JP4813953B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4813953B2 JP4813953B2 JP2006112735A JP2006112735A JP4813953B2 JP 4813953 B2 JP4813953 B2 JP 4813953B2 JP 2006112735 A JP2006112735 A JP 2006112735A JP 2006112735 A JP2006112735 A JP 2006112735A JP 4813953 B2 JP4813953 B2 JP 4813953B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- forming apparatus
- image processing
- data
- image forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
Description
特に、カラー画像の読み取りでは、多くのパラメータが存在し、多くのオペレータにとってわかり難いものであった。また、モノクロ画像であっても、原稿の状態が一定ではないなどの原因で、常に最適な状態で読み取りを行うことは困難であった。
このような圧縮技術においては、解像度や文字部、写真部の認識精度、それぞれの圧縮のパラメータによって画質が異なり、多くのオペレータにとってパラメータから最終的に得る画質(可読性を含む)を想定することがより困難となる問題がある。
また、文字情報を含んだ原稿の電子化においては、電子化された画像の可読性が重要となる一方で、閲覧性、保存性、可搬性を高めるために、画像ファイルが高圧縮されたものであることも求められる。つまり、オペレータの目的を達成するため、高画質と高圧縮をバランスよく両立させることが必要になる。
特に、各種パラメータ設定をスキャナの操作部で行い、かつ、スキャナからスキャン画像をオペレータ個人の端末にメールで配信するスキャナにおいては、試行錯誤の際、設定と出力結果の確認で端末とスキャナを往復しなければならず、非常に手間がかかるといった問題がある。
これらの課題を解決するものとして、例えば、特許文献2記載の技術がある。この公報には、スキャナからの読み込みのプレビュー処理や再スキャン処理を不要にし、1回の読み込みで済ますことにより処理時間を短縮する技術が開示されている。
本発明は、オペレータ所望の画質と容量を満足するスキャン画像を得ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記元画像の一部領域を切り出して前記トリミング画像データを得ることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記元画像のうち、文字の存在する一部領域を判定して切り出して前記画像処理の結果を得ることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記元画像のうち、写真の存在する一部領域を判定して切り出して前記画像処理の結果を得ることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記画像処理を行ったデータのうち写真の存在する一部領域を判定して切り出し、該一部領域に対する前記画像処理の結果を前記操作パネルに表示することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記画像処理を行ったデータのうち、文字、写真の存在する一部領域を判定して切り出し、該一部領域に対する前記画像処理の結果を前記操作パネルに表示することを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
サーバコンピュータ3は、例えばFTP、HTTPプロトコルをサポートしたり、WebサーバやDNS(ドメインネームサーバ)の機能を実現するものである。すなわち、このシステムにおいては、デジタルカラー複合機1が備えている画像入力機能(スキャナ機能)、画像出力機能(プリント機能)及び画像蓄積機能等の画像処理機能を、LAN2上でシェアし得る環境が構築されているものである。
このようなシステムは、通信制御ユニット5を介してインターネット網6に接続され、インターネット網6を介して外部環境とデータ通信可能に構築されている。通信制御ユニット5としては、ルータ、交換機、モデム、DSLモデム等が一般的であるが、最低限TCP/IP通信が可能であれば良い。また、LAN2は有線通信に限るものではなく、無線通信(赤外線や電波等)であっても良い。また、光ファイバーを用いたものであっても良い。
図2に示すように、デジタルカラー複合機1は、転写紙などの媒体に画像を形成する画像形成手段である印刷装置7の上部に、原稿から画像を読み取る画像読取手段である画像読取装置8を配設した構成となっている。また、画像読取装置8の装置外面には、オペレータに対する表示とオペレータからの機能設定等の各種の入力を許容する操作パネルPが設けられている。
さらに、操作パネルPの下部には、記憶媒体M(図3参照)に記憶されているプログラムコードや画像データ等を読み取る、または記憶媒体Mに対してプログラムコードや画像データ等を書き込む装置である外部メディア入出力装置9が、記憶媒体Mの挿入を許容する挿入口を外部に露出させて設けられている。
このようなデジタルカラー複合機1のストラクチャとしては、図3に示すように、画像処理ユニット部Aと情報処理ユニット部Bとに大別されており、印刷装置7及び画像読取装置8は画像処理ユニット部Aに属し、操作パネルP及び外部メディア入出力装置9は情報処理ユニット部Bに属している。
印刷制御ユニット11は、画像処理制御ユニット10の制御に従って印刷装置7に対して画像データを含む印刷指示を出力し、印刷装置7に転写紙などの媒体に画像を形成して出力させる。印刷装置7はフルカラー印刷可能であり、その印刷方式は、電子写真方式のほか、インクジェット方式、昇華型熱転写方式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、溶融型熱転写方式など、さまざまな方式を用いることができる。
このような画像処理制御ユニット10は、メインプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)13と、画像読取装置8から読み込んだ画像データを印刷装置7による作像に供すべく一旦格納しておくメモリデバイス(例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等)14と、制御プログラム等を記憶したROM(Read Only Memory)15と、システムログ/システム設定/ログ情報等を記録しておく電源OFF時にもデータの保持が可能なNVRAM16とをバス接続したマイクロコンピュータ構成となっている。
加えて、画像処理制御ユニット10には、表示制御ユニット23及び操作入力制御ユニット24が接続されている。表示制御ユニット23は、画像処理制御ユニット10のコントロールによって制御パネルI/F25に接続された通信ケーブル26を介して情報処理ユニット部Bに対して画像表示制御信号を出力し、情報処理ユニット部Bの操作パネルPに対して画像表示の制御を行う。
従って、画像処理ユニット部Aは、従来の画像形成装置が備える画像処理ユニットにおいて、通信ケーブル26を接続し、情報処理ユニット部Bの操作パネルPを利用するようにしたものである。すなわち、画像処理ユニット部Aの表示制御ユニット23及び操作入力制御ユニット24は、操作パネルPに接続されているものとして動作している。
このような構成により、画像処理ユニット部Aは、外部(サーバコンピュータ3、クライアントコンピュータ4、ファクシミリ等)からの画像情報である印刷データ及びプリント指示するコマンドを解析し、印刷データを出力画像データとして印刷できる状態にビットマップ展開し、印刷モードをコマンドから解析し動作を決定している。その印刷データ及びコマンドをLAN制御部18あるいはFAX制御ユニット20を通じて受信し動作する。
さらに、画像処理ユニット部Aは、画像読取装置8の読み取り画像データを画像処理制御ユニット10に転送し、光学系及びデジタル信号への量子化に伴う信号劣化を補正し、該画像データをSDRAM14に書き込む。このようにしてSDRAM14に格納された画像データは、印刷制御ユニット11で出力画像データに変換されて、印刷装置7に出力される。
情報処理ユニット部Bは、メインプロセッサであるCPU31を有しており、このCPU31には、CPU31の作業用領域となるRAMや起動プログラムなどを記憶した読み出し専用メモリであるROMで構成されるメモリユニット32と、OSやアプリケーションプログラムを記憶するHDD等の記憶装置34に対するデータの入出力を制御する記憶装置制御ユニット35とがバス接続されている。
すなわち、本実施の形態のデジタルカラー複合機1には、2つのIPアドレスが割り当てられていることになる。つまり、画像処理ユニット部Aと情報処理ユニット部BとはLAN2に接続されていることになり、画像処理ユニット部Aと情報処理ユニット部Bとの間においてはデータ交換が可能な構成になっている。
なお、デジタルカラー複合機1はHUB19を介してLAN2に接続されていることから、見かけ上は、1つのIPアドレスのみが割り当てられているように見える。従って、美観を損ねることはなく、結線等の取り扱いを容易にすることが可能になっている。
操作入力装置41は、表示装置40の表面に積層された超音波弾性波方式等のタッチパネル41aと、複数のキーを有するキーボード41bとで構成されている。キーボード41bには、画像読み取りの開始を宣言するためのスタートキー、数値入力を行うためのテンキー、読み取った画像データの送信先を設定する読取条件設定キー、クリアキー等が設けられている。
すなわち、表示制御ユニット36は、画像表示制御信号を制御パネルI/F38を介して表示装置40に出力し、画像表示制御信号に応じた所定事項を表示装置40に表示させる。一方、操作入力制御ユニット37は、操作入力装置41におけるオペレータによる機能設定や入力操作に応じた入力制御信号を、制御パネルI/F38を介して受信する。
なお、詳細は後述するが、制御パネル通信ユニット39で受信した画像処理ユニット部Aからの画像表示制御信号は、操作パネルPの表示装置40用にデータ変換処理されてから表示制御ユニット36に出力され、また、操作パネルPからのオペレータによる機能設定や入力操作に応じた入力制御信号は、画像処理ユニット部Aでの仕様に応じた形式にデータ変換処理されてから制御パネル通信ユニット39に入力される。
このようなOSは、オペレータの操作に応じてプログラムを起動したり、情報を読み込んだり、保存を行ったりする。OSのうち代表的なものとしては、Windows(登録商標)等が知られている。これらのOS上で走る動作プログラムをアプリケーションプログラムと呼んでいる。情報処理ユニット部BのOSは、情報処理装置(サーバコンピュータ3やクライアントコンピュータ4等)と同様のOS、すなわち汎用のOS(例えば、Windows(登録商標)等)となっている。
このような外部メディア入出力装置9は、CPU31にバス接続されている入出力デバイス制御ユニット42により制御される。従って、記憶装置34に記憶されているアプリケーションプログラムは、この記憶媒体Mに記録されたアプリケーションプログラムがインストールされたものであっても良い。
このため、記憶媒体Mも、アプリケーションプログラムを記憶する記憶媒体となり得る。さらには、アプリケーションプログラムは、例えばインターネット網6及びLAN2を介して外部から取り込まれ、記憶装置34にインストールされても良い。
なお、入出力デバイス制御ユニット42には、USB、IEEE1394、SCSI等の各種インタフェース43も接続されており、各種インタフェース43を介して様々な機器(デジタルカメラ等)が接続可能となっている。
図5に示すように、情報処理ユニット部BのCPU31は、画像処理ユニット部Aから出力された画像表示制御信号を受信すると(ステップS1のY:画像表示制御信号受信手段)、画像処理ユニット部Aから出力された画像表示制御信号を操作パネルPの表示装置40用にデータ変換処理する(ステップS2:表示装置用データ変換手段)。
このデータ変換処理は、例えば情報処理ユニット部Bがマルチウィンドウ表示の汎用OSで動作している場合には、画像処理ユニット部Aから出力された画像表示制御信号を表示装置40の中でのマルチウィンドウの1画面としてデータ生成するものである。
このようなデータ変換処理が終了すると、データ変換処理された画像表示制御信号は表示制御ユニット36に対して出力され(ステップS3:画像表示制御信号出力手段)、操作パネルPの表示装置40において表示される。
ここで、図6は操作パネルPにおける表示例を示す平面図である。図6に示すように、操作パネルPの表示装置40には、情報処理ユニット部Bで動作する汎用OSの画面W1中に、画像処理ユニット部Aにおける操作入力画面となるウィンドウW2が表示される。これにより、情報処理ユニット部Bの操作パネルPを、画像処理ユニット部Aにおいても利用可能としている。ここに、表示装置共通化手段が実現されている。
図7に示すように、情報処理ユニット部BのCPU31は、操作パネルPの表示装置40に、図6に示すような画像処理ユニット部Aにおける操作入力画面となるウィンドウW2が表示されている状態で、オペレータによる機能設定や入力操作に応じた入力制御信号を操作入力制御ユニット37から受信すると(ステップS11のY:入力制御信号受信手段)、入力制御信号を画像処理ユニット部Aでの仕様に応じた形式にデータ変換処理する(ステップS12:データ変換手段)。
このようにデータ変換処理を行うのは、例えば操作パネルPの表示装置40に図6に示すような画像処理ユニット部Aにおける操作入力画面となるウィンドウW2を表示したような場合には、ウィンドウW2のボタン等に対応する操作入力装置41(タッチパネル41a)上の位置座標と画像処理ユニット部Aで保持しているボタン等に対応する位置座標とは一致していないためである。これは、画像処理ユニット部Aが、専用の操作パネルを用いていた際のデータ(ボタン等に対応する位置座標)をそのまま引き継いでいるからである。
なお、図8に示すタッチ領域は、コマンドボタンの位置を特定するためのものである。具体的には、画面番号1の時に検出したアドレスが“WXA00”〜“WXA11”の範囲であった場合には、タッチパネルアドレスは“WXA00”に決定され、操作されたボタンは“XA00”となる。そして、情報処理ユニット部BのCPU31は、このボタン“XA00”を画像処理ユニット部Aにおけるタッチパネルアドレス“XA00”に変換する。
このようなデータ変換処理が終了すると、データ変換処理された入力制御信号は制御パネル通信ユニット39に対して出力され(ステップS13:入力制御信号転送手段)、画像処理ユニット部Aに転送される。これにより、情報処理ユニット部Bの操作パネルPを、画像処理ユニット部Aにおいても利用可能としている。ここに、操作入力装置共通化手段が実現されている。
従って、以上のような表示データ変換処理及び操作データ変換処理により、デジタルカラー複合機1の画像処理ユニット部Aの操作を情報処理ユニット部Bの操作パネルPにより行うことができるようになる。
1.圧縮方式
デジタル化された画像データのデータサイズを小さくする目的で圧縮を行う。様々な圧縮方式があり、自然画像であればJPEG、JPEG2000が適し、モノクロ2値の文字画像の様に、同様のパターンが続く傾向がある画像においてはMMR、PNG、GIFと言った処理がある。
また、文字情報を含む画像に特化したドキュメント高圧縮の技術も存在する(参考、特開2005−12768公報)。それぞれに圧縮の傾向、圧縮率は異なり、原稿によって適した圧縮方法は異なるといえる。原稿に適した圧縮方法は、使用者の意図によっても異なり、自動的に判別することは容易ではない。
2.解像度
スキャナの分解能力を示し、きめ細かさや画質の滑らかさを表す尺度。単位幅をいくつの点の集合として表現するかを表わし、この値が高いほど、より自然に近い画質が得られる。スキャナの読取に用いるセンサー(CCD、CIS等)によって最大値が決定付けられる。同一画像サイズの原稿読取を行った場合、高解像度であればあるほどデータサイズが大きくなる。
原稿の色の濃さや所望の画像によって、濃度が決定される。
4.色深度・・・カラー/グレイスケール/モノクロ(2値)
色を表現するビット数を示す。カラーであればRGB各8bit、グレイスケールは白黒8bit、モノクロであれば白黒1bitが一般的である。
このパラメータは一般に原稿の色情報の有無によって決定される。カラー情報を多く含む場合や、原稿の原本性を保ちたいときにはカラーを、色情報が無い場合は、グレイスケール、モノクロ(2値)が選択される。原稿の階調を再現したいときにはグレイスケールが、そうでない場合はモノクロ(2値)が選択される。モノクロ(2値)は1画素あたり1bitで構成されるフォーマットを指し、原稿の再現性は低いが、低容量のデータとなる点で有利である。
5.減色
一般に原稿の圧縮率を高めるために行われることが多い。特に原稿に使用されている色が少ないときに、特定色の色を残すように減色をすることで、高い視認性と高圧縮率を両立させることができる。特に有益なのは、黒字に赤を入れた原稿を高圧縮率で圧縮可能な、赤黒へ減色させる手法である。
図9はスキャン画像読取フロー図である。ここでは、スキャン画像の各種パラメータにおけるサンプルを提示する。
オペレータが画像読取装置8に原稿を置き、ある所定の解像度、ある色深度にて原稿の読取を行う(S21乃至S24)。ここである所定の解像度、色深度とは、後で縮小することを想定し、大きい解像度、より深い色深度であることが望ましい。
ただし、解像度が大きく、色深度が深いデータはデータ量が大きく、転送時間もかかるため、本デジタルカラー複合機1に実際に搭載されているメモリ容量ならびに、LAN2の転送速度によって破綻の無い解像度とすることが望ましい。また解像度、色深度はオペレータが任意に指定しても良い。原稿サイズは画像読取装置によって自動的に測定されるか、オペレータの指定によって決定される。
記憶装置34もしくはメモリユニット32に格納された元画像データ50を異なる解像度に縮小し、記憶装置34もしくはメモリユニット32に格納する(S31)。縮小する解像度は一つでも複数でも良い。
縮小は単純間引き(二アレストネイバー法)、バイリニア法、バイキュービック法などが挙げられる。単純間引きは高速に処理可能であるが、モアレやジャギーが目立ちやすいという欠点があるので、バイリニア、バイキュービック法を用いる方が画質に優れ、望ましい。ただし、演算量が多くなるため、これら処理を行う場合はCPU31、もしくは他の演算処理部にある程度の演算性能が求められる。
従来技術においては、画像読取装置8で読取を行う際、以上のような手法はとらない。元画像データ50の保管や、縮小工程でメモリ、多量の演算を必要とするためである。CCDの副走査作方向はCCDの動作速度や紙送り速度を調整することで解像度を実現し、主走査方向はライン順次の電子回路による縮小で実現する。本実施形態においては情報処理ユニット部Bが付加されており、ユニット内のメモリユニット32、記憶装置34にデータを保持し、CPU31にて縮小処理を実行する。
処理結果サンプル画像51は記憶装置34もしくはメモリユニット32に格納され、操作パネルPに表示される(S33)。図12に処理結果を表示した画面の一例を示した。
この例では横方向に解像度300dpi、200dpi、100dpi、縦方向に色深度(フルカラー(RGB8bit)、グレイスケール(白黒8bit)、モノクロ(2値)を並べた。処理結果サンプル画像51は原稿全体を処理したものであるが、画像全てを操作パネルPに表示させることが困難な場合は、一部をトリミングして表示する。
オペレータは図12〜14の画面を参照し、目的に応じた処理結果を選択する(S34)。情報処理ユニットBは選択された処理方法により元画像データ50を処理し(S35)、処理結果のメールによる配信、既往区装置34への文書蓄積、他端末へのフォルダ転送等を行う(S36)。これによりオペレータは目的に応じた画質のスキャン画像を、手間をかけずに得ることができる。
1点目は、処理結果のオペレータへの提示が比較的容易な実現手段で可能であることである。
従来の技術においては、操作パネルの表示制御ユニットは用紙選択や変倍率といった事前に決められた画像の表示を行うよう、特化されてる構成が一般的であり、スキャン処理の結果を操作パネルに表示するためには、大量のデータを操作部パネルの表示制御ユニットに転送し、構成、表示することが必要になるが、そのような装置は作るためには大幅なハード追加と変更が必要となりコストの増加をまねく問題があった。
しかし本構成においては、画像データをLAN2経由で画像処理ユニット部Aから情報処理ユニット部Bに転送し、情報処理ユニット部Bの表示制御ユニット36を使用することにより、画像処理ユニット部A自体の大幅な改変無しに、スキャナ処理結果を操作パネルP上に表示することが可能となっている。
複数原稿でのスキャンフローの一例を説明する。1ページ目のみの処理結果をオペレータに提示するものとする。複数原稿をスキャンした際、全てを大きい解像度で読み取ると、スキャンや転送に時間がかかるため、1枚目のみ大きい解像度で、読取、各種パラメータにて処理結果を提示し、各種パラメータ決定後、全ての原稿を、決定された解像度で読み込み、決定された各種パラメータにて、処理を行い複数原稿のスキャナ画像を得ることができる。
また、他の実施の形態として、全ての原稿を大きい解像度での読取、1枚目の各種パラメータによる処理、オペレータ選択と他ページの読取、転送を並行して動作させても良い。
図9のフローと同様に元画像データを得る。その後、図11のフローと同様処理を行うが、この際、画像データの処理後のサイズ52を取得する。処理結果サンプル画像51を操作パネルPに表示する際、図16に示すように、処理結果サンプル画像51と処理後の原稿のデータサイズを並べて表示する。オペレータはこの操作パネルPから目的に応じた画質とサイズの処理方法を得ることができる。
トリミング画像53の解像度を変換し、各種処理を行いトリミング画像の処理結果サンプル画像54を得る。処理結果サンプル画像54を操作パネルPに並べ、オペレータは目的に応じた画質のスキャン画像を指定し、その条件に従って、情報処理ユニット部Bは元画像データ50の画像処理を行う。この手順により、オペレータは目的の応じた画質のスキャン画像を得ることができる。
以上の方法により、複数の処理結果サンプル画像を少ない演算量で速やかに提示することができる。元画像データ50と、トリミング画像53の面積比とトリミング画像53の処理結果のデータサイズから、全体の画像のおおよその画像サイズを求めることは可能であり、目安としての提示は可能である。
例えば図18の太枠60においては何も描かれていないが、太枠61では描かれている。これを判定するアルゴリズムには様々なものがあるが、一例をあげる。
処理結果サンプル画像51として表示する画像サイズと同じ枠を元画像データ50上で移動して行き、枠内での色濃度のバラツキを測定し、あるバラツキ以上であれば、何かが描かれているとする。このようにして何かが描かれている領域を処理結果サンプル画像の領域とする。
原稿全体に何も描かれていない場合は、サンプル提示に適した画像がないことをオペレータに通知する。上記の手順により、オペレータに提示する処理結果サンプル51に何か描かれている状態を保持することができる(図19、文字領域62、写真領域63参照)。
本手法によれば文字部、罫線部を原稿より分離でき、文字部の領域を知ることができる。元画像データ50をCPU31により処理し、文字部領域を抽出する。抽出する文字部は、一つの文字でも、複数の文字であっても良い。最も小さい文字を保持するという観点から、最も小さい文字と判定された領域を処理結果サンプル50とする方法が望ましい。抽出する領域は一つであっても複数であっても良い。抽出すべき文字部が無いと判定された場合は、その旨をオペレータに操作パネルPにより通知する。
処理結果サンプルを提示するにあたり、原稿全体を処理した後、文字領域62のみ抽出しても良いし、抽出した文字領域63のみに画像処理を施しても良い。前者であれば正確な原稿サイズを提示することが可能となるし、後者であれば高速なサンプル提示を実現することができる。
また、本発明においては、元画像データ50より、写真領域63を抽出し、各種処理を行い処理結果サンプルとしてオペレータに提示する。元画像データ50をCPU31により処理し、写真領域63を抽出し、各種パラメータにより処理を行い、処理結果をサンプルとしてオペレータに提示する。抽出する領域は一つであっても複数であっても良い。抽出すべき写真部が無いと判定された場合は、その旨をオペレータに操作パネルPにより通知する。
上記と同様に、処理結果サンプルを提示するにあたり、原稿全体を処理した後、写真領域63のみ抽出しても良いし、抽出し写真領域のみに画像処理を施しても良い。前者であれば正確な原稿サイズを提示することが可能となるし、後者であれば高速なサンプル提示を実現することができる。
図20、図21に操作パネルPに表示するメニューの一例を示した。それぞれ横方向に解像度300dpi、200dpi、100dpiの項目を並べ、縦方向にドキュメント高圧縮(圧縮手法の一例)、グレイスケール、モノクロの項目を並べた。各解像度、各圧縮、色深度における画像のサンプルが並べられている。
また、図22にあるように写真と文字の処理結果サンプルを同時に表示しても良い。オペレータはこれらのサンプルの中から、目的に応じた画質の処理を選択し、情報処理ユニットBは選択された処理方法により処理された原稿をメール配信、文書蓄積、フォルダ転送する。これによりオペレータは文字部、写真部について目的に応じた画質のスキャン画像を、手間をかけずに得ることができる。
B 情報処理ユニット部
P 操作パネル
8 画像読取装置(画像読取手段)
31 CPU
Claims (8)
- 原稿画像を読み取る画像読取手段を有して画像処理機能を発揮する画像処理ユニット部と、汎用のOS によって制御され、前記画像処理ユニット部が有する画像処理機能とは異なるカテゴリの機能を有する情報処理ユニット部とを備える画像形成装置において、前記情報処理ユニット部は、前記画像読取手段からの読み取り画像データを元画像データとして該元画像データから一部をトリミングしてトリミング画像データを得、該トリミング画像データを異なる解像度に縮小して画像処理を行い、前記元画像データと前記トリミング画像データとの画像面積比と、前記画像処理の結果のデータサイズとから、前記画像読取手段によって読み込まれた元画像の全体のおおよその画像サイズを求め、前記画像処理の結果と前記画像サイズを操作パネルに表示する制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記元画像の一部領域を切り出して前記トリミング画像データを得ることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記元画像のうち、何かが描かれている一部領域を判定して切り出して前記画像処理の結果を得ることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記元画像のうち、文字の存在する一部領域を判定して切り出して前記画像処理の結果を得ることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記元画像のうち、写真の存在する一部領域を判定して切り出して前記画像処理の結果を得ることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記画像処理を行ったデータのうち写真の存在する一部領域を判定して切り出し、該一部領域に対する前記画像処理の結果を前記操作パネルに表示することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記元画像のうち、文字、写真の存在する一部領域を判定して切り出し、該一部領域に対する前記画像処理の結果を前記操作パネルに表示することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記画像処理を行ったデータのうち、文字、写真の存在する一部領域を判定して切り出し、該一部領域に対する前記画像処理の結果を前記操作パネルに表示することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006112735A JP4813953B2 (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006112735A JP4813953B2 (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007288454A JP2007288454A (ja) | 2007-11-01 |
JP4813953B2 true JP4813953B2 (ja) | 2011-11-09 |
Family
ID=38759817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006112735A Expired - Fee Related JP4813953B2 (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4813953B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3495430B2 (ja) * | 1994-09-01 | 2004-02-09 | 株式会社リコー | 複写装置 |
JPH08265558A (ja) * | 1994-12-26 | 1996-10-11 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP4153152B2 (ja) * | 2000-09-26 | 2008-09-17 | 株式会社リコー | アプリ実行制御システム、アプリ実行制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP3904892B2 (ja) * | 2001-10-31 | 2007-04-11 | シャープ株式会社 | 画像処理装置 |
JP2004260536A (ja) * | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2006054842A (ja) * | 2004-07-15 | 2006-02-23 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像読取装置 |
JP2006074643A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Ricoh Co Ltd | デジタル画像配信装置及びデジタル画像配信方法 |
-
2006
- 2006-04-14 JP JP2006112735A patent/JP4813953B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007288454A (ja) | 2007-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7796293B2 (en) | Image processing apparatus, and computer product, allowing selective resolution of an area of a document | |
JP4502390B2 (ja) | 画像処理装置およびその方法 | |
KR101309369B1 (ko) | 화상 처리 장치 및 제어 방법 | |
JP4805747B2 (ja) | 画像処理方法、画像出力方法、画像処理システム及び画像出力装置。 | |
US7505167B2 (en) | Information processing apparatus, method, and computer product, for file naming | |
JP2008099149A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム | |
US8593686B2 (en) | Image scanning apparatus, computer readable medium, and image storing method add scanned image data into an image file storing an existing image data associated with an attribute value of the existing image data | |
JP5862259B2 (ja) | 表示制御装置、および、コンピュータプログラム | |
JP4141318B2 (ja) | 画像処理装置、プログラム及び記憶媒体 | |
JP2010004383A (ja) | 画像処理装置およびカラー原稿判定方法 | |
JP4813953B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6879131B2 (ja) | スキャンシステム、情報処理装置、及び、スキャナドライバ | |
JP2014017636A (ja) | 画像読取装置及びプログラム | |
JP6915295B2 (ja) | データ処理装置及びデータ処理プログラム | |
JP2010161745A (ja) | 画像処理装置、画像読取装置、画像送信装置、画像形成装置、画像処理方法、プログラムおよびその記録媒体 | |
JP4571066B2 (ja) | 画像処理装置及び画像読取装置 | |
JP2008277955A (ja) | 画像処理装置および画像処理システム | |
JP2006086727A (ja) | 画像読み取りシステム、プログラム及び記憶媒体 | |
JP2005057660A (ja) | 画像処理装置、プログラム及び記憶媒体 | |
JP6560942B2 (ja) | 画像形成装置及びその制御方法、並びに制御プログラム | |
JP2019213190A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、および、プログラム | |
JP2021118460A (ja) | 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム | |
JP2022061279A (ja) | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム | |
JP4412339B2 (ja) | 画像形成装置および画像データの補正方法 | |
JP2008271198A (ja) | 画像処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090224 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20090302 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101101 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101109 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110531 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110801 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110823 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110825 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4813953 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |