JP6269613B2 - 車体骨格構造及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車体骨格構造及びその製造方法に関する。
下記特許文献1には、ピラーインナパネルとピラーアウタパネルとにより閉断面構造とされたフロントピラーと、フロントピラーの内部に挿通された筒状のリインフォースと、を備えたピラー構造が開示されている。
特開2003− 72589号公報
上記従来のピラー構造において、例えばピラーアウタの板厚を薄くすることで、ピラーインナに対してピラーアウタの強度が低くなることが考えられる。このような構造においても、ピラー全体の強度を確保しつつ、軽量化を図ることが求められる。
本発明は上記事実を考慮し、強度の異なる2枚のパネルにより閉断面構造とされた車体骨格において、車体骨格の強度を効率的に向上させることができ、もって軽量化を図れる車体骨格構造及びその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の車体骨格構造は、第1パネルと、前記第1パネルよりも強度が低い第2パネルと、で閉断面構造とされた骨格本体と、前記骨格本体の内部に前記骨格本体に沿って設けられ、前記骨格本体の断面中心よりも前記第2パネル側の部分が前記骨格本体の断面中心よりも前記第1パネル側の部分よりも全体として厚肉とされた筒状リインフォースと、を備える。
請求項1に記載の車体骨格構造では、第1パネルと第2パネルとで閉断面構造の骨格本体が形成されている。そして、第2パネルは、第1パネルよりも強度が低い。そのため、骨格本体の中立軸(曲げを想定した場合に圧縮ひずみも引張りひずみも生じない中立面と、骨格本体の横断面とが交わる線)は、骨格本体の断面中心よりも第1パネル側に寄っている。
また、骨格本体の内部には、筒状リインフォースが骨格本体に沿って設けられている。このため、骨格本体が筒状リインフォースにより補強され、車体骨格構造の強度が向上されている。
さらに、筒状リインフォースのうち第2パネル側の部分は、第1パネル側の部分よりも全体として厚肉とされている。このため、骨格本体と筒状リインフォースとを合わせた車体骨格構造全体の中立面は、上述の骨格本体の中立面よりも第2パネル側に位置している。すなわち、筒状リインフォースが一定の肉厚である場合と比較して、車体骨格構造全体の中立軸を骨格本体の断面中心に近づけることができる。その結果、車体骨格の強度を効率よく向上させることができ、もって軽量化を図ることができる。
なお、骨格本体の断面中心とは、骨格本体の横断面において、第1パネル及び第2パネルに囲まれる領域の図心をいう。
請求項2に記載の車体骨格構造は、請求項1に記載の車体骨格構造において、前記筒状リインフォースは、前記骨格本体の断面中心よりも第2パネル側の部分が厚肉部とされ、前記骨格本体の断面中心よりも第1パネル側の部分が薄肉部とされている。
請求項2に記載の車体骨格構造では、筒状リインフォースは、骨格本体の断面中心を基準として肉厚に変化が設けられているので、車体骨格構造全体の中立軸を効率的に骨格本体の断面中心に近づけることができる。
請求項3記載の車体骨格構造の製造方法は、請求項1又は請求項2に記載の車体骨格構造を製造する方法であって、前記筒状リインフォースは、横断面形状が部分的に厚肉とされた筒状の偏肉押出材をアルミ押出成形により製作し、前記偏肉押出材を素材としてハイドロフォーミング法により成形することで製造される。
請求項3記載の車体骨格構造の製造方法では、アルミ押出成形により横断面形状が部分的に厚肉とされた筒状の偏肉押出材を製作し、この偏肉押出材を素材としてハイドロフォーミング法により成形することで筒状リインフォースを製造することができる。つまり、請求項1又は請求項2に記載の車体骨格構造を容易に製造することができる。
以上説明したように、請求項1記載の車体骨格構造は、強度の異なる2枚のパネルにより閉断面構造とされた車体骨格において、車体骨格の強度を効率的に向上させることができ、もって軽量化を図れる、という優れた効果を有する。
請求項2記載の車体骨格構造は、車体骨格構造全体の中立軸を効率的に骨格本体の断面中心に近づけることができる、という優れた効果を有する。
請求項3記載の車体骨格構造の製造方法は、車体骨格構造を容易に製造することができる、という優れた効果を有する。
本実施形態に係る車体骨格構造が適用されたフロントピラーアッパの横断面を示し、(A)は図3のA−A線断面図であり、(B)は図3のB−B線断面図である。 本実施形態に係る筒状リインフォースの素材となる偏肉押出材を示す横断面図である。 本実施形態に係る車体骨格構造が適用される一例としての車体側部を示す側面図である。 本実施形態の変形例である車体骨格構造が適用されたロッカを示す横断面図である。
以下、図1〜図3を用いて、本発明の実施形態について説明する。なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方を示しており、又矢印UPは車両上方側を示している。さらに、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
図3には、本実施形態の車体骨格構造Sが一部に適用された車体側部10(車体左側部)が示されている。この図に示されるように、車体側部10の下部には、車両前後方向を長手とした車体骨格部材であるロッカ12が設けられている。また、車体側部10の上部には、車両前後方向を長手とした車体骨格部材であるルーフサイドレール14が設けられている。ルーフサイドレール14の前端から連続するように、車両前方に向かって斜め下方へ傾斜すると共に図示しないフロントシールドガラスの側端を支持するフロントピラーアッパ16が設けられている。
フロントピラーアッパ16の前端とロッカ12の前端とを連結するように、車両上下方向に延びるフロントピラーロア18が設けられている。また、フロントピラーアッパ16の後端とロッカ12の中間部とを連結するように、車両上下方向に延びるセンターピラー20が設けられている。そして、フロントピラーロア18、フロントピラーアッパ16、ロッカ12及びセンターピラー20とにより、車両前部座席の乗員が乗降するためフロントサイドドア(図示省略)が配置される前側開口部22が形成されている。また、センターピラー20、ルーフサイドレール14、ロッカ12及びリアピラー24とにより、車両後部座席の乗員が乗降するためのリアサイドドア(図示省略)が配置される後側開口部26が形成されている。
(ピラー本体)
本実施形態の車体骨格構造Sは、フロントピラーアッパ16の前端付近からルーフサイドレール14の後端付近において適用されている。図1(A)、(B)には、本実施形態の車体骨格構造Sが適用されたフロントピラーアッパ16の横断面が示されている。これらの図に示されるように、フロントピラーアッパ16は、閉断面構造とされた「骨格本体」としてのピラー本体28を含んで構成されている。そして、ピラー本体28は、車両内側を構成するピラーインナパネル30と、車両外側を構成すると共にピラーインナパネル30よりも強度が低いピラーアウタパネル32と、が接合されることで形成されている。なお、本実施形態のピラーアウタパネル32は、ピラーインナパネル30よりも板厚が薄く、かつ材料固有の強度が低い鋼板で形成されている。
具体的には、ピラーインナパネル30と、ピラーアウタパネル32とは、それぞれの上側フランジ部30A、32Aと下側フランジ部30B、32Bとが重ね合された状態で、スポット溶接やレーザ溶接などで接合されている。これにより、断面形状が閉断面構造とされたピラー本体28が形成されている。そして、ピラー本体28の上側フランジ部30A、32A側には、図示しないフロントウィンドシールドやルーフパネルが配置され、下側フランジ部30B、32B側には、図示しないフロントサイドドアやリアサイドドアが配置される。
なお、図1(A)、(B)に示される矢印<アウタ側>及び矢印<インナ側>はそれぞれ、ピラー本体28の横断面における、ピラーアウタパネル32側及びピラーインナパネル30側を示している。そして、ピラーアウタパネル32側及びピラーインナパネル30側とは、それぞれのパネルが接触している上側フランジ部30A、32A付近と下側フランジ部30B、32B付近とを結ぶ直線(図示省略)を想定し、この直線に垂直な方向のうちのピラーアウタパネル32側及びピラーインナパネル30側を意味する。
また、図1に示す断面中心Cは、ピラー本体28の断面中心を示す。そして、ピラー本体28の断面中心とは、図1に示す横断面において、ピラーインナパネル30及びピラーアウタパネル32で囲まれた領域を想定した場合のその領域の図心をいう。
(筒状リインフォース)
ピラー本体28の内部には、筒状とされた筒状リインフォース40が設けられている。図3に示されるように、筒状リインフォース40は、ピラー本体28の長手方向に沿って、フロントピラーアッパ16の前端付近から、ルーフサイドレール14の後端付近(後側開口部26の後端部付近)まで配置されている。そして、図1(A)、(B)に示されるフロントピラーアッパ16の横断面において、筒状リインフォース40は、ピラー本体28の断面中心Cを囲むような形状とされている。
筒状リインフォース40は、ピラーインナパネル30に接合されている。具体的には、ピラーインナパネル30は、筒状リインフォース40との接合部分において、ピラー本体28の内側へ向けて変位した接合面部42が設けられている。接合面部42は、筒状リインフォース40と面で接触する形状とされており、筒状リインフォース40と面で接触した状態で接合されている。
さらに具体的には、接合面部42における接合は、スクリュー44を高速回転させながら、押し込むことにより摩擦熱で母材であるピラーインナパネル30と筒状リインフォース40とを溶かし、溶着させることで行われている(所謂、Flow Drill Screw、FDS(登録商標))。この接合方法によれば、ピラーインナパネル30側からの片側アクセスにより接合できるため、筒状リインフォース40をピラーインナパネル30に接合することが容易である。
また、筒状リインフォース40は、横断面形状において部分的に肉厚に変化が付けられている。具体的には、筒状リインフォース40における、ピラー本体28の断面中心Cよりもアウタパネル側の部分は、断面中心Cよりもインナパネル側の部分よりも肉厚とされている。換言すると、筒状リインフォース40は、ピラー本体28の断面中心Cよりもアウタパネル側の部分が厚肉部40Aとされ、ピラー本体28の断面中心Cよりもインナパネル側の部分が薄肉部40Bとされている。
次に、本実施形態の筒状リインフォース40の製造方法について説明する。
まずは、アルミニウム等の軽量金属材の押出成形により、円筒状の偏肉押出材50を製造する。偏肉押出材50は、押出し材であるため異なる横断面においても一定断面となるが、各横断面においてはいわゆる偏肉断面となるように形成される。具体的には、図2に示されるように、横断面形状が部分的に厚肉とされた筒状部材であり、略半分の部分が厚肉部50Aとされ、残りの半分の部分が薄肉部50Bとされている。なお、本実施形態の偏肉押出材50は、円筒状とされているが、横断面において偏肉断面とされていれば円筒状に限られず、筒状であればよい。
次に、この偏肉押出材50を素材として、ハイドロフォーミング法により、図3のA−A線断面及びB−B線断面のような異なる横断面において、異なる断面形状とされた筒状リインフォース40を製造する。具体的には、円筒状の偏肉押出材50を所要の断面形状が得られるように形成された金型にセットする。次いで、流体を偏肉押出材50の内部に高圧力で注入することによって内圧をかけ、それと同時に、偏肉押出材50を長さ方向で圧縮する。これにより、偏肉押出材50が金型に沿って膨らみ、筒状リインフォース40が形成される。
以上のように、ハイドロフォーミング法による成形前の素材として偏肉断面とされた偏肉押出材50を使用するため、ハイドロフォーミング法によって成形した後の筒状リインフォース40においても偏肉された断面形状を形成することができる。
<作用・効果>
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、ピラーインナパネル30とピラーアウタパネル32とが接合されて閉断面構造のピラー本体28が形成されている。そして、ピラーアウタパネル32は、ピラーインナパネル30よりも板厚が薄く、かつ材質固有の強度が低い。そのため、ピラー本体28の中立軸N1(曲げを想定した場合に圧縮ひずみも引張りひずみも生じない中立面と、ピラー本体28の横断面とが交わる線)は、ピラー本体28の断面中心Cよりもインナパネル側に寄っている。
また、ピラー本体28の内部には、筒状リインフォース40がピラー本体28に沿って設けられている。このため、ピラー本体28が筒状リインフォース40により補強され、フロントピラーアッパ16の強度が向上され、車室空間が確保されることとなる。
さらに、本実施形態では、筒状リインフォース40は、ピラー本体28の断面中心Cよりもアウタパネル側の部分が厚肉部40Aとされ、ピラー本体28の断面中心Cよりもインナパネル側の部分が薄肉部40Bとされている。このため、ピラー本体28と筒状リインフォース40とを備えるフロントピラーアッパ16の中立軸N2は、上述のインナパネル側に寄ったピラー本体28の中立軸N1よりもアウタパネル側に位置している。すなわち、筒状リインフォースが一定の肉厚である場合と比較して、フロントピラーアッパ16全体の中立軸N2をピラー本体28の断面中心Cに近づけることができる。しかも、筒状リインフォース40は、ピラー本体28の断面中心Cを基準として肉厚に変化が設けられているので、フロントピラーアッパ16全体の中立軸を効率的にピラー本体28の断面中心Cに近づけることができる。
その結果、各部材の重量に対してフロントピラーアッパ16の強度を効率よく向上させることができ、もってフロントピラーアッパ16に必要な強度を確保しつつ軽量化を図ることができる。
また、本実施形態の筒状リインフォース40は、アルミ押出成形により断面を偏肉させて形成した筒状の素材(偏肉押出材50)をハイドロフォーミング法により成形して製造される。換言すると、横断面形状が部分的に厚肉とされた筒状の偏肉押出材50をアルミ押出成形により製作し、この偏肉押出材50を素材としてハイドロフォーミング法により成形することで筒状リインフォース40が製造される。このため、インナパネル側とアウタパネル側とで肉厚が異なり、かつピラー本体28に沿う形状の筒状リインフォース40を容易に製造することができる。
〔上記実施形態の補足説明〕
また、上記実施形態では、ピラーインナパネル30及びピラーアウタパネル32は、鋼板がプレス加工されることで形成されていたが、本発明はこれに限られない。例えば、アルミ合金製の板材により形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、ピラーアウタパネル32が、ピラーインナパネル30よりも板厚が薄く、かつ材料固有の強度が低い鋼板で形成されることで、ピラーインナパネル30よりも強度が低くされていたが、本発明はこれに限られない。例えば、ピラーアウタパネルが、ピラーインナパネルと比較して、板厚が薄くかつ材料固有の強度が同一であってもよい。また、例えば、ピラーアウタパネルが、ピラーインナパネルと比較して、板厚が同一でありかつ材料固有の強度が低いものであってもよい。
また、上記実施形態では、筒状リインフォース40は、アルミニウム等の軽量金属により形成されていたが、本発明の筒状リインフォースはこれに限られない。例えば、鋼材とされていてもよい。
また、上記実施形態では、筒状リインフォース40は、ハイドロフォーミング法で成形されることで製造されていたが、本発明の筒状リインフォースはこれに限られない。例えば、3次元熱間曲げ焼入れ(3DQ:3 Dimensional Hot Bending and Quench)により製造されてもよい。3次元熱間曲げ焼入れとは、鋼材に焼き入れしながら、3次元加工を行う加工方法(熱処理方法)である。より具体的には、例えば、鋼管(パイプ材)を局部的に加熱し且つ水冷によって焼入れしながら、曲げ加工を連続的に行う加工方法である。
また、上記実施形態では、筒状リインフォース40とピラーインナパネル30とがFDSにより接合されていたが、本発明はこれに限られない。例えば、他の機械的接合法により接合されていてもよいし、溶接により接合されていてもよい。
また、上記実施形態では、筒状リインフォース40は、断面中心Cよりもアウタパネル側の部分が厚肉部40Aとされ、断面中心Cよりもインナパネル側の部分が薄肉部40Bとされていたが、本発明はこれに限られない。例えば、筒状リインフォースのうちピラーインナパネルに接触している部分のみが薄肉部とされ、他の部分が厚肉部とされていてもよい。つまり、筒状リインフォースのうちアウタパネル側の部分が、筒状リインフォースのうちインナパネル側の部分よりも全体として厚肉とされていればよい。換言すると、筒状リインフォースの中立軸が筒状リインフォースの断面中心(図示省略)よりもアウタパネル(第2パネル)側に寄っていればよい。
また、上述した各実施形態では、本発明の車体骨格構造Sがフロントピラーアッパ16及びルーフサイドレール14に適用された形態の説明をしたが、本発明の車体骨格構造が適用される車体骨格はこれに限られない。例えば、図4に示されるように、ロッカインナパネル60及びロッカアウタパネル62を含んで構成されたロッカ12に適用されていてもよいし、センターピラー20やフロントピラーロア18などに適用されていてもよい。さらに言うと、2枚のパネルを接合することにより閉断面構造とされた車体骨格部材に適用されたものであれば本発明に含まれる。
S 車体骨格構造
14 ルーフサイドレール
16 フロントピラーアッパ
28 ピラー本体(骨格本体)
30 ピラーインナパネル(第1パネル)
32 ピラーアウタパネル(第2パネル)
40 筒状リインフォース
40A 厚肉部
40B 薄肉部
50 偏肉押出材
C 断面中心
60 ロッカインナパネル(第1パネル)
62 ロッカアウタパネル(第2パネル)

Claims (3)

  1. 第1パネルと、前記第1パネルよりも強度が低い第2パネルと、で閉断面構造とされた骨格本体と、
    前記骨格本体の内部に前記骨格本体に沿って設けられ、前記骨格本体の断面中心よりも前記第2パネル側の部分が前記骨格本体の断面中心よりも前記第1パネル側の部分よりも全体として厚肉とされた筒状リインフォースと、
    を備える車体骨格構造。
  2. 前記筒状リインフォースは、前記骨格本体の断面中心よりも第2パネル側の部分が厚肉部とされ、前記骨格本体の断面中心よりも第1パネル側の部分が薄肉部とされている、
    請求項1に記載の車体骨格構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車体骨格構造を製造する方法であって、
    前記筒状リインフォースは、
    横断面形状が部分的に厚肉とされた筒状の偏肉押出材をアルミ押出成形により製作し、前記偏肉押出材を素材としてハイドロフォーミング法により成形することで製造される、
    車体骨格構造の製造方法。
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