,…,D10"の順番で各遅延素子を伝播する。遅延素子D1〜D10はそれぞれ遅延信号TP1〜TP10を出力する。
選択回路506は、デコード回路508においてデコードされた制御信号に応じて、DLL回路500が発生する10の遅延信号TP1〜TP10から1つの遅延信号を選択し、これを検査クロック信号A1として出力する。
選択回路505は、デコード回路507においてデコードされた制御信号に応じて、DLL回路500が発生する10の遅延信号TP1〜TP10から1つの遅延信号を選択し、これを検査クロック信号A2として出力する。
例えば判定回路110は、検査信号TCKA及びTDAが所定のスキューを持つように両者のタイミング関係が制御されているとき、この検査信号TCKA,TDAに応じたデータがフリップフロップ回路304において正しく保持されるか判定する。
すなわち、一方の入力系統の検査を行う場合、他方の入力系統をクロック信号の入力に利用する。
パターン発生器202は、データ信号DB_INを模擬するための7ビットの検査パターン信号をクロック信号CKA1に同期して順次に発生する。
パラレル/シリアル変換回路203は、パターン発生器202が発生する7ビットの検査パターン信号を、クロック信号CKA7に同期した1ビットの検査パターン信号PAT_Bに変換する。
なお、差動トランスミッタ回路207,208は、自己検査を行わない通常動作時において、出力を高インピーダンス状態に設定する。
A系統の検査を行う場合、B系統の差動レシーバ回路312に検査用のクロック信号CKB_INが入力され、これによりPLL回路313においてクロック信号CKB1,CKB7が発生する(図6(A),(G))。
クロック信号CKB7が発生すると、これに基づいてタイミング制御回路109から検査クロック信号A1,A2が発生する(図6(C),(D))。
クロック信号CKB1,CKB7が発生すると、これに同期した検査パターン信号PAT_Aが検査信号出力回路101から出力される(図6(B))。
検査パターン信号PAT_Aは、フリップフロップ回路104において検査クロック信号A2に同期して保持される(図6(D))。またクロック信号CKB1は、フリップフロップ回路105において検査クロック信号A1に同期して保持される(図6(C))。
この時間差をタイミング制御回路109によって調整することにより、図4(A)に示す理想的タイミングからのズレ(スキュー)を任意に設定することができる。したがって、設定したスキューにおいてフリップフロップ回路304が正しくデータを保持するかどうかを判定部110が判定することにより、A系統の入力回路が所定のスキューマージンTrskmを有しているかどうかを判定することができる。
以上はA系統における検査の説明であるが、B系統においても上記と同様にスキューマージンTrskmの判定が可能である。
図7(A)のクロック信号CKB1において斜線で示す部分は、フリップフロップ回路105による信号保持動作が禁止される期間を示す。また、図7(B)の検査パターン信号PAT_Aにおいて斜線で示す部分は、フリップフロップ回路104による信号の保持動作が禁止されている期間を示す。
図7(C)に示すように、この斜線の期間において検査クロック信号A1(図7(C))に立ち上がりエッジが生じているため、クロック信号CKB1をフリップフロップ回路105に保持する動作が実行されている。これにより、フリップフロップ回路105に保持される検査信号TCKA(図7(E))は、図の斜線で示すように不定状態となる。
図8(A)はクロック信号CKB1、図8(B)は検査パターン信号PAT_Aを示す。また、図8(C)〜(K)は、検査クロック信号A1としてそれぞれ遅延信号TP1〜T9を選択した場合の検査信号TCKを示す。図8(L)〜(T)は、検査クロック信号A2として遅延信号TP1〜TP9を選択した場合の検査信号TDAを示す。
これに対し、検査クロック信号A1及びA2の両方を調整可能とすると、図8に示すように遅延信号T2〜T8の選択を適切に行えば、1周期に渡って時間差Tdを調整することが可能になる。
例えば一方の検査クロック信号を遅延信号TP2とし、他方の検査クロック信号を遅延信号TP2〜TP8の範囲で選択すれば、時間差Tdをゼロから"(1周期)×6/10"までの範囲で調整することができる。また、一方の検査クロック信号を遅延信号TP5とし、他方の検査クロック信号を遅延信号TP2〜TP5の範囲で選択すれば、時間差Tdを"(1周期)×7/10"ゼロから1周期までの範囲で調整することができる。
このように、複数の入力信号のタイミング関係に係わる自己検査を半導体集積回路の内部に設けた回路で行うことにより、外部装置から信号ピンを経由して検査を行う場合に比べて信号経路が短くなり、遅延が小さくなるため、簡易な回路構成で精度の高い検査を行うことができる。高速な信号を処理する半導体集積回路の回路素子は、その動作速度を達成できる十分な性能を有しているため、例えば簡易な構成の遅延同期ループ回路を用いて非常に微小な位相差を精度良く作り出すことが可能である。
特に高速な信号を処理する場合、フリップフロップ304(314)のセットアップ/ホールド特性や、差動レシーバ301,302(311,311)の遅延など、種々の回路特性の変動やばらつきが検査に影響を与え易くなるため、本実施形態のように調整範囲を広くすることによって、高速な信号でも確実に検査を行うことができる。
そこで、例えば図9に示すように、検査信号出力回路101及びタイミング制御回路109に供給するクロック信号をPLL回路などの周波数制御が可能な回路によって調整しても良い。
検査信号出力回路101及びタイミング制御回路109は、PLL回路313が発生するクロック信号CKB1,CKB7の代わりに、このPLL回路111が発生するクロック信号CFB1,CFB7を入力する。
検査信号出力回路201及びタイミング制御回路209は、PLL回路303が発生するクロック信号CKA1,CKA7の代わりに、このPLL回路211が発生するクロック信号CFB1,CFB7を入力する。
図10に示すPLL回路111,211は、位相比較回路601と、チャージポンプ回路602と、フィルタ回路603と、電圧制御発振回路604と、プログラマブル分周回路605、分周回路606とを有する。
なお、図10においては、PLL回路111の入出力信号を表す符号の横にPLL回路211の入出力信号を表す符号を括弧書きで付加している。
ただし、位相比較回路601は、クロック信号CKB(CKA)とプログラマブル分周回路605において分周された信号とを入力し、2つの入力信号の位相を比較する。
したがって、プログラマブル分周回路605の分周比を制御信号CNT_Fに応じて制御することにより、クロック信号CFB7(CFA7)及びクロック信号CFB1(CFA1)の周波数を制御することができるとともに、両者の周波数比を7対1に固定することができる。
図11(A)は、クロック信号CFB7(図11(F))を周波数fmに設定した場合における最適なタイミングの検査信号TDAを示す。この最適なタイミングからのズレは、タイミング制御回路109から検査クロック信号A2として出力する遅延信号をTAP1,…,TAP10より選択することで段階的に調整される。図11(B),(C),(D)は、それぞれ、遅延信号TAPn,TAPn+1,TAPn+2を検査クロック信号A2として選択した場合の検査信号TDAを示す。ただし、nは1から8までの整数を示す。
このように、検査信号TDAのスキューを適切な値に設定した状態で半導体集積回路の検査を行えば、歩留りと故障率とのトレードオフを適切に均衡させて、生産性を高めることができる。
Claims (10)
- クロック信号に同期してデータ信号をそれぞれ入力する複数の入力系統と、第1の入力信号と少なくとも1つの第2の入力信号とのタイミング関係に応じた1の入力系統の回路動作を自己検査する検査回路とを具備した半導体集積回路であって、
上記検査回路は、
入力クロック信号に同期した第1の検査信号及び第2の検査信号を出力する検査信号出力回路と、
上記第1の検査信号を第1の検査クロック信号に同期して保持する第1のフリップフロップ回路と、
上記第2の検査信号を第2の検査クロック信号に同期して保持する第2のフリップフロップ回路と、
上記自己検査を行う場合、上記第1のフリップフロップ回路に保持される検査信号を上記第1の入力信号として1の入力系統に入力するとともに、上記第2のフリップフロップ回路に保持される検査信号を上記第2の入力信号として上記1の入力系統に入力する検査信号入力回路と、
第1の制御信号に応じて上記第1の検査クロック信号と上記入力クロック信号とのタイミング関係を制御するとともに、第2の制御信号に応じて上記第2の検査クロック信号と上記入力クロック信号とのタイミング関係を制御するタイミング制御回路と、
を有し、
上記自己検査を行なう場合に、上記入力クロック信号が他の1の入力系統から上記検査回路に供給される、
半導体集積回路。 - 上記検査回路を複数有しており、
1の検査回路により1の入力系統の上記自己検査を行う場合、他の1の入力系統に供給される入力信号若しくはこれに同期する信号が、当該1の検査回路に上記入力クロック信号として供給される、
請求項1に記載の半導体集積回路。 - 上記複数の入力系統がそれぞれ上記検査回路に対応する位相同期ループ回路を有しており、
各位相同期ループ回路は、対応する入力系統に供給されるクロック信号に同期した第1のクロック信号、並びに、当該第1のクロック信号の周波数を逓倍した第2のクロック信号を発生し、
1の検査回路より1の入力系統の上記自己検査を行う場合、
当該1の検査回路に含まれる検査信号出力回路は、他の1の入力系統の位相同期ループ回路において発生する第1のクロック信号に同期した上記第1の検査信号及び上記第2の検査信号を出力し、
当該1の検査回路に含まれるタイミング制御回路は、上記他の1の入力系統の位相同期ループ回路において発生する第2のクロック信号を上記第1の制御信号に応じて遅延させ上記第1の検査クロック信号として出力するとともに、当該第2のクロック信号を上記第2の制御信号に応じて遅延させ上記第2の検査クロック信号として出力する、
請求項2に記載の半導体集積回路。 - 上記タイミング制御回路は、
上記第2のクロック信号に対してそれぞれ所定の位相差を有する複数の遅延信号を出力する遅延同期ループ回路と、
上記複数の遅延信号から上記第1の制御信号に応じて選択した1の遅延信号を上記第1の検査クロック信号として出力する第1の選択回路と、
上記複数の遅延信号から上記第2の制御信号に応じて選択した1の遅延信号を上記第2の検査クロック信号として出力する第2の選択回路と、
を含む、
請求項3に記載の半導体集積回路。 - 上記検査回路は、制御信号に応じて上記入力クロック信号の周波数を制御する周波数制御回路を更に有する、
請求項1、2、3又は4の何れか一に記載の半導体集積回路。 - 上記検査回路が、上記検査信号入力回路によって上記第1の入力信号及び上記第2の入力信号として入力される検査信号に応じた上記入力系統の出力信号に基づいて、上記入力系統の動作が正常か否かを判定する判定回路を更に有する、
請求項1、2、3、4又は5の何れか一に記載の半導体集積回路。 - 第1のクロック信号に応じて第1のデータ信号を入力して出力する第1の記憶回路と、 第2のクロック信号に応じて第2のデータ信号を入力して出力する第2の記憶回路と、 上記第2のクロック信号に応じて第1及び第2の試験信号を生成する第1の試験信号生成回路と、
上記第2のクロック信号に応じて第1及び第2のタイミング信号を生成する第1のタイミング信号生成回路と、
上記第1のタイミング信号に応答して上記第1の試験信号を入力して第1の試験データ信号として出力する第3の記憶回路と、
上記第2のタイミング信号に応答して上記第2の試験信号を入力して第1の試験クロック信号として出力する第4の記憶回路と、
上記第1のクロック信号に応じて第3及び第4の試験信号を生成する第2の試験信号生成回路と、
上記第1のクロック信号に応じて第3及び第4のタイミング信号を生成する第2のタイミング信号生成回路と、
上記第3のタイミング信号に応答して上記第3の試験信号を入力して第2の試験データ信号として出力する第5の記憶回路と、
上記第4のタイミング信号に応答して上記第4の試験信号を入力して第2の試験クロック信号として出力する第6の記憶回路と、
上記第1の試験データ信号を上記第1の記憶回路に供給するための第1の試験信号入力回路と、
上記第1の試験クロック信号を上記第1の記憶回路に供給するための第2の試験信号入力回路と、
上記第2の試験データ信号を上記第2の記憶回路に供給するための第3の試験信号入力回路と、
上記第2の試験クロック信号を上記第2の記憶回路に供給するための第4の試験信号入力回路と
を有し、
上記第2のクロック信号に基づいて上記第1の記憶回路の試験が実行され、上記第1のクロック信号に基づいて上記第2の記憶回路の試験が実行される、
半導体集積回路。 - 第1の外部データ信号を入力して上記第1のデータ信号として出力する第1の入力回路と、
第1の外部クロック信号を入力する第2の入力回路と、
上記第2の入力回路に電気的に接続され、上記第1の外部クロック信号と同じ周波数の第3のクロック信号と当該第3のクロック信号よりも高い周波数の上記第1のクロック信号とを出力する第1のPLL回路と、
第2の外部データ信号を入力して上記第2のデータ信号として出力する第3の入力回路と、
第2の外部クロック信号を入力する第4の入力回路と、
上記第4の入力回路に電気的に接続され、上記第2の外部クロック信号と同じ周波数の第4のクロック信号と当該第4のクロック信号よりも高い周波数の上記第2のクロック信号とを出力する第2のPLL回路と、
を更に有し、
上記第2の試験信号が上記第4のクロック信号であり、上記第4の試験信号が上記第3のクロック信号である、
請求項7に記載の半導体集積回路。 - 上記第1の試験信号生成回路が試験データを生成するための第1のパターン発生回路を有し、
上記第2の試験信号生成回路が試験データを生成するための第2のパターン発生回路を有する、
請求項8に記載の半導体集積回路。 - 上記第1及び第2のタイミング信号の位相が互いに異なっており、
上記第3及び第4のタイミング信号の位相が互いに異なっている、
請求項7乃至9の何れかに記載の半導体集積回路。
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