JP2006306045A - 印刷装置、画像印刷方法、および、画像印刷プログラム - Google Patents
印刷装置、画像印刷方法、および、画像印刷プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】印刷開始が指示されてから印刷が実行されるまでの待ち時間を短くすることが可能な印刷装置を提供すること。
【解決手段】印刷対象となる符号化画像データを指定する指定手段(CPU50)と、所定の符号化画像データが指定された場合には、プレビュー画像を生成するために、当該符号化画像データを復号処理する復号手段(CPU50)と、プレビュー画像を表示する表示手段(LCD17)と、印刷が指示されるまでの間に、画像を印刷する際に必要となる情報を生成する生成手段(CPU50)と、指定手段によって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、生成手段によって生成された情報に基づいて原画像を印刷する印刷手段(プリンタエンジンコントローラ62)と、を有する。
【選択図】図2
【解決手段】印刷対象となる符号化画像データを指定する指定手段(CPU50)と、所定の符号化画像データが指定された場合には、プレビュー画像を生成するために、当該符号化画像データを復号処理する復号手段(CPU50)と、プレビュー画像を表示する表示手段(LCD17)と、印刷が指示されるまでの間に、画像を印刷する際に必要となる情報を生成する生成手段(CPU50)と、指定手段によって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、生成手段によって生成された情報に基づいて原画像を印刷する印刷手段(プリンタエンジンコントローラ62)と、を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、印刷装置、画像印刷方法、および、画像印刷プログラムに関する。
近年、ディジタルカメラ等によって撮像された画像を簡易に印刷できる印刷装置が普及している。最近では、ディジタルカメラの普及に伴い、メモリカードが挿着できるスロットを有する印刷装置、あるいはディジタルカメラとの接続のためのインタフェースを有する高解像度の印刷装置も市販されるようになっている。この種の印刷装置には、プリントエンジンとして、インクジェット式、あるいは昇華式のものがあり、高い解像度での印刷が可能となっている。
ところで、例えば、ディジタルカメラによって撮像された画像は、カメラ自体の特性等によって、例えば、露出値が適切でなかったり、色かぶりが発生したりする場合があるため、これらを補正するための技術が提案されている(特許文献1参照)。
ところで、前述したような補正を行う場合、まず、画像データから所定の割合でサンプリングを行ってヒストグラムを作成し、つぎに、作成されたヒストグラムに基づいて補正パラメータを決定し、最後に、補正パラメータによって画像データに補正処理を施しながら印刷処理を実行する。そのため、画像データを指定して印刷する要求を行ってから、実際に印刷が行われるまでに上述の3つの処理を実行する必要があることから、印刷までの待ち時間が長いという問題点がある。
また、画像によっては、所定の角度回転させてから印刷する必要があるが、そのような場合には、上記の処理に加えて、回転させるための処理をさらに実行する必要があるため、印刷までの待ち時間がさらに長くなるという問題点がある。
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、印刷が指示されてから印刷が実行されるまでの待ち時間を短くすることが可能な印刷装置、画像処理方法、および、画像処理プログラムを提供しよう、とするものである。
上述の目的を達成するため、本発明の印刷装置は、印刷対象となる符号化画像データを指定する指定手段と、指定手段によって所定の符号化画像データが指定された場合には、プレビュー画像を生成するために、当該符号化画像データを復号処理する復号手段と、プレビュー画像を表示する表示手段と、印刷指示がなされるまでの間に、画像を印刷する際に必要となる情報を生成する生成手段と、指定手段によって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、生成手段によって生成された情報に基づいて原画像を印刷する印刷手段と、を有する。
このため、印刷が指示されてから印刷が実行されるまでの待ち時間を短くすることが可能な印刷装置を提供することができる。
他の発明の印刷装置は、上述の発明に加えて、画像を印刷する際に必要となる情報は、原画像データを所定の割合でサンプリングしたサンプリングデータであり、生成手段は、復号手段によって得られた原画像データから所定の画素をサンプリングするサンプリング手段を有し、印刷手段は、指定手段によって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、サンプリング手段によって得られたサンプリングデータを参照して補正パラメータを算出し、当該補正パラメータに基づいて原画像を補正する補正手段を有するようにしている。このため、プレビュー画像を生成する際に、サンプリングデータを生成するためのサンプリングを併せて実行することができるので、補正を行って画像を印刷する場合に、印刷が指示されてから印刷が開始されるまでの待ち時間を短縮することができる。
また、他の発明の印刷装置は、上述の発明に加えて、画像を印刷する際に必要となる情報は、原画像データを補正するための補正パラメータであり、生成手段は、復号手段によって得られた原画像データから所定の画素をサンプリングするサンプリング手段と、サンプリング手段によってサンプリングされた画素に基づいて原画像データに対する補正パラメータを算出する算出手段と、を有し、印刷手段は、指定手段によって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、算出手段によって算出された補正パラメータに基づいて原画像を補正する補正手段を有するようにしている。このため、プレビュー画像を生成する際に、補正用パラメータを生成するためのサンプリングを併せて実行することができるので、補正を行って画像を印刷する場合に、印刷が指示されてから印刷が開始されるまでの待ち時間を短縮することができる。
また、他の発明の印刷装置は、上述の発明に加えて、画像を印刷する際に必要となる情報は、画像を回転させて印刷する際に、起点となるブロックを復元するための起点復元用情報であり、生成手段は、復号手段が復号処理を行っている際に起点復元用情報を生成する起点復元用情報生成手段を有し、印刷手段は、指定手段によって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、起点復元用情報生成手段によって生成された起点復元用情報に基づいて原画像を回転する回転手段を有するようにしている。このため、プレビュー画像を生成する際に、画像を回転させるための起点復元用情報を併せて生成することができるので、画像を回転させて印刷する場合に、印刷が指示されてから印刷が開始されるまでの待ち時間を短縮することができる。
また、他の発明の印刷装置は、上述の発明に加えて、指定手段は複数のサムネイル画像を表示し、所定のサムネイル画像が指定された場合には当該サムネイル画像に対応する符号化画像データが選択されたと判断するようにしている。このため、サムネイル画像を参照しながら印刷しようとする所望の画像を選択することができるので、操作性を向上できる。
また、他の発明の印刷装置は、上述の発明に加えて、復号手段による復号処理の実行中に、指定手段によって他の符号化画像データが再指定された場合には、当該符号化画像データの復号処理を中止し、当該他の符号化画像データの復号処理を実行するようにしている。このため、復号処理を直ちに中断してつぎの画像の処理に移行することにより、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
また、他の発明の印刷装置は、上述の発明に加えて、復号手段は、符号化画像データを複数の領域に分割し、領域毎に復号処理を実行し、表示手段は復号手段によって復号が完了した領域から順次表示するようにしている。このため、処理の進行状況をユーザに示すことにより、ユーザに安心感を与えることができる。
また、他の発明の印刷装置は、上述の発明に加えて、印刷手段は、指定手段によって同一の画像を複数回印刷するように指定された場合には、同一の情報を使用して印刷処理を実行するようにしている。このため、同一の画像を複数回印刷する場合の処理に要する時間を短縮することができる。
また、他の発明の印刷装置は、上述の発明に加えて、生成手段によって生成された情報を記憶する記憶手段をさらに有し、印刷手段は、指定手段によって同一の画像を再度印刷するように指示された場合には、記憶手段に記憶されている情報を利用して印刷処理を実行するようにしている。このため、同一の画像を再度印刷する場合には、処理に要する時間を短縮することができる。
また、本発明の画像印刷方法は、印刷対象となる符号化画像データを指定する指定ステップと、指定ステップにおいて所定の符号化画像データが指定された場合には、プレビュー画像を生成するために、当該符号化画像データを復号処理する復号ステップと、プレビュー画像を表示する表示ステップと、印刷指示がなされるまでの間に、画像を印刷する際に必要となる情報を生成する生成ステップと、指定ステップにおいて指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、生成ステップにおいて生成された情報に基づいて原画像を印刷する印刷ステップと、を有する。
このため、印刷が指示されてから印刷が実行されるまでの待ち時間を短くすることが可能な画像印刷方法を提供することができる。
また、他の発明の印刷方法は、上述の発明に加えて、画像を印刷する際に必要となる情報は、原画像データを所定の割合でサンプリングしたサンプリングデータであり、生成ステップは、復号ステップによって得られた原画像データから所定の画素をサンプリングするサンプリングステップを有し、印刷ステップは、指定ステップによって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、サンプリングステップによって得られたサンプリングデータを参照して補正パラメータを算出し、当該補正パラメータに基づいて原画像を補正する補正ステップを有するようにしている。このため、プレビュー画像を生成する際に、サンプリングデータを生成するためのサンプリングを併せて実行することができるので、補正を行って画像を印刷する場合に、印刷が指示されてから印刷が開始されるまでの待ち時間を短縮することができる。
また、他の発明の印刷方法は、上述の発明に加えて、画像を印刷する際に必要となる情報は、原画像データを補正するための補正パラメータであり、生成ステップは、復号ステップによって得られた原画像データから所定の画素をサンプリングするサンプリングステップと、サンプリングステップによってサンプリングされた画素に基づいて原画像データに対する補正パラメータを算出する算出ステップと、を有し、印刷ステップは、指定ステップによって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、算出ステップによって算出された補正パラメータに基づいて原画像を補正する補正ステップを有するようにしている。このため、プレビュー画像を生成する際に、補正用パラメータを生成するためのサンプリングを併せて実行することができるので、補正を行って画像を印刷する場合に、印刷が指示されてから印刷が開始されるまでの待ち時間を短縮することができる。
また、本発明の画像印刷プログラムは、印刷対象となる符号化画像データを指定する指定手段、指定手段によって所定の符号化画像データが指定された場合には、プレビュー画像を生成するために、当該符号化画像データを復号処理する復号手段、プレビュー画像を表示する表示手段、印刷指示がなされるまでの間に、画像を印刷する際に必要となる情報を生成する生成手段、指定手段によって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、生成手段によって生成された情報に基づいて原画像を印刷する印刷手段、としてコンピュータを機能させる。
このため、印刷が指示されてから印刷が実行されるまでの待ち時間を短くすることが可能な画像印刷プログラムを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷装置の構成例を示す図である。以下、本発明の一実施の形態について、図1から図11に基づいて説明する。図1は、本実施の形態に係る印刷装置11の基本構成を示す斜視図である。この図1に示すように、印刷装置11は、ロール紙対応型のインクジェット式印刷装置であり、装置全体を覆うケース12と、印刷媒体としてのロール紙Rおよび印刷用紙(不図示)を供給する給紙装置13と、ロール紙Rまたは印刷用紙に対して印刷を行う印刷部とを備える。
ケース12は、略四角形状の箱体であり、上面右側に操作パネル部15を備え、操作パネル部15は、表示手段の一部としてのLCD(Liquid Crystal Display)17と、指定手段としての操作部18とを備える。LCD17には、印刷装置11のメニュー機能、動作内容、動作状況、エラー内容などが表示され、操作部18は、印刷装置11のメニュー選択等を行う時に押されるようになっている。そして、これらLCD17および操作部18により、カット位置調整等の各種操作が行えるようになっている。
ケース12は、前面下部に、排出口12aを備え、印刷されたロール紙Rまたは印刷用紙が排出されるようになっている。また、ケース12の前面右側には、カードスロット21が設けられており、例えば、ディジタルカメラ等によって撮影された画像データを記録するメモリカードMが、取り外し自在に収納されるようになっている。
給紙装置13は、ケース12の背面側に設けられており、ケース12に対して固定されているホルダー22と、ロール紙軸23とを備える。そして、同ロール紙軸23には、ロール紙Rの基端(終端)が連結され巻回されており、この状態で、ホルダー22に対して回転可能に支持されている。そして、ユーザがロール紙軸23の両端部を掴んでロール紙軸23を正回転、あるいは、逆回転させると、ロール紙Rは給紙装置13から送り出されたり、巻き取られたりするようになっている。
つぎに、図1に示す印刷装置11の制御系について説明する。図2は、図1に示す印刷装置の制御系を示すブロック図である。この図に示すように、印刷装置の制御系は、CPU(Central Processing Unit)50、ROM(Read Only Memory)51、RAM(Random Access Memory)52、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)53、LCDコントローラ54、I/F(Interface)55、バス56、LCD17、操作部18、カードMが挿入されるカードスロット21、カードI/F回路60、プリンタエンジンコントローラ62、紙送りモータ63、ローラ64、キャリッジモータ65、駆動ベルト66、キャリッジ67、印刷ヘッド68、および、RAM69を有している。
ここで、復号手段、生成手段、サンプリング手段、算出手段、補正手段、起点復元用情報生成手段、および、回転手段としてのCPU50は、ROM51およびEEPROM53に格納されているプログラムに応じて各種演算処理を実行するとともに、紙送りモータ63およびキャリッジモータ65をはじめとする装置の各部を制御する。
ROM51は、CPU50が実行する各種プログラムや各種データを格納している半導体メモリである。記憶手段としてのRAM52は、CPU50が実行対象とするプログラムやデータを一時的に格納する半導体メモリである。
EEPROM53は、CPU50における演算処理結果の所定のデータ等が格納され、印刷装置の電源が切断された後も該データを保持する半導体メモリである。
表示手段の一部としてのLCDコントローラ54は、CPU50から供給されが描画命令に基づいて描画処理を実行し、得られた画像データをLCD17に供給して表示させる。
I/F55は、操作部18、カードI/F回路60、および、プリンタエンジンコントローラ62の間で情報を授受する際に、データの表現形式を適宜変換する装置である。
バス56は、CPU50、ROM51、RAM52、EEPROM53、LCDコントローラ54、および、I/F55、を相互に接続し、これらの間で情報の授受を可能とするための信号線群である。
操作部18は、前述したように、メニュー選択等を行う場合に操作される。メモリカードMは、前述したように、ディジタルカメラによって撮像された画像データが格納されている不揮発メモリである。
カードスロット21は、前述したように印刷装置11のケース12の前面右側に設けられており、当該部分にメモリカードMが挿入される。カードI/F回路60は、メモリカードMとの間で情報を読み書きするためのインタフェースである。
印刷手段としてのプリンタエンジンコントローラ62は、紙送りモータ63、キャリッジモータ65、および、印刷ヘッド68を制御するための制御装置である。紙送りモータ63は、ローラ64を回転させることにより印刷用紙またはロール紙Rを副走査方向に移動させる。ローラ64は、円柱状の部材によって構成され、印刷用紙またはロール紙Rを副走査方向に移動させる。
キャリッジモータ65は、キャリッジ67に一端が固定されている駆動ベルト66に駆動力を与えることにより、キャリッジ67を主走査方向に往復動させる。印刷ヘッド68は、印刷用紙に対向する面に複数のノズルが形成されており、当該複数のノズルからインクを吐出させることにより情報を印刷用紙に記録する。
RAM69は、プリンタエンジンコントローラ62が印刷しようとする画像データを一時的に格納する半導体メモリである。
つぎに、以上の実施の形態の動作について説明する。
図3は、本発明の実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、メモリカードMがカードスロット21に挿入されるか、または、図示せぬディジタルカメラが図示せぬケーブルによってI/F55に接続され、メモリカードMまたはディジタルカメラに記憶されている画像データを印刷する場合に実行される。このフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS10:CPU50は、操作部18が操作されて印刷の対象となる画像群が選択されたか否かを判定し、選択された場合にはステップS11に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。例えば、操作部18が操作され、メモリカードMに格納されている所定の画像データを印刷対象とすることが指示された場合にはステップS11に進む。
ステップS11:CPU50は、ステップS10において選択された画像群に対応するファイルに含まれているサムネイル画像を取得し、LCDコントローラ54に供給してLCD17に表示させる。図4は、画像ファイルの構成例を示す図である。この図に示すように、画像ファイル70は、例えば、EXIF(Exchangeable Image File Format)形式のデータであり、ヘッダ情報71、テーブル72、サムネイル画像データ73、および、画像データ74によって構成されている。ここで、ヘッダ情報71は、例えば、ファイル名、圧縮方式、画像サイズ、密度単位、撮影条件を示す情報(露光時間、フラッシュの使用の有無)、および、使用されたディジタルカメラのメーカ名およびモデル名等の情報を有している。テーブル72は、例えば、量子化テーブルおよびエントロピー符号化テーブル等によって構成されている。サムネイル画像データ73は、画像データ74の縮小画像としてのサムネイル画像のデータである。画像データ74は、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)方式により圧縮された画像データによって構成されている。CPU50は、ステップS10において選択された画像群に対応する画像ファイルをメモリカードMから特定し、特定された画像ファイルに含まれているサムネイル画像データを取得し、LCDコントローラ54に供給して表示させる。その結果、LCD17には、図5に示すような情報が表示される。この例では、LCD17には、9枚のサムネイル画像81〜89が表示されている。
ステップS12:CPU50は、操作部18が操作され、ステップS11で表示されたサムネイル画像から所定のサムネイル画像が選択されたか否かを判定し、選択された場合にはステップS13に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。例えば、操作部18が操作された場合には、図5に示すようにサムネイル画像を囲繞する「枠」が任意の方向に移動し、印刷しようとする画像を選択することができる。
ステップS13:CPU50は、処理回数をカウントするための変数Nに“1”を初期設定する。
ステップS14:CPU50は、ステップS12で選択された画像データを4分割した場合のN/4番目の領域をJPEG復号する処理を実行する。具体的には、図6に示すような画像データ100が印刷対象として選択された場合には、CPU50は、図4に示す画像ファイル70のテーブル72からエントロピー符号化テーブルを取得し、4つの領域101〜104に対応する画像データ74に含まれているY(輝度)成分、Cr(色差成分)、および、Cb(色差成分)のそれぞれのブロックのDC係数と、AC係数とを復号する。なお、この際、最小符号化単位であるMCU単位で復号を行う。また、復号する順序としては、例えば、領域101〜104の順番に行う。
ステップS15:ステップS14において復号された領域N/4の画像データを、RGB表色系に変換した後、LCD17に表示する。例えば、N=1である場合には図7に示すような画像が表示される。この例では、LCD17には図5において選択されたサムネイル画像85に対応する画像の左上の領域が表示されている。また、LCD17内の右上には枚数を設定するためのボタン92,93および選択された枚数94が表示されている。LCD17内の下部には、他の画像を選択する場合に操作されるボタン95および印刷処理を実行する際に操作されるボタン96が表示されている。なお、LCD17に表示される画像のサイズは、例えば、QVGA(Quarter Video Graphics Array)であり、原画像のサイズはVGAまたはそれ以上のサイズであるので、LCD17のサイズに応じて画素の間引き処理を行う。
ステップS16:CPU50は、ステップS14において復号された画像データから所定の割合で画素をサンプリングする処理を実行する。具体的には、RGB表色系のそれぞれの成分、YCC表色系のそれぞれの成分、および、HSB(Hue Saturation Brightness)表色系の成分のいずれかまたはこれらの組み合わせについて一定の割合で画素をサンプリングする。なお、HSB成分についてはRGB成分またはYCC成分に基づいて計算によって算出する。また、サンプリングの割合としては、例えば、間引き後の画像データのサイズが前述したQVGAとなるように設定する。なお、サンプリングによって得られたデータは、RAM52に格納される。
ステップS17:CPU50は、処理回数をカウントする変数Nの値が“4”であるか否か(画像の全領域の復号処理が完了したか否か)を判定し、該当する場合にはステップS20に進み、それ以外の場合にはステップS18に進む。
ステップS18:CPU50は、変数Nの値を“1”インクリメントする。
ステップS19:CPU50は、印刷画像を再選択する操作がなされたか否かを判定する。例えば、図7に示すボタン95(操作部18の所定のボタンに対応する)が操作されて他の画像を選択する指示がなされた場合にはステップS11に戻って同様の処理を繰り返す。
なお、印刷画像を再選択する操作がなされない場合には、画像データを構成する4つの領域が順番に復号され、LCD17に順番に表示される。例えば、図7に示す状態の後に、2/4の領域が表示された場合には図8の状態となり、つづいて、3/4の領域が表示された後に4/4の領域が表示された場合には図9の状態となる。このように、画像を1/4ずつ表示するのは、全体の復号が終了してから表示すると、表示がなされるまでに時間を要するためである。なお、1/4ずつ表示するのではなく、例えば、1/8ずつであったり、それ以外であったりしてもよい。また、格子状に分割するのではなく、横方向に細長い短冊状に分割し、上から順に復号して表示するようにしてもよい。また、分割するのではなく、画像全体を一括して表示するようにしてもよい。その場合、例えば、プログレッシブ方式またはシーケンシャル方式で表示するようにすれば、復号処理の途中経過を参照することができるので、ユーザは処理が進行していることを知ることができる。
ステップS20:CPU50は、ステップS16においてサンプリングした画素に対して統計処理を施し、ヒストグラムを得る。図10は、ステップS20の処理によって得られたヒストグラムの一例である。この例は、例えば、YCC表色系におけるY成分のヒストグラムを示している。この図の横軸はY成分の値を、縦軸は画素の個数を示している。また、この例では、平均が“108.7”であり、標準偏差が“67.1”であり、中間値が“107”であり、全画素数が“48793”であることが示されている。なお、これ以外の表色系(RGB表色系、HSB表色系)のそれぞれの成分についてもヒストグラムを得る。
ステップS21:CPU50は、ユーザによる補正内容の設定を受け付ける設定処理を実行する。すなわち、CPU50は、LCD17に補正内容を設定するためのGUI(Graphical User Interface)を表示し、ユーザに補正内容を入力させ、入力された内容に基づいて補正処理の詳細を設定する。より詳細には、CPU50は、(1)補正処理を自動的に実行するかまたはマニュアル設定で行うかを選択するとともに、(2)明るさ、コントラスト、シャープネス、彩度の設定を行い、(3)カラー印刷、セピア印刷、モノクロ印刷のいずれかを選択するためのGUIを表示して、それぞれについてユーザの指定を受ける。
ステップS22:CPU50は、ステップS20において求めた統計値、ステップS21で入力された設定値、および、画像ファイルに付随している撮影条件を示す情報(EXIFまたはPIM(Print Image Matching)の付加情報等)を参照して、補正用のパラメータを算出する。例えば、図10の例では、Y成分の値が小さい方に分布が偏っているので、図11に示すように中央値を中心として満遍なく分布するようなパラメータを求める。具体的には、例えば、図10におけるY成分の最大値をY0とすると、補正値CとしてC=255/Y0を選択し、当該補正値Cを各画素値に乗算することにより、画素値の分布範囲は0〜255の間に分散する。このとき、ステップS21におけるユーザの設定内容も考慮する。なお、このようなパラメータとしては、例えば、RGB表色系におけるR,G,Bのそれぞれの成分についての補正パラメータや、HSB表色系におけるH,S,Bのそれぞれの成分についての補正パラメータがある。具体的には、RGB表色系については、例えば、色かぶりを解消するために、R,G,B成分のバランスを調整するための補正パラメータがある。例えば、赤が強い場合には、R成分に対して1以下の所定の補正値を乗算することにより、RGBのバランスを回復し、色かぶりを解消できる。
ステップS23:CPU50は、操作部18が操作されて印刷指示がされたか否かを判定し、指示された場合にはステップS24に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。なお、「印刷指示」とは、印刷の条件(例えば、印刷枚数等)が設定された後、印刷データの生成処理を開始する指示がなされたことをいい、具体的には、ユーザによって操作部18が操作されて印刷が指示されたことをいう。
ステップS24:CPU50は、指定された画像データのJPEG復号処理を実行する。なお、復号する際には、印刷ヘッド68の1回の走査に係る印刷幅であるバンド単位で画像データを復号する。
ステップS25:CPU50は、ステップS22において求められた補正パラメータを用いて画像データを補正する処理を実行する。具体的には、それぞれの画素に対して、ステップS22において算出した補正パラメータを適用することにより、例えば、色かぶりを解消し、露出が適正となるように補正し、色のバランスが適正になるように補正し、または、コントラストが適正になるように補正する。例えば、前述のように、色かぶりによって赤色が強い場合には、Rのヒストグラムの分布が原点方向に移動するように、例えば、それぞれの画素値に対して値“0.9”を乗算する等の処理を行う。
ステップS26:CPU50は、印刷処理を実行する。すなわち、CPU50は、補正処理が施されたバンド単位の画像データを、プリンタエンジンコントローラ62に供給する。その結果、印刷ヘッド68から対応する色のインクが吐出されるとともに、キャリッジモータ65によって主走査方向に走査がされ、紙送りモータ63によって副走査方向に走査がなされて、画像が印刷される。
ステップS27:CPU50は、全てのラインの印刷が終了したか否かを判定し、終了していない場合にはステップS24に戻って同様の処理を繰り返し、それ以外の場合には処理を終了する。
以上の実施の形態によれば、印刷しようとする画像をLCD17にプレビュー表示する際に、サンプリングを併せて行うようにしたので、印刷が指示されてから実際に印刷が開始されるまでの待ち時間を短縮することができる。
なお、以上の実施の形態では、スタンドアロン型の印刷装置を例に挙げて説明を行ったが通常の印刷装置(パーソナルコンピュータと接続して使用するタイプの印刷装置)に対して本発明を適用することができる。また、図12に示す、スキャナ装置、印刷装置、および、コピー装置が一体となったいわゆる複合型の印刷装置に対して本発明を適用することも可能である。
図12の例では、印刷装置211は、装置全体を覆うケース212と、印刷媒体としての印刷用紙を供給する給紙装置213と、紙媒体等に印刷された画像を読み取るスキャナ部230と、印刷用紙に対して印刷を行う印刷部(不図示)とを備える。
ケース212は、略四角形状の箱体であり、上面にスキャナ部230が設けられており、また、前面中央部には、LCD217と、各種操作部218とを備える。LCD217には、図1の場合と同様に、印刷装置211のメニュー機能、動作内容、動作状況、エラー内容などが表示され、操作部218は、印刷装置211のメニュー選択等を行う時に押されるようになっている。
ケース212は、前面下部に、排出口212aを備え、印刷された印刷用紙が排出されるようになっている。また、ケース212の前面右側には、カードスロット221が設けられており、例えば、ディジタルカメラ等によって撮影された画像データを記録するメモリカードMが、取り外し自在に収納されるようになっている。
給紙装置213は、ケース212の背面側に設けられており、印刷用紙をストックするとともに、必要に応じて印刷装置211の内部に一枚ずつ供給する。
図13は、図12に示す複合型の印刷装置210の制御系の構成例を示す図である。なお、この図において、図2の場合と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図13の例では、図2の場合と比較して、操作部18が操作部218に置換され、また、スキャナ部230が新たに付加されている。なお、その他の構成は、図2の場合と同様である。
ここで、操作部218としては、スキャナ装置およびコピー装置を制御するためのボタンが新たに追加されている。スキャナ部230は、紙媒体に印刷されている画像を読み取るための光学系、撮像系、および、これらを制御するための制御系によって構成されており、CPU50の制御に応じて紙媒体に印刷された画像を読み取って、対応する画像データに変換して出力する。
このような複合型の印刷装置211では、メモリカードMから読み込んだ画像データまたはディジタルカメラから読み込んだ画像データに対して、前述したような処理を実行することにより、印刷が指示されてから実際に印刷が開始されるまでの待ち時間を短縮することができる。
なお、以上の各実施の形態では、ステップS12において印刷画像が選択されると、プレビュー処理時にサンプリング処理を行って補正用のパラメータを算出するようにした。しかし、プレビューのたびにサンプリングするのではなく、例えば、サンプリング処理の結果として得られたサンプリングデータをファイルとして保存しておき、同一の画像が再度選択された場合には、当該ファイルを利用してパラメータを算出するようにしてもよい。すなわち、図3の処理において、ステップS16の処理の後、または、ステップS17の処理の後にサンプリングデータをファイルとしてRAM52またはメモリカードMに保存するとともに、当該ファイルと画像ファイルとを関連付けするためのテーブルを作成する。そして、ステップS12において画像が再度選択された場合には、テーブルを参照し、既にサンプリングファイルが存在しているときには、ステップS16に示すサンプリング処理を省略するようにすればよい。
図14は、画像ファイルとサンプリングファイルとを関連づけするためのテーブルの一例を示している。この例では、テーブルには、メモリカードMに記憶されている各画像ファイルを識別するためのインデックスと、当該画像ファイルのメモリカードM上の物理的な位置を示す画像ファイルポインタと、当該画像ファイルから作成されたサンプリングデータファイルのRAM52上の物理的な位置を示すサンプリングファイルポインタとを有している。これらの情報のうち、インデックスおよび画像ファイルポインタは、印刷装置11の電源投入時またはメモリカードMの装着時に、メモリカードM等に記憶されている全ての画像ファイルを対象にインデックスを割り当てするとともに、画像ファイルポインタを取得して登録する。サンプリングファイルポインタは、印刷装置11の電源投入時またはメモリカードMの装着時には、空の値(Null値)が設定される。これは、テーブルの情報は、印刷装置11の電源オフ時またはメモリカードMの着脱時にクリアされることに基づいている。したがって、印刷装置11の電源を投入したり、または、メモリカードMを装着したりして最初に画像ファイルを印刷する際には、いずれの画像ファイルについてもサンプリングファイルポインタは存在しないことになる。なお、テーブルにおいて、「インデックス」は省略することも可能である。
このようなテーブルが生成された後に、画像ファイルの印刷が指示された場合には、テーブルを参照してサンプリングファイルポインタがNullであるか否かが判定され、Nullである場合にはサンプリングファイルが存在しないと判断されてプレビュー時にサンプリング処理が実行され、得られたサンプリングデータがRAM52またはメモリカードMにサンプリングファイルとして格納される。そして、ファイルのポインタが取得された後、テーブルのサンプリングポインタに格納される。一方、Nullでない場合にはサンプリングファイルが存在すると判断されて、プレビュー処理時にはサンプリングは実行されない。その後、ステップS20の処理では、該当するサンプリングファイルに対して統計値処理が実行され、得られた値に基づいて補正処理が実行されることになる。
以上の処理によれば、サンプリングファイルを保存し、再度同一の画像ファイルを印刷する場合には、当該サンプリングファイルを利用するようにしたので、同一の画像を再度印刷する際にはサンプリング処理を省略して処理を高速化することができる。
なお、以上の実施の形態では、サンプリングデータをファイルとして保存するようにしたが、例えば、ステップS20において算出された統計値、ステップS21において入力された設定値、および/または、ステップS22において算出されたパラメータを保存し、再度同一の画像ファイルの印刷が指示された場合には、これらを使用して補正処理を実行するようにしてもよい。そのような実施の形態によれば、同一の画像を再度印刷する際には、ステップS20〜ステップS22の処理を省略して、処理を高速化することが可能になる。
ところで、サンプリングデータ、統計値、および、補正用のパラメータは、この順にデータ量が多いため、補正用のパラメータを保存することがメモリの容量を節約する観点からは望ましい。しかしながら、補正用のパラメータは、ステップS21におけるユーザの設定内容に応じて変化するため、設定内容が変化した場合には再度計算しなおす必要がある。そこで、統計値、設定値、および、パラメータを保存しておき、同一の画像を印刷する際には、設定値が変化していない場合には同一のパラメータに基づいて印刷し、設定値が変化した場合には統計値からパラメータを再度計算するようにしてもよい。そのような方法によれば、設定内容が変化した場合に、画像ファイルの復号処理を再度実行する必要がなくなるので、設定内容が変化した場合でも印刷までの時間を短縮できる。
また、補正処理用のサンプリングファイルのみならず、LCD17にプレビュー表示するための画像ファイル(以下、「プレビュー画像ファイル」と称する)についても併せて保存するとともに、図14に示すテーブルに関連づけして格納しておき、同一の画像ファイルが選択された場合には、保存されているプレビュー画像ファイルをLCD17に表示するようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では、画像ファイルを回転せずに印刷処理するようにしたが、図15および図21に示す処理を、図3に示すステップS14およびステップS24においてそれぞれ実行することにより、所望の角度に回転して印刷することができる。すなわち、画像を回転して印刷する場合には、プレビュー表示する際に、画像を回転するための起点復元用情報(詳細は後述する)を生成してRAM52に格納しておき、印刷する際には当該起点復元用情報を参照しながら画像を回転して印刷することで、画像を回転するための処理を短縮し、印刷までの待ち時間を短縮できる。この処理の詳細について、以下に説明する。
図15は、画像を回転して印刷する場合に、図3に示すステップS14の「JPEG復号処理」として実行される処理であり、画像ファイルを復号するとともに、画像ファイルを回転して印刷するための起点復元用情報を生成する処理である。ここで、起点復元用情報とは、画像ファイルを途中から復元する起点となる起点ブロックから画像ファイルを復元するための情報である。具体的には、例えば、図16に示す画像を90度右方向に回転させて印刷する場合、上端となる左端のブロックを起点ブロックとする。図15に示すフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS40:CPU50は、ステップS12において選択された画像ファイルの1アクセス単位のデータを、メモリカードM等から読み込む。ここで、アクセス単位とは、メモリカードM等の仕様に応じて予め定められているデータの読み込み単位であり、例えば、フラッシュメモリにおけるセクタ等が該当する。また、図17に示すように、JPEG方式で圧縮された画像ファイルの各ブロックのデータサイズは、アクセス単位とは必ずしも一致せず、各ブロック間のデータサイズも異なるから、1ブロックのデータが複数のアクセス単位に跨ることがある。
ステップS41:CPU50は、ステップS40において読み込んだアクセス単位の画像データをハフマン解凍する処理を実行する。
ステップS42:CPU50は、図17に示す1ブロック分のデータのハフマン解凍が終了したか否かを判定し、終了していない場合にはステップS40に戻って同様の処理を繰り返し、1ブロック分の解凍が終了した場合にはステップS43に進む。
ステップS43:CPU50は、ステップS40〜42の処理によって解凍された1ブロック分のデータ(ブロックの量子化DCT係数)に対して逆量子化処理を施す。これによりブロックのDCT係数が取得される。ここで、JPEG方式で圧縮された画像ファイルでは、量子化DCT係数の量子化DC成分については、ブロック間の差分値がハフマン符号化されているから、ハフマン解凍によって得られる量子化DC成分の差分値を累計することにより、量子化DC成分が取得され、この量子化DC成分に逆量子化処理を施すことにより、DC成分が取得される。
ステップS44:CPU50は、当該ブロックが起点ブロックであるか否かを判定し、起点ブロックである場合にはステップS45に進み、それ以外の場合にはステップS46に進む。なお、起点ブロックとは、前述したように、画像ファイルを途中から復元する起点となるブロックであり、この実施の形態では、画像を右方向に90度回転させることを前提としているので、画像を右方向に90度回転させたときに、上端となる左端のブロックである。
ステップS45:CPU50は、起点復元用情報を生成して、RAM55の所定の領域に格納する。ここで、起点復元用情報は、具体的には、起点ブロックのデータが開始されるアクセス単位の物理的な位置を示すファイルポインタと、このアクセス単位から起点ブロックのデータをハフマン解凍するための解凍中間情報と、起点ブロックのDC成分とにより構成される。
図18は、解凍中間情報を概念的に説明するための図である。前述のように、各ブロックのデータサイズとアクセス単位とは必ずしも一致せず、各ブロックのデータサイズも異なることから、起点ブロックのデータが開始されるアクセス単位には、前のブロックのデータも含まれることになる。したがって、起点ブロックのデータをハフマン解凍するためには、前のブロックのデータのハフマン解凍に関する情報(例えば、前のブロックのデータとしてハフマン解凍されたビット数)が必要であり、こうした情報が解凍中間情報に該当する。
ステップS46:CPU50は、ステップS43において逆量子化処理が施された1ブロックのデータに対して逆DCT演算を施して、ブロックの画素情報を取得する。
ステップS47:CPU50は、ステップS46において得られたブロックの画像情報に対して色変換処理を施す。ここで、色変換処理は、JPEG方式の画像ファイルで用いられるYCC色空間のデータを、RGB色空間のデータに変換する処理である。
ステップS48:CPU50は、画像の1/4の領域の解凍処理が終了したか否かを判定し、終了した場合にはステップS15の処理に復帰し、それ以外の場合にはステップS40に戻って同様の処理を繰り返す。
図19は、以上の処理を繰り返して実行することにより得られる起点復元用情報の一例を示す図である。この図に示すように、この例では、起点ブロックとして画像の左端のブロックが設定されていることから、左端のブロックについての起点復元用情報(ファイルポインタ、解凍中間情報、および、DC成分)が上のブロックから順に記憶される。
以上の処理により、ステップS12において選択された画像ファイルをLCD17にプレビュー表示するとともに、画像を回転処理するための前述の起点復元用情報を生成することができる。
つぎに、図21の処理について説明する。図21は、画像を回転して印刷する場合に、図3に示すステップS24の「JPEG復号処理」として実行される処理であり、画像ファイルを復号するとともに、起点復元用情報を参照して、画像ファイルを回転しながら復号する処理である。図21に示すフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS60:CPU50は、RAM52に格納されている起点復元用情報のうち、最初の起点ブロックのファイルポインタを読み込み、読み込んだファイルポインタによって特定されるアクセス単位のデータを、メモリカードM等から読み込んでハフマン解凍する。このとき、起点復元用情報の解凍中間情報を用いることにより、アクセス単位のデータのうち、起点ブロックのデータを取得して解凍することができる。
ステップS61:CPU50は、ステップS60において読み込んだデータを、ハフマン解凍する。
ステップS62:CPU50は、1ブロック分の解凍処理が終了したか否かを判定し、1ブロック分の解凍処理が終了した場合にはステップS63に進み、それ以外の場合にはステップS60に戻って1ブロック分の処理が終了するまで同様の処理を繰り返す。
ステップS63:CPU50は、解凍された1ブロック分のデータに対して逆量子化処理を実行する。これによりブロックのDCT係数が取得される。
ステップS64:CPU50は、ステップS63において逆量子化処理が施された1ブロックのデータに対して逆DCT演算を施して、ブロックの画素情報を取得する。このとき、起点復元用情報のDC成分が読み込まれ、これに基づいてDCT係数のDC成分が取得される。
ステップS65:CPU50は、ステップS64において得られたブロックの画像情報に対して色変換処理を施す。ここで、色変換処理は、前述のようにYCC色空間のデータを、RGB色空間のデータに変換する処理である。
ステップS66:CPU50は、ステップS65の処理によって色変換が施されたブロックデータを右方向に90度回転させてRAM52の所定の領域に格納する。
ステップS67:CPU50は、ステップS66において回転処理が施されたブロックの起点復元用情報をつぎのブロック(右隣のブロック)の起点復元用情報に更新する。すなわち、図20に示すように、つぎのブロックのデータが開始されるアクセス単位のファイルポインタと、解凍中間情報と、DC成分とに更新する。なお、ここでのDC成分としては、現在のブロックの量子化DC成分が格納される。つぎのブロックを復元する際には、この量子化DC成分とつぎのブロックのデータをハフマン解凍して得られる差分値とを累計することにより、つぎのブロックの量子化DC成分を取得することができる。
ステップS68:CPU50は、1バンド分の処理が終了したか否かを判定し、1バンド分の解凍処理が終了した場合にはステップS25の処理に復元し、それ以外の場合にはステップS60に戻って同様の処理を繰り返す。なお、バンドとは、プリンタエンジンコントローラ62によって印刷を実行する単位である。
図22は、ステップS60〜S68の処理が繰り返し実行される様子を示す図である。この図に示すように、起点ブロックとしての左端のブロックを上から順に対象としてステップS60〜S68の処理を実行することにより、回転後の画像の上端のブロックが出力され、左端のブロックを対象とした処理が完了すると、左端のブロックの右隣の列のブロックを上から順に対象としてステップS60〜S68の処理が繰り返し実行される。そして、図23に示すように、蓄積された回転後のブロックがバンド単位になると、このバンド単位のデータに対してステップS25の補正処理が施された後、ステップS26において印刷データが生成され、プリンタエンジンコントローラ62が印刷処理を実行する。そして、画像ファイルの最後のブロックまで到達した場合には、印刷処理を終了する。
以上の実施の形態によれば、画像をLCD17にプレビュー表示する処理を実行する際に、補正処理用のサンプリングを行うとともに、起点復元用情報を併せて生成し、画像の印刷が指示された場合には、起点復元用情報を参照しながら画像を回転しつつ補正処理を実行するようにしたので、印刷が指示されてから印刷が開始されるまでの待ち時間を短縮することができる。
なお、以上の実施の形態では、プレビュー表示をするたびに起点復元用情報を生成するようにした。しかしながら、プレビュー表示がなされた画像については、起点復元用情報をファイル(以下、「起点復元用情報ファイル」と称する)として保存するとともに、図14に示すようなテーブルを用いて画像ファイルとの対応付けを行う。そして、同一の画像のプレビューが指示された場合には、該当する起点復元用情報ファイルを再利用することで、起点復元用情報の生成を省略して処理を高速化することも可能である。
また、インデックスおよび画像ファイルポインタと、補正用のデータに関するファイルのポインタ(例えば、サンプリングデータのファイルまたはパラメータのファイル等)、プレビュー画像ファイルのポインタ、および、起点復元用情報ファイルのポインタを適宜組み合わせてテーブルを生成し、当該テーブルを参照して既に作成済みのファイルを再利用することで、プレビュー画像の作成、補正パラメータの作成、および、起点復元情報の作成に要する時間を短縮し、印刷が指示されてから実際に印刷が行われるまでの待ち時間をさらに短縮することができる。
なお、以上の実施の形態は、一例であって、これ以外にも種々の変形実施態様が存在する。例えば、以上の実施の形態では、画像を4つの領域に分割し、各領域を順番に復号するようにしたが、例えば、4以外の領域に分割することも可能である。また、格子状に分割するのではなく、左右方向に長い短冊状に分割し、上から順に復号して表示するようにしてもよい。また、前述したように分割せずにプログレッシブ方式またはシーケンシャル方式で復号および表示するようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では、サムネイル画像を表示し、印刷しようとする画像を選択するようにしたが、サムネイル画像の代わりに、例えば、画像ファイルのファイル名を表示して選択するようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では、1/4の領域の復号が完了した時点で、印刷画像が再選択されたか否かを判定するようにしたが、例えば、復号の最中においても再選択の有無を検出するようにしてもよい。そのような処理によれば、印刷画像が再選択された場合には、直ちに再選択された画像に対する処理に移行することになる。
また、以上の実施の形態では、選択された画像は1枚だけ印刷されるようにしたが、例えば、図9に示す画面において、ボタン92が操作され、複数枚印刷するように指示された場合には、ステップS22において算出されたパラメータを繰り返して使用して印刷を行うことができる。このような処理によれば、同一の画像を印刷する場合には、パラメータの使い回しにより、処理速度を向上させることができる。
また、以上の実施の形態では、復号処理が終了した画像(プレビュー画像)については、印刷装置11本体のLCDに表示するようにしたが、例えば、印刷装置11に接続されているディジタルカメラのLCDに表示したり、同じく印刷装置11に接続されているテレビジョン受像機またはホストコンピュータに表示したりするようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では、画像データをそのまま印刷するようにしたが、例えば、画像データの一部を拡大または縮小して印刷する場合には、拡大または縮小後の画像データをLCD17に表示する際にサンプリング処理を実行するようにすればよい。そのような実施の形態によれば、調整後の画像に基づいて適正な補正を行うことができる。
また、以上の実施の形態では、図3に示す処理を、印刷装置11または印刷装置211において実行するようにしたが、例えば、印刷装置11または印刷装置211に接続されているホストコンピュータにおいて実行することも可能である。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、印刷装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disk ROM)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
11 印刷装置、17 LCD(表示手段の一部)、18 操作部(指定手段)、50 CPU(復号手段、生成手段、サンプリング手段、算出手段、補正手段、起点復元用情報生成手段、回転手段)、51 ROM、52 RAM(記憶手段)、54 LCDコントローラ(表示手段の一部)、62 プリンタエンジンコントローラ(印刷手段)
Claims (13)
- 印刷対象となる符号化画像データを指定する指定手段と、
上記指定手段によって所定の符号化画像データが指定された場合には、プレビュー画像を生成するために、当該符号化画像データを復号処理する復号手段と、
上記プレビュー画像を表示する表示手段と、
印刷指示がなされるまでの間に、画像を印刷する際に必要となる情報を生成する生成手段と、
上記指定手段によって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、上記生成手段によって生成された情報に基づいて原画像を印刷する印刷手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 前記画像を印刷する際に必要となる情報は、原画像データを所定の割合でサンプリングしたサンプリングデータであり、
前記生成手段は、前記復号手段によって得られた原画像データから所定の画素をサンプリングするサンプリング手段を有し、
前記印刷手段は、前記指定手段によって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、上記サンプリング手段によって得られたサンプリングデータを参照して補正パラメータを算出し、当該補正パラメータに基づいて原画像を補正する補正手段を有する、
ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。 - 前記画像を印刷する際に必要となる情報は、原画像データを補正するための補正パラメータであり、
前記生成手段は、前記復号手段によって得られた原画像データから所定の画素をサンプリングするサンプリング手段と、上記サンプリング手段によってサンプリングされた画素に基づいて原画像データに対する補正パラメータを算出する算出手段と、を有し、
前記印刷手段は、前記指定手段によって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、上記算出手段によって算出された補正パラメータに基づいて原画像を補正する補正手段を有する、
ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。 - 前記画像を印刷する際に必要となる情報は、画像を回転させて印刷する際に、起点となるブロックを復元するための起点復元用情報であり、
前記生成手段は、前記復号手段が復号処理を行っている際に上記起点復元用情報を生成する起点復元用情報生成手段を有し、
前記印刷手段は、指定手段によって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、前記起点復元用情報生成手段によって生成された上記起点復元用情報に基づいて原画像を回転する回転手段を有する、
ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。 - 前記指定手段は複数のサムネイル画像を表示し、所定のサムネイル画像が指定された場合には当該サムネイル画像に対応する符号化画像データが選択されたと判断することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 前記復号手段による復号処理の実行中に、前記指定手段によって他の符号化画像データが再指定された場合には、当該符号化画像データの復号処理を中止し、当該他の符号化画像データの復号処理を実行することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 前記復号手段は、前記符号化画像データを複数の領域に分割し、領域毎に復号処理を実行し、
前記表示手段は前記復号手段によって復号が完了した領域から順次表示する、
ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。 - 前記印刷手段は、前記指定手段によって同一の画像を複数回印刷するように指定された場合には、同一の情報を使用して印刷処理を実行することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 前記生成手段によって生成された前記情報を記憶する記憶手段をさらに有し、
前記印刷手段は、前記指定手段によって同一の画像を再度印刷するように指示された場合には、前記記憶手段に記憶されている前記情報を利用して印刷処理を実行することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。 - 印刷対象となる符号化画像データを指定する指定ステップと、
上記指定ステップにおいて所定の符号化画像データが指定された場合には、プレビュー画像を生成するために、当該符号化画像データを復号処理する復号ステップと、
上記プレビュー画像を表示する表示ステップと、
印刷指示がなされるまでの間に、画像を印刷する際に必要となる情報を生成する生成ステップと、
上記指定ステップにおいて指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、上記生成ステップにおいて生成された情報に基づいて原画像を印刷する印刷ステップと、
を有することを特徴とする画像印刷方法。 - 前記画像を印刷する際に必要となる情報は、原画像データを所定の割合でサンプリングしたサンプリングデータであり、
前記生成ステップは、前記復号ステップによって得られた原画像データから所定の画素をサンプリングするサンプリングステップを有し、
前記印刷ステップは、前記指定ステップによって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、上記サンプリングステップによって得られたサンプリングデータを参照して補正パラメータを算出し、当該補正パラメータに基づいて原画像を補正する補正ステップを有する、
ことを特徴とする請求項10記載の印刷方法。 - 前記画像を印刷する際に必要となる情報は、原画像データを補正するための補正パラメータであり、
前記生成ステップは、前記復号ステップによって得られた原画像データから所定の画素をサンプリングするサンプリングステップと、上記サンプリングステップによってサンプリングされた画素に基づいて原画像データに対する補正パラメータを算出する算出ステップと、を有し、
前記印刷ステップは、前記指定ステップによって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、上記算出ステップによって算出された補正パラメータに基づいて原画像を補正する補正ステップを有する、
ことを特徴とする請求項10記載の印刷方法。 - 印刷対象となる符号化画像データを指定する指定手段、
上記指定手段によって所定の符号化画像データが指定された場合には、プレビュー画像を生成するために、当該符号化画像データを復号処理する復号手段、
上記プレビュー画像を表示する表示手段、
印刷指示がなされるまでの間に、画像を印刷する際に必要となる情報を生成する生成手段、
上記指定手段によって指定された符号化画像データを印刷する指示がなされた場合には、上記生成手段によって生成された情報に基づいて原画像を印刷する印刷手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な画像印刷プログラム。
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