JP6341085B2 - 画像処理装置、および、コンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本明細書は、画像データを用いて、画像に対する補正を行う画像処理に関し、特に、画像内の背景色に関する補正を行う画像処理に関する。
画像データを用いて、画像内の背景色に関する補正処理を行う技術が知られている。例えば、特許文献1には、画像内の色分布を示すヒストグラムに基づいて、背景色を白色に変更するように補正曲線を決定し、画像内の全ての画素の値を、当該補正曲線を用いて補正する技術が開示されている。
特開2000−253250号公報
しかしながら、上記技術では、画像の特徴によっては、適切な補正を行うことができず、補正済の画像の画質が不十分となる可能性があった。例えば、画像内の全ての画素の値が補正されることによって、画像内の一部の領域の色が消えてしまう可能性があった。
本明細書は、背景色に関する補正を行う際に、補正済の画像の画質を向上できる新たな技術を開示する。
本明細書に開示された技術は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]対象画像を表す対象画像データを取得する取得部と、
前記対象画像データ内の特定割合以上の画素の値が、前記対象画像の背景色に基づいて決定される第1の範囲内に含まれるか否かを判断する判断部と、
前記特定割合以上の画素の値が前記第1の範囲内に含まれる場合に、前記対象画像データに対して第1の補正処理を実行し、前記特定割合以上の画素の値が前記第1の範囲内に含まれない場合に、前記対象画像データに対して第2の補正処理を実行する補正部であって、前記第1の補正処理は、前記対象画像データ内の複数個の画素のうち、前記背景色を示す値を含む第2の範囲内の値を有する画素と、前記第2の範囲外の値を有する画素と、の両方の値を補正する処理であり、前記第2の補正処理は、前記対象画像データ内の複数個の画素のうち、前記第2の範囲内の値を有する画素の値を補正し、前記第2の範囲外の値を有する画素の値を補正しない処理である、前記補正部と、
補正済みの前記対象画像データを出力する出力部と、
を備える、画像処理装置。
上記構成によれば、背景色に関する補正処理として、特定割合以上の画素の値が第1の範囲内に含まれるか否かに応じて、第1の補正処理と第2の補正処理とが使い分けられる。この結果、対象画像の特徴に応じて、適切な補正処理を行うことができるので、補正済の対象画像の画質を向上することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現可能であり、例えば、印刷装置の制御装置、画像読取装置の制御装置、画像処理方法、これらの装置および方法の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
本発明の一実施例としての複合機200の構成を示すブロック図である。 実施例の画像処理のフローチャートである。 対象画像データによって示される対象画像IMの一例を示す図である。 ヒストグラムデータによって表されるヒストグラムを示す図である。 特定色領域PCSの一例を示す図である。 対象画像データの色分布の一例を示す図である。 第1の補正処理のフローチャートである。 第1の補正処理について説明する図である。 第2の補正処理のフローチャートである。 補正済の対象画像の一例を示す図である。 補正済の対象画像の一例を示す図である。 変形例の第1の補正処理における入力値Yinと出力値Youtとの関係について示す図である。
A.実施例:
A−1:複合機200の構成
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、本発明の一実施例としての複合機200の構成を示すブロック図である。
複合機200は、複合機200のコントローラーとしてのCPU210と、ハードディスクドライブやEEPROMなどの不揮発性記憶装置220と、RAMなどの揮発性記憶装置230と、所定の方式(例えば、インクジェット方式、レーザー方式)で画像を印刷するプリンタ部240と、光学的に対象物(例えば、紙の文書)を読み取ることによってスキャンデータを生成するスキャナ部250と、タッチパネルやボタンなどの操作部260と、タッチパネルと重畳された液晶パネルなどの表示部270と、パーソナルコンピュータ300やUSBメモリ(図示省略)などの外部装置とデータ通信を行うためのインターフェースを含む通信部280と、を備えている。
不揮発性記憶装置220は、コンピュータプログラム222を格納している。プログラム222は、例えば、CD−ROMやDVD−ROMなどに格納された形態で提供される。あるいは、コンピュータプログラム222は、例えば、複合機200の出荷時に、予め不揮発性記憶装置220に記憶されている。あるいは、コンピュータプログラム222は、ネットワークを介して複合機200に接続されたサーバ(図示省略)からダウンロードされる形態で提供される。揮発性記憶装置230には、CPU210が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域231が設けられている。
CPU210は、コンピュータプログラム222を実行することにより、複合機200の全体を制御する機能や、後述する画像処理を実行する機能を実現する。
A−2:画像処理
図2は、実施例の画像処理のフローチャートである。この画像処理は、例えば、ユーザがスキャナ部250に原稿を載置して読取指示を行ったときであって、該読取指示に、生成すべきスキャンデータによって表されるスキャン画像の下地を除去する下地除去指示が含まれる場合に、実行される。あるいは、ユーザが既に生成されて不揮発性記憶装置220に格納済みのスキャンデータを指定して、下地除去指示を行ったときに、実行される。この下地除去は、例えば、印刷時の色材の使用量の低減や、画像データを圧縮した場合のデータ量低減などのために実行される。
ステップS10では、CPU210(図1)は、処理対象の対象画像データとして、スキャンデータを取得する。CPU210は、例えば、スキャナ部250を用いて原稿を読み取ることによって、あるいは、不揮発性記憶装置220から読み出すことによって、対象画像データを取得する。対象画像データは、各画素の色をRGB値で表すRGB画像データである。RGB値の各成分値を、それぞれ、R値、G値、B値とも呼ぶ。なお、本実施例では、RGB値の各色成分値は、それぞれ、0〜255の範囲の値をとる256階調の値である。
図3は、対象画像データによって示される対象画像IMの一例を示す図である。図3は、対象画像IM1、IM2を表すスキャンデータである対象画像データを生成する際に、スキャナによって読み取られた原稿OP1、OP2を示す図でもある。
図3(A)の原稿OP1は、白とは異なる色(例えば、薄い赤)の地色を有する用紙上に、文字Tx1を含む矩形のオブジェクトOb1と、描画Dr2を含む矩形のオブジェクトOb2と、を含む画像が印刷された原稿である。ここで、矩形のオブジェクトOb1内の文字Tx1を除いた部分をオブジェクトOb1の背景Bg1と呼ぶ。同様に、矩形のオブジェクトOb2内の描画Dr2除いた部分をオブジェクトOb2の背景Bg2と呼ぶ。そして、原稿OP1内のオブジェクトOb1、Ob2を除いた部分を、原稿OP1の背景GA1または対象画像IM1の背景GA1と呼ぶ。原稿OP1(対象画像IM1)の背景GA1は、用紙の地色を有している。
原稿OP1において、オブジェクトOb1、Ob2は、オブジェクトOb1、Ob2が本来有している色、換言すれば、オブジェクトOb1、Ob2が白色の用紙に印刷された場合に表現される色とは異なる色を有している。これは、用紙の地色の影響で、オブジェクトOb1、Ob2に、いわゆる色カブリが生じているからである。例えば、オブジェクトOb1の背景Bg1が本来有している色が青色である場合に、原稿OP1に印刷されたオブジェクトOb1の背景Bg1は、用紙の地色の赤の影響で、赤みを帯びた青色となっている。
原稿OP1を読み取って得られる対象画像データによって表される対象画像IM1も、上述した原稿OP1と同じ特徴を有している。
図3(B)の原稿OP2は、白色の地色を有する用紙上に、文字Tx3を含む矩形のオブジェクトOb3と、描画Dr4を含む矩形のオブジェクトOb4と、白とは異なる色(例えば、薄い赤)の背景GA2と、を含む画像が、印刷された原稿である。背景GA2は、白とは異なる(例えば、薄い赤)を有している。この画像は、用紙の全体に印刷されているので、OP2の縁には、用紙の地色(白)を有する領域は残っていない。原稿OP1と同様に、矩形のオブジェクトOb3内の文字Tx3を除いた部分をオブジェクトOb3の背景Bg3と呼ぶ。矩形のオブジェクトOb4内の描画Dr4除いた部分をオブジェクトOb4の背景Bg4と呼ぶ。そして、原稿OP2内のオブジェクトOb3、Ob4を除いた部分、すなわち、背景GA2が印刷された部分を、原稿OP2の背景GA2または対象画像IM2の背景GA2と呼ぶ。
原稿OP2の用紙の地色は白であるので、オブジェクトOb3、Ob4は、オブジェクトOb3、Ob4が本来有している色を有している。すなわち、オブジェクトOb3、Ob4には、いわゆる色カブリが生じていない。例えば、図3(B)のオブジェクトOb3、Ob4の背景Bg3、Bg4が本来有している色が青色である場合には、原稿OP2においてオブジェクトOb3、Ob4の背景Bg3、Bg4も青色である。図3(B)の原稿OP2では、オブジェクトOb3、Ob4の背景Bg3、Bg4は、原稿OP2の背景GA2の色より明るい色(すなわち、明度が高い色)を有している。
原稿OP2を読み取って得られる対象画像データによって表される対象画像IM2も、上述した原稿OP2と同じ特徴を有している。
S20では、対象画像データのヒストグラムデータを生成する。図4は、ヒストグラムデータによって表されるヒストグラムを示す図である。ヒストグラムデータは、RGB値の3個の成分値について、それぞれ、生成される。図4(A)に示すR値のヒストグラムデータは、対象画像データによって表される対象画像IM内の複数個の画素を、各画素のR値に応じて、複数のクラスに分類することによって得られるデータである。本実施例では、256階調のR値のそれぞれを1個のクラスとして、ヒストグラムデータが生成される。図4(B)に示すG値のヒストグラムデータ、および、図4(C)に示すB値のヒストグラムデータについても同様である。
S30では、CPU210は、S20で生成されたヒストグラムデータに基づいて、対象画像IMの背景の色を示すRGB値である背景色値BCを決定する。対象画像IMの背景色値BCは、例えば、対象画像IMが、図3(A)、図3(B)の対象画像IM1、IM2である場合には、対象画像IM1、IM2の背景GA1、GA2の色を示す色値である。一般的に、対象画像IMの背景は、対象画像IM内のオブジェクトと比較して、大きな面積を占める。このために、本実施例では、CPU210は、図4(A)〜(C)の各成分値のヒストグラムの最頻値R1、G1、B1に基づく色を示すRGB値、具体的には、最頻値R1、G1、B1を各成分値とすることによって定義されるRGB値(R1、G1、B1)を、背景色値BCに決定する。
S40では、CPU210は、補正処理の種類を決定するための特定色領域PCSを、背景色値BCに基づいて決定する。図5は、特定色領域PCSの一例を示す図である。本実施例では、特定色領域PCSは、背景色値BC(R1、G1、B1)の各成分値を、各色成分の上限とする領域に決定される。すなわち、特定色領域PCSは、(0≦R≦R1)、かつ、(0≦G≦G1)、かつ、(0≦B≦B1)を満たす領域である。この場合、特定色領域PCSは、図5においてハッチングで示すように、RGB色空間CS内の直方体の領域となる。換言すれば、特定色領域PCSによって定義されるRGB値の範囲は、RGB色空間CSを用いて表した場合に、背景色値BC(R1、G1、B1)の各成分値を、各色成分の境界値として区画される2個の範囲(黒(0、0、0)を含む範囲と白を含む(255、255、255)範囲)のうち、黒(0、0、0)を含む範囲である。ここで、特定色領域PCS内のRGB値は、背景色値BC(R1、G1、B1)の明度より低い明度を示す色のみを含んでいる。
S50では、CPU210は、特定色領域PCSを用いて、対象画像データの色分布を解析する。具体的には、対象画像データに含まれる複数個の画素は、特定色領域PCS内のRGB値を有する第1種の画素と、特定色領域PCS外のRGB値を有する第2種の画素と、に分類される。そして、対象画像データに含まれる複数個の画素の個数に対する、第1種の画素の割合が算出される。
図6は、対象画像データの色分布の一例を示す図である。図6(A)は、図3(A)の対象画像IM1を表す対象画像データの色分布を示している。図6(B)は、図3(B)の対象画像IM2を表す対象画像データの色分布を示している。
対象画像IM1の基となった原稿OP1は、原稿OP1の背景GA1の色、すなわち、背景色値BCが示す色の用紙に、オブジェクトOb1、Ob2が印刷された原稿である。用紙の色(すなわち、背景色値BCが示す色)に応じた成分の光が用紙の全体において吸収されるので、原稿OP2には、背景色値BCより明度が高いオブジェクトは、実質的に存在しない。したがって、スキャナによる読み取りのばらつきによって、少数の画素が背景色値BCより僅かに明度が高くなるが、原稿OP1を読み取って生成されたスキャンデータによって表される対象画像IM1には、実質的に背景色値BCより明度が高い色は、ほとんど含まれない。図6(A)の例では、特定色領域PCS内に、ほとんどの画素の色が分布していることが解る。
一方、対象画像IM2の基となった原稿OP2は、白色の用紙に、背景GA2、および、オブジェクトOb3、Ob4が印刷された原稿である。したがって、原稿OP2は、背景GA2の色(すなわち、背景色値BCが示す色)より明るい色のオブジェクトを含み得る。例えば、図6(B)の例では、原稿OP2のオブジェクトOb3、Ob4は、白の背景Bg1、Bg2を含んでいる。したがって、原稿OP2を読み取って生成されたスキャンデータによって表される対象画像IM2には、実質的に背景色値BCより明度が高い色を含んでいる。図6(B)の例では、特定色領域PCS外に、比較的多数の画素の色が分布していることが解る。
S60では、CPU210は、特定色領域内の色値の画素、すなわち、上述した第1種の画素の割合は、閾値TH1以上であるか否かを判断する。閾値TH1は、対象画像データにおける背景色のばらつきを考慮して、背景色より明るい色の領域を実質的に含む対象画像と、背景色より明るい色の領域を実質的に含まない対象画像と、を区別できるように、決定される。閾値TH1は、95%以上であることが好ましい。本実施例では、閾値TH1は、例えば、98%に設定されている。以上の説明から解るように、対象画像データによって表される対象画像IMが、図3(A)の対象画像IM1である場合には、第1種の画素の割合は、閾値TH1以上であると判断される。また、対象画像IMが、図3(B)の対象画像IM2である場合には、第1種の画素の割合は、閾値TH1未満であると判断される。
第1種の画素の割合が、閾値TH1以上である場合には(S60:YES)、S70にて、CPU210は、対象画像データに対して、第1の補正処理を実行する。第1の補正処理は、詳細は後述するが、背景色より明るい色の領域を実質的に含まない対象画像を表す対象画像データに対して実行されることが好ましい補正処理である。第1種の画素の割合が、閾値TH1未満である場合には(S60:NO)、S80にて、CPU210は、対象画像データに対して、第2の補正処理を実行する。第2の補正処理は、詳細は後述するが、背景色より明るい色の領域を実質的に含む対象画像を表す対象画像データに対して実行されることが好ましい補正処理である。
S90では、CPU210は、補正済の対象画像データを出力して、画像処理を終了する。本実施例では、例えば、補正済の対象画像データは、所定の保存形式(例えば、JPEG形式や、PDF形式)に変換されて、不揮発性記憶装置220に出力される。この結果、補正済の対象画像データは、不揮発性記憶装置220に格納され、ユーザは、補正済の対象画像データを利用可能になる。これに代えて、補正済の対象画像データは、印刷データに変換されて、プリンタ部240に出力されてもよい。この場合には、補正済の対象画像データによって表される補正済の対象画像が、プリンタ部240によって、印刷される。
A−3:第1の補正処理
図7は、第1の補正処理のフローチャートである。S100では、CPU210は、背景色値BC(R1、G1、B1)を、デバイスに依存しない色空間であるCIEXYZ色空間の色値(以下、XYZ値とも呼ぶ)に変換する。XYZ値の各成分値を、それぞれ、X値、Y値、Z値とも呼ぶ。この変換は、IEC(International Electrotechnical Commissionの略))によって策定された規格である「IEC 61966−2−1」によって規定されたsRGB色空間の色値とCIEXYZ色空間の色値との変換式を用いて実行される。なお、本実施例では、白色の基準となる光源として、「CIE D65」を用いる場合の変換式が用いられる。変換後の背景色値BCを(X1、Y1、Z1)とする。
S105では、CPU210は、白色(ホワイトポイント)のXYZ値(Xw、Yw、Zw)を取得する。本実施例では、光源として「CIE D65」を用いる場合の白色のXYZ値(0.3127、0.3290、0.3583)が、白色のXYZ値(Xw、Yw、Zw)として用いられる。
S105では、CPU210は、対象画像IM内の背景色が、白色になるように、補正の式を決定する。図8は、第1の補正処理について説明する図である。第1の補正処理では、背景色値BC(X1、Y1、Z1)が、白色(Xw、Yw、Zw)になるように、各画素の色値が正規化される。例えば、Y値について図8(A)に示すように、補正によって、背景色値BCのY値であるY1が、白色(Xw、Yw、Zw)のY値であるYwに変更される。そして、補正によって、Y1とは異なる値は、補正前の階調性を維持できるように、すなわち、補正前のY値の変化に対して、補正後のY値が連続的に変化するように変更される。X値、Z値についても同様である。
補正前のXYZ値を(Xin、Yin、Zin)とし、補正後のXYZ値を(Xout、Yout、Zout)として、本実施例のX値、Y値、Z値についての補正式(1)〜(3)を、以下に示す。
Xout=(Xw/X1)×Xin ...(1)
Yout=(Yw/Y1)×Yin ...(2)
Zout=(Zw/Z1)×Zin ...(3)
(Xw/X1)、(Yw/Y1)、(Yw/Y1)は、白色(Xw、Yw、Zw)を示す各成分値が、背景色値BC(X1、Y1、Z1)を示す各成分値より相対的に大きいほど、大きくなる値であるので、(Xw/X1)、(Yw/Y1)、(Zw/Z1)は、背景色を示す値と、白色を示す値との相違の程度を示す相違量である。したがって、上記式(1)〜(3)の式から解るように、第1の補正処理は、背景色を示す画素の値(X1、Y1、Z1)を、白色を示す値に変更するとともに、背景色とは異なる色を示す各画素の値を、背景色を示す画素の値と白色を示す値との相違量と、各画素の値と、に応じて変更する補正である。
また、上記(1)〜(3)の式、および、図8(A)から解るように、補正前の成分値(例えば、Yin)が小さいほど、補正量(例えば、(Yout−Yin))が小さくなる。CIEXYZ色空間では、RGB色空間と同様に成分値が小さいほど明度が低くなるので、補正前の画素の明度が低いほど、補正量が小さくなる。また、上記(1)〜(3)の式から解るように、当該補正量は、画素の明度が低くなるほど、連続的に小さな値になる。
なお、図8(B)は、本実施例の第1の補正処理に代えて行われ得る変形例の補正処理を示している。この補正処理については後述する。
S115では、CPU210は、対象画像IM内の1個の注目画素を選択する。S120では、CPU210は、上述した変換式を用いて、1個の注目画素のRGB値を、XYZ値に変換する。S125では、CPU210は、上述した補正式(1)〜(3)を用いて、注目画素のXYZ値を補正する。S130では、CPU210は、注目画素の補正後のXYZ値をRGB値に逆変換する。この結果、補正後のRGB値が得られる。なお、補正後のR値が、R値が取り得る値の上限値(本実施例では、255)より大きくなる場合には、成分値Rは、255に決定される。G値、B値についても同様である。
S135では、CPU210は、対象画像IM内の全ての画素を注目画素として処理したか否かを判断する。未処理の画素がある場合には(ステップS135:NO)、CPU210は、ステップS115に戻って、未処理の画像を新たな注目画素に選択する。対象画像IM内の全ての画素が処理された場合には(ステップS135:YES)、CPU210は、第1の補正処理を終了する。この時点で補正済の対象画像データが生成されている。
第1の補正処理では、背景色が、白色(Xw、Yw、Zw)に向かう方向に、対象画像IM内の全体の色が調整される。このために、第1の補正処理によれば、対象画像IM内の背景色を白色に変更できる。さらに、第1の補正処理によれば、対象画像IMに、対象画像IMの基となる原稿OP2の用紙の地色に基づく色カブリが生じている場合には、この色カブリを解消して、対象画像IM内のオブジェクトの色を、当該オブジェクトが本来有する色に近づけることができる。ただし、対象画像IM内に背景色より明度が高い色を有する領域が含まれる場合には、当該領域内の色は、白に近い色に変更される、あるいは、完全に白に変更され得る。
A−4:第2の補正処理
図9は、第2の補正処理のフローチャートである。S200では、CPU210は、対象画像IM内の1個の注目画素を選択する。S210では、CPU210は、注目画素の色と、背景色と、の色空間における距離Dを算出する。具体的には、注目画素のRGB値と、背景色値BC(R1、G1、B1)と、の間のRGB色空間におけるユークリッド距離が算出される。
S220では、CPU210は、算出された距離Dが、閾値TH2以下であるか否かを判断する。閾値TH2は、例えば、スキャナによって原稿上の単一色を読み取った場合に発生し得るスキャン画像データの画素の値のばらつきなどの読取特性を考慮して、背景色値BCを中心とした範囲であって、背景色と実質的に同一と見なせる色の範囲を規定する値に決定される。例えば、色空間の各成分値が取り得る幅(例えば、256の幅)の5%〜30%程度の値が、閾値TH2として用いられる。本実施例では、例えば、各成分値が0〜255の256階調であるRGB色空間において、閾値TH2は、50に設定されている。
算出された距離Dが、閾値TH2以下である場合には(S220:YES)、S230にて、CPU210は、注目画素の色を白に変更する。すなわち、注目画素のRGB値が、(255、255、255)に設定される。算出された距離Dが、閾値TH2より大きい場合には(S220:YES)、CPU210は、S230をスキップする。したがって、注目画素の色は、元の値に維持される。
S240では、CPU210は、対象画像IM内の全ての画素を注目画素として処理したか否かを判断する。未処理の画素がある場合には(ステップS240:NO)、CPU210は、ステップS200に戻って、未処理の画像を新たな注目画素に選択する。対象画像IM内の全ての画素が処理された場合には(ステップS240:YES)、CPU210は、第2の補正処理を終了する。この時点で補正済の対象画像データが生成されている。
第2の補正処理では、背景色および背景色と実質的に同一とみなせる色を有する領域が、白色に変更される。一方で、背景色とは実質的に異なる色を有する領域の色は、変更されない。このために、第1の補正処理によれば、対象画像IM内の背景色を白色に変更できる。さらに、第2の補正処理によれば、対象画像IMの背景とは異なるオブジェクト内の色を、補正前の色のままで維持することができる。
以上説明した本実施例によれば、CPU210は、対象画像データ内の特定割合(具体的には、閾値TH1によって規定される割合)以上の画素の値が、対象画像IMの背景色に基づいて決定される第1の範囲(具体的には、図5の特定色領域PCSによって定義される範囲)内に含まれるか否かを判断する(図2のS60)。そして、CPU210は、特定割合以上の画素の値が第1の範囲内に含まれる場合に(S60:YES)、対象画像データに対して第1の補正処理を実行し(S70)、特定割合以上の画素の値が第1の範囲内に含まれない場合に(S60:NO)、対象画像データに対して第2の補正処理を実行する(S80)。第2の補正処理では、対象画像IM内の複数個の画素のうち、背景色を示す背景色値BCを含む第2の範囲(具体的には、背景色値BCとの距離Dが閾値TH2以下である範囲)内の値を有する画素の値が補正され、第2の範囲外の値を有する画素の値が補正されない。第1の補正処理では、上述したように、対象画像IM内の全ての画素の値が補正される。すなわち、第1の補正処理では、対象画像データ内の複数個の画素のうち、第2の範囲内の値を有する画素と、第2の範囲外の値を有する画素と、の両方の値が補正される。
上記構成によれば、背景色に関する補正処理として、特定割合以上の画素の値が第1の範囲内に含まれるか否かに応じて、第1の補正処理と第2の補正処理とが使い分けられる。この結果、対象画像IMの特徴に応じて、適切な補正処理を行うことができるので、補正済の対象画像IMの画質を向上することができる。
より具体的に説明する。図10、図11は、補正済の対象画像の一例を示す図である。図10(A)には、図3(A)の対象画像IM1を表す対象画像データに対して第1の補正処理が実行された場合における補正済の対象画像IM1aが示されている。対象画像IM1では、上述したように、対象画像IM1の基になった原稿OP2の用紙の色の影響で色カブリが生じている画像であり、特定割合の画素の値が第1の範囲内に含まれる。このために、実施例の画像処理では、対象画像IM1を表す対象画像データに対して、第1の補正処理が実行される。すなわち、図10(A)の補正済の対象画像IM1aは、本実施例によって生成される補正済の対象画像データによって表される画像の一例である。この補正済の対象画像IM1aでは、対象画像IM1の背景GA1(図3(A))の色が、白色の背景GA1aに変更されるので、背景除去が適切に行われている。さらに、補正済の対象画像IM1aでは、第1の補正処理によって、補正済のオブジェクトOb1a、Ob2aでは、補正前のオブジェクトOb1、Ob2にて生じていた色カブリが解消されている。この結果、オブジェクトOb1a、Ob2aの背景Bg1a、Bg2a、文字Tx1a、描画Dr2aは、これらが本来有している色に適切に補正されている。このように、図3(A)の対象画像IM1は、本実施例によって適切に補正される。
図10(B)には、比較例として、図3(A)の対象画像IM1を表す対象画像データに対して、仮に第2の補正処理が実行された場合における補正済の対象画像IM1bが示されている。補正済の対象画像IM1bでは、対象画像IM1の背景GA1(図3(A))の色が、白色の背景GA1bに変更されるので、背景除去が適切に行われている。しかしながら、補正済の対象画像IM1bでは、第2の補正処理後のオブジェクトOb1b、Ob2bの色は、補正前のオブジェクトOb1、Ob2の色から変更されないので、上述した色カブリは解消されていない。このために、補正済の対象画像IM1bは、対象画像IM1の背景GA1の色が除去されたにも拘わらずに、オブジェクトの色カブリが残った不自然な画像になってしまう。
図11(A)には、図3(B)の対象画像IM2を表す対象画像データに対して第2の補正処理が実行された場合における補正済の対象画像IM2aが示されている。実施例の画像処理では、対象画像IM2では、上述したように、対象画像IM2の基になった原稿OP2の用紙の色は白であり、原稿OP2の背景GA2やオブジェクトOb3、Ob4は、当該用紙に印刷された色である。したがって、原稿OP2のオブジェクトOb3、Ob4は、本来の色を有しているので、比較的高い確率で、背景GA2の色より明るい色が含まれている。この結果、対象画像IM2では、特定割合の画素の値が第1の範囲内に含まれないので、対象画像IM2を表す対象画像データに対しては、本実施例の画像処理では、第2の補正処理が実行される。すなわち、図11(A)の補正済の対象画像IM2aは、本実施例によって生成される補正済の対象画像データによって表される画像の一例である。この補正済の対象画像IM2aでは、対象画像IM2の背景GA2(図3(B))の色が、白色の背景GA2aに変更されるので、背景除去が適切に行われている。さらに、補正済の対象画像IM2aでは、第2の補正処理後の補正済のオブジェクトOb3a、Ob4aの色は、補正前の色から変更されないので、本来の色のまま維持されている。このように、図3(B)の対象画像IM2は、本実施例によって適切に補正される。
図11(B)には、比較例として、図3(B)の対象画像IM2を表す対象画像データに対して、仮に第1の補正処理が実行された場合における補正済の対象画像IM2bが示されている。補正済の対象画像IM2bでは、対象画像IM2の背景GA2(図3(B))の色が、白色の背景GA2bに変更されるので、背景除去が適切に行われている。しかしながら、補正済の対象画像IM2bでは、第1の補正処理後のオブジェクトOb3b、Ob4bの色は、全体的に白に近づくように補正されてしまう。この結果、オブジェクトOb3b、Ob4bは、本来の色から変更されて、特に、対象画像IM2の背景GA2の色より明るい色は、白に近い色、あるいは、完全に白に変更され得る。特に、例えば、図11(B)の例では、オブジェクトOb3b、Ob4bの背景Bg3b、Bg4bの色は、白になり、一部の描画Dr4bは、消えかけている。このために、補正済の対象画像IM2bでは、対象画像IM2の背景GA2の色は除去されるものの、オブジェクトの一部が消滅する不都合や、過度に明るい色に変更される不都合が生じた画像になってしまう。特に、対象画像IM2の背景GA2の色が比較的明度が低い色である場合に、第1の補正処理が実行されると、このような不都合が生じやすい。対象画像IM2の背景GA2の色が比較的明度が低い色である場合であっても、第2の補正処理が実行されれば、このような不都合が生じない。
また、本実施例では、上述したように、第1の範囲(すなわち、特定色領域PCSによって定義される範囲)は、背景色(すなわち、背景色値BCが示す色)より明度が低い範囲である(図5)。したがって、背景色以上の明度を有する画素が比較的多い場合には、背景色を示す値を含む第2の範囲外の値を有する画素が補正されない第2の補正処理が実行される。したがって、背景色以上の明度を有する画素が補正されることによって、上述したように、背景色以上の明度を有する領域の色の消滅等の不都合によって補正済の対象画像IMの画質が低下することを適切に抑制することができる。
また、上記実施例では、第1の範囲を定義する特定色領域PCSは、上述したように、RGB色空間CSを用いて表した場合に、背景色値BC(R1、G1、B1)の各成分値を、各色成分の境界値として区画される範囲であって、黒を含む範囲である。上述したように、用紙の色(すなわち、背景色値BCが示す色)に応じた成分の光が用紙の全体において吸収される。このために、対象画像IM1のように、白とは異なる色の用紙に画像が印刷された原稿に基づく画像に含まれる色のR値、G値、B値は、それぞれ、背景色値BCのR値、G値、B値より小さな値になる可能性が高い。このために、特定色領域PCSをこのように定義することによって、特定割合以上の画素の値が第1の範囲内に含まれるか否かに基づいて、対象画像IMが、白とは異なる色の用紙に画像が印刷された原稿に基づく画像であるか否かを、適切に判断することができる。
また、上記画像処理では、CPU210は、対象画像データとしてのスキャンデータを解析することによって、具体的には、ヒストグラムデータを生成することによって(図2のS20)、スキャンデータ内の複数個の画素の値の最頻値を特定する(図4)。そして、当該最頻値に基づく色、すなわち、各成分の最頻値を各成分の値とする背景色値BC(R1、G1、B2)を背景色として決定する(図2のS30)。この結果、スキャンデータを解析することによって、対象画像IMの背景色を適切に決定することができる。
また、(1)〜(3)の式、および、図8(A)を用いて上述したように、第1の補正処理では、補正前の画素の明度が低いほど、補正量が小さくなる。したがって、第1の補正処理では、特定の範囲内の画素の値の補正量は、当該特定の範囲より明度が高い別の範囲内の画素の値の補正量より小さい、と言うことができる。なお、特定の範囲は、黒を示す色値(すなわち、明度が最も低い色値)を含む範囲である。また、背景色は、一般的に、黒よりある程度明度が高い色であるので、特定の範囲は、背景色の近傍の色を示す範囲、すなわち、背景色値BCとの距離Dが閾値TH2以下である第2の範囲外の範囲である。この結果、対象画像IM内において、比較的明度が低いオブジェクトは、第1の補正処理によって色が変化する度合が比較的小さくなる。この結果、比較的明度が低いオブジェクト、特に、文字の明度が、第1の補正処理によって、低くなることによって、見難くなることを抑制することができる。特に、文字の色は、黒であることが多いので、黒を示す色値を含む特定の範囲の補正量が小さくされることによって、文字が見難くなることを適切に抑制することができる。
また、上述したように、第1の補正処理では、画素の値の補正量は、画素の明度が低くなるほど、連続的に小さな値になる。この結果、文字などの比較的明度が低いオブジェクトが見難くなることを抑制しつつ、対象画像IMの色が不自然に変化しないように、第1の補正処理を行うことができる。
また、上述したように、第1の補正処理は、背景色を示す画素の値を特定の色(具体的には、白)を示す値に変更するとともに、背景色とは異なる色を示す各画素の値を、背景色を示す画素の値と特定の色を示す値との相違量と、各画素の値と、に応じて変更する補正である。したがって、第1の補正処理によって補正された補正済の対象画像IMにおいて、画像全体の色のバランスを適切に整えることができる。この結果、例えば、対象画像IMにおいて、色カブリが発生している場合には、第1の補正処理によって色カブリを適切に解消することができる。
さらに、図9に示すように、第2の補正処理は、第2の範囲、具体的には、背景色値BCとの距離Dが閾値TH2以下である範囲内の各画素の値を、特定の色(具体的には、白)を示す1個の値に変更し(図9のS230)、第2の範囲外の各画素の値を変更しない補正である。したがって、第2の補正処理によって補正済の対象画像IMにおいて、背景を適切に除去できるとともに、オブジェクトの色が変更されることを適切に抑制することができる。
B.変形例:
(1)図8(B)を参照して、変形例の第1の補正処理について説明する。変形例の第1の補正処理では、比較的明度が低い色を有するオブジェクトの色、具体的には、XYZ色空間の各成分値について補正を行う際に、成分ごとに規定された基準値(Xb、Yb、Zb)より小さな値は補正の対象にしない。例えば、Y値について図8(B)に示すように、補正によって、背景色値BCのY値であるY1が、白色(Xw、Yw、Zw)のY値であるYwに変更される。そして、補正によって、Y1とは異なる値のうち、Yb以下の値は、補正されず、Ybより大きな値は、補正前のY値の変化に対して、補正後のY値が連続的に変化するように変更される。X値、Z値についても同様である。
基準値(Xb、Yb、Zb)より大きな各成分値に対する補正は、具体的には、白色のXYZ値(Xw、Yw、Zw)、補正前のXYZ値(Xin、Yin、Zin)、補正後のXYZ値(Xout、Yout、Zout)、背景色値BC(X1、Y1、Z1)、基準値(Xb、Yb、Zb)を用いて、本変形例の式(4)〜(6)を用いて実行される。
Xout=((Xw−Xb)/(X1−Xb))×(Xin−Xb)+Xb...(4)
Yout=((Yw−Yb)/(Y1−Yb))×(Yin−Yb)+Yb...(5)
Zout=((Zw−Zb)/(Z1−Zb))×(Zin−Zb)+Zb...(6)
こうすれば、第1の補正処理において、XYZ色空間において、(0≦X≦Xb)、かつ、(0≦Y≦Yb)、かつ、(0≦Z≦Zb)を満たす範囲内の画素の値は、補正されない。また、当該範囲より明度が高い範囲の画素の値は、実施例と同様に、背景色が、白色(Xw、Yw、Zw)に向かう方向に、色が調整される。この結果、第1処理によって、文字などの比較的明度が低いオブジェクトが見難くなることをより適切に抑制しつつ、対象画像IM内の色のバランスを調整することができる。
また、実施例の第1の補正処理(図8(A))と、本変形例の第1の補正処理(図8(A))と、使い分けても良い。例えば、CPU210は、背景色が比較的暗い場合、具体的には、背景色値BC(X1、Y1、Z1)のY1が所定の閾値以下である場合に、本変形例の第1の補正処理(図8(B))を実行しても良い。そして、CPU210は、背景色が比較的明るい場合、具体的には、背景色値BC(X1、Y1、Z1)のY1が所定の閾値より大きい場合に、実施例の第1の補正処理(図8(A))を実行しても良い。こうすれば、仮に実施例の第1の補正処理(図8(A))を実行すると、文字などの比較的明度が低いオブジェクトが大きく補正されてしまう可能性が高い場合にのみ、変形例の第1の補正処理(図8(B))が実行されて、当該文字などのオブジェクトが見難くなることをより適切に抑制することができる。また、実施例の第1の補正処理(図8(A))を実行しても、文字などの比較的明度が低いオブジェクトが大きく補正されてしまう可能性が低い場合に、実施例の第1の補正処理(図8(A))が実行されて、対象画像IM全体の色のバランスをより適切に調整することができる。
また、本変形例の第1の補正処理(図8(B))における基準値(Xb、Yb、Zb)は、予め決定される固定値である。基準値(Xb、Yb、Zb)は、ユーザによって入力される色に基づいて決定されても良い。例えば、ユーザは、補正により色が変わることが好ましくない色を所定のUI画面を介して入力する。基準値(Xb、Yb、Zb)は、ユーザによって入力された色を示すXYZ値(Xu、Yu、Zu)より各成分の値が大きくなるように、決定されても良い(Xb>Xu、Yb>Yu、Zb>Zu)。
また、本変形例の第1の補正処理(図8(B))における基準値(Xb、Yb、Zb)は、対象画像IMに含まれる文字の色に基づいて決定されても良い。例えば、CPU210は、公知の画像解析処理によって文字領域を特定し、当該文字領域の色分布に基づいて、文字の色を特定する。そして、基準値(Xb、Yb、Zb)は、特定された文字の色を示すXYZ値(Xt、Yt、Zt)より各成分の値が大きくなるように、決定されても良い(Xb>Xt、Yb>Yt、Zb>Zt)。
(2)また、第1の補正処理において、明度が低い色ほど、入力値(すなわち、補正前の値)の変化に対して出力値(すなわち、補正後の値)が変化する程度(以下、補正レベルとも呼ぶ)が段階的に小さくなり、かつ、背景色値BC(X1、Y1、Z1)が白色(Xw、Yw、Zw)になるように、補正が行われても良い。
具体例を、図12を参照してY値について説明する。図12は、本変形例の第1の補正処理における入力値Yinと出力値Youtとの関係について示す図である。図12に示すように、0〜Y1までのY値は、0≦Y<Y1a、Y1a≦Y<Y1b、Y1b≦Y≦Y1の範囲で、それぞれ異なる補正レベルで補正される。なお、Y1a、Y1bは、Y1a<Y1b<Y1を満たす値であり、例えば、Y1a=(1/3)Y1、Y1b=(2/3)Y1に設定される。補正レベルは、図12における入力値Yinと出力値Youtとの関係を示す線の傾きα1、α2、α3で表すことができる。図12から解るように、補正レベルは、明度が低い色ほど、すなわち、成分値(例えば、Y値)が小さいほど、小さくなる(α1<α2<α3)。
ここで、入力値Yinが、Y1a、Y1b、Y1cである場合の出力値Youtを、それぞれ、Ywa、Ywb、Ywと設定すると、出力値(すなわち、補正後の値)Youtは、以下の式(7)〜(9)を用いて算出される。
Yout=α1×Yin(0≦Yin<Y1a)...(7)
Yout=α2×(Yin−Y1a)+Ywa(Y1a≦Yin<Y1b)...(8)
Yout=α3×(Yin−Y1b)+Ywb(Y1b≦Yin≦Y1)...(9)
ここで、α1=(Ywa/Y1a)、α2=((Ywb−Ywa)/(Y1b−Y1a))、α3=((Yw−Ywb)/(Y1−Y1b))である。以上、Y値を例に説明したが、X値、Z値についても同様に補正が実行される。
この変形例によれば、文字などの比較的明度が低いオブジェクトが見難くなることをより適切に抑制することができる。そして、対象画像IM内の色のバランスを、画素の値の変化に対して連続的に自然に調整することができる。
(3)上記実施例では、特定色領域PCSは、RGB色空間CSにおいて定義されているが、特定色領域は、他の色空間、例えば、CIELAB色空間やCIELUV色空間などのデバイスに依存しない色空間や、HSV色空間や、YCbCr色空間において定義されても良い。一例としては、実施例のRGB色空間CSにおける特定色領域PCS内のRGB値を、上述したsRGB色空間の色値とCIEXYZ色空間の色値との変換式を用いて、CIELAB色空間にプロットすることによって、CIELAB色空間上に表現される領域が、特定色領域として用いられても良い。
(4)上記実施例の特定色領域PCSは、RGB色空間で表現されているが、一例であり、これに限られない。例えば、特定色領域PCSは、明度のみを基準として決定される色領域であっても良い。例えば、上述した背景色値BC(R1、G1、B1)に基づいて、背景色の明度として、例えば、CIELAB色空間のL*を算出する。そして、CIELAB色空間において、算出されたL*以下の明度を有する領域を、特定色領域PCSとしても良い。
(5)上記実施例の特定色領域PCSは、実施例のように、背景色より明度が低い範囲であることが好ましいが、例えば、明らかに、背景色より明度が高いオブジェクトを含む場合に限って、第2の補正処理を行いたい場合などには、特定色領域PCSには、背景色に近い明度であって、かつ、背景色より高い明度の範囲を含んでも良い。一般的には、特定色領域PCSは、背景色に基づいて決定される領域であれば良い。
(6)上記実施例では、RGB値の各成分の最頻値に基づいて、背景色を示す背景色値BCを決定している。これに代えて、背景色値BCは、他の手法で算出されても良い。例えば、対象画像IMの外縁に沿った所定の領域内の画素の値の平均値を背景色値BCとして用いても良い。
(7)上記実施例の第2の補正処理では、背景色を含む第2の範囲内のRGB値を、RGB値に拘わらずに、白を示す1個のRGB値(255、255、255)に変更している。これに代えて、第2の範囲内のRGB値を白に近づけるように、RGB値に応じて変更しても良い。例えば、第2の補正処理では、背景色を含む第2の範囲内のRGB値に対しては、第1の補正処理と同様の式(1)〜(3)を用いて補正し、第2の範囲外のRGB値に対しては、補正を行わないこととしても良い。
(8)上記各実施例のスキャンデータに代えて、他の画像データが採用されても良い。例えば、ユーザがパーソナルコンピュータなどを用いて作成した描画を表す画像データが採用され得る。
(9)複合機200のCPU210による画像処理は、スキャナに接続されたパーソナルコンピュータのCPUによって実行されても良い。この場合には、例えば、CPUは、スキャナの製造者によって提供されるスキャナドライバプログラムを実行することによって、当該画像処理を実行しても良い。また、複合機200に代えて、光学的に対象物を読み取ることによって対象物を表す画像データを生成する画像読取部を含む他の画像処理装置(例えば、スキャナやデジタルカメラ)によって実現されてもよい。この場合には、実施例の複合機200と同様に、画像処理装置は、自身の画像読取部によって生成された画像データに対して、画像処理(例えば、図2の処理)を実行すればよい。
一般的には、画像処理を実現する画像処理装置には、複合機200に限らず、種々の装置であってよい。例えば、プリンタ、デジタルカメラ、スキャナなどの画像関連機器の内部のコンピュータ、汎用のパーソナルコンピュータ、ネットワークに接続されたサーバ等を採用可能である。また、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のコンピュータが、画像処理に要する機能を一部ずつ分担して、全体として、画像処理の機能を提供してもよい。この場合、複数のコンピュータの全体が、請求項における画像処理装置に対応する。
(10)上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
200...複合機、210...CPU、220...不揮発性記憶装置、222...コンピュータプログラム、230...揮発性記憶装置、231...バッファ領域、240...プリンタ部、250...スキャナ部、260...操作部、270...表示部、280...通信部、300...パーソナルコンピュータ

Claims (11)

  1. 対象画像を表す対象画像データを取得する取得部と、
    前記対象画像データ内の特定割合以上の画素の値が、前記対象画像の背景色に基づいて決定される第1の範囲内に含まれるか否かを判断する判断部と、
    前記特定割合以上の画素の値が前記第1の範囲内に含まれる場合に、前記対象画像データに対して第1の補正処理を実行し、前記特定割合以上の画素の値が前記第1の範囲内に含まれない場合に、前記対象画像データに対して第2の補正処理を実行する補正部であって、前記第1の補正処理は、前記対象画像データ内の複数個の画素のうち、前記背景色を示す値を含む第2の範囲内の値を有する画素と、前記第2の範囲外の値を有する画素と、の両方の値を補正する処理であり、前記第2の補正処理は、前記対象画像データ内の複数個の画素のうち、前記第2の範囲内の値を有する画素の値を補正し、前記第2の範囲外の値を有する画素の値を補正しない処理である、前記補正部と、
    補正済みの前記対象画像データを出力する出力部と、
    を備える、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記第1の範囲は、前記背景色より明度が低い範囲である、画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記第1の範囲は、複数個の色成分を含む特定の色空間を用いて表した場合に、前記背景色を示す前記特定の色空間の色値に含まれる各前記色成分の値を、各前記色成分の境界値として区画される範囲であって、黒を示す前記特定の色空間の色値を含む範囲である、画像処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記対象画像データは、原稿を光学的に読み取ることによって得られるスキャンデータであり、
    前記画像処理装置は、さらに、
    前記スキャンデータを解析することによって、前記スキャンデータ内の複数個の画素の値の最頻値を特定し、前記最頻値に基づく色を前記背景色として決定する決定部を備える、画像処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記第1の補正処理において、前記第2の範囲外の第3の範囲内の画素の値の補正量は、前記第3の範囲より明度が高い第4の範囲内の画素の値の補正量より小さい、画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置であって、
    前記第1の補正処理において、画素の値の補正量は、画素の明度が低くなるほど、連続的に小さな値に設定される、画像処理装置。
  7. 請求項5に記載の画像処理装置であって、
    前記第1の補正処理において、前記第3の範囲内の画素の値は補正されず、前記第4の範囲内の画素の値は補正される、画像処理装置。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記第3の範囲は、黒を示す色値を含む範囲である、画像処理装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記第1の補正処理は、背景色を示す画素の値を特定の色を示す値に変更するとともに、前記背景色とは異なる色を示す各画素の値を、前記背景色を示す値と前記特定の色を示す値との相違量と、各画素の値と、に応じて変更する補正である、画像処理装置。
  10. 請求項1〜8のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記第2の補正処理は、前記第2の範囲内の各画素の値を、特定の色を示す1個の値に変更し、前記第2の範囲外の各画素の値を変更しない補正である、画像処理装置。
  11. 対象画像を表す対象画像データを取得する取得機能と、
    前記対象画像データ内の特定割合以上の画素の値が、前記対象画像の背景色に基づいて決定される第1の範囲内に含まれるか否かを判断する判断機能と、
    前記特定割合以上の画素の値が前記第1の範囲内に含まれる場合に、前記対象画像データに対して第1の補正処理を実行し、前記特定割合以上の画素の値が前記第1の範囲内に含まれない場合に、前記対象画像データに対して第2の補正処理を実行する補正機能であって、前記第1の補正処理は、前記対象画像データ内の複数個の画素のうち、前記背景色を示す値を含む第2の範囲内の値を有する画素と、前記第2の範囲外の値を有する画素と、の両方の値を補正する処理であり、前記第2の補正処理は、前記対象画像データ内の複数個の画素のうち、前記第2の範囲内の値を有する画素の値を補正し、前記第2の範囲外の値を有する画素の値を補正しない処理である、前記補正機能と、
    補正済みの前記対象画像データを出力する出力機能と、
    をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
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