JP6237676B2 - 車両側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両側部構造に関する。
フロントピラーの内部に配置され、一端部がフロントピラーの前壁部に接合されると共に他端部がロッカの上壁部又は下壁部に接合される補強部材を備える車両側部構造がある(例えば、特許文献1参照)。
なお、ロッカの補強構造に関する技術としては、例えば、特許文献2,3がある。
特開2012−111338号公報 国際公開第2012/153425号 特開平11−342869号公報
上記の車両側部構造では、車両前面衝突(以下、単に「前突」という)に伴うフロントピラーの車両後方への倒れを抑制する点で、更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事実を考慮し、前突に伴うフロントピラーの車両後方への倒れを抑制することができる車両側部構造を提供することを目的とする。
第1態様に係る車両側部構造は、車両側部における下部に車両前後方向に沿って配置されると共に、車両前後方向から見た断面形状が閉断面状に形成されるロッカと、前記ロッカの車両前方側の前端部から車両上方へ立ち上げられると共に、車両上下方向から見た断面形状が閉断面状に形成されるフロントピラーと、車両幅方向から見て前記ロッカ及び前記フロントピラーに沿って湾曲され、長手方向の一端側が前記ロッカの内部に配置されて該ロッカに接合されると共に長手方向の他端側が前記フロントピラーの内部に配置される荷重受けロッドと、を備える。
上記の構成によれば、荷重受けロッドは、車両幅方向の外側から見てロッカ及びフロントピラーに沿って湾曲される。この荷重受けロッドの長手方向の一端側は、ロッカの内部に配置されて当該ロッカに接合される。一方、荷重受けロッドの長手方向の他端側は、フロントピラーの内部に配置される。
これにより、前突に伴ってフロントピラーに車両後方へ向かう前突荷重が入力されると、荷重受けロッドの他端側に前突荷重が入力される。そのため、荷重受けロッドが車両後方へ曲げ変形すると共に、荷重受けロッドの他端側に入力された前突荷重が荷重受けロッドの一端側を介してロッカに伝達される。つまり、荷重受けロッドが、他端側に入力された前突荷重に対して曲げ剛性によって抵抗する。したがって、前突に伴うフロントピラーの車両後方への倒れが抑制される。
また、車両前面に対して衝突体がフロントサイドメンバよりも車両幅方向の外側で衝突した場合(以下、この衝突形態を「微小ラップ衝突」という)には、衝突体がフロントサイドメンバの車両幅方向の外側を通過してフロントピラーに直接的に又は前輪を介して衝突する可能性がある。本態様は、このような微小ラップ衝突に特に有効であり、フロントピラーに衝突する衝突体を荷重受けロッドの他端側で受けることができる。したがって、微小ラップ衝突に伴うフロントピラーの車両後方への倒れを効率的に抑制することができる。
また、荷重受けロッドは、ロッカの前端部から湾曲しながらフロントピラーに沿って車両上方へ延出される。これにより、フロントピラーに入力される前突荷重を、当該フロントピラーの内部に配置された荷重受けロッドの他端側の領域で受けることができる。したがって、前突、特に微小ラップ衝突に伴うフロントピラーの車両後方への倒れをより効果的に抑制することができる。
第2態様に係る車両側部構造は、第1態様に係る車両側部構造において、前記荷重受けロッドは、筒状の中空部を有する。
上記の構成によれば、前突に伴って荷重受けロッドの他端側に入力された前突荷重は、荷重受けロッドの一端側を介してロッカに伝達される。また、荷重受けロッドの他端側に入力された前突荷重が所定値以上になると、荷重受けロッドの中空部が潰れて衝突エネルギーが吸収される。したがって、本態様では、前突に伴うフロントピラーの車両後方へ倒れを抑制しつつ、ロッカに伝達する前突荷重を制御することができる。
第3態様に係る車両側部構造は、第1態様又は第2態様に係る車両側部構造において、前記ロッカの内部に設けられ、車両前後方向及び車両上下方向に沿って配置されると共に前記荷重受けロッドの前記一端側を支持する後側ブラケットを備える。
上記の構成によれば、ロッカの内部には、後側ブラケットが設けられる。後側ブラケットは、車両前後方向及び車両上下方向に沿って配置され、荷重受けロッドの一端側を支持する。
ここで、前突に伴って荷重受けロッドの他端側が車両後方へ曲げ変形すると、荷重受けロッドの一端側が後側ブラケットを中心として車両後方へ起き上がるように回転しようとする。
これに対して本態様では、前述したように後側ブラケットが車両前後方向及び車両上下方向に沿って配置される。そのため、前述した荷重受けロッドの一端側の回転に対して、後側ブラケットが効率的に抵抗する。これにより、荷重受けロッドの一端側の回転が抑制されるため、前突荷重に対する荷重受けロッドの抵抗力が高められる。したがって、前突に伴うフロントピラーの車両後方へ倒れがさらに抑制される。
第4態様に係る車両側部構造は、第3態様に係る車両側部構造において、前記荷重受けロッドの前記一端側は、前記ロッカに沿って車両前後方向に延び、前記後側ブラケットは、前記荷重受けロッドの前記一端側を車両上下方向の両側から挟み込む一対の把持壁部を有する。
上記の構成によれば、荷重受けロッドの一端側は、ロッカに沿って車両前後方向に延びる。また、後側ブラケットは、一対の把持壁部を有する。この一対の把持壁部によって荷重受けロッドの一端側を車両上下方向の両側から挟み込むことにより、曲げ変形に伴う荷重受けロッドの一端側の回転がさらに抑制される。したがって、前突荷重に対する荷重受けロッドの抵抗力がさらに高められる。
第5態様に係る車両側部構造は、第1態様〜第4態様の何れか1つに係る車両側部構造において、前記フロントピラーの内部に設けられ、車両前後方向及び車両幅方向に沿って配置されると共に前記荷重受けロッドの前記他端側が車両上下方向に貫通される前側ブラケットを備える。
上記の構成によれば、フロントピラーの内部には、前側ブラケットが設けられる。前側ブラケットは、車両前後方向及び車両幅方向に沿って配置されると共に、荷重受けロッドの一端側が車両上下方向に貫通される。これにより、フロントピラーに入力された前突荷重が前側ブラケットを介して荷重受けロッドの他端側に効率的に伝達される。
また、車両前後方向及び車両幅方向に延びる前側ブラケットによって、フロントピラーの潰れ(断面崩れ)が抑制される。これにより、前突荷重が荷重受けロッド及びフロントピラーを介してロッカへより効率的に伝達される。したがって、前突に伴うフロントピラーの車両後方へ倒れがさらに抑制される。
第6態様に係る車両側部構造は、第1態様〜第5態様の何れか1つに係る車両側部構造において、前記フロントピラーの下端部の内部、前記ロッカの前記前端部の内部、又は該下端部の内部と該前端部の内部とに亘って設けられ、前記荷重受けロッドの長手方向の中間部を支持する中間ブラケットを備える。
上記の構成によれば、中間ブラケットは、フロントピラーの下端部、ロッカの前端部、又は当該下端部の内部と当該前端部の内部とに亘って設けられる。この中間ブラケットによって、荷重受けロッドの長手方向の中間部を支持することにより、前突荷重に抵抗する荷重受けロッドの曲げ剛性が高められる。したがって、前突に伴うフロントピラーの車両後方へ倒れがさらに抑制される。
第7態様に係る車両側部構造は、第1態様〜第6態様の何れか1つに係る車両側部構造において、前記フロントピラーから車両前方へ延出するエプロンアッパメンバを備え、前記荷重受けロッドの前記他端側は、前記エプロンアッパメンバの車両後方に配置される。
上記の構成によれば、荷重受けロッドの他端側は、フロントピラーから車両前方へ延出するエプロンアッパメンバの車両後方に配置される。これにより、例えば、SUV(Sport Utility Vehicle)等のように、一般的な車両(例えば、セダン)よりもフロントバンパーの位置が高い車両(衝突体)が微小ラップ衝突に伴ってフロントピラーに衝突した場合であっても、当該車両を荷重受けロッドの他端側で受けることができる。したがって、微小ラップ衝突に伴うフロントピラーの車両後方への倒れをより効果的に抑制することができる。
以上説明したように、本発明に係る車両側部構造によれば、前突に伴うフロントピラーの車両後方への倒れを抑制することができる。
一実施形態に係る車両側部構造が適用された車両側部を車両幅方向の外側から見た側面図である。 図1の2−2線に沿って切断した拡大断面図である。 図1の3−3線に沿って切断した拡大断面図である。 図1の4−4線に沿って切断した拡大断面図である。 一実施形態に係る車両側部構造の変形例が適用された車両側部を示す図1に対応する拡大側面図である。 一実施形態に係る車両側部構造の変形例が適用された車両側部を示す図1に対応する拡大側面図である。 一実施形態に係る車両側部構造の変形例が適用された車両側部を示す図1に対応する拡大側面図である。 一実施形態に係る車両側部構造の変形例が適用された車両側部を示す図1に対応する拡大側面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る車両側部構造について説明する。なお、各図において適宜示される矢印FRは車両前方(車両前後方向の前側)を示している。また、矢印UPは、車両上方(車両上下方向の上側)を示している。さらに、矢印INは、車両幅方向の内側を示している。
図1には、本実施形態に係る車両側部構造10が適用された車両12の車両側部12Sが示されている。車両側部12Sには、乗員が乗降するためのフロントドア開口部14が形成されている。車両側部構造10は、ロッカ20と、フロントピラー30と、荷重受けロッド50とを備えている。
ロッカ20は、フロントドア開口部14の車両下方側の下縁部を形成する金属製の梁状骨格部材とされている。このロッカ20は、車両側部12Sにおける下部に車両前後方向に沿って配置されている。より具体的には、ロッカ20は、図示しない車体フロア(フロアパネル)の車両幅方向の両側に、車両前後方向に沿ってそれぞれ配置されている。また、ロッカ20は、車両前後方向から見た断面形状が閉断面状(図2参照)に形成されている。
フロントピラー30は、フロントドア開口部14の車両前方側の前縁部を形成する金属製の柱状骨格部材とされている。このフロントピラー30は、車両上下方向から見た断面形状が閉断面状(図3参照)に形成されている。
フロントピラー30は、フロントピラーロア30Aと、フロントピラーアッパ30Bとを有している。フロントピラーロア30Aは、図示しないダッシュパネルの車両幅方向の両側に配置されており、ロッカ20の車両前方側の前端部20Fから車両上下方向に沿って立ち上げられている。このフロントピラーロア30Aには、フロントドア開口部14を開閉する図示しないフロントサイドドアがドアヒンジを介して回動可能に取り付けられる。また、フロントピラーロア30Aの上端部には、フロントピラーアッパ30Bが接続されている。
なお、フロントピラーロア30Aの下部30ALの車両前方には、前輪16が配置されている。また、フロントピラーロア30Aの上部30AUからは、エプロンアッパメンバ18が車両前方へ延出している。
フロントピラーアッパ30Bは、フロントピラーロア30Aの上端部から図示しないウィンドシールドガラス(フロントガラス)の車両幅方向の外側の端部に沿って車両上方且つ車両後方へ延出されている。また、フロントピラーアッパ30Bの上端部からは、図示しないルーフサイドレールが車両後方へ延出されている。
荷重受けロッド50は、ロッカ20及びフロントピラーロア30Aの内部(閉断面内)に配置され、前突に伴ってフロントピラー30に入力された前突荷重(衝突荷重)Fをロッカ20へ伝達する棒状補強部材とされている。具体的には、荷重受けロッド50は、筒状に形成された金属製のパイプ材で形成されている。この荷重受けロッド50は、その長手方向の全長に亘る中空部50V(図2参照)を有している。
荷重受けロッド50は、車両幅方向から見てロッカ20とフロントピラー30とに沿ってL字状に湾曲されている。この荷重受けロッド50の長手方向の一端側(車両後方側)のロッド後部50Rは、ロッカ20の前部の内部に配置されている。ロッド後部50Rは、ロッカ20に沿って車両前後方向に直線状に延びると共に、後側ブラケット26を介してロッカ20に接合されている。
具体的には、図2に示されているように、ロッカ20は、車両幅方向に分割されたロッカアウタパネル22及びロッカインナパネル24を有している。ロッカアウタパネル22は、ロッカ20の車両幅方向の外側の部位を形成するパネル材とされている。また、ロッカアウタパネル22は、車両前後方向から見た断面形状が、車両幅方向の内側が開口したハット状に形成されている。このロッカアウタパネル22は、内側壁部22A、上壁部22B、下壁部22C及び上下のフランジ部22Dを有している。
ロッカインナパネル24は、ロッカ20の車両幅方向の内側の部位を形成するパネル材とされている。このロッカインナパネル24は、ロッカアウタパネル22の車両幅方向の内側に配置されている。また、ロッカインナパネル24は、車両前後方向から見た断面形状が、車両幅方向の外側が開口したハット状に形成されている。このロッカインナパネル24は、内側壁部24A、上壁部24B、下壁部24C及び上下のフランジ部24Dを有している。
ロッカアウタパネル22とロッカインナパネル24とは、各々の上下のフランジ部22D,24D同士が重ね合わされた状態で溶接等の接合手段で接合されている。そして、ロッカアウタパネル22及びロッカインナパネル24によって閉断面が形成されている。
後側ブラケット26は、車両前後方向及び車両上下方向に沿って配置される金属製のパネル材とされている。また、後側ブラケット26は、車両前後方向から見た断面形状が、車両幅方向の内側が開口したハット状に形成されている。この後側ブラケット26は、収容凹部28、上側フランジ部29A及び下側フランジ部29Bを有している。
収容凹部28は、上側フランジ部29A及び下側フランジ部29Bに対して車両幅方向の外側へ凹むと共に、ロッカ20に沿って車両前後方向に延びる凹部とされている。この収容凹部28の内部には、ロッド後部50Rが嵌め込まれている。
また、収容凹部28は、底壁部28Aと、一対の把持壁部28Bとを有している。底壁部28Aは、ロッド後部50Rの車両幅方向の外側に配置されており、当該ロッド後部50Rに溶接等によって接合されている。一対の把持壁部28Bは、ロッド後部50Rの車両上下方向の両側に配置されており、当該ロッド後部50Rに溶接等によって接合されている。この一対の把持壁部28Bによってロッド後部50Rを車両上下方向の両側から挟み込むことにより、ロッド後部50Rの車両上下方向の変位が拘束されている。
上側フランジ部29Aは、上側の把持壁部28Bの車両幅方向の内側の端部から車両上方へ延出されている。この上側フランジ部29Aは、ロッカアウタパネル22及びロッカインナパネル24の上側のフランジ部22D,24Dの間に挟み込まれた状態で、これらのフランジ部22D,24Dに溶接等により接合されている。
下側フランジ部29Bは、下側の把持壁部28Bの車両幅方向の内側の端部から車両下方へ延出されている。この下側フランジ部29Bは、ロッカアウタパネル22及びロッカインナパネル24の下側のフランジ部22D,24Dの間に挟み込まれた状態で、これらのフランジ部22D,24Dに溶接等により接合されている。
図1に示されるように、荷重受けロッド50の長手方向の他端側(車両前方側)のロッド前部50Fは、フロントピラーロア30Aの内部に配置されている。このロッド前部50Fは、フロントピラーロア30Aの下部30ALに沿って車両上下方向に直線状に延びると共に、当該下部30ALに前側ブラケット40を介して接合されている。
具体的には、図3に示されるように、フロントピラーロア30Aは、ピラーアウタパネル32、ピラーアウタリインフォースメント34、ピラーインナパネル36及びヒンジリインフォースメント38を有している。
ピラーアウタパネル32は、ピラーアウタリインフォースメント34の車両幅方向の外側に配置されている。これらのピラーアウタパネル32及びピラーアウタリインフォースメント34は、互いに接合されてフロントピラーロア30Aの車両幅方向の外側の部位(フロントピラーアウタ部)を形成するパネル材とされている。また、ピラーアウタパネル32及びピラーアウタリインフォースメント34は、車両上下方向から見た断面形状が、車両幅方向の内側が開口したハット状に形成されている。
ピラーインナパネル36は、フロントピラーロア30Aの車両幅方向の内側の部位を形成するパネル材とされている。このピラーインナパネル36は、車両上下方向から見た断面形状が、車両幅方向の外側が開口したハット状に形成されている。そして、ピラーアウタパネル32、ピラーアウタリインフォースメント34及びピラーインナパネル36は、各々の前後のフランジ部32A,34A,36Aが重ね合わされた状態で溶接等により接合されている。これにより、ピラーアウタパネル32及びピラーアウタリインフォースメント34によって閉断面が形成されると共に、ピラーアウタリインフォースメント34及びピラーインナパネル36によって閉断面が形成されている。
ピラーアウタリインフォースメント34とピラーインナパネル36との間には、ヒンジリインフォースメント38が配置されている。ヒンジリインフォースメント38は、車両上下方向から見た断面形状が、車両幅方向の内側が開口したU字状に形成されている。このヒンジリインフォースメント38は、外側壁部38A、前壁部38B及び後壁部38Cを有している。外側壁部38Aは、図示しないドアヒンジと共にピラーアウタリインフォースメント34に溶接等により接合されている。このヒンジリインフォースメント38の内部には、前側ブラケット40が配置されている。
前側ブラケット40は、車両前後方向及び車両幅方向に沿って配置され、ヒンジリインフォースメント38の内部に嵌め込まれるバルクとされている。この前側ブラケット40は、仕切壁部40Aと、フランジ部40Bとを有している。仕切壁部40Aは、車両前後方向及び車両幅方向に延びる板状に形成されており、厚み方向をフロントピラーロア30Aの長手方向(車両上下方向)として配置されている。この仕切壁部40Aは、フロントピラーロア30Aの内部、より詳細にはヒンジリインフォースメント38の内部を長手方向に複数の区画(部屋)に仕切っている。
また、仕切壁部40Aの中央部には、当該仕切壁部40Aを厚み方向(車両上下方向)に貫通する取付孔41が形成されている。取付孔41は、その直径が荷重受けロッド50のロッド前部50Fの直径よりも僅かに大きい円形状の孔とされている。この取付孔41にロッド前部50Fが車両上下方向に貫通(嵌入)されると共に、ロッド前部50Fの外周部が仕切壁部40Aに溶接等により接合されている。
フランジ部40Bは、仕切壁部40Aの外周部から立ち上げられており、ヒンジリインフォースメント38の外側壁部38A、前壁部38B及び後壁部38Cに溶接等により接合されている。そして、前突に伴ってフロントピラーロア30Aに入力された前突荷重F(図1参照)は、前側ブラケット40を介してロッド前部50Fに伝達される。
荷重受けロッド50の長手方向の中間部にあるロッド中間部50Mは、ロッカ20の前端部20Fとフロントピラーロア30Aの下部30ALとに亘って湾曲する湾曲部とされている。このロッド中間部50Mは、中間ブラケット42を介してフロントピラーロア30Aの下端部に接合されている。
具体的には、図4に示されるように、中間ブラケット42は、フロントピラーロア30Aの下端部の内部に、車両前後方向及び車両上下方向に沿って配置されている。この中間ブラケット42は、ロッド中間部50Mの軸方向から見た断面形状が、車両幅方向の内側が開口したハット状に形成されている。また、中間ブラケット42は、収容凹部44、前側フランジ部46A及び後側フランジ部46Bを有している。
収容凹部44は、前側フランジ部46A及び後側フランジ部46Bに対して車両幅方向の外側へ凹み、内部にロッド中間部50Mが嵌め込まれる凹部とされている。この収容凹部44は、底壁部44A及び一対の把持壁部44Bを有している。
底壁部44Aは、ロッド中間部50Mの車両幅方向の外側に配置されており、当該ロッド中間部50Mに溶接等によって接合されている。一対の把持壁部44Bは、ロッド中間部50Mの車両前後方向の両側に配置されており、当該ロッド中間部50Mに溶接等によって接合されている。この一対の把持壁部44Bによってロッド中間部50Mを車両前後方向の両側から挟み込むことにより、ロッド中間部50Mの車両前後方向の変位が拘束されている。
前側フランジ部46Aは、前側の把持壁部44Bの車両幅方向の内側の端部から車両前方へ延出されている。この前側フランジ部46Aは、ピラーアウタリインフォースメント34及びピラーインナパネル36の前側のフランジ部34A,36Aの間に挟み込まれた状態で、これらのフランジ部34A,36Aに溶接等に接合されている。
後側フランジ部46Bは、後側の把持壁部44Bの車両幅方向の内側の端部から車両後方へ延出されている。この後側フランジ部46Bは、ピラーアウタリインフォースメント34及びピラーインナパネル36の後側のフランジ部34A,36Aの間に挟み込まれた状態で、これらのフランジ部34A,36Aに溶接等に接合されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係る車両側部構造10によれば、荷重受けロッド50は、車両幅方向の外側から見てロッカ20及びフロントピラー30に沿ってL字状に湾曲されている。この荷重受けロッド50のロッド後部50Rは、ロッカ20の内部に配置されており、当該ロッカ20に後側ブラケット26を介して接合されている。
一方、荷重受けロッド50のロッド前部50Fは、フロントピラーロア30Aの下部30ALの内部に配置されており、当該下部30ALに前側ブラケット40を介して接合されている。また、荷重受けロッド50のロッド中間部50Mは、フロントピラーロア30Aの下端部の内部に配置されており、当該下端部に中間ブラケット42を介して接合されている。
これにより、微小ラップ衝突に伴って衝突体Wがフロントピラーロア30Aに直接的に又は前輪16を介して衝突すると、フロントピラー30に車両後方へ向かう前突荷重Fが入力される。この前突荷重Fは、前側ブラケット40を介して荷重受けロッド50のロッド前部50Fに入力される。これにより、荷重受けロッド50のロッド前部50Fが中間ブラケット42を支点として車両後方(矢印K方向)へ曲げ変形すると共に、前突荷重Fがロッド後部50Rを介してロッカ20に伝達される。つまり、荷重受けロッド50が、前突荷重Fに対して曲げ剛性によって抵抗する。したがって、微小ラップ衝突に伴うフロントピラー30の車両後方への倒れが抑制される。
このように本実施形態は、微小ラップ衝突に伴う前突荷重Fを荷重受けロッド50のロッド前部50Fで受けることにより、微小ラップ衝突に伴うフロントピラー30の車両後方への倒れを効率的に抑制することができる。
さらに、荷重受けロッド50は、ロッカ20の前端部20Fから湾曲しながらフロントピラーロア30Aに沿って車両上方へ延出される。これにより、フロントピラーロア30Aに入力される前突荷重Fを、荷重受けロッド50のロッド中間部50Mからロッド前部50Fに亘る領域で受けることができる。したがって、微小ラップ衝突に伴うフロントピラー30の車両後方への倒れをより効果的に抑制することができる。
また、ロッド前部50Fは、前側ブラケット40を介してフロントピラーロア30Aに接合されている。この前側ブラケット40は、車両前後方向及び車両幅方向に延びる仕切壁部40Aを有している。これにより、フロントピラー30に入力された前突荷重Fが仕切壁部40Aを介してロッド前部50Fに効率的に伝達される。
しかも、仕切壁部40Aによってフロントピラーロア30Aの断面形状が保持されるため、当該フロントピラーロア30Aの潰れ(断面崩れ)が抑制される。これにより、前突荷重Fが荷重受けロッド50及びフロントピラーロア30Aを介してロッカ20へより効率的に伝達される。
また、ロッド中間部50Mは、中間ブラケット42を介してフロントピラーロア30Aの下端部に接合されている。この中間ブラケット42によってロッド中間部50Mを支持することにより、前突荷重Fに抵抗する荷重受けロッド50の曲げ剛性が高められる。
さらに、ロッド後部50Rは、後側ブラケット26を介してロッカ20に接合されている。この後側ブラケット26は、車両前後方向及び車両上下方向に沿って配置されている。
ここで、荷重受けロッド50のロッド前部50Fに前突荷重Fが加わると、荷重受けロッド50が車両後方へ曲げ変形すると共に、ロッド後部50Rが後側ブラケット26を中心として車両後方へ起き上がるように回転しようとする(図1において矢印R方向)。これに対して本実施形態では、前述したように後側ブラケット26は、車両前後方向から見た断面形状が車両幅方向の内側が開口したハット状に形成されており、車両前後方向及び車両上下方向に沿って配置されている。この後側ブラケット26の収容凹部28の内部に、ロッド後部50Rが嵌め込まれている。また、後側ブラケット26の上側フランジ部29Aは、ロッカアウタパネル22及びロッカインナパネル24の上側のフランジ部22D,24Dの間に挟み込まれた状態で接合されている。一方、後側ブラケット26の下側フランジ部29Bは、ロッカアウタパネル22及びロッカインナパネル24の下側のフランジ部22D,24Dの間に挟み込まれた状態で接合されている。これにより、前述したようにロッド後部50Rが回転しようとすると、後側ブラケット26を介してロッカ20に荷重が効率的に伝達される。したがって、ロッド後部50Rの回転が抑制される。
また、後側ブラケット26は、一対の把持壁部28Bを有している。この一対の把持壁部28Bによってロッド後部50Rを車両上下方向の両側から挟み込むことにより、ロッド後部50Rの回転がさらに抑制される。したがって、前突に伴うフロントピラー30の車両後方への倒れがさらに抑制される。
しかも、荷重受けロッド50は、その長手方向の全長に亘る中空部50Vを有している。これにより、荷重受けロッド50のロッド前部50Fに入力された前突荷重Fが所定値以上になると、例えば、荷重受けロッド50の所定の中空部50Vが潰れて衝突エネルギーが吸収される。これにより、前突に伴うフロントピラー30の車両後方へ倒れを抑制しつつ、ロッカ20に伝達する前突荷重を制御することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、後側ブラケット26及び中間ブラケット42は、車両前後方向から見た断面形状が、車両幅方向の内側が開口したハット状とされているが、上記実施形態はこれに限らない。後側ブラケット26及び中間ブラケット42の車両前後方向から見た断面形状は、例えば、車両幅方向の外側が開口したハット状とされても良い。また、後側ブラケット26は、例えば、ロッカ20の内部に、車両幅方向及び車両上下方向に沿って配置されるバルクとされて良い。また、中間ブラケット42は、前側ブラケット40と同様のバルクとされても良い。
また、上記実施形態では、中間ブラケット42がフロントピラーロア30Aの下端部の内部に設けられるが、上記実施形態はこれに限らない。中間ブラケット42は、例えば、ロッカ20の前端部20Fの内部に設けられても良いし、フロントピラーロア30Aの下端部の内部とロッカ20の前端部20Fの内部とに亘って設けられても良い。
また、上記実施形態では、前側ブラケット40がヒンジリインフォースメント38の内部に嵌め込まれるが、前側ブラケットは、例えば、ピラーアウタリインフォースメント34及びピラーインナパネル36によって形成された閉断面内に嵌め込まれても良い。
また、前側ブラケット40は、車両前後方向又は車両幅方向に分割された2つの部品で形成されても良い。この場合、フロントピラーロア30Aに前側ブラケット40を組み付け易くなる。さらに、上記実施形態では、前側ブラケット40がバルクとされているが、前側ブラケット40は、例えば、中間ブラケット42のように車両前後方向及び車両上下方向に沿って配置されるブラケットとされても良い。
また、上記実施形態では、荷重受けロッド50のロッド前部50F、ロッド中間部50M及びロッド後部50Rが前側ブラケット40、中間ブラケット42及び後側ブラケット26によってそれぞれ支持されるが、上記実施形態はこれに限らない。上記実施形態では、前側ブラケット40及び中間ブラケット42の少なくとも一方が省略可能である。
例えば、図5に示される変形例では、ロッド前部50Fを支持する前側ブラケット40が省略されている。また、この変形例では、荷重受けロッド50のロッド前部50Fが、フロントピラーロア30Aの車両前方側の前壁部30A1に接している。このロッド前部50Fによって、フロントピラーロア30Aに入力された前突荷重Fを受けることにより、フロントピラーロア30Aの前壁部30A1の潰れが抑制される。なお、フロントピラーロア30Aの前壁部30A1は、例えば、ピラーアウタリインフォースメント34の車両前方側の前壁部34B(図3参照)によって形成される。
また、荷重受けロッド50は、前側ブラケット40、中間ブラケット42、及び後側ブラケット26を介さずに、フロントピラーロア30A又はロッカ20に直接的に接合されても良い。
次に、上記実施形態では、ロッカ20及びフロントピラーロア30Aの内部に1本の荷重受けロッド50が設けられるが、上記実施形態はこれに限らない。例えば、図6に示される変形例では、ロッカ20及びフロントピラーロア30Aの内部に2本の荷重受けロッド50,52が設けられている。このようにロッカ20及びフロントピラーロア30Aの内部に複数の荷重受けロッド50,52を設けることにより、フロントピラーロア30Aの車両前後方向の剛性が高められる。したがって、前突に伴うフロントピラー30の車両後方への倒れがさらに抑制される。
次に、上記実施形態では、荷重受けロッド50のロッド前部50Fがフロントピラーロア30Aの下部30ALの内部に配置されるが、上記実施形態はこれに限らない。例えば、図7に示される変形例のように、荷重受けロッド50のロッド前部50Fは、フロントピラーロア30Aの上部30AUの内部に配置されても良い。
具体的には、ロッド前部50Fは、ロッカ20の前端部20Fからフロントピラーロア30Aを介してフロントピラーロア30Aの上部30AUへ延出されている。このロッド前部50Fは、エプロンアッパメンバ18の車両後方に配置されると共に、フロントピラーロア30Aの前壁部30A1に接している。また、本変形例では、ロッド前部50Fを支持する前側ブラケット40(図1参照)が省略されている。
ここで、例えば、SUVやミニバン、ワンボックスのように一般的な車両(例えば、セダン)よりもフロントバンパーの位置が高い衝突体Wが車両12に微小ラップ衝突した場合には、衝突体Wがフロントピラーロア30Aの上部30AUに衝突する可能性がある。
これに対して本変形例では、フロントピラーロア30Aの上部30AUに衝突体Wが衝突した場合であっても、当該衝突体Wを荷重受けロッド50のロッド前部50Fによって受けることができる。したがって、微小ラップ衝突に伴うフロントピラー30の車両後方への倒れをより効果的に抑制することができる。
また、フルラップ衝突やオフセット衝突時には、エプロンアッパメンバ18を介してフロントピラーロア30Aの上部30AUに前突荷重Fが入力される可能性がある。本変形例は、このようなフルラップ衝突やオフセット衝突に対しても有効である。
次に、図8に示される変形例では、荷重受けロッド50に、2つの脆弱部50Tが設けられている。具体的には、2つの脆弱部50Tは、荷重受けロッド50における中間ブラケット42の車両前後方向の両側の部位に設けられている。
ここで、本変形例では、2つの脆弱部50Tが、次のように形成されている。すなわち、荷重受けロッド50における2つの脆弱部50T以外の部位(図8において斜線部)は、焼き入れ等の熱処理によって2つの脆弱部50Tよりも強度(例えば、曲げ強度)が高められている。これにより、荷重受けロッド50のうち、相対的に強度が低くされた部位(斜線部以外の部位)が脆弱部50Tとされている。
そして、例えば、前突に伴って荷重受けロッド50のロッド前部50Fに入力される前突荷重Fが所定値以上になると、荷重受けロッド50が2つの脆弱部50Tの少なくとも一方を起点として屈曲変形される。この荷重受けロッド50の屈曲変形に伴って、衝突エネルギーが吸収される。したがって、前突に伴うフロントピラー30の車両後方への倒れがさらに抑制される。
なお、本変形例では、荷重受けロッド50の所定部に熱処理が施されることにより2つの脆弱部50Tが形成されるが、本変形例はこれに限らない。脆弱部は、例えば、荷重受けロッド50のうち、貫通孔や切欠き等が形成された部位とされても良い。また、荷重受けロッド50に設ける脆弱部の数や配置は適宜変更可能である。
次に、上記実施形態では、荷重受けロッド50がその長手方向の全長に亘って中空部50Vを有するが、上記実施形態はこれに限らない。例えば、荷重受けロッド50には、金属材料や樹脂材料等が部分的に充填されても良い。この場合、荷重受けロッド50には、中空部50Vが部分的に形成される。さらに、荷重受けロッド50は、パイプ材に限らず、中実の棒状部材で形成されても良い。
次に、荷重受けロッド50の外周面には、消音用の孔(消音用孔)が形成されても良い。具体的には、荷重受けロッド50の外周面に孔が形成されている場合、荷重受けロッド50の外周面で反射された音の反射波と、孔を通して荷重受けロッド50の内周面で反射された音の反射波とに位相差が生じる。この際、特定周波数の音では、荷重受けロッド50の外周面で反射された音の反射波に対して、荷重受けロッド50の内周面で反射された音の反射波が逆位相となる。そして、逆位相とされた2つの反射波が重ね合わされて相互に打ち消し合うことにより、消音される。したがって、荷重受けロッド50の外周面に消音用の孔を形成することにより、特定周波数の騒音等を低減することができる。なお、消音用の孔は、前述した脆弱部用の孔と兼用されても良い。
次に、上記実施形態は、微小ラップ衝突に限らず、フロントピラー30に前突荷重が入力されるフルラップ衝突やオフセット衝突等の種々の前突に対して有効である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 車両側部構造
12S 車両側部
18 エプロンアッパメンバ
20 ロッカ
20F 前端部
26 後側ブラケット
28B 把持壁部(一対の把持壁部)
30 フロントピラー
40 前側ブラケット
50 荷重受けロッド
50R ロッド後部(荷重受けロッドの長手方向の一端側)
50F ロッド前部(荷重受けロッドの長手方向の他端側)
50M ロッド中間部(荷重受けロッドの長手方向の中間部)
50V 中空部
52 荷重受けロッド

Claims (7)

  1. 車両側部における下部に車両前後方向に沿って配置されると共に、車両前後方向から見た断面形状が閉断面状に形成されるロッカと、
    前記ロッカの車両前方側の前端部から車両上方へ立ち上げられると共に、車両上下方向から見た断面形状が閉断面状に形成されるフロントピラーと、
    車両幅方向から見て前記ロッカ及び前記フロントピラーに沿って湾曲され、長手方向の一端側が前記ロッカの内部に配置されて該ロッカに接合されると共に長手方向の他端側が前記フロントピラーの内部に配置される荷重受けロッドと、
    前記ロッカの内部に設けられ、前記荷重受けロッドの前記一端側を支持する後側ブラケットと、
    を備え、
    前記後側ブラケットは、
    車両上下方向に互いに対向すると共に、前記荷重受けロッドの前記一端側を車両上下方向の両側から挟み込む一対の把持壁部と、
    前記一対の把持壁部の間に配置され、車両上下方向に延びると共に前記一対の把持壁部を接続する底壁部と、
    を有する、
    る車両側部構造。
  2. 前記荷重受けロッドは、筒状の中空部を有する、
    請求項1に記載の車両側部構造。
  3. 前記後側ブラケットは、車両前後方向及び車両上下方向に沿って配置される、
    請求項1又は請求項2に記載の車両側部構造。
  4. 前記荷重受けロッドの前記一端側は、前記ロッカに沿って車両前後方向に延びる、
    請求項3に記載の車両側部構造。
  5. 前記フロントピラーの内部に設けられ、車両前後方向及び車両幅方向に沿って配置されると共に前記荷重受けロッドの前記他端側が車両上下方向に貫通される前側ブラケットを備える、
    請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両側部構造。
  6. 前記フロントピラーの下端部の内部、前記ロッカの前記前端部の内部、又は該下端部の内部と該前端部の内部とに亘って設けられ、前記荷重受けロッドの長手方向の中間部を支持する中間ブラケットを備える、
    請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両側部構造。
  7. 前記フロントピラーから車両前方へ延出するエプロンアッパメンバを備え、
    前記荷重受けロッドの前記他端側は、前記エプロンアッパメンバの車両後方に配置される、
    請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の車両側部構造。
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