JP6232247B2 - 被加工物保持機構 - Google Patents

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本発明は、加工装置において被加工物を保持するためのチャックテーブルに関する。
半導体ウェーハなどの被加工物を切削ブレードで切削加工する切削装置や被加工物にレーザ光線を照射してレーザ加工を施すレーザ加工装置は、被加工物を保持するためのチャックテーブルを備えており、当該チャックテーブルは、吸引孔を有するチャックテーブルベース上に装着されて装置内に配設されている。
チャックテーブルは、例えば、ポーラスセラミックスで形成された保持部と、該保持部を囲繞する枠体と、該保持部に連通する吸引経路とを少なくとも備え、チャックテーブルベースの吸引孔とチャックテーブルの吸引経路とが連通することによって、吸引力が保持部に作用して被加工物を吸引保持することができる(例えば、下記の特許文献1及び特許文献2を参照)。
例えば、チャックテーブルを備えるレーザ加工装置では、チャックテーブルの上面に載置した被加工物の上面側からウェーハ内部に被加工物を透過する波長のレーザ光線の集光点を位置付けて照射し被加工物の内部に改質層を形成した後、外力を付与することにより改質層を起点に分割することができる。
特開2001−38556号公報 特開2004−207606号公報
しかし、チャックテーブルベースとチャックテーブルとの面内上面高さ(上面精度)には数μmのばらつきがあり、チャックテーブルをチャックテーブルベースの上面に装着する向きによってはチャックテーブルの面内の上面高さのばらつきが変動してしまう。そのため、上記したレーザ加工装置における改質層形成加工時にはチャックテーブルの上面高さのばらつきがそのまま改質層形成位置のばらつきとなってしまい、また、切削装置における切削時には切削ブレードによる切り込み深さにばらつきが生じてしまうため、チャックテーブルの交換前後で被加工物の加工結果が変わってしまうという問題がある。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、チャックテーブルベースから取り外す前のチャックテーブルの上面高さと、チャックテーブルベースから取り外して再装着後のチャックテーブルの上面高さとの間に変動が生じない被加工物保持機構を提供することを目的とする。
本発明は、被加工物に加工を施す加工装置に配設され被加工物を保持する被加工物保持機構であって、該被加工物保持機構は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルを上面で保持するチャックテーブルベースと、該チャックテーブルベースの中央において該チャックテーブルベースの上面から突出して配設された位置合わせリングとを備え、該チャックテーブルは、被加工物を保持する保持面を有する保持部と、該チャックテーブルベースに載置される底部を有し該保持面を露出させ該保持部を収容する枠体と、該枠体の該底部に形成され該保持部に貫通する吸引路と、を備え、該底部の中央部には、該位置合わせリングに係合する凹部が形成され、該チャックテーブルベースは、該枠体の該底部に当接させて該チャックテーブルを位置決めする位置決め部と、吸引源に連通し且つ該チャックテーブルベースに該チャックテーブルが位置決めされて載置されると該チャックテーブルの該吸引路に連通する吸引孔と、を備え、該位置決め部は、該チャックテーブルベースの上面から突出して形成された凸部材と、該チャックテーブルベースの上面において開口して形成され該凸部材が収容される収容凹部と、を備え、該チャックテーブルの該枠体の該底部には、該凸部材が係合する係合凹部が形成され、該収容凹部内には、該凸部材を該チャックテーブルベースの上面から突出させ該凸部材が該係合凹部に係合する突出位置に付勢する弾性部材が配設され、該位置合わせリングが該凹部にはまった状態で該チャックテーブルが回転すると、該凸部材が該底部に押圧されて該弾性部材とともに該収容凹部に収容され、該チャックテーブルの回転にともない該係合凹部が該位置決め部に対応する位置まで移動すると、該弾性部材が該凸部材を該チャックテーブルベースの上面から突出させて該凸部材が該係合凹部に係合することにより該チャックテーブルベースに対して該チャックテーブルが位置決めされることを特徴とする。
本発明にかかる被加工物保持機構は、チャックテーブルベースにチャックテーブルを固定させる位置を位置決めする凸部材からなる位置決め部が配設され、チャックテーブルの底部において該位置決め部が係合する係合凹部が形成されているため、チャックテーブルベースに対しチャックテーブルを必ず所定の向きで載置することができ、チャックテーブルベースに対するチャックテーブルの装着前後におけるチャックテーブルの上面高さにばらつきが発生することがない。
したがって、チャックテーブルの上面高さ精度の条件が厳しい加工を行う場合であっても、被加工物に対する加工位置に変動が発生することがなく、被加工物の加工精度が良好となる。
上記位置決め部は、チャックテーブルベースにおいて開口して形成された収容凹部と、弾性部材とを備えているため、チャックテーブルベースにチャックテーブルを載置する際に凸部材が該収容凹部に没入されており、チャックテーブルの枠体の底部を該凸部材によって傷つけることがなく、凸部材によってチャックテーブルが浮き上がって枠体の底部がチャックテーブルベースのエッジ部分に接触することもないため、チャックテーブルベースの上面を傷つけることもない。
切削装置の一例を示す斜視図である。 被加工物保持機構の分解斜視図である。 チャックテーブルベースにチャックテーブルを載置する状態を示す断面図である。 チャックテーブルベースに載置されたチャックテーブルを回転させる状態を示す断面図である。 チャックテーブルベースにおいてチャックテーブルが位置決めされた状態を示す断面図である。
図1に示す切削装置1は、被加工物を保持する図2に示す被加工物保持機構10を備える加工装置の一例である。切削装置1は、装置ベース2を有し、複数の被加工物を収容するカセット3と、被加工物が仮置きされる仮置き領域4と、カセット3に対して加工前の被加工物を搬出するとともに加工後の被加工物を搬入する搬入出手段5と、を備えている。
図1に示す装置ベース2の上面には、被加工物を保持するチャックテーブル11と、仮置き領域4とチャックテーブル11との間で被加工物を搬送する第1の搬送手段6が配設されている。チャックテーブル11の周囲は、移動基板7によってカバーされており、チャックテーブル11は移動基板7とともに切削送り方向(X軸方向)に移動することができる。
切削装置1には、被加工物を保持したチャックテーブル11が切削送り方向(X軸方向)に移動する際、上方から被加工物の上面を撮像して切削すべき領域を検出する撮像手段8と、撮像手段8が検出した切削すべき領域の切削を行う切削手段20と、切削後の被加工物の洗浄を行う洗浄手段30と、切削後の被加工物を洗浄手段30に搬送する第2の搬送手段9と、を備えている。
切削手段20は、Y軸方向の軸心を有するスピンドル21と、スピンドル21を回転可能に囲繞するハウジング22と、スピンドル21の先端に装着された切削ブレード23と、切削ブレード23を回転可能にカバーするブレードカバー24とを少なくとも備えている。切削手段20は、スピンドル21を回転させることで、切削ブレード22を所定の速度で回転させることができる。
チャックテーブル11は、図2に示す被加工物保持機構10を構成しており、被加工物保持機構10は、チャックテーブル11と、チャックテーブル11を表面12aで保持するチャックテーブルベース12と、チャックテーブル11をチャックテーブルベース12に対して所定の位置に位置合わせするリング状の位置合わせリング13とを備えている。
図2及び図3に示すように、チャックテーブル11は、円盤状の保持部110と、該保持部110を収容する枠体112とを備えている。保持部110は、ポーラスセラッミックスで形成されており、その上面が被加工物を下方から吸引保持する保持面111となっている。そして、この保持面111が、面内ばらつきのない高さ精度を維持すべき上面となっている。
図3に示すように、枠体112の下面は、チャックテーブルベース12に載置される底部113となっている。枠体112の底部113の中央部分には、位置合わせリング13に係合する凹部114が形成されている。凹部114が形成された底部113には、鉛直方向に貫通して保持部110に連通する吸引路115が形成されている。また、枠体112の底部113には、底部113よりも窪んで形成され凸部材を係合させるための係合凹部116が形成されている。このように構成される枠体112に保持面111を上向きに露出させて保持部110を収容することによって、保持部110と枠体112とが一体となったチャックテーブル11を形成する。
チャックテーブルベース12は、枠体112の底部113を下方から支持する表面12aを有している。チャックテーブルベース12は、枠体112の底部113に当接させてチャックテーブル11をチャックテーブルベース12に固定させる位置に位置決めする位置決め部120と、被加工物をチャックテーブル11に吸着するための被加工物吸着用吸引孔125と、チャックテーブル11をチャックテーブルベース12に吸着するためのチャックテーブル吸着用吸引孔126とを備えている。
位置決め部120は、図3に示すように、凸部材である位置決めピン121と、位置決めピン121の内部に配設された弾性部材である圧縮コイルバネ123と、チャックテーブルベース12の表面12a側において開口して形成され位置決めピン121及び圧縮コイルバネ123を収容する収容凹部124とを備えている。
図3に示す位置決めピン121は、圧縮コイルバネ123を収容するための空洞部121aが内部に形成されその空洞部121aが下部において開口した略円筒形状になっている。圧縮コイルバネ123の下端は収容凹部124の底面に固定され、圧縮コイルバネ123の上端は位置決めピン121の内部に形成された空洞部121aの天井面に当接しており、位置決めピン113は、圧縮コイルバネ123によって上方に付勢されている。
圧縮コイルバネ123は、下部が円錐台形に形成され、上部が円筒形に形成されており、円錐台形に形成された部分が位置決めピン121の下方に突出している。圧縮コイルバネ123としては、例えば下記の条件のものを使用することができる。
[圧縮コイルバネの条件]
[1]バネ定数:0.98N/mm
[2]SUS製
[3]外径5mm
[4]全長10mm ストローク4mm
このようにして上方に付勢された位置決めピン113は、チャックテーブルベース12の表面12aから突出させて枠体112に形成された係合凹部116に没入可能となっている。
図3に示す位置決めピン121には、上記空洞部121aより小径でかつ上面側に貫通する引っ掛け穴122が形成されており、位置決めピン121だけが圧縮コイルバネ123から離れて枠体112の係合凹部116に入り込んでしまった場合、例えばピンなどを引っ掛け穴122に引っ掛けて位置決めピン121を取り出すことができる構造としている。また、切削加工時には純水を使用するため、位置決めピン121は、水によって腐食しない樹脂性で形成することが望ましい。なお、位置決めピン121は、この形状に限定されるものではなく、枠体112の係合凹部116に係合するための突出部分を有しており、その突出部分が出没可能であれば、他の形状であってもよい。また、圧縮コイルバネ123も、位置決めピン121を付勢できるものであれば、その形状は、上記例に限定されるものではない。
図3に示すように、被加工物吸着用吸引孔125及びチャックテーブル吸着用吸引孔126には、吸引源14が接続されている。チャックテーブルベース12にチャックテーブル11が位置決めされて固定されると、枠体112の吸引路115と被加工物吸着用吸引孔125とが連通するようになっている。
次に、チャックテーブルベース12にチャックテーブル11を装着する動作について説明する。まず、図2で示したチャックテーブル11をチャックテーブルベース12の表面12aに接近する方向に降下させる。このとき、位置合わせリング13が、図3で示した枠体112に形成された凹部114にはまるようにする。また、この時点では、位置決めピン121と収容凹部116との位置関係については考慮しなくてもよい。このようにして、図4に示すように、チャックテーブル11をチャックテーブルベース12の表面12aに載置する。
チャックテーブルベース12に載置されたチャックテーブル11は、例えばチャックテーブル吸着用吸引孔126に正圧を作用させた状態とすると、自然回転する状態となっているため、その状態で、図4に示すように、例えば作業者が手動によりチャックテーブル11を矢印A方向に回転させる。チャックテーブル11が回転する際、位置決めピン121は、その上部が枠体112の底部113に押圧されて圧縮コイルバネ123とともに収容凹部124に収容されている。
チャックテーブル11を少なくとも1回転させる間に、位置決め部120によってチャックテーブルベース12にチャックテーブル11を固定することができる。具体的には、図3で示した枠体112の係合凹部116が、チャックテーブル11の回転にともない位置決め部120に対応する位置まで移動すると、位置決めピン121の上部に押圧力がかからなくなる。
これにより、収容凹部124に収容されて縮んだ状態の圧縮コイルバネ123は、その復元力によって、図5に示すように、位置決めピン121をチャックテーブルベース12の表面12aから突出させて突出位置に位置づける。その結果、位置決めピン121が図3に示した係合凹部116に係合することにより、チャックテーブルベース12にチャックテーブル11を位置決めして固定する。このように、位置決めピン121と係合凹部116とが係合して位置決めが行われるため、チャックテーブルベース12に対し、チャックテーブル11を常に所定の向きで載置することができる。したがって、チャックテーブル11を交換しても、交換の前後でチャックテーブル11の保持面111の面内高さにばらつきが生じない。
その後、吸引源14によってチャックテーブル吸着用吸引孔126を通じてチャックテーブル11の底部113を吸引し、チャックテーブルベース12の表面12aでチャックテーブル11を吸引保持する。このようにしてチャックテーブルベース12にチャックテーブル11を装着することにより、被加工物保持機構10を形成する。
次に、被加工物保持機構10を備える切削装置1の動作について説明する。被加工物Wは、被加工物の一例であって、特に材質等が限定されるものではない。被加工物Wは、保護テープTを介して環状のフレームFと一体となっており、この状態でカセット3に複数収容されている。
まず、搬入出手段5は、保護テープTを介してフレームFと一体となった被加工物Wをカセット3から引き出して仮置き領域4に仮置きする。次いで、第1の搬送手段6によって、仮置き領域4に仮置きされた被加工物Wをチャックテーブル11に搬送する。チャックテーブル11に搬送された被加工物Wは、図3〜5に示した吸引路115を介して保持面111に作用する吸引力によって吸引保持される。チャックテーブル11の保持面111に被加工物Wが保持された後、移動基台7とともにチャックテーブル11を切削送り方向(X軸方向)に移動させる。この際、撮像手段8が被加工物Wの上面側を撮像して切削領域を検出する。チャックテーブル11が切削手段20の下方に移動してきたら、回転する切削ブレード23によって被加工物Wを撮像手段8によって検出された切削領域に対し切削を行う。切削時には、切削ブレード23の切り込み深さが均一となるように制御を行うが、位置決めピン121と係合凹部116とが係合してチャックテーブル11の位置決めが行われており、チャックテーブル11を交換しても、保持面111の面内高さにばらつきが生じないため、被加工物Wに対する切削ブレード23の切り込み深さを均一とすることができる。例えば、切削ブレードを用いて半導体ウェーハの表面に所定深さの切削溝を形成した後、裏面を研削して切削溝を裏面側から表出させて個々のチップに分割する方法(先ダイシング法)においては、分割後のチップが横方向に動いて破損するのを防止するために、研削によるチップへの分割が同時に行われることが要求されており、そのためには切削溝の深さを高精度に均一とする必要がある。したがって、先ダイシング法に用いる切削装置では、本発明の被加工物保持機構が有用である。
また、チャックテーブル11の保持面111に多少の面内高さバラツキがある場合は、その情報がメーカーにより事前に知らされている。したがって、チャックテーブル11を交換しても、チャックテーブルベース12に対するチャックテーブル11の位置決めさえ行えば、同じ面内高さバラツキを再現することができ、面内高さバラツキの情報を考慮して切り込み深さの制御を行うことで、被加工物に対する切り込み深さを均一にすることができる。
被加工物Wが切削された後、被加工物Wに付着した切削屑を除去するため、第2の搬送手段9は、切削後の被加工物Wを洗浄手段30に搬送する。そして、洗浄手段30により被加工物Wを洗浄した後、第1の搬送手段6によって仮置き領域4に被加工物Wを仮置きした後、搬入出手段5により洗浄後の被加工物Wをカセット3に収容する。
なお、被加工物保持機構10が適用される装置は、切削装置1に限定されるものではなく、被加工物を保持するチャックテーブルを備える装置であれば、他の装置であってもよい。例えば、被加工物にレーザ光線を照射して加工を行うレーザ加工装置に被加工物保持機構10を適用することができる。レーザ加工装置に被加工物保持機構10を適用した場合は、特に、被加工物の内部にレーザ光を集光して改質層を形成する加工において、改質層が形成される深さを均一にすることができる。
以上のとおり、被加工物保持機構10では、チャックテーブルベース12にチャックテーブル11を固定させる位置を位置決めする凸部材からなる位置決め部120が配設され、チャックテーブル11の枠体112の底部113において位置決めピン121が係合する係合凹部116が形成されているため、チャックテーブルベース12においてチャックテーブル11を必ず所定の向きで載置することができ、チャックテーブルベース12に対するチャックテーブル11の装着前後におけるチャックテーブル11の上面高さにばらつきが発生することがない。
これにより、チャックテーブル11の上面高さ精度の条件が厳しいレーザ加工による改質層形成や切削加工におけるハーフカットなどを行う場合であっても、被加工物の内部に形成される改質層の位置や被加工物の上面に形成される切削溝の位置に変動が発生することがなくなり、精度の良い加工を可能にする。
位置決め部120は、チャックテーブルベース12において開口して形成された収容凹部124と、弾性部材である圧縮コイルバネ123とを備えているため、チャックテーブルベース12にチャックテーブル11を載置する際に位置決めピン121が収容凹部124に没入されており、チャックテーブル11の枠体112の底部113を位置決めピン121によって傷つけることがなく、位置決めピン121によってチャックテーブル11が浮き上がって枠体112の底部113がチャックテーブルベース12のエッジ部分に接触することもないため、チャックテーブルベース12の表面12aを傷つけることもない。
1:切削装置 2:装置ベース 3:カセット 4:仮置き領域 5:搬入出手段
6:第1の搬送手段 7:移動基台 8:撮像手段 9:第2の搬送手段
10:被加工物保持機構 11:チャックテーブル 110:保持部 111:保持面
112:枠体 113:底部 114:凹部 115:吸引路
116:係合凹部 12:チャックテーブルベース 12a:表面
120:位置決め部 121:位置決めピン 121a:空洞部 122:引っ掛け穴
123:圧縮コイルバネ 124:収容凹部 125:被加工物吸着用吸引孔
126:チャックテーブル吸着用吸引孔 13:位置合わせリング 14:吸引源
20:切削手段 21:スピンドル 22:ハウジング 23:切削ブレード
24:ブレードカバー 30:洗浄手段
W:被加工物 F:フレーム T:テープ

Claims (1)

  1. 被加工物に加工を施す加工装置に配設され被加工物を保持する被加工物保持機構であって、
    該被加工物保持機構は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルを上面で保持するチャックテーブルベースと、該チャックテーブルベースの中央において該チャックテーブルベースの上面から突出して配設された位置合わせリングとを備え、
    該チャックテーブルは、被加工物を保持する保持面を有する保持部と、該チャックテーブルベースに載置される底部を有し該保持面を露出させ該保持部を収容する枠体と、該枠体の該底部に形成され該保持部に貫通する吸引路と、を備え、
    該底部の中央部には、該位置合わせリングに係合する凹部が形成され、
    該チャックテーブルベースは、該枠体の該底部に当接させて該チャックテーブルを位置決めする位置決め部と、吸引源に連通し且つ該チャックテーブルベースに該チャックテーブルが位置決めされて載置されると該チャックテーブルの該吸引路に連通する吸引孔と、を備え、
    該位置決め部は、該チャックテーブルベースの上面から突出して形成された凸部材と、該チャックテーブルベースの上面において開口して形成され該凸部材が収容される収容凹部と、を備え
    該位置決め部は、該チャックテーブルベースの上面から突出して形成された凸部材からなり、
    該チャックテーブルの該枠体の該底部には、該凸部材が係合する係合凹部が形成され、
    該収容凹部内には、該凸部材を該チャックテーブルベースの上面から突出させ該凸部材が該係合凹部に係合する突出位置に付勢する弾性部材が配設され、
    該位置合わせリングが該凹部にはまった状態で該チャックテーブルが回転すると、該凸部材が該底部に押圧されて該弾性部材とともに該収容凹部に収容され、該チャックテーブルの回転にともない該係合凹部が該位置決め部に対応する位置まで移動すると、該弾性部材が該凸部材を該チャックテーブルベースの上面から突出させて該凸部材が該係合凹部に係合することにより該チャックテーブルベースに対して該チャックテーブルが位置決めされることを特徴とする被加工物保持機構。
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