JP6879131B2 - スキャンシステム、情報処理装置、及び、スキャナドライバ - Google Patents

スキャンシステム、情報処理装置、及び、スキャナドライバ Download PDF

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Description

本発明は、スキャナと、そのスキャナが光学読取によって生成したスキャンデータを受信する情報処理装置とを備えるスキャンシステム等に関する。
光学読取によってスキャンデータを生成するスキャナにおいて、スキャン対象の原稿のサイズを自動で検知する処理を実行可能なスキャナが存在する。下記特許文献には、そのようなスキャナの一例が記載されている。
特開2015−226179号公報
原稿のサイズを自動で検知する処理などの画像処理を、スキャナが実行したほうがよい場合と、情報処理装置が実行したほうがよい場合とがある。本願は、スキャナと情報処理装置とを含むスキャンシステムにおいて、好適に画像処理を実行することを課題とする。
上記課題を解決するために、実施例に開示するスキャンシステムは、スキャナと、情報処理装置と、を備えるスキャンシステムであって、前記スキャンシステムに含まれるコントローラは、ユーザインタフェースを介して操作入力を受け付ける第1受付手段と、前記第1受付手段により受け付けられた操作入力に基づいて、複数の画像処理のうちのいずれの画像処理を実行するか否かを判断する判断手段と、前記複数の画像処理のうちの第1の画像処理と第2の画像処理とを実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記スキャナが光学読取によって生成したスキャンデータである第1スキャンデータを、前記スキャナから前記情報処理装置に出力させる第1出力手段と、前記第1スキャンデータが前記スキャナから出力された場合に、前記第1スキャンデータを対象として、前記第1の画像処理および前記第2の画像処理を前記情報処理装置に実行させる第1実行手段と、前記第1の画像処理を実行しないが、前記第2の画像処理を実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記第1スキャンデータを対象として、前記スキャナに前記第2の画像処理を実行させる第2実行手段と、前記第2の画像処理が前記スキャナによって実行された場合に、前記第2の画像処理によって生成された情報を、前記スキャナから前記情報処理装置に出力させる第2出力手段と、して機能することを特徴とする。
実施例に開示するスキャンシステムにおいて、ユーザインタフェースを介して入力された操作入力に基づいて、複数の画像処理のうちのいずれの画像処理を実行するか否かが判断される。そして、判断結果に応じて、スキャナと情報処理装置との何れかが選択的に画像処理を実行する。これにより、処理内容に応じて、スキャナと情報処理装置との何れかが選択的に画像処理を実行することが可能となる。
スキャンシステム1のブロック図である。 画像の読み取りの作動シーケンスを示す図である。 画像の読み取りの作動シーケンスを示す図である。 PC10において原稿検知処理が実行される際のスキャンシステムの作動を示す図である。 PC10において原稿検知処理,白紙検知処理,スケール検知処理が実行される際のスキャンシステムの作動を示す図である。 PC10において原稿検知処理が実行される際のスキャンシステムの作動を示す図である。 PC10において原稿検知処理,スケール変換処理が実行される際のスキャンシステムの作動を示す図である。 スキャナ50において白紙検知処理が実行される際のスキャンシステムの作動を示す図である。 スキャナ50において色数検知処理が実行される際のスキャンシステムの作動を示す図である。
<スキャンシステムの構成>
図1に、本願に係る実施形態として例示されるスキャンシステム1のブロック図を示す。スキャンシステム1は、PC(本発明の情報処理装置の一例)10、スキャナ50、ルータ56を備える。
PC10は、CPU(本発明のコンピュータ及びコントローラの一例)12、メモリ14、LCD(本発明のユーザインタフェースの一例)16、入力インタフェース(本発明のユーザインタフェースの一例)18、ネットワークインタフェース(本発明の通信インタフェースの一例)20を主に備えている。これらの構成要素は、バス22を介して互いに通信可能とされている。なお、「インタフェース」は「I/F」とも記載してよい。
CPU12は、メモリ14内のアプリケーションプログラム(本発明のプログラムの一例)26、スキャナドライバ28、オペレーティングシステム(以下、「OS」と略す)32に従って処理を実行する。アプリケーションプログラム26は、例えば、スキャナ50でスキャンされたスキャンデータD1に対して、公知のOCR技術で利用される文字認識処理を実行するためのプログラムであり、具体的には、Adobe Photoshop(登録商標)などの画像編集ソフトである。
また、スキャナドライバ28は、スキャナ50のデバイスドライバであり、スキャナ50の作動を制御する。スキャナドライバ28は、DSM28A、ドライバメイン処理モジュール28B、ドライバUIモジュール28D、ドライバ画像処理モジュール28Eを有している。DSM28Aは、データソースマネージャーであり、TWAIN規格に準拠した入出力を行うスキャナドライバ28において、アプリケーションプログラム26とのデータの送受信を行うインタフェースとして機能するプログラムである。なお、上記したスキャナドライバ28の構成は一例であり、スキャナドライバ28の種類等に応じて適宜変更される。例えば、スキャナドライバ28がTWAIN規格以外(例えば、WIA規格)のドライバである場合、スキャナドライバ28は、DSM28Aを備えなくとも良い。この場合、後述するDSM28Aが行う処理は、OS32が代わりに実行しても良い。
ドライバメイン処理モジュール28B、ドライバUIモジュール28D、ドライバ画像処理モジュール28Eは、スキャナドライバ28に含まれる処理モジュールであり、各種の処理を実行する。ドライバメイン処理モジュール28Bは、スキャナ50とのデータの送受信や、スキャナ50に対する命令を実行する。ドライバUIモジュール28Dは、設定画面の表示等を行う。ドライバ画像処理モジュール28Eは、スキャンデータD1に対する画像処理を実行する。
また、OS32は、アプリケーションプログラム26、スキャナドライバ28に利用される基本的な機能を提供するプログラムである。なお、以下の説明では、アプリケーションプログラム26等を実行するCPU12のことを、単にプログラム名でも記載する場合がある。例えば、「アプリケーションプログラム26が」という記載は、「アプリケーションプログラム26を実行するCPU12が」ということを意味する場合がある。
また、メモリ14は、データ記憶領域(本発明の記憶領域の一例)34を備える。データ記憶領域34は、アプリケーションプログラム26等の実行に必要なデータなどを記憶する領域である。なお、メモリ14は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、HDD、CPU12が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。
メモリ14は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
LCD16は、PC10の各種機能を表示する。入力I/F18は、キーボード,マウス等を含み、ユーザ操作を入力するためのインタフェースである。ネットワークI/F20は、ルータ56を介して、スキャナ50のネットワークI/F51に接続されている。これにより、PC10はスキャナ50との間で情報の送受信を行う。
スキャナ50は、原稿に印刷された画像を読み取ってスキャンデータD1を生成する装置であり、上記したネットワークI/F51の他に、CPU52、メモリ54、読取インタフェース55、入力I/F57、LCD58等を備えている。これらの構成要素は、バス59を介して互いに通信可能とされている。
CPU52は、メモリ54内のプログラム61に従って処理を実行する。メモリ54は、RAM、ROMなどが組み合わされて構成されている。また、メモリ54は、データ記憶領域54Aを備える。データ記憶領域54Aは、プログラム61の実行に必要なデータなどを記憶する領域である。
プログラム61は、スキャナ50を統括的に制御するプログラムであり、デバイスメイン処理モジュール65、デバイス画像処理モジュール66を有する。スキャナ50は、PC52によって制御され、読み取ったスキャンデータD1をPC10へ送信する。CPU52は、デバイスメイン処理モジュール65やデバイス画像処理モジュール66に従ってスキャンデータD1の生成処理やスキャンデータD1に対する画像処理を実行する。デバイスメイン処理モジュール65やデバイス画像処理モジュール66の詳細については後述する。
読取I/F55は、例えば、CCDやCISなどにより画像を光学的に読み取る光学読取を実行するデバイスである。入力I/F57は、液晶ディスプレイや各種スイッチ等を含み、ユーザ操作を入力するためのインタフェースである。LCD58は、スキャナ50の各種機能を表示する。
<画像の読み取りの作動シーケンス>
次に、ユーザがPC10を操作してスキャナ50によって画像の読み取りを行った場合のスキャンシステム1の作動シーケンスについて説明する。図2、図3は、画像読み取りの作動シーケンスの一例を示している。
本明細書のシーケンスチャートは、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU12、52の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「取得」、「受付」、「制御」「設定」等の処理は、CPU12、52の処理を表している。CPU12による処理は、OS32を介したハードウェア制御も含む。なお、「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、CPU12が要求することなくデータを受信するという処理も、「CPU12がデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。また、「命令」「応答」「要求」等の処理は、「命令」「応答」「要求」等を示す情報を通信することにより行われる。また、「命令」「応答」「要求」等の文言を、「命令」「応答」「要求」等を示す情報そのものという意味で記載してもよい。
まず、PC10の入力I/F18を介した操作入力に従って、アプリケーションプログラム26が起動する(S101)。アプリケーションプログラム26は、スキャナドライバ28のDSM28Aを介してドライバメイン処理モジュール28Bに対しスキャナ50との接続を命令する(S103,S105)。ドライバメイン処理モジュール28Bは、ルータ56を介してスキャナ50への接続要求を送信する(S107)。
スキャナ50のデバイスメイン処理モジュール65は、PC10のドライバメイン処理モジュール28Bから接続要求を受信すると、接続を確立するための応答をする(S109)。これにより、PC10とスキャナ50との通信が確立される。ドライバメイン処理モジュール28Bは、デバイスメイン処理モジュール65との通信が確立すると、デバイスメイン処理モジュール65に対してデバイス能力値の要求を送信する(S111)。
ここでいうデバイス能力値は、スキャナ50で実行可能な複数の画像処理の各々を示す値であり、例えば、原稿サイズに関する能力情報である。原稿サイズに関する能力情報は、スキャナ50で読み取り可能な原稿サイズに関する情報及び、読取対象の原稿サイズをユーザ操作により指定することなく、当該原稿のサイズを自動的に検知する処理(以下、「原稿検知処理」と記載する)(本発明の第1の画像処理の一例)を実行可能であるかを示す情報である。
また、例えば、デバイス能力値は、スキャナが作成可能なスキャンデータの色のスケールに関する能力値を含んでよい。色のスケールは、例えば、ビットマップ画像データにおける1ピクセルに対して設定可能な色数を示す値であり、24bit(166777216色)のカラースケール(本発明の第1の色深度の一例),8bit(256色)のグレースケール(本発明の第3の色深度の一例),1bit(2色:白と黒)のモノクロスケール(本発明の第2の色深度の一例)等である。色のスケールのことを色深度ともいう。そして、色のスケールに関する能力値は、スキャナが作成するスキャンデータの色のスケールを示すパラメータとして設定可能な値を示す情報、スキャナがスキャン原稿に含まれる色数を自動的に検知する処理(以下、「スケール検知処理」と記載する)(本発明の第2の画像処理の一例)を実行可能であるかを示す情報、及び、検知した色数に適した色のスケールを自動的に決定する処理を実行可能であるかを示す情報を含んでよい。
また、例えば、デバイス能力値は、白原稿の検知処理に関する能力情報を含んでよい。原稿が読み取られる際に、白紙の原稿、つまり、白原稿が読み取られる場合がある。このため、白原稿の検知処理に関する能力情報は、原稿の読み取りにより作成されたスキャンデータが、白紙の原稿のスキャンデータを含むか否かを検知する処理(以下、「白紙検知処理」と記載する)(本発明の第2の画像処理の一例)を実行可能であるかを示す情報を含んでよい。なお、スキャナ50は、原稿検知処理,スケール検知処理,白紙検知処理の何れも実行することが可能である。
デバイスメイン処理モジュール65は、ドライバメイン処理モジュール28Bからデバイス能力値の要求を受信すると、自身のデバイス能力値を示す値を送信する(S113)。ドライバメイン処理モジュール28Bは、デバイスメイン処理モジュール65からデバイス能力値を受信すると、スキャナドライバ28のドライバUIモジュール28Dに対して設定画面の表示を命令する(S115)。この設定画面は、デバイスメイン処理モジュール65から受信したデバイス能力値に基づいて表示されるものであり、画像の読み取りにおいてスキャナ50で実行可能な処理に対する設定を受け付けるものである。
具体的には、原稿検知処理を実行するか否かを指示する設定操作、及び、原稿サイズを指示する設定操作に従ってパラメータを受け付けるための設定画面が、原稿サイズに関する能力値に基づいて表示される。また、スケール検知処理を実行するか否かを指示する設定操作、及び、色のスケールを指示する設定操作に従ってパラメータを受け付けるための設定画面が色のスケールに関する能力値に基づいて表示される。また、白紙検知処理を実行するか否かを指示する設定操作に従ってパラメータを受け付けるための設定画面が、白原稿の検知処理に関する能力値に基づいて表示される。
ドライバUIモジュール28Dは、ドライバメイン処理モジュール28Bからの命令に応じて、PC10のLCD16に設定画面を表示する(S117)。ドライバUIモジュール28Dは、表示された設定画面の「OK」ボタンが操作されると、「OK」ボタンが操作されるまでの、ユーザによる、入力インタフェース18を介した設定操作に従って、画像の読み取りにおける設定値(以下、「スキャンパラメータ」という場合がある)(本発明の設定パラメータの一例)をメモリ14に記憶させる(本発明の受付手段の一例)。CPU12が設定操作に従ってパラメータをメモリ14に記憶することを「パラメータを受け付ける」もしくは「パラメータを設定する」と記載してもよい。LCD16に表示された設定画面のボタンを押下する操作は、設定操作の一例である。スキャンパラメータは設定操作によって直接的に指示されるパラメータであってもよい。例えば、解像度「600dpi」を指示する設定操作に従って、解像度「600dpi」というパラメータをメモリ14に記憶させてもよい。スキャンパラメータは、設定操作によって間接的に指示されるパラメータであってもよい。例えば、「高品質」を指示する設定操作に従って、解像度「600dpi」というパラメータをメモリ14に記憶させてもよい。また、後述するようになお、スキャンパラメータを受け付ける方法は、LCD16に表示したユーザインタフェースを用いた方法に限らず、例えば、スキャンパラメータを記載した設定ファイルを読み込む方法でも良い。
なお、スキャンパラメータは、原稿サイズに関するパラメータ(本発明の設定パラメータの一例)として、原稿検知処理の実行の有無を示すパラメータ,ユーザ操作により原稿サイズが設定された場合に設定された原稿サイズを示すパラメータを含む。また、スキャンパラメータは、色のスケールに関するパラメータ(本発明の設定パラメータの一例)として、スケール検知処理の実行の有無を示すパラメータ,ユーザ操作により色のスケールが設定された場合に設定された色のスケールを示すパラメータを含む。また、スキャンパラメータは、白原稿の検知処理に関するパラメータ(本発明の設定パラメータの一例)として、白紙検知処理の実行の有無を示すパラメータを含む。
そして、ドライバUIモジュール28Dは、スキャンパラメータの受付を終了すると、受け付けたスキャンパラメータをドライバメイン処理モジュール28Bに出力し、ドライバメイン処理モジュール28Bに対してスキャンパラメータの記憶を命令する(S121)。ドライバメイン処理モジュール28Bは、ドライバUIモジュール28Dから受け付けたスキャンパラメータを、例えば、メモリ14のデータ記憶領域34に記憶する。
また、ドライバメイン処理モジュール28Bは、ドライバUIモジュール28Dからスキャンパラメータを受け付けると、受信したパラメータに基づいて、原稿検知処理とスケール検知処理と白紙検知処理とのうちの各々を、PC10が実行すべきか、スキャナ50が実行すべきかを判断する(S123)。なお、S123の判断は、後で詳しく説明する。
次に、ドライバUIモジュール28Dは、ユーザからスキャンの開始命令を受け付ける(S124)。具体的に、例えば、ドライバUIモジュール28Dは、上記したS117で表示した設定画面に対して、ユーザからスキャンを開始することを示す操作を受け付ける。そして、ドライバUIモジュール28Dは、ドライバメイン処理モジュール28Bへスキャンの開始命令を出力する(S125)。
ドライバメイン処理モジュール28Bは、ドライバUIモジュール28Dからスキャン開始命令を受け付けると、上記したS121で記憶したスキャンパラメータ、即ち、設定画面においてユーザから受け付けたスキャンパラメータを、デバイスメイン処理モジュール65へ送信する(S127)。この際、ドライバメイン処理モジュール28Bは、S123でスキャナ50が実行すべきと判断された処理に関するパラメータをデバイスメイン処理モジュール65へ送信する。
次に、ドライバメイン処理モジュール28Bは、デバイスメイン処理モジュール65へスキャンの開始命令を送信する(S129)。デバイスメイン処理モジュール65は、S129においてドライバメイン処理モジュール28Bからスキャンの開始命令を受信すると、読取I/F55を駆動して原稿の光学読取を実行する(S131)。これにより、デバイスメイン処理モジュール65は、スキャンデータD1(本発明の第1スキャンデータの一例)を生成する。
次に、デバイスメイン処理モジュール65は、読取I/Fが原稿を読み取って出力したデータに基づいて作成されたスキャンデータD1に対する画像処理を、デバイス画像処理モジュール66へ命令する(S133)。この際、デバイスメイン処理モジュール65は、画像処理命令とともに、スキャンデータD1と、S127で受信したスキャンパラメータとを、デバイス画像処理モジュール66へ出力する。デバイス画像処理モジュール66は、受け付けたスキャンパラメータに基づいて、スキャンデータD1を対象として、画像処理を実行する(S134)。そして、デバイス画像処理モジュール66は、画像処理後のスキャンデータD1をデバイスメイン処理モジュール65へ出力する(S135)。
次に、デバイスメイン処理モジュール65は、デバイス画像処理モジュール66から受け付けたスキャンデータD1を、ドライバメイン処理モジュール28Bへ送信する(S137)。この際、デバイスメイン処理モジュール65は、例えば、デバイス画像処理モジュール66から1ライン分のスキャンデータD1を受信すると、受信したスキャンデータD1をドライバメイン処理モジュール28Bに送信する。即ち、デバイスメイン処理モジュール65は、1ラインの画像処理が完了するごとにスキャンデータD1を送信する。なお、デバイスメイン処理モジュール65は、複数ラインの画像処理が完了するごとにスキャンデータD1を送信してもよい。
また、デバイスメイン処理モジュール65は、ドライバメイン処理モジュール28Bへ送信するスキャンデータD1を圧縮処理し、データ量を削減しても良い。この場合、例えば、ドライバメイン処理モジュール28Bは、デバイスメイン処理モジュール65から受信した圧縮されたスキャンデータD1を解凍し、解凍したスキャンデータD1をその後の処理に用いる。
次に、図3に示すように、ドライバメイン処理モジュール28Bは、スキャナドライバ28のモジュールであるドライバ画像処理モジュール28Eに対してスキャンデータD1の画像処理を命令する(S139)。この際、ドライバメイン処理モジュール28Bは、画像処理命令とともに、図2のS137でデバイスメイン処理モジュール65から受信したスキャンデータD1を、ドライバ画像処理モジュール28Eに送信する。さらに、ドライバメイン処理モジュール28Bは、画像処理命令とともに、図2のS121で記憶したスキャンパラメータのうちの、S123でPC10が実行すべきと判断された処理に関するパラメータをドライバ画像処理モジュール28Eへ出力する。
ドライバ画像処理モジュール28Eは、ドライバメイン処理モジュール28Bから受け付けたスキャンパラメータに基づいて、スキャンデータD1を対象として画像処理を実行する(S141)。そして、ドライバメイン処理モジュール28Bは、画像処理後のスキャンデータD1をドライバメイン処理モジュール28Bへ出力する(S143)。
また、アプリケーションプログラム26は、図2のS103においてドライバメイン処理モジュール28Bに対して接続命令を出力した後、ドライバメイン処理モジュール28Bへ定期的にスキャンデータD1の問い合わせを実行する(S145)。詳しくは、アプリケーションプログラム26は、スキャナ50から受信したスキャンデータD1の転送準備が完了したか否かをドライバメイン処理モジュール28Bに定期的に問い合わせる。なお、アプリケーションプログラム26は、ドライバメイン処理モジュール28Bに対して定期的に問い合わせず、ドライバメイン処理モジュール28BからスキャンデータD1が送信されるのを待機する構成でも良い。
アプリケーションプログラム26は、S145の問い合わせに対応する応答をドライバメイン処理モジュール28Bから受け付けると(S147)、ドライバメイン処理モジュール28Bに対してスキャンデータD1の出力を命令する(S149)。ドライバメイン処理モジュール28Bは、アプリケーションプログラム26からスキャンデータD1の出力命令を受け付けると、スキャンデータD1をアプリケーションプログラム26へ出力する(S51)。
そして、アプリケーションプログラム26は、ドライバメイン処理モジュール28Bから受け付けたスキャンデータD1に対して所定の処理を実行する(S157)。ここでいう所定の処理とは、例えば、ユーザから要求された処理であり、スキャンデータD1を印刷する処理する処理である。あるいは、アプリケーションプログラム26は、スキャンデータD1をPC10(メモリ14)へ記憶する処理、スキャンデータD1をLCD16へ表示する処理、スキャンデータD1の画像処理、他のアプリケーションプログラムにスキャンデータD1を転送する処理、サーバにスキャンデータD1を転送する処理などを実行しても良い。
アプリケーションプログラム26は、S157の処理を完了させると、DSM28Aを介して、ドライバメイン処理モジュール28Bへ切断命令を送信する(S159、S161)。つまり、アプリケーションプログラム26は、ドライバメイン処理モジュール28Bに対し、デバイスメイン処理モジュール65(スキャナ50)との通信の接続を切断するように命令する(S159、S161)。ドライバメイン処理モジュール28Bは、アプリケーションプログラム26からの命令に応じて、デバイスメイン処理モジュール65との通信を切断する(S163)。このようにして、スキャンシステム1は、PC10のアプリケーションプログラム26及びスキャナドライバ28の制御に基づいたスキャナ50による画像の読み取り処理を終了する。
<画像の読み取り処理について>
上述したように、スキャンシステム1では、スキャナ50により生成されたスキャンデータD1を対象として、原稿検知処理などの画像処理が実行される。この際、従来の手法では、スキャンデータD1を対象とした原稿検知処理は、スキャナ50において実行されていた。しかしながら、原稿検知処理がスキャナ50で実行されると、原稿サイズを適切に検知することができない虞がある。
詳しくは、スキャナ50は、例えば、原稿の主走査方向の長さ(原稿の横幅)を、読取I/F55により読み取られた画像データに基づいて検出する。また、スキャナ50は、例えば、原稿の副走査方向の長さ(原稿の高さ)を、物理的な用紙センサによって検出する。原稿の主走査方向の長さのことを原稿の幅ともいう。原稿の主走査方向の長さのことを原稿の高さともいう。ここでいう物理的な用紙センサとは、例えば、ローラ型のセンサであり、画像の読み取り時に原稿の上を副走査方向へと回転しながら移動し、原稿の端部の段差に基づいて原稿の高さを検出するものである。このような用紙センサによる原稿サイズの検知では、センサの検出精度によっては数ミリ程度の誤差が生じる虞がある。このように、原稿検知処理がスキャナ50で実行されると、原稿サイズを適切に検知することができない虞がある。
そこで、スキャンシステム1では、上記したスキャンパラメータに、原稿検知処理が設定されたことを示すパラメータを含む場合に、PC10が原稿検知処理を行う。この際、スキャナ50は、読取対象の原稿のサイズよりも大きな画像をスキャンデータとして生成し、PC10において、そのスキャンデータに基づいて原稿のサイズを検知し、スキャンデータに基づく画像から原稿の画像を切り出す処理を行う。
以下に、PC10が原稿検知処理を実行する場合の概略図である図4を用いて説明する。また、以下の説明では、スキャナ50で読み取り可能な最大の原稿サイズがA4サイズであり、実際に読み取りを行う原稿のサイズがハガキサイズである場合について説明する。この場合、スキャナ50は、A4サイズよりも小さいハガキサイズの原稿を、読み取り可能な最大のサイズであるA4サイズの原稿として画像の読み取りを実行する。
まず、スキャナ50は、ハガキサイズの原稿の画像をA4サイズの画像として読み取る。これにより、スキャナ50のデバイスメイン処理モジュール65(図2参照)は、原稿の読み取りにより生成された画像データ(以下、「原稿画像データ」と記載する)71と、原稿の外縁の外側の読み取りにより生成された画像データ(以下、「外側画像データ」と記載する)73とを含むスキャンデータD1を生成する。この際、デバイスメイン処理モジュール65は、基本的に、色のスケールうち色要素の最も多い24bitカラースケールのスキャンデータD1を生成する。これにより、後述する原稿検知処理において、外側画像データ73の色を検知することが容易となる。また、後述するスケール検知処理において、適切に色のスケールを検知することができる。
なお、デバイスメイン処理モジュール65に、原稿画像データ71と外側画像データ73とを含むカラースケールのスキャンデータD1を生成させるべく、PC10のドライバメイン処理モジュール28Bは、図2に示すS129において、スキャンの開始命令とともに、A4サイズの画像をカラースケールで読み取ることを示す指令を、スキャナ50のデバイスメイン処理モジュール65に送信する。
そして、ドライバメイン処理モジュール28Bからスキャンの開始指令を受信したデバイスメイン処理モジュール65は、A4サイズの原稿の読み取りを実行するが、外側画像データ73は、A4サイズとしてハガキサイズに足りない部分に対応しており、例えば、スキャナ50の原稿を読み取る読み取り台において、原稿を背面側から抑える原稿カバーを読み取った画像データとなる。このため、原稿カバーの内側(原稿側)にグレー色が塗られている場合に、スキャナ50は、原稿の背景色、つまり、原稿カバーのグレー色を、原稿画像データ71の周囲の外側画像データ73として読み取り、原稿画像データ71の外周に付加する。
そして、スキャナ50は、原稿画像データ71に外側画像データ73を付加したスキャンデータD1を、PC10へ送信する。この送信処理は、図2に示すS137に対応する。そして、PC10は、ドライバ画像処理モジュール28Eによって、スキャンデータD1を対象として、原稿検知処理を行う(S201)。
PC10では、まず、原稿検知処理において、ドライバ画像処理モジュール28Eが、外側画像データ73の色(例えば、グレー色)に基づいてスキャンデータD1の画像を処理し、スキャンデータD1に含まれる外側画像データ73を検知する。なお、外側画像データ73の色は、例えば、上記した図2のスキャナ50のデバイス能力値の取得処理(S111、S113)において、デバイスメイン処理モジュール65からドライバメイン処理モジュール28Bへ送信される。ドライバ画像処理モジュール28Eは、例えば、この取得処理で得た外側画像データ73の色に該当し、且つスキャンデータD1に基づく画像の外周部分に配置された画像を、外側画像データ73の画像として検知する。
具体的には、スキャンデータD1に基づく画像の外周部に位置する外側画像データ73の色、つまり、グレー色を検知し、その検知したグレー色の内縁を認識する。そして、その内縁が矩形状に連続している場合に、その内縁より外側の画像を、外側画像データ73の画像として検知する。ただし、原稿画像データ71の画像の外縁にグレー色が存在する場合には、外側画像データ73の画像の内縁のグレー色が矩形状に連続しない虞がある。このような場合には、外側画像データ73の画像の内縁の直線状に延びるグレー色に基づいて、矩形状に連続するように、外側画像データ73の画像の内縁が推定される。これにより、適切に外側画像データ73の画像を認識できる。
そして、ドライバ画像処理モジュール28Eは、検知した外側画像データ73をスキャンデータD1から除去し、原稿画像データ71を抽出する。画像データを抽出する画像処理のことを画像データを切り取る画像処理ともいう。この抽出された原稿画像データ71に基づく画像のサイズが、読取対象の原稿の画像サイズである。そして、ドライバ画像処理モジュール28Eは、抽出した原稿画像データ71を出力する。この出力処理は、上記した図3のS143の処理に対応する。従って、ドライバ画像処理モジュール28Eは、原稿検知処理によって生成された画像データ(本発明の第1画像データの一例)、つまり、原稿サイズの原稿画像データ71をドライバ画像処理モジュール28Eに送信する(S143)。
このように、PC10では、スキャンデータD1に含まれる外側画像データ73を検出し、その外側画像データ73をスキャンデータD1から除去することで、原稿画像データ71が抽出される。これにより、原稿のサイズを好適に検知し、原稿のサイズに応じた画像データを生成することが可能となる。なお、PC10により原稿検知処理を実行させるべく、図2に示すS123の判断処理において、スキャンパラメータに原稿検知処理の実行を示すパラメータが含まれている場合に、PC10が原稿検知処理を実行するべきと判断される(S123)。
また、白紙検知処理は、スキャナ50により読み取られた原稿が白紙であるか否かを検知するための処理である。そこで、白紙検知処理では、スキャンデータD1に含まれる色要素が1色であり、その1色が白色である場合に、スキャナ50により読み取られた原稿が白紙であると判定される。このため、PC10で原稿検知処理が実行される場合、即ち、スキャナ50が外側画像データ73を原稿画像データ71に付加したスキャンデータD1を生成する場合に、スキャナ50において原稿検知処理を適切に実行できない。これは、例えば、外側画像データ73としてグレー色が付加されていると、仮に、原稿画像データ71が白紙(白色)であったとしても、スキャンデータD1には、原稿画像データ71(白色)と外側画像データ73(グレー色)の2色が含まれることとなる。その結果、白紙検知処理において、スキャンデータD1にグレー色が含まれるため、白紙であることを精度良く検知できないためである。
また、スケール検知処理は、スキャナ50により読み取られた原稿に含まれる色の数を検知し、その色の数に基づいて色のスケールを自動で検知する処理である。このため、スケール検知処理では、スキャンデータに含まれる色要素の数が検知され、その色要素の数に基づいて色のスケールが特定される。このため、PC10で原稿検知処理が実行される場合、即ち、スキャナ50が外側画像データ73を原稿画像データ71に付加したスキャンデータD1を生成する場合に、スキャナ50においてスケール検知処理を適切に実行できない。これは、例えば、外側画像データ73としてグレー色が付加されていると、外側画像データ73に含まれるグレー色が、原稿(原稿画像データ71)に含まれる色要素に加算されるため、原稿の色数を精度良く検知できなくなるためである。
このため、PC10において原稿検知処理が実行される場合に、白紙検知処理およびスケール検知処理もPC10において実行される。つまり、原稿検知処理と白紙検知処理とスケール検知処理とが、PC10において実行される。ただし、白紙検知処理とスケール検知処理とは、上述したように、外側画像データ73を原稿画像データ71に付加したスキャンデータD1を対象として実行することが好ましくない。このため、白紙検知処理とスケール検知処理とは、原稿検知処理により生成された画像データを対象として実行される。つまり、PC10において、原稿検知処理が実行された後に、白紙検知処理とスケール検知処理とが実行される。
詳しくは、図5に示すように、スキャナ50は、外側画像データ73を原稿画像データ71に付加したスキャンデータD1を生成し、PC10に送信する(S137)。次に、PC10のドライバ画像処理モジュール28Eは、外側画像データ73を原稿画像データ71に付加したスキャンデータD1を対象として、原稿検知処理を実行し(S201)、原稿画像データ71を生成する。続いて、ドライバ画像処理モジュール28Eは、S201で生成された原稿画像データ71を対象として、白紙検知処理を実行する(S203)。この際、ドライバ画像処理モジュール28Eは、例えば、原稿画像データ71に含まれる色要素が全て白色である場合、白紙の原稿であると検知する。
次に、ドライバ画像処理モジュール28Eは、S201で生成された原稿画像データ71を対象として、スケール検知処理を実行する。詳しくは、S201で生成された原稿画像データ71に含まれる色要素の数を検知する(S205)。色要素の数の検知方法としては、公知の画像処理方法を用いることができる。そして、ドライバ画像処理モジュール28Eは、原稿画像データ71に含まれる色要素の数に基づいて、原稿画像データ71が、24bitのカラースケールの画像、8bitのグレースケールの画像、あるいはモノクロスケールの画像のいずれの画像であるかを判定する。
次に、ドライバ画像処理モジュール28Eは、S201で生成された原稿画像データ71を、S205で判定された色のスケールに変換する(S207)。例えば、ドライバ画像処理モジュール28Eは、S205において、原稿画像データ71の色のスケールをモノクロスケールである、即ち、原稿画像データ71に白色と黒色との2色しか含まれていないことを検出すると、S207においてカラースケールの原稿画像データ71をモノクロスケールの原稿画像データ71Aに変換する。これにより、原稿の色を再現した画像データが生成される。なお、色のスケールの変換方法としては、公知の画像処理方法を用いることができる。
そして、ドライバ画像処理モジュール28Eは、色のスケールを変換した原稿画像データ71Aをドライバメイン処理モジュール28Bに出力する(図3のS143)。また、ドライバ画像処理モジュール28Eは、S203で白紙を検知した場合、ドライバメイン処理モジュール28Bに白紙を検知したことを通知しても良い。あるいは、ドライバ画像処理モジュール28Eは、S203で白紙を検知した場合、白紙と検出された原稿画像データを送信しなくてもよい。
なお、PC10において原稿検知処理が実行される場合は、上述したように、PC10において、白紙検知処理およびスケール検知処理が実行される。このため、図2に示すS123の判断処理において、スキャンパラメータに原稿検知処理の実行を示すパラメータが含まれている場合において、白紙検知処理とスケール検知処理との実行の設定の有無に関わらず、PC10が、スキャンパラメータに含まれているパラメータに応じた処理を実行するべきと判断される(S123)。
つまり、スキャンパラメータに原稿検知処理の実行を示すパラメータのみが含まれている場合において、先に説明したように、PC10が原稿検知処理を実行するべきと判断される。また、スキャンパラメータに原稿検知処理の実行を示すパラメータとスケール検知処理の実行を示すパラメータとが含まれている場合において、PC10が原稿検知処理とスケール検知処理とを実行するべきと判断される。また、スキャンパラメータに原稿検知処理の実行を示すパラメータと白紙検知処理の実行を示すパラメータとが含まれている場合において、PC10が原稿検知処理と白紙検知処理とを実行するべきと判断される。
なお、スキャンパラメータに原稿検知処理の実行を示すパラメータが含まれている場合において、上述したように、スキャナ50のデバイスメイン処理モジュール65は、スケール検知処理において、適切に色のスケールを検知するべく、24bitカラースケールのスキャンデータD1を生成する。ただし、スケール検知処理が設定されていない場合、つまり、色のスケールがユーザ操作により指定されている場合には、原稿検知処理が設定されている場合において、ユーザ操作により指定された色のスケールで画像の読み取りが実行される。
具体的には、色のスケールがユーザ操作によりグレースケールに指定されている場合に、デバイスメイン処理モジュール65は、図6に示すように、グレースケールのスキャンデータD1を生成する。そして、デバイスメイン処理モジュール65は、グレースケールのスキャンデータD1をPC10に送信する。このように、グレースケールのスキャンデータD1を送信することで、カラースケールのスキャンデータD1と比較して、送信時のデータ量を少なくすることができる。なお、PC10のドライバメイン処理モジュール28Bは、図2に示すS129において、スキャンの開始命令とともに、色のスケールがユーザ操作によりグレースケールに指定されている場合に、原稿をグレースケールで読み取ることを示す指令をスキャナ50のデバイスメイン処理モジュール65に送信する。
そして、PC10はグレースケールのスキャンデータD1を受信すると、PC10のドライバ画像処理モジュール28Eは、グレースケールのスキャンデータD1を対象として、原稿検知処理を実行する(S201)。この際、グレースケールのスキャンデータD1であっても、PC10のドライバ画像処理モジュール28Eは、スキャンデータD1に含まれる外側画像データ73を認識することができるため、適切に原稿検知処理を実行することができる。これにより、ドライバ画像処理モジュール28Eは、グレースケールのスキャンデータD1から、適切に原稿画像データ71を抽出し、その原稿画像データ71を出力する。
ただし、色のスケールがユーザ操作によりモノクロスケールに指定されており、デバイスメイン処理モジュール65がモノクロスケールのスキャンデータD1を作成し、そのスキャンデータD1をPC10に送信した場合に、ドライバ画像処理モジュール28Eは、適切に原稿検知処理を実行することができない虞がある。これは、モノクロスケールのスキャンデータD1は、白色と黒色との2色の色要素のみで構成されるため、モノクロスケールのスキャンデータD1に基づいて、外側画像データ73の色要素であるグレー色を認識することができないためである。
そこで、原稿検知処理が設定されており、色のスケールがユーザ操作によりモノクロスケールに指定されている場合に、スキャナ50は、図7に示すように、グレースケールのスキャンデータD1を作成する。つまり、スキャナ50は、ユーザ操作により指定されているモノクロスケールのスキャンデータD1でなく、グレースケールのスキャンデータD1を作成する。このため、PC10のドライバメイン処理モジュール28Bは、図2に示すS129において、原稿検知処理が設定されており、色のスケールがユーザ操作によりモノクロスケールに指定されている場合に、スキャンの開始命令とともに、原稿をグレースケールで読み取ることを示す指令をスキャナ50のデバイスメイン処理モジュール65に送信する。
そして、デバイス画像処理モジュール66は、スキャナ50により作成されたグレースケールのスキャンデータD1を対象として、原稿検知処理を実行する(S201)。この際、ドライバ画像処理モジュール28Eは、スキャンデータD1に含まれる外側画像データ73を認識することができるため、適切に原稿検知処理を実行することができる。これにより、スキャンデータD1から外側画像データ73が除去され、原稿画像データ71が生成される。なお、この原稿画像データ71は、グレースケールのスキャンデータD1から生成されているため、グレースケールである。このため、デバイス画像処理モジュール66は、グレースケールの原稿画像データ71を、モノクロスケールの原稿画像データ71Aに変換するスケール変換処理を実行する(S207)。これにより、ユーザ指定の色のスケール、つまり、モノクロスケールの原稿画像データ71Aが生成される。そして、そのモノクロスケールの原稿画像データ71Aが出力される。
なお、スキャンパラメータに原稿検知処理の実行を示すパラメータが含まれている場合には、上述したように、PC10において原稿検知処理などが実行されるが、スキャンパラメータに原稿検知処理の実行を示すパラメータが含まれていない場合には、読取対象の原稿サイズがユーザ操作により指定される。このように、原稿サイズがユーザ操作により指定される場合において、スキャナ50は、指定された原稿サイズに応じた領域を、原稿台にセットされた原稿のサイズに関わらず読み取ればよい。このため、原稿サイズがユーザ操作により指定される場合には、原稿検知処理は実行されず、スキャナ50において、指定された原稿サイズに応じた領域の読み取りが実行される。
具体的に例えば、原稿の用紙サイズがユーザ操作によりA4サイズに指定されている場合に、スキャナ50のデバイスメイン処理モジュール65は、図8に示すように、A4サイズに応じた領域の読取処理を実行し、A4サイズの原稿のスキャンデータD1を生成する。この際、デバイスメイン処理モジュール65は、スケール検知処理が設定されていない場合に、ユーザ操作により指定されている色のスケールのスキャンデータD1、例えば、モノクロスケールのスキャンデータD1を生成する。このため、PC10のドライバメイン処理モジュール28Bは、図2に示すS129において、スキャンの開始命令とともに、A4サイズの原稿をモノクロスケールで読み取ることを示す指令をスキャナ50のデバイスメイン処理モジュール65に送信する。
なお、原稿の用紙サイズがユーザ操作により指定されている場合には、白紙検知処理は、スキャナ50により実行される。これは、スキャナ50が、PC10より高速に白紙検知処理を実行できるためである。このため、白紙検知処理が設定されている場合に、スキャナ50のデバイス画像処理モジュール66が白紙検知処理を実行する(S211)。この処理は、図2に示すS134に対応する。デバイスメイン処理モジュール65は、白紙検知処理を実行すると、白紙検知処理の結果、つまり、スキャンデータD1に基づく画像が白紙であるか否かを示す情報をデバイス画像処理モジュール66に出力する。そして、デバイス画像処理モジュール66は、生成したスキャンデータD1をPC10に送信する(図2の137)。この際、S211における白紙検知処理の結果が、スキャンデータD1に基づく画像が白紙である場合に、スキャンデータD1とともに、スキャンデータD1の基づく画像が白紙であることを示す白紙情報が、PC10に送信される。そして、PC10はスキャンデータD1を受信すると、PC10のドライバメイン処理モジュール28Bが、そのスキャンデータD1をアプリケーションプログラム26に出力する(図3のS151)。
このように、原稿の用紙サイズがユーザ操作により指定されている場合において、原稿検知処理を実行しないことで、読取処理の高速化を図ることができる。なお、原稿の用紙サイズがユーザ操作により指定されている場合、つまり、原稿検知処理が設定されていない場合に、スキャナ50により白紙検知処理を実行させるべく、図2に示すS123の判断処理において、スキャンパラメータに原稿検知処理の実行を示すパラメータが含まれておらず、白紙検知処理の実行を示すパラメータが含まれている場合に、スキャナ50が白紙検知処理を実行するべきと判断される(S123)。
また、原稿検知処理が設定されておらず、スケール検知処理が設定されていない場合において、スキャナ50は、上述したように、ユーザ操作により指定されている色のスケールのスキャンデータD1を生成するが、原稿検知処理が設定されておらず、スケール検知処理が設定されている場合には、スキャナ50は、カラースケールのスキャンデータD1を生成する。具体的に、例えば、原稿検知処理が設定されておらず、ユーザ操作によりA4サイズが指定されており、スケール検知設定が設定されて場合について、以下に具体的に説明する。
ユーザ操作によりA4サイズが指定されており、スケール検知設定が設定されて場合において、スキャナ50のデバイスメイン処理モジュール65は、図9に示すように、A4サイズに応じた領域の読取処理をカラースケールで実行し、A4サイズの原稿のカラースケールのスキャンデータD1を生成する。このため、PC10のドライバメイン処理モジュール28Bは、図2に示すS129において、スキャンの開始命令とともに、A4サイズの原稿をカラースケールで読み取ることを示す指令をスキャナ50のデバイスメイン処理モジュール65に送信する。
そして、デバイスメイン処理モジュール65は、スキャンデータD1を生成すると、そのスキャンデータD1をデバイス画像処理モジュール66に出力し、デバイス画像処理モジュール66が、スケール検知処理を実行する。これは、スキャナ50が、PC10より高速にスケール検知処理を実行できるためである。なお、この処理は、図2に示すS134に対応する。デバイス画像処理モジュール66は、スケール検知処理として、デバイス画像処理モジュール66で生成されたスキャンデータD1に含まれる色要素の数を検知する(S213)。そして、デバイス画像処理モジュール66は、検知した色要素の数に関する色数情報をデバイスメイン処理モジュール65に出力し、デバイスメイン処理モジュール65は、生成したスキャンデータD1とともに、色情報をPC10に送信する(図2の137)。
PC10は、スキャンデータD1を受信すると、受信したスキャンデータの色スケールを、スキャンデータD1とともに受信した色情報に基づいて、変換する(S215)。つまり、スケール検知処理の色数検知処理はスキャナ50で実行されるが、スケール変換処理は、PC10により実行される。これは、スキャナ50からPC10にスキャンデータが送信される際に、スキャナ50は、読み取ったライン毎のスキャンデータをPC10に送信するため、全てのスキャンデータD1の色要素の数を検知した際に、全てのスキャンデータD1は、既にPC10に送信されているためである。このため、例えば、スキャナ50が1枚の原稿の読み取りが完了した後に、1枚の原稿のスキャンデータD1を纏めてPC10に送信する場合には、スキャナ50において、スケール変換処理が実行されてもよい。
なお、PC10においてスケールの変換処理が実行される場合には、ドライバ画像処理モジュール28Eが、受信したスキャンデータの色スケールを、スキャンデータD1とともに受信した色情報に基づいて、変換する(S215)。つまり、例えば、色情報が2色を示す情報である場合に、ドライバ画像処理モジュール28Eは、カラースケールのスキャンデータD1を、モノクロスケールのスキャンデータD1Aに変換する。そして、ドライバ画像処理モジュール28Eは、モノクロスケールのスキャンデータD1Aをドライバメイン処理モジュール28Bに出力し、ドライバメイン処理モジュール28Bが、スキャンデータD1Aをアプリケーションプログラム26に出力する(図3のS151)。
なお、原稿の用紙サイズがユーザ操作により指定されている場合、つまり、原稿検知処理が設定されていない場合に、スキャナ50によりスケール検知処理を実行させるべく、図2に示すS123の判断処理において、スキャンパラメータに原稿検知処理の実行を示すパラメータが含まれておらず、スケール検知処理の実行を示すパラメータが含まれている場合に、スキャナ50がスケール検知処理を実行するべきと判断される(S123)。
なお、S121を実行するCPU12は、第1受付手段の一例である。S123を実行するCPU12は、判断手段の一例である。S129を実行するCPU12は、送信手段の一例である。S134を実行するCPU12は、第2実行手段の一例である。S137を実行するCPU12は、第1出力手段,第2出力手段,第1受信手段及び、第2受信手段の一例である。S141を実行するCPU12は、第1実行手段の一例である。
<実施例の効果>
上記した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
前記第1の画像処理と前記第2の画像処理とを実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記第1実行手段は、前記第1スキャンデータを対象として、前記第1の画像処理を前記情報処理装置に実行させ、かつ、前記第1の画像処理によって生成された第1画像データを対象として、前記第2の画像処理を前記情報処理装置に実行させ、前記第1の画像処理は、対象であるスキャンデータから画像処理によって画像データを生成する処理である。これにより、第1の画像処理と第2の画像処理とを、適切に情報処理装置により実行することが可能となる。
前記第2の画像処理は、前記第1スキャンデータを対象として実行するよりも、前記第1の画像処理によって生成された前記第1画像データを対象として実行したほうが、実行結果の精度が上がる処理である。これにより、第2の画像処理を精度よく行うことが可能となる。
前記第1の画像処理と前記第2の画像処理とを実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記第1スキャンデータは、原稿の前記光学読取により生成された原稿画像データと、原稿の外縁の外側の前記光学読取により生成された外側画像データとを含み、前記第1の画像処理は、前記原稿画像データを含み、前記外側画像データを含まない画像データを、前記第1画像データとして生成する処理である。これにより、原稿のサイズを検知する処理を、第1の画像処理として好適に実行することが可能となる。
前記第2の画像処理は、前記第1の画像処理により取得された原稿画像データに基づいて、原稿画像データの色のスケールを検出する処理を含み、前記第1の画像処理と前記第2の画像処理を実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記第1実行手段は、前記第1スキャンデータを対象として、前記第1の画像処理を前記情報処理装置に実行させ、かつ、前記第1の画像処理によって生成された、前記原稿画像データを含み、前記外側画像データを含まない前記第1画像データを対象として、前記第2の画像処理を前記情報処理装置に実行させ、前記第1の画像処理を実行しないが、前記第2の画像処理を実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記第1スキャンデータは、前記原稿画像データを含み、前記外側画像データとを含まず、前記第2実行手段は、前記第1スキャンデータを対象として、前記第2の画像処理を前記スキャナに実行させる。これにより、色のスケールを適切に検出することが可能となる。
前記第1スキャンデータは、第1数の色のスケールのスキャンデータであり、前記第2の画像処理は、前記第2の画像処理により検出された色のスケールが前記第1数より少ない第2数以下である場合に、前記第1の画像処理により取得された原稿画像データを、前記第2数の色のスケールのスキャンデータに変換する処理をも含む。これにより、画像データの情報量を少なくすることが可能となる。
前記第1受付手段は、前記ユーザインタフェースを介して、前記第1の画像処理と前記第2の画像処理との各々の設定パラメータを、前記操作入力として受け付け、前記第1の画像処理の設定パラメータは、原稿サイズのユーザ操作による指定と、自動的な検出とのいずれが設定されているかを示すパラメータであり、前記判断手段は、前記第1の画像処理の設定パラメータが前記自動的な検出に設定されていることを示す場合に、前記第1の画像処理を実行すると判断し、前記第2の画像処理の設定パラメータは、複数の色のスケールのうちの1の色のスケールのユーザ操作による指定と、自動的な検出とのいずれが設定されているかを示すパラメータであり、前記判断手段は、前記第2の画像処理の設定パラメータが前記自動的な検出に設定されていることを示す場合に、前記第2の画像処理を実行すると判断する。これにより、原稿サイズの自動的な検出処理と、複数の色のスケールのうちの1の色のスケールの自動的な検出処理とを好適に行うことができる。
前記第2の画像処理は、前記第1の画像処理により取得された原稿画像データに基づいて、当該原稿画像データが白原稿に基づくスキャンデータであるか否かを判断する処理であり、前記第1の画像処理と前記第2の画像処理を実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記第1実行手段は、前記第1スキャンデータを対象として、前記第1の画像処理を前記情報処理装置に実行させ、かつ、前記第1の画像処理によって生成された、前記原稿画像データを含み、前記外側画像データを含まない前記第1画像データを対象として、前記第2の画像処理を前記情報処理装置に実行させ、前記第1の画像処理を実行しないが、前記第2の画像処理を実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記第1スキャンデータは、前記原稿画像データを含み、前記外側画像データとを含まず、前記第2実行手段は、前記第1スキャンデータを対象として、前記第2の画像処理を前記スキャナに実行させる。これにより、白原稿を適切に検出することができる。
前記情報処理装置は、前記スキャナのスキャナドライバと、前記スキャナドライバにスキャン指令を出力するプログラムとを記憶する記憶領域を有し、前記スキャナドライバは、前記第2の画像処理の実行により前記原稿画像データが白原稿に基づくスキャンデータであることを示す情報を取得し、当該情報を前記プログラムに出力する。これにより、白原稿に関する情報を、プログラムにおいて利用することができる。
前記第1受付手段は、前記ユーザインタフェースを介して、前記第1の画像処理と前記第2の画像処理との各々の設定パラメータを、前記操作入力として受け付け、前記第1の画像処理の設定パラメータは、原稿サイズのユーザ操作による指定と、自動的な検出とのいずれが設定されているかを示すパラメータであり、前記スキャナは、前記第1の画像処理の設定パラメータが前記自動的な検出に設定されていることを示す場合に、前記第1スキャンデータは、原稿の前記光学読取により作成された原稿画像データと、原稿の外縁の外側の前記光学読取により作成された外側画像データとを含み、前記第1の画像処理の設定パラメータが前記ユーザ操作による指定に設定されていることを示す場合に、前記第1スキャンデータは、前記外側画像データを含まず、前記原稿画像データを含む。これにより、原稿サイズの自動的な検出処理を好適に行うことができる。
また、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施形態では、原稿検知処理等の各種処理をPC10とスキャナ50との何れで実行すべきかを、PC10において判断されているが、スキャナ50において判断されてもよい。
また、上記実施形態では、CPU12,52によって図2乃至図9に示す処理が実行される例を説明したが、これら処理は、CPU12,52に限らず、ASICや他の論理集積回路により実行されてもよいし、これら処理が、CPU等やASIC、他の論理集積回路が協働することにより実行されてもよい。
10:PC、12:CPU、18:入力I/F、20:ネットワークI/F、28:スキャナドライバ、50:スキャナ

Claims (9)

  1. スキャナと、
    情報処理装置と、
    を備えるスキャンシステムであって、
    第1の画像処理は、原稿のサイズを自動的に検知する処理であり、
    第2の画像処理は、原稿の色のスケールを検出する処理と、原稿が白原稿であるか否かを判断する処理との少なくとも一方の処理であり、
    前記スキャンシステムに含まれるコントローラは、
    ユーザインタフェースを介して操作入力を受け付ける第1受付手段と、
    前記第1受付手段により受け付けられた操作入力に基づいて、複数の画像処理のうちのいずれの画像処理を実行するか否かを判断する判断手段と、
    前記複数の画像処理のうちの前記第1の画像処理と前記第2の画像処理とを実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記スキャナが光学読取によって生成したスキャンデータである第1スキャンデータを、前記スキャナから前記情報処理装置に出力させる第1出力手段と、
    前記第1スキャンデータが前記スキャナから出力された場合に、前記第1スキャンデータを対象として、前記第1の画像処理および前記第2の画像処理を前記情報処理装置に実行させる第1実行手段と、
    前記第1の画像処理を実行しないが、前記第2の画像処理を実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記スキャナがユーザ操作により指定された範囲において光学読取によって生成したスキャンデータである第2スキャンデータを対象として、前記スキャナに前記第2の画像処理を実行させる第2実行手段と、
    前記第2の画像処理が前記スキャナによって実行された場合に、前記第2の画像処理によって生成された情報を、前記スキャナから前記情報処理装置に出力させる第2出力手段と、
    して機能し、
    前記第1の画像処理と前記第2の画像処理とを実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記第1実行手段は、前記第1スキャンデータを対象として、前記第1の画像処理を前記情報処理装置に実行させ、かつ、前記第1の画像処理によって生成された第1画像データを対象として、前記第2の画像処理を前記情報処理装置に実行させ、前記第1の画像処理は、対象であるスキャンデータから画像処理によって画像データを生成する処理であり、
    前記第1スキャンデータは、原稿の前記光学読取により生成された原稿画像データと、原稿の外縁の外側の前記光学読取により生成された外側画像データとを含み、
    前記第1の画像処理は、前記原稿画像データを含み、前記外側画像データを含まない画像データを、前記第1画像データとして生成する処理であることを特徴とするスキャンシステム。
  2. 前記第2の画像処理は、前記第1の画像処理により取得された原稿画像データに基づいて、原稿画像データの色のスケールを検出する処理を含み、
    前記第1の画像処理と前記第2の画像処理を実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記第1実行手段は、前記第1スキャンデータを対象として、前記第1の画像処理を前記情報処理装置に実行させ、かつ、前記第1の画像処理によって生成された、前記原稿画像データを含み、前記外側画像データを含まない前記第1画像データを対象として、前記第2の画像処理を前記情報処理装置に実行させ、
    前記第1の画像処理を実行しないが、前記第2の画像処理を実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記第2実行手段は、前記第2スキャンデータを対象として、前記第2の画像処理を前記スキャナに実行させることを特徴とする請求項1に記載のスキャンシステム。
  3. 前記第1スキャンデータ若しくは前記第2スキャンデータは、第1数の色のスケールのスキャンデータであり、
    前記第2の画像処理は、前記第2の画像処理により検出された色のスケールが前記第1数より少ない第2数以下である場合に、前記第1の画像処理により取得された原稿画像データを、前記第2数の色のスケールのスキャンデータに変換する処理をも含むことを特徴とする請求項2に記載のスキャンシステム。
  4. 前記第1受付手段は、
    前記ユーザインタフェースを介して、前記第1の画像処理と前記第2の画像処理との各々の設定パラメータを、前記操作入力として受け付け、
    前記第1の画像処理の設定パラメータは、原稿サイズのユーザ操作による指定と、自動的な検出とのいずれが設定されているかを示すパラメータであり、
    前記判断手段は、
    前記第1の画像処理の設定パラメータが前記自動的な検出に設定されていることを示す場合に、前記第1の画像処理を実行すると判断し、
    前記第2の画像処理の設定パラメータは、複数の色のスケールのうちの1の色のスケールのユーザ操作による指定と、自動的な検出とのいずれが設定されているかを示すパラメータであり、
    前記判断手段は、
    前記第2の画像処理の設定パラメータが前記自動的な検出に設定されていることを示す場合に、前記第2の画像処理を実行すると判断することを特徴とする請求項2又は3に記載のスキャンシステム。
  5. 前記第2の画像処理は、前記第1の画像処理により取得された原稿画像データに基づいて、当該原稿画像データが白原稿に基づくスキャンデータであるか否かを判断する処理であり、
    前記第1の画像処理と前記第2の画像処理を実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記第1実行手段は、前記第1スキャンデータを対象として、前記第1の画像処理を前記情報処理装置に実行させ、かつ、前記第1の画像処理によって生成された、前記原稿画像データを含み、前記外側画像データを含まない前記第1画像データを対象として、前記第2の画像処理を前記情報処理装置に実行させ、
    前記第1の画像処理を実行しないが、前記第2の画像処理を実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記第2実行手段は、前記第2スキャンデータを対象として、前記第2の画像処理を前記スキャナに実行させることを特徴とする請求項1に記載のスキャンシステム。
  6. 前記情報処理装置は、
    前記スキャナのスキャナドライバと、前記スキャナドライバにスキャン指令を出力するプログラムとを記憶する記憶領域を有し、
    前記スキャナドライバは、
    前記第2の画像処理の実行により前記原稿画像データが白原稿に基づくスキャンデータであることを示す情報を取得し、当該情報を前記プログラムに出力することを特徴とする請求項5に記載のスキャンシステム。
  7. 前記第1受付手段は、
    前記ユーザインタフェースを介して、前記第1の画像処理と前記第2の画像処理との各々の設定パラメータを、前記操作入力として受け付け、
    前記第1の画像処理の設定パラメータは、原稿サイズのユーザ操作による指定と、自動的な検出とのいずれが設定されているかを示すパラメータであり、
    前記スキャナは、
    前記第1の画像処理の設定パラメータが前記自動的な検出に設定されていることを示す場合に、前記第1スキャンデータは、原稿の前記光学読取により作成された原稿画像データと、原稿の外縁の外側の前記光学読取により作成された外側画像データとを含むことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のスキャンシステム。
  8. スキャナと通信可能な通信インタフェースと、
    コントローラと、
    を有する情報処理装置であって、
    第1の画像処理は、原稿のサイズを自動的に検知する処理であり、
    第2の画像処理は、原稿の色のスケールを検出する処理と、原稿が白原稿であるか否かを判断する処理との少なくとも一方の処理であり、
    前記コントローラは、
    ユーザインタフェースを介して操作入力を受け付ける第1受付手段と、
    前記第1受付手段により受け付けられた操作入力に基づいて、複数の画像処理のうちのいずれの画像処理を実行するか否かを判断する判断手段と、
    前記複数の画像処理のうちの前記第1の画像処理と前記第2の画像処理とを実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記スキャナが光学読取によって生成したスキャンデータである第1スキャンデータを、前記スキャナから受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段が受信した前記第1スキャンデータを対象として、前記第1の画像処理および前記第2の画像処理を実行する第1実行手段と、
    前記第1の画像処理を実行しないが、前記第2の画像処理を実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記スキャナがユーザ操作により指定された範囲において光学読取によって生成したスキャンデータである第2スキャンデータを対象として、前記第2の画像処理を実行することを示す指令を前記スキャナに送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信された指令に従って前記スキャナにおいて前記第2の画像処理によって生成された情報を、前記スキャナから受信する第2受信手段と、
    して機能し、
    前記第1の画像処理と前記第2の画像処理とを実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記第1実行手段は、前記第1スキャンデータを対象として、前記第1の画像処理を実行し、かつ、前記第1の画像処理によって生成された第1画像データを対象として、前記第2の画像処理を実行し、前記第1の画像処理は、対象であるスキャンデータから画像処理によって画像データを生成する処理であり、
    前記第1スキャンデータは、原稿の前記光学読取により生成された原稿画像データと、原稿の外縁の外側の前記光学読取により生成された外側画像データとを含み、
    前記第1の画像処理は、前記原稿画像データを含み、前記外側画像データを含まない画像データを、前記第1画像データとして生成する処理であることを特徴とする情報処理装置。
  9. スキャナと通信可能な通信インタフェースを有する情報処理装置のコンピュータが読み取り可能なスキャナドライバであって、
    第1の画像処理は、原稿のサイズを自動的に検知する処理であり、
    第2の画像処理は、原稿の色のスケールを検出する処理と、原稿が白原稿であるか否かを判断する処理との少なくとも一方の処理であり、
    前記コンピュータを、
    ユーザインタフェースを介して操作入力を受け付ける第1受付手段と、
    前記第1受付手段により受け付けられた操作入力に基づいて、複数の画像処理のうちのいずれの画像処理を実行するか否かを判断する判断手段と、
    前記複数の画像処理のうちの前記第1の画像処理と前記第2の画像処理とを実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記スキャナが光学読取によって生成したスキャンデータである第1スキャンデータを、前記スキャナから受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段が受信した前記第1スキャンデータを対象として、前記第1の画像処理および前記第2の画像処理を実行する第1実行手段と、
    前記第1の画像処理を実行しないが、前記第2の画像処理を実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記スキャナがユーザ操作により指定された範囲において光学読取によって生成したスキャンデータである第2スキャンデータを対象として、前記第2の画像処理を実行することを示す指令を前記スキャナに送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信された指令に従って前記スキャナにおいて前記第2の画像処理によって生成された情報を、前記スキャナから受信する第2受信手段と、
    して機能し、
    前記第1の画像処理と前記第2の画像処理とを実行すると前記判断手段により判断された場合に、前記第1実行手段は、前記第1スキャンデータを対象として、前記第1の画像処理を実行し、かつ、前記第1の画像処理によって生成された第1画像データを対象として、前記第2の画像処理を実行し、前記第1の画像処理は、対象であるスキャンデータから画像処理によって画像データを生成する処理であり、
    前記第1スキャンデータは、原稿の前記光学読取により生成された原稿画像データと、原稿の外縁の外側の前記光学読取により生成された外側画像データとを含み、
    前記第1の画像処理は、前記原稿画像データを含み、前記外側画像データを含まない画像データを、前記第1画像データとして生成する処理であることを特徴とするスキャナドライバ。
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