JP3946050B2 - データ・クロック・リカバリ回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高速シリアル通信において、高速なクロックとデータとを精度良くリカバリするデータ・クロック・リカバリ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、USB(Universal Serial Bus)2.0規格は、通信レートが480MBPS(Mega Bit Per Second)と非常に高速なシリアル通信規格である。
通信線は、電源線、グランド線、1対のデータ線(D+,D−)の計4本から構成され、クロックは通信線から供給されない。
このような、クロックが供給されないシリアル転送では、データ線からの受信データからクロックを復元し、復元したクロックにより受信データをサンプリングする必要がある。このように、受信データからクロックとデータとを復元する回路をデータ・クロック・リカバリ回路と呼ぶ。
このようなデータ・クロック・リカバリ回路に関する従来例としては、以下に示す論文がある。
Dao−Long Chen,‘A Power and Area Efficient CMOS Clock/Data Recovery Circuit for High−Speed Serial Interfaces,’IEEE JOURNAL OF SOLID−STATE CIRCUITS,VOL.31,NO.8 AUGUST 1996
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のデータ・クロック・リカバリ回路は以上のように構成されているので、USB2.0規格では、データ線のジッタ成分が0.4UI(Unit Interval)と非常に大きく、かつ、転送レートが480MBPSと非常に高速であることから、適用が困難であるなどの課題があった。
【0004】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、データをクロックとして用いることによって、高速でも復元可能なデータ・クロック・リカバリ回路を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るデータ・クロック・リカバリ回路は、レシーバ出力をクロックとして用い、クロック群を構成する複数のクロックの位相とそのレシーバ出力のエッジの位相とを比較し、エッジ位置情報を生成するエッジ検出回路と、レシーバ出力をクロックとして用い、上記エッジ検出回路によって生成されたエッジ位置情報に基づいてそのレシーバ出力を同期化するための最適なクロックをクロック群の中から選択させるクロック選択信号を生成するクロック選択信号生成回路と、上記クロック選択信号生成回路によって生成されたクロック選択信号に応じたクロックをクロック群の中から選択して復元クロックとして出力するクロック選択回路と、上記クロック選択回路から出力された復元クロックによりレシーバ出力を同期化して同期化データ信号として出力する同期化回路とを備え、前記エッジ検出回路は、クロック群を構成する複数のクロックの位相とレシーバ出力の正エッジと負エッジとの両エッジの位相とを比較し、正エッジ位置情報および負エッジ位置情報を生成し、前記クロック選択信号生成回路は、正エッジ位置情報および負エッジ位置情報に基づいてクロック選択信号を生成し、さらに前記クロック選択信号生成回路は、正エッジ位置情報および負エッジ位置情報に基づいて、正エッジと負エッジとの位相差が大きい場合には、クロックの変更頻度を高くし、正エッジと負エッジとの位相差が小さい場合には、クロックの変更頻度を低くするように制御されたクロック選択信号を生成することを特徴とする。
【0006】
この発明に係るデータ・クロック・リカバリ回路は、エッジ検出回路において、クロック群を構成する複数のクロックの位相とレシーバ出力の正エッジと負エッジとの両エッジの位相とを比較し、エッジ位置情報を生成し、クロック選択信号生成回路において、正エッジ位置情報および負エッジ位置情報に基づいてクロック選択信号を生成するようにしたものである。
【0007】
この発明に係るデータ・クロック・リカバリ回路は、アンスケルチ信号およびレシーバ出力に基づいて、ロード、アップデート、ホールドのモード信号を生成する制御回路を備え、クロック選択信号生成回路において、制御回路によってロード・モード信号が生成された場合には、正エッジ位置情報および負エッジ位置情報に基づいてターゲット・クロックを計算し、そのターゲット・クロックをクロック選択信号として生成し、制御回路によってアップデート・モード信号が生成された場合には、現在のクロック選択信号の値とターゲット・クロックの値とに基づいて次のクロック選択信号を生成し、制御回路によってホールド・モード信号が生成された場合には、現在のクロック選択信号の値と同一の次のクロック選択信号を生成するようにしたものである。
【0008】
この発明に係るデータ・クロック・リカバリ回路は、クロック選択回路において、クロック選択信号のタイミングを補正するクロック選択信号補正回路を備え、その補正クロック選択信号に応じてクロックを選択するようにしたものである。
【0009】
この発明に係るデータ・クロック・リカバリ回路は、クロック選択信号生成回路において、正エッジ位置情報および負エッジ位置情報に基づいて、正エッジと負エッジとの位相差が大きい場合には、クロックの変更頻度を高くし、正エッジと負エッジとの位相差が小さい場合には、クロックの変更頻度を低くするように制御されたクロック選択信号を生成するようにしたものである。
【0010】
この発明に係るデータ・クロック・リカバリ回路は、エッジ検出回路において、レシーバ出力の正エッジまたは負エッジとクロック群との位相関係を表す位相情報のうちの3ビットの並びを用いて、1ホットコードに変換した正エッジ位置情報または負エッジ位置情報を生成する1ホットコード変換回路を備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるUSB2.0受信回路を示すブロック図であり、図において、101は差動レシーバ、102はトランスミッション・エンべロープ・ディテクタ、103はPLL(Phase Locked Loop)回路、104はデータ・クロック・リカバリ(DCR)回路である。
【0012】
次に動作について説明する。
差動レシーバ101は、USBケーブルから供給される一対の差動信号D+105,D−106を受信し、CMOSレベルのシングル・エンド信号(レシーバ出力107)に変換する回路である。トランスミッション・エンべロープ・ディテクタ102は、差動信号D+105,D−106上にデータが存在するかどうかを検出する回路であり、D+105,D−106上の差動電位が規定値以上になるとアンスケルチ信号108をアサートする。PLL回路103は、位相の異なる複数の480MHzのクロック群109を生成する。DCR回路104は、レシーバ出力107、アンスケルチ信号108、クロック群109に基づいてクロック(復元クロック110)とデータ(同期化データ信号111)とを復元する。また、同期化アンスケルチ信号112と同期化ロック信号113とを生成する。DCR回路104は、アンスケルチ信号108がアサートされている期間、レシーバ出力107とクロック群109との位相を比較し、レシーバ出力107を取り込むのに最適なクロックをクロック群109の中から一本選択し、復元クロック110とする。また、復元クロック110で、レシーバ出力107とアンスケルチ信号108とを同期化した信号を、それぞれ同期化データ信号111、同期化アンスケルチ信号112とする。さらに、DCR回路104が生成した復元クロック110、同期化データ信号111、同期化アンスケルチ信号112が有効な期間を示す同期化ロック信号113を生成する。
【0013】
図2はこの発明の実施の形態1によるDCR回路の詳細を示すブロック図であり、図において、120はエッジ検出回路、121はクロック選択信号生成回路、122はクロック選択回路、123は制御回路、124は同期化回路である。
【0014】
次に動作について説明する。
以下では、レシーバ出力107の転送レートを480MBPS、クロック群109の周波数を480MHz、クロック群109のクロック本数を10本(クロック・タップ数を10と仮定)として説明する。但し、この発明の適用範囲が、480MHzの転送レート、10本のクロック・タップ数に限定されるものではない。
エッジ検出回路120は、クロック群109を構成する10本のクロックの位相と、レシーバ出力107の正負エッジの位相とを比較する回路であり、レシーバ出力107の正エッジの位相位置を示す信号(正エッジ位置情報125)と、レシーバ出力107の負エッジの位相位置を示す信号(負エッジ位置情報126)とを生成する。正エッジ位置情報125と負エッジ位置情報126とは、レシーバ出力107の正エッジに同期する。
クロック選択信号生成回路121は、正エッジ位置情報125と負エッジ位置情報126とに基づいて、レシーバ出力107を同期化するために最適なクロックをクロック群109の中から計算する回路であり、最適なクロックを示すクロック選択信号127を出力する。クロック選択信号127は、レシーバ出力107へ同期する。クロック選択信号生成回路121は、3つの動作モード(ロード・モード、アップデート・モード、ホールド・モード)を持ち、それぞれのモードを指示する信号がロード信号128、アップデート信号129、ホールド信号130である。ロード・モードでは、正エッジ位置情報125と負エッジ位置情報126とのみから、レシーバ出力107を同期化するために最適なクロック(ターゲット・クロック)を計算し、このターゲット・クロックをクロック選択信号127として出力する。ターゲット・クロックは、レシーバ出力107の正エッジと負エッジとから、位相が最も離れたクロックとなる。アップデート・モードでは、現在のクロック選択信号127の値とターゲット・クロックの値とから、次のクロック選択信号127を計算する。現在のクロック選択信号127の値とターゲット・クロックの値とを比較し、ターゲット・クロックの方が位相上早ければ、次のクロック選択信号127の値は、1つ位相上早いクロック選択信号となる。すなわち、クロック選択信号127の値を1つデクリメントする。また、ターゲット・クロックの位相の方が遅ければ、次のクロック選択信号127の値を1つ遅くする。すなわち、1つ値をインクリメントする。ホールド・モードでは、ターゲット・クロックの値に拘らず、次のクロック選択信号127は、現在のクロック選択信号127と同じ値となる。
クロック選択回路122は、クロック選択信号127で指定されたクロックを、クロック群109から1本選択して、復元クロック110として出力する回路である。
制御回路123は、アンスケルチ信号108とレシーバ出力107とから、クロック選択信号生成回路121と同期化回路124とを制御する信号群(ロード信号128、アップデート信号129、ホールド信号130、ロック信号131)を生成する回路である。ロード信号128、アップデート信号129、ホールド信号130は、それぞれクロック選択信号生成回路121の動作モードを指定する信号である。アンスケルチ信号108がアサートされた直後、すなわち、受信開始直後は、瞬時に復元クロック110とレシーバ出力107とを同期させるために、ロード信号128をアサートする。ついで、ロード信号128をネゲートし、アップデート信号をアサートする。アップデート信号は、アンスケルチ信号108がアサートされている期間アサートされ続ける。アンスケルチ信号108がネゲートされている期間は、アップデート信号129とロード信号128とをネゲートし、ホールド信号130をアサートする。ロック信号131は、復元クロック110が、レシーバ出力107にロックしたことを示す信号であり、ロード信号128がアサートされてからアンスケルチ信号108がネゲートされている期間、アサートされる。ロック信号131がアサートされている期間は、復元クロック110でレシーバ出力107を正常に取り込むことができることを示す。
同期化回路124は、復元クロック110により、レシーバ出力107、アンスケルチ信号108、ロック信号131を同期化し、それぞれ同期化データ信号111、同期化アンスケルチ信号112、同期化ロック信号113とを生成する回路である。
【0015】
エッジ検出回路120について説明する前に、正エッジ位置情報125と負エッジ位置情報126とについて説明する。
図3はレシーバ出力とクロック群を構成する10本のクロックとの位相関係を示すタイミングチャートであり、図において、クロック群109は、周波数480MHzの位相の異なる10本のクロック(第0位相140、第1位相141、第2位相142、第3位相143、第4位相144、第5位相145、第6位相146、第7位相147、第8位相148、第9位相149)からなる。第1位相141から第0位相140は、それぞれ第0位相140から第9位相149より位相が36度ずつ遅い位相のクロックである。ここでこの10位相のクロックを基に、480MHzの1周期を10個の区間に区切り、第0位相140の正エッジと第1位相141の正エッジとの間の位相区間を位相0区間150と呼ぶこととする。同様に、第1位相141と第2位相142、第2位相142と第3位相143、第3位相143と第4位相144、第4位相144と第5位相145、第5位相145と第6位相146、第6位相146と第7位相147、第7位相147と第8位相148、第8位相148と第9位相149、第9位相149と第0位相140、の正エッジ間の位相区間をそれぞれ、位相1区間151、位相2区間152、位相3区間153、位相4区間154、位相5区間155、位相6区間156、位相7区間157、位相8区間158、位相9区間159と呼ぶこととする。図3において、レシーバ出力波形160の正エッジ161は、第0位相140の正エッジと第1位相141の正エッジとの間の位相区間(位相0区間150)にある。この時、エッジ検出回路120の出力する正エッジ位置情報125の値は「0」となる。同様に、負エッジ162は、位相7区間157にあり、この時の負エッジ位置情報126の値は「7」となる。
【0016】
以上のように、この実施の形態1によれば、クロックを選択する方式のリカバリ回路であるため、構成をシンプルにすることができる。
また、正エッジと負エッジとの2種類の情報を用いてターゲット・クロックを決定することにより、正エッジの位置と負エッジの位置とが大きく異なっている場合、すなわち、Duty比が悪い場合でも、最適なクロックをターゲット・クロックとすることができる。
さらに、エッジ検出回路120、クロック選択信号生成回路121、制御回路123では、高速なPLLクロックまたは復元クロック110をクロックとして用いず、低速な入力データ、すなわち、レシーバ出力107をクロックとして用いているので、回路全体として高速化が容易となる。また、低消費電力、低EMIを実現できる。
さらに、クロック選択信号生成回路121において、ロード期間を別個に設けることにより、入力データの受信開始直後にクロックをデータに同期させることができる。
さらに、クロック選択信号生成回路121において、アップデート期間を個別に設け、アップデート期間でのクロックの遷移方法を制限することにより、クロック切り替え時の周期が短くなることを防ぐことが可能となり、復元クロック110を使用した回路の実現が容易となる。
さらに、ホールド・モードを設けることにより、アイドル状態時のノイズ耐性が強くなる。
【0017】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2によるエッジ検出回路の詳細を示すブロック図であり、図において、210〜214は5組の10ビット・フリップ・フロップ、215,216は2組の1ホットコード変換回路である。なお、図4では、ビット数を「クロック数」と記述しているが、「クロック数」とはPLLのクロック・タップ数と等しく、ここでは10ビットである。また、5組の10ビット・フリップ・フロップ210〜214の出力信号を、それぞれ信号217〜221とする。
【0018】
次に動作について説明する。
エッジ検出回路120では、クロック群109をレシーバ出力107の正エッジと負エッジとでサンプリングし、10ビット・フリップ・フロップ210,213へそれそれ取り込む。ついで、信号217と信号220との変化するタイミングを合わせるため、信号217だけを再度、レシーバ出力107の負エッジでサンプリングして、信号218を生成する。さらに、クロック群109とレシーバ出力107とは非同期の信号のため、信号218と信号220とでは、メタ・ステーブルが発生している可能性がある。このメタ・ステーブル対策のため、再度、10ビット・フリップ・フロップ212,214でサンプリングして、信号219と信号221とを得る。メタ・ステーブル対策の要否は、使用するプロセスによって異なるため、10ビット・フリップ・フロップ212と214との実現形態には、この実施の形態とは異なる形態もあり得る。すなわち、10ビット・フリップ・フロップ212,214が存在しない場合もあれば、10ビット・フリップ・フロップ212,214がレシーバ出力107の負エッジに同期する場合もある。信号219と信号221とは、それぞれクロック群109をレシーバ出力107の正エッジと負エッジとでサンプリングした値であり、かつ、メタ・ステーブル対策済みであり、かつ、両者の変化タイミングがレシーバ出力107の正エッジに同期した信号である。これらの信号219と信号221とは、レシーバ出力107の正エッジ/負エッジとクロック群109との位相関係を表している。信号の値が1から0に変化した箇所のビットが位相区間の番号を示す。
【0019】
図5はエッジ検出回路の動作を示すタイミングチャートである。レシーバ出力107、信号217、信号218、信号219、正エッジ位置情報125、信号220、信号221、負エッジ位置情報126の波形の例を、それぞれ波形230〜237に示す。
レシーバ出力107の正エッジ238は、第0位相140の正エッジと第1位相141の正エッジと間である位相0区間にあるので、レシーバ出力107の正エッジ238でクロック群109をサンプリングした信号217の値は、10’b10 0000 1111となる(波形231)。ここで、10’bは、10ビットのデータであることを示し、次の10 0000 1111は、10ビットの実データである。信号217において、ビット値が1から0へ変化するビット位置が位相区間の番号「0」を示す。同様に、レシーバ出力107の負エッジ239の位相は、位相7区間にあり、負エッジ239でクロック群109をサンプリングした値は、10’b00 0111 1100となる(波形235)。上述のように、これらをメタ・ステーブル対策し、両者のタイミングを合わせた信号が、それぞれ信号219の波形233、信号221の波形236となる。
1ホットコード変換回路215,216は、それぞれ位相区間を示す信号233,236を1ホットコードへ変換する回路である。図5の例では、正エッジの位相情報「0」は、10’b10 0000 0000へ、負エッジの位相情報「7」は、10’b00 0000 0100へ変換される。1ホットコード変換回路215,216は、ビットの切り替わりを検出する回路になる。
【0020】
図6は1ホットコード変換回路の詳細を示すブロック図であり、図において、240〜249は10個の3入力のAND回路である。各AND回路は、「110」のビット並びを検出する。このように3ビットの並びを用いて1ホットコードへ変換することにより、ノイズ耐性が強くなるというメリットがある。以下に、理由を示す。
仮に、「10」の2ビットのビット並びを検出する1ホットコード変換回路の場合、メタ・ステーブルが発生して一部の1と0とが入れ替わった場合、複数の位相区間をエッジの位置と誤認識してしまい、出力信号260の1ホットコードを保証できなくなる。例えば、信号219において、本来「10’b10 0000 1111」となるべきところを、ノイズが発生して、0ビット目の「1」が「0」に化け、1ビット目の「0」が「1」に化けて、値が「10’b01 0000 1111」となってしまったケースを考える。前者の3ビットの「110」の並びを用いる1ホットコード変換回路の変換結果は、「110」にマッチする箇所が一個所しかないため、「10’b00 0000 0001」となり、1ホットコードは維持される。また、後者の2ビット「10」だけを検出する回路では、「10」の並びが2箇所存在するため、「10’b01 0000 0001」となり、1ホットコードとして不正な値となる。
【0021】
以上のように、この実施の形態2によれば、3ビットの1ホットコード変換回路215,216を用いることにより、ノイズ耐性が強くなる。連続した3つの値を用いて、0と1との切り替わり位置を見つけることにより、2つの連続した値を用いる場合に比べて、正確に、0と1との切り替わり位置を見つけることができる。特に、メタ・ステーブル等が発生した場合、隣接したビットの値は入れ替わることがあり、2ビットの値だけを用いていると、エッジを誤認識する場合がある。
正エッジと負エッジの2種類の情報を用いてターゲット・クロックを決定することにより、正エッジの位置と負エッジの位置とが大きく異なっている場合、すなわち、Duty比が悪い場合でも、最適なクロックをターゲット・クロックとすることができる。
【0022】
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3によるクロック選択信号生成回路の詳細を示すブロック図であり、図において、280はターゲット・クロック計算回路、281は比較回路、282〜284は3つのAND回路、285は1つのOR回路、286はLOAD付きUP・DOWNカウンタである。
【0023】
次に動作について説明する。
ターゲット・クロック計算回路280は、正エッジ位置情報125と負エッジ位置情報126とから、グッド・ターゲット・クロック287、ミディアム・ターゲット・クロック288、バッド・ターゲット・クロック289、ロード・ターゲット・クロック290の4組の10ビット信号を生成する組合せ回路である。ロード・ターゲット・クロック290は、ロード用のターゲット・クロックであり、常に、正エッジ、負エッジから位相が最も離れたクロックを1つ選択する信号となる。バッド・ターゲット・クロック289は、正エッジ位置情報125と負エッジ位置情報126との位相が最も離れた時、すなわち、両者の位相差が5の時にのみアサートされる信号であり、アサートされる時は、正エッジ、負エッジから位相が最も離れたクロックを2つ選択する信号となる。ミディアム・ターゲット・クロック288は、正エッジと負エッジとの位相差が、3、4、6、7の時にのみ、アサートされる信号であり、アサートされる時は、正エッジ、負エッジから位相が最も離れたクロックを1つ選択する信号となる。グッド・ターゲット・クロック287は、正エッジと負エッジとの位相が近接している時、すなわち、両者の位相差が0、1、2、8、9の時にのみ、アサートされる信号であり、アサートされる時は、正エッジ、負エッジから位相が最も離れたクロックを1つ選択する信号となる。
ロード信号128がアサートされている期間は、ロード・ターゲット・クロック290の値が、LOAD付きUP・DOWNカウンタ286の値としてロードされる。すなわち、次のクロック選択信号127の値は、このロード・ターゲット・クロック290の値と等しくなる。
【0024】
比較回路281は、3つのターゲット・クロック(グッド・ターゲット・クロック287、ミディアム・ターゲット・クロック288、バッド・ターゲット・クロック289)と、クロック選択信号127の現在値とを比較し、クロック選択信号127をUP(すなわち、インクリメント)することにより、クロック選択信号127の値がいずれかのターゲット・クロックに近づく場合は、UP動作信号271をアサートする。また、DOWN(すなわち、デクリメント)することにより、クロック選択信号127の値がいずれかのターゲット・クロックへ近づく場合は、DOWN動作信号272をアサートする。クロック選択信号127と3つのターゲット・クロックとが近接しており、クロック選択信号127を変更する必要がない場合は、HOLD動作信号273をアサートする。
外部からのアップデート信号129がアサートされている期間は、AND回路282〜284により、このUP動作信号271、DOWN動作信号272、HOLD動作信号273の値に基づいて、LOAD付きUP・DOWNカウンタ286は次の値を決定する。
外部からのホールド信号130がアサートされている期間は、OR回路285により、常にLOAD付きUP・DOWNカウンタ286はホールド動作し、前の値を保持する。
【0025】
図8はターゲット・クロック計算回路の計算例を示すフローチャートである。
まず、正エッジ位置情報125と負エッジ位置情報126との差の絶対値である位相差と、平均である位相平均A、位相平均Aと比べて180度位相が離れた位相(位相平均B)を計算しておく(ステップST191)。なお、位相平均Aの計算では、端数を四捨五入するために「0.5」を足して小数点以下を切り捨て(int)ている。位相平均Bの計算では、位相平均Aにクロック数の半分である5を足し、クロック数である10の剰余をとることにより、180度離れた位相を計算している。ついで、位相差毎に、各ターゲット・クロックを計算する。位相差が5未満の場合、位相平均Bが正エッジ位置、負エッジ位置から最も離れた位相になる。位相差が2以下の時(ステップST192)、ロード・ターゲット・クロックとグッド・ターゲット・クロックとに位相平均Bを代入する。他のターゲット・クロックの値は空集合とする(ステップST193)。位相差が3以上、5未満の場合(ステップST194)、ロード・ターゲット・クロックとミディアム・ターゲット・クロックとに位相平均Bを代入する。他のターゲット・クロックの値は空集合とする(ステップST195)。位相差が5の場合(ステップST196)、位相平均Aと位相平均Bとの両者が、正エッジ位置、負エッジ位置から最も離れた位相になる。この場合、ロード・ターゲット・クロックの値は、位相平均Aとし、バッド・ターゲット・クロックの値は、位相平均Aと位相平均Bの集合になる。他のターゲット・クロックの値は空集合とする(ステップST197)。位相差が6以上の場合、位相平均Aが正エッジ位置、負エッジ位置から最も離れた位相になる。位相差が6以上7以下の場合(ステップST198)、ロード・ターゲット・クロックとミディアム・ターゲット・クロックとに位相平均Aを代入する。他のターゲット・クロックの値は空集合とする(ステップST199)。位相差が8以上の場合(ステップST198)、ロード・ターゲット・クロックとグッド・ターゲット・クロックとに位相平均Aを代入する。他のターゲット・クロックの値は空集合とする(ステップST200)。
例えば、正エッジ位置情報125の値が「0」、負エッジ位置情報126の値が「7」の場合、位相差は、
位相差=|「0」−「7」|=7
となる。また、位相平均Aは、
Figure 0003946050
となり、位相平均Bは、
位相平均B=(4+5)MOD10=9
となる。
位相差が「7」であるので、各ターゲット・クロックの値は、ステップST199に従い、
ロード・ターゲット・クロック={7}、
グッド・ターゲット・クロック={Φ}、
ミディアム・ターゲット・クロック={7}、
バッド・ターゲット・クロック={Φ}
となる。
【0026】
図9は比較回路の動作を示すフローチャートである。
ターゲット・クロックの種類毎に異なる比較動作を行う。まず、グッド・ターゲット・クロックが空集合でない場合(ステップST401)、グッド・ターゲット時の比較回路動作を行う(ステップST402)。同様に、ミディアム・ターゲット・クロックが空集合でない場合(ステップST403)、ミディアム・ターゲット時の比較回路動作を行い(ステップST404)、グッド・ターゲット・クロックとミディアム・ターゲット・クロックとが空集合でない場合は、バッド・ターゲット時の比較回路動作を行う(ステップST405)。
図10はグッド・ターゲット時の比較回路動作を示すフローチャートである。現在のクロック選択信号127より、2つ、もしくは、3つ大きい位相番号が、グッド・ターゲット・クロックに含まれる場合は(ステップST411)、UP動作信号271のみアサートする(ステップST412)。現在のクロック選択信号127より、2つ、もしくは、3つ小さい位相番号が、グッド・ターゲット・クロックに含まれる場合は(ステップST413)、DOWN動作信号272のみアサートする(ステップST414)。それ以外の場合は、HOLD動作信号273のみアサートする(ステップST415)。
図11はミディアム・ターゲット時の比較回路動作を示すフローチャートである。現在のクロック選択信号127より、1つ、2つ、もしくは、3つ大きい位相番号が、ミディアム・ターゲット・クロックに含まれる場合は(ステップST421)、UP動作信号271のみアサートする(ステップST422)。現在のクロック選択信号127より、1つ、2つ、もしくは、3つ小さい位相番号が、ミディアム・ターゲット・クロックに含まれる場合は(ステップST423)、DOWN動作信号272のみアサートする(ステップST424)。それ以外の場合は、HOLD動作信号273のみアサートする(ステップST425)。
図12はバッド・ターゲット時の比較回路動作を示すフローチャートである。現在のクロック選択信号127より、1つ、もしくは、2つ大きい位相番号が、バッド・ターゲット・クロックに含まれる場合は(ステップST431)、UP動作信号271のみアサートする(ステップST432)。現在のクロック選択信号127より、1つ、もしくは、2つ小さい位相番号が、バッド・ターゲット・クロックに含まれる場合は(ステップST433)、DOWN動作信号272のみアサートする(ステップST434)。それ以外の場合は、HOLD動作信号273のみアサートする(ステップST435)。
【0027】
以上のように、この実施の形態3によれば、位相差を考慮して、ターゲット・クロックを計算することにより、ターゲット・クロックを精度良く求めることができる。
また、比較回路281において、位相差を考慮して、クロック選択信号127を生成することができるため、位相差、すなわち、現クロック選択信号とデータとの位相差に応じて、柔軟にクロックを選択することが可能となる。すなわち、正エッジ位置情報125および負エッジ位置情報126に基づいて、正エッジと負エッジとの位相差が大きい場合には、クロックの変更頻度を高くし、正エッジと負エッジとの位相差が小さい場合には、クロックの変更頻度を低くするように制御されたクロック選択信号127を生成するように構成したので、ジッタが大きい通信状態において、ロックが外れることがなく、精度良く、クロックとデータとをリカバリすることができる。
【0028】
実施の形態4.
図13はこの発明の実施の形態4によるクロック選択回路の詳細を示すブロック図であり、図において、301は10to1セレクタ、302はクロック選択信号補正回路である。
クロック選択信号補正回路302は、クロック選択信号127のUP動作、あるいは、DOWN動作時に復元クロック110にスパイクが発生しないように、クロック選択信号127のタイミングを補正する回路であり、補正後のクロック選択信号を補正クロック選択信号303とする。10to1セレクタ301は、補正クロック選択信号303で指定されたクロックを1本、クロック群109から選択し、復元クロック110として出力する回路である。
図14はクロック選択信号補正回路の詳細を示すブロック図であり、10ビットの補正クロック選択信号のうちのnビット目の1ビット分の回路を代表して記述したものである。クロック選択信号補正回路は、本回路が10ビット分並んだものとなる。図において、310,311は2つの遅延回路、312,313は2つのAND回路、314は1つのOR回路である。
図15は10to1セレクタの詳細を示すブロック図であり、図において、330〜339は10個のインバータ、340〜349は10個のトランスミッションゲート(TG)、371は1つのバッファである。
【0029】
次に動作について説明する。
図16はUP動作時のクロック選択回路の動作を示すタイミングチャートである。図16はクロック選択信号が「0」から「1」へ切り替わるUP動作時のタイミングを示している。クロック選択信号[0]501は、第0位相クロック505が選択されていることを示し、この信号がアサートされている期間は、第0位相クロック505が復元クロック110として出力することを指定する。同様に、クロック選択信号[1]502、クロック選択信号[9]500は、第1位相クロック506、第9位相クロックがそれぞれ選択されていることを示す。対比のために、クロック選択信号補正回路302が存在せず、クロック選択信号127を10to1セレクタ301へ直接印加した場合の復元クロック507を示す。復元クロック507では、クロック選択信号の切り替えのタイミングと、各位相クロックの変化のタイミングとが近接した場合に、スパイクが発生する。すなわち、クロック選択信号[0]501のネゲートの直前に第0相クロック505がアサートされることにより、復元クロック507が‘L’から‘H’へアサートされ、直後にクロック選択信号[1]502がアサートされることにより、復元クロック507が‘L’へネゲートされる。このように短い周期で、復元クロック507の値が‘L’→‘H’→‘L’と変化することにより、スパイク509が発生する。この実施の形態4によるクロック選択信号補正回路302は、このスパイク509を除去するために発明したものである。
補正クロック選択信号[0]503、補正クロック選択信号[1]504は、それぞれクロック選択信号[0]501、クロック選択信号[1]502のタイミングを、クロック選択信号補正回路302によって補正した信号である。補正クロック選択信号[0]503の立上りは、遅延回路310の遅延分だけ遅れている。その結果、補正クロック選択信号[0]503の立下がりから、補正クロック選択信号[1]504の立上りの間に、どのクロックも選択されていない期間が発生する。この何も選択されていない期間が存在することにより、スパイク509を抑制することができる。補正クロック選択信号[0]503、補正クロック選択信号[1]504によって、第0位相クロック505、第1位相クロック506を選択した結果の復元クロック508を示す。クロック切り替え時に、切り替え直後のクロックの値が異なるが、切り替え直後に、どのクロックも選択されていない期間が挿入され、その間、図15のTG出力370の容量によって復元クロックの値が保持されるので、復元クロック507のようなスパイク509が発生しない。
【0030】
図17はDOWN動作時のクロック選択回路の動作を示すタイミングチャートである。図17はクロック選択信号が「1」から「0」へ切り替わるDOWN動作時のタイミングを示している。図16と同様に、クロック選択信号[0]521は、第0位相クロック525が選択されていることを示し、この信号がアサートされている期間は、第0位相クロック525が復元クロック110として出力することを指定する。同様に、クロック選択信号[1]522、クロック選択信号[9]520は、第1位相クロック526、第9位相クロックがそれぞれ選択されていることを示す。対比のために、クロック選択信号補正回路302が存在せず、クロック選択信号127を10to1セレクタ301へ直接印加した場合の復元クロック527を示す。第1位相クロック526のアサートの直前に、クロック選択信号が切り替わった場合、切り替わり直後の復元クロック527の立上りが遅れ、結果として、周期529が他の周期と比べて短くなってしまう。この実施の形態4によるクロック選択信号補正回路302は、この周期が短くなることを防ぐために発明したものである。
補正クロック選択信号[0]523、補正クロック選択信号[1]524は、それぞれクロック選択信号[0]521、クロック選択信号[1]522のタイミングを、クロック選択信号補正回路302によって補正した信号である。補正クロック選択信号[0]523の立上りは、遅延回路311の遅延分だけ遅れている。その結果、補正クロック選択信号[1]524の立上りから、補正クロック選択信号[0]523の立下がりの間に、両者のクロックが選択されている期間が発生する。この両方のクロックが選択されている期間に、両方のクロックにより図15のTG出力370をドライブするため、切り替え直後の復元クロック528の立上りが改善し、周期の悪化を最小限に抑えることができる。
【0031】
以上のように、この実施の形態4によれば、どのようなタイミングで選択クロックを切り替えても、復元クロックへのスパイクを抑制することができる。
また、どのようなタイミングで選択クロックを切り替えても、周期の変動を最小限に抑えることができる。
【0032】
実施の形態5.
図18はこの発明の実施の形態5による制御回路の動作を示すタイミングチャートである。制御回路123は、レシーバ出力107をクロックとして用いる。アンスケルチ信号108がアサートされた直後、すなわち、レシーバ出力107が有効になった直後に、ロード信号128が1周期だけアサートされる。ついで、アンスケルチ信号108がネゲートされるまで、アップデート信号129がアサートされる。ロード信号128もアップデート信号129もネゲートされている期間は、ホールド信号130がアサートされる。また、ロック信号131は、ロード信号128がアサートされた結果が、復元クロック110として反映されるタイミングでアサートされる。このロード信号128がアサートされた期間をロード期間、アップデート信号129がアサートされた期間をアップデート期間、ホールド信号130がアサートされた期間をホールド期間とそれぞれ定義する。
【0033】
以上のように、この実施の形態5によれば、クロック選択信号生成回路121において、アップデート期間とは別個にロード期間を設けることにより、入力データの受信開始直後にクロックをデータに同期させることができる。
クロック選択信号生成回路121において、ロード期間とは別個にアップデート期間を設け、アップデート期間でのクロックの遷移を1つアップ、1つダウン、ホールドの3種類に制限することにより、クロック切り替え時のスパイクの発生と周期が短くなることを抑制することができる。
また、ホールド期間を別個に設け、ホールド期間においてクロック変更自体を抑制することにより、ホールド期間の外部ノイズによる悪影響を防ぐことができる。
【0034】
実施の形態6.
図19はこの発明の実施の形態6による同期化回路の詳細を示すブロック図であり、図において、560,569は2つの遅延回路、561〜568は8つのフリップ・フロップ、570,571は2つのAND回路である。
遅延回路560と569とのそれぞれの遅延値は、クロック群109から復元クロック110までの遅延を合わせた遅延値と等しい。この遅延回路560を通った後のレシーバ出力580を復元クロック110でサンプリングし、AND回路570により、クロックのロック前のデータをキャンセルし、再び、2つのフリップ・フロップ562,563を通ることにより、同期化データ信号111を得る。同様に、同期化アンスケルチ信号112を得る。同期化ロック信号113は、ロック信号131が、復元クロック110をクロックとするフリップ・フロップ567,568を通ることにより得ることができる。
但し、フリップ・フロップ563,566,588は、メタ・ステーブル対策として付加したものであり、メタ・ステーブル対策の要否および形態は、この回路を実現するプロセスによって異なる。すなわち、フリップ・フロップ563,566,588は、無い場合もある。また、この実施の形態では、AND回路570,571をそれぞれフリップ・フロップ562,565の直前に挿入しているが、これらをそれぞれフリップ・フロップ561,564の直前に挿入することも可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、レシーバ出力をクロックとして用い、クロック群を構成する複数のクロックの位相とレシーバ出力のエッジの位相とを比較し、エッジ位置情報を生成するエッジ検出回路と、レシーバ出力をクロックとして用い、エッジ位置情報に基づいてクロック選択信号を生成するクロック選択信号生成回路と、クロック選択信号に応じたクロックをクロック群の中から選択して復元クロックとして出力するクロック選択回路と、復元クロックによりレシーバ出力を同期化して同期化データ信号として出力する同期化回路とを備えるように構成したので、エッジ検出回路およびクロック選択信号生成回路では、クロック群および復元クロックのような高速なクロックをクロックとして用いておらず、レシーバ出力のような低速な入力データをクロックとして用いているので、回路全体として高速化が容易となり、伝送レートが高速でも復元を可能にすることができる。
また、復元クロックをクロック群の中から選択する構成なので、構成をシンプルにすることができる効果がある。
【0036】
この発明によれば、エッジ検出回路において、クロック群を構成する複数のクロックの位相とレシーバ出力の正エッジと負エッジとの両エッジの位相とを比較し、エッジ位置情報を生成し、クロック選択信号生成回路において、正エッジ位置情報および負エッジ位置情報に基づいてクロック選択信号を生成するように構成したので、正エッジの位置と負エッジの位置とが大きく異なっている場合、すなわち、Duty比が悪い場合でも、最適な復元クロックを選択することができる効果がある。
【0037】
この発明によれば、アンスケルチ信号およびレシーバ出力に基づいて、ロード、アップデート、ホールドのモード信号を生成する制御回路を備え、クロック選択信号生成回路において、制御回路によってロード・モード信号が生成された場合には、正エッジ位置情報および負エッジ位置情報に基づいてターゲット・クロックを計算し、そのターゲット・クロックをクロック選択信号として生成し、制御回路によってアップデート・モード信号が生成された場合には、現在のクロック選択信号の値とターゲット・クロックの値とに基づいて次のクロック選択信号を生成し、制御回路によってホールド・モード信号が生成された場合には、現在のクロック選択信号の値と同一の次のクロック選択信号を生成するように構成したので、ロード・モードを設けたことにより、データの受信開始からクロックのロックまでの期間を短くすることができる。また、アップデート・モードを設けたことにより、クロックの位相変化を少なくしつつロックを保つことができる。さらに、ホールド・モードを設けたことにより、データを受信していない時のノイズ等によるクロックの位相が狂わなくすることができる効果がある。
【0038】
この発明によれば、クロック選択回路において、クロック選択信号のタイミングを補正するクロック選択信号補正回路を備え、その補正クロック選択信号に応じてクロックを選択するように構成したので、クロック切り替え時のスパイク発生を抑制することができる。また、クロック切り替え時の周期の変動を最小限に抑えることができる効果がある。
【0039】
この発明によれば、クロック選択信号生成回路において、正エッジ位置情報および負エッジ位置情報に基づいて、正エッジと負エッジとの位相差が大きい場合には、クロックの変更頻度を高くし、正エッジと負エッジとの位相差が小さい場合には、クロックの変更頻度を低くするように制御されたクロック選択信号を生成するように構成したので、位相差、すなわち、現在のクロック選択信号とデータとの位相差に応じて、柔軟にクロックを選択することができる。その結果、ジッタが大きい通信状態において、ロックが外れることがなく、精度良く、クロックとデータとをリカバリできる効果がある。
【0040】
この発明によれば、エッジ検出回路において、レシーバ出力の正エッジまたは負エッジとクロック群との位相関係を表す位相情報のうちの3ビットの並びを用いて、1ホットコードに変換した正エッジ位置情報または負エッジ位置情報を生成する1ホットコード変換回路を備えるように構成したので、位相情報の値が入れ替わっても誤認識することなく、ノイズ耐性を強くすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるUSB2.0受信回路を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるDCR回路の詳細を示すブロック図である。
【図3】 レシーバ出力とクロック群を構成する10本のクロックとの位相関係を示すタイミングチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2によるエッジ検出回路の詳細を示すブロック図である。
【図5】 エッジ検出回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】 1ホットコード変換回路の詳細を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態3によるクロック選択信号生成回路の詳細を示すブロック図である。
【図8】 ターゲット・クロック計算回路の計算例を示すフローチャートである。
【図9】 比較回路の動作を示すフローチャートである。
【図10】 グッド・ターゲット時の比較回路動作を示すフローチャートである。
【図11】 ミディアム・ターゲット時の比較回路動作を示すフローチャートである。
【図12】 バッド・ターゲット時の比較回路動作を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態4によるクロック選択回路の詳細を示すブロック図である。
【図14】 クロック選択信号補正回路の詳細を示すブロック図である。
【図15】 10to1セレクタの詳細を示すブロック図である。
【図16】 UP動作時のクロック選択回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図17】 DOWN動作時のクロック選択回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図18】 この発明の実施の形態5による制御回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図19】 この発明の実施の形態6による同期化回路の詳細を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 差動レシーバ、102 トランスミッション・エンべロープ・ディテクタ、103 PLL回路、104 データ・クロック・リカバリ回路、105,106 差動信号、107 レシーバ出力、108 アンスケルチ信号、109 クロック群、110,507,508,527,528 復元クロック、111 同期化データ信号、112 同期化アンスケルチ信号、113 同期化ロック信号、120 エッジ検出回路、121 クロック選択信号生成回路、122 クロック選択回路、123 制御回路、124 同期化回路、125 正エッジ位置情報、126 負エッジ位置情報、127,350〜359,500〜502,520〜522 クロック選択信号、128 ロード信号、129 アップデート信号、130 ホールド信号、131 ロック信号、140,505,525 第0位相、141,506,526 第1位相、142 第2位相、143 第3位相、144 第4位相、145 第5位相、146 第6位相、147 第7位相、148 第8位相、149 第9位相、150 位相0区間、151 位相1区間、152 位相2区間、153 位相3区間、154 位相4区間、155 位相5区間、156 位相6区間、157 位相7区間、158 位相8区間、159 位相9区間、160 レシーバ出力波形、161,238 正エッジ、162,239 負エッジ、210〜214 10ビット・フリップ・フロップ、215,216 1ホットコード変換回路、217〜221,322〜325,580〜586 信号、230〜237 波形、240〜249 AND回路、250−0〜250−9 位相情報、260−0〜260−9 エッジ位置情報、271,275 UP動作信号、272,276 DOWN動作信号、273,274,277 HOLD動作信号、280 ターゲット・クロック計算回路、281 比較回路、282〜284,570,571 AND回路、285 OR回路、286 LOAD付きUP・DOWNカウンタ、287 グッド・ターゲット・クロック、288 ミディアム・ターゲット・クロック、289 バッド・ターゲット・クロック、290 ロード・ターゲット・クロック、301 10to1セレクタ、302 クロック選択信号補正回路、303,503,504,523,524 補正クロック選択信号、310,311,560,569 遅延回路、312,313 AND回路、314 OR回路、330〜339 インバータ、340〜349 トランスミッションゲート、360〜369 PLLクロック、371 バッファ、509 スパイク、529 周期、561〜568 フリップ・フロップ。

Claims (3)

  1. レシーバ出力をクロックとして用い、クロック群を構成する複数のクロックの位相とそのレシーバ出力のエッジの位相とを比較し、エッジ位置情報を生成するエッジ検出回路と、
    レシーバ出力をクロックとして用い、上記エッジ検出回路によって生成されたエッジ位置情報に基づいてそのレシーバ出力を同期化するための最適なクロックをクロック群の中から選択させるクロック選択信号を生成するクロック選択信号生成回路と、
    上記クロック選択信号生成回路によって生成されたクロック選択信号に応じたクロックをクロック群の中から選択して復元クロックとして出力するクロック選択回路と、
    上記クロック選択回路から出力された復元クロックによりレシーバ出力を同期化して同期化データ信号として出力する同期化回路とを備え、
    前記エッジ検出回路は、クロック群を構成する複数のクロックの位相とレシーバ出力の正エッジと負エッジとの両エッジの位相とを比較し、正エッジ位置情報および負エッジ位置情報を生成し、
    前記クロック選択信号生成回路は、正エッジ位置情報および負エッジ位置情報に基づいてクロック選択信号を生成し、
    さらに前記クロック選択信号生成回路は、正エッジ位置情報および負エッジ位置情報に基づいて、正エッジと負エッジとの位相差が大きい場合には、クロックの変更頻度を高くし、正エッジと負エッジとの位相差が小さい場合には、クロックの変更頻度を低くするように制御されたクロック選択信号を生成することを特徴とするデータ・クロック・リカバリ回路。
  2. 前記レシーバ出力中におけるデータの存在を示すアンスケルチ信号および前記レシーバ出力に基づいて、アンスケルチ信号がアサートされると所定期間アサートされるロード・モード信号ロード・モード信号のネゲート後からアンスケルチ信号がアサートされているまでアサートされるアップデート・モード信号ロード・モード信号またはアップ・デートモード信号がネゲートされているときにアサートされるホールド・モード信号を生成する制御回路を備え、
    クロック選択信号生成回路は、上記制御回路によってロード・モード信号がアサートされた場合には、正エッジ位置情報および負エッジ位置情報に基づいてターゲット・クロックを計算し、そのターゲット・クロックをクロック選択信号として生成し、
    制御回路によってアップデート・モード信号が生成された場合には、現在のクロック選択信号の値とターゲット・クロックの値とに基づいて次のクロック選択信号を生成し、
    制御回路によってホールド・モード信号が生成された場合には、現在のクロック選択信号の値と同一の次のクロック選択信号を生成することを特徴とする請求項1記載のデータ・クロック・リカバリ回路。
  3. エッジ検出回路は、レシーバ出力の正エッジまたは負エッジとクロック群との位相関係を表す位相情報のうちの3ビットの並びを用いて、位相区間を示す複数ビットのうちの前記正エッジ区間に対応する1ビットがアサートとなる正エッジ位置情報または前記複数ビットのうちの前記負エッジ区間に対応する1ビットがアサートとなる負エッジ位置情報を生成する変換回路を備えたことを特徴とする請求項1記載のデータ・クロック・リカバリ回路。
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