JP6485051B2 - 画像処理システム、画像処理装置およびプログラム - Google Patents

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本発明は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))などの画像処理装置と当該画像処理装置の外部装置とが連携する画像処理システム、およびそれに関連する技術に関する。
MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))においては、原稿のスキャン画像を生成するのみならず、当該スキャン画像に基づきテキストデータ付き電子文書を生成する技術が存在する(特許文献1等参照)。具体的には、原稿のスキャン画像(特に文字を示す画像)に対して光学文字認識処理(以下、OCR(Optical Character Recognition)処理とも称する)が施され、当該スキャン画像内の文字のテキストデータが自動認識され、当該テキストデータが非表示状態で当該スキャン画像に重畳して埋め込まれる。このようにして、たとえば、テキストデータ付きPDF(Portable Document Format)(あるいはサーチャブルPDF)などと呼ばれる所定形式の電子文書(テキストデータ付き電子文書)が生成される。
特開2012−073749号公報
ところで、このようなテキストデータ付きPDFファイル等を生成するにあたって、MFP(画像処理装置)とその外部装置とが連携する画像処理システムが考えられる。具体的には、MFPがスキャン画像を生成し、外部装置が、スキャン画像に関するOCR処理を実行してその処理結果(テキストデータ)をMFPに戻し、MFPが、スキャン画像にテキストデータを埋め込むことによってテキストデータ付きPDFファイルを生成する。このような画像処理システムでは、一部の処理(OCR処理)が外部装置で実行されることによって、MFPの負荷を軽減することが可能である。
また、MFPは、そのスキャナ部によって原稿のスキャン画像を生成した後に、当該スキャン画像自体をそのまま外部装置に送信するのではなく、当該スキャン画像に対して更に或る画像処理を施して生成された画像データを外部装置に送信することが好ましい。たとえば、MFPは、「文字属性データ」を外部装置でのOCR処理の対象データとして生成し、当該文字属性データをOCR処理の対象データとして外部装置に送信することが好ましい。「文字属性データ」は、文字の線を構成する部分とそれ以外の部分とが予めMFPで判定された結果を示すデータであるので、外部装置側の負担が過度になることを防止すること、および/または、データ通信量..を抑制することなどが可能である。このように、外部装置側で一部の処理(OCR処理等)を実行するための所要データ(文字属性データ)がMFP側で予め生成されることが好ましい。
この場合、MFPにおいては、スキャン画像に基づきテキストデータ付きファイルが最終的に生成されるまでに、文字属性データを生成する画像処理を含む複数の画像処理が行われる。当該複数の画像処理の中には、理論的には並列的に実行されてもよい複数の画像処理が、MFPのハードウエア構成の事情等によって、実際には直列的にしか実行できないものも存在する。
しかしながら、そのような状況においては、上述のような一部の処理(OCR処理)を実行するための所要データ(文字属性データ)が生成されるまでに、比較的長い時間を要することがある。たとえば、理論的には並列的に実行され得るものの実際には所定の順序で直列的に実行される3つの処理(所要データの生成処理)のうち、所要データの生成処理が最後に実行されるときには、当該所要データの生成処理以外の2つの処理が終了するまで余分に待たなければならない。このような待ち時間は総処理時間の長大化を招来することがある。
なお、このような問題は、OCR処理を外部装置で実行する場合のみならず、その他の処理を外部装置で実行する場合にも同様に発生し得る。
そこで、この発明の課題は、画像処理装置と外部装置との連携処理をより効率的に実行することが可能な技術を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、外部装置と連携する画像処理装置であって、前記画像処理装置と前記外部装置とで連携して行う連携処理のうち、前記外部装置によって担当される特定の処理を決定する第1の決定手段と、前記画像処理装置にて直列的に実行される複数の画像処理であって順序入替可能な複数の画像処理のうち、前記特定の処理での所要データを生成する特定の画像処理を決定する第2の決定手段と、前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理が優先的に実行されるように、前記複数の画像処理の処理順序を設定する設定手段と、前記設定手段による設定後の処理順序に従って実行される前記複数の画像処理のうち、前記特定の画像処理によって前記所要データが生成されたことに応答して、当該所要データを前記外部装置に送信する送信手段と、前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理の後の少なくとも一部の処理に対して並列的に前記外部装置によって実行される前記特定の処理の処理結果であって、前記所要データに基づく前記特定の処理の処理結果を、前記外部装置から受信する受信手段と、前記外部装置からの前記処理結果に基づく処理を実行する処理実行手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像処理装置において、前記送信手段は、前記特定の処理に対応する前記所要データに関する問合せを前記外部装置に送信し、前記受信手段は、前記特定の処理に対応する前記所要データの種類情報を前記外部装置から受信し、前記第2の決定手段は、前記種類情報に基づき、前記所要データを生成する前記特定の画像処理を決定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る画像処理装置において、前記設定手段は、前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理の処理順序を第1順位に設定することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記特定の処理は、OCR処理であり、前記特定の画像処理は、文字判別処理であり、前記所要データは、前記文字判別処理により生成される文字属性データであることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記特定の処理は、2次元バーコード解析処理であり、前記特定の画像処理は、色変換処理であり、前記所要データは、前記色変換処理により生成される二値画像データであることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記特定の処理は、地紋パターン検出処理であり、前記特定の画像処理は、網点判別処理であり、前記所要データは、前記網点判別処理により生成される網点属性データであることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記第2の決定手段は、前記特定の処理を実行させるために前記外部装置にインストールされているアプリケーションに対応する前記所要データの種類を決定するとともに、決定された種類の前記所要データを生成する前記特定の画像処理を決定することを特徴とする。
請求項8の発明は、外部装置と連携する画像処理装置に内蔵されたコンピュータに、a)前記画像処理装置と前記外部装置とで連携して行う連携処理のうち、前記外部装置によって担当される特定の処理を決定するステップと、b)前記画像処理装置にて直列的に実行される複数の画像処理であって順序入替可能な複数の画像処理のうち、前記特定の処理での所要データを生成する特定の画像処理を決定するステップと、c)前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理が優先的に実行されるように、前記複数の画像処理の処理順序を設定するステップと、d)前記ステップc)による設定後の処理順序に従って実行される前記複数の画像処理のうち、前記特定の画像処理によって前記所要データが生成されたことに応答して、当該所要データを前記外部装置に送信するステップと、e)前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理の後の少なくとも一部の処理に対して並列的に前記外部装置によって実行される前記特定の処理の処理結果であって、前記所要データに基づく前記特定の処理の処理結果を、前記外部装置から受信するステップと、f)前記外部装置からの前記処理結果に基づく処理を実行するステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)は、b−1)前記特定の処理に対応する前記所要データに関する問合せを前記外部装置に送信するステップと、b−2)前記特定の処理に対応する前記所要データの種類情報を前記外部装置から受信するステップと、b−3)前記種類情報に基づき、前記所要データを生成する前記特定の画像処理を決定するステップと、を有することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項8または請求項9の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップc)においては、前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理の処理順序が第1順位に設定されることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項8ないし請求項10のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、前記特定の処理は、OCR処理であり、前記特定の画像処理は、文字判別処理であり、前記所要データは、前記文字判別処理により生成される文字属性データであることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項8ないし請求項10のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、前記特定の処理は、2次元バーコード解析処理であり、前記特定の画像処理は、色変換処理であり、前記所要データは、前記色変換処理により生成される二値画像データであることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項8ないし請求項10のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、前記特定の処理は、地紋パターン検出処理であり、前記特定の画像処理は、網点判別処理であり、前記所要データは、前記網点判別処理により生成される網点属性データであることを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項8ないし請求項13のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)において、前記特定の処理を実行させるために前記外部装置にインストールされているアプリケーションに対応する前記所要データの種類が決定されるとともに、決定された種類の前記所要データを生成する前記特定の画像処理が決定されることを特徴とする。
請求項15の発明は、画像処理システムであって、画像処理装置と、前記画像処理装置と連携する外部装置と、を備え、前記画像処理装置は、前記画像処理装置と前記外部装置とで連携して行う連携処理のうち前記外部装置によって担当される特定の処理を決定する第1の決定手段と、前記画像処理装置にて直列的に実行される複数の画像処理であって順序入替可能な複数の画像処理のうち、前記特定の処理での所要データを生成する特定の画像処理を決定する第2の決定手段と、前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理が優先的に実行されるように、前記複数の画像処理の処理順序を設定する設定手段と、前記設定手段による設定後の処理順序に従って実行される前記複数の画像処理のうち、前記特定の画像処理によって前記所要データが生成されたことに応答して、当該所要データを前記外部装置に送信する通信手段と、を有し、前記外部装置は、前記所要データを受信する受信手段と、前記所要データに基づき前記特定の処理を実行する実行手段と、前記特定の処理の処理結果を前記画像処理装置に送信する送信手段と、を有し、前記画像処理装置の前記通信手段は、前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理の後の少なくとも一部の処理に対して並列的に前記外部装置によって実行される前記特定の処理の処理結果であって、前記所要データに基づく前記特定の処理の処理結果を、前記外部装置から受信し、前記画像処理装置は、前記外部装置からの前記処理結果に基づく処理を実行する処理実行手段と、さらに有することを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項15の発明に係る画像処理システムにおいて、前記通信手段は、前記特定の処理に対応する前記所要データに関する問合せを前記外部装置に送信し、前記特定の処理に対応する前記所要データの種類情報を前記外部装置から受信し、前記第2の決定手段は、前記種類情報に基づき、前記所要データを生成する前記特定の画像処理を決定することを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項15または請求項16の発明に係る画像処理システムにおいて、前記設定手段は、前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理の処理順序を第1順位に設定することを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項15ないし請求項17のいずれかの発明に係る画像処理システムにおいて、前記特定の処理は、OCR処理であり、前記特定の画像処理は、文字判別処理であり、前記所要データは、前記文字判別処理により生成される文字属性データであることを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項15ないし請求項17のいずれかの発明に係る画像処理システムにおいて、前記特定の処理は、2次元バーコード解析処理であり、前記特定の画像処理は、色変換処理であり、前記所要データは、前記色変換処理により生成される二値画像データであることを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項15ないし請求項17のいずれかの発明に係る画像処理システムにおいて、前記特定の処理は、地紋パターン検出処理であり、前記特定の画像処理は、網点判別処理であり、前記所要データは、前記網点判別処理により生成される網点属性データであることを特徴とする。
請求項21の発明は、請求項15ないし請求項20のいずれかの発明に係る画像処理システムにおいて、前記第2の決定手段は、前記特定の処理を実行させるために前記外部装置にインストールされているアプリケーションに対応する前記所要データの種類を決定するとともに、決定された種類の前記所要データを生成する前記特定の画像処理を決定することを特徴とする。
請求項22の発明は、請求項15ないし請求項21のいずれかの発明に係る画像処理システムにおいて、前記外部装置は、前記特定の処理と前記所要データとの対応関係を示すデータテーブルに基づいて、前記特定の処理に対応する前記所要データの種類を特定する特定手段、をさらに有し、前記外部装置の前記受信手段は、前記画像処理装置から、前記特定の処理に対応する前記所要データに関する問合せを受信し、前記外部装置の前記特定手段は、前記所要データに関する問合せに応答して、前記特定の処理に対応する前記所要データの種類を特定し、前記外部装置の前記送信手段は、前記所要データの種類の情報である種類情報を前記画像処理装置に送信し、前記画像処理装置の前記第2の決定手段は、前記外部装置からの前記種類情報に基づいて、前記複数の画像処理のうち、前記特定の処理での前記所要データを生成する前記特定の画像処理を決定することを特徴とする。
請求項23の発明は、請求項22の発明に係る画像処理システムにおいて、前記データテーブルは、前記特定の処理を実行するアプリケーションとして前記外部装置にインストールされているアプリケーションと当該アプリケーションで利用される前記所要データとの対応関係を規定していることを特徴とする。
請求項1ないし請求項23に記載の発明によれば、画像処理装置と外部装置との連携処理をより効率的に実行することが可能である。
画像処理システムを示す図である。 画像処理装置の機能ブロックを示す図である。 外部装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 MFPの動作を示すフローチャートである。 画像処理システムの動作例を示すタイミングチャートである。 操作画面を示す図である。 各担当処理と所要データとの対応関係が規定されたデータテーブルを示す図である。 変更前後の処理順序等を示す図である。 変更前後の処理順序等を示す図である。 変更前後の処理順序等を示す図である。 変更前後の処理順序等を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.構成概要>
図1は、本発明に係る画像処理システム1を示す図である。図1に示すように、画像処理システム1は、画像処理装置10と外部装置50とを備える。
画像処理装置10と外部装置50とは、ネットワーク(通信ネットワーク)108を介して互いに接続される。ネットワーク108は、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどによって構成される。画像処理装置10はネットワーク108に対して有線接続されてもよく、或いは無線LANなどにより無線接続されてもよい。
この画像処理システム1では、画像処理装置10は、外部装置50と連携して各種の処理(スキャンファイル作成処理および認証印刷処理等)を行う。当該各処理においては、それぞれ、一部の処理が外部装置50側で実行される。これにより、MFP10の負荷を軽減することが可能である。
たとえば、「スキャンファイル作成処理」としては、テキストデータ付きPDF(Portable Document Format)ファイルの作成処理等が例示される。テキストデータ付きPDFファイルの作成処理は、スキャン画像に対してOCR(光学文字認識(Optical Character Recognition))処理を施し、当該OCR処理の処理結果であるテキストデータをスキャン画像に重畳して、テキストデータ付きPDFファイルを作成する処理である。このシステム1においては、テキストデータ付きPDFファイル作成処理の一部の処理である「OCR処理」が外部装置50側で実行され、残りの処理はMFP10側で実行される。
また、「スキャンファイル作成処理」としては、2次元バーコード解析結果付きデータファイルの作成処理も例示される。2次元バーコード解析結果付きデータファイルの作成処理は、スキャン画像に含まれる2次元バーコードを解析して、その解析処理の処理結果であるテキストデータを含むデータファイルを作成する処理である。このシステム1においては、「2次元バーコード解析結果付きデータファイルの作成処理」の一部の処理である「2次元バーコード解析処理」が外部装置50側で実行され、残りの処理はMFP10側で実行される。
また、「認証印刷処理」としては、地紋パスワード認証を伴うコピー処理等が例示される。地紋パスワード認証を伴うコピー処理は、パスワードが地紋として埋め込まれた原稿をコピーする処理である。ただし、地紋に埋め込まれたパスワードとコピーユーザによって入力されたパスワードとが合致するときにのみ、コピー出力(印刷出力)が許可される。このシステム1においては、「地紋パスワード認証を伴うコピー処理」の一部の処理である「地紋パターン検出処理」が外部装置50側で実行され、残りの処理はMFP10側で実行される。
<2.画像処理装置の構成>
図2は、画像処理装置10の機能ブロックを示す図である。ここでは、画像処理装置10として、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))を例示する。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6およびコントローラ(制御部)9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像ないしスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部2は、スキャン部とも称される。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワーク108を介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP10は、所望の相手先(たとえば、外部装置50等)と連携して各種のデータを授受することが可能である。通信部4は、各種データを送信する送信部4aと各種データを受信する受信部4bとを有する。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置で構成される。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。
このMFP10においては、略板状の操作パネル部6c(図1参照)が設けられている。また、操作パネル部6cは、その正面側にタッチパネル25(図1参照)を有している。タッチパネル25は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。タッチパネル25は、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの各種の操作入力を受け付けることが可能である。
コントローラ(制御部)9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体を介してMFP10にインストールされてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワーク108等を介してMFP10にダウンロードされMFP10にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、図2に示すように、コントローラ9は、当該プログラムの実行により、通信制御部11と入力制御部12と表示制御部13と処理決定部14と画像処理選択部15と順序設定部16と処理実行部17とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部11は、他の装置(外部装置50等)との間の通信動作を通信部4等と協働して制御する処理部である。
入力制御部12は、操作入力部6aに対するユーザからの操作入力の受付動作等を制御する制御部である。
表示制御部13は、表示部6bにおける表示動作を制御する処理部である。表示制御部13は、たとえば、MFP10を操作するための操作画面をタッチパネル25に表示させる動作等を制御する。
処理決定部14は、MFP10と外部装置50とで連携して行う複数の処理(MFP10と外部装置50との連携処理)のうち外部装置50によって実行(担当)される特定の処理(外部装置50の担当処理)を決定する処理部である。
画像処理選択部15は、当該連携処理にてMFP10により実行されるべき複数の画像処理のうち、優先的に実行されるべき処理(優先処理)を選択(決定)する処理部である。当該優先処理としては、外部装置50の担当処理での所要データを生成する特定の画像処理が選択される。
順序設定部16は、複数の画像処理(且つ未処理の画像処理)のうち当該特定の画像処理(優先処理)が優先的に実行されるように、複数の画像処理の処理順序を設定(変更)する処理部である。
処理実行部17は、各種の処理の実行を制御する処理部である。たとえば、処理実行部17は、外部装置50からの処理結果に基づく処理等を実行する。
<3.外部装置の構成>
次に外部装置50の構成について説明する。
外部装置50は、MFP10等との間でのネットワーク通信が可能な通信装置である。ここでは、外部装置50として、携帯端末(タブレット型端末あるいはスマートフォン等)(通信端末とも称される)を例示する。ただし、これに限定されず、外部装置50は、パーソナルコンピュータなどであってもよい。また、外部装置50は、携帯式の装置(携帯情報端末等)(携帯端末)であってもよく、あるいは、据置型の装置であってもよい。
図3は外部装置50の概略構成を示す機能ブロック図である。
外部装置50は、図3の機能ブロック図に示すように、通信部54、格納部55、操作部56およびコントローラ(制御部)59等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部54は、ネットワーク108を介したネットワーク通信を行うことが可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、外部装置50は、所望の相手先(MFP10等)と連携して各種のデータを授受することが可能である。通信部54は、各種データを送信する送信部54aと各種データを受信する受信部54bとを有する。
格納部55は、不揮発性の半導体メモリ等の記憶装置で構成され、各種の情報を格納する。格納部55は、データテーブル300(図7参照)を格納する。このデータテーブル300には、外部装置50で分担して実行される担当処理と当該担当処理で利用される所要データとの対応関係等が規定されている。
操作部56は、外部装置50に対する操作入力を受け付ける操作入力部56aと、各種情報の表示出力を行う表示部56bとを備えている。この外部装置50においては、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成されたタッチパネル75(図1参照)が設けられている。具体的には、図1に示すように、略板状の外部装置50の正面側において、その周縁部(枠部)を除くほぼ全面にわたってタッチパネル75が設けられている。換言すれば、タッチパネル75は、操作入力部56aの一部としても機能するとともに、表示部56bの一部としても機能する。
コントローラ(制御部)59は、外部装置50に内蔵され、外部装置50を統括的に制御する制御装置である。コントローラ59は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ59は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体を介して外部装置50にインストールされてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワーク108等を介して外部装置50にダウンロードされ外部装置50にインストールされるようにしてもよい。
コントローラ59は、各種プログラムの実行により、通信制御部61と入力制御部62と表示制御部63と特定部65とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部61は、通信部54等と協働して、MFP10等との通信動作を制御する処理部である。
入力制御部62は、操作入力部56a(タッチパネル75等)に対するユーザからの操作入力の受付動作等を制御する制御部である。
表示制御部63は、表示部56b(タッチパネル75等)における表示動作を制御する処理部である。表示制御部63は、たとえば、MFP10との連携処理を行うための操作画面をタッチパネル75に表示する。
特定部65は、外部装置50での担当処理に対応する所要データの種類を特定する処理等を実行する処理部である。
<4.動作>
図4は、MFP10の動作を示すフローチャートであり、図5は、画像処理システム1の動作例を示すタイミングチャートである。以下、図4および図5を参照しつつ、当該画像処理システム1における動作について説明する。
まず、ステップS11において、MFP10は、ユーザ操作による選択操作に応じて連携処理が指定されると、外部装置50にて実行される特定の処理(当該連携処理における外部装置50の担当処理)を決定する。
具体的には、まず、MFP10のタッチパネル25に表示される操作画面210(図6)を利用して、連携処理の選択操作が行われる。図6は、操作画面210を示す図である。図6に示されるように、操作画面210は、「外部連携メニュー」を表示する操作画面である。具体的には、外部装置50と連携して行われる各種の連携処理(「テキスト文字付きスキャンファイル作成処理」(P1)、「2次元バーコード解析結果付きスキャンファイル作成処理」(P2)、「地紋パスワード認証を伴う印刷処理(コピー処理)」(P3))の中から、ユーザの所望の連携処理を選択する画面である。
ユーザは、当該操作画面210内の複数の選択肢(処理P1,P2,P3)の中から、所望の選択肢を選択することが可能である。ここでは、3つの選択肢の中から、「テキスト文字付きスキャンファイル作成処理」(連携処理P1)が選択されるものとする。この処理は、原稿のスキャン画像を生成するとともに、当該スキャン画像に対してOCR処理を行い、当該OCR処理の処理結果(文字認識結果)を当該スキャン画像に重畳して埋め込んだスキャン画像ファイル(PDFファイル)を作成する処理である。
そして、MFP10(処理決定部14)は、選択された選択肢(ここでは、「テキスト文字付きスキャンファイル作成処理」(処理P1))に応じた特定の処理を決定する。具体的には、MFP10は、MFP10と外部装置50との連携処理(処理P1)に関して、外部装置50にて担当される一部の処理(外部装置50による担当処理)として、「OCR処理」を決定する。
なお、この実施形態では、連携処理P1(「テキスト文字付きスキャンファイル作成処理」)に関しては、外部装置50にて「OCR処理」が実行されることが予め定められているものとする。同様に、連携処理P2(「2次元バーコード解析結果付きスキャンファイル作成処理」)に関しては外部装置50にて「2次元バーコード解析処理」が実行されること、および連携処理P3(「地紋パスワード認証を伴う印刷処理(コピー処理)」)に関しては外部装置50にて「地紋パターン検出処理」が実行されること、がそれぞれ予め定められているものとする。
この連携処理P1においては、複数の画像処理P10,P21,P22,P23,P30,P50(図8参照)が行われる。
このうち、処理P50以外の処理P10,P21,P22,P23,P30は、MFP10にて実行される処理(MFP10による担当処理)である。
画像処理P10は、一又は複数のサブ処理で構成される。画像処理P10には、たとえば階調調整処理(明るさ調整処理)等が含まれ得る。
また、複数の画像処理P21,P22,P23は、画像処理P10の後に実行される処理である。たとえば、画像処理P21は「網点判別処理」であり、画像処理P22は「色変換処理」であり、画像処理P23は「文字判別処理」である。
「文字判別処理」(P23)は、スキャン画像内の各画素が文字上の画素(文字を構成する線上の画素)であるか否かを判別する処理である。「文字判別処理」の処理結果として、「文字属性データ」が生成される。「文字属性データ」は、MFP10における文字判別処理において、スキャン画像内の文字の線を構成する画素とそれ以外の画素とが区別されて生成されるデータである。文字の線を構成する画素は画素値「1」を有し、それ以外の画素は画素値「0」を有する。文字属性データは、スキャン画像における各画素値を1ビットの情報として有するデータである。
また、「色変換処理」(P22)は、スキャン画像内の画素の色(階調値)をフルカラー等からモノクロ二値に変換する処理である。「色変換処理」の処理結果として、「二値画像データ」が生成される。「二値画像データ」は、MFP10における「色変換処理」において生成されるデータである。
また、「網点判別処理」(P21)は、スキャン画像内の網点を抽出する処理である。「網点判別処理」の処理結果として、「網点属性データ」が生成される。「網点属性データ」は、MFP10における網点判別処理において、スキャン画像内の網点として判別される画素とそれ以外の画素とが区別されて生成されるデータである。なお、網点には、地紋を構成する要素(画素)と地紋以外の紋様を構成する要素との双方が含まれている。
これらの複数の画像処理P21,P22,P23は、MFP10のハードウエアの制約等に起因して、このMFP10においては直列的に実行される。ただし、複数の画像処理P21,P22,P23は、本質的には、互いに並列的に実行されてもよいものである。したがって、複数の画像処理P21,P22,P23は、その順序(実行順序)を入れ替えることが可能である。このように、複数の画像処理P21,P22,P23は、直列的に実行される画像処理であり且つ順序入替可能な画像処理である。
画像処理P30は、MFP10で実行されるその他の画像処理(MFP10によるその他の担当処理)である。画像処理P30は、一又は複数のサブ処理で構成される。画像処理P30には、画像合成処理等が含まれ得る。
一方、処理P50(ここではOCR処理P51)は、外部装置50にて実行される処理(外部装置50による担当処理)である。
処理P50においては、MFP10で生成された画像データ等が用いられる。たとえば、OCR処理P51においては、MFP10で生成された「文字属性データ」(後述)が利用される。換言すれば、文字属性データは、処理P51の所要データであるとも表現される。
ところで、仮に、3つの画像処理P21,P22,P23の実行順序は固定されており、当該3つの画像処理P21,P22,P23は、固定された所定の順序でのみ実行されるものとすると、次のような問題が存在する。具体的には、3つの画像処理P21,P22,P23のうち、最後の画像処理P23(文字判別処理)が終了するまでは、当該画像処理P23(文字判別処理)で生成される文字属性データ(且つ外部装置50の担当処理P50(P51)で利用される文字属性データ)を、外部装置50に送信することができない。すなわち、(外部装置50の担当処理P50で利用される)文字属性データを十分に早いタイミングで外部装置50に送信することができない。換言すれば、所要データ(文字属性データ)の生成処理P23が最後に実行されるときには、当該所要データの生成処理以外の2つの処理が終了するまで余分に待たなければならない。このような待ち時間は総処理時間の長大化を招来することもある。
そこで、この実施形態においては、MFP10は、複数の画像処理P21,P22,P23のうち、外部装置50で利用される文字属性データを生成する画像処理P23を優先的に実行する。これによれば、画像処理P23が終了し次第、当該画像処理P23で生成された文字属性データを外部装置50に比較的早期に送信することが可能である。
以下、このような態様について、さらに詳細に説明する。
まず、次のステップS12〜S14において、MFP10は、(直列的に実行される複数の画像処理であって)順序入替可能な複数の画像処理P21,P22,P23のうち、優先的に実行されるべき処理(優先処理)を選択(決定)する。当該優先処理としては、特定の処理P50での所要データを生成する特定の画像処理が決定される。ここでは、次述するように、特定の処理P50(OCR処理P51)での所要データ(「文字属性データ」)を生成する特定の画像処理P23が、優先処理として決定される。
そのため、まず、ステップS12において、MFP10は、「外部装置50の担当処理P50に対応する所要データ」に関する問合せ(詳細には所要データの種類の問合せ)を外部装置50に送信し、外部装置50は、当該問合せを受信する。
外部装置50(特定部65)は、ステップS52(図5)において、当該問合せに応答して、担当処理P50に対応する所要データの種類を特定する。具体的には、外部装置50の特定部65は、各担当処理と所要データ(詳細にはその種類)との対応関係を示すデータテーブル300(図7参照)に基づいて、外部装置50の担当処理(特定の処理)P50に対応する所要データの種類を特定する。
図7に示すように、データテーブル300には、各処理を実行するために外部装置50にインストールされているアプリケーションと、当該アプリケーションで利用されるデータ(所要データ)とが、互いに関連付けられて記憶されている。より詳細には、データテーブル300には、「OCR処理」を実現(実行)する「OCRアプリケーション」が外部装置50にインストールされており、且つ、当該「OCRアプリケーション」の所要データは「文字属性データ」であること、が規定されている。また、データテーブル300には、「2次元バーコード解析処理」を実現する「2次元バーコード解析アプリケーション」が外部装置50にインストールされており、且つ、当該「2次元バーコード解析アプリケーション」の所要データは「二値画像データ」であること、も規定されている。さらに、データテーブル300には、「地紋パターン検出処理」を実現する「地紋パターン検出アプリケーション」が外部装置50にインストールされており、且つ、当該「地紋パターン検出アプリケーション」の所要データは「網点属性データ」であること、も規定されている。このように、データテーブル300には、特定の処理を実行するアプリケーションとして外部装置50にインストールされているアプリケーションと当該アプリケーションで利用される所要データとの対応関係が規定されている。
たとえば、外部装置50は、「OCR処理」の実行依頼に際して送信すべき所要データの種類の問合せを受信すると、外部装置50は、データテーブル300に基づき、「OCR処理」の実行依頼に際して送信すべき所要データの種類として、「文字属性データ」を特定する。より詳細には、「OCR処理」を実行するアプリケーションとして「OCRアプリケーション」が決定され、当該「OCRアプリケーション」の所要データが「文字属性データ」であることが判定される。
なお、上述のように、「文字属性データ」は、MFP10における文字判別処理において、スキャン画像内の文字の線を構成する画素とそれ以外の画素とが区別されて生成されるデータである。文字の線を構成する画素は画素値「1」を有し、それ以外の画素は画素値「0」を有する。文字属性データは、スキャン画像における各画素値を1ビットの情報として有するデータである。このような各画素値を1ビットの情報として有する文字属性データを用いることによれば、各画素値をより多数のビット(たとえば8ビット)の情報として有する画像データを用いる場合に比べて、MFP10と外部装置50との間の通信量を抑制することが可能である。また、各画素が文字の線を構成する画素であるか否かも既に判定されているため、OCR処理を効率的に実行することが可能である。
そして、外部装置50は、外部装置50の担当処理P50に対応する所要データの種類の情報(種類情報)をMFP10に送信し、MFP10は、当該種類情報を受信する(ステップS13)。具体的には、MFP10は、「文字属性データ」を問合せ結果(種類情報)として受信する。また、MFP10は、特定の処理P50(OCR処理P51)を実行させるために外部装置50にインストールされているアプリケーション(OCRアプリケーション)に対応する所要データ(詳細にはその種類)として、「文字属性データ」を決定する。
次のステップS14において、MFP10(画像処理選択部15)は、外部装置50から受信した種類情報に基づいて、複数の画像処理P21,P22,P23のうち、優先的に実行されるべき処理(優先処理)を選択(決定)する。当該優先処理としては、特定の処理P50での所要データを生成する特定の画像処理が決定される。ここでは、当該所要データの種類情報(「文字属性データ」)に基づき、特定の処理P50(OCR処理P51)での所要データ(「文字属性データ」)を生成する特定の画像処理P23(「文字判別処理」)が、優先処理として決定される。
そして、ステップS15において、MFP10は、複数の画像処理P21,P22,P23のうち優先処理(P23)が優先的に実行されるように、複数の画像処理の処理順序を設定(変更)する。より具体的には、優先処理(P23)がデフォルトの処理順序(標準処理順序)における順序(第3順位)よりも早く実行されるように、複数の画像処理P21,P22,P23の処理順序が設定される。たとえば、複数の画像処理P21,P22,P23のうち、画像処理P23の処理順序が第1順位(先頭)に変更され、他の画像処理P21,P22の各処理順序が第2順位および第3順位にそれぞれ変更される(図8参照)。なお、ここでは、画像処理P23の処理順序が第1順位(先頭)に変更されているが、これに限定されず、画像処理P23の処理順序が第2順位に変更されるようにしてもよい。
ステップS16において、MFP10は、一連の画像処理(複数の画像処理P21,P22,P23を含む複数の画像処理)の実行を開始する。これらの一連の画像処理は、ステップS15での設定(変更)後の処理順序に従って実行される。具体的には、図8の中央列に示すように、まず、画像処理P10が実行され、その後、画像処理P23が実行される。続いて、画像処理P21,P22が実行され、最後に画像処理P30が実行される。
画像処理の実行開始後においては、所要データ(文字属性データ)の生成が完了したか否かに関するチェックルーチン(ステップS17)が実行される。画像処理P23の実行が終了した時点において、所要データ(文字属性データ)の生成が完了したことがステップS17にて判定され、ステップS18に進む。
ステップS18では、MFP10は、複数の画像処理P21,P22,P23のうち、特定の画像処理P23によって所要データ(文字属性データ)が生成されたことに応答して、当該所要データを外部装置50に送信する。
外部装置50は、当該所要データを受信すると、ステップS56において、当該所要データ(文字属性データ)に基づき担当処理P50(OCR処理P51)を開始する。
MFP10は、ステップS18にて所要データを外部装置50に送信した後において、残りの処理P21,P22等を引き続いて実行する。これにより、外部装置50による特定処理P50とMFP10による処理P21等とが並列的に処理される。
外部装置50は、担当処理P50が終了すると、当該担当処理P50の処理結果をMFP10に送信し、MFP10は、当該所要データに基づく当該担当処理P50の処理結果を外部装置50から受信する(ステップS19)。具体的には、MFP10は、OCR処理P51の処理結果(テキストデータ)を外部装置50から受信する。
さらに、ステップS20において、MFP10は、外部装置50からの処理結果に基づく処理を実行する。たとえば、外部装置50からのOCR処理結果(テキストデータ)をスキャン画像に重畳して、OCR結果に係るテキストデータ(文字列)が付加されたスキャンデータファイルを生成する処理を実行する。このように、MFP10と外部装置50とが連携して、当該スキャンデータファイルが生成される。
以上のような動作によれば、MFP10は、複数の画像処理P21,P22,P23のうち、外部装置50で利用される文字属性データの生成処理P23を優先的に実行するので、画像処理P23が終了し次第、当該画像処理P23で生成された文字属性データを外部装置50に比較的早期に送信することが可能である。より詳細には、画像処理P23が第1順位で実行されるので、他の画像処理P21,P22の終了を待たずとも、画像処理P23が終了し次第、当該画像処理P23で生成された文字属性データを外部装置50に送信することが可能である。したがって、外部装置50は、文字属性データに基づく担当処理P50を比較的早期に開始することができる。ひいては、MFP10と外部装置50との連携処理をより効率的に実行することが可能である。
また、MFP10における画像処理P23の終了後において、外部装置50における画像処理P50とMFP10における画像処理P21および/または画像処理P22とが並列的に実行され得るので、特にMFP10と外部装置50との連携処理をより効率的に実行することが可能である。
また特に、上記実施形態においては、MFP10は、外部装置50の担当処理に対応する所要データの種類を外部装置50に問い合わせ、その問合せ結果(所要データの種類情報)を外部装置50から受信している。したがって、MFP10は、外部装置50の担当処理に対応する所要データをより正確に知得することが可能である。より具体的には、MFP10は、特定の処理(たとえばOCR処理)を実行するアプリケーションとして外部装置50に実際にインストールされているアプリケーション(OCRアプリケーション)に対応する所要データ(ここでは文字属性データ)をより正確に知得することが可能である。ひいては、複数の画像処理P21,P22,P23の中から優先処理をより適切に決定することが可能である。
<5.2次元バーコード解析処理について>
上記実施形態では、OCR処理が外部装置50の担当処理である場合について主に例示したが、本発明は、これに限定されない。
たとえば、「2次元バーコード解析処理」が外部装置50の担当処理である場合には、次のような処理が実行されれば良い。
具体的には、ステップS11において、「2次元バーコード解析結果付きスキャンファイル作成処理」(P2)が選択されることに応答して、「2次元バーコード解析処理」が外部装置50の担当処理であることが決定される。また、ステップS12,S13においては、「2次元バーコード解析処理」の所要データ(の種類)が「二値画像データ」であることが、データテーブル300(図7)等に基づいて特定される。さらに、ステップS14においては、当該所要データ「二値画像データ」を生成する「色変換処理」が「優先処理」として決定される。また、ステップS15において、複数の画像処理P21,P22,P23のうち「色変換処理」が優先的に実行されるように、複数の画像処理P21,P22,P23の処理順序が設定される(図9参照)。具体的には、画像処理P22の優先順位が第1順位に変更され、画像処理P21の優先順位が第2順位に変更される。
そして、ステップS16において、変更後の処理順序に従って画像処理が開始される。画像処理P22(色変換処理)が終了して「二値画像データ」が生成されると、当該「二値画像データ」がMFP10から外部装置50に直ちに送信される(ステップS18)。外部装置50は、受信した「二値画像データ」に基づいて2次元バーコード解析処理P52を実行し(ステップS56)、その処理結果をMFP10に送信する。MFP10は、外部装置50から2次元バーコード解析処理の処理結果を受信する(ステップS19)と、当該処理結果を埋め込んだスキャン画像ファイルを作成する(ステップS20)。
このような動作によれば、MFP10は、複数の画像処理P21,P22,P23のうち、外部装置50で利用される「二値画像データ」を生成する画像処理P22(色変換処理)を優先的に実行するので、画像処理P22が終了し次第、当該画像処理P22で生成された「二値画像データ」を外部装置50に比較的早期に送信することが可能である。したがって、外部装置50は、「二値画像データ」に基づく担当処理P50(2次元バーコード解析処理P52)を比較的早期に開始することができる。ひいては、MFP10と外部装置50との連携処理をより効率的に実行することが可能である。
<6.地紋パターン検出について>
また、たとえば、「地紋パターン検出処理」が外部装置50の担当処理である場合には、次のような処理が実行されれば良い。
具体的には、ステップS11において、「地紋パスワード認証を伴う印刷処理」(P3)が選択されることに応答して、「地紋パターン検出処理」が外部装置50の担当処理であることが決定される。また、ステップS12,S13においては、「地紋パターン検出処理」の所要データ(の種類)が「網点属性データ」であることが、データテーブル300(図7)等に基づいて特定される。さらに、ステップS14においては、当該所要データ「網点属性データ」を生成する「網点判別処理」が「優先処理」として決定される。また、ステップS15において、複数の画像処理P21,P22,P23のうち「網点判別処理」が優先的に実行されるように、複数の画像処理P21,P22,P23の処理順序が設定される(図10参照)。具体的には、画像処理P21の優先順位が第1順位に設定され、画像処理P22,P23の優先順位が第2順位および第3順位にそれぞれ設定される。ただし、このとき、設定すべき実行順序(P21,P22,P23)はデフォルトの実行順序と同じであり、優先順位は実質的に変更されない。
そして、ステップS16において、当該処理順序に従って画像処理が開始される。画像処理P22(網点判別処理)が終了して「網点属性データ」が生成されると、当該「網点属性データ」がMFP10から外部装置50に直ちに送信される(ステップS18)。外部装置50は、受信した「網点属性データ」に基づいて地紋パターン検出処理P53を実行し(ステップS56)、その処理結果をMFP10に送信する。MFP10は、外部装置50から地紋パターン検出処理の処理結果(地紋パターンに埋め込まれていたパスワード)を受信する(ステップS19)と、パスワード照合処理等(ステップS20)を実行する。具体的には、MFP10は、ユーザによって入力された認証用入力情報と当該処理結果(地紋パターンに埋め込まれていたパスワード)との両者を照合し、当該両者が同一であることが確認されると、認証が成功した旨を判定する。そして、MFP10は、当該地紋パターンを有しているスキャン画像の印刷出力(コピー出力)を行う。
このような動作によれば、MFP10は、複数の画像処理P21,P22,P23のうち、外部装置50で利用される「網点属性データ」を生成する画像処理P21(網点判別処理)を優先的に実行するので、画像処理P21が終了し次第、当該画像処理P21で生成された「網点属性データ」を外部装置50に比較的早期に送信することが可能である。したがって、外部装置50は、「網点属性データ」に基づく担当処理P50(地紋パターン検出処理P53)を比較的早期に開始することができる。ひいては、MFP10と外部装置50との連携処理をより効率的に実行することが可能である。
なお、ここでは、3つの画像処理P21,P22,P23のデフォルト実行順序は、この順序(P21,P22,P23)である場合が例示されているが、これに限定されない。たとえば、その他の順序(たとえば逆の順序(P23,P22,P21)等)がデフォルト実行順序であってもよい(図11参照)。3つの画像処理P21,P22,P23の処理順序がデフォルト実行順序とは異なる順序へとステップS15にて変更されるとき(図11参照)に、上記の思想は特に有用である。
<7.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態等においては、複数の画像処理P21,P22,P23のうち、外部装置50の担当処理P50での所要データを生成する特定の画像処理が、外部装置50内のデータテーブル300等に基づいて決定されている。換言すれば、MFP10と外部装置50との通信を経て当該特定の画像処理が決定されている。しかしながら、本発明はこれに限定されない。
具体的には、外部装置50の担当処理と当該担当処理での所要データとが、固定的な1対1の対応関係を有している場合等において、当該特定の画像処理は、外部装置50との通信を行うことなく、MFP10側でのみ決定されるようにしてもよい。より詳細には、MFP10は、固定的な1対1の対応関係に基づき、担当処理に対応する所要データを求めるとともに、当該所要データを生成する画像処理を当該特定の画像処理として決定すればよい。たとえば、外部装置50の担当処理P50「OCR処理」に対して所要データ「文字属性データ」が常に対応する場合には、MFP10は、外部装置50との通信を行うことなく、「文字属性データ」を生成する画像処理(文字判別処理)P23を、「OCR処理」に対応する特定の画像処理として決定すればよい。
ただし、上述のように、MFP10が、外部装置50の担当処理に対応する所要データ(詳細にはその種類)を外部装置50に問い合わせ、その問合せ結果(所要データの種類情報)を外部装置50から受信することによって、所要データ(詳細にはその種類)が決定されることが好ましい。
たとえば、同じ「OCR処理」をそれぞれ実現するものの、その所要データが互いに異なる2つのアプリケーションAP1,AP2が外部装置50にインストールされ得る場合等においては、上記実施形態のように、MFP10は、外部装置50と通信して(データテーブル300を用いて)所要データの種類を決定することが好ましい。より詳細には、データテーブル300等に基づいて所要データの種類が決定され、適切な所要データの種類が外部装置50からMFP10に通知されることが好ましい。これによれば、外部装置50の担当処理と当該担当処理における所要データとが、固定的な1対1の対応関係を有していない場合等においても、MFP10は、より適切な所要データの種類を取得し、より適切な特定の画像処理を決定することが可能である。
たとえば、「OCR処理」をそれぞれ実現する2つのアプリケーションAP1,AP2が存在し、一方のアプリケーション(OCRアプリケーション)AP1の所要データが「文字属性データ」であり他方のアプリケーション(OCRアプリケーション)AP2の所要データが「二値画像データ」である場合を想定する。
この場合において、上記実施形態のように、アプリケーションAP1が外部装置50に実際にインストールされているときには、上述のデータテーブル300に基づいて、当該アプリケーションAP1に対応する所要データ(「文字属性データ」)を適切に求めることができる。ひいては、当該文字属性データに対応する文字判別処理P23を優先処理として適切に決定することが可能である。
また、上記実施形態とは異なり、アプリケーションAP2が外部装置50にインストールされているときには、当該アプリケーションAP2とその所要データ「二値画像データ」とが対応付けて登録されているデータテーブル300が利用されればよい。これによれば、当該データテーブル300に基づいて、当該アプリケーションAP2に対応する所要データ(「二値画像データ」)を適切に求めることができる。ひいては、当該二値画像データに対応する色変換処理P22を優先処理として適切に決定することが可能である。
このように、外部装置50に実際にインストールされているアプリケーションに関するデータを登録したデータテーブル300が用いられることが好ましい。これによれば、外部装置50において多様なアプリケーションが実行され得る場合において、各アプリケーションに対応する所要データ(ひいては優先処理)を柔軟且つ適切に求めることが可能である。
また、上記実施形態等においては、ステップS11において、ユーザ操作による選択結果に基づいて外部装置50の担当処理P50が決定されているが、これに限定されず、MFP10が自動的に外部装置50の担当処理P50を決定するようにしてもよい。
また、上記実施形態等においては、外部装置50として携帯端末を主に例示しているが、これに限定されず、外部装置50はクラウドサーバ等であってもよい。
1 画像処理システム
10 MFP(画像処理装置)
50 外部装置
300 データテーブル
P1,P2,P3 連携処理
P21,P22,P23 画像処理
P50 (外部装置の)担当処理
P51 OCR処理
P52 2次元バーコード解析処理
P53 地紋パターン検出処理

Claims (23)

  1. 外部装置と連携する画像処理装置であって、
    前記画像処理装置と前記外部装置とで連携して行う連携処理のうち、前記外部装置によって担当される特定の処理を決定する第1の決定手段と、
    前記画像処理装置にて直列的に実行される複数の画像処理であって順序入替可能な複数の画像処理のうち、前記特定の処理での所要データを生成する特定の画像処理を決定する第2の決定手段と、
    前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理が優先的に実行されるように、前記複数の画像処理の処理順序を設定する設定手段と、
    前記設定手段による設定後の処理順序に従って実行される前記複数の画像処理のうち、前記特定の画像処理によって前記所要データが生成されたことに応答して、当該所要データを前記外部装置に送信する送信手段と、
    前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理の後の少なくとも一部の処理に対して並列的に前記外部装置によって実行される前記特定の処理の処理結果であって、前記所要データに基づく前記特定の処理の処理結果を、前記外部装置から受信する受信手段と、
    前記外部装置からの前記処理結果に基づく処理を実行する処理実行手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記送信手段は、前記特定の処理に対応する前記所要データに関する問合せを前記外部装置に送信し、
    前記受信手段は、前記特定の処理に対応する前記所要データの種類情報を前記外部装置から受信し、
    前記第2の決定手段は、前記種類情報に基づき、前記所要データを生成する前記特定の画像処理を決定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記設定手段は、前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理の処理順序を第1順位に設定することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記特定の処理は、OCR処理であり、
    前記特定の画像処理は、文字判別処理であり、
    前記所要データは、前記文字判別処理により生成される文字属性データであることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記特定の処理は、2次元バーコード解析処理であり、
    前記特定の画像処理は、色変換処理であり、
    前記所要データは、前記色変換処理により生成される二値画像データであることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記特定の処理は、地紋パターン検出処理であり、
    前記特定の画像処理は、網点判別処理であり、
    前記所要データは、前記網点判別処理により生成される網点属性データであることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記第2の決定手段は、前記特定の処理を実行させるために前記外部装置にインストールされているアプリケーションに対応する前記所要データの種類を決定するとともに、決定された種類の前記所要データを生成する前記特定の画像処理を決定することを特徴とする画像処理装置。
  8. 外部装置と連携する画像処理装置に内蔵されたコンピュータに、
    a)前記画像処理装置と前記外部装置とで連携して行う連携処理のうち、前記外部装置によって担当される特定の処理を決定するステップと、
    b)前記画像処理装置にて直列的に実行される複数の画像処理であって順序入替可能な複数の画像処理のうち、前記特定の処理での所要データを生成する特定の画像処理を決定するステップと、
    c)前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理が優先的に実行されるように、前記複数の画像処理の処理順序を設定するステップと、
    d)前記ステップc)による設定後の処理順序に従って実行される前記複数の画像処理のうち、前記特定の画像処理によって前記所要データが生成されたことに応答して、当該所要データを前記外部装置に送信するステップと、
    e)前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理の後の少なくとも一部の処理に対して並列的に前記外部装置によって実行される前記特定の処理の処理結果であって、前記所要データに基づく前記特定の処理の処理結果を、前記外部装置から受信するステップと、
    f)前記外部装置からの前記処理結果に基づく処理を実行するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記特定の処理に対応する前記所要データに関する問合せ前記外部装置に送信するステップと、
    b−2)前記特定の処理に対応する前記所要データの種類情報前記外部装置から受信するステップと、
    b−3)前記種類情報に基づき、前記所要データを生成する前記特定の画像処理を決定するステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  10. 請求項8または請求項9に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップc)においては、前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理の処理順序第1順位に設定されることを特徴とするプログラム
  11. 請求項8ないし請求項10のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記特定の処理は、OCR処理であり、
    前記特定の画像処理は、文字判別処理であり、
    前記所要データは、前記文字判別処理により生成される文字属性データであることを特徴とするプログラム
  12. 請求項8ないし請求項10のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記特定の処理は、2次元バーコード解析処理であり、
    前記特定の画像処理は、色変換処理であり、
    前記所要データは、前記色変換処理により生成される二値画像データであることを特徴とするプログラム
  13. 請求項8ないし請求項10のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記特定の処理は、地紋パターン検出処理であり、
    前記特定の画像処理は、網点判別処理であり、
    前記所要データは、前記網点判別処理により生成される網点属性データであることを特徴とするプログラム
  14. 請求項8ないし請求項13のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)において、前記特定の処理を実行させるために前記外部装置にインストールされているアプリケーションに対応する前記所要データの種類決定されるとともに、決定された種類の前記所要データを生成する前記特定の画像処理決定されることを特徴とするプログラム
  15. 画像処理システムであって、
    画像処理装置と、
    前記画像処理装置と連携する外部装置と、
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記画像処理装置と前記外部装置とで連携して行う連携処理のうち前記外部装置によって担当される特定の処理を決定する第1の決定手段と、
    前記画像処理装置にて直列的に実行される複数の画像処理であって順序入替可能な複数の画像処理のうち、前記特定の処理での所要データを生成する特定の画像処理を決定する第2の決定手段と、
    前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理が優先的に実行されるように、前記複数の画像処理の処理順序を設定する設定手段と、
    前記設定手段による設定後の処理順序に従って実行される前記複数の画像処理のうち、前記特定の画像処理によって前記所要データが生成されたことに応答して、当該所要データを前記外部装置に送信する通信手段と、
    を有し、
    前記外部装置は、
    前記所要データを受信する受信手段と、
    前記所要データに基づき前記特定の処理を実行する実行手段と、
    前記特定の処理の処理結果を前記画像処理装置に送信する送信手段と、
    を有し、
    前記画像処理装置の前記通信手段は、前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理の後の少なくとも一部の処理に対して並列的に前記外部装置によって実行される前記特定の処理の処理結果であって、前記所要データに基づく前記特定の処理の処理結果を、前記外部装置から受信し、
    前記画像処理装置は、
    前記外部装置からの前記処理結果に基づく処理を実行する処理実行手段と、
    さらに有することを特徴とする画像処理システム。
  16. 請求項15に記載の画像処理システムにおいて、
    前記通信手段は、
    前記特定の処理に対応する前記所要データに関する問合せを前記外部装置に送信し、
    前記特定の処理に対応する前記所要データの種類情報を前記外部装置から受信し、
    前記第2の決定手段は、前記種類情報に基づき、前記所要データを生成する前記特定の画像処理を決定することを特徴とする画像処理システム
  17. 請求項15または請求項16に記載の画像処理システムにおいて、
    前記設定手段は、前記複数の画像処理のうち前記特定の画像処理の処理順序を第1順位に設定することを特徴とする画像処理システム
  18. 請求項15ないし請求項17のいずれかに記載の画像処理システムにおいて、
    前記特定の処理は、OCR処理であり、
    前記特定の画像処理は、文字判別処理であり、
    前記所要データは、前記文字判別処理により生成される文字属性データであることを特徴とする画像処理システム
  19. 請求項15ないし請求項17のいずれかに記載の画像処理システムにおいて、
    前記特定の処理は、2次元バーコード解析処理であり、
    前記特定の画像処理は、色変換処理であり、
    前記所要データは、前記色変換処理により生成される二値画像データであることを特徴とする画像処理システム
  20. 請求項15ないし請求項17のいずれかに記載の画像処理システムにおいて、
    前記特定の処理は、地紋パターン検出処理であり、
    前記特定の画像処理は、網点判別処理であり、
    前記所要データは、前記網点判別処理により生成される網点属性データであることを特徴とする画像処理システム
  21. 請求項15ないし請求項20のいずれかに記載の画像処理システムにおいて、
    前記第2の決定手段は、前記特定の処理を実行させるために前記外部装置にインストールされているアプリケーションに対応する前記所要データの種類を決定するとともに、決定された種類の前記所要データを生成する前記特定の画像処理を決定することを特徴とする画像処理システム
  22. 請求項15ないし請求項21のいずれかに記載の画像処理システムにおいて、
    前記外部装置は、
    前記特定の処理と前記所要データとの対応関係を示すデータテーブルに基づいて、前記特定の処理に対応する前記所要データの種類を特定する特定手段、
    をさらに有し、
    前記外部装置の前記受信手段は、前記画像処理装置から、前記特定の処理に対応する前記所要データに関する問合せを受信し、
    前記外部装置の前記特定手段は、前記所要データに関する問合せに応答して、前記特定の処理に対応する前記所要データの種類を特定し、
    前記外部装置の前記送信手段は、前記所要データの種類の情報である種類情報を前記画像処理装置に送信し、
    前記画像処理装置の前記第2の決定手段は、
    前記外部装置からの前記種類情報に基づいて、前記複数の画像処理のうち、前記特定の処理での前記所要データを生成する前記特定の画像処理を決定することを特徴とする画像処理システム。
  23. 請求項22に記載の画像処理システムにおいて、
    前記データテーブルは、前記特定の処理を実行するアプリケーションとして前記外部装置にインストールされているアプリケーションと当該アプリケーションで利用される前記所要データとの対応関係を規定していることを特徴とする画像処理システム。
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