JP2008184125A - 車体床部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロアトンネル部の左右の床部間でパイプ材を介して良好に荷重を伝達できると共に、パイプ材に煩雑な加工を施さなくてもパイプ材をフロアパネルに固定することができる。
【解決手段】パイプブレース26の軸線方向端部は、上下一対のブラケット28、30に挟まれた状態で両者に結合されている。下側のブラケット30には、フロアパネル12に固定される固定部が設けられている。また、上側ブラケット28には、フロアトンネル部14の側部に対向する荷重入力面28Dが設けられている。この荷重入力面28Dには、床部16(又は床部18)に対してフロアトンネル部14側へ向いた荷重が作用した際に、フロアトンネル部14の側部から荷重が入力される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体床部構造に関する。
従来、車両の下部車体構造では、フロアトンネル部を跨いで左右の車体床部を連結する荷重伝達部材(ブレース)を設けたものが考案されている(例えば、特許文献1参照)。このブレースは、パイプ材で構成されており、平たく潰された両端部がボルト及びナットによって車体床部に締結されている。
特開平9−207824号公報
しかしながら、上述のようなブレースでは、ボルト及びナットによってブレースを確実に車体床部に締結するためには、ブレース(パイプ材)の両端部の平面度を充分に確保する必要がある。このため、パイプ材の両端部を潰す際に大きな荷重を作用させなければならず、加工が煩雑になる。
本発明は上記事実を考慮し、フロアトンネル部の左右の床部間でパイプ材を介して良好に荷重を伝達できると共に、パイプ材に煩雑な加工を施さなくてもパイプ材をフロアパネルに固定することができる車体床部構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係る車体床部構造は、車体前後方向に沿ってフロアトンネル部が形成されると共に、前記フロアトンネル部の左右に床部が設けられるフロアパネルと、前記フロアトンネル部を跨いで左右の床部を連結するためのパイプ材と、互いの間に前記パイプ材の軸線方向端部を挟むと共に、各々が前記パイプ材に結合される上下一対のブラケットと、下側の前記ブラケットに設けられ、前記フロアパネルに固定される固定部と、上側の前記ブラケットに設けられると共に、前記フロアトンネル部の側部に対向して配置され、前記床部に前記フロアトンネル部側へ向いた荷重が作用した際に前記側部から荷重が入力される荷重入力部と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の車体床部構造では、フロアパネルのフロアトンネル部を跨いで左右の床部を連結するためのパイプ材は、軸線方向端部が上下一対のブラケットに挟まれた状態で両者に結合されている。下側のブラケットには、フロアパネルに固定される固定部が設けられている。したがって、パイプ材に煩雑な加工を施さなくても、パイプ材をフロアパネルに固定することができる。また、上側のブラケットには、フロアトンネル部の側部に対向して配置される荷重入力部が設けられている。この荷重入力部には、床部に対してフロアトンネル部側へ向いた荷重が作用した際に荷重が入力される。したがって、上側のブラケット及び下側のブラケットの両方でパイプ材に荷重を伝達することができるので、左右の床部間でパイプ材を介して良好に荷重を伝達することができる。
請求項2に記載の発明に係る車体床部構造は、請求項1に記載の車体床部構造において、前記上下一対のブラケットは、互いに結合されて一端側に閉断面を形成し、前記閉断面内に前記パイプ材の軸線方向端部を収容すると共に、前記固定部は、下側の前記ブラケットの他端側に設けられ、前記荷重入力部は、上側の前記ブラケットの他端に設けられることを特徴としている。
請求項2に記載の車体床部構造では、上側のブラケットの他端に設けられた荷重入力部から上側のブラケットに入力された荷重と、下側のブラケットの他端側に設けられた固定部から下側のブラケットに入力された荷重は、これらのブラケットの一端側に形成された閉断面内に軸線方向端部が収容されているパイプ材に伝達される。この車体床部構造では、上下一対のブラケットの一端側に閉断面が形成されているため、上下一対のブラケットの結合状態での剛性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明に係る車体床部構造は、請求項1又は請求項2に記載の車体床部構造において、前記フロアトンネル部は、前記床部の上方側へ膨出したトンネル本体と、前記トンネル本体の車幅方向両側に設けられ、前記床部の下方側へ膨出したトンネルサイドメンバとを有し、前記固定部は、前記トンネルサイドメンバの下部に固定され、前記荷重入力部は、前記トンネルサイドメンバの側部に対向して配置されることを特徴としている。
請求項3に記載の車体床部構造では、下側のブラケットに設けられた固定部がトンネルサイドメンバの下部に固定されており、上側のブラケットに設けられた荷重入力部がトンネルサイドメンバの側部に対向して配置されている。このトンネルサイドメンバは、床部の下方側へ膨出している。このため、上下一対のブラケットに結合されるパイプ材を床部の下方側(すなわち床部の上方側へ膨出したトンネル本体に対して下方側)に配置させることができる。したがって、トンネル本体内のスペースがパイプ材によって侵食されることを抑制できる。
以上説明したように、本発明の請求項1に係る車体床部構造では、フロアトンネル部の左右の床部間でパイプ材を介して良好に荷重を伝達できると共に、パイプ材に煩雑な加工を施さなくてもパイプ材をフロアパネルに固定することができる。
本発明の請求項2に係る車体床部構造では、上下一対のブラケットの結合状態での剛性を向上させることができる。
本発明の請求項3に係る車体床部構造では、トンネル本体内のスペースがパイプ材によって侵食されることを抑制できる。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。なお、図中矢印FRは車体前方向を示し、矢印UPは車体上方向を示し、矢印INは車幅内側方向を示している。
図1に示されるように、本第1の実施形態に係る車体床部は、金属板をプレス加工することによって形成されたフロアパネル12を有している。フロアパネル12の車幅方向中央部には、車体前後方向に沿ってフロアトンネル部14が形成されており、フロアトンネル部14の左右には、床部16、18が設けられている。
フロアトンネル部14は、左右の床部16、18の上方側へ膨出したトンネル本体20を有している。このトンネル本体20は、断面略コ字形に形成されて車体下方側へ開口している。トンネル本体20の車幅方向両側には、それぞれ左右の床部16、18の下方側へ膨出したトンネルサイドメンバ22が設けられている。これらのトンネルサイドメンバ22は、トンネル本体20と共にフロアトンネル部14を構成しており、断面コ字形に形成されて上方側へ開口している。
トンネル本体20の下方側でトンネルサイドメンバ22の間には、車幅方向に沿って荷重伝達部材24が設けられている。この荷重伝達部材24は、フロアトンネル部14を跨いで左右の床部16、18を連結するためのパイプブレース26(パイプ材)を有している。パイプブレース26は、金属材料によって断面円形の筒状に形成されたものであり、軸線方向が車幅方向に沿った状態で配置されている。パイプブレース26の軸線方向両端部は、それぞれ金属板をプレス加工することによって形成された上下一対のブラケット28、30によって挟まれている。
下側のブラケット30(以下、下側ブラケット30という)は、平面視で車幅方向に長い矩形状に形成されている。図3に示されるように、下側ブラケット30の車体前後方向両端部は下方側へ向けて直角に屈曲されており、前後一対の補強部30Aが形成されている。これらの補強部30Aは、下側ブラケット30の曲げ剛性を向上させている。
また、下側ブラケット30の車体前後方向中央部には、上方側へ向けて開口する凹座30Bが車幅方向に沿って形成されている。この凹座30Bは、下側ブラケット30の車体前後方向中央部に、下方側へ向けて断面円弧状に膨出した膨出部30Cが設けられることで形成されたものであり、下側ブラケット30の長手方向一端部(車幅方向内側端部)から長手方向他端部(車幅方向外側端部)にかけて延在している。なお、下側ブラケット30の長手方向他端側では、膨出部30Cの膨出量が徐々に減少されており、凹座30Bの幅寸法及び深さ寸法が徐々に小さくなっている。
下側ブラケット30の長手方向一端側において、上記凹座30B内には前述したパイプブレース26の軸線方向端部が収容されている(図4参照)。但し、下側ブラケット30の長手方向一端側における凹座30Bの深さ寸法は、パイプブレース26の直径よりも小さく設定されており、パイプブレース26の上端部は、凹座30Bの外側(下側ブラケット30の上方側)へ突出している。また、凹座30Bの内径は、パイプブレース26の直径と略同じ寸法に形成されており、パイプブレース26の外周面のうち下側の半分程度は、凹座30Bの内周面に密着している。
上記密着部分の上側で凹座30Bの開口部付近では、パイプブレース26の車体前後方向両側において、凹座30Bの内周面とパイプブレース26の外周面とが離れており、この離れた部分で下側ブラケット30とパイプブレース26とがアーク溶接により接合(結合)されている(なお、図4では、当該溶接箇所に符号31を付与してある)。
下側ブラケット30の長手方向他端部には、下側ブラケット30をフロアパネル12に固定するための固定部30Dが設けられている。固定部30Dは、トンネルサイドメンバの下壁22A(下部)の下面に当接して配置されている。固定部30Dには、前後一対の貫通孔32が形成されており、これらの貫通孔32は、トンネルサイドメンバ22の下壁22Aに形成された一対の貫通孔34と同軸上に配置されている。これらの貫通孔32、34には、ボルト36が挿通されており、下壁22Aの上側に設けられたナット38がボルト36に螺合している。これにより、下側ブラケット30がトンネルサイドメンバ22の下壁22A(フロアパネル12)に締結固定されると共に、パイプブレース26が下側ブラケット30を介してフロアパネル12に固定されている。
一方、上側のブラケット28(以下、上側ブラケット28という)は、下側ブラケット30と同様に、平面視で車幅方向に長い矩形状に形成されている。但し、この上側ブラケット28は、車幅方向に沿った長さ寸法、及び車体前後方向に沿った幅寸法が、共に下側ブラケット30のそれよりも短く形成されている。この上側ブラケット28は、下側ブラケット30の上側において、長手方向一端部(車幅方向内側端部)を下側ブラケット30の長手方向一端部に揃えた状態で下側ブラケット30の車体前後方向中央部に配置されている。上側ブラケット28の前後方向両端部は、下側ブラケット30の上面にアーク溶接によって接合(結合)されている(なお、図3及び図4では、当該溶接箇所に符号33を付与してある)。このため、上側ブラケット28及び下側ブラケット30によって、パイプブレース26の軸線方向端部が収容される閉断面が形成されている。
上側ブラケット28の車体前後方向中央部(下側ブラケット30の凹座30Bに対向する位置)には、下方側へ向けて開口する凹座28Aが車幅方向に沿って形成されている。この凹座28Aは、上側ブラケット28の車体前後方向中央部に、上方側へ向けて断面略コ字形に膨出した膨出部28Bが設けられることで形成されたものであり、上側ブラケット28の長手方向一端部(車幅方向内側端部)から長手方向他端部(車幅方向外側端部)にかけて延在している。
上側ブラケット28の長手方向一端側における凹座28Aの深さ寸法は、下側ブラケット30の上面から突出するパイプブレース26の突出高さ寸法と略同じ寸法に設定されている。このため、図4に示されるように、パイプブレース26の上端部は、凹座28A(膨出部28Bの内面)に当接している。膨出部28Bの長手方向一端側には、長孔28Cが形成されており、この長孔28Cの孔縁とパイプブレース26の上端部とがアーク溶接によって接合されている(なお、図3及び図4では、当該溶接箇所に符号35を付与してある)。これにより、上側ブラケット28とパイプブレース26とが結合されている。
なお、上側ブラケット28及び下側ブラケット30がパイプブレース26に結合される際には、先ず下側ブラケット30がパイプブレース26に接合される。その後で上側ブラケット28が下側ブラケット30に接合され、最後に上側ブラケット28の長孔28Cの孔縁部がパイプブレース26に接合される。
一方、上側ブラケット28の長手方向他端側では、膨出部28Bの高さ寸法が段付状に高くなっている。膨出部28Bの長手方向他端面は、荷重入力部としての荷重入力面28Dとされている。この荷重入力面28Dは、略コ字形に形成されており、トンネルサイドメンバ22の車幅方向内側の側壁22B(フロアトンネル部14の側部)に対向して配置されている。荷重入力面28Dと側壁22Bとは近接して配置されており、床部16(又は床部18)に対してフロアトンネル部14側へ向いた荷重が作用した際には、側壁22Bから荷重入力面28Dに荷重が入力されるようになっている。
なお、荷重入力面28Dと側壁22Bとの間に隙間が設けられているのは、荷重伝達部材24及びフロアトンネル部14の寸法誤差を吸収するためであり、これらの寸法精度を良好に確保できる場合には、荷重入力面28Dと側壁22Bとが当接して配置される構成にしてもよい。
次に、本第1の実施形態の作用について説明する。
上記構成の荷重伝達部材24では、パイプブレース26の軸線方向端部が、上下一対のブラケット28、30に挟まれた状態で両者に結合されている。下側ブラケット30の長手方向他端側には、フロアパネル12(トンネルサイドメンバ22の下壁22A)に固定される固定部が設けられている。したがって、パイプブレース26に煩雑な加工を施さなくても、パイプブレース26をフロアパネル12に固定することができる。
また、この荷重伝達部材24では、上側ブラケット28の膨出部28Bの長手方向他端に設けられた荷重入力面28Dがトンネルサイドメンバ22の側壁22B(フロアトンネル部14の側部)に対向かつ近接して配置されている。したがって、床部16(又は床部18)に対してフロアトンネル部14側へ向いた荷重が作用した際(例えば、車両が側面衝突した際)には、フロアパネル12に固定された下側ブラケット30を介してパイプブレース26に荷重が伝達されると共に、フロアトンネル部14の側部から上側ブラケット28の荷重入力面28Dに荷重が入力される。荷重入力面28Dに入力された荷重は、上側ブラケット28を介してパイプブレース26に伝達される。したがって、上側ブラケット28及び下側ブラケット30の両方でパイプブレース26に荷重を伝達することができるので、左右の床部16、18間でパイプブレース26を介して良好に荷重を伝達(分散)することができる。
しかも、本第1の実施形態では、互いに接合された上下一対のブラケット28、30の長手方向一端側に閉断面が形成されており、この閉断面内に収容されたパイプブレース26の軸線方向端部が上下一対のブラケット28、30に結合されている。このように、上下一対のブラケット28、30が閉断面を形成しているので、上下一対のブラケット28、30の結合状態での剛性を向上させることができる。したがって、左右の床部16、18間で一層良好に荷重を伝達することができる。
なお、本第1の実施形態に係る荷重伝達部材24において、上下一対のブラケット28、30が配置された部位(フロアパネル12への取付部)には、車両の側面衝突時にあまりモーメントが作用しないが、パイプブレース26が配置された部位には、大きなモーメントが作用する。すなわち、本第1の実施形態に係る荷重伝達部材24では、大きいモーメントが作用する部位に、高張力のパイプブレース26を配置し、あまりモーメントが作用しない部位に、軽量で安価な板金製のブラケット28、30を配置している。このため、荷重伝達部材24の全体としての重量を軽量化できると共に、側面衝突時に求められる耐力を最適に設計することができる。しかも、上述のように、パイプブレース26に煩雑な加工を施す必要がないため、荷重伝達部材24の全体としての製造コストを低減することができる。
また、本第1の実施形態では、フロアパネル12に固定される下側ブラケット30が板金製であるため、下側ブラケット30の固定部30Dの平面度を容易に確保することができる。したがって、固定部30Dをフロアパネル12に締結するボルト36及びナット38の締結トルクを設定どおりに維持することができる。
さらに、本第1の実施形態では、下側ブラケット30の固定部30Dが、床部16、18の下方側へ膨出したトンネルサイドメンバ22の下壁22Aに固定されており、上側ブラケット28の荷重入力面28Dがトンネルサイドメンバ22の側壁22Bに対向している。このため、上下一対のブラケット28、30に結合されるパイプブレース26を、床部16、18の下方側(床部16、18の上方側へ膨出したトンネル本体20に対して下方側)に配置させることができる。したがって、トンネル本体20内のスペースがパイプブレース26や上下一対のブラケット28、30によって侵食されることを抑制できる。
また、本第1の実施形態では、上側ブラケット28に断面略コ字形の膨出部28Bが設けられることで、上側ブラケット28の曲げ剛性が向上している。しかも、上側ブラケット28の長手方向他端側で膨出部28Bの高さ寸法が増加されており、膨出部28Bに設けられた荷重入力面28Dが略コ字形に形成されている(荷重入力面28Dが縦方向に延在する部分と横方向に延在する部分を有している)。このため、トンネルサイドメンバ22の側壁22Bから荷重入力面28Dに荷重が入力された際に、膨出部28B及び上側ブラケット28が変形することを効果的に抑制できる。
なお、上記第1の実施形態では、車両の側面衝突時に左右の床部16、18間で荷重を伝達させるために、荷重伝達部材24(パイプブレース26)を車幅方向に沿って配置させた構成としたが、本発明はこれに限らず、例えば、オフセット衝突時に左右の床部16、18間で荷重を伝達させるためには、荷重伝達部材24を車幅方向(車体前後方向)に対して斜めに配置させることが好ましい。
また、上記第1の実施形態では、上側ブラケット28に設けられた荷重入力面28D(荷重入力部)がトンネルサイドメンバ22の側壁22B(フロアトンネル部14の側部)に対向して配置された構成としたが、更にこれに加えて、下側ブラケット30にも補助的に荷重入力部を設け、この荷重入力部をフロアトンネル部14の側部に対向して配置させる構成にしてもよい。この場合、例えば下側ブラケット30の長手方向他端側の一部を上方に切り起こすことで、フロアトンネル部14の側部に対向する荷重入力部を形成することができる。このようにすれば、床部16(又は床部18)に対してフロアトンネル部14側へ向いた荷重が作用した際に、フロアトンネル部14の側部から下側ブラケット30の荷重入力部に荷重が入力されるので、下側ブラケット30を介したパイプブレース26への荷重伝達効率を向上させることができる。
さらに、上記第1の実施形態では、パイプブレース26(パイプ材)が断面円形に形成された構成としたが、本発明はこれに限らず、パイプ材の断面形状は、適宜変更することができるものであり、例えば楕円形や多角形に形成してもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、前記第1の実施形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1の実施形態と同符号を付与し、その説明を省略する。
図5には、本発明の第2の実施形態に係る車体床部構造が適用されて構成された自動車の車体床部の部分的な構成が縦断面図にて示されている。この実施形態は、前記第1の実施形態と基本的に同様の構成とされている。但し、この実施形態では、フロアトンネル部14の左右一対のトンネルサイドメンバ22が省略されており、下側ブラケット30の固定部30Dが床部16、18に固定されている。また、上側ブラケット28は、トンネル本体20の内側に配置されており、荷重入力面28Dがトンネル本体20の側壁20Aに対向(当接又は近接)して配置されている。
この実施形態では、上側ブラケット28及びパイプブレース26の上端側がトンネル本体20の内側に配置されるので、トンネル本体20内のスペースが若干狭くなるが、それ以外の点では前記第1の実施形態と基本的に同様の作用効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る車体床部構造が適用されて構成された自動車の車体床部の部分的な構成を示す縦断面図である。 図1の一部を拡大した拡大断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車体床部構造を構成する荷重伝達部材の部分的な構成を示す斜視図である。 図3の4−4線断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車体床部構造が適用されて構成された自動車の車体床部の部分的な構成を示す縦断面図である。
符号の説明
12 フロアパネル
14 フロアトンネル部
16 車体左側の床部
18 車体右側の床部
20 トンネル本体
20A 側壁(フロアトンネル部の側部)
22 トンネルサイドメンバ
22A 下壁(トンネルサイドメンバの下部)
22B 側壁(フロアトンネル部の側部)
26 パイプブレース(パイプ材)
28 上側のブラケット
28D 荷重入力面
30 下側のブラケット
30D 固定部

Claims (3)

  1. 車体前後方向に沿ってフロアトンネル部が形成されると共に、前記フロアトンネル部の左右に床部が設けられるフロアパネルと、
    前記フロアトンネル部を跨いで左右の床部を連結するためのパイプ材と、
    互いの間に前記パイプ材の軸線方向端部を挟むと共に、各々が前記パイプ材に結合される上下一対のブラケットと、
    下側の前記ブラケットに設けられ、前記フロアパネルに固定される固定部と、
    上側の前記ブラケットに設けられると共に、前記フロアトンネル部の側部に対向して配置され、前記床部に前記フロアトンネル部側へ向いた荷重が作用した際に前記側部から荷重が入力される荷重入力部と、
    を有する車体床部構造。
  2. 前記上下一対のブラケットは、互いに結合されて一端側に閉断面を形成し、前記閉断面内に前記パイプ材の軸線方向端部を収容すると共に、前記固定部は、下側の前記ブラケットの他端側に設けられ、前記荷重入力部は、上側の前記ブラケットの他端に設けられることを特徴とする請求項1に記載の車体床部構造。
  3. 前記フロアトンネル部は、前記床部の上方側へ膨出したトンネル本体と、前記トンネル本体の車幅方向両側に設けられ、前記床部の下方側へ膨出したトンネルサイドメンバとを有し、前記固定部は、前記トンネルサイドメンバの下部に固定され、前記荷重入力部は、前記トンネルサイドメンバの側部に対向して配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車体床部構造。
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