JP2007045022A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷装置に備えられた表示装置上での印刷対象の画像の確認を容易に行う。
【解決手段】 印刷装置は、印刷対象の画像を選択する自動選択処理を実行すると、印刷対象として選択された画像、もしくは、印刷対象として選択されなかった画像の一覧を印刷確認画面として液晶ディスプレイ上に表示する。こうすることで、メモリカード内に大量に画像ファイルが記録されていたとしても、その全てを表示する必要がないため、ユーザによる確認を容易に行うことが可能になる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、入力した画像データを表示可能な表示部を有する印刷装置において、印刷対象の画像の確認画面を表示する技術に関する。
近年、パーソナルコンピュータを介すことなくメモリカードやデジタルカメラから直接画像データを読み込んで印刷することが可能な印刷装置が普及しつつある。このような印刷装置では、印刷対象の画像を確認するために印刷装置自体に表示装置を備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−111843号公報
印刷装置に備えられている表示装置は、その表示領域が比較的狭いため、9枚単位あるいは12枚単位など、一度の限られた枚数の画像を表示可能であるにすぎない。そのため、メモリカード等から読み込んだ画像が前述した枚数を超える場合には、ページを切り換える操作やスクロールを行わせる操作を行うことにより、表示される画像を切り換える必要がある。
しかし、印刷装置に備えられているCPUは、パーソナルコンピュータ等のCPUに比べて非力であることが多く、ページの切り換え処理や表示処理に時間がかかってしまう。そのため、印刷装置に備えられた表示装置上でメモリカード等から読み込んだ画像のすべてを確認することはユーザにとって非常に煩わしい作業であった。
このような問題を考慮し、本発明が解決しようとする課題は、印刷装置に備えられた表示装置上での印刷対象の画像の確認を容易に行うことにある。
上記課題を解決するため、本発明の印刷装置を次のように構成した。すなわち、
画像を表示可能な表示部を有する印刷装置であって、
複数の画像データを入力する入力部と、
前記入力した複数の画像データの中から所定のアルゴリズムに従って印刷対象とする画像を選択する選択部と、
前記選択部により選択された画像とともに該選択された画像が印刷対象である旨を表す第1の確認画面と、前記選択部により選択されなかった画像とともに該選択されなかった画像が印刷対象ではない旨を表す第2の確認画面と、を排他的に前記表示部に表示する確認画面表示部と、
前記確認画面の表示後、前記選択された画像を印刷する印刷部と
を備えることを要旨とする。
本発明の印刷装置によれば、入力した複数の画像のうち、印刷対象として選択された画像、もしくは、印刷対象として選択されなかった画像を、印刷前に確認画面として表示部に表示する。従って、入力したすべての画像を表示する必要がないため、ユーザは表示された画像の切り換え回数を減ずることができ、印刷する画像もしくは印刷しない画像を容易に確認することができる。なお、確認画面上には、M×N(M,Nは1以上の整数)個の画像を同時に表示するものとすることができる。
上記構成の印刷装置において、
前記確認画面表示部は、前記選択部により選択された画像の数と前記選択部により選択されなかった画像の数とを比較して、前記第1の確認画面と前記第2の確認画面とのうち、表示する画像の数が少ない方の確認画面を表示する手段を備えるものとしてもよい。
このような構成であれば、確認画面において表示する画像をより減ずることができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
上記構成の印刷装置において、
前記確認画面表示部は、所定の操作に応じて、前記第1の確認画面および前記第2の確認画面の表示を切り換える手段を備えるものとしてもよい。
このような構成であれば、印刷する画像と印刷しない画像との両者を確認することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
上記構成の印刷装置において、
前記確認画面表示部は、前記切り換え後の確認画面を次回の確認画面の表示形態として記憶する手段を備えるものとしてもよい。
このような構成であれば、第1の確認画面と第2の確認画面のうち、ユーザが好ましいと判断した確認画面をデフォルトで表示することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
上記構成の印刷装置において、
前記確認画面表示部は、前記いずれかの確認画面を表示する際に、該確認画面に表示する画像とともに該表示された画像の印刷枚数を表示する手段を備えるものとしてもよい。
このような構成によれば、例えば、第1の確認画面が表示された場合には、印刷対象として選択された画像とともに、かかる画像の印刷枚数が表示され、第2の確認画面が表示された場合には、印刷対象として選択された画像とともに、かかる画像の印刷枚数としてゼロが表示される。従って、ユーザは、確認画面上に表示された画像が印刷されるか否かを容易に把握することが可能となる。
上記構成の印刷装置において、
前記確認画面表示部による第1の確認画面または第2の確認画面の表示後、該確認画面に表示された画像について、所定の操作に応じて印刷対象とするか否かを再選択する再選択部を備えるものとしてもよい。
このような構成であれば、一旦、選択部が印刷対象の画像を選択した後においても、再度、印刷するか否かを柔軟に設定することができる。
上記構成の印刷装置において、
前記選択部は、前記所定のアルゴリズムとして、ユーザによって指定された画像選択モードに基づき、前記入力した複数の画像データの特徴について複数用意された評価項目毎に前記画像選択モードに応じた評価基準を適用して評価を行い、該評価の結果得られた評価値と、前記評価項目間の重み付けを表し、前記画像選択モードに応じて設定された荷重とを乗じて得られた値を加算して総合評価値を算出し、該総合評価値の大小に応じて画像の選択を行うアルゴリズムにより、前記印刷対象とする画像を選択するものとしてもよい。
このような構成であれば、ユーザが、印刷の目的に沿った画像選択モードを指定することにより、その目的に応じた画像を、評価基準や荷重を用いて様々な観点から自動的に選択することができる。
上記構成の印刷装置において、
前記選択部は、前記所定のアルゴリズムとして、前記入力した画像データに含まれる印刷枚数情報に応じて画像の選択を行うアルゴリズムにより、前記印刷対象とする画像を選択するものとしてもよい。
このような構成であれば、画像データを生成したデジタルカメラ等によって予め指定された印刷枚数に応じて印刷対象の画像を自動的に選択することができる。印刷枚数情報は、例えば、DPOF(Digital Print Order Format)規格に基づき、画像データ中に設定することができる。
なお、本発明は、上述した印刷装置としての構成のほか、印刷装置における印刷方法、コンピュータが印刷を行うためのコンピュータプログラム、かかるコンピュータプログラムをコンピュータが読取可能に記録した記録媒体としても構成することができる。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、メモリカード、ハードディスク等の種々の媒体を利用することができる。
以下、上述した本発明の作用・効果を一層明らかにするため、本発明の実施の形態を実施例に基づき次の順序で説明する。
A.印刷装置の構成:
B.印刷処理:
C.自動選択処理:
D.変形例:
A.印刷装置の構成:
図1は、実施例としての印刷装置100の外観図である。印刷装置100は、いわゆる複合機タイプの印刷装置であり、光学的に画像を読み込むスキャナ110や、画像データの記録されたメモリカードMCを挿入するためのメモリカードスロット120、デジタルカメラ等の機器を接続するUSBインタフェース130等を備えている。印刷装置100は、スキャナ110によって取り込んだ画像や、メモリカードMCから読み取った画像、USBインタフェース130を介してデジタルカメラから読み取った画像を印刷用紙Pに印刷することができる。また、プリンタケーブル等によって接続された図示していないパーソナルコンピュータから入力した画像の印刷も行うことができる。
印刷装置100は、印刷に関する種々の操作を行うための操作パネル140を備えている。操作パネル140の中央部には、液晶ディスプレイ150が備えられている。この液晶ディスプレイ150には、印刷対象として選択された画像(あるいは選択されなかった画像)を、印刷に先立って確認するために、様々な表示モードによって印刷確認画面が表示される(図5参照)。
図2は、印刷装置100の内部構成を示す説明図である。図示するように、印刷装置100は、印刷用紙Pに印刷を行う機構として、インクカートリッジ212を搭載したキャリッジ210、キャリッジ210を主走査方向に駆動するキャリッジモータ220、印刷用紙Pを副走査方向に搬送する紙送りモータ230等を備えている。
キャリッジ210は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)の色を現すインク毎に計6個のインクヘッド211を備えている。キャリッジ210には、これらのインクが収容されたインクカートリッジ212が装着されており、インクカートリッジ212からインクヘッド211に供給されたインクは、図示しないピエゾ素子を駆動することで印刷用紙Pに吐出される。
キャリッジ210は、プラテン270の軸方向と並行に設置された摺動軸280に移動自在に保持されている。キャリッジモータ220は、制御回路250からの指令に応じて駆動ベルト260を回転させることで、プラテン270の軸方向と平行に、すなわち、主走査方向にキャリッジ210を往復運動させる。
紙送りモータ230は、プラテン270を回転させることで、プラテン270の軸方向と垂直に印刷用紙Pを搬送する。つまり、紙送りモータ230は、キャリッジ210を相対的に副走査方向に移動させることができる。
印刷装置100は、上述したインクヘッド211やキャリッジモータ220、紙送りモータ230の動作を制御するための制御回路250を備えている。制御回路250には、図1に示したスキャナ110やメモリカードスロット120、USBインタフェース130、操作パネル140、液晶ディスプレイ150が接続されている。
制御回路250は、CPU251とROM252とメモリ253とEEPROM254とによって構成されている。ROM252には、印刷装置100の動作を全般的に制御するための制御プログラムが記憶されている。CPU251は、かかる制御プログラムをメモリ253に展開して実行することで、液晶ディスプレイ150に対する表示制御や画像の印刷制御を行う。EEPROM254には、ユーザから設定を受けた種々のパラメータが記憶される。本実施例のCPU251は、本願の「入力部」、「選択部」、「確認画面表示部」、「印刷部」、「再選択部」に相当する。
B.印刷処理:
図3は、CPU251が制御プログラムを実行することによって実現される印刷処理ルーチンのフローチャートである。以下では、CPU251が、メモリカードMCに記録された画像ファイルを読み込んで印刷する場合について説明する。なお、画像ファイルの入力元はデジタルカメラやパーソナルコンピュータであってもよい。
まず、CPU251は、メモリカードスロット120に挿入されたメモリカードMCから画像ファイルを入力する(ステップS100)。そして、印刷対象の画像を自動的に選択するための自動選択処理を実行し、入力した画像ファイルのうち、どの画像を印刷するかを選択する(ステップS110)。この自動選択処理の詳細については後述する。自動選択処理の実行後には、図4に示す印刷枚数テーブルがメモリ253に記憶される。
図4は、印刷枚数テーブルの一例を示す説明図である。図示するように、この印刷枚数テーブルには、メモリカードMCから入力した画像ファイルのファイル名と、その印刷枚数とが対応付けて記録される。つまり、自動選択処理によって、印刷対象として選択された画像には印刷枚数が1枚と記録され、印刷対象として選択されなかった画像には印刷枚数が0枚と記録される。
説明を図3に戻す。CPU251は、自動選択処理の実行後、図4に示した印刷枚数テーブルを参照して、印刷対象として選択されなかった画像の数と(非選択枚数)、印刷対象として選択された画像の数(選択枚数)とを比較する(ステップS120)。つまり、印刷枚数テーブルにおいて、印刷枚数が0である画像の数と、1枚以上の枚数が設定された画像の数とを比較する。その結果、印刷対象として選択されなかった画像の数の方が少なければ(ステップS120:Yes)、印刷画像をプレビュー表示するための表示モードを「表示モードA」とする(ステップS130)。表示モードAは、印刷対象として選択されなかった画像の一覧を表示するモードである。一方、印刷対象として選択されなかった画像の数の方が多ければ(ステップS120:No)、印刷画像をプレビュー表示するための表示モードを「表示モードB」とする(ステップS140)。表示モードBは、印刷対象として選択された画像の一覧を表示するモードである。表示モードの決定の後、CPU251は、かかる表示モードに従い、液晶ディスプレイ150上に印刷確認画面を表示する(ステップS150)。
図5は、液晶ディスプレイ150に表示された各表示モードの印刷確認画面を例示する説明図である。図5には、表示モードAと表示モードBと表示モードCとに基づいて表示される印刷確認画面を示している。図示するように、液晶ディスプレイ150には、これらの表示モードのうち、いずれかが排他的に適用されて画面が表示されることになる。
「表示モードA」の場合に表示される印刷確認画面には、「これらの画像は印刷されません。」というメッセージとともに、印刷枚数テーブルに0枚と設定された画像の一覧が表示される。印刷確認画面に表示された各画像の下部には、印刷枚数が表示されるが、かかるモードでは、印刷されない画像が表示されているため、すべての画像の印刷枚数が「0枚」と表示されている。このように、画像とともに「0枚」と表示すれば、確認画面上に表示された画像が印刷対象ではないことを容易に把握することができる。
一方、「表示モードB」の場合に表示される印刷確認画面には「これらの画像のみ印刷されます。」とうメッセージとともに、印刷枚数テーブルに1枚以上の印刷枚数が設定された画像の一覧が表示される。かかるモードでは、1枚以上の印刷を行う画像が表示されるため、図示するように印刷確認画面上の各画像の下部には、1枚以上の印刷枚数が表示されている。このように、画像とともに印刷枚数を表示すれば、確認画面上に表示された画像が印刷対象であることを容易に把握することができる。
表示モードCは、後述する表示モードの切り換え時において表示可能なモードである。かかる印刷確認画面には、自動選択処理において印刷対象として選択された画像と選択されなかった画像の両者ともが表示される。すなわち、かかるモードでは、メモリカードMCから入力したすべての画像の一覧が表示される。そして、各画像の下部には、画像毎に設定された印刷枚数が表示される。なお、表示モードCに基づく表示は行わないものとしてもよい。
図5に示すように、本実施例では、1画面あたりに表示される画像の枚数は9枚に固定されているものとした。そのため、各表示モードにおいて表示すべき画像が9枚を超える場合には、ページを切り換えることにより、それ以上の数の画像を表示するものとする。かかるページの切換は、操作パネル140上に設けられた「ページ送りボタン」と「ページ戻しボタン」の操作によって行う。なお、同時表示される画像の枚数は9枚に限定されることはなく、1枚以上の枚数とすることができる。
図6は、図1に示した操作パネル140の一部を拡大して表す説明図である。図示するように、この操作パネル140には、前述したページ送りボタンFBやページ戻しボタンBB、確認画面上で画像を選択するためのフォーカスFC(図5の太枠)を移動させるカーソルボタンCUR、フォーカスFCによって選択された画像の印刷枚数を増加させる印刷枚数増加ボタンIBや印刷枚数を低減する印刷枚数低減ボタンDB、印刷を実行するための印刷ボタンPB、表示モードを切り換えるための切換ボタンCB等が備えられている。
説明を図3に戻す。CPU251は、上記ステップS150において、いずれかの表示モードで印刷確認画面を表示すると、カーソルボタンCUR、印刷枚数増加ボタンIBおよび印刷枚数低減ボタンDBの操作によって、カーソルボタンCURによって選択された画像の印刷枚数が変更されたか否かを判断する(ステップS160)。その結果、印刷枚数が変更されたら、印刷枚数テーブルの更新を行うとともに(ステップS170)、印刷確認画面上の印刷枚数の表示を変更する。
次に、CPU251は、切換ボタンCBが押されたか否かを判断する(ステップS180)。切換ボタンCBが押されたら(ステップS180:Yes)、表示モードを、図5に示すように、「表示モードA」、「表示モードB」、「表示モードC」の順番に切り換える(ステップS190)。つまり、現在の表示モードが表示モードAであれば、表示モードBに切り換え、現在の表示モードが表示モードBであれば、表示モードCに切り換える。また、現在の表示モードが表示モードCであれば、表示モードAに切り換える。そして、処理を上記ステップS150に戻し、切り換え後の表示モードによって印刷確認画面を表示する。なお、かかる印刷確認画面の再表示時には、印刷枚数テーブルが参照されるため、上記ステップS170において、印刷枚数が変更された場合には、新たな印刷枚数が反映されて確認画面上に画像が表示されることになる。
上記ステップS180において、切換ボタンが押されなかった場合には(ステップS180:No)、CPU251は、印刷ボタンPBが押されたか否かを判断する(ステップS200)。その結果、印刷ボタンが押されたら(ステップS200:Yes)、インクヘッド211、キャリッジモータ220、紙送りモータ230を制御しつつ、印刷枚数テーブルに設定された枚数に従って画像の印刷を行う(ステップS210)。印刷ボタンが押されない場合には(ステップS200:No)、上記ステップS160に処理を戻し、印刷ボタンが押されるまで、ステップS160からステップS180までの処理を繰り返す。
以上で説明した本実施例の印刷装置100によれば、図5の表示モードAもしくは表示モードBに示すように、メモリカードMCに記録されたすべての画像を表示するのではなく、印刷対象として選択されなかった画像のみ(表示モードA)、もしくは、印刷対象として選択された画像のみ(表示モードB)、を印刷確認画面上に表示する。従って、ユーザは、メモリカードMCに数十枚あるいは数百枚もの大量の画像が記録されていたとしても、そのうち、一部の画像のみを確認すればよく、印刷を行う画像、あるいは、印刷を行わない画像のプレビューを簡便に行うことができる。
しかも、上記実施例によれば、自動選択処理によって印刷対象として選択された画像の数と選択されなかった画像の数とを比較した上で、より少ない画像の表示数となる表示モードで確認画面を表示するため、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、一般的に、印刷装置100が備えるCPU251は、パーソナルコンピュータ等に搭載されるCPUよりも処理能力が低いため、ページ送りボタンFBやページ戻しボタンBBによって画面を切り換える操作を行ったとしても、瞬時に画面の切り換えを行うことができず、もたつきが発生することが多い。しかし、本実施例では、表示する画像の数を低減することができるので、ページ送りを行う回数を低減することができ、ユーザの使い勝手を向上させることが可能となる。
更に、本実施例では、自動選択処理によって印刷対象の画像を選択した後においても、カーソルボタンCURによって印刷確認画面上のフォーカスFCを移動させて所望の画像を選択した上で、印刷枚数増加ボタンIBや印刷枚数低減ボタンDBを押すことによって印刷枚数を変更可能であるものとした。従って、ユーザは、印刷の有無および印刷枚数を柔軟に設定することができる。
C.自動選択処理:
次に、上記印刷処理ルーチンのステップS160で実行される自動選択処理の詳細について説明する。
図7は、自動選択処理ルーチンの詳細を示すフローチャートである。この処理が実行されると、CPU251は、まず、液晶ディスプレイ150上に、自動選択モードをユーザに選択させるユーザインタフェースを表示する(ステップS300)。自動選択モードとは、ユーザの印刷の目的に応じた画像を印刷対象として自動的に選択するために、その目的毎に用意されているモードである。本実施例では、図中に示すように、旅行中に撮影した画像を印刷する目的で利用される「旅行アルバムモード」と、シールサイズの画像を印刷する目的で利用される「携帯式アルバムモード」と、結婚式で撮影した画像を印刷する目的で利用される「結婚式アルバムモード」とを用意し、これらのうち、いずれかを選択するための3つボタンを表示するものとした。CPU251は、上述した3つのボタンのいずれかのボタンがカーソルボタンCURによって選択されると、自動選択モードの選択を受け付け(ステップS310)、メモリカードMCから画像ファイルを1つ入力する(ステップS320)。
図8は、メモリカードMCに記録された画像ファイルのデータ形式を示す説明図である。図示するように、本実施例の画像ファイルは、ヘッダ情報と画像データとからなり、ヘッダ情報には画像ファイルを生成した機器(例えば、デジタルカメラ)によって種々のパラメータが記録されている。ヘッダ情報には、例えば、画像タイトル、撮影日時、色空間情報、画像サイズ、シャッタスピード、撮影位置の緯度経度を表すGPS情報、印刷枚数の情報などが含まれる。また、ヘッダ情報には、画像データを所定のサイズに縮小したサムネイル画像データも含まれている。サムネイル画像データは、印刷確認画面に画像を一覧表示する際に用いられる。なお、印刷枚数の情報については、本実施例では取り扱わず、後述する変形例においてその利用法を説明する。
CPU251は、画像ファイルを入力すると、以下に説明するアルゴリズムに従って入力した画像の評価を行い、印刷対象として選択するか否かの指標となる総合評価値を求める(ステップS330)。
図9は、CPU251が画像を自動的に選択するアルゴリズムを概念的に示す説明図である。まず、CPU251は、図の左側に示すように、メモリカードMC等から画像ファイルを1つ入力すると、その画像データの種々の特徴を、予め用意された複数の評価項目に従って評価し、評価項目毎に評価値を求める。図示するように、本実施例では、(1)ピントずれ・ブレ、(2)露出適正度、(3)顔の大きさ、(4)顔の位置、(5)撮影位置、の5項目についてそれぞれ評価を行うものとする。各項目についての評価は、上記ステップS300によって選択された自動選択モード毎に設定されている「評価基準」に従って行われる。「評価基準」とは、各評価項目の評価の指標となる基準であって、本実施例では、後述する評価値テーブルに定義されている。
CPU251は、各評価項目について評価を行うと、その結果得られた評価値に、「荷重」を乗ずる。「荷重」とは、各評価項目間の相対的な重み付けを表す値である。この荷重が大きいほど、他の評価項目に対してその評価項目の重要度が高くなることを表す。この荷重も、自動選択モードに応じてそれぞれ設定されている。
CPU251は、最終的に、荷重が乗ぜられた各評価値を全て加算することで、総合評価値を算出する。そして、この総合評価値と所定の閾値とを比較して、入力した画像データを、印刷対象の画像データとして選択するか否かを決定する。
図10は、各評価項目と評価基準と荷重との対応関係を定義した評価テーブルの例を示す説明図である。この評価テーブルは、制御回路250内のROM252に予め記憶されている。図10(a)には、「携帯式アルバムモード」の評価テーブルを、図10(b)には、「旅行アルバムモード」の評価テーブルを、図10(c)には、「結婚式アルバムモード」の評価テーブルを示した。
図10に示した「ピントずれ・ブレ」の評価において、「携帯式アルバムモード」では、評価基準は「シールサイズ基準」に設定されている。これに対して、「旅行アルバムモード」と「結婚式アルバムモード」では、「L判基準」に設定されている。「シールサイズ基準」とは、印刷時の画像の大きさがシールサイズ(例えば、横17mm×縦24mm)であり、それほど画質が問われることがなく、ピントずれ・ブレの評価が甘いことを表す。これに対して、「L判基準」とは、印刷時の画像の大きさが通常の写真サイズであるため、観賞用に耐え得るようにピントずれ・ブレの評価を厳密に行うことを表す。
図11は、ピントずれ・ブレ評価における評価結果と評価値との関係を定義した評価値テーブルの一例を示す説明図である。この評価値テーブルは、予めROM252に記憶されている。図示するように、この評価値テーブルには、ピントずれ・ブレ量に応じて、シールサイズ基準とL判基準の2つの評価基準についてそれぞれ評価値が対応付けられている。ピントずれ・ブレ量は、例えば、CPU251が、入力した画像に対してエッジ抽出フィルタを適用することにより、画像からエッジ部分を抽出し、抽出されたエッジの太さの平均(ピクセル)を求め、この太さの平均の、画像データの横幅(ピクセル)に対する割合(%)を算出することで求めることができる。
図12は、図11の評価値テーブルをグラフ化した図である。図示するように、この評価値テーブルは、ピントずれ・ブレ量が大きくなるほど、両評価基準とも評価値が低下していくように設定されている。しかし、シールサイズ基準では、ピントずれ・ブレの量が大きくなっても評価値はそれほど低下せず、L判基準では、大きく低下している。そのため、シールサイズ基準では、ピントずれ・ブレ量が大きくなっても、印刷対象として選択される確率はそれほど低下せず、L判基準では、ピントずれ・ブレ量が大きくなれば、印刷対象として選択される確率は大きく低下することになる。
図10に示した露出適正度については、本実施例では、印刷の目的に応じてその評価基準は変動せず、一意に評価値を求めることができるものとし、どのモードに対しても評価基準は設定されていないものとした。つまり、露出適正度の評価値は、自動選択モードに関係なく、単一の評価基準によって評価されることになる。もちろん、自動選択モードに応じて異なる評価基準を適用してもよい。
図13は、露出適正度評価における評価結果と評価値との関係を定義した評価値テーブルの一例を示す説明図である。この評価値テーブルは、予めROM252に記憶されている。図示するように、この評価値テーブルには、露出適正度の評価結果が高くなるほど、評価値も高くなるように評価結果と評価値とが対応付けられている。
図14は、露出適正度の求め方の概念を示す説明図である。本実施例では、露出適正度は、CPU251が、画像中の白領域および黒領域の面積を求めて、これらのうち面積の大きい方の領域の画像全体に対す割合(%)を算出し、その値を100(%)から減算することで求めるものとした。つまり、図14に示すように、白飛び(露出過剰)、あるいは、黒つぶれ(露出不足)のある画像ほど、評価値が低くなることになる。
図10に示した評価項目のうち、顔の大きさ評価では、例えば、「携帯式アルバムモード」では、評価基準は「大きめ好み」に設定されているのに対して、「旅行アルバムモード」では、「小さめ好み」に設定されている。一般的に、携帯式アルバムでは、顔が大きく撮影されていることが重要であり、旅行アルバムでは、人物とともに旅行先の景観が撮影されていることが好まれるからである。
図15は、顔の大きさ評価における評価結果と評価値との関係を定義した評価値テーブルの一例を示す説明図である。図示するように、この評価値テーブルには、顔の大きさに応じて、「大きめ好み」と「小さめ好み」の2つの評価基準についてそれぞれ評価値が対応付けられている。顔の大きさの評価結果は、画像の縦方向のサイズに対して、撮像された顔の縦方向のサイズが占める割合(%)を表している。画像中の顔部分は、例えば、CPU251が、画像から肌色部分を抽出して、その肌色部分と顔の形状を表す所定のパターンとのパターンマッチングを行うことで検出することができる。もちろん、既存の顔検出技術を適用して顔部分を検出することができる。
図16は、図15の評価値テーブルをグラフ化した図である。図示するように、「大きめ好み」の評価基準では、顔の大きさが80%程度のところで評価値がピークとなるように評価値テーブルが設定されている。これに対して、「小さめ好み」の評価基準では、顔の大きさが20%程度のところで評価値がピークとなるように評価値テーブルが設定されている。従って、評価基準が「大きめ好み」のモードでは、撮影されている顔が大きければ、印刷対象として選択される確率が高くなり、評価基準が「小さめ好み」のモードでは、撮影されている顔が小さければ、印刷対象として選択される確率が高くなることになる。
図10に示した評価項目のうち、顔の位置評価では、携帯式アルバムモードでは、評価基準が「中央」に設定されており、旅行アルバムモードでは、「三分割好み」に設定されている。また、結婚式アルバムモードでは、「上」に設定されている。
図17は、顔の位置評価における評価結果と評価値との関係を定義した評価値テーブルの一例を示す説明図である。図示するように、この評価値テーブルには、上述した3つの評価基準「中央」、「三分割好み」、「上」についてそれぞれ評価値が対応づけられている。顔の評価結果は、既述した顔検出方法によって画像から顔部分の検出を行い、その顔部分が、画像上でどの場所に位置しているかを表している。本実施例では、図の下部に示すように、CPU251が、画像を9つの領域に分割して、抽出された顔の面積の中心がどの分割領域に属するかによって評価結果を求める。
図17に示すように、例えば、評価基準が「中央」であれば、評価結果が「5」の場合に、最も評価値が高くなるように設定されている。また、評価基準が「三分割好み」であれば、評価結果が「2」,「5」,「8」の場合に、最も評価値が高くなるように設定されている。また、評価基準が「上」であれば、評価結果が、「1」,「2」,「3」の場合に、最も評価値が高くなるように設定されている。
図10に示した評価項目のうち、撮影位置の評価では、例えば、「携帯式アルバム」モードでは、評価基準が「日常」に設定されているのに対して、「旅行アルバム」モードでは、「非日常」に設定されている。携帯式アルバムに掲載する画像は、一般的に、日常的な場所で撮影した画像が多いと考えられ、旅行中に撮影された画像は、通常、自宅よりも遠方の非日常的な場所で撮影されていることが多いと考えられるからである。
図18は、撮影位置評価における評価結果と評価値との関係を定義した評価値テーブルの一例を示す説明図である。図示するように、この評価値テーブルには、画像が撮影された位置までの距離(km)に応じて、「非日常」と「日常」の2つの評価基準についてそれぞれ評価値が対応付けられている。評価結果である距離は、CPU251が、図8に示した画像ファイルのヘッダ情報に記録されたGPS情報と、制御回路250のEEPROM254に予めユーザによって設定された位置情報とから2点間の距離を算出することで求めることができる。
本実施例では、EEPROM254に対する位置情報の設定は、印刷装置100の初期設定において、ユーザが操作パネル140を操作することにより自宅の位置等を表す緯度経度の数値を入力して行うものとする。なお、位置情報の入力は、CPU251が、液晶ディスプレイ150に都道府県や市町村、あるいは郵便番号を選択するためのインタフェースを表示させ、この中からユーザが自宅等の位置を選択することにより、これに対応付けられた緯度経度を所定のテーブルから取得するものとしてもよい。また、自宅等で撮影した画像ファイルの入力をユーザに要求し、その画像ファイルに付されたGPS情報から位置情報を取得するものとしてもよい。
図19は、図18に示した評価値テーブルをグラフ化した図である。図示するように、「日常」の評価基準では、撮影位置までの距離が遠くなるにつれ、評価値が低下するように設定されており、「非日常」の評価基準では、撮影位置までの距離が遠くなるにつれ、評価値が高くなるように設定されている。そのため、評価基準が「日常」のモードでは、撮影位置の近い画像が選択される確率が高くなり、評価基準が「非日常」のモードでは、撮影位置の遠い画像が選択される確率が高くなることになる。
図10に示すように、「荷重」については、携帯式アルバムモードでは、顔の大きさ及び顔の位置の荷重が他の項目よりも高く設定されている。これは、画質の出来不出来よりも顔が撮影されていることが重要であるからである。一方、旅行アルバムモードでは、撮影位置の荷重が最も高く設定されている。旅行中に撮影された画像は、非日常的な位置で撮影されていることが多いからである。また、結婚式アルバムモードでは、ピントずれ・ブレ評価や露出適正度の荷重が高く設定されている。これは、結婚式の画像印刷時には、より美しく撮影された画像を印刷することが求められるからである。
説明を図7に戻す。CPU251は、図10に示した評価テーブルおよび図11〜図19に示した評価値テーブルを参照しつつ、図9に示したアルゴリズムによって画像の総合評価値を算出すると、算出した総合評価値が、所定の閾値(例えば40)以上であるか否かを判定する(ステップS340)。その結果、総合評価値が閾値以上であれば、その画像を印刷対象の画像として選択し、印刷枚数を「1」に決定する(ステップS350)。一方、総合評価値が閾値に達しなかった画像については、印刷枚数を「0」に決定する。なお、上述した閾値は、所定の設定画面においてユーザが任意に変更することができるものとしてもよい。印刷枚数を決定すると、CPU251は、決定した印刷枚数に基づき、図4に示した印刷枚数テーブルを更新する(ステップS360)。
印刷枚数テーブルを更新すると、CPU251は全ての画像ファイルの入力が完了したか否かを判断する(ステップS370)、その結果、完了していなければ、上記ステップS320に処理を戻して、全ての画像データについて総合評価値を算出し、印刷対象として選択するか否かを決定する。一方、全ての画像ファイルの入力が完了すれば、上述した一連の自動選択処理ルーチンを終了し、図3に示した印刷処理ルーチンのステップS120に処理を戻す。
以上で説明した自動選択処理によれば、ユーザは印刷の目的に応じた自動選択モードを選択するだけで、複数の評価項目について、その目的に沿った評価基準および荷重が適用されて画像の評価が行われる。そのため、ユーザの印刷目的を反映させた画像を自動的に選択することが可能になる。この結果、ユーザは、メモリカードMC等に記録された大量の画像の中から印刷を所望する画像を容易に選択することが可能になる。
なお、上記ステップS340では、総合評価値と閾値とを比較して閾値を超える総合評価値の画像について印刷対象として選択するものとした。これに対して、例えば、総合評価値の高い画像データから、予め設定した所定枚数の画像データを印刷対象として選択するものとしてもよい。また、入力した複数の画像データのうち、総合評価値の高い画像データから、予め設定された枚数以内の画像データであり、かつ、総合評価値が所定の閾値よりも大きい画像データを出力対象として選択するものとしてもよい。
また、上記自動選択処理では、画像の選択を行う自動選択モードとして、「携帯式アルバムモード」、「旅行アルバムモード」、「結婚式アルバムモード」の3つのモードを例示した。しかし、これ以外にも様々なモードを適用してもよい。例えば、被写体のブレに対して背景部分のブレが大きい画像を選択する「運動会アルバムモード」や、黒領域が大きく、かつ、ブレの少ない画像を選択する「夜景アルバムモード」、肌色領域が少なく、緑や青領域の多い画像を選択する「風景アルバムモード」、彩度の低い画像を選択する「モノクロアルバムモード」など、様々なモードを予め用意しておくことができる。もちろん、ユーザ自身が、各評価項目毎に評価基準と荷重とを任意に設定することができるものとしてもよい。
D.変形例:
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。例えば、プログラムの実行によってソフトウェア的に実現した機能はハードウェアによって実現することができる。その他、以下のような変形も可能である。
(D−1)変形例1:
図20は、自動選択処理の他のアルゴリズムを示すフローチャートである。上記実施例の自動選択処理では、ユーザが選択した自動選択モードに応じて画像を1つ1つ評価し、その結果得られた総合評価値に基づいてその画像を印刷対象として選択するか否かの判断を行うものとした。これに対して、図20に示す自動選択処理では、デジタルカメラ等によって予め設定された印刷枚数に基づき、画像の選択を行う。
図20に示すように、本変形例では、まず、CPU251は、画像ファイルを1つ入力すると(ステップS400)、そのヘッダ情報を解析する(ステップS410)。画像ファイルのヘッダ情報には、DPOF(Digital Print Order Format)という規格に基づき、ユーザが、その画像ファイルを生成したデジタルカメラによって印刷枚数を設定している場合がある。そのため、CPU251は、入力した画像ファイルのヘッダ情報(図4参照)に、印刷枚数の設定があるか否かを判断する(ステップS420)。
上記ステップS420による判断の結果、印刷枚数の設定がされている場合には、CPU251は、その画像を印刷対象として選択する(ステップS430)。一方、印刷枚数が0枚の場合には、印刷対象として選択を行わない。そして、かかる印刷枚数に基づき、図4に示した印刷枚数テーブルを更新する(ステップS440)。
最後に、CPU251は、全ての画像ファイルを入力したか否かを判断し(ステップS450)、完了していなければ、上記ステップS400に処理を戻す。一方、完了していれば、自動選択処理ルーチンを終了して、図3に示した印刷処理ルーチンのステップS120に処理を戻す。
以上で説明した本変形例によれば、デジタルカメラなど画像ファイルを生成した機器によって印刷枚数が既に設定されている場合には、印刷装置100は、かかる印刷枚数を利用して、画像ファイルを印刷するか否かを容易に選択することができる。
(D−2)変形例2:
画像を自動的に選択するアルゴリズムは、上述した実施例や変形例で説明したアルゴリズム以外にも、様々なアルゴリズムを適用することができる。例えば、画像ファイルのヘッダ情報、あるいは、印刷装置100のEEPROM254に、その画像ファイルが既に印刷済みであるか否かを表す情報が記録されるものとし、CPU251がかかる情報を参照して未印刷の画像ファイルのみを印刷対象として自動的に選択するものとしてもよい。
また、画像ファイルの撮影日時を表すヘッダ情報を参照して、画像ファイルを撮影時間順にソートし、前回の撮影日時からの時間間隔が所定の期間を超える画像を印刷対象として自動的に選択するものとしてもよい。
また、入力した複数の画像ファイルについて彩度や色相等の相違に基づき類似度を求め、類似度の近似する画像同士を1つの画像群にまとめて複数の画像群を構成し、各画像群を代表する所定枚数の画像を印刷対象の画像として選択するものとしてもよい。
(D−3)変形例3:
上記実施例では、図3のステップS120で説明したように、印刷を行う画像の数と印刷を行わない画像の数とを比較することで、表示する画像の数がより少ないモードによって印刷確認画面を表示するものとした。これに対して、表示モードAと表示モードBのいずれかが、デフォルトの表示モードとして設定されているものとしてもよい。こうすることにより、最初に表示される表示モードが固定されるため、ユーザは、現在の表示モードがどの表示モードであるかを明確に把握することができる。また、図3のステップS180のように、表示モードが切り換えられた場合には、最後に表示した表示モードをデフォルトの表示モードとしてEEPROM254に記憶するものとしてもよい。こうすることにより、ユーザの好みのモードを記憶させ、次回の印刷処理時には、そのモードで印刷確認画面を表示させることが可能になる。
(D−4)変形例4:
上記実施例では、図1および図5に示すように、印刷装置100が、液晶ディスプレイ150上に印刷確認画面を表示させるものとした。これに対して、印刷確認画面は、パーソナルコンピュータが、自身に接続されたモニタに表示するものとしてもよい。つまり、印刷装置100に代わり、パーソナルコンピュータが、図3に示した印刷処理ルーチンや図7に示した自動選択処理ルーチンを所定のプログラムに基づき実行するものとしてもよい。このような態様であれば、ユーザは、コンピュータのモニタ上で印刷対象の画像、あるいは、印刷対象ではない画像の確認を行うことができる。
印刷装置100の外観図である。 印刷装置100の内部構成を示す説明図である。 印刷処理ルーチンのフローチャートである。 印刷枚数テーブルの一例を示す説明図である。 各表示モードの印刷確認画面を例示する説明図である。 操作パネル140の一部を拡大して表す説明図である。 自動選択処理の詳細を示すフローチャートである。 画像ファイルのデータ形式を示す説明図である。 画像を自動的に選択するアルゴリズムを概念的に示す説明図である。 各評価項目と評価基準と荷重との対応関係を定義した評価テーブルの例を示す説明図である。 ピントずれ・ブレ評価における評価結果と評価値との関係を定義した評価値テーブルの一例を示す説明図である。 図11の評価値テーブルをグラフ化した図である。 露出適正度評価における評価結果と評価値との関係を定義した評価値テーブルの一例を示す説明図である。 露出適正度の求め方の概念を示す説明図である。 顔の大きさ評価における評価結果と評価値との関係を定義した評価値テーブルの一例を示す説明図である。 図15の評価値テーブルをグラフ化した図である。 顔の位置評価における評価結果と評価値との関係を定義した評価値テーブルの一例を示す説明図である。 撮影位置評価における評価結果と評価値との関係を定義した評価値テーブルの一例を示す説明図である。 図18に示した評価値テーブルをグラフ化した図である。 自動選択処理の他のアルゴリズムを示すフローチャートである。
符号の説明
100...印刷装置
110...スキャナ
120...メモリカードスロット
130...USBインタフェース
140...操作パネル
150...液晶ディスプレイ
210...キャリッジ
211...インクヘッド
212...インクカートリッジ
220...キャリッジモータ
230...紙送りモータ
250...制御回路
251...CPU
252...ROM
253...メモリ
254...EEPROM
260...駆動ベルト
270...プラテン
280...摺動軸

Claims (11)

  1. 画像を表示可能な表示部を有する印刷装置であって、
    複数の画像データを入力する入力部と、
    前記入力した複数の画像データの中から所定のアルゴリズムに従って印刷対象とする画像を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された画像とともに該選択された画像が印刷対象である旨を表す第1の確認画面と、前記選択部により選択されなかった画像とともに該選択されなかった画像が印刷対象ではない旨を表す第2の確認画面と、を排他的に前記表示部に表示する確認画面表示部と、
    前記確認画面の表示後、前記選択された画像を印刷する印刷部と
    を備える印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記確認画面表示部は、前記選択部により選択された画像の数と前記選択部により選択されなかった画像の数とを比較して、前記第1の確認画面と前記第2の確認画面とのうち、表示する画像の数が少ない方の確認画面を表示する手段を備える
    印刷装置。
  3. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記確認画面表示部は、所定の操作に応じて、前記第1の確認画面および前記第2の確認画面の表示を切り換える手段を備える
    印刷装置。
  4. 請求項3に記載の印刷装置であって、
    前記確認画面表示部は、前記切り換え後の確認画面を次回の確認画面の表示形態として記憶する手段を備える
    印刷装置。
  5. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記確認画面表示部は、前記いずれかの確認画面を表示する際に、該確認画面に表示する画像とともに該表示された画像の印刷枚数を表示する手段を備える
    印刷装置。
  6. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記確認画面表示部による第1の確認画面または第2の確認画面の表示後、該確認画面に表示された画像について、所定の操作に応じて印刷対象とするか否かを再選択する再選択部を備える
    印刷装置。
  7. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記選択部は、前記所定のアルゴリズムとして、ユーザによって指定された画像選択モードに基づき、前記入力した複数の画像データの特徴について複数用意された評価項目毎に前記画像選択モードに応じた評価基準を適用して評価を行い、該評価の結果得られた評価値と、前記評価項目間の重み付けを表し、前記画像選択モードに応じて設定された荷重とを乗じて得られた値を加算して総合評価値を算出し、該総合評価値の大小に応じて画像の選択を行うアルゴリズムにより、前記印刷対象とする画像を選択する
    印刷装置。
  8. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記選択部は、前記所定のアルゴリズムとして、前記入力した画像データに含まれる印刷枚数情報に応じて画像の選択を行うアルゴリズムにより、前記印刷対象とする画像を選択する
    印刷装置。
  9. 画像を表示可能な表示部を有する印刷装置における印刷方法であって、
    複数の画像データを入力し、
    前記入力した複数の画像データの中から所定のアルゴリズムに従って印刷対象とする画像を選択し、
    前記選択された画像とともに該選択された画像が印刷対象である旨を表す第1の確認画面と、前記選択されなかった画像とともに該選択されなかった画像が印刷対象ではない旨を表す第2の確認画面と、を排他的に前記表示部に表示し、
    前記確認画面の表示後、前記選択された画像を印刷する
    印刷方法。
  10. 画像を表示可能な表示部を有するコンピュータが印刷を行うためのコンピュータプログラムであって、
    複数の画像データを入力する機能と、
    前記入力した複数の画像データの中から所定のアルゴリズムに従って印刷対象とする画像を選択する機能と、
    前記選択された画像とともに該選択された画像が印刷対象である旨を表す第1の確認画面と、前記選択されなかった画像とともに該選択されなかった画像が印刷対象ではない旨を表す第2の確認画面と、を排他的に前記表示部に表示する機能と、
    前記確認画面の表示後、前記選択された画像を印刷する機能と
    をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
  11. 請求項10に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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JP2008289074A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Noritsu Koki Co Ltd 撮影コマ画像処理装置とこれを組み込んだ写真処理システム

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