JP6692578B2 - ウェーハの加工方法 - Google Patents

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本発明は、裏面に金属膜を有するウェーハの加工方法に関する。
半導体ウェーハは、表面にIC、LSI等のデバイスが形成され、それぞれのデバイスが格子状に形成されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって区画される。その後、半導体ウェーハは、裏面側から研削されて所定の厚みへと薄化された後、切削装置によってストリートに沿って切削されることで個々のチップへと分割される。分割されたチップは携帯電話、パソコン等の各種電子機器に搭載され広く利用されている。
ウェーハの裏面を研削する研削工程は、例えば、複数のスピンドルを備えた研削装置によって実施される。まず、裏面を粗く研削して、次に精密に研削を行い所定の厚さになるようにウェーハを薄化する。特許文献1には、複数の研削ホイールを有する研削装置が記載されている。
研削によって薄化されたウェーハの剛性は低くなるため、その後の工程において取扱いや搬送が困難となる。そのため、近年ではウェーハのうちデバイスが形成されている領域(デバイス形成領域)の裏面を研削することにより凹部を形成するとともに、該凹部の外周に環状補強部を形成する研削加工方法が開発され実用に供されている。特許文献2には、デバイス形成領域の裏面を研削して、環状補強部を形成するウェーハの加工方法が開示されている。
特開2000−288881号公報 特開2007−19379号公報
裏面を部分的に研削して凹部を形成するとともに環状補強部を形成して、次に、ウェーハを複数のデバイスチップに分割する加工方法の実施形態の一つとして、次の工程を有するウェーハの加工方法が想定される。
まず、ウェーハのデバイス形成領域の裏面を研削して凹部を形成するとともに、外周部に環状補強部を形成する。次に、ウェーハの裏面を被覆する金属膜を形成する。次に、環状補強部を除去し、ウェーハの裏面にダイシングテープを貼着する。そして、ウェーハを切削ブレードによって複数のデバイスチップに分割する。
しかし、上記のウェーハの加工方法では、ウェーハを切削ブレードによって複数のデバイスチップに分割する際、切削ブレードがウェーハを突き抜けウェーハの裏面を被覆する金属膜をも切削することとなる。すると、金属膜の切削面近傍に該金属の突起(金属バリ)が発生し、金属バリがウェーハの裏面側に貼着されたダイシングテープに食い込む。そのため、ウェーハを複数のデバイスに分割した後、デバイスチップのピックアップ工程において、該バリがダイシングテープに引っかかり、ピックアップ不良が生じる。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、金属バリを発生させず、デバイスチップのピックアップ不良を防止することができるウェーハの加工方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、交差する複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域それぞれにデバイスを有するデバイス形成領域と、該デバイス形成領域を囲繞する外周余剰領域と、を表面に有するウェーハの加工方法であって、ウェーハの裏面のうち該デバイス形成領域に相当する領域を研削して凹部を形成するとともに該凹部の外周側に環状補強部を形成する裏面研削工程と、該ウェーハの裏面を金属膜で被覆する金属膜被覆工程と、該環状補強部を除去する環状補強部除去工程と、該ウェーハの裏面側から分割予定ラインに沿ってウェーハに対して吸収性を有するレーザビームを照射して該ウェーハの裏面を被覆する該金属膜を分断する分断溝を形成する分断溝形成工程と、該ウェーハの裏面側にダイシングテープを貼着するダイシングテープ貼着工程と、該ウェーハの表面側から分割予定ラインに沿って切削ブレードで切削して該ウェーハを複数のデバイスチップに分割する分割工程と、を備え、該分割工程では、該ウェーハの該表面側から切り込ませた該切削ブレードは、該ウェーハの該裏面側に達し、該分断溝形成工程で形成される該分断溝の幅は、該切削ブレードの幅よりも広いことを特徴とするウェーハの加工方法が提供される。
なお、本発明の一態様において、前記分断溝形成工程は、ウェーハの表面側を保持する透明な保持部を有する保持手段と、該保持手段に保持された該ウェーハの裏面側にレーザビームを照射するレーザビーム照射手段と、該保持手段と該レーザビーム照射手段とを加工送り方向に相対的に送る加工送り手段と、該保持手段と該レーザビーム照射手段とを割り出し送り方向に相対的に送る割り出し送り手段と、該保持手段に保持された該ウェーハの表面側を透明な該保持部を通して撮像する撮像手段と、を備える加工装置を用いて、該ウェーハの表面側から撮像手段によってウェーハの表面側を撮像し、該分割予定ラインに沿って該ウェーハの裏面側からレーザビームを照射して該ウェーハの裏面を被覆する金属膜を分断する分断溝を形成してもよい。
本発明に係るウェーハの加工方法では、分割工程において切削ブレードが切り込む領域に存在する金属膜を予め取り除いておくことにより、分割工程で切削ブレードが金属膜を切削しなくなる。
例えば、保持部が透明なレーザ加工装置を分断溝形成工程に用いると、保持部に支持されたウェーハの表面側を撮像手段により撮像できる。ウェーハの表面側の分割予定ラインの位置に関する情報を得て、該情報をもとにウェーハの裏面を被覆する金属膜のうち分割予定ラインに対応する領域を除去して分断溝を形成できる。すると、分割工程で切削ブレードが分割予定ラインに沿ってウェーハを切り込むとき、切削ブレードは金属膜を切削しない。
よって、本発明に係るウェーハの加工方法においては、切削ブレードが金属膜を切り込むことに起因する金属バリは発生しない。そして、金属バリが発生しないため、ウェーハを分割してデバイスチップをピックアップする際、ウェーハの裏面を被覆する金属膜は剥離せず、また、該金属バリがダイシングテープに引っかかることもない。
したがって、本発明により、金属バリを発生させず、デバイスチップのピックアップ不良を防止することができるウェーハの加工方法が提供される。
図1(A)は、ウェーハと、ウェーハの表面に貼着される保護部材と、を模式的に示す斜視図であり、図1(B)は、保護部材が貼着された状態のウェーハを模式的に示す斜視図である。 分断溝形成工程に用いられるレーザ加工装置の構成を説明する模式図である。 分断溝形成工程に用いられるレーザ加工装置の一部の構成を説明する模式図である。 裏面研削工程を模式的に説明する斜視図である。 図5(A)は、裏面研削工程後のウェーハの裏面を模式的に示す斜視図であり、図5(B)は、裏面研削工程後のウェーハの断面模式図である。 図6(A)は、金属膜被覆工程を説明する模式図であり、図6(B)は、金属膜被覆工程後のウェーハの断面模式図である。 環状補強部除去工程を模式的に説明する斜視図である。 図8(A)は、分断溝形成工程を説明する断面模式図であり、図8(B)は、分断溝が形成されたウェーハを説明する断面模式図である。 図9(A)は、ウェーハをダイシングテープに貼着し、ウェーハの表面から保護部材を剥離した状態を模式的に示す斜視図であり、図9(B)は、分割工程を模式的に示す斜視図である。
本発明に係る実施形態について説明する。本実施形態に係るウェーハの加工方法においては、まず、ウェーハを裏面から研削して凹部を形成し、該凹部の外側を環状補強部とする裏面研削工程を実施する。次に、ウェーハの裏面を金属膜で被覆する金属膜被覆工程を実施する。さらに、環状補強部を除去する環状補強部除去工程を行う。次に、分割予定ラインに沿って金属膜に分断溝を形成する分断溝形成工程を実施する。
そして、ウェーハの裏面側にダイシングテープを貼着するダイシングテープ貼着工程を実施する。次に、該ウェーハの表面側から分割予定ラインに沿って切削ブレードを切り込ませて切削して該ウェーハを複数のデバイスチップに分割する分割工程を実施する。本実施形態に係る加工方法では、切削ブレードが金属膜を切削しないため、金属膜の切削に起因する金属バリが生じず、デバイスチップのピックアップ不良を防止することができる。
本実施形態に係る加工方法により加工されるウェーハについて説明する。図1(A)は、ウェーハの一例と、ウェーハの表面に貼着される保護部材と、を模式的に示す斜視図である。ウェーハ1は、例えばシリコン、サファイア、SiC(シリコンカーバイド)、その他化合物半導体等の材料でなる略円板状のウェーハである。
図1(A)に示すように、ウェーハ1の表面1aは、格子状に配列された分割予定ライン3で複数の領域に区画されており、各領域にはIC等のデバイス5が形成されている。ウェーハ1の表面1aは、デバイス5が形成されない外周余剰領域9と、該外周余剰領域9に囲まれたデバイス形成領域7と、を有する。
ウェーハ1は、裏面研削工程によって該デバイス形成領域7に対応する位置が仕上がり厚さになるまで裏面1b側から研削される。薄化される領域の外側は研削されずに残り、環状補強部となる。裏面1b側の環状補強部により囲繞された領域は、研削工程で露出する裏面を底面とし環状補強部の内周面を側壁とする凹部となる。また、ウェーハ1の裏面1bには、金属膜被覆工程によって金属膜が被覆される。ウェーハ1は、分割工程において最終的に分割予定ライン3に沿って複数のデバイスチップに分割される。
次に、ウェーハの表面に貼着される保護部材11について説明する。保護部材11は、裏面研削工程から分断溝形成工程までの間、ウェーハ1の表面1aを保護する機能を有する。保護部材11は、裏面研削工程の前に表面1aに貼着され、分断溝形成工程の後に表面1aから剥離される。ウェーハ1は、各工程や搬送等により様々な衝撃を受けるが、保護部材11は該衝撃等によりウェーハ1の表面1aに形成されたデバイス5に損傷が生じることを防止する。
本実施形態に係る加工方法においては、ウェーハ1の表面1aの分割予定ライン3の位置に関する情報を得るために、カメラユニット(撮像手段)を用いて保護部材11を通して表面1aを撮像する。そのため、保護部材11には、少なくとも表面1aに当接する領域において光を透過する材料が用いられる。
次に、本実施形態に係る加工方法において、分断溝形成工程で用いられるレーザ加工装置について説明する。図2は、該レーザ加工装置の構成例を示す模式図である。また、図3は、分断溝形成工程に用いられるレーザ加工装置の一部の構成を説明する断面模式図である。
レーザ加工装置2は、静止基台4上にX軸方向(加工送り方向)に移動可能に搭載されたスライドブロック6を有している。スライドブロック6は、X軸送り機構(加工送り手段)8によりX軸方向に移動される。スライドブロック6上には筐体10がY軸方向(割り出し送り方向)に移動可能に搭載されている。筐体10は、Y軸送り機構(割り出し送り手段)12によりY軸方向に移動される。
筐体10上には、チャックテーブル(保持手段)14が回転可能に搭載されている。チャックテーブル14は、例えばSUS等の金属から形成された筒状枠体14aと、例えばガラス等から形成された透明な保持部(保持パッド)14bと、から構成される。透明な保持部14bには、真空吸引源(不図示)に接続された複数の吸引孔が形成されている。
静止基台4にはコラム16が立設されており、このコラム16にはレーザビーム発振器(レーザビーム発振手段)18を収容したケーシング20が取り付けられる。レーザビーム発振器18から発振されたレーザビームは、ケーシング20の先端に取り付けられた集光器22の対物レンズによって集光されて、チャックテーブル14に保持されるウェーハ等に照射される。すなわち、レーザビーム発振器18と集光器22とが協働してレーザビーム照射部(レーザビーム照射手段)24として機能する。
図3は、筐体10と、筐体10に支持されるチャックテーブル14と、該チャックテーブル14に保持されるウェーハ1と、を示す模式図である。図3に示すように、筐体10は、内部に空間を有する角筒状に形成されており、上面に開口10aを有している。チャックテーブル14は、チャックテーブル14の中央が開口10aに重なるように配設されている。また、筐体10の側面にはモータ14cが配設されており、該モータ14cを回転させると、ベルト14dを介して力が伝達されチャックテーブル14が回転する。
また、筐体10は内部にスライドブロック28を有し、該スライドブロック28にはコラム30が立設されている。スライドブロック28は、X軸送り機構(不図示)と、Y軸送り機構28aと、を作動させてX軸方向及びY軸方向に移動可能できる。また、コラム30にはカメラユニット(撮像手段)26がZ軸方向に移動可能に保持されている。したがって、カメラユニット26は、X軸方向、Y軸方向、及び、Z軸方向に移動可能である。
カメラユニット26は、少なくとも一のカメラを内蔵しており、低倍率カメラ及び高倍率カメラの二つのカメラを切り替え可能に内蔵していてもよい。カメラユニット(撮像手段)26は、レーザ加工装置2のコントローラ32(図2参照)に接続されており、被加工物を下側から撮像して得られた撮像データをコントローラ32に送信できる。
チャックテーブル14に表面1aを下側に向けてウェーハ1を保持させて、カメラユニット26で開口10a及び透明な保持部14bを通してウェーハ1の表面1aを撮像すると、ウェーハ1の表面1aに形成された分割予定ライン3を捉えることができる。
そして、コントローラ32は、ウェーハ1の裏面1bにおいて、該分割予定ライン3に対応する位置にレーザビームを照射するように、チャックテーブル14をX軸方向(加工送り方向)及びY軸方向(割り出し送り方向)に移動させることができる。
また、カメラユニット26はチャックテーブル14の該移動に同期して移動できる。すなわち、コントローラ32は、筐体10の内部においてカメラユニット26がチャックテーブル14の移動と逆方向に同距離移動するようにカメラユニット26の移動を制御できる。そのため、チャックテーブル14が移動している間、カメラユニット26と集光器22との相対速度をゼロにできる。
カメラユニット26とチャックテーブル14との相対速度がゼロであると、カメラユニット26はレーザビームが照射される位置を常に撮像できるから、照射位置がウェーハ1の表面1a側の分割予定ライン3に対応した位置であるか否かを常にモニターできる。そして、コントローラ32は分割予定ライン3に沿ってレーザビームが照射されるようにチャックテーブル14の移動を調整できる。
また、レーザビームの照射前に、カメラユニット26がチャックテーブル14上に保持されたウェーハ1の表面1aの全面を撮像して、コントローラ32に撮像画像を送信し、コントローラ32が予め分割予定ライン3の位置を把握してもよい。コントローラ32は、レーザビームが照射されるべき位置を予め把握しておき、チャックテーブル14の移動に関する制御情報を作成してから、該制御情報に従ってチャックテーブル14を移動させながらレーザビームを照射させてもよい。
レーザ加工装置2が有するコントローラ32は、情報処理部(CPU)34と、記憶部(メモリ)36と、を有する。コントローラ32は、X軸送り機構(加工送り手段)、Y軸送り機構(割り出し送り手段)12、カメラユニット26、レーザビーム照射部24等の各構成に接続されており、各構成と通信できる。
コントローラ32は、カメラユニット26から送信された撮像画像を処理でき、X軸送り機構(加工送り手段)及びY軸送り機構(割り出し送り手段)12の制御に関する情報を作成でき、レーザビーム照射部24が照射するレーザビームを制御できる。
コントローラ32は、例えば、コントローラ32が受信した撮像画像を情報処理部(CPU)34で処理して、レーザビームが照射されるべき位置にレーザビームが照射されるよう適宜調整しながらチャックテーブル14を移動できる。
以下、本実施形態に係るウェーハの加工方法の各ステップについて、図を用いて説明する。
まず、本実施形態に係る加工方法における裏面研削工程について図4を用いて説明する。図4は、裏面研削工程を模式的に示す斜視図である。裏面研削工程において使用する研削装置40について説明する。図4に示す通り、研削装置40はチャックテーブル42と、該チャックテーブル42の上方に配される研削ユニット(研削手段)44と、を備えている。
チャックテーブル42は、該チャックテーブル42の表面に平行な面内を、研削ユニット44と相対的に移動でき、裏面研削工程では、相対的に移動することで研削加工がされる位置を調整する。また、チャックテーブル42は吸引手段(不図示)に接続されており、該吸引手段から負圧を作用させて、チャックテーブル42上に載置されたウェーハ1等の被加工物を吸引保持できる。チャックテーブル42は、該チャックテーブル42の表面に垂直な軸のまわりに回転することができる。
研削ユニット44は、基端側にモータ等が連結され回転するスピンドル46と、該スピンドル46の先端に装着され該スピンドル46の回転に従って回転する研削ホイール48と、該研削ホイール48の下面に備えられた研削砥石50と、を備えている。研削ユニット44は、研削ホイール48を回転させながら上下方向に移動可能である。
研削装置40は、研削ホイール48の下方にチャックテーブル42上に吸引保持された被加工物を配して、該研削ホイール48を回転させながら研削ホイール48を下降できる。研削ホイール48が回転しながら下降して研削砥石50が被加工物に当接して研削加工が実行される。
裏面研削工程においては、まずチャックテーブル42上にウェーハ1を載置する。ウェーハ1は、図1(B)に示される通り表面1aに貼着された保護部材11を下側に向けてチャックテーブル42上に載置される。そして、ウェーハ1はチャックテーブル42上に吸引保持される。
チャックテーブル42上に吸引保持されたウェーハ1は裏面1bを上側に向けている。研削装置40は、ウェーハ1の裏面1bのうちデバイス形成領域7に対応する領域を研削するように研削ホイール48の下方に該領域を配し、研削ホイール48を回転させながら研削ホイール48を下降させる。すると、研削砥石50がウェーハ1の裏面1bに当接して研削が開始される。研削装置40は、ウェーハ1の裏面1bの該領域を研削しながらウェーハ1が仕上がり厚さになる高さまで研削ホイール48を下降させる。
図5(A)は、裏面研削工程実施後のウェーハ1を模式的に説明する斜視図であり、図5(B)は、裏面研削工程実施後のウェーハ1の断面模式図である。裏面研削工程により、ウェーハ1の裏面1bのうちデバイス形成領域7に対応する領域が研削される。その一方で、ウェーハ1のうち研削加工される該領域の外側は研削されずに残り、環状補強部15となる。そして、環状補強部15により囲繞された領域は、裏面研削工程で露出する裏面を底面とし環状補強部15の内周面を側壁とする凹部13となる。
もし、環状補強部15が形成されず、ウェーハ1の裏面1bの全面が仕上がり厚さとなるまで研削されると、ウェーハ1の剛性が低くなり、その後の工程や搬送等によりウェーハ1が変形しやすくなり損傷が生じやすくなる。しかし、本実施形態に係る加工方法においては、該環状補強部15によりウェーハ1が補強されるので、その後の工程や搬送等において、必要な強度を保つことができる。そして、環状補強部15が不要となったとき、または、工程の妨げとなる場合は、環状補強部15を除去することができる。
次に、本実施形態に係る加工方法における金属膜被覆工程について説明する。該金属膜被覆工程は、裏面研削工程の後に実施される。金属膜被覆工程においては、ウェーハ1の裏面1b側に金属膜を被覆させる。該金属膜には、金、銀、銅、チタン、アルミ等を用いることができる。
金属膜の形成には、例えば、図6(A)に示す減圧成膜装置(スパッタ装置)60を用いることができるが、CVD等の他の方法により金属膜を形成してもよい。図6(A)は、金属膜被覆工程において用いることができる減圧成膜装置60の構成を説明する断面模式図である。
該減圧成膜装置60は、チャンバー62の内部に静電式またはその他の方法によりウェーハ1を保持する保持テーブル64を備えており、その上方には、金属膜の材料となるスパッタ源66が励磁部材68に支持された状態で配設される。該スパッタ源66には高周波電源70が連結されており、また、チャンバー62にはスパッタガスを挿入する導入口72と、減圧源(不図示)に連通する減圧口74と、が設けられている。
金属膜被覆工程においては、まずウェーハ1をチャンバー62の内部の保持テーブル64の上に載置し、静電式またはその他の方法によりウェーハ1を保持する。このとき、ウェーハ1の表面1a側を下面にして保持テーブル64に保持させ、裏面1bを上向きに露出させる。次に、チャンバー62を密封し、減圧口74から排気してチャンバー62の内部を減圧する。
次に、励磁部材68によって磁化されたスパッタ源66に高周波電源70から高周波電力を加え、導入口72からアルゴンガスを導入してプラズマを発生させる。すると、プラズマ中のアルゴンイオンがスパッタ源66に衝突してスパッタ源66から金属粒子がはじき出されてウェーハ1の裏面1b上に堆積して、裏面1bが金属膜により被覆される。
図6(B)に、該金属膜被覆工程を実施した後のウェーハ1を説明する断面模式図を示す。図6(B)に示す通り、金属膜被覆工程によりウェーハ1の裏面1bが金属膜17に被覆される。
次に、本実施形態に係る加工方法における環状補強部除去工程について説明する。環状補強部除去工程は、ウェーハ1の裏面1bに設けられた環状補強部15を除去する工程である。環状補強部15は、例えば、ウェーハ1を裏面1b側から切削して除去される。
図7は、環状補強部除去工程を模式的に説明する斜視図である。図7に示す通り、切削装置80はチャックテーブル82と、該チャックテーブル82の上方に配される切削ユニット(切削手段)84と、を備えている。
チャックテーブル82は、該チャックテーブル82の表面に垂直な軸のまわりに回転することができる。また、チャックテーブル82は吸引手段(不図示)に接続されており、該吸引手段から負圧を作用させて、チャックテーブル82上に載置されたウェーハ1等の被加工物を吸引保持できる。環状補強部除去工程では、切削ユニット84の切削ブレード88がウェーハ1を切り込みチャックテーブル82が回転して切削加工が行われる。
切削ユニット84は、基端側にモータ等が連結され回転するスピンドル86と、該スピンドル86の先端に装着され該スピンドル86の回転に従って回転する切削ブレード88と、を備えている。切削ユニット84は切削ブレード88を回転させながら、上下方向に移動可能である。
切削装置80は、切削ブレード88の下方にチャックテーブル82上に吸引保持された被加工物を配して、切削ブレード88を回転させながら切削ブレード88を下降できる。切削ブレードが回転しながら下降して被加工物に対して切削加工できる。
環状補強部除去工程においては、まずチャックテーブル82上にウェーハ1を載置する。ウェーハ1は、図7に示される通り表面1aに貼着された保護部材11を下側に向けてチャックテーブル82上に載置される。そして、ウェーハ1はチャックテーブル82上に吸引保持される。
チャックテーブル82上に吸引保持されたウェーハ1は裏面1bを上側に向けている。切削装置80は、ウェーハ1の裏面1bのうち環状補強部15の内周縁近傍に向けて切削ブレード88を回転させながら下降させる。すると、切削ブレード88が環状補強部15の内周縁の一部に切り込む。
そのままウェーハ1を突き抜けるまで切削ブレード88を下降させて、切削ブレード88を回転させたままチャックテーブル82を回転させる。すると、環状補強部15の内縁に沿ってウェーハ1が分断され、環状補強部15が除去される。
次に、本実施形態に係る加工方法における分断溝形成工程について説明する。分断溝形成工程は、ウェーハ1の裏面1bを被覆する金属膜17のうち、ウェーハ1の表面1a側に配された分割予定ライン3に対応する領域に存在する部分を除去する工程である。本工程により、ウェーハ1を複数のデバイスチップに分割する際に切削ブレードが切り込む領域に存在する金属膜17を予め除去できるため、該切削ブレード88が金属膜17に切り込むことがなく、金属バリが発生しない。
該分断溝形成工程には、図2及び図3を用いて詳述したレーザ加工装置2を用いる。まず、裏面1bが金属膜17に被覆されたウェーハ1をレーザ加工装置2のチャックテーブル14の透明な保持部14bの上に載置する。このとき、ウェーハ1の表面1a側を下側に向けて保護部材11をチャックテーブル14に当接させ、チャックテーブル14から負圧を作用させて吸引吸着させ、ウェーハ1の裏面1b側を上方に露出させる。
次に、チャックテーブル14の透明な保持部14bと、透明な保護部材11と、を通してウェーハ1の表面1aを下方から撮像する。撮像には筐体10の内部のカメラユニット26を用いる。カメラユニット26は得られた撮像画像をコントローラ32に送信する。コントローラ32は、ウェーハ1の裏面1bにおいて該分割予定ライン3に対応する位置にレーザビームが照射されるように、チャックテーブル14をX軸方向及びY軸方向に移動させる。
チャックテーブル14が移動するときに、カメラユニット26と集光器22とが相対的に静止するように、カメラユニット26を筐体10の内部で移動させると、レーザビームの照射位置をカメラユニット26が常にモニターできる。コントローラ32は、カメラユニット26から適時送信される撮像画像をもとに、分割予定ライン3に沿ってレーザビームが照射されるよう調整しながらチャックテーブル14を移動できる。
また、予めコントローラ32が分割予定ラインの位置(座標)を把握して、チャックテーブル14の移動に関する制御情報を作成し、該制御情報に従ってチャックテーブル14を移動させてもよい。その場合、まずカメラユニット26はレーザビームの照射前に移動と撮像を繰り返してウェーハ1の表面1aの全域を撮像する。そして、作成された撮像画像は、それぞれの画像の撮像位置についての情報とともに、レーザ加工装置2のコントローラ32に送信される。
コントローラ32は、受信した撮像画像を情報処理部34により処理しウェーハ1の表面1aに配された分割予定ライン3の位置等に関する情報を作成する。情報処理部34が作成した情報は、撮像画像等とともに記憶部36に保存されてもよい。そして、該情報に従ってチャックテーブル14の移動に関する制御情報を作成し、該制御情報に従ってチャックテーブル14を移動させながらレーザビームを照射する。
以上の方法により、分割予定ライン3に対応する領域に存在する金属膜17をレーザビームにより除去する。レーザビーム発振手段18により発振させたレーザビームを集光器22からウェーハ1の裏面1b側の金属膜17に照射させる。コントローラ32からレーザ加工装置2のX軸送り機構8及びY軸送り機構12に信号を送信し、ウェーハ1と集光器22とを相対的に移動させながら除去すべき領域の金属膜17にレーザビームを照射させる。
なお、照射されるレーザビームには、ウェーハ1に対して吸収性を有するレーザビームを用いる。そのようなレーザビームを用いると、金属膜17だけでなくその直下においてウェーハ1を部分的に除去できる。すると、除去されるべき金属膜17を確実に除去できるだけでなく、レーザビームを複数回照射することにより、金属膜17に形成される分断溝の幅が、後の分割工程に用いられる切削ブレードの幅よりも広くできる。そのため、ウェーハ1を切り込む際に、切削ブレードと金属膜17とをより確実に分離しておけるため、金属バリがより発生しにくい。
本実施形態に係る加工方法の分断溝形成工程で照射されるレーザビームの照射条件の一例について説明する。該レーザビームの一例としては、波長355nm、出力1〜3W、繰り返し周波数10kHzのパルスレーザを用いることができる。なお、該波長は、シリコンをウェーハに用いた場合にウェーハが吸収性を有するレーザビームの波長である。レーザビーム照射時のウェーハ1の加工送り速度は、例えば300mm/sとすることができる。
以上のようにレーザビームを照射して、分割予定ライン3に対応する領域においてウェーハ1の裏面1bを被覆する金属膜17を分断する分断溝を形成する。図8(A)に、分断溝19を形成する際のウェーハ1と集光器22とを説明する断面模式図を示す。図8(A)に示される通り、分割予定ライン3に対応する領域の金属膜17に集光器22からレーザビームが照射される。
図8(B)に、分断溝形成工程後のウェーハ1の断面模式図を示す。図8(B)に示される通り、分割予定ライン3に沿って金属膜17が除去されて分断溝19が形成される。以下、本実施形態に係る加工方法によると、該分断溝19を高精度に形成できることについて説明する。
本実施形態に係る加工方法では、ウェーハ1の裏面1bが裏面研削工程により研削された後に、裏面1bを被覆する金属膜17が形成される。この裏面研削工程で環状補強部15を形成するには、裏面1bの凹部13の底面よりも小さい研削面を有する研削ホイール48を使用しなければならない。
環状補強部15を研削しないように凹部13の底面よりも小さい面積の研削ホイール48にウェーハ1の裏面1bを研削させるとき、凹部13の底面の中央付近と外周縁近傍とは同程度に研削されない。凹部13の底面の外周縁近傍は研削ホイール48に研削される時間が比較的少なくなる一方で、凹部13の底面の中央付近では研削される時間が比較的長くなる。
そのため、裏面研削工程に起因して、該底面の高さが面内においてばらつく場合がある。高さがばらついた該底面上を金属膜17で被覆したとき、該金属膜17の上面の高さもばらつく。分断溝形成工程における被加工面である金属膜17の上面の高さがばらつく場合、レーザビームが照射されて形成される分断溝19の位置もばらつく場合がある。
例えば、本実施形態に係る加工方法に依らず、分割予定ライン3を撮像せずにレーザビームを照射して金属膜17に分断溝19を形成する場合を考える。この場合、本実施形態に係る加工方法が課題とするとおり、分断溝19が形成される位置として許容される領域から外れて形成される可能性が高い。ましてや、金属膜17の上面の高さがばらつくと、分断溝19が該許容される領域から外れて形成される可能性がより高くなる。
すなわち、本実施形態に係る加工方法に依らない場合、金属膜17の上面の高さのばらつきが分断溝19の形成位置に影響し、分断溝19が該許容される領域に収まらずに形成される場合がある。
これに対して、本実施形態に係る加工方法においては、ウェーハ1の表面1aの分割予定ライン3を撮像して位置を把握するため、高い位置精度で分断溝19を形成できる。アライメントが正確であるから、金属膜17の上面の高さがばらついていても、許容されない領域に分断溝19が形成される可能性が低い。したがって、分割工程においてウェーハ1に切り込む切削ブレードが金属膜17を切削する可能性を低減することができる。
次に、本実施形態に係る加工方法におけるダイシングテープ貼着工程について図9(A)を用いて説明する。図9(A)は、ダイシングテープ貼着工程を模式的に説明する斜視図である。ダイシングテープ90は外力を受けて拡張することができるテープである。ダイシングテープ90は、図9(A)に示される通り、環状のフレーム92に保持されていてもよい。
本工程においては、まず、裏面1bに金属膜17の分断溝19が形成されたウェーハ1を、裏面1b側を下向きにしてダイシングテープ90上に貼着する。ダイシングテープ90がフレーム92に保持される場合は、貼着後にフレーム92を用いてウェーハ1を取り扱うことができる。
次に、分割予定ライン3に沿ってウェーハ1を分割するため、ウェーハ1の表面1a上に貼着された保護部材11を剥離する。薄化されたウェーハ1の剛性は低いが、ウェーハ1はダイシングテープ90に貼着されているため、保護部材11を剥離した場合でもウェーハ1の取扱いは難化しない。
次に、本実施形態に係る加工方法における分割工程について、図9(B)を用いて説明する。図9(B)は、分割工程を模式的に説明する斜視図である。まず、フレーム92に保持されたダイシングテープ90上に貼着されたウェーハ1を切削装置に保持させる。例えば、フレーム92ごとウェーハ1を切削装置94のチャックテーブル(不図示)上に載置し、負圧を作用させてウェーハ1を吸引保持させてもよい。
ウェーハ1を切削装置に保持させた後、切削ブレード94aをウェーハ1の表面1aの分割予定ライン3の上方に配し、切削ブレード94aを回転させながら切削ブレード94を下降させてウェーハ1に切り込ませる。そして、ウェーハ1を加工送りして分割予定ライン3に沿う分割溝21を形成する。この時、ウェーハ1の表面1a側から切り込ませた切削ブレード94aは、ウェーハ1の裏面1b側に達する。
しかし、ウェーハ1の裏面1bを被覆する金属膜17は、分割予定ライン3に沿って除去されているため、切削ブレード94は該金属膜17を切削しない。そのため、金属バリが生じず金属バリがダイシングテープに食い込むこともない。したがって、ダイシングテープ92を拡張してウェーハ1を複数のデバイスチップに分割した後、デバイスチップをピックアップする際に、ピックアップ不良が生じない。
以上説明した通り、本発明の一態様に係る加工方法により、デバイスチップをピックアップする際、ピックアップ不良の発生を防止できる。
なお、本発明は、上記実施形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記実施形態では、金属膜を分割する分断溝を形成する際、ウェーハ1が吸収できる波長のレーザを照射して該分断溝を形成した。しかし、本発明の一態様にかかる加工方法はこれに限定されず、切削ブレードを用いて分断溝を形成してもよい。
また、分割工程において切削ブレードによりウェーハ1を切削したが、本発明に係る加工方法はこれに限定されず、例えば、レーザ加工装置を使用してウェーハ1を分断してもよい。レーザビームが金属膜17に照射されるとウェーハ1の表面1aに該金属膜17のデブリが付着し易くなるので、予め分割予定ライン3に沿って金属膜17を除去しておくことは有用である。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
1 ウェーハ
1a 表面
1b 裏面
3 分割予定ライン
5 デバイス
7 デバイス形成領域
9 外周余剰領域
11 保護部材
13 凹部
15 環状補強部
17 金属膜
19 分断溝
21 分割溝
2 レーザ加工装置
6 スライドブロック
8 X軸送り機構(加工送り手段)
10 筐体
10a 開口
12 Y軸送り機構(割り出し送り手段)
14 チャックテーブル
14a 筒状枠体
14b 保持部
14c モータ
14d ベルト
16 コラム
18 レーザビーム発振手段
20 ケーシング
22 集光器
24 レーザビーム照射部(手段)
26 カメラユニット(撮像手段)
28 スライドブロック
28a Y軸送り機構
30 コラム
32 コントローラ
40 研削装置
42 チャックテーブル
44 研削ユニット(研削手段)
46 スピンドル
48 研削ホイール
50 研削砥石
60 減圧成膜装置
62 チャンバー
64 保持テーブル
66 スパッタ源
68 励磁部材
70 高周波電源
72 導入口
74 減圧口
80 切削装置
82 チャックテーブル
84 切削手段
86 スピンドル
88 切削ブレード
90 ダイシングテープ
92 フレーム
94 切削装置
94a 切削ブレード

Claims (2)

  1. 交差する複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域のそれぞれにデバイスを有するデバイス形成領域と、該デバイス形成領域を囲繞する外周余剰領域と、を表面に有するウェーハの加工方法であって、
    ウェーハの裏面のうち該デバイス形成領域に相当する領域を研削して凹部を形成するとともに該凹部の外周側に環状補強部を形成する裏面研削工程と、
    該ウェーハの裏面を金属膜で被覆する金属膜被覆工程と、
    該環状補強部を除去する環状補強部除去工程と、
    該ウェーハの裏面側から分割予定ラインに沿ってウェーハに対して吸収性を有するレーザビームを照射して該ウェーハの裏面を被覆する該金属膜を分断する分断溝を形成する分断溝形成工程と、
    該ウェーハの裏面側にダイシングテープを貼着するダイシングテープ貼着工程と、
    該ウェーハの表面側から分割予定ラインに沿って切削ブレードで切削して該ウェーハを複数のデバイスチップに分割する分割工程と、
    を備え
    該分割工程では、該ウェーハの該表面側から切り込ませた該切削ブレードは、該ウェーハの該裏面側に達し、
    該分断溝形成工程で形成される該分断溝の幅は、該切削ブレードの幅よりも広いことを特徴とするウェーハの加工方法。
  2. 前記分断溝形成工程は、
    ウェーハの表面側を保持する透明な保持部を有する保持手段と、
    該保持手段に保持された該ウェーハの裏面側にレーザビームを照射するレーザビーム照射手段と、
    該保持手段と該レーザビーム照射手段とを加工送り方向に相対的に送る加工送り手段と、
    該保持手段と該レーザビーム照射手段とを割り出し送り方向に相対的に送る割り出し送り手段と、
    該保持手段に保持された該ウェーハの表面側を透明な該保持部を通して撮像する撮像手段と、を備える加工装置を用いて、
    該ウェーハの表面側から撮像手段によってウェーハの表面側を撮像し、該分割予定ラインに沿って該ウェーハの裏面側からレーザビームを照射して該ウェーハの裏面を被覆する金属膜を分断する分断溝を形成することを特徴とする請求項1記載のウェーハの加工方法。
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