JP6229415B2 - 画像処理装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、原稿を光学的に読み取ることによって得られるスキャンデータを圧縮する技術に関する。
原稿を読み取ることによって得られるスキャンデータを圧縮する技術が知られている(例えば、特許文献1)。この技術では、読み取りモードがオートモードである場合には、所定の解析処理が実行されて、原稿の種類が判定される。そして、判定された原稿の種類に応じて異なる圧縮方式を用いて、スキャンデータが圧縮される。
特開2000−307854号公報 特開2011−228811号公報 特開2012−74852号公報
本発明は、スキャンデータを圧縮して適切な圧縮ファイルを生成し得る新たな技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]画像処理装置であって、特定の設定について、第1種の選択肢と第2種の選択肢とを含む複数個の選択肢の中から1個の選択肢の選択をユーザから受け付けるとともに、圧縮ファイルの保存形式の指定と、前記圧縮ファイルの圧縮のレベルの指定と、をユーザから受け付ける受付部と、原稿を光学的に読み取ることによって生成されるスキャンデータを取得する取得部と、前記スキャンデータを圧縮して圧縮ファイルを生成する生成部と、を備え、前記生成部は、前記第1種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに拘わらず、第1の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成し、前記第2種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに応じて、前記第1の圧縮方式と第2の圧縮方式とのうちの一方の圧縮方式を選択し、選択される前記一方の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成する、画像処理装置。
上記構成によれば、圧縮ファイルを生成する際に、ユーザによって同じ特定の保存形式が指定される場合であっても、特定の設定についてユーザによって選択される選択肢に応じて、異なる圧縮方式が用いられ得る。この結果、ユーザにとって適切な圧縮ファイルが生成され得る。
[適用例2]適用例1に記載の画像処理装置であって、前記生成部は、前記第2種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式が指定され、かつ、指定される前記圧縮のレベルが、前記圧縮ファイルのデータサイズが比較的大きいことを示す場合に、前記第1の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成し、前記第2種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式が指定され、かつ、指定される前記圧縮のレベルが、前記圧縮ファイルのデータサイズが比較的小さいことを示す場合に、前記第2の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成する、画像処理装置。
こうすれば、第2種の選択肢が選択され、かつ、圧縮ファイルの保存形式として特定の保存形式が指定される場合に、圧縮のレベルによって示される圧縮ファイルのデータサイズに応じて適切な圧縮形式が用いられ得る。
[適用例3]適用例1または適用例2に記載の画像処理装置であって、前記特定の設定は、ユーザインタフェースのモードの設定を含み、前記第1種の選択肢は、前記スキャンデータの生成に関する知識が比較的豊富なユーザのためのモードを示し、前記第2種の選択肢は、前記スキャンデータの生成に関する知識が比較的乏しいユーザのためのモードを示す、画像処理装置。
こうすれば、ユーザの知識に応じて、ユーザにとって適切な圧縮ファイルが生成される。
[適用例4]適用例1ないし適用例3のいずれかに記載の画像処理装置であって、前記特定の設定は、前記スキャンデータの生成に用いられる装置の設定を含み、前記第1種の選択肢は、前記スキャンデータの生成機能を有し、印刷機能を有さない装置を示し、前記第2種の選択肢は、前記スキャンデータの生成機能と、印刷機能と、を有する装置を示す、画像処理装置。
こうすれば、スキャンデータの生成に用いられる装置に応じて、ユーザにとって適切な圧縮ファイルが生成される。
[適用例5]適用例1ないし適用例4のいずれかに記載の画像処理装置であって、前記特定の設定は、前記スキャンデータの画素数に関連する設定を含み、前記第1種の選択肢は、前記スキャンデータの画素数が比較的小さくなる選択肢であり、前記第2種の選択肢は、前記スキャンデータの画素数が比較的大きくなる選択肢である、画像処理装置。
こうすれば、スキャンデータの画素数に応じて、ユーザにとって適切な圧縮ファイルが生成される。
[適用例6]適用例5に記載の画像処理装置であって、前記特定の設定は、ユーザによって選択される解像度の設定を含み、前記第1種の選択肢は、比較的低い解像度を示し、前記第2種の選択肢は、比較的高い解像度を示す、画像処理装置。
スキャンデータの解像度が高いほどスキャンデータの画素数が大きくなりやすい。したがって、上記構成によれば、スキャンデータの画素数に応じて、ユーザにとって適切な圧縮ファイルが生成される。
[適用例7]適用例5または適用例6に記載の画像処理装置であって、前記特定の設定は、前記スキャンデータを生成するために読み取られる前記原稿のサイズの設定を含み、前記第1種の選択肢は、比較的小さな前記原稿のサイズを示し、前記第2種の選択肢は、比較的大きな前記原稿のサイズを示す、画像処理装置。
原稿のサイズが大きいほど、該原稿を読み取ることによって生成されるスキャンデータの画素数が大きくなりやすい。したがって、上記構成によれば、スキャンデータの画素数に応じて、ユーザにとって適切な圧縮ファイルが生成される。
[適用例8]適用例1ないし適用例7に記載の画像処理装置であって、前記特定の設定は、前記スキャンデータの画質に関する設定を含み、前記第1種の選択肢は、文字とは異なるオブジェクトの画質を優先することを示し、前記第2種の選択肢は、文字の画質を優先することを示す、画像処理装置。
こうすれば、文字の画質を優先するか否かに応じて、ユーザにとって適切な圧縮ファイルが生成される。
[適用例9]適用例1ないし適用例8のいずれかに記載の画像処理装置であって、前記第2の圧縮方式は、前記スキャンデータを、文字画像を表す文字画像データと背景画像を表す背景画像データとに分離し、前記文字画像データと前記背景画像データとをそれぞれ圧縮する方式であり、前記第1の圧縮方式は、前記スキャンデータを、前記文字画像データと前記背景画像データとに分離せずに、圧縮する方式である、画像処理装置。
こうすれば、スキャンデータを適切に圧縮することができる。
[適用例10]適用例1ないし適用例9のいずれかに記載の画像処理装置であって、前記生成部は、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式とは異なる所定の保存形式が指定される場合には、前記第1種の選択肢と前記第2種の選択肢のうちのいずれが選択されるかに拘わらず、前記第2の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成する、画像処理装置。
こうすれば、指定されるファイルの保存形式に応じて、ユーザにとって適切な圧縮ファイルが生成される。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、上記装置の機能を実現する方法、上記装置の機能を実現するコンピュータプログラム、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
画像処理装置としての計算機200の構成を示すブロック図である。 圧縮パラメータテーブル群の一例を示す図である。 モード選択画面の一例を示す図である。 メイン画面の一例を示す図である。 スキャン設定画面13の一例を示す図である。 詳細設定画面14の一例を示す図である。 第1実施例の画像処理のフローチャートである。 画像処理で用いられる画像の一例を示す図である。 第2実施例の画像処理のフローチャートである。 第3実施例の画像処理のフローチャートである。 第4実施例の画像処理のフローチャートである。 第5実施例の画像処理のフローチャートである。
A.第1実施例:
A−1.画像処理装置の構成:
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、第1実施例における画像処理装置としての計算機200の構成を示すブロック図である。
計算機200は、例えば、パーソナルコンピュータであり、CPU210と、RAMなどの揮発性記憶装置230と、ハードディスクドライブやROMなどの不揮発性記憶装置240と、液晶ディスプレイなどの表示部260と、マウスやキーボードなどの操作部270と、外部装置と通信を行うための通信部280と、を備えている。
計算機200は、通信部280を介して、スキャナ300と複合機400と通信可能に接続されている。複合機400は、光学的に原稿を読み取ることによってスキャンデータを生成するスキャン機能と、所定の方式(例えば、レーザー方式、インクジェット方式)で用紙に画像を印刷する印刷機能と、を有している。スキャナ300は、スキャン機能を有し、印刷機能を有しない、いわゆるスキャン専用機である。
揮発性記憶装置230は、CPU210が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域を提供する。不揮発性記憶装置240は、ドライバプログラム241と、圧縮パラメータテーブル群242と、を格納している。ドライバプログラム241は、例えば、インターネット上のサーバからダウンロードされることによって提供される、あるいは、DVD−ROMなどに格納されて提供される。
CPU210は、ドライバプログラム241を実行することにより、スキャナ300や複合機400を制御するドライバ100として機能する。ドライバ100は、例えば、スキャンデータを圧縮して、圧縮ファイルを生成する画像処理(図3)を実行する。具体的には、ドライバ100は、ユーザインタフェース(UI)画面を表示部260に表示して、ユーザから各種の設定に関する指示を受け付ける受付部110と、スキャナ300や複合機400を制御してスキャンデータを取得するスキャンデータ取得部120と、スキャンデータを圧縮して圧縮ファイルを生成するファイル生成部130と、を備えている。
A−2.圧縮レベルと圧縮方式
図2は、圧縮パラメータテーブル群242の一例を示す図である。圧縮パラメータテーブル群242は、ファイル生成部130がスキャンデータを圧縮する際に用いられる複数個の圧縮パラメータテーブルを含んでいる。後述するように、これらの圧縮パラメータテーブルの中から選択された1個の圧縮パラメータテーブルが、スキャンデータの圧縮のために参照される。図2には、これらの圧縮パラメータテーブルのうちの2個の圧縮パラメータテーブルPT1、PT2が図示されている。
各圧縮パラメータテーブルには、圧縮率の程度を示す7段階の圧縮レベル1〜7のそれぞれに、圧縮方式を規定する一組の圧縮パラメータが対応付けて記録されている。圧縮レベルが高いほど、圧縮率は高くなり、圧縮ファイルのデータサイズは小さくなる。
圧縮パラメータテーブルPT1(図2)は、通常圧縮方式(第1の圧縮方式とも呼ぶ)を用いる場合に参照されるテーブルである。圧縮パラメータテーブルPT2は、高圧縮方式(第2の圧縮方式とも呼ぶ)を用いる場合に参照されるテーブルである。
高圧縮方式では、ファイル生成部130は、文字画像データと背景画像データとに、スキャンデータを分離する。そして、ファイル生成部130は、文字画像データを、可逆圧縮処理(本実施例ではMMR(Modified Modified Read)方式(FAXG4方式とも呼ばれる)を用いた圧縮処理)によって圧縮する。また、ファイル生成部130は、背景画像データを、非可逆圧縮処理(本実施例ではJPEG圧縮処理)によって圧縮する。
通常圧縮方式では、ファイル生成部130は、スキャンデータを、非可逆圧縮処理(本実施例ではJPEG圧縮処理)によって圧縮する。すなわち、通常圧縮方式では、スキャンデータを、文字画像データと背景画像データとに分離する処理は、実行されない。
一組の圧縮パラメータは、JPEG圧縮に用いられる量子化テーブルの種類を指定する情報を含んでいる。図2に示すように、通常圧縮方式では、7種類の量子化テーブルA1〜A7のうちのいずれか1つが用いられる。高圧縮方式では、4種類の量子化テーブルB1〜B4のうちのいずれか1つが用いられる。
量子化テーブルは、例えば、JPEG圧縮処理において生成される縦方向8種×横方向8種の周波数成分を表すDCT係数に対応する縦方向8種×横方向8種の合計64個の量子化係数を含んでいる。これらの量子化係数が大きいほどJPEG圧縮処理の圧縮率が高くなる。通常圧縮方式用の7種類の量子化テーブルA1〜A7は、符号の末尾の数字が大きいほど、64個の量子化係数が大きな値に設定されており、圧縮率が高くなる。同様に、高圧縮方式用の4種類の量子化テーブルB1〜B4は、符号の末尾の数字が大きいほど、上述した64個の量子化係数が大きな値に設定されており、圧縮率が高くなる。
高圧縮方式用の一組の圧縮パラメータ(図2の圧縮パラメータテーブルPT2)は、さらに、背景の解像度を指定する情報と、文字の解像度を指定する情報と、を含んでいる。通常圧縮方式の場合は、スキャンデータの分離が行われないので、背景の解像度と、文字の解像度は、同じである。高圧縮方式の場合は、背景の解像度は、背景画像データの解像度であり、文字の解像度は、文字画像データの解像度である。したがって、高圧縮方式では、背景の解像度と、文字の解像度とが、互いに異なる場合がある。なお、解像度が低いほど、圧縮率は高くなる。
図2の圧縮パラメータテーブルPT1、PT2は、ユーザによって指定された解像度が300dpi(dot per inch)である場合に参照されるテーブルの例を示している。通常圧縮方式では、JPEG圧縮された画像の解像度は、ユーザによって指定された解像度に設定される。高圧縮方式では、文字の解像度は、ユーザによって指定された解像度に設定され、背景の解像度は、ユーザによって指定された解像度以下の解像度に設定される。
通常圧縮方式では、圧縮レベルが高くなるほど、用いられる量子化テーブルの圧縮率が高く設定される。これによって、圧縮レベルが高くなるほど、圧縮処理の圧縮率が高く設定される。
高圧縮方式では、圧縮レベルが高くなるほど、背景の解像度が低く設定される、および/または、用いられる量子化テーブルの圧縮率が高く設定される。これによって、圧縮レベルが高くなるほど、圧縮処理の圧縮率が高く設定される。
A−3.UI画面:
次に、後述する画像処理において、受付部110がユーザの指示を受け付ける際に表示部260に表示されるUI画面について説明する。図3〜図6は、UI画面の一例を示す図である。
図3のモード選択画面11は、ユーザインタフェースのモードを設定するための画面である。図4のメイン画面12は、利用する装置や利用する画像処理機能(スキャン機能や印刷機能)を設定するための画面である。図5のスキャン設定画面13は、スキャンに関する各種の設定を行うための画面である。図6のスキャンの詳細設定画面14は、スキャンに関する詳細設定を行うための画面である。
図3のモード選択画面11は、例えば、ユーザが初めてドライバ100を立ち上げた場合に、最初に表示される。また、モード選択画面11は、メイン画面12にて、モード選択ボタンBTM(図4)が押下されたときに表示される。本実施例のドライバ100は、ユーザインタフェースのモードとして、「homeモード」と「Advancedモード」の2種類のモードで動作することができる。モード選択画面11は、ユーザインタフェースのモードの設定について、2種類のモードを示す2個の選択肢をそれぞれ示すラジオボタンRB1、RB2と、選択を確定させるボタンBT1と、選択を取り消すボタンBT2と、を含んでいる。ユーザは、ラジオボタンを操作して、「homeモード」を示す選択肢と、「Advancedモード」を示す選択肢とのうちの1個の選択肢を選択することができる。
Advancedモードは、スキャン機能や印刷機能などの画像処理に関する知識が比較的豊富なユーザのためのモード、換言すれば、中級者や上級者向けのモードである。Homeモードは、当該知識が比較的乏しいユーザのためのモード、換言すれば、初級者向けのモードである。例えば、Advancedモードは、homeモードと比較して、設定可能な設定項目の個数が多いので、ユーザは、用途や好みに応じて、スキャン機能や印刷機能に関する比較的細かい設定を行うことができる。これに対して、例えば、homeモードは、Advancedモードと比較して、設定可能な設定項目の個数が少なく、ユーザは、簡単な操作で、スキャン機能や印刷機能を利用することができる。
図4のメイン画面12は、例えば、ユーザが初めてドライバ100を立ち上げた場合に、モード選択画面11の次に、表示される。また、メイン画面12は、2回目以降のドライバ100の立ち上げ時に、最初に表示される。本実施例のドライバ100は、複数の装置(例えば、スキャナ300と複合機400(図1))を制御することができる。メイン画面12は、ユーザが利用する装置を選択するためのプルダウンメニューPM1を含む。プルダウンメニューPM1は、予めドライバ100に登録された利用可能な複数個の装置(例えば、スキャナ300や複合機400(図1))を示す複数個の選択肢を含む。図4の例では、選択肢として、スキャナ300のモデル名(モデルA)と、複合機400のモデル名(モデルB)と、が示される。ユーザは、プルダウンメニューPM1を操作して、複数個の選択肢のうちの1個の選択肢を選択することによって、利用する装置を設定することができる。プルダウンメニューPM1を用いて選択されたモデル名で表される装置を、選択装置とも呼ぶ。
メイン画面12は、選択装置に応じて表示される1個以上のボタンを含む。各ボタンは、実行可能な画像処理を示す。図4の例では、モデルBすなわち複合機400が選択された場合を示しており、スキャン機能を示すボタンBT3と、印刷機能を示すボタンBT4と、が表示されている。ユーザは、これらのボタンBT3、BT4を押下することによって、利用する機能を指定することができる。なお、本実施例では、ユーザがスキャン機能を利用する場合、すなわち、ボタンBT3が押下される場合についてのみ説明し、ユーザが印刷機能を利用する場合、すなわち、ボタンBT4が押下される場合については説明を省略する。
図5のスキャン設定画面13は、例えば、メイン画面12においてボタンBT3が押下された場合に表示される。スキャン設定画面13は、スキャン機能に関する複数種類の設定のための複数個のUIエレメントを含んでいる。具体的には、スキャン設定画面13は、4つのプルダウンメニューPM2〜PM5と、フィールドF1と、スライドバーSBと、を含んでいる。
プルダウンメニューPM2は、生成されるべき圧縮ファイルの保存形式を指定するために用いられる。具体的には、プルダウンメニューPM2は、「PDF」を示す選択肢と、「高圧縮PDF」を示す選択肢と、を含む複数個の選択肢を含む。ユーザは、これらの選択肢のうちの1個の選択肢を指定する。
プルダウンメニューPM3は、生成されるべきスキャンデータの解像度の設定のために用いられる。プルダウンメニューPM3は、複数個の解像度を示す複数個の選択肢を含む。ユーザは、これらの選択肢のうちの1個の選択肢を選択する。複数個の選択肢によって示される複数個の解像度は、例えば、1200dpi、600dpi、300dpi、200dpi、150dpi、100dpiの6個の解像度を含む。図5の各選択肢は、例えば、1個の数値(例えば、「1200dpi」)を示しているが、この1個の数値は、スキャンの走査方向の解像度と、走査方向と直交する方向の解像度と、の両方の解像度を示している。例えば、「1200dpi」を示す選択肢は、スキャンの走査方向の解像度と、走査方向と直交する方向の解像度と、の両方が、1200dpiであることを示している。
プルダウンメニューPM4は、生成されるべきスキャンデータの色数の設定のために用いられる。プルダウンメニューPM4は、複数個の色数を示す複数個の選択肢を含む。ユーザは、これらの選択肢のうちのの1個の選択肢を選択する。複数個の選択肢によって示される複数個の色数は、例えば、カラー(例えば、約1670万色(RGBの成分ごとに256階調))、モノクロ(例えば、グレーの256階調)などを含む。
プルダウンメニューPM5は、スキャンデータを生成するために読み取られる原稿のサイズの設定のために用いられる。プルダウンメニューPM5は、複数個の原稿のサイズを示す複数個の選択肢を含む。ユーザは、これらの複数個の選択肢のうちの1個の選択肢を選択する。複数個の選択肢によって示される複数個の原稿のサイズは、例えば、A3、A4、B5、はがきを含む。
フィールドF1は、生成されるべき圧縮ファイルのファイル名の入力のために用いられる。
スライドバーSBは、圧縮レベルの指定のために用いられる。スライドバーSBは、バーBRと、ユーザの操作に応じてバーBRに沿って移動するスライダSDと、を含んでいる。スライダSDは、バーSRに沿った7個の特定位置P1〜P7のいずれかに、移動することができる。ユーザは、特定位置P1〜P7のうち、所望の圧縮レベルに対応する位置に、スライダSDを移動させることによって、1個の圧縮レベルを指定することができる。上述したように、圧縮レベルが高いほど、圧縮ファイルのデータサイズは小さくなるので、圧縮レベルを指定することは、圧縮ファイルのデータサイズのレベルを指定することと、同義である。
スキャン設定画面13は、さらに、スキャン設定画面13の表示を取り消してメイン画面12に戻ることを指示するためのボタンBT5と、スキャンの実行指示するためのボタンBT6と、詳細設定用のボタンBTDを含んでいる。ユーザは、例えば、上述した複数の設定について、所望の指定や選択を行い、選択装置(例えば、スキャナ300や複合機400)の原稿台に原稿をセットした後に、ボタンBT6を押下する。これにより、ユーザは、所望の装置を用いた所望の設定でのスキャンを指示することができる。
図6の詳細設定画面14は、例えば、図5のスキャン設定画面13の詳細設定用のボタンBTDが押下された場合に表示される。詳細設定画面14は、スキャン機能に関する比較的細かい設定のために用いられる4個のチェックボックスCB1〜CB4を含んでいる。チェックボックスCB1は、スキャン画像の傾きを補正する傾き補正を行うことを示す選択肢と、傾き補正を行わない選択肢と、を選択するためのチェックボックスである。チェックボックスCB2は、白紙の原稿が読み取られた場合に当該原稿を表すスキャンデータの生成を行わないこと(白紙除去)を示す選択肢と、白紙除去を行わないこと、すなわち、原稿が白紙か否かに拘わらずに全ての原稿を表すスキャンデータの生成を行うことを示す選択肢と、を選択するためのチェックボックスである。チェックボックスCB3は、原稿の下地の色を除去する地色除去処理を行う選択肢と、地色除去処理を行わない選択肢と、を選択するためのチェックボックスである。チェックボックスCB4は、スキャンデータの画質に関する設定を選択するためのチェックボックスである。具体的には、チェックボックスCB4は、文字の画質を優先すること(文字優先)を示す選択肢と、文字とは異なるオブジェクト、具体的には、写真の画質を優先すること(写真優先)を示す選択肢と、を選択するためのチェックボックスである。チェックボックスCB4にチェックを入れることは、「文字優先」を示す選択肢を選択することを意味し、チェックボックスCB4にチェックを入れないことは、暗示的に「写真優先」を示す選択肢を選択することを意味する。なお、例えば、チェックボックスCB4に代えて、明示的に、「文字優先」を示す選択肢と「写真優先」を示す選択肢とを含むプルダウンメニューが用いられても良い。
A−4.画像処理:
図7は、第1実施例の画像処理のフローチャートである。画像処理は、例えば、ユーザが、スキャナ300や複合機400を用いてスキャンデータを取得するために、ドライバ100を起動した場合に実行される。
ステップS10では、受付部110は、図3〜図6のUI画面11〜14を表示部260に表示して、各種の設定についてユーザの指示を受け付ける。
図7のステップS15では、受付部110は、スキャンの実行指示(スキャン指示)が受け付けられたか否かを判断する。具体的には、図5のスキャン設定画面13のボタンBT6が押下された場合に、スキャン指示が受け付けられたと判断される。スキャン指示が受け付けられていない場合には(ステップS15:NO)、CPU210は、UI画面の表示を維持して、上述した設定の受け付けを継続する(ステップS10)。
スキャン指示が受け付けられた場合には(ステップS15:YES)、スキャンデータ取得部120は、ステップS20において、スキャン設定画面13上で指定や選択がなされた設定に従って、スキャンデータを取得する。具体的には、スキャンデータ取得部120は、スキャン設定画面13においてユーザによって選択された解像度(設定解像度とも呼ぶ)に等しい光学解像度で選択装置に原稿を読み取らせることによって、設定解像度に等しいデータ解像度を有するスキャンデータを、選択装置から取得する。これに代えて、スキャンデータ取得部120は、設定解像度とは異なる光学解像度で、選択装置に原稿を読み取らせても良い。この場合には、スキャンデータ取得部120は、設定解像度とは異なる解像度を有するスキャンデータを、選択装置から取得し、当該スキャンデータに対して、解像度変換処理を実行することによって、設定解像度に等しいデータ解像度を有するスキャンデータを取得する。データ解像度は、スキャンデータによって表されるスキャン画像の特定方向(走査方向または走査方向と直交する方向)の画素数を、原稿の対応する方向の長さ(例えば、単位はインチ)を基準にして、示す値である(例えば、単位はdpi)である。また、後に生成される圧縮ファイルに、解像度情報が関連付けられる場合には、データ解像度を示す解像度情報が関連付けられる。ユーザによって選択される解像度の設定は、本実施例では、データ解像度の設定であり、生成されるべき圧縮ファイルに、関連付けられるべき解像度情報によって示される解像度の設定と、言うこともできる。
プルダウンメニューPM4(図5)を用いて「カラー」が選択される場合には、スキャンデータは、RGB画像データである。RGB画像データは、RGBの3個の色成分値(例えば、256階調のR値、G値、B値)を画素ごとに含んでいる。また、プルダウンメニューPM4を用いて「モノクロ」が選択される場合には、スキャンデータは、グレーの1個の成分値(例えば、256階調)を画素ごとに含む画像データである。
図8は、本実施例の画像処理で用いられる画像の一例を示す図である。図8(A)には、ステップS20にて取得されるスキャンデータによって表されるスキャン画像SIの一例を示す図である。スキャン画像SIは、下地Bg1と、5個のオブジェクトOb1〜Ob5、すなわち、文字オブジェクトOb1〜Ob4と、写真オブジェクトOb5と、を含んでいる。
ステップS25では、ファイル生成部130は、プルダウンメニューPM2(図5)を用いて指定された保存形式が、「PDF」であるか否かを判断する。指定された保存形式が「PDF」である場合には(ステップS25:YES)、ファイル生成部130は、モード選択画面11(図3)にて選択されたユーザインタフェースのモードが初級者向けのモードであるか否かを判断する(ステップS30)。具体的には、「homeモード」が選択されている場合には、選択されたユーザインタフェースのモードが初級者向けのモードであると判断される。「Advancedモード」が選択されている場合には、選択されたユーザインタフェースのモードが初級者向けのモードでない、換言すれば、中級者または上級者向けのモードであると判断される。
選択されたユーザインタフェースのモードが初級者向けのモードである場合には(ステップS30:YES)、ファイル生成部130は、スライドバーSB(図5)を用いて指定された圧縮レベルが「4」未満であるか否かを判断する(ステップS35)。圧縮レベルが「4」未満であること、すなわち、圧縮レベルが比較的低いことは、生成されるべき圧縮ファイルのデータサイズが比較的大きいことを示す。
選択されたユーザインタフェースのモードが初級者向けのモードでない場合には(ステップS30:NO)、ファイル生成部130は、通常圧縮方式を用いて、スキャンデータを圧縮する(ステップS40)。また、選択されたユーザインタフェースのモードが初級者向けのモードであり(ステップS30:YES)、かつ、指定された圧縮レベルが「4」未満である場合(ステップS35:YES)には、ファイル生成部130は、通常圧縮方式を用いて、スキャンデータを圧縮する(ステップS40)。すなわち、スキャンデータは、JPEG圧縮処理によって圧縮され、圧縮済みデータが生成される。JPEG圧縮処理には、圧縮パラメータテーブルPT1(図2)にて規定された圧縮レベルごとの量子化テーブル量子化テーブルが用いられる。
指定された保存形式が「PDF」でない場合には(ステップS25:NO)、ファイル生成部130は、指定された保存形式が「高圧縮PDF」であるか否かを判断する(ステップS45)。
指定された保存形式が「高圧縮PDF」である場合(ステップS45:YES)には、高圧縮方式を用いてスキャンデータを圧縮する一連の処理が実行される(ステップS50〜S65)。また、選択されたユーザインタフェースのモードが初級者向けのモードであり(ステップS30:YES)、かつ、指定された圧縮レベルが「4」を超える場合にも(ステップS35:NO)、高圧縮方式を用いてスキャンデータを圧縮する一連の処理が実行される(ステップS50〜S65)。圧縮レベルが「4」を超えること、すなわち、圧縮レベルが比較的高いことは、生成されるべき圧縮ファイルのデータサイズが比較的小さいことを示す。
ステップS50では、ファイル生成部130は、スキャン画像SI(図8(A))内の文字領域を特定する。具体的には、ファイル生成部130は、sobelフィルタなどのエッジ検出フィルタをスキャンデータに適用して、エッジ画像EI(図8(B))を表すエッジ画像データを生成する。ファイル生成部130は、エッジ画像EI内の、エッジ強度が基準値より大きい領域を特定し、当該領域をオブジェクト領域として特定する。図8(B)の例では、スキャン画像SIの5個のオブジェクトOb1〜Ob5にそれぞれ対応する5個のオブジェクト領域OA1〜OA5が、エッジ画像EI内に特定されている。
ファイル生成部130は、スキャン画像SI内の各オブジェクト領域OA1〜OA5の色分布に応じて、各オブジェクト領域が、文字領域であるか否かを判定する。具体的には、ファイル生成部130は、オブジェクト領域内の複数個の画素を輝度値ごとに分類して得られるヒストグラムデータを用いて、当該オブジェクト領域の色数Cを算出する。具体的には、CPU210は、注目画素値に分類された画素の数が、閾値以上である場合に、当該注目画素値を、カウントすべき画素値として特定する。CPU210は、カウントすべき画素値の合計数を、色数Cとして算出する。ファイル生成部130は、オブジェクト領域に含まれる複数個の画素を、オブジェクト領域の周囲の色(背景色)に近似する色を有する背景画素と、背景画素以外のオブジェクト画素とに分類し、背景画素数に対するオブジェクト画素数の比率Dを算出する。文字オブジェクトは、文字以外のオブジェクトと比較して、色数C、および、オブジェクト画素数の比率Dが小さい傾向がある。ドライバ100は、判定対象のオブジェクト領域の色数Cが第1の閾値より小さく、かつ、オブジェクト画素数の比率Dが第2の閾値より小さい場合に、当該オブジェクト領域は、文字領域であると判定する。図8(B)の例では、文字オブジェクトOb1〜Ob4にそれぞれ対応するオブジェクト領域OA1〜OA4は、文字領域と判定され、写真オブジェクトOb5に対応するオブジェクト領域OA5は、文字領域と判定されない。この結果、4個の文字領域OA1〜OA4が特定される。
なお、文字領域を特定する手法は、様々な公知の手法を採用することができ、公知の手法は、例えば、特開平5−225378号公報、特開2002−288589号公報に開示されている。
ステップS55では、ファイル生成部130は、スキャン画像SIに含まれる文字画像TI(図8(C))を表す文字画像データを生成する。具体的には、ファイル生成部130は、スキャン画像SI(図8(A))内の複数個の画素を、特定された文字領域OA1〜OA4内のオブジェクト画素(文字構成画素とも呼ぶ)と、文字構成画素以外の非文字画素と、に分類する。この結果、文字画像TI(図8(C))を表す二値画像データが、文字画像データとして生成される。
図8(C)に示すように、文字画像TIには、スキャン画像SI(図8(A))に含まれる文字オブジェクトOb1〜Ob4が表されているが、文字以外の要素、すなわち、下地Bg1および写真オブジェクトOb5は表されていない。
ステップS60では、ファイル生成部130は、スキャンデータと、文字画像データと、を用いて、背景画像データを生成する。具体的には、ファイル生成部130は、スキャン画像SI(図8(A))内の複数個の画素のうち、文字画像TI内の文字構成画素に対応する画素の色値を、文字領域の周囲の背景色を示す値に変更する。この結果、スキャン画像SIから文字が消去された背景画像BI(図8(D))を表す背景画像データが生成される。
図8(D)に示すように、背景画像BIには、スキャン画像SI(図8(A))に含まれる文字オブジェクトOb1〜Ob4が表されておらず、文字以外の要素、すなわち、下地Bg1および写真オブジェクトOb5が表されている。なお、背景画像データは、スキャンデータと同じ色成分を有し、かつ、スキャンデータと同じ階調数を有する画像データ(例えば、RGB画像データ)である。
ステップS65では、ファイル生成部130は、文字画像データと背景画像データとをそれぞれ圧縮して、2個の圧縮済みデータを生成する。圧縮のためのパラメータは、圧縮パラメータテーブルPT2(図2)から取得される。具体的には、ファイル生成部130は、文字画像データを、MMR方式を用いて圧縮して、圧縮済みの文字画像データを生成する。圧縮パラメータテーブルPT2に示すように、文字画像データが圧縮される際に、文字画像データの解像度を低下させる処理は行われず、スキャンデータの解像度が維持される。ファイル生成部130は、背景画像データを、JPEG方式を用いて圧縮して、圧縮済みの背景画像データを生成する。JPEG方式での圧縮は、背景画像データの解像度を圧縮パラメータテーブルPT1(図2)において圧縮レベルごとに規定された解像度に変換する処理と、変換後の背景画像データを圧縮レベルごとに規定された量子化テーブルを用いて圧縮する処理と、を含む。
ステップS70では、ファイル生成部130は、圧縮済みデータを用いて、PDFファイルを生成する。具体的には、ファイル生成部130は、用いられる圧縮方式が通常圧縮方式である場合には、ステップS40で生成された1個の圧縮済みデータが格納された1個のPDFファイルを生成する。また、ファイル生成部130は、用いられる圧縮方式が高圧縮方式である場合には、ステップS65で生成された2個の圧縮済みデータ(圧縮済みの文字画像データと、圧縮済みの背景画像データ)が格納された1個のPDFファイルを生成する。なお、高圧縮方式が用いられる場合に生成されるPDFファイルには、圧縮済みの背景画像データが背景レイヤを表す画像データとして格納され、圧縮済みの文字画像データが文字色値と対応付けられて前景レイヤを表す画像データとして格納される。文字色値には、例えば、文字画像TI(図8(C))において特定される文字構成画素の平均色値が用いられる。PDFファイルが生成されると、画像処理は終了する。
指定された保存形式が「高圧縮PDF」でない場合には(ステップS45:NO)、指定された保存形式は、「PDF」,「高圧縮PDF」とは異なる保存形式である。ファイル生成部130は、指定された保存形式に応じたファイルを生成して(ステップS75)、画像処理を終了する。
以上説明した本実施例の画像処理によれば、保存形式として「PDF」が指定され、かつ、ユーザインタフェースのモードとして、中級者や上級者向けの「Advancedモード」が選択された第1の場合には(ステップS25:YES、かつ、ステップS30:NO)、スライダSD(図5)を用いて指定される圧縮レベルに拘わらずに、通常圧縮方式を用いて圧縮ファイルが生成される(ステップS40、S70)。また、保存形式として「PDF」が指定され、かつ、ユーザインタフェースのモードとして、初級者向けの「Homeモード」が選択された第2の場合には(ステップS25:YES、かつ、ステップS30:YES)、スライダSD(図5)を用いて指定される圧縮レベルに応じて、通常圧縮方式と高圧縮方式とのうちの一方の圧縮方式が選択される(ステップS35)。そして、選択された一方の圧縮方式を用いて、圧縮ファイルが生成される(ステップS40、S70、または、ステップS50〜S70)。この結果、ユーザによって同じ「PDF」が保存形式として指定される場合であっても、ユーザインタフェースのモードの設定について、ユーザによって選択される選択肢に応じて、異なる圧縮方式が用いられ得る。この結果、ユーザにとって適切なPDFファイルが生成され得る。以下、より具体的に説明する。
通常圧縮方式を用いる場合には、スキャンデータは、文字画像データと背景画像データに分離されずに、非可逆圧縮(具体的にはJPEG圧縮)される。このために、圧縮レベルが高くなるほど、スキャン画像内の文字のエッジのぼけが大きくなる。したがって、通常圧縮方式を用いる場合には、文字の可読性が低下しやすい。また、例えば、文字の量が多いスキャン画像は、高周波成分が比較的多い。したがって、通常圧縮方式を用いる場合には、圧縮レベルを高くしても圧縮ファイルのデータサイズが十分に小さくならない可能性がある。
高圧縮方式を用いる場合には、スキャンデータは、文字画像データと背景画像データに分離されて圧縮される。そして、二値データである文字画像データは、可逆圧縮される。したがって、圧縮レベルに拘わらずに、文字のエッジがシャープになるので、文字の可読性は、維持される。また、背景画像データは、非可逆圧縮される。背景画像データは、文字を含まないので、高周波成分が比較的少ない。したがって、圧縮レベルを高くすれば、圧縮済みの背景画像データのデータサイズが十分に小さくなる可能性が高い。したがって、高圧縮方式を用いる場合には、圧縮レベルを高くすれば、圧縮ファイルのデータサイズが十分に小さくなる可能性が比較的高い。
したがって、特に文字を含むスキャン画像を表すスキャンデータを比較的高い圧縮レベルで圧縮する場合には、文字の可読性と圧縮ファイルのデータサイズの観点から、通常圧縮方式より高圧縮方式を採用することが好ましい場合が多いと考えられる。
しかしながら、文字のエッジのぼけは、文字のエッジがシャープである場合よりも自然な見栄えを文字に与え得る。このために、文字が比較的大きい場合など、文字のエッジのぼけが文字の可読性を損なわない場合には、文字のエッジがぼけていることが好ましい場合もある。また、スキャン画像に文字が含まれない場合や、スキャン画像に含まれる文字が比較的少ない場合には、高圧縮方式を用いても十分に圧縮ファイルのデータサイズが小さくならない可能性がある。
このような事情から、スキャン画像の特徴などを勘案して、通常圧縮方式と、高圧縮方式と、を適切に使い分けることは、比較的困難である場合がある。特に、このような使い分けは、スキャンデータの生成に関する知識が比較的乏しい初級者には、困難である可能性が高い。
本実施例では、上述した「PDF」が指定され、かつ、「Homeモード」が選択された第2の場合(ステップS25:YES、かつ、ステップS30:YES)には、ユーザが初級者である可能性が高いことから、圧縮レベルに応じて、自動的に選択される圧縮方式を用いて、圧縮ファイルが生成される。より具体的には、第2の場合において、圧縮レベルが「4」未満である場合には(ステップS35:YES)、通常圧縮方式を用いて、圧縮ファイルが生成される(ステップS40)。第2の場合において、圧縮レベルが「4」を超える場合には(ステップS35:NO)、高圧縮方式を用いて、圧縮ファイルが生成される(ステップS50〜S65)。したがって、初級者にとって、適切な圧縮ファイルが生成され得る。
一方で、スキャンデータの生成に関する知識が比較的豊富な中級者や上級者は、通常圧縮方式と、高圧縮方式と、を適切に使い分けることは、十分可能であると考えられる。また、中級者や上級者は、自分自身の判断で、通常圧縮方式と、高圧縮方式と、を適切に使い分けることを望んでいる可能性がある。このために、自分自身の判断とは無関係に、圧縮方式が自動で切り替えられることを望んでいない可能性がある。本実施例では、上述した「PDF」が指定され、かつ、「Advancedモード」が選択された第1の場合(ステップS25:YES、かつ、ステップS30:NO)には、ユーザが中級者や上級者である可能性が高いことから、圧縮レベルに拘わらずに、通常圧縮方式を用いて圧縮ファイルが生成される(ステップS40)。したがって、中級者や上級者にとって、適切な圧縮ファイルが生成され得る。
さらに、ファイル生成部130は、指定された保存形式が「高圧縮PDF」である場合には(ステップS45:YES)、選択されるユーザインタフェースのモードや、指定される圧縮レベルに拘わらずに、高圧縮方式を用いて圧縮ファイルを生成する(ステップS50〜S65)。この結果、指定される保存形式に応じて、ユーザにとって適切な圧縮ファイルが生成される。例えば、Advancedモードを選択するようなユーザは、通常圧縮方式を用いて生成される圧縮ファイルを取得したい場合には、保存形式として「PDF」を指定すれば良く、高圧縮方式を用いて生成される圧縮ファイルを取得したい場合には、保存形式として「高圧縮PDF」を指定すれば良い(図5)。この結果、例えば、中級者や上級者は、スキャン画像の特徴などを勘案して、通常圧縮方式と、高圧縮方式と、を適宜に使い分けることができる。
第1実施例では、モード選択画面11(図3)にて選択可能な「Advancedモード」を示す選択肢は、第1種の選択肢の例であり、「Homeモード」を示す選択肢は、第2種の選択肢の例である。なお、第1実施例および後述する第2〜第5実施例では、プルダウンメニューPM2に含まれる「PDF」は、特定の保存形式の例であり、「高圧縮PDF」は、特定の保存形式とは異なる所定の保存形式の例である。
なお、第1実施例では、スキャン設定画面13に含まれる設定の項目のうち、保存形式を指定する設定項目と、圧縮レベルを指定する設定項目と、を除いて、適宜に省略され得る。
B.第2実施例:
図9は、第2実施例の画像処理のフローチャートである。図9の第2実施例の画像処理が、図7の第1実施例の画像処理と異なる点は、図7のステップS30に代えて、ステップS30Bが実行されることである。図9の他のステップは、図7の同符号のステップと同一である。
ステップS30Bでは、ファイル生成部130は、選択装置のモデル(選択モデル)が、複合機であるか否かを判断する。すなわち、メイン画面12(図4)のプルダウンメニューPM1を用いて選択された選択肢に示されるモデル名が、複合機を示すモデル名であるか、スキャン専用機を示すモデル名であるかが判断される。ドライバプログラム241(図2)には、対応する複数個のモデル名と、当該モデル名が複合機のモデル名であるかスキャン専用機のモデル名であるかを示す情報と、が対応付けられたテーブル(図示省略)が組み込まれている。ファイル生成部130は、当該テーブルを参照して、選択モデルが複合機であるかスキャン専用機であるかを判断する。
選択モデルが複合機である場合には(ステップS30B:YES)、ステップS35に処理が進められ、選択モデルが複合機でない場合、すなわち、選択モデルがスキャン専用機である場合には(ステップS30B:NO)、ステップS40に処理が進められる。
以上説明した第2実施例の画像処理によれば、保存形式として「PDF」が指定され、かつ、スキャンデータの生成に用いられる装置としてスキャン専用機が選択される場合には(ステップS25:YES、かつ、ステップS30B:NO)、圧縮レベルに拘わらずに、通常圧縮方式を用いて圧縮ファイルが生成される(ステップS40、S70)。また、保存形式として「PDF」が指定され、かつ、スキャンデータの生成に用いられる装置として、複合機が選択される場合には(ステップS25:YES、かつ、ステップS30B:YES)、圧縮レベルに応じて、通常圧縮方式と高圧縮方式とのうちの一方の圧縮方式が選択される(ステップS35)。この結果、ユーザによって同じ「PDF」が保存形式として指定される場合であっても、スキャンデータの生成に用いられる装置の設定について、ユーザによって選択される選択肢に応じて、異なる圧縮方式が用いられ得る。この結果、ユーザにとって適切なPDFファイルが生成され得る。以下、より具体的に説明する。
第1実施例にて説明したように、スキャン画像の特徴などを勘案して、通常圧縮方式と、高圧縮方式と、を適切に使い分けることは、比較的困難である場合がある。特に、このような使い分けは、スキャンデータの生成についてこだわりを持たないユーザにとっては、煩雑であり、面倒である可能性が高い。また、このようなユーザは、スキャンデータの生成に関する知識が比較的乏しい可能性が高い。複合機のスキャン機能を利用するユーザは、スキャン専用機を利用するユーザと比較すると、スキャンデータの生成についてこだわりを持たないユーザが多いと考えられる。
第2実施例では、保存形式として「PDF」が指定され、かつ、スキャンデータの生成に用いられる装置として、複合機が選択される場合には(ステップS25:YES、かつ、ステップS30B:YES)、圧縮レベルに応じて、自動的に選択される圧縮方式を用いて、圧縮ファイルが生成される。この結果、スキャンデータの生成についてこだわりを持たないユーザにとって、適切な圧縮ファイルが生成され得る。
一方で、スキャンデータの生成についてこだわりを持つユーザは、スキャンデータの生成に関する知識が比較的豊富である可能性が高く、通常圧縮方式と、高圧縮方式と、を適切に使い分けることは、十分可能であると考えられる。また、スキャンデータの生成についてこだわりを持つユーザは、自分自身の判断で、通常圧縮方式と、高圧縮方式と、を適切に使い分けることを望んでいる可能性がある。このために、自分自身の判断とは無関係に、圧縮方式が自動で切り替えられることを望んでいない可能性がある。
本実施例では、保存形式として「PDF」が指定され、かつ、スキャンデータの生成に用いられる装置として、スキャン専用機が選択される場合には(ステップS25:YES、かつ、ステップS30B:NO)には、圧縮レベルに拘わらずに、通常圧縮方式を用いて圧縮ファイルが生成される(ステップS40)。したがって、スキャンデータの生成についてこだわりを持つユーザにとって、適切な圧縮ファイルが生成され得る。
第2実施例では、メイン画面12(図4)にてプルダウンメニューPM1を用いて選択可能な選択肢のうち、スキャン専用機のモデル名を示す選択肢は、第1種の選択肢の例であり、複合機のモデル名を示す選択肢は、第2種の選択肢の例である。
第2実施例では、スキャン設定画面13に含まれる設定の項目のうち、保存形式を指定する設定項目と、圧縮レベルを指定する設定項目と、を除いて、適宜に省略され得る。
C.第3実施例:
図10は、第3実施例の画像処理のフローチャートである。図10の第3実施例の画像処理が、図7の第1実施例の画像処理と異なる点は、図7のステップS30に代えて、ステップS30Cが実行されることである。図10の他のステップは、図7の同符号のステップと同一である。
ステップS30Cでは、ファイル生成部130は、スキャン設定画面13のプルダウンメニューPM3を用いて選択された解像度が、300dpi以上であるか否かを判断する。
選択された解像度が300dpi以上である場合には(ステップS30C:YES)、ステップS35に処理が進められ、選択された解像度が300dpi未満である場合には(ステップS30C:NO)、ステップS40に処理が進められる。
以上説明した第3実施例の画像処理によれば、保存形式として「PDF」が指定され、かつ、スキャンデータの解像度として、比較的低い解像度、具体的には、300dpi未満の解像度が選択される場合には(ステップS25:YES、かつ、ステップS30C:NO)、圧縮レベルに拘わらずに、通常圧縮方式を用いて圧縮ファイルが生成される(ステップS40、S70)。また、保存形式として「PDF」が指定され、かつ、スキャンデータの解像度として、比較的高い解像度、具体的には、300dpi以上の解像度が選択される場合には(ステップS25:YES、かつ、ステップS30C:YES)、圧縮レベルに応じて、通常圧縮方式と高圧縮方式とのうちの一方の圧縮方式が選択される(ステップS35)。この結果、ユーザによって同じ「PDF」が保存形式として指定される場合であっても、スキャンデータの解像度の設定について、ユーザによって選択される選択肢に応じて、異なる圧縮方式が用いられ得る。この結果、ユーザにとって適切なPDFファイルが生成され得る。以下、より具体的に説明する。
第1実施例にて説明したように、ユーザがスキャン画像の特徴などを勘案して、通常圧縮方式と、高圧縮方式と、を適切に使い分けることは、比較的困難である場合がある。したがって、通常圧縮方式に代えて高圧縮方式を用いるメリットが、比較的大きい場合には、保存形式として「PDF」が指定される場合であっても、自動的に、通常圧縮方式に代えて高圧縮方式を用いることが適切であると考えられる。
ここで、第1実施例にて説明したように、特に文字を含むスキャン画像を表すスキャンデータを、高圧縮方式を用いて圧縮する場合には、圧縮レベルを高くすれば、圧縮ファイルのデータサイズが十分に小さくなる可能性が比較的高い。したがって、圧縮ファイルのデータサイズが大きくなりがちである場合であって、かつ、指定される圧縮レベルが比較的高い場合には、圧縮ファイルのデータサイズを小さくし得る高圧縮方式を用いるメリットが比較的大きい。スキャンデータの解像度が比較的高い場合には、スキャンデータの画素数が比較的大きくなるので、圧縮ファイルのデータサイズが大きくなりがちである。
第3実施例では、保存形式として「PDF」が指定され、かつ、スキャンデータの解像度として、比較的高い解像度が選択され、かつ、比較的高い圧縮レベルが指定される場合には、高圧縮方式を用いて、圧縮ファイルが生成される。そして、保存形式として「PDF」が指定される場合であって、スキャンデータの解像度として、比較的低い解像度が選択される、または、比較的低い圧縮レベルが指定される場合には、通常圧縮方式を用いて、圧縮ファイルが生成される。この結果、高圧縮方式を用いるメリットが特に高いと考えられる場合には、保存形式として「PDF」が指定される場合であっても、自動的に、高圧縮方式が用いられる。したがって、ユーザにとって、適切な圧縮ファイルが生成され得る。
第3実施例では、スキャン設定画面13(図5)にてプルダウンメニューPM3を用いて選択可能な選択肢のうち、300dpi未満の解像度を示す選択肢は、スキャンデータの画素数が比較的小さくなる選択肢、および、第1種の選択肢の例である。また、300dpi以上の解像度を示す選択肢は、スキャンデータの画素数が比較的大きくなる選択肢、および、第2種の選択肢の例である。
第3実施例では、スキャン設定画面13に含まれる設定の項目のうち、保存形式を指定する設定項目と、圧縮レベルを指定する設定項目と、解像度を選択する設定項目と、を除いて、適宜に省略され得る。
D.第4実施例:
図11は、第4実施例の画像処理のフローチャートである。図11の第4実施例の画像処理が、図7の第1実施例の画像処理と異なる点は、図7のステップS30に代えて、ステップS30Dが実行されることである。図11の他のステップは、図7の同符号のステップと同一である。
ステップS30Dでは、ファイル生成部130は、スキャン設定画面13のプルダウンメニューPM5を用いて選択された原稿のサイズが、A4のサイズ以上であるか否かを判断する。
選択された原稿のサイズがA4のサイズ以上である場合には(ステップS30D:YES)、ステップS35に処理が進められ、選択された原稿のサイズがA4のサイズ未満である場合には(ステップS30D:NO)、ステップS40に処理が進められる。
以上説明した第4実施例の画像処理によれば、保存形式として「PDF」が指定され、かつ、読み取られる原稿のサイズとして、比較的小さな原稿のサイズ、具体的には、A4のサイズ未満のサイズが選択される場合には(ステップS25:YES、かつ、ステップS30D:NO)、圧縮レベルに拘わらずに、通常圧縮方式を用いて圧縮ファイルが生成される(ステップS40、S70)。また、保存形式として「PDF」が指定され、かつ、読み取られる原稿のサイズとして、比較的大きな原稿のサイズ、具体的には、A4のサイズ以上のサイズが選択される場合には(ステップS25:YES、かつ、ステップS30D:YES)、圧縮レベルに応じて、通常圧縮方式と高圧縮方式とのうちの一方の圧縮方式が選択される(ステップS35)。この結果、ユーザによって同じ「PDF」が保存形式として指定される場合であっても、読み取られる原稿のサイズの設定について、ユーザによって選択される選択肢に応じて、異なる圧縮方式が用いられ得る。この結果、ユーザにとって適切なPDFファイルが生成され得る。以下、より具体的に説明する。
第3実施例にて説明したように、圧縮ファイルのデータサイズが大きくなりがちである場合であって、かつ、指定される圧縮レベルが比較的高い場合には、圧縮ファイルのデータサイズを小さくし得る高圧縮方式を用いるメリットが比較的大きい。読み取られる原稿のサイズが比較的大きい場合には、スキャンデータの画素数が比較的大きくなるので、圧縮ファイルのデータサイズが大きくなりがちである。
第4実施例では、保存形式として「PDF」が選択され、かつ、読み取られる原稿のサイズとして、比較的大きなサイズが選択され、かつ、比較的高い圧縮レベルが指定される場合には、高圧縮方式を用いて、圧縮ファイルが生成される。そして、保存形式として「PDF」が指定される場合であって、読み取られる原稿のサイズとして、比較的小さなサイズが選択される、または、比較的低い圧縮レベルが指定される場合には、通常圧縮方式を用いて、圧縮ファイルが生成される。この結果、高圧縮方式を用いるメリットが比較的高いと考えられる場合には、保存形式として「PDF」が指定される場合であっても、自動的に、高圧縮方式が用いられる。したがって、ユーザにとって、適切な圧縮ファイルが生成され得る。
第4実施例では、スキャン設定画面13(図5)にてプルダウンメニューPM5を用いて選択可能な選択肢のうち、A4のサイズ未満のサイズを示す選択肢は、スキャンデータの画素数が比較的小さくなる選択肢、および、第1種の選択肢の例である。また、A4のサイズ以上のサイズを示す選択肢は、スキャンデータの画素数が比較的大きくなる選択肢、および、第2種の選択肢の例である。
第4実施例では、スキャン設定画面13に含まれる設定の項目のうち、保存形式を指定する設定項目と、圧縮レベルを指定する設定項目と、原稿のサイズを選択する設定項目と、を除いて、適宜に省略され得る。
E.第5実施例:
図12は、第5実施例の画像処理のフローチャートである。図12の第5実施例の画像処理が、図7の第1実施例の画像処理と異なる点は、図7のステップS30に代えて、ステップS30Eが実行されることである。図12の他のステップは、図7の同符号のステップと同一である。
ステップS30Eでは、ファイル生成部130は、スキャン機能の詳細設定画面14(図6)のチェックボックスCB4を用いて、「文字優先」が選択されたか否かを判断する。換言すれば、「文字優先」を示す選択肢が選択されたか、「写真優先」を示す選択肢が選択されたかが判断される。
「文字優先」が選択された場合には(ステップS30E:YES)、ステップS35に処理が進められ、「写真優先」が選択された場合には(ステップS30E:NO)、ステップS40に処理が進められる。
以上説明した第5実施例の画像処理によれば、保存形式として「PDF」が指定され、かつ、スキャンデータの画質について「文字優先」が選択される場合には(ステップS25:YES、かつ、ステップS30E:NO)、圧縮レベルに拘わらずに、通常圧縮方式を用いて圧縮ファイルが生成される(ステップS40、S70)。また、保存形式として「PDF」が指定され、かつ、スキャンデータの画質について「写真優先」が選択される場合には(ステップS25:YES、かつ、ステップS30E:YES)、圧縮レベルに応じて、通常圧縮方式と高圧縮方式とのうちの一方の圧縮方式が選択される(ステップS35)。この結果、ユーザによって同じ「PDF」が保存形式として指定される場合であっても、スキャンデータの画質に関する設定について、ユーザによって選択される選択肢に応じて、異なる圧縮方式が用いられ得る。この結果、ユーザにとって適切なPDFファイルが生成され得る。以下、より具体的に説明する。
第1実施例にて説明したように、通常圧縮方式が用いられると、特に圧縮レベルが比較的高い場合には、スキャン画像内の文字のエッジのぼけによって、文字の可読性が低下しやすい。高圧縮方式が用いられると、圧縮レベルが比較的高い場合であっても、文字の可読性が低下しない。スキャン画像の画質について「文字優先」が選択される場合には、文字の可読性が低下することはユーザの意図に反すると考えられる。したがって、保存形式として「PDF」が指定された場合であっても、文字の可読性が低下する可能性がある場合には、通常圧縮方式に代えて高圧縮方式を用いることが適切であると考えられる。
第5実施例では、保存形式として「PDF」が指定され、かつ、スキャン画像の画質について「文字優先」が選択され、かつ、比較的高い圧縮レベルが指定される場合には、高圧縮方式を用いて、圧縮ファイルが生成される。そして、保存形式として「PDF」が指定される場合であって、スキャン画像の画質について「写真優先」が選択される、または、比較的低い圧縮レベルが指定される場合には、通常圧縮方式を用いて、圧縮ファイルが生成される。この結果、通常圧縮方式を用いると、ユーザの意図に反して文字の可読性が低下し得る場合には、保存形式として「PDF」が指定される場合であっても、自動的に、高圧縮方式が用いられる。したがって、ユーザにとって、適切な圧縮ファイルが生成され得る。
本実施例では、上述したように、ステップS30Eでは、ファイル生成部130は、スキャン機能の詳細設定画面14(図6)のチェックボックスCB4を用いて、「文字優先」が選択されたか否かを判断する。チェックボックスCB4にチェックを入れないことは、暗示的に「写真優先」を示す選択肢を選択することを意味する。第5実施例では、詳細設定画面14(図6)にてチェックボックスCB4を用いて選択可能な選択肢のうち、「写真優先」を示す選択肢は、第1種の選択肢の例である。また、「文字優先」を示す選択肢は、第2種の選択肢の例である。
F.変形例:
(1)上記各実施例の画像処理における第1の圧縮方式としての通常圧縮方式、および、第2の圧縮方式としての高圧縮方式は、一例であり、これに限られない。第1の圧縮方式には、画素数、階調数、使用される色数、などの各種の画像データの属性の全部または一部を、所定のルールに従って、低下させていく圧縮処理と、JPEG圧縮処理とを組合わせた圧縮方式が用いられ得る。第2の圧縮方式には、第1の圧縮方式と比較して、文字の可読性の低下などの画質の低下を抑制しつつ、圧縮ファイルのデータサイズを小さくし得る他の圧縮方式が採用され得る。例えば、背景画像データの圧縮方式が上記各実施例とは異なっていても良く、例えば、背景画像データの圧縮方式に、上述した第1の圧縮方式の変形例と同様な圧縮方式が用いられても良い。また、文字画像データの圧縮方式には、例えば、取り得る色数(色データのビット数)を減少させる処理と、Deflate圧縮などの可逆圧縮とを組合わせた圧縮処理などが採用されても良い。
(2)図3〜図6に示すUI画面11〜14に含まれるUIエレメントは一例であり、これに限られない。例えば、図3のモード選択画面11においてラジオボタンRB1、RB2を用いて選択される「Homeモード」を示す選択肢と「Advancedモード」を示す選択肢とは、プルダウンメニューを用いて選択されても良い。また、図4のメイン画面12においてプルダウンメニューPM2を用いて選択される複数個のモデル名を示す複数個の選択肢は、複数個のラジオボタンを用いて選択されても良い。図5のスキャン設定画面13においてプルダウンメニューPM3〜PM5を用いて選択される複数個の選択肢についても同様である。また、図6の詳細設定画面14において、チェックボックスCB4を用いて選択される2個の選択肢(チェックされることによって選択される選択肢と、チェックされないことによって選択される選択肢)は、2個のラジオボタンを用いて選択されても良いし、2個の項目を含むプルダウンメニューを用いて選択されても良い。
また、図3のモード選択画面11では、チェックボックスを用いて、「Homeモード」を示す選択肢と「Advancedモード」を示す選択肢とが選択されても良い。例えば、所定のチェックボックスにチェックされることにって、「Advancedモード」を示す選択肢がされ、当該所定のチェックボックスにチェックされないことによって、「Homeモード」を示す選択肢が選択されても良い。
また、スキャン設定画面13の圧縮レベルの指定のためのUIエレメントは、スライドバーSBに限られない。例えば、圧縮レベルの数値を所定の入力欄に入力するタイプのUIエレメントが用いられても良く、複数個の圧縮レベルにそれぞれ対応する複数個のラジオボタンが用いられても良い。
(3)第2実施例〜第4実施例では、ユーザインタフェースのモードの選択は、できなくても良い。また、第1実施例、第3実施例、第4実施例では、スキャンデータの生成に用いる装置の選択は、できなくても良い。すなわち、第1実施例、第3実施例、第4実施例では、ドライバ100は、1種類のデバイス(スキャン専用機または複合機)専用のドライバであっても良い。
(4)上記第1実施例、第3実施例、第4実施例では、ドライバ100の画像処理機能は、計算機200によって実現されているが、これに代えて、複合機やスキャン専用機などのデバイスが備える制御装置によって実現されてもよい。この場合には、制御装置は、例えば、複合機やスキャナの表示パネルに、図3〜図6のUI画面11〜14を表示すればよい。あるいは、制御装置は、例えば、複合機やスキャナに接続される計算機に対して、WEBページを提供することによって、計算機の表示部にUI画面11〜14を表示しても良い。なお、この場合には、1種類の装置(スキャン専用機または複合機)専用の画像処理となるので、スキャンデータの生成に用いる装置の選択は省略される。
また、複合機やスキャン専用機などのデバイスが備える制御装置と、制御装置と接続されるサーバとが、協働して上述した画像処理機能を実現しても良い。この場合には、例えば、デバイスの制御装置が、ユーザーインタフェースの機能と、スキャンデータの生成機能を実行し、所定のサーバに該スキャンデータと、ユーザから受け付けられた設定情報と、を送信する。サーバは、該スキャンデータを用いて、圧縮ファイルを生成し、生成された圧縮ファイルをデバイスの制御装置に対して送信する。この場合には、当該画像処理機能を実現するデバイスの制御装置と、サーバと、を含むシステムが、画像処理装置に相当する。
(5)上記第3実施例では、保存形式として「PDF」が選択された場合に、スキャンデータの解像度の設定について選択される選択肢に応じて、圧縮方式の自動的な切替を行っており、上記第4実施例では、保存形式として「PDF」が選択された場合に、原稿のサイズの設定について選択される選択肢に応じて、圧縮方式の自動的な切替を行っている。これを組合わせて、保存形式として「PDF」が選択された場合に、スキャンデータの解像度の設定と原稿のサイズの設定とを組合わせて得られるM個の選択肢に応じて、圧縮方式の自動的な切替を行ってもよい。例えば、スキャンデータの解像度の設定の選択肢の個数がP個であり、原稿のサイズの設定の選択肢の個数がQ個である場合には、組合わせて得られる選択肢の個数Mは、(P×Q)個である。選択されるスキャンデータの解像度(単位は、例えばdpi)の2乗をRとし、選択される原稿のサイズ(面積)をS(単位は、例えば、平方インチ)と、の積(R×S)の値は、スキャンデータの画素数を示す指標となる。
したがって、例えば、CPU210は、保存形式として「PDF」が選択され、かつ、(P×Q)個の選択肢のうち、(R×S)の値が閾値TH以上となる選択肢が選択され、かつ、比較的高い圧縮レベルが指定される場合には、高圧縮方式を用いて、圧縮ファイルを生成してもよい。そして、CPU210は、保存形式として「PDF」が選択される場合であって、(P×Q)個の選択肢のうち、(R×S)の値が閾値TH未満となる選択肢が選択される、または、比較的低い圧縮レベルが指定される場合には、通常圧縮方式を用いて、圧縮ファイルを生成してもよい。閾値THは、例えば、Rが、300dpiの2乗であり、Sが、A4のサイズの面積である場合における(R×S)の値に設定される。本変形例では、(P×Q)個の選択肢のうち、(R×S)の値が閾値TH未満となる選択肢が、第1種の選択肢の例であり、(P×Q)個の選択肢のうち、(R×S)の値が閾値TH以上となる選択肢が、第2種の選択肢の例である。
(6)上記第1実施例〜第5実施例は、組み合わされても良い。例えば、保存形式として「PDF」が選択され、かつ、スキャンデータの生成に用いられる装置の設定について、複合機のモデル名を示す選択肢が選択され、かつ、ユーザインタフェースのモードの設定について、「Homeモード」を示す選択肢が選択され、かつ、比較的高い圧縮レベルが指定される場合には、CPU210は、高圧縮方式を用いて、圧縮ファイルを生成してもよい。そして、保存形式として「PDF」が選択される場合でも、スキャンデータの生成に用いられる装置の設定について、スキャン専用機のモデル名を示す選択肢が選択される場合、または、ユーザインタフェースのモードの設定について、「Advanceモード」を示す選択肢が選択される場合には、指定される圧縮レベルに拘わらずに、CPU210は、通常圧縮方式を用いて、圧縮ファイルを生成してもよい。
あるいは、例えば、保存形式として「PDF」が選択され、かつ、ユーザインタフェースのモードの設定について、「Homeモード」を示す選択肢が選択され、かつ、解像度の設定について、比較的高い解像度を示す選択肢が選択され、かつ、比較的高い圧縮レベルが指定される場合には、CPU210は、高圧縮方式を用いて、圧縮ファイルを生成してもよい。そして、保存形式として「PDF」が選択される場合でも、ユーザインタフェースのモードの設定について、「Advanceモード」を示す選択肢が選択される場合、または、解像度の設定について、比較的低い解像度を示す選択肢が選択される場合には、指定される圧縮レベルに拘わらずに、CPU210は、通常圧縮方式を用いて、圧縮ファイルを生成してもよい。
(7)上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
11...モード選択画面、12...メイン画面、13...スキャン設定画面、100...ドライバ、110...受付部、120...スキャンデータ取得部、130...ファイル生成部、200...計算機、210...CPU、230...揮発性記憶装置、240...不揮発性記憶装置、241...ドライバプログラム、242...圧縮パラメータテーブル群、260...表示部、270...操作部、280...通信部、300...スキャナ、400...複合機

Claims (13)

  1. 画像処理装置であって、
    特定の設定について、第1種の選択肢と第2種の選択肢とを含む複数個の選択肢の中から1個の選択肢の選択をユーザから受け付けるとともに、圧縮ファイルの保存形式の指定と、前記圧縮ファイルの圧縮のレベルの指定と、をユーザから受け付ける受付部と、
    原稿を光学的に読み取ることによって生成されるスキャンデータを取得する取得部と、
    前記スキャンデータを圧縮して前記圧縮ファイルを生成する生成部と、
    を備え、
    前記特定の設定は、ユーザインタフェースのモードの設定を含み、
    前記第1種の選択肢は、前記スキャンデータの生成に関する知識が比較的豊富なユーザのためのモードを示し、
    前記第2種の選択肢は、前記スキャンデータの生成に関する知識が比較的乏しいユーザのためのモードを示し、
    前記生成部は、
    前記第1種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として特定の保存形式であって、高圧縮PDF形式とは異なるPDF形式である前記特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに拘わらず、第1の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成し、
    前記第2種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに応じて、前記第1の圧縮方式と第2の圧縮方式とのうちの一方の圧縮方式を選択し、選択される前記一方の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成し、
    前記第2の圧縮方式は、前記スキャンデータを、文字画像を表す文字画像データと背景画像を表す背景画像データとに分離し、前記文字画像データと前記背景画像データとをそれぞれ圧縮する方式であり、
    前記第1の圧縮方式は、前記スキャンデータを、前記文字画像データと前記背景画像データとに分離せずに、圧縮する方式である、画像処理装置。
  2. 画像処理装置であって、
    特定の設定について、第1種の選択肢と第2種の選択肢とを含む複数個の選択肢の中から1個の選択肢の選択をユーザから受け付けるとともに、圧縮ファイルの保存形式の指定と、前記圧縮ファイルの圧縮のレベルの指定と、をユーザから受け付ける受付部と、
    原稿を光学的に読み取ることによって生成されるスキャンデータを取得する取得部と、
    前記スキャンデータを圧縮して前記圧縮ファイルを生成する生成部と、
    を備え、
    前記特定の設定は、前記スキャンデータの生成に用いられる装置の設定を含み、
    前記第1種の選択肢は、前記スキャンデータの生成機能を有し、印刷機能を有さない装置を示し、
    前記第2種の選択肢は、前記スキャンデータの生成機能と、印刷機能と、を有する装置を示し、
    前記生成部は、
    前記第1種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として特定の保存形式であって、高圧縮PDF形式とは異なるPDF形式である前記特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに拘わらず、第1の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成し、
    前記第2種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに応じて、前記第1の圧縮方式と第2の圧縮方式とのうちの一方の圧縮方式を選択し、選択される前記一方の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成し、
    前記第2の圧縮方式は、前記スキャンデータを、文字画像を表す文字画像データと背景画像を表す背景画像データとに分離し、前記文字画像データと前記背景画像データとをそれぞれ圧縮する方式であり、
    前記第1の圧縮方式は、前記スキャンデータを、前記文字画像データと前記背景画像データとに分離せずに、圧縮する方式である、画像処理装置。
  3. 画像処理装置であって、
    特定の設定について、第1種の選択肢と第2種の選択肢とを含む複数個の選択肢の中から1個の選択肢の選択をユーザから受け付けるとともに、圧縮ファイルの保存形式の指定と、前記圧縮ファイルの圧縮のレベルの指定と、をユーザから受け付ける受付部と、
    原稿を光学的に読み取ることによって生成されるスキャンデータを取得する取得部と、
    前記スキャンデータを圧縮して前記圧縮ファイルを生成する生成部と、
    を備え、
    前記生成部は、
    前記第1種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として特定の保存形式であって、高圧縮PDF形式とは異なるPDF形式である前記特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに拘わらず、第1の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成し、
    前記第2種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式が指定され、かつ、指定される前記圧縮のレベルが、前記圧縮ファイルのデータサイズが比較的大きいことを示す場合に、前記第1の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成し、
    前記第2種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式が指定され、かつ、指定される前記圧縮のレベルが、前記圧縮ファイルのデータサイズが比較的小さいことを示す場合に、第2の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成し、
    前記第2の圧縮方式は、前記スキャンデータを、文字画像を表す文字画像データと背景画像を表す背景画像データとに分離し、前記文字画像データと前記背景画像データとをそれぞれ圧縮する方式であり、
    前記第1の圧縮方式は、前記スキャンデータを、前記文字画像データと前記背景画像データとに分離せずに、圧縮する方式である、画像処理装置。
  4. 画像処理装置であって、
    特定の設定について、第1種の選択肢と第2種の選択肢とを含む複数個の選択肢の中から1個の選択肢の選択をユーザから受け付けるとともに、圧縮ファイルの保存形式の指定と、前記圧縮ファイルの圧縮のレベルの指定と、をユーザから受け付ける受付部と、
    原稿を光学的に読み取ることによって生成されるスキャンデータを取得する取得部と、
    前記スキャンデータを圧縮して前記圧縮ファイルを生成する生成部と、
    を備え、
    前記生成部は、
    前記第1種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として特定の保存形式であって、高圧縮PDF形式とは異なるPDF形式である前記特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに拘わらず、第1の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成し、
    前記第2種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに応じて、前記第1の圧縮方式と第2の圧縮方式とのうちの一方の圧縮方式を選択し、選択される前記一方の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成し、
    前記圧縮ファイルの保存形式として前記高圧縮PDF形式が指定される場合に、前記第1種の選択肢と前記第2種の選択肢のうちのいずれが選択されるかに拘わらず、前記第2の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成し、
    前記第2の圧縮方式は、前記スキャンデータを、文字画像を表す文字画像データと背景画像を表す背景画像データとに分離し、前記文字画像データと前記背景画像データとをそれぞれ圧縮する方式であり、
    前記第1の圧縮方式は、前記スキャンデータを、前記文字画像データと前記背景画像データとに分離せずに、圧縮する方式である、画像処理装置。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記生成部は、前記圧縮ファイルの保存形式として前記高圧縮PDF形式が指定される場合には、前記第1種の選択肢と前記第2種の選択肢のうちのいずれが選択されるかに拘わらず、前記第2の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成する、画像処理装置。
  6. 請求項1、2、4のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記生成部は、
    前記第2種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式が指定され、かつ、指定される前記圧縮のレベルが、前記圧縮ファイルのデータサイズが比較的大きいことを示す場合に、前記第1の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成し、
    前記第2種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式が指定され、かつ、指定される前記圧縮のレベルが、前記圧縮ファイルのデータサイズが比較的小さいことを示す場合に、前記第2の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成する、画像処理装置。
  7. 請求項3または4に記載の画像処理装置であって、
    前記特定の設定は、前記スキャンデータの画素数に関連する設定を含み、
    前記第1種の選択肢は、前記スキャンデータの画素数が比較的小さくなる選択肢であり、
    前記第2種の選択肢は、前記スキャンデータの画素数が比較的大きくなる選択肢である、画像処理装置。
  8. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記特定の設定は、ユーザによって選択される解像度の設定を含み、
    前記第1種の選択肢は、比較的低い解像度を示し、
    前記第2種の選択肢は、比較的高い解像度を示す、画像処理装置。
  9. 請求項またはに記載の画像処理装置であって、
    前記特定の設定は、前記スキャンデータを生成するために読み取られる前記原稿のサイズの設定を含み、
    前記第1種の選択肢は、比較的小さな前記原稿のサイズを示し、
    前記第2種の選択肢は、比較的大きな前記原稿のサイズを示す、画像処理装置。
  10. コンピュータプログラムであって、
    特定の設定について、第1種の選択肢と第2種の選択肢とを含む複数個の選択肢の中から1個の選択肢の選択をユーザから受け付けるとともに、圧縮ファイルの保存形式の指定と、前記圧縮ファイルの圧縮のレベルの指定と、をユーザから受け付ける受付機能と、
    原稿を光学的に読み取ることによって生成されるスキャンデータを取得する取得機能と、
    前記スキャンデータを圧縮して前記圧縮ファイルを生成する生成機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記特定の設定は、ユーザインタフェースのモードの設定を含み、
    前記第1種の選択肢は、前記スキャンデータの生成に関する知識が比較的豊富なユーザのためのモードを示し、
    前記第2種の選択肢は、前記スキャンデータの生成に関する知識が比較的乏しいユーザのためのモードを示し、
    前記生成機能は、
    前記第1種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として特定の保存形式であって、高圧縮PDF形式とは異なるPDF形式である前記特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに拘わらず、第1の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成する機能と、
    前記第2種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに応じて、前記第1の圧縮方式と第2の圧縮方式とのうちの一方の圧縮方式を選択し、選択される前記一方の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成する機能と、
    を含み、
    前記第2の圧縮方式は、前記スキャンデータを、文字画像を表す文字画像データと背景画像を表す背景画像データとに分離し、前記文字画像データと前記背景画像データとをそれぞれ圧縮する方式であり、
    前記第1の圧縮方式は、前記スキャンデータを、前記文字画像データと前記背景画像データとに分離せずに、圧縮する方式である、コンピュータプログラム。
  11. コンピュータプログラムであって、
    特定の設定について、第1種の選択肢と第2種の選択肢とを含む複数個の選択肢の中から1個の選択肢の選択をユーザから受け付けるとともに、圧縮ファイルの保存形式の指定と、前記圧縮ファイルの圧縮のレベルの指定と、をユーザから受け付ける受付機能と、
    原稿を光学的に読み取ることによって生成されるスキャンデータを取得する取得機能と、
    前記スキャンデータを圧縮して前記圧縮ファイルを生成する生成機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記特定の設定は、前記スキャンデータの生成に用いられる装置の設定を含み、
    前記第1種の選択肢は、前記スキャンデータの生成機能を有し、印刷機能を有さない装置を示し、
    前記第2種の選択肢は、前記スキャンデータの生成機能と、印刷機能と、を有する装置を示し、
    前記生成機能は、
    前記第1種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として特定の保存形式であって、高圧縮PDF形式とは異なるPDF形式である前記特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに拘わらず、第1の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成する機能と、
    前記第2種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに応じて、前記第1の圧縮方式と第2の圧縮方式とのうちの一方の圧縮方式を選択し、選択される前記一方の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成する機能と、
    を含み、
    前記第2の圧縮方式は、前記スキャンデータを、文字画像を表す文字画像データと背景画像を表す背景画像データとに分離し、前記文字画像データと前記背景画像データとをそれぞれ圧縮する方式であり、
    前記第1の圧縮方式は、前記スキャンデータを、前記文字画像データと前記背景画像データとに分離せずに、圧縮する方式である、コンピュータプログラム。
  12. コンピュータプログラムであって、
    特定の設定について、第1種の選択肢と第2種の選択肢とを含む複数個の選択肢の中から1個の選択肢の選択をユーザから受け付けるとともに、圧縮ファイルの保存形式の指定と、前記圧縮ファイルの圧縮のレベルの指定と、をユーザから受け付ける受付機能と、
    原稿を光学的に読み取ることによって生成されるスキャンデータを取得する取得機能と、
    前記スキャンデータを圧縮して前記圧縮ファイルを生成する生成機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記生成機能は、
    前記第1種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として特定の保存形式であって、高圧縮PDF形式とは異なるPDF形式である前記特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに拘わらず、第1の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成する機能と、
    前記第2種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式が指定され、かつ、指定される前記圧縮のレベルが、前記圧縮ファイルのデータサイズが比較的大きいことを示す場合に、前記第1の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成する機能と、
    前記第2種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式が指定され、かつ、指定される前記圧縮のレベルが、前記圧縮ファイルのデータサイズが比較的小さいことを示す場合に、第2の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成する機能と、
    を含み、
    前記第2の圧縮方式は、前記スキャンデータを、文字画像を表す文字画像データと背景画像を表す背景画像データとに分離し、前記文字画像データと前記背景画像データとをそれぞれ圧縮する方式であり、
    前記第1の圧縮方式は、前記スキャンデータを、前記文字画像データと前記背景画像データとに分離せずに、圧縮する方式である、コンピュータプログラム。
  13. コンピュータプログラムであって、
    特定の設定について、第1種の選択肢と第2種の選択肢とを含む複数個の選択肢の中から1個の選択肢の選択をユーザから受け付けるとともに、圧縮ファイルの保存形式の指定と、前記圧縮ファイルの圧縮のレベルの指定と、をユーザから受け付ける受付機能と、
    原稿を光学的に読み取ることによって生成されるスキャンデータを取得する取得機能と、
    前記スキャンデータを圧縮して前記圧縮ファイルを生成する生成機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記生成機能は、
    前記第1種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として特定の保存形式であって、高圧縮PDF形式とは異なるPDF形式である前記特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに拘わらず、第1の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成する機能と、
    前記第2種の選択肢が選択され、かつ、前記圧縮ファイルの保存形式として前記特定の保存形式が指定される場合に、指定される前記圧縮のレベルに応じて、前記第1の圧縮方式と第2の圧縮方式とのうちの一方の圧縮方式を選択し、選択される前記一方の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成する機能と、
    前記圧縮ファイルの保存形式として前記高圧縮PDF形式が指定される場合に、前記第1種の選択肢と前記第2種の選択肢のうちのいずれが選択されるかに拘わらず、前記第2の圧縮方式を用いて、前記圧縮ファイルを生成する機能と、
    を含み、
    前記第2の圧縮方式は、前記スキャンデータを、文字画像を表す文字画像データと背景画像を表す背景画像データとに分離し、前記文字画像データと前記背景画像データとをそれぞれ圧縮する方式であり、
    前記第1の圧縮方式は、前記スキャンデータを、前記文字画像データと前記背景画像データとに分離せずに、圧縮する方式である、コンピュータプログラム。
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