JP2005161893A - 車両のフロントピラーの下部構造 - Google Patents

車両のフロントピラーの下部構造 Download PDF

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Satohide Takahashi
聡秀 高橋
Shusuke Terada
秀典 寺田
Isamu Nagasawa
勇 長澤
Kasumi Nagao
馨澄 長尾
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Abstract

【課題】簡単な構造で、可能な限り省スペース、低コストで、フロントピラーとサイドシルとを結合する部分に加わる応力を有効に逃がす。
【解決手段】フロントピラー1とサイドシル2とが連結する連結形状に略沿って、断面略丸状で棒状の補強部材8を、第1,第2のブラケット9,10を、ボルト−ナットでフロントピラー1とサイドシル2に固定することにより取り付ける。第1のブラケット9は、棒状の補強部材8のフロントピラー側の端部と中途部とを溶接にて接合し、第2のブラケット10は、棒状の補強部材8のサイドシル側の端部を溶接にて接合している。
【選択図】図1

Description

本発明は、フロントピラーとサイドシルとを結合する車両のフロントピラーの下部構造に関する。
一般に、自動車のフロントピラーとサイドシルとを結合する部分には、その結合形状が略L字状となるため、オフセット衝突を含む前面衝突の際には応力が集中し、他の部分に比べて変形しやすくなる。このため、従来より、この結合部分の強度を向上する様々な技術が提案され、実用化されている。
例えば、特開2000−225966号公報では、フロントピラーヒンジリンホースメントの前部からサイドシルストレングスの前部にかけて、フロントピラーとサイドシルの接合部を覆うように補強部材を車体前方側に突出して設ける技術が開示されている。
特開2000−225966号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示される技術では、狭い空間に上述のような複雑な形状の補強部材を取り付けるため、取り付け作業性が悪いという問題がある。また、この補強部材は、形状が複雑であるため、加工も複雑で、コストがかかるという問題もある。このため、単純に、板状のリンホースメントをフロントピラーとサイドシルの接合部に宛うことも考えられるが、ねじり力、曲げ力に対し十分な強度を得るためには、板厚の十分に厚い材質で形成して、フロントピラーとサイドシルの接合部の形状に適合させる必要があるため、大型化し、重量も重くなり、コストも高くなるという問題がある。また、上述の板状のリンホースメントを薄い材質で形成する場合は、強度を考慮して断面形状が複雑になり、やはり、大型化し、また、製造コストも高くなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、簡単な構造で、可能な限り省スペース、低コストで、フロントピラーとサイドシルとを結合する部分に加わる応力を有効に逃がすことができる車両のフロントピラーの下部構造を提供することを目的とする。
本発明は、フロントピラーとサイドシルとを結合する車両のフロントピラーの下部構造において、上記フロントピラーと上記サイドシルとが連結する連結形状に略沿って、断面略丸状で棒状の補強部材を上記フロントピラーの表面と上記サイドシルの表面に固設したことを特徴としている。
本発明による車両のフロントピラーの下部構造は、簡単な構造で、可能な限り省スペース、低コストで、フロントピラーとサイドシルとを結合する部分に加わる応力を有効に逃がすことが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図3は本発明の実施の形態を示し、図1は運転席側の車両のフロントピラーの下部構造を車室内側から視た斜視図、図2は取り付けられた棒状の補強部材の正面図、図3は図2の補強部材を前方側から視た側面図である。
図1において、符号1は車両のフロントピラーを示し、このフロントピラー1の下部には後方へと延出するサイドシル2が結合されている。
フロントピラー1の下側で車室内側に設けられるフロントピラープレート1aと、サイドシル2の車室内側に設けられるサイドシルプレート2aには、エンジンルームと車室内とを仕切るトーボード3の右端面が接合されている。
トーボード3には、車幅方向に延出してフロントピラープレート1aに接合される幅方向リンホースメント4aと、この幅方向リンホースメントから上方に延出する縦方向リンホースメント4bとが接合されている。そして、トーボード3の幅方向リンホースメント4aとフロントピラープレート1aとの間の車室内側には、筋交い状に補強ブラケット5が設けられている。
また、トーボード3の上端面と、トーボード3の縦方向リンホースメント4bの上端とが下面に接合される車両のバルクヘッド6には、フロントピラープレート1aとの間で車室内側に筋交い状に補強ブラケット7が設けられている。すなわち、フロントピラープレート1aには、車両のオフセット衝突を含む前面衝突の際、トーボード3の幅方向リンホースメント4aの右端面、バルクヘッド6の右端面、筋交い状の補強ブラケット5,7等を介して衝撃力が分散されつつ伝達される構成となっている。
次に、フロントピラー1とサイドシル2とを連結する部分の補強構造について説明する。
フロントピラープレート1aとサイドシルプレート2aの車室内側には、フロントピラー1とサイドシル2とが連結する連結形状に略沿って、断面略丸状で棒状の補強部材8が板状の第1,第2のブラケット9,10を介して固設されている。
図2及び図3に示すように、棒状の補強部材8は、略中央が90度よりも小さい角度で屈曲され、この中央の屈曲部8aとフロントピラー1側の端部との間は、段状に屈曲され形成されている。尚、これらの屈曲角は、棒状の補強部材8の強度を考慮し、また、応力をフロントピラー1側からサイドシル2側へスムーズに伝達する上で、できるだけ小さい(曲げが小さい)方が望ましい。
第1のブラケット9は、基端部側がサイドシルプレート2aに沿うように屈曲されてフロントピラー側部9aとサイドシル側部9bとから形成されており、フロントピラープレート1aとサイドシルプレート2aに略沿った形状に形成されている。そして、フロントピラープレート1aとフロントピラー側部9aとが4つの孔部9cを通じてボルト−ナットにより固設され、サイドシルプレート2aとサイドシル側部9bとが1つの孔部9dを通じてボルト−ナットにより固設される。
第1のブラケット9のフロントピラー側部9aの前端面には、棒状の補強部材8を前下側から支持する補強部材支持部9eが屈曲され形成されており、棒状の補強部材8のフロントピラー1側の端部が、この補強部材支持部9eに載置されスミ肉溶接されている。
また、第1のブラケット9のサイドシル側部9bには、棒状の補強部材8の屈曲部8aの直後方部分が載置されスミ肉溶接されている。
一方、第2のブラケット10は、サイドシルプレート2aにのみボルト−ナットにより固設されている。そして、第2のブラケット10には、棒状の補強部材8のサイドシル2側の端部が載置されスミ肉溶接されている。
このように、フロントピラー1とサイドシル2とを連結する部分を補強し構成したため、たとえば、フロントピラー1に加えられ、フロントピラー1とサイドシル2との連結部に加わる応力は、棒状の補強部材8により有効にサイドシル2側へと逃がされる。このため、オフセット衝突を含む前面衝突等の際に、強い応力がフロントピラー1とサイドシル2との連結部に集中することがなく、キャビンの変形等を引き起こすことが確実に防止される。
また、棒状の補強部材8を設けるための第1のブラケット9は、フロントピラープレート1aとサイドシルプレート2aに略沿った形状に形成されるため、この第1のブラケット9自身がフロントピラー1とサイドシル2との連結部の補強部材となり、連結部に加わる、ねじり力、曲げ力等の応力に対する強度を向上することができる。
更に、補強部材8は、単純な断面略丸状の棒状部材であるため、設置スペースも小さく、製造も容易であり、コストも少なくて済む。
また、棒状の補強部材8が板状の第1,第2のブラケット9,10に溶接し、この棒状の補強部材8が溶接された第1,第2のブラケット9,10を、ボルト−ナットによりフロントピラー1とサイドシル2とを連結する部分に取り付けるようになっているので、連結する部分への取り付け作業が容易にできる。
尚、棒状の補強部材8は、予想される強度や、車種に応じて、複数本設けるようにしても良い。
また、本実施の形態では、棒状の補強部材8は、第1,第2のブラケット9,10を介して、フロントピラー1とサイドシル2とを連結する部分に取り付けるようにしているが、これに限定することなく、他の様々な板状のブラケット(枚数も2枚に限ることなく)を介して取り付けるようにしても良い。或いは、棒状の補強部材8は、フロントピラー1とサイドシル2とを連結する部分に直接取り付けるようにしても良い。
また、本実施の形態では、運転席側のフロントピラー1とサイドシル2とを連結する部分の補強構造について説明しているが、助手席側の補強構造も同様に構成されることは云うまでもない。
運転席側の車両のフロントピラーの下部構造を車室内側から視た斜視図 取り付けられた棒状の補強部材の正面図 図2の補強部材を前方側から視た側面図
符号の説明
1 フロントピラー
1a フロントピラープレート
2 サイドシル
2a サイドシルプレート
3 トーボード
8 棒状の補強部材
8a 屈曲部
9 第1のブラケット
9a フロントピラー側部
9b サイドシル側部
10 第2のブラケット
代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (3)

  1. フロントピラーとサイドシルとを結合する車両のフロントピラーの下部構造において、
    上記フロントピラーと上記サイドシルとが連結する連結形状に略沿って、断面略丸状で棒状の補強部材を上記フロントピラーの表面と上記サイドシルの表面に固設したことを特徴とする車両のフロントピラーの下部構造。
  2. 上記棒状の補強部材は、板状のブラケットを介して上記フロントピラーの表面と上記サイドシルの表面に固設したことを特徴とする請求項1記載の車両のフロントピラーの下部構造。
  3. 上記板状のブラケットは、上記棒状の補強部材の上記フロントピラー側の端部と中途部とを溶接にて接合し、上記フロントピラーの表面と上記サイドシルの表面に固設する第1のブラケットと、上記棒状の補強部材のサイドシル側の端部を溶接にて接合し、上記サイドシルの表面に固設する第2のブラケットとで形成したことを特徴とする請求項2記載の車両のフロントピラーの下部構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013513502A (ja) * 2009-12-10 2013-04-22 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 自動車のボディシェルの製造方法及び自動車用ボディシェル
JP2016159812A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 トヨタ自動車株式会社 車両側部構造

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