JP6056468B2 - 画像処理装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6056468B2
JP6056468B2 JP2012286234A JP2012286234A JP6056468B2 JP 6056468 B2 JP6056468 B2 JP 6056468B2 JP 2012286234 A JP2012286234 A JP 2012286234A JP 2012286234 A JP2012286234 A JP 2012286234A JP 6056468 B2 JP6056468 B2 JP 6056468B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
original image
compression
level
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012286234A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014128025A (ja
Inventor
浩一 次村
浩一 次村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2012286234A priority Critical patent/JP6056468B2/ja
Priority to US14/138,841 priority patent/US9137418B2/en
Publication of JP2014128025A publication Critical patent/JP2014128025A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6056468B2 publication Critical patent/JP6056468B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/41Bandwidth or redundancy reduction
    • H04N1/411Bandwidth or redundancy reduction for the transmission or storage or reproduction of two-tone pictures, e.g. black and white pictures
    • H04N1/4115Bandwidth or redundancy reduction for the transmission or storage or reproduction of two-tone pictures, e.g. black and white pictures involving the recognition of specific patterns, e.g. by symbol matching
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/41Bandwidth or redundancy reduction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/64Systems for the transmission or the storage of the colour picture signal; Details therefor, e.g. coding or decoding means therefor
    • H04N1/642Adapting to different types of images, e.g. characters, graphs, black and white image portions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

本発明は、画像処理に関し、特に、文字を含む画像データを圧縮する技術に関する。
文字を含む画像を表す画像データを、利用者によって指定された圧縮の程度(高圧縮、中圧縮、低圧縮)に応じて、圧縮する技術が知られている(例えば、特許文献1)。この技術では、高圧縮が指定された場合であって、かつ、画像に含まれる黒文字を重視する場合には、画像データは、文字を表す前景レイヤと、文字以外の背景を表す背景レイヤとに分離される。前景レイヤは、可逆圧縮方式を用いて圧縮され、背景レイヤは、非可逆圧縮方式を用いて、圧縮される。一方、中圧縮または低圧縮が指定された場合、または、黒文字を重視しない場合には、画像データは、前景レイヤと背景レイヤとに分離されずに、非可逆圧縮方式を用いて圧縮される。
特開2011−228811号公報 特開2010−28798号公報 特開2012−74852号公報
しかしながら、上記技術では、画像に含まれる文字の特性について十分に考慮されておらず、画像データによっては、圧縮後の画像データの画質が過度に低下する可能性があった。
本発明は、文字を含む画像を表す画像データを適切に圧縮して、圧縮済みの画像データの画質を適正化することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]画像処理装置であって、元画像を表す元画像データを取得する画像データ取得部と、圧縮の程度を示す複数個のレベルの中から、利用者によって選択される1個のレベルである選択レベルを取得する選択レベル取得部と、前記元画像データと前記選択レベルとに応じて、前記元画像データを圧縮する圧縮部と、を備え、前記圧縮部は、前記元画像データが、第1のサイズを有する文字を含む元画像を表す第1の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記複数個のレベルのうちの特定レベルである場合に、第1種の圧縮方式を用いて前記第1の元画像データを圧縮し、前記元画像データが、前記第1のサイズよりも小さな第2のサイズを有する文字を含む元画像を表す第2の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記特定レベルである場合に、第1種の圧縮方式とは異なる第2種の圧縮方式を用いて前記第2の元画像データを圧縮する、画像処理装置。
上記構成によれば、利用者によって選択された選択レベルが特定レベルである場合に、比較的大きなサイズの文字を含む元画像を表す元画像データと、比較的小さなサイズの文字を含む元画像を表す元画像データとは、それぞれ異なる圧縮方式を用いて圧縮される。この結果、利用者によって選択された選択レベルと、元画像に含まれる文字のサイズとに応じた適切な圧縮方式を用いて、元画像データを圧縮することができ、この結果、圧縮済みの画像データの画質を適正な画質とすることができる。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、上記装置の機能を実現する方法、上記装置の機能を実現するコンピュータプログラム、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
第1実施例における画像処理装置としての計算機200の構成を示すブロック図である。 圧縮パラメータテーブル群292の一例を示す図である。 量子化テーブルについて説明する図である。 第1実施例の画像処理のフローチャートである。 元画像データによって表される元画像SIの一例を示す図である。 文字のサイズの特定について説明する図である。 文字のサイズTSと切替レベルLCとの対応表である。 ユーザインタフェース画像PIの一例を示す図である。 第2実施例の画像処理のフローチャートである。
A.第1実施例:
A−1.画像処理装置の構成:
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、第1実施例における画像処理装置としての計算機200の構成を示すブロック図である。
計算機200は、例えば、パーソナルコンピュータであり、CPU210と、RAMなどの揮発性記憶装置240と、液晶ディスプレイなどの表示部260と、マウスやキーボードなどの操作部270と、外部装置と通信を行うための通信部280と、ハードディスクドライブやROMなどの不揮発性記憶装置290と、を備えている。
計算機200は、通信部280を介して、スキャナ300などの外部装置と通信可能に接続される。スキャナ300は、光学的に原稿を読み取ることによってスキャンデータを取得する画像読取装置である。
揮発性記憶装置240には、CPU210が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域を提供する。不揮発性記憶装置290は、ドライバプログラム291と、圧縮パラメータテーブル群292と、を格納している。ドライバプログラム291は、例えば、CD−ROMなどに格納されて提供される。
CPU210は、ドライバプログラム291を実行することにより、元画像データを圧縮して、圧縮済みの画像データを含むPDFファイルを生成する画像処理(図2)を実行するスキャナドライバ100として機能する。スキャナドライバ100は、画像データ取得部110と、選択レベル取得部120と、圧縮部130と、ファイル生成部140と、を備えている。画像データ取得部110は、元画像を表す元画像データとしてのスキャンデータを、スキャナ300を用いて取得する。選択レベル取得部120は、圧縮の程度を示す複数個の圧縮レベルの中から、利用者によって選択される1個の選択レベルを取得する。選択レベル取得部120は、利用者から選択レベルの選択を受け付けるためのユーザインタフェース画像(UI画像)を、表示部260に表示(提供)するUI提供部125を備えている。圧縮部130は、元画像データと、選択レベルと、に応じて、元画像データを圧縮して、圧縮画像データを生成する。圧縮部130は、圧縮方式設定部135と、分離部137と、を備えている。圧縮方式設定部135は、利用者によって選択可能な複数個の圧縮レベルに対応する複数個の圧縮方式を設定する。分離部137は、文字画像を表す文字画像データと、背景画像を表す背景画像データとに、元画像データを分離する。ファイル生成部140は、圧縮画像データを格納したPDFファイルを生成する。
A−2.圧縮レベルと圧縮方式
図2は、圧縮パラメータテーブル群292の一例を示す図である。圧縮パラメータテーブル群292は、圧縮部130が元画像データを圧縮する際に用いられる4個の圧縮パラメータテーブルPT1〜PT4を含んでいる。後述するように、4個の圧縮パラメータテーブルPT1〜PT4の中から、元画像データに応じて、1個の圧縮パラメータテーブルが選択されて、元画像データの圧縮に用いられる。
各圧縮パラメータテーブルには、圧縮率の高さ(圧縮の程度とも呼ぶ)を示す7個(7段階)の圧縮レベル1〜7のそれぞれに、圧縮方式を規定する一組の圧縮パラメータが対応付けて記録されている。圧縮レベルが高いほど、圧縮率が高いことを示している。なお、圧縮率は、圧縮済みデータのデータサイズと負の相関がある。すなわち、圧縮率を示す圧縮レベルが高いほど、圧縮済みデータのデータサイズは小さくなる。
本実施例では、大きく分けて、2種類の圧縮方式、すなわち、通常圧縮方式(第1種の圧縮方式とも呼ぶ)と、高圧縮方式(第2種の圧縮方式とも呼ぶ)とが用いられる。一組の圧縮パラメータは、図2に示すように、通常圧縮方式と、高圧縮方式と、のいずれか一方を指定する情報を含んでいる。
高圧縮方式では、分離部137が、文字画像データと背景画像データとに、元画像データを分離する。そして、圧縮部130は、文字画像データを可逆圧縮処理、本実施例では、MMR(Modified Modified Read)方式(FAXG4方式とも呼ばれる)を用いた圧縮処理によって圧縮する。また、圧縮部130は、背景画像データを、非可逆圧縮処理、本実施例では、JPEG圧縮処理によって圧縮する。
通常圧縮方式では、圧縮部130は、元画像データ、あるいは、元画像データの解像度(画素数)を低下させて得られる画像データを、非可逆圧縮処理、本実施例では、JPEG圧縮処理によって圧縮する。すなわち、通常圧縮方式では、分離部137によって、文字画像データと背景画像データとに、元画像データを分離する処理は、実行されない。
4個の圧縮パラメータテーブルPT1〜PT4のそれぞれには、7個の圧縮レベルのうちの1個のレベルが、切替レベルLCに規定されている。具体的には、4個の圧縮パラメータテーブルPT1〜PT4の切替レベルLCは、それぞれ、圧縮レベル3、4、5、6である(図2)。4個の圧縮パラメータテーブルPT1〜PT4のそれぞれにおいて、切替レベルLCから、最も圧縮率が高い圧縮レベル7までの各圧縮レベルに、高圧縮方式が対応付けられている。そして、最も圧縮率が低い圧縮レベル1から、切替レベルLCより圧縮率が1段階低い圧縮レベル(LC−1)までの各圧縮レベルに、通常圧縮方式が対応付けられている。例えば、圧縮パラメータテーブルPT2の切替レベルLCは、「4」であるので、圧縮パラメータテーブルPT2では、3個の圧縮レベル1〜3に、通常圧縮方式が対応付けられ、残りの4個の圧縮レベル4〜7に、高圧縮方式が対応付けられている(図2)。
例えば、4個の圧縮パラメータテーブルPT1〜PT4のそれぞれの圧縮レベル1に対応する各通常圧縮処理は、完全に同じ圧縮方式である。2個の圧縮パラメータテーブルPT3、PT4のそれぞれの圧縮レベル4に対応する各通常圧縮処理は、完全に同じ圧縮方式である。すなわち、同一の圧縮レベルに対応する通常圧縮方式は、圧縮パラメータテーブルの種類とは無関係に、同一である。また、4個の圧縮パラメータテーブルPT1〜PT4のそれぞれの圧縮レベル7に対応する各高圧縮処理は、完全に同じ圧縮方式である。ただし、圧縮レベル7以外の特定の圧縮レベル(例えば、圧縮レベル6)に対応する高圧縮処理は、背景の解像度などの圧縮パラメータが、圧縮パラメータテーブルによって異なり得る。
4個の圧縮パラメータテーブルPT1〜PT4の間で、切替レベルLCが互いに異なるので、利用者に選択された圧縮レベル(選択レベル)が同じであっても、用いられる圧縮パラメータテーブルが異なる場合には、異なる圧縮方式が用いられ得る。例えば、選択レベルが圧縮レベル4である場合に、圧縮パラメータテーブルPT1またはPT2が用いられると、高圧縮方式が用いられるが、圧縮パラメータテーブルPT3またはPT4が用いられると、通常圧縮方式が用いられる(図2)。また、同じ圧縮パラメータテーブルが用いられる場合であっても、選択レベルが異なれば、異なる圧縮方式が用いられ得る。例えば、圧縮パラメータテーブルPT2が用いられる場合に、選択レベルが圧縮レベル4であると、高圧縮方式が用いられるが、選択レベルが圧縮レベル3であると、通常圧縮方式が用いられる(図2)。
一組の圧縮パラメータは、さらに、JPEG圧縮に用いられる量子化テーブルの種類を指定する情報を含んでいる。図2に示すように、通常圧縮方式では、5種類の量子化テーブルA1〜A5のうちのいずれか1つが用いられる。高圧縮方式では、4種類の量子化テーブB1〜B4のうちのいずれか1つが用いられる。
図3は、量子化テーブルについて説明する図である。図3(A)には、量子化テーブルの一例が示されている。この量子化テーブルQTは、JPEG圧縮処理において生成される縦方向8種×横方向8種の周波数成分を表すDCT係数に対応する縦方向8種×横方向8種の合計64個の量子化係数を含んでいる。これらの量子化係数が大きいほどJPEG圧縮処理の圧縮率が高くなる。
図3(B)には、9種類の量子化テーブルA1〜A5、B1〜B4の圧縮率の高さが示されている。通常圧縮方式用の5種類の量子化テーブルA1〜A5は、符号の末尾の数字が大きいほど、上述した64個の量子化係数が大きな値に設定されており、圧縮率が高くなる。同様に、高圧縮方式用の4種類の量子化テーブルB1〜B4は、符号の末尾の数字が大きいほど、上述した64個の量子化係数が大きな値に設定されており、圧縮率が高くなる。高圧縮方式用の4種類の量子化テーブルB1〜B4のうち、最も圧縮率が低い量子化テーブルB1の圧縮率は、通常圧縮方式用の量子化テーブルA4の圧縮率と、量子化テーブルA5の圧縮率とのほぼ中間に設定されている。また、量子化テーブルB2の圧縮率は、通常圧縮方式用の5種類の量子化テーブルA1〜A5のうち、最も圧縮率が高い量子化テーブルA5の圧縮率より大きく設定されている。したがって、9種類の量子化テーブルの圧縮率は、A1、A2、A3、A4、B1、A5、B2、B3、B4の順に高くなるように、設定されている(図3(B))。
一組の圧縮パラメータは、さらに、背景の解像度を指定する情報と、文字の解像度を指定する情報と、を含んでいる(図2)。通常圧縮方式の場合は、元画像データの分離を行わないので、背景の解像度と、文字の解像度は、同じである。高圧縮方式の場合は、背景の解像度は、背景画像データの解像度であり、文字の解像度は、文字画像データの解像度である。したがって、高圧縮方式では、背景の解像度と、文字の解像度とが、互いに異なる場合がある。なお、解像度が低いほど、圧縮率は高くなる。
図2に示す背景および文字の解像度は、利用者によって指定された解像度が300dpi(dot per inch)である例を示している。少なくとも文字の解像度は、利用者によって指定された解像度に設定される。すなわち、文字の解像度は、圧縮パラメータテーブルや圧縮レベルに拘わらずに一定値である。
通常圧縮方式では、文字の解像度と背景の解像度が同じであるので、背景の解像度は、圧縮パラメータテーブルや圧縮レベルに拘わらずに一定値である。通常圧縮方式では、圧縮レベルが高くなるほど、用いられる量子化テーブルの圧縮率が高く設定される。これによって、圧縮レベルが高くなるほど、圧縮処理の圧縮率が高く設定される。例えば、圧縮パラメータテーブルPT3の圧縮レベル2(第1の特定レベルとも呼ぶ)に対応する通常圧縮方式と、圧縮パラメータテーブルPT3の圧縮レベル3(第2の特定レベルとも呼ぶ)に対応する通常圧縮方式と、を比較する。第1の特定レベルに対応する通常圧縮方式では、元画像データから得られる特定解像度(例えば、300dpi)を有する画像データに対して、第1の量子化テーブル(例えば、量子化テーブルA2)を用いるJPEG圧縮処理が実行される。そして、第2の特定レベルに対応する通常圧縮方式では、元画像データから得られる特定解像度(例えば、300dpi)を有する画像データに対して、第1の量子化テーブルより圧縮率が高い第2の量子化テーブル(例えば、量子化テーブルA3)を用いるJPEG圧縮処理が実行される。この結果、通常圧縮方式におけるJPEG圧縮処理に用いられる量子化テーブルが、選択レベルに応じて変更されるので、選択レベルに応じて通常圧縮方式の圧縮率を容易に変更することができる。
高圧縮方式では、圧縮レベルが高くなるほど、背景の解像度が低く設定される、および/または、用いられる量子化テーブルの圧縮率が高く設定される。これによって、圧縮レベルが高くなるほど、圧縮処理の圧縮率が高く設定される。
例えば、圧縮パラメータテーブルPT3の圧縮レベル6(第3の特定レベルとも呼ぶ)に対応する高圧縮方式と、圧縮パラメータテーブルPT3の圧縮レベル7(第4の特定レベルとも呼ぶ)に対応する高圧縮方式と、を比較する。第3の特定レベルと第4の特定レベルに対応する2個の高圧縮方式は、特定解像度(例えば、300dpi)を有する文字画像データを圧縮する処理をそれぞれ含む。そして、第3の特定レベルに対応する高圧縮方式は、第1の解像度(例えば、200dpi)を有する背景画像データを圧縮する処理を含み、第4の特定レベルに対応する高圧縮方式は、第1の解像度より低い第2の解像度(例えば、100dpi)を有する背景画像データを圧縮する処理を含む。すなわち、高圧縮方式において、文字画像データの解像度が選択レベルに応じて変更されず、背景画像データの解像度が選択レベルに応じて変更されるので、文字の画質を維持しつつ、選択レベルに応じて高圧縮方式の圧縮率を容易に変更することができる。そして、第3の特定レベルに対応する高圧縮方式は、背景画像データに対して、第3の量子化テーブル(例えば、量子化テーブルB3)を用いるJPEG圧縮処理を含み、第4の特定レベルに対応する高圧縮方式は、背景画像データに対して、第3の量子化テーブルより圧縮率が高い第4の量子化テーブル(例えば、量子化テーブルB4)を用いるJPEG圧縮処理を含む。この結果、高圧縮方式において、文字画像データの解像度が選択レベルに応じて変更されず、背景画像データに対するJPEG圧縮処理に用いられる量子化テーブルが、選択レベルに応じて変更されるので、文字の画質を維持しつつ、選択レベルに応じて第2種の圧縮方式を用いた圧縮処理の圧縮率を容易に変更することができる。
1個の圧縮パラメータテーブルにおいて、切替レベルLCより1段階低い圧縮レベル(LC−1)に対応付けられた量子化テーブルと、切替レベルLCに対応付けられた量子化テーブルと、の間の圧縮率の差(第1の差ΔE1とも呼ぶ)は、他の連続する2個の圧縮レベルに対応付けられた2個の量子化テーブルの間の圧縮率の差ΔE2(第2の差ΔE2とも呼ぶ)より大きい。図3(B)には、圧縮パラメータテーブルPT2における第1の差ΔE1と、第2の差ΔE2と、が図示されている。上述したように、高圧縮方式では、2個の圧縮済みデータ(圧縮済みの文字画像データと、圧縮済みの背景画像データ)が生成されるので、1個の圧縮済みデータが生成される通常圧縮方式と比較して、合計のデータサイズが大きくなりやすい。このために、第1の差ΔE1を、第2の差ΔE2より大きくすることによって、特定の元画像データを圧縮レベルLC(切替レベルLC)で圧縮して得られる2個の圧縮済みデータの合計のデータサイズが、特定の元画像データを圧縮レベル(LC−1)で圧縮して得られる1個の圧縮済みデータのデータサイズより小さくなることを担保している。通常圧縮方式用の量子化テーブルのセットと、高圧縮方式用の量子化テーブルのセットを、それぞれ用意している理由の1つは、第1の差ΔE1を、第2の差ΔE2とを適切に設定するためである。
また、圧縮パラメータテーブルPT1〜PT4のいずれにおいても、圧縮レベルが高くなるほど、圧縮処理の圧縮率が高くなるように、理想的には、圧縮処理の圧縮率が直線的に高くなるように、圧縮パラメータが適切に設定されている。
さらに、4個の圧縮パラメータテーブルPT1〜PT4のそれぞれの同一の圧縮レベルに対応する4個の圧縮方式の圧縮率が、ほぼ同じになるように、圧縮パラメータが設定されている。例えば、想定される標準的な元画像(例えば、グラフ、写真、文字を含む典型的なビジネス文書)を表す元画像データを用いた場合に、同一の圧縮レベルに対応する4個の圧縮方式の圧縮率が、ほぼ同じになるように、実験的に圧縮パラメータが設定されている。
A−2.画像処理:
図4は、第1実施例の画像処理のフローチャートである。画像処理は、例えば、利用者が、原稿をスキャナ300にセットして、スキャナドライバ100に対して原稿の読取(スキャンデータの生成)を指示した場合に、スキャナドライバ100によって実行される。読取指示には、例えば、解像度の指定、および、カラー/モノクロの指定などの読取条件の指定が含まれる。
ステップS10では、画像データ取得部110は、指定された読取条件に応じた原稿読取指示をスキャナ300に対して送信する。ステップS15では、画像データ取得部110は、処理対象の元画像データとして、指定された読取条件に従ったスキャンデータを取得する。具体的には、画像データ取得部110は、読取指示で指定された解像度に等しい光学解像度でスキャナ300に原稿を読み取らせることによって、指定された解像度を有するスキャンデータをスキャナ300から取得しても良い。また、画像データ取得部110は、指定された解像度とは異なる光学解像度でスキャナ300に原稿を読み取らせることによって、指定された解像度とは異なる解像度を有するスキャンデータをスキャナ300から取得しても良い。この場合には、画像データ取得部110は、スキャナ300から取得されたスキャンデータに対して、解像度変換処理を実行することによって、指定された解像度を有するスキャンデータを取得する。以下では、指定された読取条件に従ったスキャンデータとして、解像度が300dpi(dot per inch)であるカラーのスキャンデータが取得された場合を例に説明する。なお、ステップS10にて取得されたスキャンデータを元画像データとも呼び、該スキャンデータによって表される画像を元画像とも呼ぶ。
元画像データは、RGB画像データであり、元画像データを構成する各画素データは、RGBの3個の色成分値(R値、G値、B値)を含んでいる。本実施例では、各色成分値の階調数は、256である。
図5は、元画像データによって表される元画像SIの一例を示す図である。元画像SIは、下地Bg1と、5個のオブジェクトOb1〜Ob5、すなわち、文字Ob1〜Ob4と、写真Ob5と、を含んでいる。
ステップS20(図4)では、スキャナドライバ100は、元画像SI内の文字領域を特定する文字領域特定処理を実行する。具体的には、スキャナドライバ100は、sobelフィルタなどのエッジ検出フィルタを元画像データに適用して、エッジ画像EI(図5(B))を表すエッジ画像データを生成する。スキャナドライバ100は、エッジ画像EI内の、エッジ強度が基準値より大きい領域を特定し、当該領域に対応する元画像SI内の領域をオブジェクト領域として特定する。図5(B)の例では、元画像SIの5個のオブジェクトOb1〜Ob5にそれぞれ対応する5個のオブジェクト領域OA1〜OA5が、エッジ画像EI内に特定されている。
スキャナドライバ100は、元画像SI内の各オブジェクト領域OA1〜OA5の色分布に応じて、各オブジェクト領域が、文字オブジェクト領域であるか否かを判定する。具体的には、スキャナドライバ100は、オブジェクト領域の輝度のヒストグラムデータを用いて、当該領域内に含まれる輝度値の種類数Cを算出する。スキャナドライバ100は、オブジェクト領域に含まれる複数の画素を、オブジェクト領域の周囲の色(背景色)に近似する色を有する背景画素と、背景画素以外のオブジェクト画素とに分類し、背景画素の数に対するオブジェクト画素の比率Dを算出する。文字は、文字以外のオブジェクトと比較して、輝度値の種類数C、および、オブジェクト画素の比率Dが小さい傾向がある。スキャナドライバ100は、判定対象のオブジェクト領域の輝度値の種類数Cが第1の閾値より小さく、かつ、オブジェクト画素の比率Dが第2の閾値より小さい場合に、当該オブジェクト領域は、文字オブジェクト領域であると判定する。図5(B)の例では、文字Ob1〜Ob4にそれぞれ対応するオブジェクト領域OA1〜OA4は、文字オブジェクト領域と判定され、写真Ob5に対応するオブジェクト領域OA5は、文字オブジェクト領域と判定されない。
スキャナドライバ100は、図5(A)に示すように、全ての文字オブジェクト領域(例えば、文字Ob1〜Ob4に対応する4個のオブジェクト領域)を含み、文字以外のオブジェクト(例えば、写真Ob5に対応するオブジェクト領域)を含まない領域を、文字領域CAとして特定する。
なお、文字領域を特定する手法は、様々な公知の手法を採用することができ、公知の手法は、例えば、特開平5−225378号公報、特開2002−288589号公報に開示されている。
ステップS25およびS30では、圧縮方式設定部135は、元画像データのうちの文字領域に対応する部分元画像データを解析することによって、文字領域内の文字のサイズを特定する。
図6は、文字のサイズの特定について説明する図である。先ず、ステップS25では、圧縮方式設定部135は、文字領域内の文字の色を表す文字色値TC(Rt、Gt、Bt)を特定する。具体的には、圧縮方式設定部135は、部分元画像データのヒストグラムを表すヒストグラムデータを色成分ごとに生成する。ヒストグラムデータは、部分元画像データの各画素を、各画素が有する成分値に応じて、複数のクラスに分類することによって得られるデータである。本実施例では、成分値が取り得る256階調の階調値のそれぞれを、1個のクラスとして、ヒストグラムデータが生成される。図6(A)には、部分元画像データのR成分のヒストグラムの一例を示す図である。図6(A)に示すように、R成分のヒストグラムは、文字領域内の文字に対応する第1の山と、文字領域内の背景に対応する第2の山と、を含んでいる。圧縮方式設定部135は、第1の山のピークに対応するピーク階調値(第1の山の最頻値)を文字色値を表すR成分値Rtとして特定する。一般的に、文字の面積は、背景の面積より小さいので、例えば、圧縮方式設定部135は、2つの山のピークに対応する2つのピーク階調値のうち、ヒストグラムの度数が少ない、換言すれば、ピーク高さが低いピーク階調値を、文字色値を表すR成分値Rtとして特定すれば良い。同じように、圧縮方式設定部135は、G成分のヒストグラムデータと、B成分のヒストグラムデータとを、それぞれ用いて、文字色値TCを表すG成分値Gtと、B成分値Btと、をそれぞれ特定する。
ステップS30では、圧縮方式設定部135は、ステップS25にて算出された文字色値TCを用いて、文字領域内の文字のサイズTSを特定する。先ず、図6(B)に示すように、圧縮方式設定部135は、文字色値TCおよび文字色値TCに近似する色を有する画素(文字構成画素)の数を、文字領域のY方向の位置ごとに、換言すれば、文字領域内の画素の行ごとにのカウントする。具体的には、圧縮方式設定部135は、文字色値TCを表すR成分値Rtを中心とした所定範囲AR(図6(A))を設定する。同様に、圧縮方式設定部135は、文字色値TCを表すG成分値Gtと、B成分値Btと、を中心とした所定範囲AG、AB(図示せず)を設定する。そして、圧縮方式設定部135は、R、G、Bの3個の成分値のそれぞれが、対応する所定範囲内である色を有する画素の数を、文字領域内の画素の行ごとに、カウントする。
圧縮方式設定部135は、文字構成画素のカウント数がしきい値TH以上である画素の行である文字構成行を特定し、文字構成行の最小連続数Hminを特定する。文字構成行の最小連続数Hminは、文字領域内において、文字構成行がY方向に連続する数H1、H2、H3、H4(図6(B))のうちの、最小値である。圧縮方式設定部135は、最小連続数Hminと、元画像データの解像度RS(単位は、dpi(dot per inch))と、を用いて、文字のサイズTS(単位は、ポイント(1インチ=72ポイント))を算出する。
TS=(Hmin/RS)×72 ...(1)
図6(B)から解るように、文字のサイズTSは、文字領域内の複数の文字の行の高さの最小値を表している。ここで、最小値を用いるのは、後述するように、特定された文字のサイズは、圧縮時に文字領域内の文字が読み難いか否かを判断するために用いられるからである。すなわち、文字が読み難いか否かを判断するためには、領域内の文字のうち、より小さい文字を基準とするのが好ましいと考えられる。
ステップS35では、圧縮方式設定部135は、文字のサイズTSに応じて、上述した圧縮方式の切替レベルLC(図2参照)を決定する。
図7は、文字のサイズTSと切替レベルLCとの対応表である。図7に示すように、切替レベルLCが取り得る複数個の値(本実施例では、3、4、5、6の4個(図2))のそれぞれに、文字のサイズTSの範囲が対応付けられている。図7に示すように、文字のサイズが大きくなるに連れて、切替レベルLCが段階的に高くなるように、対応関係が規定されている。
ステップS40では、圧縮方式設定部135は、図2の4個の圧縮パラメータテーブルPT1〜PT4の中から、ステップS35にて決定された切替レベルLCに対応する1個の圧縮パラメータテーブルを選択する。1個の圧縮パラメータテーブルが選択されることによって、7個の圧縮レベルに対応する7個の圧縮方式が設定される。
ステップS45では、選択レベル取得部120は、利用者によって選択される1個の圧縮レベルである選択レベルを取得する。具体的には、選択レベル取得部120のUI提供部125は、スライド型のインタフェースUI1を含むユーザインタフェース画像PIを、表示部260に表示する。選択レベル取得部120は、スライド型のインタフェースUI1を介して、1個の選択レベルを取得する。
図8は、ユーザインタフェース画像PIの一例を示す図である。図8のユーザインタフェース画像PIに含まれるスライド型のインタフェースUI1は、スライドバーSBと、利用者の操作に応じてスライドバーSBに沿って移動するスライダSDと、を含んでいる。スライダSDは、スライドバーSBに沿った7個の特定位置P1〜P7のいずれかに、移動することができる。特定位置Pn(nは、7以下の自然数)は、圧縮レベルnに対応している。利用者は、7個の特定位置P1〜P7のうち、所望の圧縮レベルに対応する位置に、スライダSDを移動させた状態で、決定ボタンBTNを押下することによって、1個の圧縮レベルを選択する。なお、圧縮率は、圧縮済みデータのデータサイズと負の相関がある。すなわち、圧縮率を示す圧縮レベルが高いほど、圧縮済みデータのデータサイズは小さくなる。従って、圧縮レベルを利用者から受け付けることは、圧縮済みデータのデータサイズのレベルを、利用者から受け付けることと同義である。本実施例では、図8のユーザインタフェースを採用しているので、利用者は、スライダSDを移動させることで、複数個の圧縮レベルの中から1個のレベルを感覚的に容易に選択できる。
ステップS50(図4)では、圧縮部130は、ステップS40にて選択された圧縮パラメータテーブルを参照して、選択レベルに対応する一組の圧縮パラメータ(図2)を取得する。
ステップS55では、圧縮部130は、ステップS50にて取得された一組の圧縮パラメータによって規定される圧縮方式、すなわち、元画像データの圧縮に用いられる圧縮方式は、高圧縮方式であるか否かを判断する。用いられる圧縮方式が高圧縮方式でない場合(ステップS55:NO)、すなわち、用いられる圧縮方式が高圧縮方式でない場合には(ステップS55:YES)、圧縮部130は、元画像データ(スキャンデータ)をJPEG圧縮処理によって圧縮して、圧縮済みデータを生成する(ステップS55)。JPEG圧縮処理に用いられる量子化テーブルは、ステップS50にて取得された圧縮パラメータによって、指定される。ステップS55にて元画像データが圧縮される処理は、第3種の処理の例である。圧縮済みデータが生成されると、処理は、ステップS75に移行される。
用いられる圧縮方式が高圧縮方式である場合(ステップS55:YES)、圧縮部130の分離部137は、元画像データから文字画像を表す文字画像データを生成する(ステップS60)。具体的には、元画像データに含まれる複数個の画素のうち、上述した複数個の文字構成画素(図6参照)の画素値を「1」とし、文字構成画素以外の複数個の画素を「0」として得られる二値データが、文字画像データとして生成される。
図5(C)には、文字画像データによって表される文字画像TIの一例が示されている。文字画像TIには、元画像SI(図5(A))に含まれる文字Ob1〜Ob4が表されているが、文字以外の要素、すなわち、下地Bg1および写真Ob5は表されていない。
ステップS65では、分離部137は、元画像データから、背景画像を表す背景画像データを生成する。具体的には、元画像データに含まれる複数個の画素のうち、上述した複数個の文字構成画素の色値を、文字構成画素の背景の画素の色値(具体的には、図6の背景色値BC(Rb、Gb、Bb))に変更することによって得られる背景画像データが生成される。背景色値BCのR成分値Rbには、図6(A)に示すように、R色成分のヒストグラムにおける背景に対応する山の最頻値が用いられる。背景色値BCのG成分値Gb、B成分値Bbは、R成分値Rbと同様に算出される。
図5(D)には、背景画像データによって表される背景画像BIの一例が示されている。背景画像BIには、元画像SI(図5(A))に含まれる文字Ob1〜Ob4が表されておらず、文字以外の要素、すなわち、下地Bg1および写真Ob5が表されている。なお、背景画像データは、元画像データと同じ階調数を有するRGB画像データである。
ステップS70では、圧縮部130は、文字画像データと背景画像データとをそれぞれ圧縮して、2個の圧縮済みデータを生成する。具体的には、圧縮部130は、文字画像データを、MMR方式を用いて圧縮して、圧縮済みの文字画像データを生成する。文字画像データが圧縮される際に、文字画像データの解像度を低下させる処理は行われず、元画像データの解像度は維持される。圧縮部130は、背景画像データを、JPEG方式を用いて圧縮して、圧縮済みの背景画像データを生成する。背景画像データが圧縮される際に、背景画像データは、圧縮パラメータによって指定される解像度が元画像データの解像度より低い場合には、背景画像データの解像度を低下させる処理が行われる。また、背景画像データが圧縮するJPEG圧縮処理に用いられる量子化テーブルは、ステップS50にて取得された圧縮パラメータによって、指定される。ステップS70にて文字画像データが圧縮される処理は、第1種の処理の例であり、ステップS70にて背景画像データが圧縮される処理は、第2種の処理の例である。
ステップS75では、ファイル生成部140は、圧縮済みデータを用いて、PDFファイルを生成する。具体的には、ファイル生成部140は、用いられる圧縮方式が通常圧縮方式である場合には、ステップS55で生成された1個の圧縮済みデータが格納された1個の通常のPDFファイルを生成する。また、ファイル生成部140は、用いられる圧縮方式が高圧縮方式である場合には、ステップS70で生成された2個の圧縮済みデータ(圧縮済みの文字画像データと、圧縮済みの背景画像データ)が格納された1個の高圧縮PDFファイルを生成する。なお、高圧縮PDFファイルには、圧縮済みの背景画像データが背景レイヤを表す画像データとして格納され、圧縮済みの文字画像データが文字色値TCと対応付けられて、前景レイヤを表す画像データとして格納される。
以上説明した第1実施例では、例えば、元画像データが20ポイントの文字を含む元画像を表す第1の元画像データであり、かつ、選択レベルが圧縮レベル4である場合には、切替レベルLCが圧縮レベル5に設定され(図7)、圧縮パラメータテーブルPT3が選択される(図2)。したがって、圧縮部130は、通常圧縮方式を用いて第1の元画像データを圧縮する。また、例えば、元画像データが10ポイントの文字を含む元画像を表す第2の元画像データであり、かつ、選択レベルが圧縮レベル4である場合には、切替レベルLCが圧縮レベル4に設定され(図7)、圧縮パラメータテーブルPT2が選択される(図2)。したがって、圧縮部130は、高圧縮方式を用いて第2の元画像データを圧縮する。このように、圧縮部130は、元画像データが、第1のサイズを有する文字を含む元画像を表す第1の元画像データであり、かつ、選択レベルが特定レベルである場合に、第1種の圧縮方式を用いて第1の元画像データを圧縮し、元画像データが、第1のサイズよりも小さな第2のサイズを有する文字を含む元画像を表す第2の元画像データであり、かつ、選択レベルが特定レベルである場合に、第1種の圧縮方式とは異なる第2種の圧縮方式を用いて第2の元画像データを圧縮し得る。すなわち、選択レベルが特定レベルである場合に、比較的大きなサイズの文字を含む元画像を表す元画像データと、比較的小さなサイズの文字を含む元画像を表す元画像データとは、それぞれ異なる圧縮方式を用いて圧縮され得る。この結果、利用者によって選択された選択レベルと、元画像に含まれる文字のサイズとに応じた適切な圧縮方式を用いて、元画像データを圧縮することができ、この結果、圧縮済みの画像データの画質を適正な画質とすることができる。
より具体的には、比較的サイズの大きな文字を含む第1の元画像データは、文字画像データと背景画像データとに分離されずに、圧縮される(通常圧縮方式)。また、比較的サイズの小さな文字を含む第2の元画像データは、二値データである文字画像データと、多階調データである背景画像データとに分離される。そして、文字画像データは、二値データの圧縮に適正した可逆圧縮方式であるMMR方式で圧縮される。背景画像データは、多階調データの圧縮に適した非可逆圧縮方式であるJPEG方式で圧縮される。この結果、文字の可読性を確保しつつ、選択レベルに応じた圧縮率を実現することができる。
さらに詳しく説明すると、本実施例では、高圧縮方式と、通常圧縮方式と、が利用可能であり、しかも、高圧縮方式と通常圧縮方式とのそれぞれとして、圧縮パラメータの違いによって、圧縮率が段階的に異なる複数の圧縮方式が利用可能である。さらに、複数段階の高圧縮方式のうちの圧縮率が比較的高い圧縮方式と、複数段階の通常圧縮方式のうちの圧縮率が比較的高い圧縮方式は、圧縮率が同程度になり得る。さらに、画質の観点から見ると、JPEG圧縮処理を含む通常圧縮方式では、文字と背景とのエッジ部分に複数段階の階調を含む輪郭領域が表れ、この輪郭領域は、圧縮率が高いほど大きくなっていく。この輪郭領域は、文字が比較的大きい場合には、文字に自然な見栄えを与えるが、文字が比較的小さい場合には、文字をぼけさせて、文字の可読性を阻害する。高圧縮方式では、文字は二値データで表されるので、文字と背景とのエッジの階調は失われるが、該二値データは解像度が維持され、可逆圧縮処理によって圧縮されるので、エッジがシャープになるる。この結果、高圧縮方式では、圧縮率に拘わらずに、文字の可読性は維持される。すなわち、圧縮率が互いにほぼ等しい通常圧縮方式と高圧縮方式のうち、適正な画質を実現できる圧縮方式は、元画像内の文字の大きさによって異なると考えられる。仮に、利用者に、所望の画質と、所望の圧縮率と、を勘案して、全ての利用可能な圧縮方式の中から適切な圧縮方式を選択させるとすれば、利用者に対して過度な負担になる可能性があった。本実施例によれば、利用者は、圧縮の程度(圧縮率の高さ)を示す複数個の圧縮レベルを選択することによって、容易に、所望の圧縮の程度で圧縮され、かつ、適正な画質を有する圧縮済みの画像データを取得することができる。
さらに、本実施例によれば、元画像データが、20ポイントの文字を含む元画像を表す第1の元画像データであり、かつ、選択レベルが、圧縮レベル4である場合には、圧縮部130は、通常圧縮方式を用いて第1の元画像データを圧縮する。一方、元画像データが、第1の元画像データであり、かつ、選択レベルが、圧縮レベル4より高い圧縮率を示す圧縮レベル5である場合には、圧縮部130は、高圧縮方式を用いて第1の元画像データを圧縮する。すなわち、同じ第1の元画像データを圧縮する場合であっても、利用者によって選択された選択レベルが異なる場合には、異なる圧縮方式が用いられ得る。この結果、選択レベルに応じた適切な圧縮方式を用いて元画像データを圧縮できるので、圧縮済みの画像データの画質を適正な画質とすることができる。
さらに、図2および図3を参照して説明したように、選択レベルが、圧縮レベル(LC−1)である場合に、第1の元画像データを通常圧縮方式を用いて圧縮することによって得られる第1の圧縮済みデータのサイズは、選択レベルが圧縮レベルLC(切替レベルLC)である場合に、第1の元画像データを高圧縮方式を用いて圧縮することによって得られる第2の圧縮済みデータのサイズ(圧縮済みの文字画像データと圧縮済みの背景画像データの合計サイズ)よりも大きい。この結果、採用される圧縮方式が切り替わる切替レベルLCの前後においても、圧縮レベルが高くなると、圧縮済みのデータのサイズが低くなるので、選択レベルに応じて、適正なサイズに圧縮された圧縮済みデータを生成することができる。
さらに、上記構成によれば、圧縮方式設定部135は、元画像データに応じて、選択可能な圧縮レベルの数を変更することなく、切替レベルLCを変更する。例えば、圧縮方式設定部135は、元画像データが20ポイントの文字を含む元画像を表す場合には、7個のレベルのうちの4個のレベルを通常圧縮方式に設定すると共に、3個のレベルを高圧縮方式に設定し、元画像データが10ポイントの文字を含む元画像を表す場合には、7個のレベルのうちの3個のレベルを通常圧縮方式に設定すると共に、4個のレベルを高圧縮方式に設定する。この結果、利用者によって選択された選択レベルと、元画像データとに応じて適切に設定された圧縮方式を用いて、元画像データを圧縮することができる。この結果、利用者によって選択可能な圧縮レベルの数を、一定値に維持しつつ、元画像データに応じて、第1種の圧縮方式に対応する圧縮レベルの数と、第2種の圧縮レベルに対応する圧縮レベルの数とが、適切に変更される。したがって、選択レベルよって示される圧縮率で圧縮された画像データを、適切な画質で生成することができる。
なお、圧縮方式設定部135は、元画像データを解析することによって元画像内の文字のサイズを特定し、元画像内の文字のサイズに応じて、複数個のレベルに対応する複数個の圧縮方式を設定する(図2、図6、図7)。この結果、元画像内の文字のサイズに応じて、圧縮レベルごとに適切な圧縮方式を設定することができる。
B.第2実施例
第1実施例の画像処理(図4)では、元画像データを解析することによって、文字のサイズを特定して、文字のサイズに応じて、圧縮方式の切替レベルLCを決定している(図4:ステップS20〜S35)。第2実施例の画像処理では、これに代えて、文字認識処理を利用して、圧縮方式の切替レベルLCを決定する。
図9は、第2実施例の画像処理のフローチャートである。ステップS100およびステップS105では、図4のステップS10およびS15と同一の処理が実行されて、元画像データ(スキャンデータ)が取得される。ステップS110では、圧縮方式設定部135は、元画像データを、圧縮パラメータテーブルPT4の圧縮レベル1、3〜5に対応するの4個の通常圧縮方式でそれぞれ圧縮して、4個の圧縮済みデータを生成する。4個の通常圧縮方式に含まれるJPEG圧縮処理は、用いられる量子化テーブルがそれぞれ異なる。
ステップS115では、圧縮方式設定部135は、4個の圧縮済みデータに対して、それぞれ文字認識処理を実行する。具体的には、圧縮方式設定部135を、処理対象の圧縮済みデータを解凍して、解凍済みの画像データを生成する。圧縮方式設定部135は、解凍済みの画像データに対して、公知のOCR処理の文字認識アルゴリズムを用いる認識処理を実行して、解凍済みの画像データによって表される画像に含まれる複数個の文字を特定する。JPEG圧縮処理を含む通常圧縮方式は、非可逆圧縮方式であるので、解凍済みの画像データによって表される画像の画質は、元画像データと比較して低下している。具体的には、高い圧縮レベルの通常圧縮方式に対応する解凍済みの画像データによって表される画像ほど、文字のエッジがぼけていると考えられる。したがって、高い圧縮レベルの通常圧縮方式で元画像データを圧縮して得られる圧縮済みデータに対する文字認識処理の結果ほど、文字の認識精度が低いと考えられる。以下、特定の圧縮レベルの通常圧縮方式で元画像データを圧縮して得られる圧縮済みデータに対する文字認識処理の結果を、単に、「特定の圧縮レベルの文字認識結果」と呼ぶ。
文字認識結果は、例えば、処理対象の画像内に認識された文字の種類を表す文字コード(例えば、アスキーコード)と、認識された文字の画像内における位置を表す座標と、を含んでいる。
ステップS120では、圧縮方式設定部135は、基準レベルと評価対象レベルとをそれぞれ初期設定する。基準レベルは、最も圧縮率が低い、すなわち、最も画質が高い圧縮レベル1に設定される。評価対象レベルは、切替レベルLCとなり得る圧縮レベルのうち、最も圧縮率が低い圧縮レベル3に設定される。
ステップS125では、圧縮方式設定部135は、基準レベルの文字認識結果と、評価対象レベルの文字認識結果と、の差分量DVを算出する。具体的には、圧縮方式設定部135は、基準レベルの文字認識結果において認識された複数個の文字(基準文字とも呼ぶ)のそれぞれと、評価対象レベルの文字認識結果において、基準文字の位置と対応する画像内の位置に特定された文字(対応文字)と、が一致しているか否かを、基準文字ごとに判断する。圧縮方式設定部135は、基準文字と対応文字とが一致していない場合に、差分量DVをインクリメントすることによって、差分量DVを算出する。
ステップS130では、圧縮方式設定部135は、差分量DVが所定のしきい値THより大きいか否かを判断する。差分量DVが所定のしきい値TH以下である場合には(ステップS130:NO)、圧縮方式設定部135は、現在の評価対象レベルが、評価対象レベルの対象となる圧縮レベルの最大値である圧縮レベル5であるか否かを判断する(ステップS135)。現在の評価対象レベルのが圧縮レベル5ではない場合には(ステップS135:NO)、圧縮方式設定部135は、現在の評価対象レベルより1段階高い圧縮レベルに、評価対象レベルを変更して(ステップS140)、処理をステップS125に戻す。現在の評価対象レベルが圧縮レベル5である場合(ステップS135:YES)、および、差分量DVが所定のしきい値THより大きい場合には(ステップS130:YES)、圧縮方式設定部135は、処理をステップS145に移行する。ステップS145では、圧縮方式設定部135は、圧縮方式の切替レベルLCを現在の評価対象レベルに決定する。
ステップS150では、図4のステップS40〜S75までの処理と同一の処理が実行される。この結果、第1実施例の画像処理と同様に元画像データに基づく圧縮済みデータが格納されたPDFファイルが生成される。
上記第2実施例によれば、圧縮方式設定部135は、差分量DVが所定のしきい値THより大きくなるまで、圧縮レベル5を限度として、評価対象レベルを1段階ずつ高くしながら、差分量DVの算出と、差分量DVとしきい値との比較と、を繰り返す。そして、圧縮方式設定部135は、差分量DVが所定のしきい値THより大きくなった時点、あるいは、評価対象レベルが圧縮レベル5であるにも拘わらずに、差分量DVが所定のしきい値TH以下となった時点で設定されている評価対象レベルに、切替レベルLCを決定する。差分量DVは、文字認識処理を行った場合に、対象画像内の文字の誤認識が発生する程度を表す評価値である。対象画像内の文字のぼけや、対象画像内の文字の大きさなどによって、対象画像内に文字が明瞭に表現されていない場合には、差分量DVが大きくなると考えられる。したがって、差分量DVは、対象画像内の文字の読み難さを評価する評価値であると言うことができる。したがって、上述の処理は、圧縮方式設定部135は、通常圧縮方式を用いて圧縮した場合の文字の読み難さを、圧縮レベルを1段階ずつ上げながら評価していき、文字の読み難さが基準より大きくなった圧縮レベルから、圧縮方式を高圧縮方式に切り替えるように、切替レベルLCを決定していると言うことができる。上記構成によれば、文字認識処理を利用して、適切な切替レベルLCを決定することによって、圧縮レベルごとに適切な圧縮方式を設定することができる。したがって、第1実施例の画像処理と同様の作用・効果を実現することができる。
なお、一般的に、スキャンデータ内の文字のぼけの程度は、スキャナ300の特性に依存するので、複数の元画像データが、同じスキャナ300を用いて生成されたである場合には、複数の元画像データ内の文字のぼけの程度は、ほぼ同じであると考えられる。したがって、同じスキャナ300を用いて生成された複数の元画像データの間の文字の読み難さの差は、主として文字のサイズに依存すると考えられる。したがって、第2実施例の画像処理でも、第1実施例の画像処理と同様に、結果的に、文字のサイズが大きくなるに連れて、切替レベルLCが段階的に高くなるように、切替レベルLCが決定される。このために、第2実施例では、結果的に、第1実施例と同様に、圧縮部130は、元画像データが、第1のサイズを有する文字を含む元画像を表す第1の元画像データであり、かつ、選択レベルが特定レベルである場合に、通常圧縮方式を用いて第1の元画像データを圧縮し、元画像データが、第1のサイズよりも小さな第2のサイズを有する文字を含む元画像を表す第2の元画像データであり、かつ、選択レベルが特定レベルである場合に、高圧縮方式を用いて第2の元画像データを圧縮する。
C.変形例:
(1)上記第1実施例において、利用者が選択可能な圧縮レベルの数(7個)は、一例であり、また、圧縮レベルの個数のうち、切替レベルLCに設定され得る圧縮レベルの個数(圧縮レベル3、4、5、6の4個)は、一例である。一般的に言えば、圧縮レベルの個数は、3以上の任意の整数Mに設定され得る。そして、切替レベルLCは、2以上M以下の整数に設定され得る。そして、元画像データ内の文字のサイズが大きい場合ほど、通常圧縮方式に設定される圧縮レベルの数が多くされ、高圧縮方式に設定される圧縮レベルの数が少なくされることが好ましい。換言すれば、圧縮方式設定部135は、元画像データが第1のサイズの文字を含む元画像を表す第1の元画像データである場合には、複数個のレベルのうちのa1個のレベルを通常圧縮方式に設定すると共に、a2個のレベルを高圧縮方式に設定することが好ましい。そして、圧縮方式設定部135は、元画像データが第1のサイズより小さな第2のサイズの文字を含む元画像を表す第2の元画像データである場合には、複数個のレベルのうちのb1個のレベルを通常圧縮方式に設定すると共に、b2個のレベルを高圧縮方式に設定することが好ましい。a1、a2、b1、b2は、b1<a1、かつ、b2>a2、かつ、a1+a2=b1+b2(=M)を満足することが好ましい(a1、a2、b1、b2は、1以上の整数)。b1<a1、かつ、b2>a2の条件が満たされる場合には、a1≧2、b2≧2であるから、M=a1+a2=b1+b2≧3が満たされる。
(2)上記第2実施例において、文字認識処理の結果が比較される基準画像データには、圧縮レベル1の通常圧縮方式で元画像データを圧縮して得られる圧縮済みデータが用いられているが、これに限られない。例えば、基準画像データは、元画像データであっても良いし、圧縮レベル2の通常圧縮方式で元画像データを圧縮して得られる圧縮済みデータであっても良い。一般的に言えば、圧縮方式設定部135は、(a)元画像データおよび元画像データから得られる画像データのうちの一方である基準画像データに対して文字認識処理を実行することによって、基準画像データによって表される基準画像に含まれる複数個の文字を特定し、(b)複数個の圧縮レベルのうちの1個のレベルに対応する圧縮パラメータを用いる通常圧縮方式を用いて、元画像データを圧縮して圧縮済みデータを生成し、(c)圧縮済みデータに対して文字認識処理を実行することによって、圧縮済みデータによって表される圧縮画像に含まれる複数個の文字を特定し、(d)基準画像に含まれる複数個の文字の特定結果と、圧縮画像に含まれる複数個の文字の特定結果と、に基づいて、複数個のレベルに対応する複数個の圧縮方式を設定すれば良い。
また、評価対象レベルの通常圧縮方式で元画像データを圧縮して得られる圧縮済みデータと、基準画像データとの比較は、文字認識処理を利用する手法に代えて、他の手法を用いても良い。例えば、圧縮方式設定部135は、評価対象の圧縮済み画像データによって表される画像内の1部または全部の文字および文字周辺の領域を表す複数個の画素と、基準画像データによって表される基準画像内の対応する複数個の画素と、間の画素値の差分量ΔV2を算出する。そして、この差分量ΔV2を、第2実施例における差分量ΔVに代えて、文字の読み難さを示す評価値として採用しても良い。
(3)上記各実施例における第1種の圧縮方式としての通常圧縮方式、および、第2種の圧縮方式としての高圧縮方式は、一例であり、これに限られない。第1種の圧縮方式には、圧縮レベルが高くなるに連れて、文字の可読性が損なわれる得る圧縮方式であれば良く、例えば、解像度、階調性、使用される色数、取り得る色数(色データのビット数)などの各種の画像データの属性の全部または一部を、所定のルールに従って、低下させていく圧縮処理や、これらの圧縮処理とJPEG圧縮処理とを組合わせた圧縮処理などが用いられ得る。第2種の圧縮方式には、第1種の圧縮方式と比較して、文字の可読性が損なわれ難い圧縮方式であれば良い。例えば、背景画像データの圧縮方式が上記実施例とは異なっていても良く、例えば、背景画像データの圧縮方式に、上述した第1種の圧縮方式の変形例と同様な圧縮方式が用いられても良い。また、文字画像データの圧縮方式には、例えば、取り得る色数(色データのビット数)を減少させる処理と、Deflate圧縮などの可逆圧縮とを組合わせた圧縮処理などが採用されても良い。
(4)図8に示す利用者から選択レベルを受け付けるためのインタフェースUI1は、一例であり、これに限られない。例えば、選択レベルを数値で所定の入力欄に入力するタイプのユーザインタフェースが用いられても良く、複数個の圧縮レベルにそれぞれ対応する複数個のラジオボタンが配置され、複数個のラジオボタンのうちの1個のラジオボタンを選択するタイプのユーザインタフェースが用いられても良い。
(5)上記各実施例では、通常圧縮方式では、量子化テーブルA1〜A5が使用され、高圧縮方式では、別の量子化テーブルB1〜B4が使用されている。(図2、図3)。これに代えて、圧縮率がそれぞれ異なる複数個の量子化テーブルC1〜Ck(kは、圧縮レベルの個数以上の自然数)が準備され、量子化テーブルC1〜Ckが、通常圧縮方式と高圧縮方式とで共通に用いられても良い。
(6)上記各実施例では、3個の成分値を画素ごとに含むカラーのスキャンデータが元画像データとして用いられているが、例えば、1個の成分値を画素に含むモノクロのスキャンデータが元画像データとして用いられても良い。また、元画像データはスキャンデータに限らず、描画作成や文書作成などのアプリケーションプログラムを用いて作成された画像データであっても良い。
(7)上記各実施例では、スキャナドライバ100の画像処理機能は、計算機200によって実現されているが、これに代えて、複合機、デジタルカメラ、スキャナなどが備える制御装置、または、これらの機器とネットワークを介して通信可能なサーバによって実現されてもよい。例えば、計算機200からの読み取り指示に基づいて、スキャナ300はスキャンデータを生成して、所定のサーバに該スキャンデータを送信する。サーバは、該スキャンデータを用いて、上記各実施例の画像処理(図4、図9)を実行して、高圧縮PDFファイルを生成して、スキャナ300または計算機200に送信しても良い。また、当該画像処理機能は、1つの装置で実現されてもよいし、これに代えて、ネットワークを介して接続される複数の装置(例えば、スキャナまたは複合機と、サーバ)によって、実現されても良い。この場合には、当該画像処理機能を実現する複数の装置を備えるシステムが、画像処理装置に相当する。
(8)上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
100...スキャナドライバ、110...画像データ取得部、120...選択レベル取得部、125...UI提供部、130...圧縮部、135...圧縮方式設定部、137...分離部、140...ファイル生成部、200...計算機、210...CPU、240...揮発性記憶装置、260...表示部、270...操作部、280...通信部、290...不揮発性記憶装置、291...ドライバプログラム、292...圧縮パラメータテーブル群、300...スキャナ、UI1...インタフェース

Claims (13)

  1. 画像処理装置であって、
    元画像を表す元画像データを取得する画像データ取得部と、
    圧縮の程度を示す複数個のレベルの中から、利用者によって選択される1個のレベルである選択レベルを取得する選択レベル取得部と、
    前記元画像データと前記選択レベルとに応じて、前記元画像データを圧縮する圧縮部と、
    を備え、
    前記圧縮部は、
    前記元画像データが第1のサイズを有する文字を含む元画像を表す第1の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記複数個のレベルのうちの特定レベルである場合に、第1種の圧縮方式を用いて前記第1の元画像データを圧縮し、
    前記元画像データが前記第1のサイズよりも小さな第2のサイズを有する文字を含む元画像を表す第2の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記特定レベルである場合に、前記第1種の圧縮方式とは異なる第2種の圧縮方式を用いて前記第2の元画像データを圧縮し、
    前記元画像データが前記第1の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが第1のレベルである場合に、前記第1種の圧縮方式を用いて前記第1の元画像データを圧縮し、
    前記元画像データが前記第1の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記第1のレベルと異なる第2のレベルであって、前記第1のレベルより高い前記圧縮の程度を示す前記第2のレベルである場合に、前記第2種の圧縮方式を用いて前記第1の元画像データを圧縮する、画像処理装置。
  2. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記第2のレベルは、前記第1のレベルよりも1段階高い前記圧縮の程度を示し、
    前記選択レベルが前記第1のレベルである場合に、前記第1の元画像データを前記第1種の圧縮方式を用いて圧縮することによって得られる第1の圧縮済みデータのサイズは、前記選択レベルが前記第2のレベルである場合に、前記第1の元画像データを前記第2種の圧縮方式を用いて圧縮することによって得られる第2の圧縮済みデータのサイズよりも大きい、画像処理装置。
  3. 画像処理装置であって、
    元画像を表す元画像データを取得する画像データ取得部と、
    圧縮の程度を示す複数個のレベルの中から、利用者によって選択される1個のレベルである選択レベルを取得する選択レベル取得部と、
    前記元画像データと前記選択レベルとに応じて、前記元画像データを圧縮する圧縮部と、
    を備え、
    前記圧縮部は、
    前記元画像データが第1のサイズを有する文字を含む元画像を表す第1の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記複数個のレベルのうちの特定レベルである場合に、第1種の圧縮方式を用いて前記第1の元画像データを圧縮し、
    前記元画像データが前記第1のサイズよりも小さな第2のサイズを有する文字を含む元画像を表す第2の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記特定レベルである場合に、前記第1種の圧縮方式とは異なる第2種の圧縮方式を用いて前記第2の元画像データを圧縮し、
    前記圧縮部は、前記元画像データを用いて、前記複数個のレベルに対応する複数個の圧縮方式を設定する圧縮方式設定部を備え、
    前記圧縮方式設定部は、
    前記元画像データが前記第1の元画像データである場合には、前記複数個のレベルのうちのa1個のレベルを前記第1種の圧縮方式に設定すると共に、a2個のレベルを前記第2種の圧縮方式に設定し、
    前記元画像データが前記第2の元画像データである場合には、前記複数個のレベルのうちのb1個のレベルを前記第1種の圧縮方式に設定すると共に、b2個のレベルを前記第2種の圧縮方式に設定し、
    a1、a2、b1、b2は、
    b1<a1、
    b2>a2、
    a1+a2=b1+b2を満足する、画像処理装置。
  4. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記圧縮方式設定部は、
    前記元画像データを解析することによって前記元画像内の文字のサイズを特定し、
    前記元画像内の文字のサイズに応じて、前記複数個のレベルに対応する複数個の圧縮方式を設定する、画像処理装置。
  5. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記圧縮方式設定部は、
    (a)前記元画像データおよび前記元画像データから得られる画像データのうちの一方である基準画像データに対して文字認識処理を実行することによって、前記基準画像データによって表される基準画像に含まれる複数個の文字を特定し、
    (b)前記複数個のレベルのうちの1個のレベルに対応する圧縮パラメータを用いる前記第1種の圧縮方式を用いて、前記元画像データを圧縮して圧縮済みデータを生成し、
    (c)前記圧縮済みデータに対して前記文字認識処理を実行することによって、前記圧縮済みデータによって表される圧縮画像に含まれる複数個の文字を特定し、
    (d)前記基準画像に含まれる複数個の文字の特定結果と、前記圧縮画像に含まれる複数個の文字の特定結果と、に基づいて、前記複数個のレベルに対応する複数個の圧縮方式を設定する、画像処理装置。
  6. 画像処理装置であって、
    元画像を表す元画像データを取得する画像データ取得部と、
    圧縮の程度を示す複数個のレベルの中から、利用者によって選択される1個のレベルである選択レベルを取得する選択レベル取得部と、
    前記元画像データと前記選択レベルとに応じて、前記元画像データを圧縮する圧縮部と、
    を備え、
    前記圧縮部は、
    前記元画像データが第1のサイズを有する文字を含む元画像を表す第1の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記複数個のレベルのうちの特定レベルである場合に、第1種の圧縮方式を用いて前記第1の元画像データを圧縮し、
    前記元画像データが前記第1のサイズよりも小さな第2のサイズを有する文字を含む元画像を表す第2の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記特定レベルである場合に、前記第1種の圧縮方式とは異なる第2種の圧縮方式を用いて前記第2の元画像データを圧縮し、
    前記圧縮部は、前記元画像データを、文字画像を表す文字画像データと背景画像を表す背景画像データとに、分離する分離部であって、前記背景画像は、前記元画像から文字が消去された画像を表す、前記分離部を備え、
    前記第2種の圧縮方式は、前記文字画像データを圧縮する第1種の処理と、前記背景画像データを前記第1種の処理とは異なる方式で圧縮する第2種の処理と、を含み、
    前記第1種の圧縮方式は、前記元画像データを前記文字画像データと前記背景画像データとに分離せずに、前記元画像データを圧縮する第3種の処理を含む、画像処理装置。
  7. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記圧縮部は、前記元画像データを用いて、前記複数個のレベルに対応する複数個の圧縮方式を設定し、
    前記複数個のレベルのうち、第3のレベルと、前記第3のレベルよりも高い前記圧縮の程度を示す第4のレベルと、にそれぞれ前記第1種の圧縮方式が設定される場合に、
    前記第3のレベルに対応する前記第1種の圧縮方式は、前記元画像データから得られる第1の解像度を有する画像データに対して、第1の量子化テーブルを用いるJPEG圧縮を実行する前記第3種の処理を含み、
    前記第4のレベルに対応する前記第1種の圧縮方式は、前記元画像データから得られる前記第1の解像度を有する画像データに対して、前記第1の量子化テーブルより前記圧縮の程度が高い第2の量子化テーブルを用いるJPEG圧縮を実行する前記第3種の処理を含む、画像処理装置。
  8. 請求項または請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記圧縮部は、前記元画像データを用いて、前記複数個のレベルに対応する複数個の圧縮方式を設定し、
    前記複数個のレベルのうち、第5のレベルと、前記第5のレベルよりも高い前記圧縮の程度を示す第6のレベルと、にそれぞれ前記第2種の圧縮方式が設定される場合に、
    前記第5のレベルに対応する前記第2種の圧縮方式は、第2の解像度を有する前記文字画像データを圧縮する前記第1種の処理と、第3の解像度を有する前記背景画像データを圧縮する前記第2種の処理と、を含み、
    前記第6のレベルに対応する前記第2種の圧縮方式は、前記第2の解像度を有する前記文字画像データを圧縮する前記第1種の処理と、前記第3の解像度より低い第4の解像度を有する前記背景画像データを圧縮する前記第2種の処理と、を含む、画像処理装置。
  9. 請求項ないし請求項のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記圧縮部は、前記元画像データを用いて、前記複数個のレベルに対応する複数個の圧縮方式を設定し、
    前記複数個のレベルのうち、第7のレベルと、前記第7のレベルよりも高い前記圧縮の程度を示す第8のレベルと、にそれぞれ前記第2種の圧縮方式が設定される場合に、
    前記第7のレベルに対応する前記第2種の圧縮方式は、第の解像度を有する前記文字画像データを圧縮する前記第1種の処理と、前記背景画像データに対して、第3の量子化テーブルを用いるJPEG圧縮を実行する前記第2種の処理を含み、
    前記第8のレベルに対応する前記第2種の圧縮方式は、前記第の解像度を有する前記文字画像データを圧縮する前記第1種の処理と、前記背景画像データに対して、前記第3の量子化テーブルより前記圧縮の程度が高い第4の量子化テーブルを用いるJPEG圧縮を実行する前記第2種の処理を含む、画像処理装置。
  10. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記選択レベル取得部は、スライドバーと、利用者の操作に応じて前記スライドバーに沿って移動するスライダと、を含むユーザインタフェースであって、前記スライドバーに沿った前記スライダの複数個の特定位置は、前記複数個のレベルに対応する、前記ユーザインタフェースを表示部に提供するユーザインタフェース提供部を備え、
    前記選択レベル取得部は、前記ユーザインタフェースを介して、利用者によって選択される1個のレベルである前記選択レベルを取得する、画像処理装置。
  11. コンピュータプログラムであって、
    元画像を表す元画像データを取得する画像データ取得機能と、
    圧縮の程度を示す複数個のレベルの中から、利用者によって選択される1個のレベルである選択レベルを取得する選択レベル取得機能と、
    前記元画像データと前記選択レベルとに応じて、前記元画像データを圧縮する圧縮機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記圧縮機能は、
    前記元画像データが、第1のサイズを有する文字を含む元画像を表す第1の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記複数個のレベルのうちの特定レベルである場合に、第1種の圧縮方式を用いて前記第1の元画像データを圧縮し、
    前記元画像データが、前記第1のサイズよりも小さな第2のサイズを有する文字を含む元画像を表す第2の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記特定レベルである場合に、前記第1種の圧縮方式とは異なる第2種の圧縮方式を用いて前記第2の元画像データを圧縮し、
    前記元画像データが前記第1の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが第1のレベルである場合に、前記第1種の圧縮方式を用いて前記第1の元画像データを圧縮し、
    前記元画像データが前記第1の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記第1のレベルと異なる第2のレベルであって、前記第1のレベルより高い前記圧縮の程度を示す前記第2のレベルである場合に、前記第2種の圧縮方式を用いて前記第1の元画像データを圧縮する、コンピュータプログラム。
  12. コンピュータプログラムであって、
    元画像を表す元画像データを取得する画像データ取得機能と、
    圧縮の程度を示す複数個のレベルの中から、利用者によって選択される1個のレベルである選択レベルを取得する選択レベル取得機能と、
    前記元画像データと前記選択レベルとに応じて、前記元画像データを圧縮する圧縮機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記圧縮機能は、
    前記元画像データが、第1のサイズを有する文字を含む元画像を表す第1の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記複数個のレベルのうちの特定レベルである場合に、第1種の圧縮方式を用いて前記第1の元画像データを圧縮し、
    前記元画像データが、前記第1のサイズよりも小さな第2のサイズを有する文字を含む元画像を表す第2の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記特定レベルである場合に、前記第1種の圧縮方式とは異なる第2種の圧縮方式を用いて前記第2の元画像データを圧縮し、
    前記圧縮機能は、前記元画像データを用いて、前記複数個のレベルに対応する複数個の圧縮方式を設定する圧縮方式設定機能を備え、
    前記圧縮方式設定機能は、
    前記元画像データが前記第1の元画像データである場合には、前記複数個のレベルのうちのa1個のレベルを前記第1種の圧縮方式に設定すると共に、a2個のレベルを前記第2種の圧縮方式に設定し、
    前記元画像データが前記第2の元画像データである場合には、前記複数個のレベルのうちのb1個のレベルを前記第1種の圧縮方式に設定すると共に、b2個のレベルを前記第2種の圧縮方式に設定し、
    a1、a2、b1、b2は、
    b1<a1、
    b2>a2、
    a1+a2=b1+b2を満足する、コンピュータプログラム。
  13. コンピュータプログラムであって、
    元画像を表す元画像データを取得する画像データ取得機能と、
    圧縮の程度を示す複数個のレベルの中から、利用者によって選択される1個のレベルである選択レベルを取得する選択レベル取得機能と、
    前記元画像データと前記選択レベルとに応じて、前記元画像データを圧縮する圧縮機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記圧縮機能は、
    前記元画像データが、第1のサイズを有する文字を含む元画像を表す第1の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記複数個のレベルのうちの特定レベルである場合に、第1種の圧縮方式を用いて前記第1の元画像データを圧縮し、
    前記元画像データが、前記第1のサイズよりも小さな第2のサイズを有する文字を含む元画像を表す第2の元画像データであり、かつ、前記選択レベルが前記特定レベルである場合に、前記第1種の圧縮方式とは異なる第2種の圧縮方式を用いて前記第2の元画像データを圧縮し、
    前記圧縮機能は、前記元画像データを、文字画像を表す文字画像データと背景画像を表す背景画像データとに、分離する分離機能であって、前記背景画像は、前記元画像から文字が消去された画像を表す、前記分離機能を備え、
    前記第2種の圧縮方式は、前記文字画像データを圧縮する第1種の処理と、前記背景画像データを前記第1種の処理とは異なる方式で圧縮する第2種の処理と、を含み、
    前記第1種の圧縮方式は、前記元画像データを前記文字画像データと前記背景画像データとに分離せずに、前記元画像データを圧縮する第3種の処理を含む、コンピュータプログラム。
JP2012286234A 2012-12-27 2012-12-27 画像処理装置およびコンピュータプログラム Active JP6056468B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012286234A JP6056468B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 画像処理装置およびコンピュータプログラム
US14/138,841 US9137418B2 (en) 2012-12-27 2013-12-23 Image processing device and computer-readable storage medium storing computer-readable instructions

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012286234A JP6056468B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 画像処理装置およびコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014128025A JP2014128025A (ja) 2014-07-07
JP6056468B2 true JP6056468B2 (ja) 2017-01-11

Family

ID=51016904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012286234A Active JP6056468B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 画像処理装置およびコンピュータプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9137418B2 (ja)
JP (1) JP6056468B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6354253B2 (ja) * 2014-03-26 2018-07-11 富士通株式会社 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム
US9531920B2 (en) 2015-01-30 2016-12-27 Kyocera Document Solutions Inc. Digital image color plane compression
US9363416B1 (en) 2015-01-30 2016-06-07 Kyocera Document Solutions Inc. Digital image attribute plane compression
US9363422B1 (en) * 2015-01-30 2016-06-07 Kyocera Document Solutions Inc. Cell-based compression with edge detection and interleaved encoding
US9319565B1 (en) 2015-01-30 2016-04-19 Kyocera Document Solutions Inc. Interleaved encoding of compressed attribute and color planes
US9380304B1 (en) 2015-01-30 2016-06-28 Kyocera Document Solutions Inc. Cell-based compression with edge detection
JP2017163390A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 富士通株式会社 情報処理装置、データ圧縮方法、及び、データ圧縮プログラム
JP6955680B2 (ja) * 2018-03-23 2021-10-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置
JP2021044687A (ja) * 2019-09-11 2021-03-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理装置、画像処理方法
CN112749138A (zh) * 2019-10-31 2021-05-04 伊姆西Ip控股有限责任公司 用于处理数据的方法、电子设备和计算机程序产品
US11991335B2 (en) 2021-08-23 2024-05-21 Kyocera Document Solutions Inc. High-speed cell-based image compression

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05225378A (ja) 1991-06-03 1993-09-03 Fujitsu Ltd 文書画像の領域分割システム
US5479587A (en) * 1992-09-03 1995-12-26 Hewlett-Packard Company Page printer having adaptive data compression for memory minimization
US5483622A (en) * 1992-09-03 1996-01-09 Hewlett-Packard Company Page printer having automatic font compression
JPH10224225A (ja) * 1997-02-10 1998-08-21 Fuji Xerox Co Ltd データ圧縮自動選択方法および装置
JPH11167623A (ja) * 1997-12-03 1999-06-22 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法
JP3837897B2 (ja) * 1998-03-20 2006-10-25 コニカミノルタフォトイメージング株式会社 デジタルカメラ
JP2000250718A (ja) * 1999-02-25 2000-09-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像圧縮伸長装置
AU2001241620A1 (en) * 2000-02-22 2001-09-03 Visualgold.Com, Inc. System and method for image processing
JP2002135598A (ja) * 2000-10-18 2002-05-10 Sharp Corp 画像処理装置及び画像処理方法
JP4558232B2 (ja) 2001-03-26 2010-10-06 株式会社リコー 画像処理方法、画像処理装置および画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2005236660A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置および画像処理プログラム
JP4747780B2 (ja) * 2005-10-26 2011-08-17 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP2010028798A (ja) 2008-07-22 2010-02-04 Toshiba Corp 画像読取装置および画像読取方法
US8908984B2 (en) * 2009-10-05 2014-12-09 I.C.V.T. Ltd. Apparatus and methods for recompression of digital images
JP5036844B2 (ja) * 2010-04-15 2012-09-26 シャープ株式会社 画像圧縮装置、画像出力装置、画像読取装置、画像圧縮方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP2012074852A (ja) 2010-09-28 2012-04-12 Sharp Corp 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
US9137418B2 (en) 2015-09-15
US20140185103A1 (en) 2014-07-03
JP2014128025A (ja) 2014-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6056468B2 (ja) 画像処理装置およびコンピュータプログラム
JP5875637B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP6229415B2 (ja) 画像処理装置およびコンピュータプログラム
JP5939154B2 (ja) 画像処理装置およびコンピュータプログラム
JP6248755B2 (ja) 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
CN104683634A (zh) 判定装置和便携式终端装置
JP5874497B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
US20110187732A1 (en) Image processing device and non-transitory computer-readable storage medium
JP6743092B2 (ja) 画像処理装置、画像処理の制御方法、及びプログラム
US20160364626A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, image processing system, and non-transitory computer readable medium
JP4364809B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、及び記録媒体
US8971647B2 (en) Image compression apparatus, image compression method, and storage medium
JPH10302061A (ja) デジタルカラー画像のカラーキャスト除去及びコントラスト強調を組み合わせたデジタル処理方法
KR20190073516A (ko) 화상 처리 장치, 디지털 카메라, 화상 처리 프로그램, 및 기록 매체
JP6698057B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
US8873107B2 (en) Image processing apparatus, medium, and method generating foreground image expressing color in specific region based on input image and determined image attributes
JP5933987B2 (ja) 画像符号化装置及びその制御方法
JP5873272B2 (ja) 画像符号化装置及びその制御方法
JP4228905B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
US20170220888A1 (en) Image processing apparatus, image processing method and storage medium
JP2005190010A (ja) 画像処理装置
JP2012119798A (ja) 画像生成方法、画像生成装置及びプログラム
RU2737001C1 (ru) Устройство и способ обработки изображений и носитель данных
JP2008147714A (ja) 画像処理装置およびその方法
JP5597028B2 (ja) 画像復号装置及びその制御方法、並びにプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6056468

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150