JP6303187B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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本発明は、端末装置がリモートアクセス可能な画像処理装置に関する。
近年の携帯情報端末の高機能化に伴い、外部の端末装置(例えば、スマートフォンのような携帯情報端末)と画像処理装置(例えば、複合機のような画像形成装置)との連携が求められている。この要求に応えるべく、端末装置が画像処理装置にリモートアクセス後に、接続した画像処理装置の設定画面を表示し、ユーザは表示画面を操作して画像処理装置の設定を行うというリモート表示に関する技術が数多く提案されている。この種の技術は、例えば、下記の特許文献1に記載されている。
特開2013−088506号公報
ところで、画像処理装置の中には、外部に存在する端末装置と連携して、自身の機能を拡張可能なものがある。しかし、従来のリモート表示技術は、単に、画像処理装置の設定画面を表示するだけであるため、上記のような機能拡張に十分に対応し切れない場合がある。
それゆえに、本発明の目的は、外部の端末装置との連携による機能拡張に好適なユーザインターフェースを持つ画像処理装置を提供することである。
画像処理装置は、周囲の端末装置と連携することで拡張機能を提供可能か否か判断する判断部と、前記判断部が肯定判断をすると、前記端末装置から送信されてくるデータに基づき、前記拡張機能を表すユーザインターフェースを表示する表示部と、前記表示部に表示された拡張機能が選択されると、前記端末装置から拡張機能向けの制御パラメータを取得する取得部と、前記取得部で取得された制御パラメータを用いて入力画像データを処理するデータ処理部と、前記データ処理部により前記制御パラメータを用いて処理された画像データを前記端末装置に送信する送信手段と、前記送信手段により送信された画像データに対し前記端末装置によって前記拡張機能を実行するための処理が実施された後のデータを、前記端末装置から受信する受信手段と、を備える。


上記局面によれば、端末装置との連携による機能拡張に好適なユーザインターフェースを持つ画像処理装置を提供することが可能となる。
第一実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図1の画像処理装置でのメニュー画面の遷移の一例を示す模式図である。 画像処理装置と端末装置の連携を示すフローの前半部分を示す図である。 画像処理装置と端末装置の連携を示すフローの後半部分を示す図である。 拡張機能用ボタンを含むメニュー画面を示す模式図である。 第一変形例に係るメニュー画面を示す模式図である。 第三変形例に係る拡張機能の選択・使用確定後の処理を示す模式図である。
《第一実施形態》
以下、図面を参照して、本発明の第一実施形態に係る画像処理装置1について説明する。
《画像処理装置の構成》
図1において、画像処理装置1は、例えば、オフィス空間等に設置可能な複合機(MFP(Multi−Function Peripheral))であって、画像読取装置11と、画像形成部12と、記憶装置13と、記憶媒体14と、表示・操作部15と、通信装置16と、制御回路17と、を備えている。以下、各部について説明する。
画像読取装置11は、いわゆるイメージスキャナである。画像読取装置11では、光源の出射光が読取り対象となる原稿上で走査され、原稿からの反射光は、イメージセンサに導かれる。イメージセンサは、入射光に対して光電変換を行って、原稿上の画像をRGB値で表す画像データ(以下、スキャンデータという場合がある)に変換する。スキャンデータは、用紙への印刷のために画像形成部12に転送されたり、保存のために記憶装置13または記憶媒体14に格納されたりする。
画像形成部12には、例えば、画像読取装置11または外部のパーソナルコンピュータ(図示せず)から画像データが制御回路17を介して送信されてくる。画像形成部12は、例えば、電子写真方式およびタンデム方式により、受信画像データに基づいて画像を用紙上に印刷する。
記憶装置13は、例えば内蔵のハードディスクドライブである。また、記憶媒体14は、画像処理装置1に対して着脱自在に構成される。記憶装置13または記憶媒体14には、画像処理装置1がユーザに提供可能な機能の実行に必要な第一プログラム、および/または、画像読取装置11で生成されたスキャンデータ等が格納される。
表示・操作部15は、例えばタッチパネルであって、制御回路17の制御下で画面表示を行う。ユーザは、表示・操作部15の画面表示を参照しつつ、画像処理装置1に対する各種操作を行う。ここで、表示・操作部15には、典型的には、階層的な構造を有するメニュー画面が表示される。例えば、メニュー画面は、図2上段に例示されるようなメインメニュー画面を含み、このメインメニュー画面には、コピー機能(図示はCOPY)、スキャナ機能(図示はSCAN)およびファックス機能(図示はFAX)のいずれかが割り当てられた複数のソフトウェアボタンが配置されている。このメインメニュー画面上でユーザがスキャナ機能のボタンを選択すると、メインメニュー画面は、制御回路17の制御下で、図2下段に例示されるスキャンメニュー画面に切り替わる。このスキャンメニュー画面によれば、本画像処理装置1は、Scan to SMB機能、Scan to e−mail機能の他、図示した機能(以下、通常機能という)を提供可能となっている。これら機能の定義は下の表1の通りである。
以上の通り、画像処理装置1として複合機は、スキャンメニューに関しては、上表1に示す通常機能を提供可能である。しかし、画像処理装置1は、例えば、OCR(Optical Character Recognition)機能を提供するためのプログラムを格納しておらず、その結果、スキャンデータをサーチャブルPDF形式に変換することができない。
ここで、サーチャブルPDF形式への変換処理は周知であるが、これについて簡単に説明しておく。まず、スキャンデータが表す画像が、文字領域と画像領域とに分離される。画像部分は所定の方式に従い圧縮される。また、文字領域はOCR機能によりテキストデータ化される。その後、圧縮済の画像部分にテキストデータが合成され、これによって、データ量が少なくかつ文字部分の検索が可能な一つのPDFファイルが生成される。かかるサーチャブルPDF形式への変換は、通常機能としての「COMPACT PDF SCAN」と比較すると、文字領域のテキストデータ化する点で相違する。
再度図1を参照する。通信装置16は、制御回路17で生成されたデータを、通信相手(例えば、端末装置2)に送信する。また、通信装置16は、通信相手から送信されてくるデータを受信して、制御回路17に転送する。
制御回路17は、CPU、ROMおよびRAMを含んでいる。CPUは、ROM等に予め格納されたプログラムを、RAM等を作業領域として使いつつ実行し、画像処理装置1の各部を制御したり、記憶装置13に格納された第一プログラムを実行することで、上表1に記載された機能を提供したりする。
《端末装置の構成》
図1には、上記画像処理装置1のブロック構成だけでなく、端末装置2の大略的なブロック構成も示されている。図1において、端末装置2は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末であって、ユーザの移動により画像処理装置1の設置空間に持ち込まれる。端末装置2は、通信装置21と、記憶装置22と、表示・操作部23と、制御回路24と、を備えている。以下、各部について説明する。
通信装置21は、制御回路24で生成されたデータを通信相手(例えば、画像処理装置1)に送信する。また、通信装置21は、通信相手から送信されてくるデータを受信して、制御回路24に転送する。
記憶装置22は、例えば内蔵のフラッシュメモリまたは着脱可能な記憶媒体である。記憶装置22には、端末装置2がユーザに対し提供可能な機能の実行に必要な第二プログラム等が格納される。ここで、端末装置2は、例えば、OCR用の第二プログラムを格納しており、文字画像を、一般的なコンピュータが編集可能なデータ形式(つまり、テキストデータ)に変換することが可能である。
ここで、上記の通り、画像処理装置1は、「COMPACT PDF SCAN」機能等により、スキャンデータをコンパクトPDF形式等に変換可能である。また、端末装置2は、OCR機能により、文字画像をテキストデータに変換可能である。したがって、画像処理装置1がコンパクトPDF形式の変換過程で文字領域を分離し、端末装置2がこの文字領域をテキストデータ化して画像処理装置1へ返す。その後、画像処理装置1が、受け取ったテキストデータと、圧縮済の画像領域とを合成することで、サーチャブルPDFファイルを作成することが可能となる。このように、端末装置2と連携することで画像処理装置1の通常機能を拡張した機能を、本実施形態では、拡張機能という。
表示・操作部23は、例えばタッチパネルであって、制御回路24の制御下で画面表示を行う。ユーザは、表示・操作部23の画面表示を参照しつつ、画像処理装置2に対する各種操作を行う。
制御回路24は、CPU、ROMおよびRAMを含んでいる。CPUは、ROM等に予め格納されたプログラムを、RAM等を作業領域として使いつつ実行することで、端末装置2の各部を制御したり、記憶装置22に格納されたプログラムを実行して所定の機能を実行したりする。
《画像処理装置および端末装置の連携》
次に、図3Aおよび図3Bを参照して、上記画像処理装置1および上記端末装置2の連携について説明する。
まず、図3Aにおいて、端末装置2が画像処理装置1に近接し、両装置1,2が無線接続されると、画像処理装置1は、端末装置2のみに備わる独自機能を問い合わせる(S01)。この問い合わせでは、制御回路17は、表1に示す通常機能を示すデータを、通信装置16,21を介して端末装置2の制御回路24に送信する。
制御回路24は、上記問い合わせに応答し、両装置1,2の機能を比較し、端末装置2の独自機能(例えば、OCR機能)を特定し、その後、独自機能を示すデータを、通信装置21,16を介して制御回路17に応答する(S02)。
制御回路17は、応答に基づき、端末装置2との連携により拡張機能をユーザに提供可能か否かを判断する(S03)。
制御回路17は、S03でNoと判断すると、S04をスキップしてS05を行うが、S03でYesと判断すると、上記拡張機能の情報をRAM等に保存する(S04)。この情報は、拡張機能用のソフトウェアボタン(以下、拡張機能用ボタンという)を表示すべきメニュー画面の階層を、少なくとも含んでいる。
ここで、画像処理装置1は、端末装置2のOCR機能を利用することで、スキャンデータをサーチャブルPDF形式に変換するという拡張機能をユーザに提供できるようになるとする。この場合、S03においてYesと判断され、S04において、拡張機能の情報は、サーチャブルPDFという拡張機能用ボタンを含むスキャンメニュー画面の階層を含むことになる。
S03でNoと判断するか、S04を実行した後、制御回路17は、メインメニュー画面(図2上段を参照)を表示・操作部15に表示し、メニュー画面上でのユーザ操作を受け付ける(S05)。
次に、制御回路17は、S05のユーザ操作に基づき、次に表示すべきメニュー画面が拡張機能用ボタンを含むか否かを判断する(S06)。換言すると、次に表示すべきメニュー画面の階層が、拡張機能情報に含まれる階層に一致するか否かが判断される。
制御回路17は、S06でNoと判断されると、S07,S08をスキップして、S09を実行するが、S06でYesと判断すると、表示・操作部15に次に表示すべきメニュー画面の生成を要求するためのデータを、制御回路24に送信する(S07)。
制御回路24は、上記要求に対し、画像処理装置1で次に表示すべきメニュー画面を示すデータを生成し、上記要求に対する応答として制御回路17に返す(S08)。S08で生成されるメニュー画面は、S02で受け取った通常機能に対応するソフトウェアボタン(以下、通常機能用ボタンという)と、拡張機能用ボタンと、を含んでいる。
次に、制御回路17は、端末装置2から受け取ったデータ(つまり、メニュー画面(ユーザインターフェース))を、図4に示すように表示・操作部15に表示すると共に、メニュー画面上でのユーザ操作を受け付ける(S09)。ここで、S09のメニュー画面は、図2下段とは異なり、図4に示すように、拡張機能名(つまり、サーチャブルPDF化)を示すボタンを含んでいる。したがって、画像処理装置1は、端末装置2と連携時には、下の表2に記載のように、前述の通常機能に加え、拡張機能を提供することが可能となる。ユーザは、必要に応じて、拡張機能のボタンを操作することが可能となる。
S09の次に、制御回路17は、ユーザが拡張機能を選択しかつその使用が確定したか否かを判断する(S10)。まず、選択/非選択に関しては、ユーザ操作により拡張機能用ボタンが操作されたか否かにより判断される。確定/不確定に関しては、ユーザ操作により拡張機能を実行ボタン(図示せず)が操作されたか否かにより判断される。なお、拡張機能用ボタンの操作後、その実行ボタンの操作までの間には、拡張機能向けに各種設定が行われる場合もあれば、拡張機能の実行自体が取りやめになる場合もある。それゆえ、S10では、拡張機能を選択しかつその使用が確定したか否かが判断されている。
また、拡張機能用ボタンの操作後、その実行ボタンの操作までの間に、拡張機能に関し下位階層のメニュー画面が表示される場合がある。この場合、下位階層のメニュー画面を表示前に、S07,S08からなる一連の処理が繰り返される。
S10でYesと判断すると、制御回路17は、拡張機能用の制御パラメータを要求するためのデータを制御回路24に送信する(S11)。それに対し、S10でNoと判断すると、制御回路17は、通常機能に関する処理・制御を行う(図3B;S17)。なお、S17の処理・制御は周知であるため、その詳説を控える。
制御回路24は、上記要求に対する応答として、拡張機能用の制御パラメータを制御回路17に返す(S12)。また、制御回路17は、拡張機能の一部を担う通常機能の制御パラメータを、受信した制御パラメータに変更する(S13)。ここで、拡張機能がサーチャブルPDF化の場合、制御パラメータとしては、下表3に示すものが代表的である。
上記S13が完了すると、制御回路17は、拡張機能のための画像処理を制御する(S14)。本実施形態の場合、制御回路17は、画像読取装置11による原稿画像の読取りを制御し、スキャンデータを取得する。そして、通常機能の一部である「COMPACT PDF SCAN」の第一プログラムを、変更した制御パラメータを用いて実行して、スキャンデータにおいて文字領域を表す部分のデータを抽出する。
次に、制御回路17は、文字領域のテキスト化を要求するために、抽出したデータを制御回路24に送信する(図3B;S15)。
制御回路24は、OCR機能のための第二プログラムを実行して、受信データをテキストデータ化した後、かかるテキストデータを、上記要求に対する応答として制御回路17に返す(S16)。
次に、制御回路17は、受信したテキストデータと、圧縮した画像部分とを合成して、一つのサーチャブルPDFファイルを作成し、これを例えば記憶装置13に格納する(S17)。
《作用・効果》
以上、画像処理装置1および端末装置2の連携について説明した。本実施形態では、この連携において拡張機能を提供するために、画像処理装置1は、階層構造のメニュー画面を表示中に、次に、拡張機能用ボタンを表示すべき場合には、次のメニュー画面のデータ生成を端末装置2に要求する。その後、画像処理装置1は、応答であるメニュー画面を受け取り表示する。
また、画像処理装置1は、ユーザが拡張機能の使用を望む場合には、拡張機能に必要な制御パラメータの送信を端末装置2に要求する。その後、画像処理装置1は、応答である制御パラメータを受け取り設定した後に、設定した制御パラメータを用いて画像処理を行う。
以上の通り、本画像処理装置1によれば、端末装置2と連携して、拡張機能向けのメニュー画面に表示することが可能となるため、拡張機能提供時によりユーザフレンドリーなインターフェースを提供することが可能となる。
《付記1》
なお、以上の実施形態では、画像処理装置1は、自装置1側の通常機能である「COMPACT PDF SCAN」と、端末装置2側の固有機能である「OCR機能」とを組み合わせて、拡張機能である「サーチャブルPDF化」を提供していた。しかし、これに限らず、通常機能である「PDF SCAN」と、「OCR機能」とを組み合わせて、拡張機能である「サーチャブルPDF化」を提供しても構わない。
《付記2》
以上の説明では、好ましい構成として、画像処理装置1が表示・操作部15を備え、端末装置2が表示・操作部23を備えていた。しかし、これに限らず、表示部と操作部とは物理的に異なる装置により実現されても構わない。
《付記3》
以上の説明では、好ましい構成として、端末装置2は、スマートフォンまたはタブレット端末であるとして説明した。しかし、これに限らず、端末装置2は、画像処理装置1に対しリモート接続可能であれば、例えばPCであっても構わない。
《付記4》
以上の説明では、画像処理装置1の典型例として、複合機を例示した。しかし、これに限らず、画像処理装置1は、例えば、外部の端末装置2からリモートアクセス可能であれば、例えばPC、コピー機またはファクシミリであっても構わない。
《第一変形例》
また、以上の実施形態では、S08において、端末装置2が画像処理装置1で表示すべきメニュー画面を生成していた。しかし、これに限らず、端末装置2は、拡張機能用ボタンだけを画像処理装置1に送信し、画像処理装置1が、受信した拡張機能用ボタンを、通常機能用ボタンが配置されたメニュー画面に合成し表示しても構わない。これにより、画像処理装置1および端末装置2の間でのデータ通信量を低減させることが可能となる。
他にも、例えば、画像処理装置1では、通常機能として、画像読取装置11の原稿読取において五段階のレベル設定が可能な画質調整が可能とする(図5上段を参照)。それに対し、端末装置2は、七段階のレベル設定が可能な画質調整を、固有機能として提供可能であるとする。そして、画像処理装置1は、端末装置2と連携することで、拡張機能として、七段階のレベル設定が可能な画質調整を実行可能になるとする。この場合、端末装置2は、「+3」,「−3」のレベルを示す拡張機能用ボタンだけを画像処理装置1に送信し、画像処理装置1が、受信した拡張機能用ボタンを、「−2」から「+2」までのレベルを示す通常機能用ボタンが配置されたメニュー画面に合成し表示しても構わない(図5下段を参照)。
《第二変形例》
また、以上の実施形態では、S14において、制御回路17は、画像処理を制御していた。ここで、この画像処理は、制御回路17に含まれる画像処理ASIC(Application Specific Integrated Circuit)により行われる場合がある。また、制御回路17のベーシックな入出力システムまたは画像処理ASICは、周知の通り、ファームウェアに従って動作する。このような画像処理ASICおよび/またはファームウェアにはバージョンが存在する場合があり、バージョンにより制御パラメータが異なる場合がある。
そこで、端末装置2は、画像処理ASICおよび/またはファームウェアのバージョンごとに、制御パラメータを制御回路24等に予め格納しておく。そして、画像処理装置1は、図3AのS11における制御パラメータの要求に際し、画像処理ASICおよび/またはファームウェアのバージョン情報を送信する。
端末装置2は、S12において、上記要求に対する応答として、画像処理ASICおよび/またはファームウェアのバージョンに適合した拡張機能用の制御パラメータを画像処理装置1に返すようにする。
《第三変形例》
また、以上の実施形態では、図3AのS11,S12により、画像処理装置1が端末装置2に対し拡張機能用の制御パラメータを要求し、必要な制御パラメータを取得していた。前述の通り、「サーチャブルPDF化」は、画像処理装置1側の通常機能である「COMPACT PDF SCAN」と、端末装置2側の固有機能である「OCR機能」との組み合わせである。ここで、サーチャブルPDF形式への変換処理において、サーチャブルPDF化の選択・使用確定後の詳細な処理について、図6を参照して説明する。
図6において、画像処理装置1側の「COMPACT PDF SCAN」は、大略的には、下地調整と、色変換と、文字領域の検出と、画像領域の検出と、を含む。以下、各処理について詳説する。
下地調整は、スキャンデータにおいて、原稿の下地の影響による色かぶりを低減する処理である。色変換は、スキャンデータにおけるRGB値をsRGB値に変換する処理である。以上の二種類の処理に関しては、サーチャブルPDF化とは関連性が低く、通常のスキャン機能と同様の処理で足りるため、これら処理の制御パラメータとしては、画像処理装置1に元々備わっているものが使用される。
文字領域検出および画像領域検出は、スキャンデータにおいて文字および画像が含まれる領域を検出する処理である。以上の二種類の処理に関しては、サーチャブルPDF化と関連が高いので、これら処理の制御パラメータとしては、端末装置2から取得することが好ましい。
そこで、画像処理装置1は、S10およびS11の間に、端末装置2からの取得が必要な制御パラメータを特定する(S21)。そして、画像処理装置1は、S11において、特定した制御パラメータのみを端末装置2に要求する。その結果、S14において、画像処理装置1は、「COMPACT PDF SCAN」の第一プログラムを、端末装置2から取得した制御パラメータを用いて実行して、スキャンデータにおいて文字領域および画像領域を表す部分のデータを抽出する。
以上の処理によれば、画像処理装置1および端末装置2の間では必要不可欠な制御パラメータのみが送受されるため、データ通信量を低減させることが可能となる。
《第四変形例》
また、以上の実施形態では、S09において、画像処理装置1が、拡張機能名(つまり、サーチャブルPDF化)を示すボタンを含むメニュー画面を表示していた。しかし、これに限らず、端末装置2が、このメニュー画面を表示しても構わない。
本発明に係る画像処理装置は、端末装置との連携による機能拡張に好適なユーザインターフェースを提供可能であり、ファクシミリ、コピー機、プリンタまたはこれらの複合機、もしくは、PC等に好適である。
1 画像処理装置
11 画像読取装置
12 画像形成部
15 表示・操作部
16 通信装置
17 制御回路
2 端末装置
21 通信装置
23 表示・操作部
24 制御回路

Claims (8)

  1. 周囲の端末装置と連携することで拡張機能を提供可能か否か判断する判断部と、
    前記判断部が肯定判断をすると、前記端末装置から送信されてくるデータに基づき、前記拡張機能を表すユーザインターフェースを表示する表示部と、
    前記表示部に表示された拡張機能が選択されると、前記端末装置から拡張機能向けの制御パラメータを取得する取得部と、
    前記取得部で取得された制御パラメータを用いて入力画像データを処理するデータ処理部と、
    前記データ処理部により前記制御パラメータを用いて処理された画像データを前記端末装置に送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信された画像データに対し前記端末装置によって前記拡張機能を実行するための処理が実施された後のデータを、前記端末装置から受信する受信手段と、
    を備える画像処理装置。
  2. 周囲の端末装置と連携することで拡張機能を提供可能か否か判断する判断部と、
    前記判断部が肯定判断をすると、前記端末装置から送信されてくるデータに基づき、前記拡張機能を表すユーザインターフェースを表示する表示部と、
    前記表示部に表示された拡張機能が選択されると、前記端末装置から拡張機能向けの制御パラメータを取得する取得部と、
    前記取得部で取得された制御パラメータを用いて入力画像データを処理するデータ処理部と、
    を備え、
    前記データ処理部は、ファームウェアに基づき制御される画像処理ASICから構成され、
    前記端末装置は、
    前記ASICおよび/または前記ファームウェアのバージョンごとに制御パラメータを保持し、
    前記画像処理装置から送信されてくる前記ASICおよび/または前記ファームウェアのバージョンに基づき制御パラメータを選択し、前記画像処理装置に送信する、画像処理装置。
  3. 前記データ処理部は、ファームウェアに基づき制御される画像処理ASICから構成され、
    前記端末装置は、
    前記ASICおよび/または前記ファームウェアのバージョンごとに制御パラメータを保持し、
    前記画像処理装置から送信されてくる前記ASICおよび/または前記ファームウェアのバージョンに基づき制御パラメータを選択し、前記画像処理装置に送信する、請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記端末装置は、前記表示部で表示された拡張機能が選択され、かつ、選択された拡張機能の使用が確定した後に、選択された拡張機能向けの制御パラメータを送信する、請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記端末装置は、前記拡張機能を表すユーザインターフェースを生成し、前記表示部での表示のために前記画像処理装置に送信する、請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理装置は、前記端末装置と連携することなく提供可能な通常機能を有しており、
    前記表示部は、前記拡張機能を表すユーザインターフェースと、前記通常機能を表すユーザインターフェースとを合成表示したメニュー画面を表示する、請求項1〜のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記表示部に表示された拡張機能が選択されると、選択された拡張機能向けの制御パラメータであって、前記端末装置からの取得が必要な制御パラメータのみを前記端末装置に要求する要求部を、さらに備える、請求項1〜のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 前記端末装置は、前記拡張機能を表すユーザインターフェースであって、前記拡張機能をユーザが選択可能なユーザインターフェースを表示する、表示・操作部を備える、請求項1〜のいずれかに記載の画像処理装置。
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